(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024043342
(43)【公開日】2024-03-29
(54)【発明の名称】抽選装置及び抽選ゲーム装置
(51)【国際特許分類】
A63F 5/04 20060101AFI20240322BHJP
A63F 9/00 20060101ALI20240322BHJP
【FI】
A63F5/04 501A
A63F9/00 508H
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022148471
(22)【出願日】2022-09-16
(71)【出願人】
【識別番号】000132471
【氏名又は名称】株式会社セガ
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100080953
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 克郎
(72)【発明者】
【氏名】東岡 太樹
(72)【発明者】
【氏名】廣多 馨
(57)【要約】
【課題】簡易な構成を用いて、各投入部へのボール搬送を実現でき、抽選装置の製造コストを低減することができる抽選装置及び抽選ゲーム装置を提供する。
【解決手段】抽選装置は、抽選テーブル10と、投入部31a及び投入部31bを少なくとも有するボール投入部30と、ボール搬送部40と、を備える。搬送経路Pは、ボール搬送部40と投入部31aとを連結するメイン搬送経路P1と、投入部31aと投入部31bとを連結するサブ搬送経路P2と、を有する。ボール搬送部40は、メイン搬送経路P1を介して、ボールB1を投入部31aに搬送し、投入部31aのサブリフタ32は、サブ搬送経路P2を介して、投入部31aにあるボールB1を投入部31bに搬送するメイン搬送経路P1及びサブ搬送経路P2は、ボール搬送部40によってメイン搬送経路P1に搬送されたボールB1がサブ搬送経路P2に直接進入しないように構成されている。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
孔部を有し、ボールが前記孔部に入ることによって抽選を行うように構成された抽選テーブルと、
前記抽選テーブルにボールを投入するための第1投入部及び第2投入部を少なくとも有するボール投入部と、
搬送経路を介して、ボールを前記ボール投入部に搬送するボール搬送部と、
を備え、
前記搬送経路は、前記ボール搬送部と前記第1投入部とを連結するメイン搬送経路と、前記第1投入部と前記第2投入部とを連結するサブ搬送経路と、を有し、
前記ボール搬送部は、前記メイン搬送経路を介して、ボールを前記第1投入部に搬送し、
前記第1投入部は、第1サブ搬送部を有し、前記第1サブ搬送部は、前記サブ搬送経路を介して、前記第1投入部にあるボールを前記第2投入部に搬送し、
前記メイン搬送経路及び前記サブ搬送経路は、前記ボール搬送部によって前記メイン搬送経路に搬送されたボールが前記サブ搬送経路に直接進入しないように構成されている、
抽選装置。
【請求項2】
前記メイン搬送経路及び前記サブ搬送経路は、それぞれに搬送されたボールが自重によって前記メイン搬送経路及び前記サブ搬送経路の各々に沿って前進するように、傾斜に設けられている、
請求項1に記載の抽選装置。
【請求項3】
前記メイン搬送経路は、前記第1投入部に接続するメイン経路出口を有し、
前記サブ搬送経路は、前記第1投入部に接続し、かつ、前記メイン経路出口よりも上方又は下方に位置するサブ経路入口を有し、
前記第1サブ搬送部は、前記メイン経路出口を介して前記第1サブ搬送部に搬送されたボールを前記サブ経路入口に搬送して進入させるように、上下移動可能に設けられている、
請求項2に記載の抽選装置。
【請求項4】
前記第2投入部は、第2サブ搬送部を有し、
前記第1サブ搬送部及び前記第2サブ搬送部の各々は、ボールを前記抽選テーブルに投入するように、前記搬送経路よりも上方へ移動可能に設けられている、
請求項3に記載の抽選装置。
【請求項5】
ボールを回収するボール回収部をさらに備え、
前記第2投入部は、回収経路を介して前記ボール回収部に連結されており、
前記第2サブ搬送部は、前記回収経路を介して、前記第2投入部にあるボールを前記ボール回収部に搬送し、
前記サブ搬送経路及び前記回収経路は、前記第1投入部によって前記サブ搬送経路に搬送されたボールが前記回収経路に直接進入しないように設けられている、
請求項4に記載の抽選装置。
【請求項6】
前記回収経路は、前記回収経路に搬送されたボールが自重によって前記ボール回収部に進入するように、傾斜に設けられている、
請求項5に記載の抽選装置。
【請求項7】
前記サブ搬送経路は、前記第2投入部に接続するサブ経路出口を有し、
前記回収経路は、前記第2投入部に接続し、かつ、前記サブ経路出口よりも上方又は下方に位置する回収経路入口を有し、
前記第2サブ搬送部は、前記サブ経路出口を介して前記第2投入部に搬送されたボールを前記回収経路入口に搬送して進入させるように、上下移動可能に設けられている、
請求項6に記載の抽選装置。
【請求項8】
プレイヤの操作により、遊戯媒体を受け付ける媒体受付手段と、
前記媒体受付手段が前記遊戯媒体を受け付けることにより、ボールによる抽選ゲームを開始する請求項1~7のいずれか一項に記載の抽選装置と、
前記抽選装置の抽選結果に基づいて、前記抽選結果に対応する遊戯媒体をプレイヤに払い出す媒体払出手段と、
を備える、
抽選ゲーム装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、抽選装置及び抽選ゲーム装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数の穴部が形成されたテーブルの上を転動するボールがいずれかの穴部に入ることにより抽選を行う抽選装置として様々なものが提案され、商品化されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に開示された従来の抽選装置は、1つの投入部のみを採用している。このため、特許文献1に開示された従来の抽選装置は、ボールを投入する度に、1つのボールのみを投入することができ、抽選ゲームの興趣性に影響を与える。一方、特許文献1に開示された投入部を複数採用すると、投入部の構成が複雑であるため、抽選装置の製造コストが高騰するおそれがある。
【0005】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成を用いて、各投入部へのボール搬送を実現でき、抽選装置の製造コストを低減することができる抽選装置及び抽選ゲーム装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため、本発明に係る抽選装置は、孔部を有し、ボールが孔部に入ることによって抽選を行うように構成された抽選テーブルと、抽選テーブルにボールを投入するための第1投入部及び第2投入部を少なくとも有するボール投入部と、搬送経路を介して、ボールをボール投入部に搬送するボール搬送部と、を備え、搬送経路は、ボール搬送部と第1投入部とを連結するメイン搬送経路と、第1投入部と第2投入部とを連結するサブ搬送経路と、を有し、ボール搬送部は、メイン搬送経路を介して、ボールを第1投入部に搬送し、第1投入部は、第1サブ搬送部 を有し、第1サブ搬送部は、サブ搬送経路を介して、第1投入部にあるボールを第2投入部に搬送し、メイン搬送経路及びサブ搬送経路は、ボール搬送部によってメイン搬送経路に搬送されたボールがサブ搬送経路に直接進入しないように構成されているものである。
【0007】
かかる構成を採用すると、簡易な構成を用いて、各投入部へのボール搬送を実現でき、抽選装置の製造コストを低減することができる。
【0008】
本発明に係る抽選装置において、メイン搬送経路及びサブ搬送経路は、それぞれに搬送されたボールが自重によってメイン搬送経路及びサブ搬送経路の各々に沿って前進するように、傾斜に設けられてもよい。
【0009】
かかる構成を採用すると、搬送経路においてボールを移動させる動力機構を採用する必要がなくなり、搬送経路の構成の簡易化を実現できる。
【0010】
本発明に係る抽選装置において、メイン搬送経路は、第1投入部に接続するメイン経路出口を有し、サブ搬送経路は、第1投入部に接続し、かつ、メイン経路出口よりも上方又は下方に位置するサブ経路入口を有し、第1サブ搬送部は、メイン経路出口を介して第1サブ搬送部に搬送されたボールを前サブ経路入口に搬送して進入させるように、上下移動可能に設けられてもよい。
【0011】
かかる構成を採用すると、簡易な構成を有するサブ搬送部によって、投入部間のボール搬送を実現できる。
【0012】
本発明に係る抽選装置において、第2投入部は、第2サブ搬送部を有し、第1サブ搬送部及び第2サブ搬送部の各々は、ボールを抽選テーブルに投入するように、搬送経路よりも上方へ移動可能に設けられてもよい。
【0013】
かかる構成を採用すると、ボールの搬送機構のみならず、サブ搬送部をボールの投入機構として使用することができ、投入部の構成を簡易にすることができる。
【0014】
本発明に係る抽選装置において、ボールを回収するボール回収部をさらに備え、第2投入部は、回収経路を介してボール回収部に連結されており、第2サブ搬送部は、回収経路を介して、第2投入部にあるボールをボール回収部に搬送し、サブ搬送経路及び回収経路は、第1投入部によってサブ搬送経路に搬送されたボールが回収経路に直接進入しないように設けられてもよい。
【0015】
かかる構成を採用すると、ボールの投入機構のみならず、サブ搬送部をボールの回収機構として使用することができ、簡易な構成を用いて、ボールの回収を実現できる。
【0016】
本発明に係る抽選装置において、回収経路は、回収経路に搬送されたボールが自重によってボール回収部に進入するように、傾斜に設けられてもよい。
【0017】
かかる構成を採用すると、回収経路においてボールを移動させる動力機構を採用する必要がなくなり、回収経路の構成の簡易化を実現できる。
【0018】
本発明に係る抽選装置において、サブ搬送経路は、第2投入部に接続するサブ経路出口を有し、回収経路は、第2投入部に接続し、かつ、サブ経路出口よりも上方又は下方に位置する回収経路入口を有し、第2サブ搬送部は、サブ経路出口を介して第2投入部に搬送されたボールを回収経路入口に搬送して進入させるように、上下移動可能に設けられてもよい。
【0019】
かかる構成を採用すると、簡易な構成を有するサブ搬送部によって、ボールの回収を実現できる。
【0020】
本発明に係る抽選ゲーム装置において、プレイヤの操作により遊戯媒体を受け付ける遊戯媒体投入手段と、媒体受付部が遊戯媒体を受け付けることにより、ボールによる抽選ゲームを開始する、上述したいずれか1つの抽選装置と、抽選装置の抽選結果に基づいて、抽選結果に対応する遊戯媒体をプレイヤに払い出す遊戯媒体払出手段と、を備えてもよい。
【0021】
かかる構成を採用すると、簡易な構成を用いて、抽選装置におけるボール搬送を実現でき、抽選ゲーム装置の製造コストを低減することができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、簡易な構成を用いて、各投入部へのボール搬送を実現でき、抽選装置の製造コストを低減することができる抽選装置及び抽選ゲーム装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】本実施形態に係る抽選ゲーム装置の構成を示す斜視図である。
【
図2】本実施形態に係る抽選ゲーム装置の第1抽選機の構成を示す図である。
【
図3】本実施形態に係る抽選ゲーム装置の抽選テーブルの構成を示す図である。
【
図4】本実施形態に係る抽選ゲーム装置に使用されるボールの構成を示す図である。
【
図5】本実施形態に係る抽選ゲーム装置の第1抽選機の一部構成を示す図である。
【
図6】本実施形態に係る抽選ゲーム装置の第1抽選機の識別部の構成を示す斜視図である。
【
図7】本実施形態に係る抽選ゲーム装置の第1抽選機の選別部の構成を示す図である。
【
図8】本実施形態に係る抽選ゲーム装置の第1抽選機の搬送経路及び搬送経路の周囲の構成を示す図である。
【
図9】本実施形態に係る抽選ゲーム装置の第1抽選機のボール搬送部の構成を示す図である。
【
図10】本実施形態に係る抽選ゲーム装置の第1抽選機の投入部の構成を示す斜視図である。
【
図11】本実施形態に係る抽選ゲーム装置の第1抽選機の投入部の投入レールの構成を示す斜視図である。
【
図12】本実施形態に係る抽選ゲーム装置の第1抽選機の投入部のボールホルダの構成を示す斜視図である。
【
図13】本実施形態に係る抽選ゲーム装置の第1抽選機の投入部のサブ搬送経路の構成を示す斜視図である。
【
図14】本実施形態に係る抽選ゲーム装置の第1抽選機の投入部の構成を示す斜視図である。
【
図15】本実施形態に係る抽選ゲーム装置の第1抽選機の投入部のサブ搬送経路の構成を示す斜視図である。
【
図16】本実施形態に係る抽選ゲーム装置の第1抽選機の投入部によるボール搬送の変更を示す斜視図である。
【
図17】本実施形態に係る抽選ゲーム装置の第1抽選機の投入部によるボールのサブ搬送経路への搬送状態を示す斜視図である。
【
図18】本実施形態に係る抽選ゲーム装置の第1抽選機の投入部によるボールの投入状態を示す斜視図である。
【
図19】本実施形態に係る抽選ゲーム装置の第2抽選機の構成を示す斜視図である。
【
図20】本実施形態に係る抽選ゲーム装置の第2抽選機の構成を示す断面図である。
【
図21】本実施形態に係る抽選ゲーム装置のボールが第2抽選機の回転盤に搬送された状態を示す斜視図である。
【
図22】本実施形態に係る抽選ゲーム装置のボールが第2抽選機の抽選孔に落下する直前の状態を示す斜視図である。
【
図23】本実施形態に係る抽選ゲーム装置の制御ユニットの機能的構成を示す図である。
【
図24】本実施形態に係る抽選ゲーム装置の制御ユニットによる第1抽選ゲームの処理を説明するためのフローチャートである。
【
図25】
図24のステップS01の詳細を説明するためのフローチャートである。
【
図26】本実施形態に係る抽選ゲーム装置の制御ユニットによるゲームキャンセルときの回収処理を説明するためのフローチャートである。
【
図27】本実施形態に係る抽選ゲーム装置の制御ユニットによる第2抽選ゲームの処理を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、各図を参照しながら、本実施形態について説明する。なお、図面の上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。また、図面の寸法比率は、図示の比率に限定されるものではない。さらに、以下の実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこの実施形態のみに限定する趣旨ではない。またさらに、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。
【0025】
<抽選ゲーム装置の概要>
まず、
図1を参照しつつ、本実施形態に係る抽選ゲーム装置1の概要について説明する。
【0026】
本実施形態に係る抽選ゲーム装置1は、ボールによる抽選ゲームを行うための抽選ゲーム装置の一例である。抽選ゲーム装置1は、8人のプレイヤが同時にゲームを行えるゲーム装置である。また、抽選ゲーム装置1は、
図1に示すように、下方にある第1抽選機1Aと、第1抽選機1Aの上方にある第2抽選機1Bと、第1抽選機1Aの周囲に設けられた操作ユニット1Cと、抽選ゲーム装置1の内部に設けられた制御ユニット1Dと、第1抽選機1A及び第2抽選機1Bの周囲に設けられた筐体1Eと、を備える。ここで、第1抽選機1A及び第2抽選機1Bは、抽選ゲーム装置1に設けられた抽選装置の一例である。また、抽選ゲーム装置1は、第1抽選機1A及び第2抽選機1Bのいずれか一方を有してもよい。
【0027】
第1抽選機1Aは、第1抽選ゲームを行うための構成である。第2抽選機1Bは、第1抽選ゲーム異なる第2抽選ゲームを行うための構成である。ここで、第1抽選ゲームは、例えば複数の小さいボールB1(
図4参照)を用いて行われるビンゴ抽選ゲームである。また、ボールB1は、赤、緑、及び黄の3色の半透明の樹脂製ボールを含む。なお、ボールB1は、第1抽選ゲームの内容に応じて、4色のボールを含んでもよい。第2抽選ゲームは、例えば、1つの大きなボールB2(
図20参照)を用いて行われるジャンボ抽選ゲームである。なお、以下では、第1抽選ゲーム及び第2抽選ゲームを区別しない場合、両者を「抽選ゲーム」と総称することもある。
【0028】
操作ユニット1Cは、8つのサテライト2Cを有する。サテライト2Cは、プレイヤが抽選ゲームに関する操作を行うための構成である。サテライト2Cは、
図1に示すように、操作テーブル2aと、プレイヤが抽選ゲームに関する操作の入力を受け付けるための操作ボタン2bと、プレイヤの操作により遊戯媒体を受け付ける媒体受付部媒体受付手段2cと、第1抽選機1A及び/又は第2抽選機1Bの抽選結果に対応する実体遊戯媒体又は仮想遊戯媒体をプレイヤに払い出す媒体払出部媒体払出手段2dと、抽選ゲーム及びプレイヤの操作に関連する情報を表示するための表示部2eと、を備える。
【0029】
ここで、遊戯媒体は、物理的な遊戯媒体又は電子遊戯媒体のいずれか一方であってもよい。電子遊戯媒体を使用する場合、媒体受付手段2c及び媒体払出手段2dは、表示部2eによって表示される。また、物理的な遊戯媒体は、例えば、コイン形状をした金属又はプラスチック等の素材でできた実体物である。電子メダルは、例えば、電子媒体等に記録又は紐づいたデータ上のものである。
【0030】
制御ユニット1Dは、第1抽選機1A、第2抽選機1B、及び操作ユニット1Cのそれぞれの動作を制御する構成である。筐体1Eは、第1抽選機1A、第2抽選機1B、BGM等のゲーム音声等を出力するスピーカ、電飾部、及び展示ポスタ等を取り付けるための構成である。
【0031】
抽選ゲームの流れについて説明する。各サテライト2Cのプレイヤは、サテライト2Cに設けられた表示部2eに表示されたビンゴ等の抽選表示を見ながら、遊戯媒体を媒体受付手段2cから投入する。投入されたメダルは、枚数等の情報としてプレイヤごとに制御ユニット1D内に記憶される。ビンゴゲームの抽選は所定時間間隔で実行されるため、所定時間経過後に第1抽選ゲーム及び/又は第2抽選ゲームが実行される。その後、制御ユニット1Dは、抽選結果を決定して、その抽選結果を各サテライト2Cの表示部2eに表示する。このとき、ビンゴが揃っていた場合、制御ユニット1Dは、抽選結果に基づいて、投入していた遊戯媒体の枚数(量)に応じた遊戯媒体が媒体払出手段2dから払い出されるよう制御する。
【0032】
<抽選ゲーム装置1の主要構成>
次に、
図1乃至
図27を参照しつつ、抽選ゲーム装置1の主要構成、すなわち、第1抽選機1A、第2抽選機1B、及び制御ユニット1Dのそれぞれの詳細について説明する。
【0033】
[第1抽選機1A]
第1抽選機1Aは、
図2、
図3、及び
図8に示すように、ビンゴ抽選に使用される抽選テーブル10と、ボールB1を色ごとに識別して収容するボール識別収容部20と、抽選テーブル10に抽選用のボールB1を投入するためのボール投入部30と、ボール識別収容部20に収容されたボールB1をボール投入部30に搬送するボール搬送部40と、抽選テーブル10及び各ボール投入部30にあるボールB1を回収するためのボール回収部50と、を備える。
【0034】
ボール投入部30は、抽選テーブル10の周囲に配置されている。ボール識別収容部20及びボール回収部50は、
図3に示すように、抽選テーブル10の下方に配置されている。ボール搬送部40及びボール回収部50のそれぞれは、
図5に示すように、ボール識別収容部20に接続されている。また、ボール搬送部40は、
図8に示すように、搬送経路Pを介して、ボールB1をボール投入部30に直接又は間接搬送するように構成されている。
【0035】
このように、第1抽選ゲームが開始すると、ボール識別収容部20に収容されたボールB1がボール搬送部40によって、ボール投入部30に搬送されてから、ボール投入部30によって、抽選テーブル10に投入されて第1抽選ゲームを行う。また、第1抽選ゲームが終了後、抽選テーブル10にあるボールB1がボール回収部50によって回収されて、再びにボール識別収容部20に搬送されて収容される。
【0036】
また、抽選ゲームに使用される各色のボールB1は、同じ構成を有する。各ボールB1には、
図4に示すように、ICタグB3と、ICタグB3の両面に設けられた反射シールB5と、が内蔵されている。ICタグB3は、小型の記録媒体である。ICタグB3には、ボールを識別する情報、例えば、各ボールの色を識別する情報が記録されている。ICタグB3は、後述するボール識別部40に設けられたアンテナ212との間に生じる電磁誘導現象を利用して、無線によるアンテナ212との非接触な通信を行う。
【0037】
(抽選テーブル10)
続いて、
図2乃至
図5を参照しつつ、抽選テーブル10の詳細について説明する。抽選テーブル10は、
図5に示すように、回転部11と、回転部11の周囲に取り付けられた周囲部12と、回転部11の下面側設けられかつ回転部11を回転可能に支持する支持部13と、回転部11に対して回転かつ上下方向に移動可能に設けられた風車部14と、回転部11を回転させる駆動部15と、を備える。
【0038】
回転部11は、
図5に示すように、回転盤111と、回転盤111の中央に設けられた中央孔112と、中央孔112を中心とする3つの同心円上に設けられた複数(例えば、25個)の孔部113と、各孔部113の近傍に設けられた発光部114と、各孔部113の近傍に設けられた表示部115と、各孔部113の下方側に設けられた一対の赤外線センサ(図示せず)と、を有する。
【0039】
回転盤111は、周囲部12とともに、抽選テーブル10の上面部分を構成している。回転盤111は、皿状、すなわち、扁平円錐形状をなしている。回転盤111は、その厚み方向の両側にある上面111a及び下面111bを有する。上面111aは、円錐面をなしている。
【0040】
中央孔112は、後述する風車部14の風車本体141を通過させるための構成である。風車本体141が中央孔112と同じ高さ又は中央孔112よりも上方に位置するとき、ボールB1が中央孔112に進入することができない。一方、風車本体141が中央孔112よりも下方に位置するとき、ボールB1が中央孔112に進入して、後述するボール回収部50の中央回収部52に入ることができる。
【0041】
孔部113は、ボールB1が入った孔部113に対応する数値に基づいて抽選を行うため設けられた構成である。
図5に示す例では、孔部113の数は、25個であるが、孔部113の数は、他の数であってもよい。また、25個の孔部113は、
図5に示すように、3つの同心円上に等間隔に配置されている。
【0042】
発光部114は、特定の色のボールB1が入るべき孔部113を、そのボールB1の色と同じ色で発光させることでプレイヤに案内し、また、その案内の視認性を向上させるための構成である。各発光部114には、赤、青、緑、及び黄等の多色を発光できるLEDが4組内蔵されていている。第1抽選ゲーム中、25個の発光部114の各々は、制御ユニット1Dの制御に基づいて、赤、青、緑、及び黄等の色の組み合わせによって、フルカラーの色をランダムに発光することができる。
【0043】
表示部115は、ボールB1が入った孔部113に対応する抽選内容(例えば、数字若しくはその他の画像)を表示するための構成である。。第1抽選ゲーム中、25個の表示部115の各々は、制御ユニット1Dの制御に基づいて、例えば、「1」~「25」の数字をランダムに表示することができる。
【0044】
一対の赤外線センサは、ボールB1に孔部113に入ったか否かを検知するための構成である。一対の赤外線センサは、それぞれから射出される赤外線が互いに直角に交差し、かつ、それらの赤外線の交差点が各孔部113の中心からずれた位置になるように、設けられている。
【0045】
周囲部12は、回転盤111とともに、抽選テーブル10の上面部分を構成している。周囲部12は、
図5に示すように、外周部121と、取付部121の内周側に設けられた円周レーン122と、を有する。
【0046】
外周部121は、8つのサテライト2Cの各々に対応する発光部123を有する。発光部123は、例えば、発光することで、抽選の当選情報を示すことができる。円周レーン122は、回転盤111の上面111aと滑らかに接続されて、上面111aとともに、ボール投入部30によって投入されたボールB1の転動を案内するように構成されている。
【0047】
ここで、円周レーン122及び回転盤111の上面111aによって構成された面は、後述するボール投入部30の投入レール33(
図2参照)によって円周レーン122の接線方向に投入されたボールB1を、円周レーン122上に円弧を描くように転動させつつ、徐々に内側の回転盤111の上面111aに進入させてから、上面111a上に徐々に上面111aの中心に接近させながら円弧を描くように旋回させることができる。
【0048】
支持部13は、
図5に示すように、回転盤111を回転可能に支持する構成ための構成である。支持部13は、筐体1Eに固定されている。支持部13は、回転盤111を支持する上面131と、上面131に形成されたボール支持環132,133,134と、回転盤111をその厚み方向に貫通する回収孔135と、回収孔135に設けられた、回収孔135を開閉可能にするように設けられたフラップ136と、フラップ136の姿勢変更を駆動するフラップ駆動部137と、を有する。
【0049】
ボール支持環132,133,134は、ボールB1を孔部113内に保持しながら、回転盤111が回転するとき、ボールB1を3つのボール支持環132,133,134上に転動させるための構成である。ボール支持環132,133,134は、
図5に示すように、支持部13と回転盤111とが上下重なるように取り付けられたとき、上面131の、回転盤111の25個の孔部113が位置する3つの同心円に対応する位置に形成されている。
【0050】
回収孔135は、フラップ136とともに、回転盤111の孔部113にあるボールB1を、後述するボール回収部50の回収溝53に落下させるための構成である。回収孔135は、矩形状をなしている。
【0051】
フラップ136は、回収孔135を覆えるように、回収孔135と同様の形状をなしている。フラップ136の上面には、ボール支持環132,133,134の一部が形成されている。また、フラップ136は、フラップ駆動部137の駆動によって回収孔135に対して回転することで、回収孔135を開閉可能なように設けられている。
【0052】
フラップ136が回収孔135を閉じたとき、回転盤111が回転して回収孔135を経過するとき、回転盤111の孔部113にあるボールB1が回収孔135を介して回収溝53に落下しない。この場合、ボールB1がフラップ136にあるボール支持環132,133,134の一部上に転動する。一方、フラップ136が回収孔135を開放したとき、回転盤111が回転して回収孔135を経過するとき、回転盤111の孔部113にあるボールB1が回収孔135を介して回収溝53に落下して回収される。
【0053】
風車部14は、ボールB1が回転盤111の上面に旋回して中央孔112に近づくと、そのボールB1を回転盤111の周縁部分又は円周レーン122に跳ねて、ボールB1を孔部113に入れさせるための構成である。風車部14は、
図5に示すように、風車本体141と、風車本体141の動きを駆動する風車駆動部142と、を有する。
【0054】
風車本体141は、
図5に示すように、回転盤111の中央孔112と連結されている後述するボール回収部50の中央回収管52内に配置されている。風車駆動部142は、風車本体141の上下方向の移動及び回転を駆動する。
【0055】
具体的には、風車駆動部142は、風車本体141を、上面111aよりも上方の位置から上面111aよりも下方の位置までの範囲内に移動させることができる。また、風車本体141が上面111aよりも上方に位置するとき、風車駆動部142は、風車本体141の回転を駆動する。よって、風車本体141は、風車本体141と接触したボールB1を弾くことができる。また、風車本体141が上面111aよりも下方に位置するとき、中央孔112が開放される。この場合、ボールB1は、中央孔112から落下して中央回収管52に入って回収される。
【0056】
駆動部15は、回転盤111の回転を駆動するための構成の一例である。駆動部15は、
図5に示すように、回転を回転盤111に伝達するための回転伝達盤151と、モータ152と、モータ152の出力を回転伝達盤151に伝達するドライブローラ153と、回転伝達盤151を回転可能に支持する複数のローラ154と、回転伝達盤151をその外周面から押さえて回転伝達盤151の位置を決める複数のローラ155と、を有する。
【0057】
回転伝達盤151の中央には、回転盤111を取り付けるための取付柱156が設けられている。回転盤111は、取付柱156に固定されることで、回転伝達盤151の回転に伴い回転することができる。
【0058】
(ボール識別収容部20)
次に、
図3、
図6及び
図7を参照しつつ、ボール識別収容部20の構成について説明する。ボール識別収容部20は、ボール回収部50によって回収されたボールB1を色ごとに収容するための構成の一例である。ボール識別収容部20は、
図2に示すように、ボールB1の色を識別して振り分ける識別部21と、識別部21によって振分されたボールB1を色ごとに収容しかつ制御ユニット1Dによって指定された色及び数のボールB1をボール搬送部40に送り出す選別部22と、を有する。
【0059】
識別部21は、
図6及び
図7に示すように、後述するボール回収部50の搬送回収経路54によって搬送されたボールB1を1球ずつ搬送する搬送部211と、搬送部211によって搬送されたボールB1の色を識別するアンテナ212と、アンテナ212によって色が識別されたボールB1をその色に対応する選別部22の収容部に振り分ける振分部213と、を有する。
【0060】
搬送部211は、
図6に示すように、ベース部214と、ベース部214に回転可能に設けられた回転搬送盤216と、図示されていない回転搬送盤216の回転を駆動する駆動部と、を有する。
【0061】
ベース部214は、回転搬送盤216を回転可能に支持する構成である。ベース部214の振分部213に対応する位置、すなわち、振分部213の直上の位置に、ボールB1を振分部213に落下させるための落下孔215が設けられている。
【0062】
回転搬送盤216には、ボールB1を保持するための保持部217が設けられたいる。保持部217は、回転搬送盤216に設けられた凹部である。搬送部211が待機しているとき、回転搬送盤216は、保持部21を搬送回収経路54の出口に向かうように配置されている。このように、搬送回収経路54からボールB1が搬送部211に搬送されたとき、そのボールB1は、保持部217によって保持されてから、回転搬送盤216の
図6に示す方向に回転することによって、アンテナ212に搬送されてから、落下孔215に搬送されることができる。
【0063】
アンテナ212は、ボールB1に内蔵されたICタグB3と通信するためのRFID(Radio Frequency Identification)システムを構成する。具体的には、ボールB1がアンテナ212の下方に搬送されると、アンテナ212は、ボールB1のICタグB3に起動信号を送信する。ボールB1のICタグB3は、その起動信号を受信し、その起動信号のエネルギにより起電力を発生して内部の制御回路を作動し、アンテナ212の通信を開始する。そして、アンテナ212は、ボールB1のICタグB3が発信したボールB1の色を識別する情報の色識別信号を受信して、制御ユニット1Cに送信する。制御ユニット1Cは、その色識別信号を解読してそのボールB1の色を検知することができる。
【0064】
振分部213は、制御ユニット1Dからの制御信号に基づいて、回転することによって、搬送部211から落下したボールB1を、そのボールB1の色に対応する選別部22の収容部に振り分けることための構成である。
【0065】
選別部22は、
図7に示すように、振分部213によって振り分けられたボールB1を色ごとに収容する収容部221,222,223,224と、収容部221,222,223,224の各々に収容されたボールB1を1つずつボール搬送部40に搬送することができるソレノイド225,226,227,228と、ソレノイド225,226,227,228のそれぞれを駆動する駆動部と、を有する。
【0066】
ここで、第1抽選ゲームでは、緑色ボールが、黄色ボール及び赤色ボールよりも多く使用されている。このため、選別部22には、緑色ボールを収容する収容部が2つ設けられている。すなわち、収容部221,222,223,224の各々は、例えば、緑色ボール、緑色ボール、黄色ボール、赤色ボールの収容に使用されるものである。
【0067】
抽選ゲーム時、ソレノイド225,226,227,228の各々は、制御ユニット1Cからの搬送信号に指定されたボールB1の色及び数に基づいて、それぞれに対応する収容部221,222,223,224にあるボールB1を1つずつにボール搬送部40に搬送する。
【0068】
(ボール搬送部40)
ボール搬送部40は、
図9に示すように、ボールB1を搬送するための搬送リフタ41と、搬送リフタ41と搬送経路Pと接続位置に設けられた、ボールB1の搬送方向を振り分ける振分部42と、搬送リフタ41及び振分部42を取り付けて収容するための筐体43と、を有する。
【0069】
搬送リフタ41は、一回の動作(すなわち後述する無端ベルト46の一周回転)で複数のボールB1を順次に搬送できる構成の一例である。搬送リフタ41は、
図9に示すように、一対のプーリ44,45と、一対のプーリ44,45に架渡された無端ベルト46と、無端ベルト46の表面に等間隔に設けられたボールB1を搭載させるための複数のボールホルダ47と、プーリ44の回転を駆動する駆動部48と、を有する。
【0070】
ゲーム時、駆動部48の作動によるプーリ44への駆動によって、プーリ44が回転されて、無端ベルト46及びボールホルダ47は、
図9に示す方向dに回転する。そして、選別部22によって搬送リフタ41の下方に搬送されたボールB1は、回転中のボールホルダ47に引っ掛かれて、そのボールホルダ47に搭載される。その後、ボールB1は、無端ベルト46の回転によって、上方にある振分部42に搬送される。
【0071】
振分部42は、制御ユニット1Cからの振分信号に基づいて、搬送リフタ41によって各ボールB1が搬送された度に、そのボールB1を後述する搬送経路Pは、抽選テーブル10の第1周囲部分10a側にある搬送経路Pa及び抽選テーブル10の第2周囲部分10b側にある搬送経路Pbにいずれか一方に振り分けることができる。なお、搬送経路Pの詳細構成は、ボール投入部30の構成を説明した上で、説明する。
【0072】
(ボール投入部30)
ボール投入部30は、
図2に示すように、抽選テーブル10の周囲に等間隔に設けられた8つの投入部31を有する。8つの投入部31の各々は、同じ構造を有する。また、
図2に示すように、8つの投入部31のうち、4つの投入部31が、抽選テーブル10の第1周囲部分10aに等間隔に設けられており、他の4つの投入部31が、抽選テーブル10の第2周囲部分10bに等間隔に設けられている。第1周囲部分10aと第2周囲部分10bとは、同様の寸法を有する。また、ボール搬送部40は、第1周囲部分10aと第2周囲部分10bとの一方側の境に位置する。このため、8つの投入部31は、ボール搬送部40の両側に配置されている。
【0073】
以下の説明では、抽選テーブル10の第1周囲部分10aに設けられた4つの投入部31を中心として説明する。また、その4つの投入部30を区別する場合、その4つの投入部30の各々を「投入部31a,31b,31c,31d」と呼ぶことがある。ボール投入部31aは、第1投入部の一例であり、ボール搬送部40と隣接するように配置されている。ボール投入部30dは、第2投入部の一例であり、後述するボール回収部50のメイン回収管51と隣接するように配置されている。投入部31b,31cは、投入部31a及び投入部31dの間に配置されている。
【0074】
各投入部31は、
図11に示すように、ボールB1を搬送するためのサブ搬送リフタ32と、ボールB1を所定方向で回転テーブル10に投入するための投入レール33と、ボールB1の搬送先を変更させるための搬送変更部34と、サブ搬送部31にボールB1の有無を検知するボール検知センサ35と、サブ搬送部31及び搬送変更部34の動作を駆動する駆動部36と、サブ搬送リフタ32等の構成を取り付けて収容する筐体37と、を有する。
【0075】
サブ搬送リフタ32は、一回の動作(すなわち後述するリフタ本体321の一回の上下移動)で1つのボールB1を搬送できる構成の一例である。サブ搬送リフタ32は、ボールB1を他のボール投入部30に搬送することと、ボールB1を投入レール33に搬送することとを実現できるように構成されている。
【0076】
また、サブ搬送リフタ32は、ボール搬送部40の搬送リフタ41よりも簡易な構成を有する。具体的には、サブ搬送リフタ32は、
図11に示すように、リフタ本体321と、リフタ本体321の上端に設けられたボールB1を保持するボールホルダ322と、リフタ本体321に設けられたピニオン323と、ピニオン323と噛み合うように筐体37に取り付けられたギア324と、を有する。
【0077】
ゲーム時、駆動部36の作動によりギア324の回転によって、ピニオン323が上下方向に移動する。そして、ピニオン323の移動に伴い、リフタ本体321及びボールホルダ322も上下方向に移動する。その結果、ボールホルダ322によって保持されたボールB1も上下方向に移動することができる。
【0078】
また、制御ユニット1Dからの制御信号によって、駆動部36がギア324の回転を停止させることができる。これによって、リフタ本体321に取り付けられたボールホルダ322は、
図14に示すように、上下方向の下方から上方に向かって、待機位置A1、搬送変更位置A2、投入待機位置A3、及び投入位置A4で停止することができる。待機位置A1は、投入部31がボール搬送部40によって搬送されたボールB1を受け取るための位置である。搬送変更位置A2は、1つの投入部31にあるボールB1を他の投入部31に向けて送り出せる位置である。投入位置A4は、投入部31の投入レール33の入口位置である。投入待機位置A3は、投入位置A4の直下の位置である。
【0079】
ここで、待機位置A1、搬送変更位置A2、投入待機位置A3、及び投入位置A4のそれぞれの説明に合わせて、搬送経路Pについて説明する。搬送経路Pは、抽選テーブル10の第1周囲部分10a側にある搬送経路Paと、抽選テーブル10の第2周囲部分10b側にある搬送経路Pbと、を有する。搬送経路Pa及び搬送経路Pbは、同じ構成を有するため、以下では、搬送経路Paを中心に説明する。
【0080】
搬送経路Paは、
図8に示すように、ボール搬送部40とボール投入部30aとを連結するメイン搬送経路P1と、ボール投入部30aとボール投入部30bとを連結するサブ搬送経路P2aと、ボール投入部30bとボール投入部30cとを連結するサブ搬送経路P2bと、ボール投入部30cとボール投入部30dとを連結するサブ搬送経路P2cと、を有する。サブ搬送経路P2a、サブ搬送経路P2b、及びサブ搬送経路P2cは、同じ構成である。このため、以下の説明では、サブ搬送経路P2aを中心に説明する。また、サブ搬送経路P2a、サブ搬送経路P2b、及びサブ搬送経路P2cを区別しないとき、三者のそれぞれを「サブ搬送経路P2」と呼ぶことがある。
【0081】
メイン搬送経路P1は、メイン搬送経路P1に搬送されたボールB1が自重によってメイン搬送経路P1に沿って前進するように、傾斜に設けられている。具体的には、メイン搬送経路P1は、
図8に示すように、ボール搬送部40の振分部42に接続するメイン経路入口D1と、投入部31aに接続するメイン経路出口D2と、を有する。メイン経路出口D2は、
図8に示すように、投入部31aの筐体37の側面371に設けられた開口である。メイン経路出口D2は、待機位置A1と同じ高さ位置に設けられている。こうして、メイン搬送経路P1は、
図8に示すように、メイン経路入口D1がメイン経路出口D2よりも上方に位置するように、傾斜している。
【0082】
サブ搬送経路P2は、サブ搬送経路P2に搬送されたボールB1が自重によってサブ搬送経路P2に沿って前進するように、傾斜に設けられている。具体的には、サブ搬送経路P2は、
図8に示すように、投入部31aに接続するサブ経路入口D3と、投入部31bに接続するサブ経路出口D4と、を有する。サブ経路入口D3は、
図8に示すように、投入部31aの筐体37の側面372に設けられた開口である。サブ経路入口D3は、搬送変更位置A2と同じ高さ位置に設けられている。サブ経路出口D4は、
図8に示すように、投入部31bの筐体37の側面371に設けられた開口である。サブ経路出口D4は、待機位置A1と同じ高さ位置に設けられている。こうして、サブ搬送経路P2は、
図8に示すように、サブ経路入口D3がサブ経路出口D4よりも上方に位置するように、傾斜している。
【0083】
ボールホルダ322は、
図12及び
図13に示すように、ホルダ部325と、ホルダ部325と交差するように取り付けられた押付板326と、ホルダ部325の下面に取り付けられた回転軸327と、を有する。ボールホルダ322は、回転軸327を介して、リフタ本体321の上端に回転可能に設けられている。
【0084】
ボールホルダ322の押付板326が外力を受けていないとき、ホルダ部325は、水平の状態を維持し、ボールB1を保持することができる。一方、ボールホルダ322の押付板326が外力を受けたとき、ホルダ部325は、回転軸327を中心に傾斜するように回転し、ホルダ部325内のボールB1を排出することができる。
【0085】
ここで、ボールホルダ322の押付板326が受ける外力は、ボールホルダ322が搬送変更位置A2に停止しかつ搬送変更部34が作動しているとき、搬送変更部34が押付板326を押し付けたときの力と、ボールホルダ322が投入位置A4に停止したとき、投入レール33が押付板326を押し付けたときの力と、を含む。一方、ボールホルダ322が搬送変更位置A2に停止した場合、搬送変更部34が作動しないとき、押付板326は外力を受けず、ホルダ部325は水平の状態を維持する。
【0086】
投入レール33は、
図2に示すように、ボールB1が自重によって投入レール33に沿って移動できるように、傾斜するように設けられている。また、投入レール33は、湾曲している先端部331を有する。先端部331のガイドによれば、ボールB1が、抽選テーブル10の円周レーン122の円周の接線方向に沿って飛び出すことができる。
【0087】
検知センサ35は、
図14及び
図16に示すように、投入部31の筐体37の側面373の待機位置A1よりも少々上方にある位置に設けられている。こうして、ボールホルダ322が待機位置A1に停止しているとき、検知センサ35は、ボールホルダ322にボールB1の有無を検知する。なお、検知センサ35は、ボールB1の色も検知してもよい。
【0088】
検知センサ35がボールホルダ322にボールB1がないと検知する場合、検知センサ35は、その情報を制御ユニット1Dに送付する。そして、投入部31aにボールB1がない場合、制御ユニット1Dは、ボール搬送部40の搬送リフタ41を駆動して、メイン搬送経路P1を介して、投入部31aのボールホルダ322にボールB1を搬送する。一方、投入部31bにボールB1がない場合、制御ユニット1Dは、まず、ボール搬送部40の搬送リフタ41を駆動して、メイン搬送経路P1を介して、ボールB1を投入部31aのボールホルダ322に搬送してから、投入部31aのサブ搬送リフタ32を駆動して、サブ搬送経路P2を介して、ボールB1を投入部31bのボールホルダ322に搬送する。また、投入部31c又は投入部31dにボールB1がない場合、投入部31b又は投入部31cのサブ搬送リフタ32をさらに駆動すればよい。この場合、投入部31b又は投入部31cのサブ搬送リフタ32によるボールB1の搬送は、投入部31aのサブ搬送リフタ32によるボールB1の搬送と同様であるため、ここでは、説明を省略する。
【0089】
(ボール回収部50)
ボール回収部50は、
図3、
図5、及び
図10に示すように、ボール識別収容部20の識別部21と接続されているメイン回収管51と、中央孔112から落下したボールB1を回収するための中央回収管52と、回転盤111及び中央回収管52から落下したボールB1を回収するための回収溝53と、を有する。
【0090】
また、中央回収管52は、
図5に示すように、一端が中央孔112に接続し、他端が回収溝53に接続するように設けられている。回収溝53は、
図5に示すように、上端開口531が支持部13の回収孔135及び中央回収管52の下端に接続し、側面の開口532がメイン回収管51に接続するように設けられている。メイン回収管51は、回収経路Rを介して、第1周囲部分10a側にある第1投入部31dと、第2周囲部分10b側にあるにある第1投入部31dとのそれぞれを接続している。
【0091】
ここで、回収経路Rについて説明する。回収経路Rは、抽選テーブル10の第1周囲部分10a側にある回収経路Raと、抽選テーブル10の第2周囲部分10b側にある回収経路Rbと、を有する。回収経路Ra及び回収経路Rbは、同じ構成を有するため、以下では、回収経路Raを中心に説明する。
【0092】
回収経路Raは、
図11に示すように、ボール投入部30dとメイン回収管51とを連結している。回収経路Raは、サブ搬送経路P2に搬送されたボールB1が自重によって回収経路Raに沿って前進するように、傾斜に設けられている。具体的には、回収経路Raは、
図11に示すように、投入部31dに接続する回収経路入口D5と、メイン回収管51に接続する回収経路出口D6と、を有する。回収経路入口D5は、
図10に示すように、投入部31dの筐体37の側面372に設けられた開口である。回収経路入口D5は、搬送変更位置A2と同じ高さ位置に設けられている。回収経路出口D6は、
図11に示すように、メイン回収管51の側壁に設けられている。回収経路Raは、
図11に示すように、回収経路入口D5が回収経路出口D6よりも上方に位置するように、傾斜している。
【0093】
[第2抽選機1B]
第2抽選機1Bは、
図1、
図19乃至図
図22に示すように、ジャンボ抽選に使用される抽選ルーレット6と、回転盤61及び回転盤61の中央に設けられた抽選孔62を有する抽選テーブル60と、抽選テーブル60の後述する回転盤61を第1方向F1に回転させることで、回転盤61に載置されたボールB2を第1方向F1に回転させるように構成された回転駆動部70と、第1方向に回転中のボールB2に外力を与えることで、ボールB2の第1方向F1の回転を継続させつつ、ボールB2を第2方向F2に回転させるように構成された回転付与部80と、ボールB2との接触によってボールB2の第1方向F1の回転の範囲を回転盤61内に制限するように、回転盤61の周囲に設けられたガイド部90と、ボールB2を回転盤61に搬送する搬送部100と、を備える。
【0094】
ここで、
図21に示すように、第1方向F1は、例えば、時計回り方向であり、第2方向F2は、例えば、反時計回り方向である。なお、第2方向F2は、時計回り方向であり、第1方向F1は、反時計回り方向であってもよい。また、ボールB2の第1方向F1の回転と第2方向F2の回転とは、異なる回転軸を回転中心とする回転である。ボールB2の第1方向F1の回転及び第2方向F2の回転の詳細は、後述する。
【0095】
抽選ルーレット6は、
図1に示すように、複数のLEDが円筒状に並んで形成された構成である。ゲーム時、抽選ルーレット6の複数のLEDが順次に巡回発光し、そして、ボールB2が抽選孔62に落下した後に、LEDの巡回発光が停止し、抽選孔62に落下した時点が発光していたLEDのみが発光し続ける。その結果、制御ユニット1Dは、発光しているLEDに対応するサテライト2Cが第2抽選ゲームの当選サテライトとして検出することができる。
【0096】
回転盤61は、
図19及び
図20に示すように、ボールB2を載置するための載置面63と、載置面63に設けられた複数の案内部64と、を有する。回転盤61は、回転駆動部70によって、第1方向F1及び第2方向F2のいずれか一方に回転させることが可能なように構成されている。
【0097】
抽選孔62は、回転盤61側にある開口部621を有する。開口部621は、搬送部100によって、開放又は閉じられることができる。搬送部100が開口部621を閉じた場合、ボールB2が抽選孔62に落下することができない。一方、搬送部100が開口部621を開放した場合、ボールB2が抽選孔62に落下することができる。また、ボールB2が抽選孔62への落下によって、抽選ルーレット6による第2抽選ゲームが終了する。
【0098】
載置面63は、
図20に示すように、ボールB2が回転しながら載置面53の周縁部分632から中央部分631に向かって移動して抽選孔62に落下するように、傾斜している。具体的には、載置面63は、皿状をなしている。このような載置面63によれば、ボールB2を、ガイド部90のガイドによって回転盤61の載置面63に転動させつつ、徐々回転盤61の中央部分631に接近させることができる。
【0099】
案内部64は、載置面63の周縁部分632と中央部分631との間におけるボールB2の移動を案内する構成の一例である。案内部64は、載置面63から突起している。案内部64は、回転盤61が第1方向F1に回転しているとき、ボールB2の第1方向F1の回転及び第2方向F2の回転を継続させつつ、ボールB2が案内部64に沿って中央部分631から離れるようにボールB2の第1移動M1を案内し、回転盤61が第2方向F2に回転しているとき、ボールB2の第1方向F1の回転及び第2方向F2の回転を継続させつつ、ボールB2が案内部64に沿って中央部分631に近づくようにボールB2の第2移動M2を案内するように構成されている。
【0100】
回転駆動部70は、回転盤61を第1方向F1及び第2方向F2のいずれか一方に回転させるように駆動する構成の一例である。回転駆動部70は、例えば、回転盤61を第1方向F1に回転させてから、回転盤61を第2方向F2に回転させることができる。また、停止しているボールB2は、第1方向に回転中の回転盤61の載置面63とボールB2との間に生じる摩擦力f1によって、ボールB2が回転盤61に転がる。そして、ボールB2は、遠心力によって、回転盤61の回転軸を第1回転軸L1として、第1回転軸L1の周りにおいて第1方向F1に回転する。言い換えれば、ボールB2は、第1回転軸L1を回転中心として第1方向F1に公転する。以下では、このようなボールの第1方向F1の公転を「第1回転T1」と呼ぶことがある。
【0101】
回転付与部80は、ボールB2に第2方向F2の回転を付与するための構成の一例である。回転付与部80は、ボールB2と接触することで発生された摩擦力を用いて、ボールB2の第2方向F2の回転を行わせるための構成である。回転付与部80は、例えば、ゴムによって構成された部材である。回転付与部80は、
図19乃至
図22に示すように、ガイド部90に設けられている。また、
図19乃至
図22に示す例では、ガイド部90に取り付けられた回転付与部80の数は1つであるが、回転付与部80の数はこれに限定されるものではない。回転付与部80の数は1つであってもよく、5つ以上であってもよい。
【0102】
ゲーム時、ボールB2が第1回転T1によって、回転付与部80と接触する。このような接触によって、ボールB2の表面と回転付与部80との間に摩擦力f2が生じる。言い換えれば、回転付与部80は、ボールB2の表面に
図19に示す方向の摩擦力f2を与える。また、摩擦力f2は、摩擦力f1よりも小さい。その結果、ボールB2は、第1回転T1をしつつ、ボールB2がボールB2の中心を通過する中心軸を第2回転軸L2として、第2方向F2に回転し始める。言い換えれば、ボールB2が第2回転軸L2を回転中心として第2方向F2に自転する。以下では、ボールの第2方向F2の自転を「第2回転T2」と呼ぶことがある。
【0103】
このように、回転駆動部70が回転盤61を第1方向F1に回転させ始めると、回転盤61の載置面63に搭載されたボールB2は、ボールB2と載置面63との摩擦力f1によって、第1方向F1に第1回転T1を行うとともに、案内部64に沿って回転盤61の中央部分631から離れるように第1移動M1を行う。また、第1回転T1中のボールB2が回転付与部80と接触すると、第1回転T1及び第1移動M1をしつつ、ボールB2が第2方向F2に第2回転T2を行う。また、ボールB2が第2回転T2を行うと、回転盤61の載置面63がボールB2に与える摩擦力f1が減少する。その結果、ボールB2の第1方回転T1の速度が減速する。その後、回転駆動部70が回転盤61を第2方向F2に回転させ始めると、ボールB2と載置面63との摩擦力f1がさらに小さくなるとともに、ボールB2が案内部64に沿って第2移動を行う。その結果、ボールB2は、
図22に示すように、徐々に抽選孔62に接近してから、抽選孔62に落下する。
【0104】
<制御ユニット1D>
次に、
図23乃至
図27を参照しつつ、制御ユニット1Dの詳細について説明する。
【0105】
[制御ユニット1Dの機能的構成]
制御ユニット1Dは、抽選ゲーム装置1の全体の動作を制御するための構成の一例である。制御ユニット1Dは、
図23に示すように、第1抽選機1A、第2抽選機1B、操作ユニット1Cの8つのサテライト2Cの各々、電飾部、及びスピーカに接続されている。制御ユニット1Dは、第1抽選機1Aの赤外線センサ,アンテナ212,ボール検知センサ35、操作ユニット1Cの8つのサテライト2Cの各々の操作ボタン2b等が取得した時刻情報と、を受信した上で、制御ユニット1Dに格納されたデータ及びプログラムに基づいて、第1抽選機1A、第2抽選機1B、操作ユニット1Cの8つのサテライト2Cの各々の表示部2e電飾部、及びスピーカ等を制御することで、抽選ゲームを実施させる。
【0106】
[制御ユニット1Dによる処理]
(第1抽選ゲームに関する制御)
まず、
図24及び
図25を参照しつつ、制御ユニット1Dによる第1抽選ゲームに関する制御を説明する。以下の説明では、搬送経路Pa側の構成を「Pa側の構成」と呼び、搬送経路Pb側の構成を「Pb側の構成」と呼ぶことがある。
【0107】
(ステップS01)
制御ユニット1Dは、フライヤが使用するサテライト2Cからの第1抽選ゲームの開始要求を検知すると、まず、初期処理を行う(ステップS01)。
【0108】
ステップS01において、制御ユニット1Dは、
図25に示すように、ボール識別収容部20のソレノイド225,226,227,228のそれぞれを駆動して、収容部221,222,223,224に収容された各色のボールB1から、緑色ボール6球、黄色ボール1球、及び赤色ボール1球をボール搬送部40に供給される(ステップS011)。そして、制御ユニット1Dは、ボール搬送部40を駆動して、その8球を順次に搬送経路Pに搬送する。具体的には、ボール搬送部40は、まず、第1球をPa側のメイン搬送経路P1に搬送する(ステップS012)。Pa側のメイン搬送経路P1に搬送された第1球は、自重によって、メイン搬送経路P1に沿って前進してPa側の第1投入部31aに入る。そして、第1球がPa側の第1投入部31aに入ると、制御ユニット1Dは、Pa側にある投入部31a、投入部31b、及び投入部31cのそれぞれのサブ搬送リフタ32を順次に駆動して、第1球をPa側の投入部31dに搬送する(ステップS013)。
【0109】
より詳細に説明すると、ステップS013において、制御ユニット1Dは、まず、Pa側の投入部31aのサブ搬送リフタ32を駆動し、投入部31aにある第1球を、サブ搬送経路P2aを介して投入部31bに搬送する。第1球がPa側の投入部31bに搬送された後に、制御ユニット1Dは、その投入部31bのサブ搬送リフタ32を駆動し、その投入部31bにある第1球を、サブ搬送経路P2bを介してPa側の投入部31cに搬送する。その後、第1球がPa側の投入部31cに搬送された後に、制御ユニット1Dは、その投入部31cのサブ搬送リフタ32を駆動し、その投入部31cにある第1球を、サブ搬送経路P2cを介してPa側の投入部31dに搬送する。このように、制御ユニット1Dは、ボール搬送部40、投入部31a、投入部31b、及び投入部31cを介して、第1球を搬送経路Paの最も遠い側にある投入部31dに搬送することができる。
【0110】
第1球をPa側のメイン搬送経路P1に搬送した後に、ボール搬送部40は、第2球をPb側のメイン搬送経路P1に搬送する(ステップS014)。そして、第2球が自重によってPb側の第1投入部31aに入ると、制御ユニット1Dは、Pb側にある投入部31a、投入部31b、及び投入部31cのそれぞれのサブ搬送リフタ32を順次に駆動して、第2球をPb側の投入部31dに搬送する(ステップS015)。
【0111】
ここで、ステップS015において行われる処理は、ステップS013において行われる処理と同じであるため、ここでは詳細の説明を省略する。後述するPb側に係る処理がPa側に係る処理と同じである場合も同様とする。また、ステップS014に係る処理は、ステップS013に係る処理と同時に行われる処理である。後述する、ステップS016に係る処理は、ステップS015に係る処理と同時に行われる処理であり、ステップS018に係る処理は、ステップS017に係る処理と同時に行われる処理であり、ステップS020に係る処理は、ステップS019に係る処理と同時に行われる処理であり、ステップS022に係る処理は、ステップS021に係る処理と同時に行われる処理でありステップS024に係る処理は、ステップS023に係る処理と同時に行われる処理である。
【0112】
第2球をPb側のメイン搬送経路P1に搬送した後に、ボール搬送部40は、第3球をPa側のメイン搬送経路P1に搬送する(ステップS016)。そして、第3球が自重によってPa側の第1投入部31aに入ると、制御ユニット1Dは、Pa側にある投入部31a及び投入部31bのそれぞれのサブ搬送リフタ32を順次に駆動して、第3球をPa側の投入部31cに搬送する(ステップS017)。ここで、投入部31a及び投入部31bによる第3球のPa側の投入部31cへの搬送は、上述するステップS013に係る投入部31a及び投入部31bによる第3球のPa側の投入部31cへの搬送と同様であるため、詳細な説明を省略する。
【0113】
第3球をPa側のメイン搬送経路P1に搬送した後に、ボール搬送部40は、第4球をPb側のメイン搬送経路P1に搬送する(ステップS018)。そして、第4球が自重によってPb側の第1投入部31aに入ると、制御ユニット1Dは、Pb側にある投入部31a及び投入部31bのそれぞれのサブ搬送リフタ32を順次に駆動して、第4球をPb側の投入部31cに搬送する(ステップS019)。
【0114】
第4球をPb側のメイン搬送経路P1に搬送した後に、ボール搬送部40は、第5球をPa側のメイン搬送経路P1に搬送する(ステップS020)。そして、第5球が自重によってPa側の第1投入部31aに入ると、制御ユニット1Dは、Pa側にある投入部31aのサブ搬送リフタ32を駆動して、第5球をPa側の投入部31bに搬送する(ステップS021)。
【0115】
第5球をPa側のメイン搬送経路P1に搬送した後に、ボール搬送部40は、第6球をPb側のメイン搬送経路P1に搬送する(ステップS022)。そして、第6球が自重によってPb側の第1投入部31aに入ると、制御ユニット1Dは、Pb側にある投入部31aのサブ搬送リフタ32を駆動して、第6球をPb側の投入部31bに搬送する(ステップS023)。
【0116】
第6球をPb側のメイン搬送経路P1に搬送した後に、ボール搬送部40は、第7球をPa側のメイン搬送経路P1に搬送する(ステップS024)。そして、第7球が自重によってPa側の第1投入部31aに入る。
【0117】
第7球をPa側のメイン搬送経路P1に搬送した後に、ボール搬送部40は、第8球をPb側のメイン搬送経路P1に搬送する(ステップS025)。そして、第8球が自重によってPb側の第1投入部31aに入る。
【0118】
第8球をPa側のメイン搬送経路P1に搬送した後に、制御ユニット1Dは、Pa側及びPb側にある各投入部31にボールB1があるか否かを判断する(ステップS026)。各投入部31にボールB1があると判断した場合(ステップS026のYES)、制御ユニット1Dは、各投入部31のボールホルダ322が投入待機位置A3に上昇するように、各投入部31のサブ搬送リフタ32を駆動して停止させる(ステップS027)。その後、制御ユニット1Dは、各表示部115に数字を表示させて、各発光部114を赤、青、緑、及び黄等の色の組み合わせによってフルカラーの色をランダムに発光させて、回転盤111を回転させて(ステップS028)、初期処理を終了させる。
【0119】
一方、いずれかの投入部31にボールB1がないと判断した場合(ステップS026のNO)、制御ユニット1Dは、処理をステップS026へ戻す。
【0120】
なお、上述した初期処理の説明では、ステップS028に係る処理は、ステップS011乃至ステップS026に係る処理の後に行われる処理として説明したが、これに限定されるものではない。ステップS028に係る処理は、ステップS011乃至ステップS026に係る処理の前又は同時に行われてもよい。
【0121】
(ステップS02~S04)
図24の説明に戻る。初期処理を終了させると、制御ユニット1Dは、緑色ボールB1を保持している6つの投入部31のうちから3つの投入部31を選定して、その3つの投入部31の各々のボールホルダ322が投入位置A4に上昇するように、その3つの投入部31の各々のサブ搬送リフタ32を駆動して、抽選テーブル10に緑色ボールB1を3球投入する(ステップS02)。緑色ボールB1を3球投入した後に、制御ユニット1Dは、3球の緑色ボールB1が転動して孔部113に入り入賞したか否かを判断する(ステップS03)。3球の緑色ボールB1が入賞したことを判断した場合(ステップS03のYES)、制御ユニット1Dは、緑色ボールB1を投入した3つの投入部31に、各色のボールB1を1球ずつ補充する(ステップS04)。一方、3球の緑色ボールB1のいずれか1球まだが入賞していないことを判断した場合(ステップS03のNO)、制御ユニット1Dは、処理をステップS03へ戻す。
【0122】
(ステップS05~S07)
各色のボールB1を1球ずつ補充した後に、制御ユニット1Dは、黄色ボールB1を保持している2つの投入部31のうちから1つの投入部31を選定して、その投入部31のボールホルダ322が投入位置A4に上昇するように、その投入部31のサブ搬送リフタ32を駆動して、抽選テーブル10に黄色ボールB1を1球投入する(ステップS05)。黄色ボールB1を1球投入した後に、制御ユニット1Dは、1球の黄色ボールB1が転動して孔部113に入り入賞したか否かを判断する(ステップS06)。1球の黄色ボールB1が入賞したことを判断した場合(ステップS06のYES)、制御ユニット1Dは、黄色ボールB1を投入した投入部31に、緑色ボールB1を1球補充する(ステップS07)。一方、1球の黄色ボールB1が入賞していないことを判断した場合(ステップS06のNO)、制御ユニット1Dは、処理をステップS06へ戻す。
【0123】
(ステップS08~S010)
緑色ボールB1を1球補充した後に、制御ユニット1Dは、赤色ボールB1を保持している2つの投入部31のうちから1つの投入部31を選定して、その投入部31のボールホルダ322が投入位置A4に上昇するように、その投入部31のサブ搬送リフタ32を駆動して、抽選テーブル10に赤色ボールB1を1球投入する(ステップS08)。赤色ボールB1を1球投入した後に、制御ユニット1Dは、1球の赤色ボールB1が転動して孔部113に入り入賞したか否かを判断する(ステップS09)。1球の赤色ボールB1が入賞したことを判断した場合(ステップS09のYES)、制御ユニット1Dは、入賞した各ボールB1の入賞情報を検出する(ステップS010)。ここで、入賞情報は、各ボールB1が入った孔部113に対応する数値の情報と、孔部113に入ったボールB1の色とその孔部113に取り付けられた発光部114が発している光の色とが同じか否かの情報と、を含む。一方、1球の赤色ボールB1が入賞していないことを判断した場合(ステップS09のNO)、制御ユニット1Dは、処理をステップS09へ戻す。
【0124】
(ステップS011,S012)
その後、制御ユニット1Dは、入賞したボールB1を回収する(ステップS011)。具体的には、制御ユニット1Dは、まず、フラップ136を駆動して、ボール回収部50の回収溝53を開放する。そして、制御ユニット1Dは、回転盤111を回転させると、回転盤111の孔部113にあるボールB1は、回収溝53に経過するとき、孔部113から回収溝53に落下する。回収溝53に落下したボールB1は、回収溝53を介して、自重によってメイン回収管51に移動してボール識別収容部20に入る。そして、制御ユニット1Dは、ボール識別収容部20の識別部21によって識別された各ボールB1の識別情報を受信して、その識別情報に基づいて各ボールB1の色を判断した後に、判断した色情報に基づいて、各ボールB1を各自の色に対応すうR選別部22の保存部222,223,224に色ごとに収容されて(ステップS012)、第1抽選ゲーム処理を終了させる。
【0125】
(ゲームキャンセル回収処理に関する制御)
次に、
図26を参照しつつ、制御ユニット1Dによるゲームキャンセル回収処理に関する制御を説明する。制御ユニット1Dは、フライヤが使用するサテライト2Cからの第1抽選ゲームのキャンセル要求を検知すると、各投入部31にあるボールB1を回収するためのゲームキャンセル回収処理に関する制御を行う。ゲームキャンセル回収処理に関する制御は、第1抽選ゲームに関する制御に係る初期処理(ステップS01)、各色のボールB1を1球ずつ補充する処理(ステップS04)、ボールB1を1球補充する処理(ステップS07)、及び入賞したボールB1を回収する処理(ステップS011)のそれぞれの実行中又は実行後に行われることができる。
【0126】
(ステップS1,S2)
制御ユニット1Dは、まず、投入部31dがボールB1を保持しているか否かを判断する(ステップS1)。投入部31dがボールB1を保持していると判断した場合(ステップS1のYES)、制御ユニット1Dは、投入部31dの搬送リフタ32を駆動して、投入部31dにあるボールB1を回収経路Rに搬送する(ステップS2)。そして、ボールB1は、自重によって回収経路Rに沿ってメイン回収管51に進入し、ボール識別収容部20によって回収される。
【0127】
(ステップS3,S4)
投入部31dにあるボールB1を回収した後に、制御ユニット1Dは、投入部31cがボールB1を保持しているか否かを判断する(ステップS3)。投入部31cがボールB1を保持していると判断した場合(ステップS3のYES)、制御ユニット1Dは、投入部31cの搬送リフタ32を駆動して、投入部31cにあるボールB1を投入部31dに搬送してから、投入部31dの搬送リフタ32を駆動して、投入部31dにあるボールB1を回収経路Rに搬送する(ステップS4)。そして、そのボールB1は、自重によって回収経路Rに沿ってメイン回収管51に進入し、ボール識別収容部20によって回収される。
【0128】
(ステップS5,S6)
投入部31cにあるボールB1を回収した後に、制御ユニット1Dは、投入部31bがボールB1を保持しているか否かを判断する(ステップS5)。投入部31bがボールB1を保持していると判断した場合(ステップS5のYES)、制御ユニット1Dは、投入部31bの搬送リフタ32を駆動して、投入部31bにあるボールB1を投入部31cに搬送し、そして、投入部31cの搬送リフタ32を駆動して、投入部31cにあるボールB1を投入部31dに搬送してから、投入部31dの搬送リフタ32を駆動して、投入部31dにあるボールB1を回収経路Rに搬送する(ステップS6)。そして、そのボールB1は、自重によって回収経路Rに沿ってメイン回収管51に進入し、ボール識別収容部20によって回収される。
【0129】
(ステップS7,S8)
投入部31bにあるボールB1を回収した後に、制御ユニット1Dは、投入部31aがボールB1を保持しているか否かを判断する(ステップS7)。投入部31aがボールB1を保持していると判断した場合(ステップS7のYES)、制御ユニット1Dは、投入部31aの搬送リフタ32を駆動して、投入部31aにあるボールB1を投入部31bに搬送してから、投入部31bの搬送リフタ32を駆動して、投入部31bにあるボールB1を投入部31cに搬送し、そして、投入部31cの搬送リフタ32を駆動して、投入部31cにあるボールB1を投入部31dに搬送してから、投入部31dの搬送リフタ32を駆動して、投入部31dにあるボールB1を回収経路Rに搬送する(ステップS8)。そして、そのボールB1は、自重によって回収経路Rに沿ってメイン回収管51に進入し、ボール識別収容部20によって回収される。
【0130】
このように、投入部31にあるすべてのボールB1の回収が完了すると、制御ユニット1Dによるゲームキャンセル回収処理に関する制御を終了させる。
【0131】
一方、投入部31dがボールB1を保持していないと判断した場合(ステップS1のNO)、制御ユニット1Dは、処理をステップS3に進む。また、投入部31cがボールB1を保持していないと判断した場合(ステップS3のNO)、制御ユニット1Dは、処理をステップS5に進む。また、投入部31bがボールB1を保持していないと判断した場合(ステップS5のNO)、制御ユニット1Dは、処理をステップS7に進む。
【0132】
(第2抽選ゲームに関する制御)
続いて、
図27を参照しつつ、制御ユニット1Dによる第2抽選ゲームに関する制御を説明する。
【0133】
制御ユニット1Dは、フライヤが使用するサテライト2Cからの第2抽選ゲームの開始要求を検知すると、抽選ルーレット6のLEDによる発光を巡回させて(ステップS10)、搬送部100を駆動して抽選孔62に収容されているボールB2を回転盤60に搬送する(ステップS20)。そして、制御ユニット1Dは、回転盤60を第1方向F1に回転させて、ボールB2の第1回転T1及び第1移動M1を開始させてから、ボールB2と回転付与部80との接触によって、ボールB2の第2回転T2を開始させる(ステップS12)。続いて、制御ユニット1Dは、回転盤60を第2方向F2に回転させて、ボールB2の第1回転T1を減速させるとともに、ボールB2の第2移動M2を開始させる(ステップS13)。その後、制御ユニット1Dは、ボールB2が抽選孔62に落下したか否かを判断する(ステップS14)。ボールB2が抽選孔62に落下したと判断した場合(ステップS14のYES)、制御ユニット1Dは、抽選ルーレット6のLEDによる発光の巡回を停止させて、LEDが発光する位置に対応する第2抽選の結果を検出して(ステップS15)、第2抽選ゲームに関する制御を終了させる。
【0134】
以上説明した実施形態に係る抽選装置一例である第1抽選機1Aは、孔部113を有し、ボールB1が孔部113に入ることによって抽選を行うように構成された抽選テーブル10と、抽選テーブル10にボールB1を投入するための第1投入部の一例である投入部31a及び第2投入部の一例である投入部31bを少なくとも有するボール投入部30と、搬送経路Pを介して、ボールB1をボール投入部30に搬送するボール搬送部40と、を備え、搬送経路Pは、ボール搬送部40と投入部31aとを連結するメイン搬送経路P1と、投入部31aと投入部31bとを連結するサブ搬送経路P2と、を有し、ボール搬送部40は、メイン搬送経路P1を介して、ボールB1を投入部31aに搬送し、投入部31aは、第1サブ搬送部の一例であるサブリフタ32を有し、サブリフタ32は、サブ搬送経路P2を介して、投入部31aにあるボールB1を投入部31bに搬送し、メイン搬送経路P1及びサブ搬送経路P2は、ボール搬送部40によってメイン搬送経路P1に搬送されたボールB1がサブ搬送経路P2に直接進入しないように構成されている。その結果、簡易な構成を用いて、各投入部31へのボール搬送を実現でき、抽選ゲーム装置1の製造コストを低減することができる。
【0135】
また、以上説明した実施形態に係る第1抽選機1Aにおいて、メイン搬送経路P1及びサブ搬送経路P2は、それぞれに搬送されたボールB1が自重によってメイン搬送経路P1及びサブ搬送経路P2の各々に沿って前進するように、傾斜に設けられている。その結果、搬送経路PにおいてボールB1を移動させる動力機構を採用する必要がなくなり、搬送経路Pの構成の簡易化を実現できる。
【0136】
また、以上説明した実施形態に係る第1抽選機1Aにおいては、メイン搬送経路P1は、第投入部31aに接続するメイン経路出口D2を有し、サブ搬送経路P2は、投入部31aに接続し、かつ、メイン経路出口D2よりも上方に位置するサブ経路入口D3を有し、投入部31aは、メイン経路出口D2を介してサブ搬送リフタ32に搬送されたボールB1をサブ経路入口D3に搬送して進入させるように、上下移動可能に設けられている。その結果、簡易な構成を有するサブ搬送リフタ32によって、投入部31間のボール搬送を実現できる。
【0137】
また、以上説明した実施形態に係る第1抽選機1Aにおいて、投入部31bは、第2サブ搬送部の一例であるサブ搬送リフタ32を有し、投入部31a及び投入部31bの各々のサブ搬送リフタ32は、ボールB1を抽選テーブルに投入するように、搬送経路よりも上方へ移動可能に設けられている。その結果、ボールB1の搬送機構のみならず、サブ搬送リフタ32をボールB1の投入機構として使用することができ、投入部31の構成を簡易にすることができる。
【0138】
また、以上説明した実施形態に係る第1抽選機1Aにおいては、ボールB1を回収するボール回収部50をさらに備え、投入部31dは、回収経路Rを介してボール回収部50に連結されており、投入部31dは、回収経路Rを介して、投入部31dにあるボールB1をボール回収部50に搬送し、サブ搬送経路P2及び回収経路Rは、投入部31cによってサブ搬送経路P2に搬送されたボールB1が回収経路Rに直接進入しないように設けられている。その結果、ボールB1の投入機構のみならず、サブ搬送リフタ32をボールB1の回収機構として使用することができ、簡易な構成を用いて、ボールB1の回収を実現できる。
【0139】
また、以上説明した実施形態に係る第1抽選機1Aにおいて、回収経路Rは、回収経路Rに搬送されたボールB1が自重によってボール回収部50に進入するように、傾斜に設けられている。その結果、回収経路RにおいてボールB1を移動させる動力機構を採用する必要がなくなり、回収経路Rの構成の簡易化を実現できる。
【0140】
また、以上説明した実施形態に係る第1抽選機1Aにおいては、サブ搬送経路P2は、投入部31dに接続するサブ経路出口D4を有し、回収経路Rは、投入部31dに接続し、かつ、サブ経路出口D4よりも上方又は下方に位置する回収経路入口D5を有し、投入部31dは、サブ経路出口D4を介して投入部31dに搬送されたボールB1を回収経路入口D5に搬送して進入させるように、上下移動可能に設けられている。その結果、簡易な構成を有するサブ搬送リフタ32によって、ボールB1の回収を実現できる。
【0141】
以上説明した実施形態に係る抽選ゲーム装置1は、プレイヤの操作により遊戯媒体を受け付ける媒体受付手段2cと、媒体受付手段2cが実体遊戯媒体又は仮想遊戯媒体を受け付けることにより、ボールによる抽選ゲームを開始する上述したの抽選装置の一例である第1抽選機1Aと、第1抽選機1Aの抽選結果に基づいて、抽選結果に対応する実体遊戯媒体又は仮想遊戯媒体をプレイヤに払い出す媒体払出手段2dと、を備える。その結果、簡易な構成を用いて、抽選装置におけるボール搬送を実現でき、抽選ゲーム装置1の製造コストを低減することができる。
【0142】
また、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、上述した形態に当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。すなわち、上述した実施形態が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、上述した実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
【符号の説明】
【0143】
1…抽選装置
10…抽選テーブル
30…ボール投入部
31…投入部
40…ボール搬送部
50…ボール回収部
15…制御ユニット
P1…メイン搬送経路
P2…サブ搬送経路
R…回収経路