(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024038069
(43)【公開日】2024-03-19
(54)【発明の名称】複数ゲームのトーナメント
(51)【国際特許分類】
A63F 13/46 20140101AFI20240312BHJP
A63F 13/35 20140101ALI20240312BHJP
A63F 13/798 20140101ALI20240312BHJP
A63F 13/80 20140101ALI20240312BHJP
G06Q 50/34 20120101ALI20240312BHJP
【FI】
A63F13/46
A63F13/35
A63F13/798
A63F13/80 F
A63F13/80 H
G06Q50/34
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023217518
(22)【出願日】2023-12-25
(62)【分割の表示】P 2022018357の分割
【原出願日】2015-05-08
(31)【優先権主張番号】61/991,049
(32)【優先日】2014-05-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】506361856
【氏名又は名称】シーエフピーエイチ, エル.エル.シー.
(74)【代理人】
【識別番号】100107364
【弁理士】
【氏名又は名称】斉藤 達也
(72)【発明者】
【氏名】モリセッテ,マシュウ
(57)【要約】
【課題】トーナメントに関連する装置及び方法を提供すること。
【解決手段】1つ以上のプロセッサであって、トーナメントの一部として複数のプレイヤーがプレイできる複数の異なるゲームタイプのプレイを促進すること、各ゲームタイプの期待収益、各ゲームタイプの勝ち結果の可能性を示す期待チャンス値、および各ゲームタイプの平均賞金金額の少なくとも1つに基づいて、各ゲームタイプの正規化因子を決定すること、複数のゲームシステムから受信した情報に基づいて、前記トーナメントの一部として前記複数のプレイヤーによる前記複数の異なるゲームタイプの前記プレイの結果を追跡すること、及び、追跡された前記結果に基づいて、前記複数のプレイヤーから前記トーナメントの勝者を決定すること、の制御を行うように構成された前記1つ以上のプロセッサ、を備える、
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つ以上のプロセッサであって、
トーナメントの一部として複数のプレイヤーがプレイできる複数の異なるゲームタイプのプレイを促進すること、
各ゲームタイプの期待収益、各ゲームタイプの勝ち結果の可能性を示す期待チャンス値、および各ゲームタイプの平均賞金金額の少なくとも1つに基づいて、各ゲームタイプの正規化因子を決定すること、
複数のゲームシステムから受信した情報に基づいて、前記トーナメントの一部として前記複数のプレイヤーによる前記複数の異なるゲームタイプの前記プレイの結果を追跡することであって、結果の追跡は、各結果にそれぞれの正規化因子を適用して各ゲームタイプからの賞金金額を正規化することを含み、各ゲームで獲得した賞金金額は、ゲームに割り当てられた正規化の重みに基づいて、前記トーナメントのゲーム間で正規化され、所定のゲームタイプについて、獲得した所定の金額は、前記所定のゲームタイプの前記トーナメントで使用される所定のスコアであるポイント数に対して所定の正規化因子で重み付けされること、及び、
追跡された前記結果に基づいて、前記複数のプレイヤーから前記トーナメントの勝者を決定すること、
の制御を行うように構成された前記1つ以上のプロセッサ、を備える、
装置。
【請求項2】
前記複数の異なるゲームタイプには、スポーツ賭けとカジノゲームが含まれる、
請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記結果を追跡することは、前記トーナメントの一部としてプレイされた各勝利第1ゲームについて、第1ゲームの結果の表示を受信し、前記複数のプレイヤー中のプレイヤーのトーナメントポイントの増加分の量を決定することであって、前記トーナメントポイントは、前記トーナメントでゲームを行うことによってプレイヤーによって蓄積されたポイントであることを含む、
請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記増加分の量は、前記第1ゲームのプレイで獲得した金額の関数である、
請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記増加分の量を決定することは、記第1ゲームの前記結果に正規化因子を適用することを含む、
請求項3に記載の装置。
【請求項6】
前記プレイを促進することは、インタフェースを調整して、前記トーナメントの一部として前記複数の異なるゲームタイプを選択できるようにすることを含む、
請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記1つ以上のプロセッサは、複数のゲーム機のそれぞれにログインしているプレイヤーの表示を受信すること、及び、各ログインに基づいて、前記プレイヤーによる前記ゲーム機でのゲームプレイから前記トーナメントでゲームをプレイしているプレイヤーによって蓄積されたトーナメントポイントの合計を追跡すること、の制御を行うように構成されている、
請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記ゲーム機には、スロットマシン、携帯電話、スポーツブックインタフェースの少なくとも1つが含まれる、
請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記1つ以上のプロセッサは、前記トーナメントの終了時に前記トーナメントで行われたゲームから累積されたトーナメントポイントの合計が最も高い前記複数のプレイヤー中のプレイヤーを決定することにより、前記トーナメントの勝者を決定すること、の制御を行うように構成されている、
請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記1つ以上のプロセッサは、管理者端末から前記ゲームタイプの選択を受信して、前記ゲームタイプを決定すること、の制御を行うように構成されている、
請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記ゲームタイプの選択を受信することは、ゲームタイプの勝利結果であるゲームで獲得したポイントの量を定義する勝ちの結果の選択と、各ゲームタイプで発生する、選択された各勝利結果のチャンス値とを受け取ることを含み、前記チャンス値は、ゲームに対する勝利の可能性を示す、
請求項10に記載の装置。
【請求項12】
コンピュータ装置が、
トーナメントの一部として複数のプレイヤーがプレイできる複数の異なるゲームタイプのプレイを促進することであって、前記異なるゲームタイプが前記コンピュータ装置と通信可能に接続された複数のゲームシステムで提供されていること、
各ゲームタイプの期待収益、各ゲームタイプの勝ち結果の可能性を示す期待チャンス値、および各ゲームタイプの平均賞金金額の少なくとも1つに基づいて、各ゲームタイプの正規化因子を決定すること、
複数のゲームシステムから受信した情報に基づいて、前記トーナメントの一部として前記複数のプレイヤーによる前記複数の異なるゲームタイプの前記プレイの結果を追跡し、結果の追跡は、各結果にそれぞれの正規化因子を適用して各ゲームタイプからの賞金金額を正規化することを含み、各ゲームで獲得した賞金金額は、ゲームに割り当てられた正規化の重みに基づいて、前記トーナメントのゲーム間で正規化され、所定のゲームタイプについて、獲得した所定の金額は、前記所定のゲームタイプの前記トーナメントで使用される所定のスコアであるポイント数に対して所定の正規化因子で重み付けされること、及び、
追跡された前記結果に基づいて、前記複数のプレイヤーから前記トーナメントの勝者を決定すること、
の制御を行う、
方法。
【請求項13】
前記複数の異なるゲームタイプには、スポーツ賭けとカジノゲームが含まれる、
請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記結果を追跡することは、前記トーナメントの一部としてプレイされた各勝利第1ゲームについて、第1ゲームの結果の表示を受信し、前記複数のプレイヤー中のプレイヤーのトーナメントポイントの増加分の量を決定することであって、前記トーナメントポイントは、前記トーナメントでゲームを行うことによってプレイヤーによって蓄積されたポイントであることを含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記増加分の量は、前記第1ゲームのプレイで獲得した金額の関数である、
請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記増加分の量を決定することは、記第1ゲームの前記結果に正規化因子を適用することを含む、
請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記プレイを促進することは、インタフェースを調整して、前記トーナメントの一部として前記複数の異なるゲームタイプを選択できるようにすることを含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項18】
前記コンピュータ装置が、複数のゲーム機のそれぞれにログインしているプレイヤーの表示を受信すること、及び、各ログインに基づいて、前記プレイヤーによる前記ゲーム機でのゲームプレイから前記トーナメントでゲームをプレイしているプレイヤーによって蓄積されたトーナメントポイントの合計を追跡すること、の制御を行う、
請求項12に記載の方法。
【請求項19】
前記ゲーム機には、スロットマシン、携帯電話、スポーツブックインタフェースの少なくとも1つが含まれる、
請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記コンピュータ装置が、前記トーナメントの終了時に前記トーナメントで行われたゲームから累積されたトーナメントポイントの合計が最も高い前記複数のプレイヤー中のプレイヤーを決定することにより、前記トーナメントの勝者を決定すること、の制御を行う、
請求項12に記載の方法。
【請求項21】
前記コンピュータ装置は、管理者端末から前記ゲームタイプの選択を受信して、前記ゲームタイプを決定すること、の制御を行うように構成されている、
請求項12に記載の方法。
【請求項22】
前記ゲームタイプの選択を受信することは、ゲームタイプの勝利結果であるゲームで獲得したポイントの量を定義する勝ちの結果の選択と、各ゲームタイプで発生する、選択された各勝利結果のチャンス値とを受け取ることを含み、前記チャンス値は、ゲームに対する勝利の可能性を示す、
請求項21に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、参照により全内容が本明細書に組み込まれている、2014年5月9日に出願された米国特許仮出願第61/991,049号の利益を主張するものである。
【0002】
実施形態によっては、全般的に、トーナメントに関連してよい。
【背景技術】
【0003】
ゲームをプレイすることは、世界中で個人の娯楽に欠かせない一部になっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、背景技術の課題を解決するためのものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下については、特許請求の範囲としてではなく、例示的実施形態として理解されたい。
【0006】
A.1つ以上のプロセッサと、命令を格納している1つ以上の非過渡的媒体と、を含む装置であって、この命令は、1つ以上のプロセッサによって実行された場合に、複数の異なるゲームタイプを、複数のプレイヤーによる、トーナメントでのプレイに利用可能であるように決定するステップと、トーナメントの一環として、複数のプレイヤーによる、複数の異なるゲームタイプのプレイを推進するステップと、トーナメントの一環として、複数の異なるプレイヤーによる、複数の異なるゲームタイプのプレイの結果を追跡するステップと、追跡された結果に基づいて、複数のプレイヤーの中から、トーナメントの勝ちプレイヤーを決定するステップと、を装置に実施させる、装置。
【0007】
A.1.複数の異なるゲームタイプは、スポーツ賭け及びカジノゲーミングを含む、請求項Aに記載の装置。A.2.結果を追跡するステップは、トーナメントの一環としてプレイされる勝ちゲームごとに、ゲームの結果の通知を受信し、複数のプレイヤーのうちのあるプレイヤーのトーナメントポイントの増加分の量を決定するステップを含む、請求項Aに記載の装置。A.2.1.量は、ゲームのプレイによって獲得された金額を含む、請求項A.2に記載の装置。A.2.2.量を決定するステップは、結果に正規化因子を適用するステップを含む、請求項A.2に記載の装置。A.3.プレイを推進するステップは、複数の異なるゲームタイプの結果を決定するステップと、トーナメントの一環としての異なるゲームタイプの選択を可能にするようにインタフェースを調整するステップと、のうちの少なくとも1つを含む、請求項Aに記載の装置。A.4.複数のゲーミング装置のそれぞれにおいてプレイヤーがログインしたことの通知を受信するステップと、各ログインに基づいて、ゲーミング装置におけるゲームプレイによるトーナメントのスコアの調整をプレイヤーに適用するステップと、を実施するようにされる、請求項Aに記載の装置。A.4.1.ゲーミング装置は、スロットマシン、携帯電話、及びスポーツブックインタフェースのうちの少なくとも1つを含む、請求項A.4に記載の装置。
【0008】
A.5.装置は、トーナメントの勝者を決定するステップを行うようにされ、トーナメントの勝者を決定するステップは、複数のプレイヤーの中から、トーナメントの最終時点での合計ポイント数が最高であるプレイヤーを決定するステップを含む、請求項Aに記載の装置。A.6.ゲームタイプを決定するステップは、ゲームタイプの選択内容を管理者から受信するステップを含む、請求項Aに記載の装置。A.6.1.ゲームタイプ選択内容を受信するステップは、勝ち結果の選択内容と、ゲームタイプごとの発生する各結果の可能性と、を受信するステップを含む、請求項A.6に記載の装置。A.7.各ゲームタイプに対して期待されるリターン、各ゲームタイプにおける勝ち結果の期待される可能性、及び各ゲームタイプにおける賞金金額の平均のうちの少なくとも1つに基づいて、ゲームタイプごとに正規化因子を決定するようにされる装置であって、結果を追跡するステップは、各結果にそれぞれの正規化因子を適用することによって、各ゲームタイプからの賞金を正規化するステップを含む、請求項Aに記載の装置。
【0009】
B.コンピューティング装置により、複数の異なるゲームタイプを、複数のプレイヤーによる、トーナメントでのプレイに利用可能であるように決定するステップと、トーナメントの一環として、コンピューティング装置により、複数のプレイヤーによる、複数の異なるゲームタイプのプレイを推進するステップと、トーナメントの一環として、コンピューティング装置により、複数の異なるプレイヤーによる、複数の異なるゲームタイプのプレイの結果を追跡するステップと、コンピューティング装置により、追跡された結果に基づいて、複数のプレイヤーの中から、トーナメントの勝ちプレイヤーを決定するステップと、を含む方法。
【0010】
B.1.複数の異なるゲームタイプは、スポーツ賭け及びカジノゲーミングを含む、請求項Bに記載の方法。B.2.結果を追跡するステップは、トーナメントの一環としてプレイされる勝ちゲームごとに、ゲームの結果の通知を受信し、複数のプレイヤーのうちのあるプレイヤーのトーナメントポイントの増加分の量を決定するステップを含む、請求項Bに記載の方法。B.2.1.量は、ゲームのプレイによって獲得された金額を含む、請求項B.2に記載の方法。B.2.2.量を決定するステップは、結果に正規化因子を適用するステップを含む、請求項B.2に記載の方法。B.3.プレイを推進するステップは、複数の異なるゲームタイプの結果を決定するステップと、トーナメントの一環としての異なるゲームタイプの選択を可能にするようにインタフェースを調整するステップと、のうちの少なくとも1つを含む、請求項Bに記載の方法。B.4.複数のゲーミング装置のそれぞれにおいてプレイヤーがログインしたことの通知を受信するステップと、各ログインに基づいて、ゲーミング装置におけるゲームプレイによるトーナメントのスコアの調整をプレイヤーに適用するステップと、を含む、請求項Bに記載の方法。B.4.1.ゲーミング装置は、スロットマシン、携帯電話、及びスポーツブックインタフェースのうちの少なくとも1つを含む、請求項B.4に記載の方法。
【0011】
B.5.トーナメントの勝者を決定するステップを含み、トーナメントの勝者を決定するステップは、複数のプレイヤーの中から、トーナメントの最終時点での合計ポイント数が最高であるプレイヤーを決定するステップを含む、請求項B記載の方法。B.6.ゲームタイプを決定するステップは、ゲームタイプの選択内容を管理者から受信するステップを含む、請求項Bに記載の方法。B.6.1.ゲームタイプ選択内容を受信するステップは、勝ち結果の選択内容と、ゲームタイプごとの発生する各結果の可能性と、を受信するステップを含む、請求項B.6に記載の方法。B.7.各ゲームタイプに対して期待されるリターン、各ゲームタイプにおける勝ち結果の期待される可能性、及び各ゲームタイプにおける賞金金額の平均のうちの少なくとも1つに基づいて、ゲームタイプごとに正規化因子を決定するステップを含み、結果を追跡するステップは、各結果にそれぞれの正規化因子を適用することによって、各ゲームタイプからの賞金を正規化するステップを含む、請求項Bに記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】実施形態によっては使用可能な一例示的システムを示す図である。
【
図2】実施形態によっては実施可能な一例示的方法を示す図である。
【
図3】実施形態によっては使用可能な一例示的トーナメント設計者インタフェースを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
I.例示的実施形態
実施形態によっては、ユーザは、様々なタイプの複数のゲームにまたがるトーナメントでプレイすることが可能であってよい。典型的なトーナメントは、1つのゲームを含む。例えば、ポーカーのトーナメントは、ポーカーの複数の手札のプレイを含む。しかしながら、各手札は同じゲーム、即ち、ポーカーである。様々な実施形態では、複数の多様なゲームを含むトーナメントでプレイしてよい。例えば、幾つかのゲームタイプとして、ポーカー、スポーツ賭け、スロット、テーブルゲーム、カジノゲーム等があってよい。
【0014】
図1は、実施形態によっては使用可能な一例示的システムを示す。本システムは、中央システム101と、任意の数のゲーミングシステム103とを含んでよい。各ゲーミングシステムは、プレイヤーが1つ以上のゲームをプレイすることを可能にしてよい。中央システムは、トーナメントで使用されるそのようなゲーミングシステムを通してのゲームプレイを推進及び/又は追跡することが可能である(これは、例えば、プレイを監視し、プレイを一般化トーナメント結果に変換するメトリックを適用し、トーナメントの進行を追跡することにより行われる)。
【0015】
各ゲーミングシステム103は、1人以上のプレイヤーによるゲームプレイを可能にするように構成されたコンピューティング装置を含んでよい。実施形態によっては、そのような装置は、プレイヤーの装置を含んでよく、例えば、家庭用コンピュータ、携帯電話、タブレット等を含んでよい。プレイヤーは、そのような個人用装置を使用してゲーミングシステムにログインし、ゲーミングシステムを通してゲームをプレイしてよい。プレイは、システムから提供される異なる複数のゲームを含んでよい。例えば、ゲーミングシステムは、カードゲーム(例えば、ブラックジャック、ポーカー、バカラ等)、スロットゲーム、ルーレット、カジノゲーム、ビデオゲーム、スポーツゲーム等をプレイする機能をユーザに提供してよい。
【0016】
別の例として、ゲーミングシステム103は、専用設計されたゲーミング装置を含んでよい。そのような装置は、例えば、スロットマシン、スポーツ賭けインタフェース、電子テーブルゲーム等であってよい。例えば、カジノ環境では、複数のゲーミング装置がカジノフロアを取り囲んで並べられてよい。複数のそのような装置が、それらの装置を通してプレイヤーがゲームをプレイすることを可能にするように動作してよく、これは、例えば、操作器をアクチュエートして入力を取り込み、ゲーム要素及び/又は結果の出力を与えることにより行われる。実施形態によっては、そのようなゲーミング専用装置と個人用装置との組み合わせを含んでよい(例えば、トーナメント用ゲームは、スロットマシン上でプレイされるものもあれば、iPhone(登録商標)を通してプレイされるものもあってよい)。
【0017】
中央システム101は、複数のプレイヤーが複数のゲーミング装置を通してプレイするトーナメントを可能にし、推進し、且つ/又は追跡するように動作してよい。中央システムは、サーバ、クラウド式システム等のようなコンピューティング装置を含んでよい。中央システムの幾つかの要素は、賞金の追跡、資金の追跡、プレイの追跡、ゲームの結果の決定、ゲームの結果の追跡、監査機能の提供等を行ってよい。例えば、中央システムは、口座及び残高の情報を保持してよい。別の例として、中央システムは、順位ボード情報、賞金ステータス情報等を保持してよい。更に別の例として、中央システムは、トーナメントにおけるプレイヤーのデータベース、及びトーナメントでのプレイに基づく各プレイヤーの現在の成績を保持してよい。更に別の例では、中央システムは、トーナメントにおいてプレイされたゲームの結果を決定する為に、乱数を発生させてよい。例えば、ゲームの結果は、システム101によって決定され、表示の為に装置103を通して送信されてよい。又、実施形態によっては、中央システムの代わりに、且つ/又は、中央システムに加えて、ゲーミング装置又は他の要素が結果を決定してよい。例えば、スロットマシン103がスロットゲームの結果を決定してよい。その情報(例えば、獲得された金額又はポイント数、勝ち負けの結果自体等)を中央システムが受け取って、トーナメントの順位付けの入力として使用してよい。
【0018】
実施形態によっては、装置103はログインを推進してよく、例えば、ユーザ名及びパスワードによるログイン、及び/又は、カードを機械に通すことや他のトークン式署名によるログインを推進してよい。装置に対して署名を行うことにより、装置とサーバとの通信が行われてよい。サーバは、トーナメントに使用可能であってよいウォレット情報及び他の口座情報をホストしてよい。その情報は、装置に対するユーザのログインに対する応答として、装置に送信されてよい。ユーザが資金情報を調整すると、中央サービスが、中央地点にあるその情報を更新してよい。従って、ユーザは、任意の装置においてトーナメント用資金にアクセスし、それらの資金を中央に蓄積してよい。その後、ユーザは、別の装置(例えば、トーナメントに関与している別のゲーミング装置)にログインすることにより、別の装置において自分の口座にアクセスすることが可能である。
【0019】
実施形態によっては、トーナメントは、ある程度の継続時間があってよい。継続時間としては、時間に基づく継続時間、及び/又は、幾つかのゲームに基づく継続時間があってよい。実施形態によっては、例えば、継続時間は、何らかの時間量を含んでよい。そのような時間量は、1時間、15分、1日、週末、1週間、1年などであってよい。実施形態によっては、その継続時間の間にプレイされるゲームがトーナメントに適用されてよい。
【0020】
実施形態によっては、継続時間は、ゲームの量を含んでよい。各ゲームは、継続時間に対するゲームのカウントがゲームごとに異なるように重み付けされてよく、且つ/又は、均等に重み付けされてよい。例えば、実施形態によっては、スロットゲームは1ゲームとしてカウントされてよく、ブラックジャックゲームは2ゲームとしてカウントされてよい。ゲームごとに重みが与えられてよく、その重みは、トーナメントのプレイヤーには識別可能である。重み付けは、潜在的な賞金の量、ゲームの時間長、プレイの期待値、ゲームの時間長(例えば、ゲームが長いほど重みが大きい)、ゲームのオッズ(例えば、オッズがよいほど重みが小さい)、ゲームのプレイ当たりのコスト(例えば、ゲームが高額であるほど重みが大きい)、及び/又は任意の所望の因子に基づいてよい。例えば、長いゲーム、及び/又は高額の払戻金が得られそうなゲームは、短いゲーム、期待されるリターンが低いゲーム、及び/又は可能なリターンが低いゲームより、重みを大きくしてよい。そのような方法で、ゲームの重み付けは、プレイヤーの期待利益を均等にすることに役立ちうるが、それでも、プレイヤーが各自の好みのゲームをプレイすることを可能にすることができる。そのような実施形態は、複数のゲームの間でプレイをほぼ均等に扱うことが可能な場合がある。
【0021】
実施形態によっては、トーナメントが、プレイヤーに、複数の提供されたゲームの選択肢のうちの幾つかの異なるゲームをプレイすることを要求する場合がある。中央システムは、そのような要求をプレイヤーに通知してよく、プレイヤーがその要求を満たすかどうかを追跡してよい。その要求を満たさないプレイヤーは、中央システムによって不適格(例えば、トーナメントで勝つことに不適格)であると決定づけられる場合がある。そのような実施形態では、プレイヤーは、1つのゲームだけをプレイすることを妨げられる場合がある。実施形態によっては、プレイヤーは、トーナメントで勝つことに適格である為には、提供されるゲームのそれぞれを少なくとも一度プレイすることを要求される場合がある。実施形態によっては、プレイヤーは、各ゲームをプレイできる回数を(例えば、1回、5回などに)限定される場合がある。プレイヤーは、トーナメントの参加資格を得る為に、その回数だけゲームをプレイすることを要求されてよく、或いは、その回数だけプレイするように限定されてよい。プレイヤーが最大回数を超えてゲームをプレイすると、その後のプレイ(即ち、最大回数分のプレイの後のプレイ)がトーナメントに対してカウントされない場合があり、且つ/又は、プレイヤーが最大回数を超えてゲームをプレイすることを妨げられる場合がある(例えば、中央システムがプレイを禁ずる場合がある)。実施形態によっては、ゲームをプレイした回数が最大回数を超えていると、最良又は最悪のラウンド群が適用される場合がある。
【0022】
実施形態によっては、トーナメントの時間が指定されてよい。例えば、トーナメントは、午前9時から午前10時にかけての1時間にわたって行われてよい。その時間の間にプレイされたゲームが適格とされてよい。実施形態によっては、ゲームの重み付けや回数制限がされなくてよい。そのような実施形態では、プレイヤーがその時間内に可能な限り多くのゲームで勝とうとするので、トーナメントに速度要素が導入されてよい。
【0023】
実施形態によっては、時刻は様々であってよいが、継続時間が指定されてよい。例えば、プレイヤーがトーナメントの為にプレイできるゲームは最大1時間分であってよく、その時間の開始時刻はプレイヤーが選択してよい(例えば、ある程度の利用可能な時間窓の範囲で選択してよい)。更に別の実施例では、プレイヤーがプレイする継続時間は連続していなくてよく、ある限界継続時間まで累積されてよい。中央システムは、各プレイヤーのプレイの継続時間を追跡することにより、プレイヤーが限界継続時間を超えないようにすることが可能である。
【0024】
連続又は非連続の時間制限、ゲーム数制限、その他の実施形態の様々な組み合わせが、必要に応じて一緒に使用されてよいことを理解されたい。例えば、実施形態によっては、プレイヤーがトーナメントプレイとしてプレイする時間が最大1時間であってよい。そのトーナメントは、トーナメントにおいてカウントされる、各ゲームの最大ラウンド数を含んでよい。プレイヤーは、特定の数のゲームをプレイすることを要求されてよい。プレイヤーは、各ゲームを、最大ラウンド数を超えてプレイしてよいが、制限時間内に最大回数を超えずにプレイされた最良のラウンド群だけがトーナメントにおいてカウントされてよい。
【0025】
実施形態によっては、トーナメントにおいてゲームプレイに使用する幾らかの資金がプレイヤーに提供されてよい。この資金は、ポイント数、クレジット、ドル等であってよい。この資金は、買付額に基づいて可変であってよく、且つ/又は、トーナメントのプレイヤーに対して均等であってよい。実施形態によっては、各プレイヤーに同じ資金が与えられてよい。又、実施形態によっては、プレイヤーの資金は、プレイヤーの買い付けに基づいて異なってよい。プレイヤーは、その資金を使用して、1つ以上のゲーミングシステムを通して、トーナメントでゲームをプレイしてよい。プレイヤーは、その資金を使用してトーナメントでプレイすることを許可されてよい。標準資金レベルを設定することにより、プレイヤー同士が対等の条件で競うことが可能である。更に実施形態によっては、プレイヤーは、自前の資金(例えば、金銭、ロイヤルティポイント等)をトーナメントで使用してよい(例えば、ある程度の金額まで、或いは幾らでも、或いは提供された資金の代わりに、或いは提供された資金に加えて、使用してよい)。
【0026】
実施形態によっては、プレイヤーは、割り当てられた資金だけでプレイすることが可能であってよい。実施形態によっては、プレイヤーは、割り当てられた資金と、割り当てられた資金を使用してトーナメントでプレイすることにより獲得した資金とで、トーナメントでプレイすることを許可されてよい。実施形態によっては、割り当てられた資金は、用途をトーナメントに限定されてよい。中央システムは、割り当てられた資金の使用、及び割り当てられた資金の使用による勝ちを追跡及び有効化してよい。例えば、プレイヤーの賞金及び資金のデータベースが、中央システムによって保持されてよい。
【0027】
又、実施形態によっては、割り当てられた資金はトーナメント外で使用されてよく、プレイヤーは他の資金を使用してトーナメントでプレイしてよく、且つ/又は、他の資金メカニズムが存在してよい。実施形態によっては、割り当てられた資金は、トーナメントでのプレイ以外のこと(例えば、ドリンクや他のアイテムを買うこと)に使用可能であってよい。
【0028】
様々なゲームが、トーナメントの一環として提供されてよい。そのようなゲームの例が本明細書において与えられており、それらは、1人用ゲーム及び/又は多人数参加型ゲームを含んでよい。それらのゲームは、スロットマシンゲームのような固定オッズを含んでよい。それらのゲームは、トーナメント中に変化しうるオッズを含んでよい。例えば、スポーツ賭けが提供されてよく、それらの賭けのオッズは状況に応じて変化してよい(例えば、スポーツブックがリスクをバランスする際に変化してよい)。
【0029】
プレイヤーは、ゲーミング装置を使用して、1つ以上のゲームに対して賭けを行ってよい。プレイヤーは、中央システムによって推進されるトーナメントを通して提供される複数のゲーム/賭けのそれぞれに対して、賭け方、プレイするゲーム、賭ける金額などを選択してよい。様々なゲーム又は賭けとして、ファンタジーゲーム、コンテスト参加料、スポーツ賭け、技術を必要とするゲーム、運が左右するゲーム、UIGEAの下での賭けとされるゲーム、UIGEAの下での賭けではないとされるゲーム等があってよい。
【0030】
誰がトーナメントで勝ったかについては、トーナメントにおける、そのゲーミングアクティビティに基づいて決定されてよい。中央システム101は、そのような資金を追跡し、ゲームプレイを追跡し、その情報から、トーナメントの1人以上の勝者を決定してよい。トーナメントの最終時点で最多の賞金を累積したプレイヤーが勝者であってよい。そのように累積した中には、提供及び/又は購入された資金の額が含まれても含まれなくてもよい。
【0031】
各ゲームを通しての賞金は、各ゲームに割り当てられた重みに基づいて、トーナメントのゲーム全体で正規化されてよいことを理解されたい。例えば、ユーザがゲームで100ドル勝ったとすると、その100ドルに、正規化重みによる重み付けがなされて、他の幾らかのポイント数(例えば、98ポイント、108ポイントなど)に変換されてよく、このポイント数が、トーナメントで使用されるスコアであってよい。又、実施形態によっては、そのような重みがゲーム自体において適用されてよく、それによって、ゲームが賞金のポイント数を直接割り当てるように構成されてよい。
【0032】
図2は、実施形態によっては実施されてよい一例示的方法を示す。そのような方法は、トーナメントを推進する為に、中央システム及び/又は1つ以上のゲーミング装置によって実施されてよい。
【0033】
実施形態によっては、トーナメントに適用されるゲームを決定するステップが含まれてよい。そのような決定は、ランダムな決定を含んでよい。そのような決定は、管理者又はスポンサーが管理端末を通して行う選択を含んでよい。そのような決定は、トーナメントの開始前に行われてよい。そのような決定は、トーナメント中に継続的に行われてよい。そのような決定は、トーナメントの進行に伴い、一度に1つ又は幾つかのゲームが変わることを含んでよい。そのような決定は、全てのゲームを含んでよい。そのような決定が任意の所望の形式で行われてよいことを理解されたい。
【0034】
トーナメントに適用されるゲームを決定する様々な方法が、必要に応じて組み合わされてよいことを理解されたい。例えば、実施形態によっては、15分ごとに、トーナメントに適用される新しいゲームがランダムに決定されてよい。プレイヤーは、トーナメントポイントに対して適格になる為に、別のゲームが決定されるまで、そのゲームをプレイすることを要求されてよい。別の例として、何らかのスポンサーが、トーナメントプレイに対して適格であるべき特定のゲームを選択してよく、且つ/又は、トーナメント内のそのゲーム、及び他の適格なゲームをプレイする為のボーナス重みが、101などのサーバによってランダムに決定されてよい。
【0035】
ゲームを決定するステップは、実施形態によっては、ゲーム構成及び/又は正規化重みを決定することを含んでよい。例えば、ゲームプレイを様々なゲームタイプの全体で正規化する為に、結果に重みが適用される幾つかのゲームが決定されてよい。ゲームを正規化する為に、様々な側面(例えば、期待値、勝ち結果の数、勝ち結果の可能性、勝ち結果あたりの平均賞金等)が任意の組み合わせで使用されてよい。
【0036】
実施形態によっては、トーナメントに参加するプレイヤーを決定するステップが含まれてよい。そのような決定は、登録料を支払うプレイヤーを決定することを含んでよい。そのような決定は、適格性要件(例えば、ある場所に存在すること、年齢、ゲーミングオペレータに口座があることなど)を満たすプレイヤーをランダムに選択することを含んでよい。例えば、サーバ101が、プレイヤーモバイル装置103上のモバイルアプリケーションを通してトーナメントに登録しているプレイヤーを決定してよい。別の例として、サーバ101は、ゲーミングマシン103にサインインしているプレイヤーに基づいて、ゲーミング環境においてプレイしているプレイヤーを決定してよい。それらのプレイヤーは、そのような決定に対する応答として、トーナメントに対して適格とされてよい。プレイヤーは、自分がトーナメントにエントリしていることを通知されてよく、この通知は(例えば、装置103、インターコム経由などで)プレイヤーに情報を送信することにより行われる。プレイヤーの決定は、トーナメントの開始前、トーナメントの開始後、トーナメント中、継続的に、又はその他のタイミングで行われてよい。例えば、実施形態によっては、トーナメントに参加する全てのプレイヤーの決定が、トーナメントの開始前に誰がトーナメントに登録しているかに基づいて行われてよい。別の例として、トーナメントに参加するプレイヤーは、他者がトーナメントを終了した後であっても、登録を許可されてよい。プレイヤーは、自分が選択した時刻にトーナメントでのプレイを開始してよい。従って、プレイヤーは、それぞれ異なる時間にトーナメントでプレイしてよい。
【0037】
実施形態によっては、トーナメントでのゲームのプレイを許可するステップが含まれてよい。そのような許可するステップは、スポーツ賭けインタフェースを通して賭けを提供すること、ゲーミングインタフェースを通してゲームを提供すること、その他を含んでよい。そのような許可するステップは、ゲーム結果をゲーム装置に渡すことを含んでよい。そのような許可するステップは、ゲームをトーナメントに含める選択肢をインタフェースに含めることを含んでよい。そのような許可するステップは、トーナメントの結果を決定することに用いられるゲームのプレイを監視することを含んでよい。ユーザは、ゲーミング装置のインタフェースを操作することにより、提供されたゲームをプレイしてよく、これは、ゲームを選択し(例えば、スポーツイベントに対して賭けを行うことを選択し)、操作器を操作して賭けを行うか、他の方法で、選択されたゲームをプレイすることにより行われる。許可するステップは、同じゲームであれば常に許可すること、及び/又は、トーナメントの進行に伴い、ゲームを調整することを含んでよい。許可するステップは、回数の指定、最低回数の指定などのような制限付きで許可することを含んでよい。サーバ101は、そのような許可するステップを推進してよく、これは、表示情報、結果情報、その他を装置103との間で送信及び/又は受信することにより行われる。
【0038】
実施形態によっては、トーナメントでのゲームのプレイがトーナメントにもたらす作用を決定するステップが含まれてよい。例えば、中央システム(例えば、101)は、賭けパラメータ(例えば、どちら側か、金額、オッズ、結果等)を識別する情報を受信してよく、そのような情報に基づいて、勝ちの決定が(例えば、装置103から)行われてよい。トーナメントにおける各プレイヤーは、ゲームをプレイすることにより(例えば、トーナメントにおいてゲームに勝つことにより)幾らかの金額を獲得することが可能である。その賞金金額は、トーナメントの継続時間にわたって、プレイヤーごとに追跡されてよい。賞金金額は、実際の賞金金額、及び/又はゲーム結果の重み付けに基づく何らかの正規化された賞金金額を意味してよいことを理解されたい(これらは、結果に対して重み付けがどのように、いつ適用されたかに応じて、同じものであってもなくてもよい)。
【0039】
実施形態によっては、ゲームのプレイに基づいてトーナメントの勝者を決定するステップが含まれてよい。例えば、最も勝ったプレイヤー(金額、ポイント、ゲーム数、ジャックポット等を最も獲得したプレイヤー)が、中央システムによって、勝者として決定されてよい。他の様々なプレイヤーが勝者であってもよい。例えば、最も負けたプレイヤーが残念賞であってよい。1回の損が最大であったプレイヤーが、何らかの形の勝者であってもよい。1回の賞金が最大であったプレイヤーが勝者と見なされてもよい。2番手、3番手、4番手、又はそれ以下の金額を獲得したプレイヤーが勝者と見なされてもよい。
【0040】
実施形態によっては、勝者に賞を与えるステップが含まれてよい。様々な形の勝者が、賞金に見合った賞を獲得してよい。例えば、トーナメント全体で最高スコアを挙げたプレイヤーがジャックポット賞であってよい。その賞は、中央システムによって保持されているか、且つ/又は別の方法で中央システムがアクセスできる、プレイヤーの口座に振り込まれてよい。賞を与えるステップは、トーナメントに勝ったプレイヤーの口座に賞金を振り込むことを含んでよい。
【0041】
図1、
図2に関する様々な実施例及び説明、並びに他の記載された実施形態は、非限定的な例としてのみ与えられていることを理解されたい。様々な実施形態が、任意の所望の組み合わせで一緒に動作してよい。記載された機能性及び/又は要素はいずれも必須ではなく、他の実施形態が、他の、或いは異なる、或いは同じである、などの要素及び/又は機能を含んでよい。
【0042】
一例示的実施形態において、複数のスポーツ賭けがトーナメントの一環として提供されてよい。これらの賭けは、出来事の生起に関するものであってよい。例えば、これらの賭けは、ゲーム全体の結果、ファンタジーゲームの結果、進行中の出来事などに関連してよい。プレイヤーは、そのような賭けに関連付けられたトーナメントにおいて競ってよい。例えば、週末を通しての(1つのスポーツ、複数のスポーツの)一連の全ゲーム賭けが提供されてよい。プレイヤーは、それらの提供されたゲームをプレイすることにより競ってよい。別の例として、一連の進行中の出来事(例えば、そのバッターがそのボールを打つか、そのプレイはランかパスか、最初のダウンがこのポゼッションで達成されるか等)が、ゲームの成り行きに応じて提供されてよい。それらの提供内容は、ゲームが進むにつれて、且つ、トーナメントの一環として、変わってよい。プレイヤーは、トーナメントが行われてよいゲーム、イニング、週末、及び/又は他の任意の期間の成り行きに応じて、それらのゲームに参加することにより、競ってよい。スポーツに関する実施例が与えられているが、実施形態によっては、他の出来事、例えば、任意の競争(例えば、選挙、アメリカンアイドル(American Idol)のようなテレビ番組など)が含まれてよい。
【0043】
別の例として、実施形態によっては、カードゲーム、スロットゲームなどのようなカジノゲームが含まれてよい。更なるゲームとして、モバイル装置を通してプレイされるゲームがあってよい。そのようなゲームとして、ビデオゲーム、スポーツゲーム、カジノゲーム、直接対戦ゲームなどがあってよい。賭けに関して幾つかの実施形態が与えられているが、そのような要素は必須でないことを理解されたい。例えば、実施形態によっては、プレイヤーは、リスク無しで蓄積を行うゲームをプレイしてよい。例えば、ビデオゲームは、プレイヤーがリスクを冒さずにプレイし、ゲームでのアクションを通してポイントを貯める方式で動作してよい。選択された金額を賭けることに関して幾つかの実施形態が与えられているが、賭けを含む実施形態によっては、賭けの金額が固定であってよい。そのように金額を固定することにより、ここぞという時に多額のリスクを負うことではなく、より多くのゲームをうまくプレイできることにトーナメントの主眼を置くことが可能である。
【0044】
これらの実施例は非限定的な例としてのみ与えられていること、並びに、これらの実施例は、いかなる様式ででも、組み合わせたり、且つ/又は、改変したりしてよいことを理解されたい(例えば、週末いっぱい続くトーナメントにおいて、可変賭け金額のビデオゲームとともに提供される、固定賭け金額の進行中のスポーツのゲームが可能である)。
【0045】
実施形態によっては、管理者によるトーナメントの形成を容易にするユーティリティが含まれてよい。
図3は、そのような形成を容易にする為に使用可能なインタフェースの一例を示す。管理者は、操作器を操作して、トーナメントの諸特性を入力してよい(例えば、開始時刻、ゲーム数、終了時刻、参加者数、賞、買付額、ゲームに重みを付けるかどうか、ゲームにどのように重みを付けるか等を入力してよい)。管理者は、トーナメントパラメータの情報を入力することにより、トーナメントの各側面を規定してよい。コンピューティング装置(例えば、システム101など)がそのような情報を受け入れ、これを使用してトーナメントを規定してよい。
【0046】
管理者には、利用可能ゲームのリストが提示されてよい。管理者は、トーナメントに追加するゲームを選択してよい。ゲームごとに、装置が選択内容を受信し、選択されたゲーム特性を管理者に提示してよい。管理者は、ゲームをトーナメント向けに構成する為に、ゲーム特性を調整してよい。例えば、ありうるゲーム結果のリストが管理者に提示されてよく、これは、そのような情報を、コンピューティング装置(例えば、101)を形成するディスプレイ装置に送信することにより行われる。管理者は、勝ち結果である結果を選択してよい。管理者は、各勝ち結果の可能性、及び/又は、その勝ち結果を得ることで獲得する金額を調整してよい。これらは、パラメータ例としてのみ与えられており、実施形態によっては、他の所望のパラメータが含まれてよい。
【0047】
ゲームの選択されたパラメータに基づいて、コンピュータ装置が、ゲームに対する正規化重みを決定してよい。そのような重みが(例えば、サーバ101により)ディスプレイに送信されて、管理者に対して表示されてよい。例えば、トーナメントパラメータは、ゲームプレイの期待値が同じになるように、勝つごとに獲得する金額の平均が同じになるように、勝つ可能性が同じになるように、且つ/又は、他の任意の所望のアイテムが正規化されるように、ゲームを正規化しなければならないことを示してよい。その明示された要求、及び選択されたゲームパラメータに基づいて、所望の正規化を達成する為にどのようにゲームに重みを付けるかについての決定が行われてよい。例えば、ゲームの期待されるリターンが1ドル当たり94セントでなければならないという決定がなされ、管理者によって構成されたゲームの期待されるリターンが1ドル当たり95セントである場合は、正規化重みとして94/95がゲームに適用されてよい。
【0048】
管理者は、「トーナメントに追加」ボタンを押すことにより、各ゲームを、構成されたとおりに、トーナメントに適用される一連のゲームに追加することが可能である。コンピューティング装置が、追加されたゲームを記録し、追加されたゲームのリストが提示されるようにしてよい。管理者は、その追加リストからゲームを選択し、それらのゲームを調整又は除去してよい。
【0049】
管理者は、所望のゲームを追加したら、「トーナメントを有効化する」ボタンを押すことにより、トーナメントを有効化することが可能である。コンピューティング装置(例えば、101)は、それに応じて、構成されたトーナメントの通知を受信してよく、その構成に従って、(例えば、
図2の方法のような方法を実施することにより)プレイヤーによるトーナメントのプレイを推進してよい。
【0050】
ゲームの追加が実施される際の正規化に関して実施例が与えられているが、そのような正規化はゲームの追加後に行われてよいことを理解されたい。例えば、ゲームのリストが追加された後、何らかの特性に基づく正規化が必要になった場合、コンピューティング装置は、全てのゲームが所望のゲームのリストに追加されてから、それらのゲームに重み付けを適用してよく、これによってゲームに対して所望の正規化が行われる。
【0051】
サーバ101が
図3のインタフェースに対してアクションを実施することに関して実施例が与えられているが、そのようなアクションはどの装置が実施してもよいことを理解されたい。トーナメントを運営するサーバ101又は他の装置が、そのようなインタフェースを通して確定された情報を受信し、
図2に示されたようなアクションを実施することにより、その確定された情報に従ってトーナメントを推進してよい。
【0052】
以下のセクションは、本願を解釈するガイドを提供する。
【0053】
II.用語
用語「製品」は、明示的に別段の定めがない限り、任意の機械、製造品、および/または組成物を意味する
【0054】
用語「プロセス」は、明示的に別段の定めがない限り、任意のプロセス、アルゴリズム、方法等を意味する。
【0055】
各プロセスは(方法、アルゴリズム、または他の方法で呼ばれようが)1つまたは複数のステップを固有に含み、したがってプロセスの「ステップ(stepまたはsteps)」へのあらゆる言及は、用語「プロセス」または同様の用語の単なる記述において固有の先行詞を有する。したがって、プロセスの「ステップ(stepまたはsteps)」への請求項の中でのいかなる言及も十分な先行詞を有する。
【0056】
用語「発明」等は、明示的に別段の定めがない限り、「本願の中で開示する1つまたは複数の発明」を意味する。
【0057】
用語「一実施形態」、「実施形態(embodiment、embodiments)」、「実施形態(the embodiment、the embodiments)」、「1つまたは複数の実施形態」、「一部の実施形態」、「特定の実施形態」、「ある実施形態」、「別の実施形態」等は、明示的に別段の定めがない限り、「開示する発明の(全てではないが)1つまたは複数の実施形態」を意味する。
【0058】
発明の「改変形態」という用語は、明示的に別段の定めがない限り本発明の一実施形態を意味する。
【0059】
ある実施形態を説明する際の「別の実施形態」への言及は、明示的に別段の定めがない限り、言及した実施形態が別の実施形態(例えば言及した実施形態の前に記載した実施形態)と相互排除的であることを示すものではない。
【0060】
用語「含む」、「備える」、およびその変化形は、明示的に別段の定めがない限り「含むが、必ずしもこれだけに限定されない」ことを意味する。したがって、例えば「このポートフォリオは赤いウィジェットと青いウィジェットを含む」という文は、そのポートフォリオが赤いウィジェットと青いウィジェットを含むが、何か他のものを含んでもよいことを意味する。
【0061】
用語「からなる」、およびその変化形は、明示的に別段の定めがない限り「含み、それに限定される」ことを意味する。したがって、例えば「このポートフォリオは赤いウィジェットと青いウィジェットからなる」という文は、そのポートフォリオが赤いウィジェットと青いウィジェットを含むが、他に何も含まないことを意味する。
【0062】
用語「構成する」、およびその変化形は、明示的に別段の定めがない限り「構成部品、コンポーネント、または部材をなす」ことを意味する。したがって、例えば「赤いウィジェットと青いウィジェットがポートフォリオを構成する」という文は、そのポートフォリオが赤いウィジェットと青いウィジェットを含むことを意味する。
【0063】
用語「排他的に構成する」、およびその変化形は、明示的に別段の定めがない限り「構成部品を排他的になし、唯一のコンポーネントであり、または唯一の部材である」ことを意味する。したがって、例えば「赤いウィジェットと青いウィジェットがポートフォリオを排他的に構成する」という文は、そのポートフォリオが赤いウィジェットと青いウィジェットからなり、他に何も含まないことを意味する。
【0064】
用語「ある(a、an)」および「その(the)」は、明示的に別段の定めがない限り「1つまたは複数の」を意味する。
【0065】
用語「複数」は、明示的に別段の定めがない限り「2つ以上」を意味する。
【0066】
用語「本明細書では」は、明示的に別段の定めがない限り「参照により援用され得るあらゆるものを含む本願では」を意味する。
【0067】
複数のもの(列挙されたものの一覧など)を修飾する場合、語句「のうちの少なくとも1つ」は、明示的に別段の定めがない限り、それらのものの1つまたは複数の任意の組合せを意味する。例えば語句「ウィジェット、車、および車輪のうちの少なくとも1つ」は、(i)ウィジェット、(ii)車、(iii)車輪、(iv)ウィジェットと車、(v)ウィジェットと車輪、(vi)車と車輪、または(vii)ウィジェット、車、および車輪のいずれかを意味する。複数のものを修飾する場合、語句「のうちの少なくとも1つ」は、複数のもの「のそれぞれのうちの1つ」という意味ではない。
【0068】
何かの数量を示すための基数として用いる場合(例えば1つのウィジェット、2つのウィジェット)、「1つ」、「2つ」等の数的用語は、その数的用語が示す数量を意味し、その数的用語が示す数量以上を意味するものではない。例えば、語句「1つのウィジェット」は「少なくとも1つのウィジェット」という意味ではなく、したがって語句「1つのウィジェット」は例えば2つのウィジェットを範囲に含まない。
【0069】
語句「基づく」は、明示的に別段の定めがない限り「だけに基づく」という意味ではない。つまり、語句「基づく」は、「だけに基づく」および「少なくとも基づく」の両方を表す。語句「少なくとも基づく」は、語句「少なくとも部分的に基づく」と等価である。
【0070】
用語「相当する」および同様の用語は、明示的に別段の定めがない限り排他的でない。例えば用語「相当する」は、明示的に別段の定めがない限り「だけに相当する」という意味ではない。つまり、語句「このデータはクレジットカード番号に相当する」は、「このデータはクレジットカード番号だけに相当する」および「このデータはクレジットカード番号に相当し、何か他のものにも相当する」の両方を表す。
【0071】
本明細書では用語「それにより」は、前にかつ明確に説明した何らかの事項の意図した結果、目的、または成行きだけを表す節または1組の他の語の前に置くために専ら用いる。したがって、用語「それにより」を請求項の中で用いる場合、用語「それにより」が修飾する節または他の語は、その請求項の特定のさらなる限定は設けず、または他の方法でその請求項の意味もしくは範囲を制限しない。
【0072】
用語「例えば(e.g.)」および同様の用語は、「例えば(for example)」を意味し、よってそれが説明する用語または語句を限定することはない。例えば、「コンピュータは、インターネットを介してデータ(例えば命令、データ構造)を送る」という文の中で、「例えば」という用語は、「命令」が、コンピュータがインターネットを介して送ることができる「データ」の一例であることを説明し、「データ構造」が、コンピュータがインターネットを介して送ることができる「データ」の一例であることも説明する。ただし、「命令」も「データ構造」も単に「データ」の例に過ぎず、「命令」および「データ構造」以外の他のものも「データ」であり得る。
【0073】
用語「それぞれの」および同様の用語は、「個々に見る」ことを意味する。したがって、2つ以上のものが「それぞれの」特性を有する場合、それぞれのかかるものが独自の特性を有し、それらの特性は互いに異なることができるが同じでもよい。例えば、「2つのマシンの各々が、それぞれの機能を有する」という語句は、第1のかかるマシンがある機能を有し、第2のかかるマシンも同様にある機能を有することを意味する。第1のマシンの機能は、第2のマシンの機能と同じでも同じでなくてもよい。
【0074】
用語「すなわち」および同様の用語は「つまり」を意味し、よってそれが説明する用語または語句を限定する。例えば、「コンピュータは、インターネットを介してデータ(すなわち命令)を送る」という文の中で、「すなわち」という用語は、コンピュータがインターネットを介して送る「データ」が「命令」であることを説明する。
【0075】
ある所与の数値範囲は、その範囲内の数の整数および小数を含むものとする。例えば「1から10」までの範囲は、1から10の間の整数(例えば1、2、3、4、...9)、および非整数(例えば1.1、1.2、...1.9)を明確に含むように解釈すべきである。
【0076】
2つ以上の用語または語句が(例えばそれらの用語または語句が同義であるという明確な記述により)同義の場合、そのようなある用語/語句の例は、別のそのような用語/語句の例が異なる意味を有さなければならないことを意味するものではない。例えば、ある記述が「含む」の意味を「含むがこれだけに限定されない」と同義にする場合、単に「含むがこれだけに限定されない」という語句を用いることは、「含む」という用語が「含むがこれだけに限定されない」以外の何かを意味するわけではない。
【0077】
III.決定
用語「決定する」およびその文法上の変化形(例えば価格を決定する、値を決定する、一定の基準を満たすオブジェクトを決定する)は、極めて広い意味で用いる。用語「決定する」は多岐にわたる行動を包含し、したがって「決定する」は、計算、演算、処理、導出、調査、探索(例えば表、データベース、または他のデータ構造の探索)、確認等を含むことができる。また、「決定する」は、受け取ること(例えば情報を受け取ること)、アクセス(例えばメモリ内のデータにアクセスすること)等を含むことができる。また、「決定する」は、解決、選択、選定、確立等を含むことができる。
【0078】
用語「決定する」は確実性または絶対的な精度を含意せず、したがって「決定する」は推定、推論、予測、推測等を含むことができる。
【0079】
用語「決定する」は、数学的処理を実行しなければならないことを意味せず、数値的方法を使用しなければならないことを意味せず、アルゴリズムまたはプロセスが用いられることも意味しない。
【0080】
用語「決定する」は、ある特定の装置を使用しなければならないことを意味しない。例えば、コンピュータが必ずしも決定を行う必要はない。
【0081】
IV.文の形式
第1の請求項の限定が、特徴の1つならびに特徴の複数を範囲に含み(例えば「少なくとも1つのウィジェット」などの限定は、1つのウィジェットだけでなく複数のウィジェットを範囲に含む)、第1の請求項に従属する第2の請求項において、第2の請求項がその限定を指すために定冠詞「the」を用いる場合(例えば「the widget」)、これは第1の請求項が特徴の1つだけを範囲に含むことを意味せず、第2の請求項が特徴の1つだけを範囲に含むことも意味しない(例えば「the widget」は、1つのウィジェットおよび複数のウィジェットの両方を範囲に含むことができる)。
【0082】
序数(「第1の」、「第2の」、「第3の」等)を用語の前の形容詞として用いる場合、その序数は(明示的に別段の定めがない限り)、特定の特徴を同じ用語または同様の用語によって記載される別の特徴と区別するためなど、単に特定の特徴を示すために用いる。例えば「第1のウィジェット」は、例えば「第2のウィジェット」と単に区別するためにそのように名付けることができる。したがって、「ウィジェット」という用語の前に序数「第1の」および「第2の」を単に用いることは、2つのウィジェット間の他の任意の関係を示すものではなく、同じく、一方または両方のウィジェットの他の任意の特性を示すものでもない。例えば「ウィジェット」という用語の前に序数「第1の」および「第2の」を単に用いることは、(1)順序または位置に関し、いずれかのウィジェットがその他のウィジェットの前にまたは後に来ることを意味せず、(2)時間に関し、いずれかのウィジェットがその他のウィジェットの前にまたは後に発生しもしくは動作することを意味せず、(3)重要度または品質に関し、いずれかのウィジェットがその他のウィジェットの上にまたは下にランクすることを意味しない。さらに、序数を単に用いることは、序数が識別する特徴について数的な限定を定めるものではない。例えば「ウィジェット」という用語の前に序数「第1の」および「第2の」を単に用いることは、3つ以上のウィジェットがあってはならないことを意味しない。
【0083】
本明細書に単一の装置、物、または他の製品を記載する場合、記載されている単一の装置/物の代わりに、(一緒に動作しようがしまいが)2つ以上の装置/物を代替的に用いることができる。したがって、ある装置が保持するものとして記載する機能は、(一緒に動作しようがしまいが)2つ以上の装置/物が代替的に保持することができる。
【0084】
同様に、本明細書に(一緒に動作しようがしまいが)2つ以上の装置、物、または他の製品を記載する場合、記載されている2つ以上の装置または物の代わりに、単一の装置/物を代替的に用いることができる。例えば、複数のコンピュータベース装置を単一のコンピュータベース装置で置換することができる。したがって、2つ以上の装置または物が保持するものとして記載する様々な機能は、単一の装置/物が代替的に保持することができる。
【0085】
記載する単一の装置の機能および/または特徴は、記載しているがかかる機能/特徴を有するものとしては明示的に記載していない、1つまたは複数の他の装置によって代わりに実施することができる。したがって、他の実施形態は記載した装置自体を含む必要はなく、代わりに、かかる機能/特徴をそれらの他の実施形態で有する1つまたは複数の他の装置を含むことができる。
【0086】
V.開示した例および用語は非限定的である
タイトル(本願の最初の頁の冒頭に記載)も要約(本願の末尾に記載)も、開示した発明の範囲として決して限定的に解釈すべきでなく、どの請求項の意味を解釈する際にも用いるべきでなく、どの請求項の範囲を限定する際にも用いるべきでない。要約は、単に37C.F.R.§1.72(b)の下で求められているので本願に含めている。
【0087】
本願の中で示す本願のタイトルおよび節の見出しは専ら便宜上のものであり、決して本開示を限定するものとして解釈すべきでない。
【0088】
本願の中で数多くの実施形態を記載し、専ら例示目的で示した。記載した実施形態は、いかなる意味においても限定的でなく、限定的であることも意図しない。本開示から容易に明らかなように、ここに開示した発明は数多くの実施形態に広く適用可能である。開示した発明は、構造上の修正、論理的な修正、ソフトウェアの修正、電気的な修正など、様々な修正および改変を加えて実施できることを当業者なら理解されよう。開示した発明の特定の特徴を1つまたは複数の特定の実施形態および/または図面に関して説明し得るが、明示的に別段の定めがない限り、かかる特徴は、かかる特徴をそれに関して記載した1つまたは複数の特定の実施形態または図面での使用に限定されないことを理解すべきである。
【0089】
いくつかの特徴を含むものとして実施形態を開示する場合もあるが、本発明の他の実施形態は全てのかかる特徴よりも少ない特徴を含んでもよい。したがって、例えばある請求項は、開示した実施形態の中の1組の全ての特徴未満を対象とすることができ、かかる請求項は、その請求項が明示的に記述する特徴を超える特徴は含まない。
【0090】
本願に記載した方法ステップまたは製品要素のどの実施形態も、本明細書の中で明示的にそうであると述べられている場合、または請求項の中で明示的に記述されている場合を除き、本明細書で特許請求する発明を構成せず、または本明細書で特許請求する発明に必須ではなく、本明細書で特許請求する発明と同じ対象を指すわけではない。
【0091】
添付の特許請求の範囲の前文は、特許請求する発明の目的、利益、および可能な用途を記述するに過ぎず、特許請求する発明を限定することはない。
【0092】
本開示は、本発明の全ての実施形態の逐語的な説明ではない。また、本開示は、全ての実施形態になければならない本発明の特徴を列挙したものでもない。
【0093】
開示した全ての実施形態が(たとえ全ての未決クレーム、補正クレーム、発行クレーム、およびキャンセルクレームを含めても)必ずしも特許請求の範囲によって保護されるとは限らない。さらに、ある実施形態がいくつかの請求項によって保護される場合がある(しかし必ずしもそうである必要はない)。したがって、(未決、補正、発行、またはキャンセルに関係なく)請求項が特定の実施形態を対象とする場合、それは他の請求項の範囲が同様にその実施形態を保護しないという証拠にはならない。
【0094】
互いに通信すると記載した装置は、明示的に別段の定めがない限り、互いに継続的に通信する必要はない。それどころか、かかる装置は必要に応じてまたは所望のときに互いに伝送すれば十分であり、実際にはデータ交換をほとんどの時間控えることができる。例えばインターネットを介して他のマシンと通信するマシンは、長い期間にわたり(例えば一度に数週間)他のマシンにデータを伝送しなくてもよい。さらに、互いに通信する装置は、1つまたは複数の媒介物を介して直接、または間接的に通信することができる。
【0095】
いくつかのコンポーネントまたは特徴を有する実施形態についての記載は、かかるコンポーネント/特徴の全てあるいはいずれかが必要であることを意味するものではない。それどころか、本発明の多岐にわたる可能な実施形態を例示するために、様々なオプションのコンポーネントを記載する。明示的に別段の定めがない限り、どのコンポーネント/特徴も必須または必要ではない。
【0096】
プロセスステップ、アルゴリズム等を特定の順序で説明し、または特許請求の範囲に記載し得るが、かかるプロセスは異なる順序で機能するように構成することができる。つまり、明示的に説明しまたは特許請求の範囲に記載することができるステップのいずれの順番または順序も、ステップをその順序で行う要件を必ずしも示すわけではない。本明細書に記載したプロセスのステップは、可能な任意の順序で実行することができる。さらに、一部のステップは、(例えばあるステップを他のステップの後に記載するという理由で)非同時に生じるものとして記載しまたは暗示していても、同時に実行することができる。さらに、図面の描写によるプロセスの例示は、図示のプロセスがそのプロセスに対する他の改変および修正を除外することを意味せず、図示のプロセスまたはそのステップのいずれかが本発明に必要であることを意味せず、図示のプロセスが好ましいことも意味しない。
【0097】
複数のステップを含むものとしてプロセスを記載する場合もあるが、そのことはそれらのステップの全てまたはいずれかが好ましい、必須である、または必要であることを意味しない。記載した本発明の範囲内の他の様々な実施形態が、記載したステップの一部または全てを省いた他のプロセスを含む。明示的に別段の定めがない限り、どのステップも必須または必要ではない。
【0098】
プロセスを単独でまたは他の製品もしくは方法を参照することなしに記載する場合もあるが、一実施形態では、プロセスが他の製品または方法と相互作用することができる。例えばかかる相互作用には、あるビジネスモデルを別のビジネスモデルに結び付けることが含まれ得る。かかる相互作用は、プロセスの柔軟性または望ましさを高めるために提供することができる。
【0099】
製品は複数のコンポーネント、側面、品質、特性、および/または特徴を含むものとして記載する場合があるが、このことは、これら複数のうちのいずれかまたは全てが好ましい、必須である、もしくは必要であることを示すものではない。記載した本発明の範囲内にある他の様々な実施形態は、記載した複数の一部または全てを省いた他の製品を含む。
【0100】
明示的に別段の定めがない限り、列挙される(番号付けされていてもいなくてもよい)項目の一覧は、それらの項目のいずれかまたは全てが相互排除的であることを意味するものではない。同様に、明示的に別段の定めがない限り、列挙される(番号付けされていてもいなくてもよい)項目の一覧は、それらの項目のいずれかまたは全てが任意のカテゴリを網羅することを意味するものではない。例えば列挙する一覧、「コンピュータ、ラップトップ、PDA」は、その一覧の3つの項目のいずれかまたは全てが相互排除的であることを意味せず、その一覧の3つの項目のいずれかまたは全てが任意のカテゴリを網羅することも意味しない。
【0101】
列挙される(番号付けされていてもいなくてもよい)項目の一覧は、それらの項目のいずれかまたは全てが互いに等価であること、または互いに容易に置換されることを意味するものではない。
【0102】
全ての実施形態は例示的であり、本発明または任意の実施形態が場合に応じて作成され、もしくは実行されたことを意味するものではない。
【0103】
VI.コンピューティング
本明細書に記載した様々なプロセスを、例えば適切にプログラムされた汎用コンピュータ、専用コンピュータ、およびコンピューティング装置によって実施できることが当業者には容易に明らかである。典型的には、プロセッサ(例えば1つまたは複数のマイクロプロセッサ、1つまたは複数のマイクロコントローラ、1つまたは複数のデジタル信号プロセッサ)が(例えばメモリなどの装置から)命令を受け取り、それらの命令を実行し、それによりそれらの命令が定める1つまたは複数のプロセスを実行する。命令は、例えば1つまたは複数のコンピュータプログラム、1つまたは複数のスクリプトによって具体化することができる。
【0104】
「プロセッサ」は、そのアーキテクチャ(例えばチップレベルマルチプロセッシング/マルチコア、RISC、CISC、パイプラインステージがインターロックされないマイクロプロセッサ、パイプライン構成、同時マルチスレッディング)に関係なく、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、中央処理装置(CPU)、コンピューティング装置、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサもしくはそのような装置、またはその任意の組合せを意味する。
【0105】
したがってプロセスについての記述は、同様に、そのプロセスを実行するための装置についての記述である。プロセスを実行する装置には、例えばプロセッサや、プロセスを実行するのに適した入力装置および出力装置が含まれ得る。
【0106】
さらに、かかる方法を実施するプログラム(ならびに他の種類のデータ)は、多岐にわたる媒体(例えばコンピュータ可読媒体)を用いていくつもの方法で記憶し伝送することができる。一部の実施形態では、様々な実施形態のプロセスを実施可能なソフトウェア命令の一部または全ての代わりに、またはそれと組み合わせて、ハードワイヤード回路またはカスタムハードウェアを用いることができる。したがって、ソフトウェアだけではなく、ハードウェアとソフトウェアの様々な組合せを用いることができる。
【0107】
用語「コンピュータ可読媒体」は、コンピュータ、プロセッサ、または同様の装置が読み取ることができるデータ(例えば命令、データ構造)を提供することに関与する任意の媒体、複数の媒体、または様々な媒体の組合せを指す。かかる媒体は、これだけに限定されないが、不揮発性媒体、揮発性媒体、および伝送媒体が含まれる多くの形態を取ることができる。不揮発性媒体には、例えば光学ディスクまたは磁気ディスク、および他の永続メモリが含まれる。揮発性媒体には、典型的にはメインメモリを構成するダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)が含まれる。伝送媒体には、プロセッサに結合されるシステムバスを構成する線を含め、同軸ケーブル、銅線、および光ファイバが含まれる。伝送媒体は、音波、光波、ならびに無線周波(RF)および赤外(IR)データ通信中に生じるものなど、電磁放射を含みまたは伝えることができる。コンピュータ可読媒体の一般的な形態には、例えばフロッピディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、他の任意の磁気媒体、CD-ROM、DVD、他の任意の光学媒体、パンチカード、紙テープ、孔のパターンを有する他の任意の物理媒体、RAM、PROM、EPROM、フラッシュEEPROM、他の任意のメモリチップまたはカートリッジ、以下に記載する搬送波、またはコンピュータが読取り可能な他の任意の媒体が含まれる。
【0108】
データ(例えば一連の命令)をプロセッサに運ぶ際、様々な形態のコンピュータ可読媒体を用いることができる。例えばデータは、(i)RAMからプロセッサに送ることができ、(ii)無線伝送媒体を介して運ぶことができ、(iii)イーサネット(登録商標)(またはIEEE802.3)、SAP、ATP、Bluetooth(登録商標)、TCP/IP、TDMA、CDMA、3Gなど、数多くの形式、規格、またはプロトコルに従ってフォーマットしかつ/または伝送することができ、かつ/または(iv)当技術分野でよく知られている様々な方法のいずれかで暗号化し、プライバシを保護しまたは不正を防止することができる。
【0109】
したがってプロセスについての記述は、同様に、そのプロセスを実行するためのプログラムを記憶するコンピュータ可読媒体についての記述である。コンピュータ可読媒体は、本方法を実行するのに適したそれらのプログラム要素を(任意の適切な形式で)記憶することができる。
【0110】
プロセス内の様々なステップについての記述が、記載されている全てのステップが必要であることを示さないのと同様に、装置の実施形態は、記載したプロセスの(必ずしも全てではないが)一部を実行するように動作可能なコンピュータ/コンピューティング装置を含む。
【0111】
同じく、プロセス内の様々なステップについての記述が、記載されている全てのステップが必要であることを示さないのと同様に、プログラムまたはデータ構造を記憶するコンピュータ可読媒体の実施形態は、実行時に、記載したプロセスの(必ずしも全てではないが)一部をプロセッサに実行させることができるプログラムを記憶するコンピュータ可読媒体を含む。
【0112】
データベースについて記載する場合、(i)記載したデータベースに対する代替的データベース構造を容易に用いることができ、(ii)データベース以外の他のメモリ構造を容易に用いることができることを当業者なら理解されよう。本明細書に示す任意のサンプルデータベースについてのいずれの例示または説明も、記憶されている情報表現に関する例示的構成である。例えば図面に示す表や他の箇所で提案するもの以外に、任意の数の他の構成を用いることができる。同様に、例示する任意のデータベースのエントリは例示的な情報を表すに過ぎず、当業者はエントリの数および内容が本明細書に記載の数および内容と異なってもよいことを理解されよう。さらに、表としてのデータベースの任意の記述をよそに、本明細書に記載のデータの種類を記憶し操作するために、(リレーショナルデータベース、オブジェクトベースモデル、および/または分散データベースが含まれる)他の形式を用いることができる。同様に、本明細書に記載など、様々なプロセスを実施するために、オブジェクトメソッドまたはデータベースの動作を用いることができる。さらにデータベースは、局所的にまたはかかるデータベース内のデータにアクセスする装置から離して、知られている方法で保管することができる。
【0113】
様々な実施形態は、1つまたは複数の装置と(例えば通信ネットワークを介して)通信するコンピュータを含む、ネットワーク環境内で機能するように構成することができる。コンピュータはそれらの装置と直接、または任意の有線媒体もしくは無線媒体(例えばインターネット、LAN、WANまたはイーサネット(登録商標)、トークンリング、電話回線、ケーブル回線、無線チャネル、光通信回線、商用オンラインサービスプロバイダ、掲示板システム、衛星通信回線、上記のものの任意の組合せ)を介して間接的に通信することができる。装置のそれぞれは、それ自体がコンピュータ、またはコンピュータと通信するようになされるIntel(登録商標)Pentium(登録商標)もしくはCentrino(商標)プロセッサに基づくものなど、他のコンピューティング装置を含むことができる。任意の数および種類の装置がコンピュータと通信することができる。
【0114】
一実施形態では、サーバコンピュータまたは集中的権限が必要でなく、または望ましくない場合がある。例えば本発明は、一実施形態では、集中的権限なしに1つまたは複数の装置上で実施することができる。そのような実施形態では、サーバコンピュータによって実行されるものとして本明細書に記載するいずれの機能も、サーバコンピュータ上に記憶されるものとして記載するいずれのデータも、代わりに1つまたは複数のかかる装置によって実行し、またはかかる装置上に記憶することができる。
【0115】
プロセスについて記述する場合、一実施形態では、プロセスが利用者による一切の介入なしに機能することができる。別の実施形態では、プロセスが何らかの人間による介入を含む(例えばあるステップが人間によって実行され、または人間の助けを借りて実行される)。
【0116】
VII.継続出願
本開示は、いくつかの実施形態および/または発明の権限付与的記述を当業者に提供する。これらの実施形態および/または発明の一部は本願では特許請求しない場合があるが、本願の優先権の利益を主張する1つまたは複数の継続出願において特許請求することができる。
【0117】
出願人は、開示され使用可能にされているが、本願では特許請求しない内容の特許を追及するために、さらに出願を申請する予定である。
【0118】
VIII.権利放棄
特定の実施形態への数多くの言及は、追加の様々な実施形態の権利放棄または否定を意味するものではなく、同様に、特定の特徴を全てが含む実施形態の説明への言及は、その特定の特徴を含まない実施形態の権利放棄または否定を意味するものではない。本願における明確な権利放棄または否定は、「含まない」または「実行することができない」という語句によって前置きするものとする。
【0119】
IX.審査経過
本願(特許請求の範囲を含む)を解釈する際、当業者は、本願に関係するとみなされる他の特許出願があるかどうかにかかわらず、および本願と優先権の主張を共有する他の特許出願があるかどうかにかかわらず、他の任意の特許または特許出願ではなく、本願の審査経過を参照すべきである。
【0120】
XX.代替技術
複数の実施形態を製造、使用、又は実施するために本書に記載された技術は、同一又は類似の目的で使用され得る可能性のある技術に含まれるものであることを理解されたい。本書に記載された特定の技術は、それに限定されるものであると解釈されるべきではない。むしろ、複数の実施形態は、複数の実施形態を製造、使用、又は実施するための代替技術を想起させるものである。
【0121】
〔付記1〕
1つ以上のプロセッサと、
命令を格納している1つ以上の非過渡的媒体と、を備える装置であって、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行された場合に、
複数の異なるゲームタイプを、複数のプレイヤーによる、トーナメントでのプレイに利用可能であるように決定するステップと、
前記トーナメントの一環として、前記複数のプレイヤーによる、前記複数の異なるゲームタイプのプレイを推進するステップと、
前記トーナメントの一環として、前記複数の異なるプレイヤーによる、前記複数の異なるゲームタイプの前記プレイの結果を追跡するステップと、
前記追跡された結果に基づいて、前記複数のプレイヤーの中から、前記トーナメントの勝ちプレイヤーを決定するステップと、を前記装置に実施させる、
装置。
〔付記2〕
前記複数の異なるゲームタイプは、スポーツ賭け及びカジノゲーミングを含む、付記1に記載の装置。
〔付記3〕
結果を追跡する前記ステップは、
前記トーナメントの一環としてプレイされる勝ちゲームごとに、前記ゲームの結果の通知を受信し、前記複数のプレイヤーのうちのあるプレイヤーのトーナメントポイントの増加分の量を決定するステップを含む、
付記1に記載の装置。
〔付記4〕
前記量は、前記ゲームのプレイによって獲得された金額を含む、付記3に記載の装置。
〔付記5〕
前記量を決定する前記ステップは、前記結果に正規化因子を適用するステップを含む、付記3に記載の装置。
〔付記6〕
プレイを推進する前記ステップは、前記複数の異なるゲームタイプの結果を決定するステップと、前記トーナメントの一環としての前記異なるゲームタイプの選択を可能にするようにインタフェースを調整するステップと、のうちの少なくとも1つを含む、付記1に記載の装置。
〔付記7〕
複数のゲーミング装置のそれぞれにおいてプレイヤーがログインしたことの通知を受信するステップと、各ログインに基づいて、前記ゲーミング装置におけるゲームプレイによる前記トーナメントのスコアの調整を前記プレイヤーに適用するステップと、を実施するようにされる、付記1に記載の装置。
〔付記8〕
前記ゲーミング装置は、スロットマシン、携帯電話、及びスポーツブックインタフェースのうちの少なくとも1つを含む、付記7に記載の装置。
〔付記9〕
前記装置は、前記トーナメントの勝者を決定するステップを行うようにされ、前記トーナメントの勝者を決定する前記ステップは、前記複数のプレイヤーの中から、前記トーナメントの最終時点での合計ポイント数が最高であるプレイヤーを決定するステップを含む、付記1に記載の装置。
〔付記10〕
前記ゲームタイプを決定する前記ステップは、前記ゲームタイプの選択内容を管理者から受信するステップを含む、付記1に記載の装置。
〔付記11〕
前記ゲームタイプ選択内容を受信する前記ステップは、勝ち結果の選択内容と、ゲームタイプごとの発生する各結果の可能性と、を受信するステップを含む、付記10に記載の装置。
〔付記12〕
各ゲームタイプに対して期待されるリターン、各ゲームタイプにおける勝ち結果の期待される可能性、及び各ゲームタイプにおける賞金金額の平均のうちの少なくとも1つに基づいて、ゲームタイプごとに正規化因子を決定するようにされる前記装置であって、結果を追跡する前記ステップは、各結果にそれぞれの正規化因子を適用することによって、各ゲームタイプからの賞金を正規化するステップを含む、
付記1に記載の装置。
〔付記13〕
コンピューティング装置により、複数の異なるゲームタイプを、複数のプレイヤーによる、トーナメントでのプレイに利用可能であるように決定するステップと、
前記トーナメントの一環として、前記コンピューティング装置により、前記複数のプレイヤーによる、前記複数の異なるゲームタイプのプレイを推進するステップと、
前記トーナメントの一環として、前記コンピューティング装置により、前記複数の異なるプレイヤーによる、前記複数の異なるゲームタイプの前記プレイの結果を追跡するステップと、
前記コンピューティング装置により、前記追跡された結果に基づいて、前記複数のプレイヤーの中から、前記トーナメントの勝ちプレイヤーを決定するステップと、
を含む方法。
〔付記14〕
前記複数の異なるゲームタイプは、スポーツ賭け及びカジノゲーミングを含む、付記13に記載の方法。
〔付記15〕
結果を追跡する前記ステップは、
前記トーナメントの一環としてプレイされる勝ちゲームごとに、前記ゲームの結果の通知を受信し、前記複数のプレイヤーのうちのあるプレイヤーのトーナメントポイントの増加分の量を決定するステップを含む、
付記13に記載の方法。
〔付記16〕
前記量は、前記ゲームのプレイによって獲得された金額を含む、付記15に記載の方法。
〔付記17〕
前記量を決定する前記ステップは、前記結果に正規化因子を適用するステップを含む、付記15に記載の方法。
〔付記18〕
プレイを推進する前記ステップは、前記複数の異なるゲームタイプの結果を決定するステップと、前記トーナメントの一環としての前記異なるゲームタイプの選択を可能にするようにインタフェースを調整するステップと、のうちの少なくとも1つを含む、付記13に記載の方法。
〔付記19〕
複数のゲーミング装置のそれぞれにおいてプレイヤーがログインしたことの通知を受信するステップと、各ログインに基づいて、前記ゲーミング装置におけるゲームプレイによる前記トーナメントのスコアの調整を前記プレイヤーに適用するステップと、を含む、付記13に記載の方法。
〔付記20〕
前記ゲーミング装置は、スロットマシン、携帯電話、及びスポーツブックインタフェースのうちの少なくとも1つを含む、付記19に記載の方法。
〔付記21〕
前記トーナメントの勝者を決定するステップを含み、前記トーナメントの勝者を決定する前記ステップは、前記複数のプレイヤーの中から、前記トーナメントの最終時点での合計ポイント数が最高であるプレイヤーを決定するステップを含む、
付記13に記載の方法。
〔付記22〕
前記ゲームタイプを決定する前記ステップは、前記ゲームタイプの選択内容を管理者から受信するステップを含む、付記13に記載の方法。
〔付記23〕
前記ゲームタイプ選択内容を受信する前記ステップは、勝ち結果の選択内容と、ゲームタイプごとの発生する各結果の可能性と、を受信するステップを含む、付記22に記載の方法。
〔付記24〕
各ゲームタイプに対して期待されるリターン、各ゲームタイプにおける勝ち結果の期待される可能性、及び各ゲームタイプにおける賞金金額の平均のうちの少なくとも1つに基づいて、ゲームタイプごとに正規化因子を決定するステップを含み、結果を追跡する前記ステップは、各結果にそれぞれの正規化因子を適用することによって、各ゲームタイプからの賞金を正規化するステップを含む、
付記13に記載の方法。
【手続補正書】
【提出日】2023-12-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つ以上のプロセッサであって、
トーナメントの一部として複数のプレイヤーがプレイ可能な複数の異なるゲームタイプのプレイを促進するステップであって、前記プレイを促進することは、前記異なるゲームタイプのうちの第1のゲームタイプについて勝利の結果を得るための獲得金額を調整するインターフェースを介して受け入れられたトーナメントパラメータに関する情報に基づいて、トーナメントを定義することを含む、前記プレイを促進するステップと、
各ゲームタイプにおける平均獲得金額と、各ゲームタイプにおける期待リターン及び各ゲームタイプにおける勝利の可能性を示す期待チャンス値の少なくとも一方とに基づいて、各ゲームタイプに対する正規化因子を決定するステップと、
複数のゲーミングシステムから受信した情報に基づいて、前記トーナメントの一部として前記複数のプレイヤーによる前記複数の異なるゲームタイプのプレイの結果を追跡するステップであって、
前記結果を追跡することは、各ゲームタイプからの賞金を正規化するために、各結果にそれぞれの正規化因子を適用することを含み、
ゲームに割り当てられた正規化の重みと、前記ゲームに対して前記トーナメントによって使用される所定のスコアであるポイント数を重み付けするために使用される所与の正規化因子とに基づいて、各ゲームに対して獲得された金額の賞金をトーナメント内のゲーム間で正規化する、
前記結果を追跡するステップと、
前記追跡された結果に基づいて、前記複数のプレイヤーから前記トーナメントの優勝プレイヤーを決定するステップと、
の制御を行うように構成された前記1つ以上のプロセッサ、を備える、
装置。
【請求項2】
前記結果を追跡するステップは、前記トーナメントの一部としてプレイされた各勝利第1ゲームについて、前記第1ゲームの結果の表示を受信し、前記複数のプレイヤー中のプレイヤーのトーナメントポイントの増加分の量を決定することであって、プレイヤーの前記トーナメントポイントは、前記トーナメントでゲームを行うことによってプレイヤーによって蓄積されたポイントである、
請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記増加分の量は、前記第1ゲームのプレイで獲得した金額の関数である、
請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記増加分の量を決定することは、記第1ゲームの前記結果に正規化因子を適用することを含む、
請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記プレイを促進するステップは、インタフェースを調整して、前記トーナメントの一部として前記複数の異なるゲームタイプを選択できるようにすることを含む、
請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記1つ以上のプロセッサは、複数のゲーム機のそれぞれにログインしているプレイヤーの表示を受信するステップ、及び、各ログインに基づいて、前記プレイヤーによる前記ゲーム機でのゲームプレイから前記トーナメントでゲームをプレイしているプレイヤーによって蓄積されたトーナメントポイントの合計を追跡するステップ、の制御を行うように構成されている、
請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記1つ以上のプロセッサは、前記トーナメントの終了時に前記トーナメントでプレイされたゲームから累積されたトーナメントポイントの合計が最も高い前記複数のプレイヤー中のプレイヤーを決定することにより、前記トーナメントの勝者を決定するステップ、の制御を行うように構成されている、
請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記1つ以上のプロセッサは、管理者端末から前記ゲームタイプの選択を受信して、前記ゲームタイプを決定するステップ、の制御を行うように構成されている、
請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記ゲームタイプの選択を受信することは、ゲームタイプの勝利結果であるゲームで獲得したポイントの量を定義する勝ちの結果の選択と、各ゲームタイプで発生する、選択された各勝利結果のチャンス値とを受け取ることを含み、前記チャンス値は、ゲームに対する勝利の可能性を示す、
請求項8に記載の装置。
【請求項10】
コンピュータ装置が、
トーナメントの一部として複数のプレイヤーがプレイ可能な複数の異なるゲームタイプのプレイを促進するステップであって、前記異なるゲームタイプが前記コンピュータ装置と通信可能に接続された複数のゲームシステムで提供されている、前記プレイを促進するステップであり、
前記プレイを促進することは、前記異なるゲームタイプのうちの第1のゲームタイプについて勝利の結果を得るための獲得金額を調整するインターフェースを介して受け入れられたトーナメントパラメータに関する情報に基づいて、前記トーナメントを定義することを含む、
前記プレイを促進するステップと、
各ゲームタイプにおける平均獲得金額と、各ゲームタイプにおける期待リターン及び各ゲームタイプにおける勝利の可能性を示す期待チャンス値の少なくとも一方とに基づいて、各ゲームタイプに対する正規化因子を決定するステップと、
複数のゲーミングシステムから受信した情報に基づいて、前記トーナメントの一部として前記複数のプレイヤーによる前記複数の異なるゲームタイプのプレイの結果を追跡するステップであって、
前記結果を追跡することは、各ゲームタイプからの賞金を正規化するために、各結果にそれぞれの正規化因子を適用することを含み、
ゲームに割り当てられた正規化の重みと、前記ゲームに対して前記トーナメントによって使用される所定のスコアであるポイント数を重み付けするために使用される所与の正規化因子とに基づいて、各ゲームに対して獲得された金額の賞金をトーナメント内のゲーム間で正規化する、
前記結果を追跡するステップと、
前記追跡された結果に基づいて、前記複数のプレイヤーから前記トーナメントの優勝プレイヤーを決定するステップと、
を制御することを含む、
方法。