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特開2024-39579応援型投票方法及びそれを用いたシステム
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  • 特開-応援型投票方法及びそれを用いたシステム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024039579
(43)【公開日】2024-03-22
(54)【発明の名称】応援型投票方法及びそれを用いたシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/34 20120101AFI20240314BHJP
【FI】
G06Q50/34
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022155546
(22)【出願日】2022-09-09
(71)【出願人】
【識別番号】501378974
【氏名又は名称】アペックスエナジー株式会社
(72)【発明者】
【氏名】有吉 勇雄
(72)【発明者】
【氏名】問田 明弘
(72)【発明者】
【氏名】小坂 勇二
(72)【発明者】
【氏名】平田 正彦
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC55
(57)【要約】
【課題】スポーツ等の応援で、賭け事や抽選による景品等の取得が普通であり、過度の金員を用いる場合が有った。
【解決手段】応援者が応援対象を無償の制限した投票口数を用いて投票し、競技結果に指定のポイントを付与し、特定期間の累計ポイントで景品を取得する方法を考案した。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スポーツなどの競技において、応援者が無償で開催時に規定した口数を応援者が対象に投票し、競技結果に基づいたポイントを所定期間内で累計する事で、応援者の投票結果順位を算出される事を特徴とした方法と、それを用いたシステム。
【請求項2】
応援者は競技者の識別番号もしくは識別色などで特定できる方法で投票できる事を特徴とした方法と、それを用いたシステム。
【請求項3】
応援者は無償で投票する事ができる事を特徴とした方法と、それを用いたシステム。
【請求項4】
応援者は所定期間内の累計の順位で、運用者が予め用意した景品を取得できる方法とそれを用いたシステム。
【請求項5】
応援者が所定期間の途中から参加しても、競技結果に基づいたポイントの設定で累積ポイントの向上が期待できる方法と、それを用いたシステム。
【請求項6】
競技結果に基づいたポイントを、例えば優勝賞金を基準にして応援者の累計の順位を適度に分散できる方法と、それを用いたシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、応援による投票方式とそれを用いたシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
スポーツやスマホゲーム等の競技で応援を行う場合、特定の団体や競技者を個人や企業が行う。
個人の場合は無償もしくは投票券の購入で行うのが一般的であった。
【0003】
無償の場合はテレビ等での観戦、有償の場合は入場券やグッズ及び公的ギャンブルでは投票券の購入を行う。
【0004】
公的ギャンブル以外では基本的に応援に対しての見返りは無い。
【0005】
また公的ギャンブルの場合の多くは見返りが主の目的である場合が多く、純粋に応援と考えるには疑問もある。またその賭博性により年齢制限や過度の購入による貸金などの社会問題もある。
【0006】
スマホゲームでも没頭するあまり所謂課金で過度の購入やアフィリエイト目的の真偽の疑わしいCMの視聴の強要も問題があった。
【0007】
他に公的な投票によるものに宝くじの購入も射幸心をあおる当選賞金による購入の問題があった。
【0008】
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特許7095152 公報
【0010】
【非特許文献】
【非特許文献1】JRA日本中央競馬会 賞金の説明 https://www.jra.go.jp/owner/members/prize/
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
解決しようとする課題は応援する際に負担、特に金銭的なものが発生する点である。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、無償による応援の投票により賭け事や抽選によらない方法で、応援結果の累積により見返りのある応援を実現する事を最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、各競技毎に規定口数だけの応援を行い、例えばその競技の優勝賞金額の累積を点数として特定期間の累積の点数により用意された景品を配分できる点である。ここで言う景品とは競技の主催者やスポンサーから提供された物等を基本とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明は、基本的に無償で指定の競技の高順位の競技対象を規定口数を用いて応援する。成果物として例えばJRAの場合は優勝賞金額を基に算出したポイントを付与する。特定期間、例えば1か月間の累計ポイント数を用いて応援結果としてポイント数の大小で応援者の順位を決定する。
【0015】
JRAの場合、重要な競技の場合の優勝賞金は高額で、これから算出されるポイントも大きい数値となり、途中参加した応援者も応援に興じる事ができる。
【0016】
その順位で対象応援の開始に予め提示したスポンサー等からの景品を提供する。
【発明の効果】
【0017】
本発明の応援投票では投票の口数に制限があり、また基本的に無償である故に、金銭を伴わずギャンブル性も少なく、また抽選による景品の取得と異なり、応援者の予想などで結果を応援者が選べる点である。
【0018】
また景品を提供するスポンサーの知名度の向上が期待できる。
【0019】
応援者は負担が少なく、自身の応援結果で景品を得る事が出来、応援対象に対する更なる応援が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1図1は本発明を実施する装置構成例である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
応援者は携帯通信機器、所謂スマホに搭載されたアプリを用いて対象となる競技の内容を事前に知ることが出来る。応援に参加する場合はアプリにより応援投票を行う。
【0022】
対象となる競技の前、例えば1分前までに応援対象を確定入力する事で応援に参加できる。
【0023】
競技後、協議結果をアプリで知ることが出来、必要であれば所持ポイントでの暫定順位を知る事が出来る。
【0024】
既定の競技期間の終了時に、応援参加者の累計ポイントにより応援の順位を確定し、上位から景品を受け取る。
【実施例1】
JRAの中央競馬を例として用いた場合、開催されるのが基本的に土曜日及び日曜日であり、本発明の開催者により各曜日の6競技を予め設定しアプリで告知する。
【0025】
応援者はそれぞれの優勝賞金額や競技者の内容をアプリで知り、競技開始の規定時間、例えば1分前までに応援対象を選択し応援する。
【0026】
選択方法は競技者の識別番号、もしくは識別の色を用いる。
【0027】
競技結果は競技開催者、つまりJRAから正式に知ることが出来る。
【0028】
必要であれば特定条件、例えば保有ポイントを用いて現在の暫定応援順を知ることが出来る。
【0029】
暫定順位を知ることで、応援対象の見直しを行え、累計ポイントの向上を見込める。
【実施例2】
自動車競技、例えばF1レースにおいて年間競技を対象として各競技の優勝賞金を用いて累計ポイントを設定する。
【0030】
実施例1と同様に、各競技結果による応援ポイントを累計し、年間の累計応援ポイントを用いて景品を割り当てる。
【産業上の利用可能性】
携帯無線端末、所謂スマホのアプリを用いて基本的に無償で応援を行うモデルを確立する事で例えば地域活性の為の知名度アップなどが期待できる。それは○○県記念レース等の名称で指定期間の競技を行い、同時に対象県の名産や観光地の案内などを行える。※○○には具体的な県名など、例えば「岡山」等が入る。
【0031】
同様に企業名を前述の県名の代わりに用いる事で、企業の周知に寄与する事が期待できる。
【0032】
知名度の低いスポーツ、所謂マイナースポーツの周知が本発明を用いて期待できる。
【符号の説明】
【0033】
1 携帯無線端末
2 クラウドサーバー
3 応援者データベース等
4 応援投票記録・結果データベース等
図1