(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024039930
(43)【公開日】2024-03-25
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/16 20240101AFI20240315BHJP
【FI】
G06Q50/16
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022144684
(22)【出願日】2022-09-12
(71)【出願人】
【識別番号】522362590
【氏名又は名称】ハウスバード株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100154748
【弁理士】
【氏名又は名称】菅沼 和弘
(72)【発明者】
【氏名】佐竹 清夏
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 結人
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC27
(57)【要約】
【課題】所定地域の不動産の物件を用途変更した場合の予定利回り等の事業性評価を得ること。
【解決手段】不動産物件情報取得部51は、所定不動産の物件の住所情報を少なくとも含む、当該物件に関する情報を不動産物件情報として、1以上の物件毎に取得する。不動産収益情報取得部52は、所定場所の住所情報を少なくとも含む、当該所定場所における、不動産を用いた事業の収益に関する情報を不動産収益情報として、1以上の場所毎に取得する。事業性評価情報生成部53は、1以上の物件のうち所定の1つを対象物件として、当該対象物件の位置に基づく住所情報を含む不動産物件情報及び不動産収益情報を抽出する。事業性評価情報生成部53は、抽出した不動産物件情報及び不動産収益情報を参照して、対象物件の用途を所定事業に変更した場合の当該所定事業についての事業性評価に関する情報を、事業性評価情報として生成する。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定不動産の物件の住所情報を少なくとも含む、当該物件に関する情報を不動産物件情報として、1以上の物件毎に取得する不動産物件情報取得手段と、
所定場所の住所情報を少なくとも含む、当該所定場所における、不動産を用いた事業の収益に関する情報を不動産収益情報として、前記1以上の場所毎に取得する不動産収益情報取得手段と、
前記1以上の物件のうち所定の1つを対象物件として、当該対象物件の位置に基づく前記住所情報を含む前記不動産物件情報及び前記不動産収益情報を参照して、前記対象物件の用途を所定事業に変更した場合の当該所定事業についての事業性評価に関する情報を、事業性評価情報として生成する事業性評価情報生成手段と、
前記対象物件についての前記事業性評価情報を外部に出力する制御を実行する出力制御手段と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記出力制御手段は、前記事業性評価情報を、前記不動産物件情報を管理する第1他情報処理装置に出力する制御を実行する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記事業性評価情報生成手段は、前記不動産収益情報を管理する第2他情報処理装置から指定された所定の不動産を前記対象物件として、前記事業性評価情報を生成し、
前記出力制御手段は、前記事業性評価情報を前記第2他情報処理装置に出力する制御を実行する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記不動産物件情報取得手段は、前記1以上の物件のうち少なくとも一部についての前記不動産物件情報を用いた役務の提供者により管理される第3他情報処理装置から、前記不動産物件情報を取得する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記不動産物件情報取得手段は、前記1以上の物件のうち少なくとも一部を管轄する自治体により管理される第4他情報処理装置から、前記不動産物件情報を取得する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記事業性評価情報生成手段は、前記対象物件の住所に基づいて公共交通機関の1以上の拠点を決定し、当該1以上の拠点に基づく前記住所情報が含まれる前記不動産収益情報を参照して、前記事業性評価情報を生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
所定場所の住所情報を含む、当該所定場所における、不動産を用いた事業の運営に関する要求事項を示す情報を事業運営要求事項情報として、前記1以上の場所毎に取得する事業運営要求事項情報取得手段と、
前記対象物件について、当該対象物件の位置に基づく前記住所情報が含まれる前記事業運営要求事項情報に基づいて、前記所定事業の許可の可能性を示す情報を、事業許可取得可能性情報として生成する事業許可取得可能性情報生成手段と、
をさらに備え、
前記出力制御手段は、前記対象物件についての前記事業許可取得可能性情報を、当該対象物件についての前記事業性評価情報と共に又はそれに代えて外部に出力する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記事業許可取得可能性情報生成手段は、前記対象物件について、過去に実施された前記事業運営要求事項情報の詳細調査情報を参照して、前記事業許可取得可能性情報を生成する、
請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
所定場所の住所情報を少なくとも含む、当該所定場所における、不動産についての所定の付加情報、前記1以上の場所毎に取得する不動産付加情報取得手段、
をさらに備え、
前記事業性評価情報生成手段は、前記不動産物件情報及び前記不動産収益情報に加えてさらに、前記対象物件の位置に基づく前記住所情報が含まれる前記付加情報を参照して、前記事業性評価情報を生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
情報処理装置が実行する情報処理方法において、
所定不動産の物件の住所情報を少なくとも含む、当該物件に関する情報を不動産物件情報として、1以上の物件毎に取得する不動産物件情報取得ステップと、
所定場所の住所情報を少なくとも含む、当該所定場所における、不動産を用いた事業の収益に関する情報を不動産収益情報として、前記1以上の場所毎に取得する不動産収益情報取得ステップと、
前記1以上の物件のうち所定の1つを対象物件として、当該対象物件の位置に基づく前記住所情報を含む前記不動産物件情報及び前記不動産収益情報を参照して、前記対象物件の用途を所定事業に変更した場合の当該所定事業についての事業性評価に関する情報を、事業性評価情報として生成する事業性評価情報生成ステップと、
前記対象物件についての前記事業性評価情報を外部に出力する制御を実行する出力制御ステップと、
を含む情報処理方法。
【請求項11】
コンピュータに、
所定不動産の物件の住所情報を少なくとも含む、当該物件に関する情報を不動産物件情報として、1以上の物件毎に取得する不動産物件情報取得ステップと、
所定場所の住所情報を少なくとも含む、当該所定場所における、不動産を用いた事業の収益に関する情報を不動産収益情報として、前記1以上の場所毎に取得する不動産収益情報取得ステップと、
前記1以上の物件のうち所定の1つを対象物件として、当該対象物件の位置に基づく前記住所情報を含む前記不動産物件情報及び前記不動産収益情報を参照して、前記対象物件の用途を所定事業に変更した場合の当該所定事業についての事業性評価に関する情報を、事業性評価情報として生成する事業性評価情報生成ステップと、
前記対象物件についての前記事業性評価情報を外部に出力する制御を実行する出力制御ステップと、
を含む制御処理を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、要求された不動産物件の評価を行い、さらにこの不動産物件を利用する場合のシミュレーションを行う不動産情報管理システムは存在する(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、所定地域の不動産の物件を用途変更した場合の予定利回り等の事業性評価を得たいという要望が近年挙げられているが、特許文献1を含め従来の技術では、当該要望に応えられない状況である。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、所定地域の不動産の物件を用途変更した場合の予定利回り等の事業性評価を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
所定不動産の物件の住所情報を少なくとも含む、当該物件に関する情報を不動産物件情報として、1以上の物件毎に取得する不動産物件情報取得手段と、
所定場所の住所情報を少なくとも含む、当該所定場所における、不動産を用いた事業の収益に関する情報を不動産収益情報として、前記1以上の場所毎に取得する不動産収益情報取得手段と、
前記1以上の物件のうち所定の1つを対象物件として、当該対象物件の位置に基づく前記住所情報を含む前記不動産物件情報及び前記不動産収益情報を参照して、前記対象物件の用途を所定事業に変更した場合の当該所定事業についての事業性評価に関する情報を、事業性評価情報として生成する事業性評価情報生成手段と、
前記対象物件についての前記事業性評価情報を外部に出力する制御を実行する出力制御手段と、
を備える。
【0007】
本発明の一態様の情報処理方法及びプログラムの夫々は、上述の本発明の一態様の情報処理システムに対応する情報処理方法及びプログラムの夫々である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、所定地域の不動産の物件を用途変更した場合の予定利回り等の事業性評価を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の情報処理装置の一実施形態が適用される本サービスの概要を示すイメージ図である。
【
図2】
図1の本サービスに適用される情報処理システム、即ち、本発明の情報処理装置の一実施形態に係るサーバを含む情報処理システムの構成例を示す図である。
【
図3】
図2の情報処理システムのうちサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図4】
図3のサーバの機能的構成の概要を示す機能ブロック図である。
【
図5】
図4の機能的構成を有するサーバにより生成されて出力される事業性評価情報の具体例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
【0011】
図1は、本発明の情報処理装置の一実施形態が適用される本サービスの概要を示すイメージ図である。
【0012】
図1に示すように、本サービスは、所定地域Aの不動産に関する情報に基づいて、対象物件Bを用途変更した場合の事業性の評価を示す情報(以下、「事業性評価情報」と呼ぶ)を出力するサービスである。
【0013】
詳細には、本サービスでは、住所情報を少なくとも含む所定の不動産の物件に関する情報が、不動産物件情報として取得される。不動産物件情報には、例えば、当該所定の不動産の物件についての売却額や用途地域、建物面積等が取得される。
図1の例では、対象物件Bの住所を示す住所情報を少なくとも含む、対象物件Bの不動産物件情報が取得される。
【0014】
また、本サービスでは、住所情報を少なくとも含む、不動産を用いた事業の収益を示す情報が、不動産収益情報として取得される。
例えば、宿泊施設の宿泊単価及び稼働率、駐車場の料金テーブル及び稼働率、倉庫の料金テーブル及び稼働率、並びに、商標施設(個店中心)の決済情報は、不動産収益情報の一例である。ここで、決済情報は、施設側の決済情報でもよいし、消費者側の決済情報でもよい。
図1の例では、所定地域A内の住所を示す住所情報を少なくとも含む不動産収益情報が取得される。
【0015】
そして、本サービスでは、所定の対象物件の住所に基づく住所情報を含む不動産物件情報及び不動産収益情報が抽出され、当該不動産物件情報及び不動産収益情報が参照されて、当該対象物件が用途変更された場合の事業性評価情報が生成されて出力される。
ここで、変更後の不動産の用途とは、事業性評価情報の対象となる所定事業である。例えば民泊(住宅宿泊事業法で規定される事業)、宿泊施設(旅館業法で規定される事業)、駐車場(駐車場法で規定される事業)、倉庫(倉庫業法で規定される事業)、(個店中心の)商業施設(各種規制法、例えば建築基準法上の用途制限等で規定される事業)等各種各様な事業が、変更後の不動産の用途となり得る。
事業性評価情報としては、例えば、所定事業についての予測利回り情報(投資リターン)等が存在する。
図1には、対象物件Bの用途が住宅(例えば空き家)から宿泊施設(例えばバケーションレンタル)に変更される場合の例が示されている。従って、
図1の例では、対象物件Bの不動産物件情報と、所定地域A内の宿泊施設の宿泊単価及び稼働率を示す不動産収益情報とが抽出される。そして、これらの不動産物件情報及び不動産収益情報が参照されて、対象物件Bの用途が宿泊施設に変更された場合の予測利回り情報(投資リターン)等が、事業性評価情報として生成されて出力される。
【0016】
このようにして出力された、所定地域の不動産物件(
図1の例では所定地域Aの対象物件B)を用途変更した場合の予定利回り等の事業性評価情報を参照させることにより、用途変更に興味のある購入希望者(
図1の例では宿泊施設を運営したい者等)と効率的にマッチングすることができる。
また、所定地域に特定の不動産物件(
図1の例では所定地域Aの対象物件B)を保有するオーナに対して、用途変更の可能性(
図1の例では宿泊施設の可能性)を訴求することができる。
【0017】
次に、このような
図1の本サービスに適用される情報処理システムの構成について説明する。
図2は、
図1の本サービスに適用される情報処理システム、即ち、本発明の情報処理装置の一実施形態に係るサーバを含む情報処理システムの構成例を示す図である。
【0018】
図2に示す情報処理システムは、サーバ1と、ユーザ端末2と、不動産物件情報利用サービス提供側装置群3と、不動産収益情報利用サービス提供側装置群4と、自治体側装置群5と、不動産付加情報装置群6とが、インターネット等の所定のネットワークNを介して相互に接続されることで構成される。
【0019】
本実施形態におけるサーバ1は、
図1の本サービスの提供者(以下、「サービス提供者」と呼ぶ)によって管理されるサーバである。
ユーザ端末2は、
図1の本サービスの提供を受けるユーザにより管理される端末である。
ユーザとしては、例えば、用途変更後の不動産物件の事業に投資予定の投資家や、当該不動産物件の購入予定者が存在する。また例えば、用途変更後の不動産物件がフランチャイズのレストラン等の場合、当該フランチャイズを経営する企業の本部が、ユーザになり得る。また例えば、不動産の活用コンサルタントを実施する信託銀行等の行員も、ユーザになり得る。
【0020】
不動産物件情報利用サービス提供側装置群3は、不動産物件情報を利用したサービス(以下、「不動産物件情報利用サービス」と呼ぶ)を提供する法人等の団体に管理されるサーバや、当該団体に属する自然人(営業担当者等)が操作する端末等から構成される。
不動産物件情報利用サービスの数や、団体の数は、1つに限定されず、複数でもよい。
例えば、不動産物件仲介サービスは、不動産物件情報利用サービスの一例であり、当該不動産物件仲介サービスにより管理される不動産売却物件サイトを運営するサーバは、不動産物件情報利用サービス提供側装置群3に含まれる。
また例えば、不動産物件情報を用いて資産運用アドバイスサービスを実施する金融機関は、不動産物件情報利用サービスの一例であり、当該金融機関のシステム等は、不動産物件情報利用サービス提供側装置群3に含まれる。
【0021】
不動産収益情報利用サービス提供側装置群4は、不動産収益情報を利用したサービス(以下、「不動産収益情報利用サービス」と呼ぶ)を提供する法人等の団体に管理されるサーバや、当該団体に属する自然人(営業担当者等)が操作する端末等から構成される。
不動産収益情報利用サービスの数や、団体の数は、1つに限定されず、複数でもよい。
例えば、OTA(Online Travel Agent)により提供される宿泊施設に関するサービスは、不動産収益情報利用サービスの一例であり、当該OTAにより管理されるPMS(Property Management System)は、不動産収益情報利用サービス提供側装置群4に含まれる。
また例えば、駐車場に関するダイナミックプライシングに応じた情報を提供するサービスは、不動産収益情報利用サービスの一例であり、当該情報の管理企業により管理されるサーバは、不動産収益情報利用サービス提供側装置群4に含まれる。
また例えば、倉庫を貸し出すサービスは、不動産収益情報利用サービスの一例であり、当該倉庫の料金情報サイトを管理するサーバは、不動産収益情報利用サービス提供側装置群4に含まれる。また例えば、倉庫について、事業者向けの一時預かりの料金情報を提供するサービスは、不動産収益情報利用サービスの一例であり、当該サービスの提供者により管理されるサーバは、不動産収益情報利用サービス提供側装置群4に含まれる。
【0022】
自治体側装置群5は、所定地域内の各不動産の物件を管轄する自治体(保健所、消防、建築土木課等)、又は当該自治体に属する自然人(公務員等)により管理される1以上の装置から構成される。
【0023】
不動産付加情報装置群6は、所定地域内の不動産についての付加情報を提供可能な1以上の装置から構成される。
例えば、付加情報としては、過去の周辺エリアの取引情報や推移情報が存在する。施設の中に入っている設備の情報も付加情報の一例である。また例えば、周辺エリアについての、人口増減、観光客数、道路開発、公共交通機関の開発想定等の情報も付加情報の一例である。
【0024】
図3は、
図2の情報処理システムのうちサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。
【0025】
サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、入力部16と、出力部17と、記憶部18と、通信部19と、ドライブ20とを備えている。
【0026】
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部18からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
【0027】
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、入力部16、出力部17、記憶部18、通信部19及びドライブ20が接続されている。
【0028】
入力部16は、各種ハードウェア鉛等で構成され、各種情報を入力する。
出力部17は、各種液晶ディスプレイ等で構成され、各種情報を出力する。
記憶部18は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(例えば
図2のユーザ端末2、不動産物件情報利用サービス提供側装置群3、不動産収益情報利用サービス提供側装置群4、自治体側装置群5、及び不動産付加情報装置群6)との間で行う通信を制御する。
【0029】
ドライブ20は、必要に応じて設けられる。ドライブ20には磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア31が適宜装着される。ドライブ20によってリムーバブルメディア31から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部18にインストールされる。またリムーバブルメディア31は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
【0030】
なお、図示はしないが、ユーザ端末2、不動産物件情報利用サービス提供側装置群3、不動産収益情報利用サービス提供側装置群4、自治体側装置群5、及び不動産付加情報装置群6も
図3に示すハードウェア構成を有している。
【0031】
図4は、
図2の情報処理システムのうち
図3のサーバの機能的構成の概要を示すブロック図である。
【0032】
図4に示すように、サーバ1のCPU11においては、不動産物件情報取得部51と、不動産収益情報取得部52と、事業性評価情報生成部53と、出力制御部54と、不動産付加情報取得部55と、事業運営要求事項情報取得部56と、事業許可取得可能性情報生成部57とが機能する。
【0033】
不動産物件情報取得部51は、所定不動産の物件の住所情報を少なくとも含む、当該物件に関する情報を不動産物件情報として、1以上の物件毎に取得する。
不動産物件情報は、不動産物件情報利用サービス提供側装置群3や自治体側装置群5から通信部19を介して、不動産物件情報取得部51に提供される。
【0034】
例えば、不動産物件情報取得部51は、不動産物件情報利用サービス提供側装置群3のうち、所定の不動産物件仲介サービスをWebサイトにより提供している事業者のサーバ等から、不動産物件情報を取得することができる。
これにより、例えば、本サービスのサービス提供者は、当該事業者と、後述の事業性評価情報の一部(例えば予測利回り情報)を当該事業者のWebサイト(不動産の物件情報サイト等)に掲載させる契約等をすることで、当該事業者から不動産物件情報の提供の協力を促進することができる。
【0035】
例えば、不動産物件情報取得部51は、1以上の物件を管轄する自治体により管理される自治体側装置群5から、不動産物件情報を取得することができる。
これにより例えば、空き家等の非稼働(未使用を含む)不動産物件を減少させたい自治体から不動産物件情報の提供の協力を促進することができる。
【0036】
不動産収益情報取得部52は、所定場所の住所情報を少なくとも含む、当該所定場所における、不動産を用いた事業の収益に関する情報を不動産収益情報として、1以上の場所毎に取得する。
不動産収益情報は、不動産収益情報利用サービス提供側装置群4から通信部19を介して、不動産収益情報取得部52に提供される。
【0037】
事業性評価情報生成部53は、1以上の物件のうち所定の1つを対象物件(例えば
図1の対象物件B)として、当該対象物件の位置に基づく住所情報を含む不動産物件情報及び不動産収益情報を抽出する。事業性評価情報生成部53は、抽出した不動産物件情報及び不動産収益情報を参照して、対象物件の用途を所定事業に変更した場合の当該所定事業についての事業性評価に関する情報を、事業性評価情報として生成する。
【0038】
例えば
図1の例では、事業性評価情報生成部53は、対象物件Bの不動産物件情報と、所定地域A内の宿泊施設の宿泊単価及び稼働率を示す不動産収益情報とを抽出する。そして、事業性評価情報生成部53は、これらの不動産物件情報及び不動産収益情報を参照して、対象物件Bの用途が宿泊施設に変更された場合の予測利回り情報(投資リターン)等を、事業性評価情報として生成する。
【0039】
また例えば、事業性評価情報生成部53は、対象物件の住所に基づいて公共交通機関の1以上の拠点(駅やバス停、
図1の例ではC駅)を決定し、当該1以上の拠点に基づく住所情報が含まれる不動産収益情報、及び対象物件の不動産物件情報を参照して、事業性評価情報を生成することができる。
このように、駅やバス停等の拠点情報を用いて事業性評価情報の出力時に参照すべき不動産をより精度良く特定することができる。
【0040】
出力制御部54は、対象物件についての事業性評価情報を、通信部19を介して外部に出力する制御を実行する。
【0041】
例えば、出力制御部54は、対象物件の購入希望者(ユーザの一例)のユーザ端末2に事業性評価情報を出力することができる。このようにして、所定地域の不動産物件を用途変更した場合の予定利回り等の事業性評価情報を参照させることにより、用途変更に興味のある購入希望者(ユーザの一例)と効率的にマッチングすることができる。
また例えば、出力制御部54は、対象物件を保有するオーナ(ユーザの一例)のユーザ端末2に事業性評価情報を出力することができる。このようにして、対象物件を保有するオーナ(ユーザの一例)に対して用途変更の可能性を訴求することができる。
【0042】
また例えば、出力制御部54は、対象物件についての事業性評価情報を、不動産物件情報利用サービス提供側装置群3に出力することができる。
これにより、不動産物件仲介サービス事業者の担当者や、資産運用アドバイスサービスを実施する金融機関の担当者は、対象物件について用途変更した場合の事業性評価情報を付して、投資家等に対して、当該対象物件の売却を訴求することができる。
【0043】
また例えば、事業性評価情報生成部53は、不動産収益情報利用サービス提供側装置群4から指定された所定の不動産を対象物件として、事業性評価情報を生成することができる。
この場合、出力制御部54は、事業性評価情報を不動産収益情報利用サービス提供側装置群4に出力することができる。
このようにして、不動産収益情報利用サービス提供側装置群4の管理者、即ち、不動産収益情報利用サービスの提供者は、自社買取希望物件を対象物件として、当該対象物件について用途変更した場合の事業性評価情報を付して、当該対象物件のオーナ等に売却を提案することができる。
【0044】
ここで、不動産付加情報取得部55は、所定場所の住所情報を少なくとも含む、当該所定場所における、不動産についての所定の付加情報を、1以上の場所毎に取得することができる。
付加情報は、不動産付加情報装置群6から通信部19を介して、不動産付加情報取得部55から提供される。
この場合、事業性評価情報生成部53は、不動産物件情報及び不動産収益情報に加えてさらに、対象物件の位置に基づく住所情報が含まれる付加情報を参照して、事業性評価情報を生成することができる。
これにより、事業性評価情報により示される不動産価値予測の精度を高めることができる。
【0045】
事業運営要求事項情報取得部56は、所定場所の住所情報を含む、当該所定場所における、不動産を用いた事業の運営に関する要求事項を示す情報を事業運営要求事項情報として、1以上の場所毎に取得する。
例えば、所定の不動産の物件が属する自治体(保健所、消防、建築土木課)、又はマンションや別荘等の管理組合の事業関連法規等により規定される要求事項を示す情報、具体的には例えば、民泊(住宅宿泊事業法)や宿泊施設(旅館業法)が定める常駐業務や駆け付け要件等を示す情報が、事業運営要求事項情報の一例である。
【0046】
事業許可取得可能性情報生成部57は、対象物件について、当該対象物件の位置に基づく住所情報が含まれる事業運営要求事項情報に基づいて、所定事業の許可の可能性を示す情報を、事業許可取得可能性情報として生成する。
例えば、旅館業の取得可能性に関する情報、駐車場やショッピングモールの許可の可能性を示す情報が、事業許可取得可能性情報の一例である。
【0047】
出力制御部54は、対象物件についての事業許可取得可能性情報を、当該対象物件についての事業性評価情報と共に又はそれに代えて、通信部19を介して外部に出力することができる。
これにより例えば、対象物件の購入希望者のうち、事業許可取得可能性が高くなる者に対してより適切にマッチングすることができるようになる。
【0048】
さらにより一段と適切にマッチングさせるという点では、次のようにしてもよい。
即ち、事業許可取得可能性情報生成部57は、対象物件について、過去に実施された事業運営要求事項情報の詳細調査情報を参照して、事業許可取得可能性情報を生成してもよい。
【0049】
図5は、
図4の機能的構成を有するサーバにより生成されて出力される事業性評価情報の具体例を示している。
図5には、
図1の例の対象物件Bについて用途を宿泊施設にした場合の事業性評価情報が示されている。
具体的には例えば、
図5の左上方に示される、住所、建物面積、土地面積、不動産価格等は、
図1の対象物件Bについての不動産物件情報であり、不動産物件情報取得部51により取得されたものである。
また例えば、
図5の不動産物件情報(不動産価格等)の下方に示される、宿泊単価/人、稼働率、RevPAR等は、
図1の所定地域A(C駅の周辺)における宿泊施設についての不動産収益情報であり、不動産収益情報取得部52により取得されたものである。この不動産収益情報は、1以上のOTAの各PMSから得られる過去のデータから得られる宿泊単価及び稼働率に基づいて、駅別に平均値が演算されたものを利用することができる。
事業性評価情報生成部53は、このような不動産物件情報及び不動産収益情報に基づいて、所定のアルゴリズムにしたがって、
図5の右方に示すように、「A.売上」と「B.費用」を算出し、「A.売上」-「B.費用」を「C.利益」として算出し、これらの算出結果に基づいて表面利回り及び実質利回りを含む事業性評価情報を生成している。
【0050】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
【0051】
例えば、宿泊施設についての不動産収益情報としては、
図5の例では上述したように、1以上のOTAの各PMSから得られる過去のデータから得られる宿泊単価及び稼働率に基づいて、駅別に平均値が演算されたものが採用された。
しかしながら、不動産収益情報は、特にこれに限定されず、事業性評価情報に示される利回りの予測の精度を向上させるべく、下記のようなものを採用してもよい。
例えば、電車の駅のみならず、バス停を単位とした不動産収益情報を採用することもできる。田舎や別荘地については、バス停の方が高精度だからである。なお、当然ながら、駅とバス停との何れかでもよいが、両方を併用して使うこともできる。
また例えば、過去実績だけでなく、新規出店数(急に施設数が増えているところは需給バランスが崩れる可能性があって危険)も考慮した不動産収益情報を採用することもできる。
【0052】
また例えば、不動産物件情報は、不動産物件仲介サービスのデータベースから取得可能であるが、特にこれに限定されず、例えば別送系不動産の会社から取得するようにしてもよい。
また例えば、事業運営要求事項情報は、上述の実施形態の例に特に限定されず、宿泊施設等については、例えば用途地域や再建築可能かどうか等に基づくNG指定を採用することもできる。
NG指定とは、対象物件が、宿泊施設等の用途にすることが所定の制限により禁止されている(そのような指定がされている)ことを意味する。
NG指定は、市区町村毎に、宿泊施設等にすることが禁止されている「用途地域」に基づいて設定される。また例えば、都市計画に基づいてNG指定は設定される。また例えば、間口、前面道路、確認済書/検査済書の有無、延床面積、防火地域等に基づいてNG指定が設定される。
【0053】
また、
図2に示す情報処理システムの構成は、本発明の目的を達成するための例示に過ぎず、特に限定されない。
例えば上述の実施形態では、1つのサーバ1が用いられているが、特にこれに限定されず、2つ以上のサーバに分散されてもよい。
【0054】
また、
図3に示すハードウェア構成は、本発明の目的を達成するための例示に過ぎず、特に限定されない。
【0055】
また、
図4に示す機能ブロック図は、例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは、特に
図4の例に限定されない。
【0056】
また、機能ブロックの存在場所も、
図4に限定されず、任意でよい。例えばサーバ1側の機能ブロックの少なくとも一部を、
図2に示す各装置又はその他の図示せぬ装置に設けてもよいし、その逆でもよい。
そして、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体との組み合わせで構成してもよい。
【0057】
各機能ブロックの処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
【0058】
このようなプログラムを含む記録媒体は、各ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される、リムーバブルメディアにより構成されるだけではなく、装置本体に予め組み込まれた状態で各ユーザに提供される記録媒体等で構成される。
【0059】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に添って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
【0060】
以上まとめると、本発明が適用される情報処理装置は、次のような構成を取れば足り、各種各様な実施形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用される情報処理装置(例えば
図2のサーバ1)は、
所定不動産の物件の住所情報を少なくとも含む、当該物件に関する情報を不動産物件情報(例えば
図5の左上方に示される、住所、建物面積、土地面積、不動産価格等)として、1以上の物件毎に取得する不動産物件情報取得手段(例えば
図4の不動産物件情報取得部51)と、
所定場所の住所情報を少なくとも含む、当該所定場所における、不動産を用いた事業の収益に関する情報(例えば
図5の左上方に示される、宿泊施設についての、宿泊単価/人、稼働率、RevPAR等)を不動産収益情報として、前記1以上の場所毎に取得する不動産収益情報取得手段(例えば
図4の不動産収益情報取得部52)と、
前記1以上の物件のうち所定の1つを対象物件(例えば
図1の対象物件B)として、当該対象物件の位置に基づく前記住所情報を含む前記不動産物件情報(例えば
図1の対象物件Bの不動産物件情報)及び前記不動産収益情報(例えば
図1のC駅周辺の所定地域Aの不動産収益情報)を参照して、前記対象物件の用途を所定事業(例えば宿泊施設施設)に変更した場合の当該所定事業についての事業性評価に関する情報(例えば
図5の右方に示される表面利回りや実質利回り)を、事業性評価情報として生成する事業性評価情報生成手段(例えば
図4の事業性評価情報生成部53)と、
前記対象物件についての前記事業性評価情報を外部に出力する制御を実行する出力制御手段(例えば
図4の出力制御部54)と、
を備える。
【0061】
これにより、所定地域の不動産物件を用途変更した場合の予定利回り等の事業性評価情報を参照させることにより、用途変更に興味のある購入希望者と効率的にマッチングすることができる。また例えば、対象物件を保有するオーナに対して用途変更の可能性を訴求することができる。
【0062】
前記出力制御手段は、前記事業性評価情報を、前記不動産物件情報を管理する第1他情報処理装置(例えば
図2の不動産物件情報利用サービス提供側装置群3)に出力する制御を実行することができる。
これにより、不動産物件情報を管理する事業者の担当者(例えば不動産物件仲介サービス事業者の担当者や、資産運用アドバイスサービスを実施する金融機関の担当者)は、対象物件について用途変更した場合の事業性評価情報を付して、投資家等に対して、当該対象物件の売却を訴求することができる。
【0063】
前記事業性評価情報生成手段は、前記不動産収益情報を管理する第2他情報処理装置(例えば
図2の不動産収益情報利用サービス提供側装置群4)から指定された所定の不動産を前記対象物件として、前記事業性評価情報を生成し、
前記出力制御手段は、前記事業性評価情報を前記第2他情報処理装置に出力する制御を実行することができる。
このようにして、第2他情報処理装置の管理者、即ち、不動産収益情報利用サービスの提供者は、自社買取希望物件を対象物件として、当該対象物件について用途変更した場合の事業性評価情報を付して、当該対象物件のオーナ等に売却を提案することができる。
【0064】
前記不動産物件情報取得手段は、前記1以上の物件のうち少なくとも一部についての前記不動産物件情報を用いた役務の提供者により管理される第3情報処理装置(例えば
図2の不動産物件情報利用サービス提供側装置群3)から、前記不動産物件情報を取得することができる。
例えば第3他情報処理装置として、所定の不動産物件仲介サービスをWebサイトにより提供している事業者のサーバが採用された場合、本情報処理装置を用いたサービス(例えば
図1の本サービス)のサービス提供者は、当該事業者と、事業性評価情報の一部(例えば予測利回り情報)を当該事業者のWebサイト(不動産の物件情報サイト等)に掲載させる契約等をすることで、当該事業者から不動産物件情報の提供の協力を促進することができる。
【0065】
前記不動産物件情報取得手段は、前記1以上の物件のうち少なくとも一部を管轄する自治体により管理される第4他情報処理装置から、前記不動産物件情報を取得することができる。
これにより例えば、空き家等の非稼働(未使用を含む)不動産物件を減少させたい自治体から不動産物件情報の提供の協力を促進することができる。
【0066】
前記事業性評価情報生成手段は、前記対象物件の住所に基づいて公共交通機関の1以上の拠点(例えば
図1のC駅等の駅やバス停)を決定し、当該1以上の拠点に基づく前記住所情報が含まれる前記不動産収益情報を参照して、前記事業性評価情報を生成する、
このように、駅やバス停等の拠点情報を用いて事業性評価情報の出力時に参照すべき不動産をより精度良く特定することができる。
【0067】
所定場所の住所情報を含む、当該所定場所における、不動産を用いた事業の運営に関する要求事項を示す情報を事業運営要求事項情報として、前記1以上の場所毎に取得する事業運営要求事項情報取得手段(例えば
図4の事業運営要求事項情報取得部56)と、
前記対象物件について、当該対象物件の位置に基づく前記住所情報が含まれる前記事業運営要求事項情報に基づいて、前記所定事業の許可の可能性を示す情報を、事業許可取得可能性情報として生成する事業許可取得可能性情報生成手段(例えば
図4の事業許可取得可能性情報生成部57)と、
をさらに備え、
前記出力制御手段は、前記対象物件についての前記事業許可取得可能性情報を、当該対象物件についての前記事業性評価情報と共に又はそれに代えて外部に出力することができる。
これにより例えば、対象物件の購入希望者のうち、事業許可取得可能性が高くなる者に対してより適切にマッチングすることができるようになる。
【0068】
さらにより一段と適切にマッチングさせるという点では、次のようにしてもよい。
即ち、前記事業許可取得可能性情報生成手段は、前記対象物件について、過去に実施された前記事業運営要求事項情報の詳細調査情報を参照して、前記事業許可取得可能性情報を生成することができる。
【0069】
また、所定場所の住所情報を少なくとも含む、当該所定場所における、不動産についての所定の付加情報、前記1以上の場所毎に取得する不動産付加情報取得手段(例えば
図4の不動産付加情報取得部55)、
をさらに備え、
前記事業性評価情報生成手段は、前記不動産物件情報及び前記不動産収益情報に加えてさらに、前記対象物件の位置に基づく前記住所情報が含まれる前記付加情報を参照して、前記事業性評価情報を生成することができる。
これにより、事業性評価情報により示される不動産価値予測の精度を高めることができる。
【符号の説明】
【0070】
1:サーバ、2:ユーザ端末、3:不動産物件情報利用サービス提供側装置群、4:不動産収益情報利用サービス提供側装置群4、5:自治体側装置群、6:不動産付加情報装置群、11:CPU、12:ROM、13:RAM、14:バス、15:入出力インターフェース、16:入力部、17:出力部、18:記憶部、19:通信部、20:ドライブ、31:リムーバブルメディア、51:不動産物件情報取得部、52:不動産収益情報取得部、53:事業性評価情報生成部、54:出力制御部、55:不動産付加情報取得部、56:事業運営要求事項情報取得部、57:事業許可取得可能性情報生成部、A:所定地域、B:対象物件