(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024043195
(43)【公開日】2024-03-29
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240322BHJP
G06N 20/00 20190101ALI20240322BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06N20/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022148238
(22)【出願日】2022-09-16
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小川 健太郎
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】サービス構築者が容易にビッグデータへアクセルすることができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供すること。
【解決手段】本願に係る情報処理装置は、受付部と、集計部と、提供部とを備える。受付部は、対象ユーザからアンケートにおける設問を受け付ける。集計部は、設問が設定されたアンケートに対するユーザの回答結果を集計する。提供部は、集計した回答結果と、アンケートに回答したユーザに関するユーザ情報とを紐付けた紐づけデータに基づいたコンテンツを対象ユーザへ提供する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象ユーザからアンケートにおける設問を受け付ける受付部と、
前記設問が設定された前記アンケートに対するユーザの回答結果を集計する集計部と、
集計した前記回答結果と、前記アンケートに回答した前記ユーザに関するユーザ情報とを紐付けた紐づけデータに基づいたコンテンツを前記対象ユーザへ提供する提供部と
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記集計部は、
前記受付部が受け付けた前記設問が設定された前記アンケートを作成し、作成した前記アンケートをアンケートサーバへ送信し、前記アンケートサーバで実施された前記アンケートの回答結果を集計する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記提供部は、
前記紐づけデータを教師データとして、前記設問に関するモデルを学習して生成し、生成した前記モデルを前記対象ユーザへ提供する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記提供部は、
前記対象ユーザから受け付けた特定の前記設問の回答結果を予測する前記モデルを前記対象ユーザへ提供する
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記集計部が集計した前記回答結果に紐づいたユーザIDと、前記ユーザ情報に紐づいたユーザIDとが一致する場合に前記紐づけデータを生成する生成部をさらに備える
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記設問は、
回答が選択式の設問である
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
対象ユーザからアンケートにおける設問を受け付ける受付工程と、
前記設問が設定された前記アンケートに対するユーザの回答結果を集計する集計工程と、
集計した前記回答結果と、前記アンケートに回答した前記ユーザに関するユーザ情報とを紐付けた紐づけデータに基づいたコンテンツを前記対象ユーザへ提供する提供工程と
を含む情報処理方法。
【請求項8】
対象ユーザからアンケートにおける設問を受け付ける受付手順と、
前記設問が設定された前記アンケートに対するユーザの回答結果を集計する集計手順と、
集計した前記回答結果と、前記アンケートに回答した前記ユーザに関するユーザ情報とを紐付けた紐づけデータに基づいたコンテンツを前記対象ユーザへ提供する提供手順と
をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、多くのユーザから収集したユーザ情報をビッグデータ化して、例えば学習モデルの作成といった各種サービスに用いることが盛んになりつつある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のようなビッグデータを使用してサービスを構築する場合において、サービス構築者がビッグデータへ容易にアクセスする点で改善の余地があった。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、サービス構築者がビッグデータに容易にアクセスすることができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る情報処理装置は、受付部と、集計部と、提供部とを備える。前記受付部は、対象ユーザからアンケートにおける設問を受け付ける。前記集計部は、前記設問が設定された前記アンケートに対するユーザの回答結果を集計する。前記提供部は、集計した前記回答結果と、前記アンケートに回答した前記ユーザに関するユーザ情報とを紐付けた紐づけデータに基づいたコンテンツを前記対象ユーザへ提供する。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、サービス構築者がビッグデータに容易にアクセスすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理を示す図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
【
図4】
図4は、紐づけデータDBの一例を示す図である。
【
図5】
図5は、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理の処理手順を示すフローチャートである。
【
図6】
図6は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
(実施形態)
まず、
図1を用いて、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理について説明する。
図1は、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理を示す図である。なお、
図1では、実施形態に係る情報処理装置1を含む情報処理システムSの動作例を示している。
【0011】
図1に示すように、実施形態に係る情報処理システムSは、情報処理装置1と、参加者端末100と、アンケートサーバ200とを含む。
【0012】
実施形態に係る情報処理システムSでは、対象ユーザからアンケートにおける設問を受け付け、設問が設定されたアンケートに対するユーザの回答結果を集計し、集計した回答結果と、アンケートに回答したユーザに関するユーザ情報とを紐付けた紐づけデータを対象ユーザへ提供する。なお、本開示では、対象ユーザは、ビッグデータを使って各種サービスを構築するサービス構築者であり、ビッグデータの使用に関するセミナーに参加したユーザである。なお、以下では、対象ユーザをセミナー参加者と称する場合がある。
【0013】
具体的には、情報処理装置1は、まず、セミナー参加者が所持する参加者端末100を介してセミナー参加者からアンケートにおける設問を受け付ける(ステップS1)。なお、ここでの設問は、回答が選択式の設問(例えば、「はい」、「いいえ」で回答する設問)が好ましい。なお、設問数は、1つであってもよく、2つ以上であってもよい。
【0014】
つづいて、情報処理装置1は、受け付けた設問が設定されたアンケートを作成し、アンケートサーバ200に対してアンケートの実施依頼を行う(ステップS2)。
【0015】
アンケートサーバ200は、事前にユーザ情報が登録されたユーザに対してアンケートを実施する(ステップS3)。かかるユーザは、例えば、所定のサービスに登録したユーザである。なお、本開示では、アンケートサーバ200がアンケートを実施する例を示しているが、情報処理装置1がアンケートを直接実施してもよい。
【0016】
つづいて、アンケートサーバ200は、アンケートの回答結果を収集し、情報処理装置1へ送信する(ステップS4)。すなわち、情報処理装置1は、アンケートの回答結果を集計する。
【0017】
つづいて、情報処理装置1は、集計した回答結果と、アンケートに回答したユーザに関するユーザ情報とを紐づけた紐づけデータを生成する(ステップS5)。具体的には、情報処理装置1は、アンケートの回答結果に紐づいたユーザIDと、ユーザ情報に紐づいたユーザIDとが一致する場合に紐づけデータを生成する。
【0018】
つづいて、情報処理装置1は、紐づけデータを教師データとして設問に関するモデルを学習して生成する(ステップS6)。すなわち、情報処理装置1は、紐づけデータに基づくコンテンツ(モデル)を生成する。
【0019】
例えば、情報処理装置1は、特定の設問の回答結果(「はい」もしくは「いいえ」)と、ユーザ情報とをデータセットとして、特定の設問の回答結果を予測するモデルを生成する。なお、回答結果を予測する設問は、例えば、対象ユーザから受け付ける。
【0020】
つづいて、情報処理装置1は、生成したモデルを対象ユーザへ提供する(ステップS7)。
【0021】
このように、実施形態に係る情報処理装置1によれば、対象ユーザから受け付けた設問の回答結果とユーザ情報とを紐付けた紐づけデータに基づいたコンテンツを提供することで、サービス構築者がビッグデータに容易にアクセスする(ビッグデータを使用して容易にモデルを作成する)ことができる。
【0022】
なお、実施形態に係る情報処理システムSでは、生成したモデルを、プログラム開発・実行環境のサーバ装置(不図示)へ提供し、サーバ装置にてモデルの評価(モデル出力の精度の評価)を行い、サーバ装置から評価結果を対象ユーザへ提供してもよい。かかる場合、対象ユーザは、参加者端末100を介して、事前にサーバ装置へモデル生成に関するプログラム(モデルの入力および出力を指定するプログラム)を入力しておく。そして、サーバ装置は、かかるプログラムに従って、情報処理装置1に対して、アンケートの回答結果とユーザ情報との紐づけを指示する。そして、情報処理装置1は、指示に従って紐づけた紐づけデータを使用してモデルを生成し、サーバ装置へ提供する。
【0023】
次に、
図2を用いて、実施形態に係る情報処理システムSの構成例について説明する。
図2は、実施形態に係る情報処理システムSの構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、実施形態に係る情報処理システムSは、情報処理装置1と、複数の参加者端末100と、アンケートサーバ200とがネットワークNに対して有線又は無線により接続される。ネットワークNは、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)等のネットワークである。
【0024】
情報処理装置1は、実施形態に係る情報処理方法を実行するサーバ装置である。情報処理装置1は、対象ユーザからアンケートにおける設問を受け付け、設問が設定されたアンケートに対するユーザの回答結果を集計し、集計した回答結果と、アンケートに回答したユーザに関するユーザ情報とを紐付けた紐づけデータを対象ユーザへ提供する。
【0025】
また、情報処理装置1は、複数の参加者端末100と連携し、複数の参加者端末100に対して、各種アプリケーション(以下、アプリ)等に対するAPI(Application Programming Interface)サービス等と、各種データを提供する情報処理装置であり、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。
【0026】
また、情報処理装置1は、複数の参加者端末100に対して、オンラインで何らかのWebサービスを提供する情報処理装置であってもよい。例えば、情報処理装置1は、Webサービスとして、インターネット接続、検索サービス、SNS(Social Networking Service)、電子商取引(EC:Electronic Commerce)、電子決済、オンラインゲーム、オンラインバンキング、オンライントレーディング、宿泊・チケット予約、動画・音楽配信、ニュース、地図、ルート検索、経路案内、路線情報、運行情報、天気予報等のサービスを提供してもよい。実際には、情報処理装置1は、上記のようなWebサービスを提供する各種サーバと連携し、Webサービスを仲介してもよいし、Webサービスの処理を担当してもよい。
【0027】
参加者端末100は、セミナーに参加した対象ユーザが所持する端末装置である。参加者端末100は、スマートフォン、デスクトップ型PC、ノート型PC、タブレット型PC等の任意のタイプの端末装置を用いることができる。参加者端末100は、情報処理装置1等へ各種情報を送信したり、情報処理装置1等から提供される情報を受信したりする。
【0028】
アンケートサーバ200は、情報処理装置1が依頼されたアンケートを実施するサーバ装置である。アンケートサーバ200は、例えば、対象ユーザが提供するサービスに登録したユーザに関するユーザ情報を記憶しており、かかるユーザに対してアンケートを実施する。
【0029】
次に、
図3を参照して、情報処理装置1の構成例について説明する。
【0030】
図3は、実施形態に係る情報処理装置1の構成例を示す図である。
図3に示されるように、情報処理装置1は、通信部2と、制御部3と、記憶部4とを有する。制御部3は、受付部31と、集計部32と、生成部33と、提供部34とを備える。記憶部4は、紐づけデータDB41を記憶する。
【0031】
通信部2は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部2は、有線または無線によりネットワーク網と接続される。
【0032】
制御部3は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサによって、情報処理装置1内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAM等を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部3は、コントローラ(controller)であり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、GPGPU(General Purpose Graphic Processing Unit)等の集積回路により実現されてもよい。
【0033】
記憶部4は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
【0034】
紐づけデータDB41は、アンケートの回答結果と、ユーザ情報とを紐づけた紐づけデータを含んだデータベースである。紐づけデータDB41は、後述する生成部33によって紐づけデータが生成される都度更新される。
【0035】
図4は、紐づけデータDB41の一例を示す図である。
図4に示すように、紐づけデータDB41は、「ユーザID」、「ユーザ情報」、「回答結果」等の項目を含む。
【0036】
「ユーザID」は、ユーザを識別する識別情報である。「ユーザ情報」は、ユーザに関する情報であり、例えば、属性情報等を含む。属性情報は、例えば、サイコグラフィック属性や、デモグラフィック属性等を含む。「回答結果」は、アンケートの回答結果を示す情報である。
【0037】
次に、情報処理装置1の制御部3の各機能(受付部31、集計部32、生成部33および提供部34)について説明する。
【0038】
受付部31は、セミナー参加者が所持する参加者端末100を介してセミナー参加者からアンケートにおける設問を受け付ける。なお、ここでの設問は、選択式の設問(例えば、「はい」、「いいえ」で回答する設問)が好ましい。なお、設問数は、1つであってもよく、2つ以上であってもよい。また、設問における回答の選択肢は、対象ユーザから受け付けるものであり、2つであってもよく、3つ以上であってもよい。
【0039】
集計部32は、アンケートの回答結果を集計する。例えば、集計部32は、受付部31が受け付けた設問および回答の選択肢に基づいてアンケートを作成し、アンケートサーバ200に対してアンケートの実施依頼を行う。そして、集計部32は、アンケートサーバ200が実施したアンケートの回答結果をアンケートサーバ200から取得(集計)する。なお、アンケートの回答結果は、所定数以上のユーザが回答完了した時点でアンケートサーバ200から取得可能となるよう構成されてもよい。
【0040】
生成部33は、集計した回答結果と、アンケートに回答したユーザに関するユーザ情報とを紐づけた紐づけデータを生成する。具体的には、生成部33は、アンケートの回答結果に紐づいたユーザIDと、ユーザ情報に紐づいたユーザIDとが一致する場合に紐づけデータを生成する。生成部33は、生成した紐づけデータを紐づけデータDB41に登録する。
【0041】
つづいて、生成部33は、紐づけデータを教師データとして設問に関するモデルを学習して生成する。すなわち、生成部33は、紐づけデータに基づくコンテンツ(モデル)を生成する。
【0042】
例えば、生成部33は、特定の設問の回答結果(「はい」もしくは「いいえ」)と、ユーザ情報とをデータセットとして、特定の設問の回答結果を予測するモデルを生成する。なお、回答結果を予測する設問は、例えば、対象ユーザから受け付ける。
【0043】
提供部34は、生成したモデルを対象ユーザへ提供する。なお、提供部34は、生成した紐づけデータを対象ユーザへ提供してもよい。
【0044】
次に、
図5を用いて、実施形態に係る情報処理装置1が実行する処理の処理手順について説明する。
図5は、実施形態に係る情報処理装置1が実行する処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0045】
図5に示すように、制御部3は、まず、セミナー参加者からアンケートにおける設問を受け付ける(ステップS101)。
【0046】
つづいて、制御部3は、アンケートの回答結果を集計する(ステップS102)。
【0047】
つづいて、制御部3は、アンケートの回答結果と、ユーザ情報とを紐づけた紐づけデータを生成する(ステップS103)。
【0048】
つづいて、制御部3は、紐づけデータに基づいて、アンケートの設問に関するモデルを生成する(ステップS104)。
【0049】
つづいて、制御部3は、生成したモデルを提供し(ステップS105)、処理を終了する。
【0050】
〔その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の一部を手動的に行うこともできる。あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0051】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0052】
例えば、
図3に示した記憶部4の一部又は全部は、各装置によって保持されるのではなく、ストレージサーバ等に保持されてもよい。この場合、各装置は、ストレージサーバにアクセスすることで、各種情報を取得する。
【0053】
〔ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置1は、例えば
図6に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。
図6は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
【0054】
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一時的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。
【0055】
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
【0056】
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
【0057】
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0058】
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
【0059】
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置1として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部3の機能を実現する。
【0060】
〔効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置1は、受付部31と、集計部32と、提供部34とを備える。受付部31は、対象ユーザからアンケートにおける設問を受け付ける。集計部32は、設問が設定されたアンケートに対するユーザの回答結果を集計する。提供部34は、集計した回答結果と、アンケートに回答したユーザに関するユーザ情報とを紐付けた紐づけデータに基づいたコンテンツを対象ユーザへ提供する。
【0061】
上述した各実施形態に係る情報処理装置1によれば、サービス構築者である対象ユーザが容易にビッグデータへアクセルすることができる。
【0062】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0063】
〔その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0064】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0065】
また、上述してきた実施形態に記載した各処理は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0066】
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、制御部3は、制御手段や制御回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0067】
1 情報処理装置
2 通信部
3 制御部
4 記憶部
31 受付部
32 集計部
33 生成部
34 提供部
41 紐づけデータDB
100 参加者端末
200 アンケートサーバ
S 情報処理システム