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  • 特開-二色電球 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024041023
(43)【公開日】2024-03-26
(54)【発明の名称】二色電球
(51)【国際特許分類】
   F21K 9/238 20160101AFI20240318BHJP
   F21K 9/232 20160101ALI20240318BHJP
   F21K 9/235 20160101ALI20240318BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20240318BHJP
   F21Y 113/10 20160101ALN20240318BHJP
【FI】
F21K9/238
F21K9/232 100
F21K9/235
F21Y115:10
F21Y113:10
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023027837
(22)【出願日】2023-02-24
(31)【優先権主張番号】202211110760.9
(32)【優先日】2022-09-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】523068536
【氏名又は名称】東莞聖柏電子有限公司
【氏名又は名称原語表記】DongGuan SAMPO Electronics Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Building B, Sintave Industrial Park, Lundu Road, QiSha Village ShaTian Town, DongGuan City, Guangdong Province, ZIP CODE 523000,CN
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】楽百川
(57)【要約】      (修正有)
【課題】電球に2つの異なる色の光を発光させることができる二色電球を提供する。
【解決手段】口金と、ベース2と、グローブ1と、LEDランプ実装基板とを含み、ベース2の下端には金属リング3が嵌設され、口金に接続される。口金には、第1接点および第2接点が設けられ、LEDランプ実装基板には、第1発光回路および第2発光回路が設けられ、金属リング3は、第1発光回路の第1端、第2発光回路の第1端に電気的に接続され、第1接点は、第1発光回路の第2端に電気的に接続され、第2接点は、第2発光回路の第2端に電気的に接続される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
口金と、ベースと、グローブと、LEDランプ実装基板とを含み、前記ベースの下端は口金に接続され、前記ベースの上端はグローブに接続され、前記LEDランプ実装基板はベースに設けられ、前記ベースの下端には金属リングが嵌設され、前記口金には、第1接点および第2接点が設けられ、前記LEDランプ実装基板には、第1発光回路および第2発光回路が設けられ、前記金属リングは、前記第1発光回路の第1端、第2発光回路の第1端に電気的に接続され、前記第1接点は、前記第1発光回路の第2端に電気的に接続され、前記第2接点は、前記第2発光回路の第2端に電気的に接続されることを特徴とする、二色電球。
【請求項2】
前記第1発光回路は、1つの第1LED回路、または互いに並列に接続された複数の第1LED回路を含むことを特徴とする、請求項1に記載の二色電球。
【請求項3】
前記第1LED回路は、複数の第1LEDランプを直列に接続することによって形成されることを特徴とする、請求項2に記載の二色電球。
【請求項4】
前記第1LEDランプは、白色光LEDランプであることを特徴とする、請求項3に記載の二色電球。
【請求項5】
前記第1発光回路は、さらにダイオードD1を含み、前記ダイオードD1は、前記第1LED回路に接続されることを特徴とする、請求項3に記載の二色電球。
【請求項6】
前記第2発光回路は、1つの第2LED回路、または互いに並列に接続された複数の第2LED回路を含むことを特徴とする、請求項1に記載の二色電球。
【請求項7】
前記第2LED回路は、複数の第2LEDランプを直列に接続することによって形成されることを特徴とする、請求項6に記載の二色電球。
【請求項8】
前記第2LEDランプは、黄色光LEDランプであることを特徴とする、請求項7に記載の二色電球。
【請求項9】
前記第2発光回路は、さらにダイオードD2を含み、前記ダイオードD2は、前記第2LED回路に接続されることを特徴とする、請求項7に記載の二色電球。
【請求項10】
前記グローブは、PC材料製の射出成形部品であることを特徴とする、請求項1に記載の二色電球。
【請求項11】
前記口金は、E27口金、G125口金およびG95口金を含むことを特徴とする、請求項1に記載の二色電球。
【請求項12】
前記金属リングには複数のピンが設けられ、前記ベースには、前記ピンに対応するジャックが設けられることを特徴とする、請求項1に記載の二色電球。
【請求項13】
前記ピンの数は4本であり、4本の前記ピンは、前記金属リングの内側に均等に分布されることを特徴とする、請求項12に記載の二色電球。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ねじ込み型口金の技術分野に関し、特に二色電球に関する。
【背景技術】
【0002】
既存のLED電球は主に2種類に分類され、第1種類の電球はAC商用電源の入力を利用し、その電球には2つの接点があり、1つの接点はAC商用電源の活線に接続され、もう1つはAC商用電源の中性線に接続され、このような電球内には、ドライバーが含まれ、ドライバーが発熱すると、電球全体の温度が上昇するため、このような電球は、調光可能な二色電球として製造することができるが、その技術案は比較的複雑であり、製造コストが高い。
【0003】
第2種類は低圧電球であり、このような電球には2つの接点があり、1つの接点はDC+極に接続され、もう1つはDC-極に接続され、このような電球内には、ドライバーが含まれず、2つの接点のみが含まれるため、電球の内部に1列のランプビーズだけを取り付けることができ、つまり、1つの電球は、1色の光しか発することができず、調光可能な二色電球の要件を満たすことができない。
【発明の概要】
【0004】
上記の課題を解決するために、本発明の主な目的は、電球に二色の光を発させることができる二色電球を提供することである。
【0005】
上記の目的を達成するために、本発明が採用する技術的解決手段は次のとおりである。
【0006】
二色電球であって、口金と、ベースと、グローブと、LEDランプ実装基板とを含み、前記ベースの下端は口金に接続され、前記ベースの上端はグローブに接続され、前記LEDランプ実装基板はベースに設けられ、前記ベースの下端には金属リングが嵌設され、前記口金には、第1接点および第2接点が設けられ、前記LEDランプ実装基板には、第1発光回路および第2発光回路が設けられ、前記金属リングは、前記第1発光回路の第1端、第2発光回路の第1端に電気的に接続され、前記第1接点は、前記第1発光回路の第2端に電気的に接続され、前記第2接点は、前記第2発光回路の第2端に電気的に接続される。
【0007】
さらに、前記第1発光回路は、1つの第1LED回路、または互いに並列に接続された複数の第1LED回路を含む。
【0008】
さらに、前記第1LED回路は、複数の第1LEDランプを直列に接続することによって形成される。
【0009】
さらに、前記第1LEDランプは、白色光LEDランプである。
【0010】
さらに、前記第1発光回路は、さらにダイオードD1を含み、前記ダイオードD1は、前記第1LED回路に接続される。
【0011】
さらに、前記第2発光回路は、1つの第2LED回路、または互いに並列に接続された複数の第2LED回路を含む。
【0012】
さらに、前記第2LED回路は、複数の第2LEDランプを直列に接続することによって形成される。
【0013】
さらに、前記第2LEDランプは、黄色光LEDランプである。
【0014】
さらに、前記第2発光回路は、さらにダイオードD2を含み、前記ダイオードD2は、前記第2LED回路に接続される。
【0015】
さらに、前記グローブは、PC材料製の射出成形部品である。
【0016】
さらに、前記口金は、E27口金、G125口金およびG95口金を含む。
【0017】
さらに、前記金属リングには複数のピンが設けられ、前記ベースには、前記ピンに対応するジャックが設けられる。
【0018】
さらに、前記ピンの数は4本であり、4本の前記ピンは、前記金属リングの内側に均等に分布される。
【0019】
本発明の有益な効果は次のとおりである。
【0020】
本発明では、前記ベースの下端には金属リングが嵌設され、前記口金には、第1接点および第2接点が設けられ、前記LEDランプ実装基板には、第1発光回路および第2発光回路が設けられ、前記金属リングは、前記第1発光回路の第1端、第2発光回路の第1端に電気的に接続され、前記第1接点は、前記第1発光回路の第2端に電気的に接続され、前記第2接点は、前記第2発光回路の第2端に電気的に接続される。本発明は、従来の電球をベースとして金属リングを追加し、つまり、第3接点を追加したことに相当することで、電球の内部に2列の発光回路を設けることができ、各発光回路は1色の光を発することができるため、電球に2つの異なる色の光を発させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の構造を示す模式図である。
図2】本発明の前記ベースの構造図である。
図3】本発明の前記金属リングの構造図である。
図4】本発明の前記LEDランプ実装基板の回路図である。
図5】本発明の前記ベースと前記口金を接続した様子を示す模式図である。
図6】本発明の前記口金の構造図である。
図7】本発明の前記ベースを別の角度から見た様子を示す構造図である。
図8】本発明の前記LEDランプ実装基板の構造図である。
【0022】
参照番号の説明:1.グローブ;2.ベース;3.金属リング;4.ジャック;5.ピン;6.第1接点;7.第2接点;8.LEDランプ実装基板;9.LEDランプ;10.口金;11.ランプ実装基板マウント。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図1~8を参照し、本発明は、二色電球に関し、口金10と、ベース2と、グローブ1と、LEDランプ実装基板8とを含み、前記ベース2の下端は口金10に接続され、前記ベース2の上端はグローブ1に接続され、前記LEDランプ実装基板8はベース2に設けられ、前記ベース2の下端には金属リング3が嵌設され、前記口金10には、第1接点6および第2接点7が設けられ、前記LEDランプ実装基板8には、第1発光回路および第2発光回路が設けられ、前記金属リング3は、前記第1発光回路の第1端、第2発光回路の第1端に電気的に接続され、前記第1接点6は、前記第1発光回路の第2端に電気的に接続され、前記第2接点7は、前記第2発光回路の第2端に電気的に接続される。
【0024】
上記の解決手段では、本発明は、従来の電球をベースとして金属リング3を追加し、つまり、第3接点を追加したことに相当することで、電球の内部に2列の発光回路を設けることができ、各発光回路は1色の光を発することができるため、電球に2つの異なる色の光を発させることができる。
【0025】
本実施例では、前記第1発光回路は、1つの第1LED回路、または互いに並列に接続された複数の第1LED回路を含む。さらに、前記第1LED回路は、複数の第1LEDランプを直列に接続することによって形成される。さらに、前記第1LEDランプは、白色光LEDランプである。さらに、前記第1発光回路は、さらにダイオードD1を含み、前記ダイオードD1は、前記第1LED回路に接続される。
【0026】
本実施例では、前記第2発光回路は、1つの第2LED回路、または互いに並列に接続された複数の第2LED回路を含む。さらに、前記第2LED回路は、複数の第2LEDランプを直列に接続することによって形成される。さらに、前記第2LEDランプは、黄色光LEDランプである。さらに、前記第2発光回路は、さらにダイオードD2を含み、前記ダイオードD2は、前記第2LED回路に接続される。
【0027】
本実施例では、前記グローブ1は、プラスチック製グローブ1およびガラス製グローブ1を含む。さらに、前記プラスチック製グローブ1は、PC材料製の射出成形部品である。前記口金10は、E27口金10、G125口金10およびG95口金10を含む。本実施例では、前記金属リング3には複数のピン5が設けられ、前記ベース2には、前記ピン5に対応するジャック4が設けられる。さらに、前記ピン5の数は4本であり、4本の前記ピン5は、前記金属リング3の内側に均等に分布され、ここで、前記ピン5を前記ジャック4に挿入することで、前記金属リング3を前記ベース2に取り付けることができ、取り付けや取り外しは非常に便利である。
【0028】
本実施例では、前記ベース2の内壁には、複数のランプ実装基板マウント11が設けられ、前記LEDランプ実装基板8は、複数の前記ランプ実装基板マウント11に被せられ、前記LEDランプ実装基板8には、複数のLEDランプ9が配置され、LEDランプ9は、白色光LEDランプと黄色光LEDランプを含む。
【0029】
本発明では、LED電球を2つの接点から3つの接点を有するものに改造し、接点が1つ多くなるため、電球内には白色光と黄色光をそれぞれ発する2列のLEDランプビーズを取り付けることができ、2つの異なる色の光を発することができるため、第2種類の従来の電球と比較してより多くの機能を備える。本発明は、ドライバーを含まないため、第1種類の従来の電球と比較して、コストが低く、耐用年数が長く、低圧で安全である。本発明に記載の金属リング3によって、様々な種類の電球(E27、G125、G95など)を3接点LED電球に改造することができる。
【0030】
上記の実施形態は、本発明の好ましい実施形態を説明するためのものに過ぎず、本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の設計精神から逸脱することなく、本発明の技術的解決手段に対して当業者によって行われた様々な変形や改良は全て、本発明の特許請求の範囲によって確定された保護範囲に含まれるものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8