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特開2024-37966単鎖キメラポリペプチドおよびその使用
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024037966
(43)【公開日】2024-03-19
(54)【発明の名称】単鎖キメラポリペプチドおよびその使用
(51)【国際特許分類】
   C12N 15/62 20060101AFI20240312BHJP
   C12N 15/12 20060101ALI20240312BHJP
   C07K 19/00 20060101ALI20240312BHJP
   C07K 14/47 20060101ALI20240312BHJP
   C12N 15/63 20060101ALI20240312BHJP
   C12N 1/15 20060101ALI20240312BHJP
   C12N 1/19 20060101ALI20240312BHJP
   C12N 1/21 20060101ALI20240312BHJP
   C12N 5/10 20060101ALI20240312BHJP
   C12P 21/02 20060101ALI20240312BHJP
   C07K 14/55 20060101ALI20240312BHJP
   C12N 15/26 20060101ALI20240312BHJP
   A61K 38/36 20060101ALI20240312BHJP
   A61K 39/395 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 1/04 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 1/16 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 1/18 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 3/10 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 9/00 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 9/10 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 9/12 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 11/00 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 13/02 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 13/08 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 13/12 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 15/00 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 17/00 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 17/02 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 17/14 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 19/02 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 19/08 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 19/10 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 21/00 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 25/00 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 25/14 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 25/16 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 25/28 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 27/02 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 27/12 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 31/00 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 31/12 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 31/14 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 31/16 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 31/18 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 31/20 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 31/22 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 35/02 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 37/06 20060101ALI20240312BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20240312BHJP
【FI】
C12N15/62 Z
C12N15/12 ZNA
C07K19/00
C07K14/47
C12N15/63 Z
C12N1/15
C12N1/19
C12N1/21
C12N5/10
C12P21/02 C
C07K14/55
C12N15/26
A61K38/36
A61K39/395 L
A61K39/395 N
A61P1/04
A61P1/16
A61P1/18
A61P3/10
A61P9/00
A61P9/10
A61P9/10 101
A61P9/12
A61P11/00
A61P13/02
A61P13/08
A61P13/12
A61P15/00
A61P17/00
A61P17/02
A61P17/14
A61P19/02
A61P19/08
A61P19/10
A61P21/00
A61P25/00
A61P25/14
A61P25/16
A61P25/28
A61P27/02
A61P27/12
A61P31/00
A61P31/12
A61P31/14
A61P31/16
A61P31/18
A61P31/20
A61P31/22
A61P35/00
A61P35/02
A61P37/06
A61P43/00 105
【審査請求】有
【請求項の数】31
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023214081
(22)【出願日】2023-12-19
(62)【分割の表示】P 2021535497の分割
【原出願日】2019-08-29
(31)【優先権主張番号】62/725,038
(32)【優先日】2018-08-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/746,832
(32)【優先日】2018-10-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/749,506
(32)【優先日】2018-10-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/816,683
(32)【優先日】2019-03-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/817,241
(32)【優先日】2019-03-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/817,244
(32)【優先日】2019-03-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/881,039
(32)【優先日】2019-07-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】521087117
【氏名又は名称】エイチシーダブリュー バイオロジックス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100102978
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 初志
(74)【代理人】
【識別番号】100205707
【弁理士】
【氏名又は名称】小寺 秀紀
(74)【代理人】
【識別番号】100160923
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 裕孝
(74)【代理人】
【識別番号】100119507
【弁理士】
【氏名又は名称】刑部 俊
(74)【代理人】
【識別番号】100142929
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 隆一
(74)【代理人】
【識別番号】100148699
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 利光
(74)【代理人】
【識別番号】100128048
【弁理士】
【氏名又は名称】新見 浩一
(74)【代理人】
【識別番号】100129506
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 智彦
(74)【代理人】
【識別番号】100114340
【弁理士】
【氏名又は名称】大関 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100121072
【弁理士】
【氏名又は名称】川本 和弥
(72)【発明者】
【氏名】ウォン ヒン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】哺乳動物における血液凝固を刺激しない、単鎖キメラポリペプチドを用いた、免疫細胞を刺激する方法および治療を提供する。
【解決手段】(i)第1の標的結合ドメイン、(ii)可溶性組織因子ドメイン、および(iii)第2の標的結合ドメインを含み、哺乳動物において血液凝固を刺激しない、単鎖キメラポリペプチドであって、第1の標的結合ドメインと第2の標的結合ドメインが、IL-2受容体に結合する、単鎖キメラポリペプチドを提供する。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(i)第1の標的結合ドメイン、
(ii)可溶性組織因子ドメイン、および
(iii)第2の標的結合ドメイン
を含む、単鎖キメラポリペプチド。
【請求項2】
前記第1の標的結合ドメインと前記可溶性組織因子ドメインが、互いに直接隣接している、請求項1に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項3】
前記第1の標的結合ドメインと前記可溶性組織因子ドメインとの間にリンカー配列をさらに含む、請求項1に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項4】
前記可溶性組織因子ドメインと前記第2の標的結合ドメインが、互いに直接隣接している、請求項1~3のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項5】
前記可溶性組織因子ドメインと前記第2の標的結合ドメインとの間にリンカー配列をさらに含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項6】
前記第1の標的結合ドメインおよび前記第2の標的結合ドメインが、同じ抗原に特異的に結合する、請求項1~5のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項7】
前記第1の標的結合ドメインおよび前記第2の標的結合ドメインが、同じエピトープに特異的に結合する、請求項6に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項8】
前記第1の標的結合ドメインおよび前記第2の標的結合ドメインが、同じアミノ酸配列を含む、請求項7に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項9】
前記第1の標的結合ドメインおよび前記第2の標的結合ドメインが、異なる抗原に特異的に結合する、請求項1~5のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項10】
前記第1の標的結合ドメインおよび前記第2の標的結合ドメインの一方または両方が、抗原結合ドメインである、請求項1~9のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項11】
前記第1の標的結合ドメインおよび前記第2の標的結合ドメインの一方または両方が、CD16a、CD28、CD3、CD33、CD20、CD19、CD22、CD123、IL-1R、IL-1、VEGF、IL-6R、IL-4、IL-10、PDL-1、TIGIT、PD-1、TIM3、CTLA4、MICA、MICB、IL-6、IL-8、TNFα、CD26a、CD36、ULBP2、CD30、CD200、IGF-1R、MUC4AC、MUC5AC、Trop-2、CMET、EGFR、HER1、HER2、HER3、PSMA、CEA、B7H3、EPCAM、BCMA、P-カドヘリン、CEACAM5、UL16結合タンパク質、HLA-DR、DLL4、TYRO3、AXL、MER、CD122、CD155、PDGFDD、TGF-β受容体II(TGF-βRII)リガンド、TGF-βRIIIリガンド、DNAM1リガンド、NKp46リガンド、NKp44リガンド、NKG2Dリガンド、NKp30リガンド、scMHCIリガンド、scMHCIIリガンド、scTCRリガンド、IL-1受容体、IL-2受容体、IL-3受容体、IL-7受容体、IL-8受容体、IL-10受容体、IL-12受容体、IL-15受容体、IL-17受容体、IL-18受容体、IL-21受容体、PDGF-DD受容体、幹細胞因子(SCF)受容体、幹細胞様チロシンキナーゼ3リガンド(FLT3L)受容体、MICA受容体、MICB受容体、ULP16結合タンパク質受容体、CD155受容体、CD122受容体、およびCD28受容体からなる群から選択される標的に結合する、請求項1~10のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項12】
前記第1の標的結合ドメインおよび前記第2の標的結合ドメインの一方または両方が、可溶性インターロイキン、可溶性サイトカインタンパク質、または可溶性細胞表面タンパク質である、請求項1~10のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項13】
前記可溶性インターロイキン、可溶性サイトカインタンパク質、または可溶性細胞表面タンパク質が、IL-1、IL-2、IL-3、IL-7、IL-8、IL-10、IL-12、IL-15、IL-17、IL-18、IL-21、PDGF-D、SCF、FLT3L、MICA、MICB、およびULP16結合タンパク質からなる群から選択される、請求項12に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項14】
前記第1の標的結合ドメインおよび前記第2の標的結合ドメインの一方または両方が、可溶性インターロイキン受容体、可溶性サイトカイン受容体、または可溶性細胞表面受容体である、請求項1~10のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項15】
前記可溶性インターロイキン受容体、前記可溶性サイトカイン受容体、または前記可溶性細胞表面受容体が、可溶性TGF-β受容体II(TGF-βRII)、可溶性TGF-βRIII、可溶性NKG2D、可溶性NKp30、可溶性NKp44、可溶性NKp46、可溶性DNAM-1、scMHCI、scMHCII、scTCR、可溶性CD155、または可溶性CD28である、請求項14に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項16】
前記可溶性組織因子ドメインが、可溶性ヒト組織因子ドメインである、請求項1~15のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項17】
前記可溶性ヒト組織因子ドメインが、配列番号9と少なくとも80%同一である配列を含む、請求項16に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項18】
そのN末端および/またはC末端に1つ以上の追加の標的結合ドメインをさらに含む、請求項1~17のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項19】
請求項1~18に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかを含む、組成物。
【請求項20】
医薬組成物である、請求項19に記載の組成物。
【請求項21】
少なくとも1用量の請求項19または20に記載の組成物を含む、キット。
【請求項22】
免疫細胞を刺激する方法であって、
免疫細胞を、有効量の、請求項1~18に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは請求項19もしくは20に記載の組成物と接触させることを含む、方法。
【請求項23】
免疫細胞の増殖を誘導するかまたは増加させる方法であって、
免疫細胞を、有効量の、請求項1~18に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは請求項19もしくは20に記載の組成物と接触させることを含む、方法。
【請求項24】
免疫細胞のメモリーまたはメモリー様免疫細胞への分化を誘導する方法であって、
免疫細胞を、有効量の、請求項1~18に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは請求項19もしくは20に記載の組成物と接触させることを含む、方法。
【請求項25】
前記免疫細胞をインビトロで接触させる、請求項22~24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
前記免疫細胞をインビボで接触させる、請求項22~24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
前記免疫細胞が、未熟胸腺細胞、末梢血リンパ球、ナイーブT細胞、多能性Th細胞前駆体、リンパ前駆細胞、Treg細胞、Th17細胞、Th22細胞、Th9細胞、Th2細胞、Th1細胞、Th3細胞、γδ T細胞、αβ T細胞、腫瘍浸潤T細胞、CD8+T細胞、CD4+T細胞、ナチュラルキラーT細胞、マスト細胞、マクロファージ、好中球、樹状細胞、好塩基球、好酸球、およびナチュラルキラー細胞からなる群から選択される、請求項22~26のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
前記免疫細胞が、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体を発現するように以前に遺伝子改変されている、請求項22~27のいずれか一項に記載の方法。
【請求項29】
前記免疫細胞を、それを必要とする対象に投与することをさらに含む、請求項22~28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
がん細胞、感染細胞、または老化細胞の死滅を必要とする対象におけるがん細胞、感染細胞、または老化細胞を死滅させる方法であって、前記対象に、治療有効量の、請求項1~18に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは請求項19もしくは20に記載の組成物を投与することを含む、方法。
【請求項31】
治療を必要とする対象を治療する方法であって、前記対象に、治療有効量の、請求項1~18に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは請求項19もしくは20に記載の組成物を投与することを含む、方法。
【請求項32】
前記対象が、がん、加齢関連疾患もしくは状態、または感染性疾患を有すると特定または診断されている、請求項30または31に記載の方法。
【請求項33】
前記がんが、固形腫瘍、血液腫瘍、肉腫、骨肉腫、膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、黒色腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫、B細胞新生物、多発性骨髄腫、B細胞リンパ腫、B細胞非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ性白血病(ALL)、骨髄異形成症候群(MDS)、皮膚T細胞リンパ腫、網膜芽細胞腫、胃がん、尿路上皮がん、肺がん、腎細胞がん、胃(gastic)食道がん、膵臓がん、前立腺がん、乳がん、結腸直腸がん、卵巣がん、非小細胞肺がん、扁平上皮頭頸部がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、肝臓がん、および肝細胞がんからなる群から選択される、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記加齢関連疾患もしくは状態が、アルツハイマー病、動脈瘤、嚢胞性線維症、膵炎(panceatitis)における線維症、緑内障、高血圧症、特発性肺線維症、炎症性腸疾患、椎間板変性、黄斑変性、骨関節炎、2型真性糖尿病、脂肪萎縮、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、白内障、COPD、特発性肺線維症、腎移植不全、肝線維症、骨量喪失、心筋梗塞、サルコペニア、創傷治癒、脱毛症、心筋細胞肥大、骨関節炎、パーキンソン病、加齢に伴う肺組織弾性の低下、黄斑変性、悪液質、糸球体硬化症、肝硬変、NAFLD、骨粗しょう症、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、脊髄小脳失調症、多発性硬化症、および腎機能障害からなる群から選択される、請求項32に記載の方法。
【請求項35】
前記感染性疾患が、ヒト免疫不全ウイルス、サイトメガロウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、ライノウイルス、ロタウイルス、天然痘、単純ヘルペスウイルス、B型肝炎ウイルス、A型肝炎ウイルス、およびC型肝炎ウイルス、パピローマウイルス、ならびにインフルエンザウイルスによる感染である、請求項32に記載の方法。
【請求項36】
請求項1~18のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかをコードする、核酸。
【請求項37】
請求項36に記載の核酸を含む、ベクター。
【請求項38】
請求項36に記載の核酸または請求項37に記載のベクターを含む、細胞。
【請求項39】
単鎖キメラポリペプチドを産生する方法であって、
前記単鎖キメラポリペプチドの産生をもたらすのに十分な条件下で、請求項38に記載の細胞を培養培地中で培養することと、
前記単鎖キメラポリペプチドを前記細胞および/または前記培養培地から回収することと
を含む、方法。
【請求項40】
請求項39に記載の方法によって産生された、単鎖キメラポリペプチド。
【請求項41】
前記ヒト可溶性組織因子ドメインが、血液凝固を開始させない、請求項16に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項42】
前記可溶性組織因子ドメインが、野生型可溶性ヒト組織因子由来の配列を含むか、またはそれからなる、請求項1~18のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、各々参照により全体が本明細書に組み込まれる、2018年8月30日に出願された米国特許出願第62/725,038号、2019年3月12日に出願された米国特許出願第62/817,244号、2018年10月17日に出願された米国特許出願第62/746,832号、2018年10月23日に出願された米国特許出願第62/749,506号、2019年3月12日に出願された米国特許出願第62/817,241号、2019年3月11日に出願された米国特許出願第62/816,683号、および2019年7月31日に出願された米国特許出願第62/881,039号に対する優先権を主張する。
【0002】
技術分野
本開示は、バイオテクノロジーの分野、より具体的には、抗原結合分子に関する。
【背景技術】
【0003】
約46kDaの分子量を有する263アミノ酸内在性膜糖タンパク質であり、かつ外因性血液凝固経路の誘因タンパク質である組織因子(TF)は、インビボでの凝固の主要な開始因子である。通常、循環血液と接触していない組織因子は、循環凝固セリンプロテアーゼ因子への曝露時に凝固カスケードを開始させる。血管損傷は、組織因子を発現する内皮下細胞を曝露し、既存の血漿因子VIIa(FVIIa)とのカルシウム依存性高親和性複合体の形成をもたらす。セリンプロテアーゼFVIIaの組織因子への結合は、FXからFXaおよびFIXからFIXaへの迅速な切断を促進する。次いで、結果として生じたFXaおよび活性膜表面のタンパク質分解活性は、少量のプロトロンビンを非効率的にトロンビンに変換する。FXaによって生成されたトロンビンは、血小板活性化を開始させ、微量のプロ補因子である第V因子(FV)および第VIII因子(FVIII)を活性化して、活性補因子である第Va因子(FVa)および第VIIIa因子(FVIIIa)になる。FIXaは、血小板表面上でFVIIIaと複合体を形成して、内因性テナーゼ複合体を形成し、これにより、FXaが迅速に生成される。FXaは、FVaと複合体を形成して、活性化された血小板表面上にプロトロンビナーゼ複合体を形成し、これにより、プロトロンビンがトロンビンに迅速に切断される。
【0004】
組織因子-FVIIa複合体に加えて、最近の研究では、組織因子-FVIIa-FXa複合体がFVIIIを活性化することができ、これにより、開始段階で追加のレベルのFVIIIaが提供されることが示された。外因性経路が限られた量のトロンビンの活性化により凝固を開始させる際に最も重要である一方で、内因性経路は、初期シグナルの劇的な増幅により凝固を維持する。
【0005】
細胞表面上に発現する組織因子の多くは「暗号化」されており、凝固に完全に関与するには「暗号解読」されなければならない。細胞表面組織因子の「暗号解読」のメカニズムは、現時点では依然として不明であるが、アニオン性リン脂質の曝露がこのプロセスで主要な役割を果たしている。健常な細胞は、ホスファチジルセリン(PS)等のアニオン性リン脂質を原形質膜の内側の小葉に能動的に隔離する。細胞損傷、活性化、または細胞質Ca2+レベルの増加後、この二層非対称性が失われ、外側の小葉でPS曝露が増加し、これにより、細胞表面組織因子-FVIIa複合体の比活性が増加する。PS曝露は、組織因子-FVIIa複合体によるFIXおよびFXの活性化の見かけのKmを低下させることが知られているが、追加のメカニズムには、組織因子または組織因子-FVIIaの立体配座再配置、およびその後の基質結合部位の曝露が含まれ得る。
【発明の概要】
【0006】
本発明は、可溶性組織因子が抗原結合ドメインを含むキメラポリペプチドの足場として使用され得るという発見に基づく。この発見に基づき、(i)第1の標的結合ドメイン、(ii)可溶性組織因子ドメイン、および(iii)第2の標的結合ドメインを含む単鎖キメラポリペプチドが本明細書に提供される。また、本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかを含む組成物、本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかをコードする核酸、および本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかをコードする核酸のうちのいずれかを含む細胞も本明細書に提供される。また、本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかの使用を含む、免疫細胞を刺激する方法および治療を必要とする対象を治療する方法も本明細書に提供される。また、本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかを産生する方法も本明細書に提供される。単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかの追加の使用が本明細書に記載されている。
【0007】
したがって、
(i)第1の標的結合ドメイン、
(ii)可溶性組織因子ドメイン、および
(iii)第2の標的結合ドメイン
を含む、単鎖キメラポリペプチドが本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインと可溶性組織因子ドメインは、互いに直接隣接している。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、第1の標的結合ドメインと可溶性組織因子ドメインとの間にリンカー配列をさらに含む。いくつかの実施形態では、可溶性組織因子ドメインと第2の標的結合ドメインは、互いに直接隣接している。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、可溶性組織因子ドメインと第2の標的結合ドメインとの間にリンカー配列をさらに含む。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインと第2の標的結合ドメインは、互いに直接隣接している。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、第1の標的結合ドメインと第2の標的結合ドメインとの間にリンカー配列をさらに含む。いくつかの実施形態では、第2の標的結合ドメインと可溶性組織因子ドメインは、互いに直接隣接している。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、第2の標的結合ドメインと可溶性組織因子ドメインとの間にリンカー配列をさらに含む。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインは、同じ抗原に特異的に結合する。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインは、同じエピトープに特異的に結合する。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインは、同じアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインは、異なる抗原に特異的に結合する。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインの一方または両方は、抗原結合ドメインである。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインは、各々、抗原結合ドメインである。いくつかの実施形態では、抗原結合ドメインは、scFvまたは単一ドメイン抗体を含む。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインの一方または両方は、CD16a、CD28、CD3、CD33、CD20、CD19、CD22、CD123、IL-1R、IL-1、VEGF、IL-6R、IL-4、IL-10、PDL-1、TIGIT、PD-1、TIM3、CTLA4、MICA、MICB、IL-6、IL-8、TNFα、CD26a、CD36、ULBP2、CD30、CD200、IGF-1R、MUC4AC、MUC5AC、Trop-2、CMET、EGFR、HER1、HER2、HER3、PSMA、CEA、B7H3、EPCAM、BCMA、P-カドヘリン、CEACAM5、UL16結合タンパク質、HLA-DR、DLL4、TYRO3、AXL、MER、CD122、CD155、PDGF-DD、TGF-β受容体II(TGF-βRII)リガンド、TGF-βRIIIリガンド、DNAM-1リガンド、NKp46リガンド、NKp44リガンド、NKG2Dリガンド、NKp30リガンド、scMHCIリガンド、scMHCIIリガンド、scTCRリガンド、IL-1受容体、IL-2受容体、IL-3受容体、IL-7受容体、IL-8受容体、IL-10受容体、IL-12受容体、IL-15受容体、IL-17受容体、IL-18受容体、IL-21受容体、PDGF-DD受容体、幹細胞因子(SCF)受容体、幹細胞様チロシンキナーゼ3リガンド(FLT3L)受容体、MICA受容体、MICB受容体、ULP16結合タンパク質受容体、CD155受容体、CD122受容体、およびCD28受容体からなる群から選択される標的に結合する。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインの一方または両方は、可溶性インターロイキン、可溶性サイトカインタンパク質、または可溶性細胞表面タンパク質である。いくつかの実施形態では、可溶性インターロイキン、可溶性サイトカインタンパク質、または可溶性細胞表面タンパク質は、IL-1、IL-2、IL-3、IL-7、IL-8、IL-10、IL-12、IL-15、IL-17、IL-18、IL-21、PDGF-DD、SCF、FLT3L、MICA、MICB、およびULP16結合タンパク質からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインの一方または両方は、可溶性インターロイキン受容体、可溶性サイトカイン受容体、または可溶性細胞表面受容体である。いくつかの実施形態では、可溶性インターロイキン受容体、可溶性サイトカイン受容体、または可溶性細胞表面受容体は、可溶性TGF-β受容体II(TGF-βRII)、可溶性TGF-βRIII、可溶性NKG2D、可溶性NKp30、可溶性NKp44、可溶性NKp46、可溶性DNAM-1、scMHCI、scMHCII、scTCR、可溶性CD155、または可溶性CD28である。いくつかの実施形態では、可溶性組織因子ドメインは、可溶性ヒト組織因子ドメインである。いくつかの実施形態では、可溶性ヒト組織因子ドメインは、配列番号9と少なくとも80%同一である配列を含む。いくつかの実施形態では、可溶性ヒト組織因子ドメインは、配列番号9と少なくとも90%同一である配列を含む。いくつかの実施形態では、可溶性ヒト組織因子ドメインは、配列番号9と少なくとも95%同一である配列を含む。いくつかの実施形態では、可溶性ヒト組織因子ドメインの単鎖キメラポリペプチドは、成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸20位に対応するアミノ酸の位置にリジン、成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸22位に対応するアミノ酸の位置にイソロイシン、成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸45位に対応するアミノ酸の位置にトリプトファン、成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸58位に対応するアミノ酸の位置にアスパラギン酸、成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸94位に対応するアミノ酸の位置にチロシン、成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸135位に対応するアミノ酸の位置にアルギニン、および成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸140位に対応するアミノ酸の位置にフェニルアラニンのうちの1つ以上を含まない。いくつかの実施形態では、可溶性ヒト組織因子ドメインは、成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸20位に対応するアミノ酸の位置にリジン、成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸22位に対応するアミノ酸の位置にイソロイシン、成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸45位に対応するアミノ酸の位置にトリプトファン、成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸58位に対応するアミノ酸の位置にアスパラギン酸、成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸94位に対応するアミノ酸の位置にチロシン、成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸135位に対応するアミノ酸の位置にアルギニン、および成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸140位に対応するアミノ酸の位置にフェニルアラニンのうちのいずれも含まない。いくつかの実施形態では、可溶性組織因子ドメインは、第VIIa因子に結合することができない。いくつかの実施形態では、可溶性組織因子ドメインは、不活性第X因子を第Xa因子に変換しない。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、哺乳動物における血液凝固を刺激しない。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、そのN末端および/またはC末端に1つ以上の追加の標的結合ドメインをさらに含む。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、そのN末端に1つ以上の追加の標的結合ドメインを含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の追加の標的結合ドメインは、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、または可溶性組織因子ドメインに直接隣接している。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、少なくとも1つの追加の標的結合ドメインのうちの1つと、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、または可溶性組織因子ドメインとの間に、リンカー配列をさらに含む。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、そのC末端に1つ以上の追加の標的結合ドメインを含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の追加の標的結合ドメインのうちの1つは、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、または可溶性組織因子ドメインに直接隣接している。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、少なくとも1つの追加の標的結合ドメインのうちの1つと、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、または可溶性組織因子ドメインとの間に、リンカー配列をさらに含む。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、そのN末端およびC末端に1つ以上の追加の標的結合ドメインを含む。いくつかの実施形態では、N末端の1つ以上の追加の抗原結合ドメインのうちの1つは、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、または可溶性組織因子ドメインに直接隣接している。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、N末端の1つ以上の追加の抗原結合ドメインのうちの1つと、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、または可溶性組織因子ドメインとの間に、リンカー配列をさらに含む。いくつかの実施形態では、C末端の1つ以上の追加の抗原結合ドメインのうちの1つは、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、または可溶性組織因子ドメインに直接隣接している。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、C末端の1つ以上の追加の抗原結合ドメインのうちの1つと、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、または可溶性組織因子ドメインとの間に、リンカー配列をさらに含む。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の追加の標的結合ドメインのうちの2つ以上は、同じ抗原に特異的に結合する。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の追加の標的結合ドメインのうちの2つ以上は、同じエピトープに特異的に結合する。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の追加の標的結合ドメインのうちの2つ以上は、同じアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の追加の標的結合ドメインは、各々、同じ抗原に特異的に結合する。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の追加の標的結合ドメインは、各々、同じエピトープに特異的に結合する。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の追加の標的結合ドメインは、各々、同じアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の追加の標的結合ドメインは、異なる抗原に特異的に結合する。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の標的結合ドメインのうちの1つ以上は、抗原結合ドメインである。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の追加の標的結合ドメインは、各々、抗原結合ドメインである。いくつかの実施形態では、抗原結合ドメインは、scFvまたは単一ドメイン抗体を含む。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の標的結合ドメインのうちの1つ以上は、CD16a、CD28、CD3、CD33、CD20、CD19、CD22、CD123、IL-1R、IL-1、VEGF、IL-6R、IL-4、IL-10、PDL-1、TIGIT、PD-1、TIM3、CTLA4、MICA、MICB、IL-6、IL-8、TNFα、CD26a、CD36、ULBP2、CD30、CD200、IGF-1R、MUC4AC、MUC5AC、Trop-2、CMET、EGFR、HER1、HER2、H
ER3、PSMA、CEA、B7H3、EPCAM、BCMA、P-カドヘリン、CEACAM5、UL16結合タンパク質、HLA-DR、DLL4、TYRO3、AXL、MER、CD122、CD155、PDGF-DD、TGF-β受容体II(TGF-βRII)リガンド、TGF-βRIIIリガンド、DNAM-1リガンド、NKp46リガンド、NKp44リガンド、NKG2Dリガンド、NKp30リガンド、scMHCIリガンド、scMHCIIリガンド、scTCRリガンド、IL-1受容体、IL-2受容体、IL-3受容体、IL-7受容体、IL-8受容体、IL-10受容体、IL-12受容体、IL-15受容体、IL-17受容体、IL-18受容体、IL-21受容体、PDGF-D受容体、幹細胞因子(SCF)受容体、幹細胞様チロシンキナーゼ3リガンド(FLT3L)受容体、MICA受容体、MICB受容体、ULP16結合タンパク質受容体、CD155受容体、CD122受容体、およびCD28受容体からなる群から選択される標的に特異的に結合する。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の追加の標的結合ドメインのうちの1つ以上は、可溶性インターロイキンまたはサイトカインタンパク質である。いくつかの実施形態では、可溶性インターロイキンまたはサイトカインタンパク質は、IL-1、IL-2、IL-3、IL-7、IL-8、IL-10、IL-12、IL-15、IL-17、IL-18、IL-21、PDGF-DD、SCF、FLT3L、MICA、MICB、およびULP16結合タンパク質からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の追加の標的結合ドメインのうちの1つ以上は、可溶性インターロイキンまたはサイトカイン受容体である。いくつかの実施形態では、可溶性受容体は、可溶性TGF-β受容体II(TGF-βRII)、可溶性TGF-βRIII、可溶性NKG2D、可溶性NKp30、可溶性NKp44、可溶性NKp46、可溶性DNAM-1、scMHCI、scMHCII、scTCR、可溶性CD155、可溶性CD122、可溶性CD3、または可溶性CD28である。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、そのN末端にシグナル配列をさらに含む。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、単鎖キメラポリペプチドのN末端またはC末端に位置付けられたペプチドタグをさらに含む。
【0008】
また、上述の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかを含む組成物も本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、組成物は、医薬組成物である。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、少なくとも1用量のキット内の組成物を含む。
【0009】
また、免疫細胞を刺激する方法も本明細書に提供され、この方法は、免疫細胞を、有効量の上述の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは組成物と接触させることを含む。いくつかの実施形態では、この方法は、免疫細胞をインビトロで接触させることを含む。いくつかの実施形態では、この方法は、免疫細胞を対象から得ることを含む。いくつかの実施形態では、この方法は、接触させるステップの前に、免疫細胞を対象から得ることをさらに含む。いくつかの実施形態では、この方法は、免疫細胞をインビボで接触させることを含む。いくつかの実施形態では、免疫細胞は、未熟胸腺細胞、末梢血リンパ球、ナイーブT細胞、多能性Th細胞前駆体、リンパ前駆細胞、Treg細胞、メモリーT細胞、Th17細胞、Th22細胞、Th9細胞、Th2細胞、Th1細胞、Th3細胞、γδ T細胞、αβ T細胞、腫瘍浸潤T細胞、CD8T細胞、CD4T細胞、ナチュラルキラーT細胞、マスト細胞、マクロファージ、好中球、樹状細胞、好塩基球、好酸球、およびナチュラルキラー細胞からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、免疫細胞は、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体を発現するように以前に遺伝子改変されている。いくつかの実施形態では、この方法は、接触させるステップの後に、免疫細胞に、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体をコードする核酸を導入することをさらに含む。いくつかの実施形態では、この方法は、免疫細胞を、それを必要とする対象に投与することをさらに含む。いくつかの実施形態では、この方法は、対象を、加齢関連疾患または状態を有すると特定または診断することを含む。いくつかの実施形態では、加齢関連疾患または状態は、アルツハイマー病、動脈瘤、嚢胞性線維症、膵炎における線維症、緑内障、高血圧症、特発性肺線維症、炎症性腸疾患、椎間板変性、黄斑変性、骨関節炎、2型真性糖尿病、脂肪萎縮、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、白内障、COPD、特発性肺線維症、腎移植不全、肝線維症、骨量喪失、心筋梗塞、サルコペニア、創傷治癒、脱毛症、心筋細胞肥大、骨関節炎、パーキンソン病、加齢に伴う肺組織弾性の低下、黄斑変性、悪液質、糸球体硬化症、肝硬変、NAFLD、骨粗しょう症、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、脊髄小脳失調症、多発性硬化症、および腎機能障害からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、この方法は、対象を、がんを有すると特定または診断することを含む。いくつかの実施形態では、がんは、固形腫瘍、血液腫瘍、肉腫、骨肉腫、膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、黒色腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫、B細胞新生物、多発性骨髄腫、B細胞リンパ腫、B細胞非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ性白血病(ALL)、骨髄異形成症候群(MDS)、皮膚T細胞リンパ腫、網膜芽細胞腫、胃がん、尿路上皮がん、肺がん、腎細胞がん、胃食道がん、膵臓がん、前立腺がん、乳がん、結腸直腸がん、卵巣がん、非小細胞肺がん、扁平上皮頭頸部がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、肝臓がん、および肝細胞がんからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、この方法は、対象を、感染性疾患を有すると診断または特定することを含む。いくつかの実施形態では、感染性疾患は、ヒト免疫不全ウイルス、サイトメガロウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、ライノウイルス、ロタウイルス、天然痘、単純ヘルペスウイルス、B型肝炎ウイルス、A型肝炎ウイルス、およびC型肝炎ウイルス、パピローマウイルス、ならびにインフルエンザウイルスによる感染である。
【0010】
また、免疫細胞の増殖を誘導するかまたは増加させる方法も本明細書に提供され、この方法は、免疫細胞を、有効量の本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは組成物と接触させることを含む。いくつかの実施形態では、この方法は、免疫細胞をインビトロで接触させることを含む。いくつかの実施形態では、この方法は、免疫細胞を対象から得ることを含む。いくつかの実施形態では、この方法は、接触させるステップの前に、免疫細胞を対象から得ることをさらに含む。いくつかの実施形態では、この方法は、免疫細胞をインビボで接触させることを含む。いくつかの実施形態では、免疫細胞は、未熟胸腺細胞、末梢血リンパ球、ナイーブT細胞、多能性Th細胞前駆体、リンパ前駆細胞、Treg細胞、メモリーT細胞、Th17細胞、Th22細胞、Th9細胞、Th2細胞、Th1細胞、Th3細胞、γδ T細胞、αβ T細胞、腫瘍浸潤T細胞、CD8T細胞、CD4T細胞、ナチュラルキラーT細胞、マスト細胞、マクロファージ、好中球、樹状細胞、好塩基球、好酸球、およびナチュラルキラー細胞からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、免疫細胞は、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体を発現するように以前に遺伝子改変されている。いくつかの実施形態では、この方法は、接触させるステップの後に、免疫細胞に、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体をコードする核酸を導入することをさらに含む。いくつかの実施形態では、この方法は、免疫細胞を、それを必要とする対象に投与することをさらに含む。いくつかの実施形態では、この方法は、対象を、加齢関連疾患または状態を有すると特定または診断することを含む。いくつかの実施形態では、加齢関連疾患または状態は、アルツハイマー病、動脈瘤、嚢胞性線維症、膵炎における線維症、緑内障、高血圧症、特発性肺線維症、炎症性腸疾患、椎間板変性、黄斑変性、骨関節炎、2型真性糖尿病、脂肪萎縮、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、白内障、COPD、特発性肺線維症、腎移植不全、肝線維症、骨量喪失、心筋梗塞、サルコペニア、創傷治癒、脱毛症、心筋細胞肥大、骨関節炎、パーキンソン病、加齢に伴う肺組織弾性の低下、黄斑変性、悪液質、糸球体硬化症、肝硬変、NAFLD、骨粗しょう症、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、脊髄小脳失調症、多発性硬化症、および腎機能障害からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、この方法は、対象を、がんを有すると特定または診断することを含む。いくつかの実施形態では、がんは、固形腫瘍、血液腫瘍、肉腫、骨肉腫、膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、黒色腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫、B細胞新生物、多発性骨髄腫、B細胞リンパ腫、B細胞非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ性白血病(ALL)、骨髄異形成症候群(MDS)、皮膚T細胞リンパ腫、網膜芽細胞腫、胃がん、尿路上皮がん、肺がん、腎細胞がん、胃食道がん、膵臓がん、前立腺がん、乳がん、結腸直腸がん、卵巣がん、非小細胞肺がん、扁平上皮頭頸部がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、肝臓がん、および肝細胞がんからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、この方法は、対象を、感染性疾患を有すると診断または特定することを含む。いくつかの実施形態では、感染性疾患は、ヒト免疫不全ウイルス、サイトメガロウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、ライノウイルス、ロタウイルス、天然痘、単純ヘルペスウイルス、B型肝炎ウイルス、A型肝炎ウイルス、およびC型肝炎ウイルス、パピローマウイルス、ならびにインフルエンザウイルスによる感染である。
【0011】
また、免疫細胞のメモリーまたはメモリー様免疫細胞への分化を誘導する方法も本明細書に提供され、この方法は、免疫細胞を、有効量の上述の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは組成物と接触させることを含む。いくつかの実施形態では、この方法は、免疫細胞をインビトロで接触させることを含む。いくつかの実施形態では、この方法は、免疫細胞を対象から得ることを含む。いくつかの実施形態では、この方法は、接触させるステップの前に、免疫細胞を対象から得ることをさらに含む。いくつかの実施形態では、この方法は、免疫細胞をインビボで接触させることを含む。いくつかの実施形態では、免疫細胞は、未熟胸腺細胞、末梢血リンパ球、ナイーブT細胞、多能性Th細胞前駆体、リンパ前駆細胞、Treg細胞、Th17細胞、Th22細胞、Th9細胞、Th2細胞、Th1細胞、Th3細胞、γδ T細胞、αβ T細胞、腫瘍浸潤T細胞、CD8+T細胞、CD4+T細胞、ナチュラルキラーT細胞、マスト細胞、マクロファージ、好中球、樹状細胞、好塩基球、好酸球、およびナチュラルキラー細胞からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、この方法は、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体を発現するように免疫細胞を遺伝子改変することを含む。いくつかの実施形態では、この方法は、接触させるステップの後に、免疫細胞に、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体をコードする核酸を導入することをさらに含む。いくつかの実施形態では、この方法は、免疫細胞を、それを必要とする対象に投与することをさらに含む。いくつかの実施形態では、この方法は、対象を、加齢関連疾患または状態を有すると特定または診断することを含む。いくつかの実施形態では、加齢関連疾患または状態は、アルツハイマー病、動脈瘤、嚢胞性線維症、膵炎における線維症、緑内障、高血圧症、特発性肺線維症、炎症性腸疾患、椎間板変性、黄斑変性、骨関節炎、2型真性糖尿病、脂肪萎縮、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、白内障、COPD、特発性肺線維症、腎移植不全、肝線維症、骨量喪失、心筋梗塞、サルコペニア、創傷治癒、脱毛症、心筋細胞肥大、骨関節炎、パーキンソン病、加齢に伴う肺組織弾性の低下、黄斑変性、悪液質、糸球体硬化症、肝硬変、NAFLD、骨粗しょう症、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、脊髄小脳失調症、多発性硬化症、および腎機能障害からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、この方法は、対象を、がんを有すると特定または診断することを含む。いくつかの実施形態では、がんは、固形腫瘍、血液腫瘍、肉腫、骨肉腫、膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、黒色腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫、B細胞新生物、多発性骨髄腫、B細胞リンパ腫、B細胞非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ性白血病(ALL)、骨髄異形成症候群(MDS)、皮膚T細胞リンパ腫、網膜芽細胞腫、胃がん、尿路上皮がん、肺がん、腎細胞がん、胃食道がん、膵臓がん、前立腺がん、乳がん、結腸直腸がん、卵巣がん、非小細胞肺がん、扁平上皮頭頸部がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、肝臓がん、および肝細胞がんからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、この方法は、対象を、感染性疾患を有すると診断または特定することを含む。いくつかの実施形態では、感染性疾患は、ヒト免疫不全ウイルス、サイトメガロウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、ライノウイルス、ロタウイルス、天然痘、単純ヘルペスウイルス、B型肝炎ウイルス、A型肝炎ウイルス、およびC型肝炎ウイルス、パピローマウイルス、ならびにインフルエンザウイルスによる感染である。
【0012】
また、がん細胞、感染細胞、または老化細胞の死滅を必要とする対象におけるがん細胞、感染細胞、または老化細胞を死滅させる方法も本明細書に提供され、この方法は、対象に、治療有効量の上述の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは組成物を投与することを含む。いくつかの実施形態では、この方法は、対象を、がんを有すると特定または診断することを含む。いくつかの実施形態では、がんは、固形腫瘍、血液腫瘍、肉腫、骨肉腫、膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、黒色腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫、B細胞新生物、多発性骨髄腫、B細胞リンパ腫、B細胞非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ性白血病(ALL)、骨髄異形成症候群(MDS)、皮膚T細胞リンパ腫、網膜芽細胞腫、胃がん、尿路上皮がん、肺がん、腎細胞がん、胃食道がん、膵臓がん、前立腺がん、乳がん、結腸直腸がん、卵巣がん、非小細胞肺がん、扁平上皮頭頸部がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、肝臓がん、および肝細胞がんからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、対象を、加齢関連疾患または状態を有すると特定または診断する方法。いくつかの実施形態では、加齢関連疾患または状態は、アルツハイマー病、動脈瘤、嚢胞性線維症、膵炎における線維症、緑内障、高血圧症、特発性肺線維症、炎症性腸疾患、椎間板変性、黄斑変性、骨関節炎、2型真性糖尿病、脂肪萎縮、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、白内障、COPD、特発性肺線維症、腎移植不全、肝線維症、骨量喪失、心筋梗塞、サルコペニア、創傷治癒、脱毛症、心筋細胞肥大、骨関節炎、パーキンソン病、加齢に伴う肺組織弾性の低下、黄斑変性、悪液質、糸球体硬化症、肝硬変、NAFLD、骨粗しょう症、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、脊髄小脳失調症、多発性硬化症、および腎機能障害からなる群から選択される。
【0013】
また、治療を必要とする対象を治療する方法も本明細書に提供され、この方法は、対象に、治療有効量の上述の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは組成物を投与することを含む。いくつかの実施形態では、この方法は、対象を、がんを有すると特定または診断することを含む。いくつかの実施形態では、がんは、固形腫瘍、血液腫瘍、肉腫、骨肉腫、膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、黒色腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫、B細胞新生物、多発性骨髄腫、B細胞リンパ腫、B細胞非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ性白血病(ALL)、骨髄異形成症候群(MDS)、皮膚T細胞リンパ腫、網膜芽細胞腫、胃がん、尿路上皮がん、肺がん、腎細胞がん、胃食道がん、膵臓がん、前立腺がん、乳がん、結腸直腸がん、卵巣がん、非小細胞肺がん、扁平上皮頭頸部がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、肝臓がん、および肝細胞がんからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、この方法は、対象を、加齢関連疾患または状態を有すると特定または診断することを含む。いくつかの実施形態では、加齢関連疾患または状態は、アルツハイマー病、動脈瘤、嚢胞性線維症、膵炎における線維症、緑内障、高血圧症、特発性肺線維症、炎症性腸疾患、椎間板変性、黄斑変性、骨関節炎、2型真性糖尿病、脂肪萎縮、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、白内障、COPD、特発性肺線維症、腎移植不全、肝線維症、骨量喪失、心筋梗塞、サルコペニア、創傷治癒、脱毛症、心筋細胞肥大、骨関節炎、パーキンソン病、加齢に伴う肺組織弾性の低下、黄斑変性、悪液質、糸球体硬化症、肝硬変、NAFLD、骨粗しょう症、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、脊髄小脳失調症、多発性硬化症、および腎機能障害からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、この方法は、対象を、感染性疾患を有すると診断または特定することを含む。いくつかの実施形態では、感染性疾患は、ヒト免疫不全ウイルス、サイトメガロウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、ライノウイルス、ロタウイルス、天然痘、単純ヘルペスウイルス、B型肝炎ウイルス、A型肝炎ウイルス、およびC型肝炎ウイルス、パピローマウイルス、ならびにインフルエンザウイルスによる感染である。
【0014】
また、上述の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかをコードする核酸も本明細書に提供される。いくつかの実施形態は、上述の核酸を含むベクターを含む。いくつかの実施形態では、ベクターは発現ベクターである。いくつかの実施形態は、上述の核酸またはベクターを含む細胞を含む。
【0015】
また、単鎖キメラポリペプチドを産生する方法も本明細書に提供され、この方法は、単鎖キメラポリペプチドの産生をもたらすのに十分な条件下で、細胞を培養培地中で培養することと、単鎖キメラポリペプチドを細胞および/または培養培地から回収することと、を含む。いくつかの実施形態は、上述の方法によって産生された単鎖キメラポリペプチドを含む。本明細書に提供される単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、ヒト可溶性組織因子ドメインは、血液凝固を開始させない。本明細書に提供される単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、可溶性組織因子ドメインは、可溶性野生型ヒト組織因子を含むか、またはそれからなる。
【0016】
いくつかの実施形態では、変異体可溶性ヒト組織因子ドメインは、配列番号96と少なくとも80%同一である配列を含む。いくつかの実施形態では、可溶性ヒト組織因子ドメインは、配列番号96と少なくとも90%同一である配列を含む。いくつかの実施形態では、可溶性ヒト組織因子ドメインは、配列番号96と少なくとも95%同一である配列を含む。いくつかの実施形態では、可溶性ヒト組織因子ドメインは、配列番号96と100%同一である配列を含む。いくつかの実施形態では、可溶性ヒト組織因子ドメインは、配列番号97と少なくとも80%同一である配列を含む。いくつかの実施形態では、可溶性ヒト組織因子ドメインは、配列番号97と少なくとも90%同一である配列を含む。いくつかの実施形態では、可溶性ヒト組織因子ドメインは、配列番号97と少なくとも95%同一である配列を含む。いくつかの実施形態では、可溶性ヒト組織因子ドメインは、配列番号97と100%同一である配列を含む。
【0017】
本明細書で使用される場合、「キメラ」という用語は、元来2つの異なる源(例えば、同じ種または異なる種由来の、例えば、2つの異なる天然に存在するタンパク質)に由来するアミノ酸配列(例えば、ドメイン)を含むポリペプチドを指す。例えば、キメラポリペプチドは、少なくとも2つの異なる天然に存在するヒトタンパク質由来のドメインを含み得る。いくつかの例では、キメラポリペプチドは、合成配列であるドメイン(例えば、scFv)および天然に存在するタンパク質(例えば、天然に存在するヒトタンパク質)に由来するドメインを含み得る。いくつかの実施形態では、キメラポリペプチドは、合成配列である少なくとも2つの異なるドメイン(例えば、2つの異なるscFv)を含み得る。
【0018】
「抗原結合ドメイン」とは、1つ以上の異なる抗原(複数可)に特異的に結合することができる1つ以上のタンパク質ドメイン(複数可)(例えば、単一のポリペプチド由来のアミノ酸から形成されるか、または2つ以上のポリペプチド(例えば、同じまたは異なるポリペプチド)由来のアミノ酸から形成される)である。いくつかの例では、抗原結合ドメインは、天然に存在する抗体と同様の特異性および親和性で抗原またはエピトープに結合することができる。いくつかの実施形態では、抗原結合ドメインは、抗体またはその断片であり得る。いくつかの実施形態では、抗原結合ドメインは、代替足場を含み得る。抗原結合ドメインの非限定的な例が本明細書に記載されている。抗原結合ドメインの追加の例は、当該技術分野で既知である。
【0019】
「可溶性組織因子ドメイン」とは、膜貫通ドメインおよび細胞内ドメインを欠く野生型哺乳動物組織因子タンパク質(例えば、野生型ヒト組織因子タンパク質)のセグメントと少なくとも70%の同一性(例えば、少なくとも75%の同一性、少なくとも80%の同一性、少なくとも85%の同一性、少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、少なくとも99%の同一性、または100%の同一性)を有するポリペプチドを指す。可溶性組織因子ドメインの非限定的な例が本明細書に記載されている。
【0020】
「可溶性インターロイキンタンパク質」という用語は、成熟分泌インターロイキンタンパク質またはその生物学的に活性な断片を指すために本明細書で使用される。いくつかの例では、可溶性インターロイキンタンパク質は、野生型成熟分泌哺乳動物インターロイキンタンパク質(例えば、野生型ヒトインターロイキンタンパク質)と少なくとも70%同一、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一であり、かつその生物学的活性を保持する配列を含み得る。可溶性インターロイキンタンパク質の非限定的な例が本明細書に記載されている。
【0021】
「可溶性サイトカインタンパク質」という用語は、成熟分泌サイトカインタンパク質またはその生物学的に活性な断片を指すために本明細書で使用される。いくつかの例では、可溶性サイトカインタンパク質は、野生型成熟分泌哺乳動物インターロイキンタンパク質(例えば、野生型ヒトインターロイキンタンパク質)と少なくとも70%同一、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一であり、かつその生物学的活性を保持する配列を含み得る。可溶性サイトカインタンパク質の非限定的な例が本明細書に記載されている。
【0022】
「可溶性インターロイキン受容体」という用語は、本明細書で最も広い意味で使用され、(例えば、生理学的条件下で、例えば、室温のリン酸緩衝生理食塩水中で)その天然リガンドのうちの1つ以上に結合することができる膜貫通ドメイン(および任意に、細胞内ドメイン)を欠くポリペプチドを指す。例えば、可溶性インターロイキン受容体は、野生型インターロイキン受容体の細胞外ドメインと少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)であり、かつその天然リガンドのうちの1つ以上に特異的に結合する能力を保持するが、その膜貫通ドメインを欠く(および任意に、その細胞内ドメインをさらに欠く)配列を含み得る。可溶性インターロイキン受容体の非限定的な例が本明細書に記載されている。
【0023】
「可溶性サイトカイン受容体」という用語は、本明細書で最も広い意味で使用され、(例えば、生理学的条件下で、例えば、室温のリン酸緩衝生理食塩水中で)その天然リガンドのうちの1つ以上に結合することができる膜貫通ドメイン(および任意に、細胞内ドメイン)を欠くポリペプチドを指す。例えば、可溶性サイトカイン受容体は、野生型サイトカイン受容体の細胞外ドメインと少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)であり、かつその天然リガンドのうちの1つ以上に特異的に結合する能力を保持するが、その膜貫通ドメインを欠く(および任意に、その細胞内ドメインをさらに欠く)配列を含み得る。可溶性サイトカイン受容体の非限定的な例が本明細書に記載されている。
【0024】
「抗体」という用語は、本明細書でその最も広い意味で使用され、抗原またはエピトープに特異的に結合する1つ以上の抗原結合ドメインを含むある特定のタイプの免疫グロブリン分子を含む。抗体には、具体的には、例えば、インタクトな抗体(例えば、インタクトな免疫グロブリン)、抗体断片、および多重特異性抗体が含まれる。抗原結合ドメインの一例は、VH-VL二量体によって形成された抗原結合ドメインである。抗体の追加の例が本明細書に記載されている。抗体の追加の例は、当該技術分野で既知である。
【0025】
「親和性」は、抗原結合部位とその結合パートナー(例えば、抗原またはエピトープ)との間の非共有相互作用の合計の強さを指す。特に明記しない限り、本明細書で使用される場合、「親和性」は、固有の結合親和性を指し、これは、抗原結合ドメインのメンバーと抗原またはエピトープとの間の1:1の相互作用を反映する。分子XのそのパートナーYに対する親和性は、解離平衡定数(K)によって表され得る。解離平衡定数に寄与する動力学的要素は、以下でより詳細に記載される。親和性は、本明細書に記載の方法を含む、当該技術分野で既知の一般的な方法によって測定され得る。親和性は、例えば、表面プラズモン共鳴(SPR)技術(例えば、BIACORE(登録商標))または生体層干渉法(例えば、FORTEBIO(登録商標))を使用して決定され得る。抗原結合ドメインおよびその対応する抗原またはエピトープに対する親和性を決定するための追加の方法は、当該技術分野で既知である。
【0026】
本明細書で使用される場合、「単鎖ポリペプチド」は、単一のタンパク質鎖を指す。
【0027】
「親和性ドメイン対」という用語は、1×10-7M未満(例えば、1×10-8M未満、1×10-9M未満、1×10-10M未満、または1×10-11M未満)のKで互いに特異的に結合する2つの異なるタンパク質ドメイン(複数可)である。いくつかの例では、一対の親和性ドメインは、一対の天然に存在するタンパク質であり得る。いくつかの実施形態では、一対の親和性ドメインは、一対の合成タンパク質であり得る。親和性ドメイン対の非限定的な例が本明細書に記載されている。
【0028】
「エピトープ」という用語は、抗原結合ドメインに特異的に結合する抗原の一部を意味する。エピトープは、例えば、表面接触可能アミノ酸残基および/または糖側鎖からなり得、特定の三次元構造特性、ならびに特定の電荷特性を有し得る。立体配座エピトープおよび非立体配座エピトープは、変性溶媒の存在下で前者への結合が失われる可能性があるが、後者への結合が失われる可能性がないという点で区別される。エピトープは、結合に直接関与するアミノ酸残基、および結合に直接関与しない他のアミノ酸残基を含み得る。抗原結合ドメインが結合するエピトープを特定するための方法は、当該技術分野で既知である。
【0029】
「免疫エフェクター細胞」は、哺乳動物の病原性細胞(例えば、がん細胞)の細胞分裂停止または細胞死を直接的または間接的に認識および/または引き起こすことができる哺乳動物の免疫系の細胞を指す。免疫エフェクター細胞の非限定的な例には、マクロファージ、Tリンパ球(例えば、細胞傷害性Tリンパ球およびTヘルパー細胞)、ナチュラルキラー細胞、好中球、単球、および好酸球が挙げられる。免疫エフェクター細胞の追加の例は、当該技術分野で既知である。
【0030】
「治療」という用語は、障害の少なくとも1つの症状を改善することを意味する。いくつかの例では、治療される障害はがんであり、がんの少なくとも1つの症状を改善することは、異常な増殖、遺伝子発現、シグナル伝達、翻訳、および/または因子の分泌を減少させることを含む。一般に、治療方法は、治療を必要とする対象、またはそのような治療を必要とすると決定された対象に、障害の少なくとも1つの症状を軽減する治療有効量の組成物を投与することを含む。
【0031】
別途定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術用語および科学用語は、本発明が属する当業者によって一般に理解される意味と同じ意味を有する。方法および材料は、本発明で使用するために本明細書に記載されており、当該技術分野で既知の他の好適な方法および材料も使用され得る。材料、方法、および実施例は、単なる例証であり、限定することを意図するものではない。本明細書に記載の全ての刊行物、特許出願、特許、配列、データベースエントリ、および他の参考文献は、参照によりそれらの全体が組み込まれる。矛盾が生じた場合、定義を含む本明細書が優先されるものとする。
【0032】
本発明の他の特徴および利点は、以下の発明を実施するための形態および図から、ならびに特許請求の範囲から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0033】
図1】例示的なαCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチドの概略図である。
図2】抗組織因子抗体アフィニティーカラムからの例示的なαCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチドの溶出を示すクロマトグラフである。
図3】例示的なαCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチドを装填したSuperdex 200 Increase 10/300 GLゲル濾過カラムの溶出を示すクロマトグラフである。
図4】抗組織因子抗体アフィニティーカラムを使用して精製した例示的なαCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチドのドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル(4~12%NuPageビス-トリスゲル)である。
図5】実施例1に記載の方法を使用して実施した例示的なαCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチドのELISA定量を示すグラフである。精製した組織因子を対照として使用した。
図6】例示的なαCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチドが、2人のドナー由来の血液から単離されたCD4 T-細胞においてCD25発現を刺激する能力を示すグラフである。実験を、実施例2に記載のとおり実施した。
図7】例示的なαCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチドが、2人のドナー由来の血液から単離されたCD8 T-細胞においてCD25発現を刺激する能力を示すグラフである。実験を、実施例2に記載のとおり実施した。
図8】例示的なαCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチドが、2人のドナー由来の血液から単離されたCD4 T-細胞においてCD69発現を刺激する能力を示すグラフである。実験を、実施例2に記載のとおり実施した。
図9】例示的なIL-2/TF/IL-2単鎖キメラポリペプチドの概略図である。
図10】32Dβ細胞増殖アッセイを使用した組換えIL-2と比較したIL-2/TF/IL-2のIL-2活性を示す。
図11】CTLL-2細胞増殖アッセイを使用した組換えIL-2と比較したIL-2/TF/IL-2のIL-2活性を示す。
図12】標準固形飼料または高脂肪食餌を与え、PBS対照(未処理)またはIL-2/TF/IL-2で処理したApoE-/-マウスにおける空腹時血糖値を示す。
図13】標準固形飼料または高脂肪食餌を与え、PBS対照(未処理)またはIL-2/TF/IL-2で処理したApoE-/-マウス由来の血液リンパ球におけるCD4CD25FoxP3T制御性細胞の比率を示す。
図14】抗TF抗体樹脂への結合および該樹脂からの溶出後のIL-2/TF/IL-2タンパク質含有細胞培養上清のクロマトグラフィープロファイルを示す線グラフである。
図15】IL-2/TF/IL-2の分析的SECプロファイルを示す。
図16A図16Aおよび16Bは、脱グリコシル化前後のIL-2/TF/IL-2の還元SDS-PAGE分析を示す。図16Aは、脱グリコシル化前のIL-2/TF/IL-2の還元SDS-PAGE分析を示す。
図16B図16Bは、脱グリコシル化後のIL-2/TF/IL-2の還元SDS-PAGE分析を示す。
図17A図17Aおよび17Bは、IL-2/TF/IL-2を使用したC57BL/6マウスにおける免疫刺激の結果を示す。図17Aは、IL-2/TF/IL-2での処理後の脾臓重量を示す。
図17B図17Bは、IL-2/TF/IL-2処理後の免疫細胞タイプのパーセンテージを示す。
図18】IL-2/TF/IL-2で処理したマウスにおけるCD4T細胞のCD25発現のアップレギュレーションを示す。
図19】C57BL/6マウスにおけるIL-2/TF/IL-2の薬物動態を示す。
図20A図20Aおよび20Bは、ApoE-/-マウスにおける高脂肪誘導性アテローム硬化性プラークの形成の減弱におけるIL-2/TF/IL-2の効果を示す。図20Aは、標準固形飼料または高脂肪食餌を与え、PBS対照またはIL-2/TF/IL-2のいずれかで処理したApoE-/-マウス由来のアテローム硬化性プラークの代表的な図を示す。
図20B図20Bは、各群のアテローム硬化性プラークの定量分析の結果を示す。
図21】対照処理マウスと比較したIL-2/TF/IL-2処理マウスにおける空腹時血糖値を示す。
図22】IL-2/TF/IL-2で処理したマウスおよび対照処理マウス由来の血液リンパ球におけるCD4CD25FoxP3Tregのパーセンテージを示す。
図23】例示的なIL-15/TF/IL-15単鎖キメラポリペプチドの概略図である。
図24】32Dβ細胞増殖アッセイにおける組換えIL-15と比較したIL-15/TF/IL-15のIL-15活性を示す。
図25】抗TF抗体樹脂への結合および該樹脂からの溶出後のIL-15/TF/IL-15タンパク質含有細胞培養上清のクロマトグラフィープロファイルを示す線グラフである。
図26A図26Aおよび26Bは、脱グリコシル化前後のIL-15/TF/IL-15の還元SDS-PAGE分析を示す。図26Aは、脱グリコシル化前のIL-15/TF/IL-15の還元SDS-PAGE分析を示す。
図26B図26Bは、脱グリコシル化後のIL-15/TF/IL-15の還元SDS-PAGE分析を示す。
図27図27A~27Cは、2t2での処理後のC57BL/6マウスにおける免疫刺激を示す一組のグラフである。
図28図28A~28Cは、西洋食餌を与え、かつ2t2で処理したApoE-/-マウスにおけるTreg細胞、NK細胞、およびCD8T細胞のインビボ刺激を示す一組のグラフである。
図29図29Aおよび29Bは、C57BL/6マウスにおける2t2による脾細胞増殖の誘導を示す一組のグラフである。
図30図30Aおよび30Bは、西洋食餌を与え、かつ2t2で処理したApoE-/-マウスにおけるNK細胞およびCD8T細胞の増殖のインビボ誘導を示す一組のグラフである。
図31図31A~31Cは、2t2によるApoE-/-マウスにおける西洋食餌誘導性高血糖症の改善を示す一組のグラフである。
図32】2t2での処理時のCD44メモリーT細胞のアップレギュレーションを示す。
図33】単鎖または多鎖キメラポリペプチドでの処理後の第X因子(FX)活性化のグラフを示す。
図34図34A~34Cは、2t2もしくはIL2処理に応答したCD4CD25hireg細胞、CD4CD25con細胞、またはCD8con細胞におけるヒト血液リンパ球pStat5a応答を示す。図34Aは、CD4CD25hireg細胞におけるpSTAT5応答を示す。図34Bは、CD4CD25con細胞におけるpSTAT5応答を示す。図34Cは、CD8con細胞におけるpSTAT5応答を示す。
【発明を実施するための形態】
【0034】
詳細な説明
(i)第1の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の標的結合ドメインのうちのいずれか)、(ii)可溶性組織因子ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な可溶性組織因子ドメインのうちのいずれか)、および(iii)第2の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の標的結合ドメインのうちのいずれか)を含む単鎖キメラポリペプチドが本明細書に提供される。
【0035】
また、本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかを含む組成物、本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかをコードする核酸、および本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかをコードする核酸のうちのいずれかを含む細胞も本明細書に提供される。また、本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかの使用を含む、免疫細胞を刺激する方法および治療を必要とする対象を治療する方法も本明細書に提供される。また、本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかを産生する方法も本明細書に提供される。
【0036】
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの例では、単鎖キメラポリペプチドは、約50アミノ酸~約3000アミノ酸、約50アミノ酸~約2500アミノ酸、約50アミノ酸~約2000アミノ酸、約50アミノ酸~約1500アミノ酸、約50アミノ酸~約1000アミノ酸、約50アミノ酸~約950アミノ酸、約50アミノ酸~約900アミノ酸、約50アミノ酸~約850アミノ酸、約50アミノ酸~約800アミノ酸、約50アミノ酸~約750アミノ酸、約50アミノ酸~約700アミノ酸、約50アミノ酸~約650アミノ酸、約50アミノ酸~約600アミノ酸、約50アミノ酸~約550アミノ酸、約50アミノ酸~約500アミノ酸、約50アミノ酸~約480アミノ酸、約50アミノ酸~約460アミノ酸、約50アミノ酸~約440アミノ酸、約50アミノ酸~約420アミノ酸、約50アミノ酸~約400アミノ酸、約50アミノ酸~約380アミノ酸、約50アミノ酸~約360アミノ酸、約50アミノ酸~約340アミノ酸、約50アミノ酸~約320アミノ酸、約50アミノ酸~約300アミノ酸、約50アミノ酸~約280アミノ酸、約50アミノ酸~約260アミノ酸、約50アミノ酸~約240アミノ酸、約50アミノ酸~約220アミノ酸、約50アミノ酸~約200アミノ酸、約50アミノ酸~約150アミノ酸、約50アミノ酸~約100アミノ酸、約100アミノ酸~約3000アミノ酸、約100アミノ酸~約2500アミノ酸、約100アミノ酸~約2000アミノ酸、約100アミノ酸~約1500アミノ酸、約100アミノ酸~約1000アミノ酸、約100アミノ酸~約950アミノ酸、約100アミノ酸~約900アミノ酸、約100アミノ酸~約850アミノ酸、約100アミノ酸~約800アミノ酸、約100アミノ酸~約750アミノ酸、約100アミノ酸~約700アミノ酸、約100アミノ酸~約650アミノ酸、約100アミノ酸~約600アミノ酸、約100アミノ酸~約550アミノ酸、約100アミノ酸~約500アミノ酸、約100アミノ酸~約480アミノ酸、約100アミノ酸~約460アミノ酸、約100アミノ酸~約440アミノ酸、約100アミノ酸~約420アミノ酸、約100アミノ酸~約400アミノ酸、約100アミノ酸~約380アミノ酸、約100アミノ酸~約360アミノ酸、約100アミノ酸~約340アミノ酸、約100アミノ酸~約320アミノ酸、約100アミノ酸~約300アミノ酸、約100アミノ酸~約280アミノ酸、約100アミノ酸~約260アミノ酸、約100アミノ酸~約240アミノ酸、約100アミノ酸~約220アミノ酸、約100アミノ酸~約200アミノ酸、約100アミノ酸~約150アミノ酸、約150アミノ酸~約3000アミノ酸、約150アミノ酸~約2500アミノ酸、約150アミノ酸~約2000アミノ酸、約150アミノ酸~約1500アミノ酸、約150アミノ酸~約1000アミノ酸、約150アミノ酸~約950アミノ酸、約150アミノ酸~約900アミノ酸、約150アミノ酸~約850アミノ酸、約150アミノ酸~約800アミノ酸、約150アミノ酸~約750アミノ酸、約150アミノ酸~約700アミノ酸、約150アミノ酸~約650アミノ酸、約150アミノ酸~約600アミノ酸、約150アミノ酸~約550アミノ酸、約150アミノ酸~約500アミノ酸、約150アミノ酸~約480アミノ酸、約150アミノ酸~約460アミノ酸、約150アミノ酸~約440アミノ酸、約150アミノ酸~約420アミノ酸、約150アミノ酸~約400アミノ酸、約150アミノ酸~約380アミノ酸、約150アミノ酸~約360アミノ酸、約150アミノ酸~約340アミノ酸、約150アミノ酸~約320アミノ酸、約150アミノ酸~約300アミノ酸、約150アミノ酸~約280アミノ酸、約150アミノ酸~約260アミノ酸、約150アミノ酸~約240アミノ酸、約150アミノ酸~約220アミノ酸、約150アミノ酸~約200アミノ酸、約200アミノ酸~約3000アミノ酸、約200アミノ酸~約2500アミノ酸、約200アミノ酸~約2000アミノ酸、約200アミノ酸~約1500アミノ酸、約200アミノ酸~約1000アミノ酸、約200アミノ酸~約950アミノ酸、約200アミノ酸~約900アミノ酸、約200アミノ酸~約850アミノ酸、約200アミノ酸~約800アミノ酸、約200アミノ酸~約750アミノ酸、約200アミノ酸~約700アミノ酸、約200アミノ酸~約650アミノ酸、約200アミノ酸~約600アミノ酸、約200アミノ酸~約550アミノ酸、約200アミノ酸~約500アミノ酸、約200アミノ酸~約480アミノ酸、約200アミノ酸~約460アミノ酸、約200アミノ酸~約440アミノ酸、約200アミノ酸~約420アミノ酸、約200アミノ酸~約400アミノ酸、約200アミノ酸~約380アミノ酸、約200アミノ酸~約360アミノ酸、約200アミノ酸~約340アミノ酸、約200アミノ酸~約320アミノ酸、約200アミノ酸~約300アミノ酸、約200アミノ酸~約280アミノ酸、約200アミノ酸~約260アミノ酸、約200アミノ酸~約240アミノ酸、約200アミノ酸~約220アミノ酸、約220アミノ酸~約3000アミノ酸、約220アミノ酸~約2500アミノ酸、約220アミノ酸~約2000アミノ酸、約220アミノ酸~約1500アミノ酸、約220アミノ酸~約1000アミノ酸、約220アミノ酸~約950アミノ酸、約220アミノ酸~約900アミノ酸、約220アミノ酸~約850アミノ酸、約220アミノ酸~約800アミノ酸、約220アミノ酸~約750アミノ酸、約220アミノ酸~約700アミノ酸、約220アミノ酸~約650アミノ酸、約220アミノ酸~約600アミノ酸、約220アミノ酸~約550アミノ酸、約220アミノ酸~約500アミノ酸、約220アミノ酸~約480アミノ酸、約220アミノ酸~約460アミノ酸、約220アミノ酸~約440アミノ酸、約220アミノ酸~約420アミノ酸、約220アミノ酸~約400アミノ酸、約220アミノ酸~約380アミノ酸、約220アミノ酸~約360アミノ酸、約220アミノ酸~約340アミノ酸、約220アミノ酸~約320アミノ酸、約220アミノ酸~約300アミノ酸、約220アミノ酸~約280アミノ酸、約220アミノ酸~約260アミノ酸、約220アミノ酸~約240アミノ酸、約240アミノ酸~約3000アミノ酸、約240アミノ酸~約2500アミノ酸、約240アミノ酸~約2000アミノ酸、約240アミノ酸~約1500アミノ酸、約240アミノ酸~約1000アミノ酸、約240アミノ酸~約950アミノ酸、約240アミノ酸~約900アミノ酸、約240アミノ酸~約850アミノ酸、約240アミノ酸~約800アミノ酸、約240アミノ酸~約750アミノ酸、約240アミノ酸~約700アミノ酸、約240アミノ酸~約650アミノ酸、約240アミノ酸~約600アミノ酸、約240アミノ酸~約550アミノ酸、約240アミノ酸~約500アミノ酸、約240アミノ酸~約480アミノ酸、約240アミノ酸~約460アミノ酸、約240アミノ酸~約440アミノ酸、約240アミノ酸~約420アミノ酸、約240アミノ酸~約400アミノ酸、約240アミノ酸~約380アミノ酸、約240アミノ酸~約360アミノ酸、約240アミノ酸~約340アミノ酸、約240アミノ酸~約320アミノ酸、約240アミノ酸~約300アミノ酸、約240アミノ酸~約280アミノ酸、約240アミノ酸~約260アミノ酸、約260アミノ酸~約3000アミノ酸、約260アミノ酸~約2500アミノ酸、約260アミノ酸~約2000アミノ酸、約260アミノ酸~約1500アミノ酸、約260アミノ酸~約1000アミノ酸、約260アミノ酸~約950アミノ酸、約260アミノ酸~約900アミノ酸、約260アミノ酸~約850アミノ酸、約260アミノ酸~約800アミノ酸、約260アミノ酸~約750アミノ酸、約260アミノ酸~約700アミノ酸、約260アミノ酸~約650アミノ酸、約260アミノ酸~約600アミノ酸、約260アミノ酸~約550アミノ酸、約260アミノ酸~約500アミノ酸、約260アミノ酸~約480アミノ酸、約260アミノ酸~約460アミノ酸、約260アミノ酸~約440アミノ酸、約260アミノ酸~約420アミノ酸、約260アミノ酸~約400アミノ酸、約260アミノ酸~約380アミノ酸、約260アミノ酸~約360アミノ酸、約260アミノ酸~約340アミノ酸、約260アミノ酸~約320アミノ酸、約260アミノ酸~約300アミノ酸、約260アミノ酸~約280アミノ酸、約280アミノ酸~約3000アミノ酸、約280アミノ酸~約2500アミノ酸、約280アミノ酸~約2000アミノ酸、約280アミノ酸~約1500アミノ酸、約280アミノ酸~約1000アミノ酸、約280アミノ酸~約950アミノ酸、約280アミノ酸~約900アミノ酸、約280アミノ酸~約850アミノ酸、約280アミノ酸~約800アミノ酸、約280アミノ酸~約750アミノ酸、約280アミノ酸~約700アミノ酸、約280アミノ酸~約650アミノ酸、約280アミノ酸~約600アミノ酸、約280アミノ酸~約550アミノ酸、約280アミノ酸~約500アミノ酸、約280アミノ酸~約480アミノ酸、約280アミノ酸~約460アミノ酸、約280アミノ酸~約440アミノ酸、約280アミノ酸~約420アミノ酸、約280アミノ酸~約400アミノ酸、約280アミノ酸~約380アミノ酸、約280アミノ酸~約360アミノ酸、約280アミノ酸~約340アミノ酸、約280アミノ酸~約320アミノ酸、約280アミノ酸~約300アミノ酸、約300アミノ酸~約3000アミノ酸、約300アミノ酸~約2500アミノ酸、約300アミノ酸~約2000アミノ酸、約300アミノ酸~約1500アミノ酸、約300アミノ酸~約1000アミノ酸、約300アミノ酸~約950アミノ酸、約300アミノ酸~約900アミノ酸、約300アミノ酸~約850アミノ酸、約300アミノ酸~約800アミノ酸、約300アミノ酸~約750アミノ酸、約300アミノ酸~約700アミノ酸、約300アミノ酸~約650アミノ酸、約300アミノ酸~約600アミノ酸、約300アミノ酸~約550アミノ酸、約300アミノ酸~約500アミノ酸、約300アミノ酸~約480アミノ酸、約300アミノ酸~約460アミノ酸、約300アミノ酸~約440アミノ酸、約300アミノ酸~約420アミノ酸、約300アミノ酸~約400アミノ酸、約300アミノ酸~約380アミノ酸、約300アミノ酸~約360アミノ酸、約300アミノ酸~約340アミノ酸、約300アミノ酸~約320アミノ酸、約320アミノ酸~約3000アミノ酸、約320アミノ酸~約2500アミノ酸、約320アミノ酸~約2000アミノ酸、約320アミノ酸~約1500アミノ酸、約320アミノ酸~約1000アミノ酸、約320アミノ酸~約950アミノ酸、約320アミノ酸~約900アミノ酸、約320アミノ酸~約850アミノ酸、約320アミノ酸~約800アミノ酸、約320アミノ酸~約750アミノ酸、約320アミノ酸~約700アミノ酸、約320アミノ酸~約650アミノ酸、約320アミノ酸~約600アミノ酸、約320アミノ酸~約550アミノ酸、約320アミノ酸~約500アミノ酸、約320アミノ酸~約480アミノ酸、約320アミノ酸~約460アミノ酸、約320アミノ酸~約440アミノ酸、約320アミノ酸~約420アミノ酸、約320アミノ酸~約400アミノ酸、約320アミノ酸~約380アミノ酸、約320アミノ酸~約360アミノ酸、約320アミノ酸~約340アミノ酸、約340アミノ酸~約3000アミノ酸、約340アミノ酸~約2500アミノ酸、約340アミノ酸~約2000アミノ酸、約340アミノ酸~約1500アミノ酸、約340アミノ酸~約1000アミノ酸、約340アミノ
酸~約950アミノ酸、約340アミノ酸~約900アミノ酸、約340アミノ酸~約850アミノ酸、約340アミノ酸~約800アミノ酸、約340アミノ酸~約750アミノ酸、約340アミノ酸~約700アミノ酸、約340アミノ酸~約650アミノ酸、約340アミノ酸~約600アミノ酸、約340アミノ酸~約550アミノ酸、約340アミノ酸~約500アミノ酸、約340アミノ酸~約480アミノ酸、約340アミノ酸~約460アミノ酸、約340アミノ酸~約440アミノ酸、約340アミノ酸~約420アミノ酸、約340アミノ酸~約400アミノ酸、約340アミノ酸~約380アミノ酸、約340アミノ酸~約360アミノ酸、約360アミノ酸~約3000アミノ酸、約360アミノ酸~約2500アミノ酸、約360アミノ酸~約2000アミノ酸、約360アミノ酸~約1500アミノ酸、約360アミノ酸~約1000アミノ酸、約360アミノ酸~約950アミノ酸、約360アミノ酸~約900アミノ酸、約360アミノ酸~約850アミノ酸、約360アミノ酸~約800アミノ酸、約360アミノ酸~約750アミノ酸、約360アミノ酸~約700アミノ酸、約360アミノ酸~約650アミノ酸、約360アミノ酸~約600アミノ酸、約360アミノ酸~約550アミノ酸、約360アミノ酸~約500アミノ酸、約360アミノ酸~約480アミノ酸、約360アミノ酸~約460アミノ酸、約360アミノ酸~約440アミノ酸、約360アミノ酸~約420アミノ酸、約360アミノ酸~約400アミノ酸、約360アミノ酸~約380アミノ酸、約380アミノ酸~約3000アミノ酸、約380アミノ酸~約2500アミノ酸、約380アミノ酸~約2000アミノ酸、約380アミノ酸~約1500アミノ酸、約380アミノ酸~約1000アミノ酸、約380アミノ酸~約950アミノ酸、約380アミノ酸~約900アミノ酸、約380アミノ酸~約850アミノ酸、約380アミノ酸~約800アミノ酸、約380アミノ酸~約750アミノ酸、約380アミノ酸~約700アミノ酸、約380アミノ酸~約650アミノ酸、約380アミノ酸~約600アミノ酸、約380アミノ酸~約550アミノ酸、約380アミノ酸~約500アミノ酸、約380アミノ酸~約480アミノ酸、約380アミノ酸~約460アミノ酸、約380アミノ酸~約440アミノ酸、約380アミノ酸~約420アミノ酸、約380アミノ酸~約400アミノ酸、約400アミノ酸~約3000アミノ酸、約400アミノ酸~約2500アミノ酸、約400アミノ酸~約2000アミノ酸、約400アミノ酸~約1500アミノ酸、約400アミノ酸~約1000アミノ酸、約400アミノ酸~約950アミノ酸、約400アミノ酸~約900アミノ酸、約400アミノ酸~約850アミノ酸、約400アミノ酸~約800アミノ酸、約400アミノ酸~約750アミノ酸、約400アミノ酸~約700アミノ酸、約400アミノ酸~約650アミノ酸、約400アミノ酸~約600アミノ酸、約400アミノ酸~約550アミノ酸、約400アミノ酸~約500アミノ酸、約400アミノ酸~約480アミノ酸、約400アミノ酸~約460アミノ酸、約400アミノ酸~約440アミノ酸、約400アミノ酸~約420アミノ酸、約420アミノ酸~約3000アミノ酸、約420アミノ酸~約2500アミノ酸、約420アミノ酸~約2000アミノ酸、約420アミノ酸~約1500アミノ酸、約420アミノ酸~約1000アミノ酸、約420アミノ酸~約950アミノ酸、約420アミノ酸~約900アミノ酸、約420アミノ酸~約850アミノ酸、約420アミノ酸~約800アミノ酸、約420アミノ酸~約750アミノ酸、約420アミノ酸~約700アミノ酸、約420アミノ酸~約650アミノ酸、約420アミノ酸~約600アミノ酸、約420アミノ酸~約550アミノ酸、約420アミノ酸~約500アミノ酸、約420アミノ酸~約480アミノ酸、約420アミノ酸~約460アミノ酸、約420アミノ酸~約440アミノ酸、約440アミノ酸~約3000アミノ酸、約440アミノ酸~約2500アミノ酸、約440アミノ酸~約2000アミノ酸、約440アミノ酸~約1500アミノ酸、約440アミノ酸~約1000アミノ酸、約440アミノ酸~約950アミノ酸、約440アミノ酸~約900アミノ酸、約440アミノ酸~約850アミノ酸、約440アミノ酸~約800アミノ酸、約440アミノ酸~約750アミノ酸、約440アミノ酸~約700アミノ酸、約440アミノ酸~約650アミノ酸、約440アミノ酸~約600アミノ酸、約440アミノ酸~約550アミノ酸、約440アミノ酸~約500アミノ酸、約440アミノ酸~約480アミノ酸、約440アミノ酸~約460アミノ酸、約460アミノ酸~約3000アミノ酸、約460アミノ酸~約2500アミノ酸、約460アミノ酸~約2000アミノ酸、約460アミノ酸~約1500アミノ酸、約460アミノ酸~約1000アミノ酸、約460アミノ酸~約950アミノ酸、約460アミノ酸~約900アミノ酸、約460アミノ酸~約850アミノ酸、約460アミノ酸~約800アミノ酸、約460アミノ酸~約750アミノ酸、約460アミノ酸~約700アミノ酸、約460アミノ酸~約650アミノ酸、約460アミノ酸~約600アミノ酸、約460アミノ酸~約550アミノ酸、約460アミノ酸~約500アミノ酸、約460アミノ酸~約480アミノ酸、約480アミノ酸~約3000アミノ酸、約480アミノ酸~約2500アミノ酸、約480アミノ酸~約2000アミノ酸、約480アミノ酸~約1500アミノ酸、約480アミノ酸~約1000アミノ酸、約480アミノ酸~約950アミノ酸、約480アミノ酸~約900アミノ酸、約480アミノ酸~約850アミノ酸、約480アミノ酸~約800アミノ酸、約480アミノ酸~約750アミノ酸、約480アミノ酸~約700アミノ酸、約480アミノ酸~約650アミノ酸、約480アミノ酸~約600アミノ酸、約480アミノ酸~約550アミノ酸、約480アミノ酸~約500アミノ酸、約500アミノ酸~約3000アミノ酸、約500アミノ酸~約2500アミノ酸、約500アミノ酸~約2000アミノ酸、約500アミノ酸~約1500アミノ酸、約500アミノ酸~約1000アミノ酸、約500アミノ酸~約950アミノ酸、約500アミノ酸~約900アミノ酸、約500アミノ酸~約850アミノ酸、約500アミノ酸~約800アミノ酸、約500アミノ酸~約750アミノ酸、約500アミノ酸~約700アミノ酸、約500アミノ酸~約650アミノ酸、約500アミノ酸~約600アミノ酸、約500アミノ酸~約550アミノ酸、約550アミノ酸~約3000アミノ酸、約550アミノ酸~約2500アミノ酸、約550アミノ酸~約2000アミノ酸、約550アミノ酸~約1500アミノ酸、約550アミノ酸~約1000アミノ酸、約550アミノ酸~約950アミノ酸、約550アミノ酸~約900アミノ酸、約550アミノ酸~約850アミノ酸、約550アミノ酸~約800アミノ酸、約550アミノ酸~約750アミノ酸、約550アミノ酸~約700アミノ酸、約550アミノ酸~約650アミノ酸、約550アミノ酸~約600アミノ酸、約600アミノ酸~約3000アミノ酸、約600アミノ酸~約2500アミノ酸、約600アミノ酸~約2000アミノ酸、約600アミノ酸~約1500アミノ酸、約600アミノ酸~約1000アミノ酸、約600アミノ酸~約950アミノ酸、約600アミノ酸~約900アミノ酸、約600アミノ酸~約850アミノ酸、約600アミノ酸~約800アミノ酸、約600アミノ酸~約750アミノ酸、約600アミノ酸~約700アミノ酸、約600アミノ酸~約650アミノ酸、約650アミノ酸~約3000アミノ酸、約650アミノ酸~約2500アミノ酸、約650アミノ酸~約2000アミノ酸、約650アミノ酸~約1500アミノ酸、約650アミノ酸~約1000アミノ酸、約650アミノ酸~約950アミノ酸、約650アミノ酸~約900アミノ酸、約650アミノ酸~約850アミノ酸、約650アミノ酸~約800アミノ酸、約650アミノ酸~約750アミノ酸、約650アミノ酸~約700アミノ酸、約700アミノ酸~約3000アミノ酸、約700アミノ酸~約2500アミノ酸、約700アミノ酸~約2000アミノ酸、約700アミノ酸~約1500アミノ酸、約700アミノ酸~約1000アミノ酸、約700アミノ酸~約950アミノ酸、約700アミノ酸~約900アミノ酸、約700アミノ酸~約850アミノ酸、約700アミノ酸~約800アミノ酸、約700アミノ酸~約750アミノ酸、約750アミノ酸~約3000アミノ酸、約750アミノ酸~約2500アミノ酸、約750アミノ酸~約2000アミノ酸、約750アミノ酸~約1500アミノ酸、約750アミノ酸~約1000アミノ酸、約750アミノ酸~約950アミノ酸、約750アミノ酸~約900アミノ酸、約750アミノ酸~約850アミノ酸、約750アミノ酸~約800アミノ酸、約800アミノ酸~約3000アミノ酸、約800アミノ酸~約2500アミノ酸、約800アミノ酸~約2000アミノ酸、約800アミノ酸~約1500アミノ酸、約800アミノ酸~約1000アミノ酸、約800アミノ酸~約950アミノ酸、約800アミノ酸~約900アミノ酸、約800アミノ酸~約850アミノ酸、約850アミノ酸~約3000アミノ酸、約850アミノ酸~約2500アミノ酸、約850アミノ酸~約2000アミノ酸、約850アミノ酸~約1500アミノ酸、約850アミノ酸~約1000アミノ酸、約850アミノ酸~約950アミノ酸、約850アミノ酸~約900アミノ酸、約900アミノ酸~約3000アミノ酸、約900アミノ酸~約2500アミノ酸、約900アミノ酸~約2000アミノ酸、約900アミノ酸~約1500アミノ酸、約900アミノ酸~約1000アミノ酸、約900アミノ酸~約950アミノ酸、約950アミノ酸~約3000アミノ酸、約950アミノ酸~約2500アミノ酸、約950アミノ酸~約2000アミノ酸、約950アミノ酸~約1500アミノ酸、約950アミノ酸~約1000アミノ酸、約1000アミノ酸~約3000アミノ酸、約1000アミノ酸~約2500アミノ酸、約1000アミノ酸~約2000アミノ酸、約1000アミノ酸~約1500アミノ酸、約1500アミノ酸~約3000アミノ酸、約1500アミノ酸~約2500アミノ酸、約1500アミノ酸~約2000アミノ酸、約2000アミノ酸~約3000アミノ酸、約2000アミノ酸~約2500アミノ酸、または約2500アミノ酸~約3000アミノ酸の全長を有し得る。本明細書に提供される例示的な単鎖キメラポリペプチドの図は、図1に示されている。
【0037】
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)および可溶性組織因子ドメイン(例えば、本明細書に記載の例示的な可溶性組織因子ドメインのうちのいずれか)は、互いに直接隣接している。本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、第1の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)と可溶性組織因子ドメイン(例えば、本明細書に記載の例示的な可溶性組織因子ドメインのうちのいずれか)との間にリンカー配列(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的なリンカー配列のうちのいずれか)をさらに含む。本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、可溶性組織因子ドメイン(例えば、本明細書に記載の例示的な可溶性組織因子ドメインのうちのいずれか)および第2の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)は、互いに直接隣接している。本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、可溶性組織因子ドメイン(例えば、本明細書に記載の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)と第2の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な可溶性組織因子ドメインのうちのいずれか)との間にリンカー配列(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的なリンカー配列のうちのいずれか)をさらに含む。
【0038】
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)および第2の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)は、互いに直接隣接している。本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、第1の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)と第2の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)との間にリンカー配列(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的なリンカー配列のうちのいずれか)をさらに含む。本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、第2の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)および可溶性組織因子ドメイン(例えば、本明細書に記載の例示的な可溶性組織因子ドメインのうちのいずれか)は、互いに直接隣接している。本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、第2の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)と可溶性組織因子ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な可溶性組織因子ドメインのうちのいずれか)との間にリンカー配列(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的なリンカー配列のうちのいずれか)をさらに含む。
【0039】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、QIVLTQSPAIMSASPGEKVTMTCSASSSVSYMNWYQQKSGTSPKRWIYDTSKLASGVPAHFRGSGSGTSYSLTISGMEAEDAATYYCQQWSSNPFTFGSGTKLEINRGGGGSGGGGSGGGGSQVQLQQSGAELARPGASVKMSCKASGYTFTRYTMHWVKQRPGQGLEWIGYINPSRGYTNYNQKFKDKATLTTDKSSSTAYMQLSSLTSEDSAVYYCARYYDDHYCLDYWGQGTTLTVSSSGTTNTVAAYNLTWKSTNFKTILEWEPKPVNQVYTVQISTKSGDWKSKCFYTTDTECDLTDEIVKDVKQTYLARVFSYPAGNVESTGSAGEPLYENSPEFTPYLETNLGQPTIQSFEQVGTKVNVTVEDERTLVRRNNTFLSLRDVFGKDLIYTLYYWKSSSSGKKTAKTNTNEFLIDVDKGENYCFSVQAVIPSRTVNRKSTDSPVECMGQEKGEFREVQLQQSGPELVKPGASVKMSCKASGYTFTSYVIQWVKQKPGQGLEWIGSINPYNDYTKYNEKFKGKATLTSDKSSITAYMEFSSLTSEDSALYYCARWGDGNYWGRGTTLTVSSGGGGSGGGGSGGGGSDIEMTQSPAIMSASLGERVTMTCTASSSVSSSYFHWYQQKPGSSPKLCIYSTSNLASGVPPRFSGSGSTSYSLTISSMEAEDAATYFCHQYHRSPTFGGGTKLETKR(配列番号1)と少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含み得る。
【0040】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、CAGATCGTGCTGACCCAAAGCCCCGCCATCATGAGCGCTAGCCCCGGTGAGAAGGTGACCATGACATGCTCCGCTTCCAGCTCCGTGTCCTACATGAACTGGTATCAGCAGAAAAGCGGAACCAGCCCCAAAAGGTGGATCTACGACACCAGCAAGCTGGCCTCCGGAGTGCCCGCTCATTTCCGGGGCTCTGGATCCGGCACCAGCTACTCTTTAACCATTTCCGGCATGGAAGCTGAAGACGCTGCCACCTACTATTGCCAGCAATGGAGCAGCAACCCCTTCACATTCGGATCTGGCACCAAGCTCGAAATCAATCGTGGAGGAGGTGGCAGCGGCGGCGGTGGATCCGGCGGAGGAGGAAGCCAAGTTCAACTCCAGCAGAGCGGCGCTGAACTGGCCCGGCCCGGCGCCTCCGTCAAGATGAGCTGCAAGGCTTCCGGCTATACATTTACTCGTTACACAATGCATTGGGTCAAGCAGAGGCCCGGTCAAGGTTTAGAGTGGATCGGATATATCAACCCTTCCCGGGGCTACACCAACTATAACCAAAAGTTCAAGGATAAAGCCACTTTAACCACTGACAAGAGCTCCTCCACCGCCTACATGCAGCTGTCCTCTTTAACCAGCGAGGACTCCGCTGTTTACTACTGCGCTAGGTATTACGACGACCACTACTGTTTAGACTATTGGGGACAAGGTACCACTTTAACCGTCAGCAGCTCCGGCACCACCAATACCGTGGCCGCTTATAACCTCACATGGAAGAGCACCAACTTCAAGACAATTCTGGAATGGGAACCCAAGCCCGTCAATCAAGTTTACACCGTGCAGATCTCCACCAAATCCGGAGACTGGAAGAGCAAGTGCTTCTACACAACAGACACCGAGTGTGATTTAACCGACGAAATCGTCAAGGACGTCAAGCAAACCTATCTGGCTCGGGTCTTTTCCTACCCCGCTGGCAATGTCGAGTCCACCGGCTCCGCTGGCGAGCCTCTCTACGAGAATTCCCCCGAATTCACCCCTTATTTAGAGACCAATTTAGGCCAGCCTACCATCCAGAGCTTCGAGCAAGTTGGCACCAAGGTGAACGTCACCGTCGAGGATGAAAGGACTTTAGTGCGGCGGAATAACACATTTTTATCCCTCCGGGATGTGTTCGGCAAAGACCTCATCTACACACTGTACTATTGGAAGTCCAGCTCCTCCGGCAAAAAGACCGCTAAGACCAACACCAACGAGTTTTTAATTGACGTGGACAAAGGCGAGAACTACTGCTTCAGCGTGCAAGCCGTGATCCCTTCTCGTACCGTCAACCGGAAGAGCACAGATTCCCCCGTTGAGTGCATGGGCCAAGAAAAGGGCGAGTTCCGGGAGGTCCAGCTGCAGCAGAGCGGACCCGAACTCGTGAAACCCGGTGCTTCCGTGAAAATGTCTTGTAAGGCCAGCGGATACACCTTCACCTCCTATGTGATCCAGTGGGTCAAACAGAAGCCCGGACAAGGTCTCGAGTGGATCGGCAGCATCAACCCTTACAACGACTATACCAAATACAACGAGAAGTTTAAGGGAAAGGCTACTTTAACCTCCGACAAAAGCTCCATCACAGCCTACATGGAGTTCAGCTCTTTAACATCCGAGGACAGCGCTCTGTACTATTGCGCCCGGTGGGGCGACGGCAATTACTGGGGACGGGGCACAACACTGACCGTGAGCAGCGGAGGCGGAGGCTCCGGCGGAGGCGGATCTGGCGGTGGCGGCTCCGACATCGAGATGACCCAGTCCCCCGCTATCATGTCCGCCTCTTTAGGCGAGCGGGTCACAATGACTTGTACAGCCTCCTCCAGCGTCTCCTCCTCCTACTTCCATTGGTACCAACAGAAACCCGGAAGCTCCCCTAAACTGTGCATCTACAGCACCAGCAATCTCGCCAGCGGCGTGCCCCCTAGGTTTTCCGGAAGCGGAAGCACCAGCTACTCTTTAACCATCTCCTCCATGGAGGCTGAGGATGCCGCCACCTACTTTTGTCACCAGTACCACCGGTCCCCCACCTTCGGAGGCGGCACCAAACTGGAGACAAAGAGG(配列番号2)と少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含む核酸によってコードされる。
【0041】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、MKWVTFISLLFLFSSAYSQIVLTQSPAIMSASPGEKVTMTCSASSSVSYMNWYQQKSGTSPKRWIYDTSKLASGVPAHFRGSGSGTSYSLTISGMEAEDAATYYCQQWSSNPFTFGSGTKLEINRGGGGSGGGGSGGGGSQVQLQQSGAELARPGASVKMSCKASGYTFTRYTMHWVKQRPGQGLEWIGYINPSRGYTNYNQKFKDKATLTTDKSSSTAYMQLSSLTSEDSAVYYCARYYDDHYCLDYWGQGTTLTVSSSGTTNTVAAYNLTWKSTNFKTILEWEPKPVNQVYTVQISTKSGDWKSKCFYTTDTECDLTDEIVKDVKQTYLARVFSYPAGNVESTGSAGEPLYENSPEFTPYLETNLGQPTIQSFEQVGTKVNVTVEDERTLVRRNNTFLSLRDVFGKDLIYTLYYWKSSSSGKKTAKTNTNEFLIDVDKGENYCFSVQAVIPSRTVNRKSTDSPVECMGQEKGEFREVQLQQSGPELVKPGASVKMSCKASGYTFTSYVIQWVKQKPGQGLEWIGSINPYNDYTKYNEKFKGKATLTSDKSSITAYMEFSSLTSEDSALYYCARWGDGNYWGRGTTLTVSSGGGGSGGGGSGGGGSDIEMTQSPAIMSASLGERVTMTCTASSSVSSSYFHWYQQKPGSSPKLCIYSTSNLASGVPPRFSGSGSTSYSLTISSMEAEDAATYFCHQYHRSPTFGGGTKLETKR(配列番号3)と少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含み得る。
【0042】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、ATGAAGTGGGTGACCTTCATCAGCTTATTATTTTTATTCAGCTCCGCCTATTCC CAGATCGTGCTGACCCAAAGCCCCGCCATCATGAGCGCTAGCCCCGGTGAGAAGGTGACCATGACATGCTCCGCTTCCAGCTCCGTGTCCTACATGAACTGGTATCAGCAGAAAAGCGGAACCAGCCCCAAAAGGTGGATCTACGACACCAGCAAGCTGGCCTCCGGAGTGCCCGCTCATTTCCGGGGCTCTGGATCCGGCACCAGCTACTCTTTAACCATTTCCGGCATGGAAGCTGAAGACGCTGCCACCTACTATTGCCAGCAATGGAGCAGCAACCCCTTCACATTCGGATCTGGCACCAAGCTCGAAATCAATCGTGGAGGAGGTGGCAGCGGCGGCGGTGGATCCGGCGGAGGAGGAAGCCAAGTTCAACTCCAGCAGAGCGGCGCTGAACTGGCCCGGCCCGGCGCCTCCGTCAAGATGAGCTGCAAGGCTTCCGGCTATACATTTACTCGTTACACAATGCATTGGGTCAAGCAGAGGCCCGGTCAAGGTTTAGAGTGGATCGGATATATCAACCCTTCCCGGGGCTACACCAACTATAACCAAAAGTTCAAGGATAAAGCCACTTTAACCACTGACAAGAGCTCCTCCACCGCCTACATGCAGCTGTCCTCTTTAACCAGCGAGGACTCCGCTGTTTACTACTGCGCTAGGTATTACGACGACCACTACTGTTTAGACTATTGGGGACAAGGTACCACTTTAACCGTCAGCAGCTCCGGCACCACCAATACCGTGGCCGCTTATAACCTCACATGGAAGAGCACCAACTTCAAGACAATTCTGGAATGGGAACCCAAGCCCGTCAATCAAGTTTACACCGTGCAGATCTCCACCAAATCCGGAGACTGGAAGAGCAAGTGCTTCTACACAACAGACACCGAGTGTGATTTAACCGACGAAATCGTCAAGGACGTCAAGCAAACCTATCTGGCTCGGGTCTTTTCCTACCCCGCTGGCAATGTCGAGTCCACCGGCTCCGCTGGCGAGCCTCTCTACGAGAATTCCCCCGAATTCACCCCTTATTTAGAGACCAATTTAGGCCAGCCTACCATCCAGAGCTTCGAGCAAGTTGGCACCAAGGTGAACGTCACCGTCGAGGATGAAAGGACTTTAGTGCGGCGGAATAACACATTTTTATCCCTCCGGGATGTGTTCGGCAAAGACCTCATCTACACACTGTACTATTGGAAGTCCAGCTCCTCCGGCAAAAAGACCGCTAAGACCAACACCAACGAGTTTTTAATTGACGTGGACAAAGGCGAGAACTACTGCTTCAGCGTGCAAGCCGTGATCCCTTCTCGTACCGTCAACCGGAAGAGCACAGATTCCCCCGTTGAGTGCATGGGCCAAGAAAAGGGCGAGTTCCGGGAGGTCCAGCTGCAGCAGAGCGGACCCGAACTCGTGAAACCCGGTGCTTCCGTGAAAATGTCTTGTAAGGCCAGCGGATACACCTTCACCTCCTATGTGATCCAGTGGGTCAAACAGAAGCCCGGACAAGGTCTCGAGTGGATCGGCAGCATCAACCCTTACAACGACTATACCAAATACAACGAGAAGTTTAAGGGAAAGGCTACTTTAACCTCCGACAAAAGCTCCATCACAGCCTACATGGAGTTCAGCTCTTTAACATCCGAGGACAGCGCTCTGTACTATTGCGCCCGGTGGGGCGACGGCAATTACTGGGGACGGGGCACAACACTGACCGTGAGCAGCGGAGGCGGAGGCTCCGGCGGAGGCGGATCTGGCGGTGGCGGCTCCGACATCGAGATGACCCAGTCCCCCGCTATCATGTCCGCCTCTTTAGGCGAGCGGGTCACAATGACTTGTACAGCCTCCTCCAGCGTCTCCTCCTCCTACTTCCATTGGTACCAACAGAAACCCGGAAGCTCCCCTAAACTGTGCATCTACAGCACCAGCAATCTCGCCAGCGGCGTGCCCCCTAGGTTTTCCGGAAGCGGAAGCACCAGCTACTCTTTAACCATCTCCTCCATGGAGGCTGAGGATGCCGCCACCTACTTTTGTCACCAGTACCACCGGTCCCCCACCTTCGGAGGCGGCACCAAACTGGAGACAAAGAGG(配列番号4)と少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含む核酸によってコードされる。
【0043】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、VQLQQSGPELVKPGASVKMSCKASGYTFTSYVIQWVKQKPGQGLEWIGSINPYNDYTKYNEKFKGKATLTSDKSSITAYMEFSSLTSEDSALYYCARWGDGNYWGRGTTLTVSSGGGGSGGGGSGGGGSDIEMTQSPAIMSASLGERVTMTCTASSSVSSSYFHWYQQKPGSSPKLCIYSTSNLASGVPPRFSGSGSTSYSLTISSMEAEDAATYFCHQYHRSPTFGGGTKLETKRSGTTNTVAAYNLTWKSTNFKTILEWEPKPVNQVYTVQISTKSGDWKSKCFYTTDTECDLTDEIVKDVKQTYLARVFSYPAGNVESTGSAGEPLYENSPEFTPYLETNLGQPTIQSFEQVGTKVNVTVEDERTLVRRNNTFLSLRDVFGKDLIYTLYYWKSSSSGKKTAKTNTNEFLIDVDKGENYCFSVQAVIPSRTVNRKSTDSPVECMGQEKGEFREQIVLTQSPAIMSASPGEKVTMTCSASSSVSYMNWYQQKSGTSPKRWIYDTSKLASGVPAHFRGSGSGTSYSLTISGMEAEDAATYYCQQWSSNPFTFGSGTKLEINRGGGGSGGGGSGGGGSQVQLQQSGAELARPGASVKMSCKASGYTFTRYTMHWVKQRPGQGLEWIGYINPSRGYTNYNQKFKDKATLTTDKSSSTAYMQLSSLTSEDSAVYYCARYYDDHYCLDYWGQGTTLTVSS(配列番号5)と少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含み得る。
【0044】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、GTGCAGCTGCAGCAGTCCGGACCCGAACTGGTCAAGCCCGGTGCCTCCGTGAAAATGTCTTGTAAGGCTTCTGGCTACACCTTTACCTCCTACGTCATCCAATGGGTGAAGCAGAAGCCCGGTCAAGGTCTCGAGTGGATCGGCAGCATCAATCCCTACAACGATTACACCAAGTATAACGAAAAGTTTAAGGGCAAGGCCACTCTGACAAGCGACAAGAGCTCCATTACCGCCTACATGGAGTTTTCCTCTTTAACTTCTGAGGACTCCGCTTTATACTATTGCGCTCGTTGGGGCGATGGCAATTATTGGGGCCGGGGAACTACTTTAACAGTGAGCTCCGGCGGCGGCGGAAGCGGAGGTGGAGGATCTGGCGGTGGAGGCAGCGACATCGAGATGACACAGTCCCCCGCTATCATGAGCGCCTCTTTAGGAGAACGTGTGACCATGACTTGTACAGCTTCCTCCAGCGTGAGCAGCTCCTATTTCCACTGGTACCAGCAGAAACCCGGCTCCTCCCCTAAACTGTGTATCTACTCCACAAGCAATTTAGCTAGCGGCGTGCCTCCTCGTTTTAGCGGCTCCGGCAGCACCTCTTACTCTTTAACCATTAGCTCTATGGAGGCCGAAGATGCCGCCACATACTTTTGCCATCAGTACCACCGGTCCCCTACCTTTGGCGGAGGCACAAAGCTGGAGACCAAGCGGAGCGGCACCACCAACACAGTGGCCGCCTACAATCTGACTTGGAAATCCACCAACTTCAAGACCATCCTCGAGTGGGAGCCCAAGCCCGTTAATCAAGTTTATACCGTGCAGATTTCCACCAAGAGCGGCGACTGGAAATCCAAGTGCTTCTATACCACAGACACCGAGTGCGATCTCACCGACGAGATCGTCAAAGACGTGAAGCAGACATATTTAGCTAGGGTGTTCTCCTACCCCGCTGGAAACGTGGAGAGCACCGGATCCGCTGGAGAGCCTTTATACGAGAACTCCCCCGAATTCACCCCCTATCTGGAAACCAATTTAGGCCAGCCCACCATCCAGAGCTTCGAACAAGTTGGCACAAAGGTGAACGTCACCGTCGAAGATGAGAGGACTTTAGTGCGGAGGAACAATACATTTTTATCCTTACGTGACGTCTTCGGCAAGGATTTAATCTACACACTGTATTACTGGAAGTCTAGCTCCTCCGGCAAGAAGACCGCCAAGACCAATACCAACGAATTTTTAATTGACGTGGACAAGGGCGAGAACTACTGCTTCTCCGTGCAAGCTGTGATCCCCTCCCGGACAGTGAACCGGAAGTCCACCGACTCCCCCGTGGAGTGCATGGGCCAAGAGAAGGGAGAGTTTCGTGAGCAGATCGTGCTGACCCAGTCCCCCGCTATTATGAGCGCTAGCCCCGGTGAAAAGGTGACTATGACATGCAGCGCCAGCTCTTCCGTGAGCTACATGAACTGGTATCAGCAGAAGTCCGGCACCAGCCCTAAAAGGTGGATCTACGACACCAGCAAGCTGGCCAGCGGCGTCCCCGCTCACTTTCGGGGCTCCGGCTCCGGAACAAGCTACTCTCTGACCATCAGCGGCATGGAAGCCGAGGATGCCGCTACCTATTACTGTCAGCAGTGGAGCTCCAACCCCTTCACCTTTGGATCCGGCACCAAGCTCGAGATTAATCGTGGAGGCGGAGGTAGCGGAGGAGGCGGATCCGGCGGTGGAGGTAGCCAAGTTCAGCTCCAGCAAAGCGGCGCCGAACTCGCTCGGCCCGGCGCTTCCGTGAAGATGTCTTGTAAGGCCTCCGGCTATACCTTCACCCGGTACACAATGCACTGGGTCAAGCAACGGCCCGGTCAAGGTTTAGAGTGGATTGGCTATATCAACCCCTCCCGGGGCTATACCAACTACAACCAGAAGTTCAAGGACAAAGCCACCCTCACCACCGACAAGTCCAGCAGCACCGCTTACATGCAGCTGAGCTCTTTAACATCCGAGGATTCCGCCGTGTACTACTGCGCTCGGTACTACGACGATCATTACTGCCTCGATTACTGGGGCCAAGGTACCACCTTAACAGTCTCCTCC(配列番号6)と少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含む核酸によってコードされる。
【0045】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、MKWVTFISLLFLFSSAYSVQLQQSGPELVKPGASVKMSCKASGYTFTSYVIQWVKQKPGQGLEWIGSINPYNDYTKYNEKFKGKATLTSDKSSITAYMEFSSLTSEDSALYYCARWGDGNYWGRGTTLTVSSGGGGSGGGGSGGGGSDIEMTQSPAIMSASLGERVTMTCTASSSVSSSYFHWYQQKPGSSPKLCIYSTSNLASGVPPRFSGSGSTSYSLTISSMEAEDAATYFCHQYHRSPTFGGGTKLETKRSGTTNTVAAYNLTWKSTNFKTILEWEPKPVNQVYTVQISTKSGDWKSKCFYTTDTECDLTDEIVKDVKQTYLARVFSYPAGNVESTGSAGEPLYENSPEFTPYLETNLGQPTIQSFEQVGTKVNVTVEDERTLVRRNNTFLSLRDVFGKDLIYTLYYWKSSSSGKKTAKTNTNEFLIDVDKGENYCFSVQAVIPSRTVNRKSTDSPVECMGQEKGEFREQIVLTQSPAIMSASPGEKVTMTCSASSSVSYMNWYQQKSGTSPKRWIYDTSKLASGVPAHFRGSGSGTSYSLTISGMEAEDAATYYCQQWSSNPFTFGSGTKLEINRGGGGSGGGGSGGGGSQVQLQQSGAELARPGASVKMSCKASGYTFTRYTMHWVKQRPGQGLEWIGYINPSRGYTNYNQKFKDKATLTTDKSSSTAYMQLSSLTSEDSAVYYCARYYDDHYCLDYWGQGTTLTVSS(配列番号7)と少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含み得る。
【0046】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、ATGAAATGGGTCACCTTCATCTCTTTACTGTTTTTATTTAGCAGCGCCTACAGCGTGCAGCTGCAGCAGTCCGGACCCGAACTGGTCAAGCCCGGTGCCTCCGTGAAAATGTCTTGTAAGGCTTCTGGCTACACCTTTACCTCCTACGTCATCCAATGGGTGAAGCAGAAGCCCGGTCAAGGTCTCGAGTGGATCGGCAGCATCAATCCCTACAACGATTACACCAAGTATAACGAAAAGTTTAAGGGCAAGGCCACTCTGACAAGCGACAAGAGCTCCATTACCGCCTACATGGAGTTTTCCTCTTTAACTTCTGAGGACTCCGCTTTATACTATTGCGCTCGTTGGGGCGATGGCAATTATTGGGGCCGGGGAACTACTTTAACAGTGAGCTCCGGCGGCGGCGGAAGCGGAGGTGGAGGATCTGGCGGTGGAGGCAGCGACATCGAGATGACACAGTCCCCCGCTATCATGAGCGCCTCTTTAGGAGAACGTGTGACCATGACTTGTACAGCTTCCTCCAGCGTGAGCAGCTCCTATTTCCACTGGTACCAGCAGAAACCCGGCTCCTCCCCTAAACTGTGTATCTACTCCACAAGCAATTTAGCTAGCGGCGTGCCTCCTCGTTTTAGCGGCTCCGGCAGCACCTCTTACTCTTTAACCATTAGCTCTATGGAGGCCGAAGATGCCGCCACATACTTTTGCCATCAGTACCACCGGTCCCCTACCTTTGGCGGAGGCACAAAGCTGGAGACCAAGCGGAGCGGCACCACCAACACAGTGGCCGCCTACAATCTGACTTGGAAATCCACCAACTTCAAGACCATCCTCGAGTGGGAGCCCAAGCCCGTTAATCAAGTTTATACCGTGCAGATTTCCACCAAGAGCGGCGACTGGAAATCCAAGTGCTTCTATACCACAGACACCGAGTGCGATCTCACCGACGAGATCGTCAAAGACGTGAAGCAGACATATTTAGCTAGGGTGTTCTCCTACCCCGCTGGAAACGTGGAGAGCACCGGATCCGCTGGAGAGCCTTTATACGAGAACTCCCCCGAATTCACCCCCTATCTGGAAACCAATTTAGGCCAGCCCACCATCCAGAGCTTCGAACAAGTTGGCACAAAGGTGAACGTCACCGTCGAAGATGAGAGGACTTTAGTGCGGAGGAACAATACATTTTTATCCTTACGTGACGTCTTCGGCAAGGATTTAATCTACACACTGTATTACTGGAAGTCTAGCTCCTCCGGCAAGAAGACCGCCAAGACCAATACCAACGAATTTTTAATTGACGTGGACAAGGGCGAGAACTACTGCTTCTCCGTGCAAGCTGTGATCCCCTCCCGGACAGTGAACCGGAAGTCCACCGACTCCCCCGTGGAGTGCATGGGCCAAGAGAAGGGAGAGTTTCGTGAGCAGATCGTGCTGACCCAGTCCCCCGCTATTATGAGCGCTAGCCCCGGTGAAAAGGTGACTATGACATGCAGCGCCAGCTCTTCCGTGAGCTACATGAACTGGTATCAGCAGAAGTCCGGCACCAGCCCTAAAAGGTGGATCTACGACACCAGCAAGCTGGCCAGCGGCGTCCCCGCTCACTTTCGGGGCTCCGGCTCCGGAACAAGCTACTCTCTGACCATCAGCGGCATGGAAGCCGAGGATGCCGCTACCTATTACTGTCAGCAGTGGAGCTCCAACCCCTTCACCTTTGGATCCGGCACCAAGCTCGAGATTAATCGTGGAGGCGGAGGTAGCGGAGGAGGCGGATCCGGCGGTGGAGGTAGCCAAGTTCAGCTCCAGCAAAGCGGCGCCGAACTCGCTCGGCCCGGCGCTTCCGTGAAGATGTCTTGTAAGGCCTCCGGCTATACCTTCACCCGGTACACAATGCACTGGGTCAAGCAACGGCCCGGTCAAGGTTTAGAGTGGATTGGCTATATCAACCCCTCCCGGGGCTATACCAACTACAACCAGAAGTTCAAGGACAAAGCCACCCTCACCACCGACAAGTCCAGCAGCACCGCTTACATGCAGCTGAGCTCTTTAACATCCGAGGATTCCGCCGTGTACTACTGCGCTCGGTACTACGACGATCATTACTGCCTCGATTACTGGGGCCAAGGTACCACCTTAACAGTCTCCTCC(配列番号8)と少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含む核酸によってコードされる。
【0047】
これらのキメラポリペプチド、核酸、ベクター、細胞、および方法の非限定的な態様は、以下に記載されており、限定されることなく任意の組み合わせで使用され得る。これらのキメラポリペプチド、核酸、ベクター、細胞、および方法の追加の態様は、当該技術分野で既知である。
【0048】
組織因子
ヒト組織因子は、以下の3つのドメイン:(1)219アミノ酸N末端細胞外ドメイン(残基1~219)、(2)22アミノ酸膜貫通ドメイン(残基220~242)、および(3)21アミノ酸細胞質C末端尾部(残基242~263)((UniProtKB識別子番号:P13726)を含有する263アミノ酸膜貫通タンパク質である。細胞質尾部は、Ser253およびSer258に2つのリン酸化部位を含有し、Cys245に1つのS-パルミトイル化部位を含有する。細胞質ドメインの欠失または変異が組織因子凝固活性に影響を及ぼすことは見出されなかった。組織因子は、Cys245のタンパク質の細胞内ドメイン内に1つのS-パルミトイル化部位を有する。Cys245は、細胞内ドメインのアミノ酸末端に位置し、膜表面の近くにある。組織因子膜貫通ドメインは、単一膜貫通α-ヘリックスで構成されている。
【0049】
2つのフィブロネクチンIII型ドメインで構成されている組織因子の細胞外ドメインは、6アミノ酸リンカーを介して膜貫通ドメインに連結されている。このリンカーは、組織因子細胞外ドメインをその膜貫通ドメインおよび細胞質ドメインから分離するために立体配座可動性を提供する。各組織因子フィブロネクチンIII型モジュールは、2つの重複βシートで構成されており、上部のシートドメインは3つの逆平行βストランドを含有し、下部のシートは4つのβストランドを含有する。βストランドは、ストランドβAとβBの間、βCとβDの間、およびβEとβFの間のβループによって連結されており、これらの全ての立体配座が2つのモジュール内で保存されている。βストランドを連結する3つの短いα-ヘリックスセグメントが存在する。組織因子の特有の特徴は、フィブロネクチンスーパーファミリーの共通要素ではない、ストランドβ10とストランドβ11の間の17アミノ酸β-ヘアピンである。また、N末端ドメインは、β6Fとβ7Gの間に12アミノ酸ループも含有し、これは、C末端ドメインには存在せず、組織因子に特有のものである。そのようなフィブロネクチンIII型ドメイン構造は、免疫グロブリン様タンパク質ファミリー折り畳みの特徴であり、多種多様な細胞外タンパク質間で保存されている。
【0050】
チモーゲンFVIIは、それが組織に結合して活性組織因子-FVIIa複合体を形成すると、タンパク質限定分解によってFVIIaに迅速に変換される。およそ0.1nM(血漿FVIIの1%)の濃度で酵素として循環するFVIIaも、組織因子に直接結合することができる。組織因子-FVIIa複合体上の組織因子とFVIIaの間のアロステリック相互作用は、FVIIaの酵素活性を大幅に増加させ、小さい発色性ペプチジル基質の加水分解速度をおよそ20~100倍増加させ、天然高分子基質FIXおよびFXの活性化速度をほぼ100万倍増加させる。組織因子への結合時のFVIIaの活性部位のアロステリック活性化と協調して、リン脂質二重層上での組織因子-FVIIa複合体の形成(すなわち、膜表面上のホスファチジル-L-セリンの曝露時)は、Ca2+依存的様式で、FIXまたはFXの活性化速度をさらに1,000倍増加させる。遊離FVIIaと比較した組織因子-FVIIa-リン脂質複合体によるFX活性化のおよそ100万倍の全体的な増加は、凝固カスケードの臨界調節点である。
【0051】
FVIIは、約50kDaの単鎖ポリペプチドであり、406アミノ酸残基からなり、N末端γ-カルボキシグルタミン酸リッチ(GLA)ドメイン、2つの上皮成長因子様ドメイン(EGF1およびEFG2)、およびC末端セリンプロテアーゼドメインを有する。FVIIは、EGF2とプロテアーゼドメインとの間の短いリンカー領域におけるIle-154-Arg152結合の特異的タンパク質分解切断によってFVIIaに活性化される。この切断により、軽鎖および重鎖がCys135およびCys262の単一ジスルフィド結合によって一緒に保持されるようになる。FVIIaは、そのN末端GLAドメインを介してCa2+依存的様式でリン脂質膜に結合する。GLAドメインのすぐC末端側に、芳香族スタックおよび2つのEGFドメインが存在する。芳香族スタックは、GLAドメインを、単一のCa2+イオンに結合するEGF1ドメインに連結する。このCa2+結合部位の占有により、FVIIaアミド分解活性および組織因子会合が増加する。触媒トライアドは、His193、Asp242、およびSer344からなり、FVIIaプロテアーゼドメイン内での単一のCa2+イオンの結合は、その触媒活性に不可欠である。FVIIのFVIIaへのタンパク質分解活性は、Ile153で新たに形成されたアミノ末端を解放して、折り返し、活性化ポケットに挿入されて、Asp343のカルボン酸塩と塩橋を形成して、オキシアニオンホールを生成する。この塩橋の形成は、FVIIa活性に不可欠である。しかしながら、オキシアニオンホールの形成は、タンパク質分解活性化時に遊離FVIIaでは生じない。結果として、FVIIaは、血漿プロテアーゼ阻害剤によってほとんど認識されないチモーゲン様状態で循環し、それがおよそ90分の半減期で循環することを可能にする。
【0052】
膜表面上でのFVIIa活性部位の組織因子媒介性位置付けは、同族基質に対するFVIIaに重要である。遊離FVIIaは、その活性部位が膜表面上約80Åに位置付けられた膜に結合すると、安定した拡張構造をとる。FVIIaが組織因子に結合すると、FVa活性部位は、膜に約6Å近づいて再び位置付けられる。この調節は、FVIIa触媒トライアドの標的基質切断部位との適切な整列を助け得る。GLAドメインレスFVIIaを使用して、活性部位が依然として膜上から同様の距離で位置付けられたことが示されており、組織因子がFVIIa-膜相互作用の不在下でさえもFVIIa活性部位位置付けを完全に支援することができることを実証する。追加のデータは、組織因子細胞外ドメインが何らかの方法で膜表面に繋留されている限り、組織因子が完全なFVIIaタンパク質分解活性を支援することを示した。しかしながら、FVIIaの活性部位を膜表面上80Åを超えて上昇させることにより、組織因子-FVIIa複合体がFXを活性化する能力が大幅に低下したが、組織因子-FVIIaアミド分解活性は低下しなかった。
【0053】
アラニンスキャニング変異誘発は、FVIIaとの相互作用のための組織因子細胞外ドメインにおける特定のアミノ酸側鎖の役割を評価するために使用されている(Gibbs et al.,Biochemistry 33(47):14003-14010,1994、Schullek et al.,J Biol Chem 269(30):19399-19403,1994)。アラニン置換は、アラニン置換がFVIIa結合に対して5~10倍低い親和性を引き起こす限定された数の残基位置を特定した。これらの残基側鎖の大半が、高分子リガンド相互作用と調和して、結晶構造における溶媒に十分に曝露されることが見出された。FVIIaリガンド結合部位は、2つのモジュール間の境界の広範な領域にわたって位置する。C-モジュールにおいて、突出したB-Cループ上に位置する残基Arg135およびPhe140は、FVIIaとの独立した接触を提供する。Leu133は、指様の構造の基部に位置し、2つのモジュール間の隙間にパッキングされている。これにより、Lys20、Thr60、Asp58、およびIle22からなる重要な結合残基の主要なクラスターに連続性が提供される。Thr60は、部分的にのみ溶媒に曝露されており、リガンドと有意に接触するのではなく、局所的な構造的役割を果たし得る。結合部位は、Glu24およびGln110、ならびに潜在的により遠位の残基Val207を含むモジュール間角度の凹面側に伸びている。結合領域は、Asp58から、Lys48、Lys46、Gln37、Asp44、およびTrp45によって形成された凸面領域に伸びている。Trp45およびAsp44は、FVIIaと独立して相互作用せず、Trp45位での変異効果が、隣接するAsp44およびGln37側鎖の局所的パッキングのためのこの側鎖の構造的重要性を反映し得ることを示す。相互作用領域は、N-モジュール内に疎水性クラスターの一部を形成する2つの表面曝露芳香族残基Phe76およびTyr78をさらに含む。
【0054】
組織因子-FVIIaの既知の生理学的基質は、FVII、FIX、およびFX、ならびにある特定のプロテイナーゼ活性化受容体である。変異分析により、変異すると、小さいペプチジル基質に対する完全なFVIIaアミド分解活性を支援するが、高分子基質(すなわち、FVII、FIX、およびFX)の活性化を支援する能力を欠くいくつかの残基が特定されている(Ruf et al.,J Biol Chem 267(31):22206-22210,1992、Ruf et al.,J Biol Chem 267(9):6375-6381,1992、Huang et al.,J Biol Chem 271(36):21752-21757,1996、Kirchhofer et al.,Biochemistry 39(25):7380-7387,2000)。残基159~165の組織因子ループ領域、およびこの可動性ループ内のまたはそれに隣接する残基が、組織因子-FVIIa複合体のタンパク質分解活性に不可欠であることが示されている。これは、FVIIa活性部位からかなり遠位である組織因子の提案された基質結合エキソサイト領域を定義する。グリシン残基を、わずかによりかさばったアラニン残基で置換することによって、組織因子-FVIIaのタンパク質分解活性は有意に損なわれる。これは、グリシンによってもたらされる可動性が、組織因子高分子基質認識のための残基159~165のループに不可欠であることを示唆する。
【0055】
また、残基Lys165およびLys166が、基質認識および結合に重要であることも実証されている。これらの残基のいずれかをアラニンに変異させることにより、組織因子補因子機能が有意に低下する。Lys165とLys166は互いに外方に向いており、Lys165は、大半の組織因子-FVIIa構造内でFVIIaの方を指し、Lys166は、結晶構造内の基質結合エキソサイト領域を指している。FVIIaのLys165とGla35との間の推定塩橋形成は、組織因子のFVIIaのGLAドメインとの相互作用が基質認識を調節するという概念を支持するであろう。これらの結果は、組織因子外部ドメインのC末端部分が、FIXおよびFXのGLAドメイン、隣接する可能性のあるEGF1ドメインと直接相互作用し、FVIIa GLAドメインの存在がこれらの相互作用を直接または間接的のいずれかで調節し得ることを示唆する。
【0056】
可溶性組織因子ドメイン
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチド、組成物、または方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態では、可溶性組織因子ドメインは、シグナル配列、膜貫通ドメイン、および細胞内ドメインを欠く野生型組織因子ポリペプチドであり得る。いくつかの例では、可溶性組織因子ドメインは、組織因子変異体であり得、野生型組織因子ポリペプチドが、シグナル配列、膜貫通ドメイン、および細胞内ドメインを欠き、選択されたアミノ酸でさらに改変されている。いくつかの例では、可溶性組織因子ドメインは、可溶性ヒト組織因子ドメインであり得る。いくつかの例では、可溶性組織因子ドメインは、可溶性マウス組織因子ドメインであり得る。いくつかの例では、可溶性組織因子ドメインは、可溶性ラット組織因子ドメインであり得る。可溶性ヒト組織因子ドメイン、可溶性マウス組織因子ドメイン、可溶性ラット組織因子ドメイン、および変異体可溶性組織因子ドメインの非限定的な例が以下に示される。

例示的な可溶性ヒト組織因子ドメイン(配列番号9)
SGTTNTVAAYNLTWKSTNFKTILEWEPKPVNQVYTVQISTKSGDWKSKCFYTTDTECDLTDEIVKDVKQTYLARVFSYPAGNVESTGSAGEPLYENSPEFTPYLETNLGQPTIQSFEQVGTKVNVTVEDERTLVRRNNTFLSLRDVFGKDLIYTLYYWKSSSSGKKTAKTNTNEFLIDVDKGENYCFSVQAVIPSRTVNRKSTDSPVECMGQEKGEFRE

可溶性ヒト組織因子ドメインをコードする例示的な核酸(配列番号10)
AGCGGCACAACCAACACAGTCGCTGCCTATAACCTCACTTGGAAGAGCACCAACTTCAAAACCATCCTCGAATGGGAACCCAAACCCGTTAACCAAGTTTACACCGTGCAGATCAGCACCAAGTCCGGCGACTGGAAGTCCAAATGTTTCTATACCACCGACACCGAGTGCGATCTCACCGATGAGATCGTGAAAGATGTGAAACAGACCTACCTCGCCCGGGTGTTTAGCTACCCCGCCGGCAATGTGGAGAGCACTGGTTCCGCTGGCGAGCCTTTATACGAGAACAGCCCCGAATTTACCCCTTACCTCGAGACCAATTTAGGACAGCCCACCATCCAAAGCTTTGAGCAAGTTGGCACAAAGGTGAATGTGACAGTGGAGGACGAGCGGACTTTAGTGCGGCGGAACAACACCTTTCTCAGCCTCCGGGATGTGTTCGGCAAAGATTTAATCTACACACTGTATTACTGGAAGTCCTCTTCCTCCGGCAAGAAGACAGCTAAAACCAACACAAACGAGTTTTTAATCGACGTGGATAAAGGCGAAAACTACTGTTTCAGCGTGCAAGCTGTGATCCCCTCCCGGACCGTGAATAGGAAAAGCACCGATAGCCCCGTTGAGTGCATGGGCCAAGAAAAGGGCGAGTTCCGGGAG

例示的な可溶性マウス組織因子ドメイン(配列番号11)
agipekafnltwistdfktilewqpkptnytytvqisdrsrnwknkcfsttdtecdltdeivkdvtwayeakvlsvprrnsvhgdgdqlvihgeeppftnap kflpyrdtnlgqpviqqfeqdgrklnvvvkdsltlvrkngtfltlrqvfgkdlgyiityrkgsstgkktnitntnefsidveegvsycffvqamifsrktnqnspgsstvcteqwksflge

例示的な可溶性ラット組織因子ドメイン(配列番号12)
Agtppgkafnltwistdfktilewqpkptnytytvqisdrsrnwkykctgttdtecdltdeivkdvnwtyearvlsvpwrnsthgketlfgthgeeppftnarkflpyrdtkigqpviqkyeqggtklkvtvkdsftlvrkngtfltlrqvfgndlgyiltyrkdsstgrktntthtneflidvekgvsycffaqavifsrktnhkspesitkcteqwksvlge

例示的な変異体可溶性ヒト組織因子ドメイン(配列番号96)
SGTTNTVAAYNLTWKSTNFATALEWEPKPVNQVYTVQISTKSGDWKSKCFYTTDTECALTDEIVKDVKQTYLARVFSYPAGNVESTGSAGEPLYENSPEFTPYLETNLGQPTIQSFEQVGTKVNVTVEDERTLVARNNTALSLRDVFGKDLIYTLYYWKSSSSGKKTAKTNTNEFLIDVDKGENYCFSVQAVIPSRTVNRKSTDSPVECMGQEKGEFRE

例示的な変異体可溶性ヒト組織因子ドメイン(配列番号97)
SGTTNTVAAYNLTWKSTNFATALEWEPKPVNQVYTVQISTKSGDAKSKCFYTTDTECALTDEIVKDVKQTYLARVFSYPAGNVESTGSAGEPLAENSPEFTPYLETNLGQPTIQSFEQVGTKVNVTVEDERTLVARNNTALSLRDVFGKDLIYTLYYWKSSSSGKKTAKTNTNEFLIDVDKGENYCFSVQAVIPSRTVNRKSTDSPVECMGQEKGEFRE
【0057】
いくつかの実施形態では、可溶性組織因子ドメインは、配列番号9、11、12、96、または97と少なくとも70%同一、少なくとも72%同一、少なくとも74%同一、少なくとも76%同一、少なくとも78%同一、少なくとも80%同一、少なくとも82%同一、少なくとも84%同一、少なくとも86%同一、少なくとも88%同一、少なくとも90%同一、少なくとも92%同一、少なくとも94%同一、少なくとも96%同一、少なくとも98%同一、少なくとも99%同一、または100%同一である配列を含み得る。いくつかの実施形態では、可溶性組織因子ドメインは、1~20個のアミノ酸(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個のアミノ酸)がそのN末端から除去された、および/または1~20個のアミノ酸(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個のアミノ酸)がそのC末端から除去された、配列番号9、11、12、96、または97の配列を含み得る。
【0058】
当該技術分野で理解され得るように、当業者であれば、異なる哺乳動物種間で保存されているアミノ酸の変異がタンパク質の活性および/または構造的安定性を低下させる可能性が高い一方で、異なる哺乳動物種間で保存されていないアミノ酸の変異がタンパク質の活性および/または構造的安定性を低下させる可能性が低いことを理解するであろう。
【0059】
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの例では、可溶性組織因子ドメインは、第VIIa因子に結合することができない。本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの例では、可溶性組織因子ドメインは、不活性第X因子を第Xa因子に変換しない。本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、哺乳動物における血液凝固を刺激しない。
【0060】
いくつかの例では、可溶性組織因子ドメインは、可溶性ヒト組織因子ドメインであり得る。いくつかの実施形態では、可溶性組織因子ドメインは、可溶性マウス組織因子ドメインであり得る。いくつかの実施形態では、可溶性組織因子ドメインは、可溶性ラット組織因子ドメインであり得る。
【0061】
いくつかの例では、可溶性組織因子ドメインは、成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸20位に対応するアミノ酸の位置にリジン、成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸22位に対応するアミノ酸の位置にイソロイシン、成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸45位に対応するアミノ酸の位置にトリプトファン、成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸58位に対応するアミノ酸の位置にアスパラギン酸、成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸94位に対応するアミノ酸の位置にチロシン、成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸135位に対応するアミノ酸の位置にアルギニン、および成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸140位に対応するアミノ酸の位置にフェニルアラニンのうちの1つ以上(例えば、2、3、4、5、6、または7つ)を含まない。いくつかの実施形態では、変異体可溶性組織因子は、配列番号96または配列番号97のアミノ酸配列を有する。
【0062】
いくつかの例では、可溶性組織因子ドメインは、配列番号10と少なくとも70%同一、少なくとも72%同一、少なくとも74%同一、少なくとも76%同一、少なくとも78%同一、少なくとも80%同一、少なくとも82%同一、少なくとも84%同一、少なくとも86%同一、少なくとも88%同一、少なくとも90%同一、少なくとも92%同一、少なくとも94%同一、少なくとも96%同一、少なくとも98%同一、少なくとも99%同一、または100%同一である配列を含む核酸によってコードされ得る。
【0063】
いくつかの実施形態では、可溶性組織因子ドメインは、約20アミノ酸~約220アミノ酸、約20アミノ酸~約215アミノ酸、約20アミノ酸~約210アミノ酸、約20アミノ酸~約205アミノ酸、約20アミノ酸~約200アミノ酸、約20アミノ酸~約195アミノ酸、約20アミノ酸~約190アミノ酸、約20アミノ酸~約185アミノ酸、約20アミノ酸~約180アミノ酸、約20アミノ酸~約175アミノ酸、約20アミノ酸~約170アミノ酸、約20アミノ酸~約165アミノ酸、約20アミノ酸~約160アミノ酸、約20アミノ酸~約155アミノ酸、約20アミノ酸~約150アミノ酸、約20アミノ酸~約145アミノ酸、約20アミノ酸~約140アミノ酸、約20アミノ酸~約135アミノ酸、約20アミノ酸~約130アミノ酸、約20アミノ酸~約125アミノ酸、約20アミノ酸~約120アミノ酸、約20アミノ酸~約115アミノ酸、約20アミノ酸~約110アミノ酸、約20アミノ酸~約105アミノ酸、約20アミノ酸~約100アミノ酸、約20アミノ酸~約95アミノ酸、約20アミノ酸~約90アミノ酸、約20アミノ酸~約85アミノ酸、約20アミノ酸~約80アミノ酸、約20アミノ酸~約75アミノ酸、約20アミノ酸~約70アミノ酸、約20アミノ酸~約60アミノ酸、約20アミノ酸~約50アミノ酸、約20アミノ酸~約40アミノ酸、約20アミノ酸~約30アミノ酸、約30アミノ酸~約220アミノ酸、約30アミノ酸~約215アミノ酸、約30アミノ酸~約210アミノ酸、約30アミノ酸~約205アミノ酸、約30アミノ酸~約200アミノ酸、約30アミノ酸~約195アミノ酸、約30アミノ酸~約190アミノ酸、約30アミノ酸~約185アミノ酸、約30アミノ酸~約180アミノ酸、約30アミノ酸~約175アミノ酸、約30アミノ酸~約170アミノ酸、約30アミノ酸~約165アミノ酸、約30アミノ酸~約160アミノ酸、約30アミノ酸~約155アミノ酸、約30アミノ酸~約150アミノ酸、約30アミノ酸~約145アミノ酸、約30アミノ酸~約140アミノ酸、約30アミノ酸~約135アミノ酸、約30アミノ酸~約130アミノ酸、約30アミノ酸~約125アミノ酸、約30アミノ酸~約120アミノ酸、約30アミノ酸~約115アミノ酸、約30アミノ酸~約110アミノ酸、約30アミノ酸~約105アミノ酸、約30アミノ酸~約100アミノ酸、約30アミノ酸~約95アミノ酸、約30アミノ酸~約90アミノ酸、約30アミノ酸~約85アミノ酸、約30アミノ酸~約80アミノ酸、約30アミノ酸~約75アミノ酸、約30アミノ酸~約70アミノ酸、約30アミノ酸~約60アミノ酸、約30アミノ酸~約50アミノ酸、約30アミノ酸~約40アミノ酸、約40アミノ酸~約220アミノ酸、約40アミノ酸~約215アミノ酸、約40アミノ酸~約210アミノ酸、約40アミノ酸~約205アミノ酸、約40アミノ酸~約200アミノ酸、約40アミノ酸~約195アミノ酸、約40アミノ酸~約190アミノ酸、約40アミノ酸~約185アミノ酸、約40アミノ酸~約180アミノ酸、約40アミノ酸~約175アミノ酸、約40アミノ酸~約170アミノ酸、約40アミノ酸~約165アミノ酸、約40アミノ酸~約160アミノ酸、約40アミノ酸~約155アミノ酸、約40アミノ酸~約150アミノ酸、約40アミノ酸~約145アミノ酸、約40アミノ酸~約140アミノ酸、約40アミノ酸~約135アミノ酸、約40アミノ酸~約130アミノ酸、約40アミノ酸~約125アミノ酸、約40アミノ酸~約120アミノ酸、約40アミノ酸~約115アミノ酸、約40アミノ酸~約110アミノ酸、約40アミノ酸~約105アミノ酸、約40アミノ酸~約100アミノ酸、約40アミノ酸~約95アミノ酸、約40アミノ酸~約90アミノ酸、約40アミノ酸~約85アミノ酸、約40アミノ酸~約80アミノ酸、約40アミノ酸~約75アミノ酸、約40アミノ酸~約70アミノ酸、約40アミノ酸~約60アミノ酸、約40アミノ酸~約50アミノ酸、約50アミノ酸~約220アミノ酸、約50アミノ酸~約215アミノ酸、約50アミノ酸~約210アミノ酸、約50アミノ酸~約205アミノ酸、約50アミノ酸~約200アミノ酸、約50アミノ酸~約195アミノ酸、約50アミノ酸~約190アミノ酸、約50アミノ酸~約185アミノ酸、約50アミノ酸~約180アミノ酸、約50アミノ酸~約175アミノ酸、約50アミノ酸~約170アミノ酸、約50アミノ酸~約165アミノ酸、約50アミノ酸~約160アミノ酸、約50アミノ酸~約155アミノ酸、約50アミノ酸~約150アミノ酸、約50アミノ酸~約145アミノ酸、約50アミノ酸~約140アミノ酸、約50アミノ酸~約135アミノ酸、約50アミノ酸~約130アミノ酸、約50アミノ酸~約125アミノ酸、約50アミノ酸~約120アミノ酸、約50アミノ酸~約115アミノ酸、約50アミノ酸~約110アミノ酸、約50アミノ酸~約105アミノ酸、約50アミノ酸~約100アミノ酸、約50アミノ酸~約95アミノ酸、約50アミノ酸~約90アミノ酸、約50アミノ酸~約85アミノ酸、約50アミノ酸~約80アミノ酸、約50アミノ酸~約75アミノ酸、約50アミノ酸~約70アミノ酸、約50アミノ酸~約60アミノ酸、約60アミノ酸~約220アミノ酸、約60アミノ酸~約215アミノ酸、約60アミノ酸~約210アミノ酸、約60アミノ酸~約205アミノ酸、約60アミノ酸~約200アミノ酸、約60アミノ酸~約195アミノ酸、約60アミノ酸~約190アミノ酸、約60アミノ酸~約185アミノ酸、約60アミノ酸~約180アミノ酸、約60アミノ酸~約175アミノ酸、約60アミノ酸~約170アミノ酸、約60アミノ酸~約165アミノ酸、約60アミノ酸~約160アミノ酸、約60アミノ酸~約155アミノ酸、約60アミノ酸~約150アミノ酸、約60アミノ酸~約145アミノ酸、約60アミノ酸~約140アミノ酸、約60アミノ酸~約135アミノ酸、約60アミノ酸~約130アミノ酸、約60アミノ酸~約125アミノ酸、約60アミノ酸~約120アミノ酸、約60アミノ酸~約115アミノ酸、約60アミノ酸~約110アミノ酸、約60アミノ酸~約105アミノ酸、約60アミノ酸~約100アミノ酸、約60アミノ酸~約95アミノ酸、約60アミノ酸~約90アミノ酸、約60アミノ酸~約85アミノ酸、約60アミノ酸~約80アミノ酸、約60アミノ酸~約75アミノ酸、約60アミノ酸~約70アミノ酸、約70アミノ酸~約220アミノ酸、約70アミノ酸~約215アミノ酸、約70アミノ酸~約210アミノ酸、約70アミノ酸~約205アミノ酸、約70アミノ酸~約200アミノ酸、約70アミノ酸~約195アミノ酸、約70アミノ酸~約190アミノ酸、約70アミノ酸~約185アミノ酸、約70アミノ酸~約180アミノ酸、約70アミノ酸~約175アミノ酸、約70アミノ酸~約170アミノ酸、約70アミノ酸~約165アミノ酸、約70アミノ酸~約160アミノ酸、約70アミノ酸~約155アミノ酸、約70アミノ酸~約150アミノ酸、約70アミノ酸~約145アミノ酸、約70アミノ酸~約140アミノ酸、約70アミノ酸~約135アミノ酸、約70アミノ酸~約130アミノ酸、約70アミノ酸~約125アミノ酸、約70アミノ酸~約120アミノ酸、約70アミノ酸~約115アミノ酸、約70アミノ酸~約110アミノ酸、約70アミノ酸~約105アミノ酸、約70アミノ酸~約100アミノ酸、約70アミノ酸~約95アミノ酸、約70アミノ酸~約90アミノ酸、約70アミノ酸~約85アミノ酸、約70アミノ酸~約80アミノ酸、約80アミノ酸~約220アミノ酸、約80アミノ酸~約215アミノ酸、約80アミノ酸~約210アミノ酸、約80アミノ酸~約205アミノ酸、約80アミノ酸~約200アミノ酸、約80アミノ酸~約195アミノ酸、約80アミノ酸~約190アミノ酸、約80アミノ酸~約185アミノ酸、約80アミノ酸~約180アミノ酸、約80アミノ酸~約175アミノ酸、約80アミノ酸~約170アミノ酸、約80アミノ酸~約165アミノ酸、約80アミノ酸~約160アミノ酸、約80アミノ酸~約155アミノ酸、約80アミノ酸~約150アミノ酸、約80アミノ酸~約145アミノ酸、約80アミノ酸~約140アミノ酸、約80アミノ酸~約135アミノ酸、約80アミノ酸~約130アミノ酸、約80アミノ酸~約125アミノ酸、約80アミノ酸~約120アミノ酸、約80アミノ酸~約115アミノ酸、約80アミノ酸~約110アミノ酸、約80アミノ酸~約105アミノ酸、約80アミノ酸~約100アミノ酸、約80アミノ酸~約95アミノ酸、約80アミノ酸~約90アミノ酸、約90アミノ酸~約220アミノ酸、約90アミノ酸~約215アミノ酸、約90アミノ酸~約210アミノ酸、約90アミノ酸~約205アミノ酸、約90アミノ酸~約200アミノ酸、約90アミノ酸~約195アミノ酸、約90アミノ酸~約190アミノ酸、約90アミノ酸~約185アミノ酸、約90アミノ酸~約180アミノ酸、約90アミノ酸~約175アミノ酸、約90アミノ酸~約170アミノ酸、約90アミノ酸~約165アミノ酸、約90アミノ酸~約160アミノ酸、約90アミノ酸~約155アミノ酸、約90アミノ酸~約150アミノ酸、約90アミノ酸~約145アミノ酸、約90アミノ酸~約140アミノ酸、約90アミノ酸~約135アミノ酸、約90アミノ酸~約130アミノ酸、約90アミノ酸~約125アミノ酸、約90アミノ酸~約120アミノ酸、約90アミノ酸~約115アミノ酸、約90アミノ酸~約110アミノ酸、約90アミノ酸~約105アミノ酸、約90アミノ酸~約100アミノ酸、約100アミノ酸~約220アミノ酸、約100アミノ酸~約215アミノ酸、約100アミノ酸~約210アミノ酸、約100アミノ酸~約205アミノ酸、約100アミノ酸~約200アミノ酸、約100アミノ酸~約195アミノ酸、約100アミノ酸~約190アミノ酸、約100アミノ酸~約185アミノ酸、約100アミノ酸~約180アミノ酸、約100アミノ酸~約175アミノ酸、約100アミノ酸~約170アミノ酸、約100アミノ酸~約165アミノ酸、約100アミノ酸~約160アミノ酸、約100アミノ酸~約155アミノ酸、約100アミノ酸~約150アミノ酸、約100アミノ酸~約145アミノ酸、約100アミノ酸~約140アミノ酸、約100アミノ酸~約135アミノ酸、約100アミノ酸~約130アミノ酸、約100アミノ酸~約125アミノ酸、約100アミノ酸~約120アミノ酸、約100アミノ酸~約115アミノ酸、約100アミノ酸~約110アミノ酸、約110アミノ酸~約220アミノ酸、約110アミノ酸~約215アミノ酸、約110アミノ酸~約210アミノ酸、約110アミノ酸~約205アミノ酸、約110アミノ酸~約200アミノ酸、約110アミノ酸~約195アミノ酸、約110アミノ酸~約190アミノ酸、約110アミノ酸~約185アミノ酸、約110アミノ酸~約180アミノ酸、約110アミノ酸~約175アミノ酸、約110アミノ酸~約170アミノ酸、約110アミノ酸~約165アミノ酸、約110アミノ酸~約160アミノ酸、約110アミノ酸~約155アミノ酸、約110アミノ酸~約150アミノ酸、約110アミノ酸~約145アミノ酸、約110アミノ酸~約140アミノ酸、約110アミノ酸~約135アミノ酸、約110アミノ酸~約130アミノ酸、約110アミノ酸~約125アミノ酸、約110アミノ酸~約120アミノ酸、約110アミノ酸~約115アミノ酸、約115アミノ酸~約220アミノ酸、約115アミノ酸~約215アミノ酸、約115アミノ酸~約210アミノ酸、約115アミノ酸~約205アミノ酸、約115アミノ酸~約200アミノ酸、約115アミノ酸~約195アミノ酸、約115アミノ酸~約190アミノ酸、約115アミノ酸~約185アミノ酸、約115ア
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【0064】
いくつかの実施形態では、可溶性組織因子ドメインは、可溶性野生型ヒト組織因子(またはそれからの任意の配列)を含むか、またはそれからなり得る。
【0065】
リンカー配列
いくつかの実施形態では、リンカー配列は、可動性リンカー配列であり得る。使用され得るリンカー配列の非限定的な例は、Klein et al.,Protein Engineering,Design & Selection Vol.27,No.10,pp.325-330,2014、Priyanka et al.,Protein Sci.,2013 Feb;22(2):153-167に記載されている。いくつかの例では、リンカー配列は、合成リンカー配列である。
【0066】
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のリンカー配列(複数可)(例えば、同じまたは異なるリンカー配列、例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的なリンカー配列のうちのいずれか)を含み得る。本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10個のリンカー配列(複数可)(例えば、同じまたは異なるリンカー配列、例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的なリンカー配列のうちのいずれか)を含み得る。
【0067】
いくつかの実施形態では、リンカー配列は、1アミノ酸~約100アミノ酸、1アミノ酸~約90アミノ酸、1アミノ酸~約80アミノ酸、1アミノ酸~約70アミノ酸、1アミノ酸~約60アミノ酸、1アミノ酸~約50アミノ酸、1アミノ酸~約45アミノ酸、1アミノ酸~約40アミノ酸、1アミノ酸~約35アミノ酸、1アミノ酸~約30アミノ酸、1アミノ酸~約25アミノ酸、1アミノ酸~約24アミノ酸、1アミノ酸~約22アミノ酸、1アミノ酸~約20アミノ酸、1アミノ酸~約18アミノ酸、1アミノ酸~約16アミノ酸、1アミノ酸~約14アミノ酸、1アミノ酸~約12アミノ酸、1アミノ酸~約10アミノ酸、1アミノ酸~約8アミノ酸、1アミノ酸~約6アミノ酸、1アミノ酸~約4アミノ酸、約2アミノ酸~約100アミノ酸、約2アミノ酸~約90アミノ酸、約2アミノ酸~約80アミノ酸、約2アミノ酸~約70アミノ酸、約2アミノ酸~約60アミノ酸、約2アミノ酸~約50アミノ酸、約2アミノ酸~約45アミノ酸、約2アミノ酸~約40アミノ酸、約2アミノ酸~約35アミノ酸、約2アミノ酸~約30アミノ酸、約2アミノ酸~約25アミノ酸、約2アミノ酸~約24アミノ酸、約2アミノ酸~約22アミノ酸、約2アミノ酸~約20アミノ酸、約2アミノ酸~約18アミノ酸、約2アミノ酸~約16アミノ酸、約2アミノ酸~約14アミノ酸、約2アミノ酸~約12アミノ酸、約2アミノ酸~約10アミノ酸、約2アミノ酸~約8アミノ酸、約2アミノ酸~約6アミノ酸、約2アミノ酸~約4アミノ酸、約4アミノ酸~約100アミノ酸、約4アミノ酸~約90アミノ酸、約4アミノ酸~約80アミノ酸、約4アミノ酸~約70アミノ酸、約4アミノ酸~約60アミノ酸、約4アミノ酸~約50アミノ酸、約4アミノ酸~約45アミノ酸、約4アミノ酸~約40アミノ酸、約4アミノ酸~約35アミノ酸、約4アミノ酸~約30アミノ酸、約4アミノ酸~約25アミノ酸、約4アミノ酸~約24アミノ酸、約4アミノ酸~約22アミノ酸、約4アミノ酸~約20アミノ酸、約4アミノ酸~約18アミノ酸、約4アミノ酸~約16アミノ酸、約4アミノ酸~約14アミノ酸、約4アミノ酸~約12アミノ酸、約4アミノ酸~約10アミノ酸、約4アミノ酸~約8アミノ酸、約4アミノ酸~約6アミノ酸、約6アミノ酸~約100アミノ酸、約6アミノ酸~約90アミノ酸、約6アミノ酸~約80アミノ酸、約6アミノ酸~約70アミノ酸、約6アミノ酸~約60アミノ酸、約6アミノ酸~約50アミノ酸、約6アミノ酸~約45アミノ酸、約6アミノ酸~約40アミノ酸、約6アミノ酸~約35アミノ酸、約6アミノ酸~約30アミノ酸、約6アミノ酸~約25アミノ酸、約6アミノ酸~約24アミノ酸、約6アミノ酸~約22アミノ酸、約6アミノ酸~約20アミノ酸、約6アミノ酸~約18アミノ酸、約6アミノ酸~約16アミノ酸、約6アミノ酸~約14アミノ酸、約6アミノ酸~約12アミノ酸、約6アミノ酸~約10アミノ酸、約6アミノ酸~約8アミノ酸、約8アミノ酸~約100アミノ酸、約8アミノ酸~約90アミノ酸、約8アミノ酸~約80アミノ酸、約8アミノ酸~約70アミノ酸、約8アミノ酸~約60アミノ酸、約8アミノ酸~約50アミノ酸、約8アミノ酸~約45アミノ酸、約8アミノ酸~約40アミノ酸、約8アミノ酸~約35アミノ酸、約8アミノ酸~約30アミノ酸、約8アミノ酸~約25アミノ酸、約8アミノ酸~約24アミノ酸、約8アミノ酸~約22アミノ酸、約8アミノ酸~約20アミノ酸、約8アミノ酸~約18アミノ酸、約8アミノ酸~約16アミノ酸、約8アミノ酸~約14アミノ酸、約8アミノ酸~約12アミノ酸、約8アミノ酸~約10アミノ酸、約10アミノ酸~約100アミノ酸、約10アミノ酸~約90アミノ酸、約10アミノ酸~約80アミノ酸、約10アミノ酸~約70アミノ酸、約10アミノ酸~約60アミノ酸、約10アミノ酸~約50アミノ酸、約10アミノ酸~約45アミノ酸、約10アミノ酸~約40アミノ酸、約10アミノ酸~約35アミノ酸、約10アミノ酸~約30アミノ酸、約10アミノ酸~約25アミノ酸、約10アミノ酸~約24アミノ酸、約10アミノ酸~約22アミノ酸、約10アミノ酸~約20アミノ酸、約10アミノ酸~約18アミノ酸、約10アミノ酸~約16アミノ酸、約10アミノ酸~約14アミノ酸、約10アミノ酸~約12アミノ酸、約12アミノ酸~約100アミノ酸、約12アミノ酸~約90アミノ酸、約12アミノ酸~約80アミノ酸、約12アミノ酸~約70アミノ酸、約12アミノ酸~約60アミノ酸、約12アミノ酸~約50アミノ酸、約12アミノ酸~約45アミノ酸、約12アミノ酸~約40アミノ酸、約12アミノ酸~約35アミノ酸、約12アミノ酸~約30アミノ酸、約12アミノ酸~約25アミノ酸、約12アミノ酸~約24アミノ酸、約12アミノ酸~約22アミノ酸、約12アミノ酸~約20アミノ酸、約12アミノ酸~約18アミノ酸、約12アミノ酸~約16アミノ酸、約12アミノ酸~約14アミノ酸、約14アミノ酸~約100アミノ酸、約14アミノ酸~約90アミノ酸、約14アミノ酸~約80アミノ酸、約14アミノ酸~約70アミノ酸、約14アミノ酸~約60アミノ酸、約14アミノ酸~約50アミノ酸、約14アミノ酸~約45アミノ酸、約14アミノ酸~約40アミノ酸、約14アミノ酸~約35アミノ酸、約14アミノ酸~約30アミノ酸、約14アミノ酸~約25アミノ酸、約14アミノ酸~約24アミノ酸、約14アミノ酸~約22アミノ酸、約14アミノ酸~約20アミノ酸、約14アミノ酸~約18アミノ酸、約14アミノ酸~約16アミノ酸、約16アミノ酸~約100アミノ酸、約16アミノ酸~約90アミノ酸、約16アミノ酸~約80アミノ酸、約16アミノ酸~約70アミノ酸、約16アミノ酸~約60アミノ酸、約16アミノ酸~約50アミノ酸、約16アミノ酸~約45アミノ酸、約16アミノ酸~約40アミノ酸、約16アミノ酸~約35アミノ酸、約16アミノ酸~約30アミノ酸、約16アミノ酸~約25アミノ酸、約16アミノ酸~約24アミノ酸、約16アミノ酸~約22アミノ酸、約16アミノ酸~約20アミノ酸、約16アミノ酸~約18アミノ酸、約18アミノ酸~約100アミノ酸、約18アミノ酸~約90アミノ酸、約18アミノ酸~約80アミノ酸、約18アミノ酸~約70アミノ酸、約18アミノ酸~約60アミノ酸、約18アミノ酸~約50アミノ酸、約18アミノ酸~約45アミノ酸、約18アミノ酸~約40アミノ酸、約18アミノ酸~約35アミノ酸、約18アミノ酸~約30アミノ酸、約18アミノ酸~約25アミノ酸、約18アミノ酸~約24アミノ酸、約18アミノ酸~約22アミノ酸、約18アミノ酸~約20アミノ酸、約20アミノ酸~約100アミノ酸、約20アミノ酸~約90アミノ酸、約20アミノ酸~約80アミノ酸、約20アミノ酸~約70アミノ酸、約20アミノ酸~約60アミノ酸、約20アミノ酸~約50アミノ酸、約20アミノ酸~約45アミノ酸、約20アミノ酸~約40アミノ酸、約20アミノ酸~約35アミノ酸、約20アミノ酸~約30アミノ酸、約20アミノ酸~約25アミノ酸、約20アミノ酸~約24アミノ酸、約20アミノ酸~約22アミノ酸、約22アミノ酸~約100アミノ酸、約22アミノ酸~約90アミノ酸、約22アミノ酸~約80アミノ酸、約22アミノ酸~約70アミノ酸、約22アミノ酸~約60アミノ酸、約22アミノ酸~約50アミノ酸、約22アミノ酸~約45アミノ酸、約22アミノ酸~約40アミノ酸、約22アミノ酸~約35アミノ酸、約22アミノ酸~約30アミノ酸、約22アミノ酸~約25アミノ酸、約22アミノ酸~約24アミノ酸、約25アミノ酸~約100アミノ酸、約25アミノ酸~約90アミノ酸、約25アミノ酸~約80アミノ酸、約25アミノ酸~約70アミノ酸、約25アミノ酸~約60アミノ酸、約25アミノ酸~約50アミノ酸、約25アミノ酸~約45アミノ酸、約25アミノ酸~約40アミノ酸、約25アミノ酸~約35アミノ酸、約25アミノ酸~約30アミノ酸、約30アミノ酸~約100アミノ酸、約30アミノ酸~約90アミノ酸、約30アミノ酸~約80アミノ酸、約30アミノ酸~約70アミノ酸、約30アミノ酸~約60アミノ酸、約30アミノ酸~約50アミノ酸、約30アミノ酸~約45アミノ酸、約30アミノ酸~約40アミノ酸、約30アミノ酸~約35アミノ酸、約35アミノ酸~約100アミノ酸、約35アミノ酸~約90アミノ酸、約35アミノ酸~約80アミノ酸、約35アミノ酸~約70アミノ酸、約35アミノ酸~約60アミノ酸、約35アミノ酸~約50アミノ酸、約35アミノ酸~約45アミノ酸、約35アミノ酸~約40アミノ酸、約40アミノ酸~約100アミノ酸、約40アミノ酸~約90アミノ酸、約40アミノ酸~約80アミノ酸、約40アミノ酸~約70アミノ酸、約40アミノ酸~約60アミノ酸、約40アミノ酸~約50アミノ酸、約40アミノ酸~約45アミノ酸、約45アミノ酸~約100アミノ酸、約45アミノ酸~約90アミノ酸、約45アミノ酸~約80アミノ酸、約45アミノ酸~約70アミノ酸、約45アミノ酸~約60アミノ酸、約45アミノ酸~約50アミノ酸、約50アミノ酸~約100アミノ酸、約50アミノ酸~約90アミノ酸、約50アミノ酸~約80アミノ酸、約50アミノ酸~約70アミノ酸、約50アミノ酸~約60アミノ酸、約60アミノ酸~約100アミノ酸、約60アミノ酸~約90アミノ酸、約60アミノ酸~約80アミノ酸、約60アミノ酸~約70アミノ酸、約70アミノ酸~約100アミノ酸、約70アミノ酸~約90アミノ酸、約70アミノ酸~約80アミノ酸、約80アミノ酸~約100アミノ酸、約80アミノ酸~約90アミノ酸、または約90アミノ酸~約100アミノ酸の全長を有し得る。
【0068】
いくつかの実施形態では、リンカーは、グリシン(GlyまたはG)残基に富む。いくつかの実施形態では、リンカーは、セリン(SerまたはS)残基に富む。いくつかの実施形態では、リンカーは、グリシン残基およびセリン残基に富む。いくつかの実施形態では、リンカーは、1つ以上のグリシン-セリン残基対(GS)、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、またはそれ以上のGS対を有する。いくつかの実施形態では、リンカーは、1つ以上のGly-Gly-Gly-Ser(GGGS)配列、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、またはそれ以上のGGGS配列を有する。いくつかの実施形態では、リンカーは、1つ以上のGly-Gly-Gly-Gly-Ser(GGGGS)配列、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、またはそれ以上のGGGGS配列を有する。いくつかの実施形態では、リンカーは、1つ以上のGly-Gly-Ser-Gly(GGSG)配列、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、またはそれ以上のGGSG配列を有する。
【0069】
いくつかの実施形態では、リンカー配列は、GGGGSGGGGSGGGGS(配列番号13)を含むか、またはそれからなり得る。いくつかの実施形態では、リンカー配列は、GGCGGTGGAGGATCCGGAGGAGGTGGCTCCGGCGGCGGAGGATCT(配列番号14)を含むか、またはそれからなる核酸によってコードされ得る。いくつかの実施形態では、リンカー配列は、GGGSGGGS(配列番号15)を含むか、またはそれからなり得る。
【0070】
標的結合ドメイン
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および/または追加の1つ以上の標的結合ドメインは、抗原結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な抗原結合ドメインのうちのいずれか)、可溶性インターロイキンまたはサイトカインタンパク質(例えば、本明細書に記載の例示的な可溶性インターロイキンタンパク質または可溶性サイトカインタンパク質のうちのいずれか)、および可溶性インターロイキンまたはサイトカイン受容体(例えば、本明細書に記載の例示的な可溶性インターロイキン受容体または可溶性サイトカイン受容体のうちのいずれか)であり得る。
【0071】
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な第1の標的結合ドメインのうちのいずれか)、第2の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な第2の標的結合ドメインのうちのいずれか)、および1つ以上の追加の標的結合ドメインのうちの1つ以上は各々独立して、CD16a、CD28、CD3(例えば、CD3α、CD3β、CD3δ、CD3ε、およびCD3γのうちの1つ以上)、CD33、CD20、CD19、CD22、CD123、IL-1R、IL-1、VEGF、IL-6R、IL-4、IL-10、PDL-1、TIGIT、PD-1、TIM3、CTLA4、MICA、MICB、IL-6、IL-8、TNFα、CD26a、CD36、ULBP2、CD30、CD200、IGF-1R、MUC4AC、MUC5AC、Trop-2、CMET、EGFR、HER1、HER2、HER3、PSMA、CEA、B7H3、EPCAM、BCMA、P-カドヘリン、CEACAM5、UL16結合タンパク質(例えば、ULBP1、ULBP2、ULBP3、ULBP4、ULBP5、およびULBP6)、HLA-DR、DLL4、TYRO3、AXL、MER、CD122、CD155、PDGF-DD、TGF-β受容体II(TGF-βRII)リガンド、TGF-βRIIIリガンド、DNAM1リガンド、NKp46リガンド、NKp44リガンド、NKG2Dリガンド、NKp30リガンド、scMHCIリガンド、scMHCIIリガンド、scTCRリガンド、IL-1受容体、IL-2受容体、IL-3受容体、IL-7受容体、IL-8受容体、IL-10受容体、IL-12受容体、IL-15受容体、IL-17受容体、IL-18受容体、IL-21受容体、PDGF-DD受容体、幹細胞因子(SCF)受容体、幹細胞様チロシンキナーゼ3リガンド(FLT3L)受容体、MICA受容体、MICB受容体、ULP16結合タンパク質受容体、CD155受容体、CD122受容体、およびCD28受容体の群から選択される標的に特異的に結合し、それからなる群から選択される標的に特異的に結合することができる。
【0072】
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および/または1つ以上の追加の標的結合ドメインは、各々独立して、約5アミノ酸~約1000アミノ酸、約5アミノ酸~約950アミノ酸、約5アミノ酸~約900アミノ酸、約5アミノ酸~約850アミノ酸、約5アミノ酸~約800アミノ酸、約5アミノ酸~約750アミノ酸、約5アミノ酸~約700アミノ酸、約5アミノ酸~約650アミノ酸、約5アミノ酸~約600アミノ酸、約5アミノ酸~約550アミノ酸、約5アミノ酸~約500アミノ酸、約5アミノ酸~約450アミノ酸、約5アミノ酸~約400アミノ酸、約5アミノ酸~約350アミノ酸、約5アミノ酸~約300アミノ酸、約5アミノ酸~約280アミノ酸、約5アミノ酸~約260アミノ酸、約5アミノ酸~約240アミノ酸、約5アミノ酸~約220アミノ酸、約5アミノ酸~約200アミノ酸、約5アミノ酸~約195アミノ酸、約5アミノ酸~約190アミノ酸、約5アミノ酸~約185アミノ酸、約5アミノ酸~約180アミノ酸、約5アミノ酸~約175アミノ酸、約5アミノ酸~約170アミノ酸、約5アミノ酸~約165アミノ酸、約5アミノ酸~約160アミノ酸、約5アミノ酸~約155アミノ酸、約5アミノ酸~約150アミノ酸、約5アミノ酸~約145アミノ酸、約5アミノ酸~約140アミノ酸、約5アミノ酸~約135アミノ酸、約5アミノ酸~約130アミノ酸、約5アミノ酸~約125アミノ酸、約5アミノ酸~約120アミノ酸、約5アミノ酸~約115アミノ酸、約5アミノ酸~約110アミノ酸、約5アミノ酸~約105アミノ酸、約5アミノ酸~約100アミノ酸、約5アミノ酸~約95アミノ酸、約5アミノ酸~約90アミノ酸、約5アミノ酸~約85アミノ酸、約5アミノ酸~約80アミノ酸、約5アミノ酸~約75アミノ酸、約5アミノ酸~約70アミノ酸、約5アミノ酸~約65アミノ酸、約5アミノ酸~約60アミノ酸、約5アミノ酸~約55アミノ酸、約5アミノ酸~約50アミノ酸、約5アミノ酸~約45アミノ酸、約5アミノ酸~約40アミノ酸、約5アミノ酸~約35アミノ酸、約5アミノ酸~約30アミノ酸、約5アミノ酸~約25アミノ酸、約5アミノ酸~約20アミノ酸、約5アミノ酸~約15アミノ酸、約5アミノ酸~約10アミノ酸、約10アミノ酸~約1000アミノ酸、約10アミノ酸~約950アミノ酸、約10アミノ酸~約900アミノ酸、約10アミノ酸~約850アミノ酸、約10アミノ酸~約800アミノ酸、約10アミノ酸~約750アミノ酸、約10アミノ酸~約700アミノ酸、約10アミノ酸~約650アミノ酸、約10アミノ酸~約600アミノ酸、約10アミノ酸~約550アミノ酸、約10アミノ酸~約500アミノ酸、約10アミノ酸~約450アミノ酸、約10アミノ酸~約400アミノ酸、約10アミノ酸~約350アミノ酸、約10アミノ酸~約300アミノ酸、約10アミノ酸~約280アミノ酸、約10アミノ酸~約260アミノ酸、約10アミノ酸~約240アミノ酸、約10アミノ酸~約220アミノ酸、約10アミノ酸~約200アミノ酸、約10アミノ酸~約195アミノ酸、約10アミノ酸~約190アミノ酸、約10アミノ酸~約185アミノ酸、約10アミノ酸~約180アミノ酸、約10アミノ酸~約175アミノ酸、約10アミノ酸~約170アミノ酸、約10アミノ酸~約165アミノ酸、約10アミノ酸~約160アミノ酸、約10アミノ酸~約155アミノ酸、約10アミノ酸~約150アミノ酸、約10アミノ酸~約145アミノ酸、約10アミノ酸~約140アミノ酸、約10アミノ酸~約135アミノ酸、約10アミノ酸~約130アミノ酸、約10アミノ酸~約125アミノ酸、約10アミノ酸~約120アミノ酸、約10アミノ酸~約115アミノ酸、約10アミノ酸~約110アミノ酸、約10アミノ酸~約105アミノ酸、約10アミノ酸~約100アミノ酸、約10アミノ酸~約95アミノ酸、約10アミノ酸~約90アミノ酸、約10アミノ酸~約85アミノ酸、約10アミノ酸~約80アミノ酸、約10アミノ酸~約75アミノ酸、約10アミノ酸~約70アミノ酸、約10アミノ酸~約65アミノ酸、約10アミノ酸~約60アミノ酸、約10アミノ酸~約55アミノ酸、約10アミノ酸~約50アミノ酸、約10アミノ酸~約45アミノ酸、約10アミノ酸~約40アミノ酸、約10アミノ酸~約35アミノ酸、約10アミノ酸~約30アミノ酸、約10アミノ酸~約25アミノ酸、約10アミノ酸~約20アミノ酸、約10アミノ酸~約15アミノ酸、約15アミノ酸~約1000アミノ酸、約15アミノ酸~約950アミノ酸、約15アミノ酸~約900アミノ酸、約15アミノ酸~約850アミノ酸、約15アミノ酸~約800アミノ酸、約15アミノ酸~約750アミノ酸、約15アミノ酸~約700アミノ酸、約15アミノ酸~約650アミノ酸、約15アミノ酸~約600アミノ酸、約15アミノ酸~約550アミノ酸、約15アミノ酸~約500アミノ酸、約15アミノ酸~約450アミノ酸、約15アミノ酸~約400アミノ酸、約15アミノ酸~約350アミノ酸、約15アミノ酸~約300アミノ酸、約15アミノ酸~約280アミノ酸、約15アミノ酸~約260アミノ酸、約15アミノ酸~約240アミノ酸、約15アミノ酸~約220アミノ酸、約15アミノ酸~約200アミノ酸、約15アミノ酸~約195アミノ酸、約15アミノ酸~約190アミノ酸、約15アミノ酸~約185アミノ酸、約15アミノ酸~約180アミノ酸、約15アミノ酸~約175アミノ酸、約15アミノ酸~約170アミノ酸、約15アミノ酸~約165アミノ酸、約15アミノ酸~約160アミノ酸、約15アミノ酸~約155アミノ酸、約15アミノ酸~約150アミノ酸、約15アミノ酸~約145アミノ酸、約15アミノ酸~約140アミノ酸、約15アミノ酸~約135アミノ酸、約15アミノ酸~約130アミノ酸、約15アミノ酸~約125アミノ酸、約15アミノ酸~約120アミノ酸、約15アミノ酸~約115アミノ酸、約15アミノ酸~約110アミノ酸、約15アミノ酸~約105アミノ酸、約15アミノ酸~約100アミノ酸、約15アミノ酸~約95アミノ酸、約15アミノ酸~約90アミノ酸、約15アミノ酸~約85アミノ酸、約15アミノ酸~約80アミノ酸、約15アミノ酸~約75アミノ酸、約15アミノ酸~約70アミノ酸、約15アミノ酸~約65アミノ酸、約15アミノ酸~約60アミノ酸、約15アミノ酸~約55アミノ酸、約15アミノ酸~約50アミノ酸、約15アミノ酸~約45アミノ酸、約15アミノ酸~約40アミノ酸、約15アミノ酸~約35アミノ酸、約15アミノ酸~約30アミノ酸、約15アミノ酸~約25アミノ酸、約15アミノ酸~約20アミノ酸、約20アミノ酸~約1000アミノ酸、約20アミノ酸~約950アミノ酸、約20アミノ酸~約900アミノ酸、約20アミノ酸~約850アミノ酸、約20アミノ酸~約800アミノ酸、約20アミノ酸~約750アミノ酸、約20アミノ酸~約700アミノ酸、約20アミノ酸~約650アミノ酸、約20アミノ酸~約600アミノ酸、約20アミノ酸~約550アミノ酸、約20アミノ酸~約500アミノ酸、約20アミノ酸~約450アミノ酸、約20アミノ酸~約400アミノ酸、約20アミノ酸~約350アミノ酸、約20アミノ酸~約300アミノ酸、約20アミノ酸~約280アミノ酸、約20アミノ酸~約260アミノ酸、約20アミノ酸~約240アミノ酸、約20アミノ酸~約220アミノ酸、約20アミノ酸~約200アミノ酸、約20アミノ酸~約195アミノ酸、約20アミノ酸~約190アミノ酸、約20アミノ酸~約185アミノ酸、約20アミノ酸~約180アミノ酸、約20アミノ酸~約175アミノ酸、約20アミノ酸~約170アミノ酸、約20アミノ酸~約165アミノ酸、約20アミノ酸~約160アミノ酸、約20アミノ酸~約155アミノ酸、約20アミノ酸~約150アミノ酸、約20アミノ酸~約145アミノ酸、約20アミノ酸~約140アミノ酸、約20アミノ酸~約135アミノ酸、約20アミノ酸~約130アミノ酸、約20アミノ酸~約125アミノ酸、約20アミノ酸~約120アミノ酸、約20アミノ酸~約115アミノ酸、約20アミノ酸~約110アミノ酸、約20アミノ酸~約105アミノ酸、約20アミノ酸~約100アミノ酸、約20アミノ酸~約95アミノ酸、約20アミノ酸~約90アミノ酸、約20アミノ酸~約85アミノ酸、約20アミノ酸~約80アミノ酸、約20アミノ酸~約75アミノ酸、約20アミノ酸~約70アミノ酸、約20アミノ酸~約65アミノ酸、約20アミノ酸~約60アミノ酸、約20アミノ酸~約55アミノ酸、約20アミノ酸~約50アミノ酸、約20アミノ酸~約45アミノ酸、約20アミノ酸~約40アミノ酸、約20アミノ酸~約35アミノ酸、約20アミノ酸~約30アミノ酸、約20アミノ酸~約25アミノ酸、約25アミノ酸~約1000アミノ酸、約25アミノ酸~約950アミノ酸、約25アミノ酸~約900アミノ酸、約25アミノ酸~約850アミノ酸、約25アミノ酸~約800アミノ酸、約25アミノ酸~約750アミノ酸、約25アミノ酸~約700アミノ酸、約25アミノ酸~約650アミノ酸、約25アミノ酸~約600アミノ酸、約25アミノ酸~約550アミノ酸、約25アミノ酸~約500アミノ酸、約25アミノ酸~約450アミノ酸、約25アミノ酸~約400アミノ酸、約25アミノ酸~約350アミノ酸、約25アミノ酸~約300アミノ酸、約25アミノ酸~約280アミノ酸、約25アミノ酸~約260アミノ酸、約25アミノ酸~約240アミノ酸、約25アミノ酸~約220アミノ酸、約25アミノ酸~約200アミノ酸、約25アミノ酸~約195アミノ酸、約25アミノ酸~約190アミノ酸、約25アミノ酸~約185アミノ酸、約25アミノ酸~約180アミノ酸、約25アミノ酸~約175アミノ酸、約25アミノ酸~約170アミノ酸、約25アミノ酸~約165アミノ酸、約25アミノ酸~約160アミノ酸、約25アミノ酸~約155アミノ酸、約25アミノ酸~約150アミノ酸、約25アミノ酸~約145アミノ酸、約25アミノ酸~約140アミノ酸、約25アミノ酸~約135アミノ酸、約25アミノ酸~約130アミノ酸、約25アミノ酸~約125アミノ酸、約25アミノ酸~約120アミノ酸、約25アミノ酸~約115アミノ酸、約25アミノ酸~約110アミノ酸、約25アミノ酸~約105アミノ酸、約25アミノ酸~約100アミノ酸、約25アミノ酸~約95アミノ酸、約25アミノ酸~約90アミノ酸、約25アミノ酸~約85アミノ酸、約25アミノ酸~約80アミノ酸、約25アミノ酸~約75アミノ酸、約25アミノ酸~約70アミノ酸、約25アミノ酸~約65アミノ酸、約25アミノ酸~約60アミノ酸、約25アミノ酸~約55アミノ酸、約25アミノ酸~約50アミノ酸、約25アミノ酸~約45アミノ酸、約25アミノ酸~約40アミノ酸、約25アミノ酸~約35アミノ酸、約25アミノ酸~約30アミノ酸、約30アミノ酸~約1000アミノ酸、約30アミノ酸~約950アミノ酸、約30アミノ酸~約900アミノ酸、約30アミノ酸~約850アミノ酸、約30アミノ酸~約800アミノ酸、約30アミノ酸~約750アミノ酸、約30アミノ酸~約700アミノ酸、約30アミノ酸~約650アミノ酸、約30アミノ酸~約600アミノ酸、約30アミノ酸~約550アミノ酸、約30アミノ酸~約500アミノ酸、約30アミノ酸~約450アミノ酸、約30アミノ酸~約400アミノ酸、約30アミノ酸~約350アミノ酸、約30アミノ酸~約300アミノ酸、約30アミノ酸~約280アミノ酸、約30ア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約190アミノ酸、約190アミノ酸~約1000アミノ酸、約190アミノ酸~約950アミノ酸、約190アミノ酸~約900アミノ酸、約190アミノ酸~約850アミノ酸、約190アミノ酸~約800アミノ酸、約190アミノ酸~約750アミノ酸、約190アミノ酸~約700アミノ酸、約190アミノ酸~約650アミノ酸、約190アミノ酸~約600アミノ酸、約190アミノ酸~約550アミノ酸、約190アミノ酸~約500アミノ酸、約190アミノ酸~約450アミノ酸、約190アミノ酸~約400アミノ酸、約190アミノ酸~約350アミノ酸、約190アミノ酸~約300アミノ酸、約190アミノ酸~約280アミノ酸、約190アミノ酸~約260アミノ酸、約190アミノ酸~約240アミノ酸、約190アミノ酸~約220アミノ酸、約190アミノ酸~約200アミノ酸、約190アミノ酸~約195アミノ酸、約195アミノ酸~約1000アミノ酸、約195アミノ酸~約950アミノ酸、約195アミノ酸~約900アミノ酸、約195アミノ酸~約850アミノ酸、約195アミノ酸~約800アミノ酸、約195アミノ酸~約750アミノ酸、約195アミノ酸~約700アミノ酸、約195アミノ酸~約650アミノ酸、約195アミノ酸~約600アミノ酸、約195アミノ酸~約550アミノ酸、約195アミノ酸~約500アミノ酸、約195アミノ酸~約450アミノ酸、約195アミノ酸~約400アミノ酸、約195アミノ酸~約350アミノ酸、約195アミノ酸~約300アミノ酸、約195アミノ酸~約280アミノ酸、約195アミノ酸~約260アミノ酸、約195アミノ酸~約240アミノ酸、約195アミノ酸~約220アミノ酸、約195アミノ酸~約200アミノ酸、約200アミノ酸~約1000アミノ酸、約200アミノ酸~約950アミノ酸、約200アミノ酸~約900アミノ酸、約200アミノ酸~約850アミノ酸、約200アミノ酸~約800アミノ酸、約200アミノ酸~約750アミノ酸、約200アミノ酸~約700アミノ酸、約200アミノ酸~約650アミノ酸、約200アミノ酸~約600アミノ酸、約200アミノ酸~約550アミノ酸、約200アミノ酸~約500アミノ酸、約200アミノ酸~約450アミノ酸、約200アミノ酸~約400アミノ酸、約200アミノ酸~約350アミノ酸、約200アミノ酸~約300アミノ酸、約200アミノ酸~約280アミノ酸、約200アミノ酸~約260アミノ酸、約200アミノ酸~約240アミノ酸、約200アミノ酸~約220アミノ酸、約220アミノ酸~約1000アミノ酸、約220アミノ酸~約950アミノ酸、約220アミノ酸~約900アミノ酸、約220アミノ酸~約850アミノ酸、約220アミノ酸~約800アミノ酸、約220アミノ酸~約750アミノ酸、約220アミノ酸~約700アミノ酸、約220アミノ酸~約650アミノ酸、約220アミノ酸~約600アミノ酸、約220アミノ酸~約550アミノ酸、約220アミノ酸~約500アミノ酸、約220アミノ酸~約450アミノ酸、約220アミノ酸~約400アミノ酸、約220アミノ酸~約350アミノ酸、約220アミノ酸~約300アミノ酸、約220アミノ酸~約280アミノ酸、約220アミノ酸~約260アミノ酸、約220アミノ酸~約240アミノ酸、約240アミノ酸~約1000アミノ酸、約240アミノ酸~約950アミノ酸、約240アミノ酸~約900アミノ酸、約240アミノ酸~約850アミノ酸、約240アミノ酸~約800アミノ酸、約240アミノ酸~約750アミノ酸、約240アミノ酸~約700アミノ酸、約240アミノ酸~約650アミノ酸、約240アミノ酸~約600アミノ酸、約240アミノ酸~約550アミノ酸、約240アミノ酸~約500アミノ酸、約240アミノ酸~約450アミノ酸、約240アミノ酸~約400アミノ酸、約240アミノ酸~約350アミノ酸、約240アミノ酸~約300アミノ酸、約240アミノ酸~約280アミノ酸、約240アミノ酸~約260アミノ酸、約260アミノ酸~約1000アミノ酸、約260アミノ酸~約950アミノ酸、約260アミノ酸~約900アミノ酸、約260アミノ酸~約850アミノ酸、約260アミノ酸~約800アミノ酸、約260アミノ酸~約750アミノ酸、約260アミノ酸~約700アミノ酸、約260アミノ酸~約650アミノ酸、約260アミノ酸~約600アミノ酸、約260アミノ酸~約550アミノ酸、約260アミノ酸~約500アミノ酸、約260アミノ酸~約450アミノ酸、約260アミノ酸~約400アミノ酸、約260アミノ酸~約350アミノ酸、約260アミノ酸~約300アミノ酸、約260アミノ酸~約280アミノ酸、約280アミノ酸~約1000アミノ酸、約280アミノ酸~約950アミノ酸、約280アミノ酸~約900アミノ酸、約280アミノ酸~約850アミノ酸、約280アミノ酸~約800アミノ酸、約280アミノ酸~約750アミノ酸、約280アミノ酸~約700アミノ酸、約280アミノ酸~約650アミノ酸、約280アミノ酸~約600アミノ酸、約280アミノ酸~約550アミノ酸、約280アミノ酸~約500アミノ酸、約280アミノ酸~約450アミノ酸、約280アミノ酸~約400アミノ酸、約280アミノ酸~約350アミノ酸、約280アミノ酸~約300アミノ酸、約300アミノ酸~約1000アミノ酸、約300アミノ酸~約950アミノ酸、約300アミノ酸~約900アミノ酸、約300アミノ酸~約850アミノ酸、約300アミノ酸~約800アミノ酸、約300アミノ酸~約750アミノ酸、約300アミノ酸~約700アミノ酸、約300アミノ酸~約650アミノ酸、約300アミノ酸~約600アミノ酸、約300アミノ酸~約550アミノ酸、約300アミノ酸~約500アミノ酸、約300アミノ酸~約450アミノ酸、約300アミノ酸~約400アミノ酸、約300アミノ酸~約350アミノ酸、約350アミノ酸~約1000アミノ酸、約350アミノ酸~約950アミノ酸、約350アミノ酸~約900アミノ酸、約350アミノ酸~約850アミノ酸、約350アミノ酸~約800アミノ酸、約350アミノ酸~約750アミノ酸、約350アミノ酸~約700アミノ酸、約350アミノ酸~約650アミノ酸、約350アミノ酸~約600アミノ酸、約350アミノ酸~約550アミノ酸、約350アミノ酸~約500アミノ酸、約350アミノ酸~約450アミノ酸、約350アミノ酸~約400アミノ酸、約400アミノ酸~約1000アミノ酸、約400アミノ酸~約950アミノ酸、約400アミノ酸~約900アミノ酸、約400アミノ酸~約850アミノ酸、約400アミノ酸~約800アミノ酸、約400アミノ酸~約750アミノ酸、約400アミノ酸~約700アミノ酸、約400アミノ酸~約650アミノ酸、約400アミノ酸~約600アミノ酸、約400アミノ酸~約550アミノ酸、約400アミノ酸~約500アミノ酸、約400アミノ酸~約450アミノ酸、約450アミノ酸~約1000アミノ酸、約450アミノ酸~約950アミノ酸、約450アミノ酸~約900アミノ酸、約450アミノ酸~約850アミノ酸、約450アミノ酸~約800アミノ酸、約450アミノ酸~約750アミノ酸、約450アミノ酸~約700アミノ酸、約450アミノ酸~約650アミノ酸、約450アミノ酸~約600アミノ酸、約450アミノ酸~約550アミノ酸、約450アミノ酸~約500アミノ酸、約500アミノ酸~約1000アミノ酸、約500アミノ酸~約950アミノ酸、約500アミノ酸~約900アミノ酸、約500アミノ酸~約850アミノ酸、約500アミノ酸~約800アミノ酸、約500アミノ酸~約750アミノ酸、約500アミノ酸~約700アミノ酸、約500アミノ酸~約650アミノ酸、約500アミノ酸~約600アミノ酸、約500アミノ酸~約550アミノ酸、約550アミノ酸~約1000アミノ酸、約550アミノ酸~約950アミノ酸、約550アミノ酸~約900アミノ酸、約550アミノ酸~約850アミノ酸、約550アミノ酸~約800アミノ酸、約550アミノ酸~約750アミノ酸、約550アミノ酸~約700アミノ酸、約550アミノ酸~約650アミノ酸、約550アミノ酸~約600アミノ酸、約600アミノ酸~約1000アミノ酸、約600アミノ酸~約950アミノ酸、約600アミノ酸~約900アミノ酸、約600アミノ酸~約850アミノ酸、約600アミノ酸~約800アミノ酸、約600アミノ酸~約750アミノ酸、約600アミノ酸~約700アミノ酸、約600アミノ酸~約650アミノ酸、約650アミノ酸~約1000アミノ酸、約650アミノ酸~約950アミノ酸、約650アミノ酸~約900アミノ酸、約650アミノ酸~約850アミノ酸、約650アミノ酸~約800アミノ酸、約650アミノ酸~約750アミノ酸、約650アミノ酸~約700アミノ酸、約700アミノ酸~約1000アミノ酸、約700アミノ酸~約950アミノ酸、約700アミノ酸~約900アミノ酸、約700アミノ酸~約850アミノ酸、約700アミノ酸~約800アミノ酸、約700アミノ酸~約750アミノ酸、約750アミノ酸~約1000アミノ酸、約750アミノ酸~約950アミノ酸、約750アミノ酸~約900アミノ酸、約750アミノ酸~約850アミノ酸、約750アミノ酸~約800アミノ酸、約800アミノ酸~約1000アミノ酸、約800アミノ酸~約950アミノ酸、約800アミノ酸~約900アミノ酸、約800アミノ酸~約850アミノ酸、約850アミノ酸~約1000アミノ酸、約850アミノ酸~約950アミノ酸、約850アミノ酸~約900アミノ酸、約900アミノ酸~約1000アミノ酸、約900アミノ酸~約950アミノ酸、または約950アミノ酸~約1000アミノ酸のアミノ酸総数を有し得る。
【0073】
本明細書に記載の標的結合ドメインのうちのいずれも、1×10-7M未満、1×10-8M未満、1×10-9M未満、1×10-10M未満、1×10-11M未満、1×10-12M未満、または1×10-13M未満の解離平衡定数(K)でその標的に結合することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に提供される抗原結合タンパク質構築物は、約1×10-3M~約1×10-5M、約1×10-4M~約1×10-6M、約1×10-5M~約1×10-7M、約1×10-6M~約1×10-8M、約1×10-7M~約1×10-9M、約1×10-8M~約1×10-10M、または約1×10-9M~約1×10-11M(その上限および下限も含む)のKで特定の抗原に結合することができる。
【0074】
本明細書に記載の標的結合ドメインのうちのいずれも、約1pM~約30nM(例えば、約1pM~約25nM、約1pM~約20nM、約1pM~約15nM、約1pM~約10nM、約1pM~約5nM、約1pM~約2nM、約1pM~約1nM、約1pM~約950pM、約1pM~約900pM、約1pM~約850pM、約1pM~約800pM、約1pM~約750pM、約1pM~約700pM、約1pM~約650pM、約1pM~約600pM、約1pM~約550pM、約1pM~約500pM、約1pM~約450pM、約1pM~約400pM、約1pM~約350pM、約1pM~約300pM、約1pM~約250pM、約1pM~約200pM、約1pM~約150pM、約1pM~約100pM、約1pM~約90pM、約1pM~約80pM、約1pM~約70pM、約1pM~約60pM、約1pM~約50pM、約1pM~約40pM、約1pM~約30pM、約1pM~約20pM、約1pM~約10pM、約1pM~約5pM、約1pM~約4pM、約1pM~約3pM、約1pM~約2pM、約2pM~約30nM、約2pM~約25nM、約2pM~約20nM、約2pM~約15nM、約2pM~約10nM、約2pM~約5nM、約2pM~約2nM、約2pM~約1nM、約2pM~約950pM、約2pM~約900pM、約2pM~約850pM、約2pM~約800pM、約2pM~約750pM、約2pM~約700pM、約2pM~約650pM、約2pM~約600pM、約2pM~約550pM、約2pM~約500pM、約2pM~約450pM、約2pM~約400pM、約2pM~約350pM、約2pM~約300pM、約2pM~約250pM、約2pM~約200pM、約2pM~約150pM、約2pM~約100pM、約2pM~約90pM、約2pM~約80pM、約2pM~約70pM、約2pM~約60pM、約2pM~約50pM、約2pM~約40pM、約2pM~約30pM、約2pM~約20pM、約2pM~約10pM、約2pM~約5pM、約2pM~約4pM、約2pM~約3pM、約5pM~約30nM、約5pM~約25nM、約5pM~約20nM、約5pM~約15nM、約5pM~約10nM、約5pM~約5nM、約5pM~約2nM、約5pM~約1nM、約5pM~約950pM、約5pM~約900pM、約5pM~約850pM、約5pM~約800pM、約5pM~約750pM、約5pM~約700pM、約5pM~約650pM、約5pM~約600pM、約5pM~約550pM、約5pM~約500pM、約5pM~約450pM、約5pM~約400pM、約5pM~約350pM、約5pM~約300pM、約5pM~約250pM、約5pM~約200pM、約5pM~約150pM、約5pM~約100pM、約5pM~約90pM、約5pM~約80pM、約5pM~約70pM、約5pM~約60pM、約5pM~約50pM、約5pM~約40pM、約5pM~約30pM、約5pM~約20pM、約5pM~約10pM、約10pM~約30nM、約10pM~約25nM、約10pM~約20nM、約10pM~約15nM、約10pM~約10nM、約10pM~約5nM、約10pM~約2nM、約10pM~約1nM、約10pM~約950pM、約10pM~約900pM、約10pM~約850pM、約10pM~約800pM、約10pM~約750pM、約10pM~約700pM、約10pM~約650pM、約10pM~約600pM、約10pM~約550pM、約10pM~約500pM、約10pM~約450pM、約10pM~約400pM、約10pM~約350pM、約10pM~約300pM、約10pM~約250pM、約10pM~約200pM、約10pM~約150pM、約10pM~約100pM、約10pM~約90pM、約10pM~約80pM、約10pM~約70pM、約10pM~約60pM、約10pM~約50pM、約10pM~約40pM、約10pM~約30pM、約10pM~約20pM、約15pM~約30nM、約15pM~約25nM、約15pM~約20nM、約15pM~約15nM、約15pM~約10nM、約15pM~約5nM、約15pM~約2nM、約15pM~約1nM、約15pM~約950pM、約15pM~約900pM、約15pM~約850pM、約15pM~約800pM、約15pM~約750pM、約15pM~約700pM、約15pM~約650pM、約15pM~約600pM、約15pM~約550pM、約15pM~約500pM、約15pM~約450pM、約15pM~約400pM、約15pM~約350pM、約15pM~約300pM、約15pM~約250pM、約15pM~約200pM、約15pM~約150pM、約15pM~約100pM、約15pM~約90pM、約15pM~約80pM、約15pM~約70pM、約15pM~約60pM、約15pM~約50pM、約15pM~約40pM、約15pM~約30pM、約15pM~約20pM、約20pM~約30nM、約20pM~約25nM、約20pM~約20nM、約20pM~約15nM、約20pM~約10nM、約20pM~約5nM、約20pM~約2nM、約20pM~約1nM、約20pM~約950pM、約20pM~約900pM、約20pM~約850pM、約20pM~約800pM、約20pM~約750pM、約20pM~約700pM、約20pM~約650pM、約20pM~約600pM、約20pM~約550pM、約20pM~約500pM、約20pM~約450pM、約20pM~約400pM、約20pM~約350pM、約20pM~約300pM、約20pM~約250pM、約20pM~約20pM、約200pM~約150pM、約20pM~約100pM、約20pM~約90pM、約20pM~約80pM、約20pM~約70pM、約20pM~約60pM、約20pM~約50pM、約20pM~約40pM、約20pM~約30pM、約30pM~約30nM、約30pM~約25nM、約30pM~約30nM、約30pM~約15nM、約30pM~約10nM、約30pM~約5nM、約30pM~約2nM、約30pM~約1nM、約30pM~約950pM、約30pM~約900pM、約30pM~約850pM、約30pM~約800pM、約30pM~約750pM、約30pM~約700pM、約30pM~約650pM、約30pM~約600pM、約30pM~約550pM、約30pM~約500pM、約30pM~約450pM、約30pM~約400pM、約30pM~約350pM、約30pM~約300pM、約30pM~約250pM、約30pM~約200pM、約30pM~約150pM、約30pM~約100pM、約30pM~約90pM、約30pM~約80pM、約30pM~約70pM、約30pM~約60pM、約30pM~約50pM、約30pM~約40pM、約40pM~約30nM、約40pM~約25nM、約40pM~約30nM、約40pM~約15nM、約40pM~約10nM、約40pM~約5nM、約40pM~約2nM、約40pM~約1nM、約40pM~約950pM、約40pM~約900pM、約40pM~約850pM、約40pM~約800pM、約40pM~約750pM、約40pM~約700pM、約40pM~約650pM、約40pM~約600pM、約40pM~約550pM、約40pM~約500pM、約40pM~約450pM、約40pM~約400pM、約40pM~約350pM、約40pM~約300pM、約40pM~約250pM、約40pM~約200pM、約40pM~約150pM、約40pM~約100pM、約40pM~約90pM、約40pM~約80pM、約40pM~約70pM、約40pM~約60pM、約40pM~約50pM、約50pM~約30nM、約50pM~約25nM、約50pM~約30nM、約50pM~約15nM、約50pM~約10nM、約50pM~約5nM、約50pM~約2nM、約50pM~約1nM、約50pM~約950pM、約50pM~約900pM、約50pM~約850pM、約50pM~約800pM、約50pM~約750pM、約50pM~約700pM、約50pM~約650pM、約50pM~約600pM、約50pM~約550pM、約50pM~約500pM、約50pM~約450pM、約50pM~約400pM、約50pM~約350pM、約50pM~約300pM、約50pM~約250pM、約50pM~約200pM、約50pM~約150pM、約50pM~約100pM、約50pM~約90pM、約50pM~約80pM、約50pM~約70pM、約50pM~約60pM、約60pM~約30nM、約60pM~約25nM、約60pM~約30nM、約60pM~約15nM、約60pM~約10nM、約60pM~約5nM、約60pM~約2nM、約60pM~約1nM、約60pM~約950pM、約60pM~約900pM、約60pM~約850pM、約60pM~約800pM、約60pM~約750pM、約60pM~約700pM、約60pM~約650pM、約60pM~約600pM、約60pM~約550pM、約60pM~約500pM、約60pM~約450pM、約60pM~約400pM、約60pM~約350pM、約60pM~約300pM、約60pM~約250pM、約60pM~約200pM、約60pM~約150pM、約60pM~約100pM、約60pM~約90pM、約60pM~約80pM、約60pM~約70pM、約70pM~約30nM、約70pM~約25nM、約70pM~約30nM、約70pM~約15nM、約70pM~約10nM、約70pM~約5nM、約70pM~約2nM、約70pM~約1nM、約70pM~約950pM、約70pM~約900pM、約70pM~約850pM、約70pM~約800pM、約70pM~約750pM、約70pM~約700pM、約70pM~約650pM、約70pM~約600pM、約70pM~約550pM、約70pM~約500pM、約70pM~約450pM、約70pM~約400pM、約70pM~約350pM、約70pM~約300pM、約70pM~約250pM、約70pM~約200pM、約70pM~約150pM、約70pM~約100pM、約70pM~約90pM、約70pM~約80pM、約80pM~約30nM、約80pM~約25nM、約80pM~約30nM、約80pM~約15nM、約80pM~約10nM、約80pM~約5nM、約80pM~約2nM、約80pM~約1nM、約80pM~約950pM、約80pM~約900pM、約80pM~約850pM、約80pM~約800pM、約80pM~約750pM、約80pM~約700pM、約80pM~約650pM、約80pM~約600pM、約80pM~約550pM、約80pM~約500pM、約80pM~約450pM、約80pM~約400pM、約80pM~約350pM、約80pM~約300pM、約80pM~約250pM、約80pM~約200pM、約80pM~約150pM、約80pM~約100pM、約80pM~約90pM、約90pM~約30nM、約90pM~約25nM、約90pM~約30nM、約90pM~約15nM、約90pM~約10nM、約90pM~約5nM、約90pM~約2nM、約90pM~約1nM、約90pM~約950pM、約90pM~約900pM、約90pM~約850pM、約90pM~約800pM、約90pM~約750pM、約90pM~約700pM、約90pM~約650pM、約90pM~約600pM、約90pM~約550pM、約90pM~約500pM、約90pM~約450pM、約90pM~約400pM、約90pM~約350pM、約90pM~約300pM、約90pM~約250pM、約90pM~約200pM、約90pM~約150pM、約90pM~約100pM、約100pM~約30nM、約100pM~約25
nM、約100pM~約30nM、約100pM~約15nM、約100pM~約10nM、約100pM~約5nM、約100pM~約2nM、約100pM~約1nM、約100pM~約950pM、約100pM~約900pM、約100pM~約850pM、約100pM~約800pM、約100pM~約750pM、約100pM~約700pM、約100pM~約650pM、約100pM~約600pM、約100pM~約550pM、約100pM~約500pM、約100pM~約450pM、約100pM~約400pM、約100pM~約350pM、約100pM~約300pM、約100pM~約250pM、約100pM~約200pM、約100pM~約150pM、約150pM~約30nM、約150pM~約25nM、約150pM~約30nM、約150pM~約15nM、約150pM~約10nM、約150pM~約5nM、約150pM~約2nM、約150pM~約1nM、約150pM~約950pM、約150pM~約900pM、約150pM~約850pM、約150pM~約800pM、約150pM~約750pM、約150pM~約700pM、約150pM~約650pM、約150pM~約600pM、約150pM~約550pM、約150pM~約500pM、約150pM~約450pM、約150pM~約400pM、約150pM~約350pM、約150pM~約300pM、約150pM~約250pM、約150pM~約200pM、約200pM~約30nM、約200pM~約25nM、約200pM~約30nM、約200pM~約15nM、約200pM~約10nM、約200pM~約5nM、約200pM~約2nM、約200pM~約1nM、約200pM~約950pM、約200pM~約900pM、約200pM~約850pM、約200pM~約800pM、約200pM~約750pM、約200pM~約700pM、約200pM~約650pM、約200pM~約600pM、約200pM~約550pM、約200pM~約500pM、約200pM~約450pM、約200pM~約400pM、約200pM~約350pM、約200pM~約300pM、約200pM~約250pM、約300pM~約30nM、約300pM~約25nM、約300pM~約30nM、約300pM~約15nM、約300pM~約10nM、約300pM~約5nM、約300pM~約2nM、約300pM~約1nM、約300pM~約950pM、約300pM~約900pM、約300pM~約850pM、約300pM~約800pM、約300pM~約750pM、約300pM~約700pM、約300pM~約650pM、約300pM~約600pM、約300pM~約550pM、約300pM~約500pM、約300pM~約450pM、約300pM~約400pM、約300pM~約350pM、約400pM~約30nM、約400pM~約25nM、約400pM~約30nM、約400pM~約15nM、約400pM~約10nM、約400pM~約5nM、約400pM~約2nM、約400pM~約1nM、約400pM~約950pM、約400pM~約900pM、約400pM~約850pM、約400pM~約800pM、約400pM~約750pM、約400pM~約700pM、約400pM~約650pM、約400pM~約600pM、約400pM~約550pM、約400pM~約500pM、約500pM~約30nM、約500pM~約25nM、約500pM~約30nM、約500pM~約15nM、約500pM~約10nM、約500pM~約5nM、約500pM~約2nM、約500pM~約1nM、約500pM~約950pM、約500pM~約900pM、約500pM~約850pM、約500pM~約800pM、約500pM~約750pM、約500pM~約700pM、約500pM~約650pM、約500pM~約600pM、約500pM~約550pM、約600pM~約30nM、約600pM~約25nM、約600pM~約30nM、約600pM~約15nM、約600pM~約10nM、約600pM~約5nM、約600pM~約2nM、約600pM~約1nM、約600pM~約950pM、約600pM~約900pM、約600pM~約850pM、約600pM~約800pM、約600pM~約750pM、約600pM~約700pM、約600pM~約650pM、約700pM~約30nM、約700pM~約25nM、約700pM~約30nM、約700pM~約15nM、約700pM~約10nM、約700pM~約5nM、約700pM~約2nM、約700pM~約1nM、約700pM~約950pM、約700pM~約900pM、約700pM~約850pM、約700pM~約800pM、約700pM~約750pM、約800pM~約30nM、約800pM~約25nM、約800pM~約30nM、約800pM~約15nM、約800pM~約10nM、約800pM~約5nM、約800pM~約2nM、約800pM~約1nM、約800pM~約950pM、約800pM~約900pM、約800pM~約850pM、約900pM~約30nM、約900pM~約25nM、約900pM~約30nM、約900pM~約15nM、約900pM~約10nM、約900pM~約5nM、約900pM~約2nM、約900pM~約1nM、約900pM~約950pM、約1nM~約30nM、約1nM~約25nM、約1nM~約20nM、約1nM~約15nM、約1nM~約10nM、約1nM~約5nM、約2nM~約30nM、約2nM~約25nM、約2nM~約20nM、約2nM~約15nM、約2nM~約10nM、約2nM~約5nM、約4nM~約30nM、約4nM~約25nM、約4nM~約20nM、約4nM~約15nM、約4nM~約10nM、約4nM~約5nM、約5nM~約30nM、約5nM~約25nM、約5nM~約20nM、約5nM~約15nM、約5nM~約10nM、約10nM~約30nM、約10nM~約25nM、約10nM~約20nM、約10nM~約15nM、約15nM~約30nM、約15nM~約25nM、約15nM~約20nM、約20nM~約30nM、および約20nM~約25nM)のKでその標的に結合することができる。
【0075】
本明細書に記載の標的結合ドメインのうちのいずれも、約1nM~約10nM(例えば、約1nM~約9nM、約1nM~約8nM、約1nM~約7nM、約1nM~約6nM、約1nM~約5nM、約1nM~約4nM、約1nM~約3nM、約1nM~約2nM、約2nM~約10nM、約2nM~約9nM、約2nM~約8nM、約2nM~約7nM、約2nM~約6nM、約2nM~約5nM、約2nM~約4nM、約2nM~約3nM、約3nM~約10nM、約3nM~約9nM、約3nM~約8nM、約3nM~約7nM、約3nM~約6nM、約3nM~約5nM、約3nM~約4nM、約4nM~約10nM、約4nM~約9nM、約4nM~約8nM、約4nM~約7nM、約4nM~約6nM、約4nM~約5nM、約5nM~約10nM、約5nM~約9nM、約5nM~約8nM、約5nM~約7nM、約5nM~約6nM、約6nM~約10nM、約6nM~約9nM、約6nM~約8nM、約6nM~約7nM、約7nM~約10nM、約7nM~約9nM、約7nM~約8nM、約8nM~約10nM、約8nM~約9nM、および約9nM~約10nM)のKでその標的に結合することができる。
【0076】
当該技術分野で既知の様々な異なる方法を使用して、本明細書に記載の抗原結合タンパク質構築物のうちのいずれのK値も決定することができる(例えば、電気泳動移動度シフトアッセイ、フィルター結合アッセイ、表面プラズモン共鳴、および生体分子結合反応速度アッセイ等)。
【0077】
抗原結合ドメイン
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインは、同じ抗原に特異的に結合する。これらの単鎖キメラポリペプチドのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインは、同じエピトープに特異的に結合する。これらの単鎖キメラポリペプチドのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインは、同じアミノ酸配列を含む。
【0078】
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインは、異なる抗原に特異的に結合する。
【0079】
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインの一方または両方は、抗原結合ドメインである。本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインは、各々、抗原結合ドメインである。
【0080】
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、抗原結合ドメインは、scFvもしくは単一ドメイン抗体(例えば、VHまたはVNARドメイン)を含むか、またはそれらである。
【0081】
いくつかの例では、抗原結合ドメイン(例えば、本明細書に記載の抗原結合ドメインのうちのいずれか)は、CD16a(例えば、米国特許第9,035,026号に記載のものを参照)、CD28(例えば、米国特許第7,723,482号に記載のものを参照)、CD3(例えば、米国特許第9,226,962号に記載のものを参照)、CD33(例えば、米国特許第8,759,494号に記載のものを参照)、CD20(例えば、WO2014/026054に記載のものを参照)、CD19(例えば、米国特許第9,701,758号に記載のものを参照)、CD22(例えば、WO2003/104425に記載のものを参照)、CD123(例えば、WO2014/130635に記載のものを参照)、IL-1R(例えば、米国特許第8,741,604号に記載のものを参照)、IL-1(例えば、WO2014/095808に記載のものを参照)、VEGF(例えば、米国特許第9,090,684号に記載のものを参照)、IL-6R(例えば、米国特許第7,482,436号に記載のものを参照)、IL-4(例えば、米国特許出願公開第2012/0171197号に記載のものを参照)、IL-10(例えば、米国特許出願公開第2016/0340413号に記載のものを参照)、PDL-1(例えば、Drees et al.,Protein Express.Purif.94:60-66,2014に記載のものを参照)、TIGIT(例えば、米国特許出願公開第2017/0198042号に記載のものを参照)、PD-1(例えば、米国特許第7,488,802号に記載のものを参照)、TIM3(例えば、米国特許第8,552,156号に記載のものを参照)、CTLA4(例えば、WO2012/120125に記載のものを参照)、MICA(例えば、WO2016/154585に記載のものを参照)、MICB(例えば、米国特許第8,753,640号に記載のものを参照)、IL-6(例えば、Gejima et al.,Human Antibodies 11(4):121-129,2002に記載のものを参照)、IL-8(例えば、米国特許第6,117,980号に記載のものを参照)、TNFα(例えば、Geng et al.,Immunol.Res.62(3):377-385,2015に記載のものを参照)、CD26a(例えば、WO2017/189526に記載のものを参照)、CD36(例えば、米国特許出願公開第2015/0259429号に記載のものを参照)、ULBP2(例えば、米国特許第9,273,136号に記載のものを参照)、CD30(例えば、Homach et al.,Scand.J.Immunol.48(5):497-501,1998に記載のものを参照)、CD200(例えば、米国特許第9,085,623号に記載のものを参照)、IGF-1R(例えば、米国特許出願公開第2017/0051063号に記載のものを参照)、MUC4AC(例えば、WO2012/170470に記載のものを参照)、MUC5AC(例えば、米国特許第9,238,084号に記載のものを参照)、Trop-2(例えば、WO2013/068946に記載のものを参照)、CMET(例えば、Edwardraja et al.,Biotechnol.Bioeng.106(3):367-375,2010に記載のものを参照)、EGFR(例えば、Akbari et al.,Protein Expr.Purif.127:8-15,2016に記載のものを参照)、HER1(例えば、米国特許出願公開第2013/0274446号に記載のものを参照)、HER2(例えば、Cao et al.,Biotechnol.Lett.37(7):1347-1354,2015に記載のものを参照)、HER3(例えば、米国特許第9,505,843号に記載のものを参照)、PSMA(例えば、Parker et al.,Protein Expr.Purif.89(2):136-145,2013に記載のものを参照)、CEA(例えば、WO1995/015341に記載のものを参照)、B7H3(例えば、米国特許第9,371,395号に記載のものを参照)、EPCAM(例えば、WO2014/159531に記載のものを参照)、BCMA(例えば、Smith et al.,Mol.Ther.26(6):1447-1456,2018に記載のものを参照)、P-cadherin(例えば、米国特許第7,452,537号に記載のものを参照)、CEACAM5(例えば、米国特許第9,617,345号に記載のものを参照)、UL16結合タンパク質(例えば、WO2017/083612に記載のものを参照)、HLA-DR(例えば、Pistillo et al.,Exp.Clin.Immunogenet.14(2):123-130,1997を参照)、DLL4(例えば、WO2014/007513に記載のものを参照)、TYRO3(例えば、WO2016/166348に記載のものを参照)、AXL(例えば、WO2012/175692に記載のものを参照)、MER(例えば、WO2016/106221に記載のものを参照)、CD122(例えば、米国特許出願公開第2016/0367664号に記載のものを参照)、CD155(例えば、WO2017/149538に記載のものを参照)、またはPDGFDD(例えば、米国特許第9,441,034号に記載のものを参照)のうちのいずれか1つに特異的に結合することができる。
【0082】
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかに存在する抗原結合ドメインは、各々独立して、VHHドメイン、VNARドメイン、およびscFvからなる群から選択される。
【0083】
いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および/または1つ以上の追加の抗原結合ドメインのうちの1つ以上は、抗CD3 scFvであり得る。いくつかの実施形態では、抗CD3 scFvは、QVQLQQSGAELARPGASVKMSCKASGYTFTRYTMHWVKQRPGQGLEWIGYINPSRGYTNYNQKFKDKATLTTDKSSSTAYMQLSSLTSEDSAVYYCARYYDDHYCLDYWGQGTTLTVSS(配列番号16)と少なくとも70%同一、(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含む重鎖可変ドメイン、および/またはQIVLTQSPAIMSASPGEKVTMTCSASSSVSYMNWYQQKSGTSPKRWIYDTSKLASGVPAHFRGSGSGTSYSLTISGMEAEDAATYYCQQWSSNPFTFGSGTKLEINR(配列番号17)と少なくとも70%同一、(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含む軽鎖可変ドメインを含み得る。いくつかの実施形態では、scFv(例えば、本明細書に記載のscFvのうちのいずれか)は、重鎖可変ドメインと軽鎖可変ドメインとの間にリンカー配列(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的なリンカー配列のうちのいずれか)を含み得る。いくつかの実施形態では、抗CD3 scFvは、CAAGTTCAGCTCCAGCAAAGCGGCGCCGAACTCGCTCGGCCCGGCGCTTCCGTGAAGATGTCTTGTAAGGCCTCCGGCTATACCTTCACCCGGTACACAATGCACTGGGTCAAGCAACGGCCCGGTCAAGGTTTAGAGTGGATTGGCTATATCAACCCCTCCCGGGGCTATACCAACTACAACCAGAAGTTCAAGGACAAAGCCACCCTCACCACCGACAAGTCCAGCAGCACCGCTTACATGCAGCTGAGCTCTTTAACATCCGAGGATTCCGCCGTGTACTACTGCGCTCGGTACTACGACGATCATTACTGCCTCGATTACTGGGGCCAAGGTACCACCTTAACAGTCTCCTCC(配列番号18)と少なくとも70%同一、(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含む核酸によってコードされる重鎖可変ドメイン、および/またはCAGATCGTGCTGACCCAGTCCCCCGCTATTATGAGCGCTAGCCCCGGTGAAAAGGTGACTATGACATGCAGCGCCAGCTCTTCCGTGAGCTACATGAACTGGTATCAGCAGAAGTCCGGCACCAGCCCTAAAAGGTGGATCTACGACACCAGCAAGCTGGCCAGCGGCGTCCCCGCTCACTTTCGGGGCTCCGGCTCCGGAACAAGCTACTCTCTGACCATCAGCGGCATGGAAGCCGAGGATGCCGCTACCTATTACTGTCAGCAGTGGAGCTCCAACCCCTTCACCTTTGGATCCGGCACCAAGCTCGAGATTAATCGT(配列番号19)と少なくとも70%同一、(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含む核酸によってコードされる軽鎖可変ドメインを含み得る。
【0084】
いくつかの実施形態では、抗CD3 scFvは、QIVLTQSPAIMSASPGEKVTMTCSASSSVSYMNWYQQKSGTSPKRWIYDTSKLASGVPAHFRGSGSGTSYSLTISGMEAEDAATYYCQQWSSNPFTFGSGTKLEINRGGGGSGGGGSGGGGSQVQLQQSGAELARPGASVKMSCKASGYTFTRYTMHWVKQRPGQGLEWIGYINPSRGYTNYNQKFKDKATLTTDKSSSTAYMQLSSLTSEDSAVYYCARYYDDHYCLDYWGQGTTLTVSS(配列番号20)と少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含み得る。いくつかの実施形態では、抗CD3 scFvは、配列番号20に存在する6つのCDRを含み得る。
【0085】
いくつかの実施形態では、抗CD3 scFvは、CAGATCGTGCTGACCCAGTCCCCCGCTATTATGAGCGCTAGCCCCGGTGAAAAGGTGACTATGACATGCAGCGCCAGCTCTTCCGTGAGCTACATGAACTGGTATCAGCAGAAGTCCGGCACCAGCCCTAAAAGGTGGATCTACGACACCAGCAAGCTGGCCAGCGGCGTCCCCGCTCACTTTCGGGGCTCCGGCTCCGGAACAAGCTACTCTCTGACCATCAGCGGCATGGAAGCCGAGGATGCCGCTACCTATTACTGTCAGCAGTGGAGCTCCAACCCCTTCACCTTTGGATCCGGCACCAAGCTCGAGATTAATCGTGGAGGCGGAGGTAGCGGAGGAGGCGGATCCGGCGGTGGAGGTAGCCAAGTTCAGCTCCAGCAAAGCGGCGCCGAACTCGCTCGGCCCGGCGCTTCCGTGAAGATGTCTTGTAAGGCCTCCGGCTATACCTTCACCCGGTACACAATGCACTGGGTCAAGCAACGGCCCGGTCAAGGTTTAGAGTGGATTGGCTATATCAACCCCTCCCGGGGCTATACCAACTACAACCAGAAGTTCAAGGACAAAGCCACCCTCACCACCGACAAGTCCAGCAGCACCGCTTACATGCAGCTGAGCTCTTTAACATCCGAGGATTCCGCCGTGTACTACTGCGCTCGGTACTACGACGATCATTACTGCCTCGATTACTGGGGCCAAGGTACCACCTTAACAGTCTCCTCC(配列番号21)と少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である核酸配列によってコードされる配列を含み得る。
【0086】
いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および/または1つ以上の追加の抗原結合ドメインのうちの1つ以上は、抗CD28 scFvであり得る。いくつかの実施形態では、抗CD28 scFvは、DIEMTQSPAIMSASLGERVTMTCTASSSVSSSYFHWYQQKPGSSPKLCIYSTSNLASGVPPRFSGSGSTSYSLTISSMEAEDAATYFCHQYHRSPTFGGGTKLETKR(配列番号22)と少なくとも70%同一、(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含む重鎖可変ドメイン、および/またはVQLQQSGPELVKPGASVKMSCKASGYTFTSYVIQWVKQKPGQGLEWIGSINPYNDYTKYNEKFKGKATLTSDKSSITAYMEFSSLTSEDSALYYCARWGDGNYWGRGTTLTVSS(配列番号23)と少なくとも70%同一、(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含む軽鎖可変ドメインを含み得る。いくつかの実施形態では、抗CD28 scFvは、GACATCGAGATGACACAGTCCCCCGCTATCATGAGCGCCTCTTTAGGAGAACGTGTGACCATGACTTGTACAGCTTCCTCCAGCGTGAGCAGCTCCTATTTCCACTGGTACCAGCAGAAACCCGGCTCCTCCCCTAAACTGTGTATCTACTCCACAAGCAATTTAGCTAGCGGCGTGCCTCCTCGTTTTAGCGGCTCCGGCAGCACCTCTTACTCTTTAACCATTAGCTCTATGGAGGCCGAAGATGCCGCCACATACTTTTGCCATCAGTACCACCGGTCCCCTACCTTTGGCGGAGGCACAAAGCTGGAGACCAAGCGG(配列番号24)と少なくとも70%同一、(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含む核酸によってコードされる重鎖可変ドメイン、および/またはGTGCAGCTGCAGCAGTCCGGACCCGAACTGGTCAAGCCCGGTGCCTCCGTGAAAATGTCTTGTAAGGCTTCTGGCTACACCTTTACCTCCTACGTCATCCAATGGGTGAAGCAGAAGCCCGGTCAAGGTCTCGAGTGGATCGGCAGCATCAATCCCTACAACGATTACACCAAGTATAACGAAAAGTTTAAGGGCAAGGCCACTCTGACAAGCGACAAGAGCTCCATTACCGCCTACATGGAGTTTTCCTCTTTAACTTCTGAGGACTCCGCTTTATACTATTGCGCTCGTTGGGGCGATGGCAATTATTGGGGCCGGGGAACTACTTTAACAGTGAGCTCC(配列番号25)と少なくとも70%同一、(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含む核酸によってコードされる軽鎖可変ドメインを含み得る。
【0087】
いくつかの実施形態では、抗CD28 scFvは、VQLQQSGPELVKPGASVKMSCKASGYTFTSYVIQWVKQKPGQGLEWIGSINPYNDYTKYNEKFKGKATLTSDKSSITAYMEFSSLTSEDSALYYCARWGDGNYWGRGTTLTVSSGGGGSGGGGSGGGGSDIEMTQSPAIMSASLGERVTMTCTASSSVSSSYFHWYQQKPGSSPKLCIYSTSNLASGVPPRFSGSGSTSYSLTISSMEAEDAATYFCHQYHRSPTFGGGTKLETKR(配列番号26)と少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含み得る。いくつかの実施形態では、抗CD28 scFvは、配列番号26に存在する6つのCDRを含み得る。
【0088】
いくつかの実施形態では、抗CD28 scFvは、GTGCAGCTGCAGCAGTCCGGACCCGAACTGGTCAAGCCCGGTGCCTCCGTGAAAATGTCTTGTAAGGCTTCTGGCTACACCTTTACCTCCTACGTCATCCAATGGGTGAAGCAGAAGCCCGGTCAAGGTCTCGAGTGGATCGGCAGCATCAATCCCTACAACGATTACACCAAGTATAACGAAAAGTTTAAGGGCAAGGCCACTCTGACAAGCGACAAGAGCTCCATTACCGCCTACATGGAGTTTTCCTCTTTAACTTCTGAGGACTCCGCTTTATACTATTGCGCTCGTTGGGGCGATGGCAATTATTGGGGCCGGGGAACTACTTTAACAGTGAGCTCCGGCGGCGGCGGAAGCGGAGGTGGAGGATCTGGCGGTGGAGGCAGCGACATCGAGATGACACAGTCCCCCGCTATCATGAGCGCCTCTTTAGGAGAACGTGTGACCATGACTTGTACAGCTTCCTCCAGCGTGAGCAGCTCCTATTTCCACTGGTACCAGCAGAAACCCGGCTCCTCCCCTAAACTGTGTATCTACTCCACAAGCAATTTAGCTAGCGGCGTGCCTCCTCGTTTTAGCGGCTCCGGCAGCACCTCTTACTCTTTAACCATTAGCTCTATGGAGGCCGAAGATGCCGCCACATACTTTTGCCATCAGTACCACCGGTCCCCTACCTTTGGCGGAGGCACAAAGCTGGAGACCAAGCGG(配列番号27)と少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である核酸配列によってコードされる配列を含み得る。
【0089】
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の抗原結合ドメインのうちのいずれかは、BiTe、(scFv)、ナノボディ、ナノボディ-HSA、DART、TandAb、scDiabody、scDiabody-CH3、scFv-CH-CL-scFv、HSAbody、scDiabody-HAS、またはタンデム-scFvである。単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかで使用され得る抗原結合ドメインの追加の例は、当該技術分野で既知である。
【0090】
VHHドメインは、ラクダ科動物に見られ得る単一単量体可変抗体ドメインである。VNARドメインは、軟骨魚に見られ得る単一単量体可変抗体ドメインである。VHHドメインおよびVNARドメインの非限定的な態様は、例えば、Cromie et al.,Curr.Top.Med.Chem.15:2543-2557,2016、De Genst et al.,Dev.Comp.Immunol.30:187-198,2006、De Meyer et al.,TrendsBiotechnol.32:263-270,2014、Kijanka et al.,Nanomedicine10:161-174,2015、Kovaleva et al.,Expert.Opin.Biol.Ther.14:1527-1539,2014、Krah et al.,Immunopharmacol.Immunotoxicol.38:21-28,2016、Mujic-Delic et al.,Trends Pharmacol.Sci.35:247-255,2014、Muyldermans,J.Biotechnol.74:277-302,2001、Muyldermans et al.,TrendsBiochem.Sci.26:230-235,2001、Muyldermans,Ann.Rev.Biochem.82:775-797,2013、Rahbarizadeh et al.,Immunol.Invest.40:299-338,2011、Van Audenhove et al.,EBioMedicine8:40-48,2016、Van Bockstaele et al.,Curr.Opin..Investig.Drugs 10:1212-1224,2009、Vincke et al.,Methods Mol.Biol.911:15-26,2012、およびWesolowski et al.,Med.Microbiol.Immunol.198:157-174,2009に記載されている。
【0091】
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチド内の抗原結合ドメインの各々は、両方がVHHドメインであるか、または少なくとも1つの抗原結合ドメインがVHHドメインである。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチド内の抗原結合ドメインの各々は、両方がVNARドメインであるか、または少なくとも1つの抗原結合ドメインがVNARドメインである。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチド内の抗原結合ドメインの各々は、両方がscFvドメインであるか、または少なくとも1つの抗原結合ドメインがscFvドメインである。DARTは、例えば、Garber,Nature Reviews Drug Discovery 13:799-801,2014に記載されている。
【0092】
本明細書に記載の抗原結合ドメインのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、タンパク質、炭水化物、脂質、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される抗原に結合することができる。
【0093】
抗原結合ドメインの追加の例および態様は、当該技術分野で既知である。
【0094】
可溶性インターロイキンまたはサイトカインタンパク質
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインの一方または両方は、可溶性インターロイキンタンパク質、可溶性サイトカインタンパク質、または可溶性細胞表面タンパク質であり得る。いくつかの実施形態では、可溶性インターロイキンまたは可溶性サイトカインタンパク質は、IL-2、IL-3、IL-7、IL-8、IL-10、IL-12、IL-15、IL-17、IL-18、IL-21、PDGF-DD、SCF、およびFLT3Lの群から選択される。可溶性IL-2、IL-3、IL-7、IL-8、IL-10、IL-15、IL-17、IL-18、IL-21、PDGF-DD、SCF、およびFLT3Lの非限定的な例を以下に提供する。

ヒト可溶性IL-2(配列番号28)
aptssstkkt qlqlehllld lqmilnginn yknpkltrml tfkfympkka telkhlqcle eelkpleevl nlaqsknfhl rprdlisnin vivlelkgse ttfmceyade tativeflnr witfcqsiis tlt

ヒト可溶性IL-3(配列番号29)
apmtqttplkt swvncsnmid eiithlkqpp lplldfnnln gedqdilmen nlrrpnleaf nravkslqna saiesilknl lpclplataa ptrhpihikd gdwnefrrkl tfylktlena qaqqttlsla if

ヒト可溶性IL-7(配列番号30)
dcdiegkdgkqyesv lmvsidqlld smkeigsncl nnefnffkrh icdankegmf lfraarklrq flkmnstgdf dlhllkvseg ttillnctgq vkgrkpaalg eaqptkslee nkslkeqkkl ndlcflkrll qeiktcwnki lmgtkeh

ヒト可溶性IL-8(配列番号31)
egavlprsak elrcqcikty skpfhpkfik elrviesgph canteiivkl sdgrelcldp kenwvqrvve kflkraens

ヒト可溶性IL-10(配列番号32)
spgqgtqsensc thfpgnlpnm lrdlrdafsr vktffqmkdq ldnlllkesl ledfkgylgc qalsemiqfy leevmpqaen qdpdikahvn slgenlktlr lrlrrchrfl pcenkskave qvknafnklq ekgiykamse fdifinyiea ymtmkirn

ヒト可溶性IL-12β(p40)(配列番号33)
IWELKKDVYVVELDWYPDAPGEMVVLTCDTPEEDGITWTLDQSSEVLGSGKTLTIQVKEFGDAGQYTCHKGGEVLSHSLLLLHKKEDGIWSTDILKDQKEPKNKTFLRCEAKNYSGRFTCWWLTTISTDLTFSVKSSRGSSDPQGVTCGAATLSAERVRGDNKEYEYSVECQEDSACPAAEESLPIEVMVDAVHKLKYENYTSSFFIRDIIKPDPPKNLQLKPLKNSRQVEVSWEYPDTWSTPHSYFSLTFCVQVQGKSKREKKDRVFTDKTSATVICRKNASISVRAQDRYYSSSWSEWASVPCS

ヒト可溶性IL-12β(p40)をコードする核酸(配列番号34)
ATTTGGGAACTGAAGAAGGACGTCTACGTGGTCGAACTGGACTGGTATCCCGATGCTCCCGGCGAAATGGTGGTGCTCACTTGTGACACCCCCGAAGAAGACGGCATCACTTGGACCCTCGATCAGAGCAGCGAGGTGCTGGGCTCCGGAAAGACCCTCACAATCCAAGTTAAGGAGTTCGGAGACGCTGGCCAATACACATGCCACAAGGGAGGCGAGGTGCTCAGCCATTCCTTATTATTATTACACAAGAAGGAAGACGGAATCTGGTCCACCGACATTTTAAAAGATCAGAAGGAGCCCAAGAATAAGACCTTTTTAAGGTGTGAGGCCAAAAACTACAGCGGTCGTTTCACTTGTTGGTGGCTGACCACCATTTCCACCGATTTAACCTTCTCCGTGAAAAGCAGCCGGGGAAGCTCCGACCCTCAAGGTGTGACATGTGGAGCCGCTACCCTCAGCGCTGAGAGGGTTCGTGGCGATAACAAGGAATACGAGTACAGCGTGGAGTGCCAAGAAGATAGCGCTTGTCCCGCTGCCGAAGAATCTTTACCCATTGAGGTGATGGTGGACGCCGTGCACAAACTCAAGTACGAGAACTACACCTCCTCCTTCTTTATCCGGGACATCATTAAGCCCGATCCTCCTAAGAATTTACAGCTGAAGCCTCTCAAAAATAGCCGGCAAGTTGAGGTCTCTTGGGAATATCCCGACACTTGGAGCACACCCCACAGCTACTTCTCTTTAACCTTTTGTGTGCAAGTTCAAGGTAAAAGCAAGCGGGAGAAGAAAGACCGGGTGTTTACCGACAAAACCAGCGCCACCGTCATCTGTCGGAAGAACGCCTCCATCAGCGTGAGGGCTCAAGATCGTTATTACTCCAGCAGCTGGTCCGAGTGGGCCAGCGTGCCTTGTTCC

ヒト可溶性IL-12α(p35)(配列番号35)
RNLPVATPDPGMFPCLHHSQNLLRAVSNMLQKARQTLEFYPCTSEEIDHEDITKDKTSTVEACLPLELTKNESCLNSRETSFITNGSCLASRKTSFMMALCLSSIYEDLKMYQVEFKTMNAKLLMDPKRQIFLDQNMLAVIDELMQALNFNSETVPQKSSLEEPDFYKTKIKLCILLHAFRIRAVTIDRVMSYLNAS

ヒト可溶性IL-12α(p35)をコードする核酸(配列番号36)
CGTAACCTCCCCGTGGCTACCCCCGATCCCGGAATGTTCCCTTGTTTACACCACAGCCAGAATTTACTGAGGGCCGTGAGCAACATGCTGCAGAAAGCTAGGCAGACTTTAGAATTTTACCCTTGCACCAGCGAGGAGATCGACCATGAAGATATCACCAAGGACAAGACATCCACCGTGGAGGCTTGTTTACCTCTGGAGCTGACAAAGAACGAGTCTTGTCTCAACTCTCGTGAAACCAGCTTCATCACAAATGGCTCTTGTTTAGCTTCCCGGAAGACCTCCTTTATGATGGCTTTATGCCTCAGCTCCATCTACGAGGATTTAAAGATGTACCAAGTGGAGTTCAAGACCATGAACGCCAAGCTGCTCATGGACCCTAAACGGCAGATCTTTTTAGACCAGAACATGCTGGCTGTGATTGATGAGCTGATGCAAGCTTTAAACTTCAACTCCGAGACCGTCCCTCAGAAGTCCTCCCTCGAGGAGCCCGATTTTTACAAGACAAAGATCAAACTGTGCATTTTACTCCACGCCTTTAGGATCCGGGCCGTGACCATTGACCGGGTCATGAGCTATTTAAACGCCAGC

例示的なヒト可溶性IL-12(配列番号37)
IWELKKDVYVVELDWYPDAPGEMVVLTCDTPEEDGITWTLDQSSEVLGSGKTLTIQVKEFGDAGQYTCHKGGEVLSHSLLLLHKKEDGIWSTDILKDQKEPKNKTFLRCEAKNYSGRFTCWWLTTISTDLTFSVKSSRGSSDPQGVTCGAATLSAERVRGDNKEYEYSVECQEDSACPAAEESLPIEVMVDAVHKLKYENYTSSFFIRDIIKPDPPKNLQLKPLKNSRQVEVSWEYPDTWSTPHSYFSLTFCVQVQGKSKREKKDRVFTDKTSATVICRKNASISVRAQDRYYSSSWSEWASVPCSGGGGSGGGGSGGGGSRNLPVATPDPGMFPCLHHSQNLLRAVSNMLQKARQTLEFYPCTSEEIDHEDITKDKTSTVEACLPLELTKNESCLNSRETSFITNGSCLASRKTSFMMALCLSSIYEDLKMYQVEFKTMNAKLLMDPKRQIFLDQNMLAVIDELMQALNFNSETVPQKSSLEEPDFYKTKIKLCILLHAFRIRAVTIDRVMSYLNAS

例示的なヒト可溶性IL-12をコードする核酸(配列番号38)
ATTTGGGAACTGAAGAAGGACGTCTACGTGGTCGAACTGGACTGGTATCCCGATGCTCCCGGCGAAATGGTGGTGCTCACTTGTGACACCCCCGAAGAAGACGGCATCACTTGGACCCTCGATCAGAGCAGCGAGGTGCTGGGCTCCGGAAAGACCCTCACAATCCAAGTTAAGGAGTTCGGAGACGCTGGCCAATACACATGCCACAAGGGAGGCGAGGTGCTCAGCCATTCCTTATTATTATTACACAAGAAGGAAGACGGAATCTGGTCCACCGACATTTTAAAAGATCAGAAGGAGCCCAAGAATAAGACCTTTTTAAGGTGTGAGGCCAAAAACTACAGCGGTCGTTTCACTTGTTGGTGGCTGACCACCATTTCCACCGATTTAACCTTCTCCGTGAAAAGCAGCCGGGGAAGCTCCGACCCTCAAGGTGTGACATGTGGAGCCGCTACCCTCAGCGCTGAGAGGGTTCGTGGCGATAACAAGGAATACGAGTACAGCGTGGAGTGCCAAGAAGATAGCGCTTGTCCCGCTGCCGAAGAATCTTTACCCATTGAGGTGATGGTGGACGCCGTGCACAAACTCAAGTACGAGAACTACACCTCCTCCTTCTTTATCCGGGACATCATTAAGCCCGATCCTCCTAAGAATTTACAGCTGAAGCCTCTCAAAAATAGCCGGCAAGTTGAGGTCTCTTGGGAATATCCCGACACTTGGAGCACACCCCACAGCTACTTCTCTTTAACCTTTTGTGTGCAAGTTCAAGGTAAAAGCAAGCGGGAGAAGAAAGACCGGGTGTTTACCGACAAAACCAGCGCCACCGTCATCTGTCGGAAGAACGCCTCCATCAGCGTGAGGGCTCAAGATCGTTATTACTCCAGCAGCTGGTCCGAGTGGGCCAGCGTGCCTTGTTCCGGCGGTGGAGGATCCGGAGGAGGTGGCTCCGGCGGCGGAGGATCTCGTAACCTCCCCGTGGCTACCCCCGATCCCGGAATGTTCCCTTGTTTACACCACAGCCAGAATTTACTGAGGGCCGTGAGCAACATGCTGCAGAAAGCTAGGCAGACTTTAGAATTTTACCCTTGCACCAGCGAGGAGATCGACCATGAAGATATCACCAAGGACAAGACATCCACCGTGGAGGCTTGTTTACCTCTGGAGCTGACAAAGAACGAGTCTTGTCTCAACTCTCGTGAAACCAGCTTCATCACAAATGGCTCTTGTTTAGCTTCCCGGAAGACCTCCTTTATGATGGCTTTATGCCTCAGCTCCATCTACGAGGATTTAAAGATGTACCAAGTGGAGTTCAAGACCATGAACGCCAAGCTGCTCATGGACCCTAAACGGCAGATCTTTTTAGACCAGAACATGCTGGCTGTGATTGATGAGCTGATGCAAGCTTTAAACTTCAACTCCGAGACCGTCCCTCAGAAGTCCTCCCTCGAGGAGCCCGATTTTTACAAGACAAAGATCAAACTGTGCATTTTACTCCACGCCTTTAGGATCCGGGCCGTGACCATTGACCGGGTCATGAGCTATTTAAACGCCAGC

ヒト可溶性IL-15(配列番号39)
Nwvnvisdlkki edliqsmhid atlytesdvh psckvtamkc fllelqvisl esgdasihdt venliilann slssngnvte sgckeceele eknikeflqs fvhivqmfin ts

ヒト可溶性IL-17(配列番号40)
gitiprn pgcpnsedkn fprtvmvnln ihnrntntnp krssdyynrs tspwnlhrne dperypsviw eakcrhlgci nadgnvdyhm nsvpiqqeil vlrrepphcp nsfrlekilv svgctcvtpi vhhva

ヒト可溶性IL-18(配列番号41)
YFGKLESKLSVIRNLNDQVLFIDQGNRPLFEDMTDSDCRDNAPRTIFIISMYKDSQPRGMAVTISVKCEKISTLSCENKIISFKEMNPPDNIKDTKSDIIFFQRSVPGHDNKMQFESSSYEGYFLACEKERDLFKLILKKEDELGDRSIMFTVQNED

ヒト可溶性IL-18をコードする核酸(配列番号42)
TACTTCGGCAAACTGGAATCCAAGCTGAGCGTGATCCGGAATTTAAACGACCAAGTTCTGTTTATCGATCAAGGTAACCGGCCTCTGTTCGAGGACATGACCGACTCCGATTGCCGGGACAATGCCCCCCGGACCATCTTCATTATCTCCATGTACAAGGACAGCCAGCCCCGGGGCATGGCTGTGACAATTAGCGTGAAGTGTGAGAAAATCAGCACTTTATCTTGTGAGAACAAGATCATCTCCTTTAAGGAAATGAACCCCCCCGATAACATCAAGGACACCAAGTCCGATATCATCTTCTTCCAGCGGTCCGTGCCCGGTCACGATAACAAGATGCAGTTCGAATCCTCCTCCTACGAGGGCTACTTTTTAGCTTGTGAAAAGGAGAGGGATTTATTCAAGCTGATCCTCAAGAAGGAGGACGAGCTGGGCGATCGTTCCATCATGTTCACCGTCCAAAACGAGGAT

ヒト可溶性IL-21(配列番号43)
QGQDRHMIRMRQLIDIVDQLKNYVNDLVPEFLPAPEDVETNCEWSAFSCFQKAQLKSANTGNNERIINVSIKKLKRKPPSTNAGRRQKHRLTCPSCDSYEKKPPKEFLERFKSLLQKMIHQHLSSRTHGSEDS

ヒト可溶性IL-21をコードする核酸(配列番号44)
CAGGGCCAGGACAGGCACATGATCCGGATGAGGCAGCTCATCGACATCGTCGACCAGCTGAAGAACTACGTGAACGACCTGGTGCCCGAGTTTCTGCCTGCCCCCGAGGACGTGGAGACCAACTGCGAGTGGTCCGCCTTCTCCTGCTTTCAGAAGGCCCAGCTGAAGTCCGCCAACACCGGCAACAACGAGCGGATCATCAACGTGAGCATCAAGAAGCTGAAGCGGAAGCCTCCCTCCACAAACGCCGGCAGGAGGCAGAAGCACAGGCTGACCTGCCCCAGCTGTGACTCCTACGAGAAGAAGCCCCCCAAGGAGTTCCTGGAGAGGTTCAAGTCCCTGCTGCAGAAGATGATCCATCAGCACCTGTCCTCCAGGACCCACGGCTCCGAGGACTCC

ヒト可溶性PDGF-DD(配列番号45)
rdtsatpqsasi kalrnanlrr desnhltdly rrdetiqvkg ngyvqsprfp nsyprnlllt wrlhsqentr iqlvfdnqfg leeaendicr ydfvevedis etstiirgrw cghkevppri ksrtnqikit fksddyfvak pgfkiyysll edfqpaaase tnwesvtssi sgvsynspsv tdptliadal dkkiaefdtv edllkyfnpe swqedlenmy ldtpryrgrs yhdrkskvdl drlnddakry sctprnysvn ireelklanv vffprcllvq rcggncgcgt vnwrsctcns gktvkkyhev lqfepghikr rgraktmalv diqldhherc dcicssrppr

ヒト可溶性SCF(配列番号46)
egicrnrvtnnvkdv tklvanlpkd ymitlkyvpg mdvlpshcwi semvvqlsds ltdlldkfsn iseglsnysi idklvnivdd lvecvkenss kdlkksfksp eprlftpeef frifnrsida fkdfvvaset sdcvvsstls pekdsrvsvt kpfmlppvaa sslrndssss nrkaknppgd sslhwaamal palfsliigf afgalywkkr qpsltraven iqineednei smlqekeref qev

ヒト可溶性FLT3L(配列番号47)
tqdcsfqhspissd favkirelsd yllqdypvtv asnlqdeelc gglwrlvlaq rwmerlktva gskmqgller vnteihfvtk cafqpppscl rfvqtnisrl lqetseqlva lkpwitrqnf srclelqcqp dsstlpppws prpleatapt apqpplllll llpvglllla aawclhwqrt rrrtprpgeq vppvpspqdl llveh
【0095】
例示的な可溶性細胞表面タンパク質には、可溶性MICA、MICB、およびULP16結合タンパク質(例えば、ULBP1、ULBP2、ULBP3、ULBP4、ULBP5、またはULBP6)が挙げられる。可溶性MICA、MICB、ULBP1、ULBP2、ULBP3、ULBP4、ULBP5、およびULBP6の例示的な配列を以下に列挙する。

ヒト可溶性MICA(配列番号48)
ephslry nltvlswdgs vqsgfltevh ldgqpflrcd rqkcrakpqg qwaedvlgnk twdretrdlt gngkdlrmtl ahikdqkegl hslqeirvce ihednstrss qhfyydgelf lsqnletkew tmpqssraqt lamnvrnflk edamktkthy hamhadclqe lrrylksgvv lrrtvppmvn vtrseasegn itvtcrasgf ypwnitlswr qdgvslshdt qqwgdvlpdg ngtyqtwvat ricqgeeqrf tcymehsgnh sthpvpsgkv lvlqshwqtf hvsavaaaai fviiifyvrc ckkktsaaeg pelvslqvld qhpvgtsdhr datqlgfqpl msdlgstgst ega

ヒト可溶性MICB(配列番号49)
aephslry nlmvlsqdes vqsgflaegh ldgqpflryd rqkrrakpqg qwaedvlgak twdtetedlt engqdlrrtl thikdqkggl hslqeirvce ihedsstrgs rhfyydgelf lsqnletqes tvpqssraqt lamnvtnfwk edamktkthy ramqadclqk lqrylksgva irrtvppmvn vtcsevsegn itvtcrassf yprnitltwr qdgvslshnt qqwgdvlpdg ngtyqtwvat rirqgeeqrf tcymehsgnh gthpvpsgkv lvlqsqrtdf pyvsaampcf viiiilcvpc ckkktsaaeg pelvslqvld qhpvgtgdhr daaqlgfqpl msatgstgst ega

ヒト可溶性ULBP1(配列番号50)
wvdthclcydfiit pksrpepqwc evqglvderp flhydcvnhk akafaslgkk vnvtktweeq tetlrdvvdf lkgqlldiqv enlipieplt lqarmscehe ahghgrgswq flfngqkfll fdsnnrkwta lhpgakkmte kweknrdvtm ffqkislgdc kmwleeflmy weqmldptkp pslapg

ヒト可溶性ULBP2(配列番号51)
gradphslcyditvi pkfrpgprwc avqgqvdekt flhydcgnkt vtpvsplgkk lnvttawkaq npvlrevvdi lteqlrdiql enytpkeplt lqarmsceqk aeghssgswq fsfdgqifll fdsekrmwtt vhpgarkmke kwendkvvam sfhyfsmgdc igwledflmg mdstlepsag aplams

ヒト可溶性ULBP3(配列番号52)
dahslwynfti ihlprhgqqw cevqsqvdqk nflsydcgsd kvlsmghlee qlyatdawgk qlemlrevgq rlrleladte ledftpsgpl tlqvrmscec eadgyirgsw qfsfdgrkfl lfdsnnrkwt vvhagarrmk ekwekdsglt tffkmvsmrd ckswlrdflm hrkkrlepta pptmapg

ヒト可溶性ULBP4(配列番号53)
hslcfnftik slsrpgqpwc eaqvflnknl flqynsdnnm vkplgllgkk vyatstwgel tqtlgevgrd lrmllcdikp qiktsdpstl qvemfcqrea erctgaswqf atngeksllf damnmtwtvi nheaskiket wkkdrgleky frklskgdcd hwlreflghw eampeptvsp vnasdihwss sslpdrwiil gafillvlmg ivlicvwwqn gewqaglwpl rts

ヒト可溶性ULBP5(配列番号54)
gladp hslcyditvi pkfrpgprwc avqgqvdekt flhydcgskt vtpvsplgkk lnvttawkaq npvlrevvdi lteqlldiql enyipkeplt lqarmsceqk aeghgsgswq lsfdgqifll fdsenrmwtt vhpgarkmke kwendkdmtm sfhyismgdc tgwledflmg mdstlepsag apptmssg

ヒト可溶性ULBP6(配列番号55)
rrddp hslcyditvi pkfrpgprwc avqgqvdekt flhydcgnkt vtpvsplgkk lnvtmawkaq npvlrevvdi lteqlldiql enytpkeplt lqarmsceqk aeghssgswq fsidgqtfll fdsekrmwtt vhpgarkmke kwendkdvam sfhyismgdc igwledflmg mdstlepsag aplamssg
【0096】
いくつかの実施形態では、可溶性IL-12タンパク質は、配列番号33と少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である第1の配列、および配列番号35と少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である第2の配列を含み得る。いくつかの実施形態では、可溶性IL-12は、第1の配列と第2の配列との間にリンカー配列(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的なリンカー配列のうちのいずれか)をさらに含み得る。
【0097】
いくつかの実施形態では、可溶性IL-12タンパク質は、配列番号34と少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である第1の配列をコードする第1の核酸、および配列番号36と少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である第2の配列をコードする第2の核酸配列によってコードされる。いくつかの実施形態では、可溶性IL-12タンパク質をコードする核酸は、第1の核酸と第2の核酸との間にリンカー配列(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的なリンカー配列のうちのいずれか)をさらに含む。
【0098】
いくつかの実施形態では、可溶性IL-12タンパク質は、配列番号37と少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含む。いくつかの実施形態では、可溶性IL-12タンパク質は、配列番号38と少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含む核酸によってコードされる。
【0099】
いくつかの実施形態では、可溶性IL-18タンパク質は、配列番号41と少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含み得る。いくつかの実施形態では、可溶性IL-18タンパク質は、配列番号42と少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含む核酸によってコードされる。
【0100】
いくつかの実施形態では、可溶性IL-21タンパク質は、配列番号43と少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含み得る。いくつかの実施形態では、可溶性IL-21タンパク質は、配列番号44と少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含む核酸によってコードされる。
【0101】
可溶性インターロイキンタンパク質および可溶性サイトカインタンパク質の追加の例は、当該技術分野で既知である。
【0102】
可溶性受容体
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインの一方または両方は、可溶性インターロイキン受容体、可溶性サイトカイン受容体、または可溶性細胞表面受容体である。いくつかの実施形態では、可溶性受容体は、可溶性TGF-β受容体II(TGF-βRII)(例えば、Yung et al.,Am.J.Resp.Crit.Care Med.194(9):1140-1151, 2016に記載のものを参照)、可溶性TGF-βRIII(例えば、Heng et al.,Placenta 57:320,2017に記載のものを参照)、または可溶性NKG2D(例えば、Cosman et al.,Immunity 14(2):123-133,2001、Costa et al.,Front.Immunol.,Vol.9,Article 1150,May 29,2018;doi:10.3389/fimmu.2018.01150を参照)である。いくつかの実施形態では、可溶性細胞表面受容体は、可溶性NKp30(例えば、Costa et al.,Front.Immunol.,Vol.9,Article 1150,May 29,2018;doi:10.3389/fimmu.2018.01150を参照)、可溶性NKp44(例えば、Costa et al.,Front.Immunol.,Vol.9,Article 1150,May 29,2018;doi:10.3389/fimmu.2018.01150に記載のものを参照)、可溶性NKp46(例えば、Mandelboim et al.,Nature 409:1055-1060,2001、Costa et al.,Front.Immunol.,Vol.9,Article 1150,May 29,2018;doi:10.3389/fimmu.2018.01150を参照)、可溶性DNAM1(例えば、Costa et al.,Front.Immunol.,Vol.9,Article 1150,May 29,2018;doi:10.3389/fimmu.2018.01150に記載のものを参照)、scMHCI(例えば、Washburn et al.,PLoS One 6(3):e18439,2011に記載のものを参照)、scMHCII(例えば、Bishwajit et al.,Cellular Immunol.170(1):25-33,1996に記載のものを参照)、scTCR(例えば、Weber et al.,Nature 356(6372):793-796,1992に記載のものを参照)、可溶性CD155(例えば、Tahara-Hanaoka et al.,Int.Immunol.16(4):533-538,2004に記載のものを参照)、または可溶性CD28(例えば、Hebbar et al.,Clin.Exp.Immunol.136:388-392,2004を参照)である。
【0103】
いくつかの実施形態では、可溶性TGFβRII受容体は、IPPHVQKSVNNDMIVTDNNGAVKFPQLCKFCDVRFSTCDNQKSCMSNCSITSICEKPQEVCVAVWRKNDENITLETVCHDPKLPYHDFILEDAASPKCIMKEKKKPGETFFMCSCSSDECNDNIIFSEEYNTSNPD(配列番号56)と少なくとも70%同一、(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である第1の配列、およびIPPHVQKSVNNDMIVTDNNGAVKFPQLCKFCDVRFSTCDNQKSCMSNCSITSICEKPQEVCVAVWRKNDENITLETVCHDPKLPYHDFILEDAASPKCIMKEKKKPGETFFMCSCSSDECNDNIIFSEEYNTSNPD(配列番号56)と少なくとも70%同一、(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である第2の配列を含み得る。いくつかの実施形態では、可溶性TGFβRII受容体は、第1の配列と第2の配列との間にリンカー配列(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的なリンカー配列のうちのいずれか)をさらに含み得る。
【0104】
いくつかの実施形態では、可溶性TGFβRII受容体は、ATCCCCCCCCATGTGCAAAAGAGCGTGAACAACGATATGATCGTGACCGACAACAACGGCGCCGTGAAGTTTCCCCAGCTCTGCAAGTTCTGCGATGTCAGGTTCAGCACCTGCGATAATCAGAAGTCCTGCATGTCCAACTGCACGATCACCTCCATCTGCGAGAAGCCCCAAGAAGTGTGCGTGGCCGTGTGGCGGAAAAATGACGAGAACATCACCCTGGAGACCGTGTGTCACGACCCCAAGCTCCCTTATCACGACTTCATTCTGGAGGACGCTGCCTCCCCCAAATGCATCATGAAGGAGAAGAAGAAGCCCGGAGAGACCTTCTTTATGTGTTCCTGTAGCAGCGACGAGTGTAACGACAACATCATCTTCAGCGAAGAGTACAACACCAGCAACCCTGAT(配列番号57)と少なくとも70%同一、(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である第1の配列をコードする第1の核酸配列、およびATCCCCCCCCATGTGCAAAAGAGCGTGAACAACGATATGATCGTGACCGACAACAACGGCGCCGTGAAGTTTCCCCAGCTCTGCAAGTTCTGCGATGTCAGGTTCAGCACCTGCGATAATCAGAAGTCCTGCATGTCCAACTGCACGATCACCTCCATCTGCGAGAAGCCCCAAGAAGTGTGCGTGGCCGTGTGGCGGAAAAATGACGAGAACATCACCCTGGAGACCGTGTGTCACGACCCCAAGCTCCCTTATCACGACTTCATTCTGGAGGACGCTGCCTCCCCCAAATGCATCATGAAGGAGAAGAAGAAGCCCGGAGAGACCTTCTTTATGTGTTCCTGTAGCAGCGACGAGTGTAACGACAACATCATCTTCAGCGAAGAGTACAACACCAGCAACCCTGAT(配列番号57)と少なくとも70%同一、(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である第2の配列をコードする第2の核酸配列によってコードされる。いくつかの実施形態では、可溶性TGFβRII受容体をコードする核酸は、第1の核酸と第2の核酸との間にリンカー配列(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的なリンカー配列のうちのいずれか)をさらに含む。
【0105】
いくつかの実施形態では、可溶性TGFβRII受容体は、IPPHVQKSVNNDMIVTDNNGAVKFPQLCKFCDVRFSTCDNQKSCMSNCSITSICEKPQEVCVAVWRKNDENITLETVCHDPKLPYHDFILEDAASPKCIMKEKKKPGETFFMCSCSSDECNDNIIFSEEYNTSNPDGGGGSGGGGSGGGGSIPPHVQKSVNNDMIVTDNNGAVKFPQLCKFCDVRFSTCDNQKSCMSNCSITSICEKPQEVCVAVWRKNDENITLETVCHDPKLPYHDFILEDAASPKCIMKEKKKPGETFFMCSCSSDECNDNIIFSEEYNTSNPD(配列番号60)と少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含む。いくつかの実施形態では、可溶性TGFβRII受容体は、ATCCCCCCCCATGTGCAAAAGAGCGTGAACAACGATATGATCGTGACCGACAACAACGGCGCCGTGAAGTTTCCCCAGCTCTGCAAGTTCTGCGATGTCAGGTTCAGCACCTGCGATAATCAGAAGTCCTGCATGTCCAACTGCACGATCACCTCCATCTGCGAGAAGCCCCAAGAAGTGTGCGTGGCCGTGTGGCGGAAAAATGACGAGAACATCACCCTGGAGACCGTGTGTCACGACCCCAAGCTCCCTTATCACGACTTCATTCTGGAGGACGCTGCCTCCCCCAAATGCATCATGAAGGAGAAGAAGAAGCCCGGAGAGACCTTCTTTATGTGTTCCTGTAGCAGCGACGAGTGTAACGACAACATCATCTTCAGCGAAGAGTACAACACCAGCAACCCTGATGGAGGTGGCGGATCCGGAGGTGGAGGTTCTGGTGGAGGTGGGAGTATTCCTCCCCACGTGCAGAAGAGCGTGAATAATGACATGATCGTGACCGATAACAATGGCGCCGTGAAATTTCCCCAGCTGTGCAAATTCTGCGATGTGAGGTTTTCCACCTGCGACAACCAGAAGTCCTGTATGAGCAACTGCACAATCACCTCCATCTGTGAGAAGCCTCAGGAGGTGTGCGTGGCTGTCTGGCGGAAGAATGACGAGAATATCACCCTGGAAACCGTCTGCCACGATCCCAAGCTGCCCTACCACGATTTCATCCTGGAAGACGCCGCCAGCCCTAAGTGCATCATGAAAGAGAAAAAGAAGCCTGGCGAGACCTTTTTCATGTGCTCCTGCAGCAGCGACGAATGCAACGACAATATCATCTTTAGCGAGGAATACAATACCAGCAACCCCGAC(配列番号61)と少なくとも70%同一(例えば、少なくとも75%同一、少なくとも80%同一、少なくとも85%同一、少なくとも90%同一、少なくとも95%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含む核酸によってコードされる。
【0106】
可溶性インターロイキン受容体および可溶性サイトカイン受容体の追加の例は、当該技術分野で既知である。
【0107】
追加の抗原結合ドメイン
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態は、そのNおよび/またはC末端に1つ以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、または10)の追加の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)をさらに含み得る。
【0108】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、N末端に1つ以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、または10)の追加の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)を含み得る。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドのN末端の1つ以上の追加の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)のうちの1つは、第1の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、第2の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、または可溶性組織因子ドメイン(例えば、本明細書に記載の例示的な可溶性組織因子ドメインのうちのいずれか)に直接隣接し得る。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、単鎖キメラポリペプチドのN末端の少なくとも1つの追加の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)のうちの1つと、第1の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、第2の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、または可溶性組織因子ドメイン(例えば、本明細書に記載の例示的な可溶性組織因子ドメインのうちのいずれか)との間に、リンカー配列(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的なリンカー配列のうちのいずれか)をさらに含む。
【0109】
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、そのC末端に1つ以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、または10)の追加の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)を含む。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドのC末端の1つ以上の追加の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)のうちの1つは、第1の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、第2の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、または可溶性組織因子ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な可溶性組織因子ドメインのうちのいずれか)に直接隣接している。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、単鎖キメラポリペプチドのC末端の少なくとも1つの追加の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)のうちの1つと、第1の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、第2の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、または可溶性組織因子ドメイン(例えば、本明細書に記載の例示的な可溶性組織因子ドメインのうちのいずれか)との間に、リンカー配列(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的なリンカー配列のうちのいずれか)をさらに含む。
【0110】
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、そのN末端およびそのC末端に1つ以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、または10)の追加の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)を含む。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドのN末端の1つ以上の追加の抗原結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)のうちの1つは、第1の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、第2の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、または可溶性組織因子ドメイン(例えば、本明細書に記載の例示的な可溶性組織因子ドメインのうちのいずれか)に直接隣接している。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、N末端の1つ以上の追加の抗原結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)のうちの1つと、第1の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、第2の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、または可溶性組織因子ドメイン(例えば、例示的な可溶性組織因子ドメインのうちのいずれか)との間に、リンカー配列(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的なリンカー配列のうちのいずれか)をさらに含む。いくつかの実施形態では、C末端の1つ以上の追加の抗原結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)のうちの1つは、第1の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、第2の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、または可溶性組織因子ドメイン(例えば、例示的な可溶性組織因子ドメインのうちのいずれか)に直接隣接している。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、C末端の1つ以上の追加の抗原結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)のうちの1つと、第1の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、第2の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、または可溶性組織因子ドメイン(例えば、本明細書に記載の例示的な可溶性組織因子ドメインのうちのいずれか)との間に、リンカー配列(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的なリンカー配列のうちのいずれか)をさらに含む。
【0111】
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、第2の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、および1つ以上の追加の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)のうちの2つ以上(例えば、3、4、5、6、7、8、9、または10)は、同じ抗原に特異的に結合する。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、第2の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、および1つ以上の追加の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)のうちの2つ以上(例えば、3、4、5、6、7、8、9、または10)は、同じエピトープに特異的に結合する。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、第2の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、および1つ以上の追加の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)のうちの2つ以上(例えば、3、4、5、6、7、8、9、または10)は、同じアミノ酸配列を含む。
【0112】
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、第2の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、および1つ以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、または10)の追加の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)は、各々、同じ抗原に特異的に結合する。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、第2の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、および1つ以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、または10)の追加の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)は、各々、同じエピトープに特異的に結合する。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、または10)の追加の標的結合ドメインは、各々、同じアミノ酸配列を含む。
【0113】
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、第2の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、および1つ以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、または10)の追加の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)は、異なる抗原に特異的に結合する。
【0114】
単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の標的結合ドメインのうちの1つ以上は、抗原結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)である。本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の追加の標的結合ドメインは、各々、抗原結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)である。いくつかの実施形態では、抗原結合ドメインは、scFvまたは単一ドメイン抗体を含み得る。
【0115】
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、第2の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、および1つ以上の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)のうちの1つ以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、または10)は、CD16a、CD28、CD3、CD33、CD20、CD19、CD22、CD123、IL-1R、IL-1、VEGF、IL-6R、IL-4、IL-10、PDL-1、TIGIT、PD-1、TIM3、CTLA4、MICA、MICB、IL-6、IL-8、TNFα、CD26a、CD36、ULBP2、CD30、CD200、IGF-1R、MUC4AC、MUC5AC、Trop-2、CMET、EGFR、HER1、HER2、HER3、PSMA、CEA、B7H3、EPCAM、BCMA、P-カドヘリン、CEACAM5、UL16結合タンパク質、HLA-DR、DLL4、TYRO3、AXL、MER、CD122、CD155、PDGF-DD、TGF-β受容体II(TGF-βRII)リガンド、TGF-βRIIIリガンド、DNAM1リガンド、NKp46リガンド、NKp44リガンド、NKG2Dリガンド、NKp30リガンド、scMHCIリガンド、scMHCIIリガンド、scTCRリガンド、IL-1受容体、IL-2受容体、IL-3受容体、IL-7受容体、IL-8受容体、IL-10受容体、IL-12受容体、IL-15受容体、IL-17受容体、IL-18受容体、IL-21受容体、PDGF-DD受容体、幹細胞因子(SCF)受容体、幹細胞様チロシンキナーゼ3リガンド(FLT3L)受容体、MICA受容体、MICB受容体、ULP16結合タンパク質受容体、CD155受容体、CD122受容体、およびCD28受容体からなる群から選択される標的に特異的に結合する。
【0116】
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、第2の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、および1つ以上の追加の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)のうちの1つ以上は、可溶性インターロイキン、可溶性サイトカインタンパク質、または可溶性細胞表面タンパク質である。可溶性インターロイキンタンパク質および可溶性サイトカインタンパク質の非限定的な例には、IL-1、IL-2、IL-3、IL-7、IL-8、IL-10、IL-12、IL-15、IL-17、IL-18、IL-21、PDGF-DD、SCF、およびFLT3Lが挙げられる。可溶性細胞表面タンパク質の非限定的な例には、MICA、MICB、およびULP16結合タンパク質が挙げられる。
【0117】
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、第2の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)、および1つ以上の追加の標的結合ドメイン(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な標的結合ドメインのうちのいずれか)のうちの1つ以上は、可溶性インターロイキン受容体、可溶性サイトカイン受容体、または可溶性細胞表面受容体である。可溶性インターロイキン受容体および可溶性サイトカイン受容体の非限定的な例には、可溶性TGF-β受容体II(TGF-βRII)および可溶性TGF-βRIIIが挙げられる。可溶性細胞表面受容体の非限定的な例には、可溶性NKG2D、可溶性NK30、可溶性NKp44、可溶性NKp46、可溶性DNAM1、scMHCI、scMHCII、scTCR、可溶性CD155、可溶性CD122、可溶性CD3、および可溶性CD28が挙げられる。
【0118】
シグナル配列
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、そのN末端にシグナル配列を含む。当業者に理解されるように、シグナル配列は、タンパク質を分泌経路に指向するいくつかの内因的に産生されたタンパク質のN末端に存在するアミノ酸配列である(例えば、タンパク質は、ある特定の細胞内オルガネラに存在するか、細胞膜に存在するか、または細胞から分泌されるように指示される)。シグナル配列は不均一であり、それらの一次アミノ酸配列が大きく異なる。しかしながら、シグナル配列は、典型的には、16~30アミノ酸長であり、親水性の通常は正に帯電したN末端領域、中央の疎水性ドメイン、およびシグナルペプチダーゼの切断部位を含有するC末端領域を含む。
【0119】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、アミノ酸配列MKWVTFISLLFLFSSAYS(配列番号62)を有するシグナル配列を含む。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、核酸配列ATGAAATGGGTGACCTTTATTTCTTTACTGTTCCTCTTTAGCAGCGCCTACTCC(配列番号63)、ATGAAGTGGGTCACATTTATCTCTTTACTGTTCCTCTTCTCCAGCGCCTACAGC(配列番号64)、またはATGAAATGGGTGACCTTTATTTCTTTACTGTTCCTCTTTAGCAGCGCCTACTCC(配列番号65)によってコードされるシグナル配列を含む。
【0120】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、アミノ酸配列MKCLLYLAFLFLGVNC(配列番号66)を有するシグナル配列を含む。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、アミノ酸配列MGQIVTMFEALPHIIDEVINIVIIVLIIITSIKAVYNFATCGILALVSFLFLAGRSCG(配列番号67)を有するシグナル配列を含む。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、アミノ酸配列MPNHQSGSPTGSSDLLLSGKKQRPHLALRRKRRREMRKINRKVRRMNLAPIKEKTAWQHLQALISEAEEVLKTSQTPQNSLTLFLALLSVLGPPVTG(配列番号68)を有するシグナル配列を含む。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、アミノ酸配列MDSKGSSQKGSRLLLLLVVSNLLLCQGVVS(配列番号69)を有するシグナル配列を含む。当業者であれば、単鎖キメラポリペプチドにおいて使用するための他の適切なシグナル配列を認識しているであろう。
【0121】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、約10~100アミノ酸長であるシグナル配列を含む。例えば、シグナル配列は、約10~100アミノ酸長、約15~100アミノ酸長、約20~100アミノ酸長、約25~100アミノ酸長、約30~100アミノ酸長、約35~100アミノ酸長、約40~100アミノ酸長、約45~100アミノ酸長、約50~100アミノ酸長、約55~100アミノ酸長、約60~100アミノ酸長、約65~100アミノ酸長、約70~100アミノ酸長、約75~100アミノ酸長、約80~100アミノ酸長、約85~100アミノ酸長、約90~100アミノ酸長、約95~100アミノ酸長、約10~95アミノ酸長、約10~90アミノ酸長、約10~85アミノ酸長、約10~80アミノ酸長、約10~75アミノ酸長、約10~70アミノ酸長、約10~65アミノ酸長、約10~60アミノ酸長、約10~55アミノ酸長、約10~50アミノ酸長、約10~45アミノ酸長、約10~40アミノ酸長、約10~35アミノ酸長、約10~30アミノ酸長、約10~25アミノ酸長、約10~20アミノ酸長、約10~15アミノ酸長、約20~30アミノ酸長、約30~40アミノ酸長、約40~50アミノ酸長、約50~60アミノ酸長、約60~70アミノ酸長、約70~80アミノ酸長、約80~90アミノ酸長、約90~100アミノ酸長、約20~90アミノ酸長、約30~80アミノ酸長、約40~70アミノ酸長、約50~60アミノ酸長、またはそれらの間の任意の範囲であり得る。いくつかの実施形態では、シグナル配列は、約10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、または100アミノ酸長である。
【0122】
いくつかの実施形態では、本明細書に開示されるシグナル配列のうちのいずれかは、シグナル配列の機能が損なわれないままである限り、そのN末端および/またはC末端に1つ以上の追加のアミノ酸(例えば、1、2、3、5、6、7、8、9、10、またはそれ以上のアミノ酸)を含み得る。例えば、アミノ酸配列MKWVTFISLLFLFSSAYS(配列番号62)を有するシグナル配列は、単鎖キメラポリペプチドを分泌経路に指向する能力を依然として保持しながら、N末端またはC末端に1つ以上の追加のアミノ酸を含み得る。
【0123】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、単鎖キメラポリペプチドを細胞外空間に指向するシグナル配列を含む。そのような実施形態は、単離および/または精製が比較的容易な単鎖キメラポリペプチドの産生において有用である。
【0124】
ペプチドタグ
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、(例えば、単鎖キメラポリペプチドのN末端またはC末端に)ペプチドタグを含む。いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、2つ以上のペプチドタグを含む。
【0125】
単鎖キメラポリペプチドに含まれ得る例示的なペプチドタグには、AviTag(GLNDIFEAQKIEWHE、配列番号70)、カルモジュリンタグ(KRRWKKNFIAVSAANRFKKISSSGAL、配列番号71)、ポリグルタミン酸タグ(EEEEEE、配列番号72)、Eタグ(GAPVPYPDPLEPR、配列番号73)、FLAGタグ(DYKDDDDK、配列番号74)、HAタグ、血球凝集素由来のペプチド(YPYDVPDYA、配列番号75)、hisタグ(HHHHH(配列番号76)、HHHHHH(配列番号77)、HHHHHHH(配列番号78)、HHHHHHHH(配列番号79)、HHHHHHHHH(配列番号80)、またはHHHHHHHHHH(配列番号81)、mycタグ(EQKLISEEDL、配列番号82)、NEタグ(TKENPRSNQEESYDDNES、配列番号83)、Sタグ(KETAAAKFERQHMDS、配列番号84)、SBPタグ(MDEKTTGWRGGHVVEGLAGELEQLRARLEHHPQGQREP、配列番号85)、Softag 1(SLAELLNAGLGGS、配列番号86)、Softag 3(TQDPSRVG、配列番号87)、Spotタグ(PDRVRAVSHWSS、配列番号88)、Strepタグ(WSHPQFEK、配列番号89)、TCタグ(CCPGCC、配列番号90)、Tyタグ(EVHTNQDPLD、配列番号91)、V5タグ(GKPIPNPLLGLDST、配列番号92)、VSVタグ(YTDIEMNRLGK、配列番号93)、およびXpressタグ(DLYDDDDK、配列番号94)が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、組織因子タンパク質は、ペプチドタグである。
【0126】
単鎖キメラポリペプチドに含まれ得るペプチドタグは、単鎖キメラポリペプチドに関連する様々な用途のうちのいずれかに使用され得る。例えば、ペプチドタグは、単鎖キメラポリペプチドの精製に使用され得る。1つの非限定的な例として、単鎖キメラポリペプチドはmycタグを含み得、mycタグ(複数可)を認識する抗体を使用して精製され得る。mycタグを認識する抗体の1つの非限定的な例は、非営利Developmental Studies Hybridoma Bankから入手可能な9E10である。別の非限定的な例として、単鎖キメラポリペプチドは、ヒスチジンタグを含み得、ニッケルまたはコバルトキレートを使用して精製され得る。当業者であれば、それらのタグに結合する単鎖キメラポリペプチドの精製に使用するための他の好適なタグおよび薬剤を認識しているであろう。いくつかの実施形態では、ペプチドタグは、精製後に単鎖キメラポリペプチドから除去される。いくつかの実施形態では、ペプチドタグは、精製後に単鎖キメラポリペプチドから除去されない。
【0127】
単鎖キメラポリペプチドに含まれ得るペプチドタグは、例えば、単鎖キメラポリペプチドの免疫沈殿、単鎖キメラポリペプチドの撮像(例えば、ウエスタンブロッティング、ELISA、フローサイトメトリー、および/または免疫細胞化学による)、および/または単鎖キメラポリペプチドの可溶化に使用され得る。
【0128】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、約10~100アミノ酸長であるペプチドタグを含む。例えば、ペプチドタグは、約10~100アミノ酸長、約15~100アミノ酸長、約20~100アミノ酸長、約25~100アミノ酸長、約30~100アミノ酸長、約35~100アミノ酸長、約40~100アミノ酸長、約45~100アミノ酸長、約50~100アミノ酸長、約55~100アミノ酸長、約60~100アミノ酸長、約65~100アミノ酸長、約70~100アミノ酸長、約75~100アミノ酸長、約80~100アミノ酸長、約85~100アミノ酸長、約90~100アミノ酸長、約95~100アミノ酸長、約10~95アミノ酸長、約10~90アミノ酸長、約10~85アミノ酸長、約10~80アミノ酸長、約10~75アミノ酸長、約10~70アミノ酸長、約10~65アミノ酸長、約10~60アミノ酸長、約10~55アミノ酸長、約10~50アミノ酸長、約10~45アミノ酸長、約10~40アミノ酸長、約10~35アミノ酸長、約10~30アミノ酸長、約10~25アミノ酸長、約10~20アミノ酸長、約10~15アミノ酸長、約20~30アミノ酸長、約30~40アミノ酸長、約40~50アミノ酸長、約50~60アミノ酸長、約60~70アミノ酸長、約70~80アミノ酸長、約80~90アミノ酸長、約90~100アミノ酸長、約20~90アミノ酸長、約30~80アミノ酸長、約40~70アミノ酸長、約50~60アミノ酸長、またはそれらの間の任意の範囲であり得る。いくつかの実施形態では、ペプチドタグは、約10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、または100アミノ酸長である。
【0129】
単鎖キメラポリペプチドに含まれるペプチドタグは、任意の好適な長さのものであり得る。例えば、ペプチドタグは、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、またはそれ以上のアミノ酸長であり得る。単鎖キメラポリペプチドが2つ以上のペプチドタグを含む実施形態では、2つ以上のペプチドタグは、同じ長さまたは異なる長さのものであり得る。いくつかの実施形態では、本明細書に開示されるペプチドタグのうちのいずれかは、ペプチドタグの機能が損なわれないままである限り、N末端および/またはC末端に1つ以上の追加のアミノ酸(例えば、1、2、3、5、6、7、8、9、10、またはそれ以上のアミノ酸)を含み得る。例えば、アミノ酸配列EQKLISEEDL(配列番号82)を有するmycタグは、抗体(例えば、9E10)によって結合される能力を依然として保持しながら、(例えば、ペプチドタグのN末端および/またはC末端に)1つ以上の追加のアミノ酸を含み得る。
【0130】
単鎖キメラポリペプチドの例示的な実施形態-タイプA
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインおよび/または第2の標的結合ドメインは、独立して、CD3(例えば、ヒトCD3)またはCD28(例えば、ヒトCD28)に特異的に結合することができる。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインはCD3(例えば、ヒトCD3)に特異的に結合し、第2の標的結合ドメインはCD28(例えば、ヒトCD28)に特異的に結合する。いくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインはCD28(例えば、ヒトCD28)に特異的に結合し、第2の標的結合ドメインはCD3(例えば、ヒトCD3)に特異的に結合する。
【0131】
これらの単鎖キメラポリペプチドのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインと可溶性組織因子ドメインは、互いに直接隣接している。これらの単鎖キメラポリペプチドのいくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、第1の標的結合ドメインと可溶性組織因子ドメインとの間にリンカー配列(例えば、本明細書に記載の例示的なリンカーのうちのいずれか)をさらに含む。
【0132】
これらの単鎖キメラポリペプチドのいくつかの実施形態では、可溶性組織因子ドメインと第2の標的結合ドメインは、互いに直接隣接している。これらの単鎖キメラポリペプチドのいくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、可溶性組織因子ドメインと第2の標的結合ドメインとの間にリンカー配列(例えば、本明細書に記載の例示的なリンカーのうちのいずれか)をさらに含む。
【0133】
これらの単鎖キメラポリペプチドのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインの一方または両方は、抗原結合ドメインである。これらの単鎖キメラポリペプチドのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインは、各々、抗原結合ドメイン(例えば、本明細書に記載の例示的な抗原結合ドメインのうちのいずれか)である。これらの単鎖キメラポリペプチドのいくつかの実施形態では、抗原結合ドメインは、scFvまたは単一ドメイン抗体を含む。
【0134】
CD3に特異的に結合するscFvの非限定的な例には、
QIVLTQSPAIMSASPGEKVTMTCSASSSVSYMNWYQQKSGTSPKRWIYDTSKLASGVPAHFRGSGSGTSYSLTISGMEAEDAATYYCQQWSSNPFTFGSGTKLEINRGGGGSGGGGSGGGGSQVQLQQSGAELARPGASVKMSCKASGYTFTRYTMHWVKQRPGQGLEWIGYINPSRGYTNYNQKFKDKATLTTDKSSSTAYMQLSSLTSEDSAVYYCARYYDDHYCLDYWGQGTTLTVSS(配列番号20)と少なくとも80%同一(例えば、少なくとも82%同一、少なくとも84%同一、少なくとも86%同一、少なくとも88%同一、少なくとも90%同一、少なくとも92%同一、少なくとも94%同一、少なくとも96%同一、少なくとも98%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列が含まれ得る。
【0135】
いくつかの実施形態では、CD3に特異的に結合するscFvは、
CAGATCGTGCTGACCCAAAGCCCCGCCATCATGAGCGCTAGCCCCGGTGAGAAGGTGACCATGACATGCTCCGCTTCCAGCTCCGTGTCCTACATGAACTGGTATCAGCAGAAAAGCGGAACCAGCCCCAAAAGGTGGATCTACGACACCAGCAAGCTGGCCTCCGGAGTGCCCGCTCATTTCCGGGGCTCTGGATCCGGCACCAGCTACTCTTTAACCATTTCCGGCATGGAAGCTGAAGACGCTGCCACCTACTATTGCCAGCAATGGAGCAGCAACCCCTTCACATTCGGATCTGGCACCAAGCTCGAAATCAATCGTGGAGGAGGTGGCAGCGGCGGCGGTGGATCCGGCGGAGGAGGAAGCCAAGTTCAACTCCAGCAGAGCGGCGCTGAACTGGCCCGGCCCGGCGCCTCCGTCAAGATGAGCTGCAAGGCTTCCGGCTATACATTTACTCGTTACACAATGCATTGGGTCAAGCAGAGGCCCGGTCAAGGTTTAGAGTGGATCGGATATATCAACCCTTCCCGGGGCTACACCAACTATAACCAAAAGTTCAAGGATAAAGCCACTTTAACCACTGACAAGAGCTCCTCCACCGCCTACATGCAGCTGTCCTCTTTAACCAGCGAGGACTCCGCTGTTTACTACTGCGCTAGGTATTACGACGACCACTACTGTTTAGACTATTGGGGACAAGGTACCACTTTAACCGTCAGCAGC(配列番号99)と少なくとも80%同一(例えば、少なくとも82%同一、少なくとも84%同一、少なくとも86%同一、少なくとも88%同一、少なくとも90%同一、少なくとも92%同一、少なくとも94%同一、少なくとも96%同一、少なくとも98%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列によってコードされ得る。
【0136】
CD28に特異的に結合するscFvの非限定的な例には、
VQLQQSGPELVKPGASVKMSCKASGYTFTSYVIQWVKQKPGQGLEWIGSINPYNDYTKYNEKFKGKATLTSDKSSITAYMEFSSLTSEDSALYYCARWGDGNYWGRGTTLTVSSGGGGSGGGGSGGGGSDIEMTQSPAIMSASLGERVTMTCTASSSVSSSYFHWYQQKPGSSPKLCIYSTSNLASGVPPRFSGSGSTSYSLTISSMEAEDAATYFCHQYHRSPTFGGGTKLETKR(配列番号26)と少なくとも80%同一(例えば、少なくとも82%同一、少なくとも84%同一、少なくとも86%同一、少なくとも88%同一、少なくとも90%同一、少なくとも92%同一、少なくとも94%同一、少なくとも96%同一、少なくとも98%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列が含まれ得る。
【0137】
いくつかの実施形態では、CD28に特異的に結合するscFvは、
GTCCAGCTGCAGCAGAGCGGACCCGAACTCGTGAAACCCGGTGCTTCCGTGAAAATGTCTTGTAAGGCCAGCGGATACACCTTCACCTCCTATGTGATCCAGTGGGTCAAACAGAAGCCCGGACAAGGTCTCGAGTGGATCGGCAGCATCAACCCTTACAACGACTATACCAAATACAACGAGAAGTTTAAGGGAAAGGCTACTTTAACCTCCGACAAAAGCTCCATCACAGCCTACATGGAGTTCAGCTCTTTAACATCCGAGGACAGCGCTCTGTACTATTGCGCCCGGTGGGGCGACGGCAATTACTGGGGACGGGGCACAACACTGACCGTGAGCAGCGGAGGCGGAGGCTCCGGCGGAGGCGGATCTGGCGGTGGCGGCTCCGACATCGAGATGACCCAGTCCCCCGCTATCATGTCCGCCTCTTTAGGCGAGCGGGTCACAATGACTTGTACAGCCTCCTCCAGCGTCTCCTCCTCCTACTTCCATTGGTACCAACAGAAACCCGGAAGCTCCCCTAAACTGTGCATCTACAGCACCAGCAATCTCGCCAGCGGCGTGCCCCCTAGGTTTTCCGGAAGCGGAAGCACCAGCTACTCTTTAACCATCTCCTCCATGGAGGCTGAGGATGCCGCCACCTACTTTTGTCACCAGTACCACCGGTCCCCCACCTTCGGAGGCGGCACCAAACTGGAGACAAAGAGG(配列番号101)と少なくとも80%同一(例えば、少なくとも82%同一、少なくとも84%同一、少なくとも86%同一、少なくとも88%同一、少なくとも90%同一、少なくとも92%同一、少なくとも94%同一、少なくとも96%同一、少なくとも98%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列によってコードされ得る。
【0138】
これらの単鎖キメラポリペプチドのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインおよび/または第2の標的結合ドメインは、可溶性受容体(例えば、可溶性CD28受容体または可溶性CD3受容体)である。これらの単鎖キメラポリペプチドのいくつかの実施形態では、可溶性組織因子ドメインは、本明細書に記載の例示的な可溶性組織因子ドメインのうちのいずれかであり得る。
【0139】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、
QIVLTQSPAIMSASPGEKVTMTCSASSSVSYMNWYQQKSGTSPKRWIYDTSKLASGVPAHFRGSGSGTSYSLTISGMEAEDAATYYCQQWSSNPFTFGSGTKLEINRGGGGSGGGGSGGGGSQVQLQQSGAELARPGASVKMSCKASGYTFTRYTMHWVKQRPGQGLEWIGYINPSRGYTNYNQKFKDKATLTTDKSSSTAYMQLSSLTSEDSAVYYCARYYDDHYCLDYWGQGTTLTVSSSGTTNTVAAYNLTWKSTNFKTILEWEPKPVNQVYTVQISTKSGDWKSKCFYTTDTECDLTDEIVKDVKQTYLARVFSYPAGNVESTGSAGEPLYENSPEFTPYLETNLGQPTIQSFEQVGTKVNVTVEDERTLVRRNNTFLSLRDVFGKDLIYTLYYWKSSSSGKKTAKTNTNEFLIDVDKGENYCFSVQAVIPSRTVNRKSTDSPVECMGQEKGEFREVQLQQSGPELVKPGASVKMSCKASGYTFTSYVIQWVKQKPGQGLEWIGSINPYNDYTKYNEKFKGKATLTSDKSSITAYMEFSSLTSEDSALYYCARWGDGNYWGRGTTLTVSSGGGGSGGGGSGGGGSDIEMTQSPAIMSASLGERVTMTCTASSSVSSSYFHWYQQKPGSSPKLCIYSTSNLASGVPPRFSGSGSTSYSLTISSMEAEDAATYFCHQYHRSPTFGGGTKLETKR(配列番号1)と少なくとも80%同一(例えば、少なくとも82%同一、少なくとも84%同一、少なくとも86%同一、少なくとも88%同一、少なくとも90%同一、少なくとも92%同一、少なくとも94%同一、少なくとも96%同一、少なくとも98%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含み得る。
【0140】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、
CAGATCGTGCTGACCCAAAGCCCCGCCATCATGAGCGCTAGCCCCGGTGAGAAGGTGACCATGACATGCTCCGCTTCCAGCTCCGTGTCCTACATGAACTGGTATCAGCAGAAAAGCGGAACCAGCCCCAAAAGGTGGATCTACGACACCAGCAAGCTGGCCTCCGGAGTGCCCGCTCATTTCCGGGGCTCTGGATCCGGCACCAGCTACTCTTTAACCATTTCCGGCATGGAAGCTGAAGACGCTGCCACCTACTATTGCCAGCAATGGAGCAGCAACCCCTTCACATTCGGATCTGGCACCAAGCTCGAAATCAATCGTGGAGGAGGTGGCAGCGGCGGCGGTGGATCCGGCGGAGGAGGAAGCCAAGTTCAACTCCAGCAGAGCGGCGCTGAACTGGCCCGGCCCGGCGCCTCCGTCAAGATGAGCTGCAAGGCTTCCGGCTATACATTTACTCGTTACACAATGCATTGGGTCAAGCAGAGGCCCGGTCAAGGTTTAGAGTGGATCGGATATATCAACCCTTCCCGGGGCTACACCAACTATAACCAAAAGTTCAAGGATAAAGCCACTTTAACCACTGACAAGAGCTCCTCCACCGCCTACATGCAGCTGTCCTCTTTAACCAGCGAGGACTCCGCTGTTTACTACTGCGCTAGGTATTACGACGACCACTACTGTTTAGACTATTGGGGACAAGGTACCACTTTAACCGTCAGCAGCTCCGGCACCACCAATACCGTGGCCGCTTATAACCTCACATGGAAGAGCACCAACTTCAAGACAATTCTGGAATGGGAACCCAAGCCCGTCAATCAAGTTTACACCGTGCAGATCTCCACCAAATCCGGAGACTGGAAGAGCAAGTGCTTCTACACAACAGACACCGAGTGTGATTTAACCGACGAAATCGTCAAGGACGTCAAGCAAACCTATCTGGCTCGGGTCTTTTCCTACCCCGCTGGCAATGTCGAGTCCACCGGCTCCGCTGGCGAGCCTCTCTACGAGAATTCCCCCGAATTCACCCCTTATTTAGAGACCAATTTAGGCCAGCCTACCATCCAGAGCTTCGAGCAAGTTGGCACCAAGGTGAACGTCACCGTCGAGGATGAAAGGACTTTAGTGCGGCGGAATAACACATTTTTATCCCTCCGGGATGTGTTCGGCAAAGACCTCATCTACACACTGTACTATTGGAAGTCCAGCTCCTCCGGCAAAAAGACCGCTAAGACCAACACCAACGAGTTTTTAATTGACGTGGACAAAGGCGAGAACTACTGCTTCAGCGTGCAAGCCGTGATCCCTTCTCGTACCGTCAACCGGAAGAGCACAGATTCCCCCGTTGAGTGCATGGGCCAAGAAAAGGGCGAGTTCCGGGAGGTCCAGCTGCAGCAGAGCGGACCCGAACTCGTGAAACCCGGTGCTTCCGTGAAAATGTCTTGTAAGGCCAGCGGATACACCTTCACCTCCTATGTGATCCAGTGGGTCAAACAGAAGCCCGGACAAGGTCTCGAGTGGATCGGCAGCATCAACCCTTACAACGACTATACCAAATACAACGAGAAGTTTAAGGGAAAGGCTACTTTAACCTCCGACAAAAGCTCCATCACAGCCTACATGGAGTTCAGCTCTTTAACATCCGAGGACAGCGCTCTGTACTATTGCGCCCGGTGGGGCGACGGCAATTACTGGGGACGGGGCACAACACTGACCGTGAGCAGCGGAGGCGGAGGCTCCGGCGGAGGCGGATCTGGCGGTGGCGGCTCCGACATCGAGATGACCCAGTCCCCCGCTATCATGTCCGCCTCTTTAGGCGAGCGGGTCACAATGACTTGTACAGCCTCCTCCAGCGTCTCCTCCTCCTACTTCCATTGGTACCAACAGAAACCCGGAAGCTCCCCTAAACTGTGCATCTACAGCACCAGCAATCTCGCCAGCGGCGTGCCCCCTAGGTTTTCCGGAAGCGGAAGCACCAGCTACTCTTTAACCATCTCCTCCATGGAGGCTGAGGATGCCGCCACCTACTTTTGTCACCAGTACCACCGGTCCCCCACCTTCGGAGGCGGCACCAAACTGGAGACAAAGAGG(配列番号2)と少なくとも80%同一(例えば、少なくとも82%同一、少なくとも84%同一、少なくとも86%同一、少なくとも88%同一、少なくとも90%同一、少なくとも92%同一、少なくとも94%同一、少なくとも96%同一、少なくとも98%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列によってコードされる。
【0141】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、
MKWVTFISLLFLFSSAYSQIVLTQSPAIMSASPGEKVTMTCSASSSVSYMNWYQQKSGTSPKRWIYDTSKLASGVPAHFRGSGSGTSYSLTISGMEAEDAATYYCQQWSSNPFTFGSGTKLEINRGGGGSGGGGSGGGGSQVQLQQSGAELARPGASVKMSCKASGYTFTRYTMHWVKQRPGQGLEWIGYINPSRGYTNYNQKFKDKATLTTDKSSSTAYMQLSSLTSEDSAVYYCARYYDDHYCLDYWGQGTTLTVSSSGTTNTVAAYNLTWKSTNFKTILEWEPKPVNQVYTVQISTKSGDWKSKCFYTTDTECDLTDEIVKDVKQTYLARVFSYPAGNVESTGSAGEPLYENSPEFTPYLETNLGQPTIQSFEQVGTKVNVTVEDERTLVRRNNTFLSLRDVFGKDLIYTLYYWKSSSSGKKTAKTNTNEFLIDVDKGENYCFSVQAVIPSRTVNRKSTDSPVECMGQEKGEFREVQLQQSGPELVKPGASVKMSCKASGYTFTSYVIQWVKQKPGQGLEWIGSINPYNDYTKYNEKFKGKATLTSDKSSITAYMEFSSLTSEDSALYYCARWGDGNYWGRGTTLTVSSGGGGSGGGGSGGGGSDIEMTQSPAIMSASLGERVTMTCTASSSVSSSYFHWYQQKPGSSPKLCIYSTSNLASGVPPRFSGSGSTSYSLTISSMEAEDAATYFCHQYHRSPTFGGGTKLETKR(配列番号3)と少なくとも80%同一(例えば、少なくとも82%同一、少なくとも84%同一、少なくとも86%同一、少なくとも88%同一、少なくとも90%同一、少なくとも92%同一、少なくとも94%同一、少なくとも96%同一、少なくとも98%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含み得る。
【0142】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、
ATGAAGTGGGTGACCTTCATCAGCTTATTATTTTTATTCAGCTCCGCCTATTCCCAGATCGTGCTGACCCAAAGCCCCGCCATCATGAGCGCTAGCCCCGGTGAGAAGGTGACCATGACATGCTCCGCTTCCAGCTCCGTGTCCTACATGAACTGGTATCAGCAGAAAAGCGGAACCAGCCCCAAAAGGTGGATCTACGACACCAGCAAGCTGGCCTCCGGAGTGCCCGCTCATTTCCGGGGCTCTGGATCCGGCACCAGCTACTCTTTAACCATTTCCGGCATGGAAGCTGAAGACGCTGCCACCTACTATTGCCAGCAATGGAGCAGCAACCCCTTCACATTCGGATCTGGCACCAAGCTCGAAATCAATCGTGGAGGAGGTGGCAGCGGCGGCGGTGGATCCGGCGGAGGAGGAAGCCAAGTTCAACTCCAGCAGAGCGGCGCTGAACTGGCCCGGCCCGGCGCCTCCGTCAAGATGAGCTGCAAGGCTTCCGGCTATACATTTACTCGTTACACAATGCATTGGGTCAAGCAGAGGCCCGGTCAAGGTTTAGAGTGGATCGGATATATCAACCCTTCCCGGGGCTACACCAACTATAACCAAAAGTTCAAGGATAAAGCCACTTTAACCACTGACAAGAGCTCCTCCACCGCCTACATGCAGCTGTCCTCTTTAACCAGCGAGGACTCCGCTGTTTACTACTGCGCTAGGTATTACGACGACCACTACTGTTTAGACTATTGGGGACAAGGTACCACTTTAACCGTCAGCAGCTCCGGCACCACCAATACCGTGGCCGCTTATAACCTCACATGGAAGAGCACCAACTTCAAGACAATTCTGGAATGGGAACCCAAGCCCGTCAATCAAGTTTACACCGTGCAGATCTCCACCAAATCCGGAGACTGGAAGAGCAAGTGCTTCTACACAACAGACACCGAGTGTGATTTAACCGACGAAATCGTCAAGGACGTCAAGCAAACCTATCTGGCTCGGGTCTTTTCCTACCCCGCTGGCAATGTCGAGTCCACCGGCTCCGCTGGCGAGCCTCTCTACGAGAATTCCCCCGAATTCACCCCTTATTTAGAGACCAATTTAGGCCAGCCTACCATCCAGAGCTTCGAGCAAGTTGGCACCAAGGTGAACGTCACCGTCGAGGATGAAAGGACTTTAGTGCGGCGGAATAACACATTTTTATCCCTCCGGGATGTGTTCGGCAAAGACCTCATCTACACACTGTACTATTGGAAGTCCAGCTCCTCCGGCAAAAAGACCGCTAAGACCAACACCAACGAGTTTTTAATTGACGTGGACAAAGGCGAGAACTACTGCTTCAGCGTGCAAGCCGTGATCCCTTCTCGTACCGTCAACCGGAAGAGCACAGATTCCCCCGTTGAGTGCATGGGCCAAGAAAAGGGCGAGTTCCGGGAGGTCCAGCTGCAGCAGAGCGGACCCGAACTCGTGAAACCCGGTGCTTCCGTGAAAATGTCTTGTAAGGCCAGCGGATACACCTTCACCTCCTATGTGATCCAGTGGGTCAAACAGAAGCCCGGACAAGGTCTCGAGTGGATCGGCAGCATCAACCCTTACAACGACTATACCAAATACAACGAGAAGTTTAAGGGAAAGGCTACTTTAACCTCCGACAAAAGCTCCATCACAGCCTACATGGAGTTCAGCTCTTTAACATCCGAGGACAGCGCTCTGTACTATTGCGCCCGGTGGGGCGACGGCAATTACTGGGGACGGGGCACAACACTGACCGTGAGCAGCGGAGGCGGAGGCTCCGGCGGAGGCGGATCTGGCGGTGGCGGCTCCGACATCGAGATGACCCAGTCCCCCGCTATCATGTCCGCCTCTTTAGGCGAGCGGGTCACAATGACTTGTACAGCCTCCTCCAGCGTCTCCTCCTCCTACTTCCATTGGTACCAACAGAAACCCGGAAGCTCCCCTAAACTGTGCATCTACAGCACCAGCAATCTCGCCAGCGGCGTGCCCCCTAGGTTTTCCGGAAGCGGAAGCACCAGCTACTCTTTAACCATCTCCTCCATGGAGGCTGAGGATGCCGCCACCTACTTTTGTCACCAGTACCACCGGTCCCCCACCTTCGGAGGCGGCACCAAACTGGAGACAAAGAGG(配列番号4)と少なくとも80%同一(例えば、少なくとも82%同一、少なくとも84%同一、少なくとも86%同一、少なくとも88%同一、少なくとも90%同一、少なくとも92%同一、少なくとも94%同一、少なくとも96%同一、少なくとも98%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列によってコードされる。
【0143】
単鎖キメラポリペプチドの例示的な実施形態-タイプB
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインおよび/または第2の標的結合ドメインは、独立して、IL-2受容体(例えば、ヒトIL-2受容体)に特異的に結合することができる。
【0144】
これらの単鎖キメラポリペプチドのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインと可溶性組織因子ドメインは、互いに直接隣接している。これらの単鎖キメラポリペプチドのいくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、第1の標的結合ドメインと可溶性組織因子ドメインとの間にリンカー配列(例えば、本明細書に記載の例示的なリンカーのうちのいずれか)をさらに含む。
【0145】
これらの単鎖キメラポリペプチドのいくつかの実施形態では、可溶性組織因子ドメインと第2の標的結合ドメインは、互いに直接隣接している。これらの単鎖キメラポリペプチドのいくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、可溶性組織因子ドメインと第2の標的結合ドメインとの間にリンカー配列(例えば、本明細書に記載の例示的なリンカーのうちのいずれか)をさらに含む。
【0146】
これらの単鎖キメラポリペプチドのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインは、可溶性ヒトIL-2タンパク質である。IL-2受容体に特異的に結合するIL-2タンパク質の非限定的な例には、
APTSSSTKKTQLQLEHLLLDLQMILNGINNYKNPKLTRMLTFKFYMPKKATELKHLQCLEEELKPLEEVLNLAQSKNFHLRPRDLISNINVIVLELKGSETTFMCEYADETATIVEFLNRWITFCQSIISTLT(配列番号28)と少なくとも80%同一(例えば、少なくとも82%同一、少なくとも84%同一、少なくとも86%同一、少なくとも88%同一、少なくとも90%同一、少なくとも92%同一、少なくとも94%同一、少なくとも96%同一、少なくとも98%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列が含まれ得る。
【0147】
いくつかの実施形態では、IL-2受容体に特異的に結合するIL-2タンパク質は、
GCACCTACTTCAAGTTCTACAAAGAAAACACAGCTACAACTGGAGCATTTACTGCTGGATTTACAGATGATTTTGAATGGAATTAATAATTACAAGAATCCCAAACTCACCAGGATGCTCACATTTAAGTTTTACATGCCCAAGAAGGCCACAGAACTGAAACATCTTCAGTGTCTAGAAGAAGAACTCAAACCTCTGGAGGAAGTGCTAAATTTAGCTCAAAGCAAAAACTTTCACTTAAGACCCAGGGACTTAATCAGCAATATCAACGTAATAGTTCTGGAACTAAAGGGATCTGAAACAACATTCATGTGTGAATATGCTGATGAGACAGCAACCATTGTAGAATTTCTGAACAGATGGATTACCTTTTGTCAAAGCATCATCTCAACACTAACT(配列番号106)と少なくとも80%同一(例えば、少なくとも82%同一、少なくとも84%同一、少なくとも86%同一、少なくとも88%同一、少なくとも90%同一、少なくとも92%同一、少なくとも94%同一、少なくとも96%同一、少なくとも98%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列によってコードされ得る。
【0148】
いくつかの実施形態では、IL-2受容体に特異的に結合するIL-2タンパク質は、
GCCCCCACCTCCTCCTCCACCAAGAAGACCCAGCTGCAGCTGGAGCATTTACTGCTGGATTTACAGATGATTTTAAACGGCATCAACAACTACAAGAACCCCAAGCTGACTCGTATGCTGACCTTCAAGTTCTACATGCCCAAGAAGGCCACCGAGCTGAAGCATTTACAGTGTTTAGAGGAGGAGCTGAAGCCCCTCGAGGAGGTGCTGAATTTAGCCCAGTCCAAGAATTTCCATTTAAGGCCCCGGGATTTAATCAGCAACATCAACGTGATCGTTTTAGAGCTGAAGGGCTCCGAGACCACCTTCATGTGCGAGTACGCCGACGAGACCGCCACCATCGTGGAGTTTTTAAATCGTTGGATCACCTTCTGCCAGTCCATCATCTCCACTTTAACC(配列番号107)と少なくとも80%同一(例えば、少なくとも82%同一、少なくとも84%同一、少なくとも86%同一、少なくとも88%同一、少なくとも90%同一、少なくとも92%同一、少なくとも94%同一、少なくとも96%同一、少なくとも98%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列によってコードされ得る。
【0149】
これらの単鎖キメラポリペプチドのいくつかの実施形態では、可溶性組織因子ドメインは、本明細書に記載の例示的な可溶性組織因子ドメインのうちのいずれかであり得る。
【0150】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、
APTSSSTKKTQLQLEHLLLDLQMILNGINNYKNPKLTRMLTFKFYMPKKATELKHLQCLEEELKPLEEVLNLAQSKNFHLRPRDLISNINVIVLELKGSETTFMCEYADETATIVEFLNRWITFCQSIISTLTSGTTNTVAAYNLTWKSTNFKTILEWEPKPVNQVYTVQISTKSGDWKSKCFYTTDTECDLTDEIVKDVKQTYLARVFSYPAGNVESTGSAGEPLYENSPEFTPYLETNLGQPTIQSFEQVGTKVNVTVEDERTLVRRNNTFLSLRDVFGKDLIYTLYYWKSSSSGKKTAKTNTNEFLIDVDKGENYCFSVQAVIPSRTVNRKSTDSPVECMGQEKGEFREAPTSSSTKKTQLQLEHLLLDLQMILNGINNYKNPKLTRMLTFKFYMPKKATELKHLQCLEEELKPLEEVLNLAQSKNFHLRPRDLISNINVIVLELKGSETTFMCEYADETATIVEFLNRWITFCQSIISTLT(配列番号108)と少なくとも80%同一(例えば、少なくとも82%同一、少なくとも84%同一、少なくとも86%同一、少なくとも88%同一、少なくとも90%同一、少なくとも92%同一、少なくとも94%同一、少なくとも96%同一、少なくとも98%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含み得る。
【0151】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、
GCCCCCACCTCCTCCTCCACCAAGAAGACCCAGCTGCAGCTGGAGCATTTACTGCTGGATTTACAGATGATTTTAAACGGCATCAACAACTACAAGAACCCCAAGCTGACTCGTATGCTGACCTTCAAGTTCTACATGCCCAAGAAGGCCACCGAGCTGAAGCATTTACAGTGTTTAGAGGAGGAGCTGAAGCCCCTCGAGGAGGTGCTGAATTTAGCCCAGTCCAAGAATTTCCATTTAAGGCCCCGGGATTTAATCAGCAACATCAACGTGATCGTTTTAGAGCTGAAGGGCTCCGAGACCACCTTCATGTGCGAGTACGCCGACGAGACCGCCACCATCGTGGAGTTTTTAAATCGTTGGATCACCTTCTGCCAGTCCATCATCTCCACTTTAACCAGCGGCACAACCAACACAGTCGCTGCCTATAACCTCACTTGGAAGAGCACCAACTTCAAAACCATCCTCGAATGGGAACCCAAACCCGTTAACCAAGTTTACACCGTGCAGATCAGCACCAAGTCCGGCGACTGGAAGTCCAAATGTTTCTATACCACCGACACCGAGTGCGATCTCACCGATGAGATCGTGAAAGATGTGAAACAGACCTACCTCGCCCGGGTGTTTAGCTACCCCGCCGGCAATGTGGAGAGCACTGGTTCCGCTGGCGAGCCTTTATACGAGAACAGCCCCGAATTTACCCCTTACCTCGAGACCAATTTAGGACAGCCCACCATCCAAAGCTTTGAGCAAGTTGGCACAAAGGTGAATGTGACAGTGGAGGACGAGCGGACTTTAGTGCGGCGGAACAACACCTTTCTCAGCCTCCGGGATGTGTTCGGCAAAGATTTAATCTACACACTGTATTACTGGAAGTCCTCTTCCTCCGGCAAGAAGACAGCTAAAACCAACACAAACGAGTTTTTAATCGACGTGGATAAAGGCGAAAACTACTGTTTCAGCGTGCAAGCTGTGATCCCCTCCCGGACCGTGAATAGGAAAAGCACCGATAGCCCCGTTGAGTGCATGGGCCAAGAAAAGGGCGAGTTCCGGGAGGCACCTACTTCAAGTTCTACAAAGAAAACACAGCTACAACTGGAGCATTTACTGCTGGATTTACAGATGATTTTGAATGGAATTAATAATTACAAGAATCCCAAACTCACCAGGATGCTCACATTTAAGTTTTACATGCCCAAGAAGGCCACAGAACTGAAACATCTTCAGTGTCTAGAAGAAGAACTCAAACCTCTGGAGGAAGTGCTAAATTTAGCTCAAAGCAAAAACTTTCACTTAAGACCCAGGGACTTAATCAGCAATATCAACGTAATAGTTCTGGAACTAAAGGGATCTGAAACAACATTCATGTGTGAATATGCTGATGAGACAGCAACCATTGTAGAATTTCTGAACAGATGGATTACCTTTTGTCAAAGCATCATCTCAACACTAACT(配列番号109)と少なくとも80%同一(例えば、少なくとも82%同一、少なくとも84%同一、少なくとも86%同一、少なくとも88%同一、少なくとも90%同一、少なくとも92%同一、少なくとも94%同一、少なくとも96%同一、少なくとも98%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列によってコードされる。
【0152】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、
MKWVTFISLLFLFSSAYSAPTSSSTKKTQLQLEHLLLDLQMILNGINNYKNPKLTRMLTFKFYMPKKATELKHLQCLEEELKPLEEVLNLAQSKNFHLRPRDLISNINVIVLELKGSETTFMCEYADETATIVEFLNRWITFCQSIISTLTSGTTNTVAAYNLTWKSTNFKTILEWEPKPVNQVYTVQISTKSGDWKSKCFYTTDTECDLTDEIVKDVKQTYLARVFSYPAGNVESTGSAGEPLYENSPEFTPYLETNLGQPTIQSFEQVGTKVNVTVEDERTLVRRNNTFLSLRDVFGKDLIYTLYYWKSSSSGKKTAKTNTNEFLIDVDKGENYCFSVQAVIPSRTVNRKSTDSPVECMGQEKGEFREAPTSSSTKKTQLQLEHLLLDLQMILNGINNYKNPKLTRMLTFKFYMPKKATELKHLQCLEEELKPLEEVLNLAQSKNFHLRPRDLISNINVIVLELKGSETTFMCEYADETATIVEFLNRWITFCQSIISTLT(配列番号110)と少なくとも80%同一(例えば、少なくとも82%同一、少なくとも84%同一、少なくとも86%同一、少なくとも88%同一、少なくとも90%同一、少なくとも92%同一、少なくとも94%同一、少なくとも96%同一、少なくとも98%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含み得る。
【0153】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、
ATGAAGTGGGTGACCTTCATCAGCCTGCTGTTCCTGTTCTCCAGCGCCTACTCCGCCCCCACCTCCTCCTCCACCAAGAAGACCCAGCTGCAGCTGGAGCATTTACTGCTGGATTTACAGATGATTTTAAACGGCATCAACAACTACAAGAACCCCAAGCTGACTCGTATGCTGACCTTCAAGTTCTACATGCCCAAGAAGGCCACCGAGCTGAAGCATTTACAGTGTTTAGAGGAGGAGCTGAAGCCCCTCGAGGAGGTGCTGAATTTAGCCCAGTCCAAGAATTTCCATTTAAGGCCCCGGGATTTAATCAGCAACATCAACGTGATCGTTTTAGAGCTGAAGGGCTCCGAGACCACCTTCATGTGCGAGTACGCCGACGAGACCGCCACCATCGTGGAGTTTTTAAATCGTTGGATCACCTTCTGCCAGTCCATCATCTCCACTTTAACCAGCGGCACAACCAACACAGTCGCTGCCTATAACCTCACTTGGAAGAGCACCAACTTCAAAACCATCCTCGAATGGGAACCCAAACCCGTTAACCAAGTTTACACCGTGCAGATCAGCACCAAGTCCGGCGACTGGAAGTCCAAATGTTTCTATACCACCGACACCGAGTGCGATCTCACCGATGAGATCGTGAAAGATGTGAAACAGACCTACCTCGCCCGGGTGTTTAGCTACCCCGCCGGCAATGTGGAGAGCACTGGTTCCGCTGGCGAGCCTTTATACGAGAACAGCCCCGAATTTACCCCTTACCTCGAGACCAATTTAGGACAGCCCACCATCCAAAGCTTTGAGCAAGTTGGCACAAAGGTGAATGTGACAGTGGAGGACGAGCGGACTTTAGTGCGGCGGAACAACACCTTTCTCAGCCTCCGGGATGTGTTCGGCAAAGATTTAATCTACACACTGTATTACTGGAAGTCCTCTTCCTCCGGCAAGAAGACAGCTAAAACCAACACAAACGAGTTTTTAATCGACGTGGATAAAGGCGAAAACTACTGTTTCAGCGTGCAAGCTGTGATCCCCTCCCGGACCGTGAATAGGAAAAGCACCGATAGCCCCGTTGAGTGCATGGGCCAAGAAAAGGGCGAGTTCCGGGAGGCACCTACTTCAAGTTCTACAAAGAAAACACAGCTACAACTGGAGCATTTACTGCTGGATTTACAGATGATTTTGAATGGAATTAATAATTACAAGAATCCCAAACTCACCAGGATGCTCACATTTAAGTTTTACATGCCCAAGAAGGCCACAGAACTGAAACATCTTCAGTGTCTAGAAGAAGAACTCAAACCTCTGGAGGAAGTGCTAAATTTAGCTCAAAGCAAAAACTTTCACTTAAGACCCAGGGACTTAATCAGCAATATCAACGTAATAGTTCTGGAACTAAAGGGATCTGAAACAACATTCATGTGTGAATATGCTGATGAGACAGCAACCATTGTAGAATTTCTGAACAGATGGATTACCTTTTGTCAAAGCATCATCTCAACACTAACT(配列番号111)と少なくとも80%同一(例えば、少なくとも82%同一、少なくとも84%同一、少なくとも86%同一、少なくとも88%同一、少なくとも90%同一、少なくとも92%同一、少なくとも94%同一、少なくとも96%同一、少なくとも98%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列によってコードされる。
【0154】
単鎖キメラポリペプチドの例示的な実施形態-タイプC
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインおよび/または第2の標的結合ドメインは、独立して、IL-15受容体(例えば、ヒトIL-15受容体)に特異的に結合することができる。
【0155】
これらの単鎖キメラポリペプチドのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインと可溶性組織因子ドメインは、互いに直接隣接している。これらの単鎖キメラポリペプチドのいくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、第1の標的結合ドメインと可溶性組織因子ドメインとの間にリンカー配列(例えば、本明細書に記載の例示的なリンカーのうちのいずれか)をさらに含む。
【0156】
これらの単鎖キメラポリペプチドのいくつかの実施形態では、可溶性組織因子ドメインと第2の標的結合ドメインは、互いに直接隣接している。これらの単鎖キメラポリペプチドのいくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、可溶性組織因子ドメインと第2の標的結合ドメインとの間にリンカー配列(例えば、本明細書に記載の例示的なリンカーのうちのいずれか)をさらに含む。
【0157】
これらの単鎖キメラポリペプチドのいくつかの実施形態では、第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインは、可溶性ヒトIL-15タンパク質である。IL-15受容体に特異的に結合するIL-15タンパク質の非限定的な例には、
NWVNVISDLKKIEDLIQSMHIDATLYTESDVHPSCKVTAMKCFLLELQVISLESGDASIHDTVENLIILANNSLSSNGNVTESGCKECEELEEKNIKEFLQSFVHIVQMFINTS(配列番号39)と少なくとも80%同一(例えば、少なくとも82%同一、少なくとも84%同一、少なくとも86%同一、少なくとも88%同一、少なくとも90%同一、少なくとも92%同一、少なくとも94%同一、少なくとも96%同一、少なくとも98%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列が含まれ得る。
【0158】
いくつかの実施形態では、IL-15受容体に特異的に結合するIL-15タンパク質は、
AACTGGGTGAACGTGATCAGCGATTTAAAGAAGATCGAGGATTTAATCCAGAGCATGCACATCGACGCCACTCTGTACACTGAGAGCGACGTGCACCCTAGCTGCAAGGTGACTGCCATGAAGTGCTTTTTACTGGAGCTGCAAGTTATCTCTTTAGAGAGCGGCGATGCCAGCATCCACGACACTGTGGAGAATTTAATCATTTTAGCCAACAACTCTTTAAGCAGCAACGGCAACGTGACAGAGAGCGGCTGCAAGGAGTGCGAGGAGCTGGAGGAGAAGAACATCAAGGAGTTTTTACAGAGCTTCGTGCACATCGTGCAGATGTTCATCAACACTAGC(配列番号112)と少なくとも80%同一(例えば、少なくとも82%同一、少なくとも84%同一、少なくとも86%同一、少なくとも88%同一、少なくとも90%同一、少なくとも92%同一、少なくとも94%同一、少なくとも96%同一、少なくとも98%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列によってコードされ得る。
【0159】
いくつかの実施形態では、IL-15受容体に特異的に結合するIL-15タンパク質は、
AACTGGGTGAACGTCATCAGCGATTTAAAGAAGATCGAAGATTTAATTCAGTCCATGCATATCGACGCCACTTTATACACAGAATCCGACGTGCACCCCTCTTGTAAGGTGACCGCCATGAAATGTTTTTTACTGGAGCTGCAAGTTATCTCTTTAGAGAGCGGAGACGCTAGCATCCACGACACCGTGGAGAATTTAATCATTTTAGCCAATAACTCTTTATCCAGCAACGGCAACGTGACAGAGTCCGGCTGCAAGGAGTGCGAAGAGCTGGAGGAGAAGAACATCAAGGAGTTTCTGCAATCCTTTGTGCACATTGTCCAGATGTTCATCAATACCTCC(配列番号113)と少なくとも80%同一(例えば、少なくとも82%同一、少なくとも84%同一、少なくとも86%同一、少なくとも88%同一、少なくとも90%同一、少なくとも92%同一、少なくとも94%同一、少なくとも96%同一、少なくとも98%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列によってコードされ得る。
【0160】
これらの単鎖キメラポリペプチドのいくつかの実施形態では、可溶性組織因子ドメインは、本明細書に記載の例示的な可溶性組織因子ドメインのうちのいずれかであり得る。
【0161】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、
NWVNVISDLKKIEDLIQSMHIDATLYTESDVHPSCKVTAMKCFLLELQVISLESGDASIHDTVENLIILANNSLSSNGNVTESGCKECEELEEKNIKEFLQSFVHIVQMFINTSSGTTNTVAAYNLTWKSTNFKTILEWEPKPVNQVYTVQISTKSGDWKSKCFYTTDTECDLTDEIVKDVKQTYLARVFSYPAGNVESTGSAGEPLYENSPEFTPYLETNLGQPTIQSFEQVGTKVNVTVEDERTLVRRNNTFLSLRDVFGKDLIYTLYYWKSSSSGKKTAKTNTNEFLIDVDKGENYCFSVQAVIPSRTVNRKSTDSPVECMGQEKGEFRENWVNVISDLKKIEDLIQSMHIDATLYTESDVHPSCKVTAMKCFLLELQVISLESGDASIHDTVENLIILANNSLSSNGNVTESGCKECEELEEKNIKEFLQSFVHIVQMFINTS(配列番号114)と少なくとも80%同一(例えば、少なくとも82%同一、少なくとも84%同一、少なくとも86%同一、少なくとも88%同一、少なくとも90%同一、少なくとも92%同一、少なくとも94%同一、少なくとも96%同一、少なくとも98%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含み得る。
【0162】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、
AACTGGGTGAACGTGATCAGCGATTTAAAGAAGATCGAGGATTTAATCCAGAGCATGCACATCGACGCCACTCTGTACACTGAGAGCGACGTGCACCCTAGCTGCAAGGTGACTGCCATGAAGTGCTTTTTACTGGAGCTGCAAGTTATCTCTTTAGAGAGCGGCGATGCCAGCATCCACGACACTGTGGAGAATTTAATCATTTTAGCCAACAACTCTTTAAGCAGCAACGGCAACGTGACAGAGAGCGGCTGCAAGGAGTGCGAGGAGCTGGAGGAGAAGAACATCAAGGAGTTTTTACAGAGCTTCGTGCACATCGTGCAGATGTTCATCAACACTAGCAGCGGCACAACCAACACAGTCGCTGCCTATAACCTCACTTGGAAGAGCACCAACTTCAAAACCATCCTCGAATGGGAACCCAAACCCGTTAACCAAGTTTACACCGTGCAGATCAGCACCAAGTCCGGCGACTGGAAGTCCAAATGTTTCTATACCACCGACACCGAGTGCGATCTCACCGATGAGATCGTGAAAGATGTGAAACAGACCTACCTCGCCCGGGTGTTTAGCTACCCCGCCGGCAATGTGGAGAGCACTGGTTCCGCTGGCGAGCCTTTATACGAGAACAGCCCCGAATTTACCCCTTACCTCGAGACCAATTTAGGACAGCCCACCATCCAAAGCTTTGAGCAAGTTGGCACAAAGGTGAATGTGACAGTGGAGGACGAGCGGACTTTAGTGCGGCGGAACAACACCTTTCTCAGCCTCCGGGATGTGTTCGGCAAAGATTTAATCTACACACTGTATTACTGGAAGTCCTCTTCCTCCGGCAAGAAGACAGCTAAAACCAACACAAACGAGTTTTTAATCGACGTGGATAAAGGCGAAAACTACTGTTTCAGCGTGCAAGCTGTGATCCCCTCCCGGACCGTGAATAGGAAAAGCACCGATAGCCCCGTTGAGTGCATGGGCCAAGAAAAGGGCGAGTTCCGGGAGAACTGGGTGAACGTCATCAGCGATTTAAAGAAGATCGAAGATTTAATTCAGTCCATGCATATCGACGCCACTTTATACACAGAATCCGACGTGCACCCCTCTTGTAAGGTGACCGCCATGAAATGTTTTTTACTGGAGCTGCAAGTTATCTCTTTAGAGAGCGGAGACGCTAGCATCCACGACACCGTGGAGAATTTAATCATTTTAGCCAATAACTCTTTATCCAGCAACGGCAACGTGACAGAGTCCGGCTGCAAGGAGTGCGAAGAGCTGGAGGAGAAGAACATCAAGGAGTTTCTGCAATCCTTTGTGCACATTGTCCAGATGTTCATCAATACCTCC(配列番号115)と少なくとも80%同一(例えば、少なくとも82%同一、少なくとも84%同一、少なくとも86%同一、少なくとも88%同一、少なくとも90%同一、少なくとも92%同一、少なくとも94%同一、少なくとも96%同一、少なくとも98%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列によってコードされる。
【0163】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、
MKWVTFISLLFLFSSAYSNWVNVISDLKKIEDLIQSMHIDATLYTESDVHPSCKVTAMKCFLLELQVISLESGDASIHDTVENLIILANNSLSSNGNVTESGCKECEELEEKNIKEFLQSFVHIVQMFINTSSGTTNTVAAYNLTWKSTNFKTILEWEPKPVNQVYTVQISTKSGDWKSKCFYTTDTECDLTDEIVKDVKQTYLARVFSYPAGNVESTGSAGEPLYENSPEFTPYLETNLGQPTIQSFEQVGTKVNVTVEDERTLVRRNNTFLSLRDVFGKDLIYTLYYWKSSSSGKKTAKTNTNEFLIDVDKGENYCFSVQAVIPSRTVNRKSTDSPVECMGQEKGEFRENWVNVISDLKKIEDLIQSMHIDATLYTESDVHPSCKVTAMKCFLLELQVISLESGDASIHDTVENLIILANNSLSSNGNVTESGCKECEELEEKNIKEFLQSFVHIVQMFINTS(配列番号116)と少なくとも80%同一(例えば、少なくとも82%同一、少なくとも84%同一、少なくとも86%同一、少なくとも88%同一、少なくとも90%同一、少なくとも92%同一、少なくとも94%同一、少なくとも96%同一、少なくとも98%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列を含み得る。
【0164】
いくつかの実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、
ATGAAGTGGGTGACCTTCATCAGCCTGCTGTTCCTGTTCTCCAGCGCCTACTCCAACTGGGTGAACGTGATCAGCGATTTAAAGAAGATCGAGGATTTAATCCAGAGCATGCACATCGACGCCACTCTGTACACTGAGAGCGACGTGCACCCTAGCTGCAAGGTGACTGCCATGAAGTGCTTTTTACTGGAGCTGCAAGTTATCTCTTTAGAGAGCGGCGATGCCAGCATCCACGACACTGTGGAGAATTTAATCATTTTAGCCAACAACTCTTTAAGCAGCAACGGCAACGTGACAGAGAGCGGCTGCAAGGAGTGCGAGGAGCTGGAGGAGAAGAACATCAAGGAGTTTTTACAGAGCTTCGTGCACATCGTGCAGATGTTCATCAACACTAGCAGCGGCACAACCAACACAGTCGCTGCCTATAACCTCACTTGGAAGAGCACCAACTTCAAAACCATCCTCGAATGGGAACCCAAACCCGTTAACCAAGTTTACACCGTGCAGATCAGCACCAAGTCCGGCGACTGGAAGTCCAAATGTTTCTATACCACCGACACCGAGTGCGATCTCACCGATGAGATCGTGAAAGATGTGAAACAGACCTACCTCGCCCGGGTGTTTAGCTACCCCGCCGGCAATGTGGAGAGCACTGGTTCCGCTGGCGAGCCTTTATACGAGAACAGCCCCGAATTTACCCCTTACCTCGAGACCAATTTAGGACAGCCCACCATCCAAAGCTTTGAGCAAGTTGGCACAAAGGTGAATGTGACAGTGGAGGACGAGCGGACTTTAGTGCGGCGGAACAACACCTTTCTCAGCCTCCGGGATGTGTTCGGCAAAGATTTAATCTACACACTGTATTACTGGAAGTCCTCTTCCTCCGGCAAGAAGACAGCTAAAACCAACACAAACGAGTTTTTAATCGACGTGGATAAAGGCGAAAACTACTGTTTCAGCGTGCAAGCTGTGATCCCCTCCCGGACCGTGAATAGGAAAAGCACCGATAGCCCCGTTGAGTGCATGGGCCAAGAAAAGGGCGAGTTCCGGGAGAACTGGGTGAACGTCATCAGCGATTTAAAGAAGATCGAAGATTTAATTCAGTCCATGCATATCGACGCCACTTTATACACAGAATCCGACGTGCACCCCTCTTGTAAGGTGACCGCCATGAAATGTTTTTTACTGGAGCTGCAAGTTATCTCTTTAGAGAGCGGAGACGCTAGCATCCACGACACCGTGGAGAATTTAATCATTTTAGCCAATAACTCTTTATCCAGCAACGGCAACGTGACAGAGTCCGGCTGCAAGGAGTGCGAAGAGCTGGAGGAGAAGAACATCAAGGAGTTTCTGCAATCCTTTGTGCACATTGTCCAGATGTTCATCAATACCTCC(配列番号117)と少なくとも80%同一(例えば、少なくとも82%同一、少なくとも84%同一、少なくとも86%同一、少なくとも88%同一、少なくとも90%同一、少なくとも92%同一、少なくとも94%同一、少なくとも96%同一、少なくとも98%同一、少なくとも99%同一、または100%同一)である配列によってコードされる。
【0165】
組成物/キット
本明細書に記載のいずれかの単鎖キメラポリペプチドのうちの少なくとも1つ、細胞のうちのいずれか、または核酸のうちのいずれかを含む組成物(例えば、医薬組成物)も本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、組成物は、本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態では、組成物は、免疫細胞のうちのいずれか(例えば、本明細書に記載の免疫細胞のうちのいずれか、例えば、本明細書に記載の方法のうちのいずれかを使用して産生された免疫細胞のうちのいずれか)を含む。
【0166】
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、異なる投与経路(例えば、静脈内、皮下)用に製剤化される。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、薬学的に許容される担体(例えば、リン酸緩衝生理食塩水)を含み得る。
【0167】
医薬組成物の単回または複数回投与は、例えば、対象によって必要とされ、かつ許容される投与量および頻度に応じて、それを必要とする対象に与えられ得る。製剤は、状態、疾患、または症状を効果的に治療、予防、または改善するのに十分な量の活性薬剤を提供すべきである。
【0168】
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチド、組成物、核酸、または細胞(例えば、免疫細胞)のうちのいずれかを含むキットも本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、キットは、本明細書に記載の方法のうちのいずれかを実施するための指示を含み得る。いくつかの実施形態では、キットは、少なくとも1用量の本明細書に記載の医薬組成物のうちのいずれかを含み得る。
【0169】
核酸/ベクター
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかをコードする核酸も本明細書に提供される。本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかをコードする核酸のうちのいずれかを含むベクターも本明細書に提供される。
【0170】
本明細書に記載のベクターのうちのいずれかは、発現ベクターであり得る。例えば、発現ベクターは、単鎖キメラポリペプチドをコードする配列に作動可能に連結されたプロモーター配列を含み得る。
【0171】
ベクターの非限定的な例には、プラスミド、トランスポゾン、コスミド、およびウイルスベクター(例えば、任意のアデノウイルスベクター(例えば、pSVまたはpCMVベクター)、アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクター、レンチウイルスベクター、およびレトロウイルスベクター)、ならびに任意のGateway(登録商標)ベクターが挙げられる。ベクターは、例えば、発現のための十分なシス作用エレメントを含み得、発現のための他の要素は、宿主哺乳動物細胞によって、またはインビトロ発現系において供給され得る。当業者であれば、本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかの作製に好適なベクターおよび哺乳動物細胞を選択することができるであろう。
【0172】
細胞
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかをコードする本明細書に記載の核酸のうちのいずれかを含む細胞(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な細胞のうちのいずれか)も本明細書に提供される。
【0173】
本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかをコードする本明細書に記載のベクターのうちのいずれかを含む細胞(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な細胞のうちのいずれか)も本明細書に提供される。
【0174】
本明細書に記載の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態では、細胞は、真核細胞であり得る。本明細書で使用される場合、「真核細胞」という用語は、別個の膜結合核を有する細胞を指す。そのような細胞には、例えば、哺乳動物(例えば、齧歯類、非ヒト霊長類、またはヒト)細胞、昆虫細胞、真菌細胞、または植物細胞が挙げられ得る。いくつかの実施形態では、真核細胞は、Saccharomyces cerevisiae等の酵母細胞である。いくつかの実施形態では、真核細胞は、哺乳動物細胞、鳥類細胞、植物細胞、または昆虫細胞等の高等真核生物である。哺乳動物細胞の非限定的な例には、チャイニーズハムスター卵巣細胞およびヒト胎児腎臓細胞(例えば、HEK293細胞)が挙げられる。
【0175】
核酸および発現ベクターを細胞(例えば、真核細胞)に導入する方法は、当該技術分野で既知である。核酸を細胞に導入するために使用され得る方法の非限定的な例には、リポフェクション、トランスフェクション、エレクトロポレーション、マイクロインジェクション、リン酸カルシウムトランスフェクション、デンドリマーベースのトランスフェクション、カチオン性ポリマートランスフェクション、細胞圧搾、ソノポレーション、光学トランスフェクション、インパレフェクション、流体力学的送達、マグネトフェクション、ウイルス形質導入(例えば、アデノウイルスおよびレンチウイルス形質導入)、およびナノ粒子トランスフェクションが挙げられる。
【0176】
単鎖キメラポリペプチドを産生する方法
また、本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかを産生する方法も本明細書に提供され、この方法は、単鎖キメラポリペプチドの産生をもたらすのに十分な条件下で本明細書に記載の細胞のうちのいずれかを培養培地中で培養することと、単鎖キメラポリペプチドを細胞および/または培養培地から回収することと、を含む。
【0177】
培養培地または細胞(例えば、真核生物細胞)からの単鎖キメラポリペプチドの回収は、当該技術分野で周知の技法(例えば、硫酸アンモニウム沈殿、ポリエチレングリコール沈殿、イオン交換クロマトグラフィー(アニオンまたはカチオン)、疎水性相互作用に基づくクロマトグラフィー、金属アフィニティークロマトグラフィー、リガンドアフィニティークロマトグラフィー、およびサイズ排除クロマトグラフィー)を使用して実施され得る。
【0178】
細胞を培養する方法は、当該技術分野で周知である。細胞は、増殖、分化、および成長を好む条件下で、インビトロで維持され得る。簡潔には、細胞は、細胞(例えば、任意の細胞)を、細胞の生存および成長を支持するために必要な成長因子および栄養補助剤を含む細胞培養培地と接触させることによって培養され得る。
【0179】
また、本明細書に記載の方法のいずれかによって産生された単鎖キメラポリペプチド(例えば、本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのいずれか)も本明細書に提供される。
【0180】
免疫細胞を刺激する方法
また、免疫細胞(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な免疫細胞のうちのいずれか)を刺激する方法も本明細書に提供され、この方法は、免疫細胞を、有効量の本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは本明細書に記載の組成物(例えば、医薬組成物)のうちのいずれかと接触させることを含む。いくつかの例では、免疫細胞は、インビトロで(例えば、免疫細胞の刺激をもたらすのに十分な条件下で、好適な液体培地中で)接触する。
【0181】
いくつかの例では、免疫細胞は、対象(例えば、哺乳動物、例えば、ヒト)から以前に得られている。これらの方法のいくつかの実施形態は、接触させるステップの前に、免疫細胞を対象から得ることをさらに含む。
【0182】
いくつかの例では、免疫細胞は、インビボで接触する。そのような実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、対象(例えば、哺乳動物、例えば、ヒト)に、対象における免疫細胞の刺激をもたらすのに十分な量で投与される。
【0183】
本明細書に記載の方法のうちのいずれかのいくつかの例では、免疫細胞は、未熟胸腺細胞、末梢血リンパ球、ナイーブT細胞、多能性Th細胞前駆体、リンパ前駆細胞、Treg細胞、メモリーT細胞、Th17細胞、Th22細胞、Th9細胞、Th2細胞、Th1細胞、Th3細胞、γδ T細胞、αβ T細胞、腫瘍浸潤T細胞、CD8T細胞、CD4T細胞、ナチュラルキラーT細胞、マスト細胞、マクロファージ、好中球、樹状細胞、好塩基球、好酸球、もしくはナチュラルキラー細胞、またはそれらの組み合わせであり得る。
【0184】
いくつかの例では、免疫細胞は、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体を発現するように以前に遺伝子改変されている。いくつかの例では、免疫細胞(例えば、本明細書に記載の免疫細胞のうちのいずれか)は、共刺激分子(例えば、CD28)を発現するように以前に遺伝子改変されている。
【0185】
これらの方法のいくつかの実施形態は、接触させるステップの後に、免疫細胞(例えば、本明細書に記載の免疫細胞のうちのいずれか)に、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体をコードする核酸を導入することをさらに含み得る。これらの方法のいくつかの実施形態は、接触させるステップの後に、免疫細胞(例えば、本明細書に記載の免疫細胞のうちのいずれか)に、共刺激分子(例えば、CD28)をコードする核酸を導入することをさらに含み得る。
【0186】
これらの方法のいくつかの実施形態は、治療有効量の免疫細胞を、それを必要とする対象(例えば、本明細書に記載の例示的な対象のうちのいずれか)に投与することをさらに含み得る。
【0187】
いくつかの例では、対象は、加齢関連疾患または状態を有すると特定または診断された対象であり得る。加齢関連疾患または障害の非限定的な例には、アルツハイマー病、動脈瘤、嚢胞性線維症、膵炎における線維症、緑内障、高血圧症、特発性肺線維症、炎症性腸疾患、椎間板変性、黄斑変性、骨関節炎、2型真性糖尿病、脂肪萎縮、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、白内障、COPD、特発性肺線維症、腎移植不全、肝線維症、骨量喪失、心筋梗塞、サルコペニア、創傷治癒、脱毛症、心筋細胞肥大、骨関節炎、パーキンソン病、加齢に伴う肺組織弾性の低下、黄斑変性、悪液質、糸球体硬化症、肝硬変、NAFLD、骨粗しょう症、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、脊髄小脳失調症、多発性硬化症、および腎機能障害が挙げられる。
【0188】
いくつかの例では、対象は、がんを有すると特定または診断されている対象であり得る。がんの非限定的な例には、固形腫瘍、血液腫瘍、肉腫、骨肉腫、膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、黒色腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫、B細胞新生物、多発性骨髄腫、B細胞リンパ腫、B細胞非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ性白血病(ALL)、骨髄異形成症候群(MDS)、皮膚T細胞リンパ腫、網膜芽細胞腫、胃がん、尿路上皮がん、肺がん、腎細胞がん、胃食道がん、膵臓がん、前立腺がん、乳がん、結腸直腸がん、卵巣がん、非小細胞肺がん、扁平上皮頭頸部がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、肝臓がん、および肝細胞がんが挙げられる。
【0189】
いくつかの例では、対象は、感染性疾患を有すると診断または特定されている対象であり得る。感染性疾患の非限定的な例には、ヒト免疫不全ウイルス、サイトメガロウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、ライノウイルス、ロタウイルス、天然痘、単純ヘルペスウイルス、B型肝炎ウイルス、A型肝炎ウイルス、およびC型肝炎ウイルス、パピローマウイルス、またはインフルエンザウイルスによる感染が挙げられる。
【0190】
免疫細胞の活性化は、当該技術分野で既知の方法を使用して決定され得る。例えば、免疫細胞の活性化は、免疫細胞の活性化時に分泌されるサイトカインおよびケモカインのレベルを検出することによって決定され得る。免疫細胞の活性化時に分泌またはアップレギュレートされるサイトカイン、ケモカイン、および調節分子の非限定的な例には、IL-2、IFN-γ、IL-1、IL-4、IL-5、IL-6、IL-7、IL-9、IL-10、IL-12、IL-13、IL-15、IL-17、IL-18、IL-22、IL-33、ロイコトリエンB4、CCL5、TNFα、グランザイム、パーフォリン、TGFβ、STAT3、RORγT、FOXP3、STAT6、およびGATA3が挙げられる。これらのサイトカインおよびケモカイン、または調節分子の検出は、イムノアッセイ(例えば、酵素結合免疫吸着アッセイ)または定量的PCRを使用して実施され得る。例えば、免疫細胞の活性化は、(例えば、本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれとも接触していない対照における1つ以上のサイトカインおよびケモカインのレベルと比較して、)本明細書に記載のサイトカインまたはケモカインまたは調節分子のうちのいずれかのうちの1つ以上(例えば、IL-2、IFN-γ、IL-1、IL-4、IL-5、IL-6、IL-7、IL-9、IL-10、IL-12、IL-13、IL-15、IL-17、IL-18、IL-22、IL-33、ロイコトリエンB4、CCL5、TNFα、グランザイム、パーフォリン、TGFβ、STAT3、RORγT、FOXP3、STAT6、およびGATA3のうちのいずれかのうちの1つ以上)の約1%~約800%(例えば、約1%~約750%、約1%~約700%、約1%~約650%、約1%~約600%、約1%~約550%、約1%~約500%、約1%~約450%、約1%~約400%、約1%~約350%、約1%~約300%、約1%~約280%、約1%~約260%、約1%~約240%、約1%~約220%、約1%~約200%、約1%~約180%、約1%~約160%、約1%~約140%、約1%~約120%、約1%~約100%、約1%~約90%、約1%~約80%、約1%~約70%、約1%~約60%、約1%~約50%、約1%~約45%、約1%~約40%、約1%~約35%、約1%~約30%、約1%~約25%、約1%~約20%、約1%~約15%、約1%~約10%、約1%~約5%、約5%~約800%、約5%~約750%、約5%~約700%、約5%~約650%、約5%~約600%、約5%~約550%、約5%~約500%、約5%~約450%、約5%~約400%、約5%~約350%、約5%~約300%、約5%~約280%、約5%~約260%、約5%~約240%、約5%~約220%、約5%~約200%、約5%~約180%、約5%~約160%、約5%~約140%、約5%~約120%、約5%~約100%、約5%~約90%、約5%~約80%、約5%~約70%、約5%~約60%、約5%~約50%、約5%~約45%、約5%~約40%、約5%~約35%、約5%~約30%、約5%~約25%、約5%~約20%、約5%~約15%、約5%~約10%、約10%~約800%、約10%~約750%、約10%~約700%、約10%~約650%、約10%~約600%、約10%~約550%、約10%~約500%、約10%~約450%、約10%~約400%、約10%~約350%、約10%~約300%、約10%~約280%、約10%~約260%、約10%~約240%、約10%~約220%、約10%~約200%、約10%~約180%、約10%~約160%、約10%~約140%、約10%~約120%、約10%~約100%、約10%~約90%、約10%~約80%、約10%~約70%、約10%~約60%、約10%~約50%、約10%~約45%、約10%~約40%、約10%~約35%、約10%~約30%、約10%~約25%、約10%~約20%、約10%~約15%、約15%~約800%、約15%~約750%、約15%~約700%、約15%~約650%、約15%~約600%、約15%~約550%、約15%~約500%、約15%~約450%、約15%~約400%、約15%~約350%、約15%~約300%、約15%~約280%、約15%~約260%、約15%~約240%、約15%~約220%、約15%~約200%、約15%~約180%、約15%~約160%、約15%~約140%、約15%~約120%、約15%~約100%、約15%~約90%、約15%~約80%、約15%~約70%、約15%~約60%、約15%~約50%、約15%~約45%、約15%~約40%、約15%~約35%、約15%~約30%、約15%~約25%、約15%~約20%、約20%~約800%、約20%~約750%、約20%~約700%、約20%~約650%、約20%~約600%、約20%~約550%、約20%~約500%、約20%~約450%、約20%~約400%、約20%~約350%、約20%~約300%、約20%~約280%、約20%~約260%、約20%~約240%、約20%~約220%、約20%~約200%、約20%~約180%、約20%~約160%、約20%~約140%、約20%~約120%、約20%~約100%、約20%~約90%、約20%~約80%、約20%~約70%、約20%~約60%、約20%~約50%、約20%~約45%、約20%~約40%、約20%~約35%、約20%~約30%、約20%~約25%、約25%~約800%、約25%~約750%、約25%~約700%、約25%~約650%、約25%~約600%、約25%~約550%、約25%~約500%、約25%~約450%、約25%~約400%、約25%~約350%、約25%~約300%、約25%~約280%、約25%~約260%、約25%~約240%、約25%~約220%、約25%~約200%、約25%~約180%、約25%~約160%、約25%~約140%、約25%~約120%、約25%~約100%、約25%~約90%、約25%~約80%、約25%~約70%、約25%~約60%、約25%~約50%、約25%~約45%、約25%~約40%、約25%~約35%、約35%~約800%、約35%~約750%、約35%~約700%、約35%~約650%、約35%~約600%、約35%~約550%、約35%~約500%、約35%~約450%、約35%~約400%、約35%~約350%、約35%~約300%、約35%~約280%、約35%~約260%、約35%~約240%、約35%~約220%、約35%~約200%、約35%~約180%、約35%~約160%、約35%~約140%、約35%~約120%、約35%~約100%、約35%~約90%、約35%~約80%、約35%~約70%、約35%~約60%、約35%~約50%、約35%~約45%、約35%~約40%、約40%~約800%、約40%~約750%、約40%~約700%、約40%~約650%、約40%~約600%、約40%~約550%、約40%~約500%、約40%~約450%、約40%~約400%、約40%~約350%、約40%~約300%、約40%~約280%、約40%~約260%、約40%~約240%、約40%~約220%、約40%~約200%、約40%~約180%、約40%~約160%、約40%~約140%、約40%~約120%、約40%~約100%、約40%~約90%、約40%~約80%、約40%~約70%、約40%~約60%、約40%~約50%、約40%~約45%、約45%~約800%、約45%~約750%、約45%~約700%、約45%~約650%、約45%~約600%、約45%~約550%、約45%~約500%、約45%~約450%、約45%~約400%、約45%~約350%、約45%~約300%、約45%~約280%、約45%~約260%、約45%~約240%、約45%~約220%、約45%~約200%、約45%~約180%、約45%~約160%、約45%~約140%、約45%~約120%、約45%~約100%、約45%~約90%、約45%~約80%、約45%~約70%、約45%~約60%、約45%~約50%、約50%~約800%、約50%~約750%、約50%~約700%、約50%~約650%、約50%~約600%、約50%~約550%、約50%~約500%、約50%~約450%、約50%~約400%、約50%~約350%、約50%~約300%、約50%~約280%、約50%~約260%、約50%~約240%、約50%~約220%、約50%~約200%、約50%~約180%、約50%~約160%、約50%~約140%、約50%~約120%、約50%~約100%、約50%~約90%、約50%~約80%、約50%~約70%、約50%~約60%、約60%~約800%、約60%~約750%、約60%~約700%、約60%~約650%、約60%~約600%、約60%~約550%、約60%~約500%、約60%~約450%、約60%~約400%、約60%~約350%、約60%~約300%、約60%~約280%、約60%~約260%、約60%~約240%、約60%~約220%、約60%~約200%、約60%~約180%、約60%~約160%、約60%~約140%、約60%~約120%、約60%~約100%、約60%~約90%、約60%~約80%、約60%~約70%、約70%~約800%、約70%~約750%、約70%~約700%、約70%~約650%、約70%~約600%、約70%~約550%、約70%~約500%、約70%~約450%、約70%~約400%、約70%~約350%、約70%~約300%、約70%~約280%、約70%~約260%、約70%~約240%、約70%~約220%、約70%~約200%、約70%~約180%、約70%~約160%、約70%~約140%、約70%~約120%、約70%~約100%、約70%~約90%、約70%~約80%、約80%~約800%、約80%~約750%、約80%~約700%、約80%~約650%、約80%~約600%、約80%~約550%、約80%~約500%、約80%~約450%、約80%~約400%、約80%~約350%、約80%~約300%、約80%~約280%、約80%~約260%、約80%~約240%、約80%~約220%、約80%~約200%、約80%~約180%、約80%~約160%、約80%~約140%、約80%~約120%、約80%~約100%、約80%~約90%、約90%~約800%、約90%~約750%、約90%~約700%、約90%~約650%、約90%~約600%、約90%~約550%、約90%~約500%、約90%~約450%、約90%~約400%、約90%~約350%、約90%~約300%、約90%~約280%、約90%~約260%、約90%~約240%、約90%~約220%、約90%~約200%、約90%~約180%、約90%~約160%、約90%~約140%、約90%~約120%、約90%~約100%、約100%~約800%、約100%~約750%、約100%~約700%、約100%~約650%、約100%~約600%、約100%~約550%、約100%~約500%、約100%~約450%、約100%~約400%、約100%~約350%、約100%~約300%、約100%~約280%、約100%~約260%、約100%~約240%、約100%~約220%、約100%~約200%、約100%~約180%、約100%~約160%、約100%~約140%、約100%~約120%、約120%~約800%、約120%~約750%、約120%~約700
%、約120%~約650%、約120%~約600%、約120%~約550%、約120%~約500%、約120%~約450%、約120%~約400%、約120%~約350%、約120%~約300%、約120%~約280%、約120%~約260%、約120%~約240%、約120%~約220%、約120%~約200%、約120%~約180%、約120%~約160%、約120%~約140%、約140%~約800%、約140%~約750%、約140%~約700%、約140%~約650%、約140%~約600%、約140%~約550%、約140%~約500%、約140%~約450%、約140%~約400%、約140%~約350%、約140%~約300%、約140%~約280%、約140%~約260%、約140%~約240%、約140%~約220%、約140%~約200%、約140%~約180%、約140%~約160%、約160%~約800%、約160%~約750%、約160%~約700%、約160%~約650%、約160%~約600%、約160%~約550%、約160%~約500%、約160%~約450%、約160%~約400%、約160%~約350%、約160%~約300%、約160%~約280%、約160%~約260%、約160%~約240%、約160%~約220%、約160%~約200%、約160%~約180%、約180%~約800%、約180%~約750%、約180%~約700%、約180%~約650%、約180%~約600%、約180%~約550%、約180%~約500%、約180%~約450%、約180%~約400%、約180%~約350%、約180%~約300%、約180%~約280%、約180%~約260%、約180%~約240%、約180%~約220%、約180%~約200%、約200%~約800%、約200%~約750%、約200%~約700%、約200%~約650%、約200%~約600%、約200%~約550%、約200%~約500%、約200%~約450%、約200%~約400%、約200%~約350%、約200%~約300%、約200%~約280%、約200%~約260%、約200%~約240%、約200%~約220%、約220%~約800%、約220%~約750%、約220%~約700%、約220%~約650%、約220%~約600%、約220%~約550%、約220%~約500%、約220%~約450%、約220%~約400%、約220%~約350%、約220%~約300%、約220%~約280%、約220%~約260%、約220%~約240%、約240%~約800%、約240%~約750%、約240%~約700%、約240%~約650%、約240%~約600%、約240%~約550%、約240%~約500%、約240%~約450%、約240%~約400%、約240%~約350%、約240%~約300%、約240%~約280%、約240%~約260%、約260%~約800%、約260%~約750%、約260%~約700%、約260%~約650%、約260%~約600%、約260%~約550%、約260%~約500%、約260%~約450%、約260%~約400%、約260%~約350%、約260%~約300%、約260%~約280%、約280%~約800%、約280%~約750%、約280%~約700%、約280%~約650%、約280%~約600%、約280%~約550%、約280%~約500%、約280%~約450%、約280%~約400%、約280%~約350%、約280%~約300%、約300%~約800%、約300%~約750%、約300%~約700%、約300%~約650%、約300%~約600%、約300%~約550%、約300%~約500%、約300%~約450%、約300%~約400%、約300%~約350%、約350%~約800%、約350%~約750%、約350%~約700%、約350%~約650%、約350%~約600%、約350%~約550%、約350%~約500%、約350%~約450%、約350%~約400%、約400%~約800%、約400%~約750%、約400%~約700%、約400%~約650%、約400%~約600%、約400%~約550%、約400%~約500%、約400%~約450%、約450%~約800%、約450%~約750%、約450%~約700%、約450%~約650%、約450%~約600%、約450%~約550%、約450%~約500%、約500%~約800%、約500%~約750%、約500%~約700%、約500%~約650%、約500%~約600%、約500%~約550%、約550%~約800%、約550%~約750%、約550%~約700%、約550%~約650%、約550%~約600%、約600%~約800%、約600%~約750%、約600%~約700%、約600%~約650%、約650%~約800%、約650%~約750%、約650%~約700%、約700%~約800%、約700%~約750%、または約750%~約800%)の増加をもたらし得る。
【0191】
免疫細胞の増殖を誘導するかまたは増加させる方法
また、免疫細胞(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な免疫細胞のうちのいずれか)の増殖を誘導するかまたは増加させる方法も本明細書に提供され、この方法は、免疫細胞を、有効量の本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは本明細書に記載の組成物(例えば、医薬組成物)のうちのいずれかと接触させることを含む。いくつかの例では、免疫細胞は、インビトロで(例えば、免疫細胞の刺激をもたらすのに十分な条件下で、好適な液体培地中で)接触する。
【0192】
いくつかの例では、免疫細胞は、対象(例えば、哺乳動物、例えば、ヒト)から以前に得られている。これらの方法のいくつかの実施形態は、接触させるステップの前に、免疫細胞を対象から得ることをさらに含む。
【0193】
いくつかの例では、免疫細胞は、インビボで接触する。そのような実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、対象(例えば、哺乳動物、例えば、ヒト)に、対象における免疫細胞の刺激をもたらすのに十分な量で投与される。
【0194】
本明細書に記載の方法のうちのいずれかのいくつかの例では、免疫細胞は、未熟胸腺細胞、末梢血リンパ球、ナイーブT細胞、多能性Th細胞前駆体、リンパ前駆細胞、Treg細胞、メモリーT細胞、Th17細胞、Th22細胞、Th9細胞、Th2細胞、Th1細胞、Th3細胞、γδ T細胞、αβ T細胞、腫瘍浸潤T細胞、CD8T細胞、CD4T細胞、ナチュラルキラーT細胞、マスト細胞、マクロファージ、好中球、樹状細胞、好塩基球、好酸球、もしくはナチュラルキラー細胞、またはそれらの組み合わせであり得る。
【0195】
いくつかの例では、免疫細胞は、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体を発現するように以前に遺伝子改変されている。いくつかの例では、免疫細胞(例えば、本明細書に記載の免疫細胞のうちのいずれか)は、共刺激分子(例えば、CD28)を発現するように以前に遺伝子改変されている。
【0196】
これらの方法のいくつかの実施形態は、接触させるステップの後に、免疫細胞(例えば、本明細書に記載の免疫細胞のうちのいずれか)に、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体をコードする核酸を導入することをさらに含み得る。これらの方法のいくつかの実施形態は、接触させるステップの後に、免疫細胞(例えば、本明細書に記載の免疫細胞のうちのいずれか)に、共刺激分子(例えば、CD28)をコードする核酸を導入することをさらに含み得る。
【0197】
これらの方法のいくつかの実施形態は、治療有効量の免疫細胞を、それを必要とする対象(例えば、本明細書に記載の例示的な対象のうちのいずれか)に投与することをさらに含み得る。
【0198】
いくつかの例では、対象は、加齢関連疾患または状態を有すると特定または診断された対象であり得る。加齢関連疾患または障害の非限定的な例には、アルツハイマー病、動脈瘤、嚢胞性線維症、膵炎における線維症、緑内障、高血圧症、特発性肺線維症、炎症性腸疾患、椎間板変性、黄斑変性、骨関節炎、2型真性糖尿病、脂肪萎縮、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、白内障、COPD、特発性肺線維症、腎移植不全、肝線維症、骨量喪失、心筋梗塞、サルコペニア、創傷治癒、脱毛症、心筋細胞肥大、骨関節炎、パーキンソン病、加齢に伴う肺組織弾性の低下、黄斑変性、悪液質、糸球体硬化症、肝硬変、NAFLD、骨粗しょう症、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、脊髄小脳失調症、多発性硬化症、および腎機能障害が挙げられる。
【0199】
いくつかの例では、対象は、がんを有すると特定または診断されている対象であり得る。がんの非限定的な例には、固形腫瘍、血液腫瘍、肉腫、骨肉腫、膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、黒色腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫、B細胞新生物、多発性骨髄腫、B細胞リンパ腫、B細胞非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ性白血病(ALL)、骨髄異形成症候群(MDS)、皮膚T細胞リンパ腫、網膜芽細胞腫、胃がん、尿路上皮がん、肺がん、腎細胞がん、胃食道がん、膵臓がん、前立腺がん、乳がん、結腸直腸がん、卵巣がん、非小細胞肺がん、扁平上皮頭頸部がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、肝臓がん、および肝細胞がんが挙げられる。
【0200】
いくつかの例では、対象は、感染性疾患を有すると診断または特定されている対象であり得る。感染性疾患の非限定的な例には、ヒト免疫不全ウイルス、サイトメガロウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、ライノウイルス、ロタウイルス、天然痘、単純ヘルペスウイルス、B型肝炎ウイルス、A型肝炎ウイルス、およびC型肝炎ウイルス、パピローマウイルス、またはインフルエンザウイルスによる感染が挙げられる。
【0201】
免疫細胞の増殖の検出は、当該技術分野で既知の方法、例えば、サイトメトリー(例えば、蛍光支援フローサイトメトリー)、顕微鏡法、および免疫蛍光顕微鏡法を使用して、例えば、単鎖キメラポリペプチドと接触していない試料中の免疫細胞の濃度の増加率を、本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかと接触した同様の試料中の免疫細胞の濃度の増加率と比較することによって実施され得る。
【0202】
他の例では、免疫細胞の増殖は、(例えば、本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれとも接触していない対照における1つ以上のサイトカインおよびケモカインのレベルと比較して、)増殖性免疫細胞によって分泌される1つ以上のサイトカインもしくはケモカインまたは調節分子(例えば、IL-2、IFN-γ、IL-1、IL-4、IL-5、IL-6、IL-7、IL-9、IL-10、IL-12、IL-13、IL-15、IL-17、IL-18、IL-22、IL-33、ロイコトリエンB4、CCL5、TNFα、グランザイム、パーフォリン、TGFβ、STAT3、RORγT、FOXP3、STAT6、およびGATA3のうちの1つ以上)のレベルの増加を検出することによって間接的に検出され得る。
【0203】
いくつかの実施形態では、本明細書に提供される方法は、本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれとも接触していない同様の対照試料中の免疫細胞の濃度の増加率と比較して、本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかと接触した試料中の免疫細胞の濃度の増加率の増加(例えば、約1%~約800%の増加、または本明細書に記載のこの範囲の部分範囲のうちのいずれか)をもたらし得る。
【0204】
免疫細胞の分化を誘導する方法
また、免疫細胞(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な免疫細胞のうちのいずれか)のメモリーまたはメモリー様免疫細胞への分化を誘導する方法も本明細書に提供され、この方法は、免疫細胞を、有効量の本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは本明細書に記載の組成物(例えば、医薬組成物)のうちのいずれかと接触させることを含む。いくつかの例では、免疫細胞は、インビトロで(例えば、免疫細胞の刺激をもたらすのに十分な条件下で、好適な液体培地中で)接触する。
【0205】
いくつかの例では、免疫細胞は、対象(例えば、哺乳動物、例えば、ヒト)から以前に得られている。これらの方法のいくつかの実施形態は、接触させるステップの前に、免疫細胞を対象から得ることをさらに含む。
【0206】
いくつかの例では、免疫細胞は、インビボで接触する。そのような実施形態では、単鎖キメラポリペプチドは、対象(例えば、哺乳動物、例えば、ヒト)に、対象における免疫細胞の刺激をもたらすのに十分な量で投与される。
【0207】
本明細書に記載の方法のいずれかのいくつかの例では、免疫細胞は、未熟胸腺細胞、末梢血リンパ球、ナイーブT細胞、多能性Th細胞前駆体、リンパ前駆細胞、Treg細胞、Th17細胞、Th22細胞、Th9細胞、Th2細胞、Th1細胞、Th3細胞、γδ T細胞、αβ T細胞、腫瘍浸潤T細胞、CD8+T細胞、CD4+T細胞、ナチュラルキラーT細胞、マスト細胞、マクロファージ、好中球、樹状細胞、好塩基球、好酸球、もしくはナチュラルキラー細胞、またはそれらの組み合わせであり得る。
【0208】
いくつかの例では、免疫細胞は、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体を発現するように以前に遺伝子改変されている。いくつかの例では、免疫細胞(例えば、本明細書に記載の免疫細胞のうちのいずれか)は、共刺激分子(例えば、CD28)を発現するように以前に遺伝子改変されている。
【0209】
これらの方法のいくつかの実施形態は、接触させるステップの後に、免疫細胞(例えば、本明細書に記載の免疫細胞のうちのいずれか)に、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体をコードする核酸を導入することをさらに含み得る。これらの方法のいくつかの実施形態は、接触させるステップの後に、免疫細胞(例えば、本明細書に記載の免疫細胞のうちのいずれか)に、共刺激分子(例えば、CD28)をコードする核酸を導入することをさらに含み得る。
【0210】
これらの方法のいくつかの実施形態は、治療有効量の免疫細胞を、それを必要とする対象(例えば、本明細書に記載の例示的な対象のうちのいずれか)に投与することをさらに含み得る。
【0211】
いくつかの例では、対象は、加齢関連疾患または状態を有すると特定または診断された対象であり得る。加齢関連疾患または障害の非限定的な例には、アルツハイマー病、動脈瘤、嚢胞性線維症、膵炎における線維症、緑内障、高血圧症、特発性肺線維症、炎症性腸疾患、椎間板変性、黄斑変性、骨関節炎、2型真性糖尿病、脂肪萎縮、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、白内障、COPD、特発性肺線維症、腎移植不全、肝線維症、骨量喪失、心筋梗塞、サルコペニア、創傷治癒、脱毛症、心筋細胞肥大、骨関節炎、パーキンソン病、加齢に伴う肺組織弾性の低下、黄斑変性、悪液質、糸球体硬化症、肝硬変、NAFLD、骨粗しょう症、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、脊髄小脳失調症、多発性硬化症、および腎機能障害が挙げられる。
【0212】
いくつかの例では、対象は、がんを有すると特定または診断されている対象であり得る。がんの非限定的な例には、固形腫瘍、血液腫瘍、肉腫、骨肉腫、膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、黒色腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫、B細胞新生物、多発性骨髄腫、B細胞リンパ腫、B細胞非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ性白血病(ALL)、骨髄異形成症候群(MDS)、皮膚T細胞リンパ腫、網膜芽細胞腫、胃がん、尿路上皮がん、肺がん、腎細胞がん、胃食道がん、膵臓がん、前立腺がん、乳がん、結腸直腸がん、卵巣がん、非小細胞肺がん、扁平上皮頭頸部がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、肝臓がん、および肝細胞がんが挙げられる。
【0213】
いくつかの例では、対象は、感染性疾患を有すると診断または特定されている対象であり得る。感染性疾患の非限定的な例には、ヒト免疫不全ウイルス、サイトメガロウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、ライノウイルス、ロタウイルス、天然痘、単純ヘルペスウイルス、B型肝炎ウイルス、A型肝炎ウイルス、およびC型肝炎ウイルス、パピローマウイルス、またはインフルエンザウイルスによる感染が挙げられる。
【0214】
いくつかの例では、免疫細胞は、NK細胞であり、メモリーNK細胞の検出は、例えば、CD25、CD69、CD62L、IL-12、IL-18、IL-33、STAT4、STAT5、Zbtb32、DNAM-1、NKp30、NKp40、NKp46、BIM、Noxa、SOCS1、BNIP3、BNIP3L、IFN-γ、CXCL16、CXCR6、NKG2D、TRAIL、CD49、Ly49D、CD49b、およびLy79Hのうちの1つ以上の増加したレベルの検出を含み得る。メモリーNK細胞およびそれを検出する方法の説明は、O’Sullivan et al.,Immunity 43:634-645,2015に記載されている。
【0215】
いくつかの例では、免疫細胞は、T細胞であり、メモリーT細胞の検出は、例えば、CD45RO、CCR7、L-セレクチン(CD62L)、CD44、CD45RA、インテグリンαeβ7、CD43、CD27、CD28、IL-7Rα、CD95、IL-2Rβ、CXCR3、およびLFA-1のうちの1つ以上の発現レベルの検出を含み得る。いくつかの例では、免疫細胞は、B細胞であり、メモリーB細胞の検出は、例えば、CD27の発現レベルの検出を含み得る。メモリーまたはメモリー様免疫細胞の他のタイプおよびマーカーは、当該技術分野で既知である。
【0216】
治療の方法
また、治療を必要とする対象(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な対象のうちのいずれか)を治療する方法も本明細書に提供され、この方法は、対象に、治療有効量の本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは本明細書に記載の組成物(例えば、医薬組成物)のうちのいずれかを投与することを含む。
【0217】
これらの方法のいくつかの実施形態では、対象は、がんを有すると特定または診断されている。がんの非限定的な例には、固形腫瘍、血液腫瘍、肉腫、骨肉腫、膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、黒色腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫、B細胞新生物、多発性骨髄腫、B細胞リンパ腫、B細胞非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ性白血病(ALL)、骨髄異形成症候群(MDS)、皮膚T細胞リンパ腫、網膜芽細胞腫、胃がん、尿路上皮がん、肺がん、腎細胞がん、胃食道がん、膵臓がん、前立腺がん、乳がん、結腸直腸がん、卵巣がん、非小細胞肺がん、扁平上皮頭頸部がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、肝臓がん、および肝細胞がんが挙げられる。いくつかの実施形態では、これらの方法は、(例えば、治療前の対象におけるがんの1つ以上の症状の数、重症度、または頻度と比較して、)対象におけるがんの1つ以上の症状の数、重症度、または頻度の減少をもたらし得る。いくつかの実施形態では、これらの方法は、(例えば、治療前または治療開始時の1つ以上の固形腫瘍の体積と比較して、)対象における1つ以上の固形腫瘍の体積の減少(例えば、約1%減少~約99%減少、約1%減少~約95%減少、約1%減少~約90%減少、約1%減少~約85%減少、約1%減少~約80%減少、約1%減少~約75%減少、約1%減少~約70%減少、約1%減少~約65%減少、約1%減少~約60%減少、約1%減少~約55%減少、約1%減少~約50%減少、約1%減少~約45%減少、約1%減少~約40%減少、約1%減少~約35%減少、約1%減少~約30%減少、約1%減少~約25%減少、約1%減少~約20%減少、約1%減少~約15%減少、約1%減少~約10%減少、約1%減少~約5%減少、約5%減少~約99%減少、約5%減少~約95%減少、約5%減少~約90%減少、約5%減少~約85%減少、約5%減少~約80%減少、約5%減少~約75%減少、約5%減少~約70%減少、約5%減少~約65%減少、約5%減少~約60%減少、約5%減少~約55%減少、約5%減少~約50%減少、約5%減少~約45%減少、約5%減少~約40%減少、約5%減少~約35%減少、約5%減少~約30%減少、約5%減少~約25%減少、約5%減少~約20%減少、約5%減少~約15%減少、約5%減少~約10%減少、約10%減少~約99%減少、約10%減少~約95%減少、約10%減少~約90%減少、約10%減少~約85%減少、約10%減少~約80%減少、約10%減少~約75%減少、約10%減少~約70%減少、約10%減少~約65%減少、約10%減少~約60%減少、約10%減少~約55%減少、約10%減少~約50%減少、約10%減少~約45%減少、約10%減少~約40%減少、約10%減少~約35%減少、約10%減少~約30%減少、約10%減少~約25%減少、約10%減少~約20%減少、約10%減少~約15%減少、約15%減少~約99%減少、約15%減少~約95%減少、約15%減少~約90%減少、約15%減少~約85%減少、約15%減少~約80%減少、約15%減少~約75%減少、約15%減少~約70%減少、約15%減少~約65%減少、約15%減少~約60%減少、約15%減少~約55%減少、約15%減少~約50%減少、約15%減少~約45%減少、約15%減少~約40%減少、約15%減少~約35%減少、約15%減少~約30%減少、約15%減少~約25%減少、約15%減少~約20%減少、約20%減少~約99%減少、約20%減少~約95%減少、約20%減少~約90%減少、約20%減少~約85%減少、約20%減少~約80%減少、約20%減少~約75%減少、約20%減少~約70%減少、約20%減少~約65%減少、約20%減少~約60%減少、約20%減少~約55%減少、約20%減少~約50%減少、約20%減少~約45%減少、約20%減少~約40%減少、約20%減少~約35%減少、約20%減少~約30%減少、約20%減少~約25%減少、約25%減少~約99%減少、約25%減少~約95%減少、約25%減少~約90%減少、約25%減少~約85%減少、約25%減少~約80%減少、約25%減少~約75%減少、約25%減少~約70%減少、約25%減少~約65%減少、約25%減少~約60%減少、約25%減少~約55%減少、約25%減少~約50%減少、約25%減少~約45%減少、約25%減少~約40%減少、約25%減少~約35%減少、約25%減少~約30%減少、約30%減少~約99%減少、約30%減少~約95%減少、約30%減少~約90%減少、約30%減少~約85%減少、約30%減少~約80%減少、約30%減少~約75%減少、約30%減少~約70%減少、約30%減少~約65%減少、約30%減少~約60%減少、約30%減少~約55%減少、約30%減少~約50%減少、約30%減少~約45%減少、約30%減少~約40%減少、約30%減少~約35%減少、約35%減少~約99%減少、約35%減少~約95%減少、約35%減少~約90%減少、約35%減少~約85%減少、約35%減少~約80%減少、約35%減少~約75%減少、約35%減少~約70%減少、約35%減少~約65%減少、約35%減少~約60%減少、約35%減少~約55%減少、約35%減少~約50%減少、約35%減少~約45%減少、約35%減少~約40%減少、約40%減少~約99%減少、約40%減少~約95%減少、約40%減少~約90%減少、約40%減少~約85%減少、約40%減少~約80%減少、約40%減少~約75%減少、約40%減少~約70%減少、約40%減少~約65%減少、約40%減少~約60%減少、約40%減少~約55%減少、約40%減少~約50%減少、約40%減少~約45%減少、約45%減少~約99%減少、約45%減少~約95%減少、約45%減少~約90%減少、約45%減少~約85%減少、約45%減少~約80%減少、約45%減少~約75%減少、約45%減少~約70%減少、約45%減少~約65%減少、約45%減少~約60%減少、約45%減少~約55%減少、約45%減少~約50%減少、約50%減少~約99%減少、約50%減少~約95%減少、約50%減少~約90%減少、約50%減少~約85%減少、約50%減少~約80%減少、約50%減少~約75%減少、約50%減少~約70%減少、約50%減少~約65%減少、約50%減少~約60%減少、約50%減少~約55%減少、約55%減少~約99%減少、約55%減少~約95%減少、約55%減少~約90%減少、約55%減少~約85%減少、約55%減少~約80%減少、約55%減少~約75%減少、約55%減少~約70%減少、約55%減少~約65%減少、約55%減少~約60%減少、約60%減少~約99%減少、約60%減少~約95%減少、約60%減少~約90%減少、約60%減少~約85%減少、約60%減少~約80%減少、約60%減少~約75%減少、約60%減少~約70%減少、約60%減少~約65%減少、約65%減少~約99%減少、約65%減少~約95%減少、約65%減少~約90%減少、約65%減少~約85%減少、約65%減少~約80%減少、約65%減少~約75%減少、約65%減少~約70%減少、約70%減少~約99%減少、約70%減少~約95%減少、約70%減少~約90%減少、約70%減少~約85%減少、約70%減少~約80%減少、約70%減少~約75%減少、約75%減少~約99%減少、約75%減少~約95%減少、約75%減少~約90%減少、約75%減少~約85%減少、約75%減少~約80%減少、約80%減少~約99%減少、約80%減少~約95%減少、約80%減少~約90%減少、約80%減少~約85%減少、約85%減少~約99%減少、約85%減少~約95%減少、約85%減少~約90%減少、約90%減少~約99%減少、約90%減少~約95%減少、または約95%減少~約99%減少)をもたらし得る。いくつかの実施形態では、これらの方法は、(例えば、治療前の対象または異なる治療が施された同様の対象もしくは対象集団における転移または1つ以上の追加の転移を発症するリスクと比較して、)対象における転移または1つ以上の追加の転移を発症するリスクを減少(例えば、約1%減少~約99%減少、または本明細書に記載のこの範囲の部分範囲のうちのいずれか)させ得る。
【0218】
これらの方法のいくつかの例では、対象は、加齢関連疾患または状態を有すると特定または診断されている。加齢関連疾患および状態の非限定的な例には、アルツハイマー病、動脈瘤、嚢胞性線維症、膵炎における線維症、緑内障、高血圧症、特発性肺線維症、炎症性腸疾患、椎間板変性、黄斑変性、骨関節炎、2型真性糖尿病、脂肪萎縮、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、白内障、COPD、特発性肺線維症、腎移植不全、肝線維症、骨量喪失、心筋梗塞、サルコペニア、創傷治癒、脱毛症、心筋細胞肥大、骨関節炎、パーキンソン病、加齢に伴う肺組織弾性の低下、黄斑変性、悪液質、糸球体硬化症、肝硬変、NAFLD、骨粗しょう症、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、脊髄小脳失調症、多発性硬化症、および腎機能障害が挙げられる。いくつかの例では、これらの方法は、(例えば、治療前の対象における加齢関連疾患または状態の1つ以上の症状の数、重症度、または頻度と比較して、)対象における加齢関連疾患または状態の1つ以上の症状の数、重症度、または頻度の減少をもたらし得る。いくつかの例では、これらの方法は、例えば、治療前の対象における老化細胞の数と比較して、対象における老化細胞の数の減少(例えば、対象における加齢関連疾患または障害に関与しているおよび/または関係付けられている1つ以上の特定の組織中の老化細胞の数の減少)(例えば、約1%減少~約99%減少、約1%減少~約95%減少、約1%減少~約90%減少、約1%減少~約85%減少、約1%減少~約80%減少、約1%減少~約75%減少、約1%~約70%減少、約1%減少~約65%減少、約1%減少~約60%減少、約1%減少~約55%減少、約1%減少~約50%減少、約1%減少~約45%減少、約1%減少~約40%減少、約1%減少~約35%減少、約1%減少~約30%減少、約1%減少~約25%減少、約1%減少~約20%減少、約1%減少~約15%減少、約1%減少~約10%減少、約1%減少~約5%減少、約5%減少~約99%減少、約5%減少~約95%減少、約5%減少~約90%減少、約5%減少~約85%減少、約5%減少~約80%減少、約5%減少~約75%減少、約5%~約70%減少、約5%減少~約65%減少、約5%減少~約60%減少、約5%減少~約55%減少、約5%減少~約50%減少、約5%減少~約45%減少、約5%減少~約40%減少、約5%減少~約35%減少、約5%減少~約30%減少、約5%減少~約25%減少、約5%減少~約20%減少、約5%減少~約15%減少、約5%減少~約10%減少、約10%減少~約99%減少、約10%減少~約95%減少、約10%減少~約90%減少、約10%減少~約85%減少、約10%減少~約80%減少、約10%減少~約75%減少、約10%~約70%減少、約10%減少~約65%減少、約10%減少~約60%減少、約10%減少~約55%減少、約10%減少~約50%減少、約10%減少~約45%減少、約10%減少~約40%減少、約10%減少~約35%減少、約10%減少~約30%減少、約10%減少~約25%減少、約10%減少~約20%減少、約10%減少~約15%減少、約15%減少~約99%減少、約15%減少~約95%減少、約15%減少~約90%減少、約15%減少~約85%減少、約15%減少~約80%減少、約15%減少~約75%減少、約15%~約70%減少、約15%減少~約65%減少、約15%減少~約60%減少、約15%減少~約55%減少、約15%減少~約50%減少、約15%減少~約45%減少、約15%減少~約40%減少、約15%減少~約35%減少、約15%減少~約30%減少、約15%減少~約25%減少、約15%減少~約20%減少、約20%減少~約99%減少、約20%減少~約95%減少、約20%減少~約90%減少、約20%減少~約85%減少、約20%減少~約80%減少、約20%減少~約75%減少、約20%~約70%減少、約20%減少~約65%減少、約20%減少~約60%減少、約20%減少~約55%減少、約20%減少~約50%減少、約20%減少~約45%減少、約20%減少~約40%減少、約20%減少~約35%減少、約20%減少~約30%減少、約20%減少~約25%減少、約25%減少~約99%減少、約25%減少~約95%減少、約25%減少~約90%減少、約25%減少~約85%減少、約25%減少~約80%減少、約25%減少~約75%減少、約25%~約70%減少、約25%減少~約65%減少、約25%減少~約60%減少、約25%減少~約55%減少、約25%減少~約50%減少、約25%減少~約45%減少、約25%減少~約40%減少、約25%減少~約35%減少、約25%減少~約30%減少、約30%減少~約99%減少、約30%減少~約95%減少、約30%減少~約90%減少、約30%減少~約85%減少、約30%減少~約80%減少、約30%減少~約75%減少、約30%~約70%減少、約30%減少~約65%減少、約30%減少~約60%減少、約30%減少~約55%減少、約30%減少~約50%減少、約30%減少~約45%減少、約30%減少~約40%減少、約30%減少~約35%減少、約35%減少~約99%減少、約35%減少~約95%減少、約35%減少~約90%減少、約35%減少~約85%減少、約35%減少~約80%減少、約35%減少~約75%減少、約35%~約70%減少、約35%減少~約65%減少、約35%減少~約60%減少、約35%減少~約55%減少、約35%減少~約50%減少、約35%減少~約45%減少、約35%減少~約40%減少、約40%減少~約99%減少、約40%減少~約95%減少、約40%減少~約90%減少、約40%減少~約85%減少、約40%減少~約80%減少、約40%減少~約75%減少、約40%~約70%減少、約40%減少~約65%減少、約40%減少~約60%減少、約40%減少~約55%減少、約40%減少~約50%減少、約40%減少~約45%減少、約45%減少~約99%減少、約45%減少~約95%減少、約45%減少~約90%減少、約45%減少~約85%減少、約45%減少~約80%減少、約45%減少~約75%減少、約45%~約70%減少、約45%減少~約65%減少、約45%減少~約60%減少、約45%減少~約55%減少、約45%減少~約50%減少、約50%減少~約99%減少、約50%減少~約95%減少、約50%減少~約90%減少、約50%減少~約85%減少、約50%減少~約80%減少、約50%減少~約75%減少、約50%~約70%減少、約50%減少~約65%減少、約50%減少~約60%減少、約50%減少~約55%減少、約55%減少~約99%減少、約55%減少~約95%減少、約55%減少~約90%減少、約55%減少~約85%減少、約55%減少~約80%減少、約55%減少~約75%減少、約55%~約70%減少、約55%減少~約65%減少、約55%減少~約60%減少、約60%減少~約99%減少、約60%減少~約95%減少、約60%減少~約90%減少、約60%減少~約85%減少、約60%減少~約80%減少、約60%減少~約75%減少、約60%~約70%減少、約60%減少~約65%減少、約65%減少~約99%減少、約65%減少~約95%減少、約65%減少~約90%減少、約65%減少~約85%減少、約65%減少~約80%減少、約65%減少~約75%減少、約65%~約70%減少、約70%減少~約99%減少、約70%減少~約95%減少、約70%減少~約90%減少、約70%減少~約85%減少、約70%減少~約80%減少、約70%減少~約75%減少、約75%減少~約99%減少、約75%減少~約95%減少、約75%減少~約90%減少、約75%減少~約85%減少、約75%減少~約80%減少、約80%減少~約99%減少、約80%減少~約95%減少、約80%減少~約90%減少、約80%減少~約85%減少、約85%減少~約99%減少、約85%減少~約95%減少、約85%減少~約90%減少、約90%減少~約99%減少、約90%減少~約95%減少、または約95%減少~約99%減少)をもたらし得る。
【0219】
これらの方法のいくつかの例では、対象は、感染症疾患を有すると診断または特定されている。感染性疾患の非限定的な例には、ヒト免疫不全ウイルス、サイトメガロウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、ライノウイルス、ロタウイルス、天然痘、単純ヘルペスウイルス、B型肝炎ウイルス、A型肝炎ウイルス、およびC型肝炎ウイルス、パピローマウイルス、ならびにインフルエンザウイルスによる感染が挙げられる。いくつかの実施形態では、これらの方法は、(例えば、治療前の対象における感染力価と比較して、)対象における感染力価(例えば、ウイルス力価)の減少をもたらし得る。いくつかの実施形態では、これらの方法は、(例えば、治療前の対象における感染性疾患の1つ以上の症状の数、重症度、または頻度と比較して、)対象における感染性疾患(例えば、ウイルス感染)の1つ以上の症状の数、重症度、または頻度の減少をもたらし得る。
【0220】
「対象」という用語は、任意の哺乳動物を指す。いくつかの実施形態では、対象または「治療を必要とする対象」は、イヌ科動物(例えば、イヌ)、ネコ科動物(例えば、ネコ)、ウマ科動物(例えば、ウマ)、ヒツジ、ウシ、ブタ、ヤギ、霊長類、例えば、サル(simian)(例えば、サル(monkey)(例えば、マーモセット、ヒヒ)、もしくは類人猿(例えば、ゴリラ、チンパンジー、オランウータン、またはテナガザル)、もしくはヒト、または齧歯類(例えば、マウス、テンジクネズミ、ハムスター、またはラット)であり得る。いくつかの実施形態では、対象または「治療を必要とする対象」は、非ヒト哺乳動物であり得、特にヒトにおける治療効果を実証するためのモデルとして従来的に使用されている哺乳動物(例えば、マウス、ウサギ、ブタ、イヌ、または霊長類動物)が用いられ得る。
【0221】
がん細胞、感染細胞、または老化細胞を死滅させる方法
また、がん細胞(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的なタイプのがんのうちのいずれか)、感染細胞(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的なウイルスのうちのいずれかによる感染)、または老化細胞(例えば、老化がん細胞、老化線維芽細胞、または老化内皮細胞)の死滅を必要とする対象(例えば、本明細書に記載のまたは当該技術分野で既知の例示的な対象のうちのいずれか)においてそれらを死滅させる方法も本明細書に提供され、この方法は、対象に、治療有効量の本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは本明細書に記載の組成物(例えば、医薬組成物)のうちのいずれかを投与することを含む。
【0222】
これらの方法のいくつかの実施形態では、対象は、がんを有すると特定または診断されている。がんの非限定的な例には、固形腫瘍、血液腫瘍、肉腫、骨肉腫、膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、黒色腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫、B細胞新生物、多発性骨髄腫、B細胞リンパ腫、B細胞非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ性白血病(ALL)、骨髄異形成症候群(MDS)、皮膚T細胞リンパ腫、網膜芽細胞腫、胃がん、尿路上皮がん、肺がん、腎細胞がん、胃食道がん、膵臓がん、前立腺がん、乳がん、結腸直腸がん、卵巣がん、非小細胞肺がん、扁平上皮頭頸部がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、肝臓がん、および肝細胞がんが挙げられる。
【0223】
これらの方法のいくつかの例では、対象は、加齢関連疾患または状態を有すると特定または診断されている。加齢関連疾患および状態の非限定的な例には、アルツハイマー病、動脈瘤、嚢胞性線維症、膵炎における線維症、緑内障、高血圧症、特発性肺線維症、炎症性腸疾患、椎間板変性、黄斑変性、骨関節炎、2型真性糖尿病、脂肪萎縮、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、白内障、COPD、特発性肺線維症、腎移植不全、肝線維症、骨量喪失、心筋梗塞、サルコペニア、創傷治癒、脱毛症、心筋細胞肥大、骨関節炎、パーキンソン病、加齢に伴う肺組織弾性の低下、黄斑変性、悪液質、糸球体硬化症、肝硬変、NAFLD、骨粗しょう症、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、脊髄小脳失調症、多発性硬化症、および腎機能障害が挙げられる。
【0224】
これらの方法のいくつかの例では、対象は、感染症疾患を有すると診断または特定されている。感染性疾患の非限定的な例には、ヒト免疫不全ウイルス、サイトメガロウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、ライノウイルス、ロタウイルス、天然痘、単純ヘルペスウイルス、B型肝炎ウイルス、A型肝炎ウイルス、およびC型肝炎ウイルス、パピローマウイルス、ならびにインフルエンザウイルスによる感染が挙げられる。
【0225】
老化細胞
老化は、表現型の変化、アポトーシスへの耐性、および損傷を感知するシグナル伝達経路の活性化を伴う不可逆的な成長停止の一形態である。細胞老化は、増殖する能力を失った培養ヒト線維芽細胞で最初に説明され、約50回の集団倍加(ヘイフリック限界と称される)後に永久停止に達した。老化は、酸化的ストレスおよび遺伝毒性ストレス、DNA損傷、テロメア摩滅、発がん性活性化、ミトコンドリア機能障害、または化学療法剤を含む、広範囲の内因性および外因性傷害によって誘導され得るストレス応答とみなされる。
【0226】
老化細胞は、代謝的に活性を維持し、それらの分泌表現型を介して組織の止血、疾患、および加齢に影響を及ぼし得る。老化は、生理学的プロセスとみなされており、創傷治癒、組織の恒常性、再生、および線維症の調節を促進する上で重要である。例えば、老化細胞の一過性の誘導は、治癒中に観察され、創傷の消散に寄与する。恐らく、老化の最も重要な役割の1つは、腫瘍抑制におけるその役割である。しかしながら、老化細胞の蓄積は、加齢および加齢関連疾患および状態も促進する。老化の表現型は、慢性炎症応答も誘因し、その結果、慢性炎症状態を増強して、腫瘍の成長を促進する可能性がある。老化と加齢との間の関連性は、当初、老化細胞が加齢組織に蓄積するという観察に基づいていた。トランスジェニックモデルの使用により、多くの加齢関連病状において老化細胞を体系的に検出することが可能となっている。老化細胞を選択的に排除するための戦略は、老化細胞が実際に加齢および関連病状において因果的役割を果たし得ることを実証している。
【0227】
老化細胞は、形態、クロマチン構成、遺伝子発現、および代謝の変化を含む重要かつ特有の特性を呈する。細胞老化に関連するいくつかの生化学的および機能的特性、例えば、(i)サイクリン依存性キナーゼの阻害剤であるp16およびp21の発現の増加、(ii)リソソーム活性のマーカーである老化関連β-ガラクトシダーゼの存在、(iii)老化関連ヘテロクロマチン病巣の出現およびラミンB1レベルのダウンレギュレーション、(iv)抗アポトーシスBCLファミリータンパク質の発現の増加によって引き起こされるアポトーシスに対する耐性、および(v)CD26(DPP4)、CD36(スカベンジャー受容体)、フォークヘッドボックス4(FOXO4)、および分泌担体膜タンパク質4(SCAMP4)のアップレギュレーションが存在する。老化細胞は、炎症特性、いわゆる老化関連分泌表現型(SASP)も発現する。SASPを介して、老化細胞は、細胞自律的様式で作動して老化を強化し(オートクリン効果)、微小環境と通信してそれを改変する(パラクリン効果)、広範囲の炎症性サイトカイン(IL-6、IL-8)、成長因子(TGF-β)、ケモカイン(CCL-2)、およびマトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP-3、MMP-9)を産生する。SASP因子は、老化細胞の免疫介在性クリアランスである老化監視を誘因することによって腫瘍抑制に寄与することができる。しかしながら、慢性炎症も腫瘍形成の既知の要因であり、累積証拠は、慢性SASPががんおよび加齢関連疾患を後押しする可能性もあることを示す。
【0228】
老化細胞の分泌プロファイルは、状況依存的である。例えば、ヒト線維芽細胞における様々なミトコンドリア機能障害によって誘導されるミトコンドリア機能障害関連老化(MiDAS)は、IL-1依存性炎症性因子が不足したSASPの出現をもたらした。NAD+/NADH比の減少は、p53の活性化によりMiDASを誘導したAMPKシグナル伝達を活性化した。結果として、p53は、炎症促進性SASPの重要な誘導因子であるNF-κBシグナル伝達を阻害した。対照的に、ヒト細胞における持続的なDNA損傷によって引き起こされた細胞老化は、炎症性SASPを誘導し、これは、運動失調-毛細血管拡張症変異(ATM)キナーゼの活性化に依存したが、p53の活性化には依存しなかった。具体的には、IL-6およびIL-8の発現レベルおよび分泌レベルが増加した。異所性発現p16INK4aおよびp21CIP1によって引き起こされる細胞老化が、炎症性SASPなしでヒト線維芽細胞における老化表現型を誘導することも実証されており、成長停止自体はSASPを刺激しなかったことを示している。
【0229】
老化の最も明確な特徴の1つは、安定した成長停止である。これは、2つの重要な経路であるp16/Rbおよびp53/p21によって達成され、これらはいずれも腫瘍抑制の中心である。DNA損傷は、(1)クロマチンにおけるγH2Ax(ヒストンコーディング遺伝子)および53BP1(DNA損傷応答に関与)の高沈着(これは最終的にp53活性化をもたらすキナーゼカスケードの活性化につながる)、および(2)p16INK4aおよびARF(いずれもCDKN2Aによってコードされる)ならびにP15INK4b(CDKN2Bによってコードされる)の活性化(p53はサイクリン依存性キナーゼ阻害剤(p21)の転写を誘導し、p16INK4aおよびp15INK4bの両方とともに、細胞周期進行のために遺伝子を遮断する(CDK4およびCDK6))をもたらす。これは、最終的に網膜芽細胞腫タンパク質(Rb)の低リン酸化およびG1期での細胞周期停止につながる。
【0230】
老化細胞を選択的に死滅させることにより、正常な加齢との関連でマウスの健康スパンが有意に改善され、加齢関連疾患またはがん療法の結果が改善されることが示されている(Ovadya,J Clin Invest.128(4):1247-1254,2018)。自然界では、老化細胞は、通常、自然免疫細胞によって除去される。老化の誘導は、損傷/変化した細胞の潜在的な増殖および形質転換を阻止するのみならず、主にナチュラルキラー(NK)細胞(IL-15およびCCL2等)およびマクロファージ(CFS-1およびCCL2等)の化学誘引物質として機能するSASP因子の産生により組織修復も支持する。これらの自然免疫細胞は、ストレスを受けた細胞を排除するための免疫監視メカニズムを媒介する。老化細胞は、通常、ストレス誘導性リガンドのファミリーに属するNK細胞活性化受容体NKG2DおよびDNAM1リガンドをアップレギュレートし、これは、感染性疾患および悪性腫瘍に対する最前線の免疫防御の重要な要素である。受容体が活性化されると、NK細胞は、それらの細胞溶解機構を介して老化細胞の死を特異的に誘導することができる。老化細胞の免疫監視におけるNK細胞の役割は、肝線維症(Sagiv,Oncogene 32(15):1971-1977,2013)、肝細胞がん(Iannello,J Exp Med 210(10):2057-2069,2013)、多発性骨髄腫(Soriani,Blood 113(15):3503-3511,2009)、およびメバロン酸経路の機能傷害によってストレスを受けた神経膠腫細胞(Ciaglia,Int J Cancer 142(1):176-190,2018)において指摘されている。子宮内膜細胞は、急性細胞老化を受け、脱落膜細胞に分化しない。分化した脱落膜細胞は、IL-15を分泌し、それにより子宮NK細胞を動員して、未分化老化細胞を標的として排除し、ひいては子宮内膜の再構築および若返りを助ける(Brighton,Elife 6:e31274,2017)。同様のメカニズムを用いて、肝線維症の間、p53を発現する老化肝衛星細胞は、常在性Kupferマクロファージおよび新たに浸潤したマクロファージの極性を、老化細胞除去活性を呈する炎症促進性M1表現型に向かって歪めた。F4/80+マクロファージが、分娩後の子宮機能を維持するためにマウス子宮老化細胞のクリアランスに重要な役割を果たすことが示されている。
【0231】
老化細胞は、主に、NKG2D(NK細胞で発現)、ケモカイン、および他のSASP因子に対するリガンドをアップレギュレートすることによってNK細胞を動員する。肝線維症のインビボモデルは、活性化されたNK細胞による老化細胞の効果的なクリアランスを示している(Krizhanovsky,Cell 134(4):657-667,2008)。研究は、肝線維症(Krizhanovsky,Cell 134(4):657-667,2008)、変形性関節症(Xu,J Gerontol A Biol Sci Med Sci 72(6):780-785,2017)、およびパーキンソン病(Chinta,Cell Rep 22(4):930-940,2018)を含む老化を研究するための様々なモデルを説明している。老化細胞を研究するための動物モデルは、Krizhanovsky,Cell 134(4):657-667,2008、Baker,Nature 479(7372):232-236,2011、Farr,Nat Med 23(9):1072-1079,2017、Bourgeois,FEBS Lett 592(12):2083-2097,2018、Xu,Nat Med 24(8):1246-1256,2018)で説明されている。
【0232】
追加の治療剤
本明細書に記載の方法のうちのいずれかのいくつかの実施形態は、治療有効量の1つ以上の追加の治療剤を対象(例えば、本明細書に記載の対象のうちのいずれか)に投与することをさらに含み得る。1つ以上の追加の治療剤は、単鎖キメラポリペプチド(例えば、本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれか)または免疫細胞と実質的に同時に対象に投与され得る(例えば、単一製剤としてまたは2つ以上の製剤として対象に投与され得る)。いくつかの実施形態では、1つ以上の追加の治療剤は、単鎖キメラポリペプチド(例えば、本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれか)または免疫細胞を投与する前に、対象に投与され得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の追加の治療剤は、単鎖キメラポリペプチド(例えば、本明細書に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれか)または免疫細胞を投与した後に、対象に投与され得る。
【0233】
追加の治療剤の非限定的な例には、抗がん剤、活性化受容体アゴニスト、免疫チェックポイント阻害剤、HLA特異的阻害受容体を遮断するための薬剤、グリコーゲンシンターゼキナーゼ(GSK)3阻害剤、および抗体が挙げられる。
【0234】
抗がん薬の非限定的な例には、代謝拮抗薬(例えば、5-フルオロウラシル(5-FU)、6-メルカプトプリン(6-MP)、カペシタビン、シタラビン、フロクスウリジン、フルダラビン、ゲムシタビン、ヒドロキシカルバミド、メトトレキサート、6-チオグアニン、クラドリビン、ネララビン、ペントスタチン、またはペメトレキセド)、植物アルカロイド(例えば、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、カンプトセシン、9-メトキシカンプトセシン、コロナリジン、タキソール、ナウクレアオラル(naucleaoral)、ジプレニル化インドールアルカロイド、モンタミン、シシュキニイン、プロトベルベリン、ベルベリン、サンギナリン、ケレリトリン、ケリドニン、リリオデニン、クリボリン、β-カルボリン、アントフィン、チロホリン、クリプトレピン、ネオクリプトレピン、コリノリン、サンパンギン、カルバゾール、クリナミン、モンタニン、エリプチシン、パクリタキセル、ドセタキセル、エトポシド、テニポシド、イリノテカン、トポテカン、またはアクリドンアルカロイド)、プロテアソーム阻害剤(例えば、ラクタシスチン、ジスルフィラム、エピガロカテキン-3-ガレート、マリゾミブ(サリノスポラミドA)、オプロゾミブ(ONX-0912)、デランゾミブ(CEP-18770)、エポキソミシン、MG132、ベータ-ヒドロキシベータ-メチルブチラート、ボルテゾミブ、カルフィルゾミブ、またはイキサゾミブ)、抗腫瘍抗生物質(例えば、ドキソルビシン、ダウノルビシン、エピルビシン、ミトキサントロン、イダルビシン、アクチノマイシン、プリカマイシン、マイトマイシン、またはブレオマイシン)、ヒストンデアセチラーゼ阻害剤(例えば、ボリノスタット、パノビノスタット、ギビノスタット、アベキシノスタット、デプシペプチド、エンチノスタット、フェニルブチラート、バルプロ酸、トリコスタチンA、ダシノスタット、モセチノスタット、プラシノスタット、ニコチンアミド、カンビノール、テノビン1、テノビン6、シルチノール、リコリノスタット、テフィノスタット、ケベトリン、キシノスタット、レスミノスタット、タセジナリン、チダミド、またはセリシスタット)、チロシンキナーゼ阻害剤(例えば、アキシチニブ、ダサチニブ、エンコラフィニブ、エルロチニブ、イマチニブ、ニロチニブ、パゾパニブ、およびスニチニブ)、および化学療法剤(例えば、オールトランスレチノイン酸、アザシチジン、アザチオプリン、ドキシフルリジン、エポチロン、ヒドロキシウレア、イマチニブ、テニポシド、チオグアニン、バルルビシン、ベムラフェニブ、およびレナリドミド)が挙げられる。化学療法剤の追加の例には、アルキル化剤、例えば、メクロレタミン、シクロホスファミド、クロラムブシル、メルファラン、イホスファミド、チオテパ、ヘキサメチルメラミン、ブスルファン、アルトレタミン、プロカルバジン、ダカルバジン、テモゾロミド、カルムスチン、ルムスチン、ストレプトゾシン、カルボプラチン、シスプラチン、およびオキサリプラチンが挙げられる。
【0235】
活性化受容体アゴニストの非限定的な例には、抗CD16抗体(例えば、抗CD16/CD30二重特異性モノクローナル抗体(BiMAb))およびFcベースの融合タンパク質を含む、NK細胞の細胞傷害性を活性化および増強する活性化受容体のための任意のアゴニストが挙げられる。チェックポイント阻害剤の非限定的な例には、抗PD-1抗体(例えば、MEDI0680)、抗PD-L1抗体(例えば、BCD-135、BGB-A333、CBT-502、CK-301、CS1001、FAZ053、KN035、MDX-1105、MSB2311、SHR-1316、抗PD-L1/CTLA-4二重特異性抗体KN046、抗PD-L1/TGFβRII融合タンパク質M7824、抗PD-L1/TIM-3二重特異性抗体LY3415244、アテゾリズマブ、またはアベルマブ)、抗TIM3抗体(例えば、TSR-022、Sym023、またはMBG453)、および抗CTLA-4抗体(例えば、AGEN1884、MK-1308、または抗CTLA-4/OX40二重特異性抗体ATOR-1015)が挙げられる。HLA特異的阻害受容体を遮断するための薬剤の非限定的な例には、モナリズマブ(例えば、抗HLA-E NKG2A阻害受容体モノクローナル抗体)が挙げられる。GSK3阻害剤の非限定的な例には、チデグルシブまたはCHIR99021が挙げられる。追加の治療剤として使用され得る抗体の非限定的な例には、抗CD26抗体(例えば、YS110)、抗CD36抗体、およびNK細胞上のFc受容体(例えば、CD16)に結合して活性化することができる任意の他の抗体または抗体構築物が挙げられる。いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、インスリンまたはメトホルミンであり得る。
【実施例0236】
本発明は、以下の実施例にさらに記載されており、これらは、特許請求の範囲に記載の本発明の範囲を限定しない。
【0237】
実施例1.例示的な単鎖キメラポリペプチドの産生
抗CD3 scFvである第1の標的結合ドメイン、可溶性ヒト組織因子ドメイン、および抗CD28 scFvである第2の標的結合ドメインを含む、例示的な単鎖キメラポリペプチド(αCD3scFv/TF/αCD28scFv)を生成した(図1)。この単鎖キメラポリペプチドの核酸およびアミノ酸配列を以下に示す。

例示的な単鎖キメラポリペプチド(αCD3scFv/TF/αCD28scFv)をコードする核酸(配列番号4)
(シグナルペプチド)
ATGAAGTGGGTGACCTTCATCAGCTTATTATTTTTATTCAGCTCCGCCTATTCC
(αCD3軽鎖可変領域)
CAGATCGTGCTGACCCAAAGCCCCGCCATCATGAGCGCTAGCCCCGGTGAGAAGGTGACCATGACATGCTCCGCTTCCAGCTCCGTGTCCTACATGAACTGGTATCAGCAGAAAAGCGGAACCAGCCCCAAAAGGTGGATCTACGACACCAGCAAGCTGGCCTCCGGAGTGCCCGCTCATTTCCGGGGCTCTGGATCCGGCACCAGCTACTCTTTAACCATTTCCGGCATGGAAGCTGAAGACGCTGCCACCTACTATTGCCAGCAATGGAGCAGCAACCCCTTCACATTCGGATCTGGCACCAAGCTCGAAATCAATCGT
(リンカー)
GGAGGAGGTGGCAGCGGCGGCGGTGGATCCGGCGGAGGAGGAAGC
(αCD3重鎖可変領域)
CAAGTTCAACTCCAGCAGAGCGGCGCTGAACTGGCCCGGCCCGGCGCCTCCGTCAAGATGAGCTGCAAGGCTTCCGGCTATACATTTACTCGTTACACAATGCATTGGGTCAAGCAGAGGCCCGGTCAAGGTTTAGAGTGGATCGGATATATCAACCCTTCCCGGGGCTACACCAACTATAACCAAAAGTTCAAGGATAAAGCCACTTTAACCACTGACAAGAGCTCCTCCACCGCCTACATGCAGCTGTCCTCTTTAACCAGCGAGGACTCCGCTGTTTACTACTGCGCTAGGTATTACGACGACCACTACTGTTTAGACTATTGGGGACAAGGTACCACTTTAACCGTCAGCAGC
(ヒト組織因子219型)
TCCGGCACCACCAATACCGTGGCCGCTTATAACCTCACATGGAAGAGCACCAACTTCAAGACAATTCTGGAATGGGAACCCAAGCCCGTCAATCAAGTTTACACCGTGCAGATCTCCACCAAATCCGGAGACTGGAAGAGCAAGTGCTTCTACACAACAGACACCGAGTGTGATTTAACCGACGAAATCGTCAAGGACGTCAAGCAAACCTATCTGGCTCGGGTCTTTTCCTACCCCGCTGGCAATGTCGAGTCCACCGGCTCCGCTGGCGAGCCTCTCTACGAGAATTCCCCCGAATTCACCCCTTATTTAGAGACCAATTTAGGCCAGCCTACCATCCAGAGCTTCGAGCAAGTTGGCACCAAGGTGAACGTCACCGTCGAGGATGAAAGGACTTTAGTGCGGCGGAATAACACATTTTTATCCCTCCGGGATGTGTTCGGCAAAGACCTCATCTACACACTGTACTATTGGAAGTCCAGCTCCTCCGGCAAAAAGACCGCTAAGACCAACACCAACGAGTTTTTAATTGACGTGGACAAAGGCGAGAACTACTGCTTCAGCGTGCAAGCCGTGATCCCTTCTCGTACCGTCAACCGGAAGAGCACAGATTCCCCCGTTGAGTGCATGGGCCAAGAAAAGGGCGAGTTCCGGGAG
(αCD28軽鎖可変領域)
GTCCAGCTGCAGCAGAGCGGACCCGAACTCGTGAAACCCGGTGCTTCCGTGAAAATGTCTTGTAAGGCCAGCGGATACACCTTCACCTCCTATGTGATCCAGTGGGTCAAACAGAAGCCCGGACAAGGTCTCGAGTGGATCGGCAGCATCAACCCTTACAACGACTATACCAAATACAACGAGAAGTTTAAGGGAAAGGCTACTTTAACCTCCGACAAAAGCTCCATCACAGCCTACATGGAGTTCAGCTCTTTAACATCCGAGGACAGCGCTCTGTACTATTGCGCCCGGTGGGGCGACGGCAATTACTGGGGACGGGGCACAACACTGACCGTGAGCAGC
(リンカー)
GGAGGCGGAGGCTCCGGCGGAGGCGGATCTGGCGGTGGCGGCTCC
(αCD28軽鎖可変領域)
GACATCGAGATGACCCAGTCCCCCGCTATCATGTCCGCCTCTTTAGGCGAGCGGGTCACAATGACTTGTACAGCCTCCTCCAGCGTCTCCTCCTCCTACTTCCATTGGTACCAACAGAAACCCGGAAGCTCCCCTAAACTGTGCATCTACAGCACCAGCAATCTCGCCAGCGGCGTGCCCCCTAGGTTTTCCGGAAGCGGAAGCACCAGCTACTCTTTAACCATCTCCTCCATGGAGGCTGAGGATGCCGCCACCTACTTTTGTCACCAGTACCACCGGTCCCCCACCTTCGGAGGCGGCACCAAACTGGAGACAAAGAGG

例示的な単鎖キメラポリペプチド(αCD3scFv/TF/αCD28scFv)(配列番号3)
(シグナルペプチド)
MKWVTFISLLFLFSSAYS
(αCD3軽鎖可変領域)
QIVLTQSPAIMSASPGEKVTMTCSASSSVSYMNWYQQKSGTSPKRWIYDTSKLASGVPAHFRGSGSGTSYSLTISGMEAEDAATYYCQQWSSNPFTFGSGTKLEINR
(リンカー)
GGGGSGGGGSGGGGS
(αCD3重鎖可変領域)
QVQLQQSGAELARPGASVKMSCKASGYTFTRYTMHWVKQRPGQGLEWIGYINPSRGYTNYNQKFKDKATLTTDKSSSTAYMQLSSLTSEDSAVYYCARYYDDHYCLDYWGQGTTLTVSS
(ヒト組織因子219)
SGTTNTVAAYNLTWKSTNFKTILEWEPKPVNQVYTVQISTKSGDWKSKCFYTTDTECDLTDEIVKDVKQTYLARVFSYPAGNVESTGSAGEPLYENSPEFTPYLETNLGQPTIQSFEQVGTKVNVTVEDERTLVRRNNTFLSLRDVFGKDLIYTLYYWKSSSSGKKTAKTNTNEFLIDVDKGENYCFSVQAVIPSRTVNRKSTDSPVECMGQEKGEFRE
(αCD28軽鎖可変領域)
VQLQQSGPELVKPGASVKMSCKASGYTFTSYVIQWVKQKPGQGLEWIGSINPYNDYTKYNEKFKGKATLTSDKSSITAYMEFSSLTSEDSALYYCARWGDGNYWGRGTTLTVSS
(リンカー)
GGGGSGGGGSGGGGS
(αCD28重鎖可変領域)
DIEMTQSPAIMSASLGERVTMTCTASSSVSSSYFHWYQQKPGSSPKLCIYSTSNLASGVPPRFSGSGSTSYSLTISSMEAEDAATYFCHQYHRSPTFGGGTKLETKR
【0238】
抗CD28 scFvである第1の標的結合ドメイン、可溶性ヒト組織因子ドメイン、および抗CD3 scFvである第2の標的結合ドメインを含む、第2の例示的な単鎖キメラポリペプチド(αCD28scFv/TF/αCD3scFv)を生成した(図2)。この単鎖キメラポリペプチドの核酸およびアミノ酸配列を以下に示す。

例示的な単鎖キメラポリペプチド(αCD28scFv/TF/αCD3scFv)をコードする核酸(配列番号8)
(シグナルペプチド)
ATGAAATGGGTCACCTTCATCTCTTTACTGTTTTTATTTAGCAGCGCCTACAGC
(αCD28軽鎖可変領域)
GTGCAGCTGCAGCAGTCCGGACCCGAACTGGTCAAGCCCGGTGCCTCCGTGAAAATGTCTTGTAAGGCTTCTGGCTACACCTTTACCTCCTACGTCATCCAATGGGTGAAGCAGAAGCCCGGTCAAGGTCTCGAGTGGATCGGCAGCATCAATCCCTACAACGATTACACCAAGTATAACGAAAAGTTTAAGGGCAAGGCCACTCTGACAAGCGACAAGAGCTCCATTACCGCCTACATGGAGTTTTCCTCTTTAACTTCTGAGGACTCCGCTTTATACTATTGCGCTCGTTGGGGCGATGGCAATTATTGGGGCCGGGGAACTACTTTAACAGTGAGCTCC
(リンカー)
GGCGGCGGCGGAAGCGGAGGTGGAGGATCTGGCGGTGGAGGCAGC
(αCD28重鎖可変領域)
GACATCGAGATGACACAGTCCCCCGCTATCATGAGCGCCTCTTTAGGAGAACGTGTGACCATGACTTGTACAGCTTCCTCCAGCGTGAGCAGCTCCTATTTCCACTGGTACCAGCAGAAACCCGGCTCCTCCCCTAAACTGTGTATCTACTCCACAAGCAATTTAGCTAGCGGCGTGCCTCCTCGTTTTAGCGGCTCCGGCAGCACCTCTTACTCTTTAACCATTAGCTCTATGGAGGCCGAAGATGCCGCCACATACTTTTGCCATCAGTACCACCGGTCCCCTACCTTTGGCGGAGGCACAAAGCTGGAGACCAAGCGG
(ヒト組織因子219型)
AGCGGCACCACCAACACAGTGGCCGCCTACAATCTGACTTGGAAATCCACCAACTTCAAGACCATCCTCGAGTGGGAGCCCAAGCCCGTTAATCAAGTTTATACCGTGCAGATTTCCACCAAGAGCGGCGACTGGAAATCCAAGTGCTTCTATACCACAGACACCGAGTGCGATCTCACCGACGAGATCGTCAAAGACGTGAAGCAGACATATTTAGCTAGGGTGTTCTCCTACCCCGCTGGAAACGTGGAGAGCACCGGATCCGCTGGAGAGCCTTTATACGAGAACTCCCCCGAATTCACCCCCTATCTGGAAACCAATTTAGGCCAGCCCACCATCCAGAGCTTCGAACAAGTTGGCACAAAGGTGAACGTCACCGTCGAAGATGAGAGGACTTTAGTGCGGAGGAACAATACATTTTTATCCTTACGTGACGTCTTCGGCAAGGATTTAATCTACACACTGTATTACTGGAAGTCTAGCTCCTCCGGCAAGAAGACCGCCAAGACCAATACCAACGAATTTTTAATTGACGTGGACAAGGGCGAGAACTACTGCTTCTCCGTGCAAGCTGTGATCCCCTCCCGGACAGTGAACCGGAAGTCCACCGACTCCCCCGTGGAGTGCATGGGCCAAGAGAAGGGAGAGTTTCGTGAG
(αCD3軽鎖可変領域)
CAGATCGTGCTGACCCAGTCCCCCGCTATTATGAGCGCTAGCCCCGGTGAAAAGGTGACTATGACATGCAGCGCCAGCTCTTCCGTGAGCTACATGAACTGGTATCAGCAGAAGTCCGGCACCAGCCCTAAAAGGTGGATCTACGACACCAGCAAGCTGGCCAGCGGCGTCCCCGCTCACTTTCGGGGCTCCGGCTCCGGAACAAGCTACTCTCTGACCATCAGCGGCATGGAAGCCGAGGATGCCGCTACCTATTACTGTCAGCAGTGGAGCTCCAACCCCTTCACCTTTGGATCCGGCACCAAGCTCGAGATTAATCGT
(リンカー)
GGAGGCGGAGGTAGCGGAGGAGGCGGATCCGGCGGTGGAGGTAGC
(αCD3重鎖可変領域)
CAAGTTCAGCTCCAGCAAAGCGGCGCCGAACTCGCTCGGCCCGGCGCTTCCGTGAAGATGTCTTGTAAGGCCTCCGGCTATACCTTCACCCGGTACACAATGCACTGGGTCAAGCAACGGCCCGGTCAAGGTTTAGAGTGGATTGGCTATATCAACCCCTCCCGGGGCTATACCAACTACAACCAGAAGTTCAAGGACAAAGCCACCCTCACCACCGACAAGTCCAGCAGCACCGCTTACATGCAGCTGAGCTCTTTAACATCCGAGGATTCCGCCGTGTACTACTGCGCTCGGTACTACGACGATCATTACTGCCTCGATTACTGGGGCCAAGGTACCACCTTAACAGTCTCCTCC

例示的な単鎖キメラポリペプチド(αCD28scFv/TF/αCD3scFv)(配列番号7)
(シグナルペプチド)
MKWVTFISLLFLFSSAYS
(αCD28軽鎖可変領域)
VQLQQSGPELVKPGASVKMSCKASGYTFTSYVIQWVKQKPGQGLEWIGSINPYNDYTKYNEKFKGKATLTSDKSSITAYMEFSSLTSEDSALYYCARWGDGNYWGRGTTLTVSS
(リンカー)
GGGGSGGGGSGGGGS
(αCD28重鎖可変領域)
DIEMTQSPAIMSASLGERVTMTCTASSSVSSSYFHWYQQKPGSSPKLCIYSTSNLASGVPPRFSGSGSTSYSLTISSMEAEDAATYFCHQYHRSPTFGGGTKLETKR
(ヒト組織因子219)
SGTTNTVAAYNLTWKSTNFKTILEWEPKPVNQVYTVQISTKSGDWKSKCFYTTDTECDLTDEIVKDVKQTYLARVFSYPAGNVESTGSAGEPLYENSPEFTPYLETNLGQPTIQSFEQVGTKVNVTVEDERTLVRRNNTFLSLRDVFGKDLIYTLYYWKSSSSGKKTAKTNTNEFLIDVDKGENYCFSVQAVIPSRTVNRKSTDSPVECMGQEKGEFRE
(αCD3軽鎖可変領域)
QIVLTQSPAIMSASPGEKVTMTCSASSSVSYMNWYQQKSGTSPKRWIYDTSKLASGVPAHFRGSGSGTSYSLTISGMEAEDAATYYCQQWSSNPFTFGSGTKLEINR
(リンカー)
GGGGSGGGGSGGGGS
(αCD3重鎖可変領域)
QVQLQQSGAELARPGASVKMSCKASGYTFTRYTMHWVKQRPGQGLEWIGYINPSRGYTNYNQKFKDKATLTTDKSSSTAYMQLSSLTSEDSAVYYCARYYDDHYCLDYWGQGTTLTVSS
【0239】
αCD3scFv/TF/αCD28scFvをコードする核酸を、以前に記載されたように(Hughes et al.,Hum Gene Ther 16:457-72,2005)改変レトロウイルス発現ベクターにクローニングした。αCD3scFv/TF/αCD28scFvをコードする発現ベクターを、CHO-K1細胞にトランスフェクトした。CHO-K1細胞での発現ベクターの発現により、可溶性αCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチド(3t28と称する)の分泌が可能になり、これを抗TF抗体アフィニティーおよび他のクロマトグラフィー法によって精製することができる。
【0240】
抗組織因子抗体アフィニティーカラムを使用して、αCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチドを精製した。抗組織因子抗体アフィニティーカラムを、GE Healthcare AKTA Avantシステムに接続した。流速4mL/分を、溶出ステップを除く全てのステップで使用し、溶出ステップの流速は2mL/分であった。
【0241】
αCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチドを含む細胞培養収集物を1Mトリス塩基でpH7.4に調整し、5カラム体積のPBSで平衡化した抗TF抗体アフィニティーカラム(上記)に装填した。試料を装填した後、カラムを5カラム体積のPBSで洗浄し、続いて6カラム体積の0.1M酢酸、pH2.9で溶出した。A280溶出ピークを収集し、次いで1Mトリス塩基を添加することによってpH7.5~8.0に中和した。次いで、中和した試料を、分子量カットオフ30kDaでAmicon遠心フィルターを使用してPBSに緩衝液交換した。図2のデータは、抗組織因子抗体アフィニティーカラムが、ヒト可溶性組織因子ドメインを含有するαCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチドに結合できることを示す。緩衝液交換したタンパク質試料を、さらなる生化学的分析および生物学的活性試験のために2~8℃で保管した。
【0242】
各溶出後、抗組織因子抗体アフィニティーカラムを、6カラム体積の0.1Mグリシン、pH2.5を使用してストリッピングした。次いで、カラムを、10カラム体積のPBS、0.05%NaNを使用して中和し、2~8℃で保管した。
【0243】
分析サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)を、AKTA Avantシステム(GE Healthcare製)に接続されたSuperdex 200 Increase 10/300 GLゲル濾過カラム(GE Healthcare製)を使用して、αCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチドにおいて実施した。カラムを、2カラム体積のPBSで平衡化した。流速0.8mL/分を使用した。200μLのαCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチド(1mg/mL)を、キャピラリーループを使用してカラムに注入した。単鎖キメラポリペプチドの注入後、1.25カラム体積のPBSをカラムに流し込んだ。SECクロマトグラフを図3に示す。データは、αCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチドの単量体形態および二量体形態、または他の異なる形態を表す可能性が高い3つのタンパク質ピークが存在することを示す。
【0244】
αCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチドの純度およびタンパク質分子量を決定するために、抗組織因子抗体アフィニティーカラムからの精製αCD3scFv/TF/αCD28scFvタンパク質試料を、還元条件下で標準ドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル(4~12%NuPageビス-トリスゲル)電気泳動(SDS-PAGE)法によって分析した。ゲルをInstantBlueで約30分間染色し、精製水で一晩脱色した。図4は、抗組織因子抗体アフィニティーカラムを使用して精製したαCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチドのSDSゲルを示す。結果は、精製αCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチドが、還元SDSゲルにおいて予想された分子量(72kDa)を有することを示す。
【0245】
実施例2.αCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチドの機能的特性評価
ELISAベースの方法により、αCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチドの形成を確認した。αCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチドを、捕捉用の1つの抗TFモノクローナル抗体と、検出用の異なる抗TFモノクローナル抗体とを用いて、ELISAを使用して検出した(図5)。同様の濃度の精製組織因子タンパク質を、対照として使用した。
【0246】
さらなるインビトロ実験を実施して、αCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチドがヒト末梢血単核細胞(PBMC)を活性化できるかどうかを決定した。新鮮なヒト白血球を血液バンクから入手し、末梢血単核細胞(PBMC)を密度勾配Histopaque(Sigma)を使用して単離した。細胞をカウントし、0.2mLの完全培地(RPMI 1640(Gibco)、2mMのL-グルタミン(Thermo Life Technologies)、ペニシリン(Thermo Life Technologies)、ストレプトマイシン(Thermo Life Technologies)、および10%FBS(Hyclone)を補充)中の96ウェル平底プレートに0.2×10/mLで再懸濁した。細胞を37℃、5%COで3日間、0.01nM~1000nMのαCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチドで刺激した。72時間後、細胞を収集し、CD4-488、CD8-PerCP Cy5.5、CD25-BV421、CD69-APCFire750、CD62L-PE Cy7、およびCD44-PE(Biolegend)に30分間表面染色した。表面染色後、細胞を、FACS緩衝液(1X PBS(Hyclone)、0.5%BSA(EMD Millipore)および0.001%アジ化ナトリウム(Sigma)を含む)中で洗浄した(1500RPM、室温で5分間)。2回洗浄した後、細胞を300μLのFACS緩衝液中に再懸濁し、フローサイトメトリー(Celesta-BD Bioscience)によって分析した。図6および7のデータは、αCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチドが、CD8T細胞およびCD4T細胞の両方を刺激することができることを示す。
【0247】
さらなる実験を実施し、Histopaque(Sigma)を使用して血液から分離されたPBMCをカウントし、0.2mLの完全培地(RPMI 1640(Gibco)、2mMのL-グルタミン(Thermo Life Technologies)、ペニシリン(Thermo Life Technologies)、ストレプトマイシン(Thermo Life Technologies)、および10%FBS(Hyclone)を補充)中の96ウェル平底プレートに0.2×10/mLで再懸濁した。次いで、細胞を37℃、5%COで3日間、0.01nM~1000nMのαCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチドで刺激した。72時間後、細胞を収集し、CD4-488、CD8-PerCP Cy5.5、CD25-BV421、CD69-APCFire750、CD62L-PE Cy7、およびCD44-PE(Biolegend)に30分間表面染色した。表面染色後、細胞を、FACS緩衝液(1X PBS(Hyclone)、0.5%BSA(EMD Millipore)および0.001%アジ化ナトリウム(Sigma)を含む)中で洗浄した(1500RPM、室温で5分間)。2回洗浄した後、細胞を300μLのFACS緩衝液中に再懸濁し、フローサイトメトリー(Celesta-BD Bioscience)によって分析した。データは、αCD3scFv/TF/αCD28scFv単鎖キメラポリペプチドが、CD4T細胞の活性化を刺激することができたことを再び示す(図8)。
【0248】
実施例3.例示的な単鎖キメラポリペプチドIL-2/TF/IL-2の産生および特性評価
IL-2受容体に結合する第1の標的結合ドメイン、可溶性ヒト組織因子ドメイン、およびIL-2受容体に結合する第2の標的結合ドメインを含む、例示的な単鎖キメラポリペプチド(IL-2/TF/IL-2)を生成した(図9)。この単鎖キメラポリペプチドの核酸およびアミノ酸配列を以下に示す。

例示的な単鎖キメラポリペプチド(IL-2/TF/IL-2)をコードする核酸(配列番号111)
(シグナルペプチド)
ATGAAGTGGGTGACCTTCATCAGCCTGCTGTTCCTGTTCTCCAGCGCCTACTCC
(第1のIL-2断片)
GCCCCCACCTCCTCCTCCACCAAGAAGACCCAGCTGCAGCTGGAGCATTTACTGCTGGATTTACAGATGATTTTAAACGGCATCAACAACTACAAGAACCCCAAGCTGACTCGTATGCTGACCTTCAAGTTCTACATGCCCAAGAAGGCCACCGAGCTGAAGCATTTACAGTGTTTAGAGGAGGAGCTGAAGCCCCTCGAGGAGGTGCTGAATTTAGCCCAGTCCAAGAATTTCCATTTAAGGCCCCGGGATTTAATCAGCAACATCAACGTGATCGTTTTAGAGCTGAAGGGCTCCGAGACCACCTTCATGTGCGAGTACGCCGACGAGACCGCCACCATCGTGGAGTTTTTAAATCGTTGGATCACCTTCTGCCAGTCCATCATCTCCACTTTAACC
(ヒト組織因子219型)
AGCGGCACAACCAACACAGTCGCTGCCTATAACCTCACTTGGAAGAGCACCAACTTCAAAACCATCCTCGAATGGGAACCCAAACCCGTTAACCAAGTTTACACCGTGCAGATCAGCACCAAGTCCGGCGACTGGAAGTCCAAATGTTTCTATACCACCGACACCGAGTGCGATCTCACCGATGAGATCGTGAAAGATGTGAAACAGACCTACCTCGCCCGGGTGTTTAGCTACCCCGCCGGCAATGTGGAGAGCACTGGTTCCGCTGGCGAGCCTTTATACGAGAACAGCCCCGAATTTACCCCTTACCTCGAGACCAATTTAGGACAGCCCACCATCCAAAGCTTTGAGCAAGTTGGCACAAAGGTGAATGTGACAGTGGAGGACGAGCGGACTTTAGTGCGGCGGAACAACACCTTTCTCAGCCTCCGGGATGTGTTCGGCAAAGATTTAATCTACACACTGTATTACTGGAAGTCCTCTTCCTCCGGCAAGAAGACAGCTAAAACCAACACAAACGAGTTTTTAATCGACGTGGATAAAGGCGAAAACTACTGTTTCAGCGTGCAAGCTGTGATCCCCTCCCGGACCGTGAATAGGAAAAGCACCGATAGCCCCGTTGAGTGCATGGGCCAAGAAAAGGGCGAGTTCCGGGAG
(第2のIL-2断片)
GCACCTACTTCAAGTTCTACAAAGAAAACACAGCTACAACTGGAGCATTTACTGCTGGATTTACAGATGATTTTGAATGGAATTAATAATTACAAGAATCCCAAACTCACCAGGATGCTCACATTTAAGTTTTACATGCCCAAGAAGGCCACAGAACTGAAACATCTTCAGTGTCTAGAAGAAGAACTCAAACCTCTGGAGGAAGTGCTAAATTTAGCTCAAAGCAAAAACTTTCACTTAAGACCCAGGGACTTAATCAGCAATATCAACGTAATAGTTCTGGAACTAAAGGGATCTGAAACAACATTCATGTGTGAATATGCTGATGAGACAGCAACCATTGTAGAATTTCTGAACAGATGGATTACCTTTTGTCAAAGCATCATCTCAACACTAACT

例示的な単鎖キメラポリペプチド(IL-2/TF/IL-2)(配列番号110)
(シグナルペプチド)
MKWVTFISLLFLFSSAYS
(ヒトIL-2)
APTSSSTKKTQLQLEHLLLDLQMILNGINNYKNPKLTRMLTFKFYMPKKATELKHLQCLEEELKPLEEVLNLAQSKNFHLRPRDLISNINVIVLELKGSETTFMCEYADETATIVEFLNRWITFCQSIISTLT
(ヒト組織因子219)
SGTTNTVAAYNLTWKSTNFKTILEWEPKPVNQVYTVQISTKSGDWKSKCFYTTDTECDLTDEIVKDVKQTYLARVFSYPAGNVESTGSAGEPLYENSPEFTPYLETNLGQPTIQSFEQVGTKVNVTVEDERTLVRRNNTFLSLRDVFGKDLIYTLYYWKSSSSGKKTAKTNTNEFLIDVDKGENYCFSVQAVIPSRTVNRKSTDSPVECMGQEKGEFRE
(ヒトIL-2)
APTSSSTKKTQLQLEHLLLDLQMILNGINNYKNPKLTRMLTFKFYMPKKATELKHLQCLEEELKPLEEVLNLAQSKNFHLRPRDLISNINVIVLELKGSETTFMCEYADETATIVEFLNRWITFCQSIISTLT
【0249】
IL-2/TF/IL-2をコードする核酸を、以前に記載されたように(Hughes et al.,Hum Gene Ther 16:457-72,2005)改変レトロウイルス発現ベクターにクローニングした。IL-2/TF/IL-2をコードする発現ベクターを、CHO-K1細胞にトランスフェクトした。CHO-K1細胞での発現ベクターの発現により、可溶性IL-2/TF/IL-2単鎖キメラポリペプチド(2t2と称する)の分泌が可能になり、これを抗TF抗体アフィニティーおよび他のクロマトグラフィー法によって精製することができる。
【0250】
IL-2およびIL-2/TF/IL-2は、IL-2Rβおよび共通γ鎖含有32Dβ細胞の増殖を同様の様式で促進した
IL-2/TF/IL-2のIL-2活性を評価するために、IL-2/TF/IL-2を、IL-2Rβおよび共通γ鎖を発現する32Dβ細胞の増殖を促進するための組換えIL-2と比較した。IL-2依存性32Dβ細胞を、IMDM-10%FBSで5回洗浄し、2×10細胞/ウェルでウェルに播種した。IL-2/TF/IL-2またはIL-2の段階希釈液を細胞に添加した(図10)。細胞をCOインキュベーター内で、37℃で3日間インキュベートした。3日目に10μLのWST1を各ウェルに添加し、COインキュベーター内で、37℃でさらに3時間インキュベートすることによって、細胞増殖を検出した。吸光度を450nmで測定することにより、生成されたホルマザン色素の量を分析した。図10に示すように、IL-2/TF/IL-2およびIL-2は、32Dβ細胞を同様の様式で活性化した。IL-2/TF/IL-2とIL-2のEC50は、それぞれ、158.1pMと140pMであった。
【0251】
IL-2/TF/IL-2は、IL-2と比較して、CTLL-2細胞増殖を含有するIL-2Rαβγを促進する能力の改善を示した
IL-2/TF/IL-2のIL-2活性を評価するために、IL-2/TF/IL-2を、IL-2Rα、IL-2Rβ、および共通γ鎖を発現するCTLL-2細胞の増殖を促進するための組換えIL-2と比較した。IL-2依存性CTLL-2細胞を、IMDM-10%FBSで5回洗浄し、2×10細胞/ウェルでウェルに播種した。IL-2/TF/IL-2またはIL-2の段階希釈液を細胞に添加した(図11)。細胞をCOインキュベーター内で、37℃で3日間インキュベートした。3日目に10μLのWST1を各ウェルに添加し、COインキュベーター内で、37℃でさらに3時間インキュベートすることによって、細胞増殖を検出した。吸光度を450nmで測定することにより、生成されたホルマザン色素の量を分析した。図3に示すように、IL-2/TF/IL-2は、IL-2よりも4~5倍強力にCTLL-2細胞の増殖を促進した。IL-2/TF/IL-2のEC50は123.2pMであり、IL-2は548.2pMであった。
【0252】
IL-2/TF/IL-2は、ApoE-/-マウスにおける高脂肪誘導性高血糖の増加を抑制した
6週齢の雌ApoE-/-マウス(Jackson Lab)に、標準固形飼料食餌、または21%脂肪、0.15%コレステロール、34.1%スクロース、19.5%カゼイン、および15%デンプンを含有する高脂肪食餌(TD88137、Harlan Laboratories)を与え、標準状態に維持した。7週目に、高脂肪食餌を与えたマウスを、対照群と処理群にランダムに割り当てた。次いで、マウスに、IL-2/TF/IL-2(処理群)またはPBS(固形飼料食餌群および対照群)のいずれかを、3mg/kgの投与量で皮下注射によって与えた。投与の3日後、マウスを一晩絶食させ、血液試料を後眼窩静脈叢穿刺によって収集した。一晩絶食させた空腹時血糖値を、OneTouch Glucometerを使用して測定した。図12に示すように、結果は、IL-2/TF/IL-2注射が、ApoE-/-マウスの血糖値の上昇を効果的に抑制することを示した。
【0253】
IL-2/TF/IL-2は、血液リンパ球におけるCD4CD25FoxP3T制御性(Treg)細胞の比率を有意にアップレギュレートする
6週齢の雌ApoE-/-マウス(Jackson Lab)に、標準固形飼料食餌、または21%脂肪、0.15%コレステロール、34.1%スクロース、19.5%カゼイン、および15%デンプンを含有する高脂肪食餌(TD88137、Harlan Laboratories)を与え、標準状態に維持した。7週目に、高脂肪食餌を与えたマウスを、対照群と処理群にランダムに割り当てた。次いで、マウスに、IL-2/TF/IL-2(処理群)またはPBS(固形飼料食餌群および対照群)のいずれかを、3mg/kgの投与量で皮下注射によって与えた。投与の3日後、一晩絶食させた空腹時血液試料を、後眼窩静脈叢穿刺によって収集し、ACK溶解緩衝液(Thermo Fisher Scientific)とともに37℃で5分間インキュベートした。次いで、試料を、FACS緩衝液(1X PBS(Hyclone)、0.5%BSA(EMD Millipore)および0.001%アジ化ナトリウム(Sigma)を含む)中で再懸濁し、FITC-抗CD4およびAPC-抗CD25抗体(BioLegend)で30分間表面染色した。表面染色した試料をさらに固定し、Fix/Perm緩衝液(BioLegend)でプレメタライズし、PE-抗Foxp3抗体(BioLegend)で細胞内染色した。染色後、細胞をFAC緩衝液で2回洗浄した後、1500RPMで、室温で5分間遠心分離した。細胞を、フローサイトメトリー(Celesta-BD Bioscience)によって分析した。図13に示すように、IL-2/TF/IL-2処理は、未処理群(固形飼料食餌群で0.4%±0.16、および高脂肪食餌群で0.46%±0.09)と比較して、血中リンパ球におけるTreg集団を有意に増加させた(3.5%±0.32)。
【0254】
抗TF抗体アフィニティーカラムからのIL-2/TF/IL-2の精製溶出クロマトグラフ
細胞培養物から収集したIL-2/TF/IL-2を、5カラム体積のPBSで平衡化した抗TF抗体アフィニティーカラムに装填した。試料を装填した後、カラムを5カラム体積のPBSで洗浄し、続いて6カラム体積の0.1M酢酸、pH2.9で溶出した。A280溶出ピークを収集し、次いで1Mトリス塩基でpH7.5~8.0に中和した。次いで、中和した試料を、分子量カットオフ30kDaでAmicon遠心フィルターを使用してPBSに緩衝液交換した。図14に示すように、抗TF抗体アフィニティーカラムは、融合ドメインとしてTFを含有するIL-2/TF/IL-2に結合した。緩衝液交換したタンパク質試料を、さらなる生化学的分析および生物学的活性試験のために2~8℃で保管した。各溶出後、抗TF抗体アフィニティーカラムを、6カラム体積の0.1Mグリシン、pH2.5を使用してストリッピングした。次いで、カラムを、保管のために5カラム体積のPBSおよび7カラム体積の20%エタノールを使用して中和した。抗TF抗体アフィニティーカラムを、GE Healthcare AKTA Avantシステムに接続した。流速は、溶出ステップを除く全てのステップで4mL/分であり、溶出ステップの流速は2mL/分であった。
【0255】
IL-2/TF/IL-2の分析サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)分析
分析サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)を使用してIL-2/TF/IL-2を分析するために、Superdex 200 Increase 10/300 GLゲル濾過カラム(GE Healthcare製)をAKTA Avantシステム(GE Healthcare製)に接続した。カラムを、2カラム体積のPBSで平衡化した。流速は0.7mL/分であった。PBS中のIL-2/TF/IL-2を含有する試料を、キャピラリーループを使用してSuperdex 200カラムに注入し、SECによって分析した。試料のSECクロマトグラフを図15に示す。SECの結果は、IL-2/TF/IL-2の2つのタンパク質ピークを示した。
【0256】
IL-2/TF/IL-2の還元SDS-PAGE
タンパク質の純度および分子量を決定するために、抗TF抗体アフィニティーカラムで精製したIL-2/TF/IL-2タンパク質試料を、還元条件下でドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル(4~12%NuPageビス-トリスゲル)電気泳動(SDS-PAGE)法によって分析した。電気泳動後、ゲルをInstantBlueで約30分間染色し、続いて精製水中で一晩脱色した。
【0257】
IL-2/TF/IL-2タンパク質がCHO細胞において翻訳後にグリコシル化を受けることを検証するために、脱グリコシル化実験を、New England Biolabs製のProtein Deglycosylation Mix IIキットを製造業者の指示に従って使用して実行した。図16Aおよび16Bは、非脱グリコシル化状態(赤色の縁内のレーン1)および脱グリコシル化状態(黄色の縁内のレーン2)の試料の還元SDS-PAGE分析を示す。結果は、IL-2/TF/IL-2タンパク質がCHO細胞で発現されるとグリコシル化されることを示す。脱グリコシル化後、精製した試料は、還元SDSゲル中で予想された分子量(56kDa)となった。レーンMに、10μLのSeeBlue Plus2 Prestained Standardを装填した。
【0258】
IL-2/TF/IL-2のインビボ特性評価
IL-2/TF/IL-2を様々な用量でC57BL/6マウスに皮下注射して、インビボでのIL-2/TF/IL-2の免疫刺激活性を決定した。マウスを、対照溶液(PBS)、または0.1、0.4、2、および10mg/kgのIL-2/TF/IL-2で皮下処理した。処理したマウスを、処理の3日後に安楽死させた。マウスの脾臓を収集し、処理の3日後に秤量した。単一脾細胞懸濁液を調製し、調製した脾細胞を、(蛍光色素結合抗CD4、抗CD8、および抗NK1.1抗体で)CD4T細胞、CD8T細胞、およびNK細胞に染色し、フローサイトメトリーによって分析した。結果は、IL-2/TF/IL-2が、脾臓重量に基づいて、特に0.1~10mg/kgで脾臓細胞の増殖に効果的であったことを示した(図17A)。CD8T細胞のパーセンテージは、対照処理マウスと比較して、2および10mg/kgでより高かった(図17B)。NK細胞のパーセンテージは、対照処理マウスと比較して、試験した全ての用量でより高かった(図17B)。
【0259】
IL-2が免疫細胞によるCD25発現をアップレギュレートすることは既知である。したがって、IL-2/TF/IL-2処理マウスにおけるCD4T細胞、CD8T細胞、およびNK細胞のCD25発現にアクセスした。上の段落に記載したように、C57BL/6マウスをIL-2/TF/IL-2で皮下処理した。脾細胞を、蛍光色素結合抗CD4、抗CD8、抗CD25、および抗NK1.1モノクローナル抗体で染色した。脾細胞サブセットのCD25発現(MFI)を、フローサイトメトリーによって分析した。図18に示すように、試験した用量と時点(3日目)で、IL-2/TF/IL-2はCD4T細胞によるCD25発現を有意にアップレギュレートしたが、CD8+T細胞またはNK細胞ではアップレギュレートしなかった。
【0260】
また、C57BL/6マウスにおけるIL-2/TF/IL-2の薬物動態も調査した。IL-2/TF/IL-2を、1mg/kgで、C57BL/6マウスに皮下注射した。図19に示すように、マウスの血液を様々な時点で尾静脈から排出し、血清を調製した。IL-2/TF/IL-2濃度を、ELISAで決定した(捕捉:抗組織因子抗体;検出:ビオチン化抗ヒトIL-2抗体、続いてSA-HRPおよびABTS基質)。IL-2/TF/IL-2の半減期は、PK Solutions 2.0(Summit Research Services)で計算して1.83時間であった。
【0261】
IL-2/TF/IL-2によるApoE-/-マウスにおける高脂肪誘導性アテローム硬化性プラークの形成の減弱
6週齢の雌ApoE-/-マウス(The Jackson Laboratory)に、標準固形飼料食餌または高脂肪食餌(21%脂肪、0.15%コレステロール、34.1%スクロース、19.5%カゼイン、および15%デンプン)(TD88137、Harlan Laboratories)を与え、標準状態に維持した。7週目に、高脂肪食餌(HFD)を与えたマウスを、対照群と処理群にランダムに割り当てた。次いで、マウスに、IL-2/TF/IL-2(処理群)またはPBS(固形飼料食餌群および対照群)のいずれかを、毎週3mg/kgの投与量で4週間皮下投与した。12週目に、全てのマウスをイソフルランで安楽死させた。大動脈を収集し、縦方向に開き、正面法を使用してSudan IV溶液(0.5%)で染色した。次いで、総大動脈面積に対するプラーク面積(図20Aに示す赤色)のパーセンテージを、Image Jソフトウェアで定量化した。図20Aは、各群からのアテローム硬化性プラークの代表的な図を示す。図20Bは、各群のアテローム硬化性プラークの定量分析の結果を示す。対照群(HF食餌)のプラーク面積のパーセンテージは、処理群(HFD+IL-2/TF/IL-2)よりもはるかに高く、10.28%対4.68%であった。
【0262】
IL-2/TF/IL-2は、2型糖尿病の進行を抑制する
雄BKS.Cg-Dock7+/+Leprdb/J(db/db)(Jackson Lab)マウスに、標準固形飼料食餌および飲用水を自由に与えた。6週齢で、マウスを、対照群と処理群にランダムに割り当てた。処理群に、IL-2/TF/IL-2を隔週3mg/kgで皮下注射によって与えたが、対照群には、ビヒクル(PBS)のみを与えた。一晩絶食した空腹時血糖値を、OneTouch Glucometerを使用して毎週測定した。結果は、IL-2/TF/IL-2が、BKS.Cg-Dock7+/+Leprdb/Jマウスの血糖値の上昇を効果的に抑制したことを示した。
【0263】
IL-2/TF/IL-2は、最初の注射の後、血液リンパ球におけるCD4CD25FoxP3T制御性細胞の比率を有意にアップレギュレートする
雄BKS.Cg-Dock7+/+Leprdb/J(db/db)(The Jackson Laboratory)マウスに、標準固形飼料食餌および飲用水を自由に与えた。6週齢で、マウスを、対照群と処理群にランダムに割り当てた。処理群に、IL-2/TF/IL-2を隔週3mg/kgで皮下注射によって与えたが、対照群には、ビヒクル(PBS)のみを与えた。最初の薬物注射の4日後、一晩絶食させた空腹時血液試料を収集し、ACK溶解緩衝液(Thermo Fisher Scientific)とともに37℃で5分間インキュベートした。次いで、試料を、FACS緩衝液(1X PBS(Hyclone)、0.5%BSA(EMD Millipore)および0.001%アジ化ナトリウム(Sigma)を含む)中で再懸濁し、FITC-抗CD4およびAPC-抗CD25抗体(BioLegend)で30分間表面染色した。表面染色した試料をさらに固定し、Fix/Perm緩衝液(BioLegend)でプレメタライズし、PE-抗Foxp3抗体(BioLegend)で細胞内染色した。染色後、細胞をFAC緩衝液で2回洗浄し、フローサイトメトリー(Celesta-BD Bioscience)によって分析した。血液リンパ球におけるCD4CD25FoxP3Tregのパーセンテージを測定した。図22に示すように、結果は、IL-2/TF/IL-2が血液リンパ球のTregの比率を有意にアップレギュレートしたことを示した。*p<0.05
【0264】
実施例4.例示的な単鎖キメラポリペプチドIL-15/TF/IL-15の産生および特性評価
IL-15受容体に結合する第1の標的結合ドメイン、可溶性ヒト組織因子ドメイン、およびIL-15受容体に結合する第2の標的結合ドメインを含む、第2の例示的な単鎖キメラポリペプチド(IL-15/TF/IL-15またはIL-15/TF/IL-15)を生成した(図23)。この単鎖キメラポリペプチドの核酸およびアミノ酸配列を以下に示す。

例示的な単鎖キメラポリペプチド(IL-15/TF/IL-15)をコードする核酸(配列番号117)
(シグナルペプチド)
ATGAAGTGGGTGACCTTCATCAGCCTGCTGTTCCTGTTCTCCAGCGCCTACTCC
(第1のIL-15断片)
AACTGGGTGAACGTGATCAGCGATTTAAAGAAGATCGAGGATTTAATCCAGAGCATGCACATCGACGCCACTCTGTACACTGAGAGCGACGTGCACCCTAGCTGCAAGGTGACTGCCATGAAGTGCTTTTTACTGGAGCTGCAAGTTATCTCTTTAGAGAGCGGCGATGCCAGCATCCACGACACTGTGGAGAATTTAATCATTTTAGCCAACAACTCTTTAAGCAGCAACGGCAACGTGACAGAGAGCGGCTGCAAGGAGTGCGAGGAGCTGGAGGAGAAGAACATCAAGGAGTTTTTACAGAGCTTCGTGCACATCGTGCAGATGTTCATCAACACTAGC
(ヒト組織因子219型)
AGCGGCACAACCAACACAGTCGCTGCCTATAACCTCACTTGGAAGAGCACCAACTTCAAAACCATCCTCGAATGGGAACCCAAACCCGTTAACCAAGTTTACACCGTGCAGATCAGCACCAAGTCCGGCGACTGGAAGTCCAAATGTTTCTATACCACCGACACCGAGTGCGATCTCACCGATGAGATCGTGAAAGATGTGAAACAGACCTACCTCGCCCGGGTGTTTAGCTACCCCGCCGGCAATGTGGAGAGCACTGGTTCCGCTGGCGAGCCTTTATACGAGAACAGCCCCGAATTTACCCCTTACCTCGAGACCAATTTAGGACAGCCCACCATCCAAAGCTTTGAGCAAGTTGGCACAAAGGTGAATGTGACAGTGGAGGACGAGCGGACTTTAGTGCGGCGGAACAACACCTTTCTCAGCCTCCGGGATGTGTTCGGCAAAGATTTAATCTACACACTGTATTACTGGAAGTCCTCTTCCTCCGGCAAGAAGACAGCTAAAACCAACACAAACGAGTTTTTAATCGACGTGGATAAAGGCGAAAACTACTGTTTCAGCGTGCAAGCTGTGATCCCCTCCCGGACCGTGAATAGGAAAAGCACCGATAGCCCCGTTGAGTGCATGGGCCAAGAAAAGGGCGAGTTCCGGGAG
(第2のIL-15断片)
AACTGGGTGAACGTCATCAGCGATTTAAAGAAGATCGAAGATTTAATTCAGTCCATGCATATCGACGCCACTTTATACACAGAATCCGACGTGCACCCCTCTTGTAAGGTGACCGCCATGAAATGTTTTTTACTGGAGCTGCAAGTTATCTCTTTAGAGAGCGGAGACGCTAGCATCCACGACACCGTGGAGAATTTAATCATTTTAGCCAATAACTCTTTATCCAGCAACGGCAACGTGACAGAGTCCGGCTGCAAGGAGTGCGAAGAGCTGGAGGAGAAGAACATCAAGGAGTTTCTGCAATCCTTTGTGCACATTGTCCAGATGTTCATCAATACCTCC
例示的な単鎖キメラポリペプチド(IL-15/TF/IL-15)(配列番号116)
(シグナルペプチド)
MKWVTFISLLFLFSSAYS
(ヒトIL-15)
NWVNVISDLKKIEDLIQSMHIDATLYTESDVHPSCKVTAMKCFLLELQVISLESGDASIHDTVENLIILANNSLSSNGNVTESGCKECEELEEKNIKEFLQSFVHIVQMFINTS
(ヒト組織因子219)
SGTTNTVAAYNLTWKSTNFKTILEWEPKPVNQVYTVQISTKSGDWKSKCFYTTDTECDLTDEIVKDVKQTYLARVFSYPAGNVESTGSAGEPLYENSPEFTPYLETNLGQPTIQSFEQVGTKVNVTVEDERTLVRRNNTFLSLRDVFGKDLIYTLYYWKSSSSGKKTAKTNTNEFLIDVDKGENYCFSVQAVIPSRTVNRKSTDSPVECMGQEKGEFRE
(ヒトIL-15)
NWVNVISDLKKIEDLIQSMHIDATLYTESDVHPSCKVTAMKCFLLELQVISLESGDASIHDTVENLIILANNSLSSNGNVTESGCKECEELEEKNIKEFLQSFVHIVQMFINTS
【0265】
IL-15/TF/IL-15をコードする核酸を、以前に記載されたように(Hughes et al.,Hum Gene Ther 16:457-72,2005)改変レトロウイルス発現ベクターにクローニングした。IL-15/TF/IL-15をコードする発現ベクターを、CHO-K1細胞にトランスフェクトした。CHO-K1細胞での発現ベクターの発現により、可溶性IL-15/TF/IL-15単鎖キメラポリペプチド(15t15と称する)の分泌が可能になり、これを抗TF抗体アフィニティーおよび他のクロマトグラフィー法によって精製することができる。
【0266】
IL-15/TF/IL-15は、IL-2Rβおよび共通γ鎖含有32Dβ細胞の増殖を促進する
IL-15/TF/IL-15のIL-15活性を、IL2Rβおよび共通γ鎖発現32Dβ細胞における組換えIL-15と比較した。IL-15依存性32Dβ細胞を、IMDM-10%FBSで5回洗浄し、ウェルに2×10細胞/ウェルで播種した。IL-15/TF/IL-15またはIL-15の段階希釈液を細胞に添加した(図24)。細胞をCOインキュベーター内で、37℃で3日間インキュベートした。3日目に10μLのWST1を各ウェルに添加し、COインキュベーター内で、37℃でさらに3時間インキュベートすることによって、細胞増殖を検出した。吸光度を450nmで測定することにより、生成されたホルマザン色素の量を分析した。図24に示すように、IL-15/TF/IL-15は、IL-15と比較して32Dβ細胞の増殖を効率的に促進しなかった。IL-15/TF/IL-15およびIL-15のEC50は、それぞれ、161.4pMおよび1.6pMであった。
【0267】
抗TF抗体アフィニティーカラムからのIL-15/TF/IL-15の精製溶出クロマトグラフ
細胞培養物から収集したIL-15/TF/IL-15を、5カラム体積のPBSで平衡化した抗TF抗体アフィニティーカラムに装填した。試料を装填した後、カラムを5カラム体積のPBSで洗浄し、続いて6カラム体積の0.1M酢酸、pH2.9で溶出した。A280溶出ピークを収集し、次いで1Mトリス塩基でpH7.5~8.0に中和した。次いで、中和した試料を、分子量カットオフ30kDaでAmicon遠心フィルターを使用してPBSに緩衝液交換した。図25に示すように、抗TF抗体アフィニティーカラムは、融合ドメインとしてTFを含有するIL-15/TF/IL-15に結合した。緩衝液交換したタンパク質試料を、さらなる生化学的分析および生物学的活性試験のために2~8℃で保管した。各溶出後、抗TF抗体アフィニティーカラムを、6カラム体積の0.1Mグリシン、pH2.5を使用してストリッピングした。次いで、カラムを、保管のために5カラム体積のPBSおよび7カラム体積の20%エタノールを使用して中和した。抗TF抗体アフィニティーカラムを、GE Healthcare AKTA Avantシステムに接続した。流速は、溶出ステップを除く全てのステップで4mL/分であり、溶出ステップの流速は2mL/分であった。
【0268】
IL-15/TF/IL-15の還元SDS-PAGE
タンパク質の純度および分子量を決定するために、抗TF抗体アフィニティーカラムで精製したIL-15/TF/IL-15(15t15)タンパク質試料を、還元条件下でドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル(4~12%NuPageビス-トリスゲル)電気泳動(SDS-PAGE)法によって分析した。電気泳動後、ゲルをInstantBlueで約30分間染色し、続いて精製水中で一晩脱色した。
【0269】
IL-15/TF/IL-15タンパク質がCHO細胞において翻訳後にグリコシル化を受けることを検証するために、脱グリコシル化実験を、New England Biolabs製のProtein Deglycosylation Mix IIキットおよび製造業者の指示を使用して実行した。図26Aおよび26Bは、非脱グリコシル化状態(赤色の縁内のレーン1)および脱グリコシル化状態(黄色の縁内のレーン2)の試料の還元SDS-PAGE分析を示す。結果は、IL-15/TF/IL-15タンパク質がCHO細胞で発現されるとグリコシル化されることを示した。脱グリコシル化後、精製した試料は、還元SDSゲル中で予想された分子量(50kDa)となった。レーンMに、10μLのSeeBlue Plus2 Prestained Standardを装填した。
【0270】
実施例5:IL-2/TF/IL-2(2t2)によるインビボでのNK細胞の刺激
一連の実験を実施して、C57BL/6マウスにおける免疫刺激に対する2t2構築物の効果を決定した。これらの実験では、C57BL/6マウスを、対照溶液(PBS)、または0.1、0.4、2、および10mg/kgの2t2で皮下処理した。処理したマウスを、処理の3日後に安楽死させた。脾臓重量を測定し、単一脾細胞懸濁液を調製した。脾細胞懸濁液を、結合抗CD4、抗CD8、および抗NK1.1(NK)抗体で染色した。CD4T細胞、CD8T細胞、およびNK細胞のパーセンテージ、ならびにリンパ球サブセットにおけるCD25発現を、フローサイトメトリーによって分析した。図27Aは、2t2が、脾臓重量に基づいて、特に0.1~10mg/kgの用量レベルで脾細胞の増殖に効果的であったことを示す。処理後、CD8T細胞のパーセンテージは、対照処理マウスと比較して、2および10mg/kgで2t2処理マウスのほうが高かった(図27B)。NK細胞のパーセンテージもまた、対照処理マウスと比較して、試験した全ての用量の2t2で2t2処理マウスのほうが高かった(図27B)。さらに、2t2はCD4T細胞によるCD25発現を有意にアップレギュレートしたが、0.4~10mg/kgでの処理後のCD8T細胞およびNK細胞ではアップレギュレートしなかった(図27C)。
【0271】
一連の実験を実施して、西洋食餌を与えたApoE-/-マウスにおける免疫刺激に対する2t2構築物の効果を決定した。これらの実験では、6週齢の雌B6.129P2-ApoEtm1Unc/Jマウス(Jackson Laboratory)に、21%脂肪、0.15%コレステロール、34.1%スクロース、19.5%カゼイン、および15%デンプンを含有する西洋食餌(TD88137、Envigo Laboratories)を与えた。西洋食餌の8週間後、マウスに2t2を3mg/kgで皮下注射した。処理の3日後、マウスを16時間絶食させ、次いで血液試料を後眼窩静脈叢穿刺によって収集した。血液を10μLの0.5M EDTAと混合し、20μLの血液をリンパ球サブセット分析のために採取した。赤血球を、ACK(0.15M NHCl、1.0mM KHCO、0.1mM NaEDTA、pH7.4)で溶解し、リンパ球を、FACS染色緩衝液(PBS中1%BSA)中、抗マウスCD8aおよび抗マウスNK1.1抗体で、4℃で30分間染色した。細胞を1回洗浄し、BD FACS Celestaを用いて分析した。Treg染色の場合、ACKで処理した血液リンパ球を、FACS染色緩衝液中、抗マウスCD4および抗マウスCD25抗体で、4℃で30分間染色した。細胞を1回洗浄し、固定/透過処理希釈標準溶液中に再懸濁し、室温で60分間インキュベートした。細胞を1回洗浄し、透過処理緩衝液中に再懸濁した。試料を300~400×gで、室温で5分間遠心分離し、次いで上清を廃棄した。細胞ペレットを残留体積中に再懸濁し、体積を1×透過処理緩衝液で約100μLに調整した。抗Foxp3抗体を細胞に添加し、細胞を室温で30分間インキュベートした。透過処理緩衝液(200μL)を細胞に添加し、細胞を300~400×gで、室温で5分間遠心分離した。細胞を、フローサイトメトリー染色緩衝液中に再懸濁し、フローサイトメーター上で分析した。図28B~28Cは、2t2での処理により、西洋食餌を与えたApoE-/-マウスにおけるNK細胞およびCD8T細胞のパーセンテージが増加したことを示す。図28Aは、2t2での処理により、Treg細胞のパーセンテージも増加したことを示す。
【0272】
実施例6:インビボでの免疫細胞の増殖の誘導
一連の実験を実施して、C57BL/6マウスにおける免疫細胞刺激に対する2t2構築物の効果を決定した。これらの実験では、C57BL/6マウスを、対照溶液(PBS)、または0.1、0.4、2、および10mg/kgの2t2で皮下処理した。処理したマウスを、処理の3日後に安楽死させた。脾臓重量を測定し、単一脾細胞懸濁液を調製した。脾細胞懸濁液を、結合抗CD4、抗CD8、および抗NK1.1(NK)抗体で染色した。CD4T細胞、CD8T細胞、およびNK細胞のパーセンテージを、フローサイトメトリーによって分析した。図29Aは、2t2処理が、脾臓重量に基づいて、特に0.1~10mg/kgで脾細胞の増殖に効果的であったことを示す。CD8T細胞のパーセンテージは、対照処理マウスと比較して、2および10mg/kgでより高かった(図29B)。NK細胞のパーセンテージは、対照処理マウスと比較して、試験した全ての用量の2t2でより高かった(図29B)。これらの結果は、2t2処理が、C57BL/6マウスにおけるCD8T細胞およびNK細胞の増殖を誘導することができたことを実証する。
【0273】
一連の実験を実施して、西洋食餌を与えたApoE-/-マウスにおける免疫刺激に対する2t2構築物の効果を決定した。これらの実験では、6週齢の雌B6.129P2-ApoEtm1Unc/Jマウス(Jackson Laboratory)に、21%脂肪、0.15%コレステロール、34.1%スクロース、19.5%カゼイン、および15%デンプンを含有する西洋食餌(TD88137、Envigo Laboratories)を与えた。西洋食餌の8週間後、マウスに2t2を3mg/kgで皮下注射した。処理の3日後、マウスを16時間絶食させ、次いで血液試料を後眼窩静脈叢穿刺によって収集した。血液を10μLの0.5M EDTAと混合し、20μLの血液をリンパ球サブセット分析のために採取した。赤血球を、ACK(0.15M NHCl、1.0mM KHCO、0.1mM NaEDTA、pH7.4)で溶解し、リンパ球を、FACS染色緩衝液(PBS中1%BSA)中、抗マウスCD8aおよび抗マウスNK1.1抗体で、4℃で30分間染色した。細胞を1回洗浄し、Fixation Buffer(BioLegendカタログ番号420801)中に室温で20分間再懸濁した。細胞を350×gで5分間遠心分離し、固定した細胞をIntracellular Staining Permeabilization Wash Buffer(BioLegendカタログ番号421002)中に再懸濁し、次いで350×gで5分間遠心分離した。次いで、細胞を、抗Ki67抗体で、室温で20分間染色した。細胞をIntracellular Staining Permeabilization Wash Bufferで2回洗浄し、350×gで5分間遠心分離した。次いで、細胞を、FACS染色緩衝液中に再懸濁した。リンパ球サブセットを、BD FACS Celestaを用いて分析した。図30Aおよび図30Bは、2t2でのApoE-/-マウスの処理もまた、NK細胞およびCD8T細胞の増殖(Ki67陽性染色)を誘導したことを示す。
【0274】
実施例7:糖尿病の治療
一連の実験を実施して、2t2によるApoE-/-マウスにおける西洋食餌誘導性高血糖の改善を調査した。これらの実験では、6週齢の雌B6.129P2-ApoEtm1Unc/Jマウス(Jackson Laboratory)に、21%脂肪、0.15%コレステロール、34.1%スクロース、19.5%カゼイン、および15%デンプンを含有する西洋食餌(TD88137、Envigo Laboratories)を与えた。西洋食餌の8週間後、マウスに2t2を3mg/kgで皮下注射した。処理の3日後、マウスを16時間絶食させ、次いで血液試料を後眼窩静脈叢穿刺によって収集した。血糖値を、一滴の新鮮な血液を使用して血糖値計(OneTouch UltraMini)およびGenUltimated試験条片で検出した。図31Aに示すように、2t2処理は、西洋食餌によって誘導された高血糖を有意に低下させた(p<0.04)。血漿インスリンレベルおよびレジスチンレベルを、Eve Technologies製のMouse Rat Metabolic Arrayを用いて分析した。HOMA-IRを、以下の式:恒常性モデル評価-インスリン抵抗性=グルコース(mg/dL)×インスリン(mU/mL)/405を使用して計算した。図31Bに示すように、2t2処理は、未処理群と比較してインスリン抵抗性を低下させた。2t2(p<0.02)は、図31Cに示すように、未処理群と比較してレジスチンレベルを有意に低下させ、これは、2t2によって誘導されたインスリン抵抗性の低下(図31B)に関連している可能性がある。
【0275】
実施例8.CD44メモリーT細胞のアップレギュレーション
C57BL/6マウスを、2t2で皮下処理した。処理したマウスを安楽死させ、単一脾細胞懸濁液を、処理の4日後(TGFRt15-TGFR)または3日後(2t2)に調製した。調製した脾細胞を、蛍光色素結合抗CD4、抗CD8、および抗CD44抗体で染色し、CD4T細胞またはCD8T細胞中のCD44T細胞のパーセンテージを、フローサイトメトリーによって分析した。結果は、2t2がCD4T細胞およびCD8T細胞でのメモリーマーカーCD44の発現をアップレギュレートしたことを示す(図32)。これらの所見は、2t2が、マウスT細胞のメモリーT細胞への分化を誘導することができたことを示す。
【0276】
実施例9.単鎖または多鎖キメラポリペプチドでの処理後の組織因子凝固アッセイ
一連の実験を実施して、単鎖または多鎖キメラポリペプチドでの処理後の血液凝固を評価した。血液凝固カスケード経路を開始させるために、組織因子(TF)を第VIIa因子(FVIIa)に結合して、TF/FVIIa複合体を形成する。次いで、TF/FVIIa複合体を第X因子(FX)に結合し、FXをFXaに変換する。
【0277】
血液凝固を測定するためのアッセイは、第X因子(FX)の活性化の測定を含む。簡潔には、TF/VIIaは、カルシウムおよびリン脂質の存在下で、血液凝固第X因子(FX)を第Xa因子(FXa)に活性化する。TFの膜貫通ドメインを含有するTF243は、FXをFXaに活性化する際に、膜貫通ドメインを含有しないTF219よりもはるかに高い活性を有する。FXのTF/VIIa依存性活性化を、FXa特異的発色性基質S-2765(Diapharma,West Chester,OH)を使用してFXa活性を測定することによって決定する。S-2765の色の変化を分光光度法で監視することができ、これは、FXaのタンパク質分解活性に比例する。
【0278】
これらの実験では、多鎖キメラポリペプチド(18t15-12s、マウス(m)21t15、21t15-TGFR、および21t15-7s)によるFX活性化を、陽性対照(Innovin)またはTF219と比較した。TF219(またはTF219含有多鎖キメラポリペプチド)/FVIIa複合体を、96ウェルELISAプレートの丸底ウェル中に50μLの体積中等モル濃度(各0.1nM)で混合し、その後、10μLの180nM FXを添加した。37℃で15分間インキュベートしている間にFXをFXaに変換し、その後、8μLの0.5M EDTA(カルシウムをキレート化し、ひいてはTF/VIIaによるFX活性化を終了させる)を各ウェルに添加して、FX活性化を停止した。次に、10μLの3.2mM S-2765基質を、反応混合物に添加した。直ちにプレート吸光度を405nmで測定し、0時点での吸光度として記録した。次いで、プレートを、37℃で10~20分間インキュベートした。色の変化を、インキュベートした後に吸光度を405nmで読み取ることによって監視した。発色性基質S-2765を使用してFXa活性によって測定されたFX活性化の結果を、図33に示す。この実験では、脂質化組換えヒトTF243を含有する市販のプロトロンビン試薬であるInnovinを、FX活性化の陽性対照として使用した。Innovinを精製水で再構成して、約10nMのTF243にした。次に、0.1nMのTF/VIIa複合体を、等体積の0.2nMのFVIIaを0.2nMのInnovinと混合することによって作製した。Innovinが非常に強力なFX活性化活性を実証した一方で、TF219およびTF219含有多鎖キメラポリペプチドは非常に低いFX活性化活性を有し、TF219がインビボで天然基質FXを活性化するためにTF/FVIIa複合体では活性でないことを確認した。
【0279】
実施例10:2t2によるTreg細胞の誘導
ヒースのドナー(ドナー163)の末梢血単核細胞(PBMC)を、Ficoll Paque Plus(GE17144003)によって5mLの全血バフィーコートから単離した。次いで、PBMCをACKで溶解して、赤血球を除去した。細胞をIMDM-10%FBSで洗浄し、カウントした。1.8×10個の細胞(100μL/チューブ)をフローチューブに播種し、50μLの下行性2t2またはIL2(15000、1500、150、15、1.5、0.15、または0pM)および50μLのプレ染色抗体(抗CD8-BV605および抗CD127-AF647)でインキュベートした。細胞を、水浴中37℃で30分間インキュベートした。200μLの予熱したBD Phosflow Fix Buffer I(カタログ番号557870、Becton Dickinson Biosciences)を、水浴中37℃で10分間添加して、刺激を停止した。細胞(4.5×10個の細胞/100μL)をV字型96ウェルプレートに移し、遠心沈殿した後、100μLの-20℃の予冷BD Phosflow Perm Buffer III(カタログ番号BD Biosciences)で、氷上で30分間透過処理した。次いで、細胞を、200μLのFACS緩衝液で2回徹底的に洗浄し、蛍光抗体のパネル(抗CD25-PE、CD4-PerCP-Cy5.5、CD56-BV421、CD45RA-PE-Cy7、およびpSTAT5a-AF488)で染色して、異なるリンパ球亜集団を区別し、pSTAT5aの状態を評価した。細胞を遠心沈殿し、FACSCelesta分析のために200μLのFACS緩衝液中に再懸濁した。図C1Aに播種したように、6pMの2t2はCD4CD25hireg細胞においてStat5aのリン酸化を誘導するのに十分であったが、43.11pMのIL-2がリンパ球の同じ集団においてStat5aのリン酸化を誘導するために必要であった。対照的に、2t2は、CD4CD25con細胞およびCD8con細胞においてStat5aのリン酸化を誘導する際に、IL2と比較して活性が低かった(図34B)か、または等しく活性であった(図34C)。これらの結果は、2t2が、ヒトPBMCにおけるTregの活性化において、IL2と比較して優れていることと、2t2が、ヒト血液リンパ球pStat5a応答において、IL-2と比較してTregの選択性を高めることを実証することとを示唆する。
【0280】
他の実施形態
本発明がその発明を実施するための形態と併せて記載されているが、前述の記述は、例証することを意図するものであり、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲を限定することを意図するものではないことを理解されたい。他の態様、利点、および改変は、下記の特許請求の範囲内にある。
【0281】
A.例示的な実施形態
実施形態A1.
(i)第1の標的結合ドメイン、
(ii)可溶性組織因子ドメイン、および
(iii)第2の標的結合ドメインを含む、単鎖キメラポリペプチド。
【0282】
実施形態A2.第1の標的結合ドメインと可溶性組織因子ドメインが、互いに直接隣接している、実施形態A1に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0283】
実施形態A3.単鎖キメラポリペプチドが、第1の標的結合ドメインと可溶性組織因子ドメインとの間にリンカー配列をさらに含む、実施形態A1に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0284】
実施形態A4.可溶性組織因子ドメインと第2の標的結合ドメインが、互いに直接隣接している、実施形態A1~A3のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0285】
実施形態A5.単鎖キメラポリペプチドが、可溶性組織因子ドメインと第2の標的結合ドメインとの間にリンカー配列をさらに含む、実施形態A1~A3のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0286】
実施形態A6.第1の標的結合ドメインと第2の標的結合ドメインが、互いに直接隣接している、実施形態A1に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0287】
実施形態A7.単鎖キメラポリペプチドが、第1の標的結合ドメインと第2の標的結合ドメインとの間にリンカー配列をさらに含む、実施形態A1に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0288】
実施形態A8.第2の標的結合ドメインと可溶性組織因子ドメインが、互いに直接隣接している、実施形態A6またはA7に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0289】
実施形態A9.単鎖キメラポリペプチドが、第2の標的結合ドメインと可溶性組織因子ドメインとの間にリンカー配列をさらに含む、実施形態A6またはA7に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0290】
実施形態A10.第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインが、同じ抗原に特異的に結合する、実施形態A1~A9のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0291】
実施形態A11.第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインが、同じエピトープに特異的に結合する、実施形態A10に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0292】
実施形態A12.第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインが、同じアミノ酸配列を含む、実施形態A11に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0293】
実施形態A13.第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインが、異なる抗原に特異的に結合する、実施形態A1~A9のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0294】
実施形態A14.第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインの一方または両方が、抗原結合ドメインである、実施形態A1~A13のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0295】
実施形態A15.第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインが、各々、抗原結合ドメインである、実施形態A14に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0296】
実施形態A16.抗原結合ドメインが、scFvまたは単一ドメイン抗体を含む、実施形態A13に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0297】
実施形態A17.第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインの一方または両方が、CD16a、CD28、CD3、CD33、CD20、CD19、CD22、CD123、IL-1R、IL-1、VEGF、IL-6R、IL-4、IL-10、PDL-1、TIGIT、PD-1、TIM3、CTLA4、MICA、MICB、IL-6、IL-8、TNFα、CD26a、CD36、ULBP2、CD30、CD200、IGF-1R、MUC4AC、MUC5AC、Trop-2、CMET、EGFR、HER1、HER2、HER3、PSMA、CEA、B7H3、EPCAM、BCMA、P-カドヘリン、CEACAM5、UL16結合タンパク質、HLA-DR、DLL4、TYRO3、AXL、MER、CD122、CD155、PDGF-DD、TGF-β受容体II(TGF-βRII)リガンド、TGF-βRIIIリガンド、DNAM-1リガンド、NKp46リガンド、NKp44リガンド、NKG2Dリガンド、NKp30リガンド、scMHCIリガンド、scMHCIIリガンド、scTCRリガンド、IL-1受容体、IL-2受容体、IL-3受容体、IL-7受容体、IL-8受容体、IL-10受容体、IL-12受容体、IL-15受容体、IL-17受容体、IL-18受容体、IL-21受容体、PDGF-DD受容体、幹細胞因子(SCF)受容体、幹細胞様チロシンキナーゼ3リガンド(FLT3L)受容体、MICA受容体、MICB受容体、ULP16結合タンパク質受容体、CD155受容体、CD122受容体、およびCD28受容体からなる群から選択される標的に結合する、実施形態A1~A16のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0298】
実施形態A18.第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインの一方または両方が、可溶性インターロイキン、可溶性サイトカインタンパク質、または可溶性細胞表面タンパク質である、実施形態A1~A16のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0299】
実施形態A19.可溶性インターロイキン、可溶性サイトカインタンパク質、または可溶性細胞表面タンパク質が、IL-1、IL-2、IL-3、IL-7、IL-8、IL-10、IL-12、IL-15、IL-17、IL-18、IL-21、PDGF-DD、SCF、FLT3L、MICA、MICB、およびULP16結合タンパク質からなる群から選択される、実施形態A18に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0300】
実施形態A20.第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインの一方または両方が、可溶性インターロイキン受容体、可溶性サイトカイン受容体、または可溶性細胞表面受容体である、実施形態A1~A16のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0301】
実施形態A21.可溶性インターロイキン受容体、可溶性サイトカイン受容体、または可溶性細胞表面受容体が、可溶性TGF-β受容体II(TGF-βRII)、可溶性TGF-βRIII、可溶性NKG2D、可溶性NK30、可溶性NKp44、可溶性NKp46、可溶性DNAM1、scMHCI、scMHCII、scTCR、可溶性CD155、または可溶性CD28である、実施形態A20に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0302】
実施形態A22.可溶性組織因子ドメインが、可溶性ヒト組織因子ドメインである、実施形態A1~A21のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0303】
実施形態A23.可溶性ヒト組織因子ドメインが、配列番号9と少なくとも80%同一である配列を含む、実施形態A22に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0304】
実施形態A24.可溶性ヒト組織因子ドメインが、配列番号9と少なくとも90%同一である配列を含む、実施形態A23に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0305】
実施形態A25.可溶性ヒト組織因子ドメインが、配列番号9と少なくとも95%同一である配列を含む、実施形態A24に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0306】
実施形態A26.可溶性ヒト組織因子ドメインが、
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸20位に対応するアミノ酸の位置にリジン、
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸22位に対応するアミノ酸の位置にイソロイシン、
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸45位に対応するアミノ酸の位置にトリプトファン、
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸58位に対応するアミノ酸の位置にアスパラギン酸、
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸94位に対応するアミノ酸の位置にチロシン、
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸135位に対応するアミノ酸の位置にアルギニン、および
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸140位に対応するアミノ酸の位置にフェニルアラニンのうちの1つ以上を含まない、実施形態A22~A25のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0307】
実施形態A27.可溶性ヒト組織因子ドメインが、
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸20位に対応するアミノ酸の位置にリジン、
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸22位に対応するアミノ酸の位置にイソロイシン、
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸45位に対応するアミノ酸の位置にトリプトファン、
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸58位に対応するアミノ酸の位置にアスパラギン酸、
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸94位に対応するアミノ酸の位置にチロシン、
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸135位に対応するアミノ酸の位置にアルギニン、および
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸140位に対応するアミノ酸の位置にフェニルアラニンのうちのいずれも含まない、実施形態A26に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0308】
実施形態A28.可溶性組織因子ドメインが、第VIIa因子に結合することができない、実施形態A1~A27のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0309】
実施形態A29.可溶性組織因子ドメインが、不活性第X因子を第Xa因子に変換しない、実施形態A1~A28のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0310】
実施形態A30.単鎖キメラポリペプチドが、哺乳動物における凝固を血液刺激しない、実施形態A1~A29のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0311】
実施形態A31.単鎖キメラポリペプチドが、そのN末端および/またはC末端に1つ以上の追加の標的結合ドメインをさらに含む、実施形態A1~A30のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0312】
実施形態A32.単鎖キメラポリペプチドが、そのN末端に1つ以上の追加の標的結合ドメインを含む、実施形態A31に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0313】
実施形態A33.1つ以上の追加の標的結合ドメインが、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、または可溶性組織因子ドメインに直接隣接している、実施形態A32に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0314】
実施形態A34.単鎖キメラポリペプチドが、少なくとも1つの追加の標的結合ドメインのうちの1つと、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、または可溶性組織因子ドメインとの間に、リンカー配列をさらに含む、実施形態A33に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0315】
実施形態A35.単鎖キメラポリペプチドが、そのC末端に1つ以上の追加の標的結合ドメインを含む、実施形態A31に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0316】
実施形態A36.1つ以上の追加の標的結合ドメインのうちの1つが、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、または可溶性組織因子ドメインに直接隣接している、実施形態A35に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0317】
実施形態A37.単鎖キメラポリペプチドが、少なくとも1つの追加の標的結合ドメインのうちの1つと、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、または可溶性組織因子ドメインとの間に、リンカー配列をさらに含む、実施形態A35に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0318】
実施形態A38.単鎖キメラポリペプチドが、そのN末端およびC末端に1つ以上の追加の標的結合ドメインを含む、実施形態A31に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0319】
実施形態A39.N末端の1つ以上の追加の抗原結合ドメインのうちの1つが、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、または可溶性組織因子ドメインに直接隣接している、実施形態A38に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0320】
実施形態A40.単鎖キメラポリペプチドが、N末端の1つ以上の追加の抗原結合ドメインのうちの1つと、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、または可溶性組織因子ドメインとの間に、リンカー配列をさらに含む、実施形態A38に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0321】
実施形態A41.C末端の1つ以上の追加の抗原結合ドメインのうちの1つが、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、または可溶性組織因子ドメインに直接隣接している、実施形態A38に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0322】
実施形態A42.単鎖キメラポリペプチドが、C末端の1つ以上の追加の抗原結合ドメインのうちの1つと、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、または可溶性組織因子ドメインとの間に、リンカー配列をさらに含む、実施形態A38に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0323】
実施形態A43.第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の追加の標的結合ドメインのうちの2つ以上が、同じ抗原に特異的に結合する、実施形態A31~A42のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0324】
実施形態A44.第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の追加の標的結合ドメインのうちの2つ以上が、同じエピトープに特異的に結合する、実施形態A43に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0325】
実施形態A45.第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の追加の標的結合ドメインのうちの2つ以上が、同じアミノ酸配列を含む、実施形態A44に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0326】
実施形態A46.第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の追加の標的結合ドメインが、各々、同じ抗原に特異的に結合する、実施形態A43に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0327】
実施形態A47.第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の追加の標的結合ドメインが、各々、同じエピトープに特異的に結合する、実施形態A46に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0328】
実施形態A48.第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の追加の標的結合ドメインが、各々、同じアミノ酸配列を含む、実施形態A47に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0329】
実施形態A49.第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の追加の標的結合ドメインが、異なる抗原に特異的に結合する、実施形態A31~A42のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0330】
実施形態A50.第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の標的結合ドメインのうちの1つ以上が、抗原結合ドメインである、実施形態A31~A49のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0331】
実施形態A51.第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の追加の標的結合ドメインが、各々、抗原結合ドメインである、実施形態A50に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0332】
実施形態A52.抗原結合ドメインが、scFvまたは単一ドメイン抗体を含む、実施形態A51に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0333】
実施形態A53.第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の標的結合ドメインのうちの1つ以上が、CD16a、CD28、CD3、CD33、CD20、CD19、CD22、CD123、IL-1R、IL-1、VEGF、IL-6R、IL-4、IL-10、PDL-1、TIGIT、PD-1、TIM3、CTLA4、MICA、MICB、IL-6、IL-8、TNFα、CD26a、CD36、ULBP2、CD30、CD200、IGF-1R、MUC4AC、MUC5AC、Trop-2、CMET、EGFR、HER1、HER2、HER3、PSMA、CEA、B7H3、EPCAM、BCMA、P-カドヘリン、CEACAM5、UL16結合タンパク質、HLA-DR、DLL4、TYRO3、AXL、MER、CD122、CD155、PDGF-DD、TGF-β受容体II(TGF-βRII)リガンド、TGF-βRIIIリガンド、DNAM-1リガンド、NKp46リガンド、NKp44リガンド、NKG2Dリガンド、NKp30リガンド、scMHCIリガンド、scMHCIIリガンド、scTCRリガンド、IL-1受容体、IL-2受容体、IL-3受容体、IL-7受容体、IL-8受容体、IL-10受容体、IL-12受容体、IL-15受容体、IL-17受容体、IL-18受容体、IL-21受容体、PDGF-DD受容体、幹細胞因子(SCF)受容体、幹細胞様チロシンキナーゼ3リガンド(FLT3L)受容体、MICA受容体、MICB受容体、ULP16結合タンパク質受容体、CD155受容体、CD122受容体、およびCD28受容体からなる群から選択される標的に特異的に結合する、実施形態A31~A52のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0334】
実施形態A54.第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の標的結合ドメインのうちの1つ以上が、可溶性インターロイキン、可溶性サイトカインタンパク質、または可溶性細胞表面タンパク質である、実施形態A31~A52のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0335】
実施形態A55.可溶性インターロイキン、可溶性サイトカインタンパク質、または可溶性細胞表面タンパク質が、IL-1、IL-2、IL-3、IL-7、IL-8、IL-10、IL-12、IL-15、IL-17、IL-18、IL-21、PDGF-DD、SCF、FLT3L、MICA、MICB、およびULP16結合タンパク質からなる群から選択される、実施形態A54に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0336】
実施形態A56.第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の標的結合ドメインのうちの1つ以上が、可溶性インターロイキン受容体、可溶性サイトカイン受容体、または可溶性細胞表面受容体である、実施形態A31~A52のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0337】
実施形態A57.可溶性受容体が、可溶性TGF-β受容体II(TGF-βRII)、可溶性TGF-βRIII、可溶性NKG2D、可溶性NK30、可溶性NKp44、可溶性NKp46、可溶性DNAM1、scMHCI、scMHCII、scTCR、可溶性CD155、可溶性CD122、可溶性CD3、または可溶性CD28である、実施形態A56に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0338】
実施形態A58.単鎖キメラポリペプチドが、そのN末端にシグナル配列をさらに含む、実施形態A1~A57のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0339】
実施形態A59.単鎖キメラポリペプチドが、単鎖キメラポリペプチドのN末端またはC末端に位置付けられたペプチドタグをさらに含む、実施形態A1~A58のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0340】
実施形態A60.実施形態A1~A59に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかを含む、組成物。
【0341】
実施形態A61.組成物が、医薬組成物である、実施形態A60に記載の組成物。
【0342】
実施形態A62.少なくとも1用量の実施形態A60またはA61に記載の組成物を含む、キット。
【0343】
実施形態A63.免疫細胞を刺激する方法であって、
免疫細胞を、有効量の実施形態A1~A59に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは実施形態A60もしくはA61に記載の組成物と接触させることを含む、方法。
【0344】
実施形態A64.免疫細胞をインビトロで接触させる、実施形態A63に記載の方法。
【0345】
実施形態A65.免疫細胞が、以前に対象から得られたものである、実施形態A64に記載の方法。
【0346】
実施形態A66.方法が、接触させるステップの前に、免疫細胞を対象から得ることをさらに含む、実施形態A65に記載の方法。
【0347】
実施形態A67.免疫細胞をインビボで接触させる、実施形態A63に記載の方法。
【0348】
実施形態A68.免疫細胞が、未熟胸腺細胞、末梢血リンパ球、ナイーブT細胞、多能性Th細胞前駆体、リンパ前駆細胞、Treg細胞、メモリーT細胞、Th17細胞、Th22細胞、Th9細胞、Th2細胞、Th1細胞、Th3細胞、γδ T細胞、αβ T細胞、腫瘍浸潤T細胞、CD8T細胞、CD4T細胞、ナチュラルキラーT細胞、マスト細胞、マクロファージ、好中球、樹状細胞、好塩基球、好酸球、およびナチュラルキラー細胞からなる群から選択される、実施形態A63~A67のいずれか1つに記載の方法。
【0349】
実施形態A69.免疫細胞が、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体を発現するように以前に遺伝子改変されている、実施形態A63~A68のいずれか1つに記載の方法。
【0350】
実施形態A70.方法が、接触させるステップの後に、免疫細胞に、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体をコードする核酸を導入することをさらに含む、実施形態A63~A68のいずれか1つに記載の方法。
【0351】
実施形態A71.方法が、免疫細胞を、それを必要とする対象に投与することをさらに含む、実施形態A63~A70のいずれか1つに記載の方法。
【0352】
実施形態A72.対象が、加齢関連疾患または状態を有すると特定または診断されている、実施形態A71に記載の方法。
【0353】
実施形態A73.加齢関連疾患または状態が、アルツハイマー病、動脈瘤、嚢胞性線維症、膵炎(panceatitis)における線維症、緑内障、高血圧症、特発性肺線維症、炎症性腸疾患、椎間板変性、黄斑変性、骨関節炎、2型真性糖尿病、脂肪萎縮、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、白内障、COPD、特発性肺線維症、腎移植不全、肝線維症、骨量喪失、心筋梗塞、サルコペニア、創傷治癒、脱毛症、心筋細胞肥大、骨関節炎、パーキンソン病、加齢に伴う肺組織弾性の低下、黄斑変性、悪液質、糸球体硬化症、肝硬変、NAFLD、骨粗しょう症、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、脊髄小脳失調症、多発性硬化症、および腎機能障害からなる群から選択される、実施形態A72に記載の方法。
【0354】
実施形態A74.対象が、がんを有すると特定または診断されている、実施形態A71に記載の方法。
【0355】
実施形態A75.がんが、固形腫瘍、血液腫瘍、肉腫、骨肉腫、膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、黒色腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫、B細胞新生物、多発性骨髄腫、B細胞リンパ腫、B細胞非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ性白血病(ALL)、骨髄異形成症候群(MDS)、皮膚T細胞リンパ腫、網膜芽細胞腫、胃がん、尿路上皮がん、肺がん、腎細胞がん、胃(gastic)食道がん、膵臓がん、前立腺がん、乳がん、結腸直腸がん、卵巣がん、非小細胞肺がん、扁平上皮頭頸部がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、肝臓がん、および肝細胞がんからなる群から選択される、実施形態A74に記載の方法。
【0356】
実施形態A76.対象が、感染性疾患を有すると診断または特定されている、実施形態A71に記載の方法。
【0357】
実施形態A77.感染性疾患が、ヒト免疫不全ウイルス、サイトメガロウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、ライノウイルス、ロタウイルス、天然痘、単純ヘルペスウイルス、B型肝炎ウイルス、A型肝炎ウイルス、およびC型肝炎ウイルス、パピローマウイルス、ならびにインフルエンザウイルスによる感染である、実施形態A76に記載の方法。
【0358】
実施形態A78.免疫細胞の増殖を誘導するかまたは増加させる方法であって、
免疫細胞を、有効量の実施形態A1~A59に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは実施形態A60もしくはA61に記載の組成物と接触させることを含む、方法。
【0359】
実施形態A79.免疫細胞をインビトロで接触させる、実施形態A88に記載の方法。
【0360】
実施形態A80.免疫細胞が、以前に対象から得られたものである、実施形態A79に記載の方法。
【0361】
実施形態A81.方法が、接触させるステップの前に、免疫細胞を対象から得ることをさらに含む、実施形態A80に記載の方法。
【0362】
実施形態A82.免疫細胞をインビボで接触させる、実施形態A78に記載の方法。
【0363】
実施形態A83.免疫細胞が、未熟胸腺細胞、末梢血リンパ球、ナイーブT細胞、多能性Th細胞前駆体、リンパ前駆細胞、Treg細胞、メモリーT細胞、Th17細胞、Th22細胞、Th9細胞、Th2細胞、Th1細胞、Th3細胞、γδ T細胞、αβ T細胞、腫瘍浸潤T細胞、CD8T細胞、CD4T細胞、ナチュラルキラーT細胞、マスト細胞、マクロファージ、好中球、樹状細胞、好塩基球、好酸球、およびナチュラルキラー細胞からなる群から選択される、実施形態A78~A82のいずれか1つに記載の方法。
【0364】
実施形態A84.免疫細胞が、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体を発現するように以前に遺伝子改変されている、実施形態A78~A83のいずれか1つに記載の方法。
【0365】
実施形態A85.方法が、接触させるステップの後に、免疫細胞に、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体をコードする核酸を導入することをさらに含む、実施形態A78~A83のいずれか1つに記載の方法。
【0366】
実施形態A86.方法が、免疫細胞を、それを必要とする対象に投与することをさらに含む、実施形態A78~A85のいずれか1つに記載の方法。
【0367】
実施形態A87.対象が、加齢関連疾患または状態を有すると特定または診断されている、実施形態A86に記載の方法。
【0368】
実施形態A88.加齢関連疾患または状態が、アルツハイマー病、動脈瘤、嚢胞性線維症、膵炎(panceatitis)における線維症、緑内障、高血圧症、特発性肺線維症、炎症性腸疾患、椎間板変性、黄斑変性、骨関節炎、2型真性糖尿病、脂肪萎縮、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、白内障、COPD、特発性肺線維症、腎移植不全、肝線維症、骨量喪失、心筋梗塞、サルコペニア、創傷治癒、脱毛症、心筋細胞肥大、骨関節炎、パーキンソン病、加齢に伴う肺組織弾性の低下、黄斑変性、悪液質、糸球体硬化症、肝硬変、NAFLD、骨粗しょう症、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、脊髄小脳失調症、多発性硬化症、および腎機能障害からなる群から選択される、実施形態A87に記載の方法。
【0369】
実施形態A89.対象が、がんを有すると特定または診断されている、実施形態A86に記載の方法。
【0370】
実施形態A90.がんが、固形腫瘍、血液腫瘍、肉腫、骨肉腫、膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、黒色腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫、B細胞新生物、多発性骨髄腫、B細胞リンパ腫、B細胞非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ性白血病(ALL)、骨髄異形成症候群(MDS)、皮膚T細胞リンパ腫、網膜芽細胞腫、胃がん、尿路上皮がん、肺がん、腎細胞がん、胃(gastic)食道がん、膵臓がん、前立腺がん、乳がん、結腸直腸がん、卵巣がん、非小細胞肺がん、扁平上皮頭頸部がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、肝臓がん、および肝細胞がんからなる群から選択される、実施形態A89に記載の方法。
【0371】
実施形態A91.対象が、感染性疾患を有すると診断または特定されている、実施形態A86に記載の方法。
【0372】
実施形態A92.感染性疾患が、ヒト免疫不全ウイルス、サイトメガロウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、ライノウイルス、ロタウイルス、天然痘、単純ヘルペスウイルス、B型肝炎ウイルス、A型肝炎ウイルス、およびC型肝炎ウイルス、パピローマウイルス、ならびにインフルエンザウイルスによる感染である、実施形態A86に記載の方法。
【0373】
実施形態A93.免疫細胞のメモリーまたはメモリー様免疫細胞への分化を誘導する方法であって、
免疫細胞を、有効量の実施形態A1~A59に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは実施形態A60もしくはA61に記載の組成物と接触させることを含む、方法。
【0374】
実施形態A94.免疫細胞をインビトロで接触させる、実施形態A93に記載の方法。
【0375】
実施形態A95.免疫細胞が、以前に対象から得られたものである、実施形態A94に記載の方法。
【0376】
実施形態A96.方法が、接触させるステップの前に、免疫細胞を対象から得ることをさらに含む、実施形態A95に記載の方法。
【0377】
実施形態A97.免疫細胞をインビボで接触させる、実施形態A93に記載の方法。
【0378】
実施形態A98.免疫細胞が、未熟胸腺細胞、末梢血リンパ球、ナイーブT細胞、多能性Th細胞前駆体、リンパ前駆細胞、Treg細胞、Th17細胞、Th22細胞、Th9細胞、Th2細胞、Th1細胞、Th3細胞、γδ T細胞、αβ T細胞、腫瘍浸潤T細胞、CD8+T細胞、CD4+T細胞、ナチュラルキラーT細胞、マスト細胞、マクロファージ、好中球、樹状細胞、好塩基球、好酸球、およびナチュラルキラー細胞からなる群から選択される、実施形態A93~A97のいずれか1つに記載の方法。
【0379】
実施形態A99.免疫細胞が、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体を発現するように以前に遺伝子改変されている、実施形態A93~A98のいずれか1つに記載の方法。
【0380】
実施形態A100.方法が、接触させるステップの後に、免疫細胞に、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体をコードする核酸を導入することをさらに含む、実施形態A93~A98のいずれか1つに記載の方法。
【0381】
実施形態A101.方法が、免疫細胞を、それを必要とする対象に投与することをさらに含む、実施形態A93~A100のいずれか1つに記載の方法。
【0382】
実施形態A102.対象が、加齢関連疾患または状態を有すると特定または診断されている、実施形態A101に記載の方法。
【0383】
実施形態A103.加齢関連疾患または状態が、アルツハイマー病、動脈瘤、嚢胞性線維症、膵炎(panceatitis)における線維症、緑内障、高血圧症、特発性肺線維症、炎症性腸疾患、椎間板変性、黄斑変性、骨関節炎、2型真性糖尿病、脂肪萎縮、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、白内障、COPD、特発性肺線維症、腎移植不全、肝線維症、骨量喪失、心筋梗塞、サルコペニア、創傷治癒、脱毛症、心筋細胞肥大、骨関節炎、パーキンソン病、加齢に伴う肺組織弾性の低下、黄斑変性、悪液質、糸球体硬化症、肝硬変、NAFLD、骨粗しょう症、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、脊髄小脳失調症、多発性硬化症、および腎機能障害からなる群から選択される、実施形態A102に記載の方法。
【0384】
実施形態A104.対象が、がんを有すると特定または診断されている、実施形態A101に記載の方法。
【0385】
実施形態A105.がんが、固形腫瘍、血液腫瘍、肉腫、骨肉腫、膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、黒色腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫、B細胞新生物、多発性骨髄腫、B細胞リンパ腫、B細胞非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ性白血病(ALL)、骨髄異形成症候群(MDS)、皮膚T細胞リンパ腫、網膜芽細胞腫、胃がん、尿路上皮がん、肺がん、腎細胞がん、胃(gastic)食道がん、膵臓がん、前立腺がん、乳がん、結腸直腸がん、卵巣がん、非小細胞肺がん、扁平上皮頭頸部がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、肝臓がん、および肝細胞がんからなる群から選択される、実施形態A104に記載の方法。
【0386】
実施形態A106.対象が、感染性疾患を有すると診断または特定されている、実施形態A101に記載の方法。
【0387】
実施形態A107.感染性疾患が、ヒト免疫不全ウイルス、サイトメガロウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、ライノウイルス、ロタウイルス、天然痘、単純ヘルペスウイルス、B型肝炎ウイルス、A型肝炎ウイルス、およびC型肝炎ウイルス、パピローマウイルス、ならびにインフルエンザウイルスによる感染である、実施形態A106に記載の方法。
【0388】
実施形態A108.がん細胞、感染細胞、または老化細胞の死滅を必要とする対象におけるがん細胞、感染細胞、または老化細胞を死滅させる方法であって、対象に、治療有効量の実施形態A1~A59に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは実施形態A60もしくはA61に記載の組成物を投与することを含む、方法。
【0389】
実施形態A109.対象が、がんを有すると特定または診断されている、実施形態A108に記載の方法。
【0390】
実施形態A110.がんが、固形腫瘍、血液腫瘍、肉腫、骨肉腫、膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、黒色腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫、B細胞新生物、多発性骨髄腫、B細胞リンパ腫、B細胞非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ性白血病(ALL)、骨髄異形成症候群(MDS)、皮膚T細胞リンパ腫、網膜芽細胞腫、胃がん、尿路上皮がん、肺がん、腎細胞がん、胃(gastic)食道がん、膵臓がん、前立腺がん、乳がん、結腸直腸がん、卵巣がん、非小細胞肺がん、扁平上皮頭頸部がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、肝臓がん、および肝細胞がんからなる群から選択される、実施形態A109に記載の方法。
【0391】
実施形態A111.対象が、加齢関連疾患または状態を有すると特定または診断されている、実施形態A108に記載の方法。
【0392】
実施形態A112.加齢関連疾患または状態が、アルツハイマー病、動脈瘤、嚢胞性線維症、膵炎(panceatitis)における線維症、緑内障、高血圧症、特発性肺線維症、炎症性腸疾患、椎間板変性、黄斑変性、骨関節炎、2型真性糖尿病、脂肪萎縮、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、白内障、COPD、特発性肺線維症、腎移植不全、肝線維症、骨量喪失、心筋梗塞、サルコペニア、創傷治癒、脱毛症、心筋細胞肥大、骨関節炎、パーキンソン病、加齢に伴う肺組織弾性の低下、黄斑変性、悪液質、糸球体硬化症、肝硬変、NAFLD、骨粗しょう症、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、脊髄小脳失調症、多発性硬化症、および腎機能障害からなる群から選択される、実施形態A111に記載の方法。
【0393】
実施形態A113.治療を必要とする対象を治療する方法であって、対象に、治療有効量の実施形態A1~A59に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは実施形態A60もしくはA61に記載の組成物を投与することを含む、方法。
【0394】
実施形態A114.対象が、がんを有すると特定または診断されている、実施形態A113に記載の方法。
【0395】
実施形態A115.がんが、固形腫瘍、血液腫瘍、肉腫、骨肉腫、膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、黒色腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫、B細胞新生物、多発性骨髄腫、B細胞リンパ腫、B細胞非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ性白血病(ALL)、骨髄異形成症候群(MDS)、皮膚T細胞リンパ腫、網膜芽細胞腫、胃がん、尿路上皮がん、肺がん、腎細胞がん、胃(gastic)食道がん、膵臓がん、前立腺がん、乳がん、結腸直腸がん、卵巣がん、非小細胞肺がん、扁平上皮頭頸部がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、肝臓がん、および肝細胞がんからなる群から選択される、実施形態A114に記載の方法。
【0396】
実施形態A116.対象が、加齢関連疾患または状態を有すると特定または診断されている、実施形態A113に記載の方法。
【0397】
実施形態A117.加齢関連疾患または状態が、アルツハイマー病、動脈瘤、嚢胞性線維症、膵炎(panceatitis)における線維症、緑内障、高血圧症、特発性肺線維症、炎症性腸疾患、椎間板変性、黄斑変性、骨関節炎、2型真性糖尿病、脂肪萎縮、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、白内障、COPD、特発性肺線維症、腎移植不全、肝線維症、骨量喪失、心筋梗塞、サルコペニア、創傷治癒、脱毛症、心筋細胞肥大、骨関節炎、パーキンソン病、加齢に伴う肺組織弾性の低下、黄斑変性、悪液質、糸球体硬化症、肝硬変、NAFLD、骨粗しょう症、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、脊髄小脳失調症、多発性硬化症、および腎機能障害からなる群から選択される、実施形態A116に記載の方法。
【0398】
実施形態A118.対象が、感染性疾患を有すると診断または特定されている、実施形態A113に記載の方法。
【0399】
実施形態A119.感染性疾患が、ヒト免疫不全ウイルス、サイトメガロウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、ライノウイルス、ロタウイルス、天然痘、単純ヘルペスウイルス、B型肝炎ウイルス、A型肝炎ウイルス、およびC型肝炎ウイルス、パピローマウイルス、ならびにインフルエンザウイルスによる感染である、実施形態A118に記載の方法。
【0400】
実施形態A120.実施形態A1~A59のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかをコードする、核酸。
【0401】
実施形態A121.実施形態A120に記載の核酸を含む、ベクター。
【0402】
実施形態A122.ベクターが、発現ベクターである、実施形態A121に記載のベクター。
【0403】
実施形態A123.実施形態A120に記載の核酸または実施形態A121もしくはA122に記載のベクターを含む、細胞。
【0404】
実施形態A124.単鎖キメラポリペプチドを産生する方法であって、
単鎖キメラポリペプチドの産生をもたらすのに十分な条件下で、実施形態A123に記載の細胞を培養培地中で培養することと、
単鎖キメラポリペプチドを細胞および/または培養培地から回収することと、を含む、方法。
【0405】
実施形態A125.実施形態A124に記載の方法によって産生された、単鎖キメラポリペプチド。
【0406】
実施形態A126.可溶性ヒト組織因子ドメインが、配列番号96と少なくとも80%同一である配列を含む、実施形態A26に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0407】
実施形態A127.可溶性ヒト組織因子ドメインが、配列番号96と少なくとも90%同一である配列を含む、実施形態A126に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0408】
実施形態A128.可溶性ヒト組織因子ドメインが、配列番号96と少なくとも95%同一である配列を含む、実施形態A127に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0409】
実施形態A129.可溶性ヒト組織因子ドメインが、配列番号96と100%同一である配列を含む、実施形態A128に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0410】
実施形態A130.可溶性ヒト組織因子ドメインが、配列番号97と少なくとも80%同一である配列を含む、実施形態A26に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0411】
実施形態A131.可溶性ヒト組織因子ドメインが、配列番号97と少なくとも90%同一である配列を含む、実施形態A130に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0412】
実施形態A132.可溶性ヒト組織因子ドメインが、配列番号97と少なくとも95%同一である配列を含む、実施形態A131に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0413】
実施形態A133.可溶性ヒト組織因子ドメインが、配列番号97と100%同一である配列を含む、実施形態A132に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0414】
B.例示的な実施形態
実施形態B1.単鎖キメラポリペプチドであって、
(i)第1の標的結合ドメイン、
(ii)可溶性組織因子ドメイン、および
(iii)第2の標的結合ドメインを含み、
第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインが、各々、IL-2受容体に特異的に結合するか、または
第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインが、各々、IL-15受容体に特異的に結合する、単鎖キメラポリペプチド。
【0415】
実施形態B2.第1の標的結合ドメインと可溶性組織因子ドメインが、互いに直接隣接している、実施形態B1に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0416】
実施形態B3.単鎖キメラポリペプチドが、第1の標的結合ドメインと可溶性組織因子ドメインとの間にリンカー配列をさらに含む、実施形態B1に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0417】
実施形態B4.可溶性組織因子ドメインと第2の標的結合ドメインが、互いに直接隣接している、実施形態B1~B3のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0418】
実施形態B5.単鎖キメラポリペプチドが、可溶性組織因子ドメインと第2の標的結合ドメインとの間にリンカー配列をさらに含む、実施形態B1~B3のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0419】
実施形態B6.第1の標的結合ドメインと第2の標的結合ドメインが、互いに直接隣接している、実施形態B1に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0420】
実施形態B7.単鎖キメラポリペプチドが、第1の標的結合ドメインと第2の標的結合ドメインとの間にリンカー配列をさらに含む、実施形態B1に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0421】
実施形態B8.第2の標的結合ドメインと可溶性組織因子ドメインが、互いに直接隣接している、実施形態B6またはB7に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0422】
実施形態B9.単鎖キメラポリペプチドが、第2の標的結合ドメインと可溶性組織因子ドメインとの間にリンカー配列をさらに含む、実施形態B6またはB7に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0423】
実施形態B10.第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインの両方が、可溶性インターロイキンタンパク質である、実施形態B1~B9のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0424】
実施形態B11.第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインが、可溶性IL-2タンパク質である、実施形態B10に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0425】
実施形態B12.可溶性IL-2タンパク質が、可溶性ヒトIL-2タンパク質である、実施形態B11に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0426】
実施形態B13.可溶性ヒトIL-2タンパク質が、配列番号28を含む、実施形態B12に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0427】
実施形態B14.第1の標的結合ドメインおよび第2の標的結合ドメインが、可溶性IL-15タンパク質である、実施形態B10に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0428】
実施形態B15.可溶性IL-15タンパク質が、可溶性ヒトIL-15タンパク質である、実施形態B14に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0429】
実施形態B16.可溶性ヒトIL-15タンパク質が、配列番号39を含む、実施形態B15に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0430】
実施形態B17.可溶性組織因子ドメインが、可溶性ヒト組織因子ドメインである、実施形態B1~B16のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0431】
実施形態B18.可溶性ヒト組織因子ドメインが、配列番号9と少なくとも80%同一である配列を含む、実施形態B17に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0432】
実施形態B19.可溶性ヒト組織因子ドメインが、配列番号9と少なくとも90%同一である配列を含む、実施形態B18に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0433】
実施形態B20.可溶性ヒト組織因子ドメインが、配列番号9と少なくとも95%同一である配列を含む、実施形態B19に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0434】
実施形態B21.可溶性ヒト組織因子ドメインが、
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸20位に対応するアミノ酸の位置にリジン、
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸22位に対応するアミノ酸の位置にイソロイシン、
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸45位に対応するアミノ酸の位置にトリプトファン、
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸58位に対応するアミノ酸の位置にアスパラギン酸、
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸94位に対応するアミノ酸の位置にチロシン、
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸135位に対応するアミノ酸の位置にアルギニン、および
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸140位に対応するアミノ酸の位置にフェニルアラニンのうちの1つ以上を含まない、実施形態B17~B20のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0435】
実施形態B22.可溶性ヒト組織因子ドメインが、
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸20位に対応するアミノ酸の位置にリジン、
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸22位に対応するアミノ酸の位置にイソロイシン、
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸45位に対応するアミノ酸の位置にトリプトファン、
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸58位に対応するアミノ酸の位置にアスパラギン酸、
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸94位に対応するアミノ酸の位置にチロシン、
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸135位に対応するアミノ酸の位置にアルギニン、および
成熟野生型ヒト組織因子タンパク質のアミノ酸140位に対応するアミノ酸の位置にフェニルアラニンのうちのいずれも含まない、実施形態B21に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0436】
実施形態B23.可溶性組織因子ドメインが、第VIIa因子に結合することができない、実施形態B1~B22のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0437】
実施形態B24.可溶性組織因子ドメインが、不活性第X因子を第Xa因子に変換しない、実施形態B1~B23のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0438】
実施形態B25.単鎖キメラポリペプチドが、哺乳動物における凝固を血液刺激しない、実施形態B1~B24のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0439】
実施形態B26.単鎖キメラポリペプチドが、そのN末端および/またはC末端に1つ以上の追加の標的結合ドメインをさらに含む、実施形態B1~B25のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0440】
実施形態B27.単鎖キメラポリペプチドが、そのN末端に1つ以上の追加の標的結合ドメインを含む、実施形態B26に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0441】
実施形態B28.1つ以上の追加の標的結合ドメインが、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、または可溶性組織因子ドメインに直接隣接している、実施形態B27に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0442】
実施形態B29.単鎖キメラポリペプチドが、少なくとも1つの追加の標的結合ドメインのうちの1つと、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、または可溶性組織因子ドメインとの間に、リンカー配列をさらに含む、実施形態B28に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0443】
実施形態B30.単鎖キメラポリペプチドが、そのC末端に1つ以上の追加の標的結合ドメインを含む、実施形態B26に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0444】
実施形態B31.1つ以上の追加の標的結合ドメインのうちの1つが、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、または可溶性組織因子ドメインに直接隣接している、実施形態B30に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0445】
実施形態B32.単鎖キメラポリペプチドが、少なくとも1つの追加の標的結合ドメインのうちの1つと、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、または可溶性組織因子ドメインとの間に、リンカー配列をさらに含む、実施形態B30に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0446】
実施形態B33.単鎖キメラポリペプチドが、そのN末端およびC末端に1つ以上の追加の標的結合ドメインを含む、実施形態B26に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0447】
実施形態B34.N末端の1つ以上の追加の抗原結合ドメインのうちの1つが、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、または可溶性組織因子ドメインに直接隣接している、実施形態B33に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0448】
実施形態B35.単鎖キメラポリペプチドが、N末端の1つ以上の追加の抗原結合ドメインのうちの1つと、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、または可溶性組織因子ドメインとの間に、リンカー配列をさらに含む、実施形態B33に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0449】
実施形態B36.C末端の1つ以上の追加の抗原結合ドメインのうちの1つが、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、または可溶性組織因子ドメインに直接隣接している、実施形態B33に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0450】
実施形態B37.単鎖キメラポリペプチドが、C末端の1つ以上の追加の抗原結合ドメインのうちの1つと、第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、または可溶性組織因子ドメインとの間に、リンカー配列をさらに含む、実施形態B33に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0451】
実施形態B38.第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の追加の標的結合ドメインの各々が、IL-2受容体またはIL-15受容体に特異的に結合する、実施形態B26~B37のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0452】
実施形態B39.第1の標的結合ドメイン、第2の標的結合ドメイン、および1つ以上の追加の標的結合ドメインのうちの各々が、同じアミノ酸配列を含む、実施形態B38に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0453】
実施形態B40.1つ以上の追加の標的結合ドメインが、抗原結合ドメインである、実施形態B26~B37のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0454】
実施形態B41.抗原結合ドメインが、scFvまたは単一ドメイン抗体を含む、実施形態B40に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0455】
実施形態B42.1つ以上の追加の標的結合ドメインが、CD16a、CD28、CD3、CD33、CD20、CD19、CD22、CD123、IL-1R、IL-1、VEGF、IL-6R、IL-4、IL-10、PDL-1、TIGIT、PD-1、TIM3、CTLA4、MICA、MICB、IL-6、IL-8、TNFα、CD26a、CD36、ULBP2、CD30、CD200、IGF-1R、MUC4AC、MUC5AC、Trop-2、CMET、EGFR、HER1、HER2、HER3、PSMA、CEA、B7H3、EPCAM、BCMA、P-カドヘリン、CEACAM5、UL16結合タンパク質、HLA-DR、DLL4、TYRO3、AXL、MER、CD122、CD155、PDGF-DD、TGF-β受容体II(TGF-βRII)リガンド、TGF-βRIIIリガンド、DNAM-1リガンド、NKp46リガンド、NKp44リガンド、NKG2Dリガンド、NKp30リガンド、scMHCIリガンド、scMHCIIリガンド、scTCRリガンド、IL-1受容体、IL-2受容体、IL-3受容体、IL-7受容体、IL-8受容体、IL-10受容体、IL-12受容体、IL-15受容体、IL-17受容体、IL-18受容体、IL-21受容体、PDGF-DD受容体、幹細胞因子(SCF)受容体、幹細胞様チロシンキナーゼ3リガンド(FLT3L)受容体、MICA受容体、MICB受容体、ULP16結合タンパク質受容体、CD155受容体、CD122受容体、およびCD28受容体からなる群から選択される標的に特異的に結合する、実施形態B26~B37、B40、およびB41のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0456】
実施形態B43.1つ以上の追加の標的結合ドメインが、可溶性インターロイキンまたはサイトカインタンパク質である、実施形態B6~B37、B40、およびB41のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0457】
実施形態B44.可溶性インターロイキンまたはサイトカインタンパク質が、IL-1、IL-2、IL-3、IL-7、IL-8、IL-10、IL-12、IL-15、IL-17、IL-18、IL-21、PDGF-DD、およびSCFからなる群から選択される、実施形態B43に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0458】
実施形態B45.1つ以上の追加の標的結合ドメインが、可溶性インターロイキンまたはサイトカイン受容体である、実施形態B6~B37、B40、およびB41のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0459】
実施形態B46.可溶性受容体が、可溶性TGF-β受容体II(TGF-βRII)および可溶性TGF-βRIIIである、実施形態B45に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0460】
実施形態B47.単鎖キメラポリペプチドが、そのN末端にシグナル配列をさらに含む、実施形態B1~B46のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0461】
実施形態B48.単鎖キメラポリペプチドが、単鎖キメラポリペプチドのN末端またはC末端に位置付けられたペプチドタグをさらに含む、実施形態B1~B47のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0462】
実施形態B49.実施形態B1~B48に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかを含む、組成物。
【0463】
実施形態B50.組成物が、医薬組成物である、実施形態B49に記載の組成物。
【0464】
実施形態B51.少なくとも1用量の実施形態B49またはB50に記載の組成物を含む、キット。
【0465】
実施形態B52.免疫細胞を刺激する方法であって、
免疫細胞を、有効量の実施形態B1~B48に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは実施形態B49もしくはB50に記載の組成物と接触させることを含む、方法。
【0466】
実施形態B53.免疫細胞をインビトロで接触させる、実施形態B52に記載の方法。
【0467】
実施形態B54.免疫細胞が、以前に対象から得られたものである、実施形態B53に記載の方法。
【0468】
実施形態B55.方法が、接触させるステップの前に、免疫細胞を対象から得ることをさらに含む、実施形態B54に記載の方法。
【0469】
実施形態B56.免疫細胞をインビボで接触させる、実施形態B52に記載の方法。
【0470】
実施形態B57.免疫細胞が、未熟胸腺細胞、末梢血リンパ球、ナイーブT細胞、多能性Th細胞前駆体、リンパ前駆細胞、Treg細胞、メモリーT細胞、Th17細胞、Th22細胞、Th9細胞、Th2細胞、Th1細胞、Th3細胞、γδ T細胞、αβ T細胞、腫瘍浸潤T細胞、CD8T細胞、CD4T細胞、ナチュラルキラーT細胞、マスト細胞、マクロファージ、好中球、樹状細胞、好塩基球、好酸球、およびナチュラルキラー細胞からなる群から選択される、実施形態B52~B56のいずれか1つに記載の方法。
【0471】
実施形態B58.免疫細胞が、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体を発現するように以前に遺伝子改変されている、実施形態B52~B57のいずれか1つに記載の方法。
【0472】
実施形態B59.方法が、接触させるステップの後に、免疫細胞に、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体をコードする核酸を導入することをさらに含む、実施形態B52~B57のいずれか1つに記載の方法。
【0473】
実施形態B60.方法が、免疫細胞を、それを必要とする対象に投与することをさらに含む、実施形態B52~B59のいずれか1つに記載の方法。
【0474】
実施形態B61.対象が、加齢関連疾患または状態を有すると特定または診断されている、実施形態B60に記載の方法。
【0475】
実施形態B62.加齢関連疾患または状態が、アルツハイマー病、動脈瘤、嚢胞性線維症、膵炎における線維症、緑内障、高血圧症、特発性肺線維症、炎症性腸疾患、椎間板変性、黄斑変性、骨関節炎、2型真性糖尿病、脂肪萎縮、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、白内障、COPD、特発性肺線維症、腎移植不全、肝線維症、骨量喪失、心筋梗塞、サルコペニア、創傷治癒、脱毛症、心筋細胞肥大、骨関節炎、パーキンソン病、加齢に伴う肺組織弾性の低下、黄斑変性、悪液質、糸球体硬化症、肝硬変、NAFLD、骨粗しょう症、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、脊髄小脳失調症、多発性硬化症、および腎機能障害からなる群から選択される、実施形態B61に記載の方法。
【0476】
実施形態B63.対象が、がんを有すると特定または診断されている、実施形態B60に記載の方法。
【0477】
実施形態B64.がんが、固形腫瘍、血液腫瘍、肉腫、骨肉腫、膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、黒色腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫、B細胞新生物、多発性骨髄腫、B細胞リンパ腫、B細胞非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ性白血病(ALL)、骨髄異形成症候群(MDS)、皮膚T細胞リンパ腫、網膜芽細胞腫、胃がん、尿路上皮がん、肺がん、腎細胞がん、胃食道がん、膵臓がん、前立腺がん、乳がん、結腸直腸がん、卵巣がん、非小細胞肺がん、扁平上皮頭頸部がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、肝臓がん、および肝細胞がんからなる群から選択される、実施形態B63に記載の方法。
【0478】
実施形態B65.対象が、感染性疾患を有すると診断または特定されている、実施形態B60に記載の方法。
【0479】
実施形態B66.感染性疾患が、ヒト免疫不全ウイルス、サイトメガロウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、ライノウイルス、ロタウイルス、天然痘、単純ヘルペスウイルス、B型肝炎ウイルス、A型肝炎ウイルス、およびC型肝炎ウイルス、パピローマウイルス、ならびにインフルエンザウイルスによる感染である、実施形態B65に記載の方法。
【0480】
実施形態B67.免疫細胞の増殖を誘導するかまたは増加させる方法であって、
免疫細胞を、有効量の実施形態B1~B48に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは実施形態B49もしくはB50に記載の組成物と接触させることを含む、方法。
【0481】
実施形態B68.免疫細胞をインビトロで接触させる、実施形態B67に記載の方法。
【0482】
実施形態B69.免疫細胞が、以前に対象から得られたものである、実施形態B68に記載の方法。
【0483】
実施形態B70.方法が、接触させるステップの前に、免疫細胞を対象から得ることをさらに含む、実施形態B60に記載の方法。
【0484】
実施形態B71.免疫細胞をインビボで接触させる、実施形態B67に記載の方法。
【0485】
実施形態B72.免疫細胞が、未熟胸腺細胞、末梢血リンパ球、ナイーブT細胞、多能性Th細胞前駆体、リンパ前駆細胞、Treg細胞、メモリーT細胞、Th17細胞、Th22細胞、Th9細胞、Th2細胞、Th1細胞、Th3細胞、γδ T細胞、αβ T細胞、腫瘍浸潤T細胞、CD8T細胞、CD4T細胞、ナチュラルキラーT細胞、マスト細胞、マクロファージ、好中球、樹状細胞、好塩基球、好酸球、およびナチュラルキラー細胞からなる群から選択される、実施形態B67~B71のいずれか1つに記載の方法。
【0486】
実施形態B73.免疫細胞が、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体を発現するように以前に遺伝子改変されている、実施形態B67~B72のいずれか1つに記載の方法。
【0487】
実施形態B74.方法が、接触させるステップの後に、免疫細胞に、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体をコードする核酸を導入することをさらに含む、実施形態B67~B72のいずれか1つに記載の方法。
【0488】
実施形態B75.方法が、免疫細胞を、それを必要とする対象に投与することをさらに含む、実施形態B67~B74のいずれか1つに記載の方法。
【0489】
実施形態B76.対象が、加齢関連疾患または状態を有すると特定または診断されている、実施形態B75に記載の方法。
【0490】
実施形態B77.加齢関連疾患または状態が、アルツハイマー病、動脈瘤、嚢胞性線維症、膵炎における線維症、緑内障、高血圧症、特発性肺線維症、炎症性腸疾患、椎間板変性、黄斑変性、骨関節炎、2型真性糖尿病、脂肪萎縮、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、白内障、COPD、特発性肺線維症、腎移植不全、肝線維症、骨量喪失、心筋梗塞、サルコペニア、創傷治癒、脱毛症、心筋細胞肥大、骨関節炎、パーキンソン病、加齢に伴う肺組織弾性の低下、黄斑変性、悪液質、糸球体硬化症、肝硬変、NAFLD、骨粗しょう症、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、脊髄小脳失調症、多発性硬化症、および腎機能障害からなる群から選択される、実施形態B76に記載の方法。
【0491】
実施形態B78.対象が、がんを有すると特定または診断されている、実施形態B75に記載の方法。
【0492】
実施形態B79.がんが、固形腫瘍、血液腫瘍、肉腫、骨肉腫、膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、黒色腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫、B細胞新生物、多発性骨髄腫、B細胞リンパ腫、B細胞非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ性白血病(ALL)、骨髄異形成症候群(MDS)、皮膚T細胞リンパ腫、網膜芽細胞腫、胃がん、尿路上皮がん、肺がん、腎細胞がん、胃食道がん、膵臓がん、前立腺がん、乳がん、結腸直腸がん、卵巣がん、非小細胞肺がん、扁平上皮頭頸部がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、肝臓がん、および肝細胞がんからなる群から選択される、実施形態B78に記載の方法。
【0493】
実施形態B80.対象が、感染性疾患を有すると診断または特定されている、実施形態B75に記載の方法。
【0494】
実施形態B81.感染性疾患が、ヒト免疫不全ウイルス、サイトメガロウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、ライノウイルス、ロタウイルス、天然痘、単純ヘルペスウイルス、B型肝炎ウイルス、A型肝炎ウイルス、およびC型肝炎ウイルス、パピローマウイルス、ならびにインフルエンザウイルスによる感染である、実施形態B75に記載の方法。
【0495】
実施形態B82.免疫細胞のメモリーまたはメモリー様免疫細胞への分化を誘導する方法であって、
免疫細胞を、有効量の実施形態B1~B48に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは実施形態B49もしくはB50に記載の組成物と接触させることを含む、方法。
【0496】
実施形態B83.免疫細胞をインビトロで接触させる、実施形態B82に記載の方法。
【0497】
実施形態B84.免疫細胞が、以前に対象から得られたものである、実施形態B83に記載の方法。
【0498】
実施形態B85.方法が、接触させるステップの前に、免疫細胞を対象から得ることをさらに含む、実施形態B84に記載の方法。
【0499】
実施形態B86.免疫細胞をインビボで接触させる、実施形態B82に記載の方法。
【0500】
実施形態B87.免疫細胞が、未熟胸腺細胞、末梢血リンパ球、ナイーブT細胞、多能性Th細胞前駆体、リンパ前駆細胞、Treg細胞、Th17細胞、Th22細胞、Th9細胞、Th2細胞、Th1細胞、Th3細胞、γδ T細胞、αβ T細胞、腫瘍浸潤T細胞、CD8T細胞、CD4T細胞、ナチュラルキラーT細胞、マスト細胞、マクロファージ、好中球、樹状細胞、好塩基球、好酸球、およびナチュラルキラー細胞からなる群から選択される、実施形態B82~B86のいずれか1つに記載の方法。
【0501】
実施形態B88.免疫細胞が、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体を発現するように以前に遺伝子改変されている、実施形態B82~B87のいずれか1つに記載の方法。
【0502】
実施形態B89.方法が、接触させるステップの後に、免疫細胞に、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体をコードする核酸を導入することをさらに含む、実施形態B82~B87のいずれか1つに記載の方法。
【0503】
実施形態B90.方法が、免疫細胞を、それを必要とする対象に投与することをさらに含む、実施形態B82~B89のいずれか1つに記載の方法。
【0504】
実施形態B91.対象が、加齢関連疾患または状態を有すると特定または診断されている、実施形態B90に記載の方法。
【0505】
実施形態B92.加齢関連疾患または状態が、アルツハイマー病、動脈瘤、嚢胞性線維症、膵炎における線維症、緑内障、高血圧症、特発性肺線維症、炎症性腸疾患、椎間板変性、黄斑変性、骨関節炎、2型真性糖尿病、脂肪萎縮、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、白内障、COPD、特発性肺線維症、腎移植不全、肝線維症、骨量喪失、心筋梗塞、サルコペニア、創傷治癒、脱毛症、心筋細胞肥大、骨関節炎、パーキンソン病、加齢に伴う肺組織弾性の低下、黄斑変性、悪液質、糸球体硬化症、肝硬変、NAFLD、骨粗しょう症、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、脊髄小脳失調症、多発性硬化症、および腎機能障害からなる群から選択される、実施形態B91に記載の方法。
【0506】
実施形態B93.対象が、がんを有すると特定または診断されている、実施形態B90に記載の方法。
【0507】
実施形態B94.がんが、固形腫瘍、血液腫瘍、肉腫、骨肉腫、膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、黒色腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫、B細胞新生物、多発性骨髄腫、B細胞リンパ腫、B細胞非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ性白血病(ALL)、骨髄異形成症候群(MDS)、皮膚T細胞リンパ腫、網膜芽細胞腫、胃がん、尿路上皮がん、肺がん、腎細胞がん、胃食道がん、膵臓がん、前立腺がん、乳がん、結腸直腸がん、卵巣がん、非小細胞肺がん、扁平上皮頭頸部がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、肝臓がん、および肝細胞がんからなる群から選択される、実施形態B93に記載の方法。
【0508】
実施形態B95.対象が、感染性疾患を有すると診断または特定されている、実施形態B90に記載の方法。
【0509】
実施形態B96.感染性疾患が、ヒト免疫不全ウイルス、サイトメガロウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、ライノウイルス、ロタウイルス、天然痘、単純ヘルペスウイルス、B型肝炎ウイルス、A型肝炎ウイルス、およびC型肝炎ウイルス、パピローマウイルス、ならびにインフルエンザウイルスによる感染である、実施形態B95に記載の方法。
【0510】
実施形態B97.がん細胞、感染細胞、または老化細胞の死滅を必要とする対象におけるがん細胞、感染細胞、または老化細胞を死滅させる方法であって、対象に、治療有効量の実施形態B1~B48に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは実施形態B49もしくはB50に記載の組成物を投与することを含む、方法。
【0511】
実施形態B98.対象が、がんを有すると特定または診断されている、実施形態B97に記載の方法。
【0512】
実施形態B99.がんが、固形腫瘍、血液腫瘍、肉腫、骨肉腫、膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、黒色腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫、B細胞新生物、多発性骨髄腫、B細胞リンパ腫、B細胞非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ性白血病(ALL)、骨髄異形成症候群(MDS)、皮膚T細胞リンパ腫、網膜芽細胞腫、胃がん、尿路上皮がん、肺がん、腎細胞がん、胃食道がん、膵臓がん、前立腺がん、乳がん、結腸直腸がん、卵巣がん、非小細胞肺がん、扁平上皮頭頸部がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、肝臓がん、および肝細胞がんからなる群から選択される、実施形態B98に記載の方法。
【0513】
実施形態B100.対象が、加齢関連疾患または状態を有すると特定または診断されている、実施形態B97に記載の方法。
【0514】
実施形態B101.加齢関連疾患または状態が、アルツハイマー病、動脈瘤、嚢胞性線維症、膵炎における線維症、緑内障、高血圧症、特発性肺線維症、炎症性腸疾患、椎間板変性、黄斑変性、骨関節炎、2型真性糖尿病、脂肪萎縮、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、白内障、COPD、特発性肺線維症、腎移植不全、肝線維症、骨量喪失、心筋梗塞、サルコペニア、創傷治癒、脱毛症、心筋細胞肥大、骨関節炎、パーキンソン病、加齢に伴う肺組織弾性の低下、黄斑変性、悪液質、糸球体硬化症、肝硬変、NAFLD、骨粗しょう症、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、脊髄小脳失調症、多発性硬化症、および腎機能障害からなる群から選択される、実施形態B100に記載の方法。
【0515】
実施形態B102.治療を必要とする対象を治療する方法であって、対象に、治療有効量の実施形態B1~B48に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは実施形態B49もしくはB50に記載の組成物を投与することを含む、方法。
【0516】
実施形態B103.対象が、がんを有すると特定または診断されている、実施形態B102に記載の方法。
【0517】
実施形態B104.がんが、固形腫瘍、血液腫瘍、肉腫、骨肉腫、膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、黒色腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫、B細胞新生物、多発性骨髄腫、B細胞リンパ腫、B細胞非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ性白血病(ALL)、骨髄異形成症候群(MDS)、皮膚T細胞リンパ腫、網膜芽細胞腫、胃がん、尿路上皮がん、肺がん、腎細胞がん、胃食道がん、膵臓がん、前立腺がん、乳がん、結腸直腸がん、卵巣がん、非小細胞肺がん、扁平上皮頭頸部がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、肝臓がん、および肝細胞がんからなる群から選択される、実施形態B103に記載の方法。
【0518】
実施形態B105.対象が、加齢関連疾患または状態を有すると特定または診断されている、実施形態B102に記載の方法。
【0519】
実施形態B106.加齢関連疾患または状態が、アルツハイマー病、動脈瘤、嚢胞性線維症、膵炎における線維症、緑内障、高血圧症、特発性肺線維症、炎症性腸疾患、椎間板変性、黄斑変性、骨関節炎、2型真性糖尿病、脂肪萎縮、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、白内障、COPD、特発性肺線維症、腎移植不全、肝線維症、骨量喪失、心筋梗塞、サルコペニア、創傷治癒、脱毛症、心筋細胞肥大、骨関節炎、パーキンソン病、加齢に伴う肺組織弾性の低下、黄斑変性、悪液質、糸球体硬化症、肝硬変、NAFLD、骨粗しょう症、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、脊髄小脳失調症、多発性硬化症、および腎機能障害からなる群から選択される、実施形態B105に記載の方法。
【0520】
実施形態B107.対象が、感染性疾患を有すると診断または特定されている、実施形態B102に記載の方法。
【0521】
実施形態B108.感染性疾患が、ヒト免疫不全ウイルス、サイトメガロウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、ライノウイルス、ロタウイルス、天然痘、単純ヘルペスウイルス、B型肝炎ウイルス、A型肝炎ウイルス、およびC型肝炎ウイルス、パピローマウイルス、ならびにインフルエンザウイルスによる感染である、実施形態B107に記載の方法。
【0522】
実施形態B109.実施形態B1~B48のいずれか1つに記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかをコードする、核酸。
【0523】
実施形態B110.実施形態B109の核酸を含む、ベクター。
【0524】
実施形態B111.ベクターが、発現ベクターである、実施形態B110に記載のベクター。
【0525】
実施形態B112.実施形態B109に記載の核酸または実施形態B110もしくはB111に記載のベクターを含む、細胞。
【0526】
実施形態B113.単鎖キメラポリペプチドを産生する方法であって、
単鎖キメラポリペプチドの産生をもたらすのに十分な条件下で、実施形態B112に記載の細胞を培養培地中で培養することと、
単鎖キメラポリペプチドを細胞および/または培養培地から回収することと、を含む、方法。
【0527】
実施形態B114.実施形態B113に記載の方法によって産生された、単鎖キメラポリペプチド。
【0528】
実施形態B115.可溶性ヒト組織因子ドメインが、配列番号96と少なくとも80%同一である配列を含む、実施形態B21に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0529】
実施形態B116.可溶性ヒト組織因子ドメインが、配列番号96と少なくとも90%同一である配列を含む、実施形態B115に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0530】
実施形態B117.可溶性ヒト組織因子ドメインが、配列番号96と少なくとも95%同一である配列を含む、実施形態B116に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0531】
実施形態B118.可溶性ヒト組織因子ドメインが、配列番号96と100%同一である配列を含む、実施形態B117に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0532】
実施形態B119.可溶性ヒト組織因子ドメインが、配列番号97と少なくとも80%同一である配列を含む、実施形態B21に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0533】
実施形態B120.可溶性ヒト組織因子ドメインが、配列番号97と少なくとも90%同一である配列を含む、実施形態B119に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0534】
実施形態B121.可溶性ヒト組織因子ドメインが、配列番号97と少なくとも95%同一である配列を含む、実施形態B120に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【0535】
実施形態B122.可溶性ヒト組織因子ドメインが、配列番号97と100%同一である配列を含む、実施形態B121に記載の単鎖キメラポリペプチド。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16A
図16B
図17A
図17B
図18
図19
図20A
図20B
図21
図22
図23
図24
図25
図26A
図26B
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
図34
【手続補正書】
【提出日】2024-01-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(i)第1の標的結合ドメイン、
(ii)可溶性組織因子ドメイン、および
(iii)第2の標的結合ドメイン
を含み、哺乳動物において血液凝固を刺激しない、単鎖キメラポリペプチドであって、前記第1の標的結合ドメインと前記第2の標的結合ドメインが、IL-2受容体に結合する、単鎖キメラポリペプチド。
【請求項2】
前記第1の標的結合ドメインと前記第2の標的結合ドメインのうち一方または両方が、ヒトIL-2である、請求項1に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項3】
前記第1の標的結合ドメインと前記第2の標的結合ドメインが、ヒトIL-2である、請求項2に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項4】
前記可溶性組織因子ドメインが、凝固活性を持たない可溶性ヒト組織因子ドメインである、請求項1~3のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項5】
前記可溶性組織因子ドメインが、野生型可溶性ヒト組織因子由来の配列を含むか、またはそれからなる、請求項1~4のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項6】
前記第1の標的結合ドメインと前記可溶性組織因子ドメインが、互いに直接隣接している、請求項1~5のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項7】
前記第1の標的結合ドメインと前記可溶性組織因子ドメインとの間にリンカー配列をさらに含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項8】
前記可溶性組織因子ドメインと前記第2の標的結合ドメインが、互いに直接隣接している、請求項1~のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項9】
前記可溶性組織因子ドメインと前記第2の標的結合ドメインとの間にリンカー配列をさらに含む、請求項1~のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項10】
前記第1の標的結合ドメインが、配列番号28と少なくとも80%同一である配列を含み、
前記可溶性組織因子ドメインが、配列番号9と少なくとも80%同一である配列を含み、かつ、
前記第2の標的結合ドメインが、配列番号28と少なくとも80%同一である配列を含む、
請求項1~9のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項11】
前記第1の標的結合ドメインが、配列番号28と少なくとも90%同一である配列を含み、
前記可溶性組織因子ドメインが、配列番号9と少なくとも90%同一である配列を含み、かつ、
前記第2の標的結合ドメインが、配列番号28と少なくとも90%同一である配列を含む、
請求項10に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項12】
前記第1の標的結合ドメインが、配列番号28と少なくとも95%同一である配列を含み、
前記可溶性組織因子ドメインが、配列番号9と少なくとも95%同一である配列を含み、かつ、
前記第2の標的結合ドメインが、配列番号28と少なくとも95%同一である配列を含む、
請求項11に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項13】
前記第1の標的結合ドメインが、配列番号28を含み、
前記可溶性組織因子ドメインが、配列番号9を含み、かつ、
前記第2の標的結合ドメインが、配列番号28を含む、
請求項12に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項14】
配列番号108と少なくとも80%同一である配列を含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項15】
配列番号108と少なくとも90%同一である配列を含む、請求項14に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項16】
配列番号108と少なくとも95%同一である配列を含む、請求項15に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項17】
配列番号108を含む、請求項16に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項18】
配列番号110を含む、請求項17に記載の単鎖キメラポリペプチド。
【請求項19】
請求項1~18のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかを含む、組成物。
【請求項20】
医薬組成物である、請求項19に記載の組成物。
【請求項21】
請求項19または20に記載の組成物を含むキット。
【請求項22】
有効量の請求項1~18のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかを含む、免疫細胞を刺激するための医薬組成物。
【請求項23】
有効量の請求項1~18のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかを含む、免疫細胞の増殖を誘導するかまたは増加させるための医薬組成物。
【請求項24】
有効量の請求項1~18のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかを含む、免疫細胞のメモリー免疫細胞またはメモリー様免疫細胞への分化を誘導するための医薬組成物。
【請求項25】
がん細胞、感染細胞、または老化細胞の死滅を必要とする対象におけるがん細胞、感染細胞、または老化細胞を死滅させるための医薬組成物であって、効量請求項1~18のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかを含む、医薬組成物。
【請求項26】
治療を必要とする対象を治療するための医薬組成物であって、効量の請求項1~18のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかを含む、医薬組成物。
【請求項27】
対象におけるアテローム性動脈硬化症を治療するための医薬組成物であって、有効量の請求項1~18のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかを含む、医薬組成物。
【請求項28】
請求項1~18のいずれか一項に記載の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかをコードする、核酸。
【請求項29】
請求項28に記載の核酸を含むベクター。
【請求項30】
請求項28に記載の核酸を含む細胞。
【請求項31】
単鎖キメラポリペプチドを産生する方法であって、
請求項30に記載の細胞を、単鎖キメラポリペプチドの産生をもたらすのに十分な条件下で、培養培地中で培養する工程、および
前記単鎖キメラポリペプチドを前記細胞および/または前記培養培地から回収する工程
を含む、方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0032】
[本発明1001]
(i)第1の標的結合ドメイン、
(ii)可溶性組織因子ドメイン、および
(iii)第2の標的結合ドメイン
を含む、単鎖キメラポリペプチド。
[本発明1002]
前記第1の標的結合ドメインと前記可溶性組織因子ドメインが、互いに直接隣接している、本発明1001の単鎖キメラポリペプチド。
[本発明1003]
前記第1の標的結合ドメインと前記可溶性組織因子ドメインとの間にリンカー配列をさらに含む、本発明1001の単鎖キメラポリペプチド。
[本発明1004]
前記可溶性組織因子ドメインと前記第2の標的結合ドメインが、互いに直接隣接している、本発明1001~1003のいずれかの単鎖キメラポリペプチド。
[本発明1005]
前記可溶性組織因子ドメインと前記第2の標的結合ドメインとの間にリンカー配列をさらに含む、本発明1001~1003のいずれかの単鎖キメラポリペプチド。
[本発明1006]
前記第1の標的結合ドメインおよび前記第2の標的結合ドメインが、同じ抗原に特異的に結合する、本発明1001~1005のいずれかの単鎖キメラポリペプチド。
[本発明1007]
前記第1の標的結合ドメインおよび前記第2の標的結合ドメインが、同じエピトープに特異的に結合する、本発明1006の単鎖キメラポリペプチド。
[本発明1008]
前記第1の標的結合ドメインおよび前記第2の標的結合ドメインが、同じアミノ酸配列を含む、本発明1007の単鎖キメラポリペプチド。
[本発明1009]
前記第1の標的結合ドメインおよび前記第2の標的結合ドメインが、異なる抗原に特異的に結合する、本発明1001~1005のいずれかの単鎖キメラポリペプチド。
[本発明1010]
前記第1の標的結合ドメインおよび前記第2の標的結合ドメインの一方または両方が、抗原結合ドメインである、本発明1001~1009のいずれかの単鎖キメラポリペプチド。
[本発明1011]
前記第1の標的結合ドメインおよび前記第2の標的結合ドメインの一方または両方が、CD16a、CD28、CD3、CD33、CD20、CD19、CD22、CD123、IL-1R、IL-1、VEGF、IL-6R、IL-4、IL-10、PDL-1、TIGIT、PD-1、TIM3、CTLA4、MICA、MICB、IL-6、IL-8、TNFα、CD26a、CD36、ULBP2、CD30、CD200、IGF-1R、MUC4AC、MUC5AC、Trop-2、CMET、EGFR、HER1、HER2、HER3、PSMA、CEA、B7H3、EPCAM、BCMA、P-カドヘリン、CEACAM5、UL16結合タンパク質、HLA-DR、DLL4、TYRO3、AXL、MER、CD122、CD155、PDGFDD、TGF-β受容体II(TGF-βRII)リガンド、TGF-βRIIIリガンド、DNAM1リガンド、NKp46リガンド、NKp44リガンド、NKG2Dリガンド、NKp30リガンド、scMHCIリガンド、scMHCIIリガンド、scTCRリガンド、IL-1受容体、IL-2受容体、IL-3受容体、IL-7受容体、IL-8受容体、IL-10受容体、IL-12受容体、IL-15受容体、IL-17受容体、IL-18受容体、IL-21受容体、PDGF-DD受容体、幹細胞因子(SCF)受容体、幹細胞様チロシンキナーゼ3リガンド(FLT3L)受容体、MICA受容体、MICB受容体、ULP16結合タンパク質受容体、CD155受容体、CD122受容体、およびCD28受容体からなる群から選択される標的に結合する、本発明1001~1010のいずれかの単鎖キメラポリペプチド。
[本発明1012]
前記第1の標的結合ドメインおよび前記第2の標的結合ドメインの一方または両方が、可溶性インターロイキン、可溶性サイトカインタンパク質、または可溶性細胞表面タンパク質である、本発明1001~1010のいずれかの単鎖キメラポリペプチド。
[本発明1013]
前記可溶性インターロイキン、可溶性サイトカインタンパク質、または可溶性細胞表面タンパク質が、IL-1、IL-2、IL-3、IL-7、IL-8、IL-10、IL-12、IL-15、IL-17、IL-18、IL-21、PDGF-D、SCF、FLT3L、MICA、MICB、およびULP16結合タンパク質からなる群から選択される、本発明1012の単鎖キメラポリペプチド。
[本発明1014]
前記第1の標的結合ドメインおよび前記第2の標的結合ドメインの一方または両方が、可溶性インターロイキン受容体、可溶性サイトカイン受容体、または可溶性細胞表面受容体である、本発明1001~1010のいずれかの単鎖キメラポリペプチド。
[本発明1015]
前記可溶性インターロイキン受容体、前記可溶性サイトカイン受容体、または前記可溶性細胞表面受容体が、可溶性TGF-β受容体II(TGF-βRII)、可溶性TGF-βRIII、可溶性NKG2D、可溶性NKp30、可溶性NKp44、可溶性NKp46、可溶性DNAM-1、scMHCI、scMHCII、scTCR、可溶性CD155、または可溶性CD28である、本発明1014の単鎖キメラポリペプチド。
[本発明1016]
前記可溶性組織因子ドメインが、可溶性ヒト組織因子ドメインである、本発明1001~1015のいずれかの単鎖キメラポリペプチド。
[本発明1017]
前記可溶性ヒト組織因子ドメインが、配列番号9と少なくとも80%同一である配列を含む、本発明1016の単鎖キメラポリペプチド。
[本発明1018]
そのN末端および/またはC末端に1つ以上の追加の標的結合ドメインをさらに含む、本発明1001~1017のいずれかの単鎖キメラポリペプチド。
[本発明1019]
本発明1001~1018の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかを含む、組成物。
[本発明1020]
医薬組成物である、本発明1019の組成物。
[本発明1021]
少なくとも1用量の本発明1019または1020の組成物を含む、キット。
[本発明1022]
免疫細胞を刺激する方法であって、
免疫細胞を、有効量の、本発明1001~1018の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは本発明1019もしくは1020の組成物と接触させることを含む、方法。
[本発明1023]
免疫細胞の増殖を誘導するかまたは増加させる方法であって、
免疫細胞を、有効量の、本発明1001~1018の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは本発明1019もしくは1020の組成物と接触させることを含む、方法。
[本発明1024]
免疫細胞のメモリーまたはメモリー様免疫細胞への分化を誘導する方法であって、
免疫細胞を、有効量の、本発明1001~1018の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは本発明1019もしくは1020の組成物と接触させることを含む、方法。
[本発明1025]
前記免疫細胞をインビトロで接触させる、本発明1022~1024のいずれかの方法。
[本発明1026]
前記免疫細胞をインビボで接触させる、本発明1022~1024のいずれかの方法。
[本発明1027]
前記免疫細胞が、未熟胸腺細胞、末梢血リンパ球、ナイーブT細胞、多能性Th細胞前駆体、リンパ前駆細胞、Treg細胞、Th17細胞、Th22細胞、Th9細胞、Th2細胞、Th1細胞、Th3細胞、γδ T細胞、αβ T細胞、腫瘍浸潤T細胞、CD8+T細胞、CD4+T細胞、ナチュラルキラーT細胞、マスト細胞、マクロファージ、好中球、樹状細胞、好塩基球、好酸球、およびナチュラルキラー細胞からなる群から選択される、本発明1022~1026のいずれかの方法。
[本発明1028]
前記免疫細胞が、キメラ抗原受容体または組換えT細胞受容体を発現するように以前に遺伝子改変されている、本発明1022~1027のいずれかの方法。
[本発明1029]
前記免疫細胞を、それを必要とする対象に投与することをさらに含む、本発明1022~1028のいずれかの方法。
[本発明1030]
がん細胞、感染細胞、または老化細胞の死滅を必要とする対象におけるがん細胞、感染細胞、または老化細胞を死滅させる方法であって、前記対象に、治療有効量の、本発明1001~1018の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは本発明1019もしくは1020の組成物を投与することを含む、方法。
[本発明1031]
治療を必要とする対象を治療する方法であって、前記対象に、治療有効量の、本発明1001~1018の単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかまたは本発明1019もしくは1020の組成物を投与することを含む、方法。
[本発明1032]
前記対象が、がん、加齢関連疾患もしくは状態、または感染性疾患を有すると特定または診断されている、本発明1030または1031の方法。
[本発明1033]
前記がんが、固形腫瘍、血液腫瘍、肉腫、骨肉腫、膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、黒色腫、横紋筋肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫、B細胞新生物、多発性骨髄腫、B細胞リンパ腫、B細胞非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ性白血病(ALL)、骨髄異形成症候群(MDS)、皮膚T細胞リンパ腫、網膜芽細胞腫、胃がん、尿路上皮がん、肺がん、腎細胞がん、胃(gastic)食道がん、膵臓がん、前立腺がん、乳がん、結腸直腸がん、卵巣がん、非小細胞肺がん、扁平上皮頭頸部がん、子宮内膜がん、子宮頸がん、肝臓がん、および肝細胞がんからなる群から選択される、本発明1032の方法。
[本発明1034]
前記加齢関連疾患もしくは状態が、アルツハイマー病、動脈瘤、嚢胞性線維症、膵炎(panceatitis)における線維症、緑内障、高血圧症、特発性肺線維症、炎症性腸疾患、椎間板変性、黄斑変性、骨関節炎、2型真性糖尿病、脂肪萎縮、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、白内障、COPD、特発性肺線維症、腎移植不全、肝線維症、骨量喪失、心筋梗塞、サルコペニア、創傷治癒、脱毛症、心筋細胞肥大、骨関節炎、パーキンソン病、加齢に伴う肺組織弾性の低下、黄斑変性、悪液質、糸球体硬化症、肝硬変、NAFLD、骨粗しょう症、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、脊髄小脳失調症、多発性硬化症、および腎機能障害からなる群から選択される、本発明1032の方法。
[本発明1035]
前記感染性疾患が、ヒト免疫不全ウイルス、サイトメガロウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、ライノウイルス、ロタウイルス、天然痘、単純ヘルペスウイルス、B型肝炎ウイルス、A型肝炎ウイルス、およびC型肝炎ウイルス、パピローマウイルス、ならびにインフルエンザウイルスによる感染である、本発明1032の方法。
[本発明1036]
本発明1001~1018のいずれかの単鎖キメラポリペプチドのうちのいずれかをコードする、核酸。
[本発明1037]
本発明1036の核酸を含む、ベクター。
[本発明1038]
本発明1036の核酸または本発明1037のベクターを含む、細胞。
[本発明1039]
単鎖キメラポリペプチドを産生する方法であって、
前記単鎖キメラポリペプチドの産生をもたらすのに十分な条件下で、本発明1038の細胞を培養培地中で培養することと、
前記単鎖キメラポリペプチドを前記細胞および/または前記培養培地から回収することと
を含む、方法。
[本発明1040]
本発明1039の方法によって産生された、単鎖キメラポリペプチド。
[本発明1041]
前記ヒト可溶性組織因子ドメインが、血液凝固を開始させない、本発明1016の単鎖キメラポリペプチド。
[本発明1042]
前記可溶性組織因子ドメインが、野生型可溶性ヒト組織因子由来の配列を含むか、またはそれからなる、本発明1001~1018のいずれかの単鎖キメラポリペプチド。
本発明の他の特徴および利点は、以下の発明を実施するための形態および図から、ならびに特許請求の範囲から明らかになるであろう。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0535
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0535】
実施形態B122.可溶性ヒト組織因子ドメインが、配列番号97と100%同一である配列を含む、実施形態B121に記載の単鎖キメラポリペプチド。
配列情報
SEQUENCE LISTING
<110> HCW BIOLOGICS, INC.
<120> SINGLE-CHAIN CHIMERIC POLYPEPTIDES AND USES THEREOF
<150> US 62/881,039
<151> 2019-07-31
<150> US 62/817,244
<151> 2019-03-12
<150> US 62/817,241
<151> 2019-03-12
<150> US 62/816,683
<151> 2019-03-11
<150> US 62/749,506
<151> 2018-10-23
<150> US 62/746,832
<151> 2018-10-17
<150> US 62/725,038
<151> 2018-08-30
<160> 117
<170> PatentIn version 3.5

<210> 1
<211> 696
<212> PRT
<213> Artificial Sequence
<220>
<221> source
<223> /note="Description of Artificial Sequence: Synthetic
alphaCD3scFv/TF/alphaCD28scFv sequence"
<400> 1
Gln Ile Val Leu Thr Gln Ser Pro Ala Ile Met Ser Ala Ser Pro Gly
1 5 10 15
Glu Lys Val Thr Met Thr Cys Ser Ala Ser Ser Ser Val Ser Tyr Met
20 25 30
Asn Trp Tyr Gln Gln Lys Ser Gly Thr Ser Pro Lys Arg Trp Ile Tyr
35 40 45
Asp Thr Ser Lys Leu Ala Ser Gly Val Pro Ala His Phe Arg Gly Ser
50 55 60
Gly Ser Gly Thr Ser Tyr Ser Leu Thr Ile Ser Gly Met Glu Ala Glu
65 70 75 80
Asp Ala Ala Thr Tyr Tyr Cys Gln Gln Trp Ser Ser Asn Pro Phe Thr
85 90 95
Phe Gly Ser Gly Thr Lys Leu Glu Ile Asn Arg Gly Gly Gly Gly Ser
100 105 110
Gly Gly Gly Gly Ser Gly Gly Gly Gly Ser Gln Val Gln Leu Gln Gln
115 120 125
Ser Gly Ala Glu Leu Ala Arg Pro Gly Ala Ser Val Lys Met Ser Cys
130 135 140
Lys Ala Ser Gly Tyr Thr Phe Thr Arg Tyr Thr Met His Trp Val Lys
145 150 155 160
Gln Arg Pro Gly Gln Gly Leu Glu Trp Ile Gly Tyr Ile Asn Pro Ser
165 170 175
Arg Gly Tyr Thr Asn Tyr Asn Gln Lys Phe Lys Asp Lys Ala Thr Leu
180 185 190
Thr Thr Asp Lys Ser Ser Ser Thr Ala Tyr Met Gln Leu Ser Ser Leu
195 200 205
Thr Ser Glu Asp Ser Ala Val Tyr Tyr Cys Ala Arg Tyr Tyr Asp Asp
210 215 220
His Tyr Cys Leu Asp Tyr Trp Gly Gln Gly Thr Thr Leu Thr Val Ser
225 230 235 240
Ser Ser Gly Thr Thr Asn Thr Val Ala Ala Tyr Asn Leu Thr Trp Lys
245 250 255
Ser Thr Asn Phe Lys Thr Ile Leu Glu Trp Glu Pro Lys Pro Val Asn
260 265 270
Gln Val Tyr Thr Val Gln Ile Ser Thr Lys Ser Gly Asp Trp Lys Ser
275 280 285
Lys Cys Phe Tyr Thr Thr Asp Thr Glu Cys Asp Leu Thr Asp Glu Ile
290 295 300
Val Lys Asp Val Lys Gln Thr Tyr Leu Ala Arg Val Phe Ser Tyr Pro
305 310 315 320
Ala Gly Asn Val Glu Ser Thr Gly Ser Ala Gly Glu Pro Leu Tyr Glu
325 330 335
Asn Ser Pro Glu Phe Thr Pro Tyr Leu Glu Thr Asn Leu Gly Gln Pro
340 345 350
Thr Ile Gln Ser Phe Glu Gln Val Gly Thr Lys Val Asn Val Thr Val
355 360 365
Glu Asp Glu Arg Thr Leu Val Arg Arg Asn Asn Thr Phe Leu Ser Leu
370 375 380
Arg Asp Val Phe Gly Lys Asp Leu Ile Tyr Thr Leu Tyr Tyr Trp Lys
385 390 395 400
Ser Ser Ser Ser Gly Lys Lys Thr Ala Lys Thr Asn Thr Asn Glu Phe
405 410 415
Leu Ile Asp Val Asp Lys Gly Glu Asn Tyr Cys Phe Ser Val Gln Ala
420 425 430
Val Ile Pro Ser Arg Thr Val Asn Arg Lys Ser Thr Asp Ser Pro Val
435 440 445
Glu Cys Met Gly Gln Glu Lys Gly Glu Phe Arg Glu Val Gln Leu Gln
450 455 460
Gln Ser Gly Pro Glu Leu Val Lys Pro Gly Ala Ser Val Lys Met Ser
465 470 475 480
Cys Lys Ala Ser Gly Tyr Thr Phe Thr Ser Tyr Val Ile Gln Trp Val
485 490 495
Lys Gln Lys Pro Gly Gln Gly Leu Glu Trp Ile Gly Ser Ile Asn Pro
500 505 510
Tyr Asn Asp Tyr Thr Lys Tyr Asn Glu Lys Phe Lys Gly Lys Ala Thr
515 520 525
Leu Thr Ser Asp Lys Ser Ser Ile Thr Ala Tyr Met Glu Phe Ser Ser
530 535 540
Leu Thr Ser Glu Asp Ser Ala Leu Tyr Tyr Cys Ala Arg Trp Gly Asp
545 550 555 560
Gly Asn Tyr Trp Gly Arg Gly Thr Thr Leu Thr Val Ser Ser Gly Gly
565 570 575
Gly Gly Ser Gly Gly Gly Gly Ser Gly Gly Gly Gly Ser Asp Ile Glu
580 585 590
Met Thr Gln Ser Pro Ala Ile Met Ser Ala Ser Leu Gly Glu Arg Val
595 600 605
Thr Met Thr Cys Thr Ala Ser Ser Ser Val Ser Ser Ser Tyr Phe His
610 615 620
Trp Tyr Gln Gln Lys Pro Gly Ser Ser Pro Lys Leu Cys Ile Tyr Ser
625 630 635 640
Thr Ser Asn Leu Ala Ser Gly Val Pro Pro Arg Phe Ser Gly Ser Gly
645 650 655
Ser Thr Ser Tyr Ser Leu Thr Ile Ser Ser Met Glu Ala Glu Asp Ala
660 665 670
Ala Thr Tyr Phe Cys His Gln Tyr His Arg Ser Pro Thr Phe Gly Gly
675 680 685
Gly Thr Lys Leu Glu Thr Lys Arg
690 695

<210> 2
<211> 2088
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220>
<221> source
<223> /note="alphaCD3scFv/TF/alphaCD28scFv"
<400> 2
cagatcgtgc tgacccaaag ccccgccatc atgagcgcta gccccggtga gaaggtgacc 60
atgacatgct ccgcttccag ctccgtgtcc tacatgaact ggtatcagca gaaaagcgga 120
accagcccca aaaggtggat ctacgacacc agcaagctgg cctccggagt gcccgctcat 180
ttccggggct ctggatccgg caccagctac tctttaacca tttccggcat ggaagctgaa 240
gacgctgcca cctactattg ccagcaatgg agcagcaacc ccttcacatt cggatctggc 300
accaagctcg aaatcaatcg tggaggaggt ggcagcggcg gcggtggatc cggcggagga 360
ggaagccaag ttcaactcca gcagagcggc gctgaactgg cccggcccgg cgcctccgtc 420
aagatgagct gcaaggcttc cggctataca tttactcgtt acacaatgca ttgggtcaag 480
cagaggcccg gtcaaggttt agagtggatc ggatatatca acccttcccg gggctacacc 540
aactataacc aaaagttcaa ggataaagcc actttaacca ctgacaagag ctcctccacc 600
gcctacatgc agctgtcctc tttaaccagc gaggactccg ctgtttacta ctgcgctagg 660
tattacgacg accactactg tttagactat tggggacaag gtaccacttt aaccgtcagc 720
agctccggca ccaccaatac cgtggccgct tataacctca catggaagag caccaacttc 780
aagacaattc tggaatggga acccaagccc gtcaatcaag tttacaccgt gcagatctcc 840
accaaatccg gagactggaa gagcaagtgc ttctacacaa cagacaccga gtgtgattta 900
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gctggcaatg tcgagtccac cggctccgct ggcgagcctc tctacgagaa ttcccccgaa 1020
ttcacccctt atttagagac caatttaggc cagcctacca tccagagctt cgagcaagtt 1080
ggcaccaagg tgaacgtcac cgtcgaggat gaaaggactt tagtgcggcg gaataacaca 1140
tttttatccc tccgggatgt gttcggcaaa gacctcatct acacactgta ctattggaag 1200
tccagctcct ccggcaaaaa gaccgctaag accaacacca acgagttttt aattgacgtg 1260
gacaaaggcg agaactactg cttcagcgtg caagccgtga tcccttctcg taccgtcaac 1320
cggaagagca cagattcccc cgttgagtgc atgggccaag aaaagggcga gttccgggag 1380
gtccagctgc agcagagcgg acccgaactc gtgaaacccg gtgcttccgt gaaaatgtct 1440
tgtaaggcca gcggatacac cttcacctcc tatgtgatcc agtgggtcaa acagaagccc 1500
ggacaaggtc tcgagtggat cggcagcatc aacccttaca acgactatac caaatacaac 1560
gagaagttta agggaaaggc tactttaacc tccgacaaaa gctccatcac agcctacatg 1620
gagttcagct ctttaacatc cgaggacagc gctctgtact attgcgcccg gtggggcgac 1680
ggcaattact ggggacgggg cacaacactg accgtgagca gcggaggcgg aggctccggc 1740
ggaggcggat ctggcggtgg cggctccgac atcgagatga cccagtcccc cgctatcatg 1800
tccgcctctt taggcgagcg ggtcacaatg acttgtacag cctcctccag cgtctcctcc 1860
tcctacttcc attggtacca acagaaaccc ggaagctccc ctaaactgtg catctacagc 1920
accagcaatc tcgccagcgg cgtgccccct aggttttccg gaagcggaag caccagctac 1980
tctttaacca tctcctccat ggaggctgag gatgccgcca cctacttttg tcaccagtac 2040
caccggtccc ccaccttcgg aggcggcacc aaactggaga caaagagg 2088

<210> 3
<211> 714
<212> PRT
<213> Homo sapiens
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<221> source
<223> /note="alphaCD3scFv/TF/alphaCD28scFv"
<400> 3
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Ser Leu Gly Glu Arg Val Thr Met Thr Cys Thr Ala Ser Ser Ser Val
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Pro Ala Ile Met Ser Ala Ser Pro Gly Glu Lys Val Thr Met Thr Cys
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Ser Ala Ser Ser Ser Val Ser Tyr Met Asn Trp Tyr Gln Gln Lys Ser
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Gly Val Pro Ala His Phe Arg Gly Ser Gly Ser Gly Thr Ser Tyr Ser
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180 185 190
Val Gln Ala Met Ile Phe Ser Arg Lys Thr Asn Gln Asn Ser Pro Gly
195 200 205
Ser Ser Thr Val Cys Thr Glu Gln Trp Lys Ser Phe Leu Gly Glu
210 215 220

<210> 12
<211> 224
<212> PRT
<213> Rattus rattus
<220>
<221> source
<223> /note="Soluble Rat Tissue Factor Domain"
<400> 12
Ala Gly Thr Pro Pro Gly Lys Ala Phe Asn Leu Thr Trp Ile Ser Thr
1 5 10 15
Asp Phe Lys Thr Ile Leu Glu Trp Gln Pro Lys Pro Thr Asn Tyr Thr
20 25 30
Tyr Thr Val Gln Ile Ser Asp Arg Ser Arg Asn Trp Lys Tyr Lys Cys
35 40 45
Thr Gly Thr Thr Asp Thr Glu Cys Asp Leu Thr Asp Glu Ile Val Lys
50 55 60
Asp Val Asn Trp Thr Tyr Glu Ala Arg Val Leu Ser Val Pro Trp Arg
65 70 75 80
Asn Ser Thr His Gly Lys Glu Thr Leu Phe Gly Thr His Gly Glu Glu
85 90 95
Pro Pro Phe Thr Asn Ala Arg Lys Phe Leu Pro Tyr Arg Asp Thr Lys
100 105 110
Ile Gly Gln Pro Val Ile Gln Lys Tyr Glu Gln Gly Gly Thr Lys Leu
115 120 125
Lys Val Thr Val Lys Asp Ser Phe Thr Leu Val Arg Lys Asn Gly Thr
130 135 140
Phe Leu Thr Leu Arg Gln Val Phe Gly Asn Asp Leu Gly Tyr Ile Leu
145 150 155 160
Thr Tyr Arg Lys Asp Ser Ser Thr Gly Arg Lys Thr Asn Thr Thr His
165 170 175
Thr Asn Glu Phe Leu Ile Asp Val Glu Lys Gly Val Ser Tyr Cys Phe
180 185 190
Phe Ala Gln Ala Val Ile Phe Ser Arg Lys Thr Asn His Lys Ser Pro
195 200 205
Glu Ser Ile Thr Lys Cys Thr Glu Gln Trp Lys Ser Val Leu Gly Glu
210 215 220

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<212> PRT
<213> Artificial Sequence
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<221> source
<223> /note="Description of Artificial Sequence: Synthetic
Linker sequence"
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Gly Gly Gly Gly Ser Gly Gly Gly Gly Ser Gly Gly Gly Gly Ser
1 5 10 15

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<211> 45
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
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<223> /note="Description of Artificial Sequence: Synthetic
Linker sequence"
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ggcggtggag gatccggagg aggtggctcc ggcggcggag gatct 45

<210> 15
<211> 8
<212> PRT
<213> Artificial Sequence
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<221> source
<223> /note="Description of Artificial Sequence: Synthetic
Linker sequence"
<400> 15
Gly Gly Gly Ser Gly Gly Gly Ser
1 5

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<212> PRT
<213> Artificial Sequence
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Anti-CD3 scFv heavy chain variable domain sequence"
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Gln Val Gln Leu Gln Gln Ser Gly Ala Glu Leu Ala Arg Pro Gly Ala
1 5 10 15
Ser Val Lys Met Ser Cys Lys Ala Ser Gly Tyr Thr Phe Thr Arg Tyr
20 25 30
Thr Met His Trp Val Lys Gln Arg Pro Gly Gln Gly Leu Glu Trp Ile
35 40 45
Gly Tyr Ile Asn Pro Ser Arg Gly Tyr Thr Asn Tyr Asn Gln Lys Phe
50 55 60
Lys Asp Lys Ala Thr Leu Thr Thr Asp Lys Ser Ser Ser Thr Ala Tyr
65 70 75 80
Met Gln Leu Ser Ser Leu Thr Ser Glu Asp Ser Ala Val Tyr Tyr Cys
85 90 95
Ala Arg Tyr Tyr Asp Asp His Tyr Cys Leu Asp Tyr Trp Gly Gln Gly
100 105 110
Thr Thr Leu Thr Val Ser Ser
115

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Gln Ile Val Leu Thr Gln Ser Pro Ala Ile Met Ser Ala Ser Pro Gly
1 5 10 15
Glu Lys Val Thr Met Thr Cys Ser Ala Ser Ser Ser Val Ser Tyr Met
20 25 30
Asn Trp Tyr Gln Gln Lys Ser Gly Thr Ser Pro Lys Arg Trp Ile Tyr
35 40 45
Asp Thr Ser Lys Leu Ala Ser Gly Val Pro Ala His Phe Arg Gly Ser
50 55 60
Gly Ser Gly Thr Ser Tyr Ser Leu Thr Ile Ser Gly Met Glu Ala Glu
65 70 75 80
Asp Ala Ala Thr Tyr Tyr Cys Gln Gln Trp Ser Ser Asn Pro Phe Thr
85 90 95
Phe Gly Ser Gly Thr Lys Leu Glu Ile Asn Arg
100 105

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<212> DNA
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Anti-CD3 scFv heavy chain variable domain sequence"
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caagttcagc tccagcaaag cggcgccgaa ctcgctcggc ccggcgcttc cgtgaagatg 60
tcttgtaagg cctccggcta taccttcacc cggtacacaa tgcactgggt caagcaacgg 120
cccggtcaag gtttagagtg gattggctat atcaacccct cccggggcta taccaactac 180
aaccagaagt tcaaggacaa agccaccctc accaccgaca agtccagcag caccgcttac 240
atgcagctga gctctttaac atccgaggat tccgccgtgt actactgcgc tcggtactac 300
gacgatcatt actgcctcga ttactggggc caaggtacca ccttaacagt ctcctcc 357

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<212> DNA
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Anti-CD3 scFv light chain variable domain sequence"
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cagatcgtgc tgacccagtc ccccgctatt atgagcgcta gccccggtga aaaggtgact 60
atgacatgca gcgccagctc ttccgtgagc tacatgaact ggtatcagca gaagtccggc 120
accagcccta aaaggtggat ctacgacacc agcaagctgg ccagcggcgt ccccgctcac 180
tttcggggct ccggctccgg aacaagctac tctctgacca tcagcggcat ggaagccgag 240
gatgccgcta cctattactg tcagcagtgg agctccaacc ccttcacctt tggatccggc 300
accaagctcg agattaatcg t 321

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<212> PRT
<213> Artificial Sequence
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Anti-CD3 scFv sequence"
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Gln Ile Val Leu Thr Gln Ser Pro Ala Ile Met Ser Ala Ser Pro Gly
1 5 10 15
Glu Lys Val Thr Met Thr Cys Ser Ala Ser Ser Ser Val Ser Tyr Met
20 25 30
Asn Trp Tyr Gln Gln Lys Ser Gly Thr Ser Pro Lys Arg Trp Ile Tyr
35 40 45
Asp Thr Ser Lys Leu Ala Ser Gly Val Pro Ala His Phe Arg Gly Ser
50 55 60
Gly Ser Gly Thr Ser Tyr Ser Leu Thr Ile Ser Gly Met Glu Ala Glu
65 70 75 80
Asp Ala Ala Thr Tyr Tyr Cys Gln Gln Trp Ser Ser Asn Pro Phe Thr
85 90 95
Phe Gly Ser Gly Thr Lys Leu Glu Ile Asn Arg Gly Gly Gly Gly Ser
100 105 110
Gly Gly Gly Gly Ser Gly Gly Gly Gly Ser Gln Val Gln Leu Gln Gln
115 120 125
Ser Gly Ala Glu Leu Ala Arg Pro Gly Ala Ser Val Lys Met Ser Cys
130 135 140
Lys Ala Ser Gly Tyr Thr Phe Thr Arg Tyr Thr Met His Trp Val Lys
145 150 155 160
Gln Arg Pro Gly Gln Gly Leu Glu Trp Ile Gly Tyr Ile Asn Pro Ser
165 170 175
Arg Gly Tyr Thr Asn Tyr Asn Gln Lys Phe Lys Asp Lys Ala Thr Leu
180 185 190
Thr Thr Asp Lys Ser Ser Ser Thr Ala Tyr Met Gln Leu Ser Ser Leu
195 200 205
Thr Ser Glu Asp Ser Ala Val Tyr Tyr Cys Ala Arg Tyr Tyr Asp Asp
210 215 220
His Tyr Cys Leu Asp Tyr Trp Gly Gln Gly Thr Thr Leu Thr Val Ser
225 230 235 240
Ser

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cagatcgtgc tgacccagtc ccccgctatt atgagcgcta gccccggtga aaaggtgact 60
atgacatgca gcgccagctc ttccgtgagc tacatgaact ggtatcagca gaagtccggc 120
accagcccta aaaggtggat ctacgacacc agcaagctgg ccagcggcgt ccccgctcac 180
tttcggggct ccggctccgg aacaagctac tctctgacca tcagcggcat ggaagccgag 240
gatgccgcta cctattactg tcagcagtgg agctccaacc ccttcacctt tggatccggc 300
accaagctcg agattaatcg tggaggcgga ggtagcggag gaggcggatc cggcggtgga 360
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aagatgtctt gtaaggcctc cggctatacc ttcacccggt acacaatgca ctgggtcaag 480
caacggcccg gtcaaggttt agagtggatt ggctatatca acccctcccg gggctatacc 540
aactacaacc agaagttcaa ggacaaagcc accctcacca ccgacaagtc cagcagcacc 600
gcttacatgc agctgagctc tttaacatcc gaggattccg ccgtgtacta ctgcgctcgg 660
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tcc 723

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<211> 107
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Anti-CD28 scFv heavy chain variable domain sequence"
<400> 22
Asp Ile Glu Met Thr Gln Ser Pro Ala Ile Met Ser Ala Ser Leu Gly
1 5 10 15
Glu Arg Val Thr Met Thr Cys Thr Ala Ser Ser Ser Val Ser Ser Ser
20 25 30
Tyr Phe His Trp Tyr Gln Gln Lys Pro Gly Ser Ser Pro Lys Leu Cys
35 40 45
Ile Tyr Ser Thr Ser Asn Leu Ala Ser Gly Val Pro Pro Arg Phe Ser
50 55 60
Gly Ser Gly Ser Thr Ser Tyr Ser Leu Thr Ile Ser Ser Met Glu Ala
65 70 75 80
Glu Asp Ala Ala Thr Tyr Phe Cys His Gln Tyr His Arg Ser Pro Thr
85 90 95
Phe Gly Gly Gly Thr Lys Leu Glu Thr Lys Arg
100 105

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<212> PRT
<213> Artificial Sequence
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Anti-CD28 scFv light chain variable domain sequence"
<400> 23
Val Gln Leu Gln Gln Ser Gly Pro Glu Leu Val Lys Pro Gly Ala Ser
1 5 10 15
Val Lys Met Ser Cys Lys Ala Ser Gly Tyr Thr Phe Thr Ser Tyr Val
20 25 30
Ile Gln Trp Val Lys Gln Lys Pro Gly Gln Gly Leu Glu Trp Ile Gly
35 40 45
Ser Ile Asn Pro Tyr Asn Asp Tyr Thr Lys Tyr Asn Glu Lys Phe Lys
50 55 60
Gly Lys Ala Thr Leu Thr Ser Asp Lys Ser Ser Ile Thr Ala Tyr Met
65 70 75 80
Glu Phe Ser Ser Leu Thr Ser Glu Asp Ser Ala Leu Tyr Tyr Cys Ala
85 90 95
Arg Trp Gly Asp Gly Asn Tyr Trp Gly Arg Gly Thr Thr Leu Thr Val
100 105 110
Ser Ser

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<211> 321
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Anti-CD28 scFv heavy chain variable domain sequence"
<400> 24
gacatcgaga tgacacagtc ccccgctatc atgagcgcct ctttaggaga acgtgtgacc 60
atgacttgta cagcttcctc cagcgtgagc agctcctatt tccactggta ccagcagaaa 120
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gaagatgccg ccacatactt ttgccatcag taccaccggt cccctacctt tggcggaggc 300
acaaagctgg agaccaagcg g 321

<210> 25
<211> 342
<212> DNA
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Anti-CD28 scFv light chain variable domain sequence"
<400> 25
gtgcagctgc agcagtccgg acccgaactg gtcaagcccg gtgcctccgt gaaaatgtct 60
tgtaaggctt ctggctacac ctttacctcc tacgtcatcc aatgggtgaa gcagaagccc 120
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gaaaagttta agggcaaggc cactctgaca agcgacaaga gctccattac cgcctacatg 240
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ggcaattatt ggggccgggg aactacttta acagtgagct cc 342

<210> 26
<211> 236
<212> PRT
<213> Artificial Sequence
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Anti-CD28 scFv sequence"
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Val Gln Leu Gln Gln Ser Gly Pro Glu Leu Val Lys Pro Gly Ala Ser
1 5 10 15
Val Lys Met Ser Cys Lys Ala Ser Gly Tyr Thr Phe Thr Ser Tyr Val
20 25 30
Ile Gln Trp Val Lys Gln Lys Pro Gly Gln Gly Leu Glu Trp Ile Gly
35 40 45
Ser Ile Asn Pro Tyr Asn Asp Tyr Thr Lys Tyr Asn Glu Lys Phe Lys
50 55 60
Gly Lys Ala Thr Leu Thr Ser Asp Lys Ser Ser Ile Thr Ala Tyr Met
65 70 75 80
Glu Phe Ser Ser Leu Thr Ser Glu Asp Ser Ala Leu Tyr Tyr Cys Ala
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Arg Trp Gly Asp Gly Asn Tyr Trp Gly Arg Gly Thr Thr Leu Thr Val
100 105 110
Ser Ser Gly Gly Gly Gly Ser Gly Gly Gly Gly Ser Gly Gly Gly Gly
115 120 125
Ser Asp Ile Glu Met Thr Gln Ser Pro Ala Ile Met Ser Ala Ser Leu
130 135 140
Gly Glu Arg Val Thr Met Thr Cys Thr Ala Ser Ser Ser Val Ser Ser
145 150 155 160
Ser Tyr Phe His Trp Tyr Gln Gln Lys Pro Gly Ser Ser Pro Lys Leu
165 170 175
Cys Ile Tyr Ser Thr Ser Asn Leu Ala Ser Gly Val Pro Pro Arg Phe
180 185 190
Ser Gly Ser Gly Ser Thr Ser Tyr Ser Leu Thr Ile Ser Ser Met Glu
195 200 205
Ala Glu Asp Ala Ala Thr Tyr Phe Cys His Gln Tyr His Arg Ser Pro
210 215 220
Thr Phe Gly Gly Gly Thr Lys Leu Glu Thr Lys Arg
225 230 235

<210> 27
<211> 708
<212> DNA
<213> Artificial Sequence
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Anti-CD28 scFv sequence"
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gtgcagctgc agcagtccgg acccgaactg gtcaagcccg gtgcctccgt gaaaatgtct 60
tgtaaggctt ctggctacac ctttacctcc tacgtcatcc aatgggtgaa gcagaagccc 120
ggtcaaggtc tcgagtggat cggcagcatc aatccctaca acgattacac caagtataac 180
gaaaagttta agggcaaggc cactctgaca agcgacaaga gctccattac cgcctacatg 240
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tctttaacca ttagctctat ggaggccgaa gatgccgcca catacttttg ccatcagtac 660
caccggtccc ctacctttgg cggaggcaca aagctggaga ccaagcgg 708

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<211> 133
<212> PRT
<213> Homo sapiens
<220>
<221> source
<223> /note="Human Soluble IL-2"
<400> 28
Ala Pro Thr Ser Ser Ser Thr Lys Lys Thr Gln Leu Gln Leu Glu His
1 5 10 15
Leu Leu Leu Asp Leu Gln Met Ile Leu Asn Gly Ile Asn Asn Tyr Lys
20 25 30
Asn Pro Lys Leu Thr Arg Met Leu Thr Phe Lys Phe Tyr Met Pro Lys
35 40 45
Lys Ala Thr Glu Leu Lys His Leu Gln Cys Leu Glu Glu Glu Leu Lys
50 55 60
Pro Leu Glu Glu Val Leu Asn Leu Ala Gln Ser Lys Asn Phe His Leu
65 70 75 80
Arg Pro Arg Asp Leu Ile Ser Asn Ile Asn Val Ile Val Leu Glu Leu
85 90 95
Lys Gly Ser Glu Thr Thr Phe Met Cys Glu Tyr Ala Asp Glu Thr Ala
100 105 110
Thr Ile Val Glu Phe Leu Asn Arg Trp Ile Thr Phe Cys Gln Ser Ile
115 120 125
Ile Ser Thr Leu Thr
130

<210> 29
<211> 133
<212> PRT
<213> Homo sapiens
<220>
<221> source
<223> /note="Human Soluble IL-3"
<400> 29
Ala Pro Met Thr Gln Thr Thr Pro Leu Lys Thr Ser Trp Val Asn Cys
1 5 10 15
Ser Asn Met Ile Asp Glu Ile Ile Thr His Leu Lys Gln Pro Pro Leu
20 25 30
Pro Leu Leu Asp Phe Asn Asn Leu Asn Gly Glu Asp Gln Asp Ile Leu
35 40 45
Met Glu Asn Asn Leu Arg Arg Pro Asn Leu Glu Ala Phe Asn Arg Ala
50 55 60
Val Lys Ser Leu Gln Asn Ala Ser Ala Ile Glu Ser Ile Leu Lys Asn
65 70 75 80
Leu Leu Pro Cys Leu Pro Leu Ala Thr Ala Ala Pro Thr Arg His Pro
85 90 95
Ile His Ile Lys Asp Gly Asp Trp Asn Glu Phe Arg Arg Lys Leu Thr
100 105 110
Phe Tyr Leu Lys Thr Leu Glu Asn Ala Gln Ala Gln Gln Thr Thr Leu
115 120 125
Ser Leu Ala Ile Phe
130

<210> 30
<211> 152
<212> PRT
<213> Homo sapiens
<220>
<221> source
<223> /note="Human Soluble IL-7"
<400> 30
Asp Cys Asp Ile Glu Gly Lys Asp Gly Lys Gln Tyr Glu Ser Val Leu
1 5 10 15
Met Val Ser Ile Asp Gln Leu Leu Asp Ser Met Lys Glu Ile Gly Ser
20 25 30
Asn Cys Leu Asn Asn Glu Phe Asn Phe Phe Lys Arg His Ile Cys Asp
35 40 45
Ala Asn Lys Glu Gly Met Phe Leu Phe Arg Ala Ala Arg Lys Leu Arg
50 55 60
Gln Phe Leu Lys Met Asn Ser Thr Gly Asp Phe Asp Leu His Leu Leu
65 70 75 80
Lys Val Ser Glu Gly Thr Thr Ile Leu Leu Asn Cys Thr Gly Gln Val
85 90 95
Lys Gly Arg Lys Pro Ala Ala Leu Gly Glu Ala Gln Pro Thr Lys Ser
100 105 110
Leu Glu Glu Asn Lys Ser Leu Lys Glu Gln Lys Lys Leu Asn Asp Leu
115 120 125
Cys Phe Leu Lys Arg Leu Leu Gln Glu Ile Lys Thr Cys Trp Asn Lys
130 135 140
Ile Leu Met Gly Thr Lys Glu His
145 150

<210> 31
<211> 79
<212> PRT
<213> Homo sapiens
<220>
<221> source
<223> /note="Human Soluble IL-8"
<400> 31
Glu Gly Ala Val Leu Pro Arg Ser Ala Lys Glu Leu Arg Cys Gln Cys
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Ile Lys Thr Tyr Ser Lys Pro Phe His Pro Lys Phe Ile Lys Glu Leu
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Arg Val Ile Glu Ser Gly Pro His Cys Ala Asn Thr Glu Ile Ile Val
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Lys Leu Ser Asp Gly Arg Glu Leu Cys Leu Asp Pro Lys Glu Asn Trp
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Val Gln Arg Val Val Glu Lys Phe Leu Lys Arg Ala Glu Asn Ser
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<210> 32
<211> 160
<212> PRT
<213> Homo sapiens
<220>
<221> source
<223> /note="Human Soluble IL-10"
<400> 32
Ser Pro Gly Gln Gly Thr Gln Ser Glu Asn Ser Cys Thr His Phe Pro
1 5 10 15
Gly Asn Leu Pro Asn Met Leu Arg Asp Leu Arg Asp Ala Phe Ser Arg
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Val Lys Thr Phe Phe Gln Met Lys Asp Gln Leu Asp Asn Leu Leu Leu
35 40 45
Lys Glu Ser Leu Leu Glu Asp Phe Lys Gly Tyr Leu Gly Cys Gln Ala
50 55 60
Leu Ser Glu Met Ile Gln Phe Tyr Leu Glu Glu Val Met Pro Gln Ala
65 70 75 80
Glu Asn Gln Asp Pro Asp Ile Lys Ala His Val Asn Ser Leu Gly Glu
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130 135 140
Ile Phe Ile Asn Tyr Ile Glu Ala Tyr Met Thr Met Lys Ile Arg Asn
145 150 155 160

<210> 33
<211> 306
<212> PRT
<213> Homo sapiens
<220>
<221> source
<223> /note="Human Soluble IL-12beta (p40)"
<400> 33
Ile Trp Glu Leu Lys Lys Asp Val Tyr Val Val Glu Leu Asp Trp Tyr
1 5 10 15
Pro Asp Ala Pro Gly Glu Met Val Val Leu Thr Cys Asp Thr Pro Glu
20 25 30
Glu Asp Gly Ile Thr Trp Thr Leu Asp Gln Ser Ser Glu Val Leu Gly
35 40 45
Ser Gly Lys Thr Leu Thr Ile Gln Val Lys Glu Phe Gly Asp Ala Gly
50 55 60
Gln Tyr Thr Cys His Lys Gly Gly Glu Val Leu Ser His Ser Leu Leu
65 70 75 80
Leu Leu His Lys Lys Glu Asp Gly Ile Trp Ser Thr Asp Ile Leu Lys
85 90 95
Asp Gln Lys Glu Pro Lys Asn Lys Thr Phe Leu Arg Cys Glu Ala Lys
100 105 110
Asn Tyr Ser Gly Arg Phe Thr Cys Trp Trp Leu Thr Thr Ile Ser Thr
115 120 125
Asp Leu Thr Phe Ser Val Lys Ser Ser Arg Gly Ser Ser Asp Pro Gln
130 135 140
Gly Val Thr Cys Gly Ala Ala Thr Leu Ser Ala Glu Arg Val Arg Gly
145 150 155 160
Asp Asn Lys Glu Tyr Glu Tyr Ser Val Glu Cys Gln Glu Asp Ser Ala
165 170 175
Cys Pro Ala Ala Glu Glu Ser Leu Pro Ile Glu Val Met Val Asp Ala
180 185 190
Val His Lys Leu Lys Tyr Glu Asn Tyr Thr Ser Ser Phe Phe Ile Arg
195 200 205
Asp Ile Ile Lys Pro Asp Pro Pro Lys Asn Leu Gln Leu Lys Pro Leu
210 215 220
Lys Asn Ser Arg Gln Val Glu Val Ser Trp Glu Tyr Pro Asp Thr Trp
225 230 235 240
Ser Thr Pro His Ser Tyr Phe Ser Leu Thr Phe Cys Val Gln Val Gln
245 250 255
Gly Lys Ser Lys Arg Glu Lys Lys Asp Arg Val Phe Thr Asp Lys Thr
260 265 270
Ser Ala Thr Val Ile Cys Arg Lys Asn Ala Ser Ile Ser Val Arg Ala
275 280 285
Gln Asp Arg Tyr Tyr Ser Ser Ser Trp Ser Glu Trp Ala Ser Val Pro
290 295 300
Cys Ser
305

<210> 34
<211> 918
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220>
<221> source
<223> /note="Human Soluble IL-12beta (p40)"
<400> 34
atttgggaac tgaagaagga cgtctacgtg gtcgaactgg actggtatcc cgatgctccc 60
ggcgaaatgg tggtgctcac ttgtgacacc cccgaagaag acggcatcac ttggaccctc 120
gatcagagca gcgaggtgct gggctccgga aagaccctca caatccaagt taaggagttc 180
ggagacgctg gccaatacac atgccacaag ggaggcgagg tgctcagcca ttccttatta 240
ttattacaca agaaggaaga cggaatctgg tccaccgaca ttttaaaaga tcagaaggag 300
cccaagaata agaccttttt aaggtgtgag gccaaaaact acagcggtcg tttcacttgt 360
tggtggctga ccaccatttc caccgattta accttctccg tgaaaagcag ccggggaagc 420
tccgaccctc aaggtgtgac atgtggagcc gctaccctca gcgctgagag ggttcgtggc 480
gataacaagg aatacgagta cagcgtggag tgccaagaag atagcgcttg tcccgctgcc 540
gaagaatctt tacccattga ggtgatggtg gacgccgtgc acaaactcaa gtacgagaac 600
tacacctcct ccttctttat ccgggacatc attaagcccg atcctcctaa gaatttacag 660
ctgaagcctc tcaaaaatag ccggcaagtt gaggtctctt gggaatatcc cgacacttgg 720
agcacacccc acagctactt ctctttaacc ttttgtgtgc aagttcaagg taaaagcaag 780
cgggagaaga aagaccgggt gtttaccgac aaaaccagcg ccaccgtcat ctgtcggaag 840
aacgcctcca tcagcgtgag ggctcaagat cgttattact ccagcagctg gtccgagtgg 900
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His His Ser Gln Asn Leu Leu Arg Ala Val Ser Asn Met Leu Gln Lys
20 25 30
Ala Arg Gln Thr Leu Glu Phe Tyr Pro Cys Thr Ser Glu Glu Ile Asp
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His Glu Asp Ile Thr Lys Asp Lys Thr Ser Thr Val Glu Ala Cys Leu
50 55 60
Pro Leu Glu Leu Thr Lys Asn Glu Ser Cys Leu Asn Ser Arg Glu Thr
65 70 75 80
Ser Phe Ile Thr Asn Gly Ser Cys Leu Ala Ser Arg Lys Thr Ser Phe
85 90 95
Met Met Ala Leu Cys Leu Ser Ser Ile Tyr Glu Asp Leu Lys Met Tyr
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Gln Val Glu Phe Lys Thr Met Asn Ala Lys Leu Leu Met Asp Pro Lys
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Arg Gln Ile Phe Leu Asp Gln Asn Met Leu Ala Val Ile Asp Glu Leu
130 135 140
Met Gln Ala Leu Asn Phe Asn Ser Glu Thr Val Pro Gln Lys Ser Ser
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Leu Glu Glu Pro Asp Phe Tyr Lys Thr Lys Ile Lys Leu Cys Ile Leu
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Leu His Ala Phe Arg Ile Arg Ala Val Thr Ile Asp Arg Val Met Ser
180 185 190
Tyr Leu Asn Ala Ser
195

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Ile Trp Glu Leu Lys Lys Asp Val Tyr Val Val Glu Leu Asp Trp Tyr
1 5 10 15
Pro Asp Ala Pro Gly Glu Met Val Val Leu Thr Cys Asp Thr Pro Glu
20 25 30
Glu Asp Gly Ile Thr Trp Thr Leu Asp Gln Ser Ser Glu Val Leu Gly
35 40 45
Ser Gly Lys Thr Leu Thr Ile Gln Val Lys Glu Phe Gly Asp Ala Gly
50 55 60
Gln Tyr Thr Cys His Lys Gly Gly Glu Val Leu Ser His Ser Leu Leu
65 70 75 80
Leu Leu His Lys Lys Glu Asp Gly Ile Trp Ser Thr Asp Ile Leu Lys
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Asp Gln Lys Glu Pro Lys Asn Lys Thr Phe Leu Arg Cys Glu Ala Lys
100 105 110
Asn Tyr Ser Gly Arg Phe Thr Cys Trp Trp Leu Thr Thr Ile Ser Thr
115 120 125
Asp Leu Thr Phe Ser Val Lys Ser Ser Arg Gly Ser Ser Asp Pro Gln
130 135 140
Gly Val Thr Cys Gly Ala Ala Thr Leu Ser Ala Glu Arg Val Arg Gly
145 150 155 160
Asp Asn Lys Glu Tyr Glu Tyr Ser Val Glu Cys Gln Glu Asp Ser Ala
165 170 175
Cys Pro Ala Ala Glu Glu Ser Leu Pro Ile Glu Val Met Val Asp Ala
180 185 190
Val His Lys Leu Lys Tyr Glu Asn Tyr Thr Ser Ser Phe Phe Ile Arg
195 200 205
Asp Ile Ile Lys Pro Asp Pro Pro Lys Asn Leu Gln Leu Lys Pro Leu
210 215 220
Lys Asn Ser Arg Gln Val Glu Val Ser Trp Glu Tyr Pro Asp Thr Trp
225 230 235 240
Ser Thr Pro His Ser Tyr Phe Ser Leu Thr Phe Cys Val Gln Val Gln
245 250 255
Gly Lys Ser Lys Arg Glu Lys Lys Asp Arg Val Phe Thr Asp Lys Thr
260 265 270
Ser Ala Thr Val Ile Cys Arg Lys Asn Ala Ser Ile Ser Val Arg Ala
275 280 285
Gln Asp Arg Tyr Tyr Ser Ser Ser Trp Ser Glu Trp Ala Ser Val Pro
290 295 300
Cys Ser Gly Gly Gly Gly Ser Gly Gly Gly Gly Ser Gly Gly Gly Gly
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Ser Arg Asn Leu Pro Val Ala Thr Pro Asp Pro Gly Met Phe Pro Cys
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Leu His His Ser Gln Asn Leu Leu Arg Ala Val Ser Asn Met Leu Gln
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Lys Ala Arg Gln Thr Leu Glu Phe Tyr Pro Cys Thr Ser Glu Glu Ile
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Asp His Glu Asp Ile Thr Lys Asp Lys Thr Ser Thr Val Glu Ala Cys
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Leu Pro Leu Glu Leu Thr Lys Asn Glu Ser Cys Leu Asn Ser Arg Glu
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Thr Ser Phe Ile Thr Asn Gly Ser Cys Leu Ala Ser Arg Lys Thr Ser
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Phe Met Met Ala Leu Cys Leu Ser Ser Ile Tyr Glu Asp Leu Lys Met
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Tyr Gln Val Glu Phe Lys Thr Met Asn Ala Lys Leu Leu Met Asp Pro
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Lys Arg Gln Ile Phe Leu Asp Gln Asn Met Leu Ala Val Ile Asp Glu
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Leu Met Gln Ala Leu Asn Phe Asn Ser Glu Thr Val Pro Gln Lys Ser
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Ser Leu Glu Glu Pro Asp Phe Tyr Lys Thr Lys Ile Lys Leu Cys Ile
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Leu Leu His Ala Phe Arg Ile Arg Ala Val Thr Ile Asp Arg Val Met
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Ser Tyr Leu Asn Ala Ser
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agcacacccc acagctactt ctctttaacc ttttgtgtgc aagttcaagg taaaagcaag 780
cgggagaaga aagaccgggt gtttaccgac aaaaccagcg ccaccgtcat ctgtcggaag 840
aacgcctcca tcagcgtgag ggctcaagat cgttattact ccagcagctg gtccgagtgg 900
gccagcgtgc cttgttccgg cggtggagga tccggaggag gtggctccgg cggcggagga 960
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Asn Trp Val Asn Val Ile Ser Asp Leu Lys Lys Ile Glu Asp Leu Ile
1 5 10 15
Gln Ser Met His Ile Asp Ala Thr Leu Tyr Thr Glu Ser Asp Val His
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Pro Ser Cys Lys Val Thr Ala Met Lys Cys Phe Leu Leu Glu Leu Gln
35 40 45
Val Ile Ser Leu Glu Ser Gly Asp Ala Ser Ile His Asp Thr Val Glu
50 55 60
Asn Leu Ile Ile Leu Ala Asn Asn Ser Leu Ser Ser Asn Gly Asn Val
65 70 75 80
Thr Glu Ser Gly Cys Lys Glu Cys Glu Glu Leu Glu Glu Lys Asn Ile
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Lys Glu Phe Leu Gln Ser Phe Val His Ile Val Gln Met Phe Ile Asn
100 105 110
Thr Ser

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Gly Ile Thr Ile Pro Arg Asn Pro Gly Cys Pro Asn Ser Glu Asp Lys
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Asn Phe Pro Arg Thr Val Met Val Asn Leu Asn Ile His Asn Arg Asn
20 25 30
Thr Asn Thr Asn Pro Lys Arg Ser Ser Asp Tyr Tyr Asn Arg Ser Thr
35 40 45
Ser Pro Trp Asn Leu His Arg Asn Glu Asp Pro Glu Arg Tyr Pro Ser
50 55 60
Val Ile Trp Glu Ala Lys Cys Arg His Leu Gly Cys Ile Asn Ala Asp
65 70 75 80
Gly Asn Val Asp Tyr His Met Asn Ser Val Pro Ile Gln Gln Glu Ile
85 90 95
Leu Val Leu Arg Arg Glu Pro Pro His Cys Pro Asn Ser Phe Arg Leu
100 105 110
Glu Lys Ile Leu Val Ser Val Gly Cys Thr Cys Val Thr Pro Ile Val
115 120 125
His His Val Ala
130

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Tyr Phe Gly Lys Leu Glu Ser Lys Leu Ser Val Ile Arg Asn Leu Asn
1 5 10 15
Asp Gln Val Leu Phe Ile Asp Gln Gly Asn Arg Pro Leu Phe Glu Asp
20 25 30
Met Thr Asp Ser Asp Cys Arg Asp Asn Ala Pro Arg Thr Ile Phe Ile
35 40 45
Ile Ser Met Tyr Lys Asp Ser Gln Pro Arg Gly Met Ala Val Thr Ile
50 55 60
Ser Val Lys Cys Glu Lys Ile Ser Thr Leu Ser Cys Glu Asn Lys Ile
65 70 75 80
Ile Ser Phe Lys Glu Met Asn Pro Pro Asp Asn Ile Lys Asp Thr Lys
85 90 95
Ser Asp Ile Ile Phe Phe Gln Arg Ser Val Pro Gly His Asp Asn Lys
100 105 110
Met Gln Phe Glu Ser Ser Ser Tyr Glu Gly Tyr Phe Leu Ala Cys Glu
115 120 125
Lys Glu Arg Asp Leu Phe Lys Leu Ile Leu Lys Lys Glu Asp Glu Leu
130 135 140
Gly Asp Arg Ser Ile Met Phe Thr Val Gln Asn Glu Asp
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Gln Gly Gln Asp Arg His Met Ile Arg Met Arg Gln Leu Ile Asp Ile
1 5 10 15
Val Asp Gln Leu Lys Asn Tyr Val Asn Asp Leu Val Pro Glu Phe Leu
20 25 30
Pro Ala Pro Glu Asp Val Glu Thr Asn Cys Glu Trp Ser Ala Phe Ser
35 40 45
Cys Phe Gln Lys Ala Gln Leu Lys Ser Ala Asn Thr Gly Asn Asn Glu
50 55 60
Arg Ile Ile Asn Val Ser Ile Lys Lys Leu Lys Arg Lys Pro Pro Ser
65 70 75 80
Thr Asn Ala Gly Arg Arg Gln Lys His Arg Leu Thr Cys Pro Ser Cys
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Asp Ser Tyr Glu Lys Lys Pro Pro Lys Glu Phe Leu Glu Arg Phe Lys
100 105 110
Ser Leu Leu Gln Lys Met Ile His Gln His Leu Ser Ser Arg Thr His
115 120 125
Gly Ser Glu Asp Ser
130

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Arg Asp Thr Ser Ala Thr Pro Gln Ser Ala Ser Ile Lys Ala Leu Arg
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Asn Ala Asn Leu Arg Arg Asp Glu Ser Asn His Leu Thr Asp Leu Tyr
20 25 30
Arg Arg Asp Glu Thr Ile Gln Val Lys Gly Asn Gly Tyr Val Gln Ser
35 40 45
Pro Arg Phe Pro Asn Ser Tyr Pro Arg Asn Leu Leu Leu Thr Trp Arg
50 55 60
Leu His Ser Gln Glu Asn Thr Arg Ile Gln Leu Val Phe Asp Asn Gln
65 70 75 80
Phe Gly Leu Glu Glu Ala Glu Asn Asp Ile Cys Arg Tyr Asp Phe Val
85 90 95
Glu Val Glu Asp Ile Ser Glu Thr Ser Thr Ile Ile Arg Gly Arg Trp
100 105 110
Cys Gly His Lys Glu Val Pro Pro Arg Ile Lys Ser Arg Thr Asn Gln
115 120 125
Ile Lys Ile Thr Phe Lys Ser Asp Asp Tyr Phe Val Ala Lys Pro Gly
130 135 140
Phe Lys Ile Tyr Tyr Ser Leu Leu Glu Asp Phe Gln Pro Ala Ala Ala
145 150 155 160
Ser Glu Thr Asn Trp Glu Ser Val Thr Ser Ser Ile Ser Gly Val Ser
165 170 175
Tyr Asn Ser Pro Ser Val Thr Asp Pro Thr Leu Ile Ala Asp Ala Leu
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Asp Lys Lys Ile Ala Glu Phe Asp Thr Val Glu Asp Leu Leu Lys Tyr
195 200 205
Phe Asn Pro Glu Ser Trp Gln Glu Asp Leu Glu Asn Met Tyr Leu Asp
210 215 220
Thr Pro Arg Tyr Arg Gly Arg Ser Tyr His Asp Arg Lys Ser Lys Val
225 230 235 240
Asp Leu Asp Arg Leu Asn Asp Asp Ala Lys Arg Tyr Ser Cys Thr Pro
245 250 255
Arg Asn Tyr Ser Val Asn Ile Arg Glu Glu Leu Lys Leu Ala Asn Val
260 265 270
Val Phe Phe Pro Arg Cys Leu Leu Val Gln Arg Cys Gly Gly Asn Cys
275 280 285
Gly Cys Gly Thr Val Asn Trp Arg Ser Cys Thr Cys Asn Ser Gly Lys
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Thr Val Lys Lys Tyr His Glu Val Leu Gln Phe Glu Pro Gly His Ile
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Lys Arg Arg Gly Arg Ala Lys Thr Met Ala Leu Val Asp Ile Gln Leu
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Asp His His Glu Arg Cys Asp Cys Ile Cys Ser Ser Arg Pro Pro Arg
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Glu Gly Ile Cys Arg Asn Arg Val Thr Asn Asn Val Lys Asp Val Thr
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Lys Leu Val Ala Asn Leu Pro Lys Asp Tyr Met Ile Thr Leu Lys Tyr
20 25 30
Val Pro Gly Met Asp Val Leu Pro Ser His Cys Trp Ile Ser Glu Met
35 40 45
Val Val Gln Leu Ser Asp Ser Leu Thr Asp Leu Leu Asp Lys Phe Ser
50 55 60
Asn Ile Ser Glu Gly Leu Ser Asn Tyr Ser Ile Ile Asp Lys Leu Val
65 70 75 80
Asn Ile Val Asp Asp Leu Val Glu Cys Val Lys Glu Asn Ser Ser Lys
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Asp Leu Lys Lys Ser Phe Lys Ser Pro Glu Pro Arg Leu Phe Thr Pro
100 105 110
Glu Glu Phe Phe Arg Ile Phe Asn Arg Ser Ile Asp Ala Phe Lys Asp
115 120 125
Phe Val Val Ala Ser Glu Thr Ser Asp Cys Val Val Ser Ser Thr Leu
130 135 140
Ser Pro Glu Lys Asp Ser Arg Val Ser Val Thr Lys Pro Phe Met Leu
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Pro Pro Val Ala Ala Ser Ser Leu Arg Asn Asp Ser Ser Ser Ser Asn
165 170 175
Arg Lys Ala Lys Asn Pro Pro Gly Asp Ser Ser Leu His Trp Ala Ala
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Met Ala Leu Pro Ala Leu Phe Ser Leu Ile Ile Gly Phe Ala Phe Gly
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Ala Leu Tyr Trp Lys Lys Arg Gln Pro Ser Leu Thr Arg Ala Val Glu
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Asn Ile Gln Ile Asn Glu Glu Asp Asn Glu Ile Ser Met Leu Gln Glu
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Lys Glu Arg Glu Phe Gln Glu Val
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Thr Gln Asp Cys Ser Phe Gln His Ser Pro Ile Ser Ser Asp Phe Ala
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Val Lys Ile Arg Glu Leu Ser Asp Tyr Leu Leu Gln Asp Tyr Pro Val
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Thr Val Ala Ser Asn Leu Gln Asp Glu Glu Leu Cys Gly Gly Leu Trp
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Arg Leu Val Leu Ala Gln Arg Trp Met Glu Arg Leu Lys Thr Val Ala
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Gly Ser Lys Met Gln Gly Leu Leu Glu Arg Val Asn Thr Glu Ile His
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Phe Val Thr Lys Cys Ala Phe Gln Pro Pro Pro Ser Cys Leu Arg Phe
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Val Gln Thr Asn Ile Ser Arg Leu Leu Gln Glu Thr Ser Glu Gln Leu
100 105 110
Val Ala Leu Lys Pro Trp Ile Thr Arg Gln Asn Phe Ser Arg Cys Leu
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Glu Leu Gln Cys Gln Pro Asp Ser Ser Thr Leu Pro Pro Pro Trp Ser
130 135 140
Pro Arg Pro Leu Glu Ala Thr Ala Pro Thr Ala Pro Gln Pro Pro Leu
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Leu Leu Leu Leu Leu Leu Pro Val Gly Leu Leu Leu Leu Ala Ala Ala
165 170 175
Trp Cys Leu His Trp Gln Arg Thr Arg Arg Arg Thr Pro Arg Pro Gly
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Glu Gln Val Pro Pro Val Pro Ser Pro Gln Asp Leu Leu Leu Val Glu
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His

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Glu Pro His Ser Leu Arg Tyr Asn Leu Thr Val Leu Ser Trp Asp Gly
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Ser Val Gln Ser Gly Phe Leu Thr Glu Val His Leu Asp Gly Gln Pro
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Phe Leu Arg Cys Asp Arg Gln Lys Cys Arg Ala Lys Pro Gln Gly Gln
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Trp Ala Glu Asp Val Leu Gly Asn Lys Thr Trp Asp Arg Glu Thr Arg
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Asp Leu Thr Gly Asn Gly Lys Asp Leu Arg Met Thr Leu Ala His Ile
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Lys Asp Gln Lys Glu Gly Leu His Ser Leu Gln Glu Ile Arg Val Cys
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Glu Ile His Glu Asp Asn Ser Thr Arg Ser Ser Gln His Phe Tyr Tyr
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Phe Leu Lys Glu Asp Ala Met Lys Thr Lys Thr His Tyr His Ala Met
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Phe Thr Cys Tyr Met Glu His Ser Gly Asn His Ser Thr His Pro Val
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Pro Ser Gly Lys Val Leu Val Leu Gln Ser His Trp Gln Thr Phe His
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Val Ser Ala Val Ala Ala Ala Ala Ile Phe Val Ile Ile Ile Phe Tyr
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Val Arg Cys Cys Lys Lys Lys Thr Ser Ala Ala Glu Gly Pro Glu Leu
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Ser Thr Gly Ser Thr Glu Gly Ala
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Ala Glu Pro His Ser Leu Arg Tyr Asn Leu Met Val Leu Ser Gln Asp
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Glu Ser Val Gln Ser Gly Phe Leu Ala Glu Gly His Leu Asp Gly Gln
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Pro Phe Leu Arg Tyr Asp Arg Gln Lys Arg Arg Ala Lys Pro Gln Gly
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Asn Phe Trp Lys Glu Asp Ala Met Lys Thr Lys Thr His Tyr Arg Ala
145 150 155 160
Met Gln Ala Asp Cys Leu Gln Lys Leu Gln Arg Tyr Leu Lys Ser Gly
165 170 175
Val Ala Ile Arg Arg Thr Val Pro Pro Met Val Asn Val Thr Cys Ser
180 185 190
Glu Val Ser Glu Gly Asn Ile Thr Val Thr Cys Arg Ala Ser Ser Phe
195 200 205
Tyr Pro Arg Asn Ile Thr Leu Thr Trp Arg Gln Asp Gly Val Ser Leu
210 215 220
Ser His Asn Thr Gln Gln Trp Gly Asp Val Leu Pro Asp Gly Asn Gly
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Thr Tyr Gln Thr Trp Val Ala Thr Arg Ile Arg Gln Gly Glu Glu Gln
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Arg Phe Thr Cys Tyr Met Glu His Ser Gly Asn His Gly Thr His Pro
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Val Pro Ser Gly Lys Val Leu Val Leu Gln Ser Gln Arg Thr Asp Phe
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Pro Tyr Val Ser Ala Ala Met Pro Cys Phe Val Ile Ile Ile Ile Leu
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Leu Val Ser Leu Gln Val Leu Asp Gln His Pro Val Gly Thr Gly Asp
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His Arg Asp Ala Ala Gln Leu Gly Phe Gln Pro Leu Met Ser Ala Thr
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Arg Pro Phe Leu His Tyr Asp Cys Val Asn His Lys Ala Lys Ala Phe
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130 135 140
Lys Trp Glu Lys Asn Arg Asp Val Thr Met Phe Phe Gln Lys Ile Ser
145 150 155 160
Leu Gly Asp Cys Lys Met Trp Leu Glu Glu Phe Leu Met Tyr Trp Glu
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Ser Met Gly Asp Cys Ile Gly Trp Leu Glu Asp Phe Leu Met Gly Met
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<400> 58
000

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<400> 59
000

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Asp Asn Ile Ile Phe Ser Glu Glu Tyr Asn Thr Ser Asn Pro Asp
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cagaagtcct gcatgtccaa ctgcacgatc acctccatct gcgagaagcc ccaagaagtg 180
tgcgtggccg tgtggcggaa aaatgacgag aacatcaccc tggagaccgt gtgtcacgac 240
cccaagctcc cttatcacga cttcattctg gaggacgctg cctcccccaa atgcatcatg 300
aaggagaaga agaagcccgg agagaccttc tttatgtgtt cctgtagcag cgacgagtgt 360
aacgacaaca tcatcttcag cgaagagtac aacaccagca accctgatgg aggtggcgga 420
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Signal sequence"
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<212> DNA
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Signal sequence"
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Signal sequence"
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atgaaatggg tgacctttat ttctttactg ttcctcttta gcagcgccta ctcc 54

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Signal sequence"
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AviTag sequence"
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Polyglutamate tag sequence"
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E-tag sequence"
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FLAG-tag sequence"
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HA-tag sequence"
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His-tag sequence"
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His-tag sequence"
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His-tag sequence"
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His-tag sequence"
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His-tag sequence"
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Myc-tag sequence"
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NE-tag sequence"
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S-tag sequence"
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SBP-tag sequence"
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1 5 10 15
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35

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<213> Artificial Sequence
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Pro Asp Arg Val Arg Ala Val Ser His Trp Ser Ser
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Cys Cys Pro Gly Cys Cys
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Glu Val His Thr Asn Gln Asp Pro Leu Asp
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50 55 60
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Ser Ser Ser Gly Lys Lys Thr Ala Lys Thr Asn Thr Asn Glu Phe Leu
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Ile Asp Val Asp Lys Gly Glu Asn Tyr Cys Phe Ser Val Gln Ala Val
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Ser Gly Thr Thr Asn Thr Val Ala Ala Tyr Asn Leu Thr Trp Lys Ser
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Val Tyr Thr Val Gln Ile Ser Thr Lys Ser Gly Asp Ala Lys Ser Lys
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Cys Phe Tyr Thr Thr Asp Thr Glu Cys Ala Leu Thr Asp Glu Ile Val
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Lys Asp Val Lys Gln Thr Tyr Leu Ala Arg Val Phe Ser Tyr Pro Ala
65 70 75 80
Gly Asn Val Glu Ser Thr Gly Ser Ala Gly Glu Pro Leu Ala Glu Asn
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Ser Pro Glu Phe Thr Pro Tyr Leu Glu Thr Asn Leu Gly Gln Pro Thr
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Ile Gln Ser Phe Glu Gln Val Gly Thr Lys Val Asn Val Thr Val Glu
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Asp Glu Arg Thr Leu Val Ala Arg Asn Asn Thr Ala Leu Ser Leu Arg
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Asp Val Phe Gly Lys Asp Leu Ile Tyr Thr Leu Tyr Tyr Trp Lys Ser
145 150 155 160
Ser Ser Ser Gly Lys Lys Thr Ala Lys Thr Asn Thr Asn Glu Phe Leu
165 170 175
Ile Asp Val Asp Lys Gly Glu Asn Tyr Cys Phe Ser Val Gln Ala Val
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atgacatgct ccgcttccag ctccgtgtcc tacatgaact ggtatcagca gaaaagcgga 120
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ttccggggct ctggatccgg caccagctac tctttaacca tttccggcat ggaagctgaa 240
gacgctgcca cctactattg ccagcaatgg agcagcaacc ccttcacatt cggatctggc 300
accaagctcg aaatcaatcg tggaggaggt ggcagcggcg gcggtggatc cggcggagga 360
ggaagccaag ttcaactcca gcagagcggc gctgaactgg cccggcccgg cgcctccgtc 420
aagatgagct gcaaggcttc cggctataca tttactcgtt acacaatgca ttgggtcaag 480
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Arg Trp Gly Asp Gly Asn Tyr Trp Gly Arg Gly Thr Thr Leu Thr Val
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Ser Ser Gly Gly Gly Gly Ser Gly Gly Gly Gly Ser Gly Gly Gly Gly
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Ser Asp Ile Glu Met Thr Gln Ser Pro Ala Ile Met Ser Ala Ser Leu
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Gly Glu Arg Val Thr Met Thr Cys Thr Ala Ser Ser Ser Val Ser Ser
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Ser Tyr Phe His Trp Tyr Gln Gln Lys Pro Gly Ser Ser Pro Lys Leu
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Cys Ile Tyr Ser Thr Ser Asn Leu Ala Ser Gly Val Pro Pro Arg Phe
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Ser Gly Ser Gly Ser Thr Ser Tyr Ser Leu Thr Ile Ser Ser Met Glu
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Ala Glu Asp Ala Ala Thr Tyr Phe Cys His Gln Tyr His Arg Ser Pro
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Thr Phe Gly Gly Gly Thr Lys Leu Glu Thr Lys Arg
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gagttcagct ctttaacatc cgaggacagc gctctgtact attgcgcccg gtggggcgac 300
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tccgcctctt taggcgagcg ggtcacaatg acttgtacag cctcctccag cgtctcctcc 480
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ttacagatga ttttgaatgg aattaataat tacaagaatc ccaaactcac caggatgctc 120
acatttaagt tttacatgcc caagaaggcc acagaactga aacatcttca gtgtctagaa 180
gaagaactca aacctctgga ggaagtgcta aatttagctc aaagcaaaaa ctttcactta 240
agacccaggg acttaatcag caatatcaac gtaatagttc tggaactaaa gggatctgaa 300
acaacattca tgtgtgaata tgctgatgag acagcaacca ttgtagaatt tctgaacaga 360
tggattacct tttgtcaaag catcatctca acactaact 399

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<212> DNA
<213> Homo sapiens
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gcccccacct cctcctccac caagaagacc cagctgcagc tggagcattt actgctggat 60
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tggatcacct tctgccagtc catcatctcc actttaacc 399

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<213> Homo sapiens
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Arg Pro Arg Asp Leu Ile Ser Asn Ile Asn Val Ile Val Leu Glu Leu
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Thr Ile Val Glu Phe Leu Asn Arg Trp Ile Thr Phe Cys Gln Ser Ile
115 120 125
Ile Ser Thr Leu Thr Ser Gly Thr Thr Asn Thr Val Ala Ala Tyr Asn
130 135 140
Leu Thr Trp Lys Ser Thr Asn Phe Lys Thr Ile Leu Glu Trp Glu Pro
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Lys Pro Val Asn Gln Val Tyr Thr Val Gln Ile Ser Thr Lys Ser Gly
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Asp Trp Lys Ser Lys Cys Phe Tyr Thr Thr Asp Thr Glu Cys Asp Leu
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Thr Asp Glu Ile Val Lys Asp Val Lys Gln Thr Tyr Leu Ala Arg Val
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Phe Ser Tyr Pro Ala Gly Asn Val Glu Ser Thr Gly Ser Ala Gly Glu
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Pro Leu Tyr Glu Asn Ser Pro Glu Phe Thr Pro Tyr Leu Glu Thr Asn
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Leu Gly Gln Pro Thr Ile Gln Ser Phe Glu Gln Val Gly Thr Lys Val
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Phe Leu Ser Leu Arg Asp Val Phe Gly Lys Asp Leu Ile Tyr Thr Leu
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Ser Val Gln Ala Val Ile Pro Ser Arg Thr Val Asn Arg Lys Ser Thr
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Ala Pro Thr Ser Ser Ser Thr Lys Lys Thr Gln Leu Gln Leu Glu His
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Ile Ser Thr Leu Thr
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gcccccacct cctcctccac caagaagacc cagctgcagc tggagcattt actgctggat 60
ttacagatga ttttaaacgg catcaacaac tacaagaacc ccaagctgac tcgtatgctg 120
accttcaagt tctacatgcc caagaaggcc accgagctga agcatttaca gtgtttagag 180
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aggccccggg atttaatcag caacatcaac gtgatcgttt tagagctgaa gggctccgag 300
accaccttca tgtgcgagta cgccgacgag accgccacca tcgtggagtt tttaaatcgt 360
tggatcacct tctgccagtc catcatctcc actttaacca gcggcacaac caacacagtc 420
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aaatgtttct ataccaccga caccgagtgc gatctcaccg atgagatcgt gaaagatgtg 600
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Leu Lys Pro Leu Glu Glu Val Leu Asn Leu Ala Gln Ser Lys Asn Phe
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Ser Ile Ile Ser Thr Leu Thr Ser Gly Thr Thr Asn Thr Val Ala Ala
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Tyr Asn Leu Thr Trp Lys Ser Thr Asn Phe Lys Thr Ile Leu Glu Trp
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Glu Pro Lys Pro Val Asn Gln Val Tyr Thr Val Gln Ile Ser Thr Lys
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Ser Gly Asp Trp Lys Ser Lys Cys Phe Tyr Thr Thr Asp Thr Glu Cys
195 200 205
Asp Leu Thr Asp Glu Ile Val Lys Asp Val Lys Gln Thr Tyr Leu Ala
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Gly Glu Pro Leu Tyr Glu Asn Ser Pro Glu Phe Thr Pro Tyr Leu Glu
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Thr Asn Leu Gly Gln Pro Thr Ile Gln Ser Phe Glu Gln Val Gly Thr
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Lys Val Asn Val Thr Val Glu Asp Glu Arg Thr Leu Val Arg Arg Asn
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Asn Thr Phe Leu Ser Leu Arg Asp Val Phe Gly Lys Asp Leu Ile Tyr
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Thr Leu Tyr Tyr Trp Lys Ser Ser Ser Ser Gly Lys Lys Thr Ala Lys
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Thr Asn Thr Asn Glu Phe Leu Ile Asp Val Asp Lys Gly Glu Asn Tyr
325 330 335
Cys Phe Ser Val Gln Ala Val Ile Pro Ser Arg Thr Val Asn Arg Lys
340 345 350
Ser Thr Asp Ser Pro Val Glu Cys Met Gly Gln Glu Lys Gly Glu Phe
355 360 365
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Glu His Leu Leu Leu Asp Leu Gln Met Ile Leu Asn Gly Ile Asn Asn
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Pro Lys Lys Ala Thr Glu Leu Lys His Leu Gln Cys Leu Glu Glu Glu
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gatttaatct acacactgta ttactggaag tcctcttcct ccggcaagaa gacagctaaa 960
accaacacaa acgagttttt aatcgacgtg gataaaggcg aaaactactg tttcagcgtg 1020
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atgggccaag aaaagggcga gttccgggag gcacctactt caagttctac aaagaaaaca 1140
cagctacaac tggagcattt actgctggat ttacagatga ttttgaatgg aattaataat 1200
tacaagaatc ccaaactcac caggatgctc acatttaagt tttacatgcc caagaaggcc 1260
acagaactga aacatcttca gtgtctagaa gaagaactca aacctctgga ggaagtgcta 1320
aatttagctc aaagcaaaaa ctttcactta agacccaggg acttaatcag caatatcaac 1380
gtaatagttc tggaactaaa gggatctgaa acaacattca tgtgtgaata tgctgatgag 1440
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acactaact 1509

<210> 112
<211> 342
<212> DNA
<213> Homo sapiens
<220>
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Lys Ser Ser Ser Ser Gly Lys Lys Thr Ala Lys Thr Asn Thr Asn Glu
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Asn Val Ile Ser Asp Leu Lys Lys Ile Glu Asp Leu Ile Gln Ser Met
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His Ile Asp Ala Thr Leu Tyr Thr Glu Ser Asp Val His Pro Ser Cys
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Lys Val Thr Ala Met Lys Cys Phe Leu Leu Glu Leu Gln Val Ile Ser
370 375 380
Leu Glu Ser Gly Asp Ala Ser Ile His Asp Thr Val Glu Asn Leu Ile
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Ile Leu Ala Asn Asn Ser Leu Ser Ser Asn Gly Asn Val Thr Glu Ser
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Gly Cys Lys Glu Cys Glu Glu Leu Glu Glu Lys Asn Ile Lys Glu Phe
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Leu Gln Ser Phe Val His Ile Val Gln Met Phe Ile Asn Thr Ser
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【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】配列表
【補正方法】追加
【補正の内容】
【配列表】
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【外国語明細書】