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特開2024-40097シソ科とシソ科近縁種とミント同士および条件に合う植物の、根や茎を使った成分のやりとりを利用し自然法則を使い人為的かつ意図的に香気成分を結合させ、有用成分を作り意図的に新品種種を作る方法
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  • 特開-シソ科とシソ科近縁種とミント同士および条件に合う植物の、根や茎を使った成分のやりとりを利用し自然法則を使い人為的かつ意図的に香気成分を結合させ、有用成分を作り意図的に新品種種を作る方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024040097
(43)【公開日】2024-03-25
(54)【発明の名称】シソ科とシソ科近縁種とミント同士および条件に合う植物の、根や茎を使った成分のやりとりを利用し自然法則を使い人為的かつ意図的に香気成分を結合させ、有用成分を作り意図的に新品種種を作る方法
(51)【国際特許分類】
   A01H 6/50 20180101AFI20240315BHJP
   A01H 5/00 20180101ALI20240315BHJP
   A01H 1/02 20060101ALI20240315BHJP
【FI】
A01H6/50
A01H5/00 Z
A01H1/02 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022159805
(22)【出願日】2022-09-12
(71)【出願人】
【識別番号】722009718
【氏名又は名称】佐々木 優
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 優
【テーマコード(参考)】
2B030
【Fターム(参考)】
2B030AA02
2B030AB03
2B030AD04
2B030AD08
2B030CA01
2B030CA03
2B030CA07
(57)【要約】      (修正有)
【課題】新品種を短い期間かつ、高確率で誕生させつつ、香気成分まで変化させて、全く新しい品種へ変化させる手段を提供する。
【解決手段】根と茎と葉を使っての、ハーブシソ科menthe属同士の2品種までの育種、好ましくは、前記育種による植物と、バジルと、シソ科近縁種全てとの交雑における2品種までのハイブリッド品種の育種による。当発明の育種法では、根や茎などで交雑と相性を考えることで調香することが可能となった。それによりよりよい品種を作ることに成功した。また、他品種とのハイブリッド誕生も出来る。従来より遥かに短期間の3週間での育種を可能とした。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
根と茎と葉を使っての、ハーブシソ科menthe属同士の2品種までの育種。
【請求項2】
請求項1とバジルと、シソ科近縁種全てとの交雑における2品種までのハイブリッド品種の育種。
【請求項3】
請求項1と請求項2を使っての3品種及び4品種の交雑育種。
【請求項4】
当発明に記載した、ガス交換と光合成の理論を使っての香気成分増強法。
【請求項5】
自然的かつ、外的要因を利用しての、当発明で育種した新植物の繁殖力、香気成分の増強法。
【請求項6】
当発明による、耐寒性、耐暑性、耐虫性の遺伝子の引き出し方。
【請求項7】
当発明により解明した、育種における成功率の高い相性。
【請求項8】
当発明による、新品種の発現しやすい親苗の植える距離。
【請求項9】
当発明と111より記載の聖ミントの香りの付与と増強に対する方法での聖ミント及びミント属及びシソ科のハーブの育種法。
【請求項10】
請求項9を使ってのハイブリッド品種等のハーブの育種。
【請求項11】
当発明に記載の請求項1の発明と請求項9の育種法によって出来る、新品種全ての保護と権利化。
【請求項12】
請求項1と請求項9で生まれた、全ての品種を使ってのハーブティーのブレンド。
【請求項13】
請求項1と請求項9で生まれた、全ての品種を使っての嗜好品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
今まで偶然でしか生まれなかった新品種を意図的に育種する。
【0002】
誕生したハーブを更に香りを変化調整させる方法。
【背景技術】
【0003】
ミントを含め意図的に変異種にする方法はない。
【0004】
自然交雑することはあるが、香りが悪く失敗している。
【0005】
交雑を繰り返せば、新品種はできる。一度で新品種となることはない。
【0006】
根や茎を利用しての交雑は存在していなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】参考文献なし
【非特許文献】
【0008】
【非特許文献1】ハッカ属の自殖株の精油成分
【非特許文献2】細胞遺伝学的方法によるハッカ属植物の育種学的基礎研究
【非特許文献2】趣味の園芸2019年3月号バラの新品種の作り方
【非特許文献2】ハーブハンドブック
【非特許文献2】成分分析データ参考 カリス成城ホームページ
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
従来技術及び自然交雑では、花粉交雑のため、成功しても数年かかる。
【0010】
成功しても、種族同士のいい相性がわかっていないと、時間がかかる。
【課題を解決するための手段】
【0011】
ミントの相性を定め、両親ミントとの間を数センチあけて植える。
【0012】
相性がよく、気温が所定の気温前後、かつ栄養のある土を使用。
【0013】
肥料は酒カス入りを好む。水は普通。この状態であれば数十日で変化する。
【発明の効果】
【0014】
文献では、半日陰か日当たりのいい場所とあるが、光は少で育種可能。
【0015】
成長は遅くなるため、肥料で成長を促す。
【0016】
紫のLEDを数時間照射しつつ、カルボ酸を含む土を使用する。
【0017】
土は文献では、水はけが良く、湿り気、肥料多め、アルカリ性とある。
【0018】
当発明では、水はけが強め、湿り気は無し、
【0019】
肥料は、育種が完了するまではほぼ無し。
【0020】
アルカリ性等は中性から弱アルカリ性とある。当発明では、
【0021】
市販の培養土を使用した。
【0022】
この状態で香りを柔らかくし、耐寒性を持たせることが出来る。
【0023】
これにより、色は茎が黒くなる。
【0024】
葉は、赤紫で、誕生したては丸みを帯びている。
【0025】
成長すると日光の当り具合により、針葉状態となる。
【0026】
挿し木も可能ではあるものの、水につけ、根っこを出してから植える。
【0027】
ミントの根を引き抜き、苗として植えた方が時間節約と確実に成功する。
【0028】
聖ミントと聖ミントを系列に持つ品種は、立性で縦に伸びる。
【0029】
従来型品種より、他を脅かす心配も少なくコントロールしやすい。
【0030】
逆にほふく性のバナナミントを系統に持つ品種は、横に伸びる。
【0031】
初の新品種を、聖という字をひじりと読み、聖ミントと名付ける。
【0032】
ラベンダーミントとバジルミントの品種である。
【0033】
新潟の10月15日前後の気温10度台で誕生した。15年前であった。
【0034】
研究した結果、気温は、20度程度が一番適していた。
【0035】
上記以上の気温30度付近では新品種はできなかった。
【0036】
新品種作成及び調香に適しているのは秋の終わりである。
【0037】
調香しつつ育種する文献はなく、研究の末のオリジナル育種である。
【0038】
新種がある程度成長すると、香りを強くなるが、誕生したては香りは弱い。
【0039】
まず新品種が出たら、水を少し多めにやり成長させ、ある程度大きくする。
【0040】
そうすると地下茎が伸びる。それが親ミントまで伸びる。
【0041】
再度交雑すると香りが強くなる。新品種と親ミントを配合する。
【0042】
これを利用し、自分の好きな香りの時に親ミントを撤去する。
【0043】
そのため、香りの強さと香りの好みも調整は可能である。
【0044】
和ハッカと洋ハッカの場合、香りは強めになるため注意する。
【0045】
当発明では、無農薬で行った。そのため、肥料は液肥と有機肥料のみ使用。
【0046】
種も全ての品種でとれ、新品種が発芽する。
【0047】
私が当発明を実際に行うと、相性が悪くない限り必ず成功した。
【0048】
香りも良かった。時間が経過すると香りが柔らかくなる。
【0049】
ミントは種類が数百はあるため、組み合わせを相性を見て変えると
【0050】
香りの良い品種がかなり誕生させることができる。
【0051】
2品種と3品種での新品種は完成し、4品種までは可能である。
【0052】
両親とも二つのあるいは、親の数だけの香りを引き継ぎまろやかになる。
【0053】
聖ミントは、バジルとラベンダーの香りがしつつ、2つが混ざった香り。
【0054】
ホーリーバジルも似ているが、完全にミントである。
【0055】
花の色について。親ミントにより、色は変わる。聖ミントは紫であった。
【0056】
ウーリーの発現。アップルミントを系統に含む、新品種を親にした場合、
【0057】
これによりほぼ通年栽培、越冬できるようになる。
【0058】
見た目としてはよもぎのような産毛が生じる。ただし、多量にはならない。
【0059】
ミントにストレスを与えることで、より柔らかい良い香りになる。
【0060】
茎が伸びてきて、香りが変化したところで茎を3センチほどカットする。
【0061】
夏、冬共に水は1日1回量は少な目とする。
【0062】
これらにより、茎や葉が赤紫になる。耐性付与の方法と証である。
【0063】
ミントは急速にハイブリッド化する他の近縁品種もできる。
【0064】
当発明は、根が土中に含まれる水素と酸素と、
【0065】
香気を根の水素と酸素を結合させ、吸収する。
【0066】
その後、光合成により気孔が開きガス交換理論にて香気分子を吸収する。
【0067】
それにより親苗を超越する。
【0068】
育種から、10年はオンブバッタやトノサマバッタによる被害が多発した。
【0069】
その対策は、アントシアニンを持たせることであった。
【0070】
寒波で耐寒性がより引き出され、光合成もあり赤色に変化した。
【0071】
聖ミントを強くした。それより黒の色素が聖ミントに定着した。
【0072】
この色素が蓄積し、年々強まり2022年6月、耐虫性も備えた。
【0073】
これにより虫による被害が、90%以上減少した。
【0074】
スギナに含まれるシリカを栄養源としており、親苗の2倍以上、茎や葉が太い。
【0075】
これにより、アロマオイル取得量も親品種より多く取れている。
【0076】
自身が糖尿病で測定前血糖値430。NBSA値が12であった。
【0077】
聖ミントを豚ひき肉と岩塩で炒め、1日1食5グラム。加熱して摂取した。
【0078】
それを1週間摂取した後、4日空けて。再度同じことをした。これを3週間実施。
【0079】
その結果、血糖値153に減少した。NBSA値は10.1であった。
【0080】
内科医の処方の糖尿病薬も併用した。3週間後、改善があった。
【0081】
現在。副作用もなく、体重も10キロ以上減少。水虫も軽減した。
【0082】
聖ミントの形質等について。既存の品種に比べ、顕著に相違が多く見られる。
【0083】
7月7日計測。背丈160センチ、葉の縦5.5センチ、横4.0センチであった。
【0084】
7月19日計測。背丈172センチ。葉の大きさは、同じであった。
【0085】
既存品種が背丈90センチ程度。葉は縦3センチ、横は2センチ程である。
【0086】
形状も明らかに相違している。
【0087】
聖ミントは、既存品種に比べ茎や、花弁にも相違が見られる。
【0088】
茎については、チョコレート色をしており耐性を複数持つ。
【0089】
そして立性であり、他の既存ミントに比べ、縦に伸びることが多い。
【0090】
そのため、他植物への侵食がやや少ない。
【0091】
花弁も、小型の丸みを帯びた紫に近いブルーである。
【0092】
成分については、全成分分析を行った。
【0093】
他のミントとは相違点が余りにも多く、クローンではなく新品種と断定できる。
【0094】
マツタケやマッシュルームの成分も、これらの香気成分も使用していない。
【0095】
耐性や、自然法則により、新たに結合して誕生させた。
【0096】
さらに研究を重ね、より短期間で効率的に香り増強法を発明した。
【0097】
前述育種法をさらに発展させたものであり、かつ香りを増強できる。
【0098】
ほぼ全てのアロマオイルとハーブティーの香気成分を聖ミントに吸収できる。
【0099】
さらに、種子も当発明で同時に吸収させることができる。
【0100】
聖ミントを更に高次へ変化させ、成分も意図的に付与させることも可能となる。
【0101】
香り増強法も、花粉を使用せず香りと形状を変化させる。
【0102】
その方法として、採取してから出る飢餓状態のサインが出るまで、観察する。
【0103】
サイン後、聖ミントにマイナスイオン水と調香した低分子アロマオイルを与える。
【0104】
この状態で6時間程度で聖ミントの香りがさらに新しく変化する。
【0105】
屋内で室温は18度前後、自然光と人工光で育苗する。10時間以上、実施。
【0106】
それにより、香りが定着し劣化もなかった。
【0107】
ここからさらに香りを良くするために様々なストレスを与える。
【0108】
変化の兆しは、聖ミントの育種法に記載の技術で行う。
【0109】
低分子アロマオイルとは、分子量200付近までのアロマオイルなら吸収出来る。
【0110】
この条件さえ、満たせばスパイスやハーブなどの異種香気植物も吸収可能である。
【0111】
前項の条件を満たした場合、4種までの香気成分を吸収させることができる。
【0112】
よって、香りを変えて様々な香りの聖ミント系列を作ることが出来る。
【0113】
この発明は、聖ミントのみならずシソ科とカレーリーフでも成功した。
【0114】
すなわち香りを持ち、水分を吸収出来る植物なら全て育種出来る。
【図面の簡単な説明】
【0115】
図2に香気成分分析の最終結果を載せる。
図1】香気成分分析 最終結果表
【発明を実施するための形態】
【0116】
プランターの右と左に親ミントを植える。
【0117】
中央は数センチ以上離す。左右は中央より数センチ以上広くあける。
【0118】
親ミント同士の相性によってどんな香りになるか推測する。
【0119】
交雑は3週から4週で完了し、新芽が出る。
【0120】
香気増強法のサインについては、採取から2時間以内。経験で判断する。
【実施例0121】
聖ミントを筆頭に様々な香りで全て違う品種を44品種成功させた。
【産業上の利用可能性】
【0122】
聖ミントを使ったブレンドハーブティー。
【0123】
蒸留法によるアロマオイルやフローラルウォーターの抽出。
【0124】
聖ミントを原料としたジャムやアイスなどの嗜好品。
【0125】
聖ミントの成分を使うもしくは、増強しての代替医療のサポート。
【0126】
当発明の品種を使って、各品種で上記を実施できる。
【符号の説明】
【0127】
符号は使用していないためなし。
【受託番号】
【0128】
当発明は、受託していないため、なし。
【配列表フリーテキスト】
図1