(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024004167
(43)【公開日】2024-01-16
(54)【発明の名称】決済システム、サーバー装置、管理方法、及び、プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 20/20 20120101AFI20240109BHJP
【FI】
G06Q20/20 370
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022103680
(22)【出願日】2022-06-28
(71)【出願人】
【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003177
【氏名又は名称】弁理士法人旺知国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲吉▼澤 潤一
(72)【発明者】
【氏名】梅津 淳
(72)【発明者】
【氏名】小川 潔
【テーマコード(参考)】
5L055
【Fターム(参考)】
5L055AA42
(57)【要約】
【課題】決済に関する情報を活用する。
【解決手段】決済に係る取引内容を表す第1画像を印刷装置において印刷するための印刷情報に基づく第1情報を取得し、決済の承認の要求に関する第2情報を、決済の承認を要求する端末装置から取得する、取得部と、第1情報の有する第1特徴情報及び第2情報の有する第2特徴情報が対応する場合、第1情報の有する第1決済情報及び第2情報の有する第2決済情報を対応付けて管理する管理部と、を備える、ことを特徴とするサーバー装置。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを、
決済に係る取引内容を表す第1画像を印刷装置において印刷するための印刷情報に基づく第1情報を取得し、
前記決済の承認の要求に関する第2情報を、前記決済の承認を要求する端末装置から取得する、取得部と、
前記第1情報の有する第1特徴情報及び前記第2情報の有する第2特徴情報が対応する場合、
前記第1情報の有する第1決済情報及び前記第2情報の有する第2決済情報を対応付けて管理する管理部と、
して機能させる、
ことを特徴とするプログラム。
【請求項2】
前記第1決済情報は、
前記決済に係る取引内容に関する情報であり、
前記第2決済情報は、
前記決済を行った取引者に関する情報である、
ことを特徴とする、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記第1特徴情報は、
前記印刷情報の生成に関連する第1のタイミングを示す第1タイミング情報を含み、
前記第2特徴情報は、
前記決済の承認の要求に関連する第2のタイミングを示す第2タイミング情報を含み、
前記管理部は、
前記第1のタイミングが前記第2のタイミング以降であり、且つ、
前記第2のタイミングから前記第1のタイミングまでの時間が所定時間以内である場合に、
前記第1決済情報及び前記第2決済情報を対応付けて管理する、
ことを特徴とする、請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記第1特徴情報は、
前記第1画像において、前記決済が行われた施設として表示される決済施設を示す施設情報を含み、
前記第2特徴情報は、
前記決済に係る商品または役務を提供する提供者に関連する提供者情報を含み、
前記管理部は、
前記決済施設と前記提供者との間に所定の関係が存在する場合に、
前記第1決済情報及び前記第2決済情報を対応付けて管理する、
ことを特徴とする、請求項2に記載のプログラム。
【請求項5】
前記第1特徴情報は、
前記決済が所定の決済手段により行われた場合において、
前記第1画像において、前記決済の金額として表示される第1の金額を示す第1金額情報を含み、
前記第2特徴情報は、
前記所定の決済手段により行われた前記決済の金額である第2の金額を示す第2金額情報を含み、
前記管理部は、
前記第1の金額と前記第2の金額とが一致する場合に、
前記第1決済情報及び前記第2決済情報を対応付けて管理する、
ことを特徴とする、請求項2に記載のプログラム。
【請求項6】
前記第1特徴情報は、
前記決済が、所定の決済手段を含む複数の決済手段により行われた場合において、
前記第1画像に表示される金額であって、
前記決済のうち前記所定の決済手段により行われた決済の金額である第1の金額を示す第1金額情報を含み、
前記第2特徴情報は、
前記決済のうち前記所定の決済手段により行われた決済の金額である第2の金額を示す第2金額情報を含み、
前記管理部は、
前記第1の金額と前記第2の金額とが一致する場合に、
前記第1決済情報及び前記第2決済情報を対応付けて管理する、
ことを特徴とする、請求項2に記載のプログラム。
【請求項7】
プロセッサを、
決済に係る取引内容を表す第1画像を印刷するための印刷情報を取得する印刷情報取得部と、
前記印刷情報取得部の取得した前記印刷情報に基づいて、前記決済に係る取引内容に関する第1情報を生成する情報生成部と、
前記決済の承認の要求に関する第2情報を取得するサーバー装置であって、前記第1情報の有する第1特徴情報及び前記第2情報の有する第2特徴情報が対応する場合に、前記第1情報の有する第1決済情報及び前記第2情報の有する第2決済情報を対応付けて管理するサーバー装置に対して、
前記情報生成部の生成した前記第1情報を供給する情報供給部と、
して機能させる、
ことを特徴とするプログラム。
【請求項8】
プロセッサを、
決済に係る取引内容を表す第1画像を印刷するための印刷情報を取得する印刷情報取得部と、
前記印刷情報に基づく第1情報の有する第1特徴情報、及び、前記決済の承認の要求に関する第2情報の有する第2特徴情報が対応する場合に、前記第1情報の有する第1決済情報及び前記第2情報の有する第2決済情報を対応付けて管理する管理システムに対して、
前記印刷情報を供給する印刷情報供給部と、
して機能させる、
ことを特徴とするプログラム。
【請求項9】
決済に係る取引内容を表す第1画像を印刷装置において印刷するための印刷情報に基づく第1情報を取得し、
前記決済の承認の要求に関する第2情報を、前記決済の承認を要求する端末装置から取得する、取得部と、
前記第1情報の有する第1特徴情報及び前記第2情報の有する第2特徴情報が対応する場合、
前記第1情報の有する第1決済情報及び前記第2情報の有する第2決済情報を対応付けて管理する管理部と、
を備える、
ことを特徴とするサーバー装置。
【請求項10】
決済に係る取引内容を表す第1画像を印刷装置において印刷するための印刷情報に基づく第1情報を取得することと、
前記決済の承認の要求に関する第2情報を、前記決済の承認を要求する端末装置から取得することと、
前記第1情報の有する第1特徴情報及び前記第2情報の有する第2特徴情報が対応する場合、
前記第1情報の有する第1決済情報及び前記第2情報の有する第2決済情報を対応付けて管理することと、
を含む、
ことを特徴とする管理方法。
【請求項11】
決済に係る取引内容を表す第1画像を印刷装置において印刷するための印刷情報に基づく第1情報を取得し、
前記決済の承認の要求に関する第2情報を、前記決済の承認を要求する端末装置から取得する、取得部と、
前記第1情報の有する第1特徴情報及び前記第2情報の有する第2特徴情報が対応する場合、
前記第1情報の有する第1決済情報及び前記第2情報の有する第2決済情報を対応付けて管理する管理部と、
を備える、
ことを特徴とする決済システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、決済システム、サーバー装置、管理方法、及び、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、決済に関する技術が広く普及している。例えば、特許文献1には、クレジットカードを用いた決済に関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術のように、クレジットカードを用いた決済では、クレジットカードから取得した情報に基づく決済の承認をサーバー装置に対して要求する決済端末から供給される情報に基づいて、サーバー装置が決済の可否を判断する。この場合、サーバー装置の取得する情報が、決済端末から供給される情報に限定される。セキュリティの観点等から、決済端末からサーバー装置に対して供給される情報は、サーバー装置が決済の可否を判断するために必要な情報に限定されることが一般的である。従って、サーバー装置の取得する情報が、決済端末から供給される情報に限定される場合、例えば、サーバー装置で管理する情報を用いて決済の動向を分析する等といった、決済に関する情報を当該決済以外の用途に活用することができないという問題が存在する。なお、当該問題は、クレジットカード以外の多様な決済手段を用いた決済においても同様に生じる可能性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するために、本発明に係るプログラムは、プロセッサを、決済に係る取引内容を表す第1画像を印刷装置において印刷するための印刷情報に基づく第1情報を取得し、前記決済の承認の要求に関する第2情報を、前記決済の承認を要求する端末装置から取得する、取得部と、前記第1情報の有する第1特徴情報及び前記第2情報の有する第2特徴情報が対応する場合、前記第1情報の有する第1決済情報及び前記第2情報の有する第2決済情報を対応付けて管理する管理部と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0006】
また、本発明に係るプログラムは、プロセッサを、決済に係る取引内容を表す第1画像を印刷するための印刷情報を取得する印刷情報取得部と、前記印刷情報取得部の取得した前記印刷情報に基づいて、前記決済に係る取引内容に関する第1情報を生成する情報生成部と、前記決済の承認の要求に関する第2情報を取得するサーバー装置であって、前記第1情報の有する第1特徴情報及び前記第2情報の有する第2特徴情報が対応する場合に、前記第1情報の有する第1決済情報及び前記第2情報の有する第2決済情報を対応付けて管理するサーバー装置に対して、前記情報生成部の生成した前記第1情報を供給する情報供給部と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係るプログラムは、プロセッサを、決済に係る取引内容を表す第1画像を印刷するための印刷情報を取得する印刷情報取得部と、前記印刷情報に基づく第1情報を取得し、前記決済の承認の要求に関する第2情報を取得する管理システムであって、前記第1情報の有する第1特徴情報及び前記第2情報の有する第2特徴情報が対応する場合に、前記第1情報の有する第1決済情報及び前記第2情報の有する第2決済情報を対応付けて管理する管理システムに対して、前記印刷情報を供給する印刷情報供給部と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係るサーバー装置は、決済に係る取引内容を表す第1画像を印刷装置において印刷するための印刷情報に基づく第1情報を取得し、前記決済の承認の要求に関する第2情報を、前記決済の承認を要求する端末装置から取得する、取得部と、前記第1情報の有する第1特徴情報及び前記第2情報の有する第2特徴情報が対応する場合、前記第1情報の有する第1決済情報及び前記第2情報の有する第2決済情報を対応付けて管理する管理部と、を備える、ことを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る管理方法は、決済に係る取引内容を表す第1画像を印刷装置において印刷するための印刷情報に基づく第1情報を取得することと、前記決済の承認の要求に関する第2情報を、前記決済の承認を要求する端末装置から取得することと、前記第1情報の有する第1特徴情報及び前記第2情報の有する第2特徴情報が対応する場合、前記第1情報の有する第1決済情報及び前記第2情報の有する第2決済情報を対応付けて管理することと、を含む、ことを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る決済システムは、決済に係る取引内容を表す第1画像を印刷装置において印刷するための印刷情報に基づく第1情報を取得し、前記決済の承認の要求に関する第2情報を、前記決済の承認を要求する端末装置から取得する、取得部と、前記第1情報の有する第1特徴情報及び前記第2情報の有する第2特徴情報が対応する場合、前記第1情報の有する第1決済情報及び前記第2情報の有する第2決済情報を対応付けて管理する管理部と、を備える、ことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の実施形態に係る決済システムSysの構成の一例を示すブロック図である。
【
図2】決済システムSysにおける情報の流れの一例を示す説明図である。
【
図3】POS端末1の構成の一例を示すブロック図である。
【
図4】決済端末2の構成の一例を示すブロック図である。
【
図5】レシートプリンター3の構成の一例を示すブロック図である。
【
図6】レシートサーバー4の構成の一例を示すブロック図である。
【
図7】決済管理サーバ―5の構成の一例を示すブロック図である。
【
図8】取引管理処理の一例を示すシーケンスチャートである。
【
図9】取引管理処理の一例を示すシーケンスチャートである。
【
図10】取引管理処理の一例を示すシーケンスチャートである。
【
図11】対応関係判定処理の一例を示すフローチャートである。
【
図12】変形例1に係る決済システムSys-Bの構成の一例を示すブロック図である。
【
図13】変形例1に係る決済システムSys-Bにおける情報の流れの一例を示す説明図である。
【
図14】変形例1に係る取引管理処理の一例を示すシーケンスチャートである。
【
図15】変形例1に係る取引管理処理の一例を示すシーケンスチャートである。
【
図16】変形例1に係る取引管理処理の一例を示すシーケンスチャートである。
【
図17】変形例1に係る取引管理処理の一例を示すシーケンスチャートである。
【
図18】変形例2に係る決済システムSys-Cの構成の一例を示すブロック図である。
【
図19】変形例2に係る決済システムSys-Cにおける情報の流れの一例を示す説明図である。
【
図20】変形例3に係る決済システムSys-Dの構成の一例を示すブロック図である。
【
図21】変形例3に係る決済システムSys-Dにおける情報の流れの一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。ただし、各図において、各部の寸法及び縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0013】
<<A.実施形態>>
本実施形態に係る、決済システムSysの一例を説明する。
【0014】
<<1.決済システムの概要>>
以下、
図1及び
図2を参照しつつ、本実施形態に係る決済システムSysの概要を説明する。
【0015】
図1は、本実施形態に係る決済システムSysの構成の一例を示すブロック図である。また、
図2は、決済システムSysの内部で送受信される情報の一例を示す図である。
【0016】
なお、本実施形態では、顧客Uが、店舗等の施設において商品を購入する際に、当該商品の代金の決済を行う場合を例示して説明するが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。本発明は、顧客Uがサービス提供施設等の施設において役務の提供を受ける際に、当該役務の提供の対価としての代金の決済を行う場合であってもよい。
【0017】
図1に例示するように、決済システムSysは、POS端末1と、決済端末2と、レシートプリンター3と、レシートサーバー4と、決済管理サーバ―5と、を備える。なお、本実施形態において、決済端末2は「端末装置」の一例であり、レシートプリンター3は「印刷装置」の一例であり、決済管理サーバ―5は「サーバー装置」の一例である。また、本実施形態において、レシートサーバー4及び決済管理サーバ―5を、「管理システム6」と称する場合がある。
【0018】
POS端末1は、顧客Uが購入する商品の情報、及び、顧客Uが購入する商品の単価に関する情報を、バーコードリーダー等を介して取得し、顧客Uが支払うべき代金の合計額を計算する。ここで、POSとは、Point Of Salesの略称である。以下、POS端末1がバーコードリーダー等を介して取得した情報、及び、当該情報に基づいて計算された合計額を示す情報を、購入商品情報と称する。
また、POS端末1は、顧客Uが商品を購入する際の代金の支払いに使用することとして指定した決済手段に係る情報を取得する。以下、POS端末1が取得した決済手段に関する情報を、指定決済手段情報と称する。
そして、POS端末1は、購入商品情報及び指定決済手段情報に基づいて、顧客Uによる代金の支払いに関する情報である、支払情報DSを生成する。
【0019】
本実施形態では、一例として、支払情報DSが、取引特徴情報DSSと、取引明細情報DSMと、決済手段情報DSKと、を含む場合を想定する。
【0020】
取引特徴情報DSSとは、取引店舗情報DSS1と、取引金額情報DSS2と、取引日時情報DSS3と、を含む情報である。
取引店舗情報DSS1とは、顧客Uが商品を購入する店舗を示す情報である。
取引金額情報DSS2とは、顧客Uが商品を購入する際に支払う代金の合計額を示す情報である。
取引日時情報DSS3とは、顧客Uが商品を購入した日時を示す情報である。
【0021】
取引明細情報DSMとは、Q個の商品識別情報DSM1[1]~DSM1[Q]と、Q個の商品単価情報DSM2[1]~DSM2[Q]と、Q個の商品数量情報DSM3[1]~DSM3[Q]と、を含む情報である。ここで、値Qは、「Q≧1」を満たす自然数であり、顧客Uが購入した商品の種類の個数を示す値である。例えば、顧客Uが1種類の商品を1または複数個だけ購入した場合には、値Qは「1」となり、顧客Uが2種類の商品をそれぞれ1または複数個ずつ購入した場合には、値Qは「2」となる。
商品識別情報DSM1[q]とは、顧客Uが購入した商品のうちq番目の商品の名称等、当該q番目の商品を識別するための情報である。ここで、値qは、「1≦q≦Q」を満たす自然数である。
商品単価情報DSM2[q]とは、顧客Uが購入したq番目の商品の単価を示す情報である。
商品数量情報DSM3[q]とは、顧客Uによるq番目の商品の購入数量を示す情報である。
【0022】
決済手段情報DSKとは、R個の決済手段識別情報DSK1[1]~DSK1[R]と、R個の決済手段金額情報DSK2[1]~DSK2[R]と、を含む情報である。ここで、値Rは、「R≧1」を満たす自然数であり、顧客Uが商品を購入する際に利用した決済手段の個数を示す値である。例えば、顧客Uがクレジットカードのみを用いて商品を購入した場合には、値Rは「1」となり、顧客Uが現金のみを用いて商品を購入した場合にも、値Rは「1」となるが、顧客Uがクレジットカードと現金を用いて商品を購入した場合には、値Rは「2」となる。
決済手段識別情報DSK1[r]とは、顧客Uが、商品の購入において使用したR個の決済手段のうち、r番目の決済手段の名称等、r番目の決済手段を識別するための情報である。ここで、値rは、「1≦r≦R」を満たす自然数である。
決済手段金額情報DSK2[r]とは、顧客Uが、商品の購入において使用したR個の決済手段のうち、r番目の決済手段により支払いを行った金額を示す情報である。
【0023】
図1に例示するように、POS端末1は、有線ネットワークまたは無線ネットワーク等を介して、決済端末2と通信可能である。
図2に例示するように、POS端末1は、POS端末1において生成された支払情報DSを、決済端末2に対して送信する。
【0024】
POS端末1は、購入商品情報及び指定決済手段情報に基づいて、顧客Uによる代金の支払いに関するレシートRを印刷するための情報である、レシート印刷情報DPを生成する。
【0025】
図1に例示するように、POS端末1は、有線ネットワークまたは無線ネットワーク等を介して、レシートプリンター3と通信可能である。
図2に例示するように、POS端末1は、POS端末1において生成されたレシート印刷情報DPを、レシートプリンター3に対して送信する。
【0026】
決済端末2は、カードリーダー等を用いて、顧客Uが所有するクレジットカードから、当該クレジットカードに関する情報を取得する。以下、決済端末2が取得した、顧客Uが所有するクレジットカードに関する情報を、利用者情報DUと称する。
【0027】
本実施形態では、一例として、利用者情報DUが、利用者識別情報DU1と、利用者関連情報DU2と、を含む場合を想定する。
利用者識別情報DU1とは、顧客Uが所有するクレジットカードのクレジットカード番号に関する情報である。
利用者関連情報DU2とは、顧客Uが所有するクレジットカードの有効期限を示す情報である。
【0028】
決済端末2は、POS端末1から供給される支払情報DSと、決済端末2が取得した利用者情報DUと、に基づいて、顧客Uによる商品の購入に係る決済の承認を要求する情報である決済承認要求情報DCを生成する。
本実施形態では、一例として、決済承認要求情報DCが、決済特徴情報DCCと、利用者情報DUと、を含む場合を想定する。
【0029】
また、本実施形態では、一例として、決済特徴情報DCCが、店舗関連情報DCC1と、決済金額情報DCC2と、決済日時情報DCC3と、を含む場合を想定する。
店舗関連情報DCC1とは、顧客Uが商品を購入する店舗を示す情報である。但し、店舗関連情報DCC1は、顧客Uが商品を購入する店舗に関連する情報であってもよい。ここで、店舗に関連する情報とは、顧客Uが商品を購入する店舗が属するチェーン店を示す情報であってもよいし、または、顧客Uが商品を購入する店舗を運営する法人を示す情報であってもよい。なお、本実施形態において、顧客Uが商品を購入する店舗、顧客Uが商品を購入する店舗が属するチェーン店、及び、顧客Uが商品を購入する店舗を運営する法人は、「決済に係る商品または役務を提供する提供者」の一例である。
決済金額情報DCC2とは、顧客Uが商品を購入する際に、クレジットカードで支払う代金の合計額を示す情報である。
決済日時情報DCC3とは、決済承認要求情報DCが生成される日時を示す情報である。なお、本実施形態において、決済承認要求情報DCが生成される日時は、「決済の承認の要求に関連する日時」の一例である。
【0030】
図1に例示するように、決済端末2は、インターネットNW等の有線ネットワークまたは無線ネットワーク等を介して、決済管理サーバ―5と通信可能である。
図2に例示するように、決済端末2は、決済端末2において生成された決済承認要求情報DCを、決済管理サーバ―5に対して送信する。
【0031】
レシートプリンター3は、POS端末1から供給されるレシート印刷情報DPに基づいて、レシートRを印刷する。なお、レシート印刷情報DPはレシートRを表す画像を示す情報であってもよい。
【0032】
図1に例示するように、レシートプリンター3は、インターネットNW等の有線ネットワークまたは無線ネットワーク等を介して、レシートサーバー4と通信可能である。
図2に例示するように、レシートプリンター3は、POS端末1から供給されたレシート印刷情報DPを、レシートサーバー4に対して送信する。
【0033】
レシートサーバー4は、レシートプリンター3から供給されるレシート印刷情報DPに基づいて、レシート情報DRを生成する。
【0034】
本実施形態では、一例として、レシート情報DRが、取引特徴情報DRRと、取引明細情報DRMと、決済手段情報DRKと、を含む場合を想定する。
【0035】
取引特徴情報DRRとは、取引店舗情報DRR1と、取引金額情報DRR2と、取引日時情報DRR3と、を含む情報である。
取引店舗情報DRR1とは、顧客Uが商品を購入した店舗として、レシートRに表示される店舗を示す情報である。なお、本実施形態において、顧客Uが商品を購入した店舗として、レシートRに表示される店舗は、「決済施設」の一例である。
取引金額情報DRR2とは、顧客Uが商品を購入する際に支払う代金の合計額として、レシートRに表示される金額を示す情報である。
取引日時情報DRR3とは、顧客Uが商品を購入した日時として、レシートRに表示される日時を示す情報である。なお、本実施形態において、顧客Uが商品を購入した日時として、レシートRに表示される日時は、「レシート印刷情報DPの生成に関連する日時」の一例である。
【0036】
取引明細情報DRMとは、Q個の商品識別情報DRM1[1]~DRM1[Q]と、Q個の商品単価情報DRM2[1]~DRM2[Q]と、Q個の商品数量情報DRM3[1]~DRM3[Q]と、を含む情報である。
商品識別情報DRM1[q]とは、顧客Uが購入した商品のうちq番目の商品の名称等、当該q番目の商品を識別するための文字列として、レシートRに表示される商品を示す情報である。
商品単価情報DRM2[q]とは、顧客Uが購入したq番目の商品の単価として、レシートRに表示される単価を示す情報である。
商品数量情報DRM3[q]とは、顧客Uによるq番目の商品の購入数量として、レシートRに表示される数量を示す情報である。
【0037】
決済手段情報DRKとは、R個の決済手段識別情報DRK1[1]~DRK1[R]と、R個の決済手段金額情報DRK2[1]~DRK2[R]と、を含む情報である。
決済手段識別情報DRK1[r]とは、顧客Uが、商品の購入において使用したR個の決済手段のうち、r番目の決済手段の名称等、r番目の決済手段を識別するための文字列として、レシートRに表示される決済手段を示す情報である。
決済手段金額情報DRK2[r]とは、顧客Uが、商品の購入において使用したR個の決済手段のうち、r番目の決済手段により支払いを行った金額として、レシートRに表示される金額を示す情報である。
【0038】
図1に例示するように、レシートサーバー4は、インターネットNW等の有線ネットワークまたは無線ネットワーク等を介して、決済管理サーバ―5と通信可能である。
図2に例示するように、レシートサーバー4は、レシートサーバー4において生成されたレシート情報DRを、決済管理サーバ―5に対して送信する。
【0039】
決済管理サーバ―5は、決済端末2から供給される決済承認要求情報DCに基づいて、決済承認処理を実行する。ここで、決済承認処理とは、顧客Uによる決済を承認する処理である。
【0040】
また、決済管理サーバ―5は、決済承認処理において顧客Uによる決済を承認した場合、決済端末2から供給される決済承認要求情報DCと、レシートサーバー4から供給されるレシート情報DRとに基づいて、対応関係判定処理を実行する。ここで、対応関係判定処理とは、決済承認要求情報DCに含まれる決済特徴情報DCCと、レシート情報DRに含まれる取引特徴情報DRRとが、対応するか否かを判定する処理である。
【0041】
また、決済管理サーバ―5は、対応関係判定処理において、決済承認要求情報DCに含まれる決済特徴情報DCCと、レシート情報DRに含まれる取引特徴情報DRRとが対応すると判定した場合、決済関連情報管理処理を実行する。ここで、決済関連情報管理処理とは、決済承認要求情報DCに含まれる利用者情報DUと、レシート情報DRに含まれる取引明細情報DRMと、を対応付けて管理する処理である。
【0042】
<<2.各種サーバー及び端末の概要>>
以下、
図3乃至
図7を参照しつつ、決済システムSysに含まれる各種サーバー及び各種端末の構成の一例を説明する。
【0043】
図3は、POS端末1の構成の概要の一例を示すブロック図である。
【0044】
図3に例示するように、POS端末1は、POS端末1の各部を制御するための制御装置11と、各種情報を記憶するための記憶装置12と、POS端末1の外部に存在する外部装置と通信するための通信装置13と、を備える。
【0045】
記憶装置12は、例えば、制御装置11の作業領域として機能するRAM等の揮発性メモリと、POS端末1の制御プログラムPG1等の各種情報を記憶するEEPROM等の不揮発性メモリを含んで構成される。ここで、RAMとは、Random Access Memoryの略称である。EEPROMとは、Electrically Erasable Programmable Read-Only Memoryの略称である。
【0046】
制御装置11は、例えば、プロセッサを含んで構成される。制御装置11に設けられたプロセッサは、例えば、1または複数のCPUを含んで構成される。制御装置11に設けられたプロセッサは、記憶装置12に記憶された制御プログラムPG1を実行し、制御プログラムPG1に従って動作することで、POS端末1の各部を制御する。なお、制御装置11に設けられたプロセッサは、1または複数のCPUに加え、または、1または複数のCPUのうち一部または全部に替えて、GPU、DSP、または、FPGA等の、ハードウェアを含んで構成されるものであってもよい。ここで、CPUとは、Central Processing Unitの略称である。GPUとは、Graphics Processing Unitの略称である。DSPとは、Digital Signal Processorの略称である。FPGAとは、Field Programmable Gate Arrayの略称である。
【0047】
より具体的には、制御装置11は、制御プログラムPG1を実行し、制御プログラムPG1に従って動作することで、支払情報生成部111、及び、レシート印刷情報生成部112として機能することができる。
【0048】
支払情報生成部111は、購入商品情報及び指定決済手段情報に基づいて、支払情報DSを生成する。
レシート印刷情報生成部112は、購入商品情報及び指定決済手段情報に基づいて、レシート印刷情報DPを生成する。
【0049】
通信装置13は、例えば、有線ネットワークまたは無線ネットワーク等を介して、決済端末2及びレシートプリンター3と通信するためのハードウェアである。
【0050】
図4は、決済端末2の構成の概要の一例を示すブロック図である。
【0051】
図4に例示するように、決済端末2は、決済端末2の各部を制御するための制御装置21と、各種情報を記憶するための記憶装置22と、決済端末2の外部に存在する外部装置と通信するための通信装置23と、顧客Uのクレジットカードから情報を取得するカード読取装置24と、を備える。
【0052】
記憶装置22は、例えば、制御装置21の作業領域として機能するRAM等の揮発性メモリと、決済端末2の制御プログラムPG2等の各種情報を記憶するEEPROM等の不揮発性メモリを含んで構成される。
【0053】
制御装置21は、例えば、プロセッサを含んで構成される。制御装置21に設けられたプロセッサは、例えば、1または複数のCPUを含んで構成される。制御装置21に設けられたプロセッサは、記憶装置22に記憶された制御プログラムPG2を実行し、制御プログラムPG2に従って動作することで、決済端末2の各部を制御する。なお、制御装置21に設けられたプロセッサは、1または複数のCPUに加え、または、1または複数のCPUのうち一部または全部に替えて、GPU、DSP、または、FPGA等の、ハードウェアを含んで構成されるものであってもよい。
【0054】
より具体的には、制御装置21は、制御プログラムPG2を実行し、制御プログラムPG2に従って動作することで、決済承認要求部211として機能することができる。
決済承認要求部211は、POS端末1から供給される支払情報DSと、カード読取装置24の取得した利用者情報DUと、に基づいて、決済承認要求情報DCを生成する。
【0055】
通信装置23は、例えば、有線ネットワークまたは無線ネットワーク等を介して、POS端末1及び決済管理サーバ―5と通信するためのハードウェアである。
カード読取装置24は、例えば、顧客Uのクレジットカードから情報を読み取るためのカードリーダーである。
【0056】
図5は、レシートプリンター3の構成の概要の一例を示すブロック図である。
【0057】
図5に例示するように、レシートプリンター3は、レシートプリンター3の各部を制御するための制御装置31と、各種情報を記憶するための記憶装置32と、レシートプリンター3の外部に存在する外部装置と通信するための通信装置33と、レシートRを印刷するための画像形成装置34と、を備える。
【0058】
記憶装置32は、例えば、制御装置31の作業領域として機能するRAM等の揮発性メモリと、レシートプリンター3の制御プログラムPG3等の各種情報を記憶するEEPROM等の不揮発性メモリを含んで構成される。
【0059】
制御装置31は、例えば、プロセッサを含んで構成される。制御装置31に設けられたプロセッサは、例えば、1または複数のCPUを含んで構成される。制御装置31に設けられたプロセッサは、記憶装置32に記憶された制御プログラムPG3を実行し、制御プログラムPG3に従って動作することで、レシートプリンター3の各部を制御する。なお、制御装置31に設けられたプロセッサは、1または複数のCPUに加え、または、1または複数のCPUのうち一部または全部に替えて、GPU、DSP、または、FPGA等の、ハードウェアを含んで構成されるものであってもよい。
【0060】
より具体的には、制御装置31は、制御プログラムPG3を実行し、制御プログラムPG3に従って動作することで、印刷制御部311、レシート印刷情報取得部312、及び、レシート印刷情報供給部313として機能することができる。
【0061】
レシート印刷情報取得部312は、POS端末1から供給されるレシート印刷情報DPを取得し、記憶装置32に記憶させる。
印刷制御部311は、印刷処理を実行する。ここで、印刷処理とは、レシート印刷情報取得部312の取得したレシート印刷情報DPに基づいて画像形成装置34を制御し、画像形成装置34にレシートRを印刷させる処理である。
レシート印刷情報供給部313は、レシート印刷情報取得部312の取得したレシート印刷情報DPを、レシートサーバー4に供給するように、通信装置33を制御する。
【0062】
通信装置33は、例えば、有線ネットワークまたは無線ネットワーク等を介して、POS端末1及びレシートサーバー4と通信するためのハードウェアである。
画像形成装置34は、例えば、記録用紙等に対してインクを吐出することで、当該記録用紙に対してレシートRを印刷するためのハードウェアである。
なお、本実施形態では、画像形成装置34が、圧電素子を駆動することで圧力室内の圧力を高め、これにより、圧力室内に充填されたインクをノズルから吐出する、所謂ピエゾ方式の画像形成装置である場合を想定するが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。画像形成装置34は、例えば、圧力室に設けられた発熱体を発熱させることにより圧力室内に気泡を生じさせて圧力室内の圧力を高め、これにより、圧力室内に充填されたインクをノズルから吐出する、所謂サーマル方式の画像形成装置であってもよい。
また、本実施形態では、画像形成装置34が、記録用紙に対してインクを吐出する所謂インクジェット方式の画像形成装置である場合を想定するが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。画像形成装置34は、発熱体を備える画像形成装置であって、熱が加えられると発色する薬剤が塗布された記録用紙に対して当該発熱体から熱を加えることで記録用紙を発色させて画像を形成する、所謂ダイレクトサーマル方式の画像形成装置であってもよい。また、画像形成装置34は、発熱体を備える画像形成装置であって、熱によって融解するインクが塗布されたインクリボンに対いて当該発熱体から熱を加えることでインクリボンに塗布されたインクを記録用紙に転写することで記録用紙に画像を形成する、所謂熱転写方式の画像形成装置であってもよい。
【0063】
図6は、レシートサーバー4の構成の概要の一例を示すブロック図である。
【0064】
図6に例示するように、レシートサーバー4は、レシートサーバー4の各部を制御するための制御装置41と、各種情報を記憶するための記憶装置42と、レシートサーバー4の外部に存在する外部装置と通信するための通信装置43と、を備える。
【0065】
記憶装置42は、例えば、制御装置41の作業領域として機能するRAM等の揮発性メモリと、レシートサーバー4の制御プログラムPG4等の各種情報を記憶するEEPROM等の不揮発性メモリを含んで構成される。
【0066】
制御装置41は、例えば、プロセッサを含んで構成される。制御装置41に設けられたプロセッサは、例えば、1または複数のCPUを含んで構成される。制御装置41に設けられたプロセッサは、記憶装置42に記憶された制御プログラムPG4を実行し、制御プログラムPG4に従って動作することで、レシートサーバー4の各部を制御する。なお、制御装置41に設けられたプロセッサは、1または複数のCPUに加え、または、1または複数のCPUのうち一部または全部に替えて、GPU、DSP、または、FPGA等の、ハードウェアを含んで構成されるものであってもよい。
【0067】
より具体的には、制御装置41は、制御プログラムPG4を実行し、制御プログラムPG4に従って動作することで、レシート印刷情報取得部411、レシート情報生成部412、及び、レシート情報供給部413として機能することができる。
【0068】
レシート印刷情報取得部411は、レシートプリンター3から供給されるレシート印刷情報DPを取得し、記憶装置42に記憶させる。
レシート情報生成部412は、レシート印刷情報取得部411の取得したレシート印刷情報DPに基づいてレシート情報DRを生成する。具体的には、レシート情報生成部412は、例えば、レシート印刷情報DPの示すレシートRを解析することで、レシートRの示す各種文字列を把握し、把握した文字列に基づいて、レシート情報DRを生成してもよい。
レシート情報供給部413は、レシート情報生成部412の生成したレシート情報DRを、決済管理サーバ―5に供給するように、通信装置43を制御する。
【0069】
通信装置43は、例えば、有線ネットワークまたは無線ネットワーク等を介して、レシートプリンター3及び決済管理サーバ―5と通信するためのハードウェアである。
【0070】
図7は、決済管理サーバ―5の構成の概要の一例を示すブロック図である。
【0071】
図7に例示するように、決済管理サーバ―5は、決済管理サーバ―5の各部を制御するための制御装置51と、各種情報を記憶するための記憶装置52と、決済管理サーバ―5の外部に存在する外部装置と通信するための通信装置53と、を備える。
【0072】
記憶装置52は、例えば、制御装置51の作業領域として機能するRAM等の揮発性メモリと、各種情報を記憶するEEPROM等の不揮発性メモリを含んで構成される。本実施形態において、記憶装置52は、決済利用者情報テーブルTB1と、決済関連情報テーブルTB2と、決済管理サーバ―5の制御プログラムPG5と、を記憶している。
【0073】
決済利用者情報テーブルTB1は、顧客Uに関する情報を記憶している。具体的には、決済利用者情報テーブルTB1は、顧客Uの有するクレジットカードのクレジットカード番号、顧客Uの有するクレジットカードの有効期限、及び、顧客Uの有するクレジットカードの利用限度額を記憶している。なお、決済利用者情報テーブルTB1は、顧客Uの氏名、年齢、性別、住所、職業、及び、年収の、一部または全部を記憶していてもよい。また、決済利用者情報テーブルTB1は、顧客Uに関する情報のうち、顧客Uの氏名等のような、顧客Uを特定可能な情報を除く情報のみを記憶していてもよい。
【0074】
決済関連情報テーブルTB2は、対応関係判定処理において、決済承認要求情報DCに含まれる決済特徴情報DCCと、レシート情報DRに含まれる取引特徴情報DRRとが、対応すると判定された場合、決済承認要求情報DCに含まれる利用者情報DUに関連する情報と、レシート情報DRに含まれる取引明細情報DRMとを、対応付けて記憶する。ここで、利用者情報DUに関連する情報とは、決済利用者情報テーブルTB1に記憶された情報と、利用者情報DUとに基づいて特定される顧客Uに関する情報である。利用者情報DUに関連する情報は、例えば、顧客Uの年齢、性別、住所、職業、及び、年収の、一部または全部を含む情報であってもよい。なお、利用者情報DUに関連する情報は、顧客Uに関する情報のうち、顧客Uの氏名等のような、顧客Uを特定可能な情報を除く情報であってもよい。
【0075】
制御装置51は、例えば、プロセッサを含んで構成される。制御装置51に設けられたプロセッサは、例えば、1または複数のCPUを含んで構成される。制御装置51に設けられたプロセッサは、記憶装置52に記憶された制御プログラムPG5を実行し、制御プログラムPG5に従って動作することで、決済管理サーバ―5の各部を制御する。なお、制御装置51に設けられたプロセッサは、1または複数のCPUに加え、または、1または複数のCPUのうち一部または全部に替えて、GPU、DSP、または、FPGA等の、ハードウェアを含んで構成されるものであってもよい。
【0076】
より具体的には、制御装置51は、制御プログラムPG5を実行し、制御プログラムPG5に従って動作することで、決済関連情報取得部511、決済処理部512、対応関係判定部513、及び、決済関連情報管理部514として機能することができる。なお、本実施形態において、決済関連情報取得部511は「取得部」の一例であり、決済関連情報管理部514は「管理部」の一例である。
【0077】
決済関連情報取得部511は、決済端末2から供給される決済承認要求情報DCを取得し、記憶装置52に記憶させる。また、決済関連情報取得部511は、レシートサーバー4から供給されるレシート情報DRを取得し、記憶装置52に記憶させる。
【0078】
決済処理部512は、決済承認要求部211の生成した決済承認要求情報DCに基づいて決済承認処理を実行する。また、決済処理部512は、決済承認要求部211の生成した決済承認要求情報DCに基づいて決済処理を実行する。ここで、決済処理とは、例えば、顧客Uが店舗において購入した商品に応じた金額を、当該店舗を運営する法人の口座の残高に加算することを、当該口座を運営する金融機関に対して指示する処理である。
【0079】
対応関係判定部513は、上述した対応関係判定処理を実行する。
決済関連情報管理部514は、上述した決済関連情報管理処理を実行する。具体的には、決済関連情報管理部514は、決済関連情報管理処理において、決済承認要求情報DCに含まれる利用者情報DUに関連する情報と、レシート情報DRに含まれる取引明細情報DRMとを、対応付けて、決済関連情報テーブルTB2に記憶させる。
【0080】
通信装置53は、例えば、有線ネットワークまたは無線ネットワーク等を介して、決済端末2及びレシートサーバー4と通信するためのハードウェアである。
【0081】
<<3.決済システムの動作>>
以下、
図8乃至
図10を参照しつつ、顧客Uが店舗で商品を購入した場合における決済システムSysの動作の一例を説明する。なお、以下では、顧客Uが店舗で商品を購入した場合において決済システムSysで実行される処理を、取引管理処理と称する。
【0082】
図8乃至
図10は、決済システムSysが取引管理処理を実行する場合における、決済システムSysの動作の一例を示すシーケンスチャートである。
【0083】
図8に例示するように、取引管理処理において、POS端末1の支払情報生成部111は、購入商品情報及び指定決済手段情報を取得し、取得した購入商品情報及び指定決済手段情報に基づいて、支払情報DSを生成する(S10)。
次に、POS端末1の支払情報生成部111は、ステップS10において生成した支払情報DSが決済端末2に対して送信されるように、通信装置13を制御する(S11)。
【0084】
その後、決済端末2の決済承認要求部211は、POS端末1から供給される支払情報DSを取得する(S12)。
また、決済端末2の決済承認要求部211は、カード読取装置24を制御することで、顧客Uのクレジットカードから利用者情報DUを取得する(S13)。
次に、決済端末2の決済承認要求部211は、ステップS12において取得した支払情報DSと、ステップS13において取得した利用者情報DUと、に基づいて、決済承認要求情報DCを生成する(S14)。
そして、決済端末2の決済承認要求部211は、ステップS14において生成した決済承認要求情報DCが決済管理サーバ―5に送信されるように、通信装置23を制御する(S15)。
【0085】
その後、決済管理サーバ―5の決済関連情報取得部511は、決済端末2から供給される決済承認要求情報DCを取得する(S16)。
次に、決済管理サーバ―5の決済処理部512は、ステップS16において決済関連情報取得部511が取得した決済承認要求情報DCに基づいて、決済承認処理を実行する(S17)。具体的には、決済処理部512は、ステップS17の決済承認処理において、決済利用者情報テーブルTB1を参照することで、決済承認要求情報DCに含まれる利用者識別情報DU1に対応する利用限度額を特定し、当該特定した利用限度額が、決済承認要求情報DCに含まれる決済金額情報DCC2の示す金額以上であるか否かを判定する。また、決済処理部512は、ステップS17の決済承認処理において、現在の日時が、決済承認要求情報DCに含まれる利用者関連情報DU2の示す有効期限に含まれるか否かを判定する。そして、決済処理部512は、当該2つの判定の結果がともに肯定である場合、顧客Uによる決済を承認する。他方、決済処理部512は、当該2つの判定のうち一方または両方の判定の結果が否定である場合、顧客Uによる決済を拒否する。
【0086】
その後、
図9に例示するように、取引管理処理において、決済管理サーバ―5の決済処理部512は、ステップS16において決済関連情報取得部511が取得した決済承認要求情報DCに基づいて、決済処理を実行する(S20)。
次に、決済管理サーバ―5の決済処理部512は、決済結果情報DCzを生成する(S21)。ここで、決済結果情報DCzとは、例えば、決済承認処理において顧客Uによる決済が承認された旨、または、決済承認処理において顧客Uによる決済が拒否された旨を示す情報である。
そして、決済管理サーバ―5の決済処理部512は、ステップS21において生成した決済結果情報DCzが決済端末2に送信されるように、通信装置53を制御する(S22)。
【0087】
その後、決済端末2の決済承認要求部211は、決済管理サーバ―5から供給される決済結果情報DCzを取得し、取得した決済結果情報DCzがPOS端末1に送信されるように、通信装置23を制御する(S23)。
【0088】
その後、POS端末1のレシート印刷情報生成部112は、決済端末2から供給される決済結果情報DCzを取得する(S24)。
次に、POS端末1のレシート印刷情報生成部112は、ステップS10において支払情報生成部111が取得した購入商品情報及び指定決済手段情報に基づいて、レシート印刷情報DPを生成する(S25)。
そして、POS端末1のレシート印刷情報生成部112は、ステップS25において生成したレシート印刷情報DPがレシートプリンター3に送信されるように、通信装置13を制御する(S26)。
【0089】
その後、
図10に例示するように、取引管理処理において、レシートプリンター3のレシート印刷情報取得部312は、POS端末1から供給されるレシート印刷情報DPを取得する(S30)。
次に、レシートプリンター3のレシート印刷情報供給部313は、ステップS30においてレシート印刷情報取得部312が取得したレシート印刷情報DPが、レシートサーバー4に送信されるように、通信装置33を制御する(S31)。
また、レシートプリンター3の印刷制御部311は、ステップS30においてレシート印刷情報取得部312が取得したレシート印刷情報DPに基づいて、印刷処理を実行し、レシートRを印刷する(S32)。
【0090】
そして、レシートサーバー4のレシート印刷情報取得部411は、レシートプリンター3から供給されるレシート印刷情報DPを取得する(S33)。
次に、レシートサーバー4のレシート情報生成部412は、ステップS33においてレシート印刷情報取得部411が取得したレシート印刷情報DPに基づいて、レシート情報DRを生成する(S34)。
次に、レシートサーバー4のレシート情報供給部413は、ステップS34においてレシート情報生成部412が生成したレシート情報DRが、決済管理サーバ―5に送信されるように、通信装置43を制御する(S35)。
【0091】
その後、決済管理サーバ―5の決済関連情報取得部511は、レシートサーバー4から供給されるレシート情報DRを取得する(S36)。
次に、決済管理サーバ―5の対応関係判定部513は、ステップS16において決済関連情報取得部511が取得した決済承認要求情報DCに含まれる決済特徴情報DCCと、ステップS36において決済関連情報取得部511が取得したレシート情報DRに含まれる取引特徴情報DRRと、に基づいて、対応関係判定処理を実行する(S37)。
そして、決済管理サーバ―5の決済関連情報管理部514は、ステップS37において、対応関係判定部513が、決済特徴情報DCCと取引特徴情報DRRとが対応すると判定した場合、決済関連情報管理処理を実行し、決済承認要求情報DCに含まれる利用者情報DUと、レシート情報DRに含まれる取引明細情報DRMとを対応付けて、決済関連情報テーブルTB2に記憶させる(S38)。
【0092】
以下、
図11を参照しつつ、対応関係判定部513がステップS37において実行する対応関係判定処理を説明する。
【0093】
図11は、対応関係判定部513が対応関係判定処理を実行する場合における、対応関係判定部513の動作の一例を示すフローチャートである。
【0094】
図11に例示するように、対応関係判定部513は、対応関係判定処理が開始されると、記憶装置52に記憶されているカウント値CTに「0」を設定する(S100)。
【0095】
次に、対応関係判定部513は、決済承認要求情報DCに含まれる店舗関連情報DCC1と、レシート情報DRに含まれる取引店舗情報DRR1とが、対応するか否かを判定する(S102)。
具体的には、対応関係判定部513は、ステップS102において、店舗関連情報DCC1の示す店舗と、取引店舗情報DRR1の示す店舗とが、一致する場合に、店舗関連情報DCC1と取引店舗情報DRR1とが対応すると判定する。また、対応関係判定部513は、ステップS102において、店舗関連情報DCC1の示す店舗と、取引店舗情報DRR1の示す店舗とが、一致しない場合に、店舗関連情報DCC1と取引店舗情報DRR1とが対応しないと判定する。
但し、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、対応関係判定部513は、ステップS102において、店舗関連情報DCC1が、顧客Uが商品を購入する店舗に関連する情報である場合、取引店舗情報DRR1の示す店舗が、店舗関連情報DCC1の示すチェーン店に属する店舗、または、店舗関連情報DCC1の示す法人により運営される店舗であるか否かを判定してもよい。そして、対応関係判定部513は、ステップS102において、取引店舗情報DRR1の示す店舗が、店舗関連情報DCC1の示すチェーン店に属する店舗である場合、または、店舗関連情報DCC1の示す法人により運営される店舗である場合に、店舗関連情報DCC1と取引店舗情報DRR1とが対応すると判定してもよい。また、対応関係判定部513は、ステップS102において、取引店舗情報DRR1の示す店舗が、店舗関連情報DCC1の示すチェーン店に属する店舗ではなく、且つ、店舗関連情報DCC1の示す法人により運営される店舗ではない場合に、店舗関連情報DCC1と取引店舗情報DRR1とが対応しないと判定してもよい。
なお、店舗が、提供者により運営される店舗であるという関係、店舗が、提供者により運営されるチェーン店に属するという関係、及び、店舗が、提供者である法人により運営されるという関係は、店舗と提供者との間の「所定の関係」の一例である。
【0096】
そして、対応関係判定部513は、ステップS102における判定の結果が否定の場合、処理をステップS106に進める。
他方、対応関係判定部513は、ステップS102における判定の結果が肯定の場合、カウント値CTに「1」を加算し(S104)、処理をステップS106に進める。
【0097】
次に、対応関係判定部513は、決済承認要求情報DCに含まれる決済金額情報DCC2と、レシート情報DRに含まれる取引金額情報DRR2とが、対応するか否かを判定する(S106)。
具体的には、対応関係判定部513は、ステップS106において、決済金額情報DCC2の示す金額と、取引金額情報DRR2の示す金額とが一致する場合に、決済金額情報DCC2と取引金額情報DRR2とが対応すると判定する。また、対応関係判定部513は、ステップS106において、決済金額情報DCC2の示す金額と、取引金額情報DRR2の示す金額とが一致しない場合に、決済金額情報DCC2と取引金額情報DRR2とが対応しないと判定する。
但し、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、対応関係判定部513は、ステップS106において、決済金額情報DCC2と取引金額情報DRR2とが対応するか否かを、以下のように判定してもよい。まず、対応関係判定部513は、R個の決済手段識別情報DRK1[1]~DRK1[R]の中から、決済承認要求情報DCに係る決済手段を示す決済手段識別情報DRK1[r]を特定する(S1061)。ここで、決済承認要求情報DCに係る決済手段は「所定の決済手段」の一例である。なお、本実施形態において、決済承認要求情報DCに係る決済手段とは、クレジットカードである。次に、対応関係判定部513は、ステップS1061において特定した決済手段識別情報DRK1[r]の示す決済手段に対応する決済手段金額情報DRK2[r]の示す金額と、決済金額情報DCC2の示す金額とが一致するか否かを判定する(S1062)。そして、対応関係判定部513は、ステップS1062における判定の結果が肯定の場合、決済金額情報DCC2と取引金額情報DRR2とが対応すると判定する。他方、対応関係判定部513は、ステップS1062における判定の結果が否定の場合、決済金額情報DCC2と取引金額情報DRR2とが対応しないと判定する。
【0098】
そして、対応関係判定部513は、ステップS106における判定の結果が否定の場合、処理をステップS110に進める。
他方、対応関係判定部513は、ステップS106における判定の結果が肯定の場合、カウント値CTに「1」を加算し(S108)、処理をステップS110に進める。
【0099】
次に、対応関係判定部513は、決済承認要求情報DCに含まれる決済日時情報DCC3と、レシート情報DRに含まれる取引日時情報DRR3とが、対応するか否かを判定する(S110)。
具体的には、対応関係判定部513は、ステップS110において、第1の日時条件及び第2の日時条件を満たす場合に、ここで、第1の日時条件とは、取引日時情報DRR3の示す日時が、決済日時情報DCC3の示す日時以降であるという条件である。また、第2の日時条件とは、決済日時情報DCC3の示す日時から、取引日時情報DRR3の示す日時までの時間長が、所定時間以内であるという条件である。
【0100】
そして、対応関係判定部513は、ステップS110における判定の結果が否定の場合、処理をステップS114に進める。
他方、対応関係判定部513は、ステップS110における判定の結果が肯定の場合、カウント値CTに「1」を加算し(S112)、処理をステップS114に進める。
【0101】
次に、対応関係判定部513は、カウント値CTが閾値CT0以上であるか否かを判定する(S114)。ここで、閾値CT0は「1≦CT0≦3」を満たす実数である。本実施形態では、一例として、閾値CT0が「2」である場合を想定する。
【0102】
そして、対応関係判定部513は、ステップS114における判定の結果が肯定の場合、対応関係情報DTに「1」を設定し(S116)、対応関係判定処理を終了させる。
他方、対応関係判定部513は、ステップS114における判定の結果が否定の場合、対応関係情報DTに「0」を設定し(S118)、対応関係判定処理を終了させる。
【0103】
その後、決済関連情報管理部514は、対応関係情報DTが「1」を示す場合、上述したステップS38において、決済関連情報管理処理を実行することで、決済承認要求情報DCに含まれる利用者情報DUと、レシート情報DRに含まれる取引明細情報DRMとを対応付けて、決済関連情報テーブルTB2に記憶させ、その後、取引管理処理を終了させる。
他方、決済関連情報管理部514は、対応関係情報DTが「0」を示す場合には、上述したステップS38に係る決済関連情報管理処理を実行することなく、取引管理処理を終了させる。
【0104】
<<4.実施形態の結び>>
従来、決済管理サーバ―5は、決済端末2から供給される情報のみを管理する態様が一般的であった。この場合、決済管理サーバ―5が管理する情報は、決済承認要求情報DCに限られるため、決済承認要求情報DCに係る決済以外の用途への情報の活用の可能性は限定的であった。特に、本実施形態のように、決済承認要求情報DCに係る決済手段がクレジットカードである場合、PCIDSSの規定により、決済承認要求情報DCに含まれる情報が、決済の承認に必要最小限の情報となり、決済承認要求情報DCに係る決済以外の用途への情報の活用は困難であった。ここで、PCIDSSとは、Payment Card Industry Data Security Standardの略称である。
【0105】
これに対して、本実施形態では、制御プログラムPG5が、制御装置51に設けられたプロセッサを、決済に係る取引内容を表すレシートRをレシートプリンター3において印刷するためのレシート印刷情報DPに基づくレシート情報DRを取得し、決済の承認の要求に関する決済承認要求情報DCを、決済の承認を要求する決済端末2から取得する、決済関連情報取得部511と、レシート情報DRの有する取引特徴情報DRR、及び、決済承認要求情報DCの有する決済特徴情報DCCが対応する場合、レシート情報DRの有する取引明細情報DRM、及び、決済承認要求情報DCの有する利用者情報DUを対応付けて管理する、決済関連情報管理部514と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0106】
このため、本実施形態によれば、従来のように決済端末2から取得される決済承認要求情報DCのみを管理する従来の態様と比較して、決済承認要求情報DCに係る決済以外の用途への情報の活用の可能性を高めることが可能となる。
【0107】
なお、本実施形態において、レシートRは「第1画像」の一例であり、レシート印刷情報DPは「印刷情報」の一例であり、レシート情報DRは「第1情報」の一例であり、決済承認要求情報DCは「第2情報」の一例であり、取引特徴情報DRRは「第1特徴情報」の一例であり、決済特徴情報DCCは「第2特徴情報」の一例であり、取引明細情報DRMは「第1決済情報」の一例であり、利用者情報DUは「第2決済情報」の一例である。
【0108】
また、本実施形態において、取引明細情報DRMは、決済に係る取引内容に関する情報であり、利用者情報DUは、決済を行った取引者に関する情報である、ことを特徴としてもよい。
【0109】
このため、本実施形態によれば、決済の取引者が行った取引内容の詳細を把握することが可能となり、決済承認要求情報DCに係る決済以外の用途、例えば、マーケティング等を目的とした情報の活用が可能となる。
【0110】
また、本実施形態において、取引特徴情報DRRは、レシート印刷情報DPの生成に関連する日時である第1のタイミングを示す取引日時情報DRR3を含み、決済特徴情報DCCは、決済の承認の要求に関連する日時である第2のタイミングを示す決済日時情報DCC3を含み、決済関連情報管理部514は、第1のタイミングが第2のタイミング以降であり、且つ、第2のタイミングから第1のタイミングまでの時間が所定時間以内である場合に、取引明細情報DRM及び利用者情報DUを対応付けて管理する、ことを特徴としても良い。
【0111】
このため、本実施形態によれば、複数の取引者が決済を行った場合であっても、各決済の取引者に対応する取引内容を正確に把握することが可能となる。
【0112】
なお、本実施形態において、取引日時情報DRR3は「第1タイミング情報」の一例であり、決済日時情報DCC3は「第2タイミング情報」の一例である。
【0113】
また、本実施形態において、取引特徴情報DRRは、レシートRにおいて決済が行われた施設として表示される決済施設を示す取引店舗情報DRR1を含み、決済特徴情報DCCは、決済に係る商品または役務を提供する提供者に関連する店舗関連情報DCC1を含み、決済関連情報管理部514は、決済施設と提供者との間に所定の関係がある場合に、取引明細情報DRM及び利用者情報DUを対応付けて管理する、ことを特徴としても良い。
【0114】
このため、本実施形態によれば、複数の取引者が決済を行った場合であっても、各決済の取引者に対応する取引内容を正確に把握することが可能となる。
【0115】
なお、本実施形態において、取引店舗情報DRR1は「施設情報」の一例であり、店舗関連情報DCC1は「提供者情報」の一例である。
【0116】
また、本実施形態において、取引特徴情報DRRは、決済が決済承認要求情報DCに係る決済手段により行われた場合に、レシートRにおいて、決済の金額として表示される第1の金額を示す取引金額情報DRR2を含み、決済特徴情報DCCは、決済承認要求情報DCに係る決済手段により行われた決済の金額である第2の金額を示す決済金額情報DCC2を含み、決済関連情報管理部514は、第1の金額と第2の金額とが一致する場合に、取引明細情報DRM及び利用者情報DUを対応付けて管理する、ことを特徴としても良い。
【0117】
このため、本実施形態によれば、複数の取引者が決済を行った場合であっても、各決済の取引者に対応する取引内容を正確に把握することが可能となる。
【0118】
なお、本実施形態において、取引金額情報DRR2は「第1金額情報」の一例であり、決済金額情報DCC2は「第2金額情報」の一例である。
【0119】
また、本実施形態において、取引特徴情報DRRは、決済が、決済承認要求情報DCに係る決済手段を含む複数の決済手段により行われた場合に、レシートRにおいて表示される金額であって、決済承認要求情報DCに係る決済手段により行われた決済の金額として表示される第1の金額を示す決済手段金額情報DRK2[r]を含み、決済特徴情報DCCは、決済承認要求情報DCに係る決済手段により行われた決済の金額である第2の金額を示す決済金額情報DCC2を含み、決済関連情報管理部514は、第1の金額と第2の金額とが一致する場合に、取引明細情報DRM及び利用者情報DUを対応付けて管理する、ことを特徴としても良い。
【0120】
このため、本実施形態によれば、複数の取引者が決済を行った場合であっても、各決済の取引者に対応する取引内容を正確に把握することが可能となる。
【0121】
なお、本実施形態において、決済手段金額情報DRK2[r]は「第1金額情報」の他の例である。
【0122】
また、本実施形態において、制御プログラムPG3は、制御装置31のプロセッサを、決済に係る取引内容を表すレシートRを印刷するためのレシート印刷情報DPを取得する、レシート印刷情報取得部312と、レシート印刷情報DPに基づくレシート情報DRの有する取引特徴情報DRR、及び、決済の承認の要求に関する決済承認要求情報DCの有する決済特徴情報DCCが対応する場合に、レシート情報DRの有する取引明細情報DRM、及び、決済承認要求情報DCの有する利用者情報DUを対応付けて管理する管理システム6に対して、レシート印刷情報DPを供給する、レシート印刷情報供給部313と、して機能させる、ことを特徴としてもよい。
【0123】
このため、本実施形態によれば、従来のように決済端末2から取得される決済承認要求情報DCのみを管理する従来の態様と比較して、決済承認要求情報DCに係る決済以外の用途への情報の活用の可能性を高めることが可能となる。
【0124】
<<B.変形例>>
以上の各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲内で適宜に併合され得る。なお、以下に例示する変形例において作用や機能が実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
【0125】
<<変形例1>>
上述した実施形態では、決済承認要求情報DCに係る決済手段がクレジットカードである場合を例示して説明したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。決済承認要求情報DCに係る決済手段としてクレジットカード以外の決済手段を採用してもよい。
【0126】
図12は、本変形例に係る決済システムSys-Bの構成の一例を示すブロック図である。また、
図13は、決済システムSys-Bの内部で送受信される情報の一例を示す図である。
【0127】
図12に例示するように、決済システムSys-Bは、決済端末2の代わりに、携帯端末2Bを備える点において、実施形態に係る決済システムSysと相違する。携帯端末2Bは、例えば、顧客Uの所有するスマートフォンまたは携帯電話等であって、カメラ等の撮像装置と、ディスプレイ等の表示装置と、顧客Uが情報を入力するための入力装置と、を備える。携帯端末2Bは、決済管理サーバ―5に対して、特定の決済手段を用いた決済の承認を要求する。
【0128】
図13に例示するように、携帯端末2Bは、支払情報DS-Bを取得する。
本変形例では、一例として、支払情報DS-Bが、取引店舗情報DS-B1と、取引金額情報DS-B2と、を含む場合を想定する。
【0129】
取引店舗情報DS-B1とは、顧客Uが商品を購入する店舗を示す情報である。本実施形態では、顧客Uが商品を購入する店舗を示す二次元バーコードが、当該店舗に設けられている場合を想定する。携帯端末2Bは、携帯端末2Bに設けられた撮像装置により、店舗に設けられた二次元バーコードを撮像することで、取引店舗情報DS-B1を取得する。
取引金額情報DS-B2とは、顧客Uが商品を購入する際に支払う代金の合計額を示す情報である。本実施形態では、顧客Uが、携帯端末2Bに設けられた入力装置を用いて、携帯端末2Bに対して代金の合計額を入力する場合を想定する。携帯端末2Bは、携帯端末2Bに設けられた入力装置から入力された金額を示す情報を、取引金額情報DS-B2として取得する。
【0130】
本変形例において、携帯端末2Bは、支払情報DS-Bに基づいて、顧客Uによる商品の購入に係る決済の承認であって、特定の決済手段を用いた決済の承認を要求する情報である決済承認要求情報DC-Bを生成する。
本実施形態では、一例として、決済承認要求情報DC-Bが、決済特徴情報DC-B1と、決済特徴情報DC-B2と、利用者情報DU-Bと、を含む場合を想定する。
【0131】
決済特徴情報DC-B1とは、店舗関連情報DCC-B1を含む情報である。
店舗関連情報DCC-B1とは、顧客Uが商品を購入する店舗を示す情報である。但し、店舗関連情報DCC-B1は、顧客Uが商品を購入する店舗に関連する情報であってもよい。
【0132】
決済特徴情報DC-B2とは、決済金額情報DCC-B2と、決済日時情報DCC-B3と、を含む情報である。
決済金額情報DCC-B2とは、顧客Uが商品を購入する際に、特定の決済手段で支払う代金の合計額を示す情報である。
決済日時情報DCC-B3とは、決済承認要求情報DC-Bが生成される日時を示す情報である。なお、本変形例において、決済承認要求情報DC-Bが生成される日時は、「決済の承認の要求に関連する日時」の一例である。
【0133】
利用者情報DU-Bとは、利用者識別情報DU-B1を含む情報である。
利用者識別情報DU-B1とは、特定の決済手段において、顧客Uを識別するための情報である。
【0134】
図12に例示するように、携帯端末2Bは、インターネットNW等の有線ネットワークまたは無線ネットワーク等を介して、決済管理サーバ―5と通信可能である。
図13に例示するように、携帯端末2Bは、携帯端末2Bにおいて生成された決済承認要求情報DC-Bを、決済管理サーバ―5に対して送信する。
【0135】
図14乃至
図17は、決済システムSys-Bが取引管理処理を実行する場合における、決済システムSys-Bの動作の一例を示すシーケンスチャートである。
【0136】
図14に例示するように、取引管理処理において、携帯端末2Bは、撮像装置を用いて、店舗に設けられた二次元バーコードを撮像し、取引店舗情報DS-B1を取得する(S50)。
次に、携帯端末2Bは、ステップS50において取得した取引店舗情報DS-B1に基づいて、店舗関連情報DCC-B1を生成する(S51)。
次に、携帯端末2Bは、ステップS51において生成した店舗関連情報DCC-B1を含む決済特徴情報DC-B1を、決済管理サーバ―5に送信する(S52)。
【0137】
その後、決済管理サーバ―5の決済関連情報取得部511は、携帯端末2Bから供給される決済特徴情報DC-B1を取得する(S53)。
次に、決済管理サーバ―5の制御装置51は、顧客Uが商品を購入するために支払う代金の合計額を入力するための決済入力画面G1を、携帯端末2Bの表示装置に表示させるための情報である、入力画面情報DG1を生成する(S54)。
次に、決済管理サーバ―5の決済関連情報取得部511は、ステップS54において生成した入力画面情報DG1が、携帯端末2Bに送信されるように、通信装置53を制御する(S55)。
【0138】
その後、携帯端末2Bは、決済管理サーバ―5から供給される入力画面情報DG1を取得する(S56)。
次に、携帯端末2Bは、ステップS56において取得した入力画面情報DG1に基づいて、表示装置において、決済入力画面G1を表示する(S57)。
そして、携帯端末2Bは、ステップS56において取得した入力画面情報DG1において、顧客Uが入力した金額を、取引金額情報DS-B2として取得する(S58)。
【0139】
図15に例示するように、携帯端末2Bは、ステップS58において取得した取引金額情報DS-B2に基づいて、決済金額情報DCC-B2を生成する(S60)。
また、携帯端末2Bは、現在の時刻に基づいて、決済日時情報DCC-B3を生成する(S61)。
また、携帯端末2Bは、例えば、携帯端末2Bに記憶している特定の決済手段に関する情報に基づいて、利用者情報DU-Bを生成する(S62)。
そして、携帯端末2Bは、ステップS51で生成した店舗関連情報DCC-B1と、ステップS60で生成した決済金額情報DCC-B2と、ステップS61で生成した決済日時情報DCC-B3と、ステップS62で生成した利用者情報DU-Bと、を含む決済承認要求情報DC-Bを、決済管理サーバ―5に送信する(S63)。なお、携帯端末2Bは、ステップS63において、少なくとも、決済金額情報DCC-B2及び決済日時情報DCC-B3を含む決済特徴情報DC-B2と、利用者情報DU-Bとを、決済管理サーバ―5に送信してもよい。以下では、店舗関連情報DCC-B1、決済金額情報DCC-B2、及び、決済日時情報DCC-B3を含む情報を、決済特徴情報DCC-Bと称する。
【0140】
その後、決済管理サーバ―5の決済関連情報取得部511は、携帯端末2Bから供給される決済承認要求情報DC-Bを取得する(S64)。
次に、決済管理サーバ―5の決済処理部512は、ステップS64において決済関連情報取得部511が取得した決済承認要求情報DC-Bに基づいて、上述した決済承認処理を実行する(S17)。
【0141】
図16に例示するように、決済管理サーバ―5の決済処理部512は、その後、上述したステップS20、S21、及び、S22の処理を実行する。なお、本変形例において、決済管理サーバ―5の決済処理部512は、ステップS22において、決済結果情報DCzがPOS端末1に送信されるように、通信装置53を制御する。
その後、POS端末1の制御装置11は、上述したステップS24~S26の処理を実行する。
【0142】
図17に例示するように、決済システムSys-Bは、その後、上述したステップS30~S36の処理を実行する。
そして、決済管理サーバ―5の対応関係判定部513は、ステップS64において決済関連情報取得部511が取得した決済承認要求情報DC-Bに含まれる決済特徴情報DCC-Bと、ステップS36において決済関連情報取得部511が取得したレシート情報DRと、に基づいて、対応関係判定処理を実行する(S70)。なお、本変形例において、対応関係判定部513は、対応関係判定処理において、店舗関連情報DCC-B1と取引店舗情報DRR1とが対応するか否かを判定し、決済金額情報DCC-B2と取引金額情報DRR2とが対応するか否かを判定し、決済日時情報DCC-B3と取引日時情報DRR3とが対応するか否かを判定する。なお、本変形例に係る対応関係判定処理は、決済特徴情報DCCの代わりに決済特徴情報DCC-Bを用いる点を除き、上述した実施形態に係る対応関係判定処理と同様の処理である。
そして、決済管理サーバ―5の決済関連情報管理部514は、ステップS70において、対応関係判定部513が、決済特徴情報DCC-Bと取引特徴情報DRRとが対応すると判定した場合、決済関連情報管理処理を実行し、決済承認要求情報DC-Bに含まれる利用者情報DU-Bと、レシート情報DRに含まれる取引明細情報DRMとを対応付けて、決済関連情報テーブルTB2に記憶させる(S71)。なお、本変形例に係る決済関連情報管理処理は、利用者情報DUの代わりに利用者情報DU-Bを用いる点を除き、上述した実施形態に係る決済関連情報管理処理と同様の処理である。
【0143】
以上のように、本変形例では、決済管理サーバ―5の決済関連情報取得部511は、携帯端末2Bから、決済承認要求情報DC-Bを取得するとともに、レシートプリンター3から出力されるレシート印刷情報DPに基づいてレシートサーバー4において生成されるレシート情報DRを取得する。そして、本変形例において、決済管理サーバ―5の決済関連情報管理部514は、決済承認要求情報DC-Bに含まれる利用者情報DU-Bと、レシート情報DRに含まれる取引明細情報DRMとを対応付けて管理する。このため、本変形例によれば、従来のように、携帯端末2Bから取得した決済承認要求情報DC-Bに含まれる利用者情報DU-Bのみを管理する態様と比較して、特定の決済手段に係る決済以外の用途への情報の活用の可能性を高くすることができる。
【0144】
<<変形例2>>
上述した実施形態及び変形例1では、POS端末1がレシートプリンター3を介してレシートサーバー4に対してレシート印刷情報DPを供給したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。POS端末1は、レシートサーバー4に対してレシート印刷情報DPを供給してもよい。
【0145】
図18は、本変形例に係る決済システムSys-Cの構成の一例を示すブロック図である。また、
図19は、決済システムSys-Cの内部で送受信される情報の一例を示す図である。
【0146】
図18に例示するように、決済システムSys-Cは、POS端末1の代わりにPOS端末1Cを備える点と、レシートプリンター3を備えない点と、において、実施形態に係る決済システムSysと相違する。
【0147】
図19に例示するように、POS端末1Cは、レシート印刷情報DPを、インターネットNW等を介してレシートサーバー4に対して送信する点において、レシート印刷情報DPをレシートプリンター3に供給するPOS端末1と相違する。
【0148】
以上のように本変形例によれば、決済システムSysがレシートプリンター3を備えない場合であっても、決済管理サーバ―5において、決済承認要求情報DCに含まれる利用者情報DUと、レシート情報DRに含まれる取引明細情報DRMとを、対応付けて管理することができる。
【0149】
<<変形例3>>
上述した実施形態及び変形例1では、レシートプリンター3が、レシートサーバー4に対してレシート印刷情報DPを供給し、レシートサーバー4が、レシート印刷情報DPに基づいて生成したレシート情報DRを、決済管理サーバ―5に対して供給したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。レシートプリンター3は、レシート印刷情報DPに基づいて生成したレシート情報DRを、決済管理サーバ―5に供給してもよい。
【0150】
図20は、本変形例に係る決済システムSys-Dの構成の一例を示すブロック図である。また、
図21は、決済システムSys-Dの内部で送受信される情報の一例を示す図である。
【0151】
図20に例示するように、決済システムSys-Dは、レシートプリンター3の代わりにレシートプリンター3Dを備える点と、レシートサーバー4を備えない点と、において、実施形態に係る決済システムSysと相違する。
【0152】
図21に例示するように、レシートプリンター3Dは、POS端末1から供給されるレシート印刷情報DPに基づいて、レシート情報DRを生成し、生成したレシート情報DRを決済管理サーバ―5に対して送信する点において、レシート印刷情報DPをレシートサーバー4に対して送信する実施形態に係るレシートプリンター3を相違する。すなわち、レシートプリンター3Dは、レシート情報生成部412を備える点と、レシート印刷情報供給部313の代わりにレシート情報供給部413を備える点と、において、実施形態に係るレシートプリンター3を相違する。
【0153】
すなわち、本変形例において、制御プログラムPG3は、制御装置31のプロセッサを、決済に係る取引内容を表すレシートRを印刷するためのレシート印刷情報DPを取得する、レシート印刷情報取得部312と、レシート印刷情報取得部312の取得したレシート印刷情報DPに基づいて、決済に係る取引内容に関するレシート情報DRを生成する、レシート情報生成部412と、決済の承認の要求に関する決済承認要求情報DCを取得する決済管理サーバ―5であって、レシート情報DRの有する取引特徴情報DRR、及び、決済承認要求情報DCの有する決済特徴情報DCCが対応する場合に、レシート情報DRの有する取引明細情報DRM、及び、決済承認要求情報DCの有する利用者情報DUを対応付けて管理する決済管理サーバ―5に対して、レシート情報生成部412の生成したレシート情報DRを供給するレシート情報供給部413と、を備える、ことを特徴とする。
【0154】
このため、本変形例によれば、決済システムSysがレシートサーバー4を備えない場合であっても、決済管理サーバ―5において、決済承認要求情報DCに含まれる利用者情報DUと、レシート情報DRに含まれる取引明細情報DRMとを、対応付けて管理することができる。
【0155】
なお、本変形例において、レシート印刷情報取得部312は「印刷情報取得部」の一例であり、レシート情報生成部412は「情報生成部」の一例であり、レシート情報供給部413は「情報供給部」の一例である。
【符号の説明】
【0156】
1…POS端末、2…決済端末、3…レシートプリンター、4…レシートサーバー、5…決済管理サーバ―、6…管理システム、11…制御装置、12…記憶装置、13…通信装置、21…制御装置、22…記憶装置、23…通信装置、24…カード読取装置、31…制御装置、32…記憶装置、33…通信装置、34…画像形成装置、41…制御装置、42…記憶装置、43…通信装置、51…制御装置、52…記憶装置、53…通信装置、111…支払情報生成部、112…レシート印刷情報生成部、211…決済承認要求部、311…印刷制御部、312…レシート印刷情報取得部、313…レシート印刷情報供給部、411…レシート印刷情報取得部、412…レシート情報生成部、413…レシート情報供給部、511…決済関連情報取得部、512…決済処理部、513…対応関係判定部、514…決済関連情報管理部、Sys…決済システム。