(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024041491
(43)【公開日】2024-03-27
(54)【発明の名称】ストリーム視聴解析システム、ストリーム視聴解析方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
H04N 21/258 20110101AFI20240319BHJP
G06Q 30/0251 20230101ALI20240319BHJP
【FI】
H04N21/258
G06Q30/02 398
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022146337
(22)【出願日】2022-09-14
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-09-22
(71)【出願人】
【識別番号】591101434
【氏名又は名称】株式会社ビデオリサーチ
(74)【代理人】
【識別番号】110000800
【氏名又は名称】デロイトトーマツ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】阿部 良一
【テーマコード(参考)】
5C164
5L049
【Fターム(参考)】
5C164FA04
5C164SC11P
5C164UA04S
5C164UA45S
5C164UD61S
5C164YA08
5C164YA12
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】視聴者の属性又は嗜好の確からしさを超えてこれを広く一般化して用いることができるストリーム視聴解析システム、ストリーム視聴解析方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】ストリーム視聴解析システムは、視聴者に関連するセンシングデータを取得するセンシングデータ取得部10と、センシングデータ取得部10により取得した前記視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与する属性付与部20と、属性付与部20により前記属性が付与された視聴者について視聴行動を分析する視聴行動分析部30と、視聴行動分析部30の分析結果に基づくレコメンドを行うレコメンド部40とを備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴者の視聴を解析するストリーム視聴解析システムにおいて、
前記視聴者に関連するセンシングデータを取得するセンシングデータ取得部と、
前記センシングデータ取得部により取得した前記視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与する属性付与部と、
前記属性付与部により前記属性が付与された視聴者について視聴行動を分析する視聴行動分析部と、
前記視聴行動分析部の分析結果に基づくレコメンドを行うレコメンド部と
を備えることを特徴とするストリーム視聴解析システム。
【請求項2】
請求項1記載のストリーム視聴解析システムにおいて、
前記センシングデータ取得部が取得するセンシングデータが、前記視聴者のウェアラブルディバイスによるセンシングデータであることを特徴とするストリーム視聴解析システム。
【請求項3】
請求項1記載のストリーム視聴解析システムにおいて、
前記センシングデータ取得部が取得するセンシングデータが、前記視聴者が使用する使用機器によるセンシングデータであることを特徴とするストリーム視聴解析システム。
【請求項4】
請求項1記載のストリーム視聴解析システムにおいて、
前記センシングデータ取得部が取得するセンシングデータが、前記視聴者が使用する乗物によるセンシングデータであることを特徴とするストリーム視聴解析システム。
【請求項5】
請求項1記載のストリーム視聴解析システムにおいて、
前記視聴行動分析部は、前記視聴者の視聴傾向を示すヒートマップにより分析を行うことを特徴とするストリーム視聴解析システム。
【請求項6】
請求項5記載のストリーム視聴解析システムにおいて、
前記レコメンド部は、前記視聴行動分析部による前記ヒートマップの分析結果に基づいて、前記視聴者の属性に対応した広告の出稿先として視聴頻度の高い領域をレコメンドすることを特徴とするストリーム視聴解析システム。
【請求項7】
放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴を解析するストリーム視聴解析方法において、
視聴者に関連するセンシングデータを取得するセンシングデータ取得工程と、
前記センシングデータ取得工程により取得した前記視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与する属性付与工程と、
前記属性付与工程により前記属性が付与された視聴者について視聴行動を分析する視聴行動分析工程と、
前記視聴行動分析工程の分析結果に基づくレコメンドを行うレコメンド工程と
が実行されることを特徴とするストリーム視聴解析方法。
【請求項8】
放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴を解析するプログラムであって、
コンピュータに、
視聴者に関連するセンシングデータを取得させ、
取得した前記視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与させ、
属性が付与された視聴者について視聴行動を分析させ、
視聴行動の分析結果に基づくレコメンドを行わせることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴を解析するストリーム視聴解析システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の視聴履歴分析システムとしては、下記特許文献1に示すように、放送システムにおいて、テレビ受信機へのプログラムの送信により、視聴者データを用いて生成されたテレビ受信機の視聴者の視聴履歴データを入力とし、テレビ受信機の視聴者がターゲットとする視聴者属性又は嗜好を持つ確からしさを出力とする視聴推定モデルを構築するシステムが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
かかる放送システムでは、視聴者の属性又は嗜好が一定の確からしさを有する場合には、それに合ったコンテンツをテレビ受信機に表示することが可能となるが、確からしさの不確実性を拭い去って、これを広く一般化することは困難であるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、視聴者の属性又は嗜好の確からしさを超えてこれを広く一般化して用いることができるストリーム視聴解析システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1発明のストリーム視聴解析システムは、放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴者の視聴を解析するストリーム視聴解析システムにおいて、
前記視聴者に関連するセンシングデータを取得するセンシングデータ取得部と、
前記センシングデータ取得部により取得した前記視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与する属性付与部と、
前記属性付与部により前記属性が付与された視聴者について視聴行動を分析する視聴行動分析部と、
前記視聴行動分析部の分析結果に基づくレコメンドを行うレコメンド部と
を備えることを特徴とするストリーム視聴解析システム。。
【0007】
第1発明のストリーム視聴解析システムによれば、視聴者に関連するセンシングデータを取得し、取得した視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与し、属性が共通する視聴者の視聴行動を分析することで、視聴者の属性又は嗜好の確からしさの次元を超えてこれを一般化することができる。
【0008】
そして、一般化されたかかる視聴行動の分析結果に基づいてレコメンドを行うことで、実際に各種レコメンドに用いることができる。
【0009】
このように、第1発明のストリーム視聴解析システムによれば、視聴者の属性又は嗜好の確からしさを超えてこれを広く一般化して用いることができる。
【0010】
第2発明のストリーム視聴解析システムは、第1発明において、
前記センシングデータ取得部が取得するセンシングデータが、前記視聴者のウェアラブルディバイスによるセンシングデータであることを特徴とする。
【0011】
第2発明のストリーム視聴解析システムによれば、運動習慣や健康意識など視聴者の属性が反映され得るウェアラブルディバイスから直接または間接(例えば、サーバ経由)に取得したセンシングデータを用いる場合が好適である。
【0012】
ウェアラブルディバイスには、例えば、万歩計(登録商標)・脈拍計・血圧計などのヘルスケアディバイスも含まれ、視聴者の運動習慣や健康意識など視聴者の属性を反映させることができる。
【0013】
このように、第2発明のストリーム視聴解析システムによれば、実際に視聴者の属性又は嗜好の確からしさを超えてこれを広く一般化して用いることができる。
【0014】
第3発明のストリーム視聴解析システムは、第1発明において、
前記センシングデータ取得部が取得するセンシングデータが、前記視聴者が使用する使用機器によるセンシングデータであることを特徴とする。
【0015】
第3発明のストリーム視聴解析システムによれば、視聴者の属性が反映され得る使用機器から直接または間接(例えば、サーバ経由)に取得したセンシングデータを用いる場合が好適である。
【0016】
使用機器には、例えば、PC、スマートフォンやタブレットのほか、ゲーム、時計型端末、ヘッドマウントディスプレイなども含まれ、視聴者の嗜好や利用時間のほか、疲労度、不快度など視聴者の属性を反映させることができる。
【0017】
このように、第3発明のストリーム視聴解析システムによれば、実際に視聴者の属性又は嗜好の確からしさを超えてこれを広く一般化して用いることができる。
【0018】
第4発明のストリーム視聴解析システムは、第1発明において、
前記センシングデータ取得部が取得するセンシングデータが、前記視聴者が使用する乗物によるセンシングデータであることを特徴とする。
【0019】
第4発明のストリーム視聴解析システムによれば、視聴者の属性が反映され得る乗物から直接または間接(例えば、サーバ経由)に取得したセンシングデータを用いる場合が好適である。
【0020】
乗物には、例えば、車(自家用車)・二輪車・自転車なども含まれ、視聴者の安全意識、運転嗜好、利用時間、運転傾向のほか、疲労度など視聴者の属性を反映させることができる。
【0021】
このように、第3発明のストリーム視聴解析システムによれば、実際に視聴者の属性又は嗜好の確からしさを超えてこれを広く一般化して用いることができる。
【0022】
第5発明のストリーム視聴解析システムは、第1発明において、
前記視聴行動分析部は、前記視聴者の視聴傾向を示すヒートマップにより分析を行うことを特徴とする。
【0023】
第5発明のストリーム視聴解析システムによれば、視聴行動分析として、視聴傾向(視聴頻度)を示すヒートマップ分析を行うことができる。例えば、チャンネル、曜日、時間帯でヒートマップ分析を行えば、同じ属性を有する人たちがよく視聴するチャンネル、曜日、時間帯を抽出することができる。
【0024】
このように、第5発明のストリーム視聴解析システムによれば、多角的に視聴者の属性又は嗜好の確からしさを超えてこれを広く一般化して、実際に行動分析に用いることができる。
【0025】
第6発明のストリーム視聴解析システムは、第5発明において、
前記レコメンド部は、前記視聴行動分析部による前記ヒートマップの分析結果に基づいて、前記視聴者の属性に対応した広告の出稿先として視聴頻度の高い領域をレコメンドすることを特徴とする。
【0026】
第6ストリーム視聴解析システムによれば、ヒートマップ分析の結果、例えば、特定の属性を有する人たちがよく視聴するチャンネル、曜日、時間帯を抽出することができ、抽出対象をその特定の属性に応じた広告の出稿先とすることができる。
【0027】
このように、第6発明のストリーム視聴解析システムによれば、多角的に視聴者の属性又は嗜好の確からしさを超えてこれを広く一般化して、実際に行動分析に用いることができ、具体的に広告の出稿先をレコメンドすることができる。
【0028】
第7発明のストリーム視聴解析方法は、放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴を解析するストリーム視聴解析方法において、
視聴者に関連するセンシングデータを取得するセンシングデータ取得工程と、
前記センシングデータ取得工程により取得した前記視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与する属性付与工程と、
前記属性付与工程により前記属性が付与された視聴者について視聴行動を分析する視聴行動分析工程と、
前記視聴行動分析工程の分析結果に基づくレコメンドを行うレコメンド工程と
が実行されることを特徴とする。
【0029】
第7発明のストリーム視聴解析方法によれば、視聴者に関連するセンシングデータを取得し、取得した視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与し、属性が共通する視聴者の視聴行動を分析することで、視聴者の属性又は嗜好の確からしさの次元を超えてこれを一般化することができる。
【0030】
そして、一般化されたかかる視聴行動の分析結果に基づいてレコメンドを行うことで、実際に各種レコメンドに用いることができる。
【0031】
このように、第7発明のストリーム視聴解析方法によれば、視聴者の属性又は嗜好の確からしさを超えてこれを広く一般化して用いることができる。
【0032】
第8発明のプログラムは、放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴を解析するプログラムであって、
コンピュータに、
視聴者に関連するセンシングデータを取得させ、
取得した前記視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与させ、
属性が付与された視聴者について視聴行動を分析させ、
視聴行動の分析結果に基づくレコメンドを行わせることを特徴とする。
【0033】
第8発明のプログラムによれば、視聴者に関連するセンシングデータを取得し、取得した視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与し、属性が共通する視聴者の視聴行動を分析することで、視聴者の属性又は嗜好の確からしさの次元を超えてこれを一般化することができる。
【0034】
そして、一般化されたかかる視聴行動の分析結果に基づいてレコメンドを行うことで、実際に各種レコメンドに用いることができる。
【0035】
このように、第8発明のプログラムによれば、視聴者の属性又は嗜好の確からしさを超えてこれを広く一般化して用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【
図1】本実施形態のストリーム視聴解析システムの概要を示すシステム構成図。
【発明を実施するための形態】
【0037】
図1に示すように、本実施形態のストリーム視聴解析システムは、
本実施形態のストリーム視聴解析システム1は、放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴者の視聴を解析するストリーム視聴解析システムであって、センシングデータ取得部10と、属性付与部20と、視聴行動分析部30と、レコメンド部40とを備える。
【0038】
センシングデータ取得部10は、センシングディバイス100から視聴者に関連するセンシングデータを取得する。
【0039】
具体的に、センシングデータ取得部10は、センシングディバイス100であるウェアラブルディバイス(ヘルスケアディバイス含む)101、使用機器(通信機器含む)102、乗物103によるセンシングデータを取得する。
【0040】
属性付与部20は、センシングデータ取得部10により取得した視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与する。
【0041】
なお、属性付与部20による処理の詳細は後述する。
【0042】
視聴行動分析部30は、属性付与部20により属性が付与された視聴者について視聴行動を分析する。
【0043】
具体的に、視聴行動分析部30は、TV放送局300から送信された放送ストリームを受信する受信機310により再生されたストリームを識別判定することにより生成される、いわゆる視聴履歴(視聴ログ)を取得し、取得した視聴履歴(視聴ログ)から視聴状況を分析する。視聴ログは、どの視聴者が見たログなのかを識別して分析に用いるために、ユーザIDを確定的にもしくは、推定的に付加することができる。分析の一例として、視聴行動分析部30は、視聴者の視聴傾向を示すヒートマップにより分析を実行する。さらに、どのコンテンツ(番組や広告)に接触したかを分析することができる。
【0044】
なお、視聴行動分析部30による視聴状況の分析の詳細は後述する。
【0045】
レコメンド部40は、視聴行動分析部30の分析結果に基づく各種レコメンドを行う。一例として、レコメンド部40は、視聴行動分析部30によるヒートマップの分析結果に基づいて、視聴者の属性に対応した広告の出稿先として視聴頻度の高い領域をレコメンドする。
【0046】
なお、レコメンド部40によるレコメンド内容の詳細は後述する。
【0047】
以上が本実施形態のストリーム視聴解析システムの構成である。なお、以上の構成において、センシングデータ取得部10と、属性付与部20と、視聴行動分析部30と、レコメンド部40との各処理部は、それぞれ例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only memory)、RAM(Random Access Memory)等のハードウェアにより構成され、後述する各種処理を実行するプログラムをメモリ(不図示)に記憶保持し、そのプログラムを実行することにより、各種処理を実行するための演算装置(シーケンサ)として機能する。
【0048】
また、本実施形態のストリーム視聴解析システムは、センシングデータ取得部10と、属性付与部20と、視聴行動分析部30と、レコメンド部40とを同一システム(同一サーバ)内構成したが、これに限定されるものでなく、これらの処理部10~50の一部または全部を他のシステム(外部サーバ)内に構成してもよい。
【0049】
次に、ストリーム視聴解析システム1による処理内容、すなわち、属性付与部20、視聴行動分析部30による視聴状況の分析およびレコメンド部40によりレコメンド内容の詳細を説明する。
【0050】
まず、属性付与部20は、センシングディバイスによるセンシングデータから視聴者の属性を付与する。
【0051】
ここで、属性は、センシングディバイスのセンシングデータのほか、該データに付与されたユーザIDから特定されるユーザの年齢(年代)、性別、身長、体重なども加味して付与されてもよい。
【0052】
例えば、センシングディバイスが、ウェアラブルディバイス(ヘルスケアディバイス)である万歩計の場合には、センシングデータである歩行している時間、時刻、歩行している距離、速度、 歩数、現在位置から、消費カロリー、歩行習慣、健康意識度、健康志向度、健康度、経年変化傾向のほか、居住エリア、行動エリアも推定される。
【0053】
また、具体的に、歩行習慣程度: 高/中/低、健康意識度:高/中/低 (平均よりも負荷をかけて、実施しているか)、健康志向度:高/中/低 (歩くのが好きかきらいか)、健康度:高/中/低 (からだが 丈夫か)などの指標が得られる。
【0054】
センシングディバイスとして、ウェアラブルディバイス以外でも、使用機器であるヘッドマウントディスプレイのセンシングデータから、3D嗜好度、疲労度、不快度、利用時間を推定し、ゲーム、レジャー、旅行、購買、学習、在宅グッズ、リラクゼーションといった属性を付与することができる。
【0055】
また、センシングディバイスとして、乗物である車のセンシングデータから、安全意識度、運転嗜好度、運転安全度、疲労度、車の利用時間、時間帯、、傾向、位置情報を推定し、広告:レジャー、 ドライブ、 カー用品、リラクゼーション、保険、旅行といった属性を付与することができる。例えば車に取り付けられたGPSにより、車の移動を取得し、利用時間、時刻、居住エリア・利用エリア・利用道路・行先として店舗、レジャー施設などの位置情報を推定できる。また、例えば加速度センサにより、急発進、急ブレーキの有無、一時停止箇所での実施状況や制限速度道路での走行速度を取得し、安全意識の推定ができる。また、車種の情報から、趣味嗜好やユーザの収入、家族構成を推定することもできる。
これらのセンシングデータと視聴ログは、セキュリティを保持しながら、ユーザIDをもとに関連付けすることもできる。
【0056】
また、属性付与部20は、以下のデータフュージョン(データ連携)により属性を付与してもよい。
【0057】
例えば、各種アンケート調査などにより得られる生活者データ(生活者属性情報)と、センシングデータに紐づけされているユーザ情報とのデータフュージョン(データ連携)により、以下のような属性情報を得ることができる。
【0058】
<ペルソナ像描写目線>
・日常生活意識の俯瞰
・趣味・レジャー活動
・自由時間の過ごし方
・よく見るテレビ番組や動画ジャンル
【0059】
<マーケティング活用目線>
・商品関与
・各メディア(テレビ・デジタル・その他)利用実態
・情報・購買意識
【0060】
<コミュニケーション目線>
・広告への反応や意識特性
・各メディアで期待できる態度変容の推計
・広告出稿による接触実態把握
【0061】
次に、視聴行動分析部30は、例えば、属性が共通する母集団を作成し、その母集団について、視聴傾向(視聴頻度)を示すヒートマップにより分析を行う。具体的に、視聴行動分析部30は、ヒートマップ分析により、例えば、同じ属性を有する人たちが放送においてよく視聴するチャンネル、曜日、時間帯を頻度の高い領域として抽出する。
【0062】
次いで、レコメンド部40は、ヒートマップの分析結果に基づいて、属性が共通する母集団の属性に対応した広告の出稿先として視聴傾向(視聴頻度)の高い領域(チャンネル、曜日、時間帯)をレコメンドする。レコメンドは、放送されるエリアが考慮されてもよい。
【0063】
また、レコメンド部40は、視聴傾向(視聴頻度)の高い領域(チャンネル、曜日、時間帯)を放送ストリーム送信におけるストリーム編成(配信編成)としてレコメンドする。
【0064】
なお、レコメンド部40は、視聴傾向に応じた領域であれば、必ずしも視聴頻度の高い領域(チャンネル、曜日、時間帯)に限らず、視聴頻度自体は高くないが、視聴頻度の変動が少ない(根強いファンがいる)領域(チャンネル、曜日、時間帯)をレコメンドしてもよい。
【0065】
これにより、インターネット関連サービスの利用履歴に基づいて確かな属性を付与し、付与した属性が共通する母集団の放送における視聴者行動分析から、放送ストリーム送信におけるストリーム編成のレコメンドを行うことができる。
【0066】
さらに、CMなどの広告の取引を行う広告枠取引システム320を介して、レコメンド部40により広告購入者や広告購入希望者に対する各種レコメンドが実行されてもよい。
【0067】
以上詳しく説明したように本実施形態のストリーム視聴解析システムによれば、視聴者の属性又は嗜好の確からしさを超えてこれを広く一般化して用いることができる。
【0068】
さらに、センシングデータをもとに付与した属性と、視聴ログをもとに視聴者が接触したコンテンツから、例えば旅番組やツアーCMに接触した場合、視聴者に対して、ドライブの行き先や、散策を楽しめる公園をレコメンドしてもよい。
【0069】
なお、本実施形態では、視聴動向分析に際して、属性が共通する母集団を作成しているが、これに限定されるものではなく、母集団の作成を適宜省略してもよい。
【0070】
また、本実施形態では、属性が共通する母集団の放送における視聴者行動分析を行う場合について説明したが、これに限定されるものではなく、放送ストリームに加えて又は代えてIPストリームの視聴履歴を用いて視聴者行動分析を行ってもよい。さらに、IP送信に代えて、VOD送信であってもよい。また、放送メディアに限らず、音声メディアや、Webメディアであってもよい。
【符号の説明】
【0071】
1…ストリーム視聴解析システム、10…センシングデータ取得部、20…属性付与部、30…視聴行動分析部、40…レコメンド部、100…センシングディバイス、101…ウェアラブルディバイス、102…使用機器・通信機器、103…乗物、300…TV放送局、310…受信機、320…広告枠取引システム。
【手続補正書】
【提出日】2023-01-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴者の視聴を解析するストリーム視聴解析システムにおいて、
前記視聴者に関連するセンシングデータを取得するセンシングデータ取得部と、
前記センシングデータ取得部により取得した前記視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与する属性付与部と、
前記属性付与部により前記属性が付与された視聴者について視聴行動を分析する視聴行動分析部と、
前記視聴行動分析部の分析結果に基づくレコメンドを行うレコメンド部と
を備え、
前記視聴行動分析部は、前記属性付与部により属性が付与された前記視聴者に対して属性が共通する母集団を作成し、その母集団について視聴行動の分析を行うことを特徴とするストリーム視聴解析システム。
【請求項2】
請求項1記載のストリーム視聴解析システムにおいて、
前記センシングデータ取得部が取得するセンシングデータが、前記視聴者のウェアラブルディバイスによるセンシングデータであることを特徴とするストリーム視聴解析システム。
【請求項3】
請求項1記載のストリーム視聴解析システムにおいて、
前記センシングデータ取得部が取得するセンシングデータが、前記視聴者が使用する使用機器によるセンシングデータであることを特徴とするストリーム視聴解析システム。
【請求項4】
請求項1記載のストリーム視聴解析システムにおいて、
前記センシングデータ取得部が取得するセンシングデータが、前記視聴者が使用する乗物によるセンシングデータであることを特徴とするストリーム視聴解析システム。
【請求項5】
請求項1記載のストリーム視聴解析システムにおいて、
前記視聴行動分析部は、前記視聴者の視聴傾向を示すヒートマップにより分析を行うことを特徴とするストリーム視聴解析システム。
【請求項6】
請求項5記載のストリーム視聴解析システムにおいて、
前記レコメンド部は、前記視聴行動分析部による前記ヒートマップの分析結果に基づいて、前記視聴者の属性に対応した広告の出稿先として視聴頻度の高い領域をレコメンドすることを特徴とするストリーム視聴解析システム。
【請求項7】
放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴を解析するストリーム視聴解析方法において、
視聴者に関連するセンシングデータを取得するセンシングデータ取得工程と、
前記センシングデータ取得工程により取得した前記視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与する属性付与工程と、
前記属性付与工程により前記属性が付与された視聴者について視聴行動を分析する視聴行動分析工程と、
前記視聴行動分析工程の分析結果に基づくレコメンドを行うレコメンド工程と
が実行され、
前記視聴行動分析工程は、前記属性付与工程により属性が付与された前記視聴者に対して属性が共通する母集団を作成し、その母集団について視聴行動の分析を行うことを特徴とするストリーム視聴解析方法。
【請求項8】
放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴を解析するプログラムであって、
コンピュータに、
視聴者に関連するセンシングデータを取得させ、
取得した前記視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与させ、
属性が付与された視聴者について視聴行動を分析させ、
視聴行動の分析結果に基づくレコメンドを行わせるプログラムであって、
前記視聴行動の分析は、属性が付与された前記視聴者に対して属性が共通する母集団を作成し、その母集団について視聴行動の分析を行うことを特徴とするプログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
第1発明のストリーム視聴解析システムは、放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴者の視聴を解析するストリーム視聴解析システムにおいて、
前記視聴者に関連するセンシングデータを取得するセンシングデータ取得部と、
前記センシングデータ取得部により取得した前記視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与する属性付与部と、
前記属性付与部により前記属性が付与された視聴者について視聴行動を分析する視聴行動分析部と、
前記視聴行動分析部の分析結果に基づくレコメンドを行うレコメンド部と
を備え、
前記視聴行動分析部は、前記属性付与部により属性が付与された前記視聴者に対して属性が共通する母集団を作成し、その母集団について視聴行動の分析を行うことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0028】
第7発明のストリーム視聴解析方法は、放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴を解析するストリーム視聴解析方法において、
視聴者に関連するセンシングデータを取得するセンシングデータ取得工程と、
前記センシングデータ取得工程により取得した前記視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与する属性付与工程と、
前記属性付与工程により前記属性が付与された視聴者について視聴行動を分析する視聴行動分析工程と、
前記視聴行動分析工程の分析結果に基づくレコメンドを行うレコメンド工程と
が実行され、
前記視聴行動分析工程は、前記属性付与工程により属性が付与された前記視聴者に対して属性が共通する母集団を作成し、その母集団について視聴行動の分析を行うことを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0032】
第8発明のプログラムは、放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴を解析するプログラムであって、
コンピュータに、
視聴者に関連するセンシングデータを取得させ、
取得した前記視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与させ、
属性が付与された視聴者について視聴行動を分析させ、
視聴行動の分析結果に基づくレコメンドを行わせるプログラムであって、
前記視聴行動の分析は、属性が付与された前記視聴者に対して属性が共通する母集団を作成し、その母集団について視聴行動の分析を行うことを特徴とする。
【手続補正書】
【提出日】2023-06-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴者の視聴を解析するストリーム視聴解析システムにおいて、
前記視聴者に関連するセンシングデータを取得するセンシングデータ取得部と、
前記センシングデータ取得部により取得した前記視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与する属性付与部と、
前記属性付与部により前記属性が付与された視聴者について視聴行動を分析する視聴行動分析部と、
前記視聴行動分析部の分析結果に基づくレコメンドを行うレコメンド部と
を備え、
前記センシングデータ取得部が取得する前記センシングデータは、運動習慣が反映される前記視聴者のウェアラブルディバイスによるセンシングデータであって、前記属性付与部により付与される属性が健康意識に関する属性であって、
前記視聴行動分析部は、前記属性付与部により健康意識に関する属性が付与された前記視聴者に対して健康意識に関する属性が共通する母集団を作成し、その母集団について視聴行動の分析を行うことを特徴とするストリーム視聴解析システム。
【請求項2】
放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴者の視聴を解析するストリーム視聴解析システムにおいて、
前記視聴者に関連するセンシングデータを取得するセンシングデータ取得部と、
前記センシングデータ取得部により取得した前記視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与する属性付与部と、
前記属性付与部により前記属性が付与された視聴者について視聴行動を分析する視聴行動分析部と、
前記視聴行動分析部の分析結果に基づくレコメンドを行うレコメンド部と
を備え、
前記センシングデータ取得部が取得する前記センシングデータは、前記視聴者が使用する乗物によるセンシングデータであって、前記属性付与部により付与される属性が安全意識に関する属性であって、
前記視聴行動分析部は、前記属性付与部により安全意識に関する属性が付与された前記視聴者に対して安全意識に関する属性が共通する母集団を作成し、その母集団について視聴行動の分析を行うことを特徴とするストリーム視聴解析システム。
【請求項3】
請求項1または2記載のストリーム視聴解析システムにおいて、
前記視聴行動分析部は、前記視聴者の視聴傾向を示すヒートマップにより分析を行うことを特徴とするストリーム視聴解析システム。
【請求項4】
請求項3記載のストリーム視聴解析システムにおいて、
前記レコメンド部は、前記視聴行動分析部による前記ヒートマップの分析結果に基づいて、前記視聴者の属性に対応した広告の出稿先として視聴頻度の高い領域をレコメンドすることを特徴とするストリーム視聴解析システム。
【請求項5】
放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴を解析するストリーム視聴解析方法において、
視聴者に関連するセンシングデータを取得するセンシングデータ取得工程と、
前記センシングデータ取得工程により取得した前記視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与する属性付与工程と、
前記属性付与工程により前記属性が付与された視聴者について視聴行動を分析する視聴行動分析工程と、
前記視聴行動分析工程の分析結果に基づくレコメンドを行うレコメンド工程と
が実行され、
前記センシングデータ取得工程により取得される前記センシングデータは、運動習慣が反映される前記視聴者のウェアラブルディバイスによるセンシングデータであって、前記属性付与工程により付与される属性が健康意識に関する属性であって、
前記視聴行動分析工程は、前記属性付与工程により健康意識に関する属性が付与された前記視聴者に対して健康意識に関する属性が共通する母集団を作成し、その母集団について視聴行動の分析を行うことを特徴とするストリーム視聴解析方法。
【請求項6】
放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴を解析するストリーム視聴解析方法において、
視聴者に関連するセンシングデータを取得するセンシングデータ取得工程と、
前記センシングデータ取得工程により取得した前記視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与する属性付与工程と、
前記属性付与工程により前記属性が付与された視聴者について視聴行動を分析する視聴行動分析工程と、
前記視聴行動分析工程の分析結果に基づくレコメンドを行うレコメンド工程と
が実行され、
前記センシングデータ取得工程により取得される前記センシングデータは、前記視聴者が使用する乗物によるセンシングデータであって、前記属性付与工程により付与される属性が安全意識に関する属性であって、
前記視聴行動分析工程は、前記属性付与工程により安全意識に関する属性が付与された前記視聴者に対して安全意識に関する属性が共通する母集団を作成し、その母集団について視聴行動の分析を行うことを特徴とするストリーム視聴解析方法。
【請求項7】
放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴を解析するプログラムであって、
コンピュータに、
視聴者に関連するセンシングデータを取得させ、
取得した前記視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与させ、
属性が付与された視聴者について視聴行動を分析させ、
視聴行動の分析結果に基づくレコメンドを行わせるプログラムであって、
取得される前記センシングデータは、運動習慣が反映される前記視聴者のウェアラブルディバイスによるセンシングデータであって、付与される属性が健康意識に関する属性であって、
視聴行動の分析は、健康意識に関する属性が付与された前記視聴者に対して健康意識に関する属性が共通する母集団を作成し、その母集団について視聴行動の分析を行うことを特徴とするプログラム。
【請求項8】
放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴を解析するプログラムであって、
コンピュータに、
視聴者に関連するセンシングデータを取得させ、
取得した前記視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与させ、
属性が付与された視聴者について視聴行動を分析させ、
視聴行動の分析結果に基づくレコメンドを行わせるプログラムであって、
取得される前記センシングデータは、前記視聴者が使用する乗物によるセンシングデータであって、付与される属性が安全意識に関する属性であって、
視聴行動の分析は、安全意識に関する属性が付与された前記視聴者に対して安全意識に関する属性が共通する母集団を作成し、その母集団について視聴行動の分析を行うことを特徴とするプログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
第1発明のストリーム視聴解析システムは、放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴者の視聴を解析するストリーム視聴解析システムにおいて、
前記視聴者に関連するセンシングデータを取得するセンシングデータ取得部と、
前記センシングデータ取得部により取得した前記視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与する属性付与部と、
前記属性付与部により前記属性が付与された視聴者について視聴行動を分析する視聴行動分析部と、
前記視聴行動分析部の分析結果に基づくレコメンドを行うレコメンド部と
を備え、
前記センシングデータ取得部が取得する前記センシングデータは、運動習慣が反映される前記視聴者のウェアラブルディバイスによるセンシングデータであって、前記属性付与部により付与される属性が健康意識に関する属性であって、
前記視聴行動分析部は、前記属性付与部により健康意識に関する属性が付与された前記視聴者に対して健康意識に関する属性が共通する母集団を作成し、その母集団について視聴行動の分析を行うことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
ここで、第1発明のストリーム視聴解析システムによれば、運動習慣や健康意識など視聴者の属性が反映され得るウェアラブルディバイスから直接または間接(例えば、サーバ経由)に取得したセンシングデータを用いる場合が好適である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】
このように、第1発明のストリーム視聴解析システムによれば、実際に視聴者の属性又は嗜好の確からしさを超えてこれを広く一般化して用いることができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
第2発明のストリーム視聴解析システムは、放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴者の視聴を解析するストリーム視聴解析システムにおいて、
前記視聴者に関連するセンシングデータを取得するセンシングデータ取得部と、
前記センシングデータ取得部により取得した前記視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与する属性付与部と、
前記属性付与部により前記属性が付与された視聴者について視聴行動を分析する視聴行動分析部と、
前記視聴行動分析部の分析結果に基づくレコメンドを行うレコメンド部と
を備え、
前記センシングデータ取得部が取得する前記センシングデータは、前記視聴者が使用する乗物によるセンシングデータであって、前記属性付与部により付与される属性が安全意識に関する属性であって、
前記視聴行動分析部は、前記属性付与部により安全意識に関する属性が付与された前記視聴者に対して安全意識に関する属性が共通する母集団を作成し、その母集団について視聴行動の分析を行うことを特徴とする。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0019】
ここで、第2発明のストリーム視聴解析システムによれば、視聴者の属性が反映され得る乗物から直接または間接(例えば、サーバ経由)に取得したセンシングデータを用いる場合が好適である。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0021】
このように、第2発明のストリーム視聴解析システムによれば、実際に視聴者の属性又は嗜好の確からしさを超えてこれを広く一般化して用いることができる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0022】
第3発明のストリーム視聴解析システムは、第1または第2発明において、
前記視聴行動分析部は、前記視聴者の視聴傾向を示すヒートマップにより分析を行うことを特徴とする。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0023】
第3発明のストリーム視聴解析システムによれば、視聴行動分析として、視聴傾向(視聴頻度)を示すヒートマップ分析を行うことができる。例えば、チャンネル、曜日、時間帯でヒートマップ分析を行えば、同じ属性を有する人たちがよく視聴するチャンネル、曜日、時間帯を抽出することができる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0024】
このように、第3発明のストリーム視聴解析システムによれば、多角的に視聴者の属性又は嗜好の確からしさを超えてこれを広く一般化して、実際に行動分析に用いることができる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0025】
第4発明のストリーム視聴解析システムは、第3発明において、
前記レコメンド部は、前記視聴行動分析部による前記ヒートマップの分析結果に基づいて、前記視聴者の属性に対応した広告の出稿先として視聴頻度の高い領域をレコメンドすることを特徴とする。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0026】
第4ストリーム視聴解析システムによれば、ヒートマップ分析の結果、例えば、特定の属性を有する人たちがよく視聴するチャンネル、曜日、時間帯を抽出することができ、抽出対象をその特定の属性に応じた広告の出稿先とすることができる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0027】
このように、第4発明のストリーム視聴解析システムによれば、多角的に視聴者の属性又は嗜好の確からしさを超えてこれを広く一般化して、実際に行動分析に用いることができ、具体的に広告の出稿先をレコメンドすることができる。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0028】
第5発明のストリーム視聴解析方法は、放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴を解析するストリーム視聴解析方法において、
視聴者に関連するセンシングデータを取得するセンシングデータ取得工程と、
前記センシングデータ取得工程により取得した前記視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与する属性付与工程と、
前記属性付与工程により前記属性が付与された視聴者について視聴行動を分析する視聴行動分析工程と、
前記視聴行動分析工程の分析結果に基づくレコメンドを行うレコメンド工程と
が実行され、
前記センシングデータ取得工程により取得される前記センシングデータは、運動習慣が反映される前記視聴者のウェアラブルディバイスによるセンシングデータであって、前記属性付与工程により付与される属性が健康意識に関する属性であって、
前記視聴行動分析工程は、前記属性付与工程により健康意識に関する属性が付与された前記視聴者に対して健康意識に関する属性が共通する母集団を作成し、その母集団について視聴行動の分析を行うことを特徴とする。
第6発明のストリーム視聴解析方法は、放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴を解析するストリーム視聴解析方法において、
視聴者に関連するセンシングデータを取得するセンシングデータ取得工程と、
前記センシングデータ取得工程により取得した前記視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与する属性付与工程と、
前記属性付与工程により前記属性が付与された視聴者について視聴行動を分析する視聴行動分析工程と、
前記視聴行動分析工程の分析結果に基づくレコメンドを行うレコメンド工程と
が実行され、
前記センシングデータ取得工程により取得される前記センシングデータは、前記視聴者が使用する乗物によるセンシングデータであって、前記属性付与工程により付与される属性が安全意識に関する属性であって、
前記視聴行動分析工程は、前記属性付与工程により安全意識に関する属性が付与された前記視聴者に対して安全意識に関する属性が共通する母集団を作成し、その母集団について視聴行動の分析を行うことを特徴とする。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0029】
第5または第6発明のストリーム視聴解析方法によれば、視聴者に関連するセンシングデータを取得し、取得した視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与し、属性が共通する視聴者の視聴行動を分析することで、視聴者の属性又は嗜好の確からしさの次元を超えてこれを一般化することができる。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0031】
このように、第5または第6発明のストリーム視聴解析方法によれば、視聴者の属性又は嗜好の確からしさを超えてこれを広く一般化して用いることができる。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0032】
第7発明のプログラムは、放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴を解析するプログラムであって、
コンピュータに、
視聴者に関連するセンシングデータを取得させ、
取得した前記視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与させ、
属性が付与された視聴者について視聴行動を分析させ、
視聴行動の分析結果に基づくレコメンドを行わせるプログラムであって、
取得される前記センシングデータは、運動習慣が反映される前記視聴者のウェアラブルディバイスによるセンシングデータであって、付与される属性が健康意識に関する属性であって、
視聴行動の分析は、健康意識に関する属性が付与された前記視聴者に対して健康意識に関する属性が共通する母集団を作成し、その母集団について視聴行動の分析を行うことを特徴とする。
第8発明のプログラムは、放送を介してストリームを送信する放送ストリーム送信における視聴を解析するプログラムであって、
コンピュータに、
視聴者に関連するセンシングデータを取得させ、
取得した前記視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与させ、
属性が付与された視聴者について視聴行動を分析させ、
視聴行動の分析結果に基づくレコメンドを行わせるプログラムであって、
取得される前記センシングデータは、前記視聴者が使用する乗物によるセンシングデータであって、付与される属性が安全意識に関する属性であって、
視聴行動の分析は、安全意識に関する属性が付与された前記視聴者に対して安全意識に関する属性が共通する母集団を作成し、その母集団について視聴行動の分析を行うことを特徴とする。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0033】
第7または8発明のプログラムによれば、視聴者に関連するセンシングデータを取得し、取得した視聴者のセンシングデータから該視聴者の属性を付与し、属性が共通する視聴者の視聴行動を分析することで、視聴者の属性又は嗜好の確からしさの次元を超えてこれを一般化することができる。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0035】
このように、第7または8発明のプログラムによれば、視聴者の属性又は嗜好の確からしさを超えてこれを広く一般化して用いることができる。