(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024038946
(43)【公開日】2024-03-21
(54)【発明の名称】自己検知システムデータライトバックシステムとその応用方法
(51)【国際特許分類】
G06F 11/14 20060101AFI20240313BHJP
【FI】
G06F11/14 648
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022143331
(22)【出願日】2022-09-08
(71)【出願人】
【識別番号】522358043
【氏名又は名称】▲イ▼亨科技股▲フン▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】郭建良
(57)【要約】 (修正有)
【課題】自己検知システムデータライトバックシステム及びその応用方法を提供する。
【解決手段】自己検知システムデータライトバックシステム100において、コンピューターは、保護アプリケーションで構成されるデータ保護ユニットを装設する。データ保護ユニットは、少なくともコンピューターの起動データ及び設定されるホットキーを保存して記録する。外部保護装置は、内部のファームウェアにデータ保存ユニットを搭載し、コンピューターに挿着されて情報伝送相互接続を実行する。データ保存ユニットは、データ保護ユニットを比較参照して自動対応更新を実行し、コンピューターの起動データ及び設定されるホットキーを取得して外部保護装置に保存して記録する。これにより、コンピューターが正常に動作できない場合、外部保護装置をコンピューターに挿着することで、コンピューターのシステムリストアを実行して正常に起動して使用できるように回復させる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部にデータ保護ユニットが装設されているコンピューターであって、前記データ保護ユニットは少なくとも前記コンピューターの起動データ及び設定されるホットキーの保存と記録を行うコンピューターと、
内部のファームウェアにはデータ保存ユニットが搭載されている外部保護装置であって、前記外部保護装置は外部に対する接続端が並行に設けられ、前記コンピューターに挿着されて情報伝送相互接続を構成し、前記データ保存ユニットが前記データ保護ユニットを比較参照して自動対応更新を実行し、前記コンピューターの起動データ及び設定されるホットキーを取得すると共に前記外部保護装置に保存及び記録する外部保護装置と、を主に備え、
これにより、前記コンピューターが正常に動作できない場合、前記外部保護装置を前記コンピューターに挿着すると、前記コンピューターのシステムリストアを実行して正常に起動して使用できるように回復させることを特徴とする自己検知システムデータライトバックシステム。
【請求項2】
前記データ保護ユニットは前記コンピューターにインストールされている保護アプリケーションで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の自己検知システムデータライトバックシステム。
【請求項3】
前記外部保護装置はUSBフラッシュドライブ、メモリーカード、または書き込み機能を有しているデータ保存装置であることを特徴とする請求項1に記載の自己検知システムデータライトバックシステム。
【請求項4】
前記データ保護ユニットは前記コンピューターの起動処理基本設定ユニットにさらに設置されていることを特徴とする請求項1に記載の自己検知システムデータライトバックシステム。
【請求項5】
前記外部保護装置には市場にある従来のブランド製品のコンピューターのモデル番号を有する起動処理基本設定ユニット、及びそれに対応するように設定されるホットキーの基本データが予め設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自己検知システムデータライトバックシステム。
【請求項6】
前記起動処理基本設定ユニットは前記コンピューターのBIOSまたはUEFIであることを特徴とする請求項4または5に記載の自己検知システムデータライトバックシステム。
【請求項7】
自己検知システムデータライトバックシステムの応用方法であって、
1.まず、コンピューターに保護アプリケーションをインストールしてデータ保護ユニットを有し、コンピューターを最初に使用するか起動する際に、前記保護アプリケーションのデータ保護ユニットが自動的に起動して前記コンピューターの起動データ及び設定されるホットキーのメッセージを検知すると共に記録する工程と、
2.外部保護装置の内部のファームウェアにはデータ保存ユニットが搭載され、且つ前記外部保護装置は外部に対する接続端が並行に設けられ、前記コンピューターに挿着されて情報伝送相互接続を構成し、前記保護アプリケーションが前記外部保護装置と自動的に相互コミュニケーションを行ってデータを確認し、双方のデータが不一致である場合、前記データ保存ユニットが前記データ保護ユニットを比較参照して自動対応更新を実行し、前記コンピューターの起動データ及び設定されるホットキーを取得すると共に前記外部保護装置に保存及び記録する工程と、
3.前記外部保護装置が前記コンピューターと排他的にペアリングされ、コンピューターが正常に作動しない場合、前記外部保護装置を前記コンピューターに挿着して前記コンピューターのシステムリストアを実行し、正常に起動して使用できるように回復させる工程と、
4.前記外部保護装置を前記コンピューターに排他的に挿着し、前記専用の外部保護装置は内部に保存されている起動データ及び設定されるホットキーデータに基づいて、前記コンピューターと対応するようにマッチング動作を行い、前記コンピューターに特殊キーの操作、データの暗号化、パスワードの確認、データのバックアップ、及びデータのリストアのいずれかの一つの特殊な機能のメニュー操作プログラムの排他的応用権限を提供する工程と、を主に含むことを特徴とする自己検知システムデータライトバックシステムの応用方法。
【請求項8】
前記コンピューターの起動処理基本設定ユニット内には前記データ保護ユニットが更に設置され、前記コンピューターがクラッシュして正常に起動しなくなった場合、前記外部保護装置を前記コンピューターに挿着するのみで、前記コンピューターのシステムリストアを実行して正常に起動して使用できるように回復させることを特徴とする請求項7に記載の自己検知システムデータライトバックシステムの応用方法。
【請求項9】
前記起動処理基本設定ユニットは前記コンピューターのBIOSまたはUEFIであることを特徴とする請求項8に記載の自己検知システムデータライトバックシステムの応用方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータオペレーティングシステム保護の技術分野に関し、より詳しくは、自己検知システムデータライトバックシステムとその応用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
BIOS(Basic Input/ Output System)はコンピューターにおいて非常に重要な地位を占めており、コンピューターの起動時に、BIOSはコンピューターの各部分に対し初期化を行い、正常な動作状態にし、基本的な入出力機能を提供する。従来のパーソナルコンピューターにおいて、BIOSはコンピューターのマザーボードにあるフラッシュメモリ(Flash memory)に保存され、その内容はコンピューターのユーザーがマザーボード製造メーカーが提供するプログラムに基づいてBIOSを更新することを許可する。但し、ユーザーの操作が不適切であったり、更新内容にエラーがある場合、BIOSがコンピューターを破壊して正常に起動できなくなり、新世代BIOSのUEFI(Unified Extensible Firmware Interface )の応用でも同様の問題が存在している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、昨今のIT技術の発達と普及に連れて、データのビットストリームの伝送が異なる各方面に幅広く応用され、特に大部分のユーザーがコンピューターのI/Oユニットを使用して電子装置の保存メディアに対しデータへアクセスする場合、以下の2つの重要な課題に直面した。
1.特定のデータを何者かに盗み取られたり、改竄されるのを如何に効果的に防止するか。例えば、金融に関連するデータが漏洩したり、重要なデータが破壊されて毀損するのを防止する。
2.データが毀損した場合に如何に後続の修復措置を実行するか。例えば、コンピューターがあるアプリケーションやOSを実行する際に、途中の操作が不適切であったり、原因不明の毀損によりコンピューターが影響を受けて起動しなくなったり、アプリケーションが正常に使用できなくなった際の修復措置。
【0004】
上述の問題に対し、従来採用されている主要な保護方式は2種類に区分される。
1.データ保護方面において、個人の重要なデータに対し暗号化を行い、悪意ある者が前記重要なデータの内容を取得することを防止する。
2.データ修復方面において、リストアカードを採用してユーザーが前記保存メディアに書き込まれたOS関連プログラムに対し、事後に更に保留判定するか、一時保存するか、またはコンピューターが最後に正常に使用された状態に回復可能にする。
但し、現在のコンピューターの保護関連の設計は尚も完璧とは言い難く、真に有効的且つ簡単に最良の保護効果を達成できてはおらず、コンピューターの使用時にOSがコンピューターウイルスに侵入されたり、悪意あるプログラムにより制御されたり、人為的或いは事故的にファイルが毀損されることで、保護効果を発揮できなくなり、多くのコンピューターが正常に起動させて使用できなくなるトラブルに見舞われている。
【0005】
そこで、本発明者は上記の欠点が改善可能と考え、鋭意検討を重ねた結果、合理的設計で上記の課題を効果的に改善する本発明の提案に至った。
【0006】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、自己検知システムデータライトバックシステムとその応用方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の自己検知システムデータライトバックシステムは、
内部にデータ保護ユニットが装設されているコンピューターであって、前記データ保護ユニットは少なくとも前記コンピューターの起動データ及び設定されるホットキーの保存と記録を行うコンピューターと、
内部のファームウェアにはデータ保存ユニットが搭載されている外部保護装置であって、前記外部保護装置は外部に対する接続端が並行に設けられ、前記コンピューターに挿着されて情報伝送相互接続を構成し、前記データ保存ユニットが前記データ保護ユニットを比較参照して自動対応更新を実行し、前記コンピューターの起動データ及び設定されるホットキーを取得すると共に前記外部保護装置に保存及び記録する外部保護装置と、を主に備えている。
【0008】
本発明の好適例において、前記データ保護ユニットは前記コンピューターにインストールされている保護アプリケーションで構成されている。
【0009】
本発明の好適例において、前記データ保護ユニットはBIOSまたはUEFIのような前記コンピューターの起動処理基本設定ユニットに設置されることをさらに含むが、実際にはこれに限られない。
【0010】
本発明の好適例において、前記外部保護装置はUSBフラッシュドライブ、メモリーカード、または書き込み機能を有しているデータ保存装置であるが、実際にはこれらに限られない。
【0011】
これにより、本発明はコンピューターにインストールされた保護アプリケーションまたは起動処理基本設定ユニットの固有のプログラムにより、前記外部保護装置と通信した後、自動検知メインシステムの内蔵データを実行し、メインシステムの内蔵データに基づいて前記外部保護装置の関連設定を自己補正する。コンピューターが正常に動作できない場合、前記外部保護装置を前記コンピューターに挿着することで、前記コンピューターのシステムリストアを実行して正常に起動して使用できるように回復させる。
【発明の効果】
【0012】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の一実施形態に係る自己検知システムデータライトバックシステムを示す概略構成図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係る自己検知システムデータライトバックシステムを示すフローチャートである。
【
図3】本発明の一実施形態に係る自己検知システムデータライトバックシステムの一例を示す説明図である。
【
図4】本発明の他の実施形態に係る自己検知システムデータライトバックシステムを示す概略構成図である。
【
図5】本発明の他の実施形態に係る自己検知システムデータライトバックシステムの一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更可能であることは言うまでもない。
【0015】
次に、適宜添付
図1~3を参照しながら、本発明の自己検知システムデータライトバックシステム100をさらに詳しく説明する。自己検知システムデータライトバックシステム100には、以下の構成が主に含まれる。
【0016】
<コンピューター1>
内部にデータ保護ユニット11が装設されるコンピューター1。前記データ保護ユニット11は少なくとも前記コンピューター1の起動データ及び設定されるホットキーの保存と記録を行う。
【0017】
<外部保護装置2>
内部のファームウェアにはデータ保存ユニット21が搭載されている外部保護装置2。前記外部保護装置2は外部に対する接続端が並行に設けられ、前記コンピューター1に挿着されて情報伝送相互接続を構成し、前記データ保存ユニット21が前記データ保護ユニット11を比較参照して自動対応更新を実行し、前記コンピューター1の起動データ及び設定されるホットキーを取得すると共に前記外部保護装置2に保存及び記録する。
【0018】
本発明の好適例において、前記データ保護ユニット11は前記コンピューター1にインストールされている保護アプリケーション10で構成されている。
【0019】
本発明の好適例において、前記外部保護装置2はUSBフラッシュドライブ、メモリーカード、または書き込み機能を有しているデータ保存装置であるが、実際にはこれらに限られない。
【0020】
本発明の好適例において、
図3は本発明のシステムを示すフローチャートであり、その操作は以下の通りである。
<工程S101>前記コンピューター1に保護アプリケーション10をインストールする。
<工程S102>前記データ保護ユニット11により正常なコンピューター1の状態及び実行した関連情報を記録し、即ち、前記コンピューター1の起動データ及び設定されるホットキーの保存と記録を行う。
<工程S103>外部保護装置2をコンピューター1に挿入して情報伝送相互接続を構成する。
<工程S104> 前記保護アプリケーション10が外部保護装置2とデータ保護ユニット11に保護された内容とが同じかどうか比較する。同じであれば、工程S105を実行する。同じでなければ、工程S106を実行する。
<工程S105>同じである場合、内部に保護内容が保存された前記外部保護装置1を取り外し、前記外部保護装置1内部に前記コンピューター1の保護内容の起動データ及び設定されるホットキーを保存及び記録する。
<工程S106>同じではない場合、前記コンピューター1の保護アプリケーション10が保護内容を再保存し、前記データ保護ユニット11を参照して前記データ保存ユニット21の自動対応更新を実行し、前記コンピューター1が正確な起動データ及び設定されるホットキーを前記外部保護装置2に再度保存及び記録した後、工程S105に戻って実行して終了し、こうして前記コンピューター1専用の外部保護装置2の製作を完了する。
【0021】
このように、本発明はコンピューター1にインストールされている保護アプリケーション10の固有のプログラムにより、前記外部保護装置2と通信した後、自動検知メインシステムの内蔵データを実行し、メインシステムの内蔵データに基づいて前記外部保護装置2の関連設定を自己補正する。コンピューター1が正常に動作できない場合、前記外部保護装置2を前記コンピューター1に挿着することで、前記コンピューター1のシステムリストアを実行して正常に起動して使用できるように回復させる。
【0022】
更に詳しくは、本発明の応用方法一は、
図1乃至
図3に示す。
1.まず、コンピューター1に保護アプリケーション10をインストールしてデータ保護ユニット11を有し、前記コンピューター1を最初に使用するか起動する際に、前記保護アプリケーション10のデータ保護ユニット11が自動的に起動して前記コンピューター1の起動データ及び設定されるホットキーを検知すると共に関連メッセージを記録する。
2.外部保護装置2の内部のファームウェアにはデータ保存ユニット21が搭載され、且つ前記外部保護装置2は外部に対する接続端が並行に設けられ、前記コンピューター1に挿着されて情報伝送相互接続を構成する。前記外部保護装置2内には前記コンピューター1にインストールされている前記保護アプリケーション10と通信するための関連プログラムを有し、前記外部保護装置2を前記コンピューター1に接続した後、前記保護アプリケーション10が前記外部保護装置2と自動的に相互コミュニケーションを行ってデータを確認し、双方のデータが不一致である場合、前記保護アプリケーション10が前記コンピューターの起動データ及び設定されるホットキーデータを更新して前記外部保護装置2の前記データ保存ユニット21に書き込む。
3.前記外部保護装置2を前記コンピューター1と排他的にペアリングして特殊な機能を実行する。コンピューター1が正常に作動しない場合、前記外部保護装置2を前記コンピューター1に挿着するのみで、前記コンピューター1のシステムリストアを実行して正常に起動して使用できるように回復させる。
4.また、専用の前記外部保護装置2を前記コンピューター1に挿着すると、前記専用の外部保護装置2が内部に保存される起動データ及び設定されるホットキーデータに基づいて、前記コンピューター1と対応するようにマッチング動作を行い、前記コンピューター1に特殊な機能のメニューの操作プログラムの排他的応用権限の1つを提供する。前記特殊な機能のメニュー操作プログラムは特殊キーの操作、データの暗号化、パスワードの確認、データのバックアップ、及びデータのリストア等のうちの1種類を含むが、実際にはこれらに限られない。
【0023】
本発明の好適例において、
図4乃至
図5に示す如く、前記データ保護ユニット11はBIOSやUEFI のような前記コンピューター1の起動処理基本設定ユニット15に設置されることを更に含むが、実際にはこれに限られない。
【0024】
本発明の好適例において、前記外部保護装置2には市場にある従来のブランド製品のコンピューターのモデル番号を有するBIOSまたはUEFIのような起動処理基本設定ユニット15、及びそれに対応するように設定されるホットキーの基本データが予め設けられ、前記外部保護装置2を各大手メーカーのコンピューターに適合させるように汎用性を高めている。
【0025】
更に詳しくは、本発明の応用方法二について下述する。
1.まず、前記コンピューター1の起動処理基本設定ユニット15内に、前記外部保護装置2に対応する前記データ保護ユニット11の固有のプログラムを更に設ける。
2.前記外部保護装置2を前記コンピューター1に接続した後、前記起動処理基本設定ユニット15内の前記データ保護ユニット11の固有のプログラムにより前記外部保護装置2の接続状態を検知し、前記起動処理基本設定ユニット15内の前記データ保護ユニット11が前記コンピューター1の起動データ及び設定されるホットキーの関連メッセージを前記外部保護装置の前記データ保存ユニットに書き込む。
3.前記外部保護装置2を前記コンピューター1に排他的にペアリングさせて特殊な機能を実行する。コンピューター1がクラッシュして正常に起動しない場合、前記外部保護装置2を前記コンピューター1に挿着するのみで、前記コンピューター1のシステムリストアを実行して正常に起動して使用できるように回復させる。
4.また、専用の前記外部保護装置2を前記コンピューター1に挿着すると、前記専用の外部保護装置2が内部に保存される起動データ及び設定されるホットキーデータに基づいて、前記コンピューター1と対応するようにマッチング動作を行い、前記コンピューター1に特殊な機能のメニュー操作プログラムの排他的応用権限の1つを提供する。前記特殊な機能のメニュー操作プログラムは、特殊キーの操作、データの暗号化、パスワードの確認、データのバックアップ、及びデータのリストア等ののうちの1種類を含むが、実際にはこれらに限られない。
【0026】
全体的に有効な設計は、コンピューター1の保護アプリケーション10または起動処理基本設定ユニット15を前記外部保護装置2に相互に結合してKeyを確認し、コンピューター1にペアリングさせる必要がある専用の外部保護装置2を挿着することで、コンピューター1内部の保護データを変更し、上述の特殊な機能のメニュー操作プログラムを実行し、本人以外による操作を効果的に防止する。コンピューターの正常な使用が乱されたり、損害を与えるような不適切な操作を受けても実行せず、破壊的な不当な侵入を受けても実行しないため、コンピューターを安全且つ正常に使用でき、何時何者が侵入しても損害を与えることもできず、不法者が操作して損害を与えることもできないようにする実用的な目的を達成する。
【0027】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【符号の説明】
【0028】
100 自己検知システムデータライトバックシステム
1 コンピューター
10 保護アプリケーション
11 データ保護ユニット
15 起動処理基本設定ユニット
2 外部保護装置
21 データ保存ユニット