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特開2024-38559発泡スプレーポットと発泡スプレーポットに用いるクイックリリース構造
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024038559
(43)【公開日】2024-03-21
(54)【発明の名称】発泡スプレーポットと発泡スプレーポットに用いるクイックリリース構造
(51)【国際特許分類】
   B05B 7/04 20060101AFI20240313BHJP
   B05B 9/043 20060101ALN20240313BHJP
【FI】
B05B7/04
B05B9/043
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022142642
(22)【出願日】2022-09-08
(71)【出願人】
【識別番号】522357220
【氏名又は名称】フェアウェイ エレクトロニック カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Fairway Electronic CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】7F., No. 738, Zhongzheng Rd., Zhonghe Dist., New Taipei City 23511, Taiwan
(74)【代理人】
【識別番号】110003487
【氏名又は名称】弁理士法人東海特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イェン,リン-ハン
(72)【発明者】
【氏名】ファン,ユ-ジェン
【テーマコード(参考)】
4F033
【Fターム(参考)】
4F033QA09
4F033QB02Y
4F033QB03X
4F033QB12Y
4F033QB17
4F033QC05
4F033QD02
4F033QD13
4F033QE06
4F033QE09
4F033QF01X
4F033QF08X
4F033QF08Y
4F033QF21Y
4F033QJ03
4F033QJ09
4F033QJ12
4F033RE04
4F033RE10
4F033RE11
4F033RE17
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ポット本体と蓋体の分解、組み立て、溶液の交換およびその他の作業が素早くできるクイックリリース構造を有する発泡スプレーポット、およびクイックリリース構造を提供する。
【解決手段】発泡スプレーポットには、モーターポンプ、発泡管、ポット本体20、蓋体30、およびクイックリリース構造が含まれる。発泡管の一端はモーターポンプに接続される。ポット本体は、液体を収容するために使用される。蓋体は、ポット本体の開口部を閉塞するために使用される。クイックリリース構造は、第1係合構造、および第2係合構造を含む。第1係合構造は、蓋体に配置される。第2係合構造は、ポット本体に配置される。第1係合構造は、第1方向に沿って第2係合構造と係合することができ、さらに開口部の円周の半分未満の移動距離で、第1方向と反対の第2方向に沿って第2係合構造から切り離すことができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸引された空気と液体を混ぜ、気液混合液にして排出するモーターポンプと、
一端が前記モーターポンプに接続され、送り込まれた前記気液混合液を発泡させる発泡管と、
前記混合液を収容するポット本体と、
前記ポット本体の開口部を閉塞するための蓋体と、
前記蓋体に設けられた第1係合構造と前記ポット本体に設けられた第2係合構造を含むクイックリリース構造とを備え、
前記蓋体は、前記モーターポンプと前記発泡管収容し、
前記第1係合構造は、第1方向に沿って前記第2係合構造に係合することができ、さらに前記開口部の円周の半分未満の移動距離で、第1方向と反対の第2方向に沿って前記第2係合構造から切り離すことができる、発泡スプレーポット。
【請求項2】
前記発泡スプレーポットは、第1パイプと、第2パイプと、をさらに含み、前記第1パイプの一端は、空気を前記モーターポンプに入れるために前記モーターポンプに接続され、前記第2パイプの一端は、前記モーターポンプに接続され、前記第2パイプの他端は、前記混合液を前記モーターポンプに供給するために前記ポット本体内の前記混合液に伸びる、請求項1に記載の発泡スプレーポット。
【請求項3】
前記発泡スプレーポットは、ノズルをさらに含み、前記ノズルは、前記発泡管の他端に接続され、泡を噴出する、請求項1に記載の発泡スプレーポット。
【請求項4】
前記第1係合構造が第2係合構造と係合されたとき、前記ポット本体の外部の空気は前記ポット本体の内部に流通できる、請求項1に記載の発泡スプレーポット。
【請求項5】
前記第1係合構造は、2つの第1係合リブであり、2つの前記第1係合リブは、それぞれ前記蓋体の内縁の反対側に水平に配置され、前記第2係合構造は、2つの第2係合リブであり、2つの前記第2係合リブは、それぞれ前記ポット本体の開口部外縁の反対側に水平に配置され、前記第1係合リブの上端と前記第2係合リブの下端は、対応する傾斜面であり、前記第1係合構造が第1方向に沿って第2係合構造と係合すると、前記第1係合リブの上端は前記第2係合リブの下端としまりばめ状態を形成する、請求項1に記載の発泡スプレーポット。
【請求項6】
前記第1係合リブの上端は、第1位置決め構造を有し、前記第2係合リブの下端は、第2位置決め構造を有し、前記第1位置決め構造と前記第2位置決め構造が接触すると、前記第1係合リブと前記第2係合リブは所定位置に位置決めされる、請求項1に記載の発泡スプレーポット。
【請求項7】
吸引された空気と液体を混ぜ、気液混合液にして排出するモーターポンプと、前記モーターポンプに接続され、送り込まれた前記気液混合液を発泡させる発泡管と、混合液を収容するポット本体と、前記ポット本体の開口部を閉塞し、前記モーターポンプと前記発泡管収容する蓋体とを含む、発泡スプレーポットに用いるクイックリリース構造において、
前記蓋体に設けられた第1係合構造と、
前記ポット本体に設けられた第2係合構造を備え、
前記第1係合構造は、第1方向に沿って前記第2係合構造に係合することができ、さらに前記開口部の円周の半分未満の移動距離で、第1方向と反対の第2方向に沿って前記第2係合構造から切り離すことができ、前記第1係合構造が前記第2係合構造と係合されたとき、前記ポット本体の外部の空気は前記ポット本体の内部に流通できることを特徴とする発泡スプレーポットに用いるクイックリリース構造。
【請求項8】
前記発泡スプレーポットは、第1パイプと、第2パイプと、ノズルと、をさらに含み、前記第1パイプの一端は、空気を前記モーターポンプに入れるために前記モーターポンプに接続され、前記第2パイプの一端は、前記モーターポンプに接続され、前記第2パイプの他端は、前記混合液を前記モーターポンプに供給するために前記ポット本体内の前記混合液に伸び、前記ノズルは、前記発泡管の他端に接続され、泡を噴出する、請求項7に記載のクイックリリース構造。
【請求項9】
前記第1係合構造は、2つの第1係合リブであり、2つの前記第1係合リブは、それぞれ前記蓋体の内縁の反対側に水平に配置され、前記第2係合構造は、2つの第2係合リブであり、2つの前記第2係合リブは、それぞれ前記ポット本体の開口部外縁の反対側に水平に配置され、前記第1係合リブの上端と前記第2係合リブの下端は、対応する傾斜面であり、前記第1係合構造が第1方向に沿って第2係合構造と係合すると、前記第1係合リブの上端は前記第2係合リブの下端としまりばめ状態を形成する、請求項7に記載のクイックリリース構造。
【請求項10】
前記第1係合リブの上端は、第1位置決め構造を有し、前記第2係合リブの下端は、第2位置決め構造を有し、前記第1位置決め構造と前記第2位置決め構造が接触すると、前記第1係合リブと前記第2係合リブは所定位置に位置決めされる、請求項7に記載のクイックリリース構造。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発泡スプレーポットの技術分野に関し、特に発泡スプレーポット及び発泡スプレーポットに用いるクイックリリース構造に関する。
【背景技術】
【0002】
スプレーポットは一般的で実用性の高いスプレー器具であり、小型で、占有面積が少なく、携帯の利便性や手持ち操作可能などの特性のため、家庭、団体、学校などの異なる場所に広く応用されている。スプレーポットは、加湿や水やり、および消毒液や洗浄液の吹き付けなど物品を掃除、洗浄する場合によく使われる。物品(例えば車両)を掃除・洗浄する際、スプレーポットから噴出される液体は一定の割合で洗浄剤または消毒剤を含み、この液体は一定量の泡を生じ、この場合、このスプレーポットを発泡スプレーポットとする。
【0003】
例えば洗車、ガラス掃除など物品の掃除、洗浄において、発泡スプレーポットから噴出される液体はより豊かな泡を有し、操作方法が簡便であることが要求される。従来の発泡スプレーポットは通常、発泡スプレーポットに高圧ガスを注入することによって容器内の圧力を高め、液体を上方に移動させ、最終的にノズル部で発泡させることによって豊かな泡を生成する。この過程において、発泡スプレーポット全体に極めて高い気密性が要求され、そうでなければ大量の泡を生成することができない。気密性の要求が高すぎるため、発泡スプレーポット全体の分解と組み立てが非常に面倒であり(通常はねじ込み接続を採用し、回す手間がかかる)、労働者は液体を交換する際に大量の作業時間を費やし、使用は非常に不便である。また、発泡スプレーポットが他の方法で豊かな泡を生成する場合、従来の製品によって気密性の要求に限られ、労働者の需要を満たすことができない。
【0004】
したがって、本発明の主な目的は、上記の問題を解決するために、発泡スプレーポットおよび発泡スプレーポットに用いるクイックリリース構造を提供することである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、発泡スプレーポットおよび発泡スプレーポットに用いるクイックリリース構造を提供することであり、ポット本体と蓋体の分解、組み立て、溶液の交換およびその他の作業が素早くできるため、作業者の作業時間を節約し、作業効率を高め、ユーザー体験を向上させることができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態において、前記利点の少なくとも1つまたは他の利点を達成するために、モーターポンプと、発泡管と、ポット本体と、蓋体と、クイックリリース構造と、を含む発泡スプレーポットを提供する。
【0007】
モーターポンプは、吸引された空気と液体を混ぜ、気液混合液にして排出する。発泡管の一端はモーターポンプに接続され、送り込まれた気液混合液を発泡させる。ポット本体は、溶液を収容する。蓋体は、ポット本体の開口部を閉塞し、モーターポンプと発泡管収容する。クイックリリース構造は、第1係合構造と第2係合構造を含み、第1係合構造は蓋体に設けられ、第2係合構造はポット本体に設けられ、第1係合構造は、第1方向に沿って第2係合構造と係合することができ、さらにポット本体開口部の円周の半分未満の移動距離で、第1方向と反対の第2方向に沿って第2係合構造から切り離すことができる。
【0008】
いくつかの実施形態において、前記発泡スプレーポットは、第1パイプと、第2パイプと、をさらに含み、前記第1パイプの一端は、空気を前記モーターポンプに入れるために前記モーターポンプに接続され、前記第2パイプの一端は、前記モーターポンプに接続され、前記第2パイプの他端は、溶液を前記モーターポンプに供給するために前記ポット本体内の溶液に伸びる。
【0009】
いくつかの実施形態において、前記発泡スプレーポットは、ノズルをさらに含み、前記ノズルは、前記発泡管の他端に接続され、泡を噴出する。
【0010】
いくつかの実施形態において、前記第1係合構造が前記第2係合構造と係合されたとき、前記ポット本体の外部の空気は前記ポット本体の内部に流通できる。
【0011】
いくつかの実施形態において、前記第1係合構造は、2つの第1係合リブであり、2つの前記第1係合リブは、それぞれ前記蓋体の内縁の反対側に水平に配置され、前記第2係合構造は、2つの第2係合リブであり、2つの前記第2係合リブは、それぞれ前記ポット本体の開口部外縁の反対側に水平に配置され、前記第1係合リブの上端と前記第2係合リブの下端は、対応する傾斜面であり、前記第1係合構造が第1方向に沿って第2係合構造と係合すると、前記第1係合リブの上端は前記第2係合リブの下端としまりばめ状態を形成する。
【0012】
いくつかの実施形態において、前記第1係合リブの上端は、第1位置決め構造を有し、前記第2係合リブの下端は、前記第1位置決め構造に対応する第2位置決め構造を有し、前記第1位置決め構造と前記第2位置決め構造が接触すると、前記第1係合リブと前記第2係合リブは所定位置に位置決めされる。
【0013】
本発明の一実施形態は、前記利点の少なくとも1つまたは他の利点を達成するために、発泡スプレーポットに用いるクイックリリース構造を提供する。前記発泡スプレーポットは、モーターポンプと、発泡管と、ポット本体と、蓋体とを含み、前記ポット本体は、溶液を収容し、前記蓋体は、ポット本体の開口部を閉塞し、前記モーターポンプと前記発泡管収容し、前記モーターポンプは、吸引された空気と液体を混ぜ、気液混合液にして排出し、前記発泡管は、前記モーターポンプに接続され、送り込まれた気液混合液を発泡させ、前記クイックリリース構造は、第1係合構造と第2係合構造を含む。
【0014】
前記第1係合構造は前記蓋体に設けられる。前記第2係合構造は前記ポット本体に設けられる。前記第1係合構造は、第1方向に沿って前記第2係合構造に係合することができ、さらに前記ポット本体開口部の円周の半分未満の移動距離で、前記第1方向と反対の第2方向に沿って前記第2係合構造から切り離すことができ、前記第1係合構造が前記第2係合構造と係合されたとき、前記ポット本体の外部の空気は前記ポット本体の内部に流通できる。
【0015】
いくつかの実施形態において、前記発泡スプレーポットは、第1パイプと、第2パイプと、ノズルと、をさらに含み、前記第1パイプの一端は、空気を前記モーターポンプに入れるために前記モーターポンプに接続され、前記第2パイプの一端は、前記モーターポンプに接続され、前記第2パイプの他端は、溶液を前記モーターポンプに供給するために前記ポット本体内の溶液に伸び、前記ノズルは、前記発泡管の他端に接続され、泡を噴出する。
【0016】
いくつかの実施形態において、前記第1係合構造は、2つの第1係合リブであり、2つの前記第1係合リブは、それぞれ前記蓋体の内縁の反対側に水平に配置され、前記第2係合構造は、2つの第2係合リブであり、2つの前記第2係合リブは、それぞれ前記ポット本体の開口部外縁の反対側に水平に配置され、前記第1係合リブの上端と前記第2係合リブの下端は、対応する傾斜面であり、前記第1係合構造が第1方向に沿って前記第2係合構造と係合すると、前記第1係合リブの上端は前記第2係合リブの下端としまりばめ状態を形成する。
【0017】
いくつかの実施形態において、前記第1係合リブの上端は、第1位置決め構造を有し、前記第2係合リブの下端は、第2位置決め構造を有し、前記第1位置決め構造と前記第2位置決め構造が接触すると、前記第1係合リブと前記第2係合リブは所定位置に位置決めされる。
【0018】
したがって、本発明の発泡スプレーポットおよび発泡スプレーポットに用いるクイックリリース構造において、クイックリリース構造を設置することにより、ポット本体と蓋体の分解、組み立て、溶液の交換およびその他の作業が素早くできるため、作業者の作業時間を節約し、作業効率を高め、ユーザー体験を向上させることができる。
【0019】
上記の説明は、本発明の技術的解決策の概要に過ぎず、本発明の技術的手段をより明確に理解し、本明細書の内容に従って実施できるようにするため、また、本発明の上記およびその他の目的、特徴、利点をより明確にするために、好ましい実施形態を図面と併せて詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
含まれる図面は、明細書の一部として本願の実施形態のさらなる理解のために提供され、本願の実施態様の説明に使用され、書面による説明と合わせて本願の原理を説明する。明らかに、以下の説明の図面は、本出願のいくつかの実施形態にすぎない。当業者が創造的な労働なしにこれらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
図1】は、本発明の一実施形態の発泡スプレーポットの全体概略図である。
図2】は、図1に示す発泡スプレーポットの分解概略図である。
図3】は、図2に示す発泡スプレーポット内部のモーターポンプと管路の全体概略図である。
図4】は、図3に示すモーターポンプと管路の上面概略図である。
図5】は、本発明の他の実施形態のポット本体の構造概略図である。
図6】は、本発明の他の実施形態の蓋体の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本明細書に開示される特定の構造的および機能的詳細は、代表的なものにすぎず、本発明の例示的な実施形態を説明する目的で使用される。しかしながら、本発明は、多くの代替の形態で具体化することができ、本明細書に記載の実施形態のみに限定されると解釈されるべきではない。
【0022】
本発明の説明において、“中心”、 “横方向”、“上”、“下”、“左”、“右”、“垂直”、“水平”、“頂”、“底”、“内”、“外”などの用語で示される向きまたは位置関係は、図面に示された向きまたは位置関係に基づくものであり、本発明の説明の便利と簡略化するためのものであって、言及される装置または構成要素が、特定の方向を有し、特定の方向で構築および操作されなければならいと示唆するものではなく、したがって、本発明を限定するものとして解釈すべきではない。また、“第1”及び“第2”という用語は目的の説明でのみ使用され、相対的な重要性を示したり暗示したり、示された技術的特徴の数を暗黙的に示したりするものとして理解してはならない。したがって、“第1”及び“第2”で定義された特徴は、これらの特徴のうちの1つまたは複数を明示的または暗黙的に含むことができる。本発明の説明において、特に明記しない限り、「複数」は2つ以上を意味する。 さらに、“含む”という用語およびその変形は、非排他的な包含を網羅することを意図する。
【0023】
本発明の説明において、“設置”、“連結”、および“接続”などの用語は、他に明確に指定および限定されない限り、広く解釈されるべきである。例えば、固定の接続、脱着可能の接続、一体化の接続、機械的接続、電機的接続、直接接続、間接的接続、二つの部品内部の接続など。当業者にとって、本発明における上記の用語の特定の意味は、具体的に理解することができる。
【0024】
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明するためだけのものであり、例示的な実施形態を限定することを意図するものではない。明確に指示をしない限り、本明細書で使用される単数形“一個”および“一項”は複数形を含むことを意図している。また、本明細書に使用された“含む”および/または“含有”は、記述された特徴、整数、ステップ、操作、ユニットおよび/または部品の存在を規定するものであって、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、操作、ユニット、部品および/またはその組み合わせの存在や追加を排除するものではない。
【0025】
図1および図2を参照する。図1は、本発明の一実施形態の発泡スプレーポットの全体概略図である。図2は、図1に示す発泡スプレーポットの分解概略図である。本発明の一実施形態は、前記利点の少なくとも1つまたは他の利点を達成するために、発泡スプレーポット1提供する。前記発泡スプレーポット1は、モーターポンプ10と、発泡管12と、ノズル14とを含む。前記モーターポンプ10は、吸引された空気と液体を混ぜ、気液混合液にして排出する。前記発泡管12の一端は前記モーターポンプ10に接続され、送り込まれた前記気液混合液を前記空気とよく混ぜて発泡させる。前記発泡管12の他端はノズル14に接続され、前記ノズル14から泡を噴出する。前記発泡管12の長さは10cm~500cmであり、管内径は0.8mm~20mmであり、発泡管内の気液混合液の圧力は8~32PSIである。これにより、前記空気と前記溶液は発泡管12内で十分に混合するために、十分な時間、空間、および気液混合の条件が得られ、ノズル14から豊かな泡が噴出する。
【0026】
本発明の一実施例において、前記気液混合液中の前記空気と前記溶液との比は1:1~10:1である。前記発泡スプレーポットは一般的な洗浄、例えば洗車、ガラス掃除などに使うことができ、気液混合の割合が範囲内である限り、前記気液混合液の混合均一性、流動性、および発泡倍率は使用に適した良い状態にあり、緻密さが一定以上の豊かな泡を生成することができ、さまざまなニーズに対応する掃除や洗浄効果を実現する。
【0027】
図2および図3を参照する。図3は、図2に示す発泡スプレーポット1内部のモーターポンプ10と管路の全体概略図である。前記発泡スプレーポット1は、モーターポンプ10に空気を供給するための第1パイプ16と、溶液をモーターポンプ10に供給するための第2パイプ18とをさらに含むことができる。第1パイプ16と第2パイプ18がそれぞれ前記モーターポンプ10に空気と溶液を注入することにより、空気の注入量と溶液の投入量と速度を効果的に制御することができ、前記気液混合液の気液混合割合をさらに正確に制御するのに役立つ。
【0028】
本発明の一実施形態において、前記発泡スプレーポット1は、調節弁19をさらに含むことができる。調節弁19は、第1パイプ16とモーターポンプ10との間に接続され、前記第1パイプ16から前記モーターポンプ10に注入する空気の量を調節する。換言すれば、前記調節弁19によって前記第1パイプ16から前記モーターポンプ10に注入する空気の量が制御されることにより、前記気液混合液の気液混合割合が制御され。これにより、前記発泡スプレーポット1のノズル14から噴出される泡の質と量が制御される。
【0029】
本発明の一実施形態において、前記発泡スプレーポット1は、前記第1パイプ16と前記モーターポンプ10の間に設けられ、前記発泡スプレーポット1が倒れたときに溶液の逆流を防止する逆止弁11をさらに含むことができる。
【0030】
本発明の他の実施形態において、前記発泡スプレーポット1は、フィルタ(図示せず)をさらに含むことができる。フィルタは、第1パイプ16とモーターポンプ10との間に設けられ、前記第1パイプ16からモーターポンプ10に注入された空気を濾過する。前記フィルタは、空気中の不純物が発泡管12に入って前記発泡管12を塞ぐことを防止することができ、前記発泡管12内の前記気液混合液の混合効果または発泡効果に影響を及ぼす。
【0031】
図1図2の実施形態において、前記発泡スプレーポット1は、ポット本体20と蓋体30とを含むことができる。前記ポット本体20は前記溶液を収容し、前記蓋体30は、前記モーターポンプ10と、前記発泡管12と、前記第1パイプ16と、前記第2パイプ18とを収容する。
【0032】
第2パイプ18の一端はモーターポンプ10に接続され、他端はポット本体20内に延びて前記溶液を抽出する。前記溶液は、水と洗浄剤を含む。前記溶液中の水と洗浄剤の比は1000:1~1:1である。前記発泡スプレーポット1におけるポット本体20の容量は、1~2.5リットル(1000~2500ml)である。例えば、前記溶液中の水が1000mlである場合、洗浄剤5mlを水と混合するだけで、豊かな泡が前記発泡管12を経由してノズル14から噴出することができる。従来の発泡スプレーポットに比べて、洗浄剤の使用量を節約し、より良好な発泡効果を達成することができる。再び図2を参照すると、前記ポット本体20内に延びる前記第2パイプ18の一端は、その端部にフィルタ180が接続され、前記ポット本体20内の前記溶液を濾過する。このように、前記ポット本体20内に、異なる種類の溶液や洗浄剤を混合すると、前記発泡管12内の前記気液混合液の発泡効果、例えば発泡量の多さ、泡の濃密さをさらに向上させることができる。前記溶液の種類によっては、異なるフィルタ180を用いることができる。図2に示すフィルタ180は網状フィルタである。
【0033】
図2図3、および図4を参照すると、図面に示された実施形態において、前記調節弁19は、前記モーターポンプ10の片側に配置され、前記モーターポンプ10の上に配置された第1パイプ16(空気を注入する)に接続される。前記蓋体30の外殻上部には、前記調節弁19を制御するためのノブ40が設けられる。調節弁19とノブ40は、螺合方式で接続することができる。前記逆止弁11は、前記第1パイプ16と前記モーターポンプ10との間に設けられ、前記調節弁19寄りの前記第1パイプ16の端部にある。前記第2パイプ18は、前記調節弁19と同じ側に配置され、前記ポット本体20から前記溶液を抽出してモーターポンプ10に注入する。第1パイプ16からの空気と第2パイプ18からの溶液は、ティージョイント17を介して混合された後、前記気液混合液は第3パイプ22を経由して前記モーターポンプ10に注入される。前記モーターポンプ10は、第4パイプ24を経由して発泡管12に接続され、前記気液混合液を前記発泡管12(図3の矢印によって示される)に注入して混合発泡し、前記ノズル14から泡を噴出する。前記発泡管12は、前記蓋体30の殻体の内側に円を描くように配置されている。異なる洗浄剤を使用する場合、吸気量を調節することで、泡の濃密さを変えまたは調節することができる。空気量が多いほど、泡が濃くなり、洗浄表面にとどまる時間が長いほど、洗浄力が高くなり、洗浄剤の使用量も相対的に少なくなる。
【0034】
本発明の一実施形態において、これらの管路は、前記モーターポンプ10の上方に配置され、前記発泡管12は、これらの管路を取り囲むことによって前記モーターポンプ10の上方に設けられ、蓋体30の殻体内側に設けられる。前記発泡管12は一定の可とう性を有し、巻くことが容易であり、さらに巻くことによって気液混合液の輸送に影響を及ぼす折り曲げの発生を避け、発泡管12内の混合効果と発泡効果の低下を防ぐ。前記発泡管12をこのように配置すれば収納空間を節約することができ、前記蓋体30内の空間を十分に利用することができる。
【0035】
図面に示すように、前記蓋体30は、上蓋32と下蓋34とをさらに含むことができ、前記上蓋32と前記下蓋34は係止ロックによって接続することができる。前記下蓋34は、中空空洞を有し、前記空洞内は、前記モーターポンプ10を収容するための受け座36を有する。前記モーターポンプ10と、前記調節弁19と、これらの管路は、前記受け座36内に設けることができる。これにより、これらの部品は、下蓋34の中空空洞内にコンパクトかつ整然と配置され、前記蓋体30の空間を十分に利用することができる。前記受け座36は、コネクタ360によってノズル14と接続される。図示された受け座36とノズルは、螺合方式で接続固定することができる。発泡管12の一端は、コネクタ360を通って前記ノズル14と連通する。
【0036】
前記蓋体30は、ハンドル38を有し、使用者は前記ハンドル38を介して前記発泡スプレーポット1を把持することができる。ハンドル38は、発泡スプレーポット1を使用するときに使用者の手が滑ることを防ぐため、摩擦力を増加させるストライプ状突起を有することができる。前記ハンドル38の内部は、前記モーターポンプ10の電力を供給するための電池380がある。電池380は、前記モーターポンプ10と電気的に接続される。図示の例では、電池380は、電線を介して前記モーターポンプ10に接続される。電池380は、単3電池、単4電池など一般的な一次電池とすることができる。電池380は、二次電池にすることもでき、前記蓋体30は、電池380を充電するための充電穴が設けられる。図1の例において、前記上蓋32に配置される充電孔は防水プラグ50によって覆われ、充電する必要がないときに充電孔を水から保護する。電池380を充電する必要があるときは、前記防水プラグ50を取り外せばよい。防水プラグ50の一端は蓋体30に固定し、紛失を防ぐことができる。ただし、そうとは限らない。防水プラグ50は、蓋体30から分離して設けられてもよい。本発明の一実施例において、前記蓋体30は、前記ハンドル38の上側に配置され、前記モーターポンプ10を制御するタッチスイッチ60を有する。さらに、タッチスイッチ60は、前記上蓋32の片側に配置され、前記ノブ40は、前記上蓋32の反対側に配置される。
【0037】
発泡スプレーポット1のポット本体20は、使用する時に溶液を充填し、蓋体30内にもモーターポンプ10、発泡管12、第1パイプ16、第2パイプ18などの素子が設置される。すなわち、ポット本体20と蓋体30はいずれも相当な重さを有し、両者が螺合方式で接続固定されると、接続固定と気密性を実現できるが、両者を組み立てまたは分解する際には、多くの時間がかかり、着脱が不便で、回転操作も両者の重量によって不便である。図5および図6に示すように、いくつかの実施形態において、発泡スプレーポット1は、クイックリリース構造70をさらに含むことができる。クイックリリース構造70は、第1係合構造71と、第2係合構造72とを含む。第1係合構造71は、蓋体30に配置され、第2係合構造72は、ポット本体20に配置される。また、第1係合構造71は、第1方向に沿って第2係合構造72と係合することができ、第1係合構造71は、ポット本体開口部の円周の半分未満の移動距離で、第2方向に沿って第2係合構造72との係合状態から切り離すことができる。すなわち、第1係合構造71と第2係合構造72の係合または分離は、最大半回転することによって完了することができる。第1方向と第2方向は反対であり、例えば、第1方向は時計回りであれば、第2方向は反時計回りの方向である。クイックリリース構造70の設置により、発泡スプレーポット1は、ポット本体20と蓋体30の分解、組み立て、溶液の交換およびその他の作業が素早くできるため、作業者の作業時間を節約し、作業効率を高め、ユーザー体験を向上させることができる。
【0038】
さらに説明すると、第1係合構造71が第2係合構造72と係合するとき、ポット本体20の外側の空気は、依然としてポット本体20の内部に流通し、ポット本体20の内側の空気圧を維持できる。これにより、モーターポンプ10が溶液を過剰に抽出することによって引き起こされた内圧の不均衡、安全な使用に影響を与えることを避けることができる。いくつかの実施形態において、発泡スプレーポット1は、液体が吸い出されても、ポット内が負圧になって縮小することはなく、蓋体30内の透明通気逆止弁92は、液体が吸い出されると自然に空気を吸い込むことによって圧力を平衡させ、ポットが倒れたときに液体が流出しないようにする。
【0039】
いくつかの実施形態において、図5および図6に示すように、第1係合構造71は、2つの第1係合リブ81であり、2つの第1係合リブ81は、それぞれ蓋体30の内縁の反対側に水平に配置される。第2係合構造72は、2つの第2係合リブ82であり、2つの第2係合リブ82は、それぞれポット本体20の開口部外縁の反対側に水平に配置される。第1係合リブ81の上端と第2係合リブ82の下端は、対応する傾斜面であり、第1係合構造71が第1方向に沿って第2係合構造72と係合すると、第1係合リブ81の上端は第2係合リブ82の下端としまりばめ状態を形成し、脱落リスクを避けることができる。
【0040】
いくつかの実施形態において、図5および図6に示すように、第1係合リブ81の上端は、第1位置決め構造811を有し、第2係合リブ82の下端は、第1位置決め構造811に対応する第2位置決め構造822を有する。第1位置決め構造811と第2位置決め構造822が接触すると、第1係合リブ81と第2係合リブ82は所定位置に位置決めされ、第1係合リブ81と第2係合リブ82との接続強度が強化され、脱落リスクを避ける。
【0041】
再び図1図6を参照すると、本発明の他の実施形態において、発泡スプレーポット1に用いるクイックリリース構造70を提供する。発泡スプレーポットは、モーターポンプ10と、発泡管12と、ポット本体20と、蓋体30とを含み、ポット本体20は、溶液を収容し、蓋体30は、ポット本体20の開口部を閉塞し、モーターポンプ10と発泡管12収容し、モーターポンプ10は、吸引された空気と液体を気液混合液に混合し、発泡管12は、モーターポンプ10に接続され、送り込まれた気液混合液を発泡させ、クイックリリース構造70は、第1係合構造71と第2係合構造72を含む。
【0042】
第1係合構造71は蓋体30に設けられる。第2係合構造72はポット本体20に設けられる。第1係合構造71は、第1方向に沿って第2係合構造72に係合することができ、さらにポット本体20開口部の円周の半分未満の移動距離で、第1方向と反対の第2方向に沿って第2係合構造72から切り離すことができ、第1係合構造71が第2係合構造72と係合されたとき、ポット本体20の外部の空気は依然としてポット本体20の内部に流通できる。いくつかの実施形態において、発泡スプレーポット1は、液体が吸い出されても、ポット内が負圧になって縮小することはなく、蓋体30内の透明通気逆止弁92は、液体が吸い出されると自然に空気を吸い込むことによって圧力を平衡させ、ポットが倒れたときに液体が流出しないようにする。
【0043】
いくつかの実施形態において、発泡スプレー缶1は、第1パイプ16と、第2パイプ18と、ノズル14と、をさらに含み、第1パイプ16の一端は、空気をモーターポンプ10に入れるためにモーターポンプ10に接続され、第2パイプ18の一端は、モーターポンプ10に接続され、第2パイプ18の他端は、溶液をモーターポンプ10に供給するためにポット本体20内の溶液に伸び、ノズル14は、発泡管12の他端に接続され、泡を噴出する。
【0044】
いくつかの実施形態において、第1係合構造71は、2つの第1係合リブ81であり、2つの第1係合リブ81は、それぞれ蓋体30の内縁の反対側に水平に配置され、第2係合構造72は、2つの第2係合リブ82であり、2つの第2係合リブ82は、それぞれポット本体20の開口部外縁の反対側に水平に配置され、第1係合リブ81の上端と第2係合リブ82の下端は、対応する傾斜面であり、第1係合構造71が第1方向に沿って第2係合構造72と係合すると、第1係合リブ81の上端は第2係合リブ82の下端としまりばめ状態を形成する。
【0045】
いくつかの実施形態において、第1係合リブ81の上端は、第1位置決め構造811を有し、第2係合リブ82の下端は、第2位置決め構造822を有し、第1位置決め構造811と第2位置決め構造822が接触すると、第1係合リブ81と第2係合リブ82は所定位置に位置決めされる。
【0046】
上記の好ましい実施形態は、本発明の特徴および精神をより明確に説明されるためのものであって、本発明はこれらの実施形態によって何ら限定されるものではない。その目的は、本発明の特許出願の範囲内での様々な変更を網羅することである。
【符号の説明】
【0047】
1:発泡スプレーポット
10:モーターポンプ
11:逆止弁
12:発泡管
14:ノズル
16:第1パイプ
17:ティージョイント
18:第2パイプ
180:フィルタ
19:調節弁
20:ポット本体
22:第3パイプ
24:第4パイプ
30:蓋体
32:上蓋
34:下蓋
36:受け座
360:コネクタ
38:ハンドル
380:電池
40:ノブ
50:防水プラグ
60:タッチスイッチ
70:クイックリリース構造
71:第1係合構造
72:第2係合構造
81:第1係合リブ
811:第1位置決め構造
82:第2係合リブ
822:第2位置決め構造
92:透明通気逆止弁
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2024-01-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸引された空気と液体を混ぜ、気液混合液にして排出するモーターポンプと、
一端が前記モーターポンプに接続され、送り込まれた前記気液混合液を発泡させる発泡管と、
前記液体を収容するポット本体と、
前記ポット本体の開口部を閉塞するための蓋体と、
前記蓋体に設けられた第1係合構造と前記ポット本体に設けられた第2係合構造を含むクイックリリース構造とを備え、
前記蓋体は、前記モーターポンプと前記発泡管収容し、
前記第1係合構造は、第1方向に沿って前記第2係合構造に係合することができ、さらに前記開口部の円周より短い移動距離で、第1方向と反対の第2方向に沿って前記第2係合構造から切り離すことができ、前記第1係合構造は、2つの第1係合リブであり、2つの前記第1係合リブは、それぞれ前記蓋体の内縁の反対側に水平に配置され、前記第2係合構造は、2つの第2係合リブであり、2つの前記第2係合リブは、それぞれ前記ポット本体の開口部外縁の反対側に水平に配置され、前記第1係合リブの上端と前記第2係合リブの下端は、対応する傾斜面であり、前記第1係合構造が第1方向に沿って第2係合構造と係合すると、前記第1係合リブの上端は前記第2係合リブの下端としまりばめ状態を形成する、発泡スプレーポット。
【請求項2】
前記発泡スプレーポットは、第1パイプと、第2パイプと、をさらに含み、前記第1パイプの一端は、空気を前記モーターポンプに入れるために前記モーターポンプに接続され、前記第2パイプの一端は、前記モーターポンプに接続され、前記第2パイプの他端は、前記液体を前記モーターポンプに供給するために前記ポット本体内の前記液体に伸びる、請求項1に記載の発泡スプレーポット。
【請求項3】
前記発泡スプレーポットは、ノズルをさらに含み、前記ノズルは、前記発泡管の他端に接続され、泡を噴出する、請求項1に記載の発泡スプレーポット。
【請求項4】
前記第1係合構造が第2係合構造と係合されたとき、前記ポット本体の外部の空気は前記ポット本体の内部に流通できる、請求項1に記載の発泡スプレーポット。
【請求項5】
前記第1係合リブの上端は、第1位置決め構造を有し、前記第2係合リブの下端は、第2位置決め構造を有し、前記第1位置決め構造と前記第2位置決め構造が接触すると、前記第1係合リブと前記第2係合リブは所定位置に位置決めされる、請求項1に記載の発泡スプレーポット。
【請求項6】
吸引された空気と液体を混ぜ、気液混合液にして排出するモーターポンプと、前記モーターポンプに接続され、送り込まれた前記気液混合液を発泡させる発泡管と、液体を収容するポット本体と、前記ポット本体の開口部を閉塞し、前記モーターポンプと前記発泡管収容する蓋体とを含む、発泡スプレーポットに用いるクイックリリース構造において、
前記蓋体に設けられた第1係合構造と、
前記ポット本体に設けられた第2係合構造を備え、
前記第1係合構造は、第1方向に沿って前記第2係合構造に係合することができ、さらに前記開口部の円周より短い移動距離で、第1方向と反対の第2方向に沿って前記第2係合構造から切り離すことができ、前記第1係合構造が前記第2係合構造と係合されたとき、前記ポット本体の外部の空気は前記ポット本体の内部に流通でき、前記第1係合構造は、2つの第1係合リブであり、2つの前記第1係合リブは、それぞれ前記蓋体の内縁の反対側に水平に配置され、前記第2係合構造は、2つの第2係合リブであり、2つの前記第2係合リブは、それぞれ前記ポット本体の開口部外縁の反対側に水平に配置され、前記第1係合リブの上端と前記第2係合リブの下端は、対応する傾斜面であり、前記第1係合構造が第1方向に沿って第2係合構造と係合すると、前記第1係合リブの上端は前記第2係合リブの下端としまりばめ状態を形成することを特徴とする発泡スプレーポットに用いるクイックリリース構造。
【請求項7】
前記発泡スプレーポットは、第1パイプと、第2パイプと、ノズルと、をさらに含み、前記第1パイプの一端は、空気を前記モーターポンプに入れるために前記モーターポンプに接続され、前記第2パイプの一端は、前記モーターポンプに接続され、前記第2パイプの他端は、前記液体を前記モーターポンプに供給するために前記ポット本体内の前記液体に伸び、前記ノズルは、前記発泡管の他端に接続され、泡を噴出する、請求項6に記載のクイックリリース構造。
【請求項8】
前記第1係合リブの上端は、第1位置決め構造を有し、前記第2係合リブの下端は、第2位置決め構造を有し、前記第1位置決め構造と前記第2位置決め構造が接触すると、前記第1係合リブと前記第2係合リブは所定位置に位置決めされる、請求項6に記載のクイックリリース構造。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
モーターポンプは、吸引された空気と液体を混ぜ、気液混合液にして排出する。発泡管の一端はモーターポンプに接続され、送り込まれた気液混合液を発泡させる。ポット本体は、溶液を収容する。蓋体は、ポット本体の開口部を閉塞し、モーターポンプと発泡管収容する。クイックリリース構造は、第1係合構造と第2係合構造を含み、第1係合構造は蓋体に設けられ、第2係合構造はポット本体に設けられ、第1係合構造は、第1方向に沿って第2係合構造と係合することができ、さらにポット本体開口部の円周より短い移動距離で、第1方向と反対の第2方向に沿って第2係合構造から切り離すことができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
前記第1係合構造は前記蓋体に設けられる。前記第2係合構造は前記ポット本体に設けられる。前記第1係合構造は、第1方向に沿って前記第2係合構造に係合することができ、さらに前記ポット本体開口部の円周より短い移動距離で、前記第1方向と反対の第2方向に沿って前記第2係合構造から切り離すことができ、前記第1係合構造が前記第2係合構造と係合されたとき、前記ポット本体の外部の空気は前記ポット本体の内部に流通できる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0037】
発泡スプレーポット1のポット本体20は、使用する時に溶液を充填し、蓋体30内にもモーターポンプ10、発泡管12、第1パイプ16、第2パイプ18などの素子が設置される。すなわち、ポット本体20と蓋体30はいずれも相当な重さを有し、両者が螺合方式で接続固定されると、接続固定と気密性を実現できるが、両者を組み立てまたは分解する際には、多くの時間がかかり、着脱が不便で、回転操作も両者の重量によって不便である。図5および図6に示すように、いくつかの実施形態において、発泡スプレーポット1は、クイックリリース構造70をさらに含むことができる。クイックリリース構造70は、第1係合構造71と、第2係合構造72とを含む。第1係合構造71は、蓋体30に配置され、第2係合構造72は、ポット本体20に配置される。また、第1係合構造71は、第1方向に沿って第2係合構造72と係合することができ、第1係合構造71は、ポット本体開口部の円周より短い移動距離で、第2方向に沿って第2係合構造72との係合状態から切り離すことができる。すなわち、第1係合構造71と第2係合構造72の係合または分離は、最大半回転することによって完了することができる。第1方向と第2方向は反対であり、例えば、第1方向は時計回りであれば、第2方向は反時計回りの方向である。クイックリリース構造70の設置により、発泡スプレーポット1は、ポット本体20と蓋体30の分解、組み立て、溶液の交換およびその他の作業が素早くできるため、作業者の作業時間を節約し、作業効率を高め、ユーザー体験を向上させることができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0042】
第1係合構造71は蓋体30に設けられる。第2係合構造72はポット本体20に設けられる。第1係合構造71は、第1方向に沿って第2係合構造72に係合することができ、さらにポット本体20開口部の円周より短い移動距離で、第1方向と反対の第2方向に沿って第2係合構造72から切り離すことができ、第1係合構造71が第2係合構造72と係合されたとき、ポット本体20の外部の空気は依然としてポット本体20の内部に流通できる。いくつかの実施形態において、発泡スプレーポット1は、液体が吸い出されても、ポット内が負圧になって縮小することはなく、蓋体30内の透明通気逆止弁92は、液体が吸い出されると自然に空気を吸い込むことによって圧力を平衡させ、ポットが倒れたときに液体が流出しないようにする。