(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024038558
(43)【公開日】2024-03-21
(54)【発明の名称】研磨装置
(51)【国際特許分類】
B24B 29/02 20060101AFI20240313BHJP
B24B 37/30 20120101ALI20240313BHJP
【FI】
B24B29/02
B24B37/30 B
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022142641
(22)【出願日】2022-09-08
(71)【出願人】
【識別番号】522357220
【氏名又は名称】フェアウェイ エレクトロニック カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Fairway Electronic CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】7F., No. 738, Zhongzheng Rd., Zhonghe Dist., New Taipei City 23511, Taiwan
(74)【代理人】
【識別番号】110003487
【氏名又は名称】弁理士法人東海特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イェン,リン-ハン
(72)【発明者】
【氏名】ファン,ユ-ジェン
【テーマコード(参考)】
3C158
【Fターム(参考)】
3C158AA06
3C158AA16
3C158AC01
3C158BB02
3C158CA01
3C158CB03
(57)【要約】 (修正有)
【課題】使用者にとって便利であり、使用者の作業時間を節約し、作業効率を向上させ、機械のバランスと安定性を達成することができる研磨装置を提供する。
【解決手段】腰部掛止装置12と、ワックスがけ装置14と、導管16とを含む研磨装置を提供する。導管の一端は腰部掛止装置に接続され、他端はワックスがけ装置に接続される。腰部掛止装置は、電気制御基板と電池セットとを含み、電気制御基板が電池セットに接続される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気制御基板と電池セットとを備え、前記電気制御基板が前記電池セットに接続された腰部掛止装置と、
ワックスがけ装置と、
一端が前記腰部掛止装置に接続され、他端が前記ワックスがけ装置に接続された導管と、を含む研磨装置。
【請求項2】
前記腰部掛止装置は、使用者の腰に掛止するために用いられる、請求項1に記載の研磨装置。
【請求項3】
前記導管の長さが80cm以上である、請求項1に記載の研磨装置。
【請求項4】
前記導管は可撓性導管である、請求項1に記載の研磨装置。
【請求項5】
前記ワックスがけ装置は、ブラシプレートとブラシレスモータとを含み、前記ブラシプレートは前記モータに接続され、前記モータは前記導管に接続される、請求項1に記載の研磨装置。
【請求項6】
前記ワックスがけ装置は、使用者が手に持ってワックスがけを行うために使用される、請求項1に記載の研磨装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両美容の技術分野に関し、特に研磨装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在社会において、科学技術の絶え間ない進歩により、人々の交通手段はますます便利になり、それに伴って自動車サービス業も台頭し、その中でも自動車のワックスがけは非常に人気があり。車両にワックスがけを行うことは非常に多くの利点があり、例えば、防水、耐酸性雨、耐高温や紫外線、塗装の劣化防止、およびワックスによる帯電防止や防塵など。
【0003】
昔のワックスがけ装置はエアポンプ方式でワックスがけを行っていたが、この方式はエネルギーの散逸が多すぎて非効率だから、エネルギーの消費量が大きすぎる。 現在のワックスがけはモータ駆動方式で行うようになり、エネルギーの散逸が多すぎるという問題は解決されたが、装置全体が一体化されたため、全体の重量が重く、長時間使用すると使用者の腕が疲れるなどの欠点があり、使用者の使用体験が悪く、これらによって作業効率が低下する。
【0004】
したがって、本発明の主な目的は、上記の問題を解決するための研磨装置を提供することにある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、電気制御基板や電池セットなどの部品を腰部掛止装置で使用者の腰に掛止されることにより、手持ち部品の重量を減らし、使用者が長時間手持ちによる疲れを避け、使用者の使用体験を向上させ、作業時間を節約し、作業効率を向上させる研磨装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態は、上述の利点の少なくとも1つまたは他の利点を達成するために、腰部掛止装置と、ワックスがけ装置と、導管とを含む研磨装置を提案する。
【0007】
導管の一端が腰部掛止装置に接続され、他端がワックスがけ装置に接続される。腰部掛止装置は、電気制御基板と電池セットとを含み、電気制御基板が電池セットに接続される。
【0008】
本発明の一実施形態において、前記の腰部掛止装置は、使用者の腰に掛止するために用いられる。
【0009】
本発明の一実施形態において、前記導管の長さが80cm以上である。
【0010】
本発明の一実施形態において、前記導管は可撓性導管である
【0011】
本発明の一実施形態において、前記ワックスがけ装置は、ブラシプレートとブラシレスモータとを含み、前記ブラシプレートは前記モータに接続され、前記モータは前記導管に接続される。
【0012】
本発明の一実施形態において、前記ワックスがけ装置は、使用者が手に持ってワックスがけを行うために使用される。
【0013】
したがって、本発明が提供する研磨装置を使用すると、電気制御基板や電池セットなどの部品を腰部掛止装置で使用者の腰に掛止されることにより、手持ち部品の重量を減らし、使用者が長時間手持ちによる疲れを避け、使用者の使用体験を向上させ、作業時間を節約し、作業効率を向上させる。
【0014】
上記の説明は、本発明の技術的解決策の概要に過ぎない。本発明の技術的手段をより明確に理解し、本明細書の内容に従って実施できるようにするため、また、本発明の上記およびその他の目的、特徴、利点をより明確にするために、好ましい実施形態を図面と併せて詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
含まれる図面は、明細書の一部として本願の実施形態のさらなる理解のために提供され、本願の実施態様の説明に使用され、書面による説明と合わせて本願の原理を説明する。明らかに、以下の説明の図面は、本出願のいくつかの実施形態にすぎない。当業者が創造的な労働なしにこれらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【
図1】は、本発明の一実施形態による研磨装置の概略構成図である。
【
図2】は、腰部掛止装置と導管の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本明細書に開示される特定の構造的および機能的詳細は、代表的なものにすぎず、本発明の例示的な実施形態を説明する目的で使用される。しかしながら、本発明は、多くの代替の形態で具体化することができ、本明細書に記載の実施形態のみに限定されると解釈されるべきではない。
【0017】
本発明の説明において、“中心”、 “横方向”、“上”、“下”、“左”、“右”、“垂直”、“水平”、“頂”、“底”、“内”、“外”などの用語で示される向きまたは位置関係は、図面に示された向きまたは位置関係に基づくものであり、本発明の説明の便宜と簡略化するためのものであって、言及される装置または構成要素が、特定の方向を有し、特定の方向で構築および操作されなければならいと示唆するものではなく、したがって、本発明を限定するものとして解釈すべきではない。また、“第1”及び“第2”という用語は目的の説明でのみ使用され、相対的な重要性を示したり暗示したり、示された技術的特徴の数を暗黙的に示したりするものとして理解してはならない。したがって、“第1”及び“第2”で定義された特徴は、これらの特徴のうちの1つまたは複数を明示的または暗黙的に含むことができる。本発明の説明において、特に明記しない限り、「複数」は2つ以上を意味する。 さらに、“含む”という用語およびその変形は、非排他的な包含を網羅することを意図する。
【0018】
本発明の説明において、“設置”、“連結”、および“接続”などの用語は、他に明確に指定および限定されない限り、広く解釈されるべきである。例えば、固定の接続、脱着可能の接続、一体化の接続、機械的接続、電機的接続、直接接続、間接的接続、二つの部品内部の接続など。当業者にとって、本発明における上記の用語の特定の意味は、具体的に理解することができる。
【0019】
本明細書に使用される用語は、特定の実施形態を説明するためだけのものであり、例示的な実施形態を限定することを意図するものではない。明確に指示をしない限り、本明細書で使用される単数形“一個”および“一項”は複数形を含むことを意図している。また、本明細書に使用された“含む”および/または“含有”は、記述された特徴、整数、ステップ、操作、ユニットおよび/または部品の存在を規定するものであって、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、操作、ユニット、部品および/またはその組み合わせの存在や追加を排除するものではない。
【0020】
図1および
図2を参照すると、
図1は本発明の一実施形態による研磨装置10の概略構造図であり、
図2は腰部掛止装置12および導管16の構造概略図である。本発明の一実施形態は、上述の利点の少なくとも1つまたは他の利点を達成するために、研磨装置10を提案する。前記研磨装置10は、腰部掛止装置12と、ワックスがけ装置14と、導管16とを含むができる。
【0021】
導管16の一端が腰部掛止装置12に接続され、他端がワックスがけ装置14に接続され、換言すれば、導管16の両端がそれぞれ腰部掛止装置12とワックスがけ装置14に接続される。腰部掛止装置12は導管16を介してワックスがけ装置14と接続され、ワックスがけ装置14が安定して動作できるようにする。腰部掛止装置12はユーザー(使用者)の腰に掛止させるためのものであり、ワックスがけ装置14は使用者が手に持ってワックスをかけるためのものである。一部の部品(電気制御基板122や電池セット124など)を腰部掛止装置12で使用者の腰に掛止されることにより、手持ち部品の重量を減らし、使用者が長時間手持ちによる疲れを避け、使用者の使用体験を向上させ、作業時間を節約し、作業効率を向上させる。
【0022】
腰部掛止装置12は、電気制御基板122と電池セット124を含む。電気制御基板122は、電池セット124に接続され、ワックスがけ装置14の動作を制御するために使用される。電池セット124は、装置が正常に動作するように電力を供給するためのものである。本発明の一実施形態において、導管16の一端は腰部掛止装置12の電気制御基板122に接続される。電気制御基板122は、PCB基板であってもよい。
【0023】
本発明の一実施形態において、導管16の長さは、使用者がワックスがけ装置14を正常に使用できるように、80cm以上である。好ましくは、導管16は可撓性導管16であり、腰部掛止装置12が腰に掛止されるとき、ワックスがけ装置14を動かしやすくすることができる。
【0024】
本発明の一実施形態において、ワックスがけ装置14は、ブラシプレート142とブラシレスモータ144とを含む。ブラシプレート142はモータに接続され、モータは導管16に接続され、モータを介してブラシプレート142を駆動する。
【0025】
本発明の一実施形態において、ワックスがけ装置14は平衡体であり、研磨をより安定させる。ワックスがけ装置14は、車両や木工に使用することができる。ワックスがけ装置14の内部には回路が設置されず(手持ちの重量を減らすため、回路は腰部掛止装置12内に設置される)、ブラシプレート142とブラシレスモータ144のみが設置され、ワックスがけ装置14の重量を最大限に軽減する。
【0026】
本発明の一実施形態において、導管16とワックスがけ装置14とは分離できるように接続される。すなわち、導管16はワックスがけ装置14から取り外すことができ、ワックスがけ装置14の交換を容易にする。つまり、作業のニーズに合わせて適切なワックスがけ装置14を選択し、効率を向上させることができる。
【0027】
要約すると、本発明が提供する研磨装置10を使用すると、導管16と腰部掛止装置12の設置に介して電気制御基板122や電池セット124などの部品を使用者の腰に掛止されることにより、手持ち部品の重量を減らし、使用者が長時間手持ちによる疲れを避け、使用者の使用体験を向上させ、作業時間を節約し、作業効率を向上させる。
【0028】
上記の好ましい実施形態は、本発明の特徴および精神をより明確に説明されるためのものであって、本発明はこれらの実施形態によって何ら限定されるものではない。その目的は、本発明の特許出願の範囲内での様々な変更を網羅することである。
【符号の説明】
【0029】
10:研磨装置
12:腰部掛止装置
122:電気制御基板
124:電池セット
14:ワックスがけ装置
142:ブラシプレート
144:ブラシレスモータ
16:導管
【手続補正書】
【提出日】2024-01-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項1】
電気制御基板と電池セットとを備え、前記電気制御基板が前記電池セットに接続された腰部掛止装置と、
手持ち平衡体である、ワックスがけ装置と、
一端が前記腰部掛止装置に接続され、他端が前記ワックスがけ装置に接続された導管と、を含む研磨装置。