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特開2024-37262液体混合反応デバイス及び液体混合方法
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  • 特開-液体混合反応デバイス及び液体混合方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024037262
(43)【公開日】2024-03-19
(54)【発明の名称】液体混合反応デバイス及び液体混合方法
(51)【国際特許分類】
   B01F 33/3033 20220101AFI20240312BHJP
   B01F 35/71 20220101ALI20240312BHJP
   B01J 14/00 20060101ALI20240312BHJP
   B01J 19/00 20060101ALI20240312BHJP
   B01F 23/40 20220101ALI20240312BHJP
   B01F 35/50 20220101ALI20240312BHJP
   C12M 1/00 20060101ALI20240312BHJP
   B01F 101/23 20220101ALN20240312BHJP
【FI】
B01F33/3033
B01F35/71
B01J14/00 Z
B01J19/00 321
B01F23/40
B01F35/50
C12M1/00 A
B01F101:23
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022141969
(22)【出願日】2022-09-07
(71)【出願人】
【識別番号】519367935
【氏名又は名称】ピコテクバイオ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100205981
【弁理士】
【氏名又は名称】野口 大輔
(72)【発明者】
【氏名】山口 佳則
(72)【発明者】
【氏名】山中 啓一郎
【テーマコード(参考)】
4B029
4G035
4G036
4G037
4G075
【Fターム(参考)】
4B029AA09
4B029AA27
4B029GB01
4B029GB05
4B029HA05
4G035AB36
4G035AE13
4G035AE15
4G035AE17
4G036AC70
4G037AA02
4G037EA10
4G075AA15
4G075AA39
4G075BA10
4G075BB05
4G075BD03
4G075BD15
4G075CA02
4G075CA51
4G075DA02
4G075EA06
4G075EB50
4G075EC09
4G075FB11
4G075FC20
(57)【要約】
【課題】複数種類の溶液を別々の容器に入れておくことなく保管でき、かつ、それらの溶液を簡便に混合できるようにする。
【解決手段】容器と、前記容器の底部に収容された第1の水溶液と、前記容器内において前記第1の水溶液よりも上方に配置され、比重が水よりも小さく融点が常温よりも高い疎水性物質からなる少なくとも1層の隔離層と、を含み、前記隔離層の温度が前記疎水性物質の融点よりも低い温度であるときに前記少なくとも1層の隔離層の上に配置されて前記第1の水溶液から隔離されていた第2の水溶液が、前記隔離層の温度が前記疎水性物質の融点以上の温度になったときに前記第1の水溶液と混合されるように構成されている。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器と、
前記容器の底部に収容された第1の水溶液と、
前記容器内において前記第1の水溶液よりも上方に配置され、比重が水よりも小さく融点が常温よりも高い疎水性物質からなる少なくとも1層の隔離層と、を含み、
前記隔離層の温度が前記疎水性物質の融点よりも低い温度であるときに前記少なくとも1層の隔離層の上に配置されて前記第1の水溶液から隔離されていた第2の水溶液が、前記隔離層の温度が前記疎水性物質の融点以上の温度になったときに前記第1の水溶液と混合されるように構成されている、液体混合反応デバイス。
【請求項2】
前記少なくとも1層の隔離層は2層以上の隔離層を含んでおり、
前記2層以上の隔離層の各層の間に他の水溶液が配置されている、請求項1に記載の液体混合反応デバイス。
【請求項3】
前記2層以上の隔離層の各層を形成している疎水性物質の融点が互いに異なっている、請求項2に記載の液体混合反応デバイス。
【請求項4】
前記容器は、円筒状の主要部、及び前記主要部の下端面から下方へ突起し前記主要部の内径よりも小さい内径を有する極小部を備え、
前記第1の水溶液は前記極小部内に収容され、前記少なくとも1層の隔離層のうち最下層に位置する隔離層が前記極小部内の上端を封止するように配置されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の液体混合反応デバイス。
【請求項5】
容器の底部に第1の水溶液を配置し、比重が水よりも小さく融点が常温よりも高い疎水性物質からなる少なくとも1層の隔離層を前記容器内において前記第1の水溶液よりも上方に配置するステップと、
前記少なくとも1層の隔離層の温度を前記疎水性物質の融点よりも低い温度にし、前記少なくとも1層の隔離層の上に第2の水溶液を配置し、前記第1の水溶液と前記第2の水溶液とを前記少なくとも1層の隔離層によって互いに隔離するステップと、
前記疎水性物質の温度を融点以上に昇温させ、前記第1の水溶液と前記第2の水溶液とを互いに混合させるステップと、をその順に備えている液体混合方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体混合反応デバイス及び液体混合方法に関する。
【背景技術】
【0002】
複数種類の溶液を混合した状態で放置すると、それらの溶液中の物質同士が反応して変質してしまうことがある。また、複数種類の溶液を混合した状態で時間が経過すると、蛍光物質や酵素などの物質の活性が低下し、それらの物質の本来の機能が発揮されなくなることがある。このような問題は、溶液の絶対量が数μLなど少量である場合に顕著にみられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
複数種類の溶液を混合状態にして起こる上記の問題は、それら複数種類の溶液を別々の容器に入れておき、使用直前にそれらの溶液を共通の容器に入れて混合することによって防止することができる。しかし、使用直前に複数の容器に入れられた溶液を共通の容器に入れて混合する作業は煩雑であり、そのような工程を多数実行しなければならない場合には容器の取り違えなどの人為的ミスやコンタミネーションが生じる恐れもある。
【0004】
そこで、本発明は、複数種類の溶液を別々の容器に入れておくことなく保管でき、かつ、それらの溶液を簡便に混合できるようにすることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る液体処理デバイスは、容器と、前記容器の底部に収容された第1の水溶液と、前記容器内において前記第1の水溶液よりも上方に配置され、比重が水よりも小さく融点が常温よりも高い疎水性物質からなる少なくとも1層の隔離層と、を含み、前記隔離層の温度が前記疎水性物質の融点よりも低い温度であるときに前記少なくとも1層の隔離層の上に配置されて前記第1の水溶液から隔離されていた第2の水溶液が、前記隔離層の温度が前記疎水性物質の融点以上の温度になったときに前記第1の水溶液と混合されるように構成されている。
【0006】
すなわち、本発明に係る液体混合反応デバイスでは、容器の外部から熱を加えて隔離層を形成している疎水性物質を液化させることにより、隔離層の上に配置されていた第2の水溶液が、比重の違いによって疎水性物質を通過して第1の水溶液と接触することで混合される。
【0007】
本発明に係る液体処理方法は、容器の底部に第1の水溶液を配置し、比重が水よりも小さく融点が常温よりも高い疎水性物質からなる少なくとも1層の隔離層を前記容器内において前記第1の水溶液よりも上方に配置するステップと、前記少なくとも1層の隔離層の温度を前記疎水性物質の融点よりも低い温度にし、前記少なくとも1層の隔離層の上に第2の水溶液を配置し、前記第1の水溶液と前記第2の水溶液とを前記少なくとも1層の隔離層によって互いに隔離するステップと、前記疎水性物質の温度を融点以上に昇温させ、前記第1の水溶液と前記第2の水溶液とを互いに混合させるステップと、をその順に備えている。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る液体混合反応デバイスによれば、隔離層の温度が前記隔離層を形成している疎水性物質の融点よりも低い温度であるときに前記隔離層の上に配置されて第1の水溶液から隔離されていた第2の水溶液が、前記隔離層の温度が前記疎水性物質の融点以上の温度になったときに前記第1の水溶液と混合されるように構成されているので、第1の水溶液と第2の水溶液とを1つの容器内で混合しない状態で保管することができ、かつ、容器を加熱するだけで第1の水溶液と第2の水溶液を簡便に混合することができる。
【0009】
本発明に係る液体混合方法によれば、第1の水溶液と第2の水溶液とを隔離している隔離層を形成する疎水性物質を融点以上にまで昇温させることによって第1の水溶液と第2の水溶液とを混合するので、第1の水溶液と第2の水溶液とを1つの容器内で混合しない状態で保管することができ、かつ、容器を加熱するだけで第1の水溶液と第2の水溶液を簡便に混合することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】液体混合反応デバイスの一実施例を示す垂直断面図である。
図2】同実施例において隔離層の上に第2の水溶液を配置した状態を示す図である。
図3】同実施例において隔離層を液化させたときの第2の水溶液の動きを説明するための図である。
図4】同実施例において第1の水溶液と第2の水溶液とが混合された状態を示す図である。
図5】液体混合反応デバイスの他の実施例を示す垂直断面図である。
図6】液体混合方法の一実施例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら、本発明に係る液体混合反応デバイス及び液体処理方法の実施形態について説明する。
【0012】
まず、本発明に係る液体混合反応デバイスの実施形態について、図1図5を参照しながら説明する。
【0013】
図1示されているように、液体混合反応デバイス1は、容器100及びキャップ200を備えている。容器100は上面102が開口した容器であり、キャップ200が容器100の上部に装着されることによって容器100の上面102の開口が封止される。
【0014】
容器100は、上面102が開口した中空有底円筒状の主要部104と、主要部104の下面中央部から下方へ突起した極小部106と、を備えている。極小部106は主要部104よりも内径が小さく、内部の容量が5μL程度に設計されている。主要部104は、中段にフランジ部108を備え、上部外周面にネジ110が設けられている。フランジ部108は、この液体混合反応デバイス1を保持して姿勢を維持するためのものである。
【0015】
容器100の極小部106内に第1の水溶液112が収容されている。第1の水溶液112は、例えばPCR反応液である。容器100内の第1の水溶液112の上に隔離層114が配置されている。隔離層114は、極小部106の上端部を封止するように配置されている。隔離層114は、融点
が常温(25℃程度)よりも高く(例えば、50℃)、かつ、比重が水よりも小さい疎水性物質により形成されている。隔離層114を形成する疎水性物質としては、パラフィンワックス(例えば、山桂産業株式会社の製品)などを使用することができる。
【0016】
キャップ200の中段部に、キャップ200の外周面を囲うように下方へ延びるスカート部206が設けられている。スカート部206の内周面には、容器100のネジ110と螺合するネジ208が設けられている。容器100のネジ110とキャップ200のネジ208が互いに螺合することで、キャップ200が容器100に装着される。
【0017】
キャップ200の下部は、キャップ200が容器100に装着されたときに容器100内に挿入される。キャップ200の下端には、液体を保持するための窪みである液体保持部204が設けられており、キャップ200が容器100に装着されたときに液体保持部204に保持された液体が容器100内に配置された隔離層114に接するようになっている。キャップ200に保持される液体は、容器100の極小部106内に収容された第1の水溶液と混合すべき第2の水溶液である。第1の水溶液がPCR反応液である場合、第2の水溶液は、PCR溶液と混合されることで増幅反応するDNAを含むサンプルであってよい。
【0018】
図2に示されているように、第2の水溶液を先端に保持したキャップ200が容器100に装着されると、容器100の内部では、隔離層114の上に第2の水溶液116が配置された状態となる。隔離層114の温度が隔離層114を形成している疎水性物質の融点よりも低いときは隔離層114が固体であるため、第1の水溶液112と第2の水溶液116とが隔離層114によって互いに隔離された状態となる。したがって、液体処理デバイス1は、常温において、容器100内に第1の水溶液112と第2の水溶液16を収容しながら、それらの水溶液112及び116を互いに混合させずに保管することができる。
【0019】
図3に示されているように、容器100の下部をヒータブロック300に接触させるなどして加熱し、隔離層114の温度を隔離層114を形成している疎水性物質の融点以上に昇温させると、隔離層114を形成している疎水性物質が液体となり、疎水性物質よりも比重の大きい第2の水溶液116が隔離層114の下方へ沈み込み、第1の水溶液112と接する。第1の水溶液112と第2の水溶液116とは互いに溶媒が水であるため、図4に示されているように、第1の水溶液112と第2の水溶液116とが互いに混ざり合い、隔離層114の下方に第1の水溶液112と第2の水溶液116との混合液118が作成される。
【0020】
すなわち、液体処理デバイス1は、隔離層114の上方に第2の水溶液116を配置した状態で、隔離層114の温度を隔離層114を形成している疎水性物質の融点以上に昇温させるように容器100の外部から加熱するだけで、第1の水溶液112と第2の水溶液116とを簡便に混合することができる。
【0021】
なお、図5に示されているように、第1の水溶液112と第2の水溶液116との間に複数の隔離層が積層されていてもよい。図5の例では、第1の水溶液112の上に隔離層114、122、及び126が配置され、各隔離層114、122、及び126の間に水溶液120、及び124が配置されている。水溶液120、及び124は互いに異なる種類の液体である。各隔離層114、122、及び126は、すべて比重が水よりも小さい疎水性物質で形成されているが、それぞれの融点が互いに異なっていてもよい。
【0022】
隔離層114、122、及び126に関して、例えば、最下層に位置する隔離層114が60℃程度の融点をもつ疎水性物質で形成され、その上層に位置する隔離層122が50℃程度の融点をもつ疎水性物質で形成され、最上層に位置する隔離層126が40℃程度の融点をもつ疎水性物質で形成されていてもよい。このように、各隔離層114、122、及び126の融点を異ならせることで、容器100に対する加熱量をコントロールして隔離層126、隔離層122、隔離層114の順に液体化させることで、第2の水溶液116に対して最初に水溶液124を混合し、その後に水溶液120を混合し、最後に第1の水溶液112を混合することができる。
【0023】
上記のように、容器内において、融点が常温よりも高く、かつ、比重が水よりも小さい疎水性物質からなる隔離層を挟んで複数の水溶液を配置することで、常温では、複数の水溶液を互いに混合させることなく1つの容器内で保管することができる。そして、隔離層を形成している疎水性物質が液体になるように容器に対して外部から加熱することで、隔離層によって互いに隔離されていた複数の水溶液を互いに混合することができる。
【0024】
すなわち、本発明に係る液体混合方法の一実施例は、図6のフローチャートによって説明される。
【0025】
まず、容器(100)内に第1の水溶液(112)を入れ(ステップ101)、その上に少なくとも1層の隔離層(114;122;126)を配置する(ステップ102)。第1の水溶液(112)上に複数の隔離層(114;122;126)を配置する場合には、各隔離層(114;122;126)の間にそれぞれ水溶液(120;124)を配置することができる。そして、少なくとも1層の隔離層(114;122;126)の上に第2の水溶液116を配置する(ステップ103)。これにより、1つの容器(100)内において複数の水溶液(112;120;124;116)を互いに混合させない状態で保管することができる。
【0026】
次に、容器に対して外部から加熱して隔離層(114;122;126)を液化させると(ステップ104)、水溶液(112;120;124;116)と隔離層(114;122;126)を形成している疎水性物質との比重の違いにより、複数の水溶液(112;120;124;116)がすべて隔離層(114;122;126)を形成していた疎水性物質の下方へ移動し混合される(ステップ105)。
【0027】
なお、以上において説明した実施形態は本発明に係る液体混合反応デバイス及び液体混合方法の実施形態の例示に過ぎない。本発明に係る液体混合反応デバイス及び液体混合方法の実施形態は以下のとおりである。
【0028】
本発明に係る液体混合反応デバイスの一実施形態では、容器と、前記容器の底部に収容された第1の水溶液と、前記容器内において前記第1の水溶液よりも上方に配置され、比重が水よりも小さく融点が常温よりも高い疎水性物質からなる少なくとも1層の隔離層と、を含み、前記隔離層の温度が前記疎水性物質の融点よりも低い温度であるときに前記少なくとも1層の隔離層の上に配置されて前記第1の水溶液から隔離されていた第2の水溶液が、前記隔離層の温度が前記疎水性物質の融点以上の温度になったときに前記第1の水溶液と混合されるように構成されている。
【0029】
液体混合反応デバイスの上記一実施形態の第1態様では、前記少なくとも1層の隔離層は2層以上の隔離層を含んでおり、前記2層以上の隔離層の各層の間に他の水溶液が配置されている。
【0030】
上記第1態様において、前記2層以上の隔離層の各層を形成している疎水性物質の融点が互いに異なっている。
【0031】
液体混合反応デバイスの上記一実施形態の第2態様では、前記容器は、円筒状の主要部、及び前記主要部の下端面から下方へ突起し前記主要部の内径よりも小さい内径を有する極小部を備え、前記第1の水溶液は前記極小部内に収容され、前記少なくとも1層の隔離層のうち最下層に位置する隔離層が前記極小部内の上端を封止するように配置されている。
【0032】
本発明に係る液体混合方法の一実施形態では、容器の底部に第1の水溶液を配置し、比重が水よりも小さく融点が常温よりも高い疎水性物質からなる少なくとも1層の隔離層を前記容器内において前記第1の水溶液よりも上方に配置するステップと、前記少なくとも1層の隔離層の温度を前記疎水性物質の融点よりも低い温度にし、前記少なくとも1層の隔離層の上に第2の水溶液を配置し、前記第1の水溶液と前記第2の水溶液とを前記少なくとも1層の隔離層によって互いに隔離するステップと、前記疎水性物質の温度を融点以上に昇温させ、前記第1の水溶液と前記第2の水溶液とを互いに混合させるステップと、をその順に備えている。
【符号の説明】
【0033】
1 液体処理デバイス
100 容器
102 容器の上面
104 円筒部
106 極小部
108 フランジ部
110 ネジ
112 第1の水溶液
114,122,126 隔離層
116 第2の水溶液
118 混合液
120,124 水溶液
200 キャップ
202 突起
204 サンプル保持部
206 スカート部
208 ネジ
300 ヒータブロック
図1
図2
図3
図4
図5
図6