(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024004136
(43)【公開日】2024-01-16
(54)【発明の名称】遊技台保持装置
(51)【国際特許分類】
A63F 7/02 20060101AFI20240109BHJP
【ＦＩ】
A63F7/02 349A
【審査請求】有
【請求項の数】14
【出願形態】ＯＬ
(21)【出願番号】P 2022103634
(22)【出願日】2022-06-28
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-02-13
(71)【出願人】
【識別番号】000108247
【氏名又は名称】株式会社ジェッター
(74)【代理人】
【識別番号】100197642
【弁理士】
【氏名又は名称】南瀬 透
(74)【代理人】
【識別番号】100099508
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 久
(74)【代理人】
【識別番号】100096105
【弁理士】
【氏名又は名称】天野 広
(74)【代理人】
【識別番号】100182567
【弁理士】
【氏名又は名称】遠坂 啓太
(74)【代理人】
【識別番号】100219483
【弁理士】
【氏名又は名称】宇野 智也
(72)【発明者】
【氏名】藤原 国明
【テーマコード（参考）】
2C088
【Ｆターム（参考）】
2C088EA43
(57)【要約】
【課題】遊技台を固定するためのレバーが意図しない外力によっても動かないようにする。
【解決手段】遊技台保持装置(500)は、遊技台(700)の右側面(700A)から遊技台(700)を支える側部支持ユニット(520)と、トリガーユニット(550)と、トリガーユニット(550)と側部支持ユニット(520)とを作動的に連結する第四リンク部材(570)と、を備える。操作レバー(522)を反時計回りの方向(R)に回動させることにより、側部支持ユニット(520)の接触パッド(533)が回動し、遊技台(700)の右側面(700A)に当接する。
【選択図】図４
【解決手段】遊技台保持装置(500)は、遊技台(700)の右側面(700A)から遊技台(700)を支える側部支持ユニット(520)と、トリガーユニット(550)と、トリガーユニット(550)と側部支持ユニット(520)とを作動的に連結する第四リンク部材(570)と、を備える。操作レバー(522)を反時計回りの方向(R)に回動させることにより、側部支持ユニット(520)の接触パッド(533)が回動し、遊技台(700)の右側面(700A)に当接する。
【選択図】図４
【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技台を当該遊技台の周囲に配置されている枠に対して解除可能に保持する遊技台保持装置であって、
前記枠に固定されたベース部材と、
前記遊技台の上方において前記ベース部材に取り付けられ、前記遊技台の側部を支持する側部支持ユニットと、
前記ベース部材に取り付けられたトリガーユニットと、
前記側部支持ユニットと前記トリガーユニットとを作動的に連結する第四リンク部材と、
を備え、
前記側部支持ユニットは前記遊技台の上方の一点を中心として回動可能である接触パッドを備えており、
前記接触パッドは、前記遊技台の前記側部に接触する第一位置と、前記遊技台の前記側部とは接触していない第二位置との間において回動可能であり、
前記トリガーユニットは前記遊技台の上方において上下方向に移動可能であることを特徴とする遊技台保持装置。
前記枠に固定されたベース部材と、
前記遊技台の上方において前記ベース部材に取り付けられ、前記遊技台の側部を支持する側部支持ユニットと、
前記ベース部材に取り付けられたトリガーユニットと、
前記側部支持ユニットと前記トリガーユニットとを作動的に連結する第四リンク部材と、
を備え、
前記側部支持ユニットは前記遊技台の上方の一点を中心として回動可能である接触パッドを備えており、
前記接触パッドは、前記遊技台の前記側部に接触する第一位置と、前記遊技台の前記側部とは接触していない第二位置との間において回動可能であり、
前記トリガーユニットは前記遊技台の上方において上下方向に移動可能であることを特徴とする遊技台保持装置。
【請求項2】
前記側部支持ユニットは、
操作レバーと、
前記操作レバーと前記接触パッドとを作動的に連結するリンク機構と、
をさらに備え、
前記接触パッドは前記リンク機構を介して前記第一位置と前記第二位置との間を回動するものであることを特徴とする請求項１に記載の遊技台保持装置。
操作レバーと、
前記操作レバーと前記接触パッドとを作動的に連結するリンク機構と、
をさらに備え、
前記接触パッドは前記リンク機構を介して前記第一位置と前記第二位置との間を回動するものであることを特徴とする請求項１に記載の遊技台保持装置。
【請求項3】
前記リンク機構は、
前記ベース部材に対して直立しているベース板と、
第一リンク部材と、
第一部分と、前記第一部分の先端から直角方向に延びる第二部分とを有する第二リンク部材と、
第三リンク部材と、
を備え、
前記第一リンク部材は、その一端において回動可能に前記ベース板に、その他端において回動可能に前記操作レバーにそれぞれ連結されており、
前記第二リンク部材は、前記第一部分の一端において前記第一リンク部材の前記一端より前記遊技台に近い位置で回動可能に前記ベース板に、前記第一部分の他端において前記第一リンク部材の前記他端より前記遊技台に近い位置で回動可能に前記操作レバーにそれぞれ連結されており、
前記接触パッドは前記第三リンク部材を介して前記第二リンク部材の前記第二部分の先端に回動可能に連結されていることを特徴とする請求項２に記載の遊技台保持装置。
前記ベース部材に対して直立しているベース板と、
第一リンク部材と、
第一部分と、前記第一部分の先端から直角方向に延びる第二部分とを有する第二リンク部材と、
第三リンク部材と、
を備え、
前記第一リンク部材は、その一端において回動可能に前記ベース板に、その他端において回動可能に前記操作レバーにそれぞれ連結されており、
前記第二リンク部材は、前記第一部分の一端において前記第一リンク部材の前記一端より前記遊技台に近い位置で回動可能に前記ベース板に、前記第一部分の他端において前記第一リンク部材の前記他端より前記遊技台に近い位置で回動可能に前記操作レバーにそれぞれ連結されており、
前記接触パッドは前記第三リンク部材を介して前記第二リンク部材の前記第二部分の先端に回動可能に連結されていることを特徴とする請求項２に記載の遊技台保持装置。
【請求項4】
前記側部支持ユニットは連結部材をさらに備えており、
前記連結部材は、一端において前記一点を介して回動可能に前記ベース部材に連結されており、他端において前記接触パッドと結合しており、
前記第三リンク部材はその一端には前記第三リンク部材の長さ方向に延びる長孔が形成されており、
前記第二リンク部材の前記第二部分の前記先端は前記長孔を介して前記第三リンク部材に連結しており、
前記第三リンク部材は他端において、前記連結部材の前記一端と前記他端との間において、前記連結部材と回動可能に連結していることを特徴とする請求項３に記載の遊技台保持装置。
前記連結部材は、一端において前記一点を介して回動可能に前記ベース部材に連結されており、他端において前記接触パッドと結合しており、
前記第三リンク部材はその一端には前記第三リンク部材の長さ方向に延びる長孔が形成されており、
前記第二リンク部材の前記第二部分の前記先端は前記長孔を介して前記第三リンク部材に連結しており、
前記第三リンク部材は他端において、前記連結部材の前記一端と前記他端との間において、前記連結部材と回動可能に連結していることを特徴とする請求項３に記載の遊技台保持装置。
【請求項5】
前記第四リンク部材は、前記トリガーユニットに対して前記側部支持ユニットとは反対側の一端において回動可能に前記ベース部材に連結されており、
前記第四リンク部材は、その他端において、前記側部支持ユニットと回動可能に連結され、
前記第四リンク部材は、前記一端及び前記他端の間の一点において前記トリガーユニットと回動可能に連結されており、
前記トリガーユニットが下方にスライドすることにより前記第四リンク部材が前記一点を中心として回動することを特徴とする請求項１乃至４の何れか一項に記載の遊技台保持装置。
前記第四リンク部材は、その他端において、前記側部支持ユニットと回動可能に連結され、
前記第四リンク部材は、前記一端及び前記他端の間の一点において前記トリガーユニットと回動可能に連結されており、
前記トリガーユニットが下方にスライドすることにより前記第四リンク部材が前記一点を中心として回動することを特徴とする請求項１乃至４の何れか一項に記載の遊技台保持装置。
【請求項6】
前記トリガーユニットは、
前記遊技台の上方において前記ベース部材に対して上下方向にスライド可能である基板と、
前記基板を前記ベース部材に対して下方向に付勢する付勢部材と、
前記基板に係合解除可能に係合するストッパーと、
前記ストッパーを前記ストッパーが前記基板に係合する方向に付勢する第二付勢部材と、
を備え、
前記基板は前記第四リンク部材と回動可能に連結されており、
前記ストッパーの前記基板に対する係合を解除することにより、前記基板は前記付勢部材の付勢力を受けて下方に移動することを特徴とする請求項５に記載の遊技台保持装置。
前記遊技台の上方において前記ベース部材に対して上下方向にスライド可能である基板と、
前記基板を前記ベース部材に対して下方向に付勢する付勢部材と、
前記基板に係合解除可能に係合するストッパーと、
前記ストッパーを前記ストッパーが前記基板に係合する方向に付勢する第二付勢部材と、
を備え、
前記基板は前記第四リンク部材と回動可能に連結されており、
前記ストッパーの前記基板に対する係合を解除することにより、前記基板は前記付勢部材の付勢力を受けて下方に移動することを特徴とする請求項５に記載の遊技台保持装置。
【請求項7】
前記接触パッドを前記第一位置から前記第二位置へ回動させることにより、前記第四リンク部材を介して前記ストッパーは前記基板に係合することを特徴とする請求項６に記載の遊技台保持装置。
【請求項8】
遊技台を当該遊技台の周囲に配置されている枠に対して解除可能に保持する遊技台保持装置であって、
前記遊技台の上方に配置され、前記遊技台の側部を支持する側部支持ユニットと、
前記遊技台の上方に配置され、前記遊技台の上部を支持する上部支持ユニットと、
前記側部支持ユニットと前記上部支持ユニットとを作動的に連結する第四リンク部材と、
を備え、
前記側部支持ユニットは前記遊技台の上方の一点を中心として回動可能である接触パッドを備えており、
前記接触パッドは、前記遊技台の前記側部に接触し、前記遊技台を押圧する第一位置と、前記遊技台の前記側部とは接触していない第二位置との間において回動可能であり、
前記上部支持ユニットは、前記遊技台の上方において上下動可能であり、下方に移動することにより、前記遊技台の上面に接触するものであることを特徴とする遊技台保持装置。
前記遊技台の上方に配置され、前記遊技台の側部を支持する側部支持ユニットと、
前記遊技台の上方に配置され、前記遊技台の上部を支持する上部支持ユニットと、
前記側部支持ユニットと前記上部支持ユニットとを作動的に連結する第四リンク部材と、
を備え、
前記側部支持ユニットは前記遊技台の上方の一点を中心として回動可能である接触パッドを備えており、
前記接触パッドは、前記遊技台の前記側部に接触し、前記遊技台を押圧する第一位置と、前記遊技台の前記側部とは接触していない第二位置との間において回動可能であり、
前記上部支持ユニットは、前記遊技台の上方において上下動可能であり、下方に移動することにより、前記遊技台の上面に接触するものであることを特徴とする遊技台保持装置。
【請求項9】
前記側部支持ユニットは、
操作レバーと、
前記操作レバーと前記接触パッドとを作動的に連結するリンク機構と、
をさらに備え、
前記接触パッドは前記リンク機構を介して前記第一位置と前記第二位置との間を回動するものであることを特徴とする請求項８に記載の遊技台保持装置。
操作レバーと、
前記操作レバーと前記接触パッドとを作動的に連結するリンク機構と、
をさらに備え、
前記接触パッドは前記リンク機構を介して前記第一位置と前記第二位置との間を回動するものであることを特徴とする請求項８に記載の遊技台保持装置。
【請求項10】
前記リンク機構は、
前記ベース部材に対して直立しているベース板と、
第一リンク部材と、
第一部分と、前記第一部分の先端から直角方向に延びる第二部分とを有する第二リンク部材と、
第三リンク部材と、
を備え、
前記第一リンク部材は、その一端において回動可能に前記ベース板に、その他端において回動可能に前記操作レバーにそれぞれ連結されており、
前記第二リンク部材は、前記第一部分の一端において前記第一リンク部材の前記一端より前記遊技台に近い位置で回動可能に前記ベース板に、前記第一部分の他端において前記第一リンク部材の前記他端より前記遊技台に近い位置で回動可能に前記操作レバーにそれぞれ連結されており、
前記接触パッドは前記第三リンク部材を介して前記第二リンク部材の前記第二部分の先端に回動可能に連結されていることを特徴とする請求項９に記載の遊技台保持装置。
前記ベース部材に対して直立しているベース板と、
第一リンク部材と、
第一部分と、前記第一部分の先端から直角方向に延びる第二部分とを有する第二リンク部材と、
第三リンク部材と、
を備え、
前記第一リンク部材は、その一端において回動可能に前記ベース板に、その他端において回動可能に前記操作レバーにそれぞれ連結されており、
前記第二リンク部材は、前記第一部分の一端において前記第一リンク部材の前記一端より前記遊技台に近い位置で回動可能に前記ベース板に、前記第一部分の他端において前記第一リンク部材の前記他端より前記遊技台に近い位置で回動可能に前記操作レバーにそれぞれ連結されており、
前記接触パッドは前記第三リンク部材を介して前記第二リンク部材の前記第二部分の先端に回動可能に連結されていることを特徴とする請求項９に記載の遊技台保持装置。
【請求項11】
前記側部支持ユニットは連結部材をさらに備えており、
前記連結部材は、一端において前記一点を介して回動可能に前記ベース部材に連結されており、他端において前記接触パッドと結合しており、
前記第三リンク部材はその一端には前記第三リンク部材の長さ方向に延びる長孔が形成されており、
前記第二リンク部材の前記第二部分の前記先端は前記長孔を介して前記第三リンク部材に回動可能に連結しており、
前記第三リンク部材は他端において、前記連結部材の前記一端と前記他端との間において、前記連結部材と回動可能に連結していることを特徴とする請求項１０に記載の遊技台保持装置。
前記連結部材は、一端において前記一点を介して回動可能に前記ベース部材に連結されており、他端において前記接触パッドと結合しており、
前記第三リンク部材はその一端には前記第三リンク部材の長さ方向に延びる長孔が形成されており、
前記第二リンク部材の前記第二部分の前記先端は前記長孔を介して前記第三リンク部材に回動可能に連結しており、
前記第三リンク部材は他端において、前記連結部材の前記一端と前記他端との間において、前記連結部材と回動可能に連結していることを特徴とする請求項１０に記載の遊技台保持装置。
【請求項12】
前記第四リンク部材は、前記上部支持ユニットに対して前記側部支持ユニットとは反対側の一端において回動可能に前記ベース部材に連結されており、
前記第四リンク部材は、その他端において、前記側部支持ユニットと回動可能に連結され、
前記第四リンク部材は、前記一端及び前記他端の間の一点において前記上部支持ユニットと回動可能に連結されており、
前記上部支持ユニットが下方にスライドすることにより前記第四リンク部材が前記一点を中心として回動することを特徴とする請求項１０または１１に記載の遊技台保持装置。
前記第四リンク部材は、その他端において、前記側部支持ユニットと回動可能に連結され、
前記第四リンク部材は、前記一端及び前記他端の間の一点において前記上部支持ユニットと回動可能に連結されており、
前記上部支持ユニットが下方にスライドすることにより前記第四リンク部材が前記一点を中心として回動することを特徴とする請求項１０または１１に記載の遊技台保持装置。
【請求項13】
前記上部支持ユニットは、
前記ベース部材に対してスライド可能な押圧板と、
前記押圧板を前記ベース部材に対して下方に付勢する付勢部材と、
ストッパーと、
前記ストッパーに係合可能な係合部材と、
を備え、
前記係合部材が前記ストッパーに係合しているときには、前記押圧板は前記遊技台の上面の上方の位置に維持され、前記係合部材と前記ストッパーとの係合が解除されると、前記押圧板は前記付勢部材の弾性力によって下方に移動し、前記遊技台の上面に接するものであることを特徴とする請求項８乃至１１の何れか一項に記載の遊技台保持装置。
前記ベース部材に対してスライド可能な押圧板と、
前記押圧板を前記ベース部材に対して下方に付勢する付勢部材と、
ストッパーと、
前記ストッパーに係合可能な係合部材と、
を備え、
前記係合部材が前記ストッパーに係合しているときには、前記押圧板は前記遊技台の上面の上方の位置に維持され、前記係合部材と前記ストッパーとの係合が解除されると、前記押圧板は前記付勢部材の弾性力によって下方に移動し、前記遊技台の上面に接するものであることを特徴とする請求項８乃至１１の何れか一項に記載の遊技台保持装置。
【請求項14】
前記接触パッドを前記第一位置から前記第二位置へ回動させることにより、前記第四リンク部材を介して前記ストッパーは前記押圧板に係合することを特徴とする請求項１３に記載の遊技台保持装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技台設置用枠にパチンコ遊技台、スロット遊技台、パチスロ遊技台その他の遊技台を保持するための遊技台保持装置に関する。
【背景技術】
【0002】
パチンコ店などの遊技台設置店には複数個の遊技台が所定のスペース内に配置されており、このような複数個の遊技台が固まって配置されている領域（または、そのスペース内のそれらの複数個の遊技台）は「島」と呼ばれる。遊技台設置店においては、島ごとに複数個の板材や柱材を長方形状に組み合わせた枠が構成されており、各遊技台は枠に固定された状態で横一列に配置される。
遊技台を解除可能に枠に固定する遊技台保持装置の一例として、特許文献１に記載された遊技台保持装置がある。
図１８は特許文献１に記載された遊技台保持装置１００を用いて枠に取り付けられた遊技台の正面図、図１９は図１８に示した遊技台の左側面図、図２０は図１８に示した遊技台を上方から見た時の平面図である。
図１８に示すように、遊技台４００は矩形状の枠体３００の内側に嵌め込まれた状態で枠２００に取り付けられている。
枠２００は、前後方向（図１８の紙面と垂直な方向）に相互に平行に延びる２個の棒部材２１０と、各棒部材２１０のほぼ中心の位置から上方向に延びる２個の柱部材２２０（図１９参照）と、各柱部材２２０の中心付近において２個の柱部材２２０を連結するテーブル２３０と、２個の柱部材２２０の各上端を連結する上側部材２４０と、から構成されている。
遊技台を解除可能に枠に固定する遊技台保持装置の一例として、特許文献１に記載された遊技台保持装置がある。
図１８は特許文献１に記載された遊技台保持装置１００を用いて枠に取り付けられた遊技台の正面図、図１９は図１８に示した遊技台の左側面図、図２０は図１８に示した遊技台を上方から見た時の平面図である。
図１８に示すように、遊技台４００は矩形状の枠体３００の内側に嵌め込まれた状態で枠２００に取り付けられている。
枠２００は、前後方向（図１８の紙面と垂直な方向）に相互に平行に延びる２個の棒部材２１０と、各棒部材２１０のほぼ中心の位置から上方向に延びる２個の柱部材２２０（図１９参照）と、各柱部材２２０の中心付近において２個の柱部材２２０を連結するテーブル２３０と、２個の柱部材２２０の各上端を連結する上側部材２４０と、から構成されている。
【0003】
遊技台４００が内部に嵌め込まれている枠体３００は２個の柱部材２２０，テーブル２３０及び上側部材２４０に囲まれて形成されている矩形状の空間に嵌め込まれている。上側部材２４０と枠体３００との間には所定のスペースが設けられており、遊技台保持装置１００はこのスペース内に配置されている。
図２１及び図２２は遊技台保持装置１００の作動状態を示す部分的な縦断面図である。
図２１及び図２２に示すように、遊技台保持装置１００は、断面がコの字型に形成され、下向きに開口する本体１１０と、カム１１２と、カム１１２に一体的に取り付けられたレバー１１４と、本体１１０に対して上下方向の移動が可能であるように本体１１０に取り付けられた可動部材１２０と、一端が本体１１０の内壁に、他端が可動部材１２０の上面にそれぞれ取り付けられた引張バネ１２３と、を備えている。
引張バネ１２３は可動部材１２０を本体１１０に近づける方向（図２１及び図２２の上方向）の弾性力を可動部材１２０に作用させている。
図２１及び図２２は遊技台保持装置１００の作動状態を示す部分的な縦断面図である。
図２１及び図２２に示すように、遊技台保持装置１００は、断面がコの字型に形成され、下向きに開口する本体１１０と、カム１１２と、カム１１２に一体的に取り付けられたレバー１１４と、本体１１０に対して上下方向の移動が可能であるように本体１１０に取り付けられた可動部材１２０と、一端が本体１１０の内壁に、他端が可動部材１２０の上面にそれぞれ取り付けられた引張バネ１２３と、を備えている。
引張バネ１２３は可動部材１２０を本体１１０に近づける方向（図２１及び図２２の上方向）の弾性力を可動部材１２０に作用させている。
【0004】
カム１１２は水平方向（図２１及び図２２の紙面と垂直な方向）に延びる軸１１３を中心として軸１１３の時計回り及び反時計回りの方向に９０度の角度で回転可能であるように本体１１０の内部に取り付けられている。
カム１１２は楕円を長径及び短径に沿って４分割した形状を有しており、短径がほぼ鉛直方向を向く位置（図２１に示す位置）と長径がほぼ鉛直方向を向く位置（図２２に示す位置）の各位置において固定可能であるように構成されている。
遊技台保持装置１００は以下のように使用される。
先ず、遊技台保持装置１００を上側部材２４０の上面上に固定する。カム１１２は図２１に示された位置にあるようにレバー１１４でカム１１２を回転させておく。
次いで、遊技台４００を枠体３００の内部に嵌め込んだ後、枠体３００を、テーブル２３０上に載せるようにして、２個の柱部材２２０，テーブル２３０及び上側部材２４０に囲まれて形成されている矩形状の空間に嵌め込む。
カム１１２は楕円を長径及び短径に沿って４分割した形状を有しており、短径がほぼ鉛直方向を向く位置（図２１に示す位置）と長径がほぼ鉛直方向を向く位置（図２２に示す位置）の各位置において固定可能であるように構成されている。
遊技台保持装置１００は以下のように使用される。
先ず、遊技台保持装置１００を上側部材２４０の上面上に固定する。カム１１２は図２１に示された位置にあるようにレバー１１４でカム１１２を回転させておく。
次いで、遊技台４００を枠体３００の内部に嵌め込んだ後、枠体３００を、テーブル２３０上に載せるようにして、２個の柱部材２２０，テーブル２３０及び上側部材２４０に囲まれて形成されている矩形状の空間に嵌め込む。
【0005】
この後、レバー１１４を介してカム１１２を図２１に示す位置から図２２に示す位置まで時計回りの方向に回転させる。カム１１２が図２１に示す位置から図２２に示す位置に回転すると、可動部材１２０が引張バネ１２３の弾性力に抗して下方に押し下げられる。具体的には、カム１１２の短径と長径との差に応じて可動部材１２０は図２１に示す位置から図２２に示す位置まで下方に移動する。下方に移動した可動部材１２０は枠体３００の上面に接し、枠体３００を下方に押圧する。
枠体３００はテーブル２３０上に載せられているため、可動部材１２０が枠体３００を下方に押圧すると、枠体３００は可動部材１２０とテーブル２３０との間で上下に挟まれた状態になる。
このようにして、枠体３００ひいては遊技台４００は枠２００に対して所定の位置に固定される。
枠体３００を取り出すときには、レバー１１４を介してカム１１２を図２２に示す位置から図２１に示す位置まで反時計回りの方向に回転させる。これにより、可動部材１２０による枠体３００の下方への押圧が解除されるので、枠体３００ひいては遊技台４００を取り出すことができる。
枠体３００はテーブル２３０上に載せられているため、可動部材１２０が枠体３００を下方に押圧すると、枠体３００は可動部材１２０とテーブル２３０との間で上下に挟まれた状態になる。
このようにして、枠体３００ひいては遊技台４００は枠２００に対して所定の位置に固定される。
枠体３００を取り出すときには、レバー１１４を介してカム１１２を図２２に示す位置から図２１に示す位置まで反時計回りの方向に回転させる。これにより、可動部材１２０による枠体３００の下方への押圧が解除されるので、枠体３００ひいては遊技台４００を取り出すことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開２００７－７２９６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、図１８乃至図２２に示した従来の遊技台保持装置１００には以下のような欠点があった。
従来の遊技台保持装置１００においては、カム１１２はレバー１１４と直結されている。このため、たとえレバー１１４を操作しなくても、すなわち、レバー１１４に外力が作用しなくても、何らかの原因によりカム１１２それ自体に外力が作用すると、カム１１２が意図しない方向に回転するおそれは皆無ではなかった。
このため、レバー１１４を介してカム１１２を図２１に示す位置から図２２に示す位置まで時計回りの方向に回転させ、可動部材１２０を図２２に示す位置まで下方に下降させたとしても、カム１１２を反時計回りの方向に回転させるような意図しない外力がカム１１２に作用すると、可動部材１２０は引張バネ１２３の弾性力により上方に移動することになる。その結果、可動部材１２０による枠体３００の下方への押圧は解除されるため、枠体３００ひいては遊技台４００は上下方向においては抑えられていない状態になり、枠体３００ひいては遊技台４００は上下方向においては極めて不安定な状態に陥る。
本発明は以上のような従来の遊技台保持装置１００における問題点に鑑みてなされたものであり、カム（または、それに対応する部材）に外力が作用してもカムそれ自体は回転せず、レバー（または、それに対応する部材）を操作しない限りカムは回転しないことを可能にする遊技台保持装置を提供することを目的とする。
従来の遊技台保持装置１００においては、カム１１２はレバー１１４と直結されている。このため、たとえレバー１１４を操作しなくても、すなわち、レバー１１４に外力が作用しなくても、何らかの原因によりカム１１２それ自体に外力が作用すると、カム１１２が意図しない方向に回転するおそれは皆無ではなかった。
このため、レバー１１４を介してカム１１２を図２１に示す位置から図２２に示す位置まで時計回りの方向に回転させ、可動部材１２０を図２２に示す位置まで下方に下降させたとしても、カム１１２を反時計回りの方向に回転させるような意図しない外力がカム１１２に作用すると、可動部材１２０は引張バネ１２３の弾性力により上方に移動することになる。その結果、可動部材１２０による枠体３００の下方への押圧は解除されるため、枠体３００ひいては遊技台４００は上下方向においては抑えられていない状態になり、枠体３００ひいては遊技台４００は上下方向においては極めて不安定な状態に陥る。
本発明は以上のような従来の遊技台保持装置１００における問題点に鑑みてなされたものであり、カム（または、それに対応する部材）に外力が作用してもカムそれ自体は回転せず、レバー（または、それに対応する部材）を操作しない限りカムは回転しないことを可能にする遊技台保持装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するため、本発明は、第一の態様として、遊技台(700)を当該遊技台の周囲に配置されている枠(830)に対して解除可能に保持する遊技台保持装置(500)であって、前記枠(830)に固定されたベース部材(510)と、前記遊技台(700)の上方において前記ベース部材(510)に取り付けられ、前記遊技台(700)の側部(700A)を支持する側部支持ユニット(520)と、前記ベース部材(510)に取り付けられたトリガーユニット(550)と、前記側部支持ユニット(520)と前記トリガーユニット(550)とを作動的に連結する第四リンク部材(570)と、を備え、前記側部支持ユニット(520)は前記遊技台(700)の上方の一点(531A,532A)を中心として回動可能である接触パッド(533)を備えており、前記接触パッド(533)は、前記遊技台(700)の前記側部(700A)に接触する第一位置と、前記遊技台(700)の前記側部(700A)とは接触していない第二位置との間において回動可能であり、前記トリガーユニット(550)は前記遊技台(700)の上方において上下方向に移動可能であることを特徴とする遊技台保持装置(500)を提供する。
【0009】
前記側部支持ユニット(520)は、操作レバー(522)と、前記操作レバー(522)と前記接触パッド(533)とを作動的に連結するリンク機構と、をさらに備え、前記接触パッド(533)は前記リンク機構を介して前記第一位置と前記第二位置との間を回動するものであることが好ましい。
前記リンク機構は、例えば、前記ベース部材(510)に対して直立しているベース板(521)と、第一リンク部材(523)と、第一部分(524A)と、前記第一部分(524A)の先端から直角方向に延びる第二部分(524B)とを有する第二リンク部材(524)と、第三リンク部材(525)と、を備え、前記第一リンク部材(523)は、その一端(523A)において回動可能に前記ベース板(521)に、その他端(523B)において回動可能に前記操作レバー(522)にそれぞれ連結されており、前記第二リンク部材(524)は、前記第一部分(524A)の一端(524C)において前記第一リンク部材(523)の前記一端(523A)より前記遊技台(700)に近い位置で回動可能に前記ベース板(521)に、前記第一部分の他端(524D)において前記第一リンク部材(523)の前記他端(523B)より前記遊技台(700)に近い位置で回動可能に前記操作レバー(522)にそれぞれ連結されており、前記接触パッド(533)は前記第三リンク部材(525)を介して前記第二リンク部材(524)の前記第二部分(524B)の先端(524E)に回動可能に連結されていることが好ましい。
前記リンク機構は、例えば、前記ベース部材(510)に対して直立しているベース板(521)と、第一リンク部材(523)と、第一部分(524A)と、前記第一部分(524A)の先端から直角方向に延びる第二部分(524B)とを有する第二リンク部材(524)と、第三リンク部材(525)と、を備え、前記第一リンク部材(523)は、その一端(523A)において回動可能に前記ベース板(521)に、その他端(523B)において回動可能に前記操作レバー(522)にそれぞれ連結されており、前記第二リンク部材(524)は、前記第一部分(524A)の一端(524C)において前記第一リンク部材(523)の前記一端(523A)より前記遊技台(700)に近い位置で回動可能に前記ベース板(521)に、前記第一部分の他端(524D)において前記第一リンク部材(523)の前記他端(523B)より前記遊技台(700)に近い位置で回動可能に前記操作レバー(522)にそれぞれ連結されており、前記接触パッド(533)は前記第三リンク部材(525)を介して前記第二リンク部材(524)の前記第二部分(524B)の先端(524E)に回動可能に連結されていることが好ましい。
【0010】
前記側部支持ユニット(520)は連結部材(532)をさらに備えており、前記連結部材(532)は、一端において前記一点(531A,532A)を介して回動可能に前記ベース部材(510)に連結されており、他端において前記接触パッド(533)と結合しており、前記第三リンク部材(525)はその一端には前記第三リンク部材(525)の長さ方向に延びる長孔(525A)が形成されており、前記第二リンク部材(524)の前記第二部分(524B)の前記先端(524E)は前記長孔(525A)を介して前記第三リンク部材(525)に連結しており、前記第三リンク部材(525)は他端において、前記連結部材(532)の前記一端と前記他端との間において、前記連結部材(532)と回動可能に連結していることが好ましい。
前記第四リンク部材(570)は、前記トリガーユニット(550)に対して前記側部支持ユニット(520)とは反対側の一端(572A)において回動可能に前記ベース部材(510)に連結されており、前記第四リンク部材(570)は、その他端(527E)において、前記側部支持ユニット(520)と回動可能に連結され、前記第四リンク部材(570)は、前記一端及び前記他端(527E)の間の一点において前記トリガーユニット(550)と回動可能に連結されており、前記トリガーユニット(550)が下方にスライドすることにより前記第四リンク部材(570)が前記一点(572A)を中心として回動することが好ましい。
前記第四リンク部材(570)は、前記トリガーユニット(550)に対して前記側部支持ユニット(520)とは反対側の一端(572A)において回動可能に前記ベース部材(510)に連結されており、前記第四リンク部材(570)は、その他端(527E)において、前記側部支持ユニット(520)と回動可能に連結され、前記第四リンク部材(570)は、前記一端及び前記他端(527E)の間の一点において前記トリガーユニット(550)と回動可能に連結されており、前記トリガーユニット(550)が下方にスライドすることにより前記第四リンク部材(570)が前記一点(572A)を中心として回動することが好ましい。
【0011】
前記トリガーユニット(550)は、前記遊技台(700)の上方において前記ベース部材(510)に対して上下方向にスライド可能である基板(552)と、前記基板(552)を前記ベース部材(510)に対して下方向に付勢する付勢部材(553)と、前記基板(552)に係合解除可能に係合するストッパー(554)と、前記ストッパー(554)を前記ストッパー(554)が前記基板(552)に係合する方向に付勢する第二付勢部材(555)と、を備え、前記基板(552)は前記第四リンク部材(570)と回動可能に連結されており、前記ストッパー(554)の前記基板(552)に対する係合を解除することにより、前記基板(552)は前記付勢部材(553)の付勢力を受けて下方に移動することが好ましい。
前記接触パッド(533)を前記第一位置から前記第二位置へ回動させることにより、前記第四リンク部材(570)を介してストッパー(554)は前記基板(552)に係合することが可能である。
前記接触パッド(533)を前記第一位置から前記第二位置へ回動させることにより、前記第四リンク部材(570)を介してストッパー(554)は前記基板(552)に係合することが可能である。
【0012】
本発明は、第二の態様として、遊技台(700)を当該遊技台(700)の周囲に配置されている枠(830)に対して解除可能に保持する遊技台保持装置であって、前記遊技台(700)の上方に配置され、前記遊技台(700)の側部を支持する側部支持ユニット(520)と、前記遊技台(700)の上方に配置され、前記遊技台(700)の上部を支持する上部支持ユニット(650)と、前記側部支持ユニット(520)と前記上部支持ユニット(650)とを作動的に連結する第四リンク部材(570)と、を備え、前記側部支持ユニット(520)は前記遊技台(700)の上方の一点(531A,532A)を中心として回動可能である接触パッド(533)を備えており、前記接触パッド(533)は、前記遊技台(700)の前記側部(700A)に接触し、前記遊技台(700)を押圧する第一位置と、前記遊技台(700)の前記側部(700A)とは接触していない第二位置との間において回動可能であり、前記上部支持ユニット(650)は、前記遊技台(700)の上方において上下動可能であり、下方に移動することにより、前記遊技台(700)の上面(700B)に接触するものであることを特徴とする遊技台保持装置(600)を提供する。
【0013】
前記第四リンク部材(570)は、前記上部支持ユニット(650)に対して前記側部支持ユニット(520)とは反対側の一端(572A)において回動可能に前記ベース部材(510)に連結されており、前記第四リンク部材(570)は、その他端において、前記側部支持ユニット(520)と回動可能に連結され、前記第四リンク部材(570)は、前記一端及び前記他端の間の一点において前記上部支持ユニット(650)と回動可能に連結されており、前記上部支持ユニット(650)が下方にスライドすることにより前記第四リンク部材(570)が前記一点(572A)を中心として回動することが好ましい。
前記上部支持ユニット(650)は、例えば、前記ベース部材(510)に対してスライド可能な押圧板(660)と、前記押圧板(660)を前記ベース部材(510)に対して下方に付勢する付勢部材(553)と、ストッパー(554)と、前記ストッパー(554)に係合可能な係合部材(556)と、を備え、前記係合部材(556)が前記ストッパー(554)に係合しているときには、前記押圧板(660)は前記遊技台(700)の上面の上方の位置に維持され、前記係合部材(556)と前記ストッパー(554)との係合が解除されると、前記押圧板(660)は前記付勢部材(553)の弾性力によって下方に移動し、前記遊技台(700)の上面(700B)に接するものであることが好ましい。
括弧内の参照符号は後述する実施形態との対応関係を示す目的のためにだけ使用されているものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
前記上部支持ユニット(650)は、例えば、前記ベース部材(510)に対してスライド可能な押圧板(660)と、前記押圧板(660)を前記ベース部材(510)に対して下方に付勢する付勢部材(553)と、ストッパー(554)と、前記ストッパー(554)に係合可能な係合部材(556)と、を備え、前記係合部材(556)が前記ストッパー(554)に係合しているときには、前記押圧板(660)は前記遊技台(700)の上面の上方の位置に維持され、前記係合部材(556)と前記ストッパー(554)との係合が解除されると、前記押圧板(660)は前記付勢部材(553)の弾性力によって下方に移動し、前記遊技台(700)の上面(700B)に接するものであることが好ましい。
括弧内の参照符号は後述する実施形態との対応関係を示す目的のためにだけ使用されているものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【発明の効果】
【0014】
従来の遊技台保持装置１００においては、カム１１２はレバー１１４と直結されているため、たとえレバー１１４を操作しなくても、すなわち、レバー１１４に外力が作用しなくても、何らかの原因によりカム１１２それ自体に外力が作用すると、カム１１２が意図しない方向に回転するおそれがあった。この場合、可動部材１２０による枠体３００の下方への押圧は解除されるため、可動部材１２０は引張バネ１２３の弾性力により上方に移動する。この結果、枠体３００ひいては遊技台４００は上下方向においては抑えられていない状態になり、極めて不安定な状態に陥る。
これに対して、本発明の第一の形態に係る遊技台保持装置においては、接触パッド（従来の遊技台保持装置１００におけるカム１１２に対応する部材）は操作レバー（従来の遊技台保持装置１００におけるレバー１１４に対応する部材）に直結してはおらず、リンク機構を介して操作レバーに作動的に連結している。
これに対して、本発明の第一の形態に係る遊技台保持装置においては、接触パッド（従来の遊技台保持装置１００におけるカム１１２に対応する部材）は操作レバー（従来の遊技台保持装置１００におけるレバー１１４に対応する部材）に直結してはおらず、リンク機構を介して操作レバーに作動的に連結している。
【0015】
このため、接触パッドを意図しない方向に動かすような外力が接触パッドに作用したとしても、その外力はリンク機構内に吸収されて操作レバーには到達しない。すなわち、接触パッドに外力が作用したとしても、その外力によって操作レバーが作動することはない。接触パッドは操作レバーがユーザーによって意図的に操作された場合にのみ作動する。
このように、本発明の第一の形態に係る遊技台保持装置においては、従来の遊技台保持装置１００とは異なり、接触パッドに外力が作用しても接触パッドが意図しない方向に作動することはなく、ユーザーが意図的に操作レバーを操作しない限り接触パッドは作動しない。このため、本発明の第一の形態に係る遊技台保持装置によれば、遊技台を確実に保持することができる。
また、操作レバーと接触パッドとは第三リンク部材を介して作動的に連結されている。第三リンク部材の長さを調節することにより、操作レバーと接触パッドとの間の距離を任意の距離にすることができ、遊技台保持装置を設置するスペースに応じて操作レバー及び接触パッドの配置を決めることができる。
このように、本発明の第一の形態に係る遊技台保持装置においては、従来の遊技台保持装置１００とは異なり、接触パッドに外力が作用しても接触パッドが意図しない方向に作動することはなく、ユーザーが意図的に操作レバーを操作しない限り接触パッドは作動しない。このため、本発明の第一の形態に係る遊技台保持装置によれば、遊技台を確実に保持することができる。
また、操作レバーと接触パッドとは第三リンク部材を介して作動的に連結されている。第三リンク部材の長さを調節することにより、操作レバーと接触パッドとの間の距離を任意の距離にすることができ、遊技台保持装置を設置するスペースに応じて操作レバー及び接触パッドの配置を決めることができる。
【0016】
さらに、接触パッドの第一位置から第二位置への移行は操作レバーの所定の方向への回動という単一の動作により実現することができ、遊技台に対する保持の解除を容易に行うことが可能である。
本発明の第二の形態に係る遊技台保持装置によれば、第一の形態に係る遊技台保持装置による効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
本発明の第二の形態に係る遊技台保持装置においては、ストッパーを所定の方向に回動させることによりストッパーとピンとの係合が解除され、押圧板はバネの付勢力によって下降し、遊技台の上面に接触し、遊技台を下方に押圧する。すなわち、上部支持ユニットが作動する。このように、第二の形態に係る遊技台保持装置によれば、側部支持ユニットと上部支持ユニットとが作動することによって、遊技台の右側面と上面とを同時に保持することが可能である。
また、接触パッドを第一位置から第二位置へ回動させることにより、第四リンク部材を介してストッパーはピンに係合する。すなわち、押圧板はバネの付勢力に抗して上昇し、遊技台の上面から離れ、遊技台の下方への押圧は解除される。このように、接触パッドを第一位置から第二位置へ回動させる単一の動作により、側部支持ユニット及び上部支持ユニットの双方の遊技台に対する保持を解除することが可能である。
本発明の第二の形態に係る遊技台保持装置によれば、第一の形態に係る遊技台保持装置による効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
本発明の第二の形態に係る遊技台保持装置においては、ストッパーを所定の方向に回動させることによりストッパーとピンとの係合が解除され、押圧板はバネの付勢力によって下降し、遊技台の上面に接触し、遊技台を下方に押圧する。すなわち、上部支持ユニットが作動する。このように、第二の形態に係る遊技台保持装置によれば、側部支持ユニットと上部支持ユニットとが作動することによって、遊技台の右側面と上面とを同時に保持することが可能である。
また、接触パッドを第一位置から第二位置へ回動させることにより、第四リンク部材を介してストッパーはピンに係合する。すなわち、押圧板はバネの付勢力に抗して上昇し、遊技台の上面から離れ、遊技台の下方への押圧は解除される。このように、接触パッドを第一位置から第二位置へ回動させる単一の動作により、側部支持ユニット及び上部支持ユニットの双方の遊技台に対する保持を解除することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】それぞれに本発明の第一の実施形態に係る遊技台保持装置が取り付けられた複数個の遊技台を横方向に一列に配置した場合の遊技台を示す正面図である。
【図3】遊技台の左側面に接する保持用プレートの斜視図である。
【図4】本発明の第一の実施形態に係る遊技台保持装置において、側部支持ユニットの接触パッドが第二位置にあるときの正面図である。
【図5】本発明の第一の実施形態に係る遊技台保持装置において、側部支持ユニットの接触パッドが第一位置にあるときの正面図である。
【図7】本発明の第一の実施形態に係る遊技台保持装置における側部支持ユニットの部分的な正面図である。
【図8】本発明の第一の実施形態に係る遊技台保持装置における側部支持ユニットの部分的な側面図である。
【図9】本発明の第一の実施形態に係る遊技台保持装置における接触パッドの平面図である。
【0018】
【図10】本発明の第一の実施形態に係る遊技台保持装置における取り付け板の正面図である。
【図13】本発明の第一の実施形態に係る遊技台保持装置における第四リンク部材の平面図である。
【図15】本発明の第二の実施形態に係る遊技台保持装置において、側部支持ユニットの接触パッドが第二位置にあるときの正面図である。
【図16】本発明の第二の実施形態に係る遊技台保持装置において、側部支持ユニットの接触パッドが第一位置にあるときの正面図である。
【図18】従来の遊技台保持装置を用いて枠に取り付けられた遊技台の正面図である。
【図21】従来の遊技台保持装置の作動状態を示す縦断面図である。
【図22】従来の遊技台保持装置の作動状態を示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
（第一の実施形態）
図１は横方向に一列に配置された複数個の遊技台７００の正面図である。複数個の遊技台７００の各々には本発明の第一の実施形態に係る遊技台保持装置５００が取り付けられている。図２は遊技台保持装置５００の位置を明確にするために遊技台７００を省略した場合の背面図である。
一列に配置された複数個の遊技台７００の周囲には枠８００が配置されている。枠８００は、複数個の遊技台７００の直下において遊技台７００が並ぶ方向と同一の水平方向に延びる下部枠８１０と、下部枠８１０の下端から奥に向かって水平方向に延びる第二下部枠（図示せず）と、遊技台７００の後方かつ上方において下部枠８１０と平行に水平方向に延びる上部枠８３０と、下部枠８１０及び第二下部枠と上部枠８３０との各両端において上下方向（鉛直方向）に延び、下部枠８１０及び第二下部枠と上部枠８３０とを結合している側部枠８２０と、を備えている。
各遊技台７００に隣接して遊技媒体貸し出し機７１０が配置されている。遊技台７００の利用者が遊技媒体貸し出し機７１０に紙幣を投入すると、投入した紙幣の額に応じた数の遊技媒体（パチンコ玉やメダルなど）が払い出される。
図１は横方向に一列に配置された複数個の遊技台７００の正面図である。複数個の遊技台７００の各々には本発明の第一の実施形態に係る遊技台保持装置５００が取り付けられている。図２は遊技台保持装置５００の位置を明確にするために遊技台７００を省略した場合の背面図である。
一列に配置された複数個の遊技台７００の周囲には枠８００が配置されている。枠８００は、複数個の遊技台７００の直下において遊技台７００が並ぶ方向と同一の水平方向に延びる下部枠８１０と、下部枠８１０の下端から奥に向かって水平方向に延びる第二下部枠（図示せず）と、遊技台７００の後方かつ上方において下部枠８１０と平行に水平方向に延びる上部枠８３０と、下部枠８１０及び第二下部枠と上部枠８３０との各両端において上下方向（鉛直方向）に延び、下部枠８１０及び第二下部枠と上部枠８３０とを結合している側部枠８２０と、を備えている。
各遊技台７００に隣接して遊技媒体貸し出し機７１０が配置されている。遊技台７００の利用者が遊技媒体貸し出し機７１０に紙幣を投入すると、投入した紙幣の額に応じた数の遊技媒体（パチンコ玉やメダルなど）が払い出される。
【0020】
各遊技台７００は下部枠８１０上に載せられて保持されている。すなわち、遊技台７００は下部枠８１０によって下面を支持されている。
図２に示すように、各遊技台７００の左側には隣接する遊技台７００用の遊技媒体貸し出し機７１０に隣接して保持用プレート９００が配置されている。保持用プレート９００は高剛性の素材で形成されており、上端を上部枠８３０に、下端を下部枠８１０にそれぞれ固定されることにより自立している。このように、保持用プレート９００は遊技台７００に対して壁として機能するものであり、各遊技台７００はその左側面において保持用プレート９００に接するように配置される。
このように、各遊技台７００は下部枠８１０及び保持用プレート９００に下面及び左側面をそれぞれ保持されている。
図３は保持用プレート９００の斜視図である。
保持用プレート９００は、第一プレート９１０と、第二プレート９２０と、連結プレート９３０と、から構成されている。
図２に示すように、各遊技台７００の左側には隣接する遊技台７００用の遊技媒体貸し出し機７１０に隣接して保持用プレート９００が配置されている。保持用プレート９００は高剛性の素材で形成されており、上端を上部枠８３０に、下端を下部枠８１０にそれぞれ固定されることにより自立している。このように、保持用プレート９００は遊技台７００に対して壁として機能するものであり、各遊技台７００はその左側面において保持用プレート９００に接するように配置される。
このように、各遊技台７００は下部枠８１０及び保持用プレート９００に下面及び左側面をそれぞれ保持されている。
図３は保持用プレート９００の斜視図である。
保持用プレート９００は、第一プレート９１０と、第二プレート９２０と、連結プレート９３０と、から構成されている。
【0021】
第一プレート９１０は全体として一枚の高剛性の板材（例えば、鋼板など）からなり、鉛直面をなす第一部分９１１と、第一部分９１１の水平方向に延びる直線状の上縁において第一部分９１１に対して直角に曲がっている第二部分９１２と、第一部分９１１の鉛直方向に延びる直線状の側縁において第一部分９１１に対して直角に曲がっている第三部分９１３と、第一部分９１１の内側面（図３に見えている表面）上に張り付けられている滑り止め用シート９１４と、から構成されている。
第二部分９１２には複数個の貫通孔９１２Ａが形成されており、これらの貫通孔９１２Ａに通されたネジ（図示せず）を介して、第一プレート９１０は上部枠８３０に固定される。
遊技台７００が所定の位置に配置されたときには、遊技台７００の背面が第一部分９１１の内側面に張り付けられている滑り止め用シート９１４に接し、遊技台７００が滑って取り付け位置がずれることが防止される。
第二部分９１２には複数個の貫通孔９１２Ａが形成されており、これらの貫通孔９１２Ａに通されたネジ（図示せず）を介して、第一プレート９１０は上部枠８３０に固定される。
遊技台７００が所定の位置に配置されたときには、遊技台７００の背面が第一部分９１１の内側面に張り付けられている滑り止め用シート９１４に接し、遊技台７００が滑って取り付け位置がずれることが防止される。
【0022】
第二プレート９２０は、図３に示すように、第一プレート９１０と同様の形状をなしている。第二プレート９２０は、第一プレート９１０と同様な第一部分９２１と第二部分９２２と第三部分９２３と滑り止め用シート９２４と、から構成されている。
第二部分９２２には複数個の貫通孔９２２Ａが形成されており、これらの貫通孔９２２Ａに通されたネジ（図示せず）を介して、第二プレート９２０は下部枠８１０に固定される。
第一プレート９１０と第二プレート９２０とは連結プレート９３０を介して相互に連結されている。図３に示すように、第一プレート９１０の第三部分９１３及び第二プレート９２０の第三部分９２３にはそれぞれ貫通孔９１３Ａ、９２３Ａが形成され、連結プレート９３０にも貫通孔９１３Ａ、９２３Ａに対応する位置に貫通孔（図示せず）が形成されている。例えば、これらの貫通孔にネジ（図示せず）を通し、ナット（図示せず）で締めることによって、第一プレート９１０と第二プレート９２０とは連結プレート９３０を介して連結される。
第二部分９２２には複数個の貫通孔９２２Ａが形成されており、これらの貫通孔９２２Ａに通されたネジ（図示せず）を介して、第二プレート９２０は下部枠８１０に固定される。
第一プレート９１０と第二プレート９２０とは連結プレート９３０を介して相互に連結されている。図３に示すように、第一プレート９１０の第三部分９１３及び第二プレート９２０の第三部分９２３にはそれぞれ貫通孔９１３Ａ、９２３Ａが形成され、連結プレート９３０にも貫通孔９１３Ａ、９２３Ａに対応する位置に貫通孔（図示せず）が形成されている。例えば、これらの貫通孔にネジ（図示せず）を通し、ナット（図示せず）で締めることによって、第一プレート９１０と第二プレート９２０とは連結プレート９３０を介して連結される。
【0023】
例えば、貫通孔９１３Ａ、９２３Ａの少なくとも何れか一方を長孔として形成することにより、高さ方向における第一プレート９１０及び第二プレート９２０の相対的な取り付け位置を調節することができ、上部枠８３０と下部枠８１０との間の距離の誤差に対応することが可能である。
図４及び図５はそれぞれ本発明の第一の実施形態に係る遊技台保持装置５００の正面図である。
図４及び図５に示すように、本実施形態に係る遊技台保持装置５００は各遊技台７００の上方に配置されており、遊技台７００を上部枠８３０に対して解除可能に保持する。
遊技台保持装置５００は、ベース部材５１０と、側部支持ユニット５２０と、トリガーユニット５５０と、トリガーユニット５５０と側部支持ユニット５２０とを作動的に連結する第四リンク部材５７０と、から構成されている。
図６（Ａ）はベース部材５１０の斜視図、図６（Ｂ）はベース部材５１０の側面図である。
図４及び図５はそれぞれ本発明の第一の実施形態に係る遊技台保持装置５００の正面図である。
図４及び図５に示すように、本実施形態に係る遊技台保持装置５００は各遊技台７００の上方に配置されており、遊技台７００を上部枠８３０に対して解除可能に保持する。
遊技台保持装置５００は、ベース部材５１０と、側部支持ユニット５２０と、トリガーユニット５５０と、トリガーユニット５５０と側部支持ユニット５２０とを作動的に連結する第四リンク部材５７０と、から構成されている。
図６（Ａ）はベース部材５１０の斜視図、図６（Ｂ）はベース部材５１０の側面図である。
【0024】
ベース部材５１０はＬ字型をなしている。具体的には、ベース部材５１０は、水平方向に延びる水平面５１０Ａと、水平面５１０Ａの一端から水平面５１０Ａと直交する方向（鉛直方向）に延びる鉛直面５１０Ｂと、鉛直面５１０Ｂに固定的に取り付けられたＬ字型アングル５１０Ｃと、を備えており、ベース部材５１０はネジその他の結合手段によりＬ字型アングル５１０Ｃを介して上部枠８３０に固定されている。
図６（Ａ）に示すように、水平面５１０Ａの一端（図６（Ａ）の右端）には切り欠き５１１Ａが形成されており、切り欠き５１１Ａから水平面５１０Ａの他端の方向に向かって矩形状の開口５１１Ｂ，５１１Ｃが形成されている。開口５１１Ｃの両側にはそれぞれ２個の円形の貫通孔５１１Ｄ，５１１Ｅが形成されている。
図４及び図５に示すように、側部支持ユニット５２０は、ベース板５２１と、操作レバー５２２と、接触パッドユニット５３０と、操作レバー５２２と接触パッドユニット５３０とを作動的に連結するリンク機構とから構成されている。
図６（Ａ）に示すように、水平面５１０Ａの一端（図６（Ａ）の右端）には切り欠き５１１Ａが形成されており、切り欠き５１１Ａから水平面５１０Ａの他端の方向に向かって矩形状の開口５１１Ｂ，５１１Ｃが形成されている。開口５１１Ｃの両側にはそれぞれ２個の円形の貫通孔５１１Ｄ，５１１Ｅが形成されている。
図４及び図５に示すように、側部支持ユニット５２０は、ベース板５２１と、操作レバー５２２と、接触パッドユニット５３０と、操作レバー５２２と接触パッドユニット５３０とを作動的に連結するリンク機構とから構成されている。
【0025】
ベース板５２１は平板状の部材であり、ベース板５２１が鉛直面内に位置するようにベース部材５１0の水平面５１０Ａ上に固定的に取り付けられている。ベース部材５１０は鉛直面５１０Ｂ及びＬ字型アングル５１０Ｃを介して上部枠８３０に固定されているので、ベース板５２１もベース部材５１0を介して間接的に上部枠８３０に固定されていることになる。
図７は側部支持ユニット５２０の部分的な正面図、図８は側部支持ユニット５２０の部分的な側面図である。
ベース板５２１には二つの貫通孔５２１Ａ、５２１Ｂが形成されている。貫通孔５２１Ａは貫通孔５２１Ｂより上方に、すなわち、遊技台７００からより離れて位置しているとともに、貫通孔５２１Ｂは貫通孔５２１Ａよりも右側に、すなわち、操作レバー５２２により近い位置に形成されている。
操作レバー５２２は平板状の部材からなり、その一端（図７においては上端）に取っ手５２２Ａが取り付けられている。操作レバー５２２には２個の貫通孔５２２Ｂ、５２２Ｃが形成されている。貫通孔５２２Ｂは貫通孔５２２Ｃより上方に、すなわち、遊技台７００から上方により離れて位置している。
図７は側部支持ユニット５２０の部分的な正面図、図８は側部支持ユニット５２０の部分的な側面図である。
ベース板５２１には二つの貫通孔５２１Ａ、５２１Ｂが形成されている。貫通孔５２１Ａは貫通孔５２１Ｂより上方に、すなわち、遊技台７００からより離れて位置しているとともに、貫通孔５２１Ｂは貫通孔５２１Ａよりも右側に、すなわち、操作レバー５２２により近い位置に形成されている。
操作レバー５２２は平板状の部材からなり、その一端（図７においては上端）に取っ手５２２Ａが取り付けられている。操作レバー５２２には２個の貫通孔５２２Ｂ、５２２Ｃが形成されている。貫通孔５２２Ｂは貫通孔５２２Ｃより上方に、すなわち、遊技台７００から上方により離れて位置している。
【0026】
図４及び図７に示すように、リンク機構は、一対の第一リンク部材５２３と、一対の第二リンク部材５２４と、一対の第三リンク部材５２５と、から構成されている。
一対の第一リンク部材５２３の各々は同一形状の平板状の部材であり、各第一リンク部材５２３には２個の貫通孔５２３Ａ、５２３Ｂが形成されている。図８に示すように、一対の第一リンク部材５２３はベース板５２１及び操作レバー５２２の両側にそれらを挟み込むようにしてそれぞれ回動可能に取り付けられている。
ベース板５２１と第一リンク部材５２３とは、ベース板５２１の貫通孔５１１Ａと第一リンク部材５２３の貫通孔５２３Ａとに第一ピン５２７Ａを通すことによって、相互に回動可能に連結されている。さらに、第一リンク部材５２３と操作レバー５２２とは、第一リンク部材５２３の貫通孔５２３Ｂと操作レバー５２２の貫通孔５２２Ｂとに第二ピン５２７Ｂを通すことによって、相互に回動可能に連結されている。
一対の第二リンク部材５２４の各々は同一形状の平板状の部材であり、図８に示すように、一対の第二リンク部材５２４はベース板５２１及び操作レバー５２２の両側にそれらを挟み込むようにしてそれぞれ回動可能に取り付けられている。
一対の第一リンク部材５２３の各々は同一形状の平板状の部材であり、各第一リンク部材５２３には２個の貫通孔５２３Ａ、５２３Ｂが形成されている。図８に示すように、一対の第一リンク部材５２３はベース板５２１及び操作レバー５２２の両側にそれらを挟み込むようにしてそれぞれ回動可能に取り付けられている。
ベース板５２１と第一リンク部材５２３とは、ベース板５２１の貫通孔５１１Ａと第一リンク部材５２３の貫通孔５２３Ａとに第一ピン５２７Ａを通すことによって、相互に回動可能に連結されている。さらに、第一リンク部材５２３と操作レバー５２２とは、第一リンク部材５２３の貫通孔５２３Ｂと操作レバー５２２の貫通孔５２２Ｂとに第二ピン５２７Ｂを通すことによって、相互に回動可能に連結されている。
一対の第二リンク部材５２４の各々は同一形状の平板状の部材であり、図８に示すように、一対の第二リンク部材５２４はベース板５２１及び操作レバー５２２の両側にそれらを挟み込むようにしてそれぞれ回動可能に取り付けられている。
【0027】
各第二リンク部材５２４はＬ字型をなしており、具体的には、一方向（図５においては水平方向）に延びる第一部分５２４Ａと、第一部分５２４Ａの先端（図５においては右端）から直角方向（図５においては下方向）に延びる第二部分５２４Ｂとから構成されている。第二部分５２４Ｂはベース部材５１０の水平面５１０Ａに形成された開口５１１Ｂを介して水平面５１０Ａの下方に突出している。
第一部分５２４Ａの先端（図７においては左端）には貫通孔５２４Ｃが形成され、他端（図７においては右端、すなわち、第一部分５２４Ａと第二部分５２４Ｂとの交点）には貫通孔５２４Ｄが形成され、さらに、第二部分５２４Ｂの先端には貫通孔５２４Ｅが形成されている。
ベース板５２１と各第二リンク部材５２４とは、ベース板５２１の貫通孔５２１Ｂと各第二リンク部材５２４の貫通孔５２４Ｃとに第三ピン５２７Ｃを通すことによって、相互に回動可能に連結されている。さらに、第二リンク部材５２４と操作レバー５２２とは、各第二リンク部材５２４の貫通孔５２４Ｄと操作レバー５２２の貫通孔５２２Ｃとに第四ピン５２７Ｄを通すことによって、相互に回動可能に連結されている。
第一部分５２４Ａの先端（図７においては左端）には貫通孔５２４Ｃが形成され、他端（図７においては右端、すなわち、第一部分５２４Ａと第二部分５２４Ｂとの交点）には貫通孔５２４Ｄが形成され、さらに、第二部分５２４Ｂの先端には貫通孔５２４Ｅが形成されている。
ベース板５２１と各第二リンク部材５２４とは、ベース板５２１の貫通孔５２１Ｂと各第二リンク部材５２４の貫通孔５２４Ｃとに第三ピン５２７Ｃを通すことによって、相互に回動可能に連結されている。さらに、第二リンク部材５２４と操作レバー５２２とは、各第二リンク部材５２４の貫通孔５２４Ｄと操作レバー５２２の貫通孔５２２Ｃとに第四ピン５２７Ｄを通すことによって、相互に回動可能に連結されている。
【0028】
さらに、各第二リンク部材５２４は貫通孔５２４Ｅに第五ピン５２７Ｅを通すことによって、第三リンク部材５２５及び第四リンク部材５７０（後述）と相互に回動可能に連結されている。
接触パッドユニット５３０は、図４及び図５に示すように、平板状の取り付け板５３１と、連結部材５３２と、接触パッド５３３と、を備えている。
取り付け板５３１はその面が鉛直面内にあるようにベース部材５１０の水平面５１０Ａに固定的に取り付けられている。取り付け板５３１には貫通孔５３１Ａが形成されている。
図９は接触パッド５３３の平面図である。
図９に示すように、連結部材５３２は縦断面がほぼコの字型をなしている。
接触パッド５３３は、図９に示すように、補強板５３３Ａと、補強板５３３Ａに取り付けられている滑り止め部材としてのゴムシート５３３Ｂと、補強板５３３Ａを連結部材５３２の内壁に固定的に取り付ける棒部材５３３Ｃと、から構成されている。
接触パッドユニット５３０は、図４及び図５に示すように、平板状の取り付け板５３１と、連結部材５３２と、接触パッド５３３と、を備えている。
取り付け板５３１はその面が鉛直面内にあるようにベース部材５１０の水平面５１０Ａに固定的に取り付けられている。取り付け板５３１には貫通孔５３１Ａが形成されている。
図９は接触パッド５３３の平面図である。
図９に示すように、連結部材５３２は縦断面がほぼコの字型をなしている。
接触パッド５３３は、図９に示すように、補強板５３３Ａと、補強板５３３Ａに取り付けられている滑り止め部材としてのゴムシート５３３Ｂと、補強板５３３Ａを連結部材５３２の内壁に固定的に取り付ける棒部材５３３Ｃと、から構成されている。
【0029】
連結部材５３２にはその一端（図４においては上端）付近に貫通孔５３２Ａ，中央付近に貫通孔５３２Ｂが形成されている。連結部材５３２はベース部材５１０の水平面５１０Ａに形成された切り欠き５１１Ａを介してベース部材５１０の水平面５１０Ａの下方向に突出している。
連結部材５３２は貫通孔５３２Ａ及び取り付け板５３１の貫通孔５３１Ａにピン（図示せず）を通すことにより取り付け板５３１に対して回動可能に取り付けられている。このため、連結部材５３２は貫通孔５３１Ａ、５３２Ａを中心として回動可能であり、これによって、接触パッド５３３は、遊技台７００の右側面７００Ａに当接する第一位置（図５に示す位置）と、遊技台７００の右側面７００Ａから離れ、右側面７００Ａとは当接していない第二位置（図４に示す位置）との間を回動可能である。
図４及び図５に示すように、第三リンク部材５２５は平板状の細長い部材からなり、一端（図４及び図５の左端）には第三リンク部材５２５の長さ方向に延びる長孔５２５Ａ、他端（図４及び図５の右端）には貫通孔５２５Ｂがそれぞれ形成されている。
連結部材５３２は貫通孔５３２Ａ及び取り付け板５３１の貫通孔５３１Ａにピン（図示せず）を通すことにより取り付け板５３１に対して回動可能に取り付けられている。このため、連結部材５３２は貫通孔５３１Ａ、５３２Ａを中心として回動可能であり、これによって、接触パッド５３３は、遊技台７００の右側面７００Ａに当接する第一位置（図５に示す位置）と、遊技台７００の右側面７００Ａから離れ、右側面７００Ａとは当接していない第二位置（図４に示す位置）との間を回動可能である。
図４及び図５に示すように、第三リンク部材５２５は平板状の細長い部材からなり、一端（図４及び図５の左端）には第三リンク部材５２５の長さ方向に延びる長孔５２５Ａ、他端（図４及び図５の右端）には貫通孔５２５Ｂがそれぞれ形成されている。
【0030】
図７に示すように、第三リンク部材５２５は、長孔５２５Ａ及び第二リンク部材５２４の貫通孔５２４Ｅに第五ピン５２７Ｅを通すことにより、第二リンク部材５２４に対して回動可能に、かつ、長孔５２５Ａに沿ってスライド可能であるように連結されている。
トリガーユニット５５０は、図４及び図５に示すように、平板状の一対の取り付け板５５１と、ベース部材５１０に対して上下方向にスライド可能に配置されている一対の基板５５２と、基板５５２をベース部材５１０の水平面５１０Ａに対して下方向（ベース部材５１０の水平面５１０Ａから離れる方向）に付勢する付勢部材としてのバネ５５３と、一対の基板５５２の間に固定的に取り付けられたピン５５６（図１１（Ｂ）参照）と、ピン５５６に対して係合解除可能に係合するストッパー５５４と、ストッパー５５４がピン５５６に係合する方向にストッパー５５４を付勢する第二付勢部材としてのバネ５５５と、を備えている。
トリガーユニット５５０は、図４及び図５に示すように、平板状の一対の取り付け板５５１と、ベース部材５１０に対して上下方向にスライド可能に配置されている一対の基板５５２と、基板５５２をベース部材５１０の水平面５１０Ａに対して下方向（ベース部材５１０の水平面５１０Ａから離れる方向）に付勢する付勢部材としてのバネ５５３と、一対の基板５５２の間に固定的に取り付けられたピン５５６（図１１（Ｂ）参照）と、ピン５５６に対して係合解除可能に係合するストッパー５５４と、ストッパー５５４がピン５５６に係合する方向にストッパー５５４を付勢する第二付勢部材としてのバネ５５５と、を備えている。
【0031】
図１０は取り付け板５５１の正面図、図１１（Ａ）は一対の基板５５２の正面図、図１１（Ｂ）は一対の基板５５２の側面図、図１２（Ａ）乃至図１２（Ｄ）はストッパー５５４の作動を示す正面図及び側面図である。
図４、図５及び図１０に示すように、一対の取り付け板５５１の各々はその面が鉛直面内にあるようにベース部材５１０の水平面５１０Ａ上に固定的に取り付けられている。一対の取り付け板５５１は相互に間隔を開けて相互に対向している。
図１０に示すように、一対の取り付け板５５１の各々には、中央の鉛直中心線上における貫通孔５５１Ａと、貫通孔５５１Ａの下方において長孔５５１Ｂと、貫通孔５５１Ａより上方かつ右側において貫通孔５５１Ｃと、が形成されている。長孔５５１Ｂは鉛直方向に延びる長さを有している。
一対の取り付け板５５１は対向して配置され、その間にストッパー５５４が配置されている（図１２（Ｂ）及び図１２（Ｄ）参照）。
図４、図５及び図１０に示すように、一対の取り付け板５５１の各々はその面が鉛直面内にあるようにベース部材５１０の水平面５１０Ａ上に固定的に取り付けられている。一対の取り付け板５５１は相互に間隔を開けて相互に対向している。
図１０に示すように、一対の取り付け板５５１の各々には、中央の鉛直中心線上における貫通孔５５１Ａと、貫通孔５５１Ａの下方において長孔５５１Ｂと、貫通孔５５１Ａより上方かつ右側において貫通孔５５１Ｃと、が形成されている。長孔５５１Ｂは鉛直方向に延びる長さを有している。
一対の取り付け板５５１は対向して配置され、その間にストッパー５５４が配置されている（図１２（Ｂ）及び図１２（Ｄ）参照）。
【0032】
図１１（Ａ）に示すように、一対の基板５５２の各々は、平板部分５５２Ａと、平板部分５５２Ａの下端から平板部分５５２Ａに対して垂直方向に延びるフランジ部分５５２Ｂと、を備えている。
基板５５２はベース部材５１０の水平面５１０Ａに形成された開口５１１Ｃを介してベース部材５１０の水平面５１０Ａの上下に突出している。
図１１（Ａ）に示すように、一対の基板５５２の各平板部分５５２Ａにはその鉛直中心線上に貫通孔５５２Ｃと、その下方に長孔５５２Ｄと、が形成されている。長孔５５２Ｄは鉛直方向に延びる長さを有している。
図１１（Ｂ）に示すように、一対の基板５５２の各平板部分５５２Ａは相互に間隔を開けて相互に対向しており、各貫通孔５５２Ｃにピン５５６を通すことにより、相互に固定的に取り付けられている。
基板５５２はベース部材５１０の水平面５１０Ａに形成された開口５１１Ｃを介してベース部材５１０の水平面５１０Ａの上下に突出している。
図１１（Ａ）に示すように、一対の基板５５２の各平板部分５５２Ａにはその鉛直中心線上に貫通孔５５２Ｃと、その下方に長孔５５２Ｄと、が形成されている。長孔５５２Ｄは鉛直方向に延びる長さを有している。
図１１（Ｂ）に示すように、一対の基板５５２の各平板部分５５２Ａは相互に間隔を開けて相互に対向しており、各貫通孔５５２Ｃにピン５５６を通すことにより、相互に固定的に取り付けられている。
【0033】
フランジ部分５５２Ｂは平板部分５５２Ａの両側から外側に向かって突出しており、フランジ部分５５２Ｂとベース部材５１０の水平面５１０Ａの裏面との間にバネ５５３が挟み込まれている。バネ５５３は一対の基板５５２に対して下方向に向かう付勢力を作用させる。
図４、図５及び図１２に示すように、ストッパー５５４はＪ字型をなしている。先端がフックを形成しており、図１２（Ａ）に示すように、ストッパー５５４のフック形状の先端はピン５５６に係合可能である。
ストッパー５５４には貫通孔５５４Ａが形成されており、この貫通孔５５４Ａと取り付け板５５１の貫通孔５５１Ａにピン（図示せず）を通すことによりストッパー５５４は貫通孔５５４Ａ、５５１Ａを中心として回動可能である。ストッパー５５４は貫通孔５５４Ａ、５５１Ａを中心として回動することにより、ピン５５６に係合する位置（図１２（Ａ）及び図１２（Ｂ）に示す位置）と、ピン５５６との係合が解除される位置（図１２（Ｃ）及び図１２（Ｄ）に示す位置）とを取ることができる。
図４、図５及び図１２に示すように、ストッパー５５４はＪ字型をなしている。先端がフックを形成しており、図１２（Ａ）に示すように、ストッパー５５４のフック形状の先端はピン５５６に係合可能である。
ストッパー５５４には貫通孔５５４Ａが形成されており、この貫通孔５５４Ａと取り付け板５５１の貫通孔５５１Ａにピン（図示せず）を通すことによりストッパー５５４は貫通孔５５４Ａ、５５１Ａを中心として回動可能である。ストッパー５５４は貫通孔５５４Ａ、５５１Ａを中心として回動することにより、ピン５５６に係合する位置（図１２（Ａ）及び図１２（Ｂ）に示す位置）と、ピン５５６との係合が解除される位置（図１２（Ｃ）及び図１２（Ｄ）に示す位置）とを取ることができる。
【0034】
ストッパー５５４には貫通孔５５４Ａから基端（フック形状の先端とは反対側端部）に近い位置に貫通孔５５４Ｂが形成されている。この貫通孔５５４Ｂと取り付け板５５１の貫通孔５５１Ｃとの間にバネ５５５が掛けられている。バネ５５５は引張力をストッパー５５４に作用させる。このため、ストッパー５５４には貫通孔５５４Ａを中心として時計回りの方向の引張力が作用し、この引張力により、反対方向の外力が作用しない限り、ストッパー５５４はピン５５６に係合している。
図１３は第四リンク部材５７０の平面図である。
第四リンク部材５７０は直線状の細長い平板状の部材であり、その一端（図１３の右端）は三角形状に形成されている。第四リンク部材５７０には、一端（図１３の右端）において長孔５７０Ａ、中央よりも他端（図１３の左端）側に貫通孔５７０Ｂ、他端には貫通孔５７０Ｃがそれぞれ形成されている。
長孔５７０Ａの長さ方向の中心線は第四リンク部材５７０の長さ方向に対して傾斜している。
図１３は第四リンク部材５７０の平面図である。
第四リンク部材５７０は直線状の細長い平板状の部材であり、その一端（図１３の右端）は三角形状に形成されている。第四リンク部材５７０には、一端（図１３の右端）において長孔５７０Ａ、中央よりも他端（図１３の左端）側に貫通孔５７０Ｂ、他端には貫通孔５７０Ｃがそれぞれ形成されている。
長孔５７０Ａの長さ方向の中心線は第四リンク部材５７０の長さ方向に対して傾斜している。
【0035】
図４及び図５に示すように、ベース部材５１０の左端（接触パッドユニット５３０が配置されている端部とは反対側の端部）には、鉛直面内に位置する面を有する取り付け板５７１が取り付けられており、取り付け板５７１には貫通孔（図示せず）が形成されている。第四リンク部材５７０は、貫通孔５７０Ｃ及び取り付け板５７１の貫通孔にピン５７２Ａを通すことにより、取り付け板５７１に対して貫通孔５７０Ｃを中心として回動可能に連結されている。
第四リンク部材５７０は、貫通孔５７０Ｂ及び基板５５２の長孔５５２Ｄにピン５７２Ｂを通すことにより、基板５５２に対して、長孔５５２Ｄ内をピン５７２Ｂがスライド可能であるように、連結されている。
さらに、第四リンク部材５７０は、長孔５７０Ａ及び第二リンク部材５２４の貫通孔５２４Ｅに第五ピン５２７Ｅを通すことにより、第二リンク部材５２４に対して、長孔５７０Ａ内を第五ピン５２７Ｅがスライド可能であるように、連結されている。
第四リンク部材５７０は、貫通孔５７０Ｂ及び基板５５２の長孔５５２Ｄにピン５７２Ｂを通すことにより、基板５５２に対して、長孔５５２Ｄ内をピン５７２Ｂがスライド可能であるように、連結されている。
さらに、第四リンク部材５７０は、長孔５７０Ａ及び第二リンク部材５２４の貫通孔５２４Ｅに第五ピン５２７Ｅを通すことにより、第二リンク部材５２４に対して、長孔５７０Ａ内を第五ピン５２７Ｅがスライド可能であるように、連結されている。
【0036】
図８に具体的に示されているように、第二リンク部材５２４は第五ピン５２７Ｅを介して第三リンク部材５２５及び第四リンク部材５７０と回動可能に連結されており、第五ピン５２７Ｅは第三リンク部材５２５の長孔５２５Ａ及び第四リンク部材５７０の長孔５７０Ａの双方に沿ってスライド可能である。
図１４（Ａ）及び図１４（Ｂ）は第二リンク部材５２４と第三リンク部材５２５との位置関係を示す平面図、図１４（Ｃ）及び図１４（Ｄ）は第二リンク部材５２４と第四リンク部材５７０との位置関係を示す平面図である。
以上のような構造を有する遊技台保持装置５００は以下のようにして用いられる。
前述のように、接触パッド５３３は、遊技台７００の右側面７００Ａに接触し、左側面に配置されている保持用プレート９００に向かって遊技台７００を押圧する第一位置（図５に示す位置）と、遊技台７００の右側面７００Ａとは接触していない第二位置（図４に示す位置）との間において回動する。遊技台７００を設置する前の段階では接触パッド５３３は第二位置（図４）に位置するように設定されているとともに、トリガーユニット５５０のストッパー５５４はピン５５６に係合するように位置している。
図１４（Ａ）及び図１４（Ｂ）は第二リンク部材５２４と第三リンク部材５２５との位置関係を示す平面図、図１４（Ｃ）及び図１４（Ｄ）は第二リンク部材５２４と第四リンク部材５７０との位置関係を示す平面図である。
以上のような構造を有する遊技台保持装置５００は以下のようにして用いられる。
前述のように、接触パッド５３３は、遊技台７００の右側面７００Ａに接触し、左側面に配置されている保持用プレート９００に向かって遊技台７００を押圧する第一位置（図５に示す位置）と、遊技台７００の右側面７００Ａとは接触していない第二位置（図４に示す位置）との間において回動する。遊技台７００を設置する前の段階では接触パッド５３３は第二位置（図４）に位置するように設定されているとともに、トリガーユニット５５０のストッパー５５４はピン５５６に係合するように位置している。
【0037】
接触パッド５３３が第二位置にあるときには、図４に示すように、第一リンク部材５２３はほぼ水平方向（または、やや右下がり）になっており、第二リンク部材５２４の第一部分５２４Ａはほぼ水平方向（または、やや右上がり）になっている。
また、ストッパー５５４がピン５５６に係合しているため、トリガーユニット５５０の基板５５２は最も高い位置にある。すなわち、ピン５５６は取り付け板５５１の長孔５５１Ｂ内の最も高い位置に、ピン５７２Ｂは基板５５２の長孔５５２Ｄの最も低い位置にある。
さらに、接触パッド５３３が第二位置にあるときには、図１４（Ａ）に示すように、第五ピン５２７Ｅは第三リンク部材５２５の長孔５２５Ａの最も左に位置し、かつ、図１４（Ｃ）に示すように、第五ピン５２７Ｅは第四リンク部材５７０の長孔５７０Ａの最も右に位置している。
また、ストッパー５５４がピン５５６に係合しているため、トリガーユニット５５０の基板５５２は最も高い位置にある。すなわち、ピン５５６は取り付け板５５１の長孔５５１Ｂ内の最も高い位置に、ピン５７２Ｂは基板５５２の長孔５５２Ｄの最も低い位置にある。
さらに、接触パッド５３３が第二位置にあるときには、図１４（Ａ）に示すように、第五ピン５２７Ｅは第三リンク部材５２５の長孔５２５Ａの最も左に位置し、かつ、図１４（Ｃ）に示すように、第五ピン５２７Ｅは第四リンク部材５７０の長孔５７０Ａの最も右に位置している。
【0038】
遊技台７００を遊技台保持装置５００の下方に設置した後、図４に示すように、操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）を反時計回りの方向Ｒに回転させることによって、接触パッド５３３を第二位置（図４）から第一位置（図５）に回動させる。
操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）を反時計回りの方向Ｒに回転させると、図５に示すように、取っ手５５２Ａはほぼ直立状態となり、接触パッド５３３は第一リンク部材５２３、第二リンク部材５２４及び第三リンク部材５２５の作用により第二位置（図４）から第一位置（図５）に回動する。
接触パッド５３３が第一位置に移行すると、操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）に外力を加えない限り接触パッド５３３は動かない。第一位置にある接触パッド５３３は、たとえ接触パッド５３３に外力（特に、接触パッド５３３を第一位置から第二位置に向かって回動させようとする向きの外力）が作用しても、動く（回動する）ことはなく、操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）を操作しない限り、第一位置に維持される。
接触パッド５３３を第二位置から第一位置に回動させるときには、第一リンク部材５２３、第二リンク部材５２４及び第三リンク部材５２５は以下のように動作する。
操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）を反時計回りの方向Ｒに回転させると、図５に示すように、取っ手５５２Ａはほぼ直立状態となり、接触パッド５３３は第一リンク部材５２３、第二リンク部材５２４及び第三リンク部材５２５の作用により第二位置（図４）から第一位置（図５）に回動する。
接触パッド５３３が第一位置に移行すると、操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）に外力を加えない限り接触パッド５３３は動かない。第一位置にある接触パッド５３３は、たとえ接触パッド５３３に外力（特に、接触パッド５３３を第一位置から第二位置に向かって回動させようとする向きの外力）が作用しても、動く（回動する）ことはなく、操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）を操作しない限り、第一位置に維持される。
接触パッド５３３を第二位置から第一位置に回動させるときには、第一リンク部材５２３、第二リンク部材５２４及び第三リンク部材５２５は以下のように動作する。
【0039】
第一リンク部材５２３は、第一ピン５２７Ａ（貫通孔５２１Ａ、５２３Ａ）を中心として時計回りの方向に回動する。第一リンク部材５２３の回動とともに第二リンク部材５２４は第三ピン５２７Ｃ（貫通孔５２１Ｂ、５２４Ｃ）を中心として時計回りの方向に回動する。
図５に示すように、この状態においては、第二ピン５２７Ｂ（貫通孔５２２Ｂ、５２３Ｂ）は上下方向においては第一ピン５２７Ａと第三ピン５２７Ｃとの間に位置し、さらに、第三ピン５２７Ｃよりも外側（接触パッド５３３に向かう側）に位置している。
第二リンク部材５２４が第三ピン５２７Ｃ（貫通孔５２１Ｂ、５２４Ｃ）を中心として時計回りの方向に回動に伴って、図１４（Ｂ）に示すように、第五ピン５２７Ｅは第三リンク部材５２５の長孔５２５Ａを右方向に長孔５２５Ａの右端までスライドし、第三リンク部材５２５は相対的に左方向に移動する。この結果、図５に示すように、連結部材５３２は貫通孔５３１Ａ、５３２Ａを中心として反時計回りの方向に回動し、接触パッド５３３は第二位置（図４）から第一位置（図５）に移行する。
図５に示すように、この状態においては、第二ピン５２７Ｂ（貫通孔５２２Ｂ、５２３Ｂ）は上下方向においては第一ピン５２７Ａと第三ピン５２７Ｃとの間に位置し、さらに、第三ピン５２７Ｃよりも外側（接触パッド５３３に向かう側）に位置している。
第二リンク部材５２４が第三ピン５２７Ｃ（貫通孔５２１Ｂ、５２４Ｃ）を中心として時計回りの方向に回動に伴って、図１４（Ｂ）に示すように、第五ピン５２７Ｅは第三リンク部材５２５の長孔５２５Ａを右方向に長孔５２５Ａの右端までスライドし、第三リンク部材５２５は相対的に左方向に移動する。この結果、図５に示すように、連結部材５３２は貫通孔５３１Ａ、５３２Ａを中心として反時計回りの方向に回動し、接触パッド５３３は第二位置（図４）から第一位置（図５）に移行する。
【0040】
第一リンク部材５２３、第二リンク部材５２４及び第三リンク部材５２５が以上のように作動する結果として、接触パッド５３３は第二位置から第一位置に移行する。接触パッド５３３が第一位置にあるときには、接触パッド５３３は遊技台７００の右側面７００Ａに接するとともに、遊技台７００をその左側面に向かって押圧する。これにより、遊技台７００は左側面を支持する保持用プレート９００と接触パッド５３３との間に挟まれ、左右方向（水平方向）において安定的に保持されることが可能である。特に、保持用プレート９００の滑り止め用シート９１４，９２４の作用によって、保持用プレート９００に対して滑ることなく保持される。
次いで、ストッパー５５４をバネ５５５の付勢力に逆らって下方に押し込む。すなわち、図１２（Ａ）に示すように、ストッパー５５４を貫通孔５５４Ａ及び取り付け板５５１の貫通孔５５１Ａの回りに反時計回りの方向に回動させる。これにより、図１２（Ｃ）に示すように、ストッパー５５４の先端とピン５６６との係合が解除される。ピン５６６が固定されている基板５５２はバネ５５３によって下方向に付勢されているため、ストッパー５５４の先端とピン５６６との係合が解除されると、基板５５２は下方向にスライドする。
次いで、ストッパー５５４をバネ５５５の付勢力に逆らって下方に押し込む。すなわち、図１２（Ａ）に示すように、ストッパー５５４を貫通孔５５４Ａ及び取り付け板５５１の貫通孔５５１Ａの回りに反時計回りの方向に回動させる。これにより、図１２（Ｃ）に示すように、ストッパー５５４の先端とピン５６６との係合が解除される。ピン５６６が固定されている基板５５２はバネ５５３によって下方向に付勢されているため、ストッパー５５４の先端とピン５６６との係合が解除されると、基板５５２は下方向にスライドする。
【0041】
基板５５２が下方向にスライドすると、基板５５２の長孔５５２Ｄに篏合しているピン５７２Ｂも基板５５２とともに長孔５５２Ｄに沿って下方向に移動する。ピン５７２Ｂが下方向に移動すると、ピン５７２Ｂが取り付けられている第四リンク部材５７０にはピン５７２Ｂの位置において下方向への力が作用し、その結果として、第四リンク部材５７０はピン５７２Ａを中心として時計回りの方向に回動する。この場合、図１４（Ｄ）に示すように、第五ピン５２７Ｅは第四リンク部材５７０の長孔５７０Ａの左端までスライドしている。
この結果、第五ピン５２７Ｅが時計回りの方向に回動したときと同様に、第三リンク部材５２５は相対的に左方向に移動する。
以上のように、操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）を反時計回りの方向Ｒに回動させることにより、ストッパー５５４とピン５５６とが係合しているかどうかにかかわらず（トリガーユニット５５０の作動の有無にかかわらず）、接触パッド５３３を第二位置から第一位置に移行させ、かつ、接触パッド５３３を第一位置に固定させることができる。
この結果、第五ピン５２７Ｅが時計回りの方向に回動したときと同様に、第三リンク部材５２５は相対的に左方向に移動する。
以上のように、操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）を反時計回りの方向Ｒに回動させることにより、ストッパー５５４とピン５５６とが係合しているかどうかにかかわらず（トリガーユニット５５０の作動の有無にかかわらず）、接触パッド５３３を第二位置から第一位置に移行させ、かつ、接触パッド５３３を第一位置に固定させることができる。
【0042】
接触パッド５３３を第一位置（図５）から第二位置（図４）に移行させる場合には、図５に示すように、操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）を時計回りの方向Ｓに回転させる。これにより、第一リンク部材５２３、第二リンク部材５２４及び第三リンク部材５２５は接触パッド５３３を第二位置（図４）から第一位置（図５）に回動させるときの動作とは逆の動作を行い、接触パッド５３３は第一位置（図５）から第二位置（図４）に回動する。これにより、接触パッド５３３による遊技台７００の右側面７００Ａに対する保持状態が解除されるので、遊技台７００を水平方向において取り出すことができる。
トリガーユニット５５０は、操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）を時計回りの方向Ｓに回転させると、それに伴い、図４に示す状態に自動的に移行する。すなわち、操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）を時計回りの方向Ｓに回転させると、第四リンク部材５７０がピン５７２Ａを中心として反時計回りの方向に回動するため、基板５５２ひいてはピン５５６が上方向にスライドする。ピン５６６は、バネ５５５の付勢力に抗してストッパー５５４を貫通孔５５１Ａ，５５４Ａを中心として反時計回りの方向に回動させ、再びストッパー５５４のフック形状の先端と係合するに至る。
トリガーユニット５５０は、操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）を時計回りの方向Ｓに回転させると、それに伴い、図４に示す状態に自動的に移行する。すなわち、操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）を時計回りの方向Ｓに回転させると、第四リンク部材５７０がピン５７２Ａを中心として反時計回りの方向に回動するため、基板５５２ひいてはピン５５６が上方向にスライドする。ピン５６６は、バネ５５５の付勢力に抗してストッパー５５４を貫通孔５５１Ａ，５５４Ａを中心として反時計回りの方向に回動させ、再びストッパー５５４のフック形状の先端と係合するに至る。
【0043】
このように、接触パッド５３３の第一位置（図５）から第二位置（図４）への移行は操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）の時計回りの方向Ｓへの回動という単一の動作により実現することができる。
本実施形態に係る遊技台保持装置５００によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態に係る遊技台保持装置５００においては、接触パッド５３３は操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）には直結してはおらず、リンク機構（第一リンク部材５２３、第二リンク部材５２４及び第三リンク部材５２５）を介して操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）に作動的に、かつ、間接的に連結している。
このため、接触パッド５３３を第一位置（図５）から第二位置（図４）に回動させる方向に動かすような外力が接触パッド５３３に作用したとしても、その外力はリンク機構に阻害されて操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）には到達せず、操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）を動かすことはない。
本実施形態に係る遊技台保持装置５００によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態に係る遊技台保持装置５００においては、接触パッド５３３は操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）には直結してはおらず、リンク機構（第一リンク部材５２３、第二リンク部材５２４及び第三リンク部材５２５）を介して操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）に作動的に、かつ、間接的に連結している。
このため、接触パッド５３３を第一位置（図５）から第二位置（図４）に回動させる方向に動かすような外力が接触パッド５３３に作用したとしても、その外力はリンク機構に阻害されて操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）には到達せず、操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）を動かすことはない。
【0044】
このように、接触パッド５３３に外力が作用したとしても、その外力によって操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）が作動することはない。接触パッド５３３はユーザーによって操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）が意図的に操作された場合にのみ作動する。すなわち、接触パッド５３３の第一位置（図５）から第二位置（図４）への移行はユーザーのみが行えるものである。
従来の遊技台保持装置１００においては、カム１１２はレバー１１４と直結されているため、たとえレバー１１４を操作しなくても、すなわち、レバー１１４に外力が作用しなくても、何らかの原因によりカム１１２それ自体に外力が作用すると、カム１１２が意図しない方向に回転し、可動部材１２０が上方に移動してしまうことがあった。
本実施形態に係る遊技台保持装置５００は従来の遊技台保持装置１００におけるこのような問題点を解決することができる。本実施形態に係る遊技台保持装置５００においては、従来の遊技台保持装置１００とは異なり、接触パッド５３３に外力が作用しても接触パッド５３３が意図しない方向（第一位置から第二位置に向かう方向）に回動することはなく、操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）を操作しない限り接触パッド５３３は第一位置から第二位置に回動しない。このため、本実施形態に係る遊技台保持装置５００によれば、遊技台７００を確実に保持することができる。
従来の遊技台保持装置１００においては、カム１１２はレバー１１４と直結されているため、たとえレバー１１４を操作しなくても、すなわち、レバー１１４に外力が作用しなくても、何らかの原因によりカム１１２それ自体に外力が作用すると、カム１１２が意図しない方向に回転し、可動部材１２０が上方に移動してしまうことがあった。
本実施形態に係る遊技台保持装置５００は従来の遊技台保持装置１００におけるこのような問題点を解決することができる。本実施形態に係る遊技台保持装置５００においては、従来の遊技台保持装置１００とは異なり、接触パッド５３３に外力が作用しても接触パッド５３３が意図しない方向（第一位置から第二位置に向かう方向）に回動することはなく、操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）を操作しない限り接触パッド５３３は第一位置から第二位置に回動しない。このため、本実施形態に係る遊技台保持装置５００によれば、遊技台７００を確実に保持することができる。
【0045】
また、操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）と接触パッドユニット５３０とは第三リンク部材５２５を介して作動的に連結されている。第三リンク部材５２５の長さを調節することにより、操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）と接触パッドユニット５３０との間の距離を任意の距離にすることができ、遊技台保持装置５００を設置するスペースに応じて操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）及び接触パッドユニット５３０の配置を決めることができる。
さらに、接触パッド５３３の第一位置から第二位置への移行は操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）の時計回りの方向Ｓへの回動という単一の動作により実現することができ、遊技台７００に対する保持の解除を容易に行うことが可能である。
本実施形態に係る遊技台保持装置５００は上記の構造に限定されるものではなく、種々の改変が可能である。
さらに、接触パッド５３３の第一位置から第二位置への移行は操作レバー５２２（取っ手５２２Ａ）の時計回りの方向Ｓへの回動という単一の動作により実現することができ、遊技台７００に対する保持の解除を容易に行うことが可能である。
本実施形態に係る遊技台保持装置５００は上記の構造に限定されるものではなく、種々の改変が可能である。
【0046】
第一の実施形態に係る遊技台保持装置５００においては、接触パッド５３３は棒部材５３３Ｃを介して連結部材５３２に対して固定的に取り付けられているため、接触パッド５３３の交換、遊技台７００の右側面７００Ａと接触するゴムシート５３３Ｂと連結部材５３２との間の距離の調節を行うことは不可能である。
例えば、棒部材５３３Ｃを雄ネジとして形成し、この雄ネジを連結部材５３２の外側表面においてナット（例えば、ダブルナット）で締めることによって、接触パッド５３３を取り外すことが可能になり、接触パッド５３３を交換することができる。
さらに、雄ネジが連結部材５３２の外側に出る長さを調節することにより、ゴムシート５３３Ｂと連結部材５３２との間の距離を所望の距離にすることもできる。
例えば、棒部材５３３Ｃを雄ネジとして形成し、この雄ネジを連結部材５３２の外側表面においてナット（例えば、ダブルナット）で締めることによって、接触パッド５３３を取り外すことが可能になり、接触パッド５３３を交換することができる。
さらに、雄ネジが連結部材５３２の外側に出る長さを調節することにより、ゴムシート５３３Ｂと連結部材５３２との間の距離を所望の距離にすることもできる。
【0047】
（第二の実施形態）
図１５及び図１６は本発明の第二の実施形態に係る遊技台保持装置６００の正面図である。図１５は接触パッドユニット５３０の接触パッド５３３が第二位置にあるときの図４と同様の正面図、図１６は接触パッド５３３が第一位置にあるときの図５と同様の正面図である。
遊技台保持装置６００は、ベース部材５１０と、側部支持ユニット５２０と、上部支持ユニット６５０と、から構成されている。
すなわち、遊技台保持装置６００は、第一の実施形態に係る遊技台保持装置５００と比較して、トリガーユニット５５０に代えて、上部支持ユニット６５０を備えている。この点を除いて、遊技台保持装置６００は第一の実施形態に係る遊技台保持装置５００同様の構造を有している。
図１７（Ａ）は上部支持ユニット６５０の部分的な正面図、図１７（Ｂ）は上部支持ユニット６５０の部分的な側面図である。
上部支持ユニット６５０は、第一の実施形態におけるトリガーユニット５５０に対して、押圧板６６０と、４個の円柱状の棒部材６７０と、を追加的に備えている。
図１５及び図１６は本発明の第二の実施形態に係る遊技台保持装置６００の正面図である。図１５は接触パッドユニット５３０の接触パッド５３３が第二位置にあるときの図４と同様の正面図、図１６は接触パッド５３３が第一位置にあるときの図５と同様の正面図である。
遊技台保持装置６００は、ベース部材５１０と、側部支持ユニット５２０と、上部支持ユニット６５０と、から構成されている。
すなわち、遊技台保持装置６００は、第一の実施形態に係る遊技台保持装置５００と比較して、トリガーユニット５５０に代えて、上部支持ユニット６５０を備えている。この点を除いて、遊技台保持装置６００は第一の実施形態に係る遊技台保持装置５００同様の構造を有している。
図１７（Ａ）は上部支持ユニット６５０の部分的な正面図、図１７（Ｂ）は上部支持ユニット６５０の部分的な側面図である。
上部支持ユニット６５０は、第一の実施形態におけるトリガーユニット５５０に対して、押圧板６６０と、４個の円柱状の棒部材６７０と、を追加的に備えている。
【0048】
図１７（Ｂ）に示すように、押圧板６６０はＬ字型のアングルからなり、水平面６６０Ａと、水平面６６０Ａの一端から鉛直方向に上方に延びる鉛直面６６０Ｂと、からなる。
上部支持ユニット６５０の基板５５２はその底面を介して、押圧板６６０の水平面６６０Ａの中央において、水平面６６０Ａ上に固定的に取り付けられている。
押圧板６６０の鉛直面６６０Ｂの両端の各々には、鉛直方向に延びる長孔６６０Ｃが形成されている。図１５及び図１６に示すように、各長孔６６０Ｃには、ベース部材５１０の鉛直面５１０Ｂに固定的に取り付けられたピン６６０Ｄが嵌め込まれている。このため、押圧板６６０はベース部材５１０の鉛直面５１０Ｂ上を鉛直方向にスライド可能である（図１７（Ｂ）参照）。押圧板６６０が最も下方までスライドしたときには、図１６に示すように、押圧板６６０の水平面６６０Ａは遊技台７００の上面７００Ｂに接する。
上部支持ユニット６５０の基板５５２はその底面を介して、押圧板６６０の水平面６６０Ａの中央において、水平面６６０Ａ上に固定的に取り付けられている。
押圧板６６０の鉛直面６６０Ｂの両端の各々には、鉛直方向に延びる長孔６６０Ｃが形成されている。図１５及び図１６に示すように、各長孔６６０Ｃには、ベース部材５１０の鉛直面５１０Ｂに固定的に取り付けられたピン６６０Ｄが嵌め込まれている。このため、押圧板６６０はベース部材５１０の鉛直面５１０Ｂ上を鉛直方向にスライド可能である（図１７（Ｂ）参照）。押圧板６６０が最も下方までスライドしたときには、図１６に示すように、押圧板６６０の水平面６６０Ａは遊技台７００の上面７００Ｂに接する。
【0049】
４個の棒部材６７０は基板５５２の両側において押圧板６６０上に直立して固定されており、ベース部材５１０の水平面５１０Ａに形成された４個の貫通孔５１１Ｄ，５１１Ｅを通ってベース部材５１０の水平面５１０Ａの上方に突出している。
各バネ５５３は、各棒部材６７０の周囲に配置された状態においてベース部材５１０の水平面５１０Ａと押圧板６６０の水平面６６０Ａとの間に挟み込まれている。ベース部材５１０は上部枠８３０に固定されているので、各バネ５５３は押圧板６６０を下方に押す付勢力を押圧板６６０に作用させている。
以上のような構造を有する遊技台保持装置６００は以下のようにして用いられる。
本実施形態に係る遊技台保持装置６００の使用方法は基本的に第一の実施形態に係る遊技台保持装置５００と同様である。
各バネ５５３は、各棒部材６７０の周囲に配置された状態においてベース部材５１０の水平面５１０Ａと押圧板６６０の水平面６６０Ａとの間に挟み込まれている。ベース部材５１０は上部枠８３０に固定されているので、各バネ５５３は押圧板６６０を下方に押す付勢力を押圧板６６０に作用させている。
以上のような構造を有する遊技台保持装置６００は以下のようにして用いられる。
本実施形態に係る遊技台保持装置６００の使用方法は基本的に第一の実施形態に係る遊技台保持装置５００と同様である。
【0050】
本実施形態に係る遊技台保持装置６００においては、上部支持ユニット６５０の使い方は第一の実施形態におけるトリガーユニット５５０と同様である。すなわち、ストッパー５５４がピン５５６に係合している状態においては、図１５に示すように、押圧板６６０は遊技台７００の上面７００Ｂの上方に位置している。ストッパー５５４を貫通孔５５１Ａ，５５４Ａを中心として反時計回りの方向に回動させることによりストッパー５５４とピン５５６との係合を解除させると、押圧板６６０はバネ５５３の付勢力によって下降し、図１６に示すように、遊技台７００の上面７００Ｂに接触し、遊技台７００を下方に押圧する。
本実施形態に係る遊技台保持装置６００によれば、第一の実施形態に係る遊技台保持装置５００による効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
本実施形態に係る遊技台保持装置６００によれば、第一の実施形態に係る遊技台保持装置５００による効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
【0051】
上述のように、遊技台保持装置６００においては、ストッパー５５４を貫通孔５５１Ａ，５５４Ａを中心として反時計回りの方向に回動させることによりストッパー５５４とピン５５６との係合が解除され、押圧板６６０はバネ５５３の付勢力によって下降し、図１６に示すように、遊技台７００の上面７００Ｂに接触し、遊技台７００を下方に押圧する。すなわち、上部支持ユニット６５０が作動する。
このように、本実施形態に係る遊技台保持装置６００によれば、側部支持ユニット５２０と上部支持ユニット６５０とが作動することによって、遊技台７００の右側面７００Ａと上面７００Ｂとを同時に保持することが可能である。
上部支持ユニット６５０による遊技台７００の下方への押圧は接触パッド５３３を第一位置（図１６）から第二位置（図１５）へ回動させる（図１６のＳ方向に回動させる）ことにより自動的に解除される。ストッパー５５４を回動させてピン５５６に係合させる必要はない。単に、接触パッド５３３を第一位置から第二位置へ回動させることにより、第四リンク部材５７０の作用によってストッパー５５４はピン５５６に自動的に係合する。
このように、接触パッド５３３を第一位置（図１６）から第二位置（図１５）へ回動させる単一の動作により、側部支持ユニット５２０及び上部支持ユニット６５０の双方の遊技台７００に対する保持を解除することが可能である。
このように、本実施形態に係る遊技台保持装置６００によれば、側部支持ユニット５２０と上部支持ユニット６５０とが作動することによって、遊技台７００の右側面７００Ａと上面７００Ｂとを同時に保持することが可能である。
上部支持ユニット６５０による遊技台７００の下方への押圧は接触パッド５３３を第一位置（図１６）から第二位置（図１５）へ回動させる（図１６のＳ方向に回動させる）ことにより自動的に解除される。ストッパー５５４を回動させてピン５５６に係合させる必要はない。単に、接触パッド５３３を第一位置から第二位置へ回動させることにより、第四リンク部材５７０の作用によってストッパー５５４はピン５５６に自動的に係合する。
このように、接触パッド５３３を第一位置（図１６）から第二位置（図１５）へ回動させる単一の動作により、側部支持ユニット５２０及び上部支持ユニット６５０の双方の遊技台７００に対する保持を解除することが可能である。
【符号の説明】
【0052】
５００ 本発明の第一の実施形態に係る遊技台保持装置
５１０ ベース部材
５２０ 側部支持ユニット
５３０ 接触パッドユニット
５５０ トリガーユニット
５２３ 第一リンク部材
５２４ 第二リンク部材
５２５ 第三リンク部材
５７５ 第四リンク部材
６００ 本発明の第二の実施形態に係る遊技台保持装置
６５０ 上部支持ユニット
７００ 遊技台
５１０ ベース部材
５２０ 側部支持ユニット
５３０ 接触パッドユニット
５５０ トリガーユニット
５２３ 第一リンク部材
５２４ 第二リンク部材
５２５ 第三リンク部材
５７５ 第四リンク部材
６００ 本発明の第二の実施形態に係る遊技台保持装置
６５０ 上部支持ユニット
７００ 遊技台
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【手続補正書】
【提出日】2022-08-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技台を当該遊技台の周囲に配置されている枠に対して解除可能に保持する遊技台保持装置であって、
前記枠に固定されたベース部材と、
前記遊技台の上方において前記ベース部材に取り付けられ、前記遊技台の側部を支持する側部支持ユニットと、
前記ベース部材に取り付けられたトリガーユニットと、
前記側部支持ユニットと前記トリガーユニットとを作動的に連結する第四リンク部材と、
を備え、
前記側部支持ユニットは前記遊技台の上方の一点を中心として回動可能である接触パッドを備えており、
前記接触パッドは、前記遊技台の前記側部に接触する第一位置と、前記遊技台の前記側部とは接触していない第二位置との間において回動可能であり、
前記トリガーユニットは前記遊技台の上方において上下方向に移動可能であり、
前記側部支持ユニットは、
操作レバーと、
前記操作レバーと前記接触パッドとを作動的に連結するリンク機構と、
をさらに備え、
前記接触パッドは前記リンク機構を介して前記第一位置と前記第二位置との間を回動するものであることを特徴とする遊技台保持装置。
前記枠に固定されたベース部材と、
前記遊技台の上方において前記ベース部材に取り付けられ、前記遊技台の側部を支持する側部支持ユニットと、
前記ベース部材に取り付けられたトリガーユニットと、
前記側部支持ユニットと前記トリガーユニットとを作動的に連結する第四リンク部材と、
を備え、
前記側部支持ユニットは前記遊技台の上方の一点を中心として回動可能である接触パッドを備えており、
前記接触パッドは、前記遊技台の前記側部に接触する第一位置と、前記遊技台の前記側部とは接触していない第二位置との間において回動可能であり、
前記トリガーユニットは前記遊技台の上方において上下方向に移動可能であり、
前記側部支持ユニットは、
操作レバーと、
前記操作レバーと前記接触パッドとを作動的に連結するリンク機構と、
をさらに備え、
前記接触パッドは前記リンク機構を介して前記第一位置と前記第二位置との間を回動するものであることを特徴とする遊技台保持装置。
【請求項2】
前記リンク機構は、
前記ベース部材に対して直立しているベース板と、
第一リンク部材と、
第一部分と、前記第一部分の先端から直角方向に延びる第二部分とを有する第二リンク部材と、
第三リンク部材と、
を備え、
前記第一リンク部材は、その一端において回動可能に前記ベース板に、その他端において回動可能に前記操作レバーにそれぞれ連結されており、
前記第二リンク部材は、前記第一部分の一端において前記第一リンク部材の前記一端より前記遊技台に近い位置で回動可能に前記ベース板に、前記第一部分の他端において前記第一リンク部材の前記他端より前記遊技台に近い位置で回動可能に前記操作レバーにそれぞれ連結されており、
前記接触パッドは前記第三リンク部材を介して前記第二リンク部材の前記第二部分の先端に回動可能に連結されていることを特徴とする請求項１に記載の遊技台保持装置。
前記ベース部材に対して直立しているベース板と、
第一リンク部材と、
第一部分と、前記第一部分の先端から直角方向に延びる第二部分とを有する第二リンク部材と、
第三リンク部材と、
を備え、
前記第一リンク部材は、その一端において回動可能に前記ベース板に、その他端において回動可能に前記操作レバーにそれぞれ連結されており、
前記第二リンク部材は、前記第一部分の一端において前記第一リンク部材の前記一端より前記遊技台に近い位置で回動可能に前記ベース板に、前記第一部分の他端において前記第一リンク部材の前記他端より前記遊技台に近い位置で回動可能に前記操作レバーにそれぞれ連結されており、
前記接触パッドは前記第三リンク部材を介して前記第二リンク部材の前記第二部分の先端に回動可能に連結されていることを特徴とする請求項１に記載の遊技台保持装置。
【請求項3】
前記側部支持ユニットは連結部材をさらに備えており、
前記連結部材は、一端において前記一点を介して回動可能に前記ベース部材に連結されており、他端において前記接触パッドと結合しており、
前記第三リンク部材はその一端には前記第三リンク部材の長さ方向に延びる長孔が形成されており、
前記第二リンク部材の前記第二部分の前記先端は前記長孔を介して前記第三リンク部材に連結しており、
前記第三リンク部材は他端において、前記連結部材の前記一端と前記他端との間において、前記連結部材と回動可能に連結していることを特徴とする請求項２に記載の遊技台保持装置。
前記連結部材は、一端において前記一点を介して回動可能に前記ベース部材に連結されており、他端において前記接触パッドと結合しており、
前記第三リンク部材はその一端には前記第三リンク部材の長さ方向に延びる長孔が形成されており、
前記第二リンク部材の前記第二部分の前記先端は前記長孔を介して前記第三リンク部材に連結しており、
前記第三リンク部材は他端において、前記連結部材の前記一端と前記他端との間において、前記連結部材と回動可能に連結していることを特徴とする請求項２に記載の遊技台保持装置。
【請求項4】
前記第四リンク部材は、前記トリガーユニットに対して前記側部支持ユニットとは反対側の一端において回動可能に前記ベース部材に連結されており、
前記第四リンク部材は、その他端において、前記側部支持ユニットと回動可能に連結され、
前記第四リンク部材は、前記一端及び前記他端の間の一点において前記トリガーユニットと回動可能に連結されており、
前記トリガーユニットが下方にスライドすることにより前記第四リンク部材が前記一端を中心として回動することを特徴とする請求項１乃至３の何れか一項に記載の遊技台保持装置。
前記第四リンク部材は、その他端において、前記側部支持ユニットと回動可能に連結され、
前記第四リンク部材は、前記一端及び前記他端の間の一点において前記トリガーユニットと回動可能に連結されており、
前記トリガーユニットが下方にスライドすることにより前記第四リンク部材が前記一端を中心として回動することを特徴とする請求項１乃至３の何れか一項に記載の遊技台保持装置。
【請求項5】
前記トリガーユニットは、
前記遊技台の上方において前記ベース部材に対して上下方向にスライド可能である基板と、
前記基板を前記ベース部材に対して下方向に付勢する付勢部材と、
前記基板に係合解除可能に係合するストッパーと、
前記ストッパーを前記ストッパーが前記基板に係合する方向に付勢する第二付勢部材と、
を備え、
前記基板は前記第四リンク部材と回動可能に連結されており、
前記ストッパーの前記基板に対する係合を解除することにより、前記基板は前記付勢部材の付勢力を受けて下方に移動することを特徴とする請求項４に記載の遊技台保持装置。
前記遊技台の上方において前記ベース部材に対して上下方向にスライド可能である基板と、
前記基板を前記ベース部材に対して下方向に付勢する付勢部材と、
前記基板に係合解除可能に係合するストッパーと、
前記ストッパーを前記ストッパーが前記基板に係合する方向に付勢する第二付勢部材と、
を備え、
前記基板は前記第四リンク部材と回動可能に連結されており、
前記ストッパーの前記基板に対する係合を解除することにより、前記基板は前記付勢部材の付勢力を受けて下方に移動することを特徴とする請求項４に記載の遊技台保持装置。
【請求項6】
前記接触パッドを前記第一位置から前記第二位置へ回動させることにより、前記第四リンク部材を介して前記ストッパーは前記基板に係合することを特徴とする請求項５に記載の遊技台保持装置。
【請求項7】
遊技台を当該遊技台の周囲に配置されている枠に対して解除可能に保持する遊技台保持装置であって、
前記遊技台の上方に配置され、前記遊技台の側部を支持する側部支持ユニットと、
前記遊技台の上方に配置され、前記遊技台の上部を支持する上部支持ユニットと、
前記側部支持ユニットと前記上部支持ユニットとを作動的に連結する第四リンク部材と、
を備え、
前記側部支持ユニットは前記遊技台の上方の一点を中心として回動可能である接触パッドを備えており、
前記接触パッドは、前記遊技台の前記側部に接触し、前記遊技台を押圧する第一位置と、前記遊技台の前記側部とは接触していない第二位置との間において回動可能であり、
前記上部支持ユニットは、前記遊技台の上方において上下動可能であり、下方に移動することにより、前記遊技台の上面に接触するものであり、
前記側部支持ユニットは、
操作レバーと、
前記操作レバーと前記接触パッドとを作動的に連結するリンク機構と、
をさらに備え、
前記接触パッドは前記リンク機構を介して前記第一位置と前記第二位置との間を回動するものであることを特徴とする遊技台保持装置。
前記遊技台の上方に配置され、前記遊技台の側部を支持する側部支持ユニットと、
前記遊技台の上方に配置され、前記遊技台の上部を支持する上部支持ユニットと、
前記側部支持ユニットと前記上部支持ユニットとを作動的に連結する第四リンク部材と、
を備え、
前記側部支持ユニットは前記遊技台の上方の一点を中心として回動可能である接触パッドを備えており、
前記接触パッドは、前記遊技台の前記側部に接触し、前記遊技台を押圧する第一位置と、前記遊技台の前記側部とは接触していない第二位置との間において回動可能であり、
前記上部支持ユニットは、前記遊技台の上方において上下動可能であり、下方に移動することにより、前記遊技台の上面に接触するものであり、
前記側部支持ユニットは、
操作レバーと、
前記操作レバーと前記接触パッドとを作動的に連結するリンク機構と、
をさらに備え、
前記接触パッドは前記リンク機構を介して前記第一位置と前記第二位置との間を回動するものであることを特徴とする遊技台保持装置。
【請求項8】
前記遊技台保持装置は前記枠に固定されたベース部材をさらに備えており、
前記リンク機構は、
前記ベース部材に対して直立しているベース板と、
第一リンク部材と、
第一部分と、前記第一部分の先端から直角方向に延びる第二部分とを有する第二リンク部材と、
第三リンク部材と、
を備え、
前記第一リンク部材は、その一端において回動可能に前記ベース板に、その他端において回動可能に前記操作レバーにそれぞれ連結されており、
前記第二リンク部材は、前記第一部分の一端において前記第一リンク部材の前記一端より前記遊技台に近い位置で回動可能に前記ベース板に、前記第一部分の他端において前記第一リンク部材の前記他端より前記遊技台に近い位置で回動可能に前記操作レバーにそれぞれ連結されており、
前記接触パッドは前記第三リンク部材を介して前記第二リンク部材の前記第二部分の先端に回動可能に連結されていることを特徴とする請求項７に記載の遊技台保持装置。
前記リンク機構は、
前記ベース部材に対して直立しているベース板と、
第一リンク部材と、
第一部分と、前記第一部分の先端から直角方向に延びる第二部分とを有する第二リンク部材と、
第三リンク部材と、
を備え、
前記第一リンク部材は、その一端において回動可能に前記ベース板に、その他端において回動可能に前記操作レバーにそれぞれ連結されており、
前記第二リンク部材は、前記第一部分の一端において前記第一リンク部材の前記一端より前記遊技台に近い位置で回動可能に前記ベース板に、前記第一部分の他端において前記第一リンク部材の前記他端より前記遊技台に近い位置で回動可能に前記操作レバーにそれぞれ連結されており、
前記接触パッドは前記第三リンク部材を介して前記第二リンク部材の前記第二部分の先端に回動可能に連結されていることを特徴とする請求項７に記載の遊技台保持装置。
【請求項9】
前記側部支持ユニットは連結部材をさらに備えており、
前記連結部材は、一端において前記一点を介して回動可能に前記ベース部材に連結されており、他端において前記接触パッドと結合しており、
前記第三リンク部材はその一端には前記第三リンク部材の長さ方向に延びる長孔が形成されており、
前記第二リンク部材の前記第二部分の前記先端は前記長孔を介して前記第三リンク部材に回動可能に連結しており、
前記第三リンク部材は他端において、前記連結部材の前記一端と前記他端との間において、前記連結部材と回動可能に連結していることを特徴とする請求項８に記載の遊技台保持装置。
前記連結部材は、一端において前記一点を介して回動可能に前記ベース部材に連結されており、他端において前記接触パッドと結合しており、
前記第三リンク部材はその一端には前記第三リンク部材の長さ方向に延びる長孔が形成されており、
前記第二リンク部材の前記第二部分の前記先端は前記長孔を介して前記第三リンク部材に回動可能に連結しており、
前記第三リンク部材は他端において、前記連結部材の前記一端と前記他端との間において、前記連結部材と回動可能に連結していることを特徴とする請求項８に記載の遊技台保持装置。
【請求項10】
前記第四リンク部材は、前記上部支持ユニットに対して前記側部支持ユニットとは反対側の一端において回動可能に前記ベース部材に連結されており、
前記第四リンク部材は、その他端において、前記側部支持ユニットと回動可能に連結され、
前記第四リンク部材は、前記一端及び前記他端の間の一点において前記上部支持ユニットと回動可能に連結されており、
前記上部支持ユニットが下方にスライドすることにより前記第四リンク部材が前記一端を中心として回動することを特徴とする請求項８または９に記載の遊技台保持装置。
前記第四リンク部材は、その他端において、前記側部支持ユニットと回動可能に連結され、
前記第四リンク部材は、前記一端及び前記他端の間の一点において前記上部支持ユニットと回動可能に連結されており、
前記上部支持ユニットが下方にスライドすることにより前記第四リンク部材が前記一端を中心として回動することを特徴とする請求項８または９に記載の遊技台保持装置。
【請求項11】
前記遊技台保持装置は前記枠に固定されたベース部材をさらに備えており、
前記上部支持ユニットは、
前記ベース部材に対してスライド可能な押圧板と、
前記押圧板を前記ベース部材に対して下方に付勢する付勢部材と、
ストッパーと、
前記ストッパーに係合可能な係合部材と、
を備え、
前記係合部材が前記ストッパーに係合しているときには、前記押圧板は前記遊技台の上面の上方の位置に維持され、前記係合部材と前記ストッパーとの係合が解除されると、前記押圧板は前記付勢部材の弾性力によって下方に移動し、前記遊技台の上面に接するものであることを特徴とする請求項７に記載の遊技台保持装置。
前記上部支持ユニットは、
前記ベース部材に対してスライド可能な押圧板と、
前記押圧板を前記ベース部材に対して下方に付勢する付勢部材と、
ストッパーと、
前記ストッパーに係合可能な係合部材と、
を備え、
前記係合部材が前記ストッパーに係合しているときには、前記押圧板は前記遊技台の上面の上方の位置に維持され、前記係合部材と前記ストッパーとの係合が解除されると、前記押圧板は前記付勢部材の弾性力によって下方に移動し、前記遊技台の上面に接するものであることを特徴とする請求項７に記載の遊技台保持装置。
【請求項12】
前記上部支持ユニットは、
前記ベース部材に対してスライド可能な押圧板と、
前記押圧板を前記ベース部材に対して下方に付勢する付勢部材と、
ストッパーと、
前記ストッパーに係合可能な係合部材と、
を備え、
前記係合部材が前記ストッパーに係合しているときには、前記押圧板は前記遊技台の上面の上方の位置に維持され、前記係合部材と前記ストッパーとの係合が解除されると、前記押圧板は前記付勢部材の弾性力によって下方に移動し、前記遊技台の上面に接するものであることを特徴とする請求項８または９に記載の遊技台保持装置。
前記ベース部材に対してスライド可能な押圧板と、
前記押圧板を前記ベース部材に対して下方に付勢する付勢部材と、
ストッパーと、
前記ストッパーに係合可能な係合部材と、
を備え、
前記係合部材が前記ストッパーに係合しているときには、前記押圧板は前記遊技台の上面の上方の位置に維持され、前記係合部材と前記ストッパーとの係合が解除されると、前記押圧板は前記付勢部材の弾性力によって下方に移動し、前記遊技台の上面に接するものであることを特徴とする請求項８または９に記載の遊技台保持装置。
【請求項13】
前記接触パッドを前記第一位置から前記第二位置へ回動させることにより、前記第四リンク部材を介して前記ストッパーは前記押圧板に係合することを特徴とする請求項１１または１２に記載の遊技台保持装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００８
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
上記の目的を達成するため、本発明は、第一の態様として、遊技台(700)を当該遊技台の周囲に配置されている枠(830)に対して解除可能に保持する遊技台保持装置(500)であって、前記枠(830)に固定されたベース部材(510)と、前記遊技台(700)の上方において前記ベース部材(510)に取り付けられ、前記遊技台(700)の側部(700A)を支持する側部支持ユニット(520)と、前記ベース部材(510)に取り付けられたトリガーユニット(550)と、前記側部支持ユニット(520)と前記トリガーユニット(550)とを作動的に連結する第四リンク部材(570)と、を備え、前記側部支持ユニット(520)は前記遊技台(700)の上方の一点(531A,532A)を中心として回動可能である接触パッド(533)を備えており、前記接触パッド(533)は、前記遊技台(700)の前記側部(700A)に接触する第一位置と、前記遊技台(700)の前記側部(700A)とは接触していない第二位置との間において回動可能であり、前記トリガーユニット(550)は前記遊技台(700)の上方において上下方向に移動可能であり、前記側部支持ユニット(520)は、操作レバー(522)と、前記操作レバー(522)と前記接触パッド(533)とを作動的に連結するリンク機構と、をさらに備え、前記接触パッド(533)は前記リンク機構を介して前記第一位置と前記第二位置との間を回動するものであることを特徴とする遊技台保持装置(500)を提供する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００９
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
前記リンク機構は、例えば、前記ベース部材(510)に対して直立しているベース板(521)と、第一リンク部材(523)と、第一部分(524A)と、前記第一部分(524A)の先端から直角方向に延びる第二部分(524B)とを有する第二リンク部材(524)と、第三リンク部材(525)と、を備え、前記第一リンク部材(523)は、その一端(523A)において回動可能に前記ベース板(521)に、その他端(523B)において回動可能に前記操作レバー(522)にそれぞれ連結されており、前記第二リンク部材(524)は、前記第一部分(524A)の一端(524C)において前記第一リンク部材(523)の前記一端(523A)より前記遊技台(700)に近い位置で回動可能に前記ベース板(521)に、前記第一部分の他端(524D)において前記第一リンク部材(523)の前記他端(523B)より前記遊技台(700)に近い位置で回動可能に前記操作レバー(522)にそれぞれ連結されており、前記接触パッド(533)は前記第三リンク部材(525)を介して前記第二リンク部材(524)の前記第二部分(524B)の先端(524E)に回動可能に連結されていることが好ましい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１０
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
前記側部支持ユニット(520)は連結部材(532)をさらに備えており、前記連結部材(532)は、一端において前記一点(531A,532A)を介して回動可能に前記ベース部材(510)に連結されており、他端において前記接触パッド(533)と結合しており、前記第三リンク部材(525)はその一端には前記第三リンク部材(525)の長さ方向に延びる長孔(525A)が形成されており、前記第二リンク部材(524)の前記第二部分(524B)の前記先端(524E)は前記長孔(525A)を介して前記第三リンク部材(525)に連結しており、前記第三リンク部材(525)は他端において、前記連結部材(532)の前記一端と前記他端との間において、前記連結部材(532)と回動可能に連結していることが好ましい。
前記第四リンク部材(570)は、前記トリガーユニット(550)に対して前記側部支持ユニット(520)とは反対側の一端(572A)において回動可能に前記ベース部材(510)に連結されており、前記第四リンク部材(570)は、その他端(527E)において、前記側部支持ユニット(520)と回動可能に連結され、前記第四リンク部材(570)は、前記一端及び前記他端(527E)の間の一点において前記トリガーユニット(550)と回動可能に連結されており、前記トリガーユニット(550)が下方にスライドすることにより前記第四リンク部材(570)が前記一端(572A)を中心として回動することが好ましい。
前記第四リンク部材(570)は、前記トリガーユニット(550)に対して前記側部支持ユニット(520)とは反対側の一端(572A)において回動可能に前記ベース部材(510)に連結されており、前記第四リンク部材(570)は、その他端(527E)において、前記側部支持ユニット(520)と回動可能に連結され、前記第四リンク部材(570)は、前記一端及び前記他端(527E)の間の一点において前記トリガーユニット(550)と回動可能に連結されており、前記トリガーユニット(550)が下方にスライドすることにより前記第四リンク部材(570)が前記一端(572A)を中心として回動することが好ましい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１２
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
本発明は、第二の態様として、遊技台(700)を当該遊技台(700)の周囲に配置されている枠(830)に対して解除可能に保持する遊技台保持装置であって、前記遊技台(700)の上方に配置され、前記遊技台(700)の側部を支持する側部支持ユニット(520)と、前記遊技台(700)の上方に配置され、前記遊技台(700)の上部を支持する上部支持ユニット(650)と、前記側部支持ユニット(520)と前記上部支持ユニット(650)とを作動的に連結する第四リンク部材(570)と、を備え、前記側部支持ユニット(520)は前記遊技台(700)の上方の一点(531A,532A)を中心として回動可能である接触パッド(533)を備えており、前記接触パッド(533)は、前記遊技台(700)の前記側部(700A)に接触し、前記遊技台(700)を押圧する第一位置と、前記遊技台(700)の前記側部(700A)とは接触していない第二位置との間において回動可能であり、前記上部支持ユニット(650)は、前記遊技台(700)の上方において上下動可能であり、下方に移動することにより、前記遊技台(700)の上面(700B)に接触するものであり、前記側部支持ユニット(520)は、操作レバー(522)と、前記操作レバー(522)と前記接触パッド(533)とを作動的に連結するリンク機構と、をさらに備え、前記接触パッド(533)は前記リンク機構を介して前記第一位置と前記第二位置との間を回動するものであることを特徴とする遊技台保持装置(600)を提供する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１３
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】
前記第四リンク部材(570)は、前記上部支持ユニット(650)に対して前記側部支持ユニット(520)とは反対側の一端(572A)において回動可能に前記ベース部材(510)に連結されており、前記第四リンク部材(570)は、その他端において、前記側部支持ユニット(520)と回動可能に連結され、前記第四リンク部材(570)は、前記一端及び前記他端の間の一点において前記上部支持ユニット(650)と回動可能に連結されており、前記上部支持ユニット(650)が下方にスライドすることにより前記第四リンク部材(570)が前記一端(572A)を中心として回動することが好ましい。
前記上部支持ユニット(650)は、例えば、前記ベース部材(510)に対してスライド可能な押圧板(660)と、前記押圧板(660)を前記ベース部材(510)に対して下方に付勢する付勢部材(553)と、ストッパー(554)と、前記ストッパー(554)に係合可能な係合部材(556)と、を備え、前記係合部材(556)が前記ストッパー(554)に係合しているときには、前記押圧板(660)は前記遊技台(700)の上面の上方の位置に維持され、前記係合部材(556)と前記ストッパー(554)との係合が解除されると、前記押圧板(660)は前記付勢部材(553)の弾性力によって下方に移動し、前記遊技台(700)の上面(700B)に接するものであることが好ましい。
括弧内の参照符号は後述する実施形態との対応関係を示す目的のためにだけ使用されているものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
前記上部支持ユニット(650)は、例えば、前記ベース部材(510)に対してスライド可能な押圧板(660)と、前記押圧板(660)を前記ベース部材(510)に対して下方に付勢する付勢部材(553)と、ストッパー(554)と、前記ストッパー(554)に係合可能な係合部材(556)と、を備え、前記係合部材(556)が前記ストッパー(554)に係合しているときには、前記押圧板(660)は前記遊技台(700)の上面の上方の位置に維持され、前記係合部材(556)と前記ストッパー(554)との係合が解除されると、前記押圧板(660)は前記付勢部材(553)の弾性力によって下方に移動し、前記遊技台(700)の上面(700B)に接するものであることが好ましい。
括弧内の参照符号は後述する実施形態との対応関係を示す目的のためにだけ使用されているものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【手続補正書】
【提出日】2022-10-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技台を当該遊技台の周囲に配置されている枠に対して解除可能に保持する遊技台保持装置であって、
前記枠に固定されたベース部材と、
前記遊技台の上方において前記ベース部材に取り付けられ、前記遊技台の側部を支持する側部支持ユニットと、
前記ベース部材に取り付けられたトリガーユニットと、
前記側部支持ユニットと前記トリガーユニットとを作動的に連結する第四リンク部材と、
を備え、
前記側部支持ユニットは前記遊技台の上方の一点を中心として回動可能である接触パッドを備えており、
前記接触パッドは、前記遊技台の前記側部に接触する第一位置と、前記遊技台の前記側部とは接触していない第二位置との間において回動可能であり、
前記トリガーユニットは前記遊技台の上方において上下方向に移動可能であり、
前記側部支持ユニットは、
操作レバーと、
前記操作レバーと前記接触パッドとを作動的に連結するリンク機構と、
をさらに備え、
前記接触パッドは前記リンク機構を介して前記第一位置と前記第二位置との間を回動するものであることを特徴とする遊技台保持装置。
前記枠に固定されたベース部材と、
前記遊技台の上方において前記ベース部材に取り付けられ、前記遊技台の側部を支持する側部支持ユニットと、
前記ベース部材に取り付けられたトリガーユニットと、
前記側部支持ユニットと前記トリガーユニットとを作動的に連結する第四リンク部材と、
を備え、
前記側部支持ユニットは前記遊技台の上方の一点を中心として回動可能である接触パッドを備えており、
前記接触パッドは、前記遊技台の前記側部に接触する第一位置と、前記遊技台の前記側部とは接触していない第二位置との間において回動可能であり、
前記トリガーユニットは前記遊技台の上方において上下方向に移動可能であり、
前記側部支持ユニットは、
操作レバーと、
前記操作レバーと前記接触パッドとを作動的に連結するリンク機構と、
をさらに備え、
前記接触パッドは前記リンク機構を介して前記第一位置と前記第二位置との間を回動するものであることを特徴とする遊技台保持装置。
【請求項2】
前記リンク機構は、
前記ベース部材に対して直立しているベース板と、
第一リンク部材と、
第一部分と、前記第一部分の先端から直角方向に延びる第二部分とを有する第二リンク部材と、
第三リンク部材と、
を備え、
前記第一リンク部材は、その一端において回動可能に前記ベース板に、その他端において回動可能に前記操作レバーにそれぞれ連結されており、
前記第二リンク部材は、前記第一部分の一端において前記第一リンク部材の前記一端より前記遊技台に近い位置で回動可能に前記ベース板に、前記第一部分の他端において前記第一リンク部材の前記他端より前記遊技台に近い位置で回動可能に前記操作レバーにそれぞれ連結されており、
前記接触パッドは前記第三リンク部材を介して前記第二リンク部材の前記第二部分の先端に回動可能に連結されていることを特徴とする請求項１に記載の遊技台保持装置。
前記ベース部材に対して直立しているベース板と、
第一リンク部材と、
第一部分と、前記第一部分の先端から直角方向に延びる第二部分とを有する第二リンク部材と、
第三リンク部材と、
を備え、
前記第一リンク部材は、その一端において回動可能に前記ベース板に、その他端において回動可能に前記操作レバーにそれぞれ連結されており、
前記第二リンク部材は、前記第一部分の一端において前記第一リンク部材の前記一端より前記遊技台に近い位置で回動可能に前記ベース板に、前記第一部分の他端において前記第一リンク部材の前記他端より前記遊技台に近い位置で回動可能に前記操作レバーにそれぞれ連結されており、
前記接触パッドは前記第三リンク部材を介して前記第二リンク部材の前記第二部分の先端に回動可能に連結されていることを特徴とする請求項１に記載の遊技台保持装置。
【請求項3】
前記側部支持ユニットは連結部材をさらに備えており、
前記連結部材は、一端において前記一点を介して回動可能に前記ベース部材に連結されており、他端において前記接触パッドと結合しており、
前記第三リンク部材はその一端には前記第三リンク部材の長さ方向に延びる長孔が形成されており、
前記第二リンク部材の前記第二部分の前記先端は前記長孔を介して前記第三リンク部材に連結しており、
前記第三リンク部材は他端において、前記連結部材の前記一端と前記他端との間において、前記連結部材と回動可能に連結していることを特徴とする請求項２に記載の遊技台保持装置。
前記連結部材は、一端において前記一点を介して回動可能に前記ベース部材に連結されており、他端において前記接触パッドと結合しており、
前記第三リンク部材はその一端には前記第三リンク部材の長さ方向に延びる長孔が形成されており、
前記第二リンク部材の前記第二部分の前記先端は前記長孔を介して前記第三リンク部材に連結しており、
前記第三リンク部材は他端において、前記連結部材の前記一端と前記他端との間において、前記連結部材と回動可能に連結していることを特徴とする請求項２に記載の遊技台保持装置。
【請求項4】
前記第四リンク部材は、前記トリガーユニットに対して前記側部支持ユニットとは反対側の一端において回動可能に前記ベース部材に連結されており、
前記第四リンク部材は、その他端において、前記側部支持ユニットと回動可能に連結され、
前記第四リンク部材は、前記一端及び前記他端の間の一点において前記トリガーユニットと回動可能に連結されており、
前記トリガーユニットが下方にスライドすることにより前記第四リンク部材が前記一端を中心として回動することを特徴とする請求項１乃至３の何れか一項に記載の遊技台保持装置。
前記第四リンク部材は、その他端において、前記側部支持ユニットと回動可能に連結され、
前記第四リンク部材は、前記一端及び前記他端の間の一点において前記トリガーユニットと回動可能に連結されており、
前記トリガーユニットが下方にスライドすることにより前記第四リンク部材が前記一端を中心として回動することを特徴とする請求項１乃至３の何れか一項に記載の遊技台保持装置。
【請求項5】
前記トリガーユニットは、
前記遊技台の上方において前記ベース部材に対して上下方向にスライド可能である基板と、
前記基板を前記ベース部材に対して下方向に付勢する付勢部材と、
前記基板に係合解除可能に係合するストッパーと、
前記ストッパーを前記ストッパーが前記基板に係合する方向に付勢する第二付勢部材と、
を備え、
前記基板は前記第四リンク部材と回動可能に連結されており、
前記ストッパーの前記基板に対する係合を解除することにより、前記基板は前記付勢部材の付勢力を受けて下方に移動することを特徴とする請求項４に記載の遊技台保持装置。
前記遊技台の上方において前記ベース部材に対して上下方向にスライド可能である基板と、
前記基板を前記ベース部材に対して下方向に付勢する付勢部材と、
前記基板に係合解除可能に係合するストッパーと、
前記ストッパーを前記ストッパーが前記基板に係合する方向に付勢する第二付勢部材と、
を備え、
前記基板は前記第四リンク部材と回動可能に連結されており、
前記ストッパーの前記基板に対する係合を解除することにより、前記基板は前記付勢部材の付勢力を受けて下方に移動することを特徴とする請求項４に記載の遊技台保持装置。
【請求項6】
前記接触パッドを前記第一位置から前記第二位置へ回動させることにより、前記第四リンク部材を介して前記ストッパーは前記基板に係合することを特徴とする請求項５に記載の遊技台保持装置。
【請求項7】
遊技台を当該遊技台の周囲に配置されている枠に対して解除可能に保持する遊技台保持装置であって、
前記遊技台の上方に配置され、前記遊技台の側部を支持する側部支持ユニットと、
前記遊技台の上方に配置され、前記遊技台の上部を支持する上部支持ユニットと、
前記側部支持ユニットと前記上部支持ユニットとを作動的に連結する第四リンク部材と、
を備え、
前記側部支持ユニットは前記遊技台の上方の一点を中心として回動可能である接触パッドを備えており、
前記接触パッドは、前記遊技台の前記側部に接触し、前記遊技台を押圧する第一位置と、前記遊技台の前記側部とは接触していない第二位置との間において回動可能であり、
前記上部支持ユニットは、前記遊技台の上方において上下動可能であり、下方に移動することにより、前記遊技台の上面に接触するものであり、
前記側部支持ユニットは、
操作レバーと、
前記操作レバーと前記接触パッドとを作動的に連結するリンク機構と、
をさらに備え、
前記接触パッドは前記リンク機構を介して前記第一位置と前記第二位置との間を回動するものであることを特徴とする遊技台保持装置。
前記遊技台の上方に配置され、前記遊技台の側部を支持する側部支持ユニットと、
前記遊技台の上方に配置され、前記遊技台の上部を支持する上部支持ユニットと、
前記側部支持ユニットと前記上部支持ユニットとを作動的に連結する第四リンク部材と、
を備え、
前記側部支持ユニットは前記遊技台の上方の一点を中心として回動可能である接触パッドを備えており、
前記接触パッドは、前記遊技台の前記側部に接触し、前記遊技台を押圧する第一位置と、前記遊技台の前記側部とは接触していない第二位置との間において回動可能であり、
前記上部支持ユニットは、前記遊技台の上方において上下動可能であり、下方に移動することにより、前記遊技台の上面に接触するものであり、
前記側部支持ユニットは、
操作レバーと、
前記操作レバーと前記接触パッドとを作動的に連結するリンク機構と、
をさらに備え、
前記接触パッドは前記リンク機構を介して前記第一位置と前記第二位置との間を回動するものであることを特徴とする遊技台保持装置。
【請求項8】
前記遊技台保持装置は前記枠に固定されたベース部材をさらに備えており、
前記リンク機構は、
前記ベース部材に対して直立しているベース板と、
第一リンク部材と、
第一部分と、前記第一部分の先端から直角方向に延びる第二部分とを有する第二リンク部材と、
第三リンク部材と、
を備え、
前記第一リンク部材は、その一端において回動可能に前記ベース板に、その他端において回動可能に前記操作レバーにそれぞれ連結されており、
前記第二リンク部材は、前記第一部分の一端において前記第一リンク部材の前記一端より前記遊技台に近い位置で回動可能に前記ベース板に、前記第一部分の他端において前記第一リンク部材の前記他端より前記遊技台に近い位置で回動可能に前記操作レバーにそれぞれ連結されており、
前記接触パッドは前記第三リンク部材を介して前記第二リンク部材の前記第二部分の先端に回動可能に連結されていることを特徴とする請求項７に記載の遊技台保持装置。
前記リンク機構は、
前記ベース部材に対して直立しているベース板と、
第一リンク部材と、
第一部分と、前記第一部分の先端から直角方向に延びる第二部分とを有する第二リンク部材と、
第三リンク部材と、
を備え、
前記第一リンク部材は、その一端において回動可能に前記ベース板に、その他端において回動可能に前記操作レバーにそれぞれ連結されており、
前記第二リンク部材は、前記第一部分の一端において前記第一リンク部材の前記一端より前記遊技台に近い位置で回動可能に前記ベース板に、前記第一部分の他端において前記第一リンク部材の前記他端より前記遊技台に近い位置で回動可能に前記操作レバーにそれぞれ連結されており、
前記接触パッドは前記第三リンク部材を介して前記第二リンク部材の前記第二部分の先端に回動可能に連結されていることを特徴とする請求項７に記載の遊技台保持装置。
【請求項9】
前記側部支持ユニットは連結部材をさらに備えており、
前記連結部材は、一端において前記一点を介して回動可能に前記ベース部材に連結されており、他端において前記接触パッドと結合しており、
前記第三リンク部材はその一端には前記第三リンク部材の長さ方向に延びる長孔が形成されており、
前記第二リンク部材の前記第二部分の前記先端は前記長孔を介して前記第三リンク部材に回動可能に連結しており、
前記第三リンク部材は他端において、前記連結部材の前記一端と前記他端との間において、前記連結部材と回動可能に連結していることを特徴とする請求項８に記載の遊技台保持装置。
前記連結部材は、一端において前記一点を介して回動可能に前記ベース部材に連結されており、他端において前記接触パッドと結合しており、
前記第三リンク部材はその一端には前記第三リンク部材の長さ方向に延びる長孔が形成されており、
前記第二リンク部材の前記第二部分の前記先端は前記長孔を介して前記第三リンク部材に回動可能に連結しており、
前記第三リンク部材は他端において、前記連結部材の前記一端と前記他端との間において、前記連結部材と回動可能に連結していることを特徴とする請求項８に記載の遊技台保持装置。
【請求項10】
前記第四リンク部材は、前記上部支持ユニットに対して前記側部支持ユニットとは反対側の一端において回動可能に前記ベース部材に連結されており、
前記第四リンク部材は、その他端において、前記側部支持ユニットと回動可能に連結され、
前記第四リンク部材は、前記一端及び前記他端の間の一点において前記上部支持ユニットと回動可能に連結されており、
前記上部支持ユニットが下方にスライドすることにより前記第四リンク部材が前記一端を中心として回動することを特徴とする請求項８または９に記載の遊技台保持装置。
前記第四リンク部材は、その他端において、前記側部支持ユニットと回動可能に連結され、
前記第四リンク部材は、前記一端及び前記他端の間の一点において前記上部支持ユニットと回動可能に連結されており、
前記上部支持ユニットが下方にスライドすることにより前記第四リンク部材が前記一端を中心として回動することを特徴とする請求項８または９に記載の遊技台保持装置。
【請求項11】
前記遊技台保持装置は前記枠に固定されたベース部材をさらに備えており、
前記上部支持ユニットは、
前記ベース部材に対してスライド可能な押圧板と、
前記押圧板を前記ベース部材に対して下方に付勢する付勢部材と、
ストッパーと、
前記ストッパーに係合可能な係合部材と、
を備え、
前記係合部材が前記ストッパーに係合しているときには、前記押圧板は前記遊技台の上面の上方の位置に維持され、前記係合部材と前記ストッパーとの係合が解除されると、前記押圧板は前記付勢部材の弾性力によって下方に移動し、前記遊技台の上面に接するものであることを特徴とする請求項７に記載の遊技台保持装置。
前記上部支持ユニットは、
前記ベース部材に対してスライド可能な押圧板と、
前記押圧板を前記ベース部材に対して下方に付勢する付勢部材と、
ストッパーと、
前記ストッパーに係合可能な係合部材と、
を備え、
前記係合部材が前記ストッパーに係合しているときには、前記押圧板は前記遊技台の上面の上方の位置に維持され、前記係合部材と前記ストッパーとの係合が解除されると、前記押圧板は前記付勢部材の弾性力によって下方に移動し、前記遊技台の上面に接するものであることを特徴とする請求項７に記載の遊技台保持装置。
【請求項12】
前記上部支持ユニットは、
前記ベース部材に対してスライド可能な押圧板と、
前記押圧板を前記ベース部材に対して下方に付勢する付勢部材と、
ストッパーと、
前記ストッパーに係合可能な係合部材と、
を備え、
前記係合部材が前記ストッパーに係合しているときには、前記押圧板は前記遊技台の上面の上方の位置に維持され、前記係合部材と前記ストッパーとの係合が解除されると、前記押圧板は前記付勢部材の弾性力によって下方に移動し、前記遊技台の上面に接するものであることを特徴とする請求項８または９に記載の遊技台保持装置。
前記ベース部材に対してスライド可能な押圧板と、
前記押圧板を前記ベース部材に対して下方に付勢する付勢部材と、
ストッパーと、
前記ストッパーに係合可能な係合部材と、
を備え、
前記係合部材が前記ストッパーに係合しているときには、前記押圧板は前記遊技台の上面の上方の位置に維持され、前記係合部材と前記ストッパーとの係合が解除されると、前記押圧板は前記付勢部材の弾性力によって下方に移動し、前記遊技台の上面に接するものであることを特徴とする請求項８または９に記載の遊技台保持装置。
【請求項13】
前記接触パッドを前記第一位置から前記第二位置へ回動させることにより、前記第四リンク部材を介して前記ストッパーは前記押圧板に係合することを特徴とする請求項１１に記載の遊技台保持装置。
【請求項14】
前記接触パッドを前記第一位置から前記第二位置へ回動させることにより、前記第四リンク部材を介して前記ストッパーは前記押圧板に係合することを特徴とする請求項１２に記載の遊技台保持装置。