(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024042280
(43)【公開日】2024-03-28
(54)【発明の名称】情報処理装置及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/20 20230101AFI20240321BHJP
G06Q 10/04 20230101ALI20240321BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20240321BHJP
【FI】
G06Q10/00 300
G06Q10/04
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022146880
(22)【出願日】2022-09-15
(71)【出願人】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】鞠山 大樹
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA01
5L049AA04
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】複数の対象製品に関し、予備を備蓄する備蓄運用か否かというそれぞれの契約状況に応じて、それぞれの対象製品の発送を制御する。
【解決手段】情報処理装置は、プロセッサを備え、プロセッサは、対象製品の残量を示す残量情報、及び対象製品が前回の発送から交換されたか否かを示す交換情報に基づいて、対象製品のうち予備を備蓄する備蓄運用で扱われない第1の対象製品について、残量が第1の残量閾値以下である場合に発送要求を行い、対象製品のうち備蓄運用で扱われる第2の対象製品について、前回の発送から交換された場合に、発送要求を行う。
【選択図】
図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
対象製品の残量を示す残量情報、及び前記対象製品が前回の発送から交換されたか否かを示す交換情報に基づいて、
前記対象製品のうち予備を備蓄する備蓄運用で扱われない第1の対象製品について、残量が第1の残量閾値以下である場合に発送要求を行い、
前記対象製品のうち備蓄運用で扱われる第2の対象製品について、前回の発送から交換された場合に、発送要求を行う、
情報処理装置。
【請求項2】
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
対象製品の残量を示す残量情報、及び前記対象製品が前回の発送から交換されたか否かを示す交換情報に基づいて、
前記対象製品のうち予備を備蓄する備蓄運用で扱われない第1の対象製品について、残量が第1の残量閾値以下である場合に発送要求を行い、
前記第1の対象製品の発送要求を行う場合、予備を備蓄する備蓄運用で扱われる第2の対象製品であって、前回の発送から交換された前記第2の対象製品を、前記第1の対象製品の発送に含めるよう要求する、
情報処理装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記第2の対象製品が前回の発送から交換された場合、前記第2の対象製品が前回の発送から交換されてからの前記第1の対象製品及び前記第2の対象製品の残量の減少傾向を予測し、
交換後の第2の対象製品の残量が再び交換を必要とする値になるまでに、何れの前記第1の対象製品の残量も前記第1の残量閾値以下にならないと予測する場合は、前記第2の対象製品が前回の発送から交換された場合に、前記第2の対象製品について、発送要求を行う、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記減少傾向の予測に用いる平均減少量を算出する期間を、前記第2の対象製品の残量が交換を必要とする値になってから、交換されるまでの期間の長さに基づいて変更する、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記減少傾向を予測した結果に基づいて発送要求を行う場合、前記第2の対象製品の発送要求を行うか否かの選択を受け付け、
前記第2の対象製品の発送要求を行う旨の選択を受け付けた場合は前記第2の対象製品の発送要求を行い、
前記第2の対象製品の発送要求を行わない旨の選択を受け付けた場合は前記第2の対象製品の発送要求を行わない、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、前記第2の対象製品の発送要求を行う場合、残量が前記第1の残量閾値よりも大きい第2の残量閾値以下である前記第1の対象製品を、前記第2の対象製品の発送に含めるよう要求する、
請求項1又は3に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、残量が前記第2の残量閾値以下であるとして発送に含めるよう要求した第1の対象製品について、当該発送が完了するまでに当該第1の対象製品の残量が前記第1の残量閾値以下になった場合は、当該第1の対象製品の発送要求を行わない、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、
前記第2の対象製品の種類の数が第1の閾値以下の場合は、交換された場合に前記第2の対象製品について発送要求を行い、
前記第2の対象製品の種類の数が前記第1の閾値より多い場合は、交換されても前記第2の対象製品について発送要求を行わない、
請求項1又は3に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記第1の閾値は、前記第1の対象製品の種類の数である、
請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
対象製品の残量を示す残量情報、及び前記対象製品が前回の発送から交換されたか否かを示す交換情報に基づいて、
前記対象製品のうち予備を備蓄する備蓄運用で扱われない第1の対象製品について、残量が第1の残量閾値以下である場合に発送要求を行い、
前記対象製品のうち備蓄運用で扱われる第2の対象製品について、前回の発送から交換された場合に、発送要求を行う、
処理をコンピュータに実行させる、
情報処理プログラム。
【請求項11】
対象製品の残量を示す残量情報、及び前記対象製品が前回の発送から交換されたか否かを示す交換情報に基づいて、
前記対象製品のうち予備を備蓄する備蓄運用で扱われない第1の対象製品について、残量が第1の残量閾値以下である場合に発送要求を行い、
前記第1の対象製品の発送要求を行う場合、予備を備蓄する備蓄運用で扱われる第2の対象製品であって、前回の発送から交換された前記第2の対象製品を、前記第1の対象製品の発送に含めるよう要求する、
処理をコンピュータに実行させる、
情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、画像処理装置で利用される消耗品の在庫を管理するための管理システムが開示されている。この管理システムは、管理対象となり得る画像処理装置のデバイス情報と在庫管理に利用することができる通知の種類とを登録する登録手段と、画像処理装置を管理対象とする際に、在庫管理に利用すべき通知の種類を設定する設定手段と、を有する。また、この管理システムは、管理対象の画像処理装置で生成される消耗品に関する通知に対応するアラームの種類が、設定された在庫管理に利用すべき通知の種類と一致するかを判断する判断手段を有する。また、この管理システムは、設定された在庫管理に利用すべき通知の種類と一致すると判断されたアラームに従い、消耗品の在庫の管理を行う在庫管理手段と、消耗品の在庫の残りの数に応じた通知を実行する提供手段と、を有する。また、この在庫管理手段においては、在庫管理に利用すべき通知の種類が消耗品の交換を示す通知であり、かつ、アラームが新品の消耗品の交換を示す情報を含まない場合には、当該アラームに従い消耗品の在庫の残りの数を減算しない。また、この在庫管理手段においては、在庫管理に利用すべき通知の種類が消耗品の交換を示す通知であり、かつ、アラームが新品の消耗品の交換を示す情報を含む場合に、当該アラームに従い消耗品の在庫の残りの数を減算する。また、この在庫管理手段においては、在庫管理に利用すべき通知の種類が消耗品の消耗度を示す通知であった場合には、アラームに従い消耗品の在庫の残りの数を減算する。
【0003】
特許文献2には、コンピュータと接続して必要に応じた機能を実現する周辺機器における消耗品の発注方法が開示されている。この方法は、前記消耗品の残量又は在庫を確認するステップと、消耗品を発注すべき残量又は在庫数であって予め定められた下限値と前記ステップで確認された消耗品の残量又は在庫とを比較するステップと、を有する。また、この方法は、確認された消耗品の残量又は在庫が消耗品を発注すべき残量又は在庫の下限値以下である場合に、当該消耗品名及び当該消耗品についての発注量の記入された発注書を作成するステップを有する。また、この方法は、消耗品の発注を促す電子メール文書を作成するとともに、この電子メール文書に前記発注書を添付書類として添付する電子メール作成ステップと、前記電子メールを送信する電子メール送信ステップと、を有する。
【0004】
特許文献3には、ジョブ処理装置で利用される消耗品の配送を管理するサーバ装置が開示されている。このサーバ装置は、前記ジョブ処理装置における単位時間当たりの前記消耗品の消費量が既定値を超えていることを示す高消耗アラームを受信する受信手段を有する。また、このサーバ装置は、前記高消耗アラームを受信したときに、前記消耗品の配送を指示する監視アラームが受信済でなければ、前記ジョブ処理装置の指示を受けずに前記消耗品の配送を指示するための疑似アラームを生成する生成手段を有する。また、この生成手段においては、顧客先に在庫を1つ以上置く運用で前記消耗品が管理されている場合、又は前記監視アラームを受信済である場合には、前記疑似アラームを生成しない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2016-139333号公報
【特許文献2】特開2001-175719号公報
【特許文献3】特開2020-077207号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
予備を備蓄する備蓄運用で扱われない第1の対象製品を交換する場合、予備がないため、交換の際には、他の場所から発送された第1の対象製品が必要になる。したがって、交換が必要となった後に第1の対象製品の発送を要求すると、第1の対象製品が到着するまで交換できない。一方、備蓄運用で扱われる第2の対象製品を交換する場合、予備として備蓄されている第2の対象製品に交換すればよい。したがって、他の場所から発送された第2の対象製品は予備として備蓄されるため、交換が必要となる前に第2の対象製品の発送を要求すると、老朽化してしまう。
【0007】
本開示は、複数の対象製品に関し、備蓄運用か否かというそれぞれの契約状況に応じて、それぞれの対象製品の発送を制御する情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、第1態様に係る情報処理装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、対象製品の残量を示す残量情報、及び前記対象製品が前回の発送から交換されたか否かを示す交換情報に基づいて、前記対象製品のうち予備を備蓄する備蓄運用で扱われない第1の対象製品について、残量が第1の残量閾値以下である場合に発送要求を行い、前記対象製品のうち備蓄運用で扱われる第2の対象製品について、前回の発送から交換された場合に、発送要求を行う。
【0009】
また、第2態様に係る情報処理装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、対象製品の残量を示す残量情報、及び前記対象製品が前回の発送から交換されたか否かを示す交換情報に基づいて、前記対象製品のうち予備を備蓄する備蓄運用で扱われない第1の対象製品について、残量が第1の残量閾値以下である場合に発送要求を行い、前記第1の対象製品の発送要求を行う場合、予備を備蓄する備蓄運用で扱われる第2の対象製品であって、前回の発送から交換された前記第2の対象製品を、前記第1の対象製品の発送に含めるよう要求する。
【0010】
また、第3態様に係る情報処理装置は、第2態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記第2の対象製品が前回の発送から交換された場合、前記第2の対象製品が前回の発送から交換されてからの前記第1の対象製品及び前記第2の対象製品の残量の減少傾向を予測し、交換後の第2の対象製品の残量が再び交換を必要とする値になるまでに、何れの前記第1の対象製品の残量も前記第1の残量閾値以下にならないと予測する場合は、前記第2の対象製品が前回の発送から交換された場合に、前記第2の対象製品について、発送要求を行う。
【0011】
また、第4態様に係る情報処理装置は、第3態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記減少傾向の予測に用いる平均減少量を算出する期間を、前記第2の対象製品の残量が交換を必要とする値になってから、交換されるまでの期間の長さに基づいて変更する。
【0012】
また、第5態様に係る情報処理装置は、第3態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記減少傾向を予測した結果に基づいて発送要求を行う場合、前記第2の対象製品の発送要求を行うか否かの選択を受け付け、前記第2の対象製品の発送要求を行う旨の選択を受け付けた場合は前記第2の対象製品の発送要求を行い、前記第2の対象製品の発送要求を行わない旨の選択を受け付けた場合は前記第2の対象製品の発送要求を行わない。
【0013】
また、第6態様に係る情報処理装置は、第1態様又は第3態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記第2の対象製品の発送要求を行う場合、残量が前記第1の残量閾値よりも大きい第2の残量閾値以下である前記第1の対象製品を、前記第2の対象製品の発送に含めるよう要求する。
【0014】
また、第7態様に係る情報処理装置は、第6態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、残量が前記第2の残量閾値以下であるとして発送に含めるよう要求した第1の対象製品について、当該発送が完了するまでに当該第1の対象製品の残量が前記第1の残量閾値以下になった場合は、当該第1の対象製品の発送要求を行わない。
【0015】
また、第8態様に係る情報処理装置は、第1態様又は第3態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記第2の対象製品の種類の数が第1の閾値以下の場合は、交換された場合に前記第2の対象製品について発送要求を行い、前記第2の対象製品の種類の数が前記第1の閾値より多い場合は、交換されても前記第2の対象製品について発送要求を行わない。
【0016】
また、第9態様に係る情報処理装置は、第8態様に係る情報処理装置において、第1の閾値は、前記第1の対象製品の種類の数である。
【0017】
また、第10態様に係る情報処理プログラムは、対象製品の残量を示す残量情報、及び前記対象製品が前回の発送から交換されたか否かを示す交換情報に基づいて、前記対象製品のうち予備を備蓄する備蓄運用で扱われない第1の対象製品について、残量が第1の残量閾値以下である場合に発送要求を行い、前記対象製品のうち備蓄運用で扱われる第2の対象製品について、前回の発送から交換された場合に、発送要求を行う、処理をコンピュータに実行させる。
【0018】
また、第11態様に係る情報処理プログラムは、対象製品の残量を示す残量情報、及び前記対象製品が前回の発送から交換されたか否かを示す交換情報に基づいて、前記対象製品のうち予備を備蓄する備蓄運用で扱われない第1の対象製品について、残量が第1の残量閾値以下である場合に発送要求を行い、前記第1の対象製品の発送要求を行う場合、予備を備蓄する備蓄運用で扱われる第2の対象製品であって、前回の発送から交換された前記第2の対象製品を、前記第1の対象製品の発送に含めるよう要求する、処理をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0019】
第1態様、及び第10態様によれば、複数の対象製品に関し、備蓄運用か否かというそれぞれの契約状況に応じて、それぞれの対象製品の発送を制御できる。
【0020】
第2態様、及び第11態様によれば、備蓄運用で扱われる第2の対象製品の交換の度に発送要求を行う場合に比較して、配送の回数を減らすことができる。
【0021】
第3態様によれば、交換後の第2の対象製品の残量が再び交換を必要とする値になるまでに、何れの第1の対象製品の残量も第1の残量閾値以下にならないと予測する場合に、第2の対象製品について発送要求を行うことができる。
【0022】
第4態様によれば、減少傾向を、第2の対象製品に関する期間の長さに基づいて予測することができる。
【0023】
第5態様によれば、減少傾向を予測した結果に基づいて発送要求を行う場合に、ユーザの選択結果に基づいて第2の対象製品の発送要求を行うか否かを決定することができる。
【0024】
第6態様によれば、残量が第1の残量閾値以下になる度に第1の対象製品の配送要求を行う場合に比較して、配送回数を減らすことができる。
【0025】
第7態様によれば、残量が第2の残量閾値以下であるとして発送に含めるよう要求した第1の対象製品の発送要求を行うことを防ぐことができる。
【0026】
第8態様によれば、第2の対象製品の種類の数が第1の閾値より多い場合に、交換の度に配送要求を行う場合に比較して配送回数を減らすことができる。
【0027】
第9態様によれば、第2の対象製品の種類の数が第1の対象製品の種類の数より多い場合に、交換の度に配送要求を行う場合に比較して配送回数を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【
図1】実施形態に係る情報処理システムのハードウェア構成の一例を示す模式図である。
【
図2】実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図3】実施形態に係る判断サーバ及び受信サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図4】第1の実施形態に係る追加処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
【
図5】実施形態に係る対象製品情報データベースの構成の一例を示すブロック図である。
【
図6】実施形態に係るまとめ発送リストの構成の一例を示すブロック図である。
【
図7】第1の実施形態に係る情報処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
【
図8】第2の実施形態に係る追加処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
【
図9】第2の実施形態に係る情報処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
【
図10】第3の実施形態に係る情報処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
【
図11】交換期間に基づき予測した第2の対象製品の残量の減少傾向の一例を示す模式図である。
【
図12】第4の実施形態に係る情報処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、本開示の実施形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。なお、各図面において同一又は等価な構成要素及び部分には同一の参照符号を付与している。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
【0030】
[第1の実施形態]
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システム100は、手配システム40と、対象製品を利用する利用装置の一例としての画像形成装置50と、を備えている。手配システム40においては、情報処理装置の一例としての判断サーバ10と、受信サーバ20と、を備えている。なお、画像形成装置50の数は、
図1に示した数に限られない。
【0031】
受信サーバ20と、画像形成装置50とは、通信手段N1を介して相互に通信可能とされている。本実施形態では、通信手段N1としてインターネット又は電話回線等の公共の通信回線を適用している。しかし、この例に限られない。例えば、通信手段N1として、LAN(Local Area Network)、又はWAN(Wide Area Network)等の企業内の通信回線を適用してもよいし、企業内の通信回線及び公共の通信回線を組み合わせて適用してもよい。また、本実施形態では、通信手段N1として無線の通信回線を適用している。しかし、通信手段N1として、有線の通信回線を適用してもよいし、有線及び無線の各通信回線を組み合わせて適用してもよい。
【0032】
また、判断サーバ10と、受信サーバ20とは、通信手段N2を介して相互に通信可能とされている。なお、本実施形態では、通信手段N2として、LAN又はWAN等の企業内の通信回線を適用している。しかし、この例に限られない。例えば、通信手段N2として、インターネット又は電話回線等の公共の通信回線を適用してもよいし、企業内の通信回線及び公共の通信回線を組み合わせて適用してもよい。また、本実施形態では、通信手段N2として無線の通信回線を適用している。しかし、通信手段N2として、有線の通信回線を適用してもよいし、有線及び無線の各通信回線を組み合わせて適用してもよい。
【0033】
図2に示すように、画像形成装置50は、CPU(Central Processing Unit)51、ROM(Read Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53、ストレージ54、入力部55、表示部56、及び通信I/F(Interface)57の各構成を有する。各構成は、バス59を介して相互に通信可能に接続されている。
【0034】
なお、画像形成装置50は、これらの構成に加えて、画像形成処理を行う画像形成部、原稿を読み取って原稿を表す画像情報を得る読取部、原稿に記録された画像を用紙に複写する複写部、及び電話回線を介して各種データの送受信を行うファクシミリ部等を有している。しかし、錯綜を回避するため、ここでの図示を省略する。
【0035】
CPU51は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU51は、ROM52又はストレージ54からプログラムを読み出し、RAM53を作業領域としてプログラムを実行する。CPU51は、ROM52又はストレージ54に記憶されているプログラムに従って、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。
【0036】
ROM52は、各種プログラム及び各種データを格納する。RAM53は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。ストレージ54は、HDD又はSSD等の記憶装置により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、及び各種データを格納する。
【0037】
入力部55は、マウス等のポインティングデバイス、及びキーボードを含み、各種の入力を行うために使用される。
【0038】
表示部56は、例えば、液晶ディスプレイであり、各種の情報を表示する。表示部56は、タッチパネル方式を採用して、入力部55として機能しても良い。
【0039】
通信I/F57は、受信サーバ20等の他の機器と通信するためのインタフェースであり、例えば、イーサネット(登録商標)、FDDI、Wi-Fi(登録商標)等の規格が用いられる。
【0040】
図3に示すように、判断サーバ10は、CPU11、ROM12、RAM13、ストレージ14、及び通信I/F17の各構成を有する。各構成は、バス19を介して相互に通信可能に接続されている。なお、判断サーバ10、及び受信サーバ20は基本的には一般的なコンピュータの構成とされているので、判断サーバ10を代表して説明して、受信サーバ20の説明は省略し、対応する符号のみを
図3に示す。
【0041】
CPU11は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU11は、ROM12又はストレージ14からプログラムを読み出し、RAM13を作業領域としてプログラムを実行する。CPU11は、ROM12又はストレージ14に記憶されているプログラムに従って、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。本実施形態では、ROM12又はストレージ14には、情報処理プログラムが格納されている。
【0042】
ROM12は、各種プログラム及び各種データを格納する。RAM13は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。ストレージ14は、HDD又はSSD等の記憶装置により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、及び各種データを格納する。
【0043】
通信I/F17は、受信サーバ20等の他の機器と通信するためのインタフェースであり、例えば、イーサネット(登録商標)、FDDI、Wi-Fi(登録商標)等の規格が用いられる。
【0044】
次に、
図4を参照して、本実施形態の情報処理システム100における追加処理の流れについて説明する。追加処理は、判断サーバ10のCPU11がROM12又はストレージ14から情報処理プログラムを読み出して、RAM13に展開して実行することにより、行なわれる。また、追加処理は、受信サーバ20のCPU21がROM22又はストレージ24から受信処理プログラムを読み出して、RAM23に展開して実行することにより、行なわれる。また、追加処理は、画像形成装置50のCPU51がROM52又はストレージ54から送信処理プログラムを読み出して、RAM23に展開して実行することにより、行なわれる。
【0045】
図4のステップS100において、画像形成装置50のCPU51は、受信サーバ20に対して、画像形成装置50を識別する識別番号、対象製品が交換された日付である交換日、及び対象製品の残量を示す残量情報を送信する。なお、本実施形態では、対象製品として黒、イエロー、マゼンタ、及びシアンのトナーカートリッジを適用する。しかし、この例に限られない。例えば、対象製品として、インクカートリッジ又は用紙等を適用してもよい。また、CPU51は、予め定められた期間毎(例えば、一日に一度)にステップS100を実行する。
【0046】
ステップS102において、受信サーバ20のCPU21は、受信サーバ20のROM22又はストレージ24に記憶された対象製品データベースを更新する。具体的に、CPU21は、対象製品データベースにおいて、画像形成装置50から受信した識別番号に関連付けて記憶された交換日及び残量を、画像形成装置50から受信した交換日及び残量情報に更新する。また、CPU21は、対象製品データベースにおいて、画像形成装置50から受信した識別番号に関連付けて記憶された残量通知日をステップS102の実行日に更新する。
【0047】
図5に示すように、対象製品情報データベースは、装置番号と、残量通知日、交換日、配送日、契約、及び残量とが、対象製品の種類毎に関連付けて記憶されている。
【0048】
契約は、対象製品が予備を備蓄する備蓄運用で扱われるか否かを示す情報である。
図5において、「備蓄なし」とは、予備を備蓄する備蓄運用で扱われない第1の対象製品であることを示す。一方、「備蓄あり」とは、備蓄運用で扱われる第2の対象製品であることを示す。
【0049】
ステップS104において、CPU21は、対象製品情報データベースに、残量が、後述する第1の残量閾値T1より多い第2の残量閾値T2(以下、単に「T2」という)以下の第1の対象製品が記憶されているか否かを判定する。CPU21は、対象製品情報データベースに、残量がT2以下の第1の対象製品が記憶されている場合(ステップS104:YES)、ステップS106に移行する。一方、CPU21は、対象製品情報データベースに、残量がT2以下の第1の対象製品が記憶されていない場合(ステップS104:NO)、本追加処理を終了する。
【0050】
ステップS106において、CPU21は、判断サーバ10に対して、残量がT2以下の第1の対象製品を、まとめ発送リストに追加して記憶するように要求する。まとめ発送リストとは、後述する情報処理において、判断サーバ10のCPU11が対象製品の発送要求を行う場合に、当該対象製品の発送に含めてまとめて発送するよう要求する対象製品が記憶されたリストである。
【0051】
ステップS108において、判断サーバ10のCPU11は、受信サーバ20から追加を要求された第1の対象製品の発送要求を既に行っているか否かを判定する。CPU11は、受信サーバ20から追加を要求された第1の対象製品の発送要求を既に行っている場合(ステップS108:YES)、本追加処理を終了する。一方、CPU11は、受信サーバ20から追加を要求された第1の対象製品の発送要求をまだ行っていない場合(ステップS108:NO)、ステップS110に移行する。
【0052】
ステップS110において、CPU11は、受信サーバ20から追加を要求された第1の対象製品の名称、当該第1の対象製品を利用する画像形成装置50を識別する識別番号、及びステップS110の実行日である追加日を、ROM12又はストレージ14に記憶されたまとめ発送リストに記憶する。そして、本追加処理は終了する。
【0053】
図6に示すように、まとめ発送リストは、識別番号、追加日、及び受信サーバ20から追加を要求された対象製品の名称が関連付けて記憶されている。
【0054】
次に、
図7を参照して、本実施形態の情報処理システム100における情報処理の流れについて説明する。情報処理は、判断サーバ10のCPU11がROM12又はストレージ14から情報処理プログラムを読み出して、RAM13に展開して実行することにより、行なわれる。また、情報処理は、受信サーバ20のCPU21がROM22又はストレージ24から受信処理プログラムを読み出して、RAM23に展開して実行することにより、行なわれる。また、情報処理は、画像形成装置50のCPU51がROM52又はストレージ54から送信処理プログラムを読み出して、RAM23に展開して実行することにより、行なわれる。
【0055】
図7のステップS200において、画像形成装置50のCPU51は、何れかの対象製品が前回の発送から交換されるまで、又は残量が第1の残量閾値T1(以下、単に「T1」という)以下になるまで待機する。CPU51は、何れかの対象製品が前回の発送から交換された場合、又は残量がT1以下になると(ステップS200:YES)、ステップS202に移行する。
【0056】
ステップS202において、CPU51は、受信サーバ20に対して、信号を送信する。具体的に、何れかの対象製品が前回の発送から交換されると、CPU51は、受信サーバ20に対して、前回の発送から交換された対象製品の名称及び当該対象製品の残量を示す交換信号を送信する。交換信号は、対象製品が前回の発送から交換されたか否かを示す交換情報の一例である。また、何れかの対象製品の残量がT1以下になると、CPU51は、受信サーバ20に対して、残量がT1以下になった対象製品の名称及び当該対象製品の残量を示す残量信号を送信する。残量信号は、対象製品の残量を示す残量情報の一例である。
【0057】
ステップS208において、受信サーバ20のCPU21は、対象製品データベースを更新する。具体的に、CPU21は、交換信号を受信した場合は交換信号に係る対象製品の交換日をステップS208の実行日に更新し、かつ当該対象製品の残量を画像形成装置50から受信した対象製品の残量に更新する。一方、CPU21は、残量信号を受信した場合は残量信号に係る残量通知日をステップS208の実行日に更新し、かつ当該対象製品の残量を画像形成装置50から受信した対象製品の残量に更新する。
【0058】
ステップS210において、CPU21は、判断サーバ10に対して、画像形成装置50から交換信号及び残量信号のうち少なくとも一方の信号を受信した旨を通知する。
【0059】
ステップS212において、判断サーバ10のCPU11は、受信サーバ20が受信した信号に係る対象製品が第1の対象製品であるか否かを判定する。CPU11は、受信した信号に係る対象製品が第1の対象製品である場合(ステップS212:YES)、ステップS214に移行する。一方、CPU11は、受信した信号に係る対象製品が第2の対象製品である場合(ステップS212:NO)、ステップS216に移行する。
【0060】
ステップS214において、CPU11は、受信サーバ20が受信した信号が残量信号であるか否かを判定する。CPU11は、受信サーバ20が受信した信号が残量信号である場合(ステップS214:YES)、ステップS224へ移行する。一方、CPU11は、受信サーバ20が受信した信号が交換信号である場合(ステップS214:NO)、本情報処理を終了する。
【0061】
ステップS216において、CPU11は、受信サーバ20が受信した信号が交換信号であるか否かを判定する。CPU11は、受信サーバ20が受信した信号が交換信号である場合(ステップS216:YES)、ステップS224へ移行する。一方、CPU11は、受信サーバ20が受信した信号が残量信号である場合(ステップS216:NO)、本情報処理を終了する。
【0062】
ステップS224において、CPU11は、受信した信号に係る対象製品が既に発送済みか否かを判定する。CPU11は、受信した信号に係る対象製品が既に発送済みである場合(ステップS224:YES)、本情報処理を終了する。一方、CPU11は、受信した信号に係る対象製品が発送済みでない場合(ステップS224:NO)、ステップS226に移行する。ここで、「既に発送済みである」とは、S224における判定よりも前に、判定対象となっている対象製品以外の対象製品の発送要求が行われた際にその対象製品も発送に含めるよう要求された場合が該当する。
【0063】
ステップS226において、CPU11は、受信した信号に係る対象製品について、発送要求を行う。
【0064】
ステップS228において、CPU11は、まとめ発送リストに記憶されている第1の対象製品を、ステップS226において行った発送要求により発送が要求される対象製品の発送に含めるよう要求し、かつ当該第1の対象製品をまとめ発送リストから削除する。
【0065】
ステップS230において、CPU11は、受信サーバ20に対して、ステップS226において発送要求を行った対象製品の発送日、及びステップS228において発送に含めるよう要求した対象製品の発送日を通知する。
【0066】
ステップS232において、受信サーバ20のCPU21は、判断サーバ10から通知された発送日を、対象製品データベースに記憶する。そして、本情報処理は終了する。
【0067】
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、判断サーバ10のCPU11が、第2の対象製品が交換された場合に、直ちに当該第2の対象製品の発送要求を行っていた。第2の実施形態では、判断サーバ10のCPU11は、第2の対象製品が前回の発送から交換されても、直ちに当該第2の対象製品の発送要求を行わない。その代わりに、CPU11は、前回の発送から交換された第2の対象製品を、残量がT1以下の第1の対象製品の発送に含めて発送するよう要求する。
【0068】
なお、本実施形態に係る情報処理システム100のハードウェア構成については、第1の実施形態に係る構成(
図1~
図3参照。)と同一であるため、ここでの説明を省略する。
【0069】
次に、
図8を参照して、本実施形態の情報処理システム100における追加処理の流れについて説明する。なお、
図8に示す追加処理において、
図4に示す第1の実施形態に係る追加処理と同一の処理を実行するステップについては
図4と同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。
【0070】
図4に示す追加処理と
図8に示す追加処理とでは、ステップS104の処理に代えて、ステップS105の処理を適用している点が異なっている。
【0071】
図8のステップS105において、CPU21は、対象製品情報データベースに、残量がT2以下の第1の対象製品、又は前回の発送から交換された第2の対象製品が記憶されているか否かを判定する。なお、CPU21は、交換日が発送日より後である対象製品については、前回の発送から交換されていると判定する。CPU21は、対象製品情報データベースに、残量がT2以下の第1の対象製品、又は前回の発送から交換された第2の対象製品が記憶されている場合(ステップS105:YES)、ステップS106に移行する。一方、CPU21は、対象製品情報データベースに、残量がT2以下の第1の対象製品、又は前回の発送から交換された第2の対象製品が記憶されていない場合(ステップS105:NO)、本追加処理を終了する。
【0072】
次に、
図9を参照して、本実施形態の情報処理システム100における情報処理の流れについて説明する。
【0073】
図9のステップS300において、画像形成装置50のCPU51は、何れかの対象製品が前回の発送から交換されるまで、又は残量がT1以下になるまで待機する。CPU51は、何れかの対象製品が前回の発送から交換された場合、又は残量がT1以下になると(ステップS300:YES)、ステップS302に移行する。
【0074】
ステップS302において、CPU51は、受信サーバ20に対して、信号を送信する。具体的に、何れかの対象製品が前回の発送から交換されると、CPU51は、受信サーバ20に対して交換信号を送信する。また、何れかの対象製品の残量がT1以下になると、CPU51は、受信サーバ20に対して、残量信号を送信する。
【0075】
ステップS308において、受信サーバ20のCPU21は、対象製品データベースを更新する。具体的に、CPU21は、交換信号を受信した場合は交換信号に係る対象製品の交換日をステップS308の実行日に更新し、かつ当該対象製品の残量を画像形成装置50から受信した対象製品の残量に更新する。一方、CPU21は、残量信号を受信した場合は残量信号に係る残量通知日をステップS308の実行日に更新し、かつ当該対象製品の残量を画像形成装置50から受信した対象製品の残量に更新する。
【0076】
ステップS310において、CPU21は、判断サーバ10に対して、画像形成装置50から交換信号及び残量信号のうち少なくとも一方の信号を受信した旨を通知する。
【0077】
ステップS312において、判断サーバ10のCPU11は、受信サーバ20が受信した信号に係る対象製品が第1の対象製品であるか否かを判定する。CPU11は、受信した信号に係る対象製品が第1の対象製品である場合(ステップS312:YES)、ステップS314に移行する。一方、CPU11は、受信した信号に係る対象製品が第2の対象製品である場合(ステップS312:NO)、本情報処理を終了する。
【0078】
ステップS314において、CPU11は、受信サーバ20が受信した信号が残量信号であるか否かを判定する。CPU11は、受信サーバ20が受信した信号が残量信号である場合(ステップS314:YES)、ステップS316へ移行する。一方、CPU11は、受信サーバ20が受信した信号が交換信号である場合(ステップS314:NO)、本情報処理を終了する。
【0079】
ステップS316において、CPU11は、受信した信号に係る対象製品が既に発送済みか否かを判定する。CPU11は、受信した信号に係る対象製品が既に発送済みである場合(ステップS316:YES)、本情報処理を終了する。一方、CPU11は、受信した信号に係る対象製品が発送済みでない場合(ステップS316:NO)、ステップS318に移行する。
【0080】
ステップS318において、CPU11は、受信した信号に係る対象製品(すなわち、残量がT1以下になった第1の対象製品)について、発送要求を行う。
【0081】
ステップS320において、CPU11は、まとめ発送リストに記憶されている対象製品(すなわち、残量がT2以下になった第1の対象製品及び前回の発送から交換された第2の対象製品)を、ステップS316において行った発送要求により発送が要求される対象製品の発送に含めるよう要求し、かつ当該対象製品をまとめ発送リストから削除する。
【0082】
ステップS322において、CPU11は、受信サーバ20に対して、ステップS318において発送要求を行った対象製品の発送日、及びステップS320において発送に含めるよう要求した対象製品の発送日を通知する。
【0083】
ステップS324において、受信サーバ20のCPU21は、判断サーバ10から通知された発送日を、対象製品データベースに記憶する。そして、本情報処理は終了する。
【0084】
[第3の実施形態]
第2の実施形態では、判断サーバ10のCPU11は、第1の対象製品の残量がT1以下である場合に、前回の発送から交換された第2の対象製品を当該第1の対象製品の発送に含めるよう要求していた。第3の実施形態では、判断サーバ10のCPU11が、交換後の第2の対象製品の残量が再び交換を必要とする値になるまでに、何れの第1の対象製品の残量もT1以下にならないと予測する場合は、当該第2の対象製品が前回の発送から交換された場合に、当該第2の対象製品の発送要求を行う。
【0085】
なお、本実施形態に係る情報処理システム100のハードウェア構成については、第1の実施形態に係る構成(
図1~
図3参照。)と同一であるため、ここでの説明を省略する。
【0086】
また、本実施形態に係る情報処理システム100の追加処理の流れについては、第2の実施形態に係る追加処理の流れ(
図8参照。)と同一であるため、ここでの説明を省略する。
【0087】
次に、
図10を参照して、本実施形態の情報処理システム100における情報処理の流れについて説明する。なお、
図10に示す情報処理において、
図7に示す第1の実施形態に係る情報処理と同一の処理を実行するステップについては
図7と同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。
【0088】
図7に示す情報処理と
図10に示す情報処理とでは、ステップS218~ステップS222の処理が追加されている点、及びステップS228の処理に代えてステップS229の処理が適用されている点が異なっている。
【0089】
図10のステップS216において、CPU11は、受信サーバ20が受信した信号が交換信号である場合(ステップS216:YES)、ステップS218へ移行する。
【0090】
ステップS218において、CPU11は、第2の対象製品が前回の発送から交換されてからの第1の対象製品及び第2の対象製品の残量の減少傾向を予測する。ここで、減少傾向とは、対象製品の残量がどのように減少していくかを示すものである。例えば、CPU11は、減少傾向として、第2の対象製品が前回交換されてから、今回交換を必要とする値になるまでの期間におけるそれぞれの対象製品の減少量に基づいて平均減少量を算出し、当該平均減少量に従って、それぞれの対象製品の残量が減少していくものと予測する。
【0091】
なお、CPU11は、第2の対象製品の残量が交換を必要とする値になってから、交換されるまでの期間(以下、「交換期間」という)に基づいて、第1の対象製品及び第2の対象製品の残量の減少傾向の予測に用いる平均減少量を算出する期間を変更してもよい。例えば、交換期間が予め定められた期間(例えば、5分間)以上の場合、CPU11は、第2の対象製品の残量が交換を必要とする値になる直前の第1の期間(例えば、1週間)における、第1の対象製品及び第2の対象製品の残量の減少量に基づいて平均減少量を算出する。そして、CPU11は、第2の対象製品が交換されてからの第1の対象製品及び第2の対象製品の残量の減少傾向を、算出した平均減少量に従って予測する。一方、交換期間が予め定められた期間未満の場合、CPU11は、第2の対象製品の残量が交換を必要とする値になる直前の第2の期間(例えば、3日間)における、第1の対象製品及び第2の対象製品の残量の減少量に基づいて平均減少量を算出する。そして、CPU11は、第2の対象製品が交換されてからの第1の対象製品及び第2の対象製品の残量の減少傾向を、算出した平均減少量に従って予測する。第2の期間は、第1の期間より短い期間である。交換期間が予め定められた期間未満の場合、交換期間が予め定められた期間以上の場合に比較して、第2の対象製品の交換前後を通じて、同一のジョブが連続して画像形成装置50で行われる可能性が高い。したがって、交換期間が予め定められた期間未満の場合は、交換期間が予め定められた期間以上の場合に比較して、より第2の対象製品の交換時期に近い時期における減少傾向を用いたほうが正確に予測できるからである。なお、この場合、CPU11は、第2の対象製品についてのみ、交換期間に基づいて対象製品の平均減少量を算出する期間を変更して、第1の対象製品については、交換期間に関わらず、一定の期間における平均減少量に従って、減少傾向を予測してもよい。
【0092】
ステップS220において、CPU11は、交換後の第2の対象製品の残量が再び交換を必要とする値になるまでに、何れの第1の対象製品の残量もT1以下にならないと予測されるか否かを判定する。CPU11は、交換後の第2の対象製品の残量が再び交換を必要とする値になるまでに、何れの第1の対象製品の残量もT1以下にならないと予測される場合(ステップS220:YES)、ステップS222に移行する。一方、CPU11は、交換後の第2の対象製品の残量が再び交換を必要とする値になるまでに、何れかの第1の対象製品の残量がT1より大きくなると予測される場合(ステップS220:NO)、本情報処理を終了する。
【0093】
図11に、交換期間に基づき予測した第2の対象製品の残量の減少傾向の一例を示す模式図を示す。
図11において、縦軸が第2の対象製品の残量を示し、横軸が時間を示す。交換期間t1が予め定められた期間(例えば、5分間)以上の場合、CPU11は、第1の期間t2における残量の減少量を、第1の期間t2で除算して平均減少量を算出する。そして、CPU11は、第2の対象製品の残量の減少傾向を、
図11において一点鎖線で示した減少傾向L2として予測する。一方、交換期間t1が予め定められた期間未満の場合、CPU11は、第2の期間t3における残量の減少量を、第2の期間t3で除算して平均減少量を算出する。そして、CPU11は、第2の対象製品の残量の減少傾向を、
図11において二点鎖線で示した減少傾向L3として予測する。第1の対象製品のそれぞれについても同様にして、又は、交換期間t1の長さによらない一定期間(例えば、交換期間t1の長さによらず、第2の対象製品の残量が交換を必要とする値になる直前の5日間)の平均減少量に従って減少傾向を予測する。CPU11がこのように減少傾向を予測した結果、交換後の第2の対象製品の残量が再び交換を必要とする値になるまでに、何れの第1の対象製品の残量もT1以下にならないと予測する場合は、第2の対象製品の発送要求を行う。
【0094】
ステップS222において、CPU11は、第2の対象製品の発送要求を行う旨の選択をユーザから受け付けたか否かを判定する。CPU11は、第2の対象製品の発送要求を行う旨の選択をユーザから受け付けた場合(ステップS222:YES)、ステップS224に移行する。一方、CPU11は、第2の対象製品の発送要求を行わない旨の選択をユーザから受け付けた場合(ステップS222:NO)、本情報処理を終了する。
【0095】
ステップS229において、CPU11は、まとめ発送リストに記憶されている対象製品(すなわち、残量がT2以下になった第1の対象製品及び前回の発送から交換された第2の対象製品)を、ステップS226において行った発送要求により発送が要求される対象製品の発送に含めるよう要求し、かつ当該対象製品をまとめ発送リストから削除する。
【0096】
[第4の実施形態]
第1の実施形態では、判断サーバ10のCPU11は、第2の対象製品の種類の数に関わらず、第2の対象製品が交換された場合に第2の対象製品の発送要求を行っていた。第4の実施形態では、判断サーバ10のCPU11は、第2の対象製品の種類の数が第1の対象製品の種類の数以下の場合には、第2の対象製品が交換された場合に第2の対象製品の発送要求を行う。
【0097】
なお、本実施形態に係る情報処理システム100のハードウェア構成については、第1の実施形態に係る構成(
図1~
図3参照。)と同一であるため、ここでの説明を省略する。
【0098】
また、本実施形態に係る情報処理システム100の追加処理の流れについては、第1の実施形態に係る追加処理の流れ(
図7参照。)と同一であるため、ここでの説明を省略する。
【0099】
次に、
図12を参照して、本実施形態の情報処理システム100における情報処理の流れについて説明する。なお、
図12に示す情報処理において、
図7に示す第1の実施形態に係る情報処理と同一の処理を実行するステップについては
図7と同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。
【0100】
図7に示す情報処理と
図12に示す情報処理とでは、ステップS217の処理が追加されている点が異なっている。
【0101】
図12のステップS216において、判断サーバ10のCPU11は、受信サーバ20が受信した信号が交換信号である場合(ステップS216:YES)、ステップS217へ移行する。ステップS217において、CPU11は、第2の対象製品の種類の数が第1の対象製品の種類の数以下であるか否かを判定する。具体的に、CPU11は、受信サーバ20に対して、第2の対象製品の種類の数が第1の対象製品の種類の数以下であるか否かを問い合わせる。CPU11は、第2の対象製品の種類の数が第1の対象製品の種類の数以下である場合(ステップS217:YES)、ステップS224に移行する。一方、CPU11は、第2の対象製品の種類の数が第1の対象製品の種類の数より多い場合(ステップS217:NO)、本情報処理を終了する。
【0102】
なお、本実施形態では、判断サーバ10のCPU11は、第2の対象製品の種類の数が第1の対象製品の種類の数以下の場合は、交換された場合に第2の対象製品について発送要求を行い、第2の対象製品の種類の数が第1の対象製品の種類の数より多い場合は、交換されても第2の対象製品の発送要求を行わなかった。しかし、この例に限られない。判断サーバ10のCPU11は、第2の対象製品の種類の数が第1の残量閾値以下の場合は、交換された場合に第2の対象製品について発送要求を行い、第2の対象製品の種類の数が第1の残量閾値より多い場合は、交換されても第2の対象製品の発送要求を行わなくてもよい。この場合、第1の残量閾値として、ユーザ又は管理人等が定めた閾値を適用する。
【0103】
以上、実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施の形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0104】
また、上記実施の形態は、請求項に係る発明を限定するものではなく、また実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の組み合わせにより種々の発明が抽出される。実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0105】
例えば、上記各実施形態では、判断サーバ10と受信サーバ20とが別体で構成されていた。しかし、この例に限られない。判断サーバ10と受信サーバ20とが一体で構成されてもよい。
【0106】
また、上記各実施形態では、受信サーバ20に対象製品情報データベースが記憶されていた。しかし、この例に限られない。対象製品情報データベースは、判断サーバ10に記憶されていてもよい。
【0107】
また、上記各実施形態では、判断サーバ10のCPU11は、ユーザが所望しているか否かに関わらず、受信サーバ20から追加を要求された対象製品をまとめ発送リストに追加して記憶していた。しかし、この例に限られない。判断サーバ10のCPU11は、受信サーバ20から対象製品をまとめ発送リストに追加するように要求された場合に、当該対象製品をまとめ発送リストに追加するか否かの選択を受け付けてもよい。そして、CPU11は、まとめ発送リストに追加する旨の選択を受け付けた場合は当該対象製品をまとめ発送リストに追加し、まとめ発送リストに追加しない旨の選択を受け付けた場合は当該対象製品をまとめ発送リストに追加しなくてもよい。
【0108】
また、上記各実施形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit、等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU:Graphics Processing Unit、ASIC: Application Specific Integrated Circuit、FPGA:Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。
【0109】
また、上記各実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
【0110】
本実施形態では、情報処理プログラムがROM12又はストレージ14にインストールされている形態を説明したが、これに限定されるものではない。本実施形態に係る情報処理プログラムを、コンピュータ読取可能な記憶媒体に記録した形態で提供してもよい。例えば、本実施形態に係る情報処理プログラムを、CD(Compact Disc)-ROM及びDVD(Digital Versatile Disc)-ROM等の光ディスクに記録した形態、若しくはUSB(Universal Serial Bus)メモリ及びメモリカード等の半導体メモリに記録した形態で提供してもよい。また、本実施形態に係る情報処理プログラムを、通信I/F17を介して外部の装置から取得するようにしてもよい。
【0111】
また、上記実施形態では、情報処理システム100における処理を、プログラムを実行することにより、コンピュータを利用してソフトウェア構成により実現する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、情報処理システム100における処理を、ハードウェア構成や、ハードウェア構成とソフトウェア構成の組み合わせによって実現する形態としてもよい。
【0112】
その他、上記実施形態で説明した判断サーバ10と、受信サーバ20と、画像形成装置50と、の構成は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要な部分を削除したり、新たな部分を追加したりしてもよいことは言うまでもない。
【0113】
また、上記実施の形態で説明した情報処理システム100における処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよいことは言うまでもない。
【0114】
また、本開示は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
【0115】
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(((1)))
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
対象製品の残量を示す残量情報、及び前記対象製品が前回の発送から交換されたか否かを示す交換情報に基づいて、
前記対象製品のうち予備を備蓄する備蓄運用で扱われない第1の対象製品について、残量が第1の残量閾値以下である場合に発送要求を行い、
前記対象製品のうち備蓄運用で扱われる第2の対象製品について、前回の発送から交換された場合に、発送要求を行う、
情報処理装置。
【0116】
(((2)))
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
対象製品の残量を示す残量情報、及び前記対象製品が前回の発送から交換されたか否かを示す交換情報に基づいて、
前記対象製品のうち予備を備蓄する備蓄運用で扱われない第1の対象製品について、残量が第1の残量閾値以下である場合に発送要求を行い、
前記第1の対象製品の発送要求を行う場合、予備を備蓄する備蓄運用で扱われる第2の対象製品であって、前回の発送から交換された前記第2の対象製品を、前記第1の対象製品の発送に含めるよう要求する、
情報処理装置。
【0117】
(((3)))
前記プロセッサは、
前記第2の対象製品が前回の発送から交換された場合、前記第2の対象製品が前回の発送から交換されてからの前記第1の対象製品及び前記第2の対象製品の残量の減少傾向を予測し、
交換後の第2の対象製品の残量が再び交換を必要とする値になるまでに、何れの前記第1の対象製品の残量も前記第1の残量閾値以下にならないと予測する場合は、前記第2の対象製品が前回の発送から交換された場合に、前記第2の対象製品について、発送要求を行う、
(((2)))に記載の情報処理装置。
【0118】
(((4)))
前記プロセッサは、前記減少傾向の予測に用いる平均減少量を算出する期間を、前記第2の対象製品の残量が交換を必要とする値になってから、交換されるまでの期間の長さに基づいて変更する、
(((3)))に記載の情報処理装置。
【0119】
(((5)))
前記プロセッサは、
前記減少傾向を予測した結果に基づいて発送要求を行う場合、前記第2の対象製品の発送要求を行うか否かの選択を受け付け、
前記第2の対象製品の発送要求を行う旨の選択を受け付けた場合は前記第2の対象製品の発送要求を行い、
前記第2の対象製品の発送要求を行わない旨の選択を受け付けた場合は前記第2の対象製品の発送要求を行わない、
(((3)))又は(((4)))に記載の情報処理装置。
【0120】
(((6)))
前記プロセッサは、前記第2の対象製品の発送要求を行う場合、残量が前記第1の残量閾値よりも大きい第2の残量閾値以下である前記第1の対象製品を、前記第2の対象製品の発送に含めるよう要求する、
(((1)))、及び(((3)))~(((5)))のうち何れか1に記載の情報処理装置。
【0121】
(((7)))
前記プロセッサは、残量が前記第2の残量閾値以下であるとして発送に含めるよう要求した第1の対象製品について、当該発送が完了するまでに当該第1の対象製品の残量が前記第1の残量閾値以下になった場合は、当該第1の対象製品の発送要求を行わない、
(((6)))に記載の情報処理装置。
【0122】
(((8)))
前記プロセッサは、
前記第2の対象製品の種類の数が第1の閾値以下の場合は、交換された場合に前記第2の対象製品について発送要求を行い、
前記第2の対象製品の種類の数が前記第1の閾値より多い場合は、交換されても前記第2の対象製品について発送要求を行わない、
(((1)))、及び(((3)))~(((7)))のうち何れか1に記載の情報処理装置。
【0123】
(((9)))
前記第1の閾値は、前記第1の対象製品の種類の数である、
(((8)))に記載の情報処理装置。
【0124】
(((10)))
対象製品の残量を示す残量情報、及び前記対象製品が前回の発送から交換されたか否かを示す交換情報に基づいて、
前記対象製品のうち予備を備蓄する備蓄運用で扱われない第1の対象製品について、残量が第1の残量閾値以下である場合に発送要求を行い、
前記対象製品のうち備蓄運用で扱われる第2の対象製品について、前回の発送から交換された場合に、発送要求を行う、
処理をコンピュータに実行させる、
情報処理プログラム。
【0125】
(((11)))
対象製品の残量を示す残量情報、及び前記対象製品が前回の発送から交換されたか否かを示す交換情報に基づいて、
前記対象製品のうち予備を備蓄する備蓄運用で扱われない第1の対象製品について、残量が第1の残量閾値以下である場合に発送要求を行い、
前記第1の対象製品の発送要求を行う場合、予備を備蓄する備蓄運用で扱われる第2の対象製品であって、前回の発送から交換された前記第2の対象製品を、前記第1の対象製品の発送に含めるよう要求する、
処理をコンピュータに実行させる、
情報処理プログラム。
【0126】
(((1)))、及び(((10)))によれば、複数の対象製品に関し、備蓄運用か否かというそれぞれの契約状況に応じて、それぞれの対象製品の発送を制御できる。
【0127】
(((2)))、及び(((11)))によれば、備蓄運用で扱われる第2の対象製品の交換の度に発送要求を行う場合に比較して、配送の回数を減らすことができる。
【0128】
(((3)))によれば、交換後の第2の対象製品の残量が再び交換を必要とする値になるまでに、何れの第1の対象製品の残量も第1の残量閾値以下にならないと予測する場合に、第2の対象製品について発送要求を行うことができる。
【0129】
(((4)))によれば、減少傾向を、第2の対象製品に関する期間の長さに基づいて予測することができる。
【0130】
(((5)))によれば、減少傾向を予測した結果に基づいて発送要求を行う場合に、ユーザの選択結果に基づいて第2の対象製品の発送要求を行うか否かを決定することができる。
【0131】
(((6)))によれば、残量が第1の残量閾値以下になる度に第1の対象製品の配送要求を行う場合に比較して、配送回数を減らすことができる。
【0132】
(((7)))によれば、残量が第2の残量閾値以下であるとして発送に含めるよう要求した第1の対象製品の発送要求を行うことを防ぐことができる。
【0133】
(((8)))によれば、第2の対象製品の種類の数が第1の閾値より多い場合に、交換の度に配送要求を行う場合に比較して配送回数を減らすことができる。
【0134】
(((9)))によれば、第2の対象製品の種類の数が第1の対象製品の種類の数より多い場合に、交換の度に配送要求を行う場合に比較して配送回数を減らすことができる。
【符号の説明】
【0135】
10 判断サーバ
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 ストレージ
17 通信I/F
19 バス
20 受信サーバ
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 ストレージ
27 通信I/F
29 バス
40 手配システム
50 画像形成装置
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 ストレージ
55 入力部
56 表示部
57 通信I/F
59 バス
100 情報処理システム
N1 通信手段
N2 通信手段