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▶ 高橋 敏生の特許一覧

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  • 特開-3WAY立体ゴルフボールマーカー 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024041011
(43)【公開日】2024-03-26
(54)【発明の名称】3WAY立体ゴルフボールマーカー
(51)【国際特許分類】
   A63B 57/30 20150101AFI20240318BHJP
   A63B 57/35 20150101ALI20240318BHJP
   A63B 102/32 20150101ALN20240318BHJP
【FI】
A63B57/30
A63B57/35
A63B102:32
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022158921
(22)【出願日】2022-09-13
(71)【出願人】
【識別番号】501305578
【氏名又は名称】高橋 敏生
(72)【発明者】
【氏名】高橋 敏生
(57)【要約】
【課題】ゴルフプレーのグリーン上で使用するゴルフボールマーカーを平面状態から容易に立体化し、かつ使用場面に応じて大小2種類の大きさで使い分けが可能な3WAYゴルフボールマーカーを提供する。
【解決手段】円形または多角形の平面を備えた平板上の1の部材、1の部材に2の形状の接着剤や両面テープで貼り付けられた弓型の形状かつ、弓型の本体上に長方形の切り抜き部分5を備えた3の部材、3の部材の弓型に切り込まれた円形部分に収まる円形状で脱着可能かつ、離脱時に3の部材の5の切り抜き部分に挿入することで垂直に起立し、離脱時に単独で使用することで本体よりも小さなサイズのゴルフボールマーカーとして使用可能にした。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
円形または多角形の平面を備えた平板上の1の部材、1の部材に2の形状の接着剤や両面テープで貼り付けられた弓型の形状かつ、弓型の本体上に長方形の切り抜き部分5を備えた3の部材、3の部材の弓型に切り込まれた円形部分に収まる円形状で脱着可能かつ、離脱時に3の部材の5の切り抜き部分に挿入することで垂直に起立し、離脱時に単独で使用することで本体よりも小さなサイズのゴルフボールマーカーとして使用可能な4の部材を有するゴルフボールマーカー。
【請求項2】
上記3の部材は弾性回復が可能な素材を用い、1の部材と3の部材を接着する場合、2の接着剤や両面テープの形状にすることで3の部材の弓型の先端部分は接着しないことになり、その先端部分の形状は一時的に外部の力により変形することが可能になるゴルフボールマーカー。
【請求項3】
上記4の部材の直径は3の部材の弓型に切り込まれた円形部分の直径より大きく、4の部材を3の部材の弓型の切り抜かれた円形部にはめ込むことで弓型の形状が広がり、弾性回復が作用し、3の部材を挟み収めることができるゴルフボールマーカー。
【請求項4】
上記4の部材は3の部材から容易に脱着できるように3の部材の切り込み部から4の部材の側面が直接指に触れる大きさであるゴルフボールマーカー。
【請求項5】
上記4の部材を離脱し3の部材の5の切り抜き部分に挿入することで垂直に起立するゴルフボールマーカー。
【請求項6】
図2図4に示す3の部材の5の切り抜き部分の大きさ、長辺a、短辺bは4の部材を離脱し挿入した際に底面が突き抜けないかつ、浮き出過ぎず安定する大きさを下記の計算式で求めることができる。
b=4の部材の厚さ(dとする)の誤差±5%以下
√a=(c-(c-d))×2の誤差±5%以下
【請求項7】
1の部材は金属や磁気内蔵金属素材を用いることで磁器によって収納される目的のクリップに対応するゴルフボールマーカー。
【請求項8】
3の部材は本体から離脱時に単独で使用可能なゴルフボールマーカー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴルフ競技において使用されるゴルフボールマーカーに関する。ゴルフボールマーカーは、単にゴルフマーカーと称されることもある。
【背景技術】
【0002】
従来から、グリーン上でボールを拾い上げる際にその位置をマークするゴルフボールマーカーとして円盤状(コイン状)のものがよく使用されている。プレーヤーはプレー中に大きさの異なるボールマーカーを複数個携帯するが、携帯の方法はポケットに入れたり、ボールマーカーに磁石を用いて磁気吸引により着脱可能に保持できるようにし、クリップ等を介してプレーヤーの衣服や帽子に取り付けたりしている。このようなホルダー付きのグリーンマーカーが提案されている(特許文献1)。また、ゴルフプレーヤーは、プレーによってグリーン上のカップから離れた位置でもボールマーカーを確認するために立体的なゴルフボールマーカーも提案されている。(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013-183774
【特許文献2】特開2017-035501
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
平面状態での使用のみならず、立体化することにより遠方からの視認性に優れ、かつ使用場面に応じて2種類の大きさのゴルフボールマーカーを使用でき、底面に金属板や磁気内蔵金属板を有することで金属製クリップや磁気内蔵クリップなどに収めることが可能な3WAY立体ゴルフボールマーカーを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、円形または多角形の平面を備えた平板上の1の部材、1の部材に2の形状の接着剤や両面テープで貼り付けられた弓型の形状かつ、弓型の本体上に長方形の切り抜き部分5を備えた3の部材、3の部材の弓型に切り込まれた円形部分に収まる円形状で脱着可能かつ、離脱時に3の部材の5の切り抜き部分に挿入することで垂直に起立し、離脱時には単独でゴルフボールマーカーとして使用可能な4の部材を有するゴルフボールマーカー。
また、図1図3に示す2の部材の5の切り抜き部分の大きさ、長辺a、短辺bは4の部材を離脱し挿入した際に底面が突き抜けないかつ、浮き出過ぎず安定する大きさを下記の計算式で求めることができる。
b=4の部材の厚さ(dとする)の誤差±5%以下
√a=(c-(c-d))×2の誤差±5%以下
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、従来の平面上のゴルフボールマーカーとしての使用だけでなく、容易に立体化することにより遠方からの視認性に優れ肉眼で確認できるゴルフボールマーカーに変化することができる。
【0007】
また、従来は他のプレーヤーのボールが密集する場面で使用ために小さなサイズのゴルフボールマーカーを所持しているが、離脱した4の部材を単独でゴルフボールマーカーとして使用することで、複数所持する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明のゴルフボールマーカーの立体時上部からの斜視図である
図2】本発明のゴルフボールマーカーの通常時の平面図である
図3】本発明のゴルフボールマーカーの底面図である
図4】本発明のゴルフボールマーカーの4の部材の離脱時の平面図である
図5】本発明のゴルフボールマーカーの立体時の平面図である
図6】本発明のゴルフボールマーカーの立体時の側面図である
図7】本発明のゴルフボールマーカーの立体時正面の側面図である
図8】本発明のゴルフボールマーカー通常時の斜視図である
図9】本発明のゴルフボールマーカー4の部材の離脱時の斜視図である
図10】本発明のゴルフボールマーカーの分解斜視図である
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は本発明に係る実施例である。3の部材の弓型の部分に弾性回復の作用で固定されている4の部材を取り出し、3の部材の長方形の切り込み部分5に挿入することで4は垂直に起立することができるようにした。
【0010】
図9は本発明に係る実施例である。3の部材の弓型の部分に弾性回復の作用で固定されている4の部材を取り出し、そのまま使用することができる。
【0011】
図8は本発明に係る実施例である。通常使用時には4の部材を3の部材の弓型の部分に弾性回復の作用で固定することができ、一体化した一つのゴルフボールマーカーとして使用することができる。
【符号の説明】
【0012】
1 ゴルフボールマーカー土台
2 接着剤または両面テープ
3 ゴルフボールマーカー部材1
4 ゴルフボールマーカー部材2
5 切り抜き部
a 切り抜き部長辺
b 切り抜き部短辺
c 4の半径
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10