(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024000410
(43)【公開日】2024-01-05
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 16/90 20190101AFI20231225BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20231225BHJP
G06F 16/9035 20190101ALI20231225BHJP
【FI】
G06F16/90 100
G06Q50/10
G06F16/9035
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022099171
(22)【出願日】2022-06-20
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 和真
【テーマコード(参考)】
5B175
5L049
【Fターム(参考)】
5B175EA01
5B175HA01
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】ユーザが質問に回答する意欲を高めることができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供すること。
【解決手段】本願に係る情報処理装置は、取得部と、生成部と、提供部とを備える。取得部は、質問に対するユーザの回答を閲覧した他ユーザの反応を示す反応情報を取得する。生成部は、取得した反応情報に基づいて、質問の解決に対する寄与度合いを示す寄与度情報を生成する。提供部は、生成した寄与度情報に基づいた情報を、回答を行ったユーザに対して提供する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
質問に対するユーザの回答を閲覧した他ユーザの反応を示す反応情報を取得する取得部と、
取得した前記反応情報に基づいて、前記質問の解決に対する寄与度合いを示す寄与度情報を生成する生成部と、
生成した寄与度情報に基づいた情報を、前記回答を行った前記ユーザに対して提供する提供部と
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記反応情報は、
前記回答に賛同する操作の有無、前記回答に対するコメントの投稿有無、および前記コメントの投稿内容の少なくとも一つを含む
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記生成部は、
前記反応情報から抽出される特徴情報と、前記寄与度合いを示すスコアとをデータセットとして学習したモデルに前記反応情報を入力することで、出力されたスコアを前記寄与度合いとした前記寄与度情報を生成する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記特徴情報は、
前記回答に賛同する操作を行ったユーザ数、前記回答に対してコメントを投稿したユーザ数、前記質問の内容が解決したことを示す投稿内容を含む
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
ユーザ端末に表示された複数のタブの中からユーザが選択した前記タブに関連するタブコンテンツを表示する表示処理部と、
前記タブを選択した前記ユーザが前記タブに関連する所定の条件を満たすか否かを判定する判定部と、
所定の条件を満たす前記ユーザに対して前記タブに関連する前記質問に対する回答の投稿を提案する提案部と、
を備え、
前記取得部は、
前記提案部によって提案された前記質問に対する前記回答を閲覧した前記他ユーザの反応情報を取得する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記提供部は、
回答した前記質問が紐づいた前記タブの前記タブコンテンツを表示する場合に、前記寄与度情報に基づいた情報を提供する
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記寄与度情報に基づいた情報は、
前記質問に対する前記ユーザの回答により解決したユーザの数を示す情報である
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
質問に対するユーザの回答を閲覧した他ユーザの反応を示す反応情報を取得する取得工程と、
取得した前記反応情報に基づいて、前記質問の解決に対する寄与度合いを示す寄与度情報を生成する生成工程と、
生成した寄与度情報に基づいた情報を、前記回答を行った前記ユーザに対して提供する提供工程と
を含む情報処理方法。
【請求項9】
質問に対するユーザの回答を閲覧した他ユーザの反応を示す反応情報を取得する取得手順と、
取得した前記反応情報に基づいて、前記質問の解決に対する寄与度合いを示す寄与度情報を生成する生成手順と、
生成した寄与度情報に基づいた情報を、前記回答を行った前記ユーザに対して提供する提供手順と
をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、インターネットを介してユーザが投稿した所定の質問に対して他ユーザが回答することで、質問および回答を含んだコンテンツを提供する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、ユーザが質問に対して回答しているに過ぎず、回答が質問の解決にどの程度寄与しているか把握できないため、質問に対して回答する意欲が低くなるおそれがあった。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザが質問に回答する意欲を高めることができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る情報処理装置は、取得部と、生成部と、提供部とを備える。前記取得部は、質問に対するユーザの回答を閲覧した他ユーザの反応を示す反応情報を取得する。前記生成部は、取得した前記反応情報に基づいて、前記質問の解決に対する寄与度合いを示す寄与度情報を生成する。前記提供部は、生成した寄与度情報に基づいた情報を、前記回答を行った前記ユーザに対して提供する。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、ユーザが質問に回答する意欲を高めることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1A】
図1Aは、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理その1を示す図である。
【
図1B】
図1Bは、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理その2を示す図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
【
図5】
図5は、アイコン情報の一例を示す図である。
【
図6】
図6は、質問のサムネイル画像として表示されるアイコン画像の表示例を示す図である。
【
図7】
図7は、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理その1の処理手順を示すフローチャートである。
【
図8】
図8は、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理その2の処理手順を示すフローチャートである。
【
図9】
図9は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
(実施形態)
まず、
図1Aおよび
図1Bを用いて、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理について説明する。
図1Aおよび
図1Bは、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理その1およびその2を示す図である。なお、
図1Aおよび
図1Bでは、実施形態に係る情報処理装置1を含む情報処理システムSの動作例を示している。
【0011】
図1Aに示すように、実施形態に係る情報処理システムSは、情報処理装置1と、ユーザ端末100とを含む。
【0012】
図1Aに示す処理その1では、実施形態に係る情報処理システムSは、複数のタブの中から一のタブを選択したユーザがタブに関連する所定の条件を満たすか否かを判定し、所定の条件を満たすユーザに対してタブに関連する投稿を提案する。
【0013】
具体的には、情報処理装置1は、まず、ユーザ端末100を介してユーザからタブの選択を受け付ける(ステップS1)。
図1Aに示す例では、「横浜市青葉区」という地域に関するタブコンテンツを提供するタブ(地域タブ)が選択された場合を示す。地域タブとしてどの地域が表示されるかは、例えば、ユーザの所在地(住所またはユーザが登録した地域)や、行動情報(検索行動や、地域への訪問履歴等)、ユーザの指定等によって決定される。
【0014】
つづいて、情報処理装置1は、タブを選択したユーザがタブに関連する所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップS2)。例えば、情報処理装置1は、ユーザの属性情報とタブの属性情報との関連性により判定する。
【0015】
具体的には、情報処理装置1は、ユーザの所在地と、地域タブの地域とが一致する場合に、所定の条件を満たすと判定する。また、情報処理装置1は、ユーザの行動情報から推定されるユーザの興味(興味がある事象や、物品、地域)と、タブの内容とが一致する場合に、所定の条件を満たすと判定する。
【0016】
つづいて、情報処理装置1は、所定の条件を満たすユーザに対してタブに関連する投稿を提案する提案コンテンツを生成する(ステップS3)。
図1Aに示す例では、情報処理装置1は、地域タブにおける地域に関する質問を表示することで、かかる質問に対する回答の投稿を提案する提案コンテンツを生成する。かかる質問は、例えば、Q&Aサイト等の別ドメインに投稿された質問の中から地域タブに関する質問を抽出する。
【0017】
また、情報処理装置1は、抽出された質問が所定数以上あり、提案コンテンツとして表示可能な数を超えている場合には、各質問に関する情報に基づいて、提案コンテンツとして表示する質問を選別する。例えば、情報処理装置1は、質問に対する回答数が所定数以上(あるいは所定数未満)の質問や、ユーザの属性情報等といったユーザ情報と関連性が高い質問、ユーザが過去に回答した質問と類似する質問、回答することで得られる報酬が高い質問、投稿日が新しい質問等を提案コンテンツとして表示する質問として選別する。
【0018】
つづいて、情報処理装置1は、所定の条件を満たすと判定したユーザに対しては、ユーザが選択したタブに関連するタブコンテンツおよび生成した提案コンテンツをユーザ端末100に表示する(ステップS4)。
図1Aに示す例では、情報処理装置1は、質問に対する回答の投稿を提案する提案コンテンツ「教えて、地域のこと」と、地域タブの地域に関するタブコンテンツ「横浜市青葉区周辺のニュース」とを表示する。
【0019】
また、
図1Aに示す提案コンテンツの質問は、回答募集中の質問と、回答募集が終了した質問とを含む。情報処理装置1は、例えば、回答募集中の質問をユーザが選択した場合には、回答を投稿するための専用フォーム画面と、他ユーザの回答とを表示する。また、情報処理装置1は、例えば、回答募集が終了した質問をユーザが選択した場合には、他ユーザの回答を表示する。
【0020】
また、情報処理装置1は、所定の条件を満たさないと判定したユーザに対しては、例えば、タブコンテンツのみを表示する。また、情報処理装置1は、所定の条件を満たさないと判定したユーザに対して、提案コンテンツにおける質問および回答を表示してもよい。かかる場合、情報処理装置1は、ユーザによる回答を禁止する表示してもよい。例えば、情報処理装置1は、
図1Aで示した「回答募集中」や「募集終了」の表示を「回答閲覧のみ」といった表示を回答を禁止する表示として用いるとともに、「教えて、地域のこと」を、例えば、「詳しく知ろう、地域のこと」といったように質問に対する回答の閲覧を前提とした見出しを表示する。
【0021】
このように、実施形態に係る情報処理装置1では、タブに関連する所定の条件を満たすユーザに対してタブに関連する投稿を提案することで、タブの内容に関りがあるユーザに対して投稿の提案ができる。すなわち、実施形態に係る情報処理装置1によれば、適切なユーザに対して投稿を提案することができる。この結果、タブに関連した適切な投稿を収集できる。
【0022】
さらに、実施形態に係る情報処理装置1では、
図1Aで示した提案コンテンツの質問に対してユーザが回答した場合に、かかるユーザに対して質問の解決に対する寄与度に基づいた情報を提供する。
【0023】
かかる点については、
図1Bに示す処理その2として説明する。
図1Bに示す処理その2では、実施形態に係る情報処理システムSは、質問に対するユーザの回答を閲覧した他ユーザの反応を示す反応情報に基づいて、質問の解決に対する寄与度合いを示す寄与度情報を生成し、生成した寄与度情報に基づいた情報を、回答を行ったユーザに対して提供する。
【0024】
具体的には、実施形態に係る情報処理装置1は、まず、質問に対するユーザの回答を受け付ける(ステップS11)。例えば、情報処理装置1は、地域タブを選択して提案コンテンツの質問を閲覧したユーザから、かかる質問に対するユーザの回答を受け付ける。
【0025】
つづいて、情報処理装置1は、受け付けたユーザの回答を他ユーザのユーザ端末100に表示する(ステップS12)。例えば、情報処理装置1は、地域タブを選択した他ユーザに対して質問および回答を表示する。
【0026】
つづいて、情報処理装置1は、回答を閲覧した他ユーザの反応情報を取得する(ステップS13)。反応情報は、例えば、回答に賛同するボタン(いいね!ボタン等)を押下したか否かや、回答に対するコメントの投稿有無およびコメントの投稿内容を含む。
【0027】
つづいて、情報処理装置1は、反応情報に基づいて、質問の解決に対する寄与度合いを示す寄与度情報を生成する(ステップS14)。例えば、情報処理装置1は、反応情報から抽出される特徴情報と、寄与度合いを示すスコアとデータセットとして学習したモデルに反応情報を入力することで、出力されたスコアを寄与度合いとした寄与度情報を生成する。特徴情報は、例えば、回答に賛同するボタンを押下したユーザ数や、回答に対してコメントを投稿したユーザ数、質問の内容が解決したことを示す投稿内容を含む。
【0028】
また、情報処理装置1は、モデルに限らず、例えば、回答に賛同するボタンを押下したユーザ数が多い程、または、回答に対してコメントを投稿したユーザ数が多い程、または、質問の内容が解決したことを示す投稿内容の数が多い程、寄与度合いが高くなるようにしてもよい。
【0029】
つづいて、情報処理装置1は、生成した寄与度情報に基づいた情報を生成し(ステップS15)、生成した情報を、回答を行ったユーザに対して提供する(ステップS16)。
【0030】
図1Bに示す例では、情報処理装置1は、寄与度情報に基づいた情報である「あなたの回答が〇人の役に立ちました!」といった情報をユーザ端末100に表示する。つまり、情報処理装置1は、質問の解決にユーザがどの程度寄与したかを示す情報を表示により提供する。また、
図1Bに示すように、情報処理装置1は、「Myページで詳細を確認する」といった情報のように、寄与度情報に基づいた情報の詳細情報を表示するための表示を行ってもよい。かかる表示が選択された場合には、回答した質問や、回答の内容、回答に対する反応情報等を表示する。
【0031】
なお、
図1Bに示した「〇人」の数は、例えば、回答に賛同するボタンを押下したユーザ数が多い程、または、回答に対してコメントを投稿したユーザ数が多い程、または、質問の内容が解決したことを示す投稿内容の数であってもよく、上記したモデルから出力される寄与度合いのスコアを人数で正規化(小数点を切り捨て)した数を用いてもよい。
【0032】
このように、情報処理装置1は、他ユーザの反応を示す反応情報に基づいた寄与度情報を基にした情報をユーザへ提供することで、ユーザが回答する意欲を高めることができる。この結果、質問に対する回答数を増加させたり、回答の質を高めたりすることができる。
【0033】
なお、情報処理装置1は、例えば、回答した質問が紐づいたタブがユーザによって選択された場合、すなわち、回答した質問が紐づいたタブのタブコンテンツ(および提案コンテンツ)を表示する場合に限り、寄与度情報に基づいた情報を併せて表示するようにしてもよい。
【0034】
あるいは、情報処理装置1は、回答した日時から所定期間後に、寄与度情報に基づいた情報をプッシュ通知により提供してもよい。
【0035】
次に、
図2を用いて、実施形態に係る情報処理システムSの構成例について説明する。
図2は、実施形態に係る情報処理システムSの構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、実施形態に係る情報処理システムSは、情報処理装置1と、ユーザ端末100とがネットワークNに対して有線又は無線により接続される。ネットワークNは、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)等のネットワークである。
【0036】
情報処理装置1は、実施形態に係る情報処理方法を実行するサーバ装置である。情報処理装置1は、複数のタブの中から一のタブを選択したユーザがタブに関連する所定の条件を満たすか否かを判定し、所定の条件を満たすユーザに対してタブに関連する投稿を提案する。また、情報処理装置1は、質問に対するユーザの回答を閲覧した他ユーザの反応を示す反応情報に基づいて、質問の解決に対する寄与度合いを示す寄与度情報を生成し、生成した寄与度情報に基づいた情報を、回答を行ったユーザに対して提供する。
【0037】
また、情報処理装置1は、複数のユーザ端末100と連携し、各ユーザ端末100に対して、各種アプリケーション(以下、アプリ)等に対するAPI(Application Programming Interface)サービス等と、各種データを提供する情報処理装置であり、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。
【0038】
また、情報処理装置1は、各ユーザ端末100に対して、オンラインで何らかのWebサービスを提供する情報処理装置であってもよい。例えば、情報処理装置1は、Webサービスとして、インターネット接続、検索サービス、SNS(Social Networking Service)、電子商取引(EC:Electronic Commerce)、電子決済、オンラインゲーム、オンラインバンキング、オンライントレーディング、宿泊・チケット予約、動画・音楽配信、ニュース、地図、ルート検索、経路案内、路線情報、運行情報、天気予報等のサービスを提供してもよい。実際には、情報処理装置1は、上記のようなWebサービスを提供する各種サーバと連携し、Webサービスを仲介してもよいし、Webサービスの処理を担当してもよい。
【0039】
ユーザ端末100は、ユーザが所持する端末装置である。ユーザ端末100は、スマートフォン、デスクトップ型PC、ノート型PC、タブレット型PC等の任意のタイプの端末装置を用いることができる。ユーザ端末200は、情報処理装置1等へ各種情報を送信したり、情報処理装置1等から提供される情報を受信したりする。
【0040】
次に、
図3を参照して、情報処理装置1の構成例について説明する。
【0041】
図3は、実施形態に係る情報処理装置1の構成例を示す図である。
図3に示されるように、情報処理装置1は、通信部2と、制御部3と、記憶部4とを有する。制御部3は、受付部31と、判定部32と、提案部33と、表示処理部34と、取得部35と、寄与度生成部36と、提供部37とを備える。記憶部4は、ユーザ情報41と、アイコン情報42とを記憶する。
【0042】
通信部2は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部2は、有線または無線によりネットワーク網と接続される。
【0043】
制御部3は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサによって、情報処理装置1内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAM等を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部3は、コントローラ(controller)であり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、GPGPU(General Purpose Graphic Processing Unit)等の集積回路により実現されてもよい。
【0044】
記憶部4は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
【0045】
ユーザ情報41は、ユーザに関する情報である。
図4は、ユーザ情報41の一例を示す図である。
図4に示すように、ユーザ情報41は、「ユーザID」、「属性情報」、「行動情報」等の項目を含む。
【0046】
「ユーザID」は、ユーザを識別する識別情報である。「属性情報」は、ユーザの属性を示す情報である。属性情報は、サイコグラフィック属性や、デモグラフィック属性等を含む。「行動情報」は、ユーザのインターネットにおける行動を示す情報であり、例えば、検索行動や、購買行動、質問や回答等の投稿行動、回答に対する反応行動等を含む情報である。
【0047】
アイコン情報42は、タブコンテンツに表示されるアイコンに関する情報である。
図5は、アイコン情報42の一例を示す図である。
図5に示すように、アイコン情報42は、「アイコンID」、「質問属性」、「アイコン情報」、「回答数」等の項目を含む。
【0048】
「アイコンID」は、アイコンを識別する識別情報である。「質問属性」は、質問に対する回答の受付状態を示す情報である。「アイコン情報」は、表示されるアイコンの情報であり、
図5に示すテキストやアイコン画像(
図6参照)の情報を含む。「回答数」は、アイコンが表示される条件を示す情報であり、質問に対する回答数を条件として含む。なお、アイコン情報42を用いてアイコン表示の詳細については、
図6で後述する。
【0049】
次に、情報処理装置1の制御部3の各機能(受付部31、判定部32、提案部33、表示処理部34、取得部35、寄与度生成部36および提供部37)について説明する。
【0050】
受付部31は、ユーザから各種情報を受け付ける。例えば、受付部31は、所定のコンテンツ(例えば、ニュースコンテンツ等)に含まれる内容を複数のカテゴリ毎に分類し、各カテゴリに対応付けたタブの中から一のタブを選択するユーザ操作を受け付ける。
【0051】
言い換えれば、タブは、タブに関連したカテゴリのコンテンツ(タブコンテンツ)を表示するための表示部品であり、ビジネス(ビジネスタブ)や、地域(タブ)、スポーツ(スポーツタブ)、エンタテイメント(エンタメタブ)等のカテゴリに対応したタブが例として挙げられる。
【0052】
また、受付部31は、後述する提案部33によって提案される提案コンテンツに対するユーザの投稿を受け付ける。例えば、受付部31は、提案コンテンツに含まれる質問に対する回答の投稿を受け付ける。
【0053】
判定部32は、タブを選択したユーザがタブに関連する所定の条件を満たすか否かを判定する。例えば、判定部32は、タブを選択したユーザの属性情報とタブの属性情報との関連性により所定の条件を満たすか否かを判定する。
【0054】
具体的には、判定部32は、ユーザの所在地と、地域タブの地域とが一致する場合に、所定の条件を満たすと判定する。また、判定部32は、ユーザの行動情報から推定されるユーザの興味(興味がある事象や、物品、地域)のカテゴリと、タブの内容(カテゴリ)とが一致する場合に、所定の条件を満たすと判定する。
【0055】
提案部33は、判定部32によって所定の条件を満たすと判定されたユーザに対してタブに関連する投稿を提案する。具体的には、提案部33は、所定の条件を満たすと判定されたユーザに対してタブに関連する投稿を提案する提案コンテンツを生成する。例えば、提案部33は、タブに関連する質問に対する回答の投稿を提案する提案コンテンツを生成する。
【0056】
かかる質問は、例えば、Q&Aサイト等の別ドメインに投稿された質問の中からタブに関する質問を抽出する。例えば、提案部33は、質問のテキスト情報を解析して、地域タブの地域に関する内容が含まれる質問を抽出する。
【0057】
また、提案部33は、抽出された質問が所定数以上あり、提案コンテンツとして表示可能な数を超えている場合には、各質問に関する情報に基づいて、提案コンテンツとして表示する質問を選別する。例えば、提案部33は、質問に対する回答数が所定数以上(あるいは所定数未満)の質問や、ユーザの属性情報等といったユーザ情報と関連性が高い質問、ユーザが過去に回答した質問と類似する質問、回答することで得られる報酬が高い質問、投稿日が新しい質問等を提案コンテンツとして表示する質問として選別する。
【0058】
また、提案部33は、提案コンテンツとして複数の質問を提案する場合、質問に対する回答数や、ユーザの属性情報等といったユーザ情報との関連度合い、ユーザが過去に回答した質問との類似度合い、回答することで得られる報酬、投稿日等に基づいて、質問の表示順を決定する。
【0059】
また、提案部33は、提案コンテンツにおける各質問について、質問の状態を示すアイコン画像を質問のサムネイル画像として決定する。例えば、提案部33は、アイコン情報42を参照して、質問に対する回答数(回答したユーザ数)からサムネイル画像となるアイコン画像を決定(選択)する。アイコン画像の選択は、回答数に限らず、投稿日や、回答の内容(ネガティブな回答が多いか、ポジティブな回答が多いか等)に基づいて行われてもよい。
【0060】
ここで、
図6を用いて、質問のサムネイル画像として表示されるアイコン画像について説明する。
図6は、質問のサムネイル画像として表示されるアイコン画像の表示例を示す図である。なお、
図6に示すアイコン画像は、
図5に示すアイコン情報42に基づいているものとする。
【0061】
図6に示すように、提案部33は、回答数が0-4件で回答受付中の質問におけるサムネイル画像として、アイコン情報42におけるアイコンID「I1」のアイコン情報「みんな教えて」のアイコン画像を表示する。
【0062】
また、
図6に示すように、提案部33は、回答数が11件で回答受付終了(募集終了)の質問におけるサムネイル画像として、アイコン情報42におけるアイコンID「I4」のアイコン情報「回答N件」のアイコン画像を選択し、「回答11件」のアイコン画像を表示する。このように、質問の状態を示すアイコン画像を表示することで、ユーザが質問の状態を視覚的に容易に把握することができる。
【0063】
また、
図6に示すように、提案コンテンツの質問は、回答募集中の質問と、回答募集が終了した質問とを含んでもよい。
【0064】
また、提案部33は、判定部32によって所定の条件を満たさないと判定されたユーザに対してタブに関連する投稿の閲覧を提案する。具体的には、提案部33は、質問および回答とともに、ユーザによる回答の投稿を禁止する(閲覧のみ許可する)表示を含む提案コンテンツを生成する。
【0065】
表示処理部34は、ユーザ端末100に各種情報を表示する。例えば、表示処理部34は、所定の条件を満たすと判定したユーザに対しては、ユーザが選択したタブに関連するタブコンテンツおよび生成した提案コンテンツをユーザ端末100に表示する。
【0066】
また、表示処理部34は、所定の条件を満たさないと判定したユーザに対しては、例えば、タブコンテンツのみを表示する。また、表示処理部34は、所定の条件を満たさないと判定したユーザに対して、質問および回答と、ユーザによる回答を禁止する表示とを含んだ提案コンテンツを表示してもよい。
【0067】
また、表示処理部34は、例えば、回答募集中の質問をユーザが選択した場合には、回答を投稿するための専用フォーム画面(所定の条件を満たすユーザのみ)と、他ユーザの回答とを表示する。また、表示処理部34は、例えば、回答募集が終了した質問をユーザが選択した場合には、他ユーザの回答を表示する。
【0068】
また、表示処理部34は、他ユーザの回答を表示する際、他ユーザに関する情報を併せて表示してもよい。例えば、表示処理部34は、提案部33の提案コンテンツを介して回答を投稿したことを示す表示を行う。これにより、提案コンテンツを介して質問に関連する(例えば、質問の内容に詳しい)他ユーザが回答したか、Q&Aサイト等の別ドメインにて質問との関連が不明な他ユーザが回答したかを把握できる。
【0069】
さらに、表示処理部34は、提案コンテンツを介して回答を投稿したことを示す表示とともに、回答した他ユーザの属性情報(30代主婦、子供あり等)を表示してもよい。
【0070】
取得部35は、受付部31が受け付けたユーザの投稿を閲覧した他ユーザの反応を示す反応情報を取得する。具体的には、取得部35は、提案コンテンツの質問に対する回答の投稿を閲覧した他ユーザの反応を示す反応情報を取得する。
【0071】
反応情報は、例えば、回答に賛同するボタン(いいね!ボタン等)を押下したか否かや、回答に対するコメントの投稿有無およびコメントの投稿内容を含む。
【0072】
寄与度生成部36は、反応情報に基づいて、質問の解決に対する寄与度合いを示す寄与度情報を生成する。例えば、寄与度生成部36は、反応情報から抽出される特徴情報と、寄与度合いを示すスコアとをデータセットとして学習したモデルに反応情報を入力することで、出力されたスコアを寄与度合いとした寄与度情報を生成する。特徴情報は、例えば、回答に賛同するボタンを押下したユーザ数や、回答に対してコメントを投稿したユーザ数、質問の内容が解決したことを示す投稿内容を含む。
【0073】
また、寄与度生成部36は、モデルに限らず、例えば、回答に賛同するボタンを押下したユーザ数が多い程、または、回答に対してコメントを投稿したユーザ数が多い程、または、質問の内容が解決したことを示す投稿内容の数が多い程、寄与度合いが高くなるようにしてもよい。
【0074】
提供部37は、生成した寄与度情報に基づいた情報を、回答を行ったユーザに対して提供する。例えば、提供部37は、
図1Bで示したように、寄与度情報に基づいた情報である「あなたの回答が〇人の役に立ちました!」といった情報をユーザ端末100に表示する。つまり、提供部37は、質問に対するユーザの回答により解決したユーザの数を示す情報を表示により提供する。
【0075】
なお、提供部37は、ユーザが所定の操作を行った場合に限り、生成した寄与度情報に基づいた情報を提供してもよい。例えば、提供部37は、回答した質問が紐づいたタブがユーザによって選択された場合、すなわち、回答した質問が紐づいたタブのタブコンテンツ(および提案コンテンツ)を表示する場合に限り、寄与度情報に基づいた情報を併せて表示するようにしてもよい。
【0076】
あるいは、提供部37は、回答した日時から所定期間後に、寄与度情報に基づいた情報をプッシュ通知により提供してもよい。
【0077】
次に、
図7および
図8を用いて、実施形態に係る情報処理装置1が実行する処理の処理手順について説明する。
図7は、実施形態に係る情報処理装置1が実行する処理その1の処理手順を示すフローチャートである。
図8は、実施形態に係る情報処理装置1が実行する処理その2の処理手順を示すフローチャートである。
【0078】
まず、
図7を用いて、情報処理装置1が実行する処理その1について説明する。
【0079】
図7に示すように処理その1では、制御部3は、まず、ユーザからタブの選択を受け付ける(ステップS101)。
【0080】
つづいて、制御部3は、タブを受け付けたユーザがタブに関連する所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップS102)。
【0081】
制御部3は、ユーザが所定の条件を満たす場合(ステップS102:Yes)、かかるユーザに対してタブに関連する投稿を提案する提案コンテンツを生成する(ステップS103)。
【0082】
つづいて、制御部3は、選択されたタブに関連するタブコンテンツと、生成した提案コンテンツとをユーザ端末100に表示し(ステップS104)、処理を終了する。
【0083】
一方、ステップS102において、制御部3は、ユーザが所定の条件を満たさない場合(ステップS102:No)、かかるユーザに対して選択されたタブに関連するタブコンテンツを表示し(ステップS105)、処理を終了する。つまり、提案コンテンツを表示しない。
【0084】
次に、
図8を用いて、情報処理装置1が実行する処理その2について説明する。
【0085】
図8に示す処理その2では、制御部3は、まず、提案コンテンツである質問に対する回答を受け付ける(ステップS201)。
【0086】
つづいて、制御部3は、受け付けた回答を他ユーザに表示する(ステップS202)。
【0087】
つづいて、制御部3は、回答に対する他ユーザの反応情報を取得する(ステップS203)。
【0088】
つづいて、制御部3は、反応情報に基づいて、寄与度情報を生成する(ステップS204)。
【0089】
つづいて、制御部3は、寄与度情報に基づいた情報を生成する(ステップS205)。
【0090】
つづいて、制御部3は、生成した情報を、ユーザに対して提供し(ステップS206)、処理を終了する。
【0091】
〔その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の一部を手動的に行うこともできる。あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0092】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0093】
例えば、
図3に示した記憶部4の一部又は全部は、各装置によって保持されるのではなく、ストレージサーバ等に保持されてもよい。この場合、各装置は、ストレージサーバにアクセスすることで、各種情報を取得する。
【0094】
〔ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置1は、例えば
図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。
図9は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
【0095】
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一時的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。
【0096】
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
【0097】
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
【0098】
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0099】
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
【0100】
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置1として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部3の機能を実現する。
【0101】
〔効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置1は、表示処理部34と、判定部32と、提案部33とを備える。表示処理部34は、ユーザ端末100に表示された複数のタブの中からユーザが選択したタブに関連するタブコンテンツを表示する。判定部32は、タブを選択したユーザがタブに関連する所定の条件を満たすか否かを判定する。提案部33は、所定の条件を満たすユーザに対してタブに関連する投稿を提案する。このような構成により、適切なユーザに対して投稿を提案することができる。
【0102】
また、実施形態に係る情報処理装置1は、取得部35と、寄与度生成部36(生成部)と、提供部37とを備える。取得部35は、質問に対するユーザの回答を閲覧した他ユーザの反応を示す反応情報を取得する。寄与度生成部36は、取得した反応情報に基づいて、質問の解決に対する寄与度合いを示す寄与度情報を生成する。提供部37は、生成した寄与度情報に基づいた情報を、回答を行ったユーザに対して提供する。このような構成により、ユーザが質問に回答する意欲を高めることができる。
【0103】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0104】
〔その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0105】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0106】
また、上述してきた実施形態に記載した各処理は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0107】
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、制御部3は、制御手段や制御回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0108】
1 情報処理装置
2 通信部
3 制御部
4 記憶部
31 受付部
32 判定部
33 提案部
34 表示処理部
35 取得部
36 寄与度生成部
37 提供部
41 ユーザ情報
42 アイコン情報
100 ユーザ端末
S 情報処理システム