(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024042284
(43)【公開日】2024-03-28
(54)【発明の名称】冷凍方法及び冷凍装置
(51)【国際特許分類】
A23L 3/36 20060101AFI20240321BHJP
F25D 3/11 20060101ALI20240321BHJP
【FI】
A23L3/36 A
F25D3/11 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022146886
(22)【出願日】2022-09-15
(71)【出願人】
【識別番号】000187149
【氏名又は名称】株式会社レゾナック・ガスプロダクツ
(74)【代理人】
【識別番号】100080838
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 光康
(74)【代理人】
【識別番号】100194261
【弁理士】
【氏名又は名称】栢原 崇行
(72)【発明者】
【氏名】稲垣 正之
(72)【発明者】
【氏名】篠▲崎▼ 亜希
【テーマコード(参考)】
3L044
4B022
【Fターム(参考)】
3L044AA04
3L044BA04
3L044BA05
3L044CA04
3L044DB03
3L044FA05
3L044KA03
3L044KA04
4B022LN06
4B022LT06
(57)【要約】 (修正有)
【課題】食品を含む様々な物品を物品同士が付着することなく冷凍することができる冷凍装置及び冷凍方法を提供すること。
【解決手段】冷凍方法は、低温の冷凍液3を冷凍装置の冷凍容器4に供給する冷凍液供給工程と、冷凍液が収納された冷凍容器に被冷凍物を落下状態で供給する被冷凍物供給工程と、所定の時間冷凍液内に被冷凍物を没入させることにより被冷凍物を冷凍する冷凍工程と、冷凍液内から冷凍された被冷凍物を取り出す回収工程とで構成される。冷凍装置は、上面が開口し、低温の冷凍液を収納する冷凍容器と、傾斜部11と、冷凍液収納部5に冷凍液を充填する冷凍液供給手段12と、傾斜部の上面に傾斜部と略平行状態で回転可能に設けられ、隔壁14で区切られた複数の区画室を有する被冷凍物収納部材16と、被冷凍物収納部材の区画室に被冷凍物を落下状態で供給できる被冷凍物供給手段とで構成される。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
低温の冷凍液を冷凍装置の冷凍容器に供給する冷凍液供給工程と、前記冷凍液が収納された前記冷凍容器に被冷凍物を落下状態で供給する被冷凍物供給工程と、所定の時間前記冷凍液内に前記被冷凍物を没入させることにより前記被冷凍物を冷凍する冷凍工程と、前記冷凍液内から冷凍された前記被冷凍物を取り出す回収工程とで構成され、
前記冷凍装置は、上面が開口し、低温の冷凍液を収納することができる冷凍液収納部を有する前記冷凍容器と、前記冷凍液収納部の上端部側に一端部側が接続され、他端部側が前記冷凍液収納部内に位置する傾斜部と、前記冷凍液収納部に前記冷凍液を充填することができる冷凍液供給手段と、前記傾斜部の上面に前記傾斜部と略平行状態で回転可能に設けられ、隔壁で区切られた複数の区画室を有する被冷凍物収納部材と、前記被冷凍物収納部材の前記区画室に前記被冷凍物を落下状態で供給できる被冷凍物供給手段とで構成され、
前記被冷凍物供給工程は、前記被冷凍物収納部の前記冷凍液に没入している部位に前記被冷凍物を個別に供給し、前記回収工程は、前記被冷凍物収納部材を回転させることにより、前記被冷凍物を前記冷凍液から排出する冷凍方法。
【請求項2】
上面が開口し、低温の冷凍液を収納することができる冷凍液収納部を有する冷凍容器と、前記冷凍液収納部の上端部側に一端部側が接続され、他端部側が前記冷凍液収納部内に位置する傾斜部と、前記冷凍液収納部に前記冷凍液を充填することができる冷凍液供給手段と、前記傾斜部の上面に前記傾斜部と略平行状態で回転可能に設けられ、隔壁で区切られた複数の区画室を有する被冷凍物収納部材と、前記被冷凍物収納部材の前記区画室に被冷凍物を落下状態で個別に供給できる被冷凍物供給手段とで構成され、
前記被冷凍物収納部材は、使用時において前記複数の被冷凍物収納部の一部が前記冷凍液に常時没入するように設けられており、前記被冷凍物供給手段は、前記被冷凍物収納部の前記冷凍液に没入している部位に前記被冷凍物を供給できる冷凍装置。
【請求項3】
前記傾斜部には、前記被冷凍物収納部内に残留した前記冷凍液を前記冷凍液収納部に落下させる冷凍液通過手段が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の冷凍装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品等の物品を冷凍する冷凍方法及び冷凍装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、食品等の物品を冷凍する冷凍方法としては、「複数の食材を個別に分離した状態で冷凍するため、スチーム工程と、洗浄工程と、脱水工程と、移載工程と、冷凍工程と、を含み、前記スチーム工程は、個別に分離された前記食材をスチーミングする工程であり、前記洗浄工程は、前記スチーム工程で蒸された前記食材を水洗する工程であり、 前記脱水工程は、前記洗浄工程で前記食材に付着した水分を除去する工程であり、 前記冷凍工程は、前記食材を瞬間冷凍用の液体中で瞬間冷凍する前段冷凍工程と、瞬間冷凍された前記食材を急速冷凍用の流体のシャワーで急速冷凍する後段冷凍工程と、を含み、前記移載工程は、前記脱水工程から前記冷凍工程までの工程であって、脱水された前記食材を前記冷凍工程での前記瞬間冷凍用の液体の上方から前記瞬間冷凍用の液体中への落下を含む工程である、冷凍食材の製造方法」が知られている(特許文献1)。
しかしながら、このような冷凍食材の製造方法では、食材をまとめて瞬間冷凍用の液体へ供給した場合には、付着するおそれがあり、また、区切りのない大きな冷凍槽に食材を供給するため、付着しやすい物品を供給した場合には、物品同士が冷凍槽の内部で付着するおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、食品を含む様々な物品を物品同士が付着することなく冷凍することができる冷凍装置及び冷凍方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の冷凍方法は、低温の冷凍液を冷凍装置の冷凍容器に供給する冷凍液供給工程と、前記冷凍液が収納された前記冷凍容器に被冷凍物を落下状態で供給する被冷凍物供給工程と、所定の時間前記冷凍液内に前記被冷凍物を没入させることにより前記被冷凍物を冷凍する冷凍工程と、前記冷凍液内から冷凍された前記被冷凍物を取り出す回収工程とで構成され、前記冷凍装置は、上面が開口し、低温の冷凍液を収納することができる冷凍液収納部を有する前記冷凍容器と、前記冷凍液収納部の上端部側に一端部側が接続され、他端部側が前記冷凍液収納部内に位置する傾斜部と、前記冷凍液収納部に前記冷凍液を充填することができる冷凍液供給手段と、前記傾斜部の上面に前記傾斜部と略平行状態で回転可能に設けられ、隔壁で区切られた複数の区画室を有する被冷凍物収納部材と、前記被冷凍物収納部材の前記区画室に前記被冷凍物を落下状態で供給できる被冷凍物供給手段とで構成され、前記被冷凍物供給工程は、前記被冷凍物収納部の前記冷凍液に没入している部位に前記被冷凍物を個別に供給し、前記回収工程は、前記被冷凍物収納部材を回転させることにより、前記被冷凍物を前記冷凍液から排出することを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載の冷凍装置は、上面が開口し、低温の冷凍液を収納することができる冷凍液収納部を有する冷凍容器と、前記冷凍液収納部の上端部側に一端部側が接続され、他端部側が前記冷凍液収納部内に位置する傾斜部と、前記冷凍液収納部に前記冷凍液を充填することができる冷凍液供給手段と、前記傾斜部の上面に前記傾斜部と略平行状態で回転可能に設けられ、隔壁で区切られた複数の区画室を有する被冷凍物収納部材と、前記被冷凍物収納部材の前記区画室に被冷凍物を落下状態で個別に供給できる被冷凍物供給手段とで構成され、前記被冷凍物収納部材は、使用時において前記複数の被冷凍物収納部の一部が前記冷凍液に常時没入するように設けられており、前記被冷凍物供給手段は、前記被冷凍物収納部の前記冷凍液に没入している部位に前記被冷凍物を供給できることを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の冷凍装置の前記傾斜部には、前記被冷凍物収納部内に残留した前記冷凍液を前記冷凍液収納部に落下させる冷凍液通過手段が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1乃至請求項3に記載の各発明においては、被冷凍物を落下状態で冷凍液に供給することができるので、くっつきやすい物品であっても落下の衝撃により付着せずに冷凍することができる。
(2)隔壁で複数個の区画室に区切られた被冷凍物収納部の冷凍液に没入している部位に被冷凍物を投入することにより、冷凍中も物品同士が付着することを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1乃至
図7は本発明の第1の実施形態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
図1乃至
図7に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は主に食品等の被冷凍物2を冷凍することができる冷凍方法である。
【0011】
この冷凍方法1は、
図1に示すように、液化ガス、液体窒素等の極低温の冷凍液3を冷凍容器4の冷凍液収納部5に供給する冷凍液供給工程6と、前記冷凍液3が収納された前記冷凍容器4に被冷凍物2を落下状態で供給する被冷凍物供給工程7と、所定時間前記冷凍液内に前記被冷凍物を没入させることにより前記被冷凍物2を冷凍する冷凍工程8と、前記冷凍液3内から冷凍された被冷凍物2を取り出す回収工程9とで構成されている。
さて、前記冷凍方法1に用いられる本発明の冷凍装置10は、
図2に示すように、上面が幅広く開口し、低温の冷凍液3を収納することができる凹所状の冷凍液収納部5を有する冷凍容器4と、前記冷凍液収納部5の上端部側の縁部分に一端部側の適宜部位が接続され、一方、少なくとも中央部乃至他端部側が前記冷凍液収納部5内に位置する傾斜部11と、前記冷凍液収納部5に前記冷凍液3を充填することができる冷凍液供給手段12と、前記傾斜部11の上部或いは中央部に、中央部回転軸(以下、「回転軸」という)13を支点に前記傾斜部11の上面と略平行状態で回転可能に設けられ、隔壁14で区切られた被冷凍物収納部15を複数有する被冷凍物収納部材16と、前記被冷凍物収納部材16に前記被冷凍物2を落下状態で個別に供給できる被冷凍物供給手段17とで構成されている。
【0012】
なお、実施形態では、回転軸13の軸筒部の外周壁に対して同心円状態に離間して設けられた環状の隔壁14は、好ましくは、さらに前記軸筒部から被冷凍物収納部15の略円状の外周壁に向かって半径外方向に放射状に延びる複数の仕切り壁14aを含んでいる。
冷凍液供給工程6は、冷凍液収納部5に液体窒素、液体炭酸ガス等の低温の冷凍液3を冷凍液供給手段12により供給する工程である。この冷凍液供給手段12は、本実施形態のようにボンベやタンク等の冷凍液供給源18から配管19等を通じて供給されるものであってもよいし、タンク等から直接冷凍液収納部5に注いで供給されるものであってもよい。なお、本実施形態では液体窒素を冷凍液3として用いている。
【0013】
被冷凍物供給工程7は、主に食品等の被冷凍物2を上方から落下状態で冷凍液3内に個別に落下するように供給する工程である。このように落下状態で冷凍液3内に被冷凍物2を供給することにより、白玉等のくっつきやすい物品であっても、個別に落下状態で供給することで物品同士が付着することなく冷凍液3内に供給して冷凍することができる。なお、個別に供給するとは、所定の時間毎に被冷凍物2を供給する場合、複数個の被冷凍物2を同時に供給する場合であっても、各被冷凍物2の間に一定の距離を保った状態で供給する場合を含むものである。本発明においては複数個の被冷凍物2を一定の距離を保った状態で同時に供給する場合であっても、落下時の衝撃等により物品同士が冷凍液3に投入された際に付着することを防止できる。
【0014】
このとき、被冷凍物2は、
図3に示すように、冷凍液3内で、かつ、被冷凍物収納部15に落下するように被冷凍物供給手段17によって供給される。被冷凍物供給手段17は、ベルトコンベア等により被冷凍物収納部15の上部まで運搬するとともに、被冷凍物2を落下させるものであってもよいし、ホッパー等の容器から落下状態で提供するものであってもよく、被冷凍物収納部15の上部で物品を形成して直接供給してもよいし、人力で被冷凍物2を把持して落下状態で供給してもよい。
【0015】
被冷凍物2は主に食品を想定しているが、食品以外であっても冷凍液3によって冷凍可能な物品であれば被冷凍物2としてもよい。
【0016】
傾斜部11は、本実施形態では傾斜した板状の部材でありその上端部(一端部)付近を除く部位が冷凍液3内に没入しており、傾斜部11の上面に被冷凍物収納部材16の底面が略当接状態で、かつ、傾斜部11と略平行状態で回転可能に設けられている。傾斜部は冷凍容器5に一体的に形成されるものであっても良い。
【0017】
被冷凍物収納部材16は、本実施形態では
図4及び
図5に示すように、羽根車のような円形状の部材である。すなわち、被冷凍物収納部材16は、略円状の外周壁を有し、この外周壁に囲まれた上部が開口し、さらに、外周壁と直交する底壁部の環状隔壁14の外周壁よりも外側の一部に、被冷凍物2が落下することができる開口15aが形成されている。被冷凍物収納部材16は、前述したように、内部空間に相当する凹所状の被冷凍物収納部15は、放射状の複数個の仕切り壁14aで区切られ、いわば複数個の区画室となっている。前述したように、隔壁14は周壁と略相似形の円形状の隔壁14と、被冷凍物収納部材16の中心に向かって形成され、円を分割するような仕切り壁14とで構成されている。このように被冷凍物収納部15は、複数個の区画室を有し、この被冷凍物収納部15の底面の少なくとも一部は開口15aが形成されているので、この開口15aから冷凍した被冷凍物2aを排出することができる。
【0018】
この被冷凍物収納部材16の回転軸13は、モーター20の駆動軸20aに接続状態で取り付けられており、モーター20の駆動軸20aと連動することにより回転する。
そのため、駆動軸20aの回転速度を調節することにより被冷凍物2の冷凍時間に応じて適宜回転スピードを調節することができる。なお、このモーター20は冷凍装置10のフレーム(図示せず)等に固定されている。
【0019】
ところで、被冷凍物収納部材16は、略8角形状、略6角形状等の多角形状とすることもできる。また、本実施形態では、被冷凍物収納部材16の回転軸13をモーターに接続して取り付けているが、傾斜部11の上面に軸支して設けてもよい。
【0020】
この被冷凍物収納部材16は、使用時(物品を冷凍する時)にはその一部、具体的には1/3~2/3程度が冷凍液3に浸かるように取り付けられている。本実施形態では、2/3程度冷凍液3に浸かっている。被冷凍物供給工程7では、被冷凍物収納部材16の一部が冷凍液3に浸かった状態でモーター20により反時計回り等に回転しており、好ましくは、冷凍液3に被冷凍物収納部15が没入する位置付近に被冷凍物2を落下させることが好ましい。
【0021】
傾斜部11は、冷凍液収納部5の1辺の上端部に一端部が取り付けられており、この傾斜部11の一部、本実施形態では、他端部(下端部)から2/3程度に到達するまで冷凍液3を充填することにより、被冷凍物収納部材16を回転させるだけで、被冷凍物2の冷凍液3への没入又は冷凍液3からの露出をさせることができる。
【0022】
この傾斜部11には冷凍液収納部5に連通し、被冷凍物収納部15内に残留した前記冷凍液3を前記冷凍液収納部5に落下させる冷凍液通過手段21が設けられている。この冷凍液通過手段21は、本実施形態では、傾斜部11に形成された貫通孔で、この貫通孔により冷凍液3から外部へ露出した被冷凍物収納部15に残留した冷凍液3を冷凍液収納部5へスムーズに戻すことができ、容易に被冷凍物2を回収することができるとともに、冷凍液3を効率よく使用することができる。なお、傾斜部11に冷凍液収納部5の方向に伸びる溝を形成し、この溝を冷凍液通過手段21としてもよい。この冷凍液通過手段21に被冷凍物2が落下しないように、冷凍液通過手段21を被冷凍物2が通過できない大きさとするか、冷凍液通過手段21の表面に網等の落下防止部材を設けることが望ましい。
【0023】
冷凍工程8では、所定の時間前記冷凍液3内に前記被冷凍物2を没入させることにより前記被冷凍物2を冷凍する。冷凍時間については被冷凍物2によって適宜変更することができる。本実施形態では、
図6に示すように、被冷凍物収納部15に落下した被冷凍物2が所定の時間をかけて被冷凍物収納部材16の回転により冷凍液3から外部へ露出する。
【0024】
回収工程9は、
図7に示すように、被冷凍物収納部材16の回転により冷凍液3から外部へ露出した冷凍済みの被冷凍物2aを取り出す工程である。本実施形態では、前記傾斜部11を固定している冷凍液収納部5の外方の端部に傾斜部11と連続するように外側下方へ傾斜するスロープ4aを形成し、断面視においてこのスロープ4aと傾斜部11が略へ字状となるように形成し、このスロープ4aの先に回収容器22を設けることにより、被冷凍物収納部15の下部の開口15aからこのスロープ4aに被冷凍物2が落下し、スロープ4aから被冷凍物2aが排出されて回収容器22に回収される。本実施形態では、被冷凍物収納部材16を傾斜部11の上面に略当接し、かつ、傾斜部11よりも被冷凍物収納部材16が外方へ突出するように設けることによって、被冷凍物2aを隔壁14によってスロープ4aに押し出し、自動的に回収している。なお、このような自動的に回収できる手段を設けず、手動で回収してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本発明は物品を冷凍する産業に利用される。
【符号の説明】
【0026】
1:冷凍方法、 2:被冷凍物、
3:冷凍液、 4:冷凍容器、
5:冷凍液収納部、 6:冷凍液供給工程、
7:被冷凍物供給工程、 8:冷凍工程、
9:回収工程、 10:冷凍装置、
11:傾斜部、 12:冷凍液供給手段、
13:回転軸、 14:隔壁、14a:仕切り壁、
15:被冷凍物収納部、 16:被冷凍物収納部材、
17:被冷凍物供給手段、 18:冷凍液供給源、
19:配管、 20:モーター、
21:冷凍液通過手段、 22:回収容器。