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特開2024-43194情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024043194
(43)【公開日】2024-03-29
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06T 7/90 20170101AFI20240322BHJP
   G06T 7/00 20170101ALI20240322BHJP
   G06V 10/70 20220101ALI20240322BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20240322BHJP
   G06F 16/53 20190101ALI20240322BHJP
【FI】
G06T7/90 A
G06T7/00 660A
G06T7/00 350B
G06V10/70
G06Q50/10
G06F16/53
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022148237
(22)【出願日】2022-09-16
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 公開日 令和4年8月4日 ヤフー株式会社がウェブサイト(https://beauty.yahoo.co.jp/hairstyle)に公開した
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】杉山 雄太
(72)【発明者】
【氏名】入山 美紀
(72)【発明者】
【氏名】伏屋 直美
(72)【発明者】
【氏名】今坂 健一
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 文啓
(72)【発明者】
【氏名】田中 智大
【テーマコード(参考)】
5B175
5L049
5L096
【Fターム(参考)】
5B175DA02
5B175GA01
5L049CC11
5L096AA02
5L096AA06
5L096BA08
5L096BA18
5L096CA01
5L096CA22
5L096DA02
5L096FA19
5L096GA34
5L096GA40
5L096GA41
(57)【要約】
【課題】ヘアカラーに関するユーザの満足度を高めることができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供すること。
【解決手段】本願に係る情報処理装置は、特定部と、受付部と、提供部とを備える。特定部は、投稿画像毎に投稿画像に映った人の髪部分を抽出し、髪部分の色の特徴を特定する。受付部は、髪の色に関する検索クエリをユーザから受け付ける。提供部は、受け付けた検索クエリに合致する特徴の投稿画像を抽出し、抽出した投稿画像を検索結果として提供する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
投稿画像毎に前記投稿画像に映った人の髪部分を抽出し、前記髪部分の色の特徴を特定する特定部と、
髪の色に関する検索クエリをユーザから受け付ける受付部と、
受け付けた前記検索クエリに合致する前記特徴の前記投稿画像を抽出し、抽出した前記投稿画像を検索結果として提供する提供部と
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記特定部は、
所定の色空間における座標値を前記色の特徴として特定する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記受付部は、
前記特定部が特定した前記特徴を所定の範囲で分類し、分類した前記特徴毎にラベル付けし、ラベル毎に表示することで、ユーザから前記ラベルへの選択操作を前記検索クエリとして受け付ける
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記特定部は、
人が映った画像と、抽出した人の髪部分とをデータセットとして学習したモデルに前記投稿画像を入力することで、前記投稿画像における人の髪部分をモデルから出力する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記受付部は、
前記特徴の範囲を指定する前記検索クエリを受け付け、
前記提供部は、
前記検索クエリによって指定された範囲に収まる前記特徴の前記投稿画像を抽出する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記受付部は、
検索サイトにおけるユーザの検索行動に基づいた前記検索クエリを受け付ける
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
投稿画像毎に前記投稿画像に映った人の髪部分を抽出し、前記髪部分の色の特徴を特定する特定工程と、
髪の色に関する検索クエリをユーザから受け付ける受付工程と、
受け付けた前記検索クエリに合致する前記特徴の前記投稿画像を抽出し、抽出した前記投稿画像を検索結果として提供する提供工程と
を含む情報処理方法。
【請求項8】
投稿画像毎に前記投稿画像に映った人の髪部分を抽出し、前記髪部分の色の特徴を特定する特定手順と、
髪の色に関する検索クエリをユーザから受け付ける受付手順と、
受け付けた前記検索クエリに合致する前記特徴の前記投稿画像を抽出し、抽出した前記投稿画像を検索結果として提供する提供手順と
をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザがヘアカットしたい場合に、美容師が過去に投稿した(ヘアカットした)画像を参考にしてヘアカット依頼を行う技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002-83011号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、例えば、ヘアカラーに関してユーザが所望するカラーのイメージを掴みづらい場合があり、ヘアカラーに関するユーザの満足度を高める点で改善の余地があった。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、ヘアカラーに関するユーザの満足度を高めることができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る情報処理装置は、特定部と、受付部と、提供部とを備える。前記特定部は、投稿画像毎に前記投稿画像に映った人の髪部分を抽出し、前記髪部分の色の特徴を特定する。前記受付部は、髪の色に関する検索クエリをユーザから受け付ける。前記提供部は、受け付けた前記検索クエリに合致する前記特徴の前記投稿画像を抽出し、抽出した前記投稿画像を検索結果として提供する。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、ヘアカラーに関するユーザの満足度を高めることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
図4図4は、画像DBの一例を示す図である。
図5図5は、髪色DBの一例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理の処理手順を示すフローチャートである。
図7図7は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
(実施形態)
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理を示す図である。なお、図1では、実施形態に係る情報処理装置1を含む情報処理システムSの動作例を示している。
【0011】
図1に示すように、実施形態に係る情報処理システムSは、情報処理装置1と、ユーザ端末100とを含む。
【0012】
実施形態に係る情報処理システムSでは、例えば、美容師等が過去に投稿したヘアスタイルやヘアカラーに関する投稿画像に映った人の髪部分を抽出し、髪部分の色の特徴を特定するとともに、ユーザから髪の色に関する検索クエリを受け付けた場合に、検索クエリに合致する色の特徴の投稿画像を検索結果として提供する。なお、投稿画像を投稿する利用者と、投稿画像を検索する利用者とは、異なる利用者である。具体的には、投稿画像を投稿する利用者は、美容師や、美容師が所属する店舗の従業員であり、投稿画像を検索する利用者は、美容師にヘアカットやヘアカラーを依頼する利用者(店舗を訪れる利用者)である。
【0013】
具体的には、情報処理装置1は、まず、過去に投稿された投稿画像毎に投稿画像に映った人の髪部分を抽出し、髪部分の色の特徴を特定する(ステップS1)。色の特徴は、例えば、Lab色空間における座標値や、RGB色空間における座標値、HSV色空間における座標値、CMYKカラーモデル等で表現される。なお、図1では図示しないが、ステップS1の前に、美容師や、美容師が所属する店舗が管理する店舗端末(不図示)を介して投稿画像が投稿される処理ステップがあってもよい。
【0014】
そして、情報処理装置1は、投稿画像毎の特徴を所定の範囲で分類し、分類した色の特徴毎にラベル付けして表示領域R1に表示する。図1では、5種類の色の特徴を示すラベルと、任意の色特徴を選択するラベル(図1の表示領域R1における最右の表示部品)とを表示した例を示している。
【0015】
そして、情報処理装置1は、ユーザから表示領域R1に表示されたラベルへの選択操作を受け付け、選択されたラベルを髪の色に関する検索クエリとして受け付ける(ステップS2)。なお、任意の色特徴を選択するラベルが選択された場合には、上記したLab色空間における座標値等の指定を受け付ける。なお、上記したステップS1は、ステップS2に対して時間的に直前に行われるものではなく、すべての投稿画像に対してステップS1の処理が完了した後に、ステップS2の処理が可能となる。
【0016】
つづいて、情報処理装置1は、受け付けた検索クエリに合致する特徴の投稿画像を抽出し、抽出した投稿画像を検索クエリに対応する検索結果として提供する(ステップS3)。具体的には、情報処理装置1は、検索クエリによって指定された色の特徴の範囲に収まる特徴の投稿画像を抽出し、検索結果として提供する。例えば、情報処理装置1は、表示領域R1の下方に抽出した投稿画像を提供(表示)する。
【0017】
このように、情報処理装置1は、投稿画像における髪の色の特徴を特定し、受け付けた検索クエリに合致する特徴の投稿画像を検索結果として提供することで、ユーザが実際のヘアカラーを把握することができるため、ヘアカラーに関するユーザの満足度を高めることができる。
【0018】
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報処理システムSの構成例について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システムSの構成例を示すブロック図である。図2に示すように、実施形態に係る情報処理システムSは、情報処理装置1と、複数のユーザ端末100とがネットワークNに対して有線又は無線により接続される。ネットワークNは、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)等のネットワークである。
【0019】
情報処理装置1は、実施形態に係る情報処理方法を実行するサーバ装置である。情報処理装置1は、美容師等が過去に投稿したヘアスタイルやヘアカラーに関する投稿画像に映った人の髪部分を抽出し、髪部分の色の特徴を特定するとともに、ユーザから髪の色に関する検索クエリを受け付けた場合に、検索クエリに合致する色の特徴の投稿画像を検索結果として提供する。
【0020】
また、情報処理装置1は、複数のユーザ端末100と連携し、複数のユーザ端末100に対して、各種アプリケーション(以下、アプリ)等に対するAPI(Application Programming Interface)サービス等と、各種データを提供する情報処理装置であり、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。
【0021】
また、情報処理装置1は、複数のユーザ端末100に対して、オンラインで何らかのWebサービスを提供する情報処理装置であってもよい。例えば、情報処理装置1は、Webサービスとして、インターネット接続、検索サービス、SNS(Social Networking Service)、電子商取引(EC:Electronic Commerce)、電子決済、オンラインゲーム、オンラインバンキング、オンライントレーディング、宿泊・チケット予約、動画・音楽配信、ニュース、地図、ルート検索、経路案内、路線情報、運行情報、天気予報等のサービスを提供してもよい。実際には、情報処理装置1は、上記のようなWebサービスを提供する各種サーバと連携し、Webサービスを仲介してもよいし、Webサービスの処理を担当してもよい。
【0022】
ユーザ端末100は、ユーザが所持する端末装置である。ユーザ端末100は、スマートフォン、デスクトップ型PC、ノート型PC、タブレット型PC等の任意のタイプの端末装置を用いることができる。ユーザ端末100は、情報処理装置1等へ各種情報を送信したり、情報処理装置1等から提供される情報を受信したりする。
【0023】
次に、図3を参照して、情報処理装置1の構成例について説明する。
【0024】
図3は、実施形態に係る情報処理装置1の構成例を示す図である。図3に示されるように、情報処理装置1は、通信部2と、制御部3と、記憶部4とを有する。制御部3は、受付部31と、特定部32と、抽出部33と、提供部34とを備える。記憶部4は、画像DB41と、髪色DB42とを記憶する。
【0025】
通信部2は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部2は、有線または無線によりネットワーク網と接続される。
【0026】
制御部3は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサによって、情報処理装置1内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAM等を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部3は、コントローラ(controller)であり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、GPGPU(General Purpose Graphic Processing Unit)等の集積回路により実現されてもよい。
【0027】
記憶部4は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
【0028】
画像DB41は、投稿画像に関する情報を含んだデータベースである。画像DB41は、投稿画像が投稿される都度更新される。
【0029】
図4は、画像DB41の一例を示す図である。図4に示すように、画像DB41は、「画像ID」、「髪型」、「髪色」、「画像」等の項目を含む。
【0030】
「画像ID」は、画像を識別する識別情報である。「髪型」は、画像に映った人の髪型の情報である。「髪色」は、画像に映った人の髪の色の特徴を示す情報である。「画像」は、画像の情報である。
【0031】
髪色DB42は、髪色に関する情報を含んだデータベースである。髪色DB42は、後述する特定部32によって特定される都度更新される。
【0032】
図5は、髪色DB42の一例を示す図である。図5に示すように、髪色DB42は、「色ID」、「特徴」等の項目を含む。
【0033】
「色ID」は、髪色を識別する識別情報である。「特徴」は、髪色の特徴を示す情報である。
【0034】
次に、情報処理装置1の制御部3の各機能(受付部31、特定部32、抽出部33および提供部34)について説明する。
【0035】
受付部31は、各種情報を受け付ける。例えば、受付部31は、髪の色に関する検索クエリを受け付ける。検索クエリは、上記した表示領域R1に表示されたラベルの選択操作であってもよく、任意の色特徴を選択するラベルの選択により、上記したLab色空間における座標値等の指定を検索クエリとしてもよい。
【0036】
また、検索クエリは、例えば、「アッシュブラウン」等といったように、具体的なヘアカラー名であってもよい。また、検索クエリは、特徴的な髪色の芸能人の名称であってもよい。また、検索クエリは、髪全体の色に限らず、部分的な髪の色に関する指定であってもよい。
【0037】
また、受付部31は、検索サイトにユーザが入力した検索クエリに基づいて色に関する検索クエリを受け付けてもよい。例えば、受付部31は、ユーザが検索サイトにおいて、人気アニメの髪色が特徴的なキャラクターについて検索している場合には、かかるキャラクターの髪色を検索クエリとして受け付けてもよい。また、かかる場合、かかるキャラクター名称を検索クエリとして受け付けもよい。
【0038】
また、受付部31は、投稿画像を受け付ける。例えば、受付部31は、美容室予約サイトに登録している美容師が過去に担当した人のヘアカット(ヘアカラー)後の画像を投稿画像として受け付ける。また、受付部31は、例えば、SNS(Social networking service)等で話題となっているヘアカラーに関する画像を投稿画像として自動で収集してもよい。
【0039】
特定部32は、投稿画像毎に投稿画像に映った人の髪部分を抽出し、髪部分の色の特徴を特定する。具体的には、特定部32は、人が映った画像と、抽出した人の髪部分とをデータセットとして学習したモデルに投稿画像を入力することで、投稿画像における人の髪部分をモデルから出力する。
【0040】
特定部32は、抽出した髪部分の領域における色の特徴を特定する。例えば、特定部32は、Lab色空間における座標値や、RGB色空間における座標値、HSV色空間における座標値、CMYKカラーモデル等で表現した特徴を特定する。また、特定部32は、髪部分において部分的に色が異なる場合等には、部分単位で色の特徴を特定する。
【0041】
抽出部33は、受付部31が受け付けた検索クエリに合致する特徴の投稿画像を抽出する。具体的には、抽出部33は、検索クエリによって指定された色の特徴の範囲に収まる特徴の投稿画像を抽出する。
【0042】
提供部34は、抽出部33が抽出した投稿画像を検索結果としてユーザへ提供する。
【0043】
次に、図6を用いて、実施形態に係る情報処理装置1が実行する処理の処理手順について説明する。図6は、実施形態に係る情報処理装置1が実行する処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0044】
図6に示すように、制御部3は、まず、投稿画像毎に投稿画像に映った人の髪部分を抽出し、髪部分の色の特徴を特定する(ステップS101)。
【0045】
つづいて、制御部3は、髪の色に関する検索クエリをユーザから受け付ける(ステップS102)。
【0046】
つづいて、制御部3は、検索クエリに合致する特徴の投稿画像を抽出する(ステップS103)。
【0047】
つづいて、制御部3は、抽出した投稿画像を検索結果として提供し(ステップS104)、処理を終了する。
【0048】
〔その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の一部を手動的に行うこともできる。あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0049】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0050】
例えば、図3に示した記憶部4の一部又は全部は、各装置によって保持されるのではなく、ストレージサーバ等に保持されてもよい。この場合、各装置は、ストレージサーバにアクセスすることで、各種情報を取得する。
【0051】
〔ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置1は、例えば図7に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図7は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
【0052】
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一時的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。
【0053】
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
【0054】
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
【0055】
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0056】
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
【0057】
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置1として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部3の機能を実現する。
【0058】
〔効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置1は、特定部32と、受付部31と、提供部34とを備える。特定部32は、投稿画像毎に投稿画像に映った人の髪部分を抽出し、髪部分の色の特徴を特定する。受付部31は、髪の色に関する検索クエリをユーザから受け付ける。提供部34は、受け付けた検索クエリに合致する特徴の投稿画像を抽出し、抽出した投稿画像を検索結果として提供する。
【0059】
上述した各実施形態に係る情報処理装置1によれば、ヘアカラーに関するユーザの満足度を高めることができる。
【0060】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0061】
〔その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0062】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0063】
また、上述してきた実施形態に記載した各処理は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0064】
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、制御部3は、制御手段や制御回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0065】
1 情報処理装置
2 通信部
3 制御部
4 記憶部
31 受付部
32 特定部
33 抽出部
34 提供部
41 画像DB
42 髪色DB
100 ユーザ端末
S 情報処理システム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7