(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024003781
(43)【公開日】2024-01-15
(54)【発明の名称】パルプ型除湿剤およびその製造方法
(51)【国際特許分類】
B01D 53/28 20060101AFI20240105BHJP
B01D 53/26 20060101ALI20240105BHJP
B65D 81/26 20060101ALI20240105BHJP
【FI】
B01D53/28
B01D53/26 210
B65D81/26 N
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023103512
(22)【出願日】2023-06-23
(31)【優先権主張番号】10-2022-0078187
(32)【優先日】2022-06-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】523238715
【氏名又は名称】ユイ シャイニン カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】YUI SHINING Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】16,Dongho-ro 38-gil, Jongno-gu, Seoul, Republic of korea
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】イム、ジソン
【テーマコード(参考)】
3E067
4D052
【Fターム(参考)】
3E067AA12
3E067AB99
3E067AC01
3E067BA12A
3E067CA03
3E067CA10
3E067EE25
3E067FA01
3E067FC01
3E067GB03
3E067GB12
4D052AA09
4D052CA02
4D052CA03
4D052HA33
4D052HA35
4D052HA49
(57)【要約】 (修正有)
【課題】生産費用を節減し、除湿効率を向上させ、使用後、製品の廃棄時に環境汚染の発生を防止することができるパルプ型除湿剤、およびその製造方法を提供する。
【解決手段】通気性フィルム素材の包装フィルム20および前記包装フィルム20の内部に備えられ、パルプが多数の積層形態に圧縮積載された平坦な板状構造を有する乾燥剤10を含む構成をなすパルプ型除湿剤である。製造方法は、薄膜形態に成形加工されたパルプを用意し、パルプをカルシウムおよび塩化ナトリウムを含む乾燥溶液に浸漬させ、溶液処理が行われたパルプを多層形態に積載し、高温で殺菌処理を実施し、プレス加圧によって圧縮を実施し、所定の大きさおよび形状に裁断し、乾燥させ、および通気性の包装フィルムに包装する、製造方法である。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通気性フィルム素材の包装フィルム(20);および
前記包装フィルム(20)の内部に備えられ、パルプ(11)が多数の積層形態に圧縮積載された平坦な板状構造を有する乾燥剤(10);
を含む構成をなす、ことを特徴とするパルプ型除湿剤。
【請求項2】
前記包装フィルム(20)の内側には乾燥剤(10)との密着を防止して、所定の通気空間が保持されることができるように、弾力性を有する多数の緩衝突部(21)が所定間隔を保持して点状に備えられ、前記緩衝突部(21)は、マグネシウムクロロフェニサイト、p-トリルオクタノエート、シリコン樹脂、ポリブチレンテレフタレート、塩化トリフェニルスズ、プロリン、フェニルアラニンヒドロキシラーゼ、活性グルテンの混合組成を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のパルプ型除湿剤。
【請求項3】
薄膜形態に成形加工されたパルプを用意するパルプ用意ステップ(ST1);
前記パルプをカルシウムおよび塩化ナトリウムを含む乾燥溶液に浸漬させる溶液処理ステップ(ST2);
前記溶液処理が行われたパルプを多層形態に積載する積載ステップ(ST3);
前記積載が行われたパルプを高温で殺菌処理を実施する高温殺菌乾燥ステップ(ST4);
前記殺菌処理が行われたパルプをプレス加圧によって圧縮を実施する圧縮ステップ(ST5);
前記圧縮が行われたパルプを所定の大きさおよび形状に裁断する裁断ステップ(ST6);
前記裁断が行われたパルプを乾燥させる乾燥ステップ(ST7);および
前記乾燥が行われたパルプを通気性の包装フィルムに包装する包装ステップ(ST8);によって製造が行われる、ことを特徴とするパルプ型除湿剤製造方法。
【請求項4】
前記溶液処理ステップ(ST2)で用いられる乾燥溶液は、精製水、カルシウム、塩化ナトリウム、ポリエチレンワックス、ベヘントリモニウムクロリド、セルロース、エチレンジアミン、オレイン酸アミド、アセチルサリチル酸、アスコルビン酸の混合組成を有する、ことを特徴とする請求項3に記載のパルプ型除湿剤製造方法。
【請求項5】
前記セルロースは、α型アノマーよりもβ型アノマーがより多い、ことを特徴とする請求項4に記載のパルプ型除湿剤製造方法。
【請求項6】
前記高温殺菌乾燥ステップ(ST4)では、内部温度が100~150℃の温度を保持する真空チャンバ内で、1~5時間乾燥作業が行われ、この時、前記真空チャンバの入口側には殺菌蒸気噴射ノズルが備えられて、チャンバの内部に引入されるパルプの表面に殺菌蒸気の供給が行われ、前記供給が行われる殺菌蒸気は、チオ硫酸ナトリウム、亜塩素酸、トリーエタノールアミン、セチルピリジニウムクロリドの混合組成をなす、ことを特徴とする請求項3に記載のパルプ型除湿剤製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、除湿剤に関し、より詳しくは、木材や纎維植物で得られる天然パルプを材料として、除湿効率を向上させることができるパルプ型除湿剤、およびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、除湿剤は、大気中の水分を吸収して、周辺湿度を低減することができる物質で、湿気を取り除くべき場所や湿気から特定製品を保護するために広く用いられている。
【0003】
各種物質が除湿剤として用いられており、その中でもシリカゲルが最も代表的な潮解性物質であり、近来には、活性アルミナ(AL2O3)、珪藻土、ゼオライトなどを利用した除湿剤が開発されて一緒に用いられている。
【0004】
このような形態の除湿剤は、多孔性微細構造を有していて、毛細管現象によって水分を吸収し、初期吸湿が早いという長所があるが、微細構造の大部分を水分が満たしてからはこれ以上水分が吸収されにくいという短所がある。
【0005】
特に、除湿剤として広く利用されているシリカゲルの場合、ケイ酸ナトリウム(NA2SIO3)を強酸処理して生産するため、製造過程が環境にやさしくなく、使用後、廃棄時に腐敗されなくて、環境汚染を誘発するという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】大韓民国特許登録第1755131号(2017.06.30.登録)
【特許文献2】大韓民国特許登録第1998070号(2019.07.30.登録)
【特許文献3】大韓民国特許登録第2034598号(2019.10.15.登録)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記の従来技術における問題点を改善するために提案されたもので、環境にやさしい材料であるパルプを利用したパルプ除湿剤、およびその製造方法を提供することにより、環境汚染の発生を防止するとともに、除湿効率がさらに向上されることができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達するための本発明のパルプ除湿剤製造過程は、薄膜形態に成形加工されたパルプを用意するパルプ用意ステップと;前記パルプをカルシウムおよび塩化ナトリウムを含む乾燥溶液に浸漬させる溶液処理ステップと;前記溶液処理が行われたパルプを多層形態に積載する積載ステップと;前記積載が行われたパルプを高温で殺菌処理を実施する高温殺菌乾燥ステップと;前記殺菌処理が行われたパルプをプレス加圧によって圧縮を実施する圧縮ステップと;前記圧縮が行われたパルプを所定の大きさおよび形状に裁断する裁断ステップと;前記裁断が行われたパルプを乾燥させる乾燥ステップと;前記乾燥が行われたパルプを通気性の包装フィルムに包装する包装ステップ;によって製造が行われることを特徴とする。
【0009】
また、前記溶液処理ステップで用いられる乾燥溶液は、精製水、カルシウム、塩化ナトリウム、ナトリウム過酸化水素、ベヘントリモニウムクロリド、エチレンジアミン、オレイン酸アミド、アセチルサリチル酸、アスコルビン酸の混合組成をなすことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
このような本発明のパルプ除湿剤は、天然植物成分であるパルプを主材料とする乾燥剤が包装材の内部に備えられることにより、生産費用を節減させるとともに、除湿効率を向上させ、使用後、製品の廃棄時に環境汚染の発生を防止することができるという効果を奏する。
【0011】
特に、本発明のパルプ除湿剤は、人体に無害な天然成分であるので、一般の衣類だけでなく、かばんや帽子などのような多様な生活用品の除湿用途に活用可能な利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】
図1は、本発明の一実施形態によるパルプ除湿剤製造過程順序図である。
【
図2】
図2は、本発明に係るパルプ除湿剤の製造過程で溶液処理ステップ工程図である。
【
図3】
図3は、本発明に係るパルプ除湿剤断面構造図である。
【
図4】
図4は、本発明の他の実施形態による
図3のA部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の具体的な実施形態を添付図面を参照して詳しく説明する。
【0014】
本発明の実施形態は様々な形態に変形されることができ、本発明の範囲が以下で詳しく説明する実施形態に限定されることに解釈されてはならない。本実施形態は当業界で平均的な知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されるのである。
【0015】
したがって、図面で表現した構成要素の形状などはより明確な説明を強調するために誇張されて表現されてもよい。各図面において、同じ構成は同じ参照符号で示す場合があることに留意すべきである。また、本発明の要旨を不必要に曖昧にする虞があると判断される公知技術の機能および構成に関する詳細な説明は省略されてもよい。
【0016】
まず、本発明の一実施形態によるパルプ型除湿剤の製造過程を
図1および
図2によって説明すれば、次の通りである。
【0017】
<パルプ用意ステップ>(ST1)
【0018】
まず、薄い薄膜形態に成形加工されたパルプ11をロール状に巻き取って用意する、パルプ用意ステップを実施する。
【0019】
<溶液処理ステップ>(ST2)
【0020】
その後、前記パルプ11をカルシウムおよび塩化ナトリウムを含む乾燥溶液に
図2のように浸漬させる。
【0021】
この時、浸漬槽100内に用いられる本発明の乾燥溶液は、精製水とカルシウム、塩化ナトリウム成分を主要混合物としており、溶液の機能性を向上させるために、機能性成分が混合されてもよい。
【0022】
一例として、本実施形態では、精製水40~70重量%、カルシウム10~30重量%、塩化ナトリウム5~20重量%、ポリエチレンワックス5~10重量%、ベヘントリモニウムクロリド1~10重量%、セルロース1~10重量%、エチレンジアミン1~10重量%、オレイン酸アミド1~5重量%、アセチルサリチル酸1~5重量%、アスコルビン酸0.5~3重量%の割合で混合組成をなすようにした。
【0023】
このような組成からなる乾燥溶液には、アセチルサリチル酸およびベヘントリモニウムクロリド成分が混合されているので、後処理過程で積載されたパルプ相互間の粘着力の向上による圧縮効率が極大化され、ポリエチレンワックスおよびアスコルビン酸は、乾燥溶液の変質を防止し、セルロースおよびエチレンジアミンは、パルプの吸収がより速かに行われることができるようにする機能を果たす。また、オレイン酸アミドは、パルプの密度を向上させることにより、耐久性を向上させる進歩された作用効果を有する。
【0024】
また、前記組成物におけるセルロースは、α型アノマー(anomer)よりも安定性を向上させることができるβ型アノマーがより多いことを特徴とする。
【0025】
すなわち、本実施形態において、パルプを原料とする乾燥剤10は、湿気を吸収した後、水分を含んでいる必要があり、本実施形態における乾燥剤10は、セルロースが2つの役割を同時に果たす。セルロースが湿気を吸収して保管する時、セルロースの分解を防止し、水分をよく含んでいるようにするためには、安定性の向上されたセルロースが必要となり、この時、β型アノマーが相対的に多いセルロースを用いると、水分を含む場合、乾燥剤10が柔くなるだけであり、割れたり砕ける現象が防止されることができる。
【0026】
上記と反対に、α型アノマーがβ型アノマーよりも多い場合には、水分などによって分解されやすくて、モノマー形態が増加されてべたつく可能性があり、これによって、乾燥剤10が板状を保持できず、形状が変形される可能性がある。
【0027】
<積載ステップ>(ST3)
【0028】
次に、前記溶液処理が行われたパルプ11を多層形態に積載する積載ステップが実施される。
【0029】
<高温殺菌乾燥ステップ>(ST4)
【0030】
このように積載が行われたパルプ11を高温で殺菌処理を実施する。
【0031】
この時には、殺菌の効率を向上させるために、真空チャンバ内で、1~5時間、100~150℃の温度で乾燥作業が実施されることが好ましい。
【0032】
<圧縮ステップ>(ST5)
【0033】
その後、前記殺菌処理が行われたパルプをプレス加圧によって圧縮を実施するステップが行われる。
【0034】
<裁断ステップ>(ST6)
【0035】
その次、前記圧縮が行われたパルプを四角形の所定の大きさおよび形状に裁断することによって、本実施形態の乾燥剤10の成形製作が行われる。
【0036】
<乾燥ステップ>(ST7)
【0037】
前記裁断が行われた乾燥剤10を、常温で、3~7時間乾燥させる乾燥作業を実施する。
【0038】
<包装ステップ>(ST8)
【0039】
前記乾燥が行われた乾燥剤10を通気性の包装フィルム20に包装する過程によって、
図3に示すような本発明のパルプ除湿剤製品が完成される。
【0040】
この時、用いる包装フィルム20は、通気性のために、連続する気孔がフィルムの表面に均一に分布された構造を有するもので、気孔の大きさは数マイクロメートル以下で、気体および水蒸気は通過し、水玉のような液体は通過できない透湿、防水機能を有する通常の通気性フィルムを用いる。
【0041】
このような過程によって製造された本発明のパルプ除湿剤は、吸湿性に優れた天然植物纎維であるパルプ11を材料とする乾燥剤10が包装フィルム20の内部に備えられる構造を有することによって、使用時に、人体に無害で、環境にやさしい吸湿性気質の特性を現わすようになる。
【0042】
特に、包装フィルム20の内部に備えられる乾燥剤10は、パルプ11が多数の積層形態に圧縮積載された平坦な板状構造を有するので、吸湿効率の持続時間が従来のシリカゲルに比べて増大されることができる進歩された作用効果を奏することができる。
【0043】
したがって、本発明のパルプ除湿剤は、パルプを材料とする乾燥剤が包装材の内部に備えられることによって、生産費用を節減させるとともに、除湿効率を向上させ、使用後、製品廃棄時に環境汚染の発生を防止することができるという効果を奏する。
【0044】
特に、本発明のパルプ除湿剤は、人体に無害な天然成分であるので、一般の衣類だけでなく、かばんや帽子などのような多様な生活用品の除湿用途に活用可能な利点を有する。
【0045】
一方、
図4は、本発明の他の実施形態による除湿剤の構造を示し、包装フィルム20の内側には乾燥剤10との密着を防止して、所定の通気空間が保持されることができるように弾力性を有する多数の緩衝突部21が所定間隔を保持して点状に形成される。
【0046】
この時、前記緩衝突部21は、マグネシウムクロロフェニサイト1~10重量%、p-トリルオクタノエート1~5重量%、シリコン樹脂20~40重量%、ポリブチレンテレフタレート10~30重量%、塩化トリフェニルスズ5~20重量%、プロリン1~10重量%、フェニルアラニンヒドロキシラーゼ1~15重量%、活性グルテン1~5重量%の割合で混合組成をなすことが好ましい。
【0047】
このような構成を有する場合、緩衝突部21の構成によって包装フィルム20と乾燥剤10との密着が防止されることができるようになり、それによる除湿剤の内部の通気性が確保されることにより、除湿効率をより向上させるという利点を有する。
【0048】
特に、緩衝突部21には弾力性のシリコン樹脂以外にも、マグネシウムクロロフェニサイトおよびポリブチレンテレフタレート成分が混合されているので、空気接触によるシリコン樹脂の硬化現象を防止し、活性グルテンは、シリコン樹脂の弾力性を安定的に保持させることができ、p-トリルオクタノエートおよび塩化トリフェニルスズは、それぞれ組成物相互間の結合力を向上させるとともに、緩衝突部21の変色発生を防止する機能を実行する。
【0049】
また、追加添加されたプロリンおよびフェニルアラニンヒドロキシラーゼは、それぞれ緩衝突部21を点状に包装フィルム20の表面に形成した時、フィルム面と迅速な接着のための触媒作用をする進歩された作用効果を表すようになる。
【0050】
また、本発明のまた他の実施形態としては、高温殺菌乾燥ステップ(ST4)では、真空状態を保持する前記真空チャンバの入口側には、殺菌蒸気噴射ノズルが備えられて、チャンバの内部に引入されるパルプ11の表面に殺菌蒸気が供給されることができるようになる。
【0051】
この時、前記供給される殺菌蒸気は、精製水40~60重量%、チオ硫酸ナトリウム10~30重量%、亜塩素酸5~20重量%、トリーエタノールアミン10~20重量%、セチルピリジニウムクロリド1~10重量%の割合で混合組成をなすことが好ましい。
【0052】
このような混合組成を有する殺菌蒸気の供給が真空チャンバに引入されるパルプの表面に振り撤かれると、パルプ11の殺菌効率が向上されるとともに、殺菌乾燥時間を短縮させることができる。
【0053】
特に、殺菌蒸気にはチオ硫酸ナトリウムおよび亜塩素酸が混合されているので、抗菌機能性が向上され、セチルピリジニウムクロリドは、殺菌蒸気薬液の変質を防止して、殺菌機能の持続性を強化させる機能を実行するようになる。
【0054】
以上、本発明の特定の実施形態が説明および図示されたが、本発明のパルプ除湿剤の構造および製造過程が当業者によって多様に変形されて実施され得ることは自明である。
【0055】
例えば、前記実施形態では、乾燥剤が四角形に形成されたことで説明されたが、必要によっては、円形や多角形に乾燥剤の裁断および成形が行われてもよい。
【0056】
したがって、このような変形された実施形態は、本発明の技術的思想や範囲から個別的に理解されてはならなく、このような変形された実施形態は、本発明の特許請求範囲内に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0057】
10 乾燥剤
11 パルプ
20 包装フィルム
【外国語明細書】