(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024037645
(43)【公開日】2024-03-19
(54)【発明の名称】北勝ハーブミックス
(51)【国際特許分類】
A23K 50/00 20160101AFI20240312BHJP
【FI】
A23K50/00
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022161262
(22)【出願日】2022-09-07
(71)【出願人】
【識別番号】322008553
【氏名又は名称】北勝商事株式会社
(72)【発明者】
【氏名】▲吉▼田 勝紀
【テーマコード(参考)】
2B005
【Fターム(参考)】
2B005BA01
2B005MB09
(57)【要約】 (修正有)
【課題】感染症予防対策ができる牛用飼料添加剤。
1.牛の肺炎等感染症予防を経口的に図る。2.生産成績(▲1▼牛の受胎率の向上、▲2▼粗飼料消費量の増加)の維持・向上。しかしながら、本牛用飼料添加剤は、粗飼料消費量の増加が図れたといって、発育の促進や乳量の分泌等については未解明な部分がある。
【解決手段】牛の粗飼料(牧草、ワラ、乾草、サイレージ等)に上記飼料添加剤を添加する。給与量は、成牛100g/日、仔牛20g/日で与えることとする。成分量は、
図1通りとなる。
【効果】3種類のハーブを配合し、天然由来の成分で感染症対策ができる。また、本牛用飼料添加剤を添加することによると、生産成績(▲1▼牛の受胎率の向上、▲2▼粗飼料消費量の増加)が向上する傾向にあることが明らかとなった。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
感染症予防に着目した牛用飼料添加剤。
【請求項2】
牛用飼料添加剤に、3種類のハーブを配合することで、感染症予防を経口的に行う。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
北勝ハーブミックス(以下、本発明という)は、牛用飼料添加剤に3種類のハーブ(▲1▼アニス▲2▼タイム▲3▼ユーカリ)の精油を配合し、牛の感染症対策を経口的に行うことにある。
【背景技術】
【0002】
2019年12月頃より、新型コロナウイルスが流行したことから、牛たちの感染症予防も安価に行いたいと考案。これまで、特許公報によると、牛用飼料添加剤について様々な先行技術が登録されているが、牛用飼料添加剤による肺炎予防対策が行える牛用飼料添加剤は登録されていない。そこで、3種類のハーブ(▲1▼アニス▲2▼タイム▲3▼ユーカリ)を配合することで、感染症対策(肺炎対策)をしながら生産成績を維持・向上することを目指した本発明の開発に至る。本牛用飼料添加剤の添加による、生産成績の維持向上とは、▲1▼牛の受胎率の向上▲2▼粗飼料消費量の増加、を示す。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記牛用飼料添加剤によると、牛の感染症予防(肺炎)を経口的に行いつつ、生産成績の維持向上(▲1▼牛の受胎率の向上、▲2▼粗飼料消費量の増加)ができることが試験の結果(
図2・3・4・5)より明らかとなった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
牛の粗飼料(牧草、ワラ、乾草、サイレージ等)に上記飼料添加剤を添加する。給与量は、成牛100g/日、仔牛20g/日で与えることとする。また、本飼料添加剤の成分を
図1に示す。
【発明の効果】
【0005】
上記の飼料添加剤の使用によると、試験結果(
図2・3・4・5)より、▲1▼受胎率の向上▲2▼肺炎治療頭数の減少▲3▼粗飼料消費量の増加がみられた。
【手続補正書】
【提出日】2022-10-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
北勝ハーブミックス(以下、本発明という)は、牛用飼料添加剤に3種類のハーブ(▲○1▼アニス▲○2▼タイム▲○3▼ユーカリ)の精油を配合し、牛の感染症対策を経口的に行うことにある。
【背景技術】
【0002】
2019年12月頃より、新型コロナウイルスが流行したことから、牛たちの感染症予防も安価に行いたいと考案。これまで、特許公報によると、牛用飼料添加剤について様々な先行技術が登録されているが、牛用飼料添加剤による肺炎予防対策が行える牛用飼料添加剤は登録されていない。そこで、3種類のハーブ(▲○1▼アニス▲○2▼タイム▲○3▼ユーカリ)を配合することで、感染症対策(肺炎対策)をしながら生産成績を維持・向上することを目指した本発明の開発に至る。本牛用飼料添加剤の添加による、生産成績の維持向上とは、▲○1▼牛の受胎率の向上▲○2▼粗飼料消費量の増加、を示す。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記牛用飼料添加剤によると、牛の感染症予防(肺炎)を経口的に行いつつ、生産成績の維持向上(▲○1▼牛の受胎率の向上、▲○2▼粗飼料消費量の増加)ができることが試験の結果(
図2・3・4・5)より明らかとなった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
牛の粗飼料(牧草、ワラ、乾草、サイレージ等)に上記飼料添加剤を添加する。給与量は、成牛100g/日、仔牛20g/日で与えることとする。また、本飼料添加剤の成分を
図1に示す。
【発明の効果】
【0005】
上記の飼料添加剤の使用によると、試験結果(
図2・3・4・5)より、▲○1▼受胎率の向上▲○2▼肺炎治療頭数の減少▲○3▼粗飼料消費量の増加がみられた。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図2】牛の肺炎等の治療に係る、本発明の給餌群と非給餌群が肺炎等の治療を行った確率をグラフにて比較したものである。
【
図3】本発明の給餌群と非給餌群の牛の受胎率をグラフにて比較したものである。
【
図4】本発明の給餌群と非給餌群の粗飼料消費量をグラフにて比較したものである。
【
図5】本発明の給餌群と非給餌群の状態を、本発明試供先にて比較して作成して頂いたデータのFAXである。