(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024043234
(43)【公開日】2024-03-29
(54)【発明の名称】入力フォーム処理システム
(51)【国際特許分類】
G06F 40/186 20200101AFI20240322BHJP
G06Q 10/1053 20230101ALI20240322BHJP
G06F 40/174 20200101ALI20240322BHJP
【FI】
G06F40/186
G06Q10/10 322
G06F40/174
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022148303
(22)【出願日】2022-09-16
(71)【出願人】
【識別番号】522283918
【氏名又は名称】株式会社Yagish
(74)【代理人】
【識別番号】100134072
【弁理士】
【氏名又は名称】白浜 秀二
(72)【発明者】
【氏名】金 起満
(72)【発明者】
【氏名】金 相集
【テーマコード(参考)】
5B109
5L049
【Fターム(参考)】
5B109ND01
5B109ND02
5B109TB03
5B109VA09
5B109VC02
5B109VC03
5L049AA11
(57)【要約】
【課題】紹介・推薦文と、入力フォームとを特定のコード情報に紐づけて登録し、事後的に第三者が印刷された入力フォームに印刷された特定のコード情報をデータ端末で読み取ると、紐づいた特定者による紹介・推薦文を閲覧すること。
【解決手段】ネットワーク6を介して、所定のブラウザを起動してフォーム書類作成ページにアクセスするユーザが操作する第1のデータ端末1-1と、第1のデータ端末を操作するユーザから依頼を受けて特定のメッセージを入力する特定者が操作する第2のデータ端末2-1と、サーバ装置3とが通信可能な入力フォーム処理システムであって、特定者に対して、特定メッセージの作成依頼を指示するメールを送信すると、ユーザがフォーム書類作成ページに入力したテキスト情報に基づいて作成したフォーム書類情報と、特定者が入力した特定メッセージとを特定画面に付与された特定のコード情報に紐づけて登録ユーザ情報記憶部3-7に記憶する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の通信媒体を介して、所定のブラウザを起動してフォーム書類作成ページにアクセスするユーザが操作する第1のデータ端末と、前記第1のデータ端末を操作する前記ユーザから依頼を受けて特定のメッセージを入力する特定者が操作する第2のデータ端末と、サーバ装置とが通信可能な入力フォーム処理システムであって、
前記第1のデータ端末は、
前記サーバ装置から提示されるフォーム書類作成ページを表示する第1の表示手段と、
前記第1の表示手段に表示された前記フォーム書類作成ページの各項目に対して、所定の入力ルーティーンに従いテキスト情報を入力する入力手段と、
前記テキスト情報の入力後、前記ユーザが作成した前記前記フォーム書類作成ページに付与する前記特定者による特定メッセージの作成依頼を指示する指示手段と、
前記サーバ装置に記憶されたフォーム書類をダウンロードするダウンロード手段と、
を備え、
前記第2のデータ端末は、
前記サーバ装置から前記第1のデータ端末を操作する前記ユーザから依頼された前記特定のメッセージを入力する特定画面へ接続するURLが付加されている依頼メールを受信する受信手段と、
前記受信手段が受信したURLに接続することで前記サーバ装置から提示される前記特定画面を表示する第2の表示手段と、
前記第2の表示手段に表示された前記特定画面へ前記特定メッセージを入力する特定メッセージ入力手段と、
を備え、
前記サーバ装置は、
前記第1のデータ端末から指示される前記特定者に対して、前記特定メッセージの作成依頼を指示するメールを送信する送信手段と、
前記第1のデータ端末の前記ユーザが前記フォーム書類作成ページに入力した前記テキスト情報に基づいて作成したフォーム書類情報と、前記第2のデータ端末の前記特定者が入力した特定メッセージとを前記特定画面に付与された特定のコード情報に紐づけて記憶する記憶手段と、
を備えることを特徴とする入力フォーム処理システム。
【請求項2】
前記第1のデータ端末にダウンロードされた前記フォーム書類情報をシートに印刷する印刷手段を備え、
前記印刷手段は、前記シートに前記フォーム書類情報を印刷する際に、前記特定のコード情報を前記シートに印刷する前記フォーム書類情報が隠蔽されない特定位置にレイアウトして印刷することを特徴とする請求項1に記載の入力フォーム処理システム。
【請求項3】
前記特定のコード情報は、2次元コード情報であることを特徴とする請求項1に記載の入力フォーム処理システム。
【請求項4】
前記2次元コード情報は、QRコード情報であることを特徴とする請求項1に記載の入力フォーム処理システム。
【請求項5】
前記シートに印刷された前記特定のコード情報を読み取る前記特定者が操作する第3のデータ端末を前記所定の通信媒体を介して接続可能であることを特徴とする請求項2に記載の入力フォーム処理システム。
【請求項6】
前記第3のデータ端末は、前記サーバ装置が備える前記記憶手段に記憶された前記特定メッセージを閲覧する第3の表示手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の入力フォーム処理システム。
【請求項7】
前記印刷手段は、
前記フォーム書類情報に前記特定のコード情報が付与されているかどうかを判断する判断手段と、
前記判断手段が前記特定のコード情報が付与されているが付与されていると判断した場合、前記特定のコード情報を印刷するかどうかを前記第1のデータ端末を操作する前記ユーザからの印刷指示に基づいて、前記特定のコード情報を伴わない前記フォーム書類情報を印刷させるか、前記特定のコード情報を伴う前記フォーム書類情報を印刷させるかを制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする請求項2に記載の入力フォーム処理システム。
【請求項8】
前記フォーム書類情報は、前記第1のデータ端末を操作する前記ユーザの履歴情報であることを特徴とする請求項1に記載の入力フォーム処理システム。
【請求項9】
前記フォーム書類情報は、前記第1のデータ端末を操作する前記ユーザの職務経歴情報であることを特徴とする請求項1に記載の入力フォーム処理システム。
【請求項10】
前記サーバ装置は、前記特定人が、あらかじめ指数化された評価情報と紐づいて特定人データベースに登録された人物であるかを判断する人物判断手段を備え、
前記第3のデータ端末は、
前記第3の表示手段は、前記特定人に紐づく前記評価情報を表示することを特徴とする請求項1に記載の入力フォーム処理システム。
【請求項11】
前記特定人が公開している学術論文の数およびその被引用数を用いて科学・研究を定量的に分析して前記評価情報を生成するAI分析手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の入力フォーム処理システム。
【請求項12】
前記AI分析手段は、前記評価情報を自動的にランク付けすることを特徴とする請求項1に記載の入力フォーム処理システム。
【請求項13】
前記フォーム書類情報は、前記第1のデータ端末を操作する前記ユーザの診断書情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の入力フォーム処理システム。
【請求項14】
前記サーバ装置は、
前記第3のデータ端末から採用通知を受領した場合、前記第1のデータ端末に対して前記第2のデータ端末を操作する特定者への感謝メッセージを送信するか否かを問合せる問合せ手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の入力フォーム処理システム。
【請求項15】
前記サーバ装置は、
前記第1のデータ端末から前記第3のデータ端末への感謝メールが送信された場合、前記特定人データベースに記憶される特定人に対応づけられた評価情報を再評価することを特徴とする請求項14に記載の入力フォーム処理システム。
【請求項16】
前記サーバ装置は、前記評価情報に加算するように再評価することを特徴とする請求項15に記載の入力フォーム処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ端末を操作するユーザが公開された入力フォームに入力される情報を処理する入力フォーム処理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、情報処理装置を操作するユーザが、WEBサイトを閲覧して、無料で利用可能な入力フォーム、例えば履歴書テンプレートをダウンロードして、所望のテキスト情報をユーザが入力して印刷装置に作成した履歴書ファイルを送信すると、あらかじめ設定されたフォーマットで印刷された履歴書を面接予定先に提出でき、市販の履歴書フォームを購入して入力で履歴書を作成する手間に比べて格段に負担が軽減され重宝されている現状がある。
【0003】
また、公開されている履歴書テンプレートは、記載すべき項目が共通化しており、何ら従来の履歴書の役割は、面接を希望するユーザの学歴を証明し、かつ、取得済みの視覚や、趣味嗜好、信条を記載できる程度に過ぎないものであった。
【0004】
一方、下記特許文献1には、「保険者サーバは、保険約款と、商品説明と保険金請求などの手続きを音声付動画で解説する保険解説情報を夫々生成した2つのQRコード(登録商標)を表示した保険証券を作成して更に該保険証券を生成した、保険証券QRコード(登録商標)画像ファイルをユーザ端末に送信する。ユーザ端末は、保険管理会社のサーバにアクセスしてその保険の管理の委託契約と同時に情報共有者を登録して保険者サーバから受信した保険証券QRコード(登録商標)画像ファイルを送信する。保険管理会社サーバは、定期的にユーザ端末に現況確認メールを送信してその返信がない場合には情報共有者端末にユーザの状況とその保険の保護を依頼する旨の通知文と前記保険証券QRコード(登録商標)画像ファイルを送信する。」ことが開示されており、入力フォームにQRコード(登録商標)を付加して電子データとして処理する保険契約一元管理システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】https://job.excite.co.jp/promotion/nl_res_rireki?pathway=t_ex_y_rireki_5up&yclid=YSS.1000351165.EAIaIQobChMIiIba6di7-QIVhMIWBR0HDgmzEAAYBCAAEgIcifD_BwE
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、引用文献1におけるQRコード(登録商標)の役割は、保険の保険証券と、保険約款と、商品説明及び保険金請求、異動、解約手続きとを音声付動画で解説する情報(以下、保険解説情報と記載する。)と、をそれぞれQRコード(登録商標)に変換して付与するに過ぎず、入力フォームを作成するユーザと、第三者との関係において、有効な紹介文や推薦文を開くためのコードとして利用するという技術を開示したものではない。
【0008】
一方、従来の入力フォームのレイアウトによっては、第三者が作成したコメント等を入力することも可能であるが、信憑性の問題、および入力できる文字数の制限により、紹介者として十分な説明文を開示できない。
また、複数ページに亘るような入力フォームにしてしまうと、提出先の担当者は毎年膨大な書面の管理と廃棄とを行う手間がかかってしまう。
さらに、紹介文を作成した第三者が作成した内容を修正、変更する必要が生じても、自在に対応できないという課題も指摘されていた。
一方、非特許文献1には、「今回は履歴書と職務経歴書の作成が簡単にできる」ようにするためのPDFをダウンロードするWEBページが開示されています。
【0009】
本ページで開示される内容は、一般的な書面の履歴書、職務経歴書を電子化したものに過ぎず、履歴書を利用する本人のみがテキストを入力して所定の書面を印刷できることを開示しているに過ぎません。
【0010】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、Webブラウザを操作して、特定のWebページを公開するURLに接続して、特定の入力フォームを選択するという簡単な操作で、意図するフォーマットの入力フォームを作成したタイミングで、該入力フォームに記載された人物に対する特定者からの紹介・推薦文の作成依頼を行うとともに、作成された紹介・推薦文と、作成された入力フォームとを特定のコード情報に紐づけて登録し、事後的に第三者が印刷された入力フォームに印刷された特定のコード情報をデータ端末で読み取ると、紐づいた特定者による紹介・推薦文を閲覧できる入力フォーム処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明に係る入力フォーム処理システムは、所定の通信媒体を介して、所定のブラウザを起動してフォーム書類作成ページにアクセスするユーザが操作する第1のデータ端末と、前記第1のデータ端末を操作する前記ユーザから依頼を受けて特定のメッセージを入力する特定者が操作する第2のデータ端末と、前記フォーム書類作成ページを前記第1のデータ端末に提示するとともに、前記第1のデータ端末から入力された前記特定者が登録した宛先に前記特定のメッセージを受け付ける入力画面を提示するサーバ装置とが通信可能な入力フォーム処理システムであって、前記第1のデータ端末は、前記フォーム書類作成ページを表示する第1の表示手段と、前記第1の表示手段に表示された前記フォーム書類作成ページの各項目に対して、所定の入力ルーティーンに従いテキスト情報および前記特定者が登録した宛先を入力する入力手段と、前記特定メッセージの入力を依頼するメールを前記特定者が登録した宛先に送信する送信手段と、前記サーバ装置に記憶された前記フォーム書類をダウンロードするダウンロード手段と、を備え、前記第2のデータ端末は、前記サーバ装置から前記第1のデータ端末を操作するユーザから依頼された前記特定のメッセージを入力する画面へ接続するURLが付加されている依頼メールを受信する受信手段と、前記受信手段が受信したURLに接続することで提示される特定画面を表示する第2の表示手段と、前記第2の表示手段に表示された前記特定画面へ前記特定メッセージを入力する特定メッセージ入力手段と、を備え、前記サーバ装置は、前記第1のデータ端末のユーザが前記フォーム書類作成ページに入力したテキスト情報に基づいて作成したフォーム書類情報と、前記第2のデータ端末の特定者が入力した特定メッセージとを前記特定画面に付与された特定のコード情報に紐づけて記憶する記憶手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本実施形態によれば、Webブラウザを操作して、特定のWebページを公開するURLに接続して、特定の入力フォームを選択するという簡単な操作で、意図するフォーマットの入力フォームを作成したタイミングで、該入力フォームに記載された人物に対する特定者からの紹介・推薦文の作成依頼を行うとともに、作成された紹介・推薦文と、作成された入力フォームとを特定のコード情報に紐づけて登録し、事後的に第三者が印刷された入力フォームに印刷された特定のコード情報をデータ端末で読み取ると、紐づいた特定者による紹介・推薦文を閲覧できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
【
図1】本実施形態を示す入力フォーム処理システムの構成を説明するブロック図。
【
図2】
図1に示した第1のデータ端末、第2のデータ端末の構成を説明するブロック図。
【
図3】
図1に示した第3のデータ端末の構成を説明するブロック図。
【
図4】本実施形態を示す入力フォーム処理システムの一連の手順を説明するブロック図。
【
図5】
図1に示した第1のデータ端末のタッチパネルディスプレイに表示される入力フォームの一例を示す図。
【
図6】
図1に示した第1のデータ端末のタッチパネルディスプレイに表示される入力フォームの一例を示す図。
【
図7】
図1に示した第1のデータ端末のタッチパネルディスプレイに表示される入力フォームの一例を示す図。
【
図8】
図1に示した第1のデータ端末に表示される紹介・推薦依頼フォーム画面を示す図。
【
図9】
図1に示した第2のデータ端末に表示される紹介・推薦依頼者入力フォーム画面を示す図。
【
図10】
図8に示した入力エリアに送付される紹介文作成依頼メールの一例を示す図。
【
図11】
図10に示したURLが指示されることで紹介者・推薦者に送付される紹介文作成依頼URL認証画面の一例を示す図。
【
図12】
図1に示した第2のデータ端末に表示される紹介・推薦依頼者入力フォーム編集画面を示す図。
【
図13】
図1に示した第2のデータ端末に表示される紹介・推薦者から依頼者へお応答メールフォーム画面を示す図。
【
図14】
図9に示したコード画像情報の読取による紹介・推薦文確認画面の一例を示す図。
【
図15】本実施形態を示す入力フォーム処理システムの入力フォーム処理手順を示すフローチャート。
【
図16】本実施形態を示す入力フォーム処理システムの入力フォーム処理手順を示すフローチャート。
【
図17】本実施形態を示す入力フォーム処理システムの入力フォーム処理手順を示すフローチャート。
【
図18】本実施形態を示す入力フォーム処理システムにおけるお礼メッセージ送信プロセスを説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す入力フォーム処理システムの構成を説明するブロック図である。以下、所定の通信媒体を介して、所定のブラウザを起動してフォーム書類作成ページにアクセスするユーザが操作する第1のデータ端末と、第1のデータ端末を操作するユーザから依頼を受けて特定のメッセージを入力する特定者が操作する第2のデータ端末と、サーバ装置とが通信可能な入力フォーム処理システムを例として詳述する。
【0015】
本実施形態では、所定の通信媒体を介して、所定のブラウザを起動してフォーム書類作成ページにアクセスするユーザが操作する第1のデータ端末と、前記第1のデータ端末を操作する前記ユーザから依頼を受けて特定のメッセージを入力する特定者が操作する第2のデータ端末と、前記フォーム書類作成ページを前記第1のデータ端末に提示するとともに、前記第1のデータ端末から入力された前記特定者が登録した宛先に前記特定のメッセージを受け付ける入力画面を提示するサーバ装置とが通信可能な入力フォーム処理システムを例として説明する。
【0016】
図1において、1-1~1-Nは第1のデータ端末で、後述するハードウエア資源を備え、ネットワーク6を介して、サーバ装置3と所定のプロトコルで通信可能に接続される。2-1~2-Nは第2のデータ端末で、後述するハードウエア資源を備え、ネットワーク6を介して、サーバ装置3と所定のプロトコルで通信可能に接続される。7-1~7-Nは第3のデータ端末で、後述するハードウエア資源を備え、ネットワーク6を介して、サーバ装置3と所定のプロトコルで通信可能に接続される。
【0017】
サーバ装置3は、ハードウエア資源として、CPU3-1、メモリ部3-2、通信部3-4、表示部3-5、入力部3-6、登録ユーザ情報記憶部3-7を備え、メモリ部3-2は、ROM3-2-1、RAM3-2-2を備え、所定のオペレーティングシステムの下、記憶されたWEBアプリケーションを起動して、入力フォーム処理サービスを第1のデータ端末1-1~1-N、第2のデータ端末2-1~2-N、第3のデータ端末7-1~7-Nに提供する。
【0018】
図2は、
図1に示した第1のデータ端末1-1~1-N、第2のデータ端末2-1~2-Nの構成を説明するブロック図である。なお、第1のデータ端末1-1~1-N、第2のデータ端末2-1~2-Nは、スマートフォン、タブレットPC等で構成され、検索エンジンを介してWEB上にアクセスして所望の情報を授受できるように構成されている。
【0019】
第1のデータ端末1-1~1-Nにおいて、11は通信部で、所定の通信プロトコルに従いネットワーク6に接続して通信処理を行う。12はCPUで、ROM13に記憶されたオペレーティングシステム(iOS(登録商標)、androidOS(登録商標))の管理下で、インストールされたアプリケーションを実行して各種の情報処理を実行する。14はRAMで、起動するアプリケーションのワークメモリとして機能する。15はタッチパネルディスプレイで、アプリケーションが提示する画面にユーザが指示を与えることで、ネット検索、データ表示処理を行う。なお、タッチパネルディスプレイ15に代えて、表示部と、入力部とを備える構成であってもよい。
【0020】
第2のデータ端末2-1~2-Nにおいて、21は通信部で、所定の通信プロトコルに従いネットワーク6に接続して通信処理を行う。22はCPUで、メモリ部23に記憶されたオペレーティングシステム(iOS(登録商標)、androidOS(登録商標))の管理下で、インストールされたアプリケーションを実行して各種の情報処理を実行する。24はRAMで、起動するアプリケーションのワークメモリとして機能する。25はタッチパネルディスプレイで、アプリケーションが提示する画面にユーザが指示を与えることで、ネット検索、データ表示処理を行う。なお、タッチパネルディスプレイ25に代えて、表示部と、入力部とを備える構成であってもよい。
【0021】
なお、22はCPUで、メモリ部23のROM23-1に記憶されたブラウザをRAM23-2に展開し、ブラウザの検索エンジンに所望の情報を入力することで、情報検索を行うとともに、サーバ装置3が影響するデータベースに対して、所定の情報、例えば紹介文、推薦文等を登録することができる。
【0022】
図3は、
図1に示した第3のデータ端末の構成を説明するブロック図である。
【0023】
図3において、31は通信部で、ネットワーク6を介してサーバ装置3と所定のプロトコルで通信する。32はCPUで、メモリ部33のROM33-1に記憶されたブラウザをRAM33-2に展開し、ブラウザの検索エンジンに所望の情報を入力することで、情報検索を行う。
【0024】
34はカメラ部で、後述する所定の入力フォームに印刷されたコード情報、例えばQRコード(登録商標)情報を撮影すると、当該QRコード(登録商標)情報に設定されたURL(登録ユーザ情報記憶部3-7にアクセスする情報)に接続し、第2のデータ端末2-1~2-Nを操作する紹介者、推薦者が第1のデータ端末1-1~1-Nが登録された入力フォームに対して入力したテキスト情報、音声情報、動画情報、静止画情報を参照することができる。なお、第3のデータ端末7-1~7-Nを操作する担当者がサーバ装置3に接続する際に、所定のセキュリティチェック処理を行うかどうかは任意である。
【0025】
図4は、本実施形態を示す入力フォーム処理システムの一連の手順を説明するブロック図である。なお、ST1~ST9は各ステップを示す。
【0026】
図4において、いずれかのユーザは、データ端末1-1~1-Nのいずれかを操作して、履歴書作成を開始し(ST1)、ネットワーク6を介してサーバ装置3が提供する履歴書作成WEBページに接続して、メニュー画面に従い、履歴書フォーム一覧から意図する履歴書フォームをHTML形式に従うファイルを開示する。そして、開示した履歴書フォームの各項目エリアに対して必要な事項を入力する(ST2)。ここで入力する情報は、氏名、住所、生年月日、学歴、職歴、取得資格、通勤時間、希望処遇等を入力する。
【0027】
これらの入力が完了すると、データ端末1-1~1-Nのタッチパネルディスプレイ15に、履歴書作成中の本人を第三者が紹介または推薦するための入力画面を表示する(ST3)。
【0028】
次に、サーバ装置3は、ユーザが操作するタッチパネルディスプレイ15に紹介・推薦文の作成を依頼する紹介者または推薦者へ依頼メールフォームをポップアップ表示し(ST4)、必要な氏名、本人との関係、依頼文、作成期限を入力する。そして、タッチパネルディスプレイ15に表示された依頼ボタンを指示すると、投稿先が入力されたURL(https://)が設定された紹介・推薦文の作成フォームを添付したメールを送信する(ST5)。
【0029】
次に、紹介・推薦文の作成フォームを添付したメールを受信した紹介者または推薦者は、データ端末2-1~2-Nのいずれかを操作して、タッチパネルディスプレイ25に表示された画面上で所定のセキュリティチェックを受けた後、表示された紹介・推薦文の作成フォームに記載されたリンク先を指示すると(ST6)、後述する紹介文入力画面が表示され(ST7)、依頼者の趣旨、コメントを創作して、依頼者の人間性、学業、学習態度などを意識しながら、担当者が本人評価に対して好印象を抱くであろう応援メッセージや、コメントを入力する。
【0030】
次に、データ端末2-1~2-Nを操作する依頼者、紹介者が紹介・推薦文の作成フォームに必要事項を入力し終えた時点で(ST8)、データ端末2-1~2-Nを操作する依頼者、紹介者が登録ボタンを指示すると、紹介文作成完了メールが送信され(ST9)、登録ユーザ情報記憶部3-7に確保される履歴書作成登録ユーザに紐づいて依頼者、紹介者管理データベース依頼者、紹介者が紹介・推薦文の作成フォームに入力したテキスト情報を登録する。
【0031】
この後、サーバ装置3は、データ端末2-1~2-Nから送信された紹介文作成完了メールを受信して、作成中または作成した履歴書フォームを、例えばコンビニエントストアに設置されるコイン複写機を用いて印刷する履歴書フォームに重畳するコード情報を上記履歴書作成登録ユーザに紐づく管理情報として登録する。
【0032】
なお、本実施形態では、当該管理情報の一例としてQRコード(登録商標)を利用する場合を説明するが、二次元コードであれば、例えばスマートフォンで構成される第3の端末7-1~7-Nを操作するユーザが、カメラ部34を起動してQRコード(登録商標)を撮影すると、コード解析アプリケーションを起動して、QRコード(登録商標)に付加された推薦文、紹介文を直接テキストとしてタッチパネルディスプレイ35の画面上で再現することもできる。
なお、QRコード(登録商標)がURL(https://)を指定するだけで、テキスト本体を登録ユーザ情報記憶部3-7から読み出す構成としてもよい。
このように構成された入力フォーム処理システムは、所定の通信媒体を介して、所定のブラウザを起動してフォーム書類作成ページにアクセスするユーザが操作する第1のデータ端末1-1~1-Nと、第1のデータ端末1-1~1-Nを操作するユーザから依頼を受けて特定のメッセージを入力する特定者が操作する第2のデータ端末2-1~2-Nと、フォーム書類作成ページを第1のデータ端末1-1~1-Nに提示するとともに、第1のデータ端末1-1~1-Nから入力された特定者が登録した宛先に特定のメッセージを受け付ける入力画面を提示するサーバ装置3とが通信可能な入力フォーム処理システムであって、第1のデータ端末1-1~1-Nは、フォーム書類作成ページを表示する第1の表示機能と、第1の表示機能に表示されたフォーム書類作成ページの各項目に対して、所定の入力ルーティーンに従いテキスト情報および特定者が登録した宛先を入力する入力機能を兼ね備えるタッチパネルディスプレイ15と、特定メッセージの入力を依頼するメールを特定者が登録した宛先に送信する通信部11と、サーバ装置3に記憶されたフォーム書類をダウンロードするダウンロード部14-1と、を備え、第2のデータ端末2-1~2-Nは、サーバ装置3から第1のデータ端末1-1~1-Nを操作するユーザから依頼された特定のメッセージを入力する画面へ接続するURLが付加されている依頼メールを受信する通信部11と、通信部11が受信したURLに接続することで提示される特定画面を表示するタッチパネルディスプレイ15と、タッチパネルディスプレイ15に表示された特定画面へ特定メッセージを入力するタッチパネルディスプレイ15と、を備え、サーバ装置3は、第1のデータ端末1-1~1-Nのユーザがフォーム書類作成ページに入力したテキスト情報に基づいて作成したフォーム書類情報と、第2のデータ端末2-1~2-Nの特定者が入力した特定メッセージとを特定画面に付与された特定のコード情報に紐づけて記憶する登録ユーザ情報記憶部3-7と、を備える。
【0033】
また、第1のデータ端末1-1~1-Nにダウンロードされた前記フォーム書類情報をシートに印刷するMFP8を備え、MFP8は、シートにフォーム書類情報を印刷する際に、特定のコード情報をシートに印刷する前記フォーム書類情報が隠蔽されない特定位置にレイアウトして印刷する。本例は、MFP8は、街中のコンビニエンスストアに設置される複合機を例とすると、第1のデータ端末1-1~1-Nのユーザが購入したプリンタ装置であってもよい。
また、特定のコード情報は、2次元コード情報とし、2次元コード情報は、QRコード(登録商標)情報を例とする。
【0034】
さらに、シートに印刷された特定のコード情報を読み取る特定者が操作する第3のデータ端末7-1~7-Nをネットワーク6を介して接続可能である。第3のデータ端末7-1~7-Nは、サーバ装置3が備える登録ユーザ情報記憶部3-7に記憶された特定のメッセージを閲覧するタッチパネルディスプレイ35を備える。
【0035】
また、MFP8が備えるコントローラ部8aは、フォーム書類情報に特定のコード情報が付与されているかどうかを判断する判断機能を有し、特定のコード情報が付与されているが付与されていると判断した場合、特定のコード情報を印刷するかどうかを第1のデータ端末1-1~1-Nを操作するユーザからの印刷指示に基づいて、特定のコード情報を伴わないフォーム書類情報を印刷させるか、特定のコード情報を伴う前記フォーム書類情報を印刷させるかを制御する制御機能とを備える。
【0036】
さに、フォーム書類情報は、第1のデータ端末1-1~1-Nを操作するユーザの履歴情報である。
【0037】
また、フォーム書類情報は、第1のデータ端末1-1~1-Nを操作するユーザの職務経歴情報である。
【0038】
さらに、フォーム書類情報は、第1のデータ端末1-1~1-Nを操作するユーザの診断書情報を含むものである。
【0039】
図5~
図7は、
図1に示した第1のデータ端末1-1~1-Nのタッチパネルディスプレイ15に表示される入力フォームの一例を示す図である。
【0040】
本実施形態では、入力フォームは、履歴書を中心とするが、履歴書、送付状、職務経歴書を目的、用途に対応したフォームをあらかじめ作成して登録ユーザ情報記憶部3-7に確保されるフォーム記憶部3-7-3に更新可能に記憶されている。
【0041】
図5において、入力フォームは、転職用履歴書フォーム51、54、55、送付状フォーム52、職務経歴書フォーム53、新卒用履歴書フォーム56を含み、ユーザは、サーバ装置3が開示するWEBページから所望の入力フォームを選択することで、意図する入力フォームを利用して就職先に提出するための処理をオンライン上で行うことができる。
【0042】
図6において、入力フォームは、新卒用A4、1枚で書ける履歴書フォーム61、インターシップ用の履歴書フォーム62、アルバイト用の履歴書フォーム63、パート(パートタイム)用の履歴書フォーム64、A4、1枚で書ける履歴書フォーム65を含み、ユーザは、サーバ装置3が開示するWEBページから所望の入力フォームを選択することで、意図する入力フォームを利用して就職先に提出するための処理をオンライン上で行うことができる。
【0043】
図7において、職歴短めで、かつ証明写真なしの履歴書71、職歴長めで、かつ証明写真なしの履歴書72を含み、ユーザは、サーバ装置3が開示するWEBページから所望の入力フォームを選択することで、意図する入力フォームを利用して就職先に提出するための処理をオンライン上で行うことができる。
【0044】
図8は、
図1に示した第1のデータ端末1-1~1-Nに表示される紹介・推薦依頼フォーム画面を示す図である。
【0045】
図8において、81は紹介・推薦依頼フォーム画面で、入力エリア82~86を備え、依頼指示ボタン87が配置されている状態を示す。なお、これ以外の項目を入力できるように構成してもよい。例えば依頼者のSNS,SMSを設定して、紹介・推薦の依頼を確認できるように構成してもよい。
【0046】
入力エリア82は、紹介・推薦者情報としての姓名を入力することができる。姓名に代えて、ニックネーム等であってもよい。
【0047】
入力エリア83は、紹介・推薦者と依頼者との関係(恩師、友人、先輩等)を入力することができる。入力エリア84は、紹介・推薦者が依頼文であるところの紹介文、推薦文を直接入力するエリアであって、例えば2500~3000文字までテキストを入力することができる。入力エリア85は作成期限が入力される。入力エリア86は紹介・推薦者へ紹介・推薦文の作成を依頼する依頼文を受け取る受け取り先が入力される。なお、取り先としては、メールアドレス、SNSのアカウント等を入力することが出来るように構成されている。
【0048】
第1のデータ端末1-1~1-Nを操作する依頼者が指示するための依頼指示ボタン87が指示されたことを認識すると、本画面は自動的に消失する。
【0049】
図9は、
図1に示した第2のデータ端末2-2~2-Nに表示される紹介・推薦依頼者入力フォーム画面を示す図である。
【0050】
図9において、91はテキストエリアで、紹介・推薦者が本システムから受け取るメールに設定されたURLを指示することでタッチパネルディスプレイ25に表示される。92はコード画像情報であって、例えは2次元のQRコード(登録商標)情報で構成され、このコード画像情報92と、依頼者が作成している履歴書フォームとに紐づく情報と、紹介・推薦者が作成した紹介文・推薦文を読み出すためのアクセス先を特定する情報とがコード化されている。
【0051】
図10は、
図8に示した入力エリア86に送付される紹介文作成依頼メールの一例を示す図である。
【0052】
本例では、依頼者が入力したメールアドレス101と、紹介文を入力するURL102が自動配置される場合を示す、複数のメールアドレスや、複数のURLを補足的に設定できるように構成してもよい。
【0053】
図11は、
図10に示したURL102が指示されることで紹介者・推薦者に送付される紹介文作成依頼URL認証画面の一例を示す図である。
【0054】
図11において、1101は認証コード入力エリアで、紹介者・推薦者が
図10に示したURL102を指示した際に、紹介者・推薦者のメールアドレスに以後の作業を実行可能な正規の相手であるかどうかを認証するためのコードが送信されるので、そのコードをシステムから受信した後、紹介者・推薦者が認証コード入力エリア1101に受信したコードを入力して、作成指示ボタン1102を指示することで認証処理が実行される。
【0055】
図12は、
図1に示した第2のデータ端末2-2~2-Nに表示される紹介・推薦依頼者入力フォーム編集画面を示す図である。
【0056】
図12において、1201は姓名入力エリアで、紹介・推薦者の姓名が入力される。1202はメールアドレス入力エリアで、紹介・推薦者のメールアドレスが入力される。
【0057】
1203はテキスト入力エリアで、紹介・推薦者が依頼人に関する紹介文・推薦文を入力する。1204は紹介文・推薦文完了ボタンとして機能する登録ボタンで、当該登録ボタン1204が指示されると、紹介文・推薦文作成処理が終了する。
【0058】
図13は、
図1に示した第2のデータ端末2-2~2-Nに表示される紹介・推薦者から依頼者への応答メールフォーム画面を示す図である。
【0059】
図13において、1301-1は依頼者姓名部で、例えば「〇□太郎」に設定された場合を示す。1301-2は紹介・推薦者姓名部で、例えば「〇□一郎」に設定された場合を示す。
【0060】
1301-3は紹介・推薦文登録URA部で、紹介・推薦者姓名部1301-2に設定された例えば「〇□一郎」が作成した紹介・推薦文を閲覧するためのURLが設定される。なお、URLは、https//で始まるため、セキュリティが担保されている。
【0061】
1301-4は紹介・推薦文閲覧コメントで、依頼者姓名部1301-1で、例えば「〇□太郎」が作成した履歴書に付与されたQRコード(登録商標)を読み取ることでも、上記例えば「〇□一郎」が作成した紹介・推薦文を閲覧することができるように構成されている。
【0062】
図14は、
図9に示したコード画像情報92の読取による紹介・推薦文確認画面の一例を示す図である。
【0063】
図14において、1401は紹介・推薦文確認画面で、依頼者「〇□太郎」に対して、紹介・推薦者1401-1、1402-2が紹介・推薦文を登録した例を示す。
【0064】
紹介・推薦者1401-1は、姓名が「〇□一郎」で、紹介・推薦文1402-1を登録し、紹介・推薦者1401-2は、姓名が「〇□三郎」で、紹介・推薦文1402-2を登録した例に対応する。1403は転送、印刷指示UIで、ログインした依頼者「〇□太郎」が登録した履歴書をメールで取得する指示と、ログインした依頼者「〇□太郎」が登録した履歴書を印刷する指示を行うことができるように構成された例である。
【0065】
1404はダウンロードUIで、依頼者「〇□太郎」が登録した履歴書をダウンロードする指示を行うことができるように構成された例である。
【0066】
〔第1の入力フォーム処理例〕
(サーバ装置3による処理)
図15は、本実施形態を示す入力フォーム処理システムの入力フォーム処理手順を示すフローチャートである。本例は、
図1に示したサーバ装置3における入力フォーム処理手順に対応する。なお、(1)~(16)は各ステップを示し、各ステップは、CPU3-1が図示しない外部メモリに記憶された入力フォーム処理プログラムをRAM3-2-2に展開して実行することで実現される。なお、サーバ装置3は、WEBサーバであって、URLに含まれるドメインからDNSサーバにWebサーバのIPアドレスを問い合わせ、アクセス先のIPアドレスを送信し、Webサーバにアクセスしてページデータを要求し、Webページの転送を行うことで、第1のデータ端末1-1~1-N、第2のデータ端末2-1~2-N、第3のデータ端末7-1~7-Nに所望のWebページを表示することができる。また、Webブラウザが通信を行なうためのプロトコルや「HTML」方式で行うものとする。
【0067】
まず、サーバ装置3は、第1のデータ端末1-1~1-NのCPU12が、インストールされたWebブラウザを起動した後、サーバ装置3が提供する入力フォーム処理ページに接続するのを待つ(1)。
次に、サーバ装置3は、ネットワーク6を介して入力フォーム処理ページを表示する画面データを第1のデータ端末1-1~1-Nに提示する(2)。
【0068】
次に、第1のデータ端末1-1~1-Nを操作するユーザが該提示された画面データに表示されるメニューを選択したことを確認したら(3)、サーバ装置3は、選択されたメニューに従って入力フォーム作成のルーティーンを開始して入力フォーム選択画面一覧を提示して、第1のデータ端末1-1~1-Nを操作するユーザが該提示された入力フォーム選択画面一覧(
図5~
図7に示す履歴書フォーム参照)中から所望とする入力フォーム(本実施形態では、履歴書フォーム)を選択する(4)。
【0069】
次に、サーバ装置3は、第1のデータ端末1-1~1-Nを操作するユーザが選択した入力フォームに対して入力したテキスト情報を取得して表示画面上に反映する(5)。
【0070】
次に、入力処理を完了した履歴書フォームに対して特定者から紹介・推薦に関わる特定情報の作成を依頼する指示がなされているかどうかを判断する(6)。ここで、サーバ装置3が特定者から紹介・推薦に関わる特定情報の作成を依頼する指示がなされていないと判断した場合、上記入力フォームに入力されたテキスト情報を入力フォームとして確定し、該入力フォームを登録ユーザ情報記憶部3-7に登録して(18)、処理を終了する。
【0071】
一方、ステップ(6)で、特定者から紹介・推薦に関わる特定情報の作成を依頼する指示がなされていると判断した場合、特定者から紹介・推薦に関わる特定情報の作成を依頼する特定者フォーム画面に対して第1のデータ端末1-1~1-Nを操作するユーザが所定の事項(特定者の姓名、特定者のメールアドレス(宛先として))の入力が完了するのを待つ(7)、(8)。
【0072】
次に、サーバ装置3は、ネットワーク6を介して紹介・推薦文を入力するためのフォームを第2のデータ端末2-1~2-Nを操作する特定者が上記特定者フォーム画面を表示するためのメールを送信する(9)。
【0073】
次に、第2のデータ端末2-1~2-Nを操作する特定者が上記メールを受信してメーラーでメールの内容を参照するために開く操作を行うことで、第2のデータ端末2-1~2-Nのタッチパネルディスプレイ25に特定者フォーム画面に接続するためのURLが指示されるのを待つ(10)。
【0074】
次に、サーバ装置3は、第2のデータ端末2-1~2-Nのタッチパネルディスプレイ25上にあらかじめ作成された2次元コード情報(QRコード(登録商標))が付与された特定者フォーム画面(
図12参照)を提示する(11)。
【0075】
次に、サーバ装置3は、第2のデータ端末2-1~2-Nを操作する特定者が特定者フォーム画面に対して紹介・推薦文に相当するテキスト情報の入力が完了したら(12)、既に第1のデータ端末1-1~1-Nを操作するユーザが入力した入力フォームと、上記特定者フォームとを紐づけて登録ユーザ情報記憶部3-7に登録する(13)。
【0076】
次に、サーバ装置3は、依頼者である第1のデータ端末1-1~1-Nを操作するユーザに対して、特定者から特定メッセージ作成が完了したことをネットワーク6を介してメールで通知する(14)。
【0077】
次に、サーバ装置3は、第1のデータ端末1-1~1-Nを操作するユーザから登録した履歴書フォームに対して印刷する要求を受け付けているかどうかを判断する(15)。
【0078】
ここで、サーバ装置3が第1のデータ端末1-1~1-Nを操作するユーザから登録した履歴書フォームに対して印刷する要求を受け付けていると判断した場合、登録ユーザ情報記憶部3-7に登録された履歴書フォームを読み出して印刷画面(
図9参照)を提示して(16)、処理を終了する。
【0079】
一方、ステップ(15)で、サーバ装置3が第1のデータ端末1-1~1-Nを操作するユーザから登録した履歴書フォームに対して印刷する要求を受け付けていないと判断した場合、登録ユーザ情報記憶部3-7に登録された履歴書フォームを読み出してPDLファイルに変換した後、ネットワーク6を介して履歴書ファイルを第1のデータ端末1-1~1-Nに送信して(17)、処理を終了する。
【0080】
これにより、一連の履歴書作成処理が完結するが、登録ユーザ情報記憶部3-7に登録された履歴書情報を所定の管理期間が経過するかどうかをサーバ装置3が判断して、随時登録ユーザ情報記憶部3-7から削除する処理を組み入れることで、メモリ容量が圧迫するのを回避するとともに、個人情報としての管理負担を減らすことができる。
【0081】
(第1のデータ端末1-1~1-Nによる処理)
図16は、本実施形態を示す入力フォーム処理システムの入力フォーム処理手順を示すフローチャートである。本例は、
図1に示した第1のデータ端末1-1~1-Nにおける入力フォーム処理手順に対応する。なお、(21)~(32)は各ステップを示し、各ステップは、CPU12が図示しない外部メモリに記憶された入力フォーム処理プログラムをRAM14に展開して実行することで実現される。また、基本処理は、CPU12が起動するWebブラウザが提示されるHTMLページ上のアクションにより、HTTPSプロトコルに従って自動的にやり取りされる。つまり、第1のデータ端末1-1~1-Nは、サーバ装置3から入力処理フォームを扱うためのアプリケーションプログラムをダウンロードする必要はない。
【0082】
第1のデータ端末1-1~1-Nを操作するユーザがWebブラウザを起動して入力フォーム処理ページに接続すると(21)、サーバ装置3が
図5~
図7に示した入力フォームの一覧を提示するので、入力フォームの一覧が第1のデータ端末1-1~1-Nのタッチパネルディスプレイ15に選択可能に表示される。
【0083】
次に、第1のデータ端末1-1~1-Nを操作するユーザがWebブラウザに対して所望とする入力フォームを選択する指示を行うと(22)、所望の入力フォーム編集画面がタッチパネルディスプレイ15に画面表示され(23)、選択した入力フォームに対して必要事項(姓名、生年月日、経歴等)をテキストで入力する(24)。
【0084】
次に、第1のデータ端末1-1~1-Nを操作するユーザは、作成した入力フォームに対して、特定者から紹介・推薦文を作成してもらう指示を入力すると(25)、サーバ装置3から特定者から紹介・推薦文を依頼する特定者情報画面を取得したら、当該特定者情報画面に必要な事項を入力する(26)。なお、入力するテキスト情報は、キーボードであっても、ソフトキーボードであってもよい。
【0085】
次に、特定者情報画面に対する入力が完了したことを示すと、入力フォームをサーバ装置3へ登録する指示がなされたと判断した場合(27)、ステップ(28)以降へ進む。
なお、特定者は、本実施形態に於いて、最大3名まで登録することができるが、数に限定はない。
【0086】
次に、第1のデータ端末1-1~1-Nを操作するユーザは、タッチパネルディスプレイ15で登録された入力フォームに対する印刷指示をサーバ装置3に行うと(28)、サーバ装置3が登録ユーザ情報記憶部3-7に登録された入力フォームをダウンロードが完了するのを待つ(29)。
【0087】
次に、無線または優先のインタフェースを介してダウンロードした入力フォームを印刷する印刷装置と通信接続するのを待って(30)、接続した印刷装置にダウンロードした入力フォームを給紙される用紙に印刷する(31)。
【0088】
次に、第1のデータ端末1-1~1-Nを操作するユーザは、印刷装置により用紙に印刷された印刷結果がOKであれば、本処理を終了し、印刷装置により用紙に印刷された印刷結果がNGであれば、ステップ(31)に戻り、用紙設定、印刷濃度等を設定し直し、所望のレイアウトで入力フォームの印刷を繰り返す。
【0089】
これにより、第1のデータ端末1-1~1-Nを操作するユーザは、Webブラウザで入力フォームを提示するサーバ装置3に接続するという簡単な操作で、入力フォームのテキスト入力を完了するだけで入力フォームを作成することができるとともに、当該作成した入力フォームに対して特定者からの特定メッセージの作成を依頼するとともに、特定者が作成した特定メッセージと、作成した入力フォームとを2次元コードとを紐づけて登録ユーザ情報記憶部3-7に登録することができる。
【0090】
(第2のデータ端末2-1~2-Nによる処理)
図17は、本実施形態を示す入力フォーム処理システムの入力フォーム処理手順を示すフローチャートである。本例は、
図1に示した第1のデータ端末1-1~1-Nにおける入力フォーム処理手順に対応する。なお、(41)~(44)は各ステップを示し、各ステップは、CPU12が図示しない外部メモリに記憶された入力フォーム処理プログラムをRAM24に展開して実行することで実現される。また、基本処理は、CPU22が起動するWebブラウザが提示されるHTMLページ上のアクションにより、HTTPSプロトコルに従って自動的にやり取りされる。つまり、第2のデータ端末2-1~2-Nは、サーバ装置3から入力処理フォームを扱うためのアプリケーションプログラムをダウンロードする必要はない。
【0091】
第2のデータ端末2-1~2-Nは、ネットワーク6を介して、サーバ装置3から通知された特定メッセージ作成依頼メールを受信すると(41)、タッチパネルディスプレイ25に表示されたWeb画面(
図12参照)を表示する(42)。
【0092】
次に、第2のデータ端末2-1~2-Nを操作する特定者は、テキスト入力エリア1203に対して、紹介・推薦者が依頼人に関する紹介文・推薦文を入力し終えた後(43)、第2のデータ端末2-1~2-Nを操作する特定者が登録ボタン1204が指示されると(44)、本処理を終了する。
【0093】
これにより、紹介・推薦者は、サーバ装置3から通知された特定メッセージ作成依頼メールに設定されたURLをクリックするという簡単な操作で、依頼者の採用・非採用を決定するであろう第3のデータ端末7-1~7-Nを操作する担当者が閲覧する紹介・推薦文を編集してサーバ装置3の登録ユーザ情報記憶部3-7に登録することができる。
【0094】
〔第1実施形態の効果〕
本実施形態によれば、Webブラウザを操作して、特定のWebページを公開するURLに接続して、特定の入力フォームを選択するという簡単な操作で、意図するフォーマットの入力フォームを作成したタイミングで、該入力フォームに記載された人物に対する特定者からの紹介・推薦文の作成依頼を行うとともに、作成された紹介・推薦文と、作成された入力フォームとを特定のコード情報に紐づけて登録し、事後的に第三者が印刷された入力フォームに印刷された特定のコード情報をデータ端末で読み取ると、紐づいた特定者による紹介・推薦文を閲覧できる。
【0095】
〔第2実施形態〕
上記実施形態では、
図1に示した第1のデータ端末1-1~1-N、第2のデータ端末2-1~2-N、サーバ装置3の三者が絡むシステムを中心として入力フォーム処理システムの構成およびデータ処理について詳述したが、本システムは、
図1に示した通り、第3のデータ端末7-1~7-Nを備えている。
そこで、以下、第3のデータ端末7-1~7-Nによるデータ処理に特化した実施形態について諸術する。
【0096】
第1のデータ端末1-1~1-Nを操作するユーザが、例えばコンビニエンスストア内に設定されたMFP8により、コンビニエンスストア内のWIFI、有線のインターネットを介してサーバ装置3からダウンロードするPDFファイルで構成される入力フォームを印刷すると、該印刷された書類(履歴書、職務経歴書)が選択した用紙に印刷される。ここで、印刷された用紙には、履歴書、職務経歴書に特定される事項以外に、履歴書、職務経歴書に記載された本人を第三者から応援してもらうための、紹介・推薦文を第三者が閲覧するため特定コード情報も重畳印刷される。
【0097】
続いて、第1のデータ端末1-1~1-Nを操作するユーザは、特定コードの情報が重畳印刷された入力フォームを提出先に持参または郵送、あるはメール送信し、担当者に提出する。
【0098】
この際、第3のデータ端末7-1~7-Nを操作する特定者(面接担当者、採用担当者を含む)は、提出された履歴書、職務経歴書に特定コード情報が印刷されていることを認識する。
【0099】
そこで、第3のデータ端末7-1~7-Nを操作する特定者は、あらかじめインストールされたコード読み取りアプリケーションあるいはサーバ装置3、外部のアプリサイトからダウンロードして、上記特定コード情報を読み取ると、サーバ装置3の登録ユーザ情報記憶部3-7に紐づいて登録された第三者が作成した紹介・推薦文を閲覧することができる。
【0100】
そこで、サーバ装置3から専用のコード読み取りアプリケーションをダウンロードした場合に、上記特定コード情報にプリンタドライバが解釈できる印刷制御コマンドを埋め込むことで、上記紹介・推薦文に付与された特定コードと入力フォームとを印刷したり、入力フォームのみを印刷したりできるように構成してもよい。
【0101】
〔第2実施形態の効果〕
本実施形態によれば、入力フォームに特定コードを付与した履歴書、職務経歴書の印刷結果、あるいは、入力フォームに特定コードを付与されていない状態の履歴書、職務経歴書の印刷結果を選択的に得ることができる。
【0102】
なお、出力処理の一例である印刷処理に代えて、表示処理でも同様の構成とすることで入力フォームに特定コードを付与した履歴書、職務経歴書の表示結果、あるいは、入力フォームに特定コードを付与されていない状態の履歴書、職務経歴書の表示結果を選択的に得ることができる。
【0103】
〔第3実施形態〕
上記実施形態では、特定人がどのような人物であるかを評価せずに、推薦・紹介文を依頼する例について説明したが、第3のデータ端末を操作する採用担当者が推薦・紹介文を提供した特定人がどのような人物であるかを確認したいという要求には応えられていない。
【0104】
図1に示したサーバ装置3は、特定人が、あらかじめ指数化された評価情報と紐づいて特定人データベースに登録された人物であるかを判断する人物判断を行う手段を備え、第3のデータ端末7-1~7-Nはタッチパネルディスプレイ35上に特定人に紐づく評価情報を表示できるように構成してもよい。
その際、サーバ装置3のCPU3-1がAI分析プログラムを起動して、特定人が公開している学術論文の数およびその被引用数を用いて科学・研究を定量的に分析して、指数化された評価情報を生成した後、特定人評価データベース3-8に特定人の識別コードに紐づけて登録させる。
なお、AI分析プログラムは、評価情報を自動的にランク付けすることで、第3のデータ端末を操作する採用担当者は、信頼性の高く評価された指数やランクにより、特定人が紹介・推薦人としての具体的適格性を判断できるように構成してもよい。
〔第3実施形態の効果〕
本実施形態によれば、第3のデータ端末を操作する採用担当者は、信頼性の高く評価された指数やランクから、第1のデータ端末を操作するユーザに対して推薦文、紹介文を寄稿した第3のデータ端末を操作する特定人の人物評価を瞬時に認識して、採用の決め手の一助とすることも可能となる。
なお、寄稿者のメールアドレスの@以降に、.ac.jpを含む場合、大学関係者であることは推量できるが、そのレベルが教授、准教授等の肩書だけでは、どのような研究者でその成果までは判別できないのが通例であるが、本システムでは、AI分析プログラムにより、一定水準を満たしているかどうかの指針を採用担当者に公表することもできる。
〔第4実施形態〕
上記実施形態では、履歴書作成者が指名した推薦人から入力された推薦文を閲覧した採用担当者が推薦人からの応援、人物評価等を詳細に精査して、推薦人がどのような人物であるか等を考慮して応募者の採用を決定することについては詳述した。
しかしながら、応募者が推薦人に返礼するような応答機能を備えていないため、採用に寄与した推薦人へ、本人が別途メールで感謝の気持ちを送信する作業を行う必要があった。
そこで、サーバ装置3のCPU3-1は、第3のデータ端末7-1~7-Nを操作する企業の担当者から採用結果通知を受領した場合に、その旨を第1のデータ端末を操作する応募者に通知した際に、第1のデータ端末1-1~1-Nのタッチパネルディスプレイに御礼メッセージ(感謝メッセージ)の送信画面をポップアップ表示し、当該応募者がタイムリーに推薦人へのメッセージ送信を行えるように構成してもよい(
図18に示すST11,ST12を参照)。
具体的には、サーバ装置3は、第3のデータ端末7-1~7-Nから採用通知を受領した場合、第1のデータ端末1-1~1-Nに対して第2のデータ端末2-1~2-Nを操作する特定者への感謝メッセージを送信するか否かを問合せる問合せる処理を実行する。
また、サーバ装置3は、第1のデータ端末1-1~1-Nから第3のデータ端末7-1~7-Nへの感謝メールが送信された場合、特定人データベースに記憶される特定人に対応づけられた評価情報を再評価する処理を実行する。
さらに、サーバ装置3は、上記の評価処理において、既に登録された評価情報に加算するように再評価するものとする。
〔第4実施形態の効果〕
本実施形態によれば、上記処理に基づいて、応答メッセージの送信先である特定人を記憶するデータベース上で、応答メッセージをAI分析して推薦人に対して適正な段階評価を下すことができ、第3のデータ端末を操作する担当者は推薦人がどのようなランクに属する人物であるかを指標として認識できるばかりでなく、応募者の採用基準として重要な役割を果たす指標とすることができる。
【0105】
上記発明は、少なくとも下記の実施の形態を含むことができる。
(1)所定の通信媒体を介して、所定のブラウザを起動してフォーム書類作成ページにアクセスするユーザが操作する第1のデータ端末と、前記第1のデータ端末を操作する前記ユーザから依頼を受けて特定のメッセージを入力する特定者が操作する第2のデータ端末と、サーバ装置とが通信可能な入力フォーム処理システムであって、前記第1のデータ端末は、前記サーバ装置から提示されるフォーム書類作成ページを表示する第1の表示手段と、前記第1の表示手段に表示された前記フォーム書類作成ページの各項目に対して、所定の入力ルーティーンに従いテキスト情報を入力する入力手段と、前記テキスト情報の入力後、前記ユーザが作成した前記前記フォーム書類作成ページに付与する前記特定者による前記特定メッセージの作成依頼を指示する指示手段と、前記サーバ装置に記憶されたフォーム書類をダウンロードするダウンロード手段と、を備え、前記第2のデータ端末は、前記サーバ装置から前記第1のデータ端末を操作するユーザから依頼された前記特定のメッセージを入力する特定画面へ接続するURLが付加されている依頼メールを受信する受信手段と、前記受信手段が受信したURLに接続することで前記サーバ装置から提示される前記特定画面を表示する第2の表示手段と、前記第2の表示手段に表示された前記特定画面へ前記特定メッセージを入力する特定メッセージ入力手段と、を備え、前記サーバ装置は、前記第1のデータ端末から指示される前記特定者に対して、前記特定メッセージの作成依頼を指示するメールを送信する送信手段と、前記第1のデータ端末のユーザが前記フォーム書類作成ページに入力した前記テキスト情報に基づいて作成したフォーム書類情報と、前記第2のデータ端末の特定者が入力した特定メッセージとを前記特定画面に付与された特定のコード情報に紐づけて記憶する記憶手段と、を備えることを特徴とする。
【0106】
(2)前記第1のデータ端末にダウンロードされた前記フォーム書類情報をシートに印刷する印刷手段を備え、前記印刷手段は、前記シートにフォーム書類情報を印刷する際に、前記特定のコード情報を前記シートに印刷する前記フォーム書類情報が隠蔽されない特定位置にレイアウトして印刷することを特徴とする。
【0107】
(3)前記特定のコード情報は、2次元コード情報であることを特徴とする。
【0108】
(4)前記2次元コード情報は、QRコード(登録商標)情報であることを特徴とする。
【0109】
(5)前記シートに印刷された前記特定のコード情報を読み取る特定者が操作する第3のデータ端末を前記所定の通信媒体を介して接続可能であることを特徴とする。
【0110】
(6)前記第3のデータ端末は、前記サーバ装置が備える前記記憶手段に記憶された特定のメッセージを閲覧する第3の表示手段を備えることを特徴とする。
【0111】
(7)前記印刷手段は、前記フォーム書類情報に前記特定のコード情報が付与されているかどうかを判断する判断手段と、前記判断手段が前記特定のコード情報が付与されているが付与されていると判断した場合、前記特定のコード情報を印刷するかどうかを前記第1のデータ端末を操作するユーザからの印刷指示に基づいて、前記特定のコード情報を伴わない前記フォーム書類情報を印刷させるか、前記特定のコード情報を伴う前記フォーム書類情報を印刷させるかを制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0112】
(8)前記フォーム書類情報は、前記第1のデータ端末を操作するユーザの履歴情報であることを特徴とする。
【0113】
(9)前記フォーム書類情報は、前記第1のデータ端末を操作するユーザの職務経歴情報であることを特徴とする。
【0114】
(10)前記サーバ装置は、前記特定人が、あらかじめ指数化された評価情報と紐づいて特定人データベースに登録された人物であるかを判断する人物判断手段を備え、前記第3のデータ端末は、前記第3の表示手段は、前記特定人に紐づく前記評価情報を表示することを特徴とする。
【0115】
(11)前記特定人が公開している学術論文の数およびその被引用数を用いて科学・研究を定量的に分析して前記評価情報を生成するAI分析手段を備えることを特徴とする。
【0116】
(12)前記AI分析手段は、前記評価情報を自動的にランク付けすることを特徴とする。
【0117】
(13)前記フォーム書類情報は、前記第1のデータ端末を操作するユーザの診断書情報を含むことを特徴とする。
【0118】
(14)前記サーバ装置は、前記第3のデータ端末から採用通知を受領した場合、前記第1のデータ端末に対して前記第2のデータ端末を操作する特定者への感謝メッセージを送信するか否かを問合せる問合せ手段を備えることを特徴とする。
【0119】
(15)前記サーバ装置は、前記第1のデータ端末から前記第3のデータ端末への感謝メールが送信された場合、前記特定人データベースに記憶される特定人に対応づけられた評価情報を再評価することを特徴とする。
【0120】
(16)前記サーバ装置は、前記評価情報に加算するように再評価することを特徴とする。
【産業上の利用可能性】
【0121】
上記各実施形態では、入力フォームとして履歴書を例として説明したが、フォーム書類情報は、カルテ情報として、第1のデータ端末1-1~1-Nを操作するユーザが医者として、大学病院の名医に対する紹介状とするシステムにも本発明は有効に適用可能である。
【符号の説明】
【0122】
1-1~1-N 第1のデータ端末
2-1~2-N 第2のデータ端末
3 サーバ装置
3-1 CPU
3-4 通信部
3-5 表示部
3-6 入力部
3-7 登録ユーザ情報記憶部
6 ネットワーク
7-1~7-N 第3のデータ端末