(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024037657
(43)【公開日】2024-03-19
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0601 20230101AFI20240312BHJP
G06Q 10/20 20230101ALI20240312BHJP
【FI】
G06Q30/0601 340
G06Q10/20
【審査請求】有
【請求項の数】18
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022193576
(22)【出願日】2022-12-02
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-03-17
(31)【優先権主張番号】P 2022142561
(32)【優先日】2022-09-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】520100859
【氏名又は名称】株式会社between the arts
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】大城 崇聡
(72)【発明者】
【氏名】松山 章
(72)【発明者】
【氏名】加藤 輝男
(72)【発明者】
【氏名】山村 典司
(72)【発明者】
【氏名】竹下 浩
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB47
5L049BB66
5L049CC15
(57)【要約】 (修正有)
【課題】情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理システムにおいて、情報処理装置であるサーバ装置100は、制御部を有する。制御部は、ユーザーの登録されているアイテムの一覧を含む画面をユーザーに表示するよう制御する。アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち選択されたアイテムに対する所定の操作に基づいてアイテムの修理依頼に関する処理を実行する。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置であって、
制御部を有し、
前記制御部は、
ユーザーの登録されているアイテムの一覧を含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御し、
前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち選択されたアイテムに対する所定の操作に基づいて前記アイテムの修理依頼に関する処理を実行する、
情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記アイテムの修理依頼に関する処理には、
選択された前記アイテムの撮像画像に基づいて求められた前記アイテムの修理に要する費用の情報を前記ユーザーの装置に送信する処理が含まれる、
情報処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記アイテムの修理依頼に関する処理には、
選択された前記アイテムを修理に出すための配送の画面を前記ユーザーの装置に表示する処理が含まれる、
情報処理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記アイテムの修理に関するレポートデータを受け取ると、前記レポートデータを前記アイテムと関連付けて管理するよう制御し、
前記レポートデータには、前記アイテムの修理箇所に関する修理後の画像と、前記アイテムを識別可能な識別情報と、が含まれ、
前記ユーザーからの要求に応じて、前記レポートデータを含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御する、
情報処理装置。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理装置において、
前記アイテムは、時計であり、
前記識別情報は、少なくとも、シリアル番号、リファレンス番号、機械番号の何れかである、
情報処理装置。
【請求項6】
請求項5に記載の情報処理装置において、
前記レポートデータには、前記時計の文字盤の状態情報が更に含まれる、
情報処理装置。
【請求項7】
請求項4に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記レポートデータの非代替性トークンを生成し、前記アイテムに関連する情報としてブロックチェーンに登録する、
情報処理装置。
【請求項8】
請求項4に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち、選択されたアイテムに関して前記アイテムを買い取り、前記アイテムを前記ユーザーにリースするリースバックに関する処理を実行する、
情報処理装置。
【請求項9】
請求項8に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記リースバックに関する処理には、
前記アイテムの撮像画像に基づいて求められた前記アイテムの売却に関する売却代金の情報を前記ユーザーの装置に送信する処理が含まれる、
情報処理装置。
【請求項10】
請求項8に記載の情報処理装置において、
前記リースバックに関する処理には、
前記アイテムの撮像画像に基づいて求められた前記アイテムのリースに関するリース料の情報を前記ユーザーの装置に送信する処理が含まれる、
情報処理装置。
【請求項11】
請求項4に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち、選択されたアイテムに関して前記アイテムの買い取りに関する処理を実行し、
前記アイテムの買い取りに関する処理には、
前記アイテムの撮像画像に基づいて求められた前記アイテムの買い取り価格の情報を前記ユーザーの装置に送信する処理が含まれる、
情報処理装置。
【請求項12】
請求項4に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち、選択されたアイテムに関して前記アイテムを担保としたローンに関する処理を実行し、
前記アイテムを担保としたローンに関する処理には、
前記アイテムの撮像画像に基づいて定められた前記アイテムを担保としたローンの評価額の情報を前記ユーザーの装置に送信する処理が含まれる、
情報処理装置。
【請求項13】
請求項4に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記レポートデータに基づいて求められた前記アイテムの評価額を取得する、
情報処理装置。
【請求項14】
情報処理装置であって、
制御部を有し、
前記制御部は、
ユーザーの登録されているアイテムの一覧を含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御し、
前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち選択されたアイテムに対する所定の操作に基づいて前記アイテムの価値を上昇させる作業の依頼に関する処理を実行する、
情報処理装置。
【請求項15】
請求項14に記載の情報処理装置において、
前記アイテムの価値を上昇させる作業の依頼に関する処理は、前記アイテムのオーバーホールの依頼に関する処理である、
情報処理装置。
【請求項16】
請求項15に記載の情報処理装置において、
前記アイテムのオーバーホールの依頼に関する処理には、
選択された前記アイテムの撮像画像に基づいて求められた前記アイテムのオーバーホールに要する費用の情報を前記ユーザーの装置に送信する処理が含まれる、
情報処理装置。
【請求項17】
請求項15に記載の情報処理装置において、
前記アイテムのオーバーホールの依頼に関する処理には、
選択された前記アイテムをオーバーホールに出すための配送の画面を前記ユーザーの装置に表示する処理が含まれる、
情報処理装置。
【請求項18】
情報処理装置であって、
制御部を有し、
前記制御部は、
ユーザーの登録されているアイテムの一覧を含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御し、
前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち選択されたアイテムに対する所定の操作に基づいて前記アイテムのコンディションの確認依頼に関する処理を実行する、
情報処理装置。
【請求項19】
請求項18に記載の情報処理装置において、
前記アイテムのコンディションの確認依頼に関する処理には、
選択された前記アイテムの撮像画像に基づいて求められた前記アイテムのコンディションの確認に要する費用の情報を前記ユーザーの装置に送信する処理が含まれる、
情報処理装置。
【請求項20】
請求項18に記載の情報処理装置において、
前記アイテムのコンディションの確認依頼に関する処理には、
選択された前記アイテムをコンディションの確認に出すための配送の画面を前記ユーザーの装置に表示する処理が含まれる、
情報処理装置。
【請求項21】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
ユーザーの登録されているアイテムの一覧を含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御し、
前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち選択されたアイテムに対する所定の操作に基づいて前記アイテムの修理依頼に関する処理を実行する、
情報処理方法。
【請求項22】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
ユーザーの登録されているアイテムの一覧を含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御し、
前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち選択されたアイテムに対する所定の操作に基づいて前記アイテムの価値を上昇させる作業の依頼に関する処理を実行する、
情報処理方法。
【請求項23】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
ユーザーの登録されているアイテムの一覧を含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御し、
前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち選択されたアイテムに対する所定の操作に基づいて前記アイテムのコンディションの確認依頼に関する処理を実行する、
情報処理方法。
【請求項24】
プログラムであって、
コンピュータを、請求項1から請求項20までの何れか1項に記載の情報処理装置の制御部として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、芸術作品の展示システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
自分がコレクションしているアイテムを他の人に見てもらいたいと思うコレクターが存在する。また、他の人が望むならコレクションしているアイテムを売ってもよいと考えるコレクターも存在する。この際、アイテムに傷がある場合、修理した方が見栄えがよかったり、高値で売れたりする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、制御部を有する。制御部は、ユーザーの登録されているアイテムの一覧を含む画面をユーザーに表示するよう制御する。アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち選択されたアイテムに対する所定の操作に基づいてアイテムの修理依頼に関する処理を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】
図1は、情報処理システム1000のシステム構成の一例を示す図である。
【
図2】
図2は、サーバー装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図3】
図3は、クライアント装置110のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図4】
図4は、情報処理システム1000における情報処理の一例を示すシーケンス図である。
【
図5】
図5は、クライアント装置120に表示される、アイテムの一覧画面600の一例を示す図である。
【
図6】
図6は、アイテムの修理依頼を要求する際の他の例を示す図である。
【
図8】
図8は、レポートデータ(コンディションレポート)の一例を示す図である。
【
図9】
図9は、
図8の続きのレポートデータ(コンディションレポート)の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0008】
本明細書において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、実施形態1においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、0又は1で構成される2進数のビット集合体として信号値の高低によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0009】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0010】
<実施形態1>
1.システム構成
図1は、情報処理システム1000のシステム構成の一例を示す図である。
図1に示されるように、情報処理システム1000は、システム構成として、サーバー装置100と、クライアント装置110と、クライアント装置120と、を含む。サーバー装置100と、クライアント装置110と、クライアント装置120と、はネットワーク150を介して通信可能に接続されている。クライアント装置110は、アイテムをコレクション(収集、又は所蔵、又は保有)している利用者(以下、コレクターともいう)のアイテムを表示させ、鑑賞したり、アイテムの販売要求であるオファーを行ったりするユーザーが使用する装置である。クライアント装置120は、コレクターが使用する装置である。コレクターは、クライアント装置120を使用してアイテムをサーバー装置100に登録したり、クライアント装置110からのオファーに対して、オファーを受けてアイテムを売ったり、オファーを拒否したりする。ここで、アイテムとは、資産価値が維持できる、又は上昇していくものであって、アート作品、時計、ウイスキー、ワイン、骨董、切手、コイン、フィギュア、スニーカー、トレーディングカード、古着、アパレルアイテム(デニム、又は服等)、ブランド品、書籍、車、現実空間の土地、建物、仮想空間上の土地、建物等である。なお、アート作品は、油絵や日本画等あってもよいし、デジタルアート作品であってもよい。
なお、以下では説明の簡略化のため、アイテムとして時計を例に説明を行う。但し、このことは本実施の形態を制限するものではない。
【0011】
サーバー装置100は、実施形態1の処理を実行する装置である。例えば、サーバー装置100は、クライアント装置110からの要求に応じて、コレクターが情報処理システム1000に登録している自身のアイテムの一覧を含む画面をクライアント装置110に表示するよう制御する。サーバー装置100は、クライアント装置110に表示したアイテムの一覧のうち、選択されたアイテムの修理依頼に関する処理を実行する。処理の詳細は、後述する
図4のシーケンス図等を用いて説明する。
【0012】
図1では、説明の簡略化のため、情報処理システム1000において、クライアント装置110及びクライアント装置120は1台しか図示していない。しかし、ユーザーの数だけクライアント装置110は情報処理システム1000に含まれる。
また、
図1では、クライアント装置110及びクライアント装置120の例として、スマートフォンを示しているが、スマートフォンに限定されるものではなく、PC(Personal Computer)であってもよいし、タブレット型コンピュータであってもよい。サーバー装置100は、情報処理装置の一例である。
【0013】
2.ハードウェア構成
(1)サーバー装置100のハードウェア構成
図2は、サーバー装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。サーバー装置100は、ハードウェア構成として、制御部201と、記憶部202と、通信部203と、を含む。制御部201は、CPU(Central Processing Unit)等であって、サーバー装置100の全体を制御する。記憶部202は、HDD(Hard Disk Drive)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、SSD(Solid Sate Drive)等の何れか、又はこれらの任意の組み合わせであって、プログラム及び制御部201がプログラムに基づき処理を実行する際に利用するデータ等を記憶する。制御部201が、記憶部202に記憶されているプログラムに基づき、処理を実行することによって、サーバー装置100の機能等が実現される。通信部203は、NIC(Network Interface Card)等であって、サーバー装置100をネットワーク150に接続し、他の装置(例えば、クライアント装置110等)との通信を司る。
なお、実施形態1では、制御部201がプログラムに基づき処理を実行する際に利用するデータを記憶部202に記憶するものとして説明するが、サーバー装置100が通信可能な他の装置の記憶部等に記憶するようにしてもよい。
また、以下では制御部201が行う処理を説明の分かりやすさのためサーバー装置100が行うものとして説明を行う。
【0014】
(2)クライアント装置110のハードウェア構成
図3は、クライアント装置110のハードウェア構成の一例を示す図である。クライアント装置110は、ハードウェア構成として、制御部301と、記憶部302と、入出力部304と、通信部305と、を含む。制御部301は、CPU等であって、クライアント装置110の全体を制御する。記憶部302は、HDD、ROM、RAM、SSDの何れか、又はこれらの任意の組み合わせであって、プログラム、制御部301がプログラムに基づき処理を実行する際に利用するデータ等を記憶させる。制御部301が、記憶部302に記憶されているプログラムに基づき、処理を実行することによって、クライアント装置110の機能が実現される。入出力部304は、タッチパネルディスプレイ等であって、ユーザー操作を制御部301に入力したり、制御部201の処理の結果等を表示したりする。なお、入出力部304は、更に、マイク及びスピーカー等であって、ユーザーの音声を制御部301に入力したり、制御部201の処理の結果等を音声で出力したりしてもよい。通信部305は、クライアント装置110をネットワーク150に接続し、他の装置(例えば、サーバー装置100等)との通信を司る。
【0015】
なお、クライアント装置120のハードウェア構成もクライアント装置110のハードウェア構成と同様である。クライアント装置120の制御部がクライアント装置120の記憶部に記憶されているプログラムに基づき処理を実行することによってクライアント装置120の機能が実現される。後述する情報処理システム1000の管理者のクライアント装置も同様である。
【0016】
3.情報処理
以下、実施形態1の情報処理を説明する。
図4は、情報処理システム1000における情報処理の一例を示すシーケンス図である。
情報処理システム1000では、クライアント装置120によってアイテムがサーバー装置100に登録されている。登録されたアイテムの一部は、情報処理システム1000が管理する倉庫等に送られ、倉庫等において保持、管理されている。また、登録されたアイテムの一部は、ユーザーが保持する。サーバー装置100は、アイテムの属性情報を保持、管理する。アイテムの属性情報は、項目として、アイテムIDと、アイテム種別と、所有者情報と、オファー設定情報と、履歴情報と、証明書情報と、価格情報と、リースバック情報と、アイテムの画像と、アイテムの保有場所情報と、が含まれる。アイテムIDには、アイテムIDが記憶される。アイテムIDは、アイテムを識別する識別情報である。アイテム種別には、アイテム種別が記憶される。アイテム種別は、アイテムの種別を示す情報である。アイテムの種別としては、例えば、アート作品、時計、ワイン、骨董、切手、コイン、フィギュア、スニーカー、トレーディングカード、古着、アパレルアイテム(デニム、又は服等)、ブランド品、書籍、車、現実空間の土地、建物、仮想空間上の土地、建物等がある。所有者情報には、所有者情報が記憶される。所有者情報は、アイテムの所有者の情報(所有者の名前、所有者のユーザーID、住所、電子メールアドレス等)である。オファー設定情報には、オファー設定情報が記憶される。オファー設定情報は、オファーを受け付ける設定か否かの情報が記憶される。オファーを受け付ける設定か否かの情報は、クライアント装置120を介したユーザー操作に基づいて設定される。履歴情報には、履歴情報が記憶される。履歴情報は、アイテムのこれまでの取引履歴の情報が記憶される。証明書情報には、証明書情報が記憶される。証明書情報は、アイテムの真正性を証明するための証明書の情報である。価格情報には、価格情報が記憶される。価格情報は、アイテムのこれまでの取引の価格の情報、現在の推定価格の情報である。現在の推定価格の情報は、サーバー装置100が、他のオークションシステムにおける同じ作家のアイテムの価格情報等に基づいて決定する。リースバック情報には、リースバック情報が記憶される。リースバック情報は、リースバックの設定がなされているか否かの情報、リースバックがなされている場合は、リース先のユーザーの情報(リース先のユーザーの名前、リース先のユーザーのユーザーID、リース先のユーザーの住所、リース先のユーザーの電子メールアドレス等)等が含まれる。アイテムの画像には、アイテムの画像が含まれる。アイテムの画像は、ユーザー自身が撮像したものであってもよいし、倉庫等でアイテムを保持、管理する場合は、情報処理システム1000の担当者が撮像したものであってもよい。アイテムの保有場所情報には、アイテムが保持、管理されている場所の情報、より具体的には、情報処理システム1000が管理する倉庫か、ユーザーの手元(ユーザーが保持している)か、等の情報が含まれる。
【0017】
シーケンスSQ401において、サーバー装置100は、クライアント装置120よりアイテム一覧の表示要求を受信する。表示要求には、表示を要求するクライアント装置120のユーザーのユーザーID、アイテム種別等が含まれる。ただし、ユーザーが種別を問わず、自身が保持等するすべてのアイテムの表示を要求する場合は、表示要求にアイテム種別は含まれない。ただし、以下では説明の簡略化のため、表示要求にはアイテム種別が含まれるものとして説明を行うが、このことは本実施の形態を制限するものではない。
シーケンスSQ402において、サーバー装置100は、属性情報の所有者情報、又はリースバック情報に表示要求に含まれるユーザーIDを含み、アイテム種別が表示要求に含まれるアイテム種別と同一の属性情報のアイテムIDを特定し、特定したアイテムIDで識別されるアイテムを含むアイテムの一覧画面600を生成する。
シーケンスSQ403において、サーバー装置100は、生成したアイテムの一覧画面600を要求元のクライアント装置120に送信し、クライアント装置120の入出力部304に表示されるよう制御する。すなわち、サーバー装置100は、ユーザーの登録されているアイテムの一覧を含む画面をユーザーに表示するよう制御する。
【0018】
図5は、クライアント装置120に表示される、アイテムの一覧画面600の一例を示す図である。
図5に示されるように、選択領域601は、複数の種別のアイテムのうち、一覧に表示する種別を選択するための領域である。
図5の例では、アート作品が選択されていることが示されている。アイテム602~アイテム605は、それぞれ、アイテム一覧に含まれそれぞれのアイテムを示す画像である。修理依頼ボタン612、修理依頼ボタン613、修理依頼ボタン614、修理依頼ボタン615は、それぞれ対応するアイテムに関して、修理を要求するためのボタンである。修理依頼ボタン612に対応するアイテムは、アイテム602である。修理依頼ボタン613に対応するアイテムは、アイテム603である。修理依頼ボタン614に対応するアイテムは、アイテム604である。修理依頼ボタン615に対応するアイテムは、アイテム605である。アイテムに対するボタンはアイテムの近傍に設けられている。ここで、サーバー装置100は、アイテムの撮像画像に基づき、修理依頼した方がよいと判定したアイテムに対して、対応する修理依頼ボタンを表示し、修理をサジェストするようにしてもよい。また、サーバー装置100は、アイテムの撮像画像に基づき修理依頼した方がよいと判定したアイテムは他のアイテムと区別可能に表示するようにしてもよい。例えば、サーバー装置100は、修理依頼した方がよいと判定したアイテムに修理を示すマークを付したり、修理依頼した方がよいと判定したアイテム囲う枠の色を他のアイテムと変えたり、修理依頼した方がよいと判定したアイテムの近傍に修理依頼した方がよいことを示す文字列を付したりする。
【0019】
なお、アイテムの修理依頼の要求は、
図5に示されるようなアイテムの修理依頼ボタンの選択に限られない。
図6は、アイテムの修理依頼を要求する際の他の例を示す図である。
例えば、
図6に示されるような画面において、所定の操作(例えば、アイテムを選択し、長押しする等の操作)が行われたことを検知すると、サーバー装置100は、アイテムの関する表示領域710を画面に表示させる。表示領域710にはアイテムの修理依頼を要求するための修理依頼ボタン720が含まれる。
【0020】
修理依頼ボタンが選択される等、アイテムを選択し、アイテムの修理依頼の要求がなされた場合、シーケンスSQ404において、サーバー装置100は、クライアント装置120よりアイテムの修理依頼の要求を受信する。アイテムの修理依頼の要求にはアイテム一覧のうち、選択されたアイテムを識別するアイテムID等が含まれる。
【0021】
シーケンスSQ405において、サーバー装置100は、アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち、選択されたアイテム(修理要求に含まれるアイテムIDで識別されるアイテム)に関して、アイテムの修理依頼に関する処理を実行する。ここで、アイテムの修理依頼に関する処理には、制御部201が、アイテム一覧のうち、選択されたアイテムの撮像画像に基づいて求められたアイテムの修理に要する費用の情報をユーザーの装置に送信する処理が含まれる。例えば、サーバー装置100の制御部201は、アイテムIDに基づいて、属性情報に含まれる該当するアイテムの撮像画像を特定し、特定した撮像画像を修理に係る担当者の装置に送信し、修理に係る見積もりを要求し、担当者の装置において入力されたアイテムの修理に要する見積もりの費用を受け取る。制御部201は、見積もりの費用を受け取ると、要求元のクライアント装置120に費用の情報を送信する。また、他の例として、例えば、制御部201は、アイテム一覧のうち、選択されたアイテムの撮像画像を学習済みモデルに入力する。学習済みモデルは、撮像画像を入力データ、撮像画像に含まれるアイテムの修理に要する費用を出力データとして学習されたモデルである。制御部201は、学習済みモデルから出力された費用を、求められたアイテムの修理に要する費用として費用の情報を要求元のクライアント装置120に送信する。また、アイテムの修理依頼に関する処理には、制御部201が、選択されたアイテムを修理に出すための配送の画面をユーザーの装置に表示する処理が含まれる。例えば、クライアント装置120に表示された求められたアイテムの修理に要する費用の情報を含む画面において、アイテムを修理に出すことが選択され、かつ、選択されたアイテムをユーザーが保持していた場合、制御部201は、選択されたアイテムを修理に出すための配送の画面をクライアント装置120に表示させる。
【0022】
シーケンスSQ406において、サーバー装置100は、修理担当者のPC等より、アイテムの修理に関するレポートデータを受信する。レポートデータは、アイテムの修理のレポートが記載されたデータである。
シーケンスSQ407において、サーバー装置100は、レポートデータをアイテムと関連付けて、例えば、記憶部202等に記憶することで、管理するよう制御する。ここで、レポートデータには、アイテムの修理箇所に関する修理前の画像と、アイテムの修理箇所に関する修理後の画像と、アイテムを識別可能な識別情報と、が含まれる。アイテムとして時計を例に説明すると、識別情報には、少なくとも、シリアル番号、リファレンス番号、機械番号の何れかが含まれる。
図7は、識別情報の一例を示す図である。画像810は、時計のシリアル番号を示す画像である。シリアル番号は、時計を管理するため、一つ一つに与えられた個別の製造番号のことである。画像820は、時計のリファレンス番号を示す画像である。リファレンス番号は、型番のことである。画像830は、機械識別番号を示す画像である。機械識別番号は、機械式の時計の機械に与えられる個別の識別番号である。画像840は、機械番号(Cal)を示す画像である。機械番号(Cal)は、機械式の時計の機械の型番のことである。機械識別番号及び/又は機械番号(Cal)は、機械番号の一例である。画像850は、文字盤の状態を示す画像である。
図7に示されるように、レポートデータには、時計の文字盤の状態情報が更に含まれてもよい。また、時計の文字盤の状態情報として、時計の文字盤の表側の画像、時計の文字盤の裏側の画像、が含まれてもよい。サーバー装置100は、クライアント装置120のユーザーからの要求に応じて、レポートデータを含む画面をユーザーに表示するよう制御してもよい。
【0023】
シーケンスSQ408において、サーバー装置100は、レポートデータの非代替性トークン(NFT)を生成し、アイテムに関連する情報としてブロックチェーンに登録する。
上述したように、レポートデータには、アイテムを識別可能な識別情報が含まれ、このことにより実物のアイテムとレポートデータとを紐づけることができ、かつ、改ざんされないようNFTが生成され、ブロックチェーンに登録されているため、安全、安心にコレクション(アイテム)を管理、取引することができる。なお、アイテムと、アイテムのレポートデータのNFTとは組み合わせて販売されることが望ましいが、何らかの理由でアイテムだけが販売された場合、アイテムを手に入れたユーザーからの要求に応じて、サーバー装置100は、アイテムに対するレポートデータのNFTを購入可能な画面等を要求元の装置に表示するようにしてもよい。
【0024】
実施形態1によれば、コレクションしているアイテムに対して簡単に修理を依頼することができる。また、修理の内容等を示すレポートデータを得ることができるため、どこがどのように修理されたのかすぐに把握することができる。また、実物のアイテムの識別番号と、レポートデータに含まれる識別番号とを比べることによって、アイテムとレポートデータとを紐づけることができる。
【0025】
(変形例1)
実施形態1の変形例を説明する。
サーバー装置100は、アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち、選択されたアイテムに関してアイテムを買い取り、アイテムをユーザーにリースするリースバックに関する処理を実行するようにしてもよい。なお、アイテムのリースバックとは、コレクター(ユーザー)が自身の資産であるアイテムを売却し、月額料金を支払うことでそのアイテムのリースを受けて(賃借)、アイテムの売却後もアイテムを使用することができる仕組みである。コレクターは、アイテムをリースバックすることで、アイテムを手放さずに新たなアイテムを購入する資金を得ることができる。
ここで、リースバックに関する処理には、アイテムの撮像画像に基づいて求められたアイテムの売却に関する売却代金の情報をユーザーの装置に送信する処理が含まれる。また、リースバックに関する処理には、アイテムの撮像画像に基づいて求められたアイテムのリースに関するリース料の情報をユーザーの装置に送信する処理が含まれる。
【0026】
より具体的に説明すると、サーバー装置100は、リースバックするアイテムとして選択されたアイテムの査定額を取得する。例えば、サーバー装置100は、倉庫等においてアイテムの査定を行う鑑定人に対してアイテムの情報を送信する。アイテムの情報には、アイテムのレポートデータが含まれる。鑑定人は、実物のアイテムと、修理の履歴等が記載されているレポートデータと、に基づいてアイテムの査定額を求め、端末装置等に入力する。サーバー装置100は、鑑定人が保持する端末装置から該当するアイテムの査定額を受信する。サーバー装置100は、アイテムの査定額に基づいて、アイテムの売却(所有権の移転)の売却代金を求める。また、サーバー装置100は、アイテムの査定額に基づいて、アイテムをクライアント装置120のユーザーにリースする際のリース料を求める。そして、サーバー装置100は、アイテムの売却の売却代金、及びアイテムのリース料の情報をクライアント装置120に送信する。なお、サーバー装置100は、アイテムの売却の売却代金、及びアイテムのリース料の情報を含む画面を生成し、クライアント装置120に表示されるよう制御してもよい。アイテムの査定額を取得する他の例として、サーバー装置100は、アイテムの画像、アイテムの属性情報を入力データ、アイテムの査定額を出力データとして学習された学習済みモデルに、該当するアイテムの画像及びアイテムの属性情報を入力する。そして、サーバー装置100は、学習済みモデルから出力されたアイテムの査定額を取得するようにしてもよい。アイテムの属性情報には、アイテムのレポートデータが含まれる。
すなわち、サーバー装置100は、レポートデータに基づいて求められたアイテムの評価額を取得する。
【0027】
変形例1によれば、アイテムに対して簡単にリースバックを要求することができる。また、サーバー装置100は、レポートデータに基づいて求められたアイテムの評価額を取得することができる。
【0028】
(変形例2)
実施形態1の変形例を説明する。
変形例2のサーバー装置100は、アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち、選択されたアイテムに関してアイテムの買い取りに関する処理を実行するようにする。アイテムの買い取りに関する処理には、アイテムの撮像画像に基づいて求められたアイテムの買い取りに関する費用の情報をユーザーの装置に送信する処理が含まれる。
【0029】
例えば、サーバー装置100の制御部201は、アイテムIDに基づいて、属性情報に含まれる該当するアイテムの撮像画像を特定し、特定した撮像画像を買い取りに係る担当者の装置に送信し、買い取りに係る見積もりを要求し、担当者の装置において入力されたアイテムの買い取りにおける買い取り価格を見積額として受け取る。制御部201は、買い取り価格の見積額を受け取ると、要求元のクライアント装置120に買い取り価格の見積額の情報を送信する。また、他の例として、例えば、制御部201は、アイテム一覧のうち、選択されたアイテムの撮像画像を学習済みモデルに入力する。学習済みモデルは、撮像画像を入力データ、撮像画像に含まれるアイテムの買い取り価格を出力データとして学習されたモデルである。制御部201は、学習済みモデルから出力された価格を、求められたアイテムの買い取り価格の見積額として要求元のクライアント装置120に送信する。また、アイテムの買い取りに関する処理には、制御部201が、選択されたアイテムを買い取りに出すための配送の画面をユーザーの装置に表示する処理が含まれる。例えば、クライアント装置120に表示された求められたアイテムの買い取り価格の見積額の情報を含む画面において、アイテムを買い取りに出すことが選択され、かつ、選択されたアイテムの属性情報からアイテムをユーザーが保持していることが示された場合、制御部201は、選択されたアイテムを買い取りに出すための配送の画面をクライアント装置120に表示させる。
【0030】
(変形例3)
実施形態1の変形例を説明する。
変形例3のサーバー装置100は、アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち、選択されたアイテムに関してアイテムを担保としたローンに関する処理を実行するようにする。アイテムを担保としたローンに関する処理には、アイテムの撮像画像に基づいて求められたアイテムを担保としたローンの評価額(担保の評価額)の情報をユーザーの装置に送信する処理が含まれる。
【0031】
例えば、サーバー装置100の制御部201は、アイテムIDに基づいて、属性情報に含まれる該当するアイテムの撮像画像を特定し、特定した撮像画像を担保の評価に係る担当者の装置に送信し、担保の評価を要求し、担当者の装置において入力されたアイテムの担保の評価における担保の評価価格を受け取る。制御部201は、担保の評価価格を受け取ると、要求元のクライアント装置120に担保の評価価格の情報を送信する。また、他の例として、例えば、制御部201は、アイテム一覧のうち、選択されたアイテムの撮像画像を学習済みモデルに入力する。学習済みモデルは、撮像画像を入力データ、撮像画像に含まれるアイテムの担保の評価価格を出力データとして学習されたモデルである。制御部201は、学習済みモデルから出力された価格を、求められたアイテムの担保の評価額として要求元のクライアント装置120に送信する。
【0032】
(変形例4)
実施形態1の変形例を説明する。
図8は、レポートデータ(コンディションレポート)の一例を示す図である。また、
図9は、
図8の続きのレポートデータ(コンディションレポート)の一例を示す図である。なお、
図8及び
図9で示されるレポートデータ(コンディションレポート)は一例であって、他の情報等が含まれていてもよい。例えば、レポートデータ(コンディションレポート)には修理中の動画が埋め込まれていてもよい。
【0033】
(変形例5)
実施形態1の変形例を説明する。
実施形態1等ではアイテムの修理を例に説明を行った。しかし、アイテムの修理は、アイテムの価値を上昇させる作業の依頼に関する処理の一例である。すなわち、変形例5のサーバー装置100は、ユーザーの登録されているアイテムの一覧を含む画面をユーザーに表示するよう制御し、アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち選択されたアイテムに対する所定の操作に基づいてアイテムの価値を上昇させる作業の依頼に関する処理を実行する。なお、アイテムの価値を上昇させる作業の他の例は、アイテムのオーバーホールである。変形例5ではアイテムのオーバーホールを例に説明を行う。ここで、アイテムのオーバーホールとは、アイテムを分解し、清掃することである。例えば、アイテムの一例として時計を例に説明すると、オーバーホールとは、時計を部品単位に分解し、部品単位で清掃し、再組み立てを行うことである。
変形例5の情報処理システム1000は、上述した実施形態における「アイテムの修理」を「アイテムのオーバーホール」と読み替えた処理を実行する。
【0034】
すなわち、サーバー装置100は、ユーザーの登録されているアイテムの一覧を含む画面をユーザーに表示するよう制御し、アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち選択されたアイテムに対する所定の操作に基づいてアイテムのオーバーホールの依頼に関する処理を実行する。ここで、アイテムのオーバーホールの依頼に関する処理には、選択されたアイテムの撮像画像に基づいて求められたアイテムのオーバーホールに要する費用の情報をユーザーの装置に送信する処理が含まれる。アイテムのオーバーホールに要する費用の取得方法等は、実施形態1のアイテムの修理に要する費用の取得方法と同様である。また、アイテムのオーバーホールの依頼に関する処理には、選択されたアイテムをオーバーホールに出すための配送の画面をユーザーの装置に表示する処理が含まれる。
【0035】
変形例5によれば、コレクションしているアイテムに対して簡単にオーバーホールを依頼することができる。また、オーバーホールの内容等を示すレポートデータを得ることができるため、どこがどのようにオーバーホールされたのかすぐに把握することができる。また、実物のアイテムの識別番号と、オーバーホールのレポートデータに含まれる識別番号とを比べることによって、アイテムとレポートデータとを紐づけることができる。
【0036】
(変形例6)
実施形態1の変形例を説明する。
実施形態1等ではアイテムの修理を例に説明を行った。しかし、アイテムのコンディションを確認する場合も同様である。ここで、アイテムのコンディションの確認とは、アイテムの状態(汚れはないか、壊れているところはないか等)確認すると共に、アイテムの製作者(又は作者)のサインがあるか否かの確認をすることをいう。
変形例6の情報処理システム1000は、上述した実施形態における「アイテムの修理」を「アイテムのコンディションを確認」と読み替えた処理を実行する。
【0037】
すなわち、変形例6のサーバー装置100は、ユーザーの登録されているアイテムの一覧を含む画面をユーザーに表示するよう制御し、アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち選択されたアイテムに対する所定の操作に基づいてアイテムのコンディションの確認依頼に関する処理を実行する。ここで、アイテムのコンディションの確認依頼に関する処理には、選択されたアイテムの撮像画像に基づいて求められたアイテムのコンディションの確認に要する費用の情報をユーザーの装置に送信する処理が含まれる。アイテムのコンディションの確認に要する費用の取得方法等は、実施形態1のアイテムの修理に要する費用の取得方法と同様である。また、アイテムのコンディションの確認依頼に関する処理には、選択されたアイテムをコンディションの確認に出すための配送の画面をユーザーの装置に表示する処理が含まれる。
なお、変形例6のレポートデータには、アイテムの状態の情報や、アイテムを修理、又はクリーニングする場合にはどこをどのように修理、又はクリーニングした方がよいのか等の方針等が含まれてもよい。
【0038】
変形例6によれば、コレクションしているアイテムに対して簡単にコンディションの確認を依頼することができる。また、コンディションの確認の結果等を示すレポートデータを得ることができるため、アイテムのコンディションをすぐに把握することができる。また、実物のアイテムの識別番号と、コンディションの確認の結果等を示すレポートデータに含まれる識別番号とを比べることによって、アイテムとレポートデータとを紐づけることができる。
<付記>
発明は、次に記載の各態様で提供されてもよい。
【0039】
(1)情報処理装置であって、制御部を有し、前記制御部は、ユーザーの登録されているアイテムの一覧を含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御し、前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち選択されたアイテムに対する所定の操作に基づいて前記アイテムの修理依頼に関する処理を実行する、情報処理装置。
【0040】
(2)上記(1)に記載の情報処理装置において、前記アイテムの修理依頼に関する処理には、選択された前記アイテムの撮像画像に基づいて求められた前記アイテムの修理に要する費用の情報を前記ユーザーの装置に送信する処理が含まれる、情報処理装置。
【0041】
(3)上記(1)又は(2)に記載の情報処理装置において、前記アイテムの修理依頼に関する処理には、選択された前記アイテムを修理に出すための配送の画面を前記ユーザーの装置に表示する処理が含まれる、情報処理装置。
【0042】
(4)上記(1)から(3)までの何れか1つに記載の情報処理装置において、前記制御部は、前記アイテムの修理に関するレポートデータを受け取ると、前記レポートデータを前記アイテムと関連付けて管理するよう制御し、前記レポートデータには、前記アイテムの修理箇所に関する修理後の画像と、前記アイテムを識別可能な識別情報と、が含まれ、前記ユーザーからの要求に応じて、前記レポートデータを含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御する、情報処理装置。
【0043】
(5)上記(4)に記載の情報処理装置において、前記アイテムは、時計であり、前記識別情報は、少なくとも、シリアル番号、リファレンス番号、機械番号の何れかである、情報処理装置。
【0044】
(6)上記(5)に記載の情報処理装置において、前記レポートデータには、前記時計の文字盤の状態情報が更に含まれる、情報処理装置。
【0045】
(7)上記(4)に記載の情報処理装置において、前記制御部は、前記レポートデータの非代替性トークンを生成し、前記アイテムに関連する情報としてブロックチェーンに登録する、情報処理装置。
【0046】
(8)上記(4)に記載の情報処理装置において、前記制御部は、前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち、選択されたアイテムに関して前記アイテムを買い取り、前記アイテムを前記ユーザーにリースするリースバックに関する処理を実行する、情報処理装置。
【0047】
(9)上記(8)に記載の情報処理装置において、前記制御部は、前記リースバックに関する処理には、前記アイテムの撮像画像に基づいて求められた前記アイテムの売却に関する売却代金の情報を前記ユーザーの装置に送信する処理が含まれる、情報処理装置。
【0048】
(10)上記(8)又は(9)に記載の情報処理装置において、前記リースバックに関する処理には、前記アイテムの撮像画像に基づいて求められた前記アイテムのリースに関するリース料の情報を前記ユーザーの装置に送信する処理が含まれる、情報処理装置。
【0049】
(11)上記(4)に記載の情報処理装置において、前記制御部は、前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち、選択されたアイテムに関して前記アイテムの買い取りに関する処理を実行し、前記アイテムの買い取りに関する処理には、前記アイテムの撮像画像に基づいて求められた前記アイテムの買い取り価格の情報を前記ユーザーの装置に送信する処理が含まれる、情報処理装置。
【0050】
(12)上記(4)に記載の情報処理装置において、前記制御部は、前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち、選択されたアイテムに関して前記アイテムを担保としたローンに関する処理を実行し、前記アイテムを担保としたローンに関する処理には、前記アイテムの撮像画像に基づいて定められた前記アイテムを担保としたローンの評価額の情報を前記ユーザーの装置に送信する処理が含まれる、情報処理装置。
【0051】
(13)上記(4)に記載の情報処理装置において、前記制御部は、前記レポートデータに基づいて求められた前記アイテムの評価額を取得する、情報処理装置。
【0052】
(14)情報処理装置であって、制御部を有し、前記制御部は、ユーザーの登録されているアイテムの一覧を含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御し、前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち選択されたアイテムに対する所定の操作に基づいて前記アイテムの価値を上昇させる作業の依頼に関する処理を実行する、情報処理装置。
【0053】
(15)上記(14)に記載の情報処理装置において、前記アイテムの価値を上昇させる作業の依頼に関する処理は、前記アイテムのオーバーホールの依頼に関する処理である、情報処理装置。
【0054】
(16)上記(15)に記載の情報処理装置において、前記アイテムのオーバーホールの依頼に関する処理には、選択された前記アイテムの撮像画像に基づいて求められた前記アイテムのオーバーホールに要する費用の情報を前記ユーザーの装置に送信する処理が含まれる、情報処理装置。
【0055】
(17)上記(15)又は(16)に記載の情報処理装置において、前記アイテムのオーバーホールの依頼に関する処理には、選択された前記アイテムをオーバーホールに出すための配送の画面を前記ユーザーの装置に表示する処理が含まれる、情報処理装置。
【0056】
(18)情報処理装置であって、制御部を有し、前記制御部は、ユーザーの登録されているアイテムの一覧を含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御し、前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち選択されたアイテムに対する所定の操作に基づいて前記アイテムのコンディションの確認依頼に関する処理を実行する、情報処理装置。
【0057】
(19)上記(18)に記載の情報処理装置において、前記アイテムのコンディションの確認依頼に関する処理には、選択された前記アイテムの撮像画像に基づいて求められた前記アイテムのコンディションの確認に要する費用の情報を前記ユーザーの装置に送信する処理が含まれる、情報処理装置。
【0058】
(20)上記(18)又は(19)に記載の情報処理装置において、前記アイテムのコンディションの確認依頼に関する処理には、選択された前記アイテムをコンディションの確認に出すための配送の画面を前記ユーザーの装置に表示する処理が含まれる、情報処理装置。
【0059】
(21)情報処理装置が実行する情報処理方法であって、ユーザーの登録されているアイテムの一覧を含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御し、前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち選択されたアイテムに対する所定の操作に基づいて前記アイテムの修理依頼に関する処理を実行する、情報処理方法。
【0060】
(22)情報処理装置が実行する情報処理方法であって、ユーザーの登録されているアイテムの一覧を含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御し、前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち選択されたアイテムに対する所定の操作に基づいて前記アイテムの価値を上昇させる作業の依頼に関する処理を実行する、情報処理方法。
【0061】
(23)情報処理装置が実行する情報処理方法であって、ユーザーの登録されているアイテムの一覧を含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御し、前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち選択されたアイテムに対する所定の操作に基づいて前記アイテムのコンディションの確認依頼に関する処理を実行する、情報処理方法。
【0062】
(24)プログラムであって、コンピュータを、上記(1)から(20)までの何れか1つに記載の情報処理装置の制御部として機能させるためのプログラム。
もちろん、この限りではない。
【0063】
例えば、上述のプログラムを記憶させる、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体として提供してもよい。
上述した実施形態等では、サーバー装置100が画面を生成し、クライアント装置等に画面を送信し、クライアント装置等において画面を表示するものとして説明を行った。しかし、サーバー装置100が画面を生成するためのデータを生成し、クライアント装置等にデータを送信し、データを受信したクライアント装置等においてデータに基づき画面を生成し、表示するようにしてもよい。これらの処理もサーバー装置100による画面の表示制御に含まれる。
上述した「修理」を「クリーニング」と置き換えてもよい。「修理」を「クリーニング」と置き換えると、コレクションしているアイテムに対して簡単にクリーニングを依頼することができる。また、クリーニングの内容等を示すレポートデータを得ることができるため、どこがどのようにクリーニングされたのかすぐに把握することができる。また、実物のアイテムの識別番号と、レポートデータに含まれる識別番号とを比べることによって、アイテムとレポートデータとを紐づけることができる。
【0064】
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0065】
100 :サーバー装置
110 :クライアント装置
120 :クライアント装置
150 :ネットワーク
201 :制御部
202 :記憶部
203 :通信部
301 :制御部
302 :記憶部
304 :入出力部
305 :通信部
600 :一覧画面
601 :選択領域
602 :アイテム
603 :アイテム
604 :アイテム
605 :アイテム
612 :修理依頼ボタン
613 :修理依頼ボタン
614 :修理依頼ボタン
615 :修理依頼ボタン
710 :表示領域
720 :修理依頼ボタン
810 :画像
820 :画像
830 :画像
840 :画像
850 :画像
1000 :情報処理システム
【手続補正書】
【提出日】2023-01-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置であって、
制御部を有し、
前記制御部は、
ユーザーの登録されているアイテムの一覧を含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御し、
前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち選択されたアイテムに対する所定の操作に基づいて前記アイテムの修理依頼に関する処理を実行し、
前記アイテムの修理に関するレポートデータを受け取ると、前記レポートデータを前記アイテムと関連付けて管理するよう制御し、
前記レポートデータには、前記アイテムの修理箇所に関する修理後の画像が含まれ、
前記修理後の画像には前記アイテムに含まれる、前記アイテムを識別可能な識別情報が含まれ、
前記ユーザーからの要求に応じて、前記レポートデータを含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御する、
情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記アイテムの修理依頼に関する処理には、
選択された前記アイテムの撮像画像に基づいて求められた前記アイテムの修理に要する費用の情報を前記ユーザーの装置に送信する処理が含まれる、
情報処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記アイテムの修理依頼に関する処理には、
選択された前記アイテムを修理に出すための配送の画面を前記ユーザーの装置に表示する処理が含まれる、
情報処理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記アイテムは、時計であり、
前記識別情報は、少なくとも、シリアル番号、リファレンス番号、機械番号の何れかである、
情報処理装置。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理装置において、
前記レポートデータには、前記時計の文字盤の状態情報が更に含まれる、
情報処理装置。
【請求項6】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記レポートデータの非代替性トークンを生成し、前記アイテムに関連する情報としてブロックチェーンに登録する、
情報処理装置。
【請求項7】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち、選択されたアイテムに関して前記アイテムを買い取り、前記アイテムを前記ユーザーにリースするリースバックに関する処理を実行する、
情報処理装置。
【請求項8】
請求項7に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記リースバックに関する処理には、
前記アイテムの撮像画像に基づいて求められた前記アイテムの売却に関する売却代金の情報を前記ユーザーの装置に送信する処理が含まれる、
情報処理装置。
【請求項9】
請求項7に記載の情報処理装置において、
前記リースバックに関する処理には、
前記アイテムの撮像画像に基づいて求められた前記アイテムのリースに関するリース料の情報を前記ユーザーの装置に送信する処理が含まれる、
情報処理装置。
【請求項10】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち、選択されたアイテムに関して前記アイテムの買い取りに関する処理を実行し、
前記アイテムの買い取りに関する処理には、
前記アイテムの撮像画像に基づいて求められた前記アイテムの買い取り価格の情報を前記ユーザーの装置に送信する処理が含まれる、
情報処理装置。
【請求項11】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち、選択されたアイテムに関して前記アイテムを担保としたローンに関する処理を実行し、
前記アイテムを担保としたローンに関する処理には、
前記アイテムの撮像画像に基づいて定められた前記アイテムを担保としたローンの評価額の情報を前記ユーザーの装置に送信する処理が含まれる、
情報処理装置。
【請求項12】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記レポートデータに基づいて求められた前記アイテムの評価額を取得する、
情報処理装置。
【請求項13】
情報処理装置であって、
制御部を有し、
前記制御部は、
ユーザーの登録されているアイテムの一覧を含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御し、
前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち選択されたアイテムに対する所定の操作に基づいて前記アイテムのオーバーホール依頼に関する処理を実行し、
前記アイテムのオーバーホールに関するレポートデータを受け取ると、前記レポートデータを前記アイテムと関連付けて管理するよう制御し、
前記レポートデータには、前記アイテムのオーバーホール箇所に関するオーバーホール後の画像が含まれ、
前記オーバーホール後の画像には前記アイテムに含まれる、前記アイテムを識別可能な識別情報が含まれ、
前記ユーザーからの要求に応じて、前記レポートデータを含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御する、
情報処理装置。
【請求項14】
情報処理装置であって、
制御部を有し、
前記制御部は、
ユーザーの登録されているアイテムの一覧を含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御し、
前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち選択されたアイテムに対する所定の操作に基づいて前記アイテムのコンディションの確認依頼に関する処理を実行し、
前記アイテムのコンディションの確認に関するレポートデータを受け取ると、前記レポートデータを前記アイテムと関連付けて管理するよう制御し、
前記レポートデータには、前記アイテムのコンディションの確認箇所に関するコンディションの確認後の画像が含まれ、
前記コンディションの確認後の画像には前記アイテムに含まれる、前記アイテムを識別可能な識別情報が含まれ、
前記ユーザーからの要求に応じて、前記レポートデータを含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御する、
情報処理装置。
【請求項15】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
ユーザーの登録されているアイテムの一覧を含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御し、
前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち選択されたアイテムに対する所定の操作に基づいて前記アイテムの修理依頼に関する処理を実行し、
前記アイテムの修理に関するレポートデータを受け取ると、前記レポートデータを前記アイテムと関連付けて管理するよう制御し、
前記レポートデータには、前記アイテムの修理箇所に関する修理後の画像が含まれ、
前記修理後の画像には前記アイテムに含まれる、前記アイテムを識別可能な識別情報が含まれ、
前記ユーザーからの要求に応じて、前記レポートデータを含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御する、
情報処理方法。
【請求項16】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
ユーザーの登録されているアイテムの一覧を含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御し、
前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち選択されたアイテムに対する所定の操作に基づいて前記アイテムのオーバーホール依頼に関する処理を実行し、
前記アイテムのオーバーホールに関するレポートデータを受け取ると、前記レポートデータを前記アイテムと関連付けて管理するよう制御し、
前記レポートデータには、前記アイテムのオーバーホール箇所に関するオーバーホール後の画像が含まれ、
前記オーバーホール後の画像には前記アイテムに含まれる、前記アイテムを識別可能な識別情報が含まれ、
前記ユーザーからの要求に応じて、前記レポートデータを含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御する、
情報処理方法。
【請求項17】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
ユーザーの登録されているアイテムの一覧を含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御し、
前記アイテムの一覧に含まれるアイテムのうち選択されたアイテムに対する所定の操作に基づいて前記アイテムのコンディションの確認依頼に関する処理を実行し、
前記アイテムのコンディションの確認に関するレポートデータを受け取ると、前記レポートデータを前記アイテムと関連付けて管理するよう制御し、
前記レポートデータには、前記アイテムのコンディションの確認箇所に関するコンディションの確認後の画像が含まれ、
前記コンディションの確認後の画像には前記アイテムに含まれる、前記アイテムを識別可能な識別情報が含まれ、
前記ユーザーからの要求に応じて、前記レポートデータを含む画面を前記ユーザーに表示するよう制御する、
情報処理方法。
【請求項18】
プログラムであって、
コンピュータを、請求項1から請求項14までの何れか1項に記載の情報処理装置の制御部として機能させるためのプログラム。