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▶ 中松 義郎の特許一覧

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  • 特開-無塩美味しょうゆ 図1
  • 特開-無塩美味しょうゆ 図2
  • 特開-無塩美味しょうゆ 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024037631
(43)【公開日】2024-03-19
(54)【発明の名称】無塩美味しょうゆ
(51)【国際特許分類】
   A23L 27/50 20160101AFI20240312BHJP
【FI】
A23L27/50 A
A23L27/50 104Z
A23L27/50 102
A23L27/50 101A
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022142594
(22)【出願日】2022-09-07
(71)【出願人】
【識別番号】000211569
【氏名又は名称】中松 義郎
(72)【発明者】
【氏名】中松 義郎
【テーマコード(参考)】
4B039
【Fターム(参考)】
4B039LB02
4B039LC06
4B039LG34
4B039LG50
4B039LP30
4B039LQ02
4B039LR30
(57)【要約】
【課題】今迄無塩のしょうゆはなかった。造ったとしても味が悪かった。
【解決手段】2段仕込みとし、酢とだしを加える。
【選択図】図2

【特許請求の範囲】
【請求項1】
塩を使用せず酢やスピラントール等塩の代わりになるものを使用ししょうゆの製法を二段繰返し、更にうまみ成分を加えて製造する事を特徴とするしょうゆ。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
新しいしょうゆの製造。
【背景技術】
【0002】
公知のものは減塩しょうゆはあったが無塩しょうゆはなかった。そして無塩とすると味が悪くなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
無塩しょうゆを造る方法が無い。造れたとしても塩がないので味が悪かった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
酢を使用し二段仕込み行いうまみ成分を追加する。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、塩分が無く健康的で且つ味が良い、理想的なしょうゆを造られる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】は公知のしょうゆの製造プロセス。
図2】は本発明しょうゆの製造プロセスの第1の実施形態。
図3】は本発明しょうゆの製造プロセスの第2の実施形態。
【発明を実施するための形態】
【0007】
公知の製造プロセスについて図1を用いて説明する。
まず、図1において、大豆1に散水し、工程4で加圧蒸煮する。小麦2は工程5で熱風で炒ってから放冷し砕く。
割砕小麦と蒸煮大豆を工程7で混合し、種麹6も混合し、工程9で3日間かけてこうじをつくる。
塩3を工程8にて水にとかして食塩水をつくり、こうじと食塩水を混ぜ合わせて“諸味”をつくり、この“諸味”の麹菌・酵母・乳酸菌が働いて発酵・熟成する。
熟成した諸味は工程11で布につつんで搾り、“なましょうゆ12”となる。
“なましょうゆ12”を工程34で火入れ殺菌し、工程38で清澄、検査した後、容器に充填ししょうゆの製品39が出来る。
【0008】
[本発明第1実施形態]
本発明は図2に示す如きものである。塩を使用せず酢を使用する。そして“2段仕込みなましょうゆ”を用いる。そして、うまみ成分(例えばだし)を付加して味を整える。
図2において製造工程を詳しく説明する。
図1の塩3の代わりに酢35を用いしぼる11からもう一度火入れ34に戻る。そして、だし36を加える。
それに工程38で検査した後、容器に充填し無塩しょうゆの製品41が出来る。
【0009】
[本発明第2実施形態]
本発明の実施形態2について説明する。前記実施形態1の酢又はだしの代わりにスピラントールを加えて塩味を増強する。
スピラントールはハーブの一種であるキク科植物オランダセンニチ(Spilanthes acmella Linn.別名ハトウガラシ)の主要成分であり、塩味の増強効果がある。
【0010】
前記のほか種々の変形や同様の効果の技術の入れ替えがあるが之等はすべて本発明に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0011】
幅広いしょうゆ産業において産業上の効果が大である。
【符号の説明】
【0012】
1 大豆
2 小麦
3 塩
4 蒸す
5 炒る砕く
6 種麹
7 まぜる
8 水にとかして食塩水に
9 麹をつくる
10 諸味ができる
11 しぼる
12 なましょうゆ
30 諸味ができる
31 しぼる
34 火入れ
35 酢
36 だし
37 まぜる
38 検査する
39,40,41 ボトルなどへつめる

図1
図2
図3