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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024037507
(43)【公開日】2024-03-19
(54)【発明の名称】発電装置
(51)【国際特許分類】
   H02J 7/35 20060101AFI20240312BHJP
   H02J 7/00 20060101ALI20240312BHJP
【FI】
H02J7/35 H
H02J7/00 301A
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022142413
(22)【出願日】2022-09-07
(71)【出願人】
【識別番号】392026693
【氏名又は名称】株式会社NTTドコモ
(71)【出願人】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100121980
【弁理士】
【氏名又は名称】沖山 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100128107
【弁理士】
【氏名又は名称】深石 賢治
(72)【発明者】
【氏名】横山 光一
(72)【発明者】
【氏名】王 偉忠
(72)【発明者】
【氏名】横溝 聡子
(72)【発明者】
【氏名】藤本 英俊
【テーマコード(参考)】
5G503
【Fターム(参考)】
5G503AA06
5G503BA01
5G503BB01
5G503FA01
(57)【要約】
【課題】室内での様々な形態で利用しやすい発電装置を提供する。
【解決手段】発電装置は、発電ユニットの縁部と充電ユニットの縁部とを互いに連結するヒンジ機構を備え、充電ユニットの厚みと発電ユニットの厚みとは互いに異なっており、充電ユニットは、ヒンジ機構の動作に応じて発電ユニットに向けて折り畳まれたときに、第1面に対面する第2面を含み、ヒンジ機構は、発電ユニットの第1面と充電ユニットの第2面とがフラットになる第1展開状態と、発電ユニットにおける第1面とは逆側の第3面と充電ユニットにおける第2面とは逆側の第4面とがフラットになる第2展開状態とに発電ユニットと充電ユニットとの位置関係を変更可能である。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1面に受光面が形成された矩形板状の発電ユニットと、
前記発電ユニットに電気的に接続可能な充電装置を収容する空間を有する矩形板状の充電ユニットと、
前記発電ユニットの縁部と前記充電ユニットの縁部とを互いに連結するヒンジ機構と、を備え、
前記充電ユニットの厚みと前記発電ユニットの厚みとは、互いに異なっており、
前記充電ユニットは、前記ヒンジ機構の動作に応じて前記発電ユニットに向けて折り畳まれたときに、前記第1面に対面する第2面を含み、
前記ヒンジ機構は、
前記発電ユニットの前記第1面と前記充電ユニットの前記第2面とがフラットになる第1展開状態と、前記発電ユニットにおける前記第1面とは逆側の第3面と前記充電ユニットにおける前記第2面とは逆側の第4面とがフラットになる第2展開状態とに前記発電ユニットと前記充電ユニットとの位置関係を変更可能である、発電装置。
【請求項2】
前記ヒンジ機構は、前記発電ユニットの縁部と前記充電ユニットの縁部とにそれぞれ回動可能に連結された中間部材を有している、請求項1に記載の発電装置。
【請求項3】
前記充電ユニットの厚みは、前記発電ユニットの厚みよりも大きい、請求項1に記載の発電装置。
【請求項4】
前記充電ユニットの厚みは、前記発電ユニットの厚みの2倍である、請求項3に記載の発電装置。
【請求項5】
前記充電ユニットの縁部は、前記第4面側よりも前記第2面側が面内方向に突出した張出縁部を含み、
前記ヒンジ機構は、前記張出縁部に接続されている、請求項1に記載の発電装置。
【請求項6】
前記張出縁部の厚みは、前記発電ユニットの厚みと同じである、請求項5に記載の発電装置。
【請求項7】
前記充電ユニットに設けられた前記充電装置を収容する前記空間は、前記充電ユニットの前記第4面の面内方向のうち、前記充電ユニットと前記発電ユニットとの接続方向に交差する方向に臨む前記充電装置の受入口を有し、
前記充電ユニットは、矩形を構成する4辺のうち前記受入口が臨む辺を構成する周縁の部分にストラップホールを有する、請求項1~6のいずれか一項に記載の発電装置。
【請求項8】
前記発電ユニットを前記第1面に直交する方向から見たときの外縁の形状は、前記充電ユニットを前記第2面に直交する方向から見たときの外縁の形状に一致する、請求項1に記載の発電装置。
【請求項9】
他の発電装置と接続可能な接続ポートと、
前記発電ユニットによって発電された電力を前記接続ポートに接続された前記他の発電装置に接続された他の充電装置に充電するか否かの切換えを行うスイッチと、をさらに備える、請求項1に記載の発電装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、発電装置に関する。
【背景技術】
【0002】
文献1は、発電装置として、ソーラー充電器を開示している。このソーラー充電器は、充電できる電池を内蔵している電池内蔵機器を上に載せて充電する充電台と、この充電台に蝶番を介して連結している太陽電池パネルとを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010-74894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、太陽電池パネルを有する発電装置が室内で利用される場合、特許文献1に開示される発電装置のように、部屋の窓を介して太陽電池パネルが屋外の太陽に臨むように配置される。しかしながら、太陽電池パネルは、太陽光のみならず室内の照明(室内光)によっても発電し得る。そこで、室内において、壁などへの吊り下げ形態での設置でも、床面など平坦面への載置でも、ユーザにとって利用しやすい発電装置が望まれる。
【0005】
本開示は、壁掛け、床面への載置など、室内での様々な形態で利用しやすい発電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一例の発電装置は、第1面に受光面が形成された矩形板状の発電ユニットと、発電ユニットに電気的に接続可能な充電装置を収容する空間を有する矩形板状の充電ユニットと、発電ユニットの縁部と充電ユニットの縁部とを互いに連結するヒンジ機構と、を備え、充電ユニットの厚みと発電ユニットの厚みとは互いに異なっており、充電ユニットは、ヒンジ機構の動作に応じて発電ユニットに向けて折り畳まれたときに、第1面に対面する第2面を含み、ヒンジ機構は、発電ユニットの第1面と充電ユニットの第2面とがフラットになる第1展開状態と、発電ユニットにおける第1面とは逆側の第3面と充電ユニットにおける第2面とは逆側の第4面とがフラットになる第2展開状態とに発電ユニットと充電ユニットとの位置関係を変更可能である。
【0007】
上記の発電装置は、例えば、第1展開状態で吊下げられて使用される。この場合、発電ユニットの第1面と充電ユニットの第2面とがフラットな状態であるため、発電装置が壁面などに吊下げられたとしても、室内の美観を損ねることが抑制される。また、充電ユニットの第2面が出っ張らないことにより、充電ユニットに他の物体が引っ掛かることが抑制される。また、発電装置は、例えば、第2展開状態で載置されて使用される。この場合、発電ユニットの第3面と充電ユニットの第4面とがフラットな状態であるため、発電装置をテーブルや床面のような平坦面に安定して載置することができる。このように、上記の発電装置は、吊下げ及び載置の2つの態様による使用が可能であり、室内での様々な形態でユーザにとって利用しやすくなっている。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、室内での様々な形態で利用しやすい発電装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、一例に係る発電装置を示す斜視図である。
図2図2は、一例に係る発電装置を示す斜視図である。
図3図3は、一例に係る発電装置を示す斜視図である。
図4図4は、一例に係る発電装置を示す斜視図である。
図5図5は、一例の発電装置を構成する充電ユニットの部分断面図である。
図6図6は、充電ユニットと発電ユニットとの接続部分を裏面側から見た一例の拡大図である。
図7図7は、一例のヒンジ機構を模式的に示す図である。
図8図8は、発電ユニット同士の接続部分を主面側から見た一例の拡大図である。
図9図9は、第1展開状態で使用される一例の発電装置を模式的に示す図である。
図10図10は、第2展開状態で使用される一例の発電装置を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面と共に一例の発電装置の形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。なお、説明においては、各図に示されたXYZ直交座標系を参照する場合がある。
【0011】
図1図4は、一例の発電装置を示す斜視図である。図1は、展開状態の発電装置1を主面側から見た状態を示す。図2は、展開状態の発電装置1を裏面側から見た状態を示す。図3は、展開状態と格納状態との間の状態(移行状態)にある発電装置1を示す。図4は、格納状態の発電装置1を示す斜視図である。発電装置1は、発電ユニット10と充電ユニット30とを含む。例えば、発電装置1は、複数の発電ユニット10を有してもよい。図示例の発電装置1は、1つの充電ユニット30と、3つの発電ユニット10とを有している。
【0012】
発電ユニット10は、板状の外観を呈しており、受光面である主面11a(第1面)と、主面11aとは逆側の面である裏面11b(第3面)と、を有する。図示例において、主面11a及び裏面11bに直交するZ方向から見たとき、発電ユニット10は、矩形状を呈していてよい。図示例の発電ユニット10は、Z方向から見て正方形状を呈している。発電ユニット10は、光電池13を有している。例えば、光電池13は、いわゆる色素増感太陽電池であってもよい。この光電池13は、各発電ユニット10の主面11aに設けられている。
【0013】
例えば、発電ユニット10は、収容部としてのハウジング15と、蓋部としてのハウジングカバー18とを有する。ハウジング15は、裏面11bを構成する板状の底壁部15aと、底壁部15aの周縁に形成され、側面を構成する周壁部15bとを有する。ハウジング15によって画成される内側空間内には、光電池13が配置されている。ハウジングカバー18は、ハウジング15の周壁部15bに固定されることにより、ハウジング15の内側空間を封止する。例えば、ハウジングカバー18は、ネジ等の締結部材によってハウジング15に固定され得る。ハウジングカバー18は、矩形枠状の枠状部18aと、枠状部18aの内側部分に設けられた透光板18bとを有している。例えば、透光板18bは、透明アクリル板であってもよい。ハウジング15内に配置された光電池13には、透光板18bを透過した外部からの光が入力され得る。
【0014】
充電ユニット30は、略板状の外観を呈しており、主面31a(第2面)と、主面31aとは逆側の面である裏面31b(第4面)と、を有する。図示例において、主面31a及び裏面31bに直交するZ方向から見たとき、充電ユニット30は、矩形状を呈している。充電ユニット30は、Z方向から見て、発電ユニット10と同形状且つ同サイズであってよく、図示例では正方形状を呈している。
【0015】
充電ユニット30は、収容部としてのハウジング35と、蓋部としてのハウジングカバー36とを有する。ハウジング35は、裏面31bを構成する底壁部33と、底壁部33の周縁に形成され、側面を構成する周壁部37とを有する。ハウジング35によって画成される内側空間内には、光電池13に接続される制御基板(図示省略)が配置されている。ハウジングカバー36は、ハウジング35の周壁部37に固定されることにより、ハウジング35の内側空間を封止する。ハウジングカバー36は、主面31aを構成するように、平坦な表面を有している。
【0016】
ハウジング35の裏面31bには、凸状領域39が設けられている。凸状領域39は、Z方向から見て、充電ユニット30の外縁よりも一回り小さな矩形状を呈している。Z方向から見て、一例の凸状領域39の外縁は、充電ユニット30の外縁のうち発電ユニット10に接続する辺35Aと辺35Aに接続する辺35B及び辺35Cからそれぞれ内側にオフセットしており、辺35Aに対向する辺35Dと重複している。例えば、凸状領域39の外縁は、辺35A、辺35B及び辺35Cから発電ユニット10の厚さと同程度の長さだけ内側にオフセットしていてもよい。
【0017】
ハウジング35の裏面31bに凸状領域39が形成されることにより、充電ユニット30には、張出縁部42が形成される。張出縁部42は、充電ユニット30において凸状領域39よりも主面の面内方向(平面方向)に沿って外方に突出した部分である。一例において、充電ユニット30の辺35A、辺35B及び辺35Cは、張出縁部42によって構成されている。
【0018】
充電ユニット30の厚みは、発電ユニット10の厚みよりも大きい。図示例における充電ユニット30の厚みは、発電ユニット10の厚みの約2倍程度であってよい。この場合、張出縁部42の厚みは、発電ユニット10の厚みと同じであってよい。すなわち、凸状領域39の厚みも発電ユニット10の厚みと同程度であってよい。
【0019】
充電ユニット30は、発電ユニット10に電気的に接続可能な充電装置100を収容するためのポケット(空間)45を有する。一例の充電装置100は、充電ユニット30に対して着脱自在となっている。充電装置100は、充電ユニット30の厚みよりも小さい厚みをもつ矩形板状の筐体101を有している。一例において、充電装置100の厚みは、凸状領域39の厚みよりも僅かに厚くなっている
【0020】
筐体101内には、蓄電モジュール、制御基板等が収容されている。図示例の充電装置100は、いわゆるモバイルバッテリであり、短辺側の周縁100aに外部接続端子105が設けられている。充電装置100は、外部接続端子105に接続された充電ケーブル49を介して電圧が印加されることにより充電される。また、充電装置100の短辺側の周縁100aには、スマートフォン等の外部機器に接続するための出力ケーブル107も設けられている。図示例では、出力ケーブル107の先端に設けられた端子部分107aの先端が筐体101に収容されている。充電装置100は、出力ケーブル107を介して接続された外部機器に電力を供給し得る。
【0021】
一例において、充電装置100を収容するポケット45は、充電ユニット30の裏面31bに形成された凹状部分である。このポケット45は、ハウジング35の凸状領域39に形成されている。例えば、ポケット45は、凸状領域39の側面39aの一部を基端として凸状領域39を矩形状に切り欠いた形状を有している。ポケット45は、張出縁部42の背面に沿って延在する底面45aと、凸状領域の側面に接続された内側面とを有する。なお、図示例では、充電装置100の厚みが凸状領域39の厚みよりも大きく形成されている。そのため、凸状領域39に形成されたポケット45の底面45aが張出縁部42の背面に沿うように、張出縁部42の背面にはポケット45の底面45aと面一な面を有する凹部42aが形成されている。
【0022】
ポケット45の内側面は、互いに対面する第1内側面45b及び第2内側面45cと、第1内側面45b及び第2内側面45cとを接続する第3内側面45dとによって構成される。ポケット45において、第3内側面45dと逆側の縁部は、充電装置の受入口45eであり、張出縁部42に向けて開口している。
【0023】
底面45a及び内側面によって画成されるポケット45の収容空間は、充電装置100の外形に一致していてよい。図5は、一例の発電装置を構成する充電ユニットの部分断面図である。一例の充電装置100の外縁は、外向きに凸となる円弧状を呈している。そのため、ポケット45の第1内側面45b及び第2内側面45cは充電装置100の外縁に対応するように円弧状を呈していてよい。なお、図示例の第2内側面45cには、充電装置100に接続される充電ケーブル49が配置される溝46が形成されている。充電ケーブル49の先端には、充電装置100に接続するための端子(コネクタ)49aが設けられている。充電ケーブル49の基端は、第2内側面45cのX方向の中央においてハウジング35の内側に挿通されており、充電ユニット30に内蔵された制御基板に接続されている。例えば、充電ケーブル49に接続された充電装置100が受入口45eから第3内側面45dに向けてポケット45内にスライドされることにより、充電装置100はポケット45に収容される。充電装置100がポケット45に収容された状態において、充電装置100の側面100cは裏面31bと面一になっている。
【0024】
充電ユニット30の外縁において辺35Dを構成する周壁部37には、接続ポートと、スイッチ37aとが設けられている。一例において、接続ポートは、出力ポート37b及び入力ポート37cを有する。出力ポート37bは、他の充電ユニット30に設けられた入力ポート37cと電気的に接続するための端子である。入力ポート7cは、他の発電装置1の充電ユニット30に設けられた出力ポート37bと電気的に接続するための端子である。例えば、入力ポート37cと出力ポート37bとは、DCケーブル等によって接続され得る。スイッチ37a、出力ポート37b及び入力ポート37cは、充電ユニット30に収容された制御基板に電気的に接続されていてよい。
【0025】
スイッチ37aは、発電ユニット10によって発電された電力を接続ポートに接続された他の発電装置1に接続された他の充電装置100に充電するか否かの切換えを行う。また、スイッチ37aは、他の発電装置1の発電ユニット10によって発電された電力をスイッチ37aが属する発電装置1に接続された充電装置100に充電するか否かの切換えを行う。一例のスイッチ37aは、スライド式の操作部を有しており、操作部を第1位置と第2位置とに切り換えることが可能となっている。操作部が第1位置にある場合、発電装置1は、当該発電装置1の発電ユニット10によって発電された電力を出力ポート37bに接続された他の発電装置1に出力する。
【0026】
操作部が第2位置にある場合、発電装置1は、当該発電装置1の発電ユニット10によって発電された電力を当該発電装置1の充電ユニット30に接続された充電装置100に充電する。また、操作部が第2位置にある場合において、発電装置1の入力ポート37cが他の発電装置1の出力ポート37bに接続されているときには、入力ポート37cに接続された他の発電装置1から入力される電力を充電装置100に充電する。
【0027】
図1の例では、辺35Dを構成する周壁部37を正面から見て、右端に出力ポート37bを有し、左端に入力ポート37cを有する。スイッチ37aは、入力ポート37cと出力ポート37bとの間に配置されている。この場合、スイッチ37aを右側(第1位置)にスライドさせると、出力ポート37bに電気的に接続された他の充電装置100に電力が供給され、スイッチ37aを左側(第2位置)にスライドさせると、入力ポート37cから供給される電力及び発電ユニット10から供給される電力が当該発電装置1の充電装置100に充電される。
【0028】
隣り合う充電ユニット30と発電ユニット10とは、ヒンジ機構50によって互いに連結されている。また、隣り合う発電ユニット10同士もヒンジ機構50によって互いに接続されている。図示例の発電装置は、一つの充電ユニット30と3つの発電ユニット10(第1発電ユニット10A、第2発電ユニット10B、第3発電ユニット10C)とによって構成されており、充電ユニット30が端になるように接続方向に沿って一列に並んでいる。ヒンジ機構50は、充電ユニット30と第1発電ユニット10Aとの間、第1発電ユニット10Aと第2発電ユニット10Bとの間、第2発電ユニット10Bと第3発電ユニット10Cとの間に、それぞれ設けられている。
【0029】
充電ユニット30と発電ユニット10との接続について説明する。図6は、充電ユニットと発電ユニットとの接続部分を裏面側から見た一例の拡大図である。図7は、充電ユニットと発電ユニットとの接続部分を模式的に示す断面図であり、中間部材のみを実線で示し、充電ユニット及び発電ユニットを破線で示している。図7の(a)は、充電ユニットの裏面と発電ユニットの裏面とがフラットな状態を示す。この状態では、中間部材の接続方向がZ方向に沿っている。図7の(b)は、充電ユニットの主面と発電ユニットの主面とがフラットな状態を示す。この状態では、中間部材の接続方向がY方向に沿っている。図7の(c)は、充電ユニットの主面と発電ユニットの主面とが対面する状態を示す。この状態では、中間部材の接続方向がZ方向に沿っている。
【0030】
ヒンジ機構50は、支持軸51と中間部材55とを備える。中間部材55は、発電ユニット10の縁部と充電ユニット30の縁部とにそれぞれ支持軸51によって回動可能に連結されている。中間部材55を介して充電ユニット30と発電ユニット10とが接続されることにより、充電ユニット30に対する発電ユニット10の相対的な位置を変更することができる。支持軸51は、中間部材55と充電ユニット30又は発電ユニット10とを接続するための部材である。例えば支持軸51は、円筒状を呈している。中間部材55は、充電ユニット30及び発電ユニット10の接続端の延在方向(X方向)を長手方向とする板状体であってよい。例えば、中間部材55の長手方向の長さは、充電ユニット30及び発電ユニット10の接続端の長さよりも短い。また、中間部材55の短手方向の長さは、例えば、発電ユニット10の厚みの2倍の長さであってよく、充電ユニット30の厚みと同じ長さであってよい。中間部材55の短手方向は、図6に示す状態においてY方向であってよい。一例の中間部材55では、長手方向に沿った角部が面取りされている。中間部材55において、長手方向に互いに対向する一対の側面55aのそれぞれには、支持軸51を取付けるための2つの孔部55bが設けられている。側面55aに設けられた2つの孔部55bは、短手方向に沿って離間して並んでいる。一例において、孔部55bの中心同士の距離は、発電ユニット10の厚さと同じであってもよい。
【0031】
充電ユニット30の接続端である辺Aの張出縁部42は、延在方向の両端にそれぞれ突出片43を有している。突出片43は、接続端からY方向に沿って発電ユニット10の厚みと同じ長さ突出している。一対の突出片は、互いに対面する内側面43aを有する。突出片43の内側面43aには、ヒンジ機構50の支持軸を取付けるための孔部43bが設けられている。
【0032】
発電ユニット10の接続端は、延在方向の両端にそれぞれ突出片12を有している。突出片12は、接続端からY方向に沿って発電ユニット10の厚みと同じ長さ突出している。一対の突出片12は、互いに対面する内側面12aを有する。突出片12の内側面12aには、ヒンジ機構50の支持軸51を取付けるための孔部12bが設けられている。
【0033】
中間部材55は、発電ユニット10における一対の内側面12a同士の間と充電ユニット30における一対の内側面43a同士の間とに跨がって配置されている。中間部材55の一方の孔部55bと突出片43の孔部43bとに支持軸51が配置され、中間部材55の他方の孔部55bと突出片12の孔部12bとに支持軸51が配置されることにより、発電ユニット10と充電ユニット30とが接続される。接続された発電ユニット10と充電ユニット30とは、自重によって支持軸51を中心に回動可能となっている。すなわち、中間部材55と支持軸51との間、又は、支持軸51と突出片12,43との間の摩擦は、重力の影響に抗して発電ユニット10と充電ユニット30との間の角度を保持するほど大きくない。なお、発電ユニット10の光電池13は、筒状の支持軸51内に挿通される電線を介して充電ユニット30の制御基板に電気的に接続されてもよい。
【0034】
発電ユニット10同士の連結について説明する。図8は、発電ユニット同士の接続部分を主面側から見た一例の拡大図である。中間部材55は、一方の発電ユニット10における一対の内側面12a同士の間と他方の発電ユニット10における一対の内側面12a同士の間とに跨がって配置されている。中間部材55の孔部55bと突出片12の孔部12bとが支持軸51を介して接続されることにより、発電ユニット10同士が接続される。接続された発電ユニット10同士は、自重によって支持軸51を中心に回動可能となっている。すなわち、中間部材55と支持軸51との間、又は、支持軸51と突出片12との間の摩擦は、重力の影響に抗して発電ユニット10同士の角度を保持するほど大きくない。なお、互いに接続された発電ユニット10同士において、それぞれに設けられた光電池13同士は、筒状の支持軸51内に挿通される電線によって電気的に接続される。図示例の3つの発電ユニット10は、電気的に直列に接続されていてよい。
【0035】
なお、一例の発電装置1は、床、テーブル等に載置する使用態様と、壁等に掛ける使用態様とが想定されている。そこで、発電装置1は、壁等に設けられたフック状部分に引っかけるためのストラップ等を接続可能なストラップホールを有する。図2に示すように、発電装置は、第1のストラップホール3aと、第2のストラップホール3bとを有している。
【0036】
第1のストラップホール3aは、第3発電ユニット10Cにおける第2発電ユニット10Bとの接続端とは逆側の端縁に設けられている。また、第2のストラップホール3bは、充電ユニット30、第1発電ユニット10A、第2発電ユニット10B及び第3発電ユニット10Cにおける接続方向に沿った周縁に設けられている。図示例では、第2のストラップホール3bは、ポケット45の受入口45eが臨んでいる周縁(端縁)に設けられている。
【0037】
上述のようにヒンジ機構50によって接続された充電ユニット30と3つの発電ユニット10とは、折畳み状態と展開状態とに状態を変更することができる。折畳み状態では、充電ユニット30の主面31aと第1発電ユニット10Aの主面11aとが対面した状態で重なり、第2発電ユニット10Bの主面11aと第3発電ユニット10Cの主面11aとが対面した状態で重なり、第1発電ユニット10Aの裏面11bと第2発電ユニット10Bの裏面11bとが対面した状態で重なる。
【0038】
なお、図示例では、充電ユニット30の主面31aと第1発電ユニット10Aの主面11aとの間、第2発電ユニット10Bの主面11aと第3発電ユニット10Cの主面11aとの間、及び、第1発電ユニット10Aの裏面11bと第2発電ユニット10Bの裏面11bとの間にそれぞれクッション材9が配置されていてよい。例えば、クッション材9は、略円柱状をなす弾性体であってもよい。クッション材9は、折畳み状態において、互いに対面する面同士の接触を抑制する。図1及び図2に示すように、一例において、クッション材9は、第1発電ユニット10Aの主面11a、第3発電ユニット10Cの主面11a、及び、第2発電ユニット10Bの裏面11bに貼着されていてもよい。第1発電ユニット10Aのクッション材9は、充電ユニット30から遠い端縁においてX方向の両端に配置されている。第3発電ユニット10Cのクッション材9は、第2発電ユニット10Bから遠い端縁においてX方向の両端に配置されている。第2発電ユニット10Bのクッション材9は、第1発電ユニット10Aから遠い端縁においてX方向の両端に配置されている。
【0039】
展開状態は、充電ユニット30、第1発電ユニット10A、第2発電ユニット10B及び第3発電ユニット10Cのそれぞれの主面が、共通する方向に対して直交している状態であり、充電ユニット30、第1発電ユニット10A、第2発電ユニット10B及び第3発電ユニット10Cが一方向に並んでいる状態である。本開示において、展開状態は、第1展開状態と第2展開状態とを含む。
【0040】
図9は、第1展開状態で使用される一例の発電装置を模式的に示す図である。、図10は、第2展開状態で使用される一例の発電装置を模式的に示す図である。第1展開状態は、第1発電ユニット10Aの主面11aと充電ユニット30の主面31aとがフラットになる状態である。例えば、発電装置1は、ストラップホールを利用して壁W等に掛けられたときに第1展開状態になり得る。すなわち、発電装置1は、第1のストラップホール3aがフック状部分Hに掛けられたときに、接続方向が上下方向に沿った状態で第1展開状態となる。また、発電装置1は、第2のストラップホール3bが対応する複数のフック状部分に掛けられたときに、接続方向が左右方向に沿った状態で第1展開状態となる。
【0041】
一例の第1展開状態では、充電ユニット30の主面31aと、第1発電ユニット10Aの主面11aと、第2発電ユニット10Bの主面11aと、第3発電ユニット10Cの主面11aとの間に段差が生じていない。なお、これらの主面は、ヒンジ機構50の中間部材55における側面との間でも段差を生じない。なお、第1展開状態では、第1発電ユニット10Aの裏面11bと、第2発電ユニット10Bの裏面11bと、第3発電ユニット10Cの裏面11bとの間においても段差が生じていないが、充電ユニット30の裏面31bと第1発電ユニット10Aの裏面11bとの間に段差が生じることになる。
【0042】
第2展開状態は、第1発電ユニット10Aの裏面11bと充電ユニット30の裏面31bとがフラットになる状態である。例えば、発電装置1は、テーブル、床等の平坦面Sに主面を上向きにして載置されたときに第2展開状態になり得る。
【0043】
一例の第2展開状態では、充電ユニット30の裏面31bと、第1発電ユニット10Aの裏面11bと、第2発電ユニット10Bの裏面11bと、第3発電ユニット10Cの裏面11bとの間に段差が生じていない。なお、第1発電ユニット10Aの裏面11bと、第2発電ユニット10Bの裏面11b及と、第3発電ユニット10Cの裏面11bと、ヒンジ機構50の中間部材55における側面との間でも段差を生じない。なお、第2展開状態では、第1発電ユニット10Aの主面11aと、第2発電ユニット10Bの主面11aと、第3発電ユニット10Cの主面11aとの間においても段差が生じていないが、充電ユニット30の主面31aと第1発電ユニット10Aの主面11aとの間には、段差が生じることになる。
【0044】
以上、説明したように、一例の発電装置1は、主面11a(第1面)に受光面が形成された矩形板状の発電ユニット10と、発電ユニット10に電気的に接続可能な充電装置100を収容するポケット45(空間)を有する矩形板状の充電ユニット30と、発電ユニット10の縁部と充電ユニット30の縁部とを互いに連結するヒンジ機構50と、を備える。充電ユニット30の厚みと発電ユニット10の厚みとは互いに異なっている。充電ユニット30は、ヒンジ機構50の動作に応じて発電ユニット10に向けて折り畳まれたときに、主面11aに対面する主面31a(第2面)を含む。ヒンジ機構50は、発電ユニット10の主面11aと充電ユニット30の主面31aとがフラットになる第1展開状態と、発電ユニット10における裏面11b(第3面)と充電ユニット30における裏面31b(第4面)とがフラットになる第2展開状態とに発電ユニット10と充電ユニット30との位置関係を変更可能である。
【0045】
上記の発電装置1は、例えば、壁やカーテンレールなどに吊下げられることにより、発電効率が高いと考えられる室内照明に近い位置に第1展開状態で配置されて使用される。この場合、発電ユニット10の主面11aと充電ユニット30の主面31aとがフラットな状態であるため、発電装置1が壁面などに吊下げられたとしても、室内の美観を損ねることが抑制される。また、第1のストラップホール3aを利用した場合、発電ユニット10の下方に位置する充電ユニット30が発電ユニット10よりも出っ張らないことにより、充電ユニット30に他の物体が引っ掛かることが抑制される。また、発電装置1は、例えば、室内照明の下方において第2展開状態で載置されて使用される。この場合、発電ユニット10の裏面11bと充電ユニット30の裏面31bとがフラットな状態であるため、発電装置1をテーブルや床面のような平坦面に安定して載置することができる。このように、上記の発電装置1では、第1展開状態と第2展開状態との2種類の展開状態をとることができるため、ストレスなく吊下げ及び載置の2つの態様による使用が可能であり、室内で利用しやすくなっている。
【0046】
ヒンジ機構50は、発電ユニット10の縁部と充電ユニット30の縁部とにそれぞれ支持軸51によって回動可能に連結された中間部材55を有している。このような構成により、発電ユニット10の主面11aと充電ユニット30の主面31aとは、中間部材55のサイズに応じて高さ位置を変更することができる。すなわち、主面11aと主面31aとは、互いにフラットな状態から、発電ユニット10に支持された支持軸51の軸心と充電ユニット30に支持された支持軸51の軸心との間の距離の範囲において、平行移動することができる。
【0047】
一例の充電ユニット30の厚みは、発電ユニット10の厚みよりも大きくてよい。この構成では、例えば、発電ユニット10の厚みよりも大きい充電装置を収容するポケット45を充電ユニット30に設けることができる。
【0048】
一例の充電ユニット30の厚みは、発電ユニット10の厚みの2倍であってよい。この構成では、充電ユニット30と発電ユニット10との間を接続するヒンジ機構、発電ユニット10同士を接続するヒンジ機構とを共通化しやすい。
【0049】
一例の充電ユニット30の縁部は、裏面31b側よりも主面31a側が面内方向に突出した張出縁部42を含み、ヒンジ機構50は、張出縁部42に接続されていてよい。この構成では、第2展開状態において、張出縁部42の下側に発電ユニット10の端縁を配置することができ、意匠性の向上が気体される。
【0050】
一例の張出縁部42の厚みは、発電ユニット10の厚みと同じであってよい。この構成では、充電ユニット30と発電ユニット10との間を接続するヒンジ機構、発電ユニット10同士を接続するヒンジ機構とを共通化しやすい。
【0051】
一例において、充電ユニット30に設けられた充電装置100を収容するポケット45は、充電ユニット30の裏面31bの面内方向のうち、充電ユニット30と発電ユニット10との接続方向に交差する方向に臨む受入口45eを有し、充電ユニット30は、矩形を構成する4辺のうち受入口45eが臨む辺を構成する周縁の部分に第2のストラップホール3bを有していてよい。この構成では、第2のストラップホール3bが利用されて発電装置1が壁等に掛けられたときに、受入口45eが上側を向くことになり、ポケット45から充電装置100が脱落することが抑制される。
【0052】
なお、一例では、第3発電ユニット10Cは、第2発電ユニット10Bとの接続端とは逆の端縁に第1のストラップホール3aを有している。この構成では、第1のストラップホール3aが利用されて発電装置1が壁等に掛けられたときに、受入口45eが横向きになり、ポケット45から充電装置100が脱落することが抑制される。
【0053】
一例において、発電ユニット10を主面11aに直交する方向から見たときの外縁の形状は、充電ユニット30を主面31aに直交する方向から見たときの外縁の形状に一致する。この構成では、発電装置1を折り畳んだ状態のときに、平面視において発電ユニット10と充電ユニット30とが重なり合うため、意匠性の向上が期待できる。
【0054】
発電装置1は、他の発電装置1と接続可能な接続ポート(出力ポート37b、入力ポート37c)と、発電ユニット10によって発電された電力を接続ポートに接続された他の発電装置1に接続された他の充電装置100に充電するか否かの切換えを行うスイッチ37aと、を備える。この構成では、複数の発電装置1を互いに接続して、いずれかの発電装置1に接続された充電装置100のみに充電をすることができる。
【0055】
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
【0056】
例えば、1つの充電ユニットと、3つの発電ユニットを有する発電装置を例示したが、発電装置のユニット構成は、上記に限定されない。例えば、発電ユニットの数は2以下であってもよいし、4以上であってもよい。なお、1つの充電ユニットに対して、奇数個の発電ユニットが並設されている構成では、隣り合うユニットの主面同士が重ね合わさるように折り畳むことができる。すなわち、折畳み状態において主面が露出することを防止できる。
【0057】
また、充電ユニットの平面形状と発電ユニットの平面形状とが一致する発電装置を例示したが、充電ユニットの平面形状と発電ユニットの平面形状とは互いに異なっていてもよい。
【0058】
また、充電ユニットの厚みが発電ユニットの厚みの約2倍程度である発電装置を例示したが、充電ユニットと発電ユニットとの厚みの関係はこれに限定されない。充電ユニットの厚みと発電ユニットの厚みとは互いに異なっていればよく、充電ユニットの厚みが発電ユニットの厚みよりも大きくてもよいし、発電ユニットの厚みが充電ユニットの厚みよりも大きくてもよい。また、発電ユニットに対する充電ユニットの厚みの倍率、又は、充電ユニットに対する発電ユニットの厚みの倍率は、約2倍程度に限定されず、2倍未満であってもよいし、2倍よりも大きくてもよい。
【0059】
本開示の形態は以下のように示され得る。
[1] 第1面に受光面が形成された矩形板状の発電ユニットと、
前記発電ユニットに電気的に接続可能な充電装置を収容する空間を有する矩形板状の充電ユニットと、
前記発電ユニットの縁部と前記充電ユニットの縁部とを互いに連結するヒンジ機構と、を備え、
前記充電ユニットの厚みと前記発電ユニットの厚みとは、互いに異なっており、
前記充電ユニットは、前記ヒンジ機構の動作に応じて前記発電ユニットに向けて折り畳まれたときに、前記第1面に対面する第2面を含み、
前記ヒンジ機構は、
前記発電ユニットの前記第1面と前記充電ユニットの前記第2面とがフラットになる第1展開状態と、前記発電ユニットにおける前記第1面とは逆側の第3面と前記充電ユニットにおける前記第2面とは逆側の第4面とがフラットになる第2展開状態とに前記発電ユニットと前記充電ユニットとの位置関係を変更可能である、発電装置。
[2] 前記ヒンジ機構は、前記発電ユニットの縁部と前記充電ユニットの縁部とにそれぞれ回動可能に連結された中間部材を有している、[1]に記載の発電装置。
[3] 前記充電ユニットの厚みは、前記発電ユニットの厚みよりも大きい、[1]又は[2]に記載の発電装置。
[4] 前記充電ユニットの厚みは、前記発電ユニットの厚みの2倍である、[1]~[3]のいずれかに記載の発電装置。
[5] 前記充電ユニットの縁部は、前記第4面側よりも前記第2面側が面内方向に突出した張出縁部を含み、
前記ヒンジ機構は、前記張出縁部に接続されている、[1]~[4]のいずれかに記載の発電装置。
[6] 前記張出縁部の厚みは、前記発電ユニットの厚みと同じである、[5]に記載の発電装置。
[7] 前記充電ユニットに設けられた前記充電装置を収容する前記空間は、前記充電ユニットの前記第4面の面内方向のうち、前記充電ユニットと前記発電ユニットとの接続方向に交差する方向に臨む前記充電装置の受入口を有し、
前記充電ユニットは、矩形を構成する4辺のうち前記受入口が臨む辺を構成する周縁の部分にストラップホールを有する、[1]~[6]のいずれかに記載の発電装置。
[8] 前記発電ユニットを前記第1面に直交する方向から見たときの外縁の形状は、前記充電ユニットを前記第2面に直交する方向から見たときの外縁の形状に一致する、[1]~[7]のいずれかに記載の発電装置。
[9] 他の発電装置と接続可能な接続ポートと、
前記発電ユニットによって発電された電力を前記接続ポートに接続された前記他の発電装置に接続された他の充電装置に充電するか否かの切換えを行うスイッチと、をさらに備える、[1]~[8]のいずれかに記載の発電装置。
【符号の説明】
【0060】
1…発電装置、10…発電ユニット、11a…主面(第1面)、11b…裏面(第3面)、30…充電ユニット、31a…主面(第2面)、31b…裏面(第4面)、50…ヒンジ機構。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10