(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024043571
(43)【公開日】2024-04-01
(54)【発明の名称】オブジェクト測定方法及びデバイス、表示装置、並びにコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 3/04847 20220101AFI20240325BHJP
G06F 3/01 20060101ALI20240325BHJP
【FI】
G06F3/04847
G06F3/01 510
【審査請求】有
【請求項の数】18
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023075509
(22)【出願日】2023-05-01
(31)【優先権主張番号】202211135912.0
(32)【優先日】2022-09-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】523163875
【氏名又は名称】イービン ジミー オプトエレクトロニック カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Yibin XGIMI Optoelectronic Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】NO.2 West 4th Section North Changjiang Road, The Economic And Technological Development Zone of Yibin Sichuan 644000 China
(74)【代理人】
【識別番号】100142365
【弁理士】
【氏名又は名称】白井 宏紀
(72)【発明者】
【氏名】レイ ドンドン
(72)【発明者】
【氏名】ファン ミョウロン
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA13
5E555BA21
5E555BB21
5E555BC04
5E555CA42
5E555CB33
5E555CB40
5E555CB45
5E555CC05
5E555DB18
5E555DB20
5E555DB22
5E555DB41
5E555DB54
5E555DB56
5E555DB58
5E555DC13
5E555DC21
5E555DC60
5E555DC61
5E555DD06
5E555DD07
5E555EA07
5E555EA22
5E555FA00
(57)【要約】 (修正有)
【課題】表示装置により測定要素を表示し、スペースを取る測定ツールを使用せず、環境の綺麗さや清潔さを保持するとともに、利便性に優れ、また、該測定要素を用いてターゲットオブジェクトを測定し、インテリジェント化及び情報化の方式でオブジェクトを測定することができ、より効率的なオブジェクト測定方法及びデバイス、表示装置、並びにコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】方法は、測定要素が含まれるオブジェクト測定画面を表示し、ターゲットオブジェクトに対する前記測定要素による測定操作に応答して、測定操作された測定要素に対応するターゲット測定値を取得し、前記ターゲット測定値に基づいて得られる前記ターゲットオブジェクトのサイズ情報を表示する。
【効果】オブジェクト測定の利便性及び効率性を向上させることができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示装置が実行するオブジェクト測定方法であって、
測定要素が含まれるオブジェクト測定画面を表示するステップと、
ターゲットオブジェクトに対する前記測定要素による測定操作に応答して、測定操作された測定要素に対応するターゲット測定値を取得するステップと、
前記ターゲット測定値に基づいて得られる前記ターゲットオブジェクトのサイズ情報を表示するステップとを含むことを特徴とする、オブジェクト測定方法。
【請求項2】
前記測定要素は、目盛り要素と測定基準線とを含み、
前記測定操作は、前記測定基準線に対する移動操作であり、
ターゲットオブジェクトに対する前記測定要素による測定操作に応答して、測定操作された測定要素に対応するターゲット測定値を取得する前記ステップは、
ターゲットオブジェクトに基づいて前記測定基準線に対して行った移動操作に応答して、前記測定基準線を移動させるステップと、
移動された測定基準線の、前記目盛り要素に対応するターゲット測定値を取得するステップとを含むことを特徴とする、請求項1に記載のオブジェクト測定方法。
【請求項3】
前記表示装置は、投影装置であり、
前記測定要素は、前記投影装置によって表示される投影画面の画面サイズ情報と、前記投影画面のターゲットエッジの第1の位置からのターゲット距離とに基づいて得られ、
前記投影画面は、前記オブジェクト測定画面を含むことを特徴とする、請求項1に記載のオブジェクト測定方法。
【請求項4】
オブジェクト測定画面を表示する前記ステップの前に、前記オブジェクト測定方法は、
ターゲットトリガー条件が満たされる場合、画面参照オブジェクトに対応する画面参照要素が含まれる画面測定ガイド画面を表示するステップと、
前記画面参照オブジェクトに基づいて前記画面参照要素に対して行った更新操作に応答して、更新操作された画面参照要素の、前記投影画面における画像サイズを取得するステップと、
前記画面参照オブジェクトの実際のサイズと、前記投影画面の解像度及び表示比率とを取得し、前記画面参照要素の画像サイズと、前記実際のサイズと、前記解像度及び表示比率とに基づいて前記投影画面の画面サイズ情報を決定するステップとをさらに含むことを特徴とする、請求項3に記載のオブジェクト測定方法。
【請求項5】
前記画面測定ガイド画面には、前記投影画面のサイズ調整要素がさらに含まれ、
前記画面参照オブジェクトに基づいて前記画面参照要素に対して行った更新操作に応答して、更新操作された画面参照要素の、投影画面における画像サイズを取得する前記ステップは、
前記サイズ調整要素に対する調整操作に応答して、調整操作されたサイズ調整要素に対応するサイズ値を取得し、画面参照オブジェクトと前記画面参照要素とが画面測定ガイド画面における画像領域において重なり合うまで、前記サイズ値に基づいて前記画面参照要素を更新し、更新された画面参照要素の、前記投影画面における画像サイズを取得するステップを含むことを特徴とする、請求項4に記載のオブジェクト測定方法。
【請求項6】
測定参照要素が含まれる距離測定ガイド画面を表示するステップと、
前記測定参照要素に対する移動操作に応答して、移動操作された測定参照要素の、前記ターゲットエッジに対する位置情報を取得し、且つ前記移動操作された測定参照要素に対応する参照サイズを取得するステップと、
前記位置情報と、前記参照サイズと、前記画面サイズ情報とに基づいて、前記投影画面のターゲットエッジの前記第1の位置からのターゲット距離を決定するステップとをさらに含むことを特徴とする、請求項3に記載のオブジェクト測定方法。
【請求項7】
前記投影装置の現在の投影角度情報を取得し、且つ前記第1の位置と第2の位置との間の距離を取得するステップであって、前記第2の位置は、前記投影装置が位置する位置である、ステップと、
前記投影角度情報と、前記第1の位置と第2の位置との間の距離とに基づいて、前記投影画面のターゲットエッジの前記第1の位置からのターゲット距離を決定するステップとをさらに含むことを特徴とする、請求項3に記載のオブジェクト測定方法。
【請求項8】
前記ターゲットトリガー条件は、
履歴時間に対応する画面サイズ情報及び/又はターゲット距離が検出されなかったことと、
前記投影装置の現在の時間における姿勢情報と前記履歴時間における姿勢情報とが異なると検出されたことと、
前記投影装置の前記現在の時間と前記履歴時間とに投射された投影画面のサイズが一致しないと検出されたことと、
画面測定ガイド画面の入り口で所定の操作が検出されたこととのうちの少なくとも1つを含み、
前記履歴時間は、前記現在の時間より前のいずれかの時間であることを特徴とする、請求項4に記載のオブジェクト測定方法。
【請求項9】
オブジェクト測定画面を表示する前記ステップの前に、前記オブジェクト測定方法は、
前記投影装置の前記現在の時間における姿勢情報と前記履歴時間における姿勢情報とが同じであると検出された場合、前記履歴時間に対応する画面サイズ情報及びターゲット距離を現在の時間に対応する画面サイズ情報及びターゲット距離として取得するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項8に記載のオブジェクト測定方法。
【請求項10】
前記ターゲットオブジェクトのサイズ情報は、ターゲット身長情報であり、
前記ターゲットオブジェクトのサイズ情報を表示する前記ステップの後、
身長情報の保存操作が検出された後、現在の時間における身長測定に対応するアカウント情報を取得するステップと、
前記アカウント情報に対応する所定メンバーのメンバー情報が予め記憶されたと検出されると、各所定メンバーのそれぞれに対応する選択領域を含むメンバー選択画面を表示するステップと、
前記メンバー選択画面においてターゲット選択領域に対するトリガー操作が検出された場合、前記ターゲット身長情報により前記ターゲット選択領域に対応するターゲット所定メンバーのメンバー情報を更新するステップとをさらに含むことを特徴とする、請求項1~9のいずれか一項に記載のオブジェクト測定方法。
【請求項11】
前記アカウント情報に対応する所定メンバーのメンバー情報が予め記憶されていないと検出されると、メンバー追加画面を表示するステップと、
前記メンバー追加画面から追加メンバーの基礎情報を取得し、前記追加メンバーの基礎情報と前記ターゲット身長情報とに基づいて、前記アカウント情報に対応する前記追加メンバーのメンバー情報を作成するステップとをさらに含むことを特徴とする、請求項10に記載のオブジェクト測定方法。
【請求項12】
前記ターゲット所定メンバーに対応する身長曲線画面を表示するステップであって、前記身長曲線画面には、前記ターゲット所定メンバーの身長変化を示すターゲット身長曲線が含まれ、前記ターゲット身長曲線には、少なくとも1つの時間ノードでの身長情報及び対応する人物シルエットが含まれる、ステップをさらに含み、
各時間ノードに対応する人物シルエットは、対応する身長情報と前記ターゲット所定メンバーのユーザータイプとに基づいて決定され、
前記少なくとも1つの時間ノードは、前記ターゲット所定メンバーのメンバー情報における身長情報の時間スタンプに対応付けられることを特徴とする、請求項10に記載のオブジェクト測定方法。
【請求項13】
前記身長曲線画面には、前記少なくとも1つの時間ノードでの前記ターゲット所定メンバーの身長情報を表示するメンバー身長情報表示領域がさらに含まれ、
前記メンバー身長情報表示領域には、メンバー切替領域が含まれ、前記メンバー切替領域に対するメンバー切替操作に応答して、切り替えられたメンバーの身長曲線画面が表示されることを特徴とする、請求項12に記載のオブジェクト測定方法。
【請求項14】
前記アカウント情報に対応する全てのメンバーの人物シルエットが含まれる家族写真画面を表示するステップをさらに含み、
前記家族写真画面における各メンバーの人物シルエットは、それぞれ対応する身長情報及びユーザータイプに基づいて決定されることを特徴とする、請求項10に記載のオブジェクト測定方法。
【請求項15】
ターゲット人物シルエットに対するトリガー操作に応答して、前記ターゲット人物シルエットに対応するターゲットメンバーのメンバー情報編集画面を表示するステップであって、前記ターゲット人物シルエットは、前記家族写真画面における全てのメンバーの人物シルエットのうちのいずれか1つである、ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項14に記載のオブジェクト測定方法。
【請求項16】
測定要素が含まれるオブジェクト測定画面を表示する表示ユニットと、
ターゲットオブジェクトに対する前記測定要素による測定操作に応答して、測定操作された測定要素に対応するターゲット測定値を取得する応答ユニットと、
前記ターゲット測定値に基づいて得られる前記ターゲットオブジェクトのサイズ情報を表示する表示ユニットとを備えることを特徴とする、オブジェクト測定デバイス。
【請求項17】
プロセッサとメモリとを含む表示装置であって、
前記メモリには、複数のコマンドが記憶されており、
前記プロセッサは、請求項1に記載のオブジェクト測定方法におけるステップを実行するように、前記メモリからコマンドをロードすることを特徴とする、表示装置。
【請求項18】
コンピュータに、請求項1に記載のオブジェクト測定方法を実行させるように構成される、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、表示の技術分野に関し、具体的には、オブジェクト測定方法及びデバイス、表示装置、並びにコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
物質的条件の向上に伴い、人々の居住環境に対する要求もますます高くなり、居住環境内にスペースを取る測定ツールを格納したくなく、壁の美感も破壊したくない。しかし、日常生活において、あるオブジェクトのサイズ情報の測定は避けられず、オブジェクトをインテリジェントに測定し、これらのオブジェクトのサイズ情報を情報化することにより、多くの有益な情報を取得することができる。このため、インテリジェント化及び情報化の方式でオブジェクトのサイズ情報を測定して、オブジェクト測定の利便性及び効率性を向上させることは、早急に解決すべき問題となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本願は、オブジェクト測定の利便性及び効率性を向上させることができるオブジェクト測定方法及びデバイス、表示装置、並びにコンピュータプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本願に係る、表示装置が実行するオブジェクト測定方法は、
測定要素が含まれるオブジェクト測定画面を表示するステップと、
ターゲットオブジェクトに対する測定要素による測定操作に応答して、測定操作された測定要素に対応するターゲット測定値を取得するステップと、
ターゲット測定値に基づいて得られるターゲットオブジェクトのサイズ情報を表示するステップとを含む。
【0005】
本願に係るオブジェクト測定デバイスは、
測定要素が含まれるオブジェクト測定画面を表示する表示ユニットと、
ターゲットオブジェクトに対する測定要素による測定操作に応答して、測定操作された測定要素に対応するターゲット測定値を取得する応答ユニットと、
ターゲット測定値に基づいて得られるターゲットオブジェクトのサイズ情報を表示する表示ユニットとを備える。
【0006】
一部の実施形態において、表示装置は、投影装置であり、測定要素は、投影装置によって表示される投影画面の画面サイズ情報と、投影画面のターゲットエッジの第1の位置からのターゲット距離とに基づいて得られ、投影画面は、オブジェクト測定画面を含む。
【0007】
一部の実施形態において、オブジェクト測定画面を表示するステップの前に、
ターゲットトリガー条件が満たされる場合、画面測定ガイド画面を表示するステップであって、画面測定ガイド画面は、画面参照オブジェクトに対応する画面参照要素を含む、ステップと、
画面参照オブジェクトに基づいて画面参照要素に対して行った更新操作に応答して、更新操作された画面参照要素の、投影画面における画像サイズを取得するステップと、
画面参照オブジェクトの実際のサイズと、投影画面の解像度及び表示比率とを取得し、画面参照要素の画像サイズと、実際のサイズと、解像度及び表示比率とに基づいて投影画面の画面サイズ情報を決定するステップとをさらに含む。
【0008】
一部の実施形態において、画面測定ガイド画面は、投影画面のサイズ調整要素をさらに含み、画面参照オブジェクトに基づいて画面参照要素に対して行った更新操作に応答して、更新操作された画面参照要素の、投影画面における画像サイズを取得するステップは、
サイズ調整要素に対する調整操作に応答して、調整操作されたサイズ調整要素に対応するサイズ値を取得し、画面参照オブジェクトと画面参照要素とが画面測定ガイド画面における画像領域において重なり合うまで、サイズ値に基づいて画面参照要素を更新し、更新された画面参照要素の、投影画面における画像サイズを取得するステップを含む。
【0009】
一部の実施形態において、方法は、
測定参照要素が含まれる距離測定ガイド画面を表示するステップと、
測定参照要素に対する移動操作に応答して、移動操作された測定参照要素の、ターゲットエッジに対する位置情報を取得し、且つ移動操作された測定参照要素に対応する参照サイズを取得するステップと、
位置情報と、参照サイズと、画面サイズ情報とに基づいて、投影画面のターゲットエッジの第1の位置からのターゲット距離を決定するステップとをさらに含む。
【0010】
一部の実施形態において、方法は、
投影装置の現在の投影角度情報を取得し、且つ第1の位置と第2の位置との間の距離を取得するステップであって、第2の位置は、投影装置が位置する位置である、ステップと、
投影角度情報と、第1の位置と第2の位置との間の距離とに基づいて、投影画面のターゲットエッジの第1の位置からのターゲット距離を決定するステップとをさらに含む。
【0011】
一部の実施形態において、ターゲットトリガー条件は、履歴時間に対応する画面サイズ情報及び/又はターゲット距離が検出されなかったことと、投影装置の現在の時間における姿勢情報と履歴時間における姿勢情報とが異なると検出されたことと、投影装置の現在の時間と履歴時間とに投射された投影画面のサイズが一致しないと検出されたことと、画面測定ガイド画面の入り口で所定の操作が検出されたこととのうちの少なくとも1つを含み、履歴時間は、現在の時間より前のいずれかの時間である。
【0012】
一部の実施形態において、オブジェクト測定画面を表示するステップの前に、方法は、
投影装置の現在の時間における姿勢情報と履歴時間における姿勢情報とが同じであると検出された場合、履歴時間に対応する画面サイズ情報及びターゲット距離を現在の時間に対応する画面サイズ情報及びターゲット距離として取得するステップをさらに含む。
【0013】
一部の実施形態において、ターゲットオブジェクトのサイズ情報は、ターゲット身長情報であり、ターゲットオブジェクトのサイズ情報を表示するステップの後、
身長情報の保存操作が検出された後、現在の時間における身長測定に対応するアカウント情報を取得するステップと、
アカウント情報に対応する所定メンバーのメンバー情報が予め記憶されたと検出されると、メンバー選択画面を表示するステップであって、メンバー選択画面は、各所定メンバーのそれぞれに対応する選択領域を含む、ステップと、
メンバー選択画面においてターゲット選択領域に対するトリガー操作が検出された場合、ターゲット身長情報によりターゲット選択領域に対応するターゲット所定メンバーのメンバー情報を更新するステップとをさらに含む。
【0014】
一部の実施形態において、方法は、
アカウント情報に対応する所定メンバーのメンバー情報が予め記憶されていないと検出されると、メンバー追加画面を表示するステップと、
メンバー追加画面にて追加メンバーの基礎情報を取得し、追加メンバーの基礎情報とターゲット身長情報とに基づいて、アカウント情報に対応する追加メンバーのメンバー情報を作成するステップとをさらに含む。
【0015】
一部の実施形態において、方法は、
ターゲット所定メンバーに対応する身長曲線画面を表示するステップであって、身長曲線画面には、ターゲット所定メンバーの身長変化を示すターゲット身長曲線が含まれ、ターゲット身長曲線には、少なくとも1つの時間ノードでの身長情報、及び対応する人物シルエットが含まれる、ステップをさらに含み、
各時間ノードに対応する人物シルエットは、対応する身長情報とターゲット所定メンバーのユーザータイプとに基づいて決定され、少なくとも1つの時間ノードは、ターゲット所定メンバーのメンバー情報における身長情報の時間スタンプに対応付けられる。
【0016】
一部の実施形態において、身長曲線画面には、少なくとも1つの時間ノードでのターゲット所定メンバーの身長情報を表示するメンバー身長情報表示領域がさらに含まれ、
メンバー身長情報表示領域には、メンバー切替領域が含まれ、メンバー切替領域に対するメンバー切替操作に応答して、切り替えられたメンバーの身長曲線画面が表示される。
【0017】
一部の実施形態において、方法は、
アカウント情報に対応する全てのメンバーの人物シルエットが含まれる家族写真画面を表示するステップをさらに含み、家族写真画面における各メンバーの人物シルエットは、それぞれ対応する身長情報及びユーザータイプに基づいて決定される。
【0018】
一部の実施形態において、方法は、
ターゲット人物シルエットに対するトリガー操作に応答して、前記ターゲット人物シルエットに対応するターゲットメンバーのメンバー情報編集画面を表示するステップであって、ターゲット人物シルエットは、家族写真画面における全てのメンバーの人物シルエットのうちのいずれか1つである、ステップをさらに含む。
【0019】
本願に係る表示装置は、プロセッサと、複数のコマンドが記憶されているメモリとを含み、前記プロセッサは、本願に係るいずれかのオブジェクト測定方法におけるステップを実行するように、前記メモリからコマンドをロードする。
【0020】
本願に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、本願に係るいずれかのオブジェクト測定方法を実行させるように構成される。
【発明の効果】
【0021】
本願において、表示装置により測定要素を表示し、スペースを取る測定ツールを使用せず、環境の綺麗さや清潔さを保持するとともに、利便性に優れ、また、該測定要素を用いてターゲットオブジェクトを測定し、インテリジェント化及び情報化の方式でオブジェクトを測定することができ、より効率的である。これにより、本技術は、オブジェクト測定の利便性及び効率性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
本願における技術手段をより明確に説明するために、以下、実施形態の説明に必要な図面を簡単に説明し、明らかに、以下に説明される図面は、本願の一部の実施形態に過ぎず、当業者であれば、創造的な労働をしない前提で、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【
図1】本願に係るオブジェクト測定方法のフローチャートである。
【
図2a】本願に係る測定ホーム画面の概略図である。
【
図2b】本願に係る画面測定ガイド画面の概略図である。
【
図2c】本願に係る距離測定ガイド画面の概略図である。
【
図2d】本願に係るオブジェクト測定画面の概略図である。
【
図2e】本願に係る第1のメニュー画面の概略図である。
【
図2f】本願に係るメンバー選択画面の概略図である。
【
図2g】本願に係るメンバー追加画面の概略図である。
【
図2i】本願に係る第2のメニュー画面の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本願における図面を参照しながら、本願おける技術手段を明確かつ完全に説明し、明らかに、説明される実施形態は、本願の実施形態の一部に過ぎず、全ての実施形態ではない。本願の実施形態に基づいて、当業者が創造的な労働をしない前提で得られる他の全ての実施形態は、いずれも本願の保護範囲に属するものである。
【0024】
本願は、オブジェクト測定方法及びデバイス、表示装置、並びにコンピュータプログラムを提供する。
【0025】
該オブジェクト測定デバイスは、具体的には、表示装置に実装されてもよい。表示装置は、投影装置、スマートテレビなどであってもよく、投影装置は、長焦点投影装置、超短焦点投影装置などであってもよい。一部の実施形態において、オブジェクト測定方法は、オブジェクト測定アプリケーションプログラムとして実装されてもよく、該オブジェクト測定アプリケーションプログラムは、表示装置にインストールされる。
【0026】
以下、それぞれ詳細に説明する。なお、以下の実施形態の番号は、実施形態の好ましい順序を限定するものではない。
【0027】
本実施形態は、オブジェクト測定方法を提供し、
図1に示すように、該オブジェクト測定方法の具体的なフローは、以下のステップ110~130を含んでもよい。
【0028】
ステップ110では、測定要素を含むオブジェクト測定画面を表示する。
【0029】
オブジェクト測定画面は、表示装置によって表示される画面であってもよく、例えば、投影装置によってスクリーン、壁などに投射される投影画面であってもよく、投影画面は、オブジェクト測定画面を含んでもよく、後述する画面測定ガイド画面、距離測定ガイド画面、身長曲線画面、家族写真画面などをさらに含んでもよい。
【0030】
測定要素は、オブジェクト測定画面に表示される要素であって、ターゲットオブジェクトに対して測定操作を行うために用いられることができる要素である。代替的に、測定要素は、少なくとも1つの目盛り要素と、少なくとも1つの測定基準線とを含んでもよい。
【0031】
一部の実施形態において、測定要素は、予め設定されてもよく、例えば、目盛り要素の最小目盛り値及び/又は開始値が予め設定され、測定基準線の初期位置が予め設定される。
【0032】
一部の実施形態において、表示装置が投影装置である場合、測定要素は、投影装置によって表示される投影画面の画面サイズ情報と、投影画面のターゲットエッジの第1の位置からのターゲット距離とに基づいて得られる。投影画面の画面サイズ情報は、単位長さ又は面積などの、投影画面に占める画素点の数であってもよく、例えば、1mmの、投影画面に占める画素点の数であってもよい。代替的に、画面サイズ情報は、水平方向における画面サイズ情報と、垂直方向における画面サイズ情報とを含んでもよい。ターゲットエッジは、投影画面の任意のエッジであってもよい。第1の位置は、投影画面がある領域内の任意の位置であってもよい。例えば、投影画面が壁に投射される場合、ターゲットエッジは、投影画面の下エッジであってもよく、第1の位置は、地面が位置する位置であってもよい。代替的に、目盛り要素の最小目盛り値は、画面サイズ情報に基づいて決定され、目盛り要素の開始値は、ターゲット距離に基づいて決定される。
【0033】
代替的に、投影画面の画面サイズ情報を取得する具体的な実施形態は、限定されず、以下のステップを用いて投影画面の画面サイズ情報を取得してもよい。
【0034】
(1)ターゲットトリガー条件が満たされる場合、画面測定ガイド画面を表示し、該画面測定ガイド画面には、画面参照オブジェクトに対応する画面参照要素が含まれる。
【0035】
画面参照オブジェクトは、実際のサイズを明確にすることができる、実際に存在する任意のオブジェクトであってもよく、例えば、投影装置のリモコンであってもよい。画面参照要素は、測定ガイド画面に表示される、画面参照オブジェクトに対応する画像である。
【0036】
画面測定ガイド画面は、投影画面の画面サイズ情報を測定するようにユーザーをガイドする。
【0037】
ターゲットトリガー条件は、以下の1~4のうちの少なくとも1つを含む。1.履歴時間に対応する画面サイズ情報及び/又はターゲット距離が検出されなかったこと。履歴時間は、現在の時間より前のいずれかの時間であり、例えば、ユーザーが最初又は前回にオブジェクト測定アプリケーションプログラムを使用する時間である。2.投影装置の現在の時間における姿勢情報と履歴時間における姿勢情報とが異なると検出されたこと。姿勢情報は、投影装置が位置する位置、投影角度、焦点距離などを含んでもよい。例えば、ユーザーが投影装置を移動させた。3.投影装置の現在の時間と履歴時間とに投影された投影画面のサイズが一致しないと検出されたこと。例えば、台形補正や、投影画面のサイズに対するユーザーの手動調整などによって、投影画面のサイズ変更が発生する。4.画面測定ガイド画面の入り口で所定の操作が検出されたこと。所定の操作は、限定されず、例えば、投影装置のリモコンの確認キーに対する操作、ユーザーが所定の領域(例えば、投影装置のジェスチャー検知領域)で行った所定のジェスチャー、表示装置のスクリーンに対するタッチ、スライド、ドラッグなどの操作であってもよく、なお、本願における後続の様々な操作も限定されず、リモコンの操作のみを例として説明する。測定ホーム画面には、画面測定ガイド画面の入り口が含まれてもよく、メニュー操作に応答して、オブジェクト測定画面から第1のメニュー画面に進み、該メニュー画面には、該画面測定ガイド画面の入り口が含まれてもよい。測定ホーム画面は、限定されず、例えば、オブジェクト測定アプリケーションプログラムのトップページであってもよく、該アプリケーションプログラムに対する起動操作に応答して、測定ホーム画面が表示されることができる。メニュー操作は、測定ホーム画面におけるリモコンのメニューキーに対する操作であってもよい。
【0038】
代替的に、投影装置の現在の時間における姿勢情報と履歴時間における姿勢情報とが同じであると検出された場合、履歴時間に対応する画面サイズ情報及びターゲット距離を現在の時間に対応する画面サイズ情報及びターゲット距離として取得する。例えば、オブジェクト測定アプリケーションプログラムを起動した後、投影装置の現在の時間における姿勢情報と履歴時間における姿勢情報とが同じであり、例えば、投影装置が位置する位置、投影角度などが変化しないと検出された場合、履歴時間に対応する画面サイズ情報及びターゲット距離をそのまま用いて画面サイズ情報を決定することができる。
【0039】
(2)画面参照オブジェクトに基づいて画面参照要素に対して行った更新操作に応答して、更新操作された画面参照要素の、投影画面における画像サイズを取得する。
【0040】
更新操作は、限定されず、例えば、リモコンの左右キーに対する操作であってもよい。
【0041】
一部の実施形態において、画面測定ガイド画面には、投影画面のサイズ調整要素がさらに含まれ、更新操作は、サイズ調整要素に対する調整操作を含み、サイズ調整要素に対する調整操作に応答して、調整操作されたサイズ調整要素に対応するサイズ値を取得し、画面参照オブジェクトと画面参照要素とが画面測定ガイド画面における画像領域において重なり合うまで、サイズ値に基づいて画面参照要素を更新し、更新された画面参照要素の、投影画面における画像サイズを取得してもよい。サイズ調整要素は、画面参照要素に対して更新操作を行うようにユーザーに促し、ユーザーの更新操作に役立つために、投影画面のサイズ又は画面参照要素のサイズを表示することができる。画像サイズとは、画素を単位とする場合、更新された画面参照要素の画像領域の大きさである。
【0042】
一部の実施形態において、直接、画面参照要素に対する更新操作に応答して、画面参照オブジェクトと画面参照要素とが画面測定ガイド画面における画像領域において重なり合うまで画面参照要素を更新し、更新された画面参照要素の、投影画面における画像サイズを取得してもよい。
【0043】
(3)画面参照オブジェクトの実際のサイズと、投影画面の解像度及び表示比率とを取得し、画面参照要素の画像サイズと、実際のサイズと、解像度及び表示比率とに基づいて投影画面の画面サイズ情報を決定する。
【0044】
代替的に、画像サイズと実際のサイズとに基づいて、投影画面の実際のサイズを決定し、該実際のサイズは、投影画面の長さ、幅、対角線の長さ、面積のうちの少なくとも1つであってもよい。投影画面の実際のサイズと、解像度h*vと、表示比率とに基づいて投影画面の画面サイズ情報を決定する。例えば、表示比率が16:9であると仮定すると、以下の式で水平方向における画面サイズ情報Pを算出することができる。
【0045】
(数1)
Y2=(16*X)2+(9*X)2
【0046】
(数2)
P=h/(16*X)
【0047】
ここで、Yは、投影画面の実際のサイズを表し、該実際のサイズは、投影画面の対角線の長さを示し、Xは、中間値であり、hは、水平方向における画素点の数を表し、Pは、水平方向における画面サイズ情報を表し、同様に、垂直方向における画面サイズ情報を得ることができる。
【0048】
一部の実施形態において、ターゲット距離を取得する具体的な実施形態は、限定されず、以下の方式1~2を含んでもよい。
【0049】
方式1では、(1)測定参照要素が含まれる距離測定ガイド画面を表示する。距離測定ガイド画面は、ターゲットエッジの第1の位置からのターゲット距離を測定するようにユーザーに促し、測定参照要素は、ターゲットエッジに平行な直線であってもよく、例えば、水平直線であってもよい。
【0050】
(2)測定参照要素に対する移動操作に応答して、移動操作された測定参照要素の、ターゲットエッジに対する位置情報を取得し、且つ移動操作された測定参照要素に対応する参照サイズを取得する。
【0051】
位置情報は、測定参照要素のターゲットエッジからの画素で表されてもよい。参照サイズは、実際の生活において明確なサイズ値である。移動操作は、限定されず、例えば、リモコンの上下キーに対する操作であってもよい。代替的に、ユーザーがリモコンの上下キーを操作することにより、水平直線に対する移動操作に応答して、該直線と所定の位置又は所定の参照オブジェクトの最高点とが一致するまで、該水平直線を上下に移動させ、該所定の位置又は所定の参照オブジェクトの最高点などに対応する参照サイズを取得してもよい。例えば、所定の参照オブジェクトは、人間であり、対応する参照サイズは、人間の身長である。
【0052】
(3)位置情報と、参照サイズと、画面サイズ情報とに基づいて、投影画面のターゲットエッジの第1の位置からのターゲット距離を決定する。
【0053】
例えば、所定の参照オブジェクトの参照サイズがHであり、測定参照要素のターゲットエッジからの画素がApxであると仮定すると、ターゲットエッジの第1の位置からのターゲット距離BM=H-P*Aである。
【0054】
方式2では、(1)投影装置の現在の投影角度情報を取得し、且つ第1の位置と第2の位置との間の距離を取得し、該第2の位置は、投影装置が位置する位置である。投影角度情報は、投影装置における投影ライトエンジンのチルトシフトのステップサイズに基づいて決定されてもよい。代替的に、投影装置が天井に取り付けられると、第1の位置と第2の位置との間の距離は、投影画面がある壁面の高さである。
【0055】
(2)投影角度情報と、第1の位置と第2の位置との間の距離とに基づいて、投影画面のターゲットエッジの第1の位置からのターゲット距離を決定する。
【0056】
代替的に、投影角度情報に基づいて第2の位置からターゲットエッジまでの距離を決定し、第1の位置と第2の位置との間の距離から、第2の位置からターゲットエッジまでの距離を減算し、ターゲットエッジの第1の位置からのターゲット距離を得る。
【0057】
ステップ120では、ターゲットオブジェクトに対する測定要素による測定操作に応答して、測定操作された測定要素に対応するターゲット測定値を取得する。
【0058】
測定操作は、限定されず、例えば、リモコンの左、右、上、下キーを操作することにより、測定基準線を左、右、上、下に移動させることであってもよい。
【0059】
一部の実施形態において、測定要素は、測定基準線と目盛り要素とを含み、測定操作は、測定基準線に対する移動操作である。ターゲットオブジェクトに基づいて測定基準線に対して行った移動操作に応答して、測定基準線を移動させ、移動された測定基準線の、目盛り要素に対応するターゲット測定値を取得してもよい。例えば、ユーザーがリモコンの上下キーを操作し、測定基準線を移動させることにより、移動操作に応答して、測定基準線を上下に移動させ、測定基準線を移動させる過程において、移動された測定基準線の、目盛り要素に対応するターゲット測定値を、リアルタイムに取得するか又は確認操作(例えば、ユーザーによる確認キーに対する操作)が検出された場合に取得してもよい。
【0060】
一部の実施形態において、測定要素は、2つの水平な測定基準線と2つの垂直な測定基準線とを含み、目盛り要素は、水平な測定基準線に対応する水平な目盛り要素と垂直な測定基準線に対応する垂直な目盛り要素とを含む。ターゲットオブジェクトに基づいて2つの水平な測定基準線及び/又は2つの垂直な測定基準線に対して行った移動操作に応答して、水平な測定基準線及び/又は垂直な測定基準線を移動させ、移動された各測定基準線の、目盛り要素に対応するターゲット測定値を取得することにより、これらのターゲット測定値に基づいてターゲットオブジェクトの長さ又は幅又は面積などの情報を決定してもよい。
【0061】
代替的に、測定基準線によりターゲットオブジェクトを測定することができない(例えば、ユーザーの身長が投影画面における目盛り要素の最大値よりも高い)場合、ターゲットオブジェクトに対して身長測定を行うことができるまで、ターゲットオブジェクトに基づいて投影装置における投影ライトエンジンに対してチルトシフトを行ってもよい。
【0062】
ステップ130では、ターゲット測定値に基づいて得られるターゲットオブジェクトのサイズ情報を表示する。
【0063】
ターゲットオブジェクトのサイズ情報は、現在の時間における身長測定に対応するターゲット身長情報であってもよく、ターゲット身長情報には、ユーザーの身長と身長測定の時間スタンプとが含まれるが、これらに限定されない。代替的に、ターゲットオブジェクトがユーザーである場合、ユーザーに対して身長測定操作を行うことができ、得られたターゲット測定値は、ユーザーの身長であり、それによりオブジェクト測定画面にユーザーの身長が表示されることができる。代替的に、ターゲットオブジェクトのサイズ情報は、ターゲットオブジェクトの長さ、幅、面積などの情報であってもよく、例えば、ターゲットオブジェクトのサイズ情報が面積である場合、ターゲット測定値は、長さと幅とであり、長さと幅とに基づいて面積が算出され、オブジェクト測定画面に面積がリアルタイムに表示されることができる。
【0064】
一部の実施形態において、ターゲットオブジェクトのサイズ情報がターゲット身長情報である場合、ターゲットオブジェクトのサイズ情報を表示した後、以下のステップ(1)~(3)をさらに含む。
【0065】
ステップ(1)では、身長情報の保存操作が検出された後、現在の時間における身長測定に対応するアカウント情報を取得する。
【0066】
保存操作の具体的な方式は、限定されず、例えば、オブジェクト測定画面におけるリモコンの確認キーに対する操作が検出されてもよく、アカウント情報は、オブジェクト測定アプリケーションプログラムにログインするアカウントの情報であってもよいし、表示装置にログインするアカウントの情報であってもよい。
【0067】
代替的に、身長情報の保存操作が検出された後、アカウントのログインがあるか否かを検出し、アカウントのログインがあると、現在ログインしているアカウントの情報を現在の時間における身長測定に対応するアカウント情報として取得し、アカウントのログインがないと、アカウントログイン画面を表示し、アカウントログイン画面からアカウント情報を取得する。
【0068】
ステップ(2)では、アカウント情報に対応する所定メンバーのメンバー情報が予め記憶されたと検出されると、各所定メンバーのそれぞれに対応する選択領域を含むメンバー選択画面を表示する。メンバー情報は、メンバーの基礎情報と身長情報とを含んでもよく、基礎情報は、メンバーのニックネーム、アイコン、性別、誕生日などの情報であってもよく、選択領域は、ボタン、テキストボックスなどであってもよく、該領域に所定メンバーのアイコン、ニックネームなどの基礎情報が表示されることができる。
【0069】
ステップ(3)では、メンバー選択画面においてターゲット選択領域に対するトリガー操作が検出された場合、ターゲット身長情報によりターゲット選択領域に対応するターゲット所定メンバーのメンバー情報を更新する。ターゲット所定メンバーは、アカウント情報に対応する所定メンバーのうちのいずれかであり、トリガー操作は、限定されず、例えば、ユーザーは、リモコンの左右キーを操作することにより、各所定メンバーのそれぞれに対応する選択領域を選択し、ターゲット選択領域に対して確認キーが操作されると、ターゲット選択領域に対するトリガー操作に応答して、ターゲット身長情報が該ターゲット所定メンバーの身長情報に更新されてもよい。
【0070】
代替的に、アカウント情報に対応する所定メンバーのメンバー情報が予め記憶されていないと検出されると、メンバー追加画面を表示し、メンバー追加画面は、現在の時間における身長測定に対応するアカウントにメンバーを追加するようにユーザーに促す。メンバー追加画面から追加メンバーの基礎情報を取得し、追加メンバーの基礎情報とターゲット身長情報とに基づいて、アカウント情報に対応する追加メンバーのメンバー情報を作成する。
【0071】
一部の実施形態において、ターゲット所定メンバーに対応する身長曲線画面を表示してもよく、身長曲線画面には、ターゲット所定メンバーの身長変化を示すターゲット身長曲線が含まれ、ターゲット身長曲線には、少なくとも1つの時間ノードでの身長情報及び対応する人物シルエットが含まれる。例えば、身長情報における時間スタンプが現在の時間に最も近い時間ノードに対応する人物シルエットを表示してもよいし、各時間ノードが1つの人物シルエットに対応付けられてもよい。
【0072】
各時間ノードに対応する人物シルエットは、対応する身長情報とターゲット所定メンバーのユーザータイプとに基づいて決定され、少なくとも1つの時間ノードは、ターゲット所定メンバーのメンバー情報における身長情報の時間スタンプに対応付けられる。ユーザータイプとは、ユーザーの性別が男性であるか女性であるかを指してもよいし、大人又は子供を指してもよい。例えば、ユーザータイプが男性である場合、人物シルエットは、男性を示すことができるシルエットを用い、ユーザータイプが大人である場合、人物シルエットは、大人を示すことができるシルエットを用いる。代替的に、人物シルエットは、ユーザーの体形などに基づいて描画されてもよいし、ユーザーの実際の画像から人物像を切り出すことにより得られてもよいし、所定の人物シルエットであってもよい。代替的に、自分に属する人物シルエットを作成するようにユーザーに促す顔面カスタマイズ画面を表示し、顔面カスタマイズ画面からターゲット所定メンバーの人物シルエットを取得してもよい。代替的に、身長情報に基づいて各メンバーの等身大の人物シルエットを表示してもよく、人物シルエットが身長に対して一定の割合となってもよい。
【0073】
代替的に、ターゲット所定メンバーのメンバー情報が更新された後、対応する身長曲線画面を自動的に表示してもよく、オブジェクト測定画面において、メニュー操作に応答して、身長曲線画面の入り口を含む第1のメニュー画面に進み、該入り口に対するトリガー操作に応答して、各所定メンバーのそれぞれに対応する選択領域を含むメンバー選択画面に進み、メンバー選択画面におけるターゲット選択領域に対するトリガー操作に応答して、所定メンバーからターゲット選択領域に対応するターゲット所定メンバーを選択し、該ターゲット所定メンバーに対応する身長曲線画面を表示してもよい。
【0074】
代替的に、身長曲線画面には、少なくとも1つの時間ノードでのターゲット所定メンバーの身長情報を表示するメンバー身長情報表示領域がさらに含まれる。
【0075】
代替的に、メンバー身長情報表示領域には、メンバー切替領域が含まれ、メンバー切替領域に対するメンバー切替操作に応答して、切り替えられたメンバーの身長曲線画面が表示される。メンバー切替操作は、限定されず、例えば、リモコンの左右キーに対する操作であってもよい。
【0076】
一部の実施形態において、アカウント情報に対応する全てのメンバーの人物シルエットを含む家族写真画面を表示してもよく、家族写真画面における各メンバーの人物シルエットは、それぞれ対応する身長情報及びユーザータイプに基づいて決定される。ユーザータイプとは、ユーザーの性別が男性であるか女性であるかを指してもよく、大人又は子供を指してもよく、例えば、ユーザータイプが男性である場合、人物シルエットは、男性を示すことができるシルエットを用い、ユーザータイプが大人である場合、人物シルエットは、大人を示すことができるシルエットを用いる。代替的に、人物シルエットは、ユーザーの体形などに基づいて描画されてもよいし、ユーザーの実際の画像から人物像を切り出すことにより得られてもよいし、所定の人物シルエットであってもよい。代替的に、自分に属する人物シルエットを作成するようにユーザーに促す顔面カスタマイズ画面を表示し(例えば、メンバー情報編集画面において顔面カスタマイズ画面に進む)、顔面カスタマイズ画面からターゲット所定メンバーの人物シルエットを取得してもよい。代替的に、身長情報に基づいて各メンバーの等身大の人物シルエットを表示してもよく、人物シルエットが身長に対して一定の割合となってもよい。代替的に、任意の投影画面(例えば、オブジェクト測定画面又は身長曲線画面)において、メニュー操作に応答して、家族写真画面の入り口を含む第1のメニュー画面又は第2のメニュー画面に進み、該入り口に対するトリガー操作に応答して、家族写真画面を表示してもよい。
【0077】
代替的に、ターゲット人物シルエットに対するトリガー操作に応答して、ターゲット人物シルエットに対応するターゲットメンバーのメンバー情報編集画面を表示し、該ターゲット人物シルエットは、家族写真画面における全てのメンバーの人物シルエットのうちのいずれか1つである。トリガー操作は、限定されず、例えば、ユーザーは、リモコンの左右キーを操作することにより、各所定のユーザーに対応する人物シルエットを選択し、ターゲット人物シルエットに対して確認キーが操作されると、ターゲット人物シルエットに対するトリガー操作に応答して、ターゲット身長情報が該ターゲット所定メンバーの身長情報に更新されてもよい。
【0078】
代替的に、ターゲット所定メンバーのメンバー情報には、ターゲット所定メンバーに対応する写真がさらに含まれる。例えば、ターゲットオブジェクトのサイズ情報を表示した後、ターゲット所定メンバーの最近の対応する写真をアップロードするようにユーザーに促す写真アップロード画面を表示し、写真アップロード画面からターゲット所定メンバーの写真を取得し、対応するメンバー情報に更新してもよい。ターゲット所定メンバーの成長過程を記録し、成長アルバムを作ってもよい。
【0079】
代替的に、任意の投影画面(例えば、オブジェクト測定画面又は身長曲線画面)において、メニュー操作に応答して、垂直跳びゲーム画面の入り口を含む第1のメニュー画面又は第2のメニュー画面に進み、該入り口に対するトリガー操作に応答して、垂直跳びゲーム画面を表示してもよい。垂直跳びゲーム画面には、垂直跳び要素と、対応する高さとが含まれ、該垂直跳び要素の高さは、投影画面サイズ情報とターゲット距離とに基づいて決定されるか、又は、ターゲット所定メンバーのメンバー情報における時間スタンプが現在の時間に最も近い身長情報に基づいて決定される。垂直跳び要素は、限定されず、例えば、一本の水平線であってもよく、垂直跳びゲーム画面は、ジャンプして垂直跳び要素をタッチするようにターゲット所定メンバーに促す。
【0080】
代替的に、表示装置と、体重装置とは、互いに接続されてもよく、ターゲット所定メンバーのメンバー情報には、体重情報が含まれてもよい。例えば、ターゲット身長情報が得られた後、体重測定を行うようにターゲット所定メンバーに促す体重測定画面を表示し、体重装置から送信された体重情報を受信し、体重情報をターゲット所定メンバーのメンバー情報に更新してもよい。代替的に、身長情報と体重情報とに基づいてターゲット所定メンバーの健康状態を予測することにより、健康状態に基づいて測定ホーム画面に健康推薦コンテンツを表示してもよい。
【0081】
以上より、本願は、表示装置により測定要素を表示し、スペースを取る測定ツールを使用せず、環境の綺麗さや清潔さを保持するとともに、利便性に優れ、また、該測定要素を用いてターゲットオブジェクトを測定し、インテリジェント化及び情報化の方式でオブジェクトを測定することができ、より効率的である。これにより、本技術は、オブジェクト測定の利便性及び効率性を向上させることができる。
【0082】
本願に係るオブジェクト測定技術は、様々な測定シナリオに適用されてもよい。例えば、表示装置が投影装置で、ターゲットオブジェクトが人間(ターゲット所定メンバー)で、測定操作が身長測定で、オブジェクト測定方法がオブジェクト測定アプリケーションプログラムとして実装されることを例とし、上記実施形態で説明した方法に基づいて、以下、さらに詳細に説明する。
【0083】
オブジェクト測定方法の具体的なフローは、以下のステップ201~208を含む。
【0084】
ステップ201では、投影装置は、オブジェクト測定アプリケーションプログラムに対する起動操作に応答して、
図2aに示すような測定ホーム画面を表示する。
図2aは、本実施例に係る測定ホーム画面の概略図である。
【0085】
ステップ202では、投影装置は、測定ホーム画面において確認操作(測定ホーム画面において確認キーを操作する)を検出すると、履歴時間に対応する画面サイズ情報及び/又はターゲット距離が存在するか否かを検出し、履歴時間に対応する画面サイズ情報及び/又はターゲット距離を検出しないと、ステップ203を実行する。履歴時間に対応する画面サイズ情報及び/又はターゲット距離を検出すると、投影装置の現在の時間における姿勢情報と履歴時間における姿勢情報とが同じであるか否かを検出し、投影装置の現在の時間における姿勢情報と履歴時間における姿勢情報とが異なると検出すると、ステップ203を実行する。投影装置の現在の時間における姿勢情報と履歴時間における姿勢情報とが同じであるが、投影装置の現在の時間と履歴時間とに投射された投影画面のサイズが一致しないと検出すると、同様に、ステップ203を実行する。それ以外、ステップ205を実行する。
【0086】
ステップ203では、
図2bに示すように、画面参照オブジェクトに対応する画面参照要素と投影画面のサイズ調整要素とが含まれる画面測定ガイド画面を表示する。ユーザーがリモコンの左右キーを操作することにより、サイズ調整要素に表示された投影画面のサイズの数値が増減し、操作後の、投影画面のサイズに対応する画面参照要素のサイズ値を取得し、画面参照オブジェクトと画面参照要素とが画面測定ガイド画面における画像領域において重なり合うまで、該サイズ値に基づいて画面参照要素を更新し、確認操作を検出した(例えば、画面測定ガイド画面において確認キーを操作した)場合、更新された画面参照要素の、投影画面における画像サイズを取得する。次に、画面参照オブジェクトの実際のサイズと、投影画面の解像度及び表示比率とを取得し、画面参照要素の画像サイズと、実際のサイズと、解像度及び表示比率とに基づいて投影画面の画面サイズ情報を決定する。確認操作を検出した場合、ステップ204をさらに実行する。
【0087】
ステップ204では、
図2cに示すように、水平直線が含まれる距離測定ガイド画面を表示する。ユーザーがリモコンの上下キーを操作することにより、水平直線(即ち、
図2cにおける測定参照要素)に対する移動操作に応答して、水平直線と所定の参照オブジェクトの最高点とが一致するまで、該水平直線を上下に移動させ、確認操作を検出した(例えば、距離測定ガイド画面において確認キーを操作した)場合、該所定の参照オブジェクトの最高点に対応する参照サイズを取得し、移動操作された測定参照要素に対応する参照サイズを取得する。位置情報と、参照サイズと、画面サイズ情報とに基づいて、投影画面のターゲットエッジの第1の位置からのターゲット距離を決定する。確認操作を検出した場合、オブジェクト測定アプリケーションプログラムの使用説明、注意事項などを提示する設定完了画面を表示してもよい。確認操作(例えば、設定完了画面において確認キーを操作した)を検出した場合、ステップ205を実行する。
【0088】
ステップ205では、
図2dに示すように、目盛り要素と測定基準線とが含まれるオブジェクト測定画面を表示する。ユーザーがリモコンの上下キーを操作し、測定基準線を移動させることにより、移動操作に応答して、測定基準線をターゲット所定メンバーの頭頂まで上下に移動させ、移動過程において、移動された測定基準線の、目盛り要素に対応するターゲット測定値をリアルタイムに取得することができる。オブジェクト測定画面にターゲット測定値、即ちターゲット所定メンバーの身長を表示する。身長情報の保存操作を検出した(例えば、オブジェクト測定画面において確認キーを操作した)場合、ステップ206をさらに実行する。
【0089】
オブジェクト測定画面においてメニュー操作を検出すると、オブジェクト測定画面から第1のメニュー画面に進む。例示的に、
図2eに示すように、第1のメニュー画面は、画面測定ガイド画面の入り口30と、身長曲線画面の入り口10と、家族写真画面の入り口20と、オブジェクト測定画面の入り口40とを含んでもよい。画面測定ガイド画面の入り口で所定の操作を検出すると、ステップ203を実行し、身長曲線画面の入り口で該入り口に対するトリガー動作を検出すると、各所定メンバーのそれぞれに対応する選択領域が含まれるメンバー選択画面(例えば、
図2fに示す)に進み、メンバー選択画面における、ターゲット選択領域に対するトリガー操作に応答して、所定メンバーからターゲット選択領域に対応するターゲット所定メンバーを選択し、次にステップ207を実行する。家族写真画面の入り口で該入り口に対するトリガー操作を検出すると、ステップ208を実行する。
【0090】
ステップ206では、現在の時間における身長測定に対応するアカウント情報を取得する。
図2fに示すように、アカウント情報に対応する所定メンバーのメンバー情報が予め記憶されたと検出すると、各所定メンバーのそれぞれに対応する選択領域を含むメンバー選択画面を表示する。メンバー選択画面においてターゲット選択領域に対するトリガー操作を検出した場合、ターゲット身長情報によりターゲット選択領域に対応するターゲット所定メンバーのメンバー情報を更新する。
図2gに示すように、アカウント情報に対応する所定メンバーのメンバー情報が予め記憶されていないと検出すると、メンバー追加画面を表示し、メンバー追加画面から追加メンバーの基礎情報を取得し、追加メンバーの基礎情報とターゲット身長情報とに基づいて、アカウント情報に対応する追加メンバーのメンバー情報を作成する。
【0091】
ステップ207では、ターゲット所定メンバーに対応する身長曲線画面を表示し、
図2hに示すように、身長曲線画面には、ターゲット所定メンバーの身長変化を示すターゲット身長曲線と、メンバー身長情報表示領域と、メンバー切替領域とが含まれている。
【0092】
図2iに示すように、身長曲線画面においてメニュー操作を検出すると、身長曲線画面から第2のメニュー画面に進み、該第2のメニュー画面には、家族写真画面の入り口30と、メンバー情報編集画面の入り口10と、メンバー削除画面の入り口20とが含まれている。メンバー情報編集画面の入り口で該入り口に対するトリガー操作を検出すると、メンバー情報編集画面を表示し、メンバー削除画面の入り口で該入り口に対するトリガー操作を検出すると、メンバー削除画面を表示し、メンバーを削除した後にオブジェクト測定画面に進むことができ、家族写真画面の入り口で該入り口に対するトリガー操作を検出すると、ステップ208を実行する。
【0093】
ステップ208では、
図2jに示すように、アカウント情報に対応する全てのメンバーの人物シルエットが含まれる家族写真画面を表示する。家族写真における人物シルエットは、身長情報に基づいて低から、又は高から順に並べてもよく、最も背が低い人が中間位置に位置し、他人が左右に順に並べてもよい。
【0094】
以上より、投影装置により測定要素を表示し、スペースを取る測定ツールを使用せず、環境の綺麗さや清潔さを保持するとともに、利便性に優れ、また、該測定要素を用いてターゲットオブジェクトを測定し、インテリジェント化及び情報化の方式でオブジェクトを測定することができ、より効率的である。これにより、本技術は、オブジェクト測定の利便性及び効率性を向上させることができる。
【0095】
以上の方法をよりよく実施するために、本願は、オブジェクト測定デバイスをさらに提供し、該オブジェクト測定デバイスは、具体的には、表示装置に実装されてもよく、例えば、本実施形態において、オブジェクト測定デバイスが具体的に投影装置に実装されることを例とし、本願の方法を詳細に説明する。
【0096】
例えば、該オブジェクト測定デバイスは、以下のように、表示ユニットと応答ユニットとを含んでもよい。
【0097】
表示ユニットは、測定要素が含まれるオブジェクト測定画面を表示し、
応答ユニットは、ターゲットオブジェクトに対する測定要素による測定操作に応答して、測定操作された測定要素に対応するターゲット測定値を取得し、
表示ユニットは、ターゲット測定値に基づいて得られるターゲットオブジェクトのサイズ情報をさらに表示する。
【0098】
一部の実施形態において、表示装置は、投影装置であり、測定要素は、投影装置によって表示される投影画面の画面サイズ情報と、投影画面のターゲットエッジの第1の位置からのターゲット距離とに基づいて得られ、投影画面は、オブジェクト測定画面を含む。
【0099】
一部の実施形態において、オブジェクト測定画面を表示するステップの前に、
ターゲットトリガー条件が満たされる場合、画面参照オブジェクトに対応する画面参照要素が含まれる画面測定ガイド画面を表示するステップと、
画面参照オブジェクトに基づいて画面参照要素に対して行った更新操作に応答して、更新操作された画面参照要素の、投影画面における画像サイズを取得するステップと、
画面参照オブジェクトの実際のサイズと、投影画面の解像度及び表示比率とを取得し、画面参照要素の画像サイズと、実際のサイズと、解像度及び表示比率とに基づいて投影画面の画面サイズ情報を決定するステップとをさらに含む。
【0100】
一部の実施形態において、画面測定ガイド画面には、投影画面のサイズ調整要素がさらに含まれ、画面参照オブジェクトに基づいて画面参照要素に対して行った更新操作に応答して、更新操作された画面参照要素の、投影画面における画像サイズを取得するステップは、
サイズ調整要素に対する調整操作に応答して、調整操作されたサイズ調整要素に対応するサイズ値を取得し、画面参照オブジェクトと画面参照要素とが画面測定ガイド画面における画像領域において重なり合うまで、サイズ値に基づいて画面参照要素を更新し、更新された画面参照要素の、投影画面における画像サイズを取得するステップ を含む。
【0101】
一部の実施形態において、方法は、
測定参照要素が含まれる距離測定ガイド画面を表示するステップと、
測定参照要素に対する移動操作に応答して、移動操作された測定参照要素の、ターゲットエッジに対する位置情報を取得し、且つ移動操作された測定参照要素に対応する参照サイズを取得するステップと、
位置情報と、参照サイズと、画面サイズ情報とに基づいて、投影画面のターゲットエッジの第1の位置からのターゲット距離を決定するステップとをさらに含む。
【0102】
一部の実施形態において、方法は、
投影装置の現在の投影角度情報を取得し、且つ第1の位置と第2の位置との間の距離を取得するステップであって、第2の位置は、投影装置が位置する位置である、ステップと、
投影角度情報と、第1の位置と第2の位置との間の距離とに基づいて、投影画面のターゲットエッジの第1の位置からのターゲット距離を決定するステップとをさらに含む。
【0103】
一部の実施形態において、ターゲットトリガー条件は、履歴時間に対応する画面サイズ情報及び/又はターゲット距離が検出されなかったことと、投影装置の現在の時間における姿勢情報と履歴時間における姿勢情報とが異なると検出されたことと、投影装置の現在の時間と履歴時間とに投射された投影画面のサイズが一致しないと検出されたことと、画面測定ガイド画面の入り口で所定の操作が検出されたこととのうちの少なくとも1つを含み、履歴時間は、現在の時間より前のいずれかの時間である。
【0104】
一部の実施形態において、オブジェクト測定画面を表示するステップの前に、方法は、
投影装置の現在の時間における姿勢情報と履歴時間における姿勢情報とが同じであると検出された場合、履歴時間に対応する画面サイズ情報及びターゲット距離を現在の時間に対応する画面サイズ情報及びターゲット距離として取得するステップをさらに含む。
【0105】
一部の実施形態において、ターゲットオブジェクトのサイズ情報は、ターゲット身長情報であり、ターゲットオブジェクトのサイズ情報を表示するステップの後、
身長情報の保存操作が検出された後、現在の時間における身長測定に対応するアカウント情報を取得するステップと、
アカウント情報に対応する所定メンバーのメンバー情報が予め記憶されたと検出されると、各所定メンバーのそれぞれに対応する選択領域を含むメンバー選択画面を表示するステップと、
メンバー選択画面においてターゲット選択領域に対するトリガー操作が検出された場合、ターゲット身長情報によりターゲット選択領域に対応するターゲット所定メンバーのメンバー情報を更新するステップとをさらに含む。
【0106】
一部の実施形態において、方法は、
アカウント情報に対応する所定メンバーのメンバー情報が予め記憶されていないと検出されると、メンバー追加画面を表示するステップと、
メンバー追加画面から追加メンバーの基礎情報を取得し、追加メンバーの基礎情報とターゲット身長情報とに基づいて、アカウント情報に対応する追加メンバーのメンバー情報を作成するステップとをさらに含む。
【0107】
一部の実施形態において、方法は、
ターゲット所定メンバーに対応する身長曲線画面を表示するステップであって、身長曲線画面には、ターゲット所定メンバーの身長変化を示すターゲット身長曲線が含まれ、ターゲット身長曲線には、少なくとも1つの時間ノードでの身長情報及び対応する人物シルエットが含まれる、ステップをさらに含み、
各時間ノードに対応する人物シルエットは、対応する身長情報とターゲット所定メンバーのユーザータイプとに基づいて決定され、少なくとも1つの時間ノードは、ターゲット所定メンバーのメンバー情報における身長情報の時間スタンプに対応付けられる。
【0108】
一部の実施形態において、身長曲線画面には、少なくとも1つの時間ノードでのターゲット所定メンバーの身長情報を表示するメンバー身長情報表示領域がさらに含まれ、
メンバー身長情報表示領域には、メンバー切替領域が含まれ、メンバー切替領域に対するメンバー切替操作に応答して、切り替えられたメンバーの身長曲線画面が表示される。
【0109】
一部の実施形態において、方法は、
アカウント情報に対応する全てのメンバーの人物シルエットが含まれる家族写真画面を表示するステップをさらに含み、家族写真画面における各メンバーの人物シルエットは、それぞれ対応する身長情報及びユーザータイプに基づいて決定される。
【0110】
一部の実施形態において、方法は、
ターゲット人物シルエットに対するトリガー操作に応答して、前記ターゲット人物シルエットに対応するターゲットメンバーのメンバー情報編集画面を表示するステップであって、ターゲット人物シルエットは、家族写真画面における全てのメンバーの人物シルエットのうちのいずれか1つである、ステップをさらに含む。
【0111】
具体的に実施する場合、以上の各ユニットは、独立したエンティティとして実現されてもよく、任意に組み合わせて同一又は複数のエンティティとして実現されてもよく、以上の各ユニットの具体的な実施は、前の方法の実施形態を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0112】
以上より、本実施形態におけるオブジェクト測定デバイスは、測定要素を表示し、スペースを取る測定ツールを使用せず、環境の綺麗さや清潔さを保持するとともに、利便性に優れ、また、該測定要素を用いてターゲットオブジェクトを測定し、インテリジェント化及び情報化の方式でオブジェクトを測定することができ、より効率的である。これにより、本技術は、オブジェクト測定の利便性及び効率性を向上させることができる。
【0113】
本願は、電子装置をさらに提供し、本実施形態において、電子装置が投影装置であることを例とし詳細に説明し、例えば、
図3は、本願に係る投影装置の概略構成図を示す。
【0114】
一部の実施形態において、該投影装置は、画像プロセッサ301と、投影ライトエンジン302とを含んでもよい。
【0115】
画像プロセッサ301は、マイクロコントローラ、専用画像処理チップなどであってもよく、マイクロコントローラは、ARMチップ、マイクロコントロールユニット(Microcontroller unit、MCU)などであってもよく、専用画像処理チップは、画像信号プロセッサ(Image Signal Processing、ISP)、グラフィックプロセッサ(graphics processing unit、GPU)、埋め込み型ニューラルネットワークプロセッサ(neural-network process units、NPU)などであってもよい。画像プロセッサ301は、ビデオ復号、画質処理などに用いられてもよい。
【0116】
投影ライトエンジン302は、駆動チップ、空間光変調器、および光源などを含んでもよい。光源は、レーザ光源又はLED光源などであってもよく、空間光変調器は、デジタルマイクロミラーデバイス(Digtial Micromirror Devices、DMD)、液晶デバイス(Liquid Crystal Display、LCD)、シリコン液晶デバイス(Liquid Crystal on Silicon、LCOS)などであってもよく、駆動チップは、空間光変調器に対応付けられ、例えば、デジタルマイクロミラーデバイスは、デジタル光処理素子(Digital Light Processing、DLP)で駆動されてもよい。投影ライトエンジン302は、投影する必要がある画像を投影画面として表示させる。
【0117】
一部の実施形態において、投影装置は、1つ以上の処理コアを有する中央コントローラ303をさらに含み、該中央コントローラは、CPU、ARM、MCUなどのコントローラであってもよい。中央コントローラ303は、該投影装置の制御センターであり、様々なインタフェース及び回線を介して投影装置全体の各部に接続され、メモリ304に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又は操作システムを稼働させるか又は実行し、メモリ304に記憶されたデータを呼び出すことができる。
【0118】
一部の実施形態において、投影装置は、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を有するメモリ304、入力モジュール305、通信モジュール306、及び電源307などの部品をさらに含む。当業者であれば、
図3に示す投影装置の構造は、投影装置を限定するものではなく、投影装置は、図示よりも多い又は少ない部品を含んでもよく、又はある部品と組み合わせてもよく、又は異なる部品配置を有してもよいことが理解されるよう。
【0119】
メモリ304は、ソフトウェアプログラムと操作システムとを記憶でき、中央コントローラ303は、メモリ304に記憶されたソフトウェアプログラム及び操作システムを稼働させることにより、様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行する。メモリ304は、主にプログラム記憶領域とデータ記憶領域とを含んでもよく、プログラム記憶領域は、操作システム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができ、データ記憶領域は、投影装置の使用に応じて作成されたデータなどを記憶することができる。また、メモリ304は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、例えば少なくとも1つの磁気ディスクメモリ素子、フラッシュメモリ素子などの不揮発性メモリ又は他の揮発性固体メモリ素子を含んでもよい。それに応じて、メモリ304は、中央コントローラ303のメモリ304へのアクセスを実現するように、メモリコントローラをさらに含んでもよい。
【0120】
該投影装置は、入力モジュール305をさらに含んでもよく、該入力モジュール305は、入力された数字又は文字情報を受信し、ユーザー設定及び機能制御に関するリモコン、キーボード、マウス、操作レバー、光学又はトラックボールからの信号入力を生成する。
【0121】
該投影装置は、通信モジュール306をさらに含んでもよく、一部の実施形態において、通信モジュール306は、無線モジュールを含んでもよく、投影装置は、該通信モジュール306の無線モジュールにより短距離無線伝送を行って、ユーザーに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供することができる。例えば、該通信モジュール306は、ユーザーがストリーミングメディアなどにアクセスすることを助ける。
【0122】
投影装置は、各部品に電力を供給する電源307をさらに含み、一部の実施形態において、電源307は、電源管理システムを介して中央コントローラ303と論理的に接続され、電源管理システムにより充放電管理及び電力消費管理などの機能を実現する。電源307は、1つ以上の直流又は交流電源、再充電システム、電源故障検出回路、電源変換器又はインバータ、電源状態インジケータなどの任意のコンポーネントをさらに含んでもよい。
【0123】
一部の実施形態において、中央コントローラ303は、メモリ304に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又は操作システムを稼働させるか又は実行し、様々な機能と応用を実現することができ、例えば、
測定要素が含まれるオブジェクト測定画面を表示し、
ターゲットオブジェクトに対する測定要素による測定操作に応答して、測定操作された測定要素に対応するターゲット測定値を取得し、
ターゲット測定値に基づいて得られるターゲットオブジェクトのサイズ情報を表示する。
【0124】
以上の各操作の具体的な実施は、前の実施形態を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0125】
以上より、投影装置は、測定要素を表示し、スペースを取る測定ツールを使用せず、環境の綺麗さや清潔さを保持するとともに、利便性に優れ、また、該測定要素を用いてターゲットオブジェクトを測定し、インテリジェント化及び情報化の方式でオブジェクトを測定することができ、より効率的である。これにより、本技術は、オブジェクト測定の利便性及び効率性を向上させることができる。
【0126】
当業者であれば、上記実施形態における様々な方法における全て又は一部のステップは、コマンド、又はコマンドによる関連するハードウェアの制御により完了することができ、該コマンドは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶され、プロセッサによりロードされ、実行されてもよいことが理解されるよう。
【0127】
このため、本願は、複数のコマンドが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、該コマンドは、本願に係るいずれかのオブジェクト測定方法におけるステップを実行するように、プロセッサによりロードされる。例えば、該コマンドにより、
測定要素が含まれるオブジェクト測定画面を表示するステップと、
ターゲットオブジェクトに対する測定要素による測定操作に応答して、測定操作された測定要素に対応するターゲット測定値を取得するステップと、
ターゲット測定値に基づいて得られるターゲットオブジェクトのサイズ情報を表示するステップとを実行することができる。
【0128】
該記憶媒体は、リードオンリーメモリ(ROM、Read Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含んでもよい。
【0129】
本願の一態様は、コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムを提供し、該コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムは、コンピュータコマンドを含み、該コンピュータコマンドは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶される。コンピュータ装置のプロセッサは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体から該コンピュータコマンドを読み取り、プロセッサは、該コンピュータコマンドを実行して、該コンピュータ装置に上記実施形態に係るオブジェクト測定方法を実行させる。
【0130】
該記憶媒体に記憶されたコマンドにより、本願に係るいずれかのオブジェクト測定方法におけるステップを実行することができるため、本願に係るいずれかのオブジェクト測定方法が実現できる有益な効果を実現することができ、詳細については、前の実施形態を参照し、ここでは説明を省略する。
【0131】
以上、本願に係るオブジェクト測定方法、デバイス、表示装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を詳細に説明し、本明細書において、具体例を用いて本願の原理及び実施形態を説明したが、以上の実施形態の説明は、本願の方法及びその主旨の理解を助けるためのものに過ぎず、また、当業者であれば、本願の思想に照らし、具体的な実施形態及び適用範囲を変更することが可能であり、要するに、本明細書の内容は、本願を限定するものと理解すべきではない。