(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024039525
(43)【公開日】2024-03-22
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理方法、端末
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0601 20230101AFI20240314BHJP
G06Q 50/00 20240101ALI20240314BHJP
【FI】
G06Q30/06 300
G06Q50/00 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】24
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022144137
(22)【出願日】2022-09-09
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001759
【氏名又は名称】弁理士法人よつ葉国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100093687
【弁理士】
【氏名又は名称】富崎 元成
(74)【代理人】
【識別番号】100168468
【弁理士】
【氏名又は名称】富崎 曜
(74)【代理人】
【識別番号】100166176
【弁理士】
【氏名又は名称】加美山 豊
(72)【発明者】
【氏名】得永 真央
(72)【発明者】
【氏名】後藤 岳人
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB47
5L049BB64
(57)【要約】
【課題】商品やサービスの購入や予約に関する利便性を向上させる。
【解決手段】送受信されたコンテンツを含むチャットルームを表示する端末によって実行されるプログラムは、端末のユーザによって選択された、チャットルームに含まれる画像の情報を端末の制御部によって取得することと、取得された画像に含まれる商品、またはサービスに関連する第1情報を端末の表示部に表示することとが端末によって実行される。
【選択図】
図1-1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
送受信されたコンテンツを含むチャットルームを表示する端末によって実行されるプログラムであって、
前記端末のユーザによって選択された、前記チャットルームに含まれる画像の情報を前記端末の制御部によって取得することと、
取得された前記画像に含まれる商品、またはサービスに関連する第1情報を前記端末の表示部に表示することとが前記端末によって実行される。
【請求項2】
請求項1に記載のプログラムであって、
前記第1情報は、前記画像に含まれる商品、またはサービスの購入に関する情報を含む。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のプログラムであって、
前記第1情報は、前記画像に含まれる商品、またはサービスの予約に関する情報を含む。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1情報に基づき、前記端末のユーザによる購入、または予約が完了された後、前記画像に含まれる商品に類似する類似商品、またはサービスに類似する類似サービスに関する第2情報を前記端末の表示部に表示することが前記端末によって実行される。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記画像のうち、前記端末のユーザによって選択された選択領域を前記制御部によって取得することが前記端末によって実行され、
前記第1情報は、前記選択領域に基づいて決定される。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1情報は、前記画像に含まれる商品に類似する類似商品、またはサービスと類似する類似サービスに関する情報を含む。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のプログラムであって、
取得された前記画像に含まれる商品、またはサービスに基づき、前記画像に含まれる商品、またはサービスとは異なる種別の商品、またはサービスに関する第3情報を前記表示部に表示することが前記端末によって実行される。
【請求項8】
請求項7に記載のプログラムであって、
前記第3情報は、取得された前記画像に含まれる商品、またはサービスに関連づけられたタグ情報に基づいて決定される。
【請求項9】
請求項7または請求項8に記載のプログラムであって、
前記第3情報は、取得された前記画像に含まれる商品に類似する類似商品、またはサービスに類似する類似サービスに基づいて決定される。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記端末のユーザによって、前記チャットルームに含まれる第1画像と第2画像とが少なくとも選択された場合、前記第1画像に含まれる商品、またはサービスに関連する第4情報と、前記第2画像に含まれる商品、またはサービスに関連する第5情報とを前記端末の表示部に表示することとが前記端末によって実行される。
【請求項11】
請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記画像は、第1画像であり、
前記チャットルームは、前記第1画像と第2画像とを含み、
前記第1画像に関連付けられた関連情報に対する前記端末のユーザの選択によって、前記チャットルームに含まれる前記第1画像の情報を前記端末の制御部によって取得することが前記端末によって実行される。
【請求項12】
請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1情報に対する前記端末のユーザによる入力に基づいて、前記チャットルームに含まれるユーザで共同購入するための共同購入情報を前記チャットルームに表示する処理を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項13】
請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1情報に対する前記端末のユーザによる入力に基づいて、決済に関する処理を前記制御部によって行うことと、
前記決済に関する処理に基づいて、前記チャットルームに含まれるユーザに送金の依頼に関する処理を前記制御部によって行うこととが前記端末によって実行される。
【請求項14】
請求項1から請求項13のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1情報と、前記端末のユーザに関連付けられた関連ユーザに関する関連ユーザ情報とを前記表示部に表示することが前記端末によって実行される。
【請求項15】
請求項14に記載のプログラムであって、
前記関連ユーザ情報は、前記関連ユーザによる、前記画像に含まれる商品、またはサービスの購入に関する情報を含む。
【請求項16】
請求項1から請求項15のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1情報と、前記画像に含まれる商品、またはサービスに関連する動画情報とを前記表示部に表示することが前記端末によって実行される。
【請求項17】
請求項1から請求項16のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1情報は、前記画像に含まれる商品、またはサービスに関連する金額の情報を含む。
【請求項18】
請求項17に記載のプログラムであって、
前記金額の情報は、WEBと実店舗とで購入する場合の金額を含む。
【請求項19】
請求項18に記載のプログラムであって、
前記金額の情報は、位置に関する情報に基づいて取得される。
【請求項20】
請求項1から請求項19のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記チャットルームは、第1チャットルームであり、
前記第1情報に基づき、前記端末のユーザによる購入、または予約が完了された後、購入された購入情報、または予約が行われた予約情報を第2チャットルームに送信する制御を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項21】
請求項20に記載のプログラムであって、
前記第2チャットルームは、前記第1チャットルームである。
【請求項22】
請求項20または請求項21に記載のプログラムであって、
前記購入情報は、前記購入情報に対する入力に基づいて、前記画像に関連する商品、またはサービスを購入可能であり、
前記予約情報は、前記予約情報に対する入力に基づいて、前記画像に関連する商品、またはサービスを予約可能である。
【請求項23】
送受信されたコンテンツを含むチャットルームを表示する端末の情報処理方法であって、
前記端末のユーザによって選択された、前記チャットルームに含まれる画像の情報を前記端末の制御部によって取得することと、
取得された前記画像に含まれる商品、またはサービスに関連する第1情報を前記端末の表示部に表示することとを含む。
【請求項24】
送受信されたコンテンツを含むチャットルームを表示する端末であって、
前記端末のユーザによって選択された、前記チャットルームに含まれる画像の情報を取得する制御部と、
取得された前記画像に含まれる商品、またはサービスに関連する第1情報を表示する表示部とを備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム、情報処理方法、端末、サーバ、システム等に関する。
【背景技術】
【0002】
昨今、言語による検索クエリに代えて、画像を検索クエリとして用いることが可能な情報検索サービスが普及しつつある。例えば特許文献1には、クエリ画像と類似するデータベース内の画像の部分画像を検索することができる画像検索システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【0004】
本発明の第1の態様によると、送受信されたコンテンツを含むチャットルームを表示する端末によって実行されるプログラムは、端末のユーザによって選択された、チャットルームに含まれる画像の情報を端末の制御部によって取得することと、取得された画像に含まれる商品、またはサービスに関連する第1情報を端末の表示部に表示することとが前端末によって実行される。
本発明の第2の態様によると、送受信されたコンテンツを含むチャットルームを表示する端末の情報処理方法は、端末のユーザによって選択された、チャットルームに含まれる画像の情報を端末の制御部によって取得することと、取得された画像に含まれる商品、またはサービスに関連する第1情報を端末の表示部に表示することとを含む。
本発明の第3の態様によると、送受信されたコンテンツを含むチャットルームを表示する端末は、端末のユーザによって選択された、チャットルームに含まれる画像の情報を取得する制御部と、取得された画像に含まれる商品、またはサービスに関連する第1情報を表示する表示部とを備える。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【
図1-1】実施形態に係る通信システムの構成の一例を示す図。
【
図1-2】第1実施例に係るサーバの制御部によって実現される機能の一例を示す図。
【
図1-3】第1実施例に係るサーバの記憶部に記憶される情報の一例を示す図。
【
図1-4】第1実施例に係るアカウント登録データのデータ構成の一例を示す図。
【
図1-5】第1実施例に係る画像登録のデータ構成の一例を示す図。
【
図1-6】第1実施例に係る端末の制御部によって実現される機能の一例を示す図。
【
図1-7】第1実施例に係る端末の記憶部に記憶される情報の一例を示す図。
【
図1-8】第1実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図1-9】第1実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図1-10】第1実施例に係る画像検索処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図1-11】第1変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図1-12】第1変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図1-13】第1変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図2-1】第2実施例に係る通信システムの構成の一例を示す図。
【
図2-2】第2実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図2-3】第2実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図2-4】第2実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図2-5】第2変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図2-6】第2変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図2-7】第2変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図2-8】第2変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図3-1】第3実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図3-2】第3実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図3-3】第3変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図3-4】第3変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図4-1】第4実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図4-2】第4実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図4-3】第4変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図5-1】第5実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図5-2】第5実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図5-3】第5変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図6-1】第6実施例に係るサーバの記憶部に記憶される情報の一例を示す図。
【
図6-2】第6実施例に係るアカウント管理データベースのデータ構成の一例を示す図。
【
図6-3】第6実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図7-1】第7実施例に係るサーバの記憶部に記憶される情報の一例を示す図。
【
図7-2】第7実施例に係る店舗別価格登録データベースのデータ構成の一例を示す図。
【
図7-3】第7実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図8-1】第8実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図8-2】第8実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図8-3】第8変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図9-1】第9実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図9-2】第9実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図10-1】第10実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0006】
<法的事項の遵守>
本明細書に記載の開示は、通信の秘密など、本開示の実施に必要な実施国の法的事項遵守を前提とすることに留意されたい。
【0007】
<実施形態>
本明細書では、分かり易いように「限定ではなく例として」と記載する箇所があるが、該当箇所ばかりでなく、以下説明する実施形態の全体について、その記載内容に限定されるものではないことに留意されたい。
【0008】
本開示に係るプログラム等を実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。
【0009】
本願請求項に係る発明の端末(本願発明の端末)の生産は、限定ではなく例として、ユーザが所有(所持)している端末で、本明細書に記載したプログラム(限定ではなく例として、アプリケーションプログラム)等が受信されることによって(または受信されて端末に記憶されることによって)、本端末において、本願請求項に係る発明の機能が実現可能となる状態が作り出される(本願請求項に係る発明が実行可能になる状態が作り出される)という概念を含んでもよい。
【0010】
また、本願請求項に係る発明のシステム(本願発明のシステム)の生産は、限定ではなく例として、本願システムに含まれるサーバから送信された本明細書に記載されたプログラム(限定ではなく例として、アプリケーションプログラム)等を、本願システムに含まれる端末で受信することによって(または受信されたプログラムが端末に記憶されることによって)、本願請求項に係るシステムの発明の機能が実現可能となる状態が作り出される(本願請求項に係る発明が実行可能になる状態が作り出される)という概念を含んでもよい。
【0011】
また、本明細書において、システムとは、限定ではなく例として、複数の装置を有して構成されるものとすることができる。
複数の装置は、同じ種類の装置の組合せとしてもよいし、異なる種類の装置の組合せとしてもよいし、同じ種類の装置と異なる種類の装置との組合せとしてもよい。
なお、システムとは、限定ではなく例として、複数の装置が協働して何らかの処理を行うもの、と考えることもできる。
【0012】
また、クライアント(クライアント装置)とサーバとに関するシステムとは、限定ではなく例として、少なくとも以下のいずれかと考えることができる。
(1)端末&サーバ
(2)サーバ
(3)端末
【0013】
(1)は、限定ではなく例として、少なくとも1つの端末と、少なくとも1つのサーバとを含むシステムである。この一例は、クライアントサーバシステムである。
【0014】
サーバは、限定ではなく例として、以下の装置によって構成されており、単独の装置であってもよいし、複数の装置の組合せであってもよいものとする。
【0015】
具体的には、サーバは、限定ではなく例として、少なくとも1つのプロセッサー(限定ではなく例として、CPU:Central Processing Unit、GPU:Graphics Processing Unit、APU:Accelerated Processing Unit、DSP:Digital Signal Processor(限定ではなく例として、ASIC:Application Specific Integrated Circuit、FPGA:Field Programmable Gate Array)等)、コンピュータ装置(プロセッサー+メモリ)、制御装置、演算装置、処理装置等のいずれかを有して構成され、いずれか1つの装置の同種を複数備える構成(限定ではなく例として、CPU+CPU、ホモジニアスマルチコアプロセッサー等)や、いずれか1つの装置の異種を複数備える構成(限定ではなく例として、CPU+DSP、ヘテロジニアスマルチコアプロセッサー等)としてもよいし、複数の装置の組み合わせ(限定ではなく例として、プロセッサー+コンピュータ装置、プロセッサー+演算装置、複数の装置をヘテロジニアス化したもの等)であってもよい。
なお、プロセッサーは、仮想プロセッサーとしてもよい。
【0016】
また、サーバによって何らかの処理を実行する場合に、単一の装置で構成される場合は、単一の装置によって実施例に記載されている処理が実行される。また、複数の装置を有して構成されている場合には、一部の処理を一方の装置が実行し、その他の処理を他方の装置が実行するように構成されていてもよい。限定ではなく例として、プロセッサーと、演算装置とを有して構成される場合、第1処理をプロセッサーが実行し、第2処理を演算装置が実行するように構成されていてもよい。
また、複数の装置で構成する場合には、各々の装置が互いに物理的に離れた位置に配置されて構成されてもよい。
【0017】
また、サーバの機能は、限定ではなく例として、クラウドコンピューティングにおけるPaaSやIaaS、SaaSの形態で提供されるようにしてもよい。
【0018】
また、システムの制御部は、端末の制御部とサーバの制御部とのうちの少なくともいずれか一方とすることができる。つまり、限定ではなく例として、(1A)端末の制御部のみ、(1B)サーバの制御部のみ、(1C)端末の制御部とサーバの制御部との両方、のうちのいずれかを、システムの制御部とすることができる。
【0019】
また、システムの制御部が行う制御や処理(以下、包括的に「制御等」と称する。)は、(1A)端末の制御部のみによって行うようにしてもよいし、(1B)サーバの制御部のみによって行うようにしてもよいし、(1C)端末の制御部とサーバの制御部との両方によって行うようにしてもよい。
また、(1C)では、限定ではなく例として、システムが制御部によって行う制御等のうちの一部の制御等を端末の制御部によって行うようにし、残りの制御等をサーバの制御部によって行うようにしてもよい。この場合、制御等の割り当て(割り振り)は、等分であってもよいし、等分ではなく異なる割合で割り当ててもよい。
【0020】
また、サーバの通信部という場合、サーバが単一の装置によって構成されている場合には、単一の装置が備える通信部そのものであってもよい。また、サーバが複数の装置を有して構成されている場合には、サーバの通信部は、各々の装置が備える各々の通信部を含む構成であってもよい。
限定ではなく例として、サーバは、第1装置と第2装置とを備え、第1装置は第1通信部を有し、第2装置は第2通信部を有する場合、サーバの通信部は、第1通信部と第2通信部とを含む概念としてもよい。
【0021】
(2)は、限定ではなく例として、複数のサーバによって構成されるシステム(以下、「サーバシステム」と称する。)とすることができる。この場合、各々のサーバの構成としては、前述した構成を同様に適用することができる。
【0022】
サーバシステムが行う制御等は、複数のサーバのうち、(2A)一のサーバのみによって行うようにしてもよいし、(2B)他のサーバのみによって行うようにしてもよいし、(2C)一のサーバと他のサーバとが行うようにしてもよい。
また、(2C)では、限定ではなく例として、サーバシステムが行う制御等のうちの一部の制御等を一のサーバが行うようにし、残りの制御等を他のサーバが行うようにしてもよい。この場合、制御等の割り当て(割り振り)は、等分であってもよいし、等分ではなく異なる割合で割り当ててもよい。
【0023】
(3)は、限定ではなく例として、複数の端末によって構成されるシステムとすることができる。
このシステムは、限定ではなく例として、以下のようなシステムとすることができる。
・サーバの機能を端末に持たせるシステム(分散システム)。これは、限定ではなく例として、ブロックチェーンの技術を用いて実現することが可能である。
・端末同士が無線通信を行うシステム。これは、限定ではなく例として、ブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信技術を用いてP2P(ピアツーピア)方式等で通信を行うことで実現可能である。
【0024】
なお、上記は、制御部に限らず、システムの構成要素となり得る入出力部、通信部、記憶部、時計部等の各機能部についても同様である。
【0025】
以下の実施形態では、限定ではなく例として、端末とサーバとを含むシステム(限定ではなく例として、クライアントサーバシステム)を例示する。
なお、サーバとして、上記(2)のサーバシステムを適用することも可能である。
【0026】
また、端末とサーバとを含むシステムに代えて、サーバを含まないシステム、限定ではなく例として、上記(3)のシステムを適用することも可能である。
この場合の実施形態は、前述したブロックチェーンの技術等に基づいて構成することが可能である。具体的には、限定ではなく例として、以下の実施形態で説明するサーバに記憶されて管理されるデータを、ブロックチェーン上に保管(格納)する。そして、端末が、ブロックチェーンへのトランザクションを生成し、トランザクションがブロックチェーン上で承認されると、ブロックチェーン上に保管されたデータが更新されるようにすることができる。
【0027】
なお、端末と表現した場合でも、これは、クライアントサーバにおけるクライアントの装置としての端末の意味に限定されるものではない。
つまり、端末は、クライアントサーバにおけるものではない装置の概念を含むこともあり得る。
【0028】
また、本明細書では、適宜「通信I/Fによって」という表現を用いる。これは、限定ではなく例として、装置が、制御部(プロセッサー等)の制御に基づいて、通信I/Fを介して(通信部を介して)、各種の情報やデータを送受信することを示してもよいものとする。
【0029】
また、本明細書において「関する」、「関連する」と記載された用語について、「Aに関するB」や「Aに関連するB」という場合、限定ではなく例として、「A」と何らかの関係性を有する「B」を意味してよいものとする。この具体例については後述する。
【0030】
また、本明細書において、「AとBとを送信する」、「AとBとを受信する」といったように、装置が2以上のものを対象として処理を行うことには、「A」と「B」とをタイミングを合わせて行うもの(以下、「同時」という。)と、「A」と「B」とをタイミングをずらして行うもの(以下、「非同時」という。)とを含めてよいものとする。
限定ではなく例として、第1情報と第2情報とを送信するという場合、第1情報と第2情報とをタイミングを合わせて送信するものと、第1情報と第2情報とをタイミングをずらして送信するものとの両方の概念を含めてよいものとする。
なお、ラグ(タイムラグ)を考慮し、「同時」には「ほぼ同時」を含めてよいものとする。
【0031】
なお、「A」と「B」とをタイミングをずらして行うといっても、これはあくまでも「A」と「B」とを対象として処理を行うものであればよく、その目的は必ずしも同じでなくてもよいものとする。
限定ではなく例として、上記のように第1情報と第2情報とを送信するという場合、第1情報と第2情報とを送信しさえすればよく、同じ目的で第1情報と第2情報とを送信する場合の他、異なる目的で第1情報と第2情報とを送信する場合も含めてよいものとする。
【0032】
以下の実施例では、ユーザがチャットを行うためのサービス(以下、「チャットサービス」と称する。)の一例として、メッセージングサービス(Messaging Service)を例示する。また、チャットサービスを実現するためのアプリケーションを「チャットアプリケーション」と称し、メッセージングサービスを実現するためのアプリケーションを「メッセージングアプリケーション」と称する。
チャットアプリケーションでは、限定ではなく例として、ユーザがチャットルームでチャットを行うことができるようにすることができる。
【0033】
なお、メッセージングサービス:MS(インスタントメッセージサービス:IMSを含む。)は、ソーシャルネットワーキングサービス:SNSの1つの形態(一形態)と考えることもできる。このため、メッセージンサービスとソーシャルネットワーキングサービスとを区別してもよいし、区別しなくてもよい。つまり、ソーシャルネットワーキングサービスにメッセージングサービスを含めてもよいものとする。
【0034】
また、以下の実施例では、メッセージングサービスの一例として、サーバを介して複数の装置(限定ではなく例として、端末)間で簡単なメッセージの送受信を行うインスタントメッセージングサービス:IMS(Instant Messaging Service)を例示する。
インスタントメッセージングアプリケーションでは、限定ではなく例として、ユーザがトークルームでトークを行うようにすることができる。
【0035】
チャットルーム(限定ではなく例として、トークルーム)とは、複数のユーザの端末間で送受信されるコンテンツを各々のユーザが閲覧できるUI(User Interface)やGUI(Graphical User Interface)とすることができる。
【0036】
また、トークルームには、1対1のユーザのトークルーム(以下、「1対1トークルーム」と称する。)、複数のユーザを含むグループのトークルーム(以下、「グループトークルーム」と称する。)、OA事業者(限定ではなく例として、メッセージングサービスの事業者と提携する事業者)とのトークルーム(以下、「OAトークルーム」と称する。)等を含めることができる。
【0037】
また、メッセージングアプリケーションのアカウントであって、一般のユーザではない事業者のアカウントを「(OA(Official Account))」と称してもよく、この公式アカウントのユーザを「公式ユーザ」と称してもよい。なお、これを「公式アカウントユーザ」や「公式アカウント事業者」等のように称してもよい。
それに対し、メッセージングアプリケーションのアカウントであって、OA事業者ではないユーザのアカウントを「一般アカウント」と称し、一般アカウントのユーザを「一般ユーザ」と称する。なお、これを「一般アカウントユーザ」等のように称してもよい。
つまり、メッセージングアプリケーションのアカウントには、一般アカウントと公式アカウントとを含めてよいものとする。
【0038】
また、OA事業者も、限定ではなく例として、一般アカウントのユーザの端末と同様の端末を利用して、サーバを介して、他の装置との間でメッセージの送受信を行うことができるようにしてもよい。
【0039】
また、メッセージ(メッセージ情報)とは、限定ではなく例として、メッセージングサービスで用いられる送信元と送信先とが定められる情報であって、メッセージを識別するための識別情報(メッセージID)とメッセージコンテンツとで構成される情報としてもよい。
また、メッセージコンテンツとは、限定ではなく例として、メッセージIDを除くメッセージの中身を意味するものとしてもよい。メッセージコンテンツは、1または2以上のコンテンツとしてもよい。
【0040】
また、メッセージを識別するための識別情報として設定される情報を「メッセージID」と称する。
同じメッセージIDのメッセージに含まれるメッセージコンテンツは、このメッセージIDによって識別されると考えることもできる。よって、メッセージを識別するための識別情報は、メッセージコンテンツを識別するための識別情報と実質的に同義と考えることもできる。
なお、これとは異なり、メッセージコンテンツごとに個別の識別情報(メッセージコンテンツID)を設定するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
【0041】
コンテンツには、限定ではなく例として、テキスト形式のテキストコンテンツ、画像(静止画像、動画像の少なくともいずれか一方を含む。)形式の画像コンテンツ、音(音声を含む。)形式の音コンテンツなどを含めてよいものとする。
なお、この他にも、ユーザの操作に供するボタンやアイコン等の操作コンテンツや、URI(URL等を含む。)などのリンクコンテンツを含めてもよいものとする。
【0042】
テキストには、限定ではなく例として、文字コードで表される各国の文字、拡張文字、機種依存文字、数字、記号、図形及び符号の少なくともいずれか1つを含めてよいものとする。
なお、テキストは、上記の文字、拡張文字、機種依存文字、数字、記号、図形及び符号の少なくとも1つを含まなくてもよく、その他のテキストを含んでもよい。
【0043】
画像には、限定ではなく例として、アイコン、ボタン、スタンプ、絵文字、バナー画像といった各種の画像の情報のうちの少なくともいずれか1つを含めることができる。
【0044】
なお、上記の定義とは異なり、メッセージの上位概念がコンテンツである、またはコンテンツとメッセージとは同義である、と定義してもよいし、そのように定義しなくてもよい。
【0045】
また、以下では、電子商取引アプリケーションの名称を、適宜「Shopping App」と称して図示・説明する。
【0046】
電子商取引サービス(電子商取引アプリケーション)を実現するための形態としては、限定ではなく例として、以下のいずれかの形態を適用してもよい。
(A)電子商取引アプリケーションを単体で構成する形態
(B)メッセージングアプリケーションの一機能として電子商取引サービスの機能を持たせる形態
(C)電子商取引サービスの機能とメッセージングサービスの機能とを有するアプリケーション(複合的なアプリケーション)を構成する形態
(D)電子商取引アプリケーションとは別のアプリケーションとしてメッセージングアプリケーションを構成する形態
【0047】
(B)や(C)の形態では、限定ではなく例として、電子商取引サービス事業者を、メッセージングサービス事業者と同じ事業者とすることができる。
また、この場合、1つの方法として、メッセージングアプリケーションにおけるユーザのアカウントと、電子商取引アプリケーションにおけるユーザのアカウントとを共通のアカウントとすることができる。
また、この場合、別の方法として、メッセージングアプリケーションにおけるユーザのアカウントと、電子商取引アプリケーションにおけるユーザのアカウントとが自動的に関連付けられる(連携される)ようにすることができる。
【0048】
(D)の形態では、限定ではなく例として、電子商取引サービス事業者を、メッセージングサービス事業者とは異なる事業者とすることができる。
また、(D)の形態では、メッセージングアプリケーションにおけるユーザのアカウントと、電子商取引アプリケーションにおけるユーザのアカウントとを関連付ける処理(連携する処理)を行うようにすることができる。
【0049】
なお、上記とは異なり、電子商取引アプリケーションの一機能としてメッセージングサービスの機能を持たせるようにすることも可能である。
【0050】
また、以下では、電子商取引サービス事業者またはメッセージングサービス事業者によって、サーバ10が運用・管理されることとして説明する。
【0051】
また、以下では、端末20Aのユーザを「ユーザA.A」、端末20Bのユーザを「ユーザB.B」、端末20Cのユーザを「ユーザC.C」、・・・、として説明する。
【0052】
<実施例>
以下、本発明を適用した実施例の一例について説明する。
一例であるが、ユーザがメッセージングアプリケーションを介して友だちから送られた画像に写っている商品を購入したくなったり、サービスを利用したくなる場合が生じる。しかし、ユーザが画像に写っている商品やサービスの名称を特定できない場合、言語を検索クエリとする情報検索システムを利用できず、ユーザが所望する商品の購入やサービスにたどり着くことが困難となる場合があり得る。
以下説明する実施例では、限定ではなく例として、画像自体を検索クエリとして使用可能とすることで、上記のようなケースに対応可能とする。
【0053】
以下では、検索クエリとして用いる画像を、限定ではなく例として、「検索クエリ画像」と称することがある。
なお、検索クエリ画像は、静止画像でもよいし、動画像でもよい。
【0054】
また、限定ではなく例として、サーバの制御部は、電子商取引サービスで提供される商品・サービスに関する情報をクローラによってクロールし、限定ではなく例として、サーバの記憶部に記録・保管することとしてもよい。
【0055】
なお、「友だち」とは、限定ではなく例として、メッセージングアプリケーションにおける第1ユーザのアカウントと第2ユーザのアカウントとが一方的または双方向に関連付けられた場合の第1ユーザと第2ユーザとの関係性と言ってもよい。
限定ではなく例として、第1ユーザのアカウントと第2ユーザのアカウントとの相互的関連付けが行われている場合、第1ユーザと第2ユーザとは「友だち」であると言ってもよい。また、限定ではなく例として、第1ユーザのアカウントから第2ユーザのアカウントに対する関連付けが行われている場合、第2ユーザのアカウントから第1ユーザのアカウントに対する関連付けが行われていなくとも、第1ユーザと第2ユーザとは「友だち」であると言ってもよい。
【0056】
<第1実施例>
第1実施例は、ユーザがメッセージングアプリケーションのトークルーム(限定ではなく、チャットルームの一例)に送信された画像を検索クエリとして指定することで、画像に写っている商品を特定し、特定された商品を購入(予約)する実施例である。
第1実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0057】
<システム構成>
図1-1は、本実施例における通信システム1Aのシステム構成の一例を示す図である。
通信システム1Aでは、限定ではなく例として、ネットワーク30を介して、サーバ10と、複数の端末20(端末20A,端末20B,端末20C,・・・)とが接続される。
【0058】
サーバ10は、限定ではなく例として、ネットワーク30を介して、端末20、または端末20のユーザに対して所定のサービスを提供する。
サーバ10のユーザは、限定ではなく例として、SNSの事業者(限定ではなく例として、メッセージングサービス事業者)や電子商取引サービスの事業者とすることができる。
【0059】
なお、電子マネー(電子貨幣)等による電子決済を可能とする支払いサービス(支払いアプリケーション)の事業者がサーバ10のユーザとなって、メッセージングサービス等を運営するようにしてもよい。
また、支払いサービス事業者は、支払いアプリケーションの一機能としてメッセージングサービスを提供するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
【0060】
なお、ネットワーク30に接続されるサーバ10の数、端末20の数は限定されない。
【0061】
端末20(端末20A,端末20B,端末20C、・・・)は、各実施例において記載する機能を実現できる情報処理端末であればどのような端末であってもよい。端末20は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA・(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、VR(Virtual Reality)端末、スマートスピーカ(音声認識用デバイス)、または他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、端末20は情報処理端末と表現されてもよい。
【0062】
端末20A、端末20Bおよび端末20Cの構成は、限定ではなく例として、同一とすることができる。また、必要に応じて、ユーザX.Xが利用する端末を端末20Xと表現し、ユーザX.Xまたは端末20Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現してもよいし、しなくてもよい。
なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報とすることができる。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよいし、そうでなくてもよい。
【0063】
ネットワーク30は、1以上の端末20と、1以上のサーバ10とを接続する役割を担う。すなわち、ネットワーク30は、上記の各種の装置が接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
【0064】
ネットワーク30のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよいし、そうでなくてもよい。ネットワーク30は、限定ではなく例として、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(virtual private network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(local area network:LAN)、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ワイヤレスWAN(wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(metropolitan area network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDN(integrated service digital networks)、無線LAN、LTE(long term evolution)、CDMA(code division multiple access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク30は、1つまたは複数のネットワーク30を含むことができる。
【0065】
サーバ10(限定ではなく、サーバ、情報処理装置、情報管理装置の一例)は、端末20に対して、所定のサービス(限定ではなく例として、メッセージングサービス)を提供する機能を備える。サーバ10は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。サーバ10は、限定ではなく例として、サーバ装置、コンピュータ(限定ではなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定ではなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定ではなく例として、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、サーバ10は情報処理装置と表現されてもよい。サーバ10と端末20とを区別する必要がない場合は、サーバ10と端末20とは、それぞれ情報処理装置と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0066】
[各装置のハードウェア(HW)構成]
通信システム1Aに含まれる各装置のHW構成について説明する。
【0067】
(1)端末のHW構成
図1-1には、端末20のHW構成の一例を示している。
端末20は、制御部21(CPU:central processing unit(中央処理装置))、記憶部28、通信I/F22(インタフェース)、入出力部23、時計部29A、位置算出用情報検出部29Bを備える。端末20のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、端末20のHW構成として、すべての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、端末20は、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0068】
通信I/F22は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F22は、ネットワーク30を介して、サーバ10等の各種装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F22は、各種データを制御部21からの指示に従って、サーバ10等の各種装置に送信する。また、通信I/F22は、サーバ10等の各種装置から送信された各種データを受信し、制御部21に伝達する。また、通信I/F22を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F22が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0069】
入出力部23は、端末20に対する各種操作を入力する装置や、端末20で処理された処理結果を出力する装置等を含む。入出力部23は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
【0070】
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、入力に係る情報を制御部21に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、限定ではなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
【0071】
出力部は、制御部21で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定ではなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音声出力)、レンズ(限定ではなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
【0072】
あくまでも一例であるが、入出力部23は、限定ではなく例として、表示部24、音入力部25、音出力部26、撮像部27を備える。
【0073】
表示部24は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。表示部24は、限定ではなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定ではなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよいし、そうでなくてもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置を含む。なお、これらの表示部24は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0074】
音入力部25は、音データ(音声データを含む。以下同様。)の入力に利用される。音入力部25は、マイクなどを含む。
音出力部26は、音データの出力に利用される。音出力部26は、スピーカなどを含む。
撮像部27は、画像データ(静止画像データ、動画像データを含む。以下同様。)の取得に利用される。撮像部27は、カメラなどを含む。
【0075】
入出力部23がタッチパネルの場合、入出力部23と表示部24とは、略同一の大きさおよび形状で対向して配置されていてもよい。
【0076】
時計部29Aは、端末20の内蔵時計であり、時刻情報(計時情報)を出力する。時計部29Aは、限定ではなく例として、水晶発振器を利用したクロック等を有して構成される。時計部29Aは、限定ではなく例として、計時部や時刻情報検出部と表現することもできる。
【0077】
なお、時計部29Aは、NITZ(Network Identity and Time Zone)規格等を適用したクロックを有していてもよいし、有していなくてもよい。
【0078】
位置算出用情報検出部29Bは、制御部21が自己の端末20の位置を算出(測定)するために必要な情報(以下、「位置算出用情報」と称する。)を検出(計測)する機能部である。位置算出用情報検出部29Bは、限定ではなく例として、位置算出用センサ部と表現することもできる。
【0079】
位置算出用情報検出部29Bは、限定ではなく例として、GPS(Global Positioning System)等の衛星測位システムを利用して端末20の位置を算出するためのセンサやユニットである衛星測位センサ(衛星測位ユニット)や、慣性航法システムを利用して端末20の位置を算出するためのセンサやユニットである慣性計測センサ(慣性計測ユニット(IMU(Inertial Measurement Unit)))、UWB(超広帯域無線:Ultra Wide Band)を利用して端末20の位置を算出するためのセンサやユニットであるUWB測位センサ(UWB測位ユニット)等を含む。
【0080】
衛星測位ユニットは、限定ではなく例として、不図示のアンテナで受信される測位用衛星から発信されている測位用衛星信号を含むRF(Radio Frequency)信号をデジタル信号に変換するRF受信回路や、RF受信回路から出力されるデジタル信号に対して相関演算処理等を行って測位用衛星信号を捕捉し、測位用衛星信号から取り出した衛星軌道データや時刻データ等の情報を、位置算出用情報として出力するベースバンド処理回路等を有する。
【0081】
慣性計測ユニットは、慣性航法演算によって端末20の位置を算出するために必要な情報を検出するセンサである慣性センサを有する。慣性センサには、限定ではなく例として、3軸の加速度センサや3軸のジャイロセンサが含まれ、加速度センサによって検出された加速度と、ジャイロセンサによって検出された角速度とを、位置算出用情報として出力する。
【0082】
UWB測位ユニットは、限定ではなく例として、不図示のアンテナで受信される測位用ビーコンから発信されている測位用超広帯域パルス信号を含む超広帯域RF(Radio Frequency)信号をデジタル信号に変換する超広帯域RF受信回路や、超広帯域RF受信回路から出力されるデジタル信号に基づいて端末20と測位用ビーコンとの相対位置を算出する相対位置算出処理回路等を有する。
なお、限定ではなく例として、UWB測位ユニットは、不図示のアンテナから測位用超広帯域パルス信号を含む超広帯域RF信号を送信することで、端末20を測位用ビーコンとして機能させてもよいし、そうしなくてもよい。
【0083】
制御部21は、限定ではなく例として、位置算出用情報検出部29Bによって検出された位置算出用情報に基づいて、定期的なタイミングや特定のタイミングで、自己の端末20の位置を算出する。端末の位置を「端末位置」と称し、算出された端末位置を「算出端末位置」と称する。制御部21は、算出端末位置を、その算出端末位置を算出した日時と関連付けて、算出端末位置履歴データとして記憶部28に記憶させるようにしてもよいし、そうしなくてもよい。
【0084】
なお、位置算出用情報検出部29を設けることは必須ではなく、これを設けないようにしてもよい。
【0085】
制御部21は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0086】
制御部21は、限定ではなく例として、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)を含む。
【0087】
記憶部28は、端末20が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部28は、限定ではなく例として、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)など各種の記憶媒体を含む。また、記憶部28は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0088】
端末20は、プログラムPを記憶部28に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御部21が、制御部21に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部28に記憶されるプログラムPは、端末20に、制御部21が実行する各機能を実現させる。また、このプログラムPは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0089】
(2)サーバのHW構成
図1-1には、サーバ10のHW構成の一例を示している。
サーバ10は、制御部11(CPU)、記憶部15、通信I/F14(インタフェース)、入出力部12、時計部19を備える。サーバ10のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、サーバ10のHWは、サーバ10のHWの構成として、全ての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、サーバ10のHWは、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0090】
制御部11は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。
【0091】
制御部11は、代表的には中央処理装置(CPU)、であり、その他にマイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGAであってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、制御部11は、これらに限定されない。
【0092】
記憶部15は、サーバ10が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部15は、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。ただし、本開示において、記憶部15は、これらに限定されない。また、記憶部15は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0093】
通信I/F14は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F14は、ネットワーク30を介して、端末20等の各種装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F14は、各種データを制御部11からの指示に従って、端末20等の各種装置に送信する。また、通信I/F14は、端末20等の各種装置から送信された各種データを受信し、制御部11に伝達する。また、通信I/F14を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F14が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0094】
入出力部12は、サーバ10に対する各種操作を入力する装置や、サーバ10で処理された処理結果を出力する装置等を含む。入出力部12は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
【0095】
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、入力に係る情報を制御部11に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、代表的にはキーボード等に代表されるハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイスで実現される。なお、入力部は、限定ではなく例として、タッチパネルやカメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含んでいてもよいし、そうでなくてもよい。
【0096】
出力部は、制御部11で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定ではなく例として、 タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音出力)、レンズ(限定ではなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
【0097】
あくまでも一例であるが、入出力部12は、限定ではなく例として、表示部13を備える。
【0098】
表示部13は、ディスプレイ等で実現される。ディスプレイは、代表的にはモニタ(限定ではなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))で実現される。なお、ディスプレイは、ヘッドマウントディスプレイ(HDM)などであってもよいし、そうでなくてもよい。なお、これらのディスプレイは、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、ディスプレイは、これらに限定されない。
【0099】
時計部19は、サーバ10の内蔵時計であり、時刻情報(計時情報)を出力する。時計部19は、限定ではなく例として、ハードウェアクロックとしてのRTC(Real Time Clock)やシステムクロック等を有して構成される。時計部19は、限定ではなく例として、計時部や時刻情報検出部と表現することもできる。
【0100】
(3)その他
サーバ10は、プログラムPを記憶部15に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御部11が、制御部11に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部15に記憶されるプログラムPは、サーバ10に、制御部11が実行する各機能を実現させる。このプログラムPは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
他の装置についても同様である。
【0101】
本開示の各実施形態においては、端末20および/またはサーバ10のCPUがプログラムPを実行することにより、実現するものとして説明する。
【0102】
なお、端末20の制御部21、および/または、サーバ10の制御部11は、制御回路を有するCPUだけでなく、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各処理を実現してもよいし、そうでなくてもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよいし、そうでなくてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0103】
また、本開示の各実施形態のプログラムP(限定ではなく例として、ソフトウェアプログラム、コンピュータプログラム、またはプログラムモジュール)は、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよいし、されなくてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムPを記憶可能である。また、プログラムPは、本開示の各実施形態の機能の一部を実現するためのものであってもよいし、そうでなくてもよい。さらに、本開示の各実施形態の機能を記憶媒体にすでに記録されているプログラムPとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0104】
記憶媒体は、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定ではなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カード、またはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、プログラムPを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。また、記憶媒体をメモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0105】
サーバ10および/または端末20は、記憶媒体に記憶されたプログラムPを読み出し、読み出したプログラムPを実行することによって、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現することができる。
【0106】
また、本開示のプログラムPは、プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、サーバ10および/または端末20に提供されてもよいし、されなくてもよい。サーバ10および/または端末20は、限定ではなく例として、インターネット等を介してダウンロードしたプログラムPを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
【0107】
また、本開示の各実施形態は、プログラムPが電子的な伝送によって具現化されたデータ信号の形態でも実現され得る。
サーバ10および/または端末20における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。
端末20における処理の少なくとも一部、または全部を、サーバ10により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、端末20の制御部21の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理、または全部の処理を、サーバ10で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
サーバ10における処理の少なくとも一部、または全部を、端末20により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、サーバ10の制御部11の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理、または全部の処理を、端末20で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
【0108】
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよいし、そうでなくてもよい。
【0109】
なお、本開示のプログラムは、限定ではなく例として、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのコンパイラ言語、HTML Living Standardなどのマークアップ言語などを用いて実装される。
【0110】
<機能構成・データ構成>
(1)サーバ
図1-2は、本実施例においてサーバ10の制御部11によって実現される機能の一例を示す図である。
サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、アプリケーション管理処理プログラム151に従ってアプリケーション管理処理を行うアプリケーション管理処理部111と、画像検索部113とを含む。
【0111】
画像検索部113は、限定ではなく例として、後述する画像検索処理において、画像登録データ155に登録された画像特徴量に基づいて、限定ではなく例として、検索クエリ画像と近しい画像を検索する機能を有する。
【0112】
図1-3は、本実施例においてサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部15には、限定ではなく例として、制御部11によって読み出され、アプリケーション管理処理として実行されるアプリケーション管理処理プログラム151と、アカウント登録データ153と、画像登録データ155とが記憶される。
【0113】
アカウント登録データ153は、アプリケーションを利用する端末20、またはその端末20のユーザのアカウントに関する登録データであり、そのデータ構成の一例を
図1-4に示す。
アカウント登録データ153には、限定ではなく例として、ユーザ名と、アプリケーションIDと、その他登録情報とが関連付けて記憶される。
【0114】
ユーザ名は、アプリケーションを利用する端末20のユーザの名称であり、限定ではなく例として、端末20のユーザがアプリケーションを利用する際に登録する名称が記憶される。
【0115】
アプリケーションIDは、アプリケーションのアカウントを識別するために用いられる情報、またはアカウントそのものである。
このアプリケーションIDは、好ましくはアカウントごとに一意な値であり、限定ではなく例として、サーバ10によってアカウントごとに一意な値(固有の値)が設定されて記憶される。
アプリケーションIDは、端末20、またはその端末20のユーザに関連付けられた情報であり、端末に関する情報、または端末のユーザに関する情報の一例である。
【0116】
その他登録情報には、限定ではなく例として、端末20を識別するための識別情報、端末20の電話番号やメールアドレス等の連絡先情報、アプリケーションにおける各種の認証に利用されるパスワード(ログインパスワード、認証パスワード等)等の認証情報、メッセージングアプリケーションでこのユーザによって登録される自己のアイコン画像といった各種の情報を含めるようにしてもよい。
【0117】
端末20を識別するための識別情報は、限定ではなく例として、端末ID(限定ではなく例として、IMEI(International Mobile Equipment Identity))とすることができる。
【0118】
アプリケーションIDは、端末20のユーザを識別するための識別情報の一例としてもよく、この場合、アプリケーションIDに代えて「ユーザID」としてもよいし、しなくてもよい。
また、連絡先情報も、端末20のユーザを識別するための識別情報の一例としてもよい。
【0119】
また、1つの端末20につき1つのアカウントしか登録することのできないアプリケーションであれば、限定ではなく例として、「端末20を識別するための識別情報=端末20のユーザを識別するための識別情報=アプリケーションID」としてもよい。
【0120】
また、限定ではなく例として、1つのアプリケーションIDに、複数の端末IDを割り当てることを可能としてもよいし、そのようにしなくてもよい。
【0121】
また、アプリケーションID等の各種のIDに代えて、電話番号等の連絡先情報によってアカウントを管理する手法を適用してもよい。
この場合、アプリケーションID等のIDの情報をアカウント登録データ153に記憶させるのに代えて、電話番号等の連絡先情報をアカウント登録データ153に記憶させるようにしてもよい。
【0122】
画像登録データ155は、限定ではなく例として、サーバ10の画像検索部113によってクロールされた画像に関する登録データであり、そのデータ構成の一例を
図1-5に示す。
画像登録データ155には、限定ではなく例として、画像IDと、画像特徴量と、画像商品・サービス名と、画像URIと、購入URIと、その他登録情報とが関連付けて記憶される。
【0123】
画像IDは、クロールされた画像を識別するために用いられる情報である。
この画像IDは、好ましくはクロールされた画像ごとに一意な値であり、限定ではなく例として、サーバ10によって画像ごとに一意な値(固有の値)が設定されて記憶される。
【0124】
画像特徴量は、クロールされた画像の特徴量を示すデータである。
画像特徴量は、限定ではなく例として、画像検索部113が画像をクロールすると、クロールされた画像に基づいて算出されるデータ(限定ではなく例として、特徴ベクトル)である。画像特徴量の算出には、限定ではなく例として、CNN(Convolutional Neural Network)等のニューラルネットワークモデルを用いる手法や、ガボールフィルタ等の画像フィルタを用いる手法、主成分分析等の統計的解析を用いる手法等、種々の手法を用いるようにすることができる。
【0125】
画像商品・サービス名は、クロールされた画像の名称である。
画像商品・サービス名は、限定ではなく例として、画像検索部113が画像をクロールする場合、クロール元となるウェブサイトに含まれる文字列(限定ではなく例として、タイトル等)を解析することで取得され記憶される。
【0126】
画像URIは、クロールされた画像の保管先を示すURI(Uniform Resource Identifier)である。
画像URIは、限定ではなく例として、画像検索部113が画像をクロールすると、クロールした画像の保管先を示すURIが記憶される。なお、画像URIにおける所在情報は、クロールされたサーバ10の画像を対象としてもよいし、クロール元の画像を対象としてもよい。
【0127】
購入URIは、クロールされた画像と対応する商品・サービスを購入または予約可能なリンク先を示すURIである。
購入URIは、限定ではなく例として、画像検索部113が画像をクロールする場合、クロール元となるウェブサイトのアドレスを解析することで取得され記憶される。
【0128】
その他登録情報には、限定ではなく例として、画像商品・サービス名で示される商品・サービスの価格情報や、商品・サービスと関連付けられたタグ情報といった各種の情報を含めるようにしてもよい。
【0129】
(2)端末
図1-6は、本実施例において端末20の制御部21によって実現される機能の一例を示す図である。
制御部21は、限定ではなく例として、アプリケーション処理プログラム281に従ってアプリケーション処理を行うアプリケーション処理部211を機能部として含む。
【0130】
図1-7は、本実施例において端末20の記憶部28に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部28には、限定ではなく例として、制御部21によって読み出され、アプリケーション処理として実行されるアプリケーション処理プログラム281と、この端末20、またはこの端末20のユーザのアプリケーションID283とが記憶される。
【0131】
<表示画面>
本実施例における表示画面例について説明する。
なお、以下説明する表示画面の遷移は、本開示の手法を実現するための表示画面の遷移の一例に過ぎない。以下に例示する表示画面の遷移について、一部の表示画面の表示を省略してもよいし、別の表示画面を追加してもよい。
【0132】
また、以下説明する表示画面で用いる用語と、その後に説明する処理で用いる用語とで、用語が異なる場合がある(一部の用語が統一されていない場合がある)が、これは、ユーザの視点で表示画面について分かり易く説明するなどの目的であり便宜上のものに過ぎない。
これは、他の実施例や変形例についても同様である。
【0133】
以下では、限定ではなく例として、端末20が、縦長のディスプレイの表示部24を備えるスマートフォンである場合を例示する。
【0134】
スマートフォンには、限定ではなく例として、入力部として機能するタッチパネルが、そのディスプレイと対向して配置され、これによってタッチスクリーンが構成される。アイコン、ボタン、アイテムまたは入力領域などの要素がディスプレイに表示された場合において、タッチパネルの一部の領域であって、その要素が表示された領域と対向する領域がユーザによって操作された場合、その要素と関連付けられたプログラムまたはそのプログラムのサブルーチンが実行される。
【0135】
以下説明する表示画面の遷移は、本開示の手法を実現するための表示画面の遷移の一例に過ぎない。以下に例示する表示画面の遷移について、一部の表示画面の表示を省略してもよいし、別の表示画面を追加してもよい。
【0136】
なお、1つの図面内、または複数の図面を跨いで、異なる端末20で表示される所定の画面(限定ではなく例として、お知らせ画面などの画面)を示して、画面の遷移の流れを説明する場合がある。この場合、限定ではなく例として、異なる端末20では、以下のうちの少なくともいずれかに基づいて(少なくともいずれかを契機として)、所定の画面が表示されることとしてもよいものとする。
・自動的に表示される
・端末20に対してなんらかの通知(プッシュ通知等を含む。以下同様。)が行われ、ユーザが通知に対する操作を行うと表示される
・端末20に対して通知は行われないが、ユーザがアプリケーションに対して所定の操作を行うと表示される
・端末20に対してなんらかの通知が行われ、ユーザが通知を行ったアプリケーションに対して所定の操作を行うと表示される
【0137】
図1-8は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
以下の例では、メッセージングアプリケーションのユーザであるとともに電子商取引アプリケーションのユーザでもあるユーザA.Aが、少なくともメッセージングアプリケーションのユーザであるユーザB.Bと友だち登録されているものとする。
【0138】
また、以下では、限定ではなく例として、画像がユーザA.AとユーザB.Bとの1対1トークルームに送信される表示画面例を例示するが、グループトークルームやOAトークルームにおいても同様に適用可能である。
【0139】
また、以下では、限定ではなく例として、トークルーム内に送信される画像を静止画として例示するが、動画像においても同様に適用可能である。
【0140】
図1-8左側は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示されるメッセージングアプリケーションのトークルーム画面の一例である。
画面最上部中央には、メッセージングアプリケーションの名称として「Messaging App」の文字が表示されるように構成されている。また、画面最上部右には、この端末20Aのユーザのメッセージングアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名(この例ではユーザA.A)が表示されるように構成されている。
【0141】
また、その下には、ユーザA.AとユーザB.Bとの1対1トークルームであることを示す「B.B」の文字が表示されている。
【0142】
また、その下には、このトークルームに送信(投稿)されるコンテンツ(メッセージ)を表示するためのコンテンツ表示領域TR1が表示されるように構成されている。
また、コンテンツ表示領域の下には、このトークルームに送信するコンテンツを入力・選択するためのコンテンツ入力領域が表示されるように構成されている。
【0143】
コンテンツ表示領域では、限定ではなく例として、右側に自端末である端末20AのユーザA.Aの発言が、左側にそれ以外のユーザの発言が、それぞれコンテンツとして吹き出しで表示されるように構成されている。
【0144】
この画面では、コンテンツ表示領域TR1において、ユーザB.Bがかわいいワンピースを見つけたことを示す「このワンピースかわいいよね」の文字で示されるメッセージコンテンツの下に、ユーザB.Bがこのトークルームに送信(投稿や共有と言ってもよい。)したワンピースを着た女性の画像を含む画像コンテンツICT1が表示されている。
【0145】
画像コンテンツICT1の右方には、画像コンテンツICT1の画像を検索クエリとして画像検索を実行するための画像検索ボタンSBT1が表示されるように構成されている。
【0146】
限定ではなく例として、ユーザによって画像検索ボタンSBT1がタップされると、限定ではなく例として、
図1-8中央のトークルーム画面に表示が変わる。
【0147】
このトークルーム画面では、検索商品・サービス情報表示領域SRR1がコンテンツ表示領域TR1下部からせり上がり表示されるように構成されている。そして、検索商品・サービス情報表示領域SRR1内には、画像コンテンツICT1の画像を検索クエリ画像として画像検索を実行した結果が表示されるように構成されている。
【0148】
この画面では、検索商品・サービス情報表示領域SRR1内には、画像検索結果として、商品・サービス名「セミロングワンピース」の商品が検索されたことが表示されている。また、検索商品・サービス情報表示領域SRR1内には、検索の照合に使われた画像URIのリンク先画像があわせて表示されている。
【0149】
限定ではなく例として、ユーザによって検索商品・サービス情報表示領域SRR1内のリンク先画像がタップされると、限定ではなく例として、電子商取引アプリケーションが起動し、
図1-8右側の商品詳細確認画面(商品詳細画面)に表示が変わる。
【0150】
なお、本例とは異なり、検索商品・サービス情報表示領域SRR1内に検索商品・サービス情報で示される商品を購入(予約)するための「購入」ボタンが表示されるように構成されるようにしてもよい。そして、「購入」ボタンがタップされると、電子商取引アプリケーションが起動し、
図1-8右側の商品詳細確認画面に表示が変わるようにしてもよい。
【0151】
図1-8右側は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示される電子商取引アプリケーションの商品詳細確認画面の一例である。
画面最上部中央には、電子商取引アプリケーションの名称として「shopping App」の文字が表示されるように構成されている。また、その下には、この端末20Aのユーザの電子商取引アプリケーションにおけるユーザ名(この例ではA.Aさん)が表示されるように構成されている。
【0152】
その下には、電子商取引アプリケーションで購入(予約)可能な商品・サービスの詳細情報を表示するための商品・サービス詳細確認領域DIR1が表示されるように構成されている。
【0153】
この画面では、商品・サービス詳細確認領域DIR1には、メッセージングアプリケーションの検索商品・サービス情報から継承した情報に基づいて、商品・サービス名「セミロングワンピース」の価格が「7,900円」であることが表示されている。また、商品・サービス詳細確認領域DIR1には、電子商取引サービスに登録されているこの商品・サービスの画像が表示されている。
【0154】
限定ではなく例として、ユーザによって商品詳細確認画面最下部の「購入」ボタンがタップされると、商品・サービス詳細確認領域DIR1に表示されている商品・サービスの購入が可能である。なお、限定ではなく例として、商品・サービスが一時的に在庫切れまたは利用不能である場合、「購入」ボタンに代えて「予約」ボタンが表示されるようにしてもよい。そして、ユーザによって「予約」ボタンがタップされると、商品・サービス詳細確認領域DIR1に表示されている商品・サービスの予約が可能であるようにしてもよい。
【0155】
<処理>
図1-9は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。この図では、左側から順に、端末20Bの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理、ユーザA.Aの端末20Aの制御部21が実行する処理をそれぞれ示している。
【0156】
なお、この処理は、本開示の手法を実現するための処理の一例に過ぎず、この処理に限定されるものではない。この処理に別のステップを追加してもよいし、この処理から一部のステップを省略(削除)してもよいし、ステップの一部を入れ替えてもよい。
これは、以下説明する各フローチャート(処理)について同様である。
【0157】
最初に、端末20Bの制御部21は、限定ではなく例として、端末20Bの入出力部23に対するユーザ入力(以下、「端末20Bへのユーザ入力」と称する。他端末においても同様である。)に基づいて、トークルーム内に送信(投稿)する画像が選択されると、選択された画像の画像情報を含む画像送信要求情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(B110)。
【0158】
通信I/F14によって端末20Bから画像送信要求情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、受信した画像送信要求情報に基づいて、画像情報を含む画像コンテンツ情報を、通信I/F14によってトークルーム内の端末20Aと端末20Bとに送信する(S110)。
【0159】
通信I/F22によってサーバ10から画像コンテンツ情報を受信すると、端末20Bの制御部21は、受信した画像コンテンツ情報を表示部24に表示させる(B130)。
そして、端末20Bの制御部21は、処理の終了判定を行う(B190)。
【0160】
通信I/F22によってサーバ10から画像コンテンツ情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信した画像コンテンツ情報を表示部24に表示させる(A110)。
【0161】
限定ではなく例として、端末20Aへのユーザ入力に基づいて、画像コンテンツ情報の画像に関する検索を行うことが選択されたと判定すると、端末20Aの制御部21は、画像コンテンツ情報の画像を検索クエリ画像として画像検索処理を行うことを要求するための画像検索要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する(A130)。
【0162】
通信I/F14によって端末20Aから画像検索要求情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、画像検索処理を実行する(S130)。
【0163】
図1-10は、サーバ10の画像検索部113が実行する画像検索処理の一例を示すフローチャートである。
まず、画像検索部113は、検索クエリ画像特徴量算出処理を実行する(S1310)。
検索クエリ画像特徴量算出処理において、画像検索部113は、限定ではなく例として、画像検索要求情報に基づいて、検索クエリ画像から特徴量を算出する。以下では、算出された特徴量を「検索クエリ特徴量」と称する。
【0164】
そして、画像検索部113は、画像特徴量比較処理を実行する(S1330)。
画像特徴量比較処理において、画像検索部113は、限定ではなく例として、画像登録データ155を参照し、画像IDごとに、検索クエリ特徴量と画像特徴量との類似度(限定ではなく例として、コサイン類似度やL2ノルムの逆数)を算出する。
【0165】
すると、画像検索部113は、適合画像ID算出処理を実行する(S1350)。
適合画像ID算出処理において、画像検索部113は、限定ではなく例として、類似度が最大となる画像IDを算出する。算出された画像IDを「検索結果画像ID」と称する。
【0166】
なお、画像検索部113は、画像特徴量をクロール時に画像登録データ155に記憶させず、画像検索処理において、画像URIから取得可能な画像から都度画像特徴量を算出するようにしてもよい。
【0167】
また、画像検索処理において、画像検索部113は、画像特徴量を用いずに検索結果画像IDを算出するようにしてもよい。限定ではなく例として、画像検索部113は、検索クエリ画像と、画像URIから取得可能な画像とを、限定ではなく例として、画像のハッシュ値等を用いて直接比較し、検索結果画像IDを算出するようにしてもよい。
【0168】
図1-9に戻り、画像検索処理を実行すると、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、画像登録データ155を参照し、画像検索処理で算出された検索結果画像IDに基づいて、検索クエリ画像と最も近しい画像IDの画像商品・サービス名と、画像URIと、購入URIとを読み込む。
そして、サーバ10の制御部11は、検索商品・サービス情報を通信I/F14によって端末20Aに送信する(S150)。
【0169】
ここで、検索商品・サービス情報には、限定ではなく例として、以下の任意の組み合わせを含めるようにしてもよい。
・画像ID
・画像商品・サービス名
・画像URIまたは画像URIで参照される画像データ
・購入URI
【0170】
なお、サーバ10の制御部11は、検索商品・サービス情報を通信I/F14によって検索クエリ画像を投稿した端末20Bにも送信するようにしてもよい。
【0171】
そして、サーバ10の制御部11は、処理の終了判定を行う(S190)。
【0172】
通信I/F22によってサーバ10から検索商品・サービス情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信した検索商品・サービス情報を表示部24に表示させる(A150)。
表示の形式としては、限定ではなく例として、以下の形式をとってもよい。
・トークルーム内へのコンテンツ形式(限定ではなく例として、吹き出し)
・トークルームにブラウザ領域を重畳させ表示させる形式
・メッセージングアプリケーション外で別途ブラウザを起動し表示させる形式
【0173】
限定ではなく例として、端末20Aへのユーザ入力に基づいて、検索商品・サービス情報に含まれる商品・サービスを購入(予約)することが選択されたと判定すると、端末20Aの制御部21は、商品・サービス購入処理を実行する(A170)。
商品・サービス購入処理において、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、検索商品・サービス情報の購入URIに基づいて、ブラウザや電子商取引アプリケーションを起動する。なお、検索商品・サービス情報に購入URIが含まれていない場合、商品・サービス購入処理において、端末20Aの制御部21は、購入URIを要求する情報をサーバ10に送信し、購入URIを要求する情報の受信に基づいて、サーバ10は購入URIを端末20Aに送信するようにしてもよい。
【0174】
なお、限定ではなく例として、購入URIで指定される商品・サービスが購入予約または利用予約可能である場合、商品・サービス購入処理は商品・サービス予約処理としてもよい。
【0175】
そして、端末20Aの制御部21は、処理の終了判定を行う(A190)。
【0176】
なお、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、端末20Aへのユーザ入力に基づいて、画像コンテンツ情報の画像に関する検索を行うことが選択されたと判定すると、画像コンテンツ情報の画像から画像特徴量を算出するようにしてもよい。そして、端末20Aの制御部21は、算出された特徴量を含む画像検索要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信するようにしてもよい。
そして、サーバ10は、画像検索処理において、端末20Aから受信した画像特徴量に基づいて、検索結果画像IDを算出するようにしてもよい。
【0177】
また、画像登録データ155の一部または全部(限定ではなく例として、画像IDと画像特徴量)を端末20と共有することで、画像検索処理を端末20Aの制御部21において実行するようにしてもよい。
【0178】
なお、端末20Bの制御部21は、画像コンテンツ情報を表示すると、限定ではなく例として、A130~A170の処理と同様に画像コンテンツ情報の画像に関する検索に関する処理を行うようにしてもよい。
【0179】
<第1実施例の効果>
本実施例は、端末20が、端末20のユーザによって選択された、トークルーム(限定ではなく、チャットルームの一例)に含まれる画像の情報を制御部21によって取得する。そして、端末20は、検索商品・サービス情報等の情報(限定ではなく、取得された画像に含まれる商品またはサービスに関連する第1情報の一例)を表示部24に表示する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザによって選択された、チャットルームに含まれる画像の情報を取得した上で、取得された画像に含まれる商品、またはサービスに関連する第1情報を表示して、端末のユーザに知らせることができる。
【0180】
また、この場合、検索商品・サービス情報等の情報(限定ではなく、第1情報の一例)は、画像に含まれる商品、またはサービスの購入に関する情報を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザが、第1情報に基づいて、画像に含まれる商品、またはサービスを購入できるようにすることができる。
【0181】
また、この場合、検索商品・サービス情報等の情報(限定ではなく、第1情報の一例)は、画像に含まれる商品、またはサービスの予約に関する情報を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザが、第1情報に基づいて、画像に含まれる商品、またはサービスを予約できるようにすることができる。
【0182】
<第1変形例(1)>
上記の実施例では、画像検索処理において、検索クエリ画像と最も近しい画像の画像IDを算出することとしたが、これに限定されない。
限定ではなく例として、画像検索処理において、検索クエリ画像と一致する画像(限定ではなく例として、検索クエリ特徴量と画像特徴量とのL2ノルムが「0」)の画像IDを算出するようにしてもよい。
なお、検索クエリ画像と一致する画像が画像登録データ155中に存在しない場合、サーバ10の制御部11は、検索対象が見つからなかったことを示す情報を端末20Aに送信するようにしてもよい。そして、端末20Aの制御部21は、検索対象が見つからなかったことを示す情報を受信すると、表示部24に表示させるようにしてもよい。
【0183】
<第1変形例(2)>
上記の実施例では、端末20Aの制御部21は、検索商品・サービス情報を表示すると、商品・サービス購入処理を実行することとしたが、これに限定されない。
限定ではなく例として、端末20Aの制御部21は、受信した検索商品・サービス情報に基づいて、商品・サービス購入処理を実行するようにしてもよい。
【0184】
図1-11は、本変形において端末20Aの表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図1-11左側は、限定ではなく例として、
図1-8右側のトークルーム画面の別例である。このトークルーム画面では、画像コンテンツICT1の右下側に、画像コンテンツICT1の画像を検索クエリとして画像検索を実行した結果の商品・サービスを購入(予約)するための画像検索購入ボタンPBT1が表示されるように構成されている。
【0185】
限定ではなく例として、ユーザによって画像検索購入ボタンPBT1がタップされると、限定ではなく例として、
図1-11右側の商品詳細確認画面に表示が変わる。
【0186】
本変形例は、検索商品・サービス情報等の情報(限定ではなく、第1情報の一例)は、画像に含まれる商品、またはサービスの購入に関する情報を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザが、第1情報に基づいて、画像に含まれる商品、またはサービスを購入できるようにすることができる。
【0187】
<第1変形例(3)>
上記の実施例では、サーバ10の制御部11は、画像検索処理において、検索クエリ画像と最も近しい検索結果画像IDを1つ算出することとしたが、これに限定されない。
限定ではなく例として、サーバ10の制御部11は、適合画像ID算出処理において、類似度が上位「N」個(「N」は自然数)に入る画像IDを算出するようにしてもよい。そして、サーバ10の制御部11は、画像検索処理結果として、「N」個の検索結果画像IDを算出するようにしてもよい。
【0188】
図1-12は、本変形例において端末20Aの表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図1-12左側のトークルーム画面において、限定ではなく例として、ユーザによって画像検索ボタンSBT1がタップされると、限定ではなく例として、
図1-12中央のトークルーム画面に表示が変わる。
【0189】
このトークルーム画面では、検索商品・サービス情報表示領域SRR2内には、限定ではなく例として、検索クエリ画像と近しい検索結果画像IDにおける画像URIのリンク先画像が4枚表示されている。
なお、限定ではなく例として、検索商品・サービス情報表示領域SRR2内において、ユーザによって縦スクロール操作が実行されると、類似度がより下位の検索結果画像IDにおける画像URIのリンク先画像が表示されるようにしてもよい。
【0190】
また、検索商品・サービス情報表示領域SRR2では「検索結果候補」と図示しているが、これは検索クエリ画像と近しい検索結果画像IDとして複数の画像IDが算出されたことに基づく。以下同様とすることができる。
【0191】
限定ではなく例として、ユーザによって検索商品・サービス情報表示領域SRR2内の画像がタップされると、タップされた画像の画像IDと紐づけられた購入URIに基づいて、限定ではなく例として、電子商取引アプリケーションが起動し、
図1-12右側の商品詳細確認画面に表示が変わる。
【0192】
<第1変形例(4)>
上記の実施例では、画像コンテンツ情報が静止画である例を例示したが、これに限定されない。限定ではなく例として、画像コンテンツ情報は、動画像であってもよい。
【0193】
図1-13は、本変形において端末20Aの表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図1-13左側のトークルーム画面では、コンテンツ表示領域TR2において、「このワンピースかわいいよね」の文字で示されるメッセージコンテンツの下に、ユーザB.Bがこのトークルームに送信したワンピースを着た女性を含む動画像コンテンツVCT1が表示されている。
動画像コンテンツVCT1の右方には、動画像コンテンツVCT1において現在表示されているフレームの画像を検索クエリとして画像検索を実行するための画像検索ボタンSBT1が表示されるように構成されている。
【0194】
また、動画像コンテンツVCT1の中央には、現在のフレームが先頭であることに基づいて、動画像の再生を実行するための動画再生ボタンが表示されるように構成されている。
【0195】
限定ではなく例として、ユーザによって動画再生ボタンがタップされると、限定ではなく例として、動画像コンテンツVCT1の動画像が再生される。そして、限定ではなく例として、
図1-13中央のトークルーム画面に表示が変わる。
【0196】
この画面では、動画像コンテンツVCT1の動画像再生位置が進んだことにより、ワンピースを着た女性がより大きくはっきりと見えるようになっている。
限定ではなく例として、ユーザによって画像検索ボタンSBT1がタップされると、限定ではなく例として、
図1-13右側のトークルーム画面に表示が変わる。
【0197】
この画面では、検索商品・サービス情報表示領域SRR3内には、画像検索結果として、商品・サービス名「セミロングワンピース」の商品が検索されたことが表示されている。また、検索商品・サービス情報表示領域SRR3内には、検索の照合に使われた画像URIのリンク先画像があわせて表示されている。
限定ではなく例として、ユーザによって検索商品・サービス情報表示領域SRR3内のリンク先画像がタップされると、限定ではなく例として、電子商取引アプリケーションが起動し、
図1-8右側と同様の商品詳細確認画面に表示が変わる。
【0198】
上記の画面図では、動画像のうち特定のフレームの画像を検索クエリ画像として用いる例を例示したが、この他にも、限定ではなく例として、下記のような検索クエリ画像の選択が可能であるようにしてもよい。
・ユーザによって指定された複数フレームを検索クエリ画像として使用。
この場合、検索クエリ画像は複数静止画となる。画像検索処理において、限定ではなく例として、サーバ10の制御部11は、それぞれのフレーム画像と対応する検索結果画像IDを算出する。そして、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、複数の検索結果画像IDを多数決(アンサンブル)することで、最終的な検索結果画像IDを算出する。
・ユーザによって指定された所定期間フレームを検索クエリ画像として使用。
この場合、検索クエリ画像は動画像となる。画像検索処理において、限定ではなく例として、サーバ10の制御部11は、検索クエリ画像となった動画像を、限定ではなく例として、ViT(Vision Transformer)を用いて識別することで、最終的な検索結果画像IDを算出する。
・トークルームに送信された動画像のフレーム全体を検索クエリ画像として使用。
この場合、検索クエリ画像は動画像となる。画像検索処理は、限定ではなく例として、所定期間フレームを検索クエリ画像として使用する場合と同様に実行可能である。
【0199】
<第1変形例(5)>
上記の実施例では、検索結果画像IDに紐づけられた購入URIに基づいて、商品・サービスの購入(予約)を行うこととしたが、これに限定されない。限定ではなく例として、画像IDを商品・サービスを特定可能な識別情報(限定ではなく例として、JANコード)と紐づけることで、商品・サービスを特定可能な識別情報に基づいて、商品・サービス購入処理を実行するようにしてもよい。
【0200】
この場合、限定ではなく例として、サーバ10の制御部11は、画像をクロールすると、クロール元となるウェブサイトに含まれる文字列(限定ではなく例として、タイトル等)を解析することで、限定ではなく例として、JANコードを取得し、画像IDと関連付けて画像登録データ155に記憶させる。なお、商品・サービスを特定可能な識別情報を画像IDとして用いてもよい。
【0201】
なお、画像検索部113は、クロールした画像と、画像に対応する商品・サービスを特定可能な識別情報とのデータセットに基づいて学習される画像認識モデルとして構成してもよい。すなわち、学習後の画像検索部113は、限定ではなく例として、検索クエリ画像を入力すると、検索クエリ画像に含まれる商品・サービスに対応するJANコードを出力可能としてもよい。
【0202】
<第2実施例>
第2実施例は、ユーザがメッセージングアプリケーションのトークルームに送信された画像を検索クエリとして指定し、検索クエリ画像に写っている特定された商品・サービスを購入(予約)すると、購入(予約)した商品・サービスと類似する商品を提示する実施例である。
【0203】
ここで、購入(予約)した商品と類似する商品とは、限定ではなく例として、以下のような商品としてもよい。
・同カテゴリの異なる商品(限定ではなく例として、ワンピースカテゴリ内のロングワンピースとショートワンピース)
・同カテゴリ内で同ブランドの異なる商品
・形状同一の色違い商品
【0204】
また、購入(予約)したサービスと類似するサービスとは、限定ではなく例として、以下のようなサービスとしてもよい。
・同カテゴリの異なるサービス(限定ではなく例として、キックボードレンタルサービスと自転車レンタルサービス)
・同カテゴリ内で異なるブランドの類似物品提供サービス(限定ではなく例として、「ラーメン屋RRの味噌ラーメン」と「ラーメン屋LLの味噌ラーメン」)
【0205】
なお、類似する商品・サービスは、関連する商品・サービスの一部と捉えてもよいし、そうしなくてもよい。また、類似する商品・サービスは、限定ではなく例として、商標法等における類似の概念に倣ってもよいし、そうしなくてもよい。
【0206】
第2実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0207】
図2-1は、本実施例における通信システム1Bのシステム構成の別例を示す図である。
通信システム1Bでは、限定ではなく例として、ネットワーク30を介して、サーバ10と、EC(電子商取引)サーバ40と、複数の端末20(端末20A,端末20B,端末20C,・・・)とが接続される。
【0208】
ECサーバ40は、限定ではなく例として、制御部41(CPU)、記憶部45、通信I/F44(インタフェース)、入出力部42、時計部49を備える。ECサーバ40の各構成要素については、限定ではなく例として、サーバ10と同様に構成可能であるため、再度の説明を省略する。
【0209】
なお、サーバ10とECサーバ40とを区別する必要がない場合、ECサーバ40はサーバ10とみなしてもよい。また、ECサーバ40における一部または全部の処理を、サーバ10において実行するようにしてもよい。サーバ10における一部または全部の処理を、ECサーバ40において実行するようにしてもよい。
【0210】
<表示画面>
図2-2は、本実施例において端末20Aの表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図2-2左側、中央の画面は、限定ではなく例として
図1-11左側、中央の画面と同様とすることができ、
図1-11右側には、
図2-2中央における、電子商取引アプリケーションの商品詳細確認画面の下部の「購入」ボタンがタップされたことに基づいて表示される、電子商取引アプリケーションの購入結果画面の一例を示している。
【0211】
この画面では、限定ではなく例として、ユーザが購入した購入商品(この例では、商品・サービス名「セミロングワンピース」の商品)の情報を含む購入結果情報表示領域PRR1が上部に表示され、その下に、この購入商品に類似する類似商品に関する情報を含む類似商品情報表示領域SPR1が構成されている。
この例では、購入商品が「セミロングワンピース」であったことに基づいて、類似商品情報表示領域SPR1には、セミロングやロングなど、複数のワンピースの情報が表示されている。
【0212】
なお、端末20Aにおいて、
図2-2右側の購入結果画面が、メッセージングアプリケーションに戻って表示されるようにしてもよい。
【0213】
<処理>
図2-3~
図2-4は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図2-3では、左側から順に、端末20Bの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理、ユーザA.Aの端末20Aの制御部21が実行する処理をそれぞれ示している。また、
図2-4では、左側から順に、端末20Bの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理、ユーザA.Aの端末20Aの制御部21が実行する処理、ECサーバ40の制御部41が実行する処理をそれぞれ示している。
【0214】
限定ではなく例として、端末20Aへのユーザ入力に基づいて、検索商品・サービス情報に含まれる商品・サービスを購入(予約)することが選択されたと判定すると、端末20Aの制御部21は、商品・サービス購入要求情報を通信I/F22によってECサーバ40に送信する(A210)。
【0215】
なお、限定ではなく例として、購入URIで指定される商品・サービスが購入予約または利用予約可能である場合、商品・サービス購入要求情報は商品・サービス予約要求情報としてもよい。
【0216】
通信I/F44によって端末20Aから商品・サービス購入要求情報を受信すると、ECサーバ40の制御部41は、受信した商品・サービス購入要求情報に従って、商品・サービス購入処理を実行する(E210)。
【0217】
すると、ECサーバ40の制御部41は、ユーザによって購入(予約)された商品・サービスに関する情報を含む購入結果情報を通信I/F44によって端末20Aに送信する。
なお、ECサーバ40の制御部41は、購入結果情報を通信I/F44によって端末20Aまたはサーバ10、もしくはその両方に送信するようにしてもよい。
【0218】
ここで、購入結果情報には、限定ではなく例として、以下の任意の組み合わせを含めるようにしてもよい。
・画像商品・サービス名
・購入されたURI
・購入価格
・購入された商品・サービス画像
【0219】
通信I/F22によってECサーバ40から購入商品・サービス情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信した購入結果情報に基づいて、購入商品・サービス情報をサーバ10に送信する(A230)。
なお、制御部21が、受信した購入結果情報を表示部24に表示させるようにしてもよい。
【0220】
ここで、購入商品・サービス情報には、限定ではなく例として、以下の任意の組み合わせを含めるようにしてもよい。
・検索商品・サービス情報の画像ID
・購入された商品・サービス画像
・画像商品・サービス名
・購入されたURI
・購入価格
【0221】
通信I/F14によって端末20Aから購入商品・サービス情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、受信した購入商品・サービス情報に基づいて、類似商品・サービス検索処理を実行する(S210)。
【0222】
類似商品・サービス検索処理における入力を画像情報とする場合、類似商品・サービス検索処理は、限定ではなく例として、画像検索処理と同様に実行するようにしてもよい。
また、類似商品・サービス検索処理における入力を画像IDや画像商品・サービス名とする場合、類似商品・サービス検索処理は、限定ではなく例として、画像登録データ155を参照し、画像IDや画像商品・サービス名と紐づけられた画像URIの画像情報を入力として画像検索処理を実行するようにしてもよい。
【0223】
類似商品・サービス検索処理を実行すると、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、画像登録データ155を参照し、類似商品・サービス検索処理で算出された検索結果画像IDに基づいて、購入商品・サービス情報と類似する画像IDの画像商品・サービス名と、画像URIと、購入URIとを読み込む。
そして、サーバ10の制御部11は、類似商品・サービス情報を通信I/F14によって端末20Aに送信する(S230)。
【0224】
ここで、類似商品・サービス情報には、限定ではなく例として、以下の任意の組み合わせを含めるようにしてもよい。
・画像ID
・画像商品・サービス名
・画像URIまたは画像URIで参照される画像データ
・購入URI
また、限定ではなく例として、クローラや購入結果情報、購入商品・サービス情報により商品・サービスの価格が取得できる場合、類似商品・サービス情報や検索商品・サービス情報に商品・サービス価格を含めるようにしてもよい。なお、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、購入商品・サービス情報と類似する画像IDの購入URIに基づいて、商品・サービスの価格を参照するようにしてもよい。
【0225】
通信I/F22によってサーバ10から類似商品・サービス情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信した類似商品・サービス情報を表示部24に表示させる(A250)。
限定ではなく例として、端末20Aへのユーザ入力に基づいて、類似商品・サービス情報に含まれる商品・サービスを購入(予約)することが選択されたと判定すると、端末20Aの制御部21は、再度商品・サービス購入要求情報をECサーバ40に送信するようにしてもよい。
【0226】
図2-4におけるA210~A250のステップの処理は、限定ではなく例として、
図1-9における商品・サービス購入処理の具体例の一例と言ってもよい。
【0227】
なお、類似商品・サービス検索処理は、サーバ10において実行することに限定されない。限定ではなく例として、類似商品・サービス処理は、ECサーバ40において実行されるようにしてもよい。この場合、類似商品・サービス処理は画像検索ベースの処理に限らず、限定ではなく例として、ECサーバ40の記憶部45に記憶される販売商品・サービスデータベースに基づいて、商品・サービスカテゴリごとの類似商品・サービスや、購入商品・サービスに関連する類似商品・サービスが検索できるようにしてもよい。
そして、ECサーバ40の制御部41は、類似商品・サービス情報を端末20Aに送信するようにしてもよい。
【0228】
また、サーバ10の制御部11は、類似商品・サービス情報をECサーバ40に送信するようにしてもよい。そして、ECサーバ40の制御部41は、サーバ10から受信した類似商品・サービス情報を端末20Aに送信するようにしてもよい。
【0229】
<第2実施例の効果>
本実施例は、端末20が、検索商品・サービス情報等の情報(限定ではなく、第1情報の一例)に基づき、端末20のユーザによる購入、または予約が完了された後、画像に含まれる商品に類似する類似商品、または画像に含まれるサービスに類似する類似サービスに関する類似商品・サービス情報等の情報(限定ではなく、第2情報の一例)を表示部24に表示する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1情報に基づき、端末のユーザによる購入、または予約が完了された後、画像に含まれる商品に類似する類似商品、またはサービスに類似する類似サービスに関する第2情報が端末の表示部に表示されることによって、類似商品や類似サービスに関する情報を端末のユーザに知らせることができる。
【0230】
<第2変形例(1)>
上記の実施例では、検索クエリ画像に含まれる商品・サービスの画像と関連する商品・サービスを特定し、特定された商品を購入することとしたが、これに限定されない。
限定ではなく例として、電子商取引サービスで提供される商品・サービスには限りがあるため、検索クエリ画像に含まれる商品・サービスが電子商取引サービスでは提供されていない可能性が生じ得る。
本変形例では、検索クエリ画像に含まれる商品・サービスの画像と類似する、電子商取引サービスで提供される商品・サービスを特定する。
【0231】
限定ではなく例として、検索クエリ画像に含まれる商品・サービスの画像(画像特徴量)と、画像登録データ155に記憶されている画像(画像特徴量)とが一致しない場合、画像登録データ155に記憶されている画像特徴量と類似性が高い画像の画像IDと対応する商品・サービスを、類似商品・類似サービスとしてもよい。
なお、類似する商品・サービスは、関連する商品・サービスの一部と捉えてもよいし、そうしなくてもよい。
【0232】
図2-5は、本変形例において端末20Aの表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図2-5左側は、限定ではなく例として
図2-2左側と同様とすることができ、画像検索ボタンSBT1がタップされた状態が示されている。すると、限定ではなく例として、
図2-2中央のような表示に変わる。
【0233】
具体的には、限定ではなく例として、画面下部からせり上がるように表示された類似商品・サービス情報表示領域SCR1に、検索クエリ画像に含まれる商品・サービスの画像と類似する、電子商取引サービスで提供される商品・サービスに関する情報が表示されている。
この例では、検索類似商品・サービス情報表示領域SCR1には「類似候補」の文字とともに、検索クエリ画像に含まれる商品の画像と類似する、電子商取引サービスで提供される複数のワンピースに関する情報が表示されている。
【0234】
限定ではなく例として、検索類似商品・サービス情報表示領域SCR1のうちの「6,800円」の「ショートスリーブロングワンピース」の画像がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図2-5右側のような電子商取引アプリケーションの商品詳細確認画面が表示される。
この商品詳細確認画面における商品・サービス詳細確認領域DIR3には、ユーザによって選択された商品・サービス名「ショートスリーブロングワンピース」の商品に関する詳細な情報が表示されている。
また、画面下部には「購入」ボタンが表示されており、この「購入」ボタンをタップすることによって、「ショートスリーブロングワンピース」をユーザが購入することができるように構成されている。
【0235】
本変形例は、第1情報は、画像に含まれる商品に類似する類似商品、またはサービスと類似する類似サービスに関する情報を含む構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、取得された画像に含まれる商品、またはサービスに関連する第1情報であって、画像に含まれる商品に類似する類似商品、またはサービスと類似する類似サービスに関する情報を含む第1情報が端末の表示部に表示されることによって、類似商品や類似サービスに関する情報を端末のユーザに知らせることができる。
【0236】
また、本変形例は、第1情報は、取得された画像に含まれる商品に類似する類似商品、または類似サービスに関連する金額の情報を含む構成を示している。
このような構成により得られる変形例の浄化の一例として、取得された画像に含まれる商品、またはサービスに関連する第1情報であって、画像に含まれる商品、またはサービスに関連する金額の情報を含む第1情報が端末の表示部に表示されることによって、金額の情報を端末のユーザに知らせることができる。
【0237】
<第2変形例(2)>
上記の実施例では、サーバ10の制御部11は、画像検索処理において算出された検索結果画像IDと、画像登録データ155とに基づいて、検索商品・サービス情報を生成したが、これに限定されない。
限定ではなく例として、検索商品・サービス情報に、検索結果画像IDが示す商品・サービスとは異なる種別の商品・サービスを含めるようにしてもよい。
【0238】
図2-6は、本変形例において端末20Aの表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図2-6左側の画面は、限定ではなく例として
図2-5中央の画面と同様とすることができ、限定ではなく例として、検索類似商品・サービス情報表示領域SCR1に含まれる商品・サービス名「ショートスリーブロングワンピース」の商品の画像がユーザによってタップされた状態が示されている。すると、限定ではなく例として、
図2-5中央のような表示がなされる。
具体的には、限定ではなく例として、下部からせり上がるようにして表示されるコーディネート領域CAR1に、選択された「ショートスリーブロングワンピース」の画像とともに、この「ショートスリーブロングワンピース」とのおすすめのコーディネートの商品に関する情報が「おすすめコーディネート」として表示されている。この例では、「スニーカー」、「ハット」、「ソックス」といった複数の商品に関する情報が表示されている。
【0239】
限定ではなく例として、ユーザによって「スニーカー」が選択された後、「ハット」が選択され(この例では、2つの商品が選択され)、下部に設けられた「確認」ボタンがタップされると、限定ではなく例として、
図2-6右側のような表示に変わる。
具体的には、限定ではなく例として、
図2-6中央のコーディネート領域CAR1(コーディネート領域CAR1に対応する領域)に、選択された商品に基づくコーディネート結果が表示されている。この例では、「コーディネート結果」の文字とともに、
図2-6左側の画面で選択された「ショートスリーブロングワンピース」と、
図2-6中央の画面で選択された「スニーカー」、「ハット」とを着用したアバターの画像が表示されている。
また、画面下部には、これらの商品をまとめて購入するための「まとめて購入」ボタンが表示されており、この「まとめて購入」ボタンをユーザがタップすることによって、これらの商品をユーザがまとめて購入することができるように構成されている。
【0240】
ここで、おすすめの商品、またはサービスに関する情報を、サーバ10の制御部11が、限定ではなく例として、協調フィルタリングの手法に基づいて決定して、端末20に送信するようにしてもよい。具体的には、限定ではなく例として、対象となるユーザ(限定ではなく例として、ユーザA.A)がチェック、購入、または予約した商品・サービスのデータと、このユーザ以外のユーザがチェック、購入、または予約した商品・サービスのデータとに基づいて、購入パターンや予約パターンからユーザ同士の類似性や商品間、またはサービス間の共起性等を相関分析するなどすることによって、おすすめの商品、またはサービスに関する情報を生成して、端末20に送信するようにしてもよい。
【0241】
なお、検索結果画像IDが示す商品・サービスとは異なる種別の商品・サービスは、検索結果画像IDが示す商品・サービスに紐づけられたタグ情報に基づいて、決定されるようにしてもよい。
【0242】
図2-7は、本変形例において端末20Aの表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図2-7左側の画面は、限定ではなく例として
図2-5中央の画面と同様とすることができ、限定ではなく例として、画像検索購入ボタンPBT1がユーザによってタップされた状態が示されている。すると、限定ではなく例として、
図2-7中央のような表示に変わる。
具体的には、限定ではなく例として、下部からせり上がるように検索類似商品・サービス情報表示領域CAR3が表示され、検索結果画像IDが示す商品・サービスに紐づけられたタグ情報(この例では「夏アイテム」)に基づいて決定された類似商品に関する情報として、複数の「夏アイテム」のワンピースに関する情報が表示されている。
また、その下には、タグ情報「夏アイテム」に基づくおすすめの商品として、「サマーソックス」や「サマーハット」等の商品に関する情報が表示されている。
【0243】
限定ではなく例として、「5,800円」の「サマーハット」の画像がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図2-7右側のような電子商取引アプリケーションの商品詳細確認画面が表示される。
この商品詳細確認画面における商品・サービス詳細確認領域DIR5には、限定ではなく例として、選択された商品・サービス名「サマーハット」の商品に関する詳細な情報が表示されている。また、この例では、商品名の横には、タグ情報「夏アイテム」のマークが表示されている。
そして、下部に設けられた「購入」ボタンから、この商品をユーザが購入できるように構成されている。
【0244】
また、検索結果画像IDが示す商品・サービスとは異なる種別の商品・サービスは、検索結果画像IDが示す商品・サービスとは異なる種別の商品・サービスであって、検索結果画像IDが示す商品・サービスと類似する商品・サービスとしてもよい。
【0245】
図2-8は、本変形例において端末20Aの表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図2-8左側の画面は、限定ではなく例として
図2-5中央の画面と同様とすることができ、限定ではなく例として、画像検索購入ボタンPBT1がユーザによってタップされた状態が示されている。すると、限定ではなく例として、
図2-8中央のような表示に変わる。
具体的には、限定ではなく例として、下部からせり上がるように検索類似商品・サービス情報表示領域CAR5が表示され、検索結果画像IDが示す商品とは異なる種別の商品であって、検索結果画像IDが示す商品と類似する類似商品に関する情報として、複数のワンピースに関する情報が表示されている。また、その下には、おすすめの類似商品(検索結果画像IDが示す商品と類似する類似商品に関連する商品としてもよい。)として、「タックブラウス」や「パンツ」等の複数の商品に関する情報が表示されている。
【0246】
限定ではなく例として、「5,200円」の「タックブラウス」の画像がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図2-8右側のような電子商取引アプリケーションの商品詳細確認画面が表示される。
この商品詳細確認画面における商品・サービス詳細確認領域DIR7には、限定ではなく例として、「タックブラウス」に関する詳細な情報が表示されており、下部に設けられた「購入」ボタンから、この「タックブラウス」をユーザが購入できるように構成されている。
【0247】
なお、本変形例では、検索結果画像IDが示す商品と類似する第1類似商品に基づいて、第1類似商品と類似する類似商品、または第1類似商品と関連する商品を表示する例を例示したが、これに限定されない。
限定ではなく例として、検索結果画像IDが示す第1商品に基づいて、第1商品と類似する類似商品、または第1商品と関連する商品を表示するようにしてもよい。
【0248】
本変形例は、端末20が、取得された画像に含まれる商品、またはサービスに基づき、その画像に含まれる商品、またはサービスとは異なる種別の商品、またはサービスに関する情報(限定ではなく、第3情報の一例)を表示部24に表示する構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、取得された画像に含まれる商品、またはサービスに基づき、その画像に含まれる商品、またはサービスとは異なる種別の商品、またはサービスに関する第3情報が端末の表示部に表示されることによって、取得された画像に含まれる商品、またはサービスとは異なる種別の商品、またはサービスに関する情報をユーザに知らせることができる。
【0249】
また、この場合、異なる種別の商品、またはサービスに関する情報(限定ではなく、第3情報の一例)は、取得された画像に含まれる商品、またはサービスに関連付けられたタグ情報に基づいて決定されるようにしてもよい。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、取得された画像に含まれる商品、またはサービスに関連付けられたタグ情報に基づいて、取得された画像に含まれる商品、またはサービスとは異なる種別の商品、またはサービスに関する第3情報が簡易・適切に決定されるようにすることができる。
【0250】
また、この場合、異なる種別の商品、またはサービスに関する情報(限定ではなく、第3情報の一例)は、取得された画像に含まれる商品に類似する類似商品、またはサービスに類似する類似サービスに基づいて決定されるようにしてもよい。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、取得された画像に含まれる商品に類似する類似商品、またはサービスに類似する類似サービスに基づいて、取得された画像に含まれる商品、またはサービスとは異なる種別の商品、またはサービスに関する第3情報が簡易・適切に決定されるようにすることができる。
【0251】
<第2変形例(3)>
上記の実施例において、端末20のユーザによって商品、またはサービスが購入された後に、端末20の制御部21が、上記の
・類似商品、または類似サービスに基づく画像
・関連する商品、またはサービスに基づく画像
・タグ情報に基づく画像
のうちの少なくともいずれか1つの画像を表示部24に表示するようにしてもよい。
【0252】
<第3実施例>
第3実施例は、メッセージングアプリケーションのトークルームに送信された画像に、複数の商品・サービスに関する内容が含まれる場合の実施例である。
第3実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0253】
<表示画面>
図3-1は、本実施例において端末20Aの表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図3-1左側の画面では、ユーザB.Bとのトークルームのコンテンツ表示領域TR3に表示された画像コンテンツICT3の右方の画像検索ボタンSBT1がタップされた状態が示されている。この場合、限定ではなく例として、
図3-1中央のような表示に変わる。
この例では、画像コンテンツICT3に対応する全体像を示す画像コンテンツとともに、「検索する部位を選択してください」の文字が表示されている。この画像コンテンツでは、限定ではなく例として、上半身の領域(「タックブラウス」を含む領域)と、下半身の領域(「リネンパンツ」を含む領域)とが検索領域候補とされ、各々の領域について、その領域をユーザが選択するための黒丸が表示されている。
【0254】
この例では、上半身の領域に表示された黒丸がタップされた状態が示されている。すると、限定ではなく例として、
図3-1右側のような表示に変わる。
具体的には、限定ではなく例として、選択された上半身の領域の部分にフォーカス枠が表示されることによって、この部分の領域が対象となっていることをユーザが把握できるように構成されている。
また、下部からせり上がるように表示された検索商品・サービス情報表示領域SRR5に、選択された上半身の領域(選択領域)に対して画像検索処理が実行されたことに基づく検索結果として、「タックブラウス」の画像に関連する複数のブラウスの商品の情報が検索結果候補として表示されている。
【0255】
<処理>
図3-2は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。この図では、左側から順に、端末20Bの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理、ユーザA.Aの端末20Aの制御部21が実行する処理をそれぞれ示している。
【0256】
通信I/F14によって端末20Aから画像検索要求情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、検索領域探索処理を実行する(S310)。
検索領域探索処理において、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、検索クエリ画像に対して画像セグメンテーションを実行し、画像中に含まれる商品・サービスの領域を算出する。
【0257】
すると、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、検索領域探索処理結果を含む検索領域候補情報を通信I/F14によって端末20Aに送信する(S330)。
【0258】
通信I/F22によってサーバ10から検索領域候補情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信した検索領域候補情報を表示部24に表示させる(A310)。
【0259】
限定ではなく例として、端末20Aへのユーザ入力に基づいて、検索領域候補情報に含まれる商品・サービスの領域が選択されると、端末20Aの制御部21は、指定された選択領域を含む検索領域指定情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する(A330)。
【0260】
通信I/F14によって端末20Aから検索領域指定情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、受信した検索領域指定情報で指定された選択領域に対して画像検索処理を実行する(S130)。
【0261】
なお、サーバ10の制御部11は、検索領域探索処理と画像検索処理とを区別せず、限定ではなく例として、検索領域探索処理において、検索クエリ画像に含まれる商品・サービスと近しい画像IDと、画像IDに対応する画像領域とを算出するようにしてもよい。
【0262】
また、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、端末20Aへのユーザ入力に基づいて、画像コンテンツ情報の画像に関する検索を行うことが選択されたと判定すると、検索領域探索処理を実行するようにしてもよい。そして、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、端末20Aへのユーザ入力に基づく指定領域を判定し、指定領域内の画像を検索クエリ画像としてサーバ10に送信するようにしてもよい。
【0263】
<第3実施例の効果>
本実施例は、端末20が、取得された画像のうち、端末20のユーザによって選択された選択領域を制御部21によって取得する。そして、この場合、検索商品・サービス情報等の情報(限定ではなく、第1情報の一例)は、選択領域に基づいて決定される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザによって選択された選択領域が端末の制御部によって取得され、第1情報が、取得された選択領域に基づいて決定されることによって、端末のユーザが画像の一部の領域を選択した場合に、選択された選択領域に基づいて決定された商品、またはサービスを端末のユーザに提示するといったことが可能となる。
【0264】
<第3変形例(1)>
上記の実施例では、画像コンテンツ情報中の画像に含まれる複数の商品・サービスについて、検索対象とする1つの商品・サービスが含まれる指定領域を指定した後、検索商品・サービス情報を表示させることとしたが、これに限定されない。
限定ではなく例として、画像コンテンツ情報中の画像に含まれる複数の商品・サービスについて、まとめて検索商品・サービス情報を表示させるようにしてもよい。
【0265】
図3-3は、本変形例において端末20Aの表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図3-3左側は、限定ではなく例として
図3-1左側と同様とすることができ、画像コンテンツICT3の右方の画像検索ボタンSBT1がタップされた状態が示されている。この場合、限定ではなく例として、
図3-3中央のような表示に変わる。
具体的には、限定ではなく例として、下部からせり上がるように表示された検索商品・サービス情報表示領域SRR7に、画像コンテンツICT1の画像に含まれる複数の商品(この例では「タックブラウス」と「リネンパンツ」)の各々について画像検索処理が行われることで得られた検索結果候補の情報が表示されている。より具体的には、限定ではなく例として、「タックブラウス」に対応するトップスの検索結果候補の情報と、「リネンパンツ」に対応するボトムスの検索結果候補の情報とがそれぞれ表示されている。
【0266】
各々の商品の画像には、限定ではなく例として、その商品をユーザが選択するためのチェックボックスが関連付けて表示されている。そして、この例では、画像コンテンツICT3に含まれる「5,200円」の「タックブラウス」と、「4,800円」の「リネンパンツ」との2つの商品がユーザによって選択された状態が示されている。この状態で、下部の「まとめて購入」ボタンがタップされると、限定ではなく例として、
図3-3右側のような電子商取引アプリケーションの買い物かご画面が表示される。
具体的には、限定ではなく例として、「買い物かご」の文字とともに、選択された「タックブラウス」および「リネンパンツ」の各々の画像、商品名、価格の情報が表示されており、これらの商品が買い物かごに追加されたことが示されている。そして、この状態で、画面下部の「購入」ボタンがタップされると、これらの商品をユーザが購入することができるように構成されている。
【0267】
なお、画像コンテンツ情報中の画像に含まれる複数の商品・サービスについて、検索対象とする商品・サービスが含まれる指定領域を複数指定できるようにしてもよい。
【0268】
図3-4は、本変形例において端末20Aの表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図3-4左側は、限定ではなく例として
図3-3左側と同様とすることができ、画像コンテンツICT3の右方の画像検索ボタンSBT1がユーザによってタップされた状態が示されている。この場合、限定ではなく例として、
図3-4中央のような表示に変わる。
具体的には、限定ではなく例として
図3-1中央の画面と同様に、画像コンテンツICT3に対応する全体像を示す画像とともに、ユーザが検索する部位を選択するための情報が表示されている。この例では、ユーザによって、上半身の領域の黒丸がタップされ、その後、下半身の領域の黒丸がタップされ、その後、下部の「決定」ボタンがタップされた状態が示されている。
【0269】
すると、限定ではなく例として、
図3-4右側のような表示に変わる。
具体的には、限定ではなく例として、下部からせり上がるように表示された検索商品・サービス情報表示領域SRR9に、選択された上記2つの各々の選択領域に対して画像検索処理が行われたことに基づいて、トップスに対応する商品の検索結果候補の情報と、ボトムスに対応する検索結果候補の情報との各々の情報を含む検索結果候補が表示されている。
【0270】
この例では、ユーザによって、トップスの「5,200円」の「タックブラウス」が選択され、その後、ボトムスの「4,800円」の「リネンパンツ」が選択された状態が示されている。そして、この状態で下部の「まとめて購入」ボタンがタップされると、これらの商品をユーザがまとめて購入することができるように構成されている。
【0271】
<第4実施例>
第4実施例は、メッセージングアプリケーションのトークルームに複数の画像がまとめて送信された場合の実施例である。
第4実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0272】
<表示画面>
図4-1は、本実施例において端末20Aの表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図4-1左側には、ユーザB.Bとのトークルーム画面のコンテンツ表示領域TR5において、ユーザB.Bを発信元とする複合画像コンテンツとして、「タックブラウス」の第1画像(第1画像コンテンツ)ICT5と、「リネンパンツ」の第2画像(第2画像コンテンツ)ICT6とが、この例では左右方向に並べて表示されている。この例では、限定ではなく例として、トークルーム画面最下部に表示された、このトークルームに送信するコンテンツを入力・選択するためのコンテンツ入力領域に対するユーザ入力に基づいて、限定ではなく例として、第1画像ICT5と第2画像ICT6とを投稿することが選択され、一のコンテンツとして投稿されたため、複数の画像(この場合、第1画像ICT5と第2画像ICT6)が並べて配置され、1つの投稿時間(この例では「19時12分」)が紐づけられ表示されている。また、これら2つの画像に関連付けて1つの画像検索ボタンSBT1が表示されている。
【0273】
なお、第1画像と第2画像との表示の態様はこれに限定されるものではなく、これとは異なる配置パターン(限定ではなく例として、上下方向に並べる配置)等で表示されるようにしてもよい。
【0274】
画像検索ボタンSBT1がタップされると、限定ではなく例として、
図4-1中央のような表示に変わる。
具体的には、限定ではなく例として、下部からせり上がるように表示された検索商品・サービス情報表示領域SRR11に、上記の2つの商品の画像の各々に基づく複数のトップスの商品の情報と複数のボトムスの商品の情報とが、トップスとボトムスとに分けて検索結果候補として表示されている。
【0275】
この例では、トップスの商品のうち「5,200円」の「タックブラウス」がユーザによってタップされた状態が示されている。すると、限定ではなく例として、
図4-1右側のような電子商取引アプリケーションの商品詳細確認画面が表示される。
具体的には、選択された「タックブラウス」の詳細な情報を含む商品詳細確認画面が表示されている。また、下部に設けられた「購入」ボタンをタップすることで、ユーザがこの商品を購入することができるように構成されている。
【0276】
<処理>
図4-2は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。この図では、左側から順に、端末20Bの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理、ユーザA.Aの端末20Aの制御部21が実行する処理をそれぞれ示している。
【0277】
端末20Bの制御部21は、限定ではなく例として、端末20Bへのユーザ入力に基づいて、トークルーム内に送信(投稿)する複数の画像(限定ではなく例として、第1画像と第2画像)が選択されると、選択された複数の画像の画像情報を含む複合画像送信要求情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(B410)。
【0278】
通信I/F14によって端末20Bから複合画像送信要求情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、受信した複合画像送信要求情報に基づいて、複数の画像情報を含む複合画像コンテンツ情報を、通信I/F14によってトークルーム内の端末20Aと端末20Bとに送信する(S410)。
【0279】
通信I/F22によってサーバ10から複合画像コンテンツ情報を受信すると、端末20Bの制御部21は、受信した複合画像コンテンツ情報を表示部24に表示させる(B430)。
【0280】
通信I/F22によってサーバ10から複合画像コンテンツ情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信した複合画像コンテンツ情報を表示部24に表示させる(A410)。
【0281】
限定ではなく例として、端末20Aへのユーザ入力に基づいて、複合画像コンテンツ情報の画像をまとめて検索することが選択されたと判定すると、端末20Aの制御部21は、複合画像コンテンツ情報の複数画像をそれぞれ検索クエリ画像として画像検索処理を行うことを要求するための画像検索要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する(A430)。
限定ではなく例として、複合画像コンテンツ情報に第1画像と第2画像とが含まれる場合、画像検索要求情報には第1画像に基づく第1検索クエリ画像と、第2画像に基づく第2検索クエリ画像とを含めるようにしてもよい。
【0282】
通信I/F14によって端末20Aから画像検索要求情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、複数の検索クエリ画像についてそれぞれ画像検索処理を実行する(S430)。
すると、サーバ10の制御部11は、それぞれの画像検索処理結果に基づいて、検索商品・サービス情報を端末20Aに送信する(S450)。
【0283】
<第4実施例の効果>
本実施例は、端末20が、端末20のユーザによって、トークルーム(限定ではなく、チャットルームの一例)に含まれる第1画像と第2画像とが少なくとも選択された場合、第1画像に含まれる商品、またはサービスに関連する情報(限定ではなく、第4情報の一例)と、第2画像に含まれる商品、またはサービスに関連する情報(限定ではなく、第5情報の一例)とを、表示部24に表示する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、複数の画像がチャットルームに含まれる場合であっても、選択された各々の画像(第1画像、第2画像)に含まれる各々の商品、またはサービスに関連する情報(第4情報、第5情報)が端末の表示部に表示されることによって、これらの情報を端末のユーザに知らせることができる。
【0284】
<第4変形例(1)>
上記の実施例では、複合画像コンテンツ情報に含まれる複数画像を一括して検索することとしたが、これに限定されない。
限定ではなく例として、端末20の制御部21は、複合画像コンテンツ情報に含まれる複数画像のうち、端末20のユーザによって選択された画像を検索対象として画像検索要求情報を送信するようにしてもよい。
【0285】
図4-3は、本変形例において端末20Aの表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図4-3左側の画面では、コンテンツ表示領域TR5で左右方向に並べて表示された「タックブラウス」の第1画像(第1画像コンテンツ)ICT5と、「リネンパンツ」の第2画像(第2画像コンテンツ)ICT6との各々の右下部に、画像検索ボタンSBT5、SBT6がそれぞれ設けられている。
【0286】
この状態で、限定ではなく例として、画像検索ボタンSBT5がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図4-3中央のような表示に変わる。
具体的には、下部からせり上がるように表示された検索商品・サービス情報表示領域SRR13に、「タックブラウス」の画像に関連する複数の商品の情報が検索結果候補として表示されている。
【0287】
この例では、「5,200円」の「タックブラウス」がユーザによって選択された状態が示されている。すると、限定ではなく例として、、
図4-3右側のような電子商取引アプリケーションの商品詳細確認画面が表示される。
具体的には、「タックブラウス」の詳細な情報を含む商品詳細確認画面が表示されている。また、下部に設けられた「購入」ボタンをタップすることで、ユーザがこの商品を購入することができるように構成されている。
【0288】
本変形例では、限定ではなく例として、複合画像コンテンツ情報に第1画像と第2画像とが含まれる場合、画像検索要求情報には、限定ではなく例として、端末20のユーザによって指定された、第1画像に基づく第1検索クエリ画像、または第2画像に基づく第2検索クエリ画像、または第1検索クエリ画像と第2検索クエリ画像とを含めるようにしてもよい。
【0289】
本変形例は、トークルーム(限定ではなく、チャットルームの一例)に含まれる画像は、第1画像であり、トークルームは、第1画像と第2画像とを含む。そして、端末20は、第1画像に関連付けられた関連情報に対する端末20のユーザの選択によって、トークルームに含まれる第1画像の情報を制御部21によって取得する構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、端末のユーザによって選択された、チャットルームに含まれる画像は、第1画像であり、チャットルームは、第1画像と第2画像とを含む。そして、第1画像に関連付けられた関連情報に対する端末のユーザの選択によって、チャットルームに含まれる第1画像の情報が端末の制御部によって取得されることによって、チャットルームに含まれる第1画像の情報が適切に取得されるようにすることができる。
【0290】
<第4変形例(2)>
上記の実施例では、複合画像送信要求情報に含まれる複数画像を一括して検索することとしたが、これに限定されない。限定ではなく例として、サーバ10の制御部11は、所定時間(限定ではなく例として、「30秒」)以内に受信した複数の画像送信要求情報に含まれる複数の画像情報に基づいて、複合画像コンテンツ情報を生成するようにしてもよい。すなわち、端末20から単一画像が連続して複数回投稿(送信)された場合、サーバ10の制御部11は、それらの画像に対してまとめて画像検索処理を実行し、検索商品・サービス情報を端末20に送信するようにしてもよい。
また、この場合、端末20側では、限定ではなく例として
図4-1と同様に、複数の画像が並べて配置されて表示されるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
【0291】
<第5実施例>
第5実施例は、ユーザがメッセージングアプリケーションのトークルームに送信された画像を検索クエリとして指定し、検索クエリ画像に写っている特定された商品・サービスを共同購入する実施例である。
【0292】
共同購入は、限定ではなく例として、電子商取引アプリケーションにおける購入形態の一例であり、限定ではなく例として、複数人が共同で商品・サービスに対する購入意思を示し、特定の人数が購入意思を示すと購入可能となる(取引が成立する)仕組みとすることができる。
共同購入は、共同購入予約と言ってもよいし、共同利用と言ってもよい。また、共同購入は、「シェア買い」や「グループバイ」と言ってもよい。
【0293】
第5実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0294】
<表示画面>
図5-1~
図5-2は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図5-1左側には、端末20Aの表示部24に表示されるトークルーム画面であって、ユーザA.AとユーザB.Bとを含む5名のグループ(この例では「カフェ巡りの会」)のグループトークルーム画面の一例を示している。
【0295】
この例では、コンテンツ表示領域TR7において、画像コンテンツICT1に関連付けられた画像検索ボタンSBT1がユーザによってタップされた状態が示されている。すると、限定ではなく例として、
図5-1中央のような表示に変わる。
具体的には、下部からせり上がるように表示された検索商品・サービス情報表示領域SRR15に、画像コンテンツICT1に含まれる「セミロングワンピース」の画像、商品名の情報とともに、この商品を共同購入することに関する情報(この例では<共同購入実施中!>)が表示されている。
【0296】
限定ではなく例として、検索結果表示領域SRR15のうちの「セミロングワンピース」の画像がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図5-1右側のような電子商取引アプリケーションの商品詳細確認画面が表示される。
この例では、「セミロングワンピース」の詳細な情報が表示されるとともに、この商品を共同購入するために必要な条件に関する情報、限定ではなく例として、この商品を共同購入するために必要な人数の条件に関する情報(この例では「あと36人で購入可能!」)が表示されている。また、「セミロングワンピース」の画像の下には、「セミロングワンピース」を共同購入することを示すマーク、商品名、価格の情報が表示されている。
また、共同購入の特典として、この商品を特別価格で購入可能であることを示す「特別価格」のマークが表示されている。
【0297】
また、その下には、限定ではなく例として、この商品を共同購入することが可能であることを、メッセージングアプリケーションで友だち登録している他のユーザに共有(シェア)するための「シェアする」の文字が関連付けられた共有アイコンSIが表示されている。
また、画面下部には、共同購入に参加するための「参加」ボタンが表示されている。
【0298】
図5-2左側には、
図5-1右側の画面において共有アイコンSIがユーザによってタップされたことに基づいて、端末20Aの表示部24に表示されるグループトークルーム画面の一例を示している。このグループトークルーム画面は、
図5-1左側に示したグループトークルーム画面の続きとして表示されるものである。
この例では、画像コンテンツICT1の下に、自分(ユーザA.A)を発信元とするコンテンツとして、
図5-1右側の電子商取引アプリケーションの商品詳細画面のURLを含むリンクコンテンツLCT1と、共同購入のリンクを共有したことを示すテキストコンテンツTCT1と、この商品をみんなで共同購入することを提案するテキストコンテンツTCT2とがそれぞれ吹き出しで表示されている。
【0299】
リンクコンテンツLCT1は、限定ではなく例として、共有アイコンSIがタップされたことに基づいて、ユーザA.Aを発信元とするコンテンツとして、サーバ10から送信されるようにしてもよい。
また、この例では、テキストコンテンツTCT1、TCT2は、ユーザA.Aによって入力されたコンテンツとすることができる。
【0300】
図5-2中央には、
図5-2左側の画面に対応して、ユーザB.Bの端末20Bの表示部24に表示されるグループトークルーム画面の一例を示している。
この例では、コンテンツ表示領域TR9において、画像コンテンツICT1の下に、向かって左側から、
図5-2左側の画面に示したユーザA.Aを発信元とするテキストコンテンツLCT1、TCT1、TCT2がそれぞれ吹き出しで表示されている。
【0301】
この状態で、リンクコンテンツLCT1がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図5-2右側の電子商取引アプリケーションの商品詳細画面が表示される。
この画面は、
図5-1右側に示した商品詳細確認画面と同様の画面であるが、ユーザA.Aがこの商品詳細確認画面にアクセスし、共同購入に「参加」したことに基づき、この商品を共同購入するために必要な人数の条件が更新されている。具体的には、この例では、「あと35人で購入可能!」として表示されている。
【0302】
なお、共有されるリンクの情報は、グループに含まれる自分を含む全てのユーザに対して送信されるようにしてもよいし、グループに含まれる自分を除く全てのユーザに対して送信されるようにしてもよい。
また、グループに含まれるユーザのうち、リンクを共有するユーザを自分で指定可能とし、指定されたユーザ(一部のユーザ)に対して送信されるようにしてもよい。
【0303】
また、共同購入は、1対1のトークルームを起点として、そのトークルームに含まれる二人のユーザで実現されるものであってもよい。
【0304】
<処理>
本実施例における処理は、限定ではなく例として
図1-9等の処理において、端末20Aの制御部21がA170のステップで商品・サービス購入処理を行う場合に、限定ではなく例として、検索商品・サービス情報の購入URIに基づいて、ブラウザや電子商取引アプリケーションを起動する。これにより、限定ではなく例として
図5-1右側に示したような商品詳細画面が表示される。
端末20Aの制御部21は、
図5-1右側に示した共有アイコンSI等に対するユーザ入力がなされたか否かを判定し、なされたと判定した場合は、情報の共有を要求するための共有要求情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する。
そして、サーバ10の制御部11は、受信した共有要求情報に基づいて、その検索商品・サービス情報の購入URIを、通信I/F22によって端末20Bに送信するようにすることができる。
【0305】
また、この場合、ECサーバ40の制御部41は、限定ではなく例として、どこから自社サイトのページ(上記の例では「商品詳細画面」)にアクセスされたかの情報(参照元の情報、流入経路の情報)に基づき、メッセージングアプリケーションのリンクから自社サイトのページにアクセスされたと判定された場合に、共同購入に興味を示している人数等の情報を更新して、そのページの情報を端末20に返すようにしてもよい。
【0306】
<第5実施例の効果>
本実施例は、端末20が、自己の端末20のユーザによって選択された、トークルーム(限定ではなく、チャットルームの一例)に含まれる画像の情報を制御部21によって取得する。そして、端末20は、検索商品・サービス情報等の情報(限定ではなく、取得された画像に含まれる商品またはサービスに関連する第1情報の一例)を表示部24に表示する。そして、端末20は、検索商品・サービス情報等の情報(限定ではなく、第1情報の一例)に対する端末20のユーザによる入力に基づいて、トークルームに含まれるユーザで共同購入するための共同購入情報をトークルームに表示する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1情報に対する端末のユーザによる入力に基づいて、チャットルームに含まれるユーザで共同購入するための共同購入情報がチャットルームに表示されることによって、チャットルームに含まれるユーザで商品、またはサービスを共同で購入できるようにすることができる。
【0307】
<第5変形例(1)>
上記の実施例では、検索クエリ画像に基づく商品・サービスを共同購入する例について例示したが、これに限定されない。
限定ではなく例として、検索クエリ画像に基づく商品・サービスを端末20のユーザが購入(予約)し、購入(予約)した代金に関するわりかんを実行するようにしてもよい。
【0308】
なお、「わりかん(割り勘)」という概念には、限定ではなく例として、複数のユーザで金額を等分することの他(均等割)、複数のユーザで金額を案分(按分)することを含めてもよいものとする(「等分」:同じ割合で分けること。「案分」:異なる割合で分けること。)。
【0309】
図5-3は、本変形例において端末20Aの表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図5-3左側には、端末20Aの表示部24に表示されるトークルーム画面であって、ユーザA.AとユーザC.Cとを含む6名のグループ(この例では「キャンプサークル」)のグループトークルーム画面の一例を示している。
この画面では、コンテンツ表示領域TR11の向かって左側に、ユーザC.Cを発信元とするコンテンツとして、「アンティークランタン」の画像を含む画像コンテンツICT7が表示されている。また、この画像コンテンツICT7には、ランランの画像とともに、画像検索購入ボタンPBT1が含まれている。
【0310】
この例では、画像検索購入ボタンPBT1がユーザによってタップされた状態が示されている。すると、限定ではなく例として、
図5-3中央のような電子商取引アプリケーションの注文結果画面が表示される。
この画面には、「アンティークランタン」の画像、商品名、価格の情報とともに、この商品の購入の代金をグループでわりかんするために、グループに対してわりかんリクエストを送信するための「わりかんリクエスト」ボタンRBTが表示されている。
【0311】
なお、わりかんリクエストは、グループに含まれる自分を含む全てのユーザに対して送信されるようにしてもよいし、グループに含まれる自分を除く全てのユーザに対して送信されるようにしてもよい。
また、グループに含まれるユーザのうち、わりかんリクエストを送信するユーザを自分で指定可能とし、指定されたユーザ(一部のユーザ)に対して送信されるようにしてもよい。
【0312】
「わりかんリクエスト」ボタンRBTがタップされると、限定ではなく例として、
図5-3右側のグループトークルーム画面に表示が変わる。
このグループトークルーム画面は、
図5-3左側のグループトークルーム画面に対応する画面であり、画像コンテンツICT7の下に、支払いアプリケーション(支払いサービス)を発信元とするコンテンツとする、わりかんリクエストコンテンツRCT1が表示されている。
【0313】
この例では、わりかんリクエストコンテンツRCT1には、ユーザA.Aがわりかんリクエストを行ったことを示す文字(この例では「A.Aがわりかんリクエストを行いました」)とともに、わりかんの総額(この例では「わりかん総額:12,000円」=アンティークランタンの価格)と、わりかん人数(この例では「わりかん人数:6人」=グループの人数)と、1人あたりの金額(この例では「1人あたりの金額:2,000円」=わりかん総額÷わりかん人数)とが表示されている。
【0314】
なお、「わりかんリクエスト」ボタンRBTがタップされたことに基づくわりかんリクエストに関する情報は、限定ではなく例として、わりかんを要求したユーザの端末20から、サーバ10等を介してわりかんを要求されたユーザの端末20に送信されるようにしてもよい。また、わりかんリクエストに関する情報は、わりかんを要求したユーザの端末20から、わりかんを要求されたユーザの端末20に直接送信されるようにしてもよい。
【0315】
本変形例は、端末20が、第1情報に対する端末20のユーザによる入力に基づいて、決済を要求する処理などの決済に関する処理を制御部21によって行う。そして、端末20は、この決済に関する処理に基づいて、トークルームに含まれるユーザに送金リクエストを送信する処理などの送金の依頼に関する処理を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第1情報に対する端末のユーザによる入力に基づいて、決済に関する処理が行われ、この決済に関する処理に基づいて、チャットルームに含まれるユーザに送金の依頼に関する処理が行われることによって、チャットルームに含まれるユーザでわりかんをして商品を購入するといったことが可能となる。
【0316】
<第6実施例>
第6実施例は、検索クエリ画像に基づく検索商品・サービス情報に情報を付加することで、端末20のユーザが検索された商品・サービスを購入(予約)することを促進する実施例である。
第6実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0317】
図6-1は、本実施例においてサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部15には、限定ではなく例として、アプリケーション管理処理プログラム151と、アカウント登録データ153と、画像登録データ155とに加えて、アカウント管理データベース157が記憶される。
【0318】
アカウント管理データベース157は、アカウント登録データ153に記憶されている各々のアカウントに関する管理用のデータが記憶されたデータベースであり、そのデータ構成例の一例を
図6-2に示す。
アカウント管理データベース157には、アカウントごとのデータとして、アカウント管理データが記憶される。
【0319】
各々のアカウント管理データには、限定ではなく例として、アプリケーションIDと、そのアプリケーションIDに対応するユーザ名と、友だち管理データと、商品・サービス購入履歴データとが記憶される。
【0320】
友だち管理データは、そのアプリケーションIDに対応するユーザが友だち登録を行っているユーザを管理するためのデータである。
友だち管理データには、限定ではなく例として、友だち登録を行っているユーザのアプリケーションIDと、そのユーザ名とが関連付けて記憶される。
【0321】
商品・サービス購入履歴データは、限定ではなく例として、メッセージングサービスと提携する電子商取引サービスにおける、そのアプリケーションIDに対応するユーザの購買履歴(予約履歴)を管理するためのデータである。
商品・サービス購入履歴データには、限定ではなく例として、ユーザが購入(予約)した商品・サービスと対応する画像IDと、画像商品・サービス名と、購入日時(予約日時)とが関連付けて記憶される。
【0322】
商品・サービス購入履歴データに記録されるデータは、限定ではなく例として、以下の導線を通じて記録されるようにしてもよい。
・検索商品・サービス情報へのユーザ入力を導線とする購入履歴
・メッセージングアプリケーション内でのクーポン使用や、トークルーム内にシェアされた商品購入リンクを導線とする購入履歴
・電子商取引アプリケーション単独の商品購入・予約を導線とする購入履歴
【0323】
<表示画面>
図6-3は、本実施例において端末20Aの表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図6-3左側の画面では、ユーザB.Bとのトークルーム画面のコンテンツ表示領域TR13の向かって左側に、ユーザB.Bを発信元とするコンテンツとして、「ブラウス」の画像を含む画像コンテンツICT9が表示され、この画像コンテンツICT9に関連付けて画像検索ボタンSBT1が表示されている。
【0324】
画像検索ボタンSBT1がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図6-3中央のような表示に変わる。
具体的には、下部からせり上がるように表示された検索商品・サービス情報表示領域SRR17に、画像コンテンツICT9に含まれる「ブラウス」の画像に関連する複数の商品の情報が検索結果候補として表示されている。
【0325】
この例では、検索商品・サービス情報表示領域SRR17には、「ブラウス」の画像に関連する複数の商品の画像や価格とともに、各々の商品について、限定ではなく例として、メッセージングアプリケーションでユーザA.Aが友だちとして登録しているユーザのうち、その商品を購入したユーザに関する情報(友だちのうちの誰が購入したかを示す情報)や、何人のユーザがその商品を購入したかに関する情報等の情報が関連付けて表示されている。
【0326】
また、各々の商品について、その商品を用いたコーディネートを紹介するための動画像コンテンツが表示されている。限定ではなく例として、右側の「ブラウス」に対応する動画像コンテンツがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図6-3右側のような表示に変わる。
具体的には、検索商品・サービス情報表示領域において、「ブラウス」を用いたコーディネートを紹介する動画像コンテンツが表示されており、この図面では、この動画像コンテンツが途中まで再生された状態が示されている。
【0327】
<処理>
本実施例では、限定ではなく例として
図1-9の処理において、サーバ10の制御部11は、S150のステップで、画像登録データ155に基づいて、画像検索処理で算出された「N」個(前述したように1個でもよいし複数でもよい。)の検索結果画像IDに基づく画像IDの画像商品・サービス名、画像URI、購入URI等を読み込む他、限定ではなく例として、
図6-2のアカウント管理データベース157を参照し、各々の画像IDについて、友だちのユーザによる商品・サービスの購入に関する情報を特定するようにすることができる。
【0328】
具体的には、限定ではなく例として上記の例において、サーバ10の制御部11は、アカウント管理データベース157のうちのユーザA.AのアプリケーションIDのアカウント管理データに記憶されている友だち管理データに基づいてユーザA.Aが友だち登録しているユーザのアプリケーションIDを特定する。そして、特定したアプリケーションIDのアカウント管理データに記憶されている商品・サービス購入履歴データに基づいて、限定ではなく例として
図6-3中央に示したような、ユーザA.Aの友だちのうちの誰がその商品・サービスを購入したかを特定したり、ユーザA.Aの友だちのうちの何人の友だちがその商品・サービスを購入したかを集計するなどの処理を行う。そして、サーバ10の制御部11は、これらの情報を検索商品・サービス情報に含めて、通信I/F14によって端末20Aに送信するようにすることができる。
【0329】
また、この場合、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として
図6-3中央に示したような、各々の画像IDに対応するコーディネート紹介用の動画像コンテンツを、通信I/F14によって端末20Aに送信するようにしてもよい。
コーディネート紹介用の動画像コンテンツは、限定ではなく例として、あらかじめサーバ10が記憶部15に記憶させておくようにしてもよい。
【0330】
なお、検索商品・サービス情報の他、限定ではなく例として、第2実施例等で説明した類似商品・サービス情報について同様の処理を行うようにしてもよい。
【0331】
<第6実施例の効果>
本実施例は、端末20が、検索商品・サービス情報等の情報(限定ではなく、第1情報の一例)と、端末20のユーザが友だちとして登録しているユーザ等の関連ユーザによる商品の購入に関する情報等の関連ユーザ情報とを表示部24に表示する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、取得された画像に含まれる商品、またはサービスに関連する第1情報と、端末のユーザに関連付けられた関連ユーザに関する関連ユーザ情報とが端末の表示部に表示されることによって、取得された画像に含まれる商品、またはサービスの情報とともに、端末のユーザに関連付けられた関連ユーザに関する関連ユーザ情報を、端末のユーザに知らせることができる。
【0332】
また、この場合、関連ユーザ情報は、関連ユーザによる、取得された画像に含まれる商品、またはサービスの購入に関する情報を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、取得された画像に含まれる商品、またはサービスの情報とともに、関連ユーザによる、その商品、またはサービスの購入の状況などの情報を端末のユーザに知らせることができる。
【0333】
また、この場合、端末20は、検索商品・サービス情報等の情報(限定ではなく、第1情報の一例)と、取得された画像に含まれる商品、またはサービスに関連する動画情報とを表示部24に表示するようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、取得された画像に含まれる商品、またはサービスに関連する第1情報と、その画像に含まれる商品、またはサービスに関連する動画情報とが端末の表示部に表示されることによって、その商品、またはサービスの購入等を、端末のユーザに効果的に促すことができる。
【0334】
<第7実施例>
第7実施例は、検索クエリ画像に基づく検索商品・サービス情報にネットショップや実店舗での価格を付加することで、端末20のユーザが検索された商品・サービスを購入(予約)する店舗を選択することを容易にする実施例である。
第7実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0335】
図7-1は、本実施例においてサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部15には、限定ではなく例として、アプリケーション管理処理プログラム151と、アカウント登録データ153と、画像登録データ155とに加えて、店舗別価格登録データベース159が記憶される。
【0336】
店舗別価格登録データベース159は、限定ではなく例として、メッセージングサービスと提携する店舗(ネットショップ・実店舗)における商品・サービスの販売価格に関するデータが記憶されたデータベースであり、そのデータ構成例の一例を
図7-2に示す。
店舗別価格登録データベース159には、店舗ごとのデータとして、店舗別価格登録データが記憶される。
【0337】
各々の店舗別価格登録データには、限定ではなく例として、店舗IDと、店舗名と、ネット店舗URIと、店舗位置情報と、商品・サービス価格データとが関連付けて記憶される。
【0338】
店舗IDは、店舗を識別するために用いられる情報である。
この店舗IDは、好ましくは店舗ごとに一意な値であり、限定ではなく例として、サーバ10によって店舗ごとに一意な値(固有の値)が設定されて記憶される。
【0339】
店舗名は、店舗の名称であり、限定ではなく例として、店舗がメッセージングサービスと提携する際に登録する名称が記憶される。
【0340】
ネット店舗URIは、店舗がネットショップの運営形態をとる場合、店舗を利用するためのアドレスを示す情報であり、限定ではなく例として、店舗がメッセージングサービスと提携する際に登録するアドレスが記憶される。
【0341】
店舗位置情報は、店舗が実店舗の運営形態をとる場合、店舗の位置を特定するための情報(限定ではなく例として、緯度と経度や住所等)であり、限定ではなく例として、店舗がメッセージングサービスと提携する際に登録する位置情報が記憶される。
【0342】
商品・サービス価格データは、この店舗における商品・サービスごとの販売商品を登録するためのデータであり、限定ではなく例として、商品・サービスを示す画像IDと、画像商品・サービス名と、その価格とが関連付けて記憶される。なお、商品・サービス価格データに、その商品・サービスの在庫数や販売期間等を関連付けて記憶させるようにしてもよい。
【0343】
商品・サービス価格データの各種情報は、限定ではなく例として、不図示の店舗端末によって店舗のユーザが登録するようにしてもよい。
【0344】
なお、店舗別価格登録データベース159の情報は、メッセージングサービスと店舗が提携することで提供されることに限定されない。
限定ではなく例として、店舗がネットショップの運営形態をとる場合、サーバ10の制御部11は、ネットショップの運営サイトをクロールすることで、各種情報を取得するようにしてもよい。
また、限定ではなく例として、店舗が実店舗の運営形態をとる場合、サーバ10の制御部11は、端末20のユーザからの価格調査に関する投稿に基づいて、各種情報を取得するようにしてもよい。
【0345】
<表示画面>
図7-3は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図7-3左側の画面は、限定ではなく例として
図6-3左側の画面と同様とすることができ、画像コンテンツICT9に関連付けられた画像検索ボタンSBT1がユーザによってタップされた状態が示されている。すると、限定ではなく例として、
図7-3中央のような表示に変わる。
具体的には、下部からせり上がるように表示された検索商品・サービス情報表示領域SRR19において、画像コンテンツICT9に含まれる「ブラウス」の画像に関連する複数の商品の情報が検索結果候補として表示されている。
【0346】
この例では、検索商品・サービス情報表示領域SRR19には、「ブラウス」の画像に関連する複数の商品の画像とともに、各々の商品について、ネットショップごとの価格の情報が表示されている。
また、下部には、端末20Aの現在地(位置情報)に基づいて、各々の商品を販売する実店舗を検索するための「現在地からショップ検索」ボタンが設けられている。
【0347】
「現在地からショップ検索」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図7-3右側のような表示に変わる。
具体的には、限定ではなく例として、検索商品・サービス情報表示領域SRR19において、端末20Aの現在地に基づいて検索された、端末20Aの現在地から近くに位置する実店舗ごとに、各々の商品の価格の情報が表示されている。
【0348】
また、下部には、各々の商品を販売するネットショップを検索するための「ネットショップ検索」ボタンが設けられている。
限定ではなく例として、この「ネットショップ検索」ボタンがユーザによってタップされると、
図7-3中央の表示に戻るようにすることができる。
【0349】
上記の例では、限定ではなく例として、
図1-9のA150のステップにおいて、「現在地からショップ検索」ボタンがユーザによってタップされたことに基づいて、端末20Aの制御部21は、位置算出用情報検出部29Bの検出結果に基づく最新の算出端末位置の情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信するようにすることができる。
【0350】
そして、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、
図1-9のS150のステップにおいて、店舗別価格登録データベース159を参照し、店舗位置情報と商品・サービス価格データとに基づいて、検索結果画像IDに基づく画像IDに対応する画像商品・サービス名の商品・サービスを販売している実店舗であって、端末20Aから受信した算出端末位置から近い実店舗(限定ではなく例として、算出端末位置から設定距離内に位置する実店舗)を特定して、その情報を検索商品・サービス情報と関連付けて端末20Aに送信するようにすることができる。
【0351】
同様に「ネットショップ検索」ボタンがユーザによってタップされた場合、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、
図1-9のS150のステップにおいて、店舗別価格登録データベース159を参照し、ネット店舗URIと商品・サービス価格データとに基づいて、検索結果画像IDに基づく画像IDに対応する画像商品・サービス名の商品・サービスを販売しているネットショップを特定して、その情報を検索商品・サービス情報と関連付けて端末20Aに送信するようにすることができる。
【0352】
なお、上記の例では、ネットショップにおける商品・サービスの情報と実店舗における商品・サービスの情報とを切り替えて表示させるように構成されているが、限定ではなく例として、ネットショップにおける商品・サービスの情報と、実店舗における商品・サービスの情報とを画面内に混在させて表示させるようにしてもよい。
【0353】
なお、上記の他にも、限定ではなく例として、ユーザが端末20に入力した位置の情報に基づいて、サーバ10によって実店舗が特定されるようにしてもよい。この場合、ユーザが端末20に入力する位置は、必ずしもユーザの現在位置や端末20の現在位置である必要はなく、任意の位置を入力可能としてもよい。
このようにすることで、限定ではなく例として、ユーザが現在「A町」にいる場合に、「B町」に存在する実店舗の情報を取得するといったことも可能となる。
【0354】
なお、検索商品・サービス情報の他、限定ではなく例として、第2実施例等で説明した類似商品・サービス情報について同様の処理を行うようにしてもよい。
【0355】
<第7実施例の効果>
本実施例は、検索商品情報・サービス情報等の情報(限定ではなく、第1情報の一例)は、取得された画像に含まれる商品、またはサービスに関連する金額の情報を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、取得された画像に含まれる商品、またはサービスに関連する金額の情報を含む第1情報が端末の表示部に表示されることによって、取得された画像に含まれる商品、またはサービスに関連する金額の情報を端末のユーザに知らせることができる。
【0356】
また、この場合、上記の金額の情報は、WEBと実店舗とで購入する場合の金額を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、取得された画像に含まれる商品、またはサービスに関連するWEBと実店舗とで購入する場合の金額の情報を含む第1情報が端末の表示部に表示されることによって、取得された画像に含まれる商品、またはサービスをWEBと実店舗とで購入する場合の金額の情報を端末のユーザに知らせることができる。
【0357】
また、この場合、上記の金額の情報は、位置に関する情報に基づいて取得されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、位置に関する情報に基づいて、取得された画像に含まれる商品、またはサービスに関連するWEBと実店舗とで購入する場合の金額の情報が適切に取得されるようにすることができる。
【0358】
<第8実施例>
第8実施例は、検索クエリ画像に基づく検索商品・サービス情報を介して端末20のユーザが検索された商品・サービスを購入(予約)した場合、商品・サービスを購入(予約)したことをトークルームに送信(投稿)する実施例である。
第8実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0359】
<表示画面>
図8-1は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図8-1左側、中央の画面は、限定ではなく例として
図1-11左側、右側の画面とそれぞれ同様とすることができる。
【0360】
図8-1右側の画面は、
図8-1中央の商品詳細画面において、画面下部の「購入」ボタンがユーザによってタップされ、商品が購入されたことに基づいて、端末20Aの表示部24に表示されるトークルーム画面の一例を示す図である。
【0361】
この画面は、
図8-1左側の画面に対応するトークルーム画面であり、画像コンテンツICT1の下に、
図8-1中央の画面に表示されていた「セミロングワンピース」を購入したことを示す購入商品・サービスコンテンツPRCT1が、コンテンツ表示領域TR1の向かって右側から吹き出しで表示されている。
【0362】
この例では、購入商品・サービスコンテンツPRCT1は、サーバ10から端末20Bに対しても送信されるようにすることができ、ユーザA.Aが「セミロングワンピース」を購入したことをユーザB.Bにも知らせることができる。
【0363】
なお、限定ではなく例として、購入商品・サービスコンテンツを送信する送信先(情報の共有先)をユーザA.Aが設定することができるようにしてもよい。
【0364】
また、
図8-1右側の端末20Aのトークルームに表示された購入商品・サービスコンテンツがタップされることに基づいて、この商品と同じ商品や、この商品に関連する商品を、ユーザA.Aが購入することができるようにしてもよい。
トーク相手の端末20についても同様としてもよく、不図示の端末20Bに表示された購入商品・サービスコンテンツがタップされることに基づいて、この商品と同じ商品や、この商品に関連する商品を、ユーザB.Bが購入することができるようにしてもよい。
【0365】
<処理>
図8-2は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。この図では、左側から順に、端末20Bの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理、ユーザA.Aの端末20Aの制御部21が実行する処理、ECサーバ40の制御部41が実行する処理をそれぞれ示している。
限定ではなく例として、
図8-2に先立ち、
図2-3の処理を実行するようにしてもよい。
【0366】
ECサーバ40の制御部41は、商品・サービス購入処理を実行すると、端末20Aのユーザによって購入(予約)された商品・サービスに関する購入商品・サービス情報を通信I/F14によってサーバ10に送信する(E510)。
【0367】
ここで、購入商品・サービス情報には、限定ではなく例として、以下の任意の組み合わせを含めるようにしてもよい。
・画像商品・サービス名
・購入されたURI
・購入価格
・購入された商品・サービス画像
・購入ユーザのアプリケーションIDまたはユーザ名、もしくはその両方。
・購入店舗情報
・購入日時
・購入後の在庫数
【0368】
なお、ECサーバ40の制御部41は、限定ではなく例として、商品・サービス購入処理を実行すると、限定ではなく例として、商品・サービス購入要求情報の送信に先立ち、検索商品・サービス情報を送信したトークルームに送信する承諾を確認するための購入商品・サービス公開許諾要求情報を通信I/F44によって端末20Aに送信するようにしてもよい。そして、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、受信した購入商品・サービス公開許諾要求情報を表示部24に表示させるようにしてもよい。すると、限定ではなく例として、購入商品・サービス公開許諾要求情報に対する端末20Aのユーザによる承諾入力操作に基づいて、端末20の制御部21は、購入商品・サービス公開許諾情報を通信I/F22によってECサーバ40に送信するようにしてもよい。ECサーバ40は、購入商品・サービス公開許諾情報を受信すると、購入商品・サービス情報をサーバ10に送信するようにしてもよい。また、ECサーバ40の制御部41は、端末20Aにおける承諾操作なしに、購入商品・サービス情報をサーバ10に送信するようにしてもよい。
【0369】
なお、ECサーバ40の制御部41は、購入商品・サービス情報を端末20Aに送信し、端末20Aの制御部21は、ECサーバ40から購入商品・サービス情報を受信すると、購入商品・サービス情報をサーバ10に送信するようにしてもよい。この場合、端末20Aにおけるトークルームへの投稿承諾操作はあってもよいし、なくてもよい。
【0370】
また、サーバ10の制御部11は、商品・サービス購入処理の実行に先んじて、端末20Aに購入商品・サービス公開許諾情報を送信するようにしてもよい。また、端末20Aの制御部21は、商品・サービス購入処理に付帯する購入操作を実行する前に、端末20Aのユーザによる承諾入力操作を受け付けるようにしてもよい。
【0371】
通信I/F14によってECサーバ40から購入商品・サービス情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、購入商品・サービス情報に基づいて、購入商品・サービス情報の一部または全部を含む購入商品・サービスコンテンツ情報を通信I/F14によってトークルーム内の端末20Aと端末20Bとに送信する(S510)
【0372】
通信I/F22によってサーバ10から購入商品・サービスコンテンツ情報を受信すると、端末20Bの制御部21は、受信した購入商品・サービスコンテンツ情報を表示部24のトークルーム内に表示させる(B510)。
【0373】
通信I/F22によってサーバ10から購入商品・サービスコンテンツ情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信した購入商品・サービスコンテンツ情報を表示部24のトークルーム内に表示させる(A510)。
【0374】
なお、購入商品・サービスコンテンツ情報は、まず、限定ではなく例として、端末20Aのユーザと電子商取引サービスの公式アカウントとのOAトークルームに表示されるようにしてもよい。そして、限定ではなく例として、OAトークルームに表示された購入商品・サービスコンテンツ情報に対するユーザ入力に基づいて、検索クエリ画像の元となる画像が投稿されたトークルームへの購入商品・サービスコンテンツ情報の送信が承諾されるようにしてもよい。
【0375】
また、限定ではなく例として、端末20Aへのユーザ入力に基づいて、購入商品・サービスコンテンツ情報の送信先を任意のトークルームに指定できるようにしてもよい。
【0376】
なお、検索商品・サービス情報の他、限定ではなく例として、第2実施例等で説明した類似商品・サービス情報について同様の処理を行うようにしてもよい。
【0377】
<第8実施例の効果>
本実施例は、端末20が、端末20のユーザによって選択された、トークルーム(限定ではなく、チャットルームの一例)に含まれる画像の情報を制御部21によって取得する。そして、端末20は、検索商品・サービス情報等の情報(限定ではなく、取得された画像に含まれる商品またはサービスに関連する第1情報の一例)を表示部24に表示する。
この場合、上記のトークルーム(限定ではなく、チャットルームの一例)は、第1トークルーム(限定ではなく、第1チャットルームの一例)であり、端末20は、検索商品・サービス情報等の情報(限定ではなく、第1情報の一例)に基づき、端末20のユーザによる購入、または予約が完了された後、購入された購入情報、または予約が行われた予約情報を第2トークルーム(限定ではなく、第2チャットルームの一例)に送信する制御を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1情報に基づき、端末のユーザによる購入、または予約が完了された後、購入された購入情報、または予約が行われた予約情報が第2チャットルームに送信されることによって、画像を含む第1チャットルームと同じチャットルームに含まれるユーザや、画像を含む第1チャットルームとは異なるチャットルームに含まれるユーザに、端末のユーザによる購入、または予約が完了された後、その購入情報や予約情報を知らせることができる。
【0378】
また、この場合、第2トークルームは、第1トークルームであるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1情報に基づき、端末のユーザによる購入、または予約が完了された後、購入された購入情報、または予約が行われた予約情報が第1チャットルームに送信されることによって、第1チャットルームに含まれるユーザに、端末のユーザによる購入、または予約が完了された後、その購入情報や予約情報を知らせることができる。
【0379】
<第8変形例(1)>
上記の実施例では、商品・サービス購入処理の実行に基づいて、購入商品・サービスコンテンツ情報がトークルームに送信されることとしたが、これに限定されない。
限定ではなく例として、商品・サービス購入処理において購入(予約)された商品・サービスや、検索クエリ画像に関連する情報をトークルームに送信するようにしてもよい。
【0380】
図8-3は、本変形例において端末20Aの表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図8-3左側、中央の画面では、ユーザB.Bをトーク相手とするトークルームのコンテンツ表示領域TR1において、前述した購入商品・サービスコンテンツPRCT1の下に、有名人(この例では「タレントJJ」)がこの商品を購入したことを示すコンテンツCT21と、「シューズ」も併せて購入するように提案するコンテンツCT22とが表示されている。
【0381】
ここで、有名人が商品を購入したことを示すコンテンツは、限定ではなく例として、サーバ10が、その有名人の許可を得るなどした上で、限定ではなく例として、
図6-2に示したアカウント管理データベース157のうち、その有名人のユーザのアプリケーションIDのアカウント管理データに記憶されている商品・サービス購入履歴データ等に基づいて、端末20Aに送信するなどしてもよい。
【0382】
なお、購入商品・サービスコンテンツPRCT1に関連付けて表示される複数のコンテンツ(この例ではコンテンツCT21とコンテンツCT22)には、互いに関係性があってもよいし、なくてもよい。
【0383】
限定ではなく例として、
図8-3では、購入商品・サービスコンテンツPRCT1に示された「セミロングワンピース」を「タレントJJ」が購入しているために表示されたコンテンツCT21と、「セミロングワンピース」とあわせて一般的に「シューズ」がよく購入されているために表示されたコンテンツCT22との間に直接的な関係性は生じていない。本例とは異なり、「セミロングワンピース」を「タレントJJ」が購入しているために表示されたコンテンツCT21と、「セミロングワンピース」とコーディネートして「タレントJJ」が購入しているために表示された「サンダル」に関するコンテンツとが表示される場合、これらのコンテンツの間には「タレントJJ」という直接的な関係性が生じることとなる。
【0384】
また、限定ではなく例として、
図8-3では、購入商品・サービスコンテンツPRCT1に関連付けて表示されるコンテンツは2つの場合を例示したが、これに限定されない。購入商品・サービスコンテンツPRCT1に関連付けて表示されるコンテンツは、1以上の任意の数のコンテンツとしてもよい。
【0385】
限定ではなく例として、コンテンツCT22がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図8-3中央のような表示に変わる。
具体的には、下部からせり上がるように表示された検索商品・サービス情報表示領域SRR21において、「シューズ」の画像に関連する複数の商品の情報が検索結果候補として表示されている。また、この例では、各々の商品には、その商品を販売しているネットショップの情報が表示されている。
【0386】
限定ではなく例として、「ネットショップXX」で販売されている「キャンパススニーカー」がユーザによって選択されると、限定ではなく例として、
図8-3右側のような電子商取引アプリケーションの商品詳細確認画面が表示される。
この商品詳細確認画面には、「キャンパススニーカー」の詳細に関する情報が表示されており、画面下部の購入ボタンから、この商品をユーザが購入することができるように構成されている。
【0387】
なお、限定ではなく例として、サーバ10の制御部11は、購入商品・サービス情報を受信すると、限定ではなく例として、類似商品・サービス検索処理を実行する。そして、サーバ10の制御部11は、類似商品・サービス情報を、限定ではなく例として、トークルーム内の端末20Aと端末20Bとに送信するようにしてもよい。
【0388】
本実施例は、購入情報は、購入情報に対する入力に基づいて、トークルームに含まれる画像に関連する商品、またはサービスを購入可能であり、予約情報は、予約情報に対する入力に基づいて、トークルームに含まれる画像に関連する商品、またはサービスを予約可能である構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、購入情報に対する入力に基づいて、チャットルームに含まれる画像に関連する商品、またはサービスを購入可能であることによって、チャットルームに関連する商品、またはサービスをユーザが簡単に購入できるようにすることができる。同様に、予約情報に対する入力に基づいて、チャットルームに含まれる画像に関連する商品、またはサービスを予約可能であることによって、チャットルームに関連する商品、またはサービスをユーザが簡単に予約できるようにすることができる。
【0389】
<第9実施例>
第9実施例は、ユーザがメッセージングアプリケーションのトークルームに送信された画像を検索クエリとして指定し、検索クエリ画像に写っている特定された商品・サービスを他のユーザにギフトとして贈る実施例である。
第9実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0390】
<表示画面>
図9-1は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図9-1左側には、端末20Aの表示部24に表示される、ユーザD.Dをトーク相手とするトークルーム画面の一例を示している。
この例では、コンテンツ表示領域TR15の向かって左側に、ユーザD.Dが「ワンピース」をプレゼントするようユーザA.Aにお願いする(おねだりする)テキストコンテンツが吹き出しで表示されており、その下に、前述した画像コンテンツICT1が表示されている。
【0391】
限定ではなく例として、画像コンテンツICT1の画像検索購入ボタンPBT1がユーザ(ユーザA.A)によってタップされると、限定ではなく例として、
図9-1中央のような電子商取引アプリケーションの商品詳細画面が表示される。
この商品詳細画面には、画像コンテンツICT1に含まれる「セミロングワンピース」の詳細な情報に加えて、この商品を購入するための「購入」ボタンBTaと、この商品を友だちにプレゼント(ギフト)するための「友だちにギフト」ボタンBTbとが表示されている。
【0392】
図9-1右側には、
図9-1中央の画面において「友だちにギフト」ボタンBTbがタップされることに基づいて、端末20Dの表示部24に表示されるトークルーム画面の一例を示している。
この例では、コンテンツ表示領域TR17の向かって右側に、
図9-1左側の画面に対応する、自分(ユーザA.A)を発信元とする「ワンピース」をプレゼントするようにユーザA.Aにおねだりするテキストコンテンツが吹き出しで表示され、その下に、画像コンテンツICT1が表示されている。
【0393】
また、その下には、ユーザA.Aを発信元とするコンテンツであって、ユーザA.Aが「セミロングワンピース」を購入し、これをユーザD.Dにプレゼントしたことを示すコンテンツCT31が表示されている。
【0394】
コンテンツCT31には、限定ではなく例として、セミロングワンピースがプレゼントされたことを示す文字とともに、このプレゼントのギフトを受け取るための「ギフト受け取り」ボタンGRBTが表示されている。「ギフト受け取り」ボタンGRBTがタップされると、限定ではなく例として、ユーザD.Dが商品を受け取ることが可能となる。
【0395】
なお、商品詳細画面が表示される導線として、
図9-1左側の画面において画像検索ボタンSBT1がユーザによってタップされることに基づいて、検索商品・サービス情報表示領域SRRが端末20Aの表示部24に表示され、この検索商品・サービス情報表示領域に表示される「セミロングワンピース」の商品がユーザによって選択されることに基づいて、
図9-1中央の画面が表示されるようにしてもよい。
【0396】
また、限定ではなく例として、
図9-1中央の画面において「友だちにギフト」ボタンBTbがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、不図示の電子商取引アプリケーションの送り先情報入力画面が表示され、ユーザA.AによってユーザD.Dの住所等の情報が入力されることに基づいて、電子商取引サービスから商品がユーザD.Dに送付されるようにしてもよい。
また、あらかじめユーザA.AがユーザD.Dの住所等の情報を登録しておき、ユーザA.Aによって電子商取引アプリケーションで登録しておいた送り先の情報が選択されることに基づいて、電子商取引サービスから商品がユーザD.Dに送付されるようにしてもよい。
【0397】
また、限定ではなく例として、ユーザD.Dが「ギフト受け取り」ボタンGRBTをタップすると、
図9-1中央の画面に紐づけられた不図示の電子商取引アプリケーションの送り先情報入力画面が端末20Dの表示部24に表示され、ユーザD.Dによって自ら送り先の情報が入力されたことに基づいて、電子商取引サービスから商品がユーザD.Dに送付されるようにしてもよい。
送り先の情報を登録しておく場合も同様としてもよい。
【0398】
また、この場合における商品の決済は、限定ではなく例として、支払いアプリケーションのサーバによって、ユーザA.Aの電子マネー口座から電子マネー決済によって実現されるようにしてもよい。
【0399】
また、この場合、支払いアプリケーションのサーバが決済処理をするタイミングは、限定ではなく例として、
図9-1中央の画面において「友だちにギフト」ボタンBTbがタップされ、サーバ10(端末20A)から支払いアプリケーションのサーバに決済要求情報が送信されたタイミングとしてもよいし、
図9-1右側の画面において「ギフト受け取り」ボタンGRBTがタップされ、サーバ10(端末20D)から支払いアプリケーションのサーバに決済要求情報が送信されたタイミングとしてもよい。
【0400】
なお、サーバ10に支払いアプリケーションの機能を持たせる場合は、上記のいずれかのタイミングでサーバ10によって決済処理が行われるようにしてもよい。
【0401】
また、検索クエリ画像に写っている特定された商品を他のユーザにギフトとして贈る他、検索クエリ画像に写っている特定されたサービスを他のユーザにギフトとして贈ることができるようにしてもよい。
【0402】
<処理>
図9-2は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。この図では、左側から順に、端末20Bの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理、ユーザA.Aの端末20Aの制御部21が実行する処理、ECサーバ40の制御部41が実行する処理をそれぞれ示している。
限定ではなく例として、
図9-2に先立ち、
図2-3の処理を実行するようにしてもよい。
【0403】
限定ではなく例として、端末20Aへのユーザ入力に基づいて、検索商品・サービス情報に含まれる商品・サービスをギフトして贈ることが選択されたと判定すると、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、商品・サービス贈呈要求情報を通信I/F22によってECサーバ40に送信する(A610)。
【0404】
通信I/F44によって端末20Aから商品・サービス贈呈要求情報を受信すると、ECサーバ40の制御部41は、受信した商品・サービス贈呈要求情報に従って、商品・サービス贈呈処理を実行する(E610)。
商品・サービス贈呈処理において、限定ではなく例として、ECサーバ40の制御部41は、端末20Aのアカウントを仮の購入先として商品・サービスを購入する。
【0405】
すると、ECサーバ40の制御部41は、購入した商品・サービスの情報を含むギフト商品・サービス情報を通信I/F44によってサーバ10に送信する(E620)。
【0406】
なお、商品・サービス贈呈要求情報に贈呈先の識別情報(限定ではなく例として、端末20Bのユーザのメールアドレス)が含まれる場合、ECサーバ40の制御部41は、ギフト商品・サービス情報を贈呈先の識別情報に基づいて、端末20Bに送信するようにしてもよい。
【0407】
ここで、ギフト商品・サービス情報には、限定ではなく例として、以下の任意の組み合わせを含めるようにしてもよい。
・画像商品・サービス名
・購入されたURI
・購入価格
・購入された商品・サービス画像
・購入ユーザのアプリケーションIDまたはユーザ名、もしくはその両方
・贈呈先ユーザのアプリケーションIDまたはユーザ名、もしくはその両方
・購入店舗情報
・購入日時
【0408】
通信I/F14によってECサーバ40からギフト商品・サービス情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、ギフト商品・サービス情報の一部または全部を含むギフトコンテンツ情報を通信I/F14によってトークルーム内の端末20Aと端末20Bとに送信する(S610)。
【0409】
限定ではなく例として、端末20Bへのユーザ入力に基づいて、ギフトコンテンツ情報に含まれる商品・サービスを受け取ることが選択されたと判定すると、端末20Bの制御部21は、限定ではなく例として、受取者の氏名や住所等を含むギフト受取要求情報を通信I/F22によってECサーバ40に送信する(B620)。なお、端末20Bの制御部21は、サーバ10を介してギフト受取要求情報をECサーバ40に送信するようにしてもよい。
【0410】
通信I/F44によって端末20Bからギフト受取要求情報を受信すると、ECサーバ40の制御部41は、受信したギフト受取要求情報に従って、ギフト商品・サービス購入処理において購入された商品の所有権(サービスの利用権)をギフト受け取り者に移転する(限定ではなく例として、ギフト商品を送付する)ギフト商品・サービス送付処理を実行する(E630)。
【0411】
なお、端末20AのユーザのECサービス事業者に対するギフト商品・サービスの代金決済タイミングは、ギフト商品・サービス購入処理の実行時としてもよいし、ギフト商品・サービス送付処理の実行時としてもよい。
【0412】
<第9実施例の効果>
本実施例は、端末20は、トークルーム(限定ではなく、チャットルームの一例)に含まれる画像に基づく商品、またはサービスを端末20のユーザとは異なる第1端末のユーザに贈呈することに関する贈呈情報を表示部24に表示する。
そして、端末20は、表示された贈呈情報に対する端末20のユーザによる入力に基づいて、商品、またはサービスを贈呈することに関する処理を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、チャットルームに含まれる画像に基づく商品、またはサービスを端末20のユーザとは異なる第1端末のユーザに贈呈できるようにすることができる。これにより、ユーザが自発的に他のユーザに商品等を贈呈したり、他のユーザからのおねだり等に基づいてユーザが他のユーザに商品等を贈呈するといったことが可能となる。
【0413】
<第10実施例>
第10実施例は、ユーザがメッセージングアプリケーションのトークルームに送信された画像を検索クエリとして指定し、検索クエリ画像に写っているサービスを購入(予約)する実施例である。
本実施例では、検索対象をサービスとした場合の様々なバリエーションを示す。
【0414】
第10実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0415】
<表示画面>
図10-1は、本実施例において端末20Aの表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図10-1左側には、端末20Aの表示部24に表示されるユーザB.Bとのトークルーム画面の一例を示しており、コンテンツ表示領域TR19の向かって左側に、ユーザB.Bがハンバーグを食べたことを示すテキストコンテンツが吹き出しで表示され、その下に、ハンバーグの画像を含む画像コンテンツICT21とが表示されている。また、画像コンテンツICT21には、画像検索ボタンSBT1が関連付けて表示されている。
【0416】
限定ではなく例として、画像検索ボタンSBTがユーザによってタップされると、
図10-1左側に示すように、下部からせり上がるように検索商品・サービス情報表示領域SRR21が表示される。この例では、検索商品・サービス情報表示領域SRR21には、複数の洋食店やハンバーグ店等の店舗で提供されるハンバーグの検索結果の情報が検索結果候補として表示されている。
【0417】
限定ではなく例として、このうちの一のハンバーグの画像がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図10-1中央のような表示に変わる。
具体的には、検索商品・サービス情報表示領域SRR21に、選択された画像とともに、この選択された画像に対応するハンバーグを提供する店舗の情報(この例では「〇×レストラン」)が表示されている。また、その下には、この店舗を予約するための「お店を予約」ボタンと、この店舗にハンバーグの出前を注文するための「出前をたのむ」ボタンとが表示されている。
【0418】
限定ではなく例として、「出前をたのむ」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、端末20Aにおいてフードデリバリーアプリケーションが起動され、限定ではなく例として、
図10-1右側のデリバリー注文画面が表示される。
このデリバリー注文画面には、出前の注文内容を確認するための情報(この例では「デミグラスハンバーグ」の画像、メニュー名、価格の情報)が表示され、画面下部には、注文を確定させるための「注文を確定」ボタンが表示されている。
【0419】
なお、限定ではなく例として、出前の注文が実行され、注文したハンバーグの配送が開始されると、配送状況(限定ではなく例として、配送者の位置情報等)をトークルームに通知するようにしてもよい。
【0420】
また、デリバリー注文や店舗予約において、入力が必要な注文者(予約者)に関する情報(限定ではなく例として、氏名や住所等)が、限定ではなく例として、アカウント登録データ153のその他登録情報として登録されている場合、サーバ10の制御部11は、その他登録情報を参照し、デリバリー(予約)サービスを提供するサーバに送信することで、端末20のユーザが入力することを省略できるようにしてもよい。
【0421】
また、第9実施例を参酌し、デリバリー注文や店舗予約において、代表者の端末20Aが注文(予約)後、トークルームに送信されたリンク(ギフトコンテンツ情報)に対する端末20Bのユーザ入力に基づいて、リンク先に配送先住所等の情報を入力できるようにすることで、代表者に住所等の個人情報を知られずにサービスが受けられるようにしてもよい。
【0422】
<処理>
本実施例における処理は、限定ではなく例として、
図1-9、
図1-10、
図2-3~
図2-4、
図3-2、
図4-2、
図8-2、
図9-2等のフローチャートに従って同様に実現することが可能であるため、再度の説明を省略する。
【0423】
なお、「サービス」の購入には、上記のような出前の注文等の他、限定ではなく例としてクリーニングの注文など、種々のサービスの購入を含めてもよい。
また、「サービス」の予約には、上記のような店舗の予約の他、限定ではなく例として、宿泊の予約など、種々のサービスの予約を含めてもよい。
【0424】
限定ではなく例として、「サービス」の予約が実行されると、予約結果に関する情報をトークルームに表示させるようにしてもよい。ここで、予約結果に関する情報には、限定ではなく例として、以下の任意の組み合わせを含めるようにしてもよい。
・予約場所
・予約時間
・予約者名
・予約詳細(限定ではなく例として、料理のコース名等)
【0425】
なお、予約に基づいて、来店が行われた場合、限定ではなく例として、予約結果に関する情報に対する入力操作が可能となるようにしてもよい。そして、限定ではなく例として、予約結果に関する情報に対する入力操作に基づいて、予約を行ったサービスに関する評価を行うことができるようにしてもよい。
【0426】
また、予約に基づいて、来店が行われた場合、サービスの終了時間付近に、次のサービス予約を推奨するレコメンド情報をトークルームに表示させるようにしてもよい。限定ではなく例として、宴会の一次会を予約した場合、一次会の終了時刻に近づくと、二次会の予約を推奨する情報をトークルームに表示させるようにしてもよい。この場合、レコメンド情報は、限定ではなく例として、トークルームに含まれるアカウントの情報に基づいて、サーバ10の制御部11によって生成されるようにしてもよい。
【0427】
限定ではなく例として、トークルームに部長・課長・係長・平社員が含まれる場合、役職が高い人物のアカウントの情報を重視してレコメンド情報を生成するようにしてもよい。限定ではなく例として、部長が歯医者に予約を行っている場合、硬いナッツ等のおつまみ中心のバーの予約を推奨するのではなく、柔らかいパフェ等を提供するカフェの予約を推奨するようにしてもよい。
この場合、限定ではなく例として、硬いご飯を提供するお店のリストと、柔らかいご飯を提供するお店のリストとをサーバ10の記憶部15に記憶させ、サーバ10の制御部11は、アカウント登録データのスケジュール情報に「歯医者」が記憶されている場合、柔らかいご飯を提供するお店のリストから、限定ではなく例として、端末20の位置情報に基づいて、レコメンド情報を生成するようにしてもよい。
【0428】
<第10実施例の効果>
本実施例は、端末20が、端末20のユーザによって選択された、トークルーム(限定ではなく、チャットルームの一例)に含まれる画像の情報を制御部21によって取得する。そして、端末20は、検索商品・サービス情報等の情報(限定ではなく、取得された画像に含まれる商品またはサービスに関連する第1情報の一例)を表示部24に表示する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザによって選択された、チャットルームに含まれる画像の情報を取得した上で、取得された画像に含まれる商品、またはサービスに関連する第1情報を表示して、端末のユーザに知らせることができる。
【0429】
また、この場合、検索商品・サービス情報等の情報(限定ではなく、第1情報の一例)は、画像に含まれるサービスの購入に関する情報を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザが、第1情報に基づいて、画像に含まれるサービスを購入できるようにすることができる。
【0430】
また、この場合、検索商品・サービス情報等の情報(限定ではなく、第1情報の一例)は、画像に含まれるサービスの予約に関する情報を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザが、第1情報に基づいて、画像に含まれるサービスを予約できるようにすることができる。
【0431】
<第10変形例(1)>
上記の実施例では、画像登録データ155において、限定ではなく例として、サーバ10の制御部11によるクロール処理に基づいて、データが追加されることとしたが、これに限定されない。限定ではなく例として、商品・サービスの提供者(限定ではなく例として、ラーメンを提供する「ラーメン屋RR」)が、出店時やサービスの開始時等に、提供者の端末20を用いて画像データを送信できるようにしてもよい。
【0432】
限定ではなく例として、提供者が、OAトークルームに商品・サービスの画像を送信すると、サーバ10の制御部11は、送信された画像の画像特徴量を算出する。そして、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、この提供者のアカウントと紐づけられる画像IDにおいて、画像登録データ155において類似する画像特徴量を持つ画像IDの画像特徴量と紐づけて記憶させるようにしてもよい。
この場合、一の画像IDに、複数の画像特徴量が紐づけられることとしてもよい。これにより、撮影角度が大きく異なる複数の画像を1つの商品・サービス(限定ではなく例として、「ラーメン屋RRの味噌ラーメン」)として関連付けて検索することが可能となり、画像検索処理の検索精度を向上させることができる、
【0433】
なお、画像登録データ155の作成に用いられる画像の送信者は、商品・サービスの提供者以外の一般ユーザであってもよい。例えば、トークルームやグループトークルーム内において、「味噌ラーメン」の画像が送信され、その前後において、「ラーメン屋RR」というメッセージが投稿されている場合、サーバ10の制御部11は、一般ユーザによって送信された画像データに基づいて、「ラーメン屋RRの味噌ラーメン」に紐づけられる画像IDの画像特徴量や画像URI等を更新(追加)するようにしてもよい。
【0434】
<その他>
上記の実施例では、主に、端末20が、トークルームに含まれる画像として、トーク相手のユーザによって発信された画像の情報を制御部21によって取得し、取得された画像に含まれる商品、またはサービスに関連する情報を表示部24に表示することとした。
しかし、これに限定されるものではなく、トークルームに含まれる画像として、自分から発信した画像の情報を制御部21によって取得し、取得された画像に含まれる商品、またはサービスに関連する情報を表示部24に表示するようにしてもよい。
【0435】
また、限定ではなく例として、上記の実施例でサーバ10の制御部11が行うこととして説明した処理のうちの少なくとも一部の処理を、端末20の制御部21が行うようにしてもよい。
限定ではなく例として、
図1-9等の処理におけるS130のステップで示される画像検索処理や、
図2-4のS210のステップで示される類似商品・サービス検索処理等の処理を、端末20の制御部21が行うようにしてもよい。
また、限定ではなく例として、
図2-4のS210のステップで示される類似商品・サービス検索処理等の処理を、ECサーバ40の制御部41が行うようにしてもよい。
【0436】
また、上記の実施例において、各種のアプリケーション(メッセージングアプリケーション、電子証取引アプリケーション、支払いアプリケーション等)を配信する用のサーバ(端末20がアプリケーションをダウンロードするサーバ)を、対応するサービス(アプリケーション)を提供するサーバ等とは異なるサーバとして構成してもよい。つまり、アプリケーションを配信する用のサーバと、上記の実施例等で説明したアプリケーション管理処理等を行うサーバ等とを物理的に分離されたサーバとして構成してもよいし、1つのサーバとして構成してもよい。
【0437】
また、アプリケーションには、各種のアプリケーションのプログラムに限らず、限定ではなく例として、おおもととなるアプリケーションの一機能として他のサービスの機能を持たせるためのプログラム(限定ではなく例として、メッセージングアプリケーションの一機能として支払いサービスの機能を持たせるためのプログラム、またはその逆)や、おおもととなるアプリケーションのアップデート用のプログラム等を含めてもよい。また、アプリケーションプログラムで活用されるデータ(アプリケーションのアップデート用のデータ等も含めてもよい。)を含めてもよい。
【0438】
また、上記の実施例では、限定ではなく例として、本発明をクライアントサーバシステムによって実現する手法を説明したが、これに限定されない。前述したように、分散システムなど、サーバやサーバシステムの機能を端末20に持たせるシステムによって実現してもよい。限定ではなく例として、上記の実施例で説明したフローチャートで、サーバやサーバシステムが行うこととして説明した処理を、端末が行うようにしてもよい。
【符号の説明】
【0439】
1 通信システム
10 サーバ
20 端末
30 ネットワーク
40 ECサーバ