(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024039311
(43)【公開日】2024-03-22
(54)【発明の名称】支柱取付用プレート設置アンカー及び支柱取付用プレート設置方法
(51)【国際特許分類】
E01F 13/02 20060101AFI20240314BHJP
E01F 9/60 20160101ALI20240314BHJP
【FI】
E01F13/02 Z
E01F9/60
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022143767
(22)【出願日】2022-09-09
(71)【出願人】
【識別番号】501309299
【氏名又は名称】有限会社協栄
(74)【代理人】
【識別番号】100132964
【弁理士】
【氏名又は名称】信末 孝之
(74)【代理人】
【識別番号】100074055
【弁理士】
【氏名又は名称】三原 靖雄
(72)【発明者】
【氏名】藤原 智昭
【テーマコード(参考)】
2D064
2D101
【Fターム(参考)】
2D064AA11
2D064BA01
2D064DB04
2D101CA11
2D101FB01
(57)【要約】
【課題】支柱を着脱可能な支柱取付用プレートを地面に強固に設置することの可能な、支柱取付用プレート設置アンカー及び支柱取付用プレート設置方法を提供する。
【解決手段】、支柱を着脱可能な支柱取付用プレートを上面に固定するためのフランジ部11と、フランジ部11から下方に延びる脚部12とを有する支柱取付用プレート設置アンカー10を用い、地中に脚部12を挿入するための縦穴を形成し、縦穴周囲の地表部にフランジ部11を収容するための凹部を形成し、縦穴及び凹部にアンカー固定材料を充填し、縦穴に脚部を挿入し凹部にフランジ部を収容して支柱取付用プレート設置アンカー10を地中に固定し、フランジ部11に支柱取付用プレートを固定する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
支柱を着脱可能な支柱取付用プレートを上面に固定するためのフランジ部と、該フランジ部から下方に延びる脚部とを有する支柱取付用プレート設置アンカー。
【請求項2】
請求項1に記載の支柱取付用プレート設置アンカーを用いた支柱取付用プレート設置方法であって、
地中に前記脚部を挿入するための縦穴を形成する工程と、前記縦穴周囲の地表部に前記フランジ部を収容するための凹部を形成する工程と、前記縦穴及び前記凹部にアンカー固定材料を充填する工程と、前記縦穴に前記脚部を挿入し前記凹部に前記フランジ部を収容して前記支柱取付用プレート設置アンカーを地中に固定する工程と、前記フランジ部に前記支柱取付用プレートを固定する工程と、を含むことを特徴とする支柱取付用プレート設置方法。
【請求項3】
請求項1に記載の支柱取付用プレート設置アンカーを用いた支柱取付用プレート設置方法であって、
地中に埋設された既設のパイプから既設の支柱を取り除く工程と、前記パイプ周囲の地表部に前記フランジ部を収容するための凹部を形成する工程と、前記パイプ及び前記凹部にアンカー固定材料を充填する工程と、前記パイプに前記脚部を挿入し前記凹部に前記フランジ部を収容して前記支柱取付用プレート設置アンカーを地中に固定する工程と、前記フランジ部に前記支柱取付用プレートを固定する工程と、を含むことを特徴とする支柱取付用プレート設置方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、支柱取付用プレート設置アンカー及び支柱取付用プレート設置方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、駐車場や公園等の入口には、車両等の進入を防止するための支柱が設けられている。一般的な支柱は、掘削機等を使用して地面に円筒形の穴を掘ってパイプを埋設し、そのパイプの中に支柱を抜き差し可能に立設したものである。そして、進入を防止するときには支柱を上方に抜き出した状態にし、侵入を許可するときには支柱全体をパイプ内に差し込んだ状態にするようにしていた。
【0003】
これに対して、特許文献1~3には、地面に円筒形の穴を掘ることなく施工することができるとともに、容易に着脱できるようにした支柱に関する発明が記載されている。
【0004】
特許文献1に記載された着脱式中間支柱は、支柱本体の下端部に設けた装着用フランジ部を、地面に固定したセットプレート(支柱取付用プレート)の溝部に水平方向に挿着するようにしたものである。
【0005】
特許文献2に記載された着脱式中間支柱は、支柱本体の下端部に設けた係止板を、地面に固定したセットプレート(支柱取付用プレート)の係止穴通し穴に嵌挿し回動させて固着するようにしたものである。
【0006】
特許文献3に記載された着脱式パーク支柱は、支柱本体の下端部に設けた施錠板を、地面に固定した円形フランジ板状の基板(支柱取付用プレート)のガイド穴に挿入し回動させて施錠するようにしたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】実用新案登録第3206415号公報
【特許文献2】実用新案登録第3208895号公報
【特許文献3】実用新案登録第3215100号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1~3に記載された発明においては、いずれも支柱取付用プレートを地面に設置する必要があるが、その方法は地面にボルトで直接固定するものであった。
図13は、従来例に係る支柱の設置状態を示す図である。土層5の上はアスファルト層4が形成されており、支柱取付用プレート20はアスファルト層4の地表部2に設置されてボルト8,8でアスファルト層4に固定されている。そして、支柱取付用プレート20の上面に支柱1が取り付けられている。
【0009】
しかしながら、支柱取付用プレートを地面にボルトで直接固定する方法では、強固に固定することができなかった。特に、車両等の進入を防止するための支柱は、ボルトでの固定が難しいアスファルト舗装された地面に設置されることが多く、支柱取付用プレートが地面から外れてしまう恐れがあった。
【0010】
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、支柱を着脱可能な支柱取付用プレートを地面に強固に設置することの可能な、支柱取付用プレート設置アンカー及び支柱取付用プレート設置方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するため、本発明の支柱取付用プレート設置アンカーは、支柱を着脱可能な支柱取付用プレートを上面に固定するためのフランジ部と、該フランジ部から下方に延びる脚部とを有するものである。
【0012】
また、本発明の支柱取付用プレート設置方法は、本発明の支柱取付用プレート設置アンカーを用いた支柱取付用プレート設置方法であって、地中に前記脚部を挿入するための縦穴を形成する工程と、前記縦穴周囲の地表部に前記フランジ部を収容するための凹部を形成する工程と、前記縦穴及び前記凹部にアンカー固定材料を充填する工程と、前記縦穴に前記脚部を挿入し前記凹部に前記フランジ部を収容して前記支柱取付用プレート設置アンカーを地中に固定する工程と、前記フランジ部に前記支柱取付用プレートを固定する工程と、を含むことを特徴とする。
【0013】
また、本発明の支柱取付用プレート設置方法は、本発明の支柱取付用プレート設置アンカーを用いた支柱取付用プレート設置方法であって、地中に埋設された既設のパイプから既設の支柱を取り除く工程と、前記パイプ周囲の地表部に前記フランジ部を収容するための凹部を形成する工程と、前記パイプ及び前記凹部にアンカー固定材料を充填する工程と、前記パイプに前記脚部を挿入し前記凹部に前記フランジ部を収容して前記支柱取付用プレート設置アンカーを地中に固定する工程と、前記フランジ部に前記支柱取付用プレートを固定する工程と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明の支柱取付用プレート設置アンカーは、支柱を着脱可能な支柱取付用プレートを上面に固定するためのフランジ部と、フランジ部から下方に延びる脚部とを有するものであり、脚部を地中に挿入して固定するとともにフランジ部に支柱取付用プレートを固定することにより、支柱取付用プレートを地面に強固に設置することができる。
【0015】
また、本発明の支柱取付用プレート設置方法は、本発明の支柱取付用プレート設置アンカーを用いた支柱取付用プレート設置方法であって、地中に脚部を挿入するための縦穴を形成し、縦穴周囲の地表部にフランジ部を収容するための凹部を形成し、縦穴及び凹部にアンカー固定材料を充填し、縦穴に脚部を挿入し凹部にフランジ部を収容して支柱取付用プレート設置アンカーを地中に固定し、フランジ部に支柱取付用プレートを固定するようになっている。従って、支柱取付用プレートを設置するためのアンカーのうち、脚部は縦穴にアンカー固定材料で強固に固定され、フランジ部は地表部の凹部にアンカー固定材料で強固に固定される。また、フランジ部が突出しないように凹部に収容することができる。
【0016】
また、本発明の支柱取付用プレート設置方法は、本発明の支柱取付用プレート設置アンカーを用いた支柱取付用プレート設置方法であって、地中に埋設された既設のパイプから既設の支柱を取り除き、パイプ周囲の地表部にフランジ部を収容するための凹部を形成し、パイプ及び凹部にアンカー固定材料を充填し、パイプに脚部を挿入し凹部にフランジ部を収容して支柱取付用プレート設置アンカーを地中に固定し、フランジ部に支柱取付用プレートを固定するようになっている。従って、支柱取付用プレートを設置するためのアンカーのうち、脚部はパイプにアンカー固定材料で強固に固定され、フランジ部は地表部の凹部にアンカー固定材料で強固に固定される。また、フランジ部が突出しないように凹部に収容することができる。
【0017】
このように、本発明によれば、支柱を着脱可能な支柱取付用プレートを地面に強固に設置することの可能な、支柱取付用プレート設置アンカー及び支柱取付用プレート設置方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の実施形態に係る支柱取付用プレート設置アンカーを示す(A)平面図、(B)正面図である。
【
図2】本発明の実施形態に係る支柱取付用プレートを示す(A)平面図、(B)正面図である。
【
図3】実施形態1に係る支柱取付用プレート設置方法の説明図である。
【
図4】実施形態1に係る支柱取付用プレート設置方法の説明図である。
【
図5】実施形態1に係る支柱取付用プレート設置方法の説明図である。
【
図6】実施形態1に係る支柱取付用プレート設置方法の説明図である。
【
図7】実施形態1に係る支柱取付用プレート設置方法の説明図である。
【
図8】実施形態2に係る支柱取付用プレート設置方法の説明図である。
【
図9】実施形態2に係る支柱取付用プレート設置方法の説明図である。
【
図10】実施形態2に係る支柱取付用プレート設置方法の説明図である。
【
図11】実施形態2に係る支柱取付用プレート設置方法の説明図である。
【
図12】実施形態2に係る支柱取付用プレート設置方法の説明図である。
【
図13】従来例に係る支柱の設置状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
次に、
図1乃至
図12を参照して、本発明の実施形態に係る支柱取付用プレート設置アンカー及び支柱取付用プレート設置方法について説明する。
【0020】
(支柱取付用プレート設置アンカー)
まず、
図1を参照して、本実施形態に係る支柱取付用プレート設置アンカー10(以下単に「アンカー10」とも記載)について説明する。
図1は、支柱取付用プレート設置アンカー10を示す(A)平面図、(B)正面図である。
【0021】
支柱取付用プレート設置アンカー10は、フランジ部11及び脚部12から構成されている。フランジ部11は、後述する支柱取付用プレート20を上面に固定するためのものであり、円形の板状部材である。フランジ部11の周縁部近傍には、支柱取付用プレート20を固定する際に使用する孔13が形成されている。
【0022】
脚部12は、フランジ部11から下方に延びる部材であり、地中へのより強固な固定のために異形鉄筋が用いられている。また、脚部12の先端は尖っている。
【0023】
フランジ部11と脚部12との接合は以下のように行うことが好ましい。まず、フランジ部11の中央に孔を形成して脚部12の基端部を貫通させる。次に、脚部12の基端部を必要に応じて切断するとともに、フランジ部11の上面及び下面から、フランジ部11と脚部12との当接部分を溶接する。溶接にあたっては、後述する地中への打ち込みに十分耐えるように肉盛りを行い、肉盛りしたフランジ部11の上面は平らになるようにサンダーで研削する。
【0024】
(支柱取付用プレート)
次に、
図2を参照して、本実施形態に係る支柱取付用プレート20(以下単に「プレート20」とも記載)について説明する。
図2は、支柱取付用プレート20を示す(A)平面図、(B)正面図である。
【0025】
支柱取付用プレート20は、上面に車両等の進入を防止するための支柱を着脱可能に取り付けるための円盤状部材であり、上面部21、中面部22及び下面部23の3層構造となっている。上面部21には、支柱を取り付けるための矩形状のスリット24が形成されている。また、プレート20をアンカー10のフランジ部11に固定するためのボルトを通す孔25,25が、上面部21、中面部22及び下面部23を貫通して形成されている。なお、プレート20に支柱を取り付けるための構造は、スリット24に限定されるものではなく、例えば特許文献1~3に記載された他の取付構造であってもよい。
【0026】
(実施形態1)
次に、
図3~
図7を参照して、本発明の実施形態1に係る支柱取付用プレート設置方法について説明する。
図3~
図7は、実施形態1に係る支柱取付用プレート設置方法の説明図である。
【0027】
まず、
図3(B)(断面図)に示すように、プレート20を設置する位置に、アスファルト層4から土層5に向けて、ドリル30でアンカー10の脚部12を挿入するための縦穴6を形成する。縦穴6の径は、アンカー10の脚部12の径よりも大きくなるようにする。また、
図3(A)(平面図)及び
図3(B)に示すように、縦穴6周囲の地表部2のアスファルト層4を略円形となるように斫り、凹部3を形成する。凹部3は、アンカー10のフランジ部11を収容するためのものであり、フランジ部11の径よりも大きく、また、フランジ部11の厚みよりも厚くなるように形成する。
【0028】
次に、
図4に示すように、縦穴6及び凹部3にアンカー固定材料7を充填する。アンカー固定材料7の量は、縦穴6の全て及び凹部3の途中までを満たすようにし、アンカー10のフランジ部11を収容したときにフランジ部11の上面が地表部2と略面一となるような量に調整する。なお、アンカー固定材料7には、セメント、コンクリートなどのセメント製品や、コンクリート・金属・アスファルト用接着剤などを用いることができる。
【0029】
次に、
図5に示すように、縦穴6にアンカー10の脚部12を挿入し、凹部3にアンカー10のフランジ部11を収容して、アンカー固定材料7によりアンカー10を地中に固定する。このとき、図示しないハンマー等でフランジ部11の上面を打ち込むことにより、脚部12を縦穴6に挿入していく。
【0030】
次に、
図6に示すように、アンカー10のフランジ部11の上面に支柱取付用プレート20を固定する。プレート20の固定は、ボルト8,8により行う。ボルト8,8は、プレート20の穴25,25、フランジ11の穴13,13及びアンカー固定材料7を貫通して、アスファルト層4に到達している。
【0031】
最後に、
図7に示すように、支柱取付用プレート20の上面に支柱1を取り付ける。
【0032】
本実施形態に係る支柱取付用プレート設置アンカー10は、支柱1を着脱可能な支柱取付用プレート20を上面に固定するためのフランジ部11と、フランジ部11から下方に延びる脚部12とを有するものであり、脚部12を地中に挿入して固定するとともにフランジ部11に支柱取付用プレート20を固定することにより、支柱取付用プレート20を地面に強固に設置することができる。
【0033】
また、本実施形態に係る支柱取付用プレート設置方法は、支柱取付用プレート設置アンカー10を用いた支柱取付用プレート設置方法であって、地中に脚部12を挿入するための縦穴6を形成し、縦穴6周囲の地表部2にフランジ部11を収容するための凹部3を形成し、縦穴6及び凹部3にアンカー固定材料7を充填し、縦穴6に脚部12を挿入し凹部3にフランジ部11を収容して支柱取付用プレート設置アンカー10を地中に固定し、フランジ部11に支柱取付用プレート20を固定するようになっている。従って、支柱取付用プレート20を設置するためのアンカー10のうち、脚部12は縦穴6にアンカー固定材料7で強固に固定され、フランジ部11は地表部2の凹部3にアンカー固定材料7で強固に固定される。また、フランジ部11が突出しないように凹部3に収容することができる。
【0034】
(実施形態2)
次に、
図8~
図12を参照して、本発明の実施形態2に係る支柱取付用プレート設置方法について説明する。
図8~
図12は、実施形態2に係る支柱取付用プレート設置方法の説明図である。なお、実施形態2に係る支柱取付用プレート設置方法は、実施形態1とほぼ同様の構成であるため、共通する部分には同一の符号を付し説明を省略する。
【0035】
まず、
図8(B)(断面図)に示すように、地中に埋設された既設のパイプ9から、図示しない既設の支柱を取り除く。また、
図8(A)(平面図及び)
図8(B)に示すように、パイプ9周囲の地表部2のアスファルト層4を略円形となるように斫り、凹部3を形成する。
【0036】
次に、
図9に示すように、パイプ9及び凹部3にアンカー固定材料7を充填する。アンカー固定材料7の量は、パイプ9の全て及び凹部3の途中までを満たすようにし、アンカー10のフランジ部11を収容したときにフランジ部11の上面が地表部2と略面一となるような量に調整する。
【0037】
次に、
図10に示すように、パイプ9にアンカー10の脚部12を挿入し、凹部3にアンカー10のフランジ部11を収容して、アンカー固定材料7によりアンカー10を地中に固定する。
【0038】
次に、
図11に示すように、アンカー10のフランジ部11の上面に支柱取付用プレート20を固定する。
【0039】
最後に、
図12に示すように、支柱取付用プレート20の上面に支柱1を取り付ける。
【0040】
本実施形態に係る支柱取付用プレート設置方法は、支柱取付用プレート設置アンカー10を用いた支柱取付用プレート設置方法であって、地中に埋設された既設のパイプ9から既設の支柱を取り除き、パイプ9周囲の地表部2にフランジ部11を収容するための凹部3を形成し、パイプ9及び凹部3にアンカー固定材料7を充填し、パイプ9に脚部12を挿入し凹部3にフランジ部11を収容して支柱取付用プレート設置アンカー10を地中に固定し、フランジ部11に支柱取付用プレート20を固定するようになっている。従って、支柱取付用プレート20を設置するためのアンカー10のうち、脚部12はパイプ9にアンカー固定材料7で強固に固定され、フランジ部11は地表部2の凹部3にアンカー固定材料7で強固に固定される。また、フランジ部11が突出しないように凹部3に収容することができる。
【0041】
このように、本実施形態に係る支柱取付用プレート設置アンカー及び支柱取付用プレート設置方法によれば、支柱を着脱可能な支柱取付用プレートを地面に強固に設置することができる。
【0042】
以上、本発明の実施形態に係る支柱取付用プレート設置アンカー及び支柱取付用プレート設置方法について説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。
【0043】
例えば、支柱取付用プレート設置アンカーのフランジ部の形状は円形に限定されるものではなく、矩形等であってもよい。
【0044】
また、支柱取付用プレート設置アンカーの設置場所はアスファルト舗装面に限定されるものではなく、コンクリート舗装面等であってもよい。
【符号の説明】
【0045】
1 支柱
2 地表部
3 凹部
4 アスファルト層
5 土層
6 縦穴
7 アンカー固定材料
8 ボルト
9 パイプ
10 支柱取付用プレート設置アンカー
11 フランジ部
12 脚部
13 孔
20 支柱取付用プレート
21 上面部
22 中面部
23 下面部
24 スリット
25 孔
30 ドリル