(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024042573
(43)【公開日】2024-03-28
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240321BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022147367
(22)【出願日】2022-09-15
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】村田 直
(72)【発明者】
【氏名】大前 良介
(72)【発明者】
【氏名】畑 裕育
(72)【発明者】
【氏名】須藤 岳
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】移動経路上の移動に応じた天気の変化を正確に把握したいといった利用者の要望に応えること。
【解決手段】本願に係る情報処理装置は、特定部と、予測部と、提供部とを備える。特定部は、利用者が指定した移動情報に基づいて利用者の移動経路を特定する。予測部は、特定部により特定された移動経路における天気であって移動経路の出発地から到着地へと至るまでの天気を予測する。提供部は、予測部により予測された予測結果を提供する。
【選択図】
図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者が指定した移動情報に基づいて当該利用者の移動経路を特定する特定部と、
前記特定部により特定された移動経路における天気であって当該移動経路の出発地から到着地へと至るまでの天気を予測する予測部と、
前記予測部により予測された予測結果を提供する提供部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記提供部は、
前記移動経路と前記移動経路における天気情報とを地図上に重畳して表示させることで前記予測結果を提供する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記提供部は、
前記移動経路を移動した際の天気の変化を示すコンテンツを地図上に重畳して表示させることで前記予測結果を提供する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記予測部は、
前記移動経路の所定地点に前記利用者が至る時刻と、当該時刻の当該所定地点の天気とを予測する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記予測部は、
前記移動情報が示す移動手段に基づく移動速度に応じて、前記移動経路の所定地点に前記利用者が至る時刻と、当該時刻の当該所定地点の天気とを予測する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記特定部は、
前記移動情報に基づいて特定された移動経路の候補から選択された移動経路を前記利用者の移動経路とする
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記予測部は、
選択された前記移動経路を移動した際の移動経路上の各地点に前記利用者が至る各時刻と、各時刻の各地点の天気とを予測する
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記提供部は、
前記移動経路と前記各地点の天気情報とを地図上に重畳して表示させることで前記予測結果を提供する
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記提供部は、
時刻を操作するスライドバーが表示された地図上で、スライドバーを移動させると、移動後の時刻に応じて、移動経路上で前記利用者が至る位置を変化させるとともに、天気情報を変化させることで、前記予測結果を提供する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
利用者が指定した移動情報に基づいて当該利用者の移動経路を特定する特定工程と、
前記特定工程により特定された移動経路における天気であって当該移動経路の出発地から到着地へと至るまでの天気を予測する予測工程と、
前記予測工程により予測された予測結果を提供する提供工程と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項11】
利用者が指定した移動情報に基づいて当該利用者の移動経路を特定する特定手順と、
前記特定手順により特定された移動経路における天気であって当該移動経路の出発地から到着地へと至るまでの天気を予測する予測手順と、
前記予測手順により予測された予測結果を提供する提供手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、移動経路上の任意の地点の天気情報を表示する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、移動経路上でどのように天気が変化するかを利用者に提示することはできないため、移動経路上の移動に応じた天気の変化を正確に把握したいといった利用者の要望に応えることはできなかった。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、移動経路上の移動に応じた天気の変化を正確に把握したいといった利用者の要望に応えることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る情報処理装置は、利用者が指定した移動情報に基づいて当該利用者の移動経路を特定する特定部と、前記特定部により特定された移動経路における天気であって当該移動経路の出発地から到着地へと至るまでの天気を予測する予測部と、前記予測部により予測された予測結果を提供する提供部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、移動経路上の移動に応じた天気の変化を正確に把握したいといった利用者の要望に応えることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
【
図3】
図3は、移動情報の指定を受け付けるUI画面の一例を示す図である。
【
図4】
図4は、複数の移動経路を候補として表示したUI画面の一例を示す図である。
【
図5】
図5は、移動経路上の各地点において各時刻に予測される天気情報を表示したUI画面の一例を示す図である。
【
図6】
図6は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。
【
図7】
図7は、実施形態に係る天気情報提供サーバの構成例を示す図である。
【
図8】
図8は、実施形態に係る天気情報記憶部の一例を示す図である。
【
図9】
図9は、実施形態に係る雨雲情報記憶部の一例を示す図である。
【
図10】
図10は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
【
図11】
図11は、実施形態に係る移動経路情報記憶部の一例を示す図である。
【
図12】
図12は、実施形態に係る経路天気情報記憶部の一例を示す図である。
【
図13】
図13は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。
【
図14】
図14は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
(実施形態)
〔1.情報処理システムの構成〕
図1に示す情報処理システム1について説明する。
図1に示すように、情報処理システム1は、端末装置10と、天気情報提供サーバ50と、情報処理装置100とが含まれる。端末装置10と、天気情報提供サーバ50と、情報処理装置100とは所定の通信網(ネットワークN)を介して、有線または無線により通信可能に接続される。
図1は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。
【0011】
端末装置10は、移動経路上の移動に応じた天気の変化を正確に把握したいといった要望を有する利用者によって利用される情報処理装置である。例えば、端末装置10は、ある場所から別の場所への移動(例えば、旅行や通学)を計画する利用者によって利用される。端末装置10は、実施形態における処理を実現可能であれば、どのような装置であってもよい。また、端末装置10は、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等の装置であってもよい。
図2では、端末装置10がスマートフォンである場合を示す。
【0012】
端末装置10は、例えば、スマートフォンやタブレット等のスマートデバイスであり、3G~5G(Generation)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信網を介して任意のサーバ装置と通信を行うことができる携帯端末装置である。また、端末装置10は、液晶ディスプレイ等の画面であって、タッチパネルの機能を有する画面を有し、利用者から指やスタイラス等によりタップ操作、スライド操作、スクロール操作等、コンテンツ等の表示データに対する各種の操作を受付けてもよい。
図2では、端末装置10は利用者U1によって利用される。
【0013】
天気情報提供サーバ50は、利用者からの要求に応じて天気情報(天気予報情報)を提供することを目的とした情報処理装置であり、実施形態における処理を実現可能であれば、どのような装置であってもよい。例えば、天気情報提供サーバ50は、ある場所の天気情報の要求を受け付けると、その場所の天気情報を提供する。例えば、天気情報提供サーバ50は、利用者が天気情報を要求した場所の天気の変化(例えば、午後から雨、夕方の降水確率80%など)を示す情報を提供する。天気情報提供サーバ50は、例えば、天気に関する有用な情報を提供するサーバ装置やクラウドシステム等により実現される。
【0014】
情報処理装置100は、移動経路上の移動に応じた天気の変化を正確に把握したいといった利用者の要望に応えることを目的とした情報処理装置であり、実施形態における処理を実現可能であれば、どのような装置であってもよい。例えば、情報処理装置100は、利用者の移動における移動経路を特定し、その移動経路における出発地(現在地でもよい)から到着地(目的地)へ至るまでの天気を予測し予測結果を提供する。情報処理装置100は、例えば、利用者の移動に関して有用な情報を提供するサーバ装置やクラウドシステム等により実現される。
【0015】
なお、
図1では、端末装置10と情報処理装置100とが別装置である場合を示したが、端末装置10と情報処理装置100とが一体であってもよい。また、天気情報提供サーバ50と情報処理装置100とが別装置である場合を示したが、天気情報提供サーバ50と情報処理装置100とが一体であってもよい。
【0016】
〔2.情報処理の一例〕
図2は、実施形態に係る情報処理システム1の情報処理の一例を示す図である。以下実施形態では、利用者U1が、所定の日時(2022年8月31日)に地点Aから地点Bへ移動する計画を有する場合を一例として説明する。なお、以下の説明において、天気情報には、雨雲情報(例えば、雨雲レーダー)、雷情報(例えば、雷レーダー)、台風情報、花粉情報などの、各種気象関連の情報も含まれるものとする。
【0017】
端末装置10は、利用者U1から出発地、到着地、移動時刻、移動手段などの移動情報の指定を受け付けると情報処理装置100へ送信する(ステップS101)。
図3は、移動情報の指定を受け付けるUI画面の一例を示す図である。なお、出発地や到着地は、地図(M1)上での利用者U1の操作に基づき指定されてもよいし、出発地や到着地を示す情報を利用者U1が入力することで指定されてもよい。また、移動時刻は、出発地を出発する出発時刻を指定するものであってもよいし、到着地に到着する到着時刻を指定するものであってもよい。例えば、移動時刻として出発時刻が指定された場合には、その出発時刻に基づき到着時刻が推定される。また、例えば、移動時刻として到着時刻が指定された場合には、その到着時刻に基づき出発時刻が推定される。また、移動手段はどのようなものであってもよく特に限定されないものとする。移動手段は、例えば、電車、バス、自動車、自転車、徒歩などである。
【0018】
情報処理装置100は、利用者U1が指定した移動情報を取得すると、取得した移動情報に基づいて移動経路を特定し移動経路の候補を端末装置10に表示させる(ステップS102)。そして、表示された移動経路の候補を利用者U1が選択すると移動経路が指定される。また、情報処理装置100は、複数の移動経路が特定された場合には、特定された複数の移動経路を候補として端末装置10に表示させる。
図4は、複数の移動経路を候補として表示したUI画面の一例を示す図である。そして、利用者U1は、地図(M2)上に表示された複数の候補の中から移動経路を選択する。そして、移動経路を利用者U1が選択すると移動経路が指定される。
図4では、移動経路P1が指定される。
【0019】
端末装置10は、利用者U1から移動経路の指定を受け付けると情報処理装置100へ送信する(ステップS103)。情報処理装置100は、利用者U1が指定した移動経路の情報を取得すると、取得した情報が示す移動経路を利用者U1の移動経路とする(ステップS104)。
【0020】
情報処理装置100は、指定された移動経路を利用者U1が移動する際に、移動経路上の各地点に利用者U1が至る時刻を予測する(ステップS105)。例えば、情報処理装置100は、移動情報が示す移動手段に基づき移動速度を推定することで、移動経路上の各地点に利用者U1が至る時刻を予測する。例えば、地点Aから地点Bへの移動が山登りなどの場合には、情報処理装置100は、利用者U1の健脚度に基づいて移動速度を推定し、山頂などに至る時刻を予測してもよい。例えば、情報処理装置100は、利用者U1の健脚度が高い場合には、健脚度が低い利用者よりも移動速度を大きく推定し、山頂などに至る時刻として、健脚度が低い利用者よりも早い時刻を予測してもよい。また、移動速度が計測可能な場合には、情報処理装置100は、計測された移動速度に応じて、予測を変更してもよい。また、情報処理装置100は、移動経路上での渋滞情報や遅延情報などを反映して、予測を変更してもよい。
【0021】
情報処理装置100は、移動経路上の各地点において、各地点に利用者U1が至る時刻の天気を予測する(ステップS106)。例えば、情報処理装置100は、地点Aから地点Bへ移動する移動経路上に地点Cがあり、地点Cに利用者U1が至る時刻が時刻T1である場合には、地点Cにおける時刻T1の天気を予測する。また、例えば、情報処理装置100は、地点Aから地点Bへ移動する移動経路上に地点Dがあり、地点Dに利用者U1が至る時刻が時刻T2である場合には、地点Dにおける時刻T2の天気を予測する。なお、移動経路上の各地点は、移動経路の指定時に利用者U1によって予め指定された地点(例えば、地図上で指定された地点)であってもよいし、所定の条件に基づいて情報処理装置100によって設定された地点(例えば、人口が所定の閾値を超える都市、名所として予め定められた場所など)であってもよい。
図5は、移動経路上の各地点において各時刻に予測される天気情報を表示したUI画面の一例を示す図である。
図5では、地図(M3)上に天気情報が表示される。
【0022】
情報処理装置100は、利用者U1の移動経路とともに、移動経路上の各地点に利用者U1が至る時刻に予測される天気情報を地図上に重畳して表示させる(ステップS107)。例えば、情報処理装置100は、地点Cであれば、地点Cにおける時刻T1の天気情報を地図上に表示させる。この際、情報処理装置100は、地点Cであれば、地点Cにおける時刻T1付近の天気の変化を示す情報を地図上に表示させてもよい。例えば、情報処理装置100は、時刻T1の1時間前から1時間後までの天気の変化を示す情報(例えば、時刻T1の1時間前:曇り、時刻T1:雨、時刻T1の1時間後:曇り)を地図上に表示させてもよい。なお、表示の態様はどのようなものであってもよく、地図上に表示させる場合に限られない。例えば、情報処理装置100は、移動経路上の各地点に利用者U1が至る時刻に予測される天気情報として、地点A;出発時;晴れ、地点C;出発から15分;雨、地点D;出発から25分;曇りといったリストを表示させてもよい。また、情報処理装置100は、時刻を操作するスライドバーを地図上に表示させ、スライドバーを移動させると、移動後のスライドバーが示す時刻に応じて、移動経路上で利用者U1が至る位置を変更させるとともに、その位置における天気情報が表示されるように天気情報を変更させてもよい。例えば、情報処理装置100は、利用者U1がスライドバーの位置を「出発から25分」から「出発から15分」へ変更した場合には、利用者U1の位置を「地点D」から「地点C」へ変更させるとともに、天気情報を「曇り」から「雨」へ変更させてもよい。そして、情報処理装置100は、地図上の「地点C」に利用者U1を示すアイコンと「雨」の天気情報とを表示させてもよい。
【0023】
〔3.実施形態の処理のバリエーション〕
(雨雲情報の表示)
上記実施形態において、情報処理装置100は、利用者U1が指定した移動経路上の道中の天候を雨雲情報と合わせて表示させてもよい。具体的には、情報処理装置100は、天気情報とともに、利用者U1が指定した移動経路上の各地点において、各地点に利用者U1が至る時刻に予測される雨雲情報を地図上に重畳して表示させてもよい。また、情報処理装置100は、「濡れずに行ける時間と濡れる率」の関係性を示す情報などを表示させてもよい。また、情報処理装置100は、「雨雲に重ならずに行ける」出発時刻を示す情報などを表示させてもよい。また、情報処理装置100は、出発時刻などの移動時刻が予め定められている場合には、移動経路上で「晴れて景色がよい」地点を示す情報などを表示させてもよい。また、情報処理装置100は、雨雲情報に限られず、雷情報や台風情報や花粉情報などの、各種気象関連の情報を表示させてもよい。
【0024】
〔4.端末装置の構成〕
次に、
図6を用いて、実施形態に係る端末装置10の構成について説明する。
図6は、実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。
図6に示すように、端末装置10は、通信部11と、入力部12と、出力部13と、制御部14とを有する。
【0025】
(通信部11)
通信部11は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部11は、所定のネットワークNと有線又は無線で接続され、所定のネットワークNを介して、情報処理装置100等との間で情報の送取得を行う。
【0026】
(入力部12)
入力部12は、利用者からの各種操作を受け付ける。
図2では、利用者U1からの各種操作を受け付ける。例えば、入力部12は、タッチパネル機能により表示面を介して利用者からの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部12は、端末装置10に設けられたボタンや、端末装置10に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
【0027】
(出力部13)
出力部13は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、出力部13は、情報処理装置100から受信したコンテンツを表示する。
【0028】
(制御部14)
制御部14は、例えば、コントローラ(controller)であり、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、端末装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM(Random Access Memory)を作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムには、端末装置10にインストールされたアプリケーションのプログラムが含まれる。例えば、この各種プログラムには、情報処理装置100から受信したコンテンツを表示させるアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部14は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0029】
図6に示すように、制御部14は、受信部141と、送信部142とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。
【0030】
(受信部141)
受信部141は、情報処理装置100等の他の情報処理装置から各種情報を受信する。例えば、受信部141は、利用者U1が指定した移動情報に基づき特定された移動経路の情報を受信する。例えば、受信部141は、移動経路P1乃至P3の複数の移動経路が特定された場合には、移動経路P1乃至P3の複数の移動経路の情報を受信する。また、例えば、受信部141は、利用者U1が指定した移動経路上の各地点の天気情報を受信する。例えば、受信部141は、移動経路上に地点A乃至Dの複数の地点がある場合には、地点A乃至Dの複数の地点の天気情報を受信する。
【0031】
(送信部142)
送信部142は、情報処理装置100等の他の情報処理装置へ各種情報を送信する。例えば、送信部142は、利用者U1が指定した移動情報を送信する。例えば、送信部142は、利用者U1が指定した出発地、到着地、移動時刻、移動手段などの情報を送信する。また、例えば、送信部142は、利用者U1が指定した移動経路情報を送信する。例えば、送信部142は、提示された複数の移動経路の中から利用者U1が移動経路P1を指定した場合には、移動経路P1を指定した旨の情報を送信する。
【0032】
〔5.天気情報提供サーバの構成〕
次に、
図7を用いて、実施形態に係る天気情報提供サーバ50の構成について説明する。
図7は、実施形態に係る天気情報提供サーバ50の構成例を示す図である。
図7に示すように、天気情報提供サーバ50は、通信部51と、記憶部52と、制御部53とを有する。なお、天気情報提供サーバ50は、天気情報提供サーバ50の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0033】
(通信部51)
通信部51は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部51は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、情報処理装置100等との間で情報の送取得を行う。
【0034】
(記憶部52)
記憶部52は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
図7に示すように、記憶部52は、天気情報記憶部521と、雨雲情報記憶部522とを有する。
【0035】
天気情報記憶部521は、天気情報提供サーバ50の管理者等から受け付けられた各地の天気情報を記憶する。ここで、
図8に、実施形態に係る天気情報記憶部521の一例を示す。
図8に示すように、天気情報記憶部521は、「各地」、「天気情報」といった項目を有する。
【0036】
「各地」は、各地を示す。「天気情報」は、天気情報を示す。
図8に示した例では、「天気情報」に「天気情報#1」や「天気情報#2」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際は、「2022年9月5日:午前晴れ、午後雨、夕方曇り;2022年9月6日:午前雨、午後晴れ、夕方曇り;・・・」などの情報が格納される。
【0037】
雨雲情報記憶部522は、天気情報提供サーバ50の管理者等から受け付けられた雨雲情報を記憶する。ここで、
図9に、実施形態に係る雨雲情報記憶部522の一例を示す。
図9に示すように、雨雲情報記憶部522は、「時刻」、「雨雲情報」といった項目を有する。
【0038】
「時刻」は、時刻を示す。「時刻」は、例えば、1分、5分、10分、1時間単位の時刻を示す。「雨雲情報」は、雨雲情報を示す。
図9に示した例では、「雨雲情報」に「雨雲情報#1」や「雨雲情報#2」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際は、雨雲の位置や大きさや降水確率を示す情報などが格納される。
【0039】
(制御部53)
制御部53は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、天気情報提供サーバ50内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部53は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0040】
図7に示すように、制御部53は、取得部531と、提供部532とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部53の内部構成は、
図7に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0041】
(取得部531)
取得部531は、記憶部52から各種情報を取得する。また、取得部531は、取得した各種情報を記憶部52に格納する。
【0042】
取得部531は、外部の情報処理装置から各種情報を取得する。取得部531は、情報処理装置100等の他の情報処理装置から各種情報を取得する。例えば、取得部531は、利用者U1が指定した移動経路情報に基づき情報処理装置100から送信された移動経路上の天気情報の要求を取得する。また、例えば、取得部531は、利用者U1が指定した移動経路情報に基づき情報処理装置100から送信された移動経路上の各地点に至る時刻における雨雲情報の要求を取得する。
【0043】
(提供部532)
提供部532は、外部の情報処理装置へ各種情報を送信する。提供部532は、情報処理装置100等の他の情報処理装置へ各種情報を送信する。例えば、提供部532は、取得部531により取得された天気情報の要求に基づいて、利用者U1が指定した移動経路上の天気情報を情報処理装置100へ送信する。また、例えば、提供部532は、取得部531により取得された雨雲情報の要求に基づいて、利用者U1が指定した移動経路上の各地点に至る時刻における雨雲情報を情報処理装置100へ送信する。
【0044】
〔6.情報処理装置の構成〕
次に、
図10を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。
図10は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。
図10に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報処理装置100は、情報処理装置100の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0045】
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、端末装置10等との間で情報の送取得を行う。
【0046】
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
図10に示すように、記憶部120は、移動経路情報記憶部121と、経路天気情報記憶部122とを有する。
【0047】
移動経路情報記憶部121は、利用者が指定した移動経路情報を記憶する。ここで、
図11に、実施形態に係る移動経路情報記憶部121の一例を示す。
図11に示すように、移動経路情報記憶部121は、「利用者ID」、「移動経路ID」、「移動経路」といった項目を有する。
【0048】
「利用者ID」は、利用者を識別するための識別情報を示す。「移動経路ID」は、移動経路を識別するための識別情報を示す。「移動経路」は、移動経路を示す。
図11に示した例では、「移動経路」に「移動経路#1」や「移動経路#2」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際は、移動経路上の各地点の位置などの情報が格納される。
【0049】
経路天気情報記憶部122は、利用者が指定した移動経路上の各地点に利用者が至る時刻における天気情報を記憶する。ここで、
図12に、実施形態に係る経路天気情報記憶部122の一例を示す。
図12に示すように、経路天気情報記憶部122は、「利用者ID」、「移動経路ID」、「各地点」、「時刻」、「天気情報」といった項目を有する。
【0050】
「利用者ID」は、利用者を識別するための識別情報を示す。「移動経路ID」は、移動経路を識別するための識別情報を示す。「各地点」は、移動経路上の各地点を示す。「時刻」は、移動経路上の各地点に至る時刻を示す。「天気情報」は、天気情報を示す。
【0051】
(制御部130)
制御部130は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0052】
図10に示すように、制御部130は、取得部131と、特定部132と、予測部133と、提供部134とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、
図10に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0053】
(取得部131)
取得部131は、記憶部120から各種情報を取得する。また、取得部131は、取得した各種情報を記憶部120に格納する。
【0054】
取得部131は、外部の情報処理装置から各種情報を取得する。取得部131は、端末装置10等の他の情報処理装置から各種情報を取得する。例えば、取得部131は、利用者U1が指定した出発地、到着地、移動時刻、移動手段などの移動情報を端末装置10から取得する。また、例えば、取得部131は、利用者U1が指定した移動経路の情報を端末装置10から取得する。また、例えば、取得部131は、利用者U1が指定した移動経路上の各地点の天気情報を天気情報提供サーバ50から取得する。
【0055】
(特定部132)
特定部132は、取得部131により取得された移動情報に基づいて利用者U1の移動経路を特定する。例えば、特定部132は、取得部131により取得された移動情報に基づいて複数の移動経路が特定された場合には、複数の移動経路を利用者U1に提示し、提示された複数の移動経路の中から利用者U1が移動経路P1を指定した場合には、移動経路P1を利用者U1の移動経路とする。
【0056】
(予測部133)
予測部133は、特定部132により特定された移動経路における天気であって移動経路の出発地から到着地へと至るまでの天気を予測する。また、予測部133は、特定部132により特定された移動経路上のある地点に利用者U1が至る時刻を予測する。また、予測部133は、特定部132により特定された移動経路上のある地点に利用者U1が至る時刻のその地点の天気を予測する。また、予測部133は、取得部131により取得された移動情報が示す移動手段に基づく移動速度に応じて、特定部132により特定された移動経路上のある地点に利用者U1が至る時刻と、その時刻のその地点の天気とを予測してもよい。また、予測部133は、利用者U1が移動経路を移動した際の移動経路上のある地点に利用者U1が至る時刻と、その時刻のその地点の天気とを予測してもよい。
【0057】
(提供部134)
提供部134は、予測部133により予測された予測結果を端末装置10へ送信する。例えば、提供部134は、特定部132により特定された移動経路とともに、移動経路における天気情報(例えば、移動経路上の各地点の天気情報)を地図上に重畳して表示させるための情報を端末装置10へ送信する。また、例えば、提供部134は、特定部132により特定された移動経路上を利用者U1が移動した際の天気の変化を示すコンテンツを地図上に重畳して表示させるための情報を端末装置10へ送信する。
【0058】
〔7.情報処理のフロー〕
次に、
図13を用いて、実施形態に係る情報処理システム1による情報処理の手順について説明する。
図13は、実施形態に係る情報処理システム1による情報処理の手順を示すフローチャートである。
【0059】
図13に示すように、情報処理装置100は、利用者が指定した移動情報を取得する(ステップS201)。
【0060】
情報処理装置100は、取得した移動情報に基づいて利用者の移動経路を特定する(ステップS202)。
【0061】
情報処理装置100は、特定した移動経路における天気であって移動経路の出発地から到着地へと至るまでの天気を予測する(ステップS203)。
【0062】
情報処理装置100は、予測した予測結果を利用者へ提供する(ステップS204)。
【0063】
〔8.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、特定部132と、予測部133と、提供部134とを有する。特定部132は、利用者が指定した移動情報に基づいて利用者の移動経路を特定する。予測部133は、特定部132により特定された移動経路における天気であって移動経路の出発地から到着地へと至るまでの天気を予測する。提供部134は、予測部133により予測された予測結果を提供する。
【0064】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、出発地から到着地へと至るまでの移動に応じた天気の変化を正確に把握したいといった利用者の要望に応えることができる。
【0065】
また、提供部134は、移動経路と移動経路における天気情報とを地図上に重畳して表示させることで予測結果を提供する。
【0066】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、利用者の移動に応じた天気の変化を視覚的に簡単に把握したいといった利用者の要望に応えることができる。
【0067】
また、提供部134は、移動経路を移動した際の天気の変化を示すコンテンツを地図上に重畳して表示させることで予測結果を提供する。
【0068】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、利用者の移動に応じた天気の変化を視覚的に簡単に把握したいといった利用者の要望に応えることができる。
【0069】
また、予測部133は、移動経路の所定地点に利用者が至る時刻と、時刻の所定地点の天気とを予測する。
【0070】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、利用者が移動経路上のある地点に至る時刻とその時刻の天気とを予測することができるため、利用者の移動に合った天気情報を提示することができる。
【0071】
また、予測部133は、移動情報が示す移動手段に基づく移動速度に応じて、移動経路の所定地点に利用者が至る時刻と、時刻の所定地点の天気とを予測する。
【0072】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、利用者の移動速度に応じて、利用者が移動経路上のある地点に至る時刻とその時刻の天気とをより正確に予測することができるため、より利用者の移動に合った天気情報を提示することができる。
【0073】
また、特定部132は、移動情報に基づいて特定された移動経路の候補から選択された移動経路を利用者の移動経路とする。
【0074】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、利用者の選択した移動経路に沿った天気情報を提示することができる。
【0075】
また、予測部133は、選択された移動経路を移動した際の移動経路上の各地点に利用者が至る各時刻と、各時刻の各地点の天気とを予測する。
【0076】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、利用者が選択した移動経路上のある地点に至る時刻とその時刻の天気とを予測することができるため、利用者の選択した移動経路に沿った天気情報を提示することができる。
【0077】
また、提供部134は、移動経路と各地点の天気情報とを地図上に重畳して表示させることで予測結果を提供する。
【0078】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、利用者の選択した移動経路に沿った天気情報を視覚的に簡単に把握したいといった利用者の要望に応えることができる。
【0079】
また、提供部134は、時刻を操作するスライドバーが表示された地図上で、スライドバーを移動させると、移動後の時刻に応じて、移動経路上で利用者が至る位置を変化させるとともに、天気情報を変化させることで、予測結果を提供する。
【0080】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、スライドバーを移動させて移動経路上の地点を指定することで、その地点に至る時刻のその地点の天気情報を表示させることができるため、ユーザビリティの向上を促進させることができる。
【0081】
〔9.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置100は、例えば、
図14に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。
図14は、情報処理装置100の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0082】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0083】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを取得してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
【0084】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを、入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0085】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0086】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0087】
〔10.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0088】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0089】
また、上述してきた実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0090】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0091】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0092】
1 情報処理システム
10 端末装置
11 通信部
12 入力部
13 出力部
14 制御部
50 天気情報提供サーバ
51 通信部
52 記憶部
53 制御部
100 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 移動経路情報記憶部
122 経路天気情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 特定部
133 予測部
134 提供部
141 受信部
142 送信部
521 天気情報記憶部
522 雨雲情報記憶部
531 取得部
532 提供部
N ネットワーク