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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024042840
(43)【公開日】2024-03-29
(54)【発明の名称】自動ドア装置
(51)【国際特許分類】
   E06B 7/23 20060101AFI20240322BHJP
   E05F 15/73 20150101ALI20240322BHJP
【FI】
E06B7/23 A
E05F15/73
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022147737
(22)【出願日】2022-09-16
(71)【出願人】
【識別番号】000005005
【氏名又は名称】不二サッシ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000811
【氏名又は名称】弁理士法人貴和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】東 直子
【テーマコード(参考)】
2E036
2E052
【Fターム(参考)】
2E036AA00
2E036AA02
2E036BA01
2E036CA01
2E036CA03
2E036DA02
2E036EB03
2E036EC03
2E036FB01
2E036HA01
2E036HB03
2E036HB06
2E052AA02
2E052EA15
2E052EA16
2E052EC01
2E052EC02
2E052KA04
(57)【要約】
【課題】スライドドアの召し合せ框の見付け幅を小さくした場合にも、召し合せ部を通じて解除具が差し込まれることを防止でき、不正開扉を防止できる、自動ドア装置の構造を実現する。
【解決手段】自動ドア装置1を、召し合せ框33を有するスライドドア2と、スライドドア2が閉扉した状態で召し合せ框33と面外方向に対向して配置される方立3とを備えたものとする。そして、召し合せ框33を、パネル保持溝38aを有する召し合せ框本体42と、少なくとも一部が面外方向に関して召し合せ框本体42よりも方立3側に突出した塞ぎ具43とを有するものとする。これにより、塞ぎ具43は、スライドドア2が閉扉した際に、召し合せ框本体42と方立3との間の隙間47を塞ぐ。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
召し合せ框を有するスライドドアと、
前記スライドドアが閉扉した状態で前記召し合せ框と面外方向に対向して配置される方立と、を備え、
前記召し合せ框は、パネル保持溝を有する召し合せ框本体と、少なくとも一部が面外方向に関して前記召し合せ框本体よりも前記方立側に突出した塞ぎ具とを有し、
前記塞ぎ具は、前記スライドドアが閉扉した際に、前記召し合せ框本体と前記方立との間の隙間を塞ぐ、
自動ドア装置。
【請求項2】
前記塞ぎ具は、面外方向に関して前記隙間よりも前記方立側に突出している、請求項1に記載した自動ドア装置。
【請求項3】
前記塞ぎ具は、前記スライドドアが閉扉した際に、前記方立の見込み面に当接する、請求項1に記載した自動ドア装置。
【請求項4】
前記塞ぎ具は、前記召し合せ框本体と別体に構成され、前記召し合せ框本体に取り付けられている、請求項1に記載した自動ドア装置。
【請求項5】
前記塞ぎ具は、デュロメータ硬さが60度以上の樹脂製又はゴム製である、請求項4に記載した自動ドア装置。
【請求項6】
前記塞ぎ具は、前記召し合せ框本体の外周側見込み面に取り付けられている、請求項4に記載した自動ドア装置。
【請求項7】
前記塞ぎ具は、面外方向に関して前記召し合せ框本体よりも前記方立側に突出した部分に、返し部を有する、請求項1~6のうちのいずれか1項に記載した自動ドア装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、自動ドア装置に関する。
【背景技術】
【0002】
オフィスビルやマンションなどの集合住宅のエントランスには、防犯性能を確保するなどの目的で、入室制限機能を備えた自動ドア装置を設置することが行われている。
【0003】
入室制限機能を備えた自動ドア装置は、人が建物の外部から内部へと入室する際には、電気錠を解錠しない限りスライドドアを開扉せず、入室を許可しないが、人が建物の内部から外部へと退室する際には、建物内部に設置されたセンサが反応してスライドドアを開扉し、電気錠を解錠するための特別な操作を必要とせずに、退室を許可する。
【0004】
このような入室制限機能を備えた自動ドア装置は、入室許可を受けていない部外者の入室を禁止できることから防犯性能を確保できるとともに、建物からの円滑な退室を可能とする。
【0005】
ただし、特開平10-196221号公報(特許文献1)などに記載されているように、入室制限機能を備えた自動ドア装置には、自動ドア装置の隙間から薄板状の解除具を屋内側へと差し込み、建物内部のセンサを反応させてスライドドアを不正に開くという手法で、入室許可を受けていない部外者の不正な侵入を許す恐れがあるという問題がある。
【0006】
このような不正開扉を防ぐために、従来から各種構造が考えられている。たとえば、特開2014-1587号公報(特許文献2)には、スライドドアの下端部とガイドレールとの間の隙間を、スライドドアの下端部に設けた下部塞ぎ具によって塞ぐことで、解除具の差し込みを防止する技術が記載されている。
【0007】
また、スライドドアの召し合せ框と方立との間の召し合せ部に煙返しを設けることで、召し合せ部から解除具が差し込まれるのを防止する技術も従来から知られている。具体的には、スライドドアが閉扉した際に、スライドドアの召し合せ框の見付け面に設けたL字係合片と方立の見付け面に設けたL字係合片とを係合させて煙返しを構成し、召し合せ部から解除具が差し込まれることを防止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開平10-196221号公報
【特許文献2】特開2014-1587号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
自動ドア装置は、建物のエントランスに設置されることが多く、人目に触れやすいことから、意匠性を向上したいとの要求が高い。そして近年、自動ドア装置の意匠性を高めるために、ガラスパネルの左右の側辺を保持する縦框(召し合せ框及び戸先框)を目立たせないようにしたいとの要求が増えている。
【0010】
そこで、縦框を目立たせないようにするために、縦框の見付け幅を、従来構造の縦框の見付け幅よりも小さくすることが考えられる。ところが、縦框の見付け幅を従来構造の縦框の見付け幅よりも小さくした場合には、縦框の剛性が低下しやすくなるため、見付け幅の小さい縦框を備えたスライドドアは、見付け幅の大きい従来構造の縦框を備えたスライドドアに比べて、強風を受けた際の撓み量が大きくなりやすい。
【0011】
このため、たとえば、スライドドアを構成する召し合せ框の見付け幅を、従来構造の召し合せ框の見付け幅よりも小さくした場合、スライドドアが閉扉した際に、召し合せ框の見付け面に設けられたL字係合片を、方立の見付け面に設けられたL字係合片に係合させる寸法が確保できなくなる可能性がある。つまり、召し合せ框の見付け幅を小さくした場合には、召し合せ框と方立との間の召し合せ部に、煙返しを採用することが難しくなる。
【0012】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、スライドドアの召し合せ框の見付け幅を小さくした場合にも、召し合せ部を通じて解除具が差し込まれることを防止でき、不正開扉を防止できる、自動ドア装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本開示の一態様にかかる自動ドア装置は、スライドドアと、方立とを備えている。
前記スライドドアは、召し合せ框を有している。
前記方立は、前記スライドドアが閉扉した状態で前記召し合せ框と面外方向に対向して配置される。
前記召し合せ框は、パネル保持溝を有する召し合せ框本体と、少なくとも一部が面外方向に関して前記召し合せ框本体よりも前記方立側に突出した塞ぎ具とを有している。
前記塞ぎ具は、前記スライドドアが閉扉した際に、前記召し合せ框本体と前記方立との間の隙間を塞ぐ。
【0014】
本開示の一態様にかかる自動ドア装置では、前記塞ぎ具を、面外方向に関して前記隙間よりも前記方立側に突出したものとすることができる。
また、本開示の一態様にかかる自動ドア装置では、前記塞ぎ具を、前記スライドドアが閉扉した際に、前記方立の見込み面に当接させることができる。
あるいは、本開示の一態様にかかる自動ドア装置では、前記塞ぎ具を、前記スライドドアが閉扉した際に、前記方立の見込み面又は見付け面に、当接させずに近接させることもできる。
【0015】
本開示の一態様にかかる自動ドア装置では、前記塞ぎ具を、前記召し合せ框本体とは別体に構成し、前記召し合せ框本体に取り付けることができる。
あるいは、前記塞ぎ具を、前記召し合せ框本体と一体に構成することもできる。
【0016】
本開示の一態様にかかる自動ドア装置では、前記塞ぎ具を、JISK 7215に準じた測定によるデュロメータ硬さが60度以上、好ましくは90度以上の樹脂製又はゴム製とすることができる。
この場合には、前記塞ぎ具を、デュロメータ硬さが60度以上の塩化ビニル(PVC)製とすることができる。
【0017】
本開示の一態様にかかる自動ドア装置では、前記塞ぎ具を、前記召し合せ框本体の外周側見込み面に取り付けることができる。
この場合には、前記塞ぎ具に設けた1ないし複数の係合片を、前記召し合せ框本体の外周側見込み面に設けた1ないし複数の係合溝に係合させることで、前記塞ぎ具を、前記召し合せ框本体の外周側見込み面に取り付けることができる。
あるいは、前記塞ぎ具を、前記召し合せ框本体のうちで、面外方向に関して前記方立と対向する見付け面に取り付けることもできる。
【0018】
本開示の一態様にかかる自動ドア装置では、前記塞ぎ具を、面外方向に関して前記召し合せ框本体よりも前記固定ドア側に突出した部分に、返し部を有するものとすることができる。
この場合には、前記返し部を、面内方向に関して前記方立の見込み面に近づく方向に伸長させることができる。
また、前記返し部を、面内方向に関して前記方立の見込み面に近づくほど、面外方向に関して前記召し合せ框本体に近づく方向に伸長させることもできる。
【発明の効果】
【0019】
本開示の一態様にかかる自動ドア装置によれば、スライドドアの召し合せ框の見付け幅を小さくした場合にも、召し合せ部を通じて解除具が差し込まれることを防止でき、不正開扉を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1図1は、実施の形態の第1例にかかる自動ドア装置を閉扉した状態で屋内側から見た、概略正面図である。
図2図2は、図1のA-A線断面に相当する横断面図である。
図3図3は、スライドドアが開扉した状態における、図1のB-B線断面に相当する縦断面図である。
図4図4は、図1のD-D線断面に相当する縦断面図である。
図5図5は、図2の部分拡大図である。
図6図6は、スライドドアを取り出して示す、正面図である。
図7図7は、スライドドアを取り出して示す、分解斜視図である。
図8図8は、図6のC-C線断面図である。
図9図9は、塞ぎ具を取り出して示す、横断面図である。
図10図10は、本開示の技術思想を適用可能な自動ドア装置の2例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
[実施の形態の第1例]
実施の形態の第1例について、図1図9を用いて説明する。
【0022】
〔自動ドア装置の全体構造〕
自動ドア装置1は、入室制限機能を備えたいわゆるオートロック式の自動ドア装置であり、オフィスビルやマンションのエントランスなどに設置される。
【0023】
以下の説明で、面外方向とは、自動ドア装置1を正面から見たときの奥行方向(見込方向)をいう。また、面内方向とは、面外方向に直交する方向(見付方向)をいう。また、面外方向における屋外側のことは、単に「屋外側」といい、面外方向における屋内側のことは、単に「屋内側」という。また、左右方向及び上下方向とは、自動ドア装置1を正面から見たときの各方向をいう。さらに、左右方向一方側とは、図1図2図5図6及び図8の左側をいい、左右方向他方側とは、図1図2図5図6及び図8の右側をいう。
【0024】
自動ドア装置1は、スライドドア2と、方立3とを含んで構成される。
【0025】
本例の自動ドア装置1は、スライドドア2及び方立3に加え、ドア枠4、固定ドア5、エンジン6、コントローラ7、内部検知センサ8及び補助センサ9をさらに備える。
【0026】
スライドドア2は、ドア枠4の内側に左右方向にスライド移動可能に建て込まれており、電動モータなどのエンジン6により開閉駆動される。エンジン6は、コントローラ7によって制御されている。コントローラ7には、ドア枠4を構成する後述の無目11に設置された内部検知センサ8の出力信号、及び、自動ドア装置1のドア開口部10を横切るように光線を投受光する補助センサ9の出力信号などが入力されている。コントローラ7は、内部検知センサ8によって屋内側のセンサエリアに人や物を検知した場合に、エンジン6を駆動してスライドドア2を開扉する。また、コントローラ7は、補助センサ9の光線が人や物によって遮られている間は、スライドドア2が閉扉しないようにエンジン6を制御する。
【0027】
方立3は、ドア枠4の開口を左右方向に二分割するように、長手方向を上下方向に向けてドア枠4の左右方向中間部に立設されている。固定ドア5は、ドア枠4に対して移動不能に固定されており、ドア枠4の開口の左右方向他方側の半部を塞いでいる。固定ドア5の左右方向一方側の縦辺は、方立3によって構成されている。本例では、ドア枠4の開口の左右方向一方側の半部は、固定ドア5によって塞がれず、自動ドア装置1のドア開口部10となる。ドア開口部10は、スライドドア2によって開閉される。
【0028】
方立3は、スライドドア2よりも屋外側に配置されている。このため、固定ドア5の屋内側部分は、開扉したスライドドア2を収納するための戸袋となる。
【0029】
本例では、本開示の技術思想を、スライドドア2及び固定ドア5をそれぞれ1枚ずつ備えた片引き式の自動ドア装置1に適用した例を示している。ただし、本開示の技術思想は、図10(A)に示すような引分け式の自動ドア装置や、図10(B)に示すような多重片引き式(たとえば2重片引き式)の自動ドア装置などに適用することもできる。
【0030】
本例の自動ドア装置1の場合にも、人が建物の外部から内部へと入室する際には、カードキーなどにより図示しない電気錠を解錠しない限りスライドドア2を開扉せず、入室を許可しないが、人が建物の内部から外部へと退室する際には、建物内部に設置された内部検知センサ8が反応してスライドドア2を開扉し、電気錠を解錠するための特別な操作を必要とせずに、退室を許可する。
以下、本例の自動ドア装置1の主要な構成要素について詳しく説明する。
【0031】
〈ドア枠〉
ドア枠4は、無目(上枠)11と、下枠12と、戸先側縦枠13と、戸尻側縦枠14とを備えている。無目11、下枠12、戸先側縦枠13及び戸尻側縦枠14は、アルミニウム合金製である。
【0032】
無目11は、コ字形の断面形状を有し、下方が開口した収容空間15を有している。収容空間15には、エンジン6及びコントローラ7が収容されている。また、収容空間15には、水平方向に配設されたハンガーレール60が備えられている。ハンガーレール60には、複数のドアハンガー61を利用して、スライドドア2が吊り下げ支持されている。また、収容空間15には、エンジン6の動力をスライドドア2に伝達するためのベルト式プーリ装置などの動力伝達装置62が収容されている。また、無目11のうちで、ドア開口部10の上方に位置する部分の屋内側見付け面には、内部検知センサ8が設置されている。
【0033】
下枠12は、床面に埋設されており、ガイド枠16と固定枠17とを備えている。ガイド枠16は、上方に開口した溝部18を有し、戸先側縦枠13から戸尻側縦枠14にわたる範囲、すなわち、スライドドア2の可動域全体に備えられている。固定枠17は、上方に向けて突出した突起部19を有しており、固定ドア5の下方に位置する部分にのみ備えられている。固定枠17は、ガイド枠16の屋外側に隣接して配置されており、ガイド枠16に対して固定されている。
【0034】
戸先側縦枠13は、ドア枠4の左右方向一方側の縦辺を構成する。戸先側縦枠13は、内周側見込み面の屋内側半部に気密材嵌入溝20を有する。気密材嵌入溝20には、塩化ビニル(PVC)などの樹脂製の枠側気密材21が取り付けられている。枠側気密材21は、底板部21aと1対の中空部21bとを有している。1対の中空部21bは、面外方向に離隔して配置されている。戸先側縦枠13は、内周側見込み面の屋外側部分の上下方向中間部に開口したセンサ取付孔22aを有する。センサ取付孔22aには、補助センサ9を構成する投光器9a(又は受光器9b)が挿入されている。
【0035】
戸尻側縦枠14は、ドア枠4の左右方向他方側の縦辺を構成する。戸尻側縦枠14は、内周側見込み面の屋外側半部に、固定側縦框収容溝23を有している。
【0036】
〈方立〉
方立3は、略矩形筒状に構成されている。方立3の上端部は、無目11の左右方向中間部に固定されており、方立3の下端部は、下枠12の左右方向中間部に固定されている。
【0037】
方立3は、左右方向他方側の見込み面(内周側見込み面)の面外方向中間部に、パネル保持溝24aを有する。パネル保持溝24aには、固定ドア5を構成するガラスパネル(FIX窓)25の左右方向一方側の側辺が挿入保持されている。方立3は、左右方向一方側の見込み面(外周側見込み面)の上下方向中間部に開口したセンサ取付孔22bを有する。センサ取付孔22bは、戸先側縦枠13に備えられたセンサ取付孔22aと同じ高さ位置に備えられている。センサ取付孔22bには、補助センサ9を構成する受光器9b(又は投光器9a)が挿入されている。
【0038】
〈固定ドア(FIX)〉
固定ドア5は、方立3及びガラスパネル25に加え、固定側上框26、固定側下框27及び固定側縦框28をさらに備える。方立3と固定側上框26と固定側下框27と固定側縦框28とは、それぞれの端部を連結することで矩形枠状に構成されている。ガラスパネル25の上辺、下辺及び左右方向他方側の側辺は、固定側上框26、固定側下框27及び固定側縦框28に備えられたパネル保持溝24b~24dに挿入保持されている。方立3、固定側上框26、固定側下框27及び固定側縦框28は、アルミニウム合金製である。
【0039】
固定側上框26は、無目11の収容空間15の下方部分に収容されており、ボルトなどの固定部材29を利用して、無目11に対し移動不能に固定されている。固定側下框27の下端部には、固定枠17に備えられた突起部19が挿入係合されている。これにより、固定側下框27は、固定枠17に対する面外方向のがたつきが防止されている。
【0040】
固定側縦框28は、戸尻側縦枠14に備えられた固定側縦框収容溝23の内側に配置されている。固定側縦框28の外周側見込み面には、塩化ビニルなどの樹脂製の框側気密材30が取り付けられている。框側気密材30は、固定側縦框28と戸尻側縦枠14との間の隙間を塞いでいる。
【0041】
なお、固定ドアから、固定側上框、固定側下框及び固定側縦框を省略し、ガラスパネルの上辺、下辺及び左右方向他方側の側辺のそれぞれを、上枠、下枠及び戸尻側縦枠によって直接保持することもできる。本例では、固定ドアに、固定側上框、固定側下框及び固定側縦框を備えているため、施工現場でのガラス入れに関する施工性を向上することができる。
【0042】
〈スライドドア〉
スライドドア2は、上端部に、戸車を備えたドアハンガー61を複数有している。スライドドア2は、無目11に備えられたハンガーレール60に戸車を懸架することで、無目11に対してスライド移動可能に吊り下げ支持されている。一部のドアハンガー61は、動力伝達装置62のプーリ装置を構成するタイミングベルトに固定されている。このため、スライドドア2は、エンジン6によってタイミングベルトを回転駆動することで水平方向に駆動される。
【0043】
スライドドア2は、下端部に、ガイドブロック31を複数(図示の例では2個)有している。ガイドブロック31は、ガイド枠16の溝部18に挿入されている。このため、スライドドア2の下端部は、溝部18に沿ってスライド移動する。これにより、スライドドア2の下端部が、ガイド枠16に対し面外方向にがたつくことを防止している。
【0044】
本例のスライドドア2は、下端部に全長にわたって下部塞ぎ具32を有している。下部塞ぎ具32は、略T字形の断面形状を有している。下部塞ぎ具32の下辺部は、ガイド枠16の溝部18とガイドブロック31との間の隙間に挿入されている。これにより、スライドドア2を構成する後述の下框35とガイド枠16との間の隙間を、下部塞ぎ具32によって塞いでいる。
【0045】
スライドドア2は、召し合せ框33を有する。
【0046】
本例のスライドドア2は、召し合せ框33に加え、上框34と、下框35と、戸先框36と、矩形板状のガラスパネル37とを有する。召し合せ框33と上框34と下框35と戸先框36とは、それぞれの端部を連結することで矩形枠状に構成されている。ガラスパネル37の上辺、下辺及び左右方向両側の側辺は、上框34、下框35、召し合せ框33及び戸先框36に備えられたパネル保持溝38a~38dに挿入保持されている。召し合せ框33を構成する後述の召し合せ框本体42、上框34、下框35及び戸先框36は、アルミニウム合金製である。なお、本例では、スライドドア2を構成する上框34を、固定ドア5を構成する固定側上框26と共通の部品とし、かつ、スライドドア2を構成する下框35を、固定ドア5を構成する固定側下框27と共通の部品としている。
【0047】
ガラスパネル37の下辺は、セッティングブロック39を介して、下框35に備えられたパネル保持溝38cの底部に突き当てられている。ガラスパネル37の左右の側辺と、召し合せ框33及び戸先框36に備えられたパネル保持溝38a、38dの底部との間には、それぞれスペーサブロック40が嵌装されている。また、ガラスパネル37の外周縁寄り部分の面外方向両側の側面と、パネル保持溝38a~38dの開口部との間部分は、屋外側シール材41a及び屋内側シール材41bにより全周にわたり密封されている。
【0048】
本例では、スライドドア2の左右の縦框である召し合せ框33及び戸先框36を目立たせないようにするために、図6に示すように、召し合せ框33及び戸先框36のそれぞれの見付け幅を、従来構造のスライドドアに比べて小さくしている。
【0049】
具体的には、召し合せ框33及び戸先框36のそれぞれの見付け幅(W)を、25mm以下として、従来構造のスライドドアの召し合せ框及び戸先框の見付け幅(35mm)よりも小さくしている。本例では、召し合せ框33及び戸先框36のそれぞれの見付け幅を9mmとし、召し合せ框33及び戸先框36のそれぞれの上下方向長さ(L)を3000mmとしている。このため、召し合せ框33及び戸先框36のそれぞれの上下方向長さに対する見付け幅の比(W/L)は、0.003となる。召し合せ框33及び戸先框36のそれぞれの上下方向長さに対する見付け幅の比(W/L)は、0.0083以下とすることができる。本例では、召し合せ框33の見付け幅(W)は、方立3の見付け幅よりも小さいが、方立3の見付け幅についても、召し合せ框33の見付け幅と同程度の大きさにすることもできる。
【0050】
《召し合せ框》
召し合せ框33は、召し合せ框本体42と、塞ぎ具43とを有している。
【0051】
本例では、召し合せ框本体42と塞ぎ具43とを別体に構成し、塞ぎ具43を召し合せ框本体42に対して取り付けている。召し合せ框本体42の上下方向長さと塞ぎ具43の上下方向長さとは、互いに同じである。別の言い方をすれば、召し合せ框本体42の全長にわたって塞ぎ具43が取り付けられている。
【0052】
召し合せ框本体42は、左右方向一方側の見込み面(内周側見込み面)にパネル保持溝38aを有しており、左右方向他方側の見込み面(外周側見込み面)に複数(図示の例では2つ)の係合溝46a、46bを有している。
【0053】
召し合せ框本体42は、それぞれが上下方向に伸長しかつ面外方向に互いに離隔して配置された1対の矩形筒部44a、44bと、矩形筒部44a、44bを連結する連結板部45とからなる。
【0054】
屋外側に配置された矩形筒部44aは、屋内側見付け面の左右方向他方側の端部に、屋内側に向けて突出した突条を備えている。また、屋内側に配置された矩形筒部44bは、屋外側見付け面の左右方向他方側の端部に、屋外側に向けて突出した突条を備えている。
【0055】
連結板部45は、クランク形の断面形状を有している。連結板部45の面外方向中間部は平板状に構成されているのに対し、連結板部45の面外方向両側の端部は断面略L字状に屈曲している。
【0056】
パネル保持溝38aは、連結板部45の内周側見込み面と2つの矩形筒部44a、44bとの間に形成されている。係合溝46aは、略L字形の断面形状を有しており、連結板部45の外周側見込み面と屋外側の矩形筒部44aとの間に形成されている。係合溝46bは、略L字形の断面形状を有しており、連結板部45の外周側見込み面と屋内側の矩形筒部44bとの間に形成されている。本例では、連結板部45の面外方向両側の端部を屈曲形状とすることで、外周側見込み面に係合溝46a、46bを形成するとともに、召し合せ框本体42の剛性の向上も図っている。
【0057】
本例では、図2に示すように、召し合せ框本体42は、スライドドア2が閉扉した状態で、方立3の左右方向他方側部分と面外方向に重なる位置に配置される。また、スライドドア2が閉扉した状態で、方立3と召し合せ框本体42との間には、隙間47が形成される。隙間47の面外方向の寸法は、数mm程度であり、本例では5mmである。
【0058】
塞ぎ具43は、長尺の略薄板平板状に構成されている。塞ぎ具43の屋外側の端部は、面外方向に関して召し合せ框本体42よりも方立3側である屋外側に突出している。塞ぎ具43は、スライドドア2が閉扉した際に、方立3の平坦面状の内周側見込み面に当接して、隙間47の左右方向他方側(屋内側)の開口を上下方向の全長にわたって塞ぐ。
【0059】
塞ぎ具43は、JIS K 7215に準じた測定によるデュロメータ硬さが60度以上、好ましくは90度以上の樹脂製又はゴム製である。本例では、塞ぎ具43を、デュロメータ硬さが90度の塩化ビニル製としている。
【0060】
本例の塞ぎ具43は、基部48と、塞ぎ具本体49と、複数(図示の例では2つ)の係合片50a、50bとを有している。塞ぎ部43の硬さは、全体を同じとすることもできるし、部位に応じて異ならせることもできる。塞ぎ部43の硬さを部位に応じて異ならせる場合には、たとえば、塞ぎ部43を二色成形により製造し、塞ぎ具本体49の硬さを、基部48の硬さよりも柔らかくすることができる。この場合、塞ぎ部本体49の硬さをデュロメータ硬さで60度とすることができる。
【0061】
基部48は、長尺の平板形状を有している。基部48の板厚(見付け幅)は、召し合せ框本体42の見付け幅よりも小さく、召し合せ框本体42の見付け幅の1/4~1/2程度である。図示の例では、基部48の板厚は、召し合せ框本体42(矩形筒部44a、44b)の見付け幅のおよそ1/3である。また、基部48は、左右方向他方側の側面と屋内側の見付け面との接続部に、R面取り部を有している。
【0062】
塞ぎ具本体49は、塞ぎ具43のうちで、召し合せ框本体42よりも屋外側に突出した部分に備えられている。塞ぎ具本体49は、鉤形状(断面略J字形状)を有しており、先端が折れ曲がっている。
【0063】
塞ぎ具本体49は、基部48の屋外側の見付け面から屋外側に向けて伸長した平板状の塞ぎ板部51と、塞ぎ板部51の屋外側の端部から、方立3の内周側見込み面に近づく方向である左右方向一方側に向けて折れ曲がった返し部52とからなる。なお、塞ぎ具本体を、平板状の塞ぎ板部のみから構成し、返し部を省略することもできる。
【0064】
塞ぎ板部51の板厚は、基部48の板厚よりも小さい。図示の例では、塞ぎ板部51の板厚は、基部48の板厚の1/2程度である。塞ぎ板部51の屋内側の端部は、基部48の屋外側の見付け面のうちの左右方向他方側の半部につながっている。塞ぎ板部51の左右方向他方側の側面は、基部48の左右方向他方側の側面と同一の仮想平面上に存在している。
【0065】
返し部52は、左右方向一方側に向かうほど、面外方向に関して召し合せ框本体42に近づく方向である屋内側に向けて伸長している。このため、返し部52と塞ぎ板部51との間の挟角は、鋭角である。返し部52の先端部は、左右方向に関して、基部48の左右方向一方側の側面とほぼ同じ位置に配置されている。本例では、スライドドア2が閉扉した際に、返し部52の先端部が方立3の内周側見込み面の屋内側部分に当接する。ただし、スライドドア2が閉扉した際に、返し部52の先端部を方立3の内周側見込み面の屋内側部分に当接させずに近接させることもできる。
【0066】
係合片50a、50bは、基部48の左右方向一方側の側面に面外方向に離隔して備えられている。屋外側の係合片50aは、基部48の左右方向一方側の側面の面外方向中間部に備えられている。これに対して、屋内側の係合片50bは、基部48の左右方向一方側の側面の屋内側の端部に備えられている。係合片50a、50bのそれぞれは、略L字形の断面形状を有している。ただし、屋外側の係合片50aと屋内側の係合片50bとでは、面外方向に関する向きが逆向きである。
【0067】
本例では、係合片50a、50bを、召し合せ框本体42の外周側見込み面に備えられた係合溝46a、46bに対して係合させることで、塞ぎ具43を、召し合せ框本体42の外周側見込み面に取り付けている。また、塞ぎ具43を召し合せ框本体42の外周側見込み面に取り付けた状態で、基部48の左右方向一方側の側面を、連結板部45及び屋外側の矩形筒部44aのそれぞれの外周側見込み面に面接触させている。なお、塞ぎ具は、係合片と係合溝との係合に加えて又は代替して、接着固定、かしめ固定、圧入固定、ボルト固定などの固定手段により、召し合せ框本体に取り付けることができる。
【0068】
本例では、塞ぎ具43を召し合せ框本体42の外周側見込み面に取り付けた状態で、連結板部45及び屋外側の矩形筒部44aのそれぞれの外周側見込み面は、塞ぎ具43により覆われるが、屋内側の矩形筒部44bの外周側見込み面は、塞ぎ具43により覆われずに露出する。
【0069】
《戸先框》
本例の戸先框36は、召し合せ框33を構成する召し合せ框本体42と左右方向に関する向きは逆向きであるが、召し合せ框本体42と同じ形状を有している。つまり、戸先框36と召し合せ框本体42とは、共通の部品である。なお、本例では、固定ドア5を構成する固定側縦框28についても、召し合せ框本体42及び戸先框36と共通の部品である。
【0070】
戸先框36は、内周側見込み面にパネル保持溝38dを有しており、外周側見込み面に複数(図示の例では2つ)の係合溝55a、55bを有している。
【0071】
戸先框36は、1対の矩形筒部53a、53bと連結板部54とからなる。パネル保持溝38dは、連結板部54の内周側見込み面と2つの矩形筒部53a、53bとの間に形成されている。また、係合溝55aは、連結板部54の外周側見込み面と屋外側の矩形筒部53aとの間に形成されており、係合溝55bは、連結板部54の外周側見込み面と屋内側の矩形筒部53bとの間に形成されている。
【0072】
戸先框36の外周側見込み面には、塩化ビニルなどの樹脂製の框側気密材56が取り付けられている。
【0073】
框側気密材56は、略D字形の断面形状を有する気密材本体57と、複数(図示の例では2つ)の係合突片58a、58bとを有する。
【0074】
本例では、係合突片58a、58bを係合溝55a、55bに対して係合させることで、框側気密材56を、戸先框36の外周側見込み面に取り付けている。
【0075】
框側気密材56は、スライドドア2が閉扉した際に、戸先側縦枠13に備えられた枠側気密材21に突き当たる。具体的には、気密材本体57の先端部が底板部21aに突き当たる。また、矩形筒部53a、53bの外周側見込み面は、枠側気密材21を構成する1対の中空部21bに突き当たる。これにより、スライドドア2が閉扉する際の衝突音の発生を抑制している。
【0076】
以上のような本例の自動ドア装置1によれば、スライドドア2の召し合せ框33の見付け幅を小さくした場合にも、召し合せ部を通じて屋内側に解除具が差し込まれることを防止でき、不正開扉を防止できる。
すなわち、本例の自動ドア装置1は、スライドドア2が閉扉した際に、スライドドア2の召し合せ框33を構成する塞ぎ具43を、方立3の内周側見込み面に当接させて、召し合せ框本体42と方立3との間の隙間47の左右方向他方側の開口を塞ぐ構成を採用している。このため、召し合せ框33の見付け幅を小さくすることで、強風時におけるスライドドア2の撓み量が大きくなる場合にも、塞ぎ具43と方立3の内周側見込み面との面外方向の係り代の大きさ(塞ぎ具本体49の突出量)δを、スライドドア2の撓み量に応じて予め定めておけば、スライドドア2が閉扉した際に、塞ぎ具43を方立3の内周側見込み面に対して確実に当接させることができる。
【0077】
そして、塞ぎ具43を方立3の内周側見込み面に当接させて、隙間47の左右方向他方側の開口を塞げば、図2に鎖線で示したように、薄板状の解除具59を屋外側から隙間47に挿入して、内部検知センサ8を反応させようとした場合にも、解除具59の左右方向他方側の端部(先端部)は、塞ぎ具43の塞ぎ具本体49に突き当たり、屋内側に差し込むことはできなくなる。したがって、本例の自動ドア装置1によれば、スライドドア2を不正に開扉することを防止できる。
【0078】
また、本例では、塞ぎ具43を、デュロメータ硬さが60度以上である硬度の高い樹脂製又はゴム製としているため、解除具59によって押圧された場合の変形を抑制できるとともに、塞ぎ具本体49が方立3の内周側見込み面に当接した際の衝突音の発生を抑制できる。なお、塞ぎ具を金属製とした場合や、召し合わせ框本体42と一体に構成した場合には、塞ぎ具本体又は/及び方立の見込み面に衝突音を緩和するためのゴムなどを取り付けることで、塞ぎ具の変形の抑制と衝突音の抑制との両立を図ることもできる。
【0079】
また、本例では、塞ぎ具本体49の先端部に返し部52を設けているため、解除具59の先端部が、塞ぎ板部51の左右方向一方側の側面に突き当たることで屋外側に向けて屈曲した場合にも、解除具59の先端具を返し部52にて受け止めることができる。このため、解除具59の先端部が、塞ぎ具本体49と方立3の内周側見込み面との当接部を通じて屋内側に侵入することを防止できる。
【0080】
また、本例では、塞ぎ具43を、長尺の略薄板平板状に構成し、召し合せ框本体42の外周側見込み面に対して取り付けているため、ドア開口部10を通行する人などに対して、塞ぎ具43を目立たせないようにすることもできる。したがって、自動ドア装置1の意匠性を向上する面で有利になる。
【0081】
また、本例では、スライドドア2の下端部に設けた下部塞ぎ具32の下辺部を、ガイド枠16の溝部18に挿入し、スライドドア2の下框35とガイド枠16との間の隙間を、下部塞ぎ具32によって塞いでいる。このため、下框35とガイド枠16との間の隙間から解除具59が差し込まれることを防止できる。
【0082】
また、本例では、固定ドア5を構成する固定側縦框28を、戸尻側縦枠14に備えられた固定側縦框収容溝23の内側に配置している。このため、固定側縦框28と戸尻側縦枠14との間の隙間から解除具59が差し込まれることを防止できる。
【0083】
また、本例では、スライドドア2が閉扉した際に、框側気密材56を構成する気密材本体57の先端部が、枠側気密材21を構成する底板部21aに突き当たり、かつ、戸先框36を構成する矩形筒部53a、53bの外周側見込み面が、枠側気密材21を構成する1対の中空部21bに突き当たる。そして、この状態で、気密材本体57が、面外方向に関して1対の中空部21b同士の間に配置される。このように本例では、戸先側縦枠13と戸先框36との間の密封構造を複雑にしている。したがって、戸先側縦枠13と戸先框36との間の隙間から解除具59が差し込まれることを防止できる。
【0084】
以上、本開示の実施の形態について説明したが、本開示の技術思想はこれに限定されることなく、適宜変更可能である。
【0085】
本開示の技術思想は、実施の形態で説明した構造に限定されない。たとえば、塞ぎ具の構造及び形状は、適宜変更することができる。また、召し合せ框本体に対する塞ぎ具の取付け構造についても、実施の形態で説明した構造に限定されず、適宜変更することができる。たとえば、召し合わせ框本体に係合片を設け、該係合片を、塞ぎ具に設けた係合溝に係合させることができる。
【符号の説明】
【0086】
1 自動ドア装置
2 スライドドア
3 方立
4 ドア枠
5 固定ドア
6 エンジン
7 コントローラ
8 内部検知センサ
9 補助センサ
9a 投光器
9b 受光器
10 ドア開口部
11 無目
12 下枠
13 戸先側縦枠
14 戸尻側縦枠
15 収容空間
16 ガイド枠
17 固定枠
18 溝部
19 突起部
20 気密材嵌入溝
21 枠側気密材
21a 底板部
21b 中空部
22a、22b センサ取付孔
23 固定側縦框収容溝
24a~24d パネル保持溝
25 ガラスパネル
26 固定側上框
27 固定側下框
28 固定側縦框
29 固定部材
30 框側気密材
31 ガイドブロック
32 下部塞ぎ具
33 召し合せ框
34 上框
35 下框
36 戸先框
37 ガラスパネル
38a~38d パネル保持溝
39 セッティングブロック
40 スペーサブロック
41a 屋外側シール材
41b 屋内側シール材
42 召し合せ框本体
43 塞ぎ具
44a、44b 矩形筒部
45 連結板部
46a、46b 係合溝
47 隙間
48 基部
49 塞ぎ具本体
50a、50b 係合片
51 塞ぎ板部
52 返し部
53a、53b 矩形筒部
54 連結板部
55a、55b 係合溝
56 框側気密材
57 気密材本体
58 係合突片
59 解除具
60 ハンガーレール
61 ドアハンガー
62 動力伝達装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10