特開 2024-43576 衝撃を緩和できる手工具

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公開特許公報(A)

(11)【公開番号】P2024043576

(43)【公開日】2024-04-01

(54)【発明の名称】衝撃を緩和できる手工具

(51)【国際特許分類】

   B25D 1/12 20060101AFI20240325BHJP

   B26B 23/00 20060101ALI20240325BHJP

   B25G 1/00 20060101ALI20240325BHJP

   B25G 1/01 20060101ALI20240325BHJP

【ＦＩ】

B25D1/12

B26B23/00

B25G1/00 C

B25G1/01 C

【審査請求】未請求

【請求項の数】10

【出願形態】ＯＬ

【外国語出願】

(21)【出願番号】P 2023148282

(22)【出願日】2023-09-13

(31)【優先権主張番号】111135404

(32)【優先日】2022-09-19

(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW

(71)【出願人】

【識別番号】595009235

【氏名又は名称】施 瑞源

(74)【代理人】

【識別番号】110000729

【氏名又は名称】弁理士法人ユニアス国際特許事務所

(72)【発明者】

【氏名】施 瑞源

【テーマコード（参考）】

2D058

3C061

【Ｆターム（参考）】

2D058AA02

2D058BB06

3C061AA02

3C061BB20

(57)【要約】      （修正有）

【課題】使用者がニーズに応じて把持でき、かつ振動減衰の効果を向上させ、衝撃緩和の効果を有する手工具を提供する。
【解決手段】衝撃緩和の効果を有する手工具であって、棒状を呈する棒であり、両方の端部にそれぞれ握柄端及び結合端が設けられる本体と、前記本体の結合端と結合される作用部材と、前記本体に設けられ、かつ前記握柄端及び前記結合端の間に位置する少なくとも１つの振動減衰部材と、が設けられ、使用者が前記本体を把持して前記作用部材により使用する時、前記少なくとも１つの振動減衰部材により振動減衰及び衝撃緩和効果を提供することができ、前記少なくとも１つの振動減衰部材の長さは、前記本体の長さの１／２より大きく、かつ前記本体の長さ以下であることを特徴とする、振動緩和の効果を有する手工具を提供する。
【選択図】図１

【特許請求の範囲】

【請求項1】

衝撃を緩和できる手工具であって、
細長状の棒体であり、両方の端部にそれぞれ握柄端及び結合端が設けられる本体と、
前記本体の結合端と結合される作用部材と、
前記本体に設けられ、かつ前記握柄端と前記結合端との間に介在する、少なくとも１つの振動減衰部材と、が設けられ、
使用者が前記本体を把持して前記作用部材を使用する時、前記少なくとも１つの振動減衰部材により振動減衰及び衝撃緩和効果を提供することができ、
前記少なくとも１つの振動減衰部材の長さは、前記本体の長さの１／２より大きく、かつ前記本体の長さ以下であることを特徴とする、衝撃を緩和できる手工具。

【請求項2】

前記作用部材がハンマーの頭部であることを特徴とする、請求項１に記載の衝撃を緩和できる手工具。

【請求項3】

前記作用部材が斧刃であることを特徴とする、請求項１に記載の衝撃を緩和できる手工具。

【請求項4】

前記本体の結合端に環設孔を有する結合部が設けられ、
前記作用部材は移動可能に前記結合部と結合され、かつ
移動可能に前記結合部の環設孔と結合される環設部と、前記環設部の一方の端部に設けられると共に前記結合部の下方に位置する打撃部と、前記環設部と結合されると共に前記結合部に当接する螺合部とを備え、
前記結合部と前記打撃部との間に弾性部材が設けられることを特徴とする、請求項１に記載の衝撃を緩和できる手工具。

【請求項5】

前記打撃部が斧刃であることを特徴とする、請求項４に記載の衝撃を緩和できる手工具。

【請求項6】

前記少なくとも１つの振動減衰部材を、シリコーンゴム、ゴム、又は熱可塑性ゴム材料からなるスリーブとすることを特徴とする、請求項１～５の何れか一項に記載の衝撃を緩和できる手工具。

【請求項7】

前記少なくとも１つの振動減衰部材が単一の厚みを有することを特徴とする、請求項１～５の何れか一項に記載の衝撃を緩和できる手工具。

【請求項8】

前記少なくとも１つの振動減衰部材の厚みが前記結合端から前記握柄端に向かうにつれて徐々に厚くなることを特徴とする、請求項１～５の何れか一項に記載の衝撃を緩和できる手工具。

【請求項9】

複数の振動減衰部材が設けられ、
前記複数の振動減衰部材は、前記本体に環設されると共に、それぞれが当接し合い、異なる材料から構成されることを特徴とする、請求項１～５の何れか一項に記載の衝撃を緩和できる手工具。

【請求項10】

前記振動減衰部材のそれぞれは、異なる厚みを有することを特徴とする、請求項９に記載の衝撃を緩和できる手工具。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、手工具であり、特に、使用者がニーズに応じた使い方ができ、かつ振動減衰の効果を向上させるだけでなく、衝撃緩和の効果も有する手工具に関するものである。

【背景技術】

【0002】

従来の打撃や伐採用のハンマーや斧は、多くの場合、その握柄の一端に握柄カバーが環設され、該握柄カバーにより、ハンマーや斧が物体に衝突する時に生じる反力を緩和できる。しかしながら、該握柄の一端に位置する握柄カバーにより振動減衰及び衝撃緩和の効果を提供できるが、該握柄に対する握柄カバーの長さは、多くの場合、握柄の長さの１／２より短く、即ち、該握柄の後端部を把持する場合のみ、該握柄カバーにより振動減衰及び衝撃緩和の効果を提供できる。よって、従来のハンマーや斧を近距離で移動させる場合、使用者は、多くの場合、前記握柄カバーから離れた前記握柄の先端部のみを把持して使用し、そのまま該握柄カバーが設けられていない先端部を把持して使用すると、ハンマーや斧に対して生じる反力が減衰・緩和されないので、その衝撃により使用者の手に不快感を与えたり、怪我をさせたりすることがあった。このように、使用者は、ニーズに応じてハンマーや斧の異なる部位を把持することができないことから、ハンマーや斧における振動減衰及び衝撃緩和の効果を提供することができないので、改善する必要があった。

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0003】

前記の問題に鑑み、本発明者は、従来のハンマーや斧の構造や使用上の欠点を克服するために、継続的な研究や試験を行った結果、新たな発明を案出した。

【0004】

本発明の目的は、衝撃緩和の効果を有する手工具を提供することにあり、又、構造及び配置の簡素化により、使用者がニーズに応じて把持でき、かつ振動減衰の効果を向上させ、衝撃緩和の効果を有する手工具を提供することにある。

【課題を解決するための手段】

【0005】

上記目的を達成するために、本発明は、
衝撃を緩和できる手工具であって、
細長状の棒体であり、両方の端部にそれぞれ握柄端及び結合端が設けられる本体と、
前記本体の結合端と結合される作用部材と、
前記本体に設けられ、かつ前記握柄端と前記結合端との間に介在する、少なくとも１つの振動減衰部材と、が設けられ、
使用者が前記本体を把持して前記作用部材を使用する時、前記少なくとも１つの振動減衰部材により振動減衰及び衝撃緩和効果を提供することができ、
前記少なくとも１つの振動減衰部材の長さは、前記本体の長さの１／２より大きく、かつ前記本体の長さ以下であることを特徴とする、衝撃を緩和できる手工具を提供する。

【発明の効果】

【0006】

上記技術特徴によると、本発明に係る、衝撃を緩和できる手工具を使用する時、前記本体に設けられる少なくとも１つの振動減衰部材の長さが本体の長さの１／２より大きく、かつ該本体の長さ以下であるので、使用者は、ニーズに応じて振動減衰部材の対応する部位を把持することができ、かつ該結合部と該打撃部との間に位置する弾性部材を介して、反力による跳ね返りを遅らせて振動減衰及び衝撃緩和効果を実現できることから、使用過程において振動減衰及び衝撃緩和の二重効果を提供することができる。故に、使用時の不快感を有効的に軽減することができることから、使用者がしっかりと前記本体を把持して打撃できるとともに、使用のニーズに応じて把持でき、かつ振動減衰の効果を向上させ、衝撃緩和の効果を有する手工具を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【0007】

【図1】本発明の第１実施例の外観側面図である。

【図2】本発明の第２実施例の外観側面図である。

【図3】本発明の第２実施例の操作時の側面図である。

【図4】本発明の第２実施例の他の操作時の側面図である。

【図5】本発明の第３実施例の外観側面図である。

【図6】本発明の第４実施例の外観側面図である。

【図7】本発明の第４実施例の操作時の側面図である。

【図8】本発明の第５実施例の外観側面図である。

【図9】本発明の第６実施例の外観側面図である。

【図10】本発明の第６実施例の操作時の側面図である。

【図11】本発明の第７実施例の外観側面図である。

【図12】本発明の第８実施例の外観側面図である。

【図13】本発明の第８実施例の操作時の側面図である。

【発明を実施するための形態】

【0008】

本発明の技術的特徴および実際の効果を詳しく理解し、明細書の内容に従って本発明を実現するために、以下では、図に示す好ましい実施例を用いて詳しく説明する。

【0009】

本発明は、衝撃を緩和できる手工具に関するものであり、図１の第１実施例に示す手工具には、本体１０と、作用部材２０と、少なくとも１つの振動減衰部材３０とが設けられる。

【0010】

本体１０は細長状の棒体であり、本体１０の両端にそれぞれ握柄端１１及び結合端１２が設けられ、作用部材２０は本体１０の結合端１２と結合される。尚、作用部材２０はハンマーの頭部であることが好ましい。少なくとも１つの振動減衰部材３０は本体１０に設けられ、かつ握柄端１１と結合端１２との間に介在し、使用者が本体１０を把持して作用部材２０を使用する時、少なくとも１つの振動減衰部材３０により振動減衰及び衝撃緩和効果を提供することができ、該少なくとも１つの振動減衰部材３０は、シリコーンゴム、ゴム、又は熱可塑性ゴム材料（Thermo-Plastic-Rubber material）からなるスリーブとすることができる。更に、本体１０は長さＬ１を有し、少なくとも１つの振動減衰部材３０は長さＬ２を有すると共に、その長さＬ２は、本体１０の長さＬ１の１／２より大きく、かつ本体１０の長さＬ１以下である（１／２Ｌ１＜Ｌ２≦Ｌ１）。この構成によれば、手工具を把持する範囲を広げることができる。例えば、本体１０を遠距離又は大きく振る必要がある時は、握柄端１１に近い少なくとも１つの振動減衰部材３０を把持することができることから、作用部材２０が物体に衝突した後、該少なくとも１つの振動減衰部材３０により使用者の手に伝わる反力を軽減することができる。一方、本体１０を近距離又は小さい範囲で振る時は、結合端１２に近い少なくとも１つの振動減衰部材３０を把持することにより、作用部材２０が物体に衝突した後、少なくとも１つの振動減衰部材３０により使用者の手に伝わる反力を軽減することができる。このように、この構成によれば、使用者が本体１０のどの部位を把持して使用しても、少なくとも１つの振動減衰部材３０により衝撃緩和の効果を提供することができる。尚、少なくとも１つの振動減衰部材３０は、単一の厚みを有するか、又は振動減衰結合端１２から握柄端１１に向かうにつれて徐々に厚くなる構成であることが好ましい。

【0011】

図２は、本発明に係る、衝撃を緩和できる手工具の第２実施例であり、図１に示す本発明の第１実施例とは、「第２実施例において、手工具に複数の振動減衰部材３０Ａ、３０Ｂが設けられ、該複数の振動減衰部材３０Ａ、３０Ｂは、本体１０に環設されると共に、それぞれが当接し合い、又、該複数の振動減衰部材３０Ａ、３０Ｂは、同一や異なる材料から構成されることができ、かつ同一或いは異なる厚みを有し、又、複数の振動減衰部材３０Ａ、３０Ｂの合計長さはＬ２であり、該長さＬ２は、本体１０の長さＬ１の１／２より大きく、かつ本体１０の長さＬ１以下である（１／２Ｌ１＜Ｌ２≦Ｌ１）」点において異なる。この構成によれば、使用者は本発明の第２実施例を使用する時、ニーズに応じて異なる部位の振動減衰部材３０Ａ、３０Ｂを把持することができることから、手工具を使用する過程において、如何なる使用状況であっても、本体１０に設けられる複数の振動減衰部材３０Ａ、３０Ｂにより、振動減衰効果を提供することができる。また、図３に示すように、近距離又は小さい範囲で振る時、使用者は結合端１２に近い振動減衰部材３０Ａを把持して使用することができ、かつ使用過程において、その振動減衰部材３０Ａにより、振動減衰及び衝撃緩和効果を提供することができる。更に、図４に示すように、遠距離又は大きく振る必要がある時、使用者は握柄端１１に近い振動減衰部材３０Ｂを把持して使用することができ、かつ使用する過程において、その振動減衰部材３０Ｂにより、振動減衰及び衝撃緩和効果を提供することができる。

【0012】

図５は、本発明に係る、衝撃を緩和できる効果を有する手工具の第３実施例であり、図１に示す本発明の第１実施例とは、「作用部材２０Ｃは斧刃である」点において異なり、又、図６は、本発明に係る、衝撃を緩和できる手工具の第４実施例であり、図２に示す本発明の第２実施例とは、「作用部材２０Ｃは斧刃である」点において異なる。尚、図７に示すように、近距離又は小さい範囲で振る時、使用者は結合端１２に近い振動減衰部材３０Ａを把持して使用することができ、かつ使用する過程において、その振動減衰部材３０Ａにより、振動減衰及び衝撃緩和効果を提供することができる。

【0013】

図８は、本発明に係る、衝撃を緩和できる手工具の第５実施例であり、図１に示す本発明の第１実施例とは、「本体１０の結合端１２に環設孔１３１Ｄを有する結合部１３Ｄが設けられ、作用部材２０Ｄが移動可能に結合部１３Ｄと結合され、かつ移動可能に結合部１３Ｄの環設孔１３１Ｄと結合される環設部２１Ｄと、環設部２１Ｄの一方の端部に設けられると共に、結合部１３Ｄの下方に位置する打撃部２２Ｄと、環設部２１Ｄと結合されると共に、結合部１３Ｄに当接する螺合部２３Ｄとを備え、手工具の結合部１３Ｄと打撃部２２Ｄとの間に弾性部材４０Ｄが設けられる」点において異なる。また、使用者が本発明の第５実施例を使用する時は、本体１０Ｄに設けられる振動減衰部材３０により、振動減衰効果が得られる一方、使用過程において結合部１３Ｄと打撃部２２Ｄとの間に位置する弾性部材４０Ｄによっても、別の振動減衰及び衝撃緩和効果も得られる。このように、手工具によれば、二重の振動減衰及び衝撃緩和効果を提供することができる。

【0014】

図９は、本発明に係る、衝撃を緩和できる手工具の第６実施例であり、図８に示す本発明の第５実施例とは、「第６実施例においては、手工具に複数の振動減衰部材３０Ａ、３０Ｂが設けられ、該複数の振動減衰部材３０Ａ、３０は本体１０に環設されると共に、それぞれが当接し合い、又、複数の振動減衰部材３０Ａ、３０Ｂは、同一や異なる材料から構成されることができ、かつ同一或いは異なる厚みを有することができ、更に、複数の振動減衰部材３０Ａ、３０Ｂの合計長さはＬ２であり、該長さＬ２は、本体１０の長さＬ１の１／２より大きく、かつ本体１０の長さＬ１以下である（１／２Ｌ１＜Ｌ２≦Ｌ１）」点において異なる。この構成によれば、使用者は本発明の第６実施例を使用する時、ニーズに応じて異なる部位の振動減衰部材３０Ａ、３０Ｂを把持することができることから、手工具を使用する過程において、如何なる使用状況であっても、本体１０に設けられる複数の振動減衰部材３０Ａ、３０Ｂにより、振動減衰効果を提供することができる。また、図１０に示すように、近距離又は小さい範囲で振る時、使用者は結合端１２に近い振動減衰部材３０Ａを把持して使用することができ、かつ使用過程において、その振動減衰部材３０Ａにより、振動減衰及び衝撃緩和効果を提供することができる。更に、使用過程においては、結合部１３Ｄと打撃部２２Ｄとの間に位置する弾性部材４０Ｄにより、別の振動減衰及び衝撃緩和効果も得られる。このように、手工具によれば、二重の振動減衰及び衝撃緩和効果を提供することができる。

【0015】

図１１は、本発明に係る、衝撃を緩和できる手工具の第７実施例であり、図８に示す本発明の第５実施例とは、「打撃部２２Ｅは斧刃である」点において異なり、又、図１２は、本発明係る、衝撃を緩和できる手工具の第８実施例であり、図９に示す本発明の第６実施例とは、「打撃部２２Ｅは斧刃である」点において異なる。尚、図１３に示すように、近距離又は小さい範囲で振る時、使用者は結合端１２に近い振動減衰部材３０Ａを把持して使用することができ、かつ使用過程において、その振動減衰部材３０Ａにより、振動減衰及び衝撃緩和効果を提供することができる。更に、使用過程においては、結合部１３Ｅと打撃部２２Ｅとの間に位置する弾性部材４０Ｅにより、別の振動減衰及び衝撃緩和効果も得られる。このように、手工具によれば、二重の振動減衰及び衝撃緩和効果を提供することができる。

【0016】

上記技術特徴によれば、本発明に係る、衝撃を緩和できる手工具を使用する時、本体１０、１０Ｄに設けられる少なくとも１つの振動減衰部材３０の長さＬ２が本体１０、１０Ｄの長さＬ１の１／２より大きく、かつ本体１０、１０Ｄの長さＬ１以下である（１／２Ｌ１＜Ｌ２≦Ｌ１）ので、使用者は、ニーズに応じて対応する振動減衰部材３０、３０Ａ、３０Ｂを把持して使用することができ、かつ結合部１３Ｄ、１３Ｅと打撃部２２Ｄ、２２Ｅとの間に位置する弾性部材４０Ｄ、４０Ｅを介して、反力による跳ね返りを遅らせて（Delayed Rebound）振動減衰及び衝撃緩和効果を実現できることから、使用過程において振動減衰及び衝撃緩和の二重効果を提供することができる。故に、使用者の不快感を有効的に軽減することができることから、使用者がしっかりと本体１０、１０Ｄを把持して打撃することができるとともに、ニーズに応じて把持でき、かつ振動減衰の効果を向上させ、衝撃緩和の効果を有する手工具を提供できる。

【0017】

以上の説明は、単に本発明の好適な実施形態を示したものであり、ハンマーや斧に使用できる力制限振動減衰装置に過ぎず、本発明に対して何ら限定を行うものではない。すべての当業者が、本発明の技術的思想の範囲を逸脱しない範囲において、本発明に開示された技術内容に基づいて、簡単な修正、変更及び修飾などの同等な変形が行われたものを、等価な実施例とすることができる。故に、本発明の技術的思想の範囲を逸脱しない内容であれば何れも本発明の技術的思想の範囲に含まれる。

【符号の説明】

【0018】

１０、１０Ｄ 本体
１１ 握柄端
１２ 結合端
１３Ｄ、１３Ｅ 結合部
２０、２０Ｃ、２０Ｄ 作用部材
２１Ｄ 環設部
２２Ｄ、２２Ｅ 打撃部
２３Ｄ 螺合部
３０、３０Ａ、３０Ｂ 振動減衰部材
４０Ｄ、４０Ｅ 弾性部材
１３１Ｄ 環設孔
Ｌ１、Ｌ２ 長さ

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】

【図9】

【図10】

【図11】

【図12】

【図13】

【外国語明細書】