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  • 特開-音声端末機の音声検証及び制限方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024037831
(43)【公開日】2024-03-19
(54)【発明の名称】音声端末機の音声検証及び制限方法
(51)【国際特許分類】
   G10L 17/22 20130101AFI20240312BHJP
   G06F 3/16 20060101ALI20240312BHJP
   G06F 21/32 20130101ALI20240312BHJP
【FI】
G10L17/22
G06F3/16 640
G06F3/16 670
G06F21/32
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023208040
(22)【出願日】2023-12-08
(62)【分割の表示】P 2022540596の分割
【原出願日】2021-07-22
(31)【優先権主張番号】10-2020-0092470
(32)【優先日】2020-07-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】521093761
【氏名又は名称】リ,ジョン ヨプ
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】リ,ジョン ヨプ
(57)【要約】
【課題】使用者の音声入力により命令を遂行する音声端末機の他人の無断使用及び個人情報流出を防止する。
【手段】使用者の音声を入力して音声認証サーバーに登録する登録段階と、入力された音声と音声認証サーバーに登録された音声を比較する比較段階と、比較結果に基づく処理を実行する実行段階とを含み、比較段階で、予め使用者が設定されていなかった場合に、前記入力された音声による命令を遂行し、入力された音声が音声認証サーバーに登録された音声と一致した場合に、使用者の名前を呼んで命令を遂行する又は使用者を確認する過程を経て命令を遂行し、入力された音声が音声認証サーバーに登録された音声と一致しなかった場合に、登録された使用者ではないというコメントを提供する又は使用者ではないという確認過程を経て、音声入力待ちに戻り、繰り返して音声が一致しなかった場合に、段階別措置を遂行する音声端末機の制御方法を提供する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
予め使用者を設定して該使用者の音声を音声認証サーバーに保存し、使用者の音声入力により命令を遂行する音声端末機の制御方法であって、
使用者の音声を入力して前記音声認証サーバーに登録する登録段階と、
入力された音声と前記音声認証サーバーに登録された音声を比較する比較段階と、
該比較段階での比較結果に基づく処理を実行する実行段階と、を含み、
前記実行段階は、
前記比較段階で、予め使用者が設定されていなかった場合に、前記入力された音声による命令を遂行し、
前記比較段階で、前記入力された音声が前記音声認証サーバーに登録された音声と一致した場合に、音声が一致した使用者の名前を呼んで命令を遂行する又は該使用者を確認する過程を経て命令を遂行し、
前記比較段階で、前記入力された音声が前記音声認証サーバーに登録された音声と一致しなかった場合に、登録された使用者ではないというコメントを提供する又は該使用者ではないという確認過程を経て、音声入力待ちに戻り、
前記比較段階で、繰り返して音声が一致しなかった場合に、
2回音声が一致しなかったとき、使用者端末機に認証メッセージを発送し、
3回音声が一致しなかったとき、使用者が予め設定した端末機に警告メッセージを発送し、
4回音声が一致しなかったとき、移動通信社または警察署に位置追跡または非常通知メッセージを発送することを特徴とする、音声端末機の制御方法。
【請求項2】
前記登録段階は、特定の使用者を指定及び選択して入力及び登録することを特徴とする、請求項1に記載の音声端末機の制御方法。
【請求項3】
前記音声端末機は、移動または携帯が可能な形態または据置可能な形態で、携帯電話、ノートブック型PC、タブレット型PC、デスクトップコンピュータ、ヘッドセット、イヤホン、ブルートゥース(登録商標)、スピーカー、モノのインターネット(IOT)製品、自動車、船舶及び飛行機のうちのいずれか一つの端末機に適用されることを特徴とする、請求項1に記載の音声端末機の制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は音声検証及び制限方法に関し、より詳しくは他人の無断使用及び個人情報流出を防止するための音声端末機の音声検証及び制限方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来には、有無線通信網(インターネット網を含む)を介して提供される情報(テキスト、文字、イメージまたは音声の形態)から人工知能音声技術を用いて利用者の自分が所望の情報(データ、コンテンツ、ニュース、情報など)を得るために音声命令を下せば、マイク、音声認識装置、スピーカーが装着された製品などによって、製品に内蔵されているか、または当該製品が有無線通信網を介して外部情報提供ポータル社(グーグル、アマゾン、アップル、ユーチューブ、ネイバー、ダウムなどのようなポータル社及びインターネット新聞社などのその他の情報提供サイトまたはプラットホームを含む)から収集したデータベースから特定の情報を抽出し、既に製品内に保存されている機械音声のみで利用者に情報を提供する形態であった。
【0003】
このような人工知能音声技術サービスは、現在の天気情報、音楽情報、ニュース、最新交通状況、簡単な商品及びサービス注文まで多様な作業ができるほどに進化した。
【0004】
従来の人工知能音声技術を用いた製品のうち、マイク、音声認識装置、スピーカーが装着された製品は「スマートスピーカー」という名称とも呼ばれ、移動または携帯の可能な形態または据置可能な形態を有し、より具体的には、携帯電話、ノートブック型PC、タブレット型PC、デスクトップコンピュータ、ヘッドセット、イヤホン、ブルートゥース(登録商標)、スピーカー、モノのインターネット(IOT)製品の他に、自動車、船舶、飛行機などの多様な移動端末機にもその適用範囲を広げながら人工知能音声情報サービスを提供している。
【0005】
現在は、音声入力方式において、スクリーン(画面部)がない状況、すなわち「ゼロUI」が少しずつその普及の範囲を拡大している状況である。デザイナーであるアンディグッドマン(Andy Goodman)という者が最初に使用したゼロUIは音声認識技術と人工知能とが結合した新しいプラットホームを代表する用語として広く注目されている。
【0006】
ニュースサービス市場においても、2017年以後に音声器機の普及が拡がっており、海外のIT企業及び国内のSKテレコム、KTのような通信社のみならず、ネイバー、カカオも競争的に人工知能スピーカーの市販及び普及によって音声サービスを活用したニュース提供サービスを試みている。
【0007】
一方、従来の音声サービス技術は、一般的に使用者から音声情報を受信して音声認証サーバーに保存した後、音声認証サーバーに保存された使用者の音声と端末機から入力される音声とを単純に比較検証して使用者の真偽可否を判別している。
【0008】
しかし、このような従来音声サービス技術は、他人の無断使用及び個人情報流出を防止するために、端末機の機能の全部または一部に対してロック設定を行っても、端末機の紛失や盗難の際、これに効果的に対処することができない問題点があった。
【0009】
また、単純に一つの音声認証サーバーに保存された使用者の音声を単純に比較することにより、使用者の音声を正確で安全に認識するか検証することができない問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】

【特許文献1】韓国公開特許第2017-0049317号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明はこのような従来問題点を解決するためのものであり、他人の無断使用及び個人情報流出を防止するために、端末機の機能の全部または一部に対して制限設定を行った後、使用者が指定した段階別対応措置を行うことにより、端末機の紛失や盗難の際、これに対して効果的に対処することができる音声端末機の音声検証及び制限方法を提供することに目的がある。
【0012】
また、複数の認証サーバーに使用者の音声を保存し、互いに比較検証するとともに、言語処理モジュールを用いて使用者音声を感情状態別に保存することにより、使用者の音声を正確で安全に認識して検証することができる音声端末機の音声検証及び制限方法を提供することに目的がある。
【0013】
本発明が解決しようとする課題は以上で言及した課題に限定されず、言及しなかった他の課題は以下の記載から通常の技術者に明らかに理解可能であろう。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記目的を達成するために、本発明による音声端末機の音声検証及び制限方法は、a)音声保存段階及びb)音声検証段階を含む音声端末機の音声検証及び制限方法であって、前記a)音声保存段階は、前記音声端末機のマイクを介して使用者の音声を入力及び登録する段階と、前記入力された音声を言語処理モジュールで受信して分析する段階と、前記分析した音声を複数の音声認証サーバーに伝送してそれぞれ保存する段階と、前記保存された音声を人工知能(AI)プロセッサで学習する段階とを含み、前記b)音声検証段階は、前記入力された音声と前記複数の音声認証サーバーに保存された音声のうちの少なくとも一つ以上のサーバーに保存された音声とを互いに比較する段階と、前記入力された音声が保存された音声と一致する場合、承認及び音声命令を遂行する段階と、前記入力された音声が保存された音声と一致しない場合、前記音声端末機の機能の全部または一部に対して制限を設定し、使用者が指定した段階別措置を遂行する機能ロック設定段階とを含み、一人以上の使用者が既に設定されている場合、特定の使用者が音声入力によって命令を下すとき、音声認証サーバーに保存されている使用者の音声を確認し、既設定の使用者であれば当該使用者の名前を呼び、命令を作動するか、当該使用者を確認する過程を経て命令を遂行し、使用者ではなければ、使用者ではないというコメントを提供するか使用者ではないという確認過程を経て再び初期段階に戻り、使用者の音声が設定されていないときには、別途の音声認証過程なしに使用者の音声による命令を遂行することを特徴とする。
【0015】
前記使用者の音声を入力及び登録する段階は、特定の使用者を指定及び選択して入力及び登録することが好ましい。
【0016】
また、前記言語処理モジュールで音声を分析する段階は、使用者の音声を発音、速度、呼吸、韻律、発声特徴別に分類してそれぞれの感情状態別に保存することがより好ましい。
【0017】
また、前記音声端末機の機能ロックを設定する段階は、前記端末機の機能の全部または一部に対して最初にロック設定を行った後、再入力の際、繰り返して音声が一致しない場合には、使用者が予め指定した段階別対応措置を行い、1段階で使用者端末機に認証メッセージを発送し、2段階で使用者が予め設定した端末機に警告メッセージを発送し、3段階で移動通信社または警察署に位置追跡及び非常通知メッセージを発送することができる。
【0018】
前記音声端末機は、移動または携帯が可能な形態または据置可能な形態、より具体的には、携帯電話、ノートブック型PC、タブレット型PC、デスクトップコンピュータ、ヘッドセット、イヤホン、ブルートゥース(登録商標)、スピーカー、モノのインターネット(IOT)製品の他に、自動車、船舶、飛行機のうちのいずれか一つの端末機に適用されることができる。
【0019】
前記a)音声保存段階及びb)音声検証段階は、韓国語、英語、日本語、中国語などのうちで一つ以上の言語を選択することができる。
【0020】
本発明の他の特徴及びより具体的な事項は詳細な説明及び図面に含まれている。
【発明の効果】
【0021】
このように構成された本発明による音声端末機の音声検証及び制限方法によれば、他人の無断使用及び個人情報流出を防止するために、端末機の機能の全部または一部に対して制限設定を行った後、繰り返して音声が一致しない場合には、使用者が指定した段階別対応措置を行うことにより、端末機の紛失や盗難の際、これに対して効果的に対処する効果がある。
【0022】
また、複数の認証サーバーに使用者の音声を保存し、互いに比較検証するとともに、言語処理モジュールを用いて使用者音声を感情状態別に保存することにより、使用者の音声を正確で安全に認識して検証することができる効果もある。
【0023】
本発明の効果は以上で言及した効果に限定されず、言及しなかった他の効果は以下の記載から通常の技術者に明らかに理解可能であろう。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明の一実施例による音声端末機の音声検証及び制限方法の音声保存過程を示す制御ブロック図である。
図2】本発明の一実施例による音声端末機の音声検証及び制限方法の音声検証過程を示す制御ブロック図である。
図3】本発明の一実施例による音声端末機の音声検証及び制限方法の使用例を示す図である。
図4】本発明の一実施例による音声端末機の音声検証及び制限方法の使用例を示す図である。
図5】本発明の他の実施例による一人以上の使用者が既に設定されている場合、特定の使用者の音声入力による命令処理段階を示す制御ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
本発明は多様な変換を加えることができ、さまざまな実施例を有することができるが、ここでは特定の実施例を例示し、詳細な説明で詳細に説明しようとする。しかし、これは本発明を特定の実施形態に限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物乃至代替物を含むものと理解されなければならない。各図の説明において、類似の構成要素に対して類似の参照符号を使った。
【0026】
第1、第2などの用語は多様な構成要素を説明するのに使うことができるが、前記構成要素は前記用語に限定されてはいけない。前記用語は一構成要素を他の構成要素と区別する目的のみで使われる。例えば、本発明の権利範囲を逸脱しない範疇内で第1構成要素は第2構成要素と名付けることができ、同様に第2構成要素も第1構成要素と名付けることができる。及び/又はという用語は複数の関連した項目の組合せ又は複数の関連した項目のいずれか項目を含む。
【0027】
ある構成要素が他の構成要素に“連結されて”いるか“接続されて”いると言及するときには、その他の構成要素に直接連結されているか又は接続されていることもできるが、その中間にさらに他の構成要素が存在することもできると理解されなければならないであろう。一方、ある構成要素が他の構成要素に“直接連結されて”いるか“直接接続されて”いると言及するときには、その中間にさらに他の構成要素が存在しないものと理解されなければならないであろう。
【0028】
本発明で使用する用語はただ特定の実施例を説明するために使用するものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は文脈上で明白に他に指示しない限り、複数の表現を含む。本発明で、“含む”又は“有する”などの用語は明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品又はこれらの組合せが存在することを指定しようとするものであり、一つ又はそれ以上の他の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品又はこれらの組合せの存在又は付加の可能性を予め排除しないものと理解されなければならない。
【0029】
本発明は多様な変形例及び実施例を有することができるが、その中で特定の実施例を詳細な説明及び添付図面の例示に基づいてより詳細に説明しようとする。また、本発明の説明において、関連した周知の慣用技術についての具体的な説明が本発明の要旨をあいまいにする可能性があると判断される場合にはその説明を省略する。
【0030】
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0031】
図1は本発明の一実施例による音声端末機の音声検証及び制限方法の音声保存過程を示す制御ブロック図であり、図2は本発明の一実施例による音声端末機の音声検証及び制限方法の音声検証過程を示す制御ブロック図である。
【0032】
前記制御ブロック図に示すように、本発明の一実施例による音声端末機の音声検証及び制限方法は、a)音声保存段階と、b)音声検証段階とを含む。
【0033】
まず、図1の制御ブロック図に示すように、本発明の一実施例による音声端末機の音声検証及び制限方法の音声保存過程を説明すると、前記a)音声保存段階は、前記音声端末機100のマイク110に使用者の音声を入力及び登録する段階(S10~S12)、前記入力された音声を言語処理モジュールで受信して分析する段階(S13~S16)、前記分析した音声を複数の音声認証サーバー200、210に伝送してそれぞれ検証及び保存する段階(S17~S19)、及び前記保存された音声を人工知能(AI)プロセッサで学習する段階(S20)を含む。
【0034】
前記使用者の音声を入力及び登録する段階(S10~S12)は、特定の使用者を指定及び選択して入力及び登録することが好ましい。例として、使用者としては、本人、母、父、息子、娘、知人などの特定の使用者を指定及び選択することができる。
【0035】
また、前記言語処理モジュールで音声を分析する段階(S13~S16)は、使用者の音声を発音、速度、呼吸、韻律、発声特徴別に分類してそれぞれの感情状態別に保存することがより好ましい。
【0036】
また、図2の制御ブロック図に示すように、本発明の一実施例による音声端末機の音声検証及び制限方法は、前記b)音声検証段階は、前記a)段階で入力された音声と前記複数の音声認証サーバー200、210に保存された音声のうちの少なくとも一つ以上のサーバーに保存された音声とを互いに比較して検証する段階(S21)、前記入力された音声が保存された音声と一致する場合、承認及び音声命令を遂行する段階(S22~S24)、及び前記入力された音声が保存された音声と一致しない場合、前記音声端末機の全部または一部に対して制限を設定し、使用者が指定した段階別措置を遂行する段階を含む。
【0037】
ここで、非承認による特定の案内コメントを出力することもでき、設定ロックまたは未設定動作を行うことができる。
【0038】
前記複数の音声認証サーバー200、210に保存された音声を互いに比較して検証する段階(S21)は、好ましくは二つのサーバー200、210に保存された音声を互いに比較することにより、保存された音声の一致有無によってより正確に信頼性を検証することができる。
【0039】
また、前記音声端末機の機能ロックを設定する段階(S28)は、前記端末機100の機能の全部または一部に対して最初にロック設定を行った後、再入力の際、繰り返して音声が一致しない場合には、使用者が予め指定した段階別対応措置を行い、1段階で使用者端末機に認証メッセージを発送し、2段階で使用者が予め設定した端末機に警告メッセージを発送し、3段階で移動通信社または警察署に位置追跡及び非常通知メッセージを発送することができる。
【0040】
すなわち、前記端末機の機能の全部または一部に対して最初にロック設定を行った後、再入力の際、繰り返して音声が一致しない場合には、使用者が予め指定した段階別対応措置を行う。ただ、段階別措置は使用者の選択によって措置の順序が変わることができる。
【0041】
前記移動または携帯可能な形態または据置形態、より具体的には、携帯電話、ノートブック型PC、タブレット型PC、デスクトップコンピュータ、ヘッドセット、イヤホン、ブルートゥース(登録商標)、スピーカー、モノのインターネット(IOT)製品の他に、自動車、船舶、飛行機などの多様な移動端末機にも適用可能である。
【0042】
また、a)音声保存段階及びb)音声検証段階は、韓国語、英語、日本語、中国語などのうち一つ以上の言語を選択することができる。
【0043】
また、図3及び図4は本発明の一実施例による音声端末機の音声検証及び制限方法の例を示す図であり、図5は本発明の一実施例による一人以上の使用者が既に設定されている場合、特定の使用者の音声入力による命令処理段階を示す制御ブロック図である。
【0044】
図示のように、一人以上の使用者が既に設定されている場合、特定の使用者が音声入力によって命令を下すとき、音声認証サーバーに保存されている使用者の音声を確認し、期設定の使用者に相当すれば、当該使用者の名前を呼び(これは実際製品の具現では省略することができる)、命令を作動する。
【0045】
また、当該使用者の名前を呼び、命令を作動するか、当該使用者を確認する過程を経て命令を遂行し、使用者ではなければ、使用者でないというコメントを提供するか使用者ではないという確認過程を経て再び初期段階に戻り、使用者の音声が設定されていないときには、別途の音声認証過程なしに使用者の音声による命令を遂行するようにする特徴を有する音声端末機の音声検証及び制限方法を提供する。
【0046】
一方、音声認証サーバーに保存されている使用者の音声を確認し、既設定の使用者の音声でなければ、使用者ではないというコメントを提供するとともに再び初期段階に戻る。
【0047】
仮に、使用者の音声が設定されていないときには、別途の音声認証過程なしに使用者の音声による命令を遂行することができる。
【0048】
本明細書に記載した本発明の実施例及び図面に示した構成は本発明の好適な実施例に関するものであり、発明の技術的思想の全部を包括するものではないので、出願時点にこれらを代替することができた多様な均等物及び変形例があり得ることを理解しなければならない。よって、本発明は上述した実施例に限定されなく、請求範囲で請求する本発明の要旨を離脱しない範疇内で、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば誰でも多様な変形実施が可能であり、そのような変更は本発明の請求範囲に記載の権利範囲内に属するものである。
【符号の説明】
【0049】
100 端末機
110 マイク
200、210 音声認証サーバー
図1
図2
図3
図4
図5