(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024041109
(43)【公開日】2024-03-27
(54)【発明の名称】ブロックチェーンと既存網との接続方法
(51)【国際特許分類】
G06F 21/62 20130101AFI20240319BHJP
H04N 23/60 20230101ALI20240319BHJP
【FI】
G06F21/62
H04N5/232 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022145751
(22)【出願日】2022-09-14
(71)【出願人】
【識別番号】722007873
【氏名又は名称】伊藤 治夫
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 治夫
【テーマコード(参考)】
5C122
【Fターム(参考)】
5C122DA01
5C122EA07
5C122GC15
(57)【要約】 (修正有)
【課題】自律分散ネットワーク即ちブロックチェーンと既に構築されているネットワーク即ち既存網との接続において、既存網がブロックチェーンに潜む悪質な使用者が行う襲撃を防護し、既存網のセキュリティ低下を防止する光学的転送を活用する接続方法を提供する。
【解決手段】光学的転送手法で、ネットワーク即ち既存網1からブロックチェーン4へと一方方向にだけ情報6を転送する。既存網に接続された電子的な表示装置2の画面3を、ブロックチェーンに接続されたCMOSアレイの撮像素子や光学レンズ付電子的カメラ5で撮像してブロックチェーンに情報を転送することにより、撮像された画像即ち情報が既存網からブロックチェーンへと一方方向にだけ転送されるようにする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光学的転送手法で既存網からブロックチェーンへと一方方向にだけ情報を転送する既存網とブロックチェーンとの接続方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自律分散ネットワーク即ちブロックチェーンと既に構築されているネットワーク即ち既存網との接続において、既存網がブロックチェーンに潜む悪質な使用者が行う襲撃を防護して既存網のセキュリティ低下防止に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ブロックチェーンは多種多様な分野に活用される技術である。
【0003】
既存網は社会基盤を構成する重要な生活インフラストラクチャーである。
【0004】
ブロックチェーンも既存網も情報通信技術によるもので容易に電気的に接続が可能である利便性がある。しかしネットワークに潜む悪質な使用者が行う行為から既存網を防御するには安定したシステムに手を加える必要があり既存網が不安定となる危険性がある問題があった。
【0005】
この改善策として、ブロックチェーンと既存網との接続に光学的転送を活用する方法がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】森川夢佑斗著 未来IT図解 これからのブロックチェーンビジネス (エムディエヌコーポレーション)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
解決しようとする問題点は、既存網とブロックチェーンの電子的接続では双方向に情報を転送できるため最新の技術を利用した網に対して特に既存網のセキュリティ維持が容易ではない点である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、光学的転送手法で一方方向にだけ情報を転送すること事を最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、既存網に接続された電子的な表示装置の画面をブロックチェーンに接続されたCMOSアレイの撮像素子や光学レンズ付電子的カメラで撮像してブロックチェーンに情報を転送することで、撮像された画像即ち情報が既存網からブロックチェーンへと一方方向にだけ転送されるので既存網がブロックチェーンから襲撃されない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1は光学的転送手法で既存網からブロックチェーンへと一方方向にだけ情報を転送する説明図である。(実施例)
【発明を実施するための形態】
【0012】
銀行網に代表される既存網1に接続された電子的な表示装置2で利用者が表示させた画面3をブロックチェーン4に接続された光学レンズ付電子的カメラ5で構成したブロックチェーン4と既存網1の接続方法である。
【0013】
既存網の利用者が表示させた画面3をブロックチェーン4にとって必要な情報6を取込むことを表している。
【0014】
情報6は例えば金融情報の振込画面が代表例である。
【0015】
光学レンズ付電子的カメラ5はCMOSアレイの撮像素子シートなどで代用できる。
【産業上の利用可能性】
【0016】
図1の実施例は、既存網からブロックチェーンへと一方方向にだけ情報を転送することで既存網がブロックチェーンに潜む悪質な使用者が行う襲撃を防護して既存網のセキュリティ維持が見込めるため既存網を今まで通り利用できる。
【0017】
この接続方法は既存網のセキュリティ低下防止の工事を必要としない。
【符号の説明】
【0018】
1 銀行網に代表される既存網
2 電子的な表示装置
3 利用者が表示させた画面
4 ブロックチェーン
5 光学レンズ付電子的カメラ
6 情報