(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024043008
(43)【公開日】2024-03-29
(54)【発明の名称】車両用テーブルの取付構造
(51)【国際特許分類】
B60N 3/00 20060101AFI20240322BHJP
【FI】
B60N3/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022147977
(22)【出願日】2022-09-16
(71)【出願人】
【識別番号】000003997
【氏名又は名称】日産自動車株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000124454
【氏名又は名称】河西工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100098327
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】中村 啄流
(72)【発明者】
【氏名】北井 一城
(72)【発明者】
【氏名】長沼 義知
【テーマコード(参考)】
3B088
【Fターム(参考)】
3B088AA02
(57)【要約】
【課題】シートバックの後面に設けられたテーブルが車両側突時に飛散することを抑制する。
【解決手段】車両用テーブルの取付構造Sは、シートバック1の後面1aに設けられたテーブル2と、シートバック1のフレーム1fとを連結するストラップ3を備える。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートバックの後面に設けられたテーブルと、
前記テーブルと前記シートバックのフレームとを連結するストラップと、
を備えた車両用テーブルの取付構造。
【請求項2】
前記シートバックの後面に、当該後面に沿うように設けられたベース部
をさらに備え、
前記テーブルは、前記ベース部に、前記テーブルの天面が上向きになる第1位置と、前記テーブルの裏面が前記シートバックの前後方向に前記ベース部と対向する第2位置と、の間で回動可能に支持され、
前記ストラップは、一端を前記テーブルの裏面に、他端を前記ベース部にそれぞれ接続され、
前記第2位置にある前記テーブルの裏面と、前記ベース部との間に、前記ストラップを収容する収容空間が設けられた、請求項1に記載の車両用テーブルの取付構造。
【請求項3】
前記ベース部に接続された前記ストラップの前記他端の高さは、前記第2位置にある前記テーブルの上端縁よりも低い、請求項2に記載の車両用テーブルの取付構造。
【請求項4】
基端部が前記ベース部に回動可能に支持され、先端部が前記テーブルにスライド移動可能に連結されたステーと、
前記テーブルの裏面に設けられ、前記ステーの先端部のスライド移動を案内するガイド部材と、
前記ストラップの前記一端に取り付けられた第1ブラケットと、
をさらに備え、
前記第1ブラケットは、前記テーブルの裏面に前記ガイド部材と共締めされている、請求項2又は3に記載の車両用テーブルの取付構造。
【請求項5】
前記ストラップの前記他端に取り付けられた第2ブラケット
をさらに備え、
前記第2ブラケットは、前記シートバックのフレームに前記ベース部と共締めされている、請求項2又は3に記載の車両用テーブルの取付構造。
【請求項6】
前記ベース部が、前記シートバックのフレームのうち車幅方向に延在する面に締結具により締結されている、請求項2又は3に記載の車両用テーブルの取付構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用テーブルの取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、車両用シートのカップホルダ装置を開示している。この装置は、シートバックの後側に配置されるベースボードと、ベースボードの下部に、ヒンジ機構によって回動可能に装着されてベースボードに沿う格納位置と水平状に張り出される張出位置とに配置切換可能に設けられたテーブルボードとを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1の装置では、車両側突時にテーブルボードがベースボードから外れて飛散する可能性があった。
【0005】
本発明の目的は、シートバックの後面に設けられたテーブルが車両側突時に飛散することを抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様にかかる車両用テーブルの取付構造は、シートバックの後面に設けられたテーブルと、シートバックのフレームとを連結するストラップを備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、シートバックの後面に設けられたテーブルが車両側突時に飛散することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】実施形態に係るシートバックを示す後面斜視図である。
【
図2】テーブルが開位置にあるときの車両用テーブルの取付構造を示す後面図である。
【
図3】
図2のIII-III線に沿った断面図である。
【
図4】テーブルが閉位置にあるときの車両用テーブルの取付構造を示す、
図3に相当する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態にかかる車両用テーブルの取付構造Sについて、図面を参照して説明する。各図中のFR,RRは、車両前後方向前方、後方をそれぞれ示し、LH,RHは、車幅方向左方、右方を、UP,DNは、上方、下方をそれぞれ示す。
図3、
図4及び
図6中のXf,Xrは、シートバック前後方向Xの前方、後方をそれぞれ示す。また、同一の機能を有する要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0010】
車両用テーブルの取付構造Sは、
図1~
図4に示すように、シートバック1の後面1aに設けられたテーブル2と、テーブル2とシートバック1のフレーム1fとを連結するストラップ3と、を備えている。フレーム1fは、シートバック1の骨格を構成する部材である。フレーム1fは、シートバック1の上部においてシートバック幅方向に延びるトップフレーム1faと、シートバック1の両側部において上下に延びるサイドフレーム1fbと、サイドフレーム1fb間に架設された平板状のクロスメンバ1fcとを含む。クロスメンバ1fcの後面は、シートバック幅方向に延在している。なお、シートバック幅方向とは、シートバック前後方向Xに垂直かつ水平な方向であり、本実施形態では車幅方向に平行である。
【0011】
取付構造Sは、
図2~
図5に示すように、テーブル2を回動可能に支持するベース部4と、ステー5と、ガイド部材6とを備えてもよい。ステー5の基端部5Aは、ベース部4に回動可能に支持され、ステー5の先端部5Bは、テーブル2にスライド移動可能に連結されている。また、ガイド部材6は、ステー5の先端部5Bのスライド移動を案内する。
【0012】
ベース部4は、シートバック1の後面1aに固定された、正面視で略矩形状の板状部材であり、
図3及び
図4に示されるように、シートバック1の後面1aに、後面1aに沿うような姿勢で取り付けられている。具体的には、ベース部4は、
図2に示すように、ボルト・ナット等の締結具Fにより、シートバック1のクロスメンバ1fcの後面に締結されている。ベース部4の上部には、
図3~
図5に示すように、左右のアーム部4aが突設されている。各アーム部4aは、ベース部4の上部から後方かつ上方に向けて延びている。各アーム部4aの先端部には、ヒンジHが設けられており、ヒンジHは、テーブル2を回動可能に支持している。
【0013】
テーブル2は、ベース部4と同様、正面視で略矩形状の板状部材である。テーブル2は、
図3に示す第1位置である開位置と、
図4に示す第2位置である閉位置との間で回動可能である。開位置では、テーブル2は、その天面2aが上向きになる姿勢となる。閉位置では、テーブル2は、天面2aがシートバック前後方向X後方向きとなり、裏面2bがベース部4の後面とシートバック前後方向Xに間隔をあけて対向する姿勢となる。閉位置にあるテーブル2の裏面2bとベース部4の後面との間には、ストラップ3を収容する収容空間Aが形成されている。開位置にあるときのテーブル2の前端部、即ち、閉位置にあるときのテーブル2の上端部が、ベース部4のヒンジHに取り付けられている。また、テーブル2の外形は、ベース部4の外形よりも大きい。このため、
図1に示すように、閉位置にあるテーブル2は、シートバック前後方向X後方から視たときにベース部4を覆う。
【0014】
ステー5は、テーブル2を開位置及び閉位置で保持する棒状部材である。本実施形態のステー5は、
図2及び
図5に示されるように、左右一対のロッド7から構成されている。なお、ステー5は、いずれか一方のロッド7のみから構成されてもよい。ステー5の基端部5Aを構成する各ロッド7の基端部7Aは、ベース部4に、
図3に示す第1角度と、
図4に示す第2角度との間で回動可能に支持されている。各ロッド7は、第1角度でテーブル2を開位置に保持し、第2角度でテーブル2を閉位置に保持する。各ロッド7の基端部7Aは、第1角度では先端部7Bより低い位置に位置し、第2角度では先端部7Bより高い位置に位置する。
【0015】
各ロッド7の基端部7Aは、
図5に示すように、シートバック幅方向外方に向けてL字状に折り曲げられた形状を有している。基端部7Aは、ロッド7の回動中心となる回動軸部7aと、回動軸部7aと直交する方向に延び、後述する湾曲凸部8の周縁部8aに摺接する摺接部7bとを備えている。回動軸部7aは、シートバック幅方向外方に延び、ベース部4におけるヒンジHより前方かつ下方の位置に設けられた穴4bに、回動可能かつ軸方向移動可能に嵌合されている。穴4bは、シートバック幅方向内方向きの開口を有し、当該開口からシートバック幅方向外方に延びている。穴4bは、その内周面で回動軸部7aを回動可能に支持している。
【0016】
図3~
図5に示すように、ベース部4における穴4bの近傍で、各ロッド7の摺接部7bのシートバック幅方向外側には、シートバック幅方向内側に凸の湾曲凸部8が形成されている。湾曲凸部8のシートバック幅方向内側の周縁部8aは、シートバック前後方向視においてシートバック幅方向内側に凸の円弧状を呈し、かつ、シートバック幅方向視において回動軸部7aを中心とする円弧に沿って延びている。
【0017】
湾曲凸部8は、各ロッド7が回動する際、摺接部7bを周縁部8aに沿って案内する。このときロッド7の摺接部7bは、湾曲凸部8の周縁部8aに摺接しながら移動する。摺接部7bが周縁部8aに乗り上げている間、左右のロッド7は、
図5に矢印で示すように、双方の基端部7Aが互いに接近するように弾性変形する。そして、摺接部7bが湾曲凸部8を乗り越えて、両ロッド7が第1角度または第2角度に位置したとき、上記弾性変形が復元する。
【0018】
このロッド7の復元力または弾性力が、摺接部7bが周縁部8aに乗り上げる際に周縁部8aと摺接部7bとの間に高い摩擦抵抗を生じさせる。この摩擦抵抗が、第1角度にあるロッド7が第2角度に向けて回動を開始する際の、または、第2角度にあるロッド7が第1角度に向けて回動を開始する際の抵抗力となる。これにより、各ロッド7の基端部7Aは、第1角度において湾曲凸部8の上端8bに係止し、第2角度において湾曲凸部8の下端8cに係止する。当該係止により、各ロッド7は、第1角度と第2角度とにおいてその角度に保持される。
【0019】
ステー5の先端部5Bを構成する各ロッド7の先端部7Bは、
図5に示すように、シートバック幅方向内方に向けてL字状に折り曲げられた形状を有しており、シートバック幅方向内方に延びるスライド部7cを備えている。
【0020】
各ロッド7の先端部7Bは、
図3~
図5に示すように、テーブル2の裏面2bに設けられたガイド部材6を介して、テーブル2にスライド移動可能に連結されている。ガイド部材6は、正面視で略矩形状の板状部材である。ガイド部材6のシートバック幅方向外側の両端縁には、シートバック幅方向外方に向けて開口するガイドスロット6aがそれぞれ設けられている。各ガイドスロット6aは、シートバック幅方向視において、ヒンジHを中心とする径方向に沿って直線状に延びている。
【0021】
ロッド7のスライド部7cは、それぞれガイドスロット6aにスライド移動可能に挿入されており、テーブル2の回動に伴って、ガイドスロット6aに案内されつつガイドスロット6a内をその長手方向に沿って移動する。
図3に示すように、テーブル2が開位置にあり、ロッド7が第1角度に位置するとき、スライド部7cは、ガイドスロット6aの最もヒンジH寄りの端部に位置する。また、
図4に示すように、テーブル2が閉位置にあり、ロッド7が第2角度に位置するとき、スライド部7cは、ガイドスロット6aのヒンジHから最も離れた端部に位置する。なお、左右のロッド7のスライド部7c同士は、ガイドスロット6aの内部で互いに連結されてもよい。
【0022】
ストラップ3は、
図2~
図6に示すように、テーブル2と、シートバック1のフレーム1fとを連結する可撓性を有する帯状部材である。ストラップ3は、十分な引張強度を有するテザー等から構成され得るが、ストラップ3の形状は、特に限定されず、紐状等であってもよい。また、ストラップ3は、伸縮性を備えていてもよい。ストラップ3の一端3aには、
図3~
図5に示すように、第1ブラケット9が取り付けられており、他端3bには、
図2~
図4に示すように、第2ブラケット10が取り付けられている。ストラップ3の一端3aは、第1ブラケット9を介してベース部4に、ストラップ3の他端3bは、第2ブラケット10を介してフレーム1fのクロスメンバ1fcに、それぞれ接続されている。
【0023】
第1ブラケット9は、
図5に示すように、テーブル2の裏面2bに締結された板状の金具である。第1ブラケット9の中央部には、スロット9aが設けられている。ストラップ3の一端3aは、スロット9aに挿通され折り返された部位をストラップ3の本体に接着、縫付け等することで第1ブラケット9に取り付けられている。第1ブラケット9の両端部には、締結孔9bが設けられている。第1ブラケット9は、締結孔9bに挿入された締結具Fによって、テーブル2の裏面2bにガイド部材6と共締めされている。
【0024】
第2ブラケット10は、
図2に示すように、ベース部4に締結された板状の金具である。第2ブラケット10の中央部には、スロット10aが設けられている。ストラップ3の他端3bは、スロット10aに挿通され折り返された部位をストラップ3の本体に接着、縫付け等することで第2ブラケット10に取り付けられている。第2ブラケット10の両端部には、締結孔10bが設けられており、
図6に示すように、締結孔10bに挿入された締結具Fによって、シートバック1のクロスメンバ1fcの後面に、ベース部4と共締めされている。
【0025】
また、ストラップ3の他端3bの高さは、
図4に示すように、閉位置にあるテーブル2の上端縁よりも低い。さらに、テーブル2が閉位置にあるときの、ストラップ3の一端3aと他端3bとを結ぶ線分の中点と、テーブル2の下端縁との間の距離は、ストラップ3の全長(即ち、一端3aから他端3bまでの長さ)の1/2より大きい。
【0026】
以下、本実施形態の作用効果について説明する。
【0027】
(1)取付構造Sによれば、シートバック1の後面1aに設けられたテーブル2がストラップ3を介してシートバック1のフレーム1fに連結されているので、車両側突時にテーブル2が飛散することを抑制することができる。
【0028】
(2)取付構造Sによれば、閉位置にあるテーブル2の裏面2bと、ベース部4との間に、ストラップ3を収容する収容空間Aが設けられている。このため、テーブル2が開位置から閉位置に回動する際に、テーブル2の裏面2bとベース部4との間にストラップ3が挟まれることが抑制される。これにより、テーブル2をより確実に閉位置まで回動させることができる。
【0029】
(3)取付構造Sによれば、ベース部4に接続されたストラップ3の他端3bの高さが、閉位置にあるテーブル2の上端縁よりも低いので、テーブル2が閉位置にあるときに、ストラップ3をテーブル2で覆い隠すように構成することができる。
【0030】
(4)取付構造Sによれば、第1ブラケット9がテーブル2の裏面2bにガイド部材6と共締めされているので、テーブル2にストラップ3専用の締結点を別途設けることなく、ストラップ3の一端3aをテーブル2に連結することができる。これにより、部品点数の増加や装置の大型化を抑制することができる。
【0031】
(5)取付構造Sによれば、第2ブラケット10がシートバック1のフレーム1fにベース部4と共締めされているので、フレーム1f上にストラップ3専用の締結点を別途設けることなく、ストラップ3の他端3bをフレーム1fに連結することができる。これにより、部品点数の増加や装置の大型化を抑制することができる。
【0032】
(6)取付構造Sによれば、ベース部4が、シートバック1のフレーム1fのうち車幅方向に延在する面、具体的にはクロスメンバ1fcの後面に、締結具Fにより締結されている。そのため、ベース部4が、シートバック1のフレーム1fのうち車幅方向と直交する面に締結された場合よりも、側突時、締結具Fに入力される荷重の方向がせん断方向になり易く、締結具Fがベース部4から抜けにくい。即ち、取付構造Sによれば、ベース部4がシートバック1のフレーム1fから外れ難くなるため、側突時のテーブル2の飛散をより確実に抑制することができる。
【0033】
(7)取付構造Sによれば、テーブル2が閉位置にあるときの、ストラップ3の一端3aと他端3bとを結ぶ線分の中点と、テーブル2の下端縁との間の距離が、ストラップ3の全長の1/2より大きい。このため、テーブル2が閉位置にあるときに、テーブル2の下端からストラップ3がはみ出すことが防止される。
【0034】
上記実施形態では、テーブル2がヒンジHよりも低い位置で下開きに開閉したが、テーブル2に対するヒンジHの位置、及びテーブル2の開閉の向きは、特に限定されない。他の実施形態では、テーブル2がヒンジHよりも高い位置で上開きに開閉してもよい。さらに別の他の実施形態では、テーブル2は、シートバック1に対して回動しない固定式のテーブルであってもよい。また、他の実施形態では、クロスメンバ1fc以外のシートバック1のフレーム1fに第2ブラケット10を締結することで、フレーム1fとストラップ3とを連結してもよい。これら他の実施形態においても、テーブル2がストラップ3によりシートバック1のフレーム1fに連結されている限り、上記(1)の効果を得ることができる。
【0035】
上記実施形態は、発明の理解を容易にするために記載された単なる例示に過ぎない。発明の技術的範囲は、上記実施形態で開示した具体的な技術事項に限らず、そこから容易に導きうる様々な変形、変更、代替技術なども含むものである。
【符号の説明】
【0036】
S 取付構造、1 シートバック、1a シートバックの後面、1f シートバックのフレーム、2 テーブル、2a テーブルの天面、2b テーブルの裏面、3 ストラップ、3a ストラップの一端、3b ストラップの他端、4 ベース部、5 ステー、5A ステーの基端部、5B ステーの先端部、6 ガイド部材、9 第1ブラケット、10 第2ブラケット、A 収容空間、F 締結具