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特開2024-43584キャパシタ構造物、及び該当キャパシタ構造物を含む半導体装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024043584
(43)【公開日】2024-04-01
(54)【発明の名称】キャパシタ構造物、及び該当キャパシタ構造物を含む半導体装置
(51)【国際特許分類】
   H10B 12/00 20230101AFI20240325BHJP
   H10B 53/30 20230101ALI20240325BHJP
   H01L 21/822 20060101ALI20240325BHJP
【FI】
H10B12/00 621B
H10B12/00 671A
H10B53/30
H01L27/04 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023150348
(22)【出願日】2023-09-15
(31)【優先権主張番号】10-2022-0118063
(32)【優先日】2022-09-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung-ro,Yeongtong-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】朴 正敏
(72)【発明者】
【氏名】全 寅鐸
(72)【発明者】
【氏名】林 漢鎭
(72)【発明者】
【氏名】丁 炯碩
【テーマコード(参考)】
5F038
5F083
【Fターム(参考)】
5F038AC04
5F038AC05
5F038AC09
5F038AC10
5F038AC15
5F038AC16
5F038AV06
5F038DF05
5F083AD03
5F083AD25
5F083FR02
5F083JA02
5F083JA56
5F083JA60
5F083PR03
(57)【要約】      (修正有)
【課題】改善した電気特性を有するキャパシタ構造物及びこれを含む半導体装置を提供する。
【解決手段】キャパシタ構造物は、基板10上に形成された第1の下部導電パターン22と、第1の下部導電パターンと電気的に接続された第1の下部電極52と、第1の誘電構造物70を含む第1のキャパシタユニットと、第1の上部電極54と、第1の上部電極上に形成され、これらに共通して電気的に接続された第1の上部導電パターン124と、基板上に形成され、第1の下部導電パターンと離隔した第2の下部導電パターン26と、第2の下部導電パターンと電気的に接続された第2の下部電極56と、第2の誘電構造物80を含む第2のキャパシタユニットと、第2の上部電極58と、第2の上部電極上に形成され、これらに共通して電気的に接続された第2の上部導電パターン128とを備え、第1、第2の上部導電パターンは、互いに電気的に接続しない。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板上に形成された第1の下部導電パターンと、
それぞれが前記第1の下部導電パターン上に形成され、これに電気的に接続され、前記基板の上面に平行な水平方向に互いに離隔した第1の下部電極と、
前記第1の下部電極の間、及び前記第1の下部電極のうち、一側に形成された第1の下部電極に隣接する領域にそれぞれ配置された第1の上部電極と、
互いに隣接する前記第1の下部電極及び前記第1の上部電極の間にそれぞれ形成された第1の誘電構造物を含む第1のキャパシタユニットと、
前記第1の上部電極上に形成され、これらに共通して電気的に接続された第1の上部導電パターンと、
前記基板上に形成され、前記第1の下部導電パターンと離隔した第2の下部導電パターンと、
それぞれが前記第2の下部導電パターン上に形成され、これに電気的に接続され、前記水平方向に互いに離隔した第2の下部電極と、
前記第2の下部電極の間、及び前記第2の下部電極のうち、一側に形成された第2の下部電極に隣接する領域にそれぞれ配置された第2の上部電極と、
互いに隣接する前記第2の下部電極及び前記第2の上部電極の間にそれぞれ形成された第2の誘電構造物を含む第2のキャパシタユニットと、
前記第2の上部電極上に形成され、これらに共通して電気的に接続された第2の上部導電パターンとを備え、
前記第1及び第2の上部導電パターンは、互いに電気的に接続しないキャパシタ構造物。
【請求項2】
更に、前記第1の下部電極のうち、他側に形成された第1の下部電極に隣接した領域に配置された第1の上部電極を含む請求項1に記載のキャパシタ構造物。
【請求項3】
更に、前記第2の下部電極のうち、他側に形成された第2の下部電極に隣接した領域に配置された第2の上部電極を含む請求項1に記載のキャパシタ構造物。
【請求項4】
前記各第1の誘電構造物は、前記基板の上面に垂直な垂直方向に延在した第3の誘電パターンと、前記第3の誘電パターンの側壁に形成された第2の誘電パターンと、前記第2の誘電パターンの外側壁に形成された第1の誘電パターンとを含む請求項1に記載のキャパシタ構造物。
【請求項5】
前記第1の誘電パターンは、前記第1の下部電極の側壁、及び前記第1の上部電極の側壁に接触する請求項4に記載のキャパシタ構造物。
【請求項6】
前記第2の誘電パターンは、前記第3の誘電パターンの底面を覆い、前記第1の誘電パターンは、前記第2の誘電パターンの底面を覆う請求項4に記載のキャパシタ構造物。
【請求項7】
前記第1及び第3の誘電パターンは、互いに同一の誘電物質を含み、前記第2の誘電パターンは、前記第1及び第3の誘電パターンと異なる誘電物質を含む請求項4に記載のキャパシタ構造物。
【請求項8】
前記各第2の誘電構造物は、前記垂直方向に延在した第5の誘電パターンと、前記第5の誘電パターンの側壁に形成された第4の誘電パターンとを含む請求項4に記載のキャパシタ構造物。
【請求項9】
前記第4の誘電パターンは、前記第2の下部電極の側壁、及び前記第2の上部電極の側壁に接触する請求項8に記載のキャパシタ構造物。
【請求項10】
前記第4の誘電パターンは、前記第5の誘電パターンの底面を覆う請求項8に記載のキャパシタ構造物。
【請求項11】
前記第4及び第5の誘電パターンはそれぞれ、互いに異なる誘電物質を含む請求項8に記載のキャパシタ構造物。
【請求項12】
前記第1の誘電構造物は、前記第1の下部電極及び前記第1の上部電極の側壁に接触する第1の誘電パターンを含み、前記第2の誘電構造物は、前記第2の下部電極及び前記第2の上部電極の側壁に接触する第2の誘電パターンを含み、
前記第1及び第2の誘電パターンはそれぞれ、互いに異なる誘電物質を含む請求項1に記載のキャパシタ構造物。
【請求項13】
更に、前記第1の下部導電パターンと前記各第1の下部電極の間に形成された第1の下部ビアと、
前記第2の下部導電パターンと前記各第2の下部電極の間に形成された第2の下部ビアと、
前記各第1の上部電極と前記第1の上部導電パターンの間に形成された第1の上部ビアと、
前記各第2の上部電極と前記第2の上部導電パターンの間に形成された第2の上部ビアとを含む請求項1に記載のキャパシタ構造物。
【請求項14】
前記第1及び第2の下部導電パターンにはそれぞれ、互いに異なる電圧が印加される請求項1に記載のキャパシタ構造物。
【請求項15】
基板上に形成された第1の下部導電パターンと、
それぞれが前記第1の下部導電パターン上に形成され、これに電気的に接続され、前記基板の上面に平行な水平方向に互いに離隔した第1の下部電極と、
前記第1の下部電極の間、及び前記第1の下部電極のうち、一側に形成された第1の下部電極に隣接した領域にそれぞれ配置された第1の上部電極と、
互いに隣接する前記第1の下部電極及び前記第1の上部電極の間にそれぞれ形成された第1の誘電構造物を含む第1のキャパシタユニットと、
前記第1の上部電極上に形成され、これらに共通して電気的に接続された第1の上部導電パターンと、
前記基板上に、前記第1の下部導電パターンと離隔した第2の下部導電パターンと、
それぞれが前記第2の下部導電パターン上に形成され、これに電気的に接続され、前記水平方向に互いに離隔した第2の下部電極と、
前記第2の下部電極の間、及び前記第2の下部電極のうち、一側に形成された第2の下部電極に隣接する領域にそれぞれ配置された第2の上部電極と、
互いに隣接する前記第2の下部電極及び前記第2の上部電極の間にそれぞれ形成された第2の誘電構造物を含む第2のキャパシタユニットと、
前記第2の上部電極上に形成され、これらに共通して電気的に接続された第2の上部導電パターンとを備え、
前記各第1の誘電構造物は、前記基板の上面に垂直な垂直方向に延在した第3の誘電パターンと、前記第3の誘電パターンの側壁に形成された第2の誘電パターンと、前記第2の誘電パターンの外側壁に形成され、前記第1の下部電極及び前記第1の上部電極の側壁に接触する第1の誘電パターンとを含み、
前記各第2の誘電構造物は、前記垂直方向に延在した第5の誘電パターンと、前記第5の誘電パターンの側壁に形成され、前記第2の下部電極及び前記第2の上部電極の側壁に接触する第4の誘電パターンとを含むキャパシタ構造物。
【請求項16】
前記第1及び第3の誘電パターンは、互いに同一の誘電物質を含み、前記第2の誘電パターンは、前記第1及び第3の誘電パターンと異なる誘電物質を含む請求項15に記載のキャパシタ構造物。
【請求項17】
前記第4及び第5の誘電パターンはそれぞれ、互いに異なる誘電物質を含む請求項15に記載のキャパシタ構造物。
【請求項18】
基板上に形成された第1の下部導電パターンと、
それぞれが前記第1の下部導電パターン上に形成され、これに電気的に接続され、前記基板の上面に平行な水平方向に互いに離隔した第1の下部電極と、
前記第1の下部電極の間、及び前記第1の下部電極のうち、一側に形成された第1の下部電極に隣接した領域にそれぞれ配置された第1の上部電極と、
互いに隣接する前記第1の下部電極及び前記第1の上部電極の間にそれぞれ形成された第1の誘電構造物を含む第1のキャパシタユニットと、
前記第1の上部電極上に形成され、これらに共通して電気的に接続された第1の上部導電パターンと、
前記基板上に、前記第1の下部導電パターンと離隔した第2の下部導電パターンと、
それぞれが前記第2の下部導電パターン上に形成され、これに電気的に接続され、前記水平方向に互いに離隔した第2の下部電極と、
前記第2の下部電極の間、及び前記第2の下部電極のうち、一側に形成された第2の下部電極に隣接した領域にそれぞれ配置された第2の上部電極と、
互いに隣接する前記第2の下部電極及び前記第2の上部電極の間にそれぞれ形成された第2の誘電構造物を含む第2のキャパシタユニットと、
前記第2の上部電極上に形成され、これらに共通して電気的に接続された第2の上部導電パターンとを備え、
前記各第1の誘電構造物は、前記基板の上面に垂直な垂直方向に延在した第1の誘電パターンと、この側壁に形成され、前記水平方向に沿って積層された1つ以上の第2の誘電パターンとを含み、
前記各第2の誘電構造物は、前記垂直方向に延在した第3の誘電パターンと、この側壁に形成され、前記水平方向に沿って積層された1つ以上の第4の誘電パターンとを含み、
前記第2の誘電パターンの数は、前記第4の誘電パターンの数とは、互いに異なるキャパシタ構造物。
【請求項19】
前記第1及び第3の誘電パターンはそれぞれ、互いに異なる誘電物質を含む請求項18に記載のキャパシタ構造物。
【請求項20】
前記第1及び第3の誘電パターンは、互いに同一の誘電物質を含む請求項18に記のキャパシタ構造物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キャパシタ構造物、及び該当キャパシタ構造物を含む半導体装置に関する。
【背景技術】
【0002】
DRAM装置に含まれたキャパシタは、下部電極、上部電極、及びこれらの間に形成された誘電パターンを含み、前記誘電パターンは、高い誘電率を有する誘電物質を含むことで、前記キャパシタの電気容量を増やす。しかし、前記誘電パターンの誘電率を増加することだけで、前記キャパシタの電気容量を増やすことには限界があり、より効率的に電気容量を増加する方法が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、改善した電気特性を有するキャパシタ構造物を提供することにある。
【0004】
本発明の他の課題は、改善した電気特性を有するキャパシタ構造物を含む半導体装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を達成するための本発明の一様態によるキャパシタ構造物は、基板上に形成された第1の下部導電パターンと、それぞれが前記第1の下部導電パターン上に形成され、これに電気的に接続され、前記基板の上面に平行な水平方向に互いに離隔した第1の下部電極と、前記第1の下部電極の間、及び前記第1の下部電極のうち、一側に形成された第1の下部電極に隣接する領域にそれぞれ配置された第1の上部電極と、互いに隣接する前記第1の下部電極及び前記第1の上部電極の間にそれぞれ形成された第1の誘電構造物を含む第1のキャパシタユニットと、前記第1の上部電極上に形成され、これらに共通して電気的に接続された第1の上部導電パターンと、前記基板上に形成され、前記第1の下部導電パターンと離隔した第2の下部導電パターンと、それぞれが前記第2の下部導電パターン上に形成され、これに電気的に接続され、前記水平方向に互いに離隔した第2の下部電極と、前記第2の下部電極の間、及び前記第2の下部電極のうち、一側に形成された第2の下部電極に隣接する領域にそれぞれ配置された第2の上部電極と、互いに隣接する前記第2の下部電極及び前記第2の上部電極の間にそれぞれ形成された第2の誘電構造物を含む第2のキャパシタユニットと、前記第2の上部電極上に形成され、これらに共通して電気的に接続された第2の上部導電パターンとを備え、前記第1及び第2の上部導電パターンは、互いに電気的に接続しないことを特徴とする。
【0006】
前記目的を達成するための本発明の他の様態によるキャパシタ構造物は、基板上に形成された第1の下部導電パターンと、それぞれが前記第1の下部導電パターン上に形成され、これに電気的に接続され、前記基板の上面に平行な水平方向に互いに離隔した第1の下部電極と、前記第1の下部電極の間、及び前記第1の下部電極のうち、一側に形成された第1の下部電極に隣接した領域にそれぞれ配置された第1の上部電極と、互いに隣接する前記第1の下部電極及び前記第1の上部電極の間にそれぞれ形成された第1の誘電構造物を含む第1のキャパシタユニットと、前記第1の上部電極上に形成され、これらに共通して電気的に接続された第1の上部導電パターンと、前記基板上に、前記第1の下部導電パターンと離隔した第2の下部導電パターンと、それぞれが前記第2の下部導電パターン上に形成され、これに電気的に接続され、前記水平方向に互いに離隔した第2の下部電極と、前記第2の下部電極の間、及び前記第2の下部電極のうち、一側に形成された第2の下部電極に隣接する領域にそれぞれ配置された第2の上部電極と、互いに隣接する前記第2の下部電極及び前記第2の上部電極の間にそれぞれ形成された第2の誘電構造物を含む第2のキャパシタユニットと、前記第2の上部電極上に形成され、これらに共通して電気的に接続された第2の上部導電パターンとを備え、前記各第1の誘電構造物は、前記基板の上面に垂直な垂直方向に延在した第3の誘電パターン、前記第3の誘電パターンの側壁に形成された第2の誘電パターン、及び前記第2の誘電パターンの外側壁に形成され、前記第1の下部電極及び前記第1の上部電極の側壁に接触する第1の誘電パターンを含み、前記各第2の誘電構造物は、前記垂直方向に延在した第5の誘電パターン、及び前記第5の誘電パターンの側壁に形成され、前記第2の下部電極及び前記第2の上部電極の側壁に接触する第4の誘電パターンとを含むことを特徴とする。
【0007】
前記目的を達成するための本発明の他の様態によるキャパシタ構造物は、基板上に形成された第1の下部導電パターンと、それぞれが前記第1の下部導電パターン上に形成され、これに電気的に接続され、前記基板の上面に平行な水平方向に互いに離隔した第1の下部電極と、前記第1の下部電極の間、及び前記第1の下部電極のうち、一側に形成された第1の下部電極に隣接した領域にそれぞれ配置された第1の上部電極と、互いに隣接する前記第1の下部電極及び前記第1の上部電極の間にそれぞれ形成された第1の誘電構造物を含む第1のキャパシタユニットと、前記第1の上部電極上に形成され、これらに共通して電気的に接続された第1の上部導電パターンと、前記基板上に、前記第1の下部導電パターンと離隔した第2の下部導電パターンと、それぞれが前記第2の下部導電パターン上に形成され、これに電気的に接続され、前記水平方向に互いに離隔した第2の下部電極と、前記第2の下部電極の間、及び前記第2の下部電極のうち、一側に形成された第2の下部電極に隣接した領域にそれぞれ配置された第2の上部電極と、互いに隣接する前記第2の下部電極及び前記第2の上部電極の間にそれぞれ形成された第2の誘電構造物を含む第2のキャパシタユニットと、前記第2の上部電極上に形成され、これらに共通して電気的に接続された第2の上部導電パターンとを備え、前記各第1の誘電構造物は、前記基板の上面に垂直な垂直方向に延在した第1の誘電パターン、及びこの側壁に形成され、前記水平方向に沿って積層された1つ以上の第2の誘電パターンを含み、前記各第2の誘電構造物は、前記垂直方向に延在した第3の誘電パターン、及びこの側壁に形成され、前記水平方向に沿って積層された1つ以上の第4の誘電パターンとを含み、前記第2の誘電パターンの数は、前記第4の誘電パターンの数とは、互いに異なる。
【0008】
前記目的を達成するための本発明の一様態による半導体装置は、基板上に形成されたアクティブパターンと、前記基板の上面に平行な第1の方向にそれぞれ延在し、前記アクティブパターンの上部に埋め立てられ、前記基板の上面に平行であり、前記第1の方向に垂直な第2の方向に互いに離隔したゲート構造物と、それぞれが前記第2の方向に延在し、前記アクティブパターンのうち、対応するアクティブパターンの中央部上に形成され、前記第1の方向に沿って互いに離隔したビットライン構造物と、前記アクティブパターンの両端上にそれぞれ形成されたコンタクトプラグ構造物と、前記コンタクトプラグ構造物上にそれぞれ形成されたキャパシタユニットとを含み、前記コンタクトプラグ構造物は、第1及び第2のコンタクトプラグ構造物を含み、前記キャパシタユニットは、それぞれが、前記第1のコンタクトプラグ構造物のうち、対応する第1のコンタクトプラグ構造物上に形成され、これに電気的に接続され、前記基板の上面に平行な水平方向に互いに離隔した第1の下部電極と、前記第1の下部電極の間、及び前記第1の下部電極のうち、一側に形成された第1の下部電極に隣接した領域にそれぞれ配置された第1の上部電極と、互いに隣接する前記第1の下部電極及び前記第1の上部電極の間にそれぞれ形成された第1の誘電構造物を含む第1のキャパシタユニットと、それぞれが前記第2のコンタクトプラグ構造物のうち、対応する第2のコンタクトプラグ構造物上に形成され、これに電気的に接続され、前記水平方向に互いに離隔した第2の下部電極と、前記第2の下部電極の間、及び前記第2の下部電極のうち、一側に形成された第2の下部電極に隣接した領域にそれぞれ配置された第2の上部電極と、互いに隣接する前記第2の下部電極及び前記第2の上部電極の間にそれぞれ形成された第2の誘電構造物を含む第2のキャパシタユニットとを備え、前記第1の上部電極上には、第1の上部導電パターンが形成され、これらに共通して電気的に接続され、前記第2の上部電極上には、第2の上部導電パターンが形成され、これらに共通して電気的に接続され、前記第1及び第2の上部導電パターンは、互いに電気的に接続されない。
【0009】
前記目的を達成するための本発明の他の様態による半導体装置は、基板上に形成されたアクティブパターンと、前記基板の上面に平行な第1の方向にそれぞれ延在し、前記アクティブパターンの上部に埋め立てられ、前記基板の上面に平行であり、前記第1の方向に垂直な第2の方向に互いに離隔したゲート構造物と、それぞれが前記第2の方向に延在し、前記アクティブパターンのうち、対応するアクティブパターンの中央部上に形成され、前記第1の方向に沿って互いに離隔したビットライン構造物と、前記アクティブパターンの両端上にそれぞれ形成されたコンタクトプラグ構造物と、前記コンタクトプラグ構造物上にそれぞれ形成されたキャパシタユニットとを含み、前記コンタクトプラグ構造物は、第1及び第2のコンタクトプラグ構造物を含み、前記キャパシタユニットは、それぞれが前記第1のコンタクトプラグ構造物のうち、対応する第1のコンタクトプラグ構造物上に形成され、これに電気的に接続され、前記基板の上面に平行な水平方向に互いに離隔した第1の下部電極と、前記第1の下部電極の間、及び前記第1の下部電極のうち、一側に形成された第1の下部電極に隣接した領域にそれぞれ配置された第1の上部電極と、互いに隣接する前記第1の下部電極及び前記第1の上部電極の間にそれぞれ形成された第1の誘電構造物を含む第1のキャパシタユニットと、それぞれが前記第2のコンタクトプラグ構造物のうち、対応する第2のコンタクトプラグ構造物上に形成され、これに電気的に接続され、前記水平方向に互いに離隔した第2の下部電極と、前記第2の下部電極の間、及び前記第2の下部電極のうち、一側に形成された第2の下部電極に隣接した領域にそれぞれ配置された第2の上部電極と、互いに隣接する前記第2の下部電極及び前記第2の上部電極の間にそれぞれ形成された第2の誘電構造物を含む第2のキャパシタユニットとを備え、前記第1の上部電極上には、第1の上部導電パターンが形成され、これらに共通して電気的に接続され、前記第2の上部電極上には、第2の上部導電パターンが形成され、これらに共通して電気的に接続され、前記各第1の誘電構造物は、前記基板の上面に垂直な垂直方向に延在した第3誘電パターンと、前記第3の誘電パターンの側壁に形成された第2の誘電パターンと、前記第2の誘電パターンの外側壁に形成され、前記第1の下部電極及び前記第1の上部電極の側壁に接触する第1の誘電パターンとを含み、前記各第2の誘電構造物は、前記垂直方向に延在した第5の誘電パターンと、前記第5の誘電パターンの側壁に形成され、前記第2の下部電極及び前記第2の上部電極の側壁に接触する第4の誘電パターンとを含む。
【0010】
前記目的を達成するための本発明の更に他の様態による半導体装置は、基板上に形成されたアクティブパターンと、前記基板の上面に平行な第1の方向にそれぞれ延在し、前記アクティブパターンの上部に埋め立てられ、前記基板の上面に平行であり、前記第1の方向に垂直な第2の方向に互いに離隔したゲート構造物と、それぞれが前記第2の方向に延在し、前記アクティブパターンのうち、対応するアクティブパターンの中央部上に形成され、前記第1の方向に沿って互いに離隔したビットライン構造物と、前記アクティブパターンの両端上にそれぞれ形成されたコンタクトプラグ構造物と、前記コンタクトプラグ構造物上にそれぞれ形成されたキャパシタユニットとを含み、前記コンタクトプラグ構造物は、第1及び第2のコンタクトプラグ構造物を含み、前記キャパシタユニットは、それぞれが、前記第1のコンタクトプラグ構造物のうち、対応する第1のコンタクトプラグ構造物上に形成され、これに電気的に接続され、前記基板の上面に平行な水平方向に互いに離隔した第1の下部電極と、前記第1の下部電極の間、及び前記第1の下部電極のうち、一側に形成された第1の下部電極に隣接した領域にそれぞれ配置された第1の上部電極と、互いに隣接する前記第1の下部電極及び前記第1の上部電極の間にそれぞれ形成された第1の誘電構造物を含む第1のキャパシタユニットと、それぞれが前記第2のコンタクトプラグ構造物のうち、対応する第2のコンタクトプラグ構造物上に形成され、これに電気的に接続され、前記水平方向に互いに離隔した第2の下部電極と、前記第2の下部電極の間、及び前記第2の下部電極のうち、一側に形成された第2の下部電極に隣接した領域にそれぞれ配置された第2の上部電極と、互いに隣接する前記第2の下部電極及び前記第2の上部電極の間にそれぞれ形成された第2の誘電構造物を含む第2のキャパシタユニットとを備え、前記第1の上部電極上には、第1の上部導電パターンが形成され、これらに共通して電気的に接続され、前記第2の上部電極上には、第2の上部導電パターンが形成され、これらに共通して電気的に接続され、前記各第1の誘電構造物は、前記基板の上面に垂直な垂直方向に延在した第1の誘電パターンと、この側壁に形成され、前記水平方向に沿って積層された1つ以上の第2の誘電パターンとを含み、前記各第2の誘電構造物は、前記垂直方向に延在した第3の誘電パターンと、この側壁に形成され、前記水平方向に沿って積層された1つ以上の第4の誘電パターンとを含み、前記第2の誘電パターンの数は、前記第4の誘電パターンの数とは、互いに異なる。
【0011】
前記目的を達成するための本発明の更に他の様態による半導体装置は、基板上に形成され、前記基板の上面に平行な第1の方向にそれぞれ延在し、前記基板の上面に平行であり、前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って互いに離隔したビットラインと、前記ビットライン上に形成され、前記第2の方向にそれぞれ延在し、前記第1の方向に沿って互いに離隔したゲート電極と、前記ゲート電極の側壁にそれぞれ形成されたゲート絶縁パターンと、前記ゲート絶縁パターンの側壁に形成され、酸化物半導体物質を含むチャンネルと、前記チャンネルの上面にそれぞれ接触するコンタクトプラグと、前記コンタクトプラグ上にそれぞれ形成されたキャパシタユニットとを含み、前記コンタクトプラグは、第1及び第2のコンタクトプラグを含み、前記キャパシタユニットは、それぞれが、前記第1のコンタクトプラグのうち、対応する第1のコンタクトプラグ上に形成され、これに電気的に接続され、前記基板の上面に平行な水平方向に互いに離隔した第1の下部電極と、前記第1の下部電極の間、及び前記第1の下部電極のうち、一側に形成された第1の下部電極に隣接した領域にそれぞれ配置された第1の上部電極と、互いに隣接する前記第1の下部電極及び前記第1の上部電極の間にそれぞれ形成された第1の誘電構造物を含む第1のキャパシタユニットと、それぞれが前記第2のコンタクトプラグのうち、対応する第2のコンタクトプラグ上に形成され、これに電気的に接続され、前記水平方向に互いに離隔した第2の下部電極と、前記第2の下部電極の間、及び前記第2の下部電極のうち、一側に形成された第2の下部電極に隣接した領域にそれぞれ配置された第2の上部電極と、互いに隣接する前記第2の下部電極及び前記第2の上部電極の間にそれぞれ形成された第2の誘電構造物を含む第2のキャパシタユニットとを備え、前記第1の上部電極上には、第1の上部導電パターンが形成され、これらに共通して電気的に接続され、前記第2の上部電極上には、第2の上部導電パターンが形成され、これらに共通して電気的に接続され、前記第1及び第2の上部導電パターンは、互いに電気的に接続されない。
【0012】
前記目的を達成するための本発明の更に他の様態による半導体装置は、基板上に形成され、前記基板の上面に平行な第1の方向にそれぞれ延在し、前記基板の上面に平行であり、前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って互いに離隔したビットラインと、前記ビットライン上に形成され、前記第2の方向にそれぞれ延在し、前記第1の方向に沿って互いに離隔したゲート電極と、前記ゲート電極の側壁にそれぞれ形成されたゲート絶縁パターンと、前記ゲート絶縁パターンの側壁に形成され、酸化物半導体物質を含むチャンネルと、前記チャンネルの上面にそれぞれ接触するコンタクトプラグと、前記コンタクトプラグ上にそれぞれ形成されたキャパシタユニットとを含み、前記コンタクトプラグは、第1及び第2のコンタクトプラグを含み、前記キャパシタユニットは、それぞれが、前記第1のコンタクトプラグのうち、対応する第1のコンタクトプラグ上に形成され、これに電気的に接続され、前記基板の上面に平行な水平方向に互いに離隔した第1の下部電極と、前記第1の下部電極の間、及び前記第1の下部電極のうち、一側に形成された第1の下部電極に隣接した領域にそれぞれ配置された第1の上部電極と、互いに隣接する前記第1の下部電極及び前記第1の上部電極の間にそれぞれ形成された第1の誘電構造物を含む第1のキャパシタユニットと、それぞれが前記第2のコンタクトプラグのうち、対応する第2のコンタクトプラグ上に形成され、これに電気的に接続され、前記水平方向に互いに離隔した第2の下部電極と、前記第2の下部電極の間、及び前記第2の下部電極のうち、一側に形成された第2の下部電極に隣接した領域にそれぞれ配置された第2の上部電極と、互いに隣接する前記第2の下部電極及び前記第2の上部電極の間にそれぞれ形成された第2の誘電構造物を含む第2のキャパシタユニットとを備え、前記第1の上部電極上には、第1の上部導電パターンが形成され、これらに共通して電気的に接続され、前記第2の上部電極上には、第2の上部導電パターンが形成され、これらに共通して電気的に接続され、前記各第1の誘電構造物は、前記基板上面に垂直な垂直方向に延在した第3の誘電パターンと、前記第3の誘電パターンの側壁に形成された第2の誘電パターンと、前記第2の誘電パターンの外側壁に形成され、前記第1の下部電極及び前記第1の上部電極に側壁に接触する第1の誘電パターンとを含み、前記各第2の誘電構造物は、前記垂直方向に延在した第5の誘電パターンと、前記第5の誘電パターンの側壁に形成され、前記第2の下部電極及び前記第2の上部電極の側壁に接触する第4の誘電パターンとを含む。
【0013】
前記目的を達成するための本発明の更に他の様態による半導体装置は、基板上に形成され、前記基板の上面に平行な第1の方向にそれぞれ延在し、前記基板の上面に平行であり、前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って互いに離隔したビットラインと、前記ビットライン上に形成され、前記第2の方向にそれぞれ延在し、前記第1の方向に沿って互いに離隔したゲート電極と、前記ゲート電極の側壁にそれぞれ形成されたゲート絶縁パターンと、前記ゲート絶縁パターンの側壁に形成され、酸化物半導体物質を含むチャンネルと、前記チャンネルの上面にそれぞれ接触するコンタクトプラグと、前記コンタクトプラグ上にそれぞれ形成されたキャパシタユニットとを含み、前記コンタクトプラグは、第1及び第2のコンタクトプラグを含み、前記キャパシタユニットは、それぞれが、前記第1のコンタクトプラグのうち、対応する第1のコンタクトプラグ上に形成され、これに電気的に接続され、前記基板の上面に平行な水平方向に互いに離隔した第1の下部電極と、前記第1の下部電極の間、及び前記第1の下部電極のうち、一側に形成された第1の下部電極に隣接した領域にそれぞれ配置された第1の上部電極と、互いに隣接する前記第1の下部電極及び前記第1の上部電極の間にそれぞれ形成された第1の誘電構造物を含む第1のキャパシタユニットと、それぞれが、前記第2のコンタクトプラグのうち、対応する第2のコンタクトプラグ上に形成され、これに電気的に接続され、前記水平方向に互いに離隔した第2の下部電極と、前記第2の下部電極の間、及び前記第2の下部電極のうち、一側に形成された第2の下部電極に隣接した領域にそれぞれ配置された第2の上部電極と、互いに隣接する前記第2の下部電極及び前記第2の上部電極の間にそれぞれ形成された第2の誘電構造物を含む第2のキャパシタユニットとを備え、前記第1の上部電極上には、第1の上部導電パターンが形成され、これらに共通して電気的に接続され、前記第2の上部電極上には、第2の上部導電パターンが形成され、これらに共通して電気的に接続され、前記各第1の誘電構造物は、前記基板の上面に垂直な垂直方向に延在した第1の誘電パターンと、この側壁に形成され、前記水平方向に沿って積層された1つ以上の第2の誘電パターンとを含み、前記各第2の誘電構造物は、前記垂直方向に延在した第3の誘電パターンと、この側壁に形成され、前記水平方向に沿って積層された1つ以上の第4の誘電パターンとを含み、前記第2の誘電パターンの数は、前記第4の誘電パターンの数とは、互いに異なる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によるキャパシタ構造物は、第1及び第2のキャパシタユニットを含み、前記各第1及び第2のキャパシタユニットは、互いに並列的に接続された複数のキャパシタを含む。これにより、前記各第1及び第2のキャパシタユニットは、前記複数のキャパシタが有する電気容量の総合の電気容量を有することができるので、全体として増加した電気容量を有することができる。
【0015】
また、前記第1及び第2のキャパシタユニットは、互いに異なる誘電物質又は積層構造を有する第1及び第2の誘電構造物をそれぞれ含み、前記第1及び第2のキャパシタユニットには、互いに異なる電圧が印加される。これにより、前記第1及び第2のキャパシタユニットを含む前記キャパシタ構造物は、マルチレベルビット(multi-level bit)を具現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は、本発明の実施形態に係る第1のキャパシタ構造物を説明するための断面図である。
図2図2は、本発明の実施形態に係る第1のキャパシタ構造物の形成方法を説明するための断面図である。
図3図3は、本発明の実施形態に係る第1のキャパシタ構造物の形成方法を説明するための断面図である。
図4図4は、本発明の実施形態に係る第1のキャパシタ構造物の形成方法を説明するための断面図である。
図5図5は、本発明の実施形態に係る第1のキャパシタ構造物の形成方法を説明するための断面図である。
図6図6は、本発明の実施形態に係る第1のキャパシタ構造物の形成方法を説明するための断面図である。
図7図7は、本発明の実施形態に係る第1のキャパシタ構造物の形成方法を説明するための断面図である。
図8図8は、本発明の実施形態に係る第1のキャパシタ構造物の形成方法を説明するための断面図である。
図9図9は、本発明の実施形態に係る第1のキャパシタ構造物の形成方法を説明するための断面図である。
図10図10は、本発明の実施形態に係る第2のキャパシタ構造物を説明するための断面図である。
図11図11は、本発明の実施形態に係る第3のキャパシタ構造物を説明するための断面図である。
図12図12は、本発明の実施形態に係る第4のキャパシタ構造物を説明するための断面図である。
図13図13は、本発明の実施形態に係る第5のキャパシタ構造物を説明するための断面図である。
図14図14は、本発明の実施形態に係る第6のキャパシタ構造物を説明するための断面図である。
図15図15は、本発明の実施形態に係る半導体装置を説明するための平面図である。
図16図16は、図15のA-A'線に沿う断面図である。
図17図17は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。
図18図18は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
図19図19は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。
図20図20は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
図21図21は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
図22図22は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。
図23図23は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
図24図24は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
図25図25は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
図26図26は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。
図27図27は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
図28図28は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
図29図29は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
図30図30は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。
図31図31は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
図32図32は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
図33図33は、本発明の実施形態に係る半導体装置を説明するための断面図である。
図34図34は、本発明の実施形態に係る半導体装置を説明するための平面図である。
図35図35は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。
図36図36は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
図37図37は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。
図38図38は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
図39図39は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
図40図40は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。
図41図41は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
図42図42は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。
図43図43は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
図44図44は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。
図45図45は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付の図面を参照して、本発明の好適な実施形態によるキャパシタ構造物及びその形成方法、前記キャパシタ構造物を含む半導体装置及びその製造方法について詳細に説明する。本明細書において、物質、層(膜)、領域、パッド、電極、パターン、構造物、又は、工程が、「第1」、「第2」、及び/又は、「第3」と言及される場合、このような部材を限定するためのことではなく、単に、各物質、層(膜)、領域、電極、パッド、パターン、構造物、及び工程を区分するためのことである。そこで、「第1」、「第2」、及び/又は、「第3」は、各物質、層(膜)、領域、電極、パッド、パターン、構造物、及び工程に対して、それぞれ選択的又は交換的に使用可能である。
【0018】
図1は、本発明の実施形態に係る第1のキャパシタ構造物を説明するための断面図である。
【0019】
前記第1のキャパシタ構造物は、基板10上に形成された第1乃至第4の導電パターン22、26、124、128、第1乃至第4の電極52、54、56、58、第1乃至第4のビア32、36、104、108、及び第1及び第2の誘電構造物70、80を含む。また、前記第1のキャパシタ構造物は、基板10上に形成された第1乃至第4の層間絶縁膜20、30、90、110、及びモールド膜40を更に含む。
【0020】
基板10は、例えば、シリコン、ゲルマニウム、シリコン-ゲルマニウムなどのような半導体物質、又は、GaP、GaAs、GaSbなどのようなIII-V族化合物を含む。他の実施形態によると、基板10は、SOI(Silicon On Insulator)基板、又は、GOI (Germanium On Insulator)基板である。
【0021】
第1及び第2の層間絶縁膜20、30は、基板10上に積層され、第1及び第2の導電パターン22、26は、第1の層間絶縁膜20を貫通し、第1及び第2のビア32、36は、第2の層間絶縁膜30を貫通して、第1及び第2の導電パターン22、26の上面にそれぞれ接触する。
【0022】
一実施形態において、互いに隣接する2つの第1のビア32は、第1のビア対をなし、第1の導電パターン22の両縁の上面にそれぞれ接触する。また、互いに隣接する2つの第2のビア36は、第2のビア対をなし、第2の導電パターン26の両縁の上面にそれぞれ接触する。
【0023】
各第1及び第2の導電パターン22、26は、例えば、コンタクトプラグ、ランディングパッドなどを含み、基板10上において、基板10の上面に平行な水平方向に沿って互いに離隔して、複数形成され、図面上では、例示的にそれぞれ1つずつの第1及び第2の導電パターン22、26が示されている。
【0024】
各第1及び第2の層間絶縁膜20、30は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物、又は、低誘電物質を含み、各第1及び第2の導電パターン22、26、及び各第1及び第2のビア32、36は、例えば、金属、金属窒化物、金属シリサイド、不純物がドープされたポリシリコンなどを含む。
【0025】
モールド膜40は、第2の層間絶縁膜30、及び第1及び第2のビア32、36上に形成され、各第1乃至第4の電極52、54、56、58は、基板10の上面に垂直な垂直方向に延在するピラー(pillar)形状を有し、モールド膜40を貫通する。
【0026】
モールド膜40は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含む。
【0027】
第1及び第3の電極52、56はそれぞれ、第1及び第2のビア32、36の上面に接触する。これにより、互いに隣接する2つの第1の電極52は、第1の電極対をなし、互いに隣接する2つの第3の電極56は、第3の電極対をなす。
【0028】
第2の電極54は、第1の電極52の間に形成された第2の層間絶縁膜30部分の上面、及び第1の電極52に隣接した第2の層間絶縁膜30部分の上面に接触する。第4の電極58は、第3の電極56の間に形成された第2の層間絶縁膜30部分の上面、及び第3の電極56に隣接した第2の層間絶縁膜30部分の上面に接触する。ここで、互いに隣接する2つの第2の電極54は、第2の電極対をなし、互いに隣接する2つの第4の電極58は、第4の電極対をなす。
【0029】
各第1乃至第4の電極52、54、56、58は、前記垂直方向に延在するピラー形状を有する。ここで、各第1乃至第4の電極52、54、56、58は、上部からすると、円形、楕円形、多角形、角が丸めた多角形などの形状を有する。一実施形態において、各第1乃至第4の電極52、54、56、58は、前記水平方向のうち、一方向に一定の長さだけ延在し、これにより、上部からすると、前記方向への長さが、前記水平方向のうち、前記方向に垂直な方向への長さよりも大きい。
【0030】
例えば、チタン窒化物、タンタル窒化物などのような金属窒化物、又は、金属、金属シリサイドなどを含む。
【0031】
第1の誘電構造物70は、モールド膜40を貫通し、第1及び第2の電極52、54の間に形成され、これらの側壁に接触する。2つの第1の電極52が前記第1の電極対をなし、2つの第2の電極54が前記第2の電極対をなすので、前記第1及び第2の電極対に隣接して、3つの第1の誘電構造物70が形成される。
【0032】
一実施形態において、各第1の誘電構造物70は、例えば、ピラー形状を有する第3の誘電パターン76、この側壁に形成され、例えば、シリンダ形状を有する第2の誘電パターン74、及びこの外側壁に形成され、例えば、シリンダ形状を有する第1の誘電パターン72とを含む。ここで、第1の誘電パターン72は、第1及び第2の電極52、54の側壁に接触する。
【0033】
各第1乃至第3の誘電パターン72、74、76は、常誘電体、反強誘電体、又は、強誘電体を含む。一実施形態において、各第1乃至第3の誘電パターン72、74、76は、例えば、ハフニウム酸化物、ジルコニウム酸化物などのような高誘電常数を有する金属酸化物を含む。一実施形態において、各第1及び第3の誘電パターン72、76は、ジルコニウム酸化物を含み、第2の誘電パターン74は、ハフニウム酸化物を含む。他の実施形態例において、各第1及び第3の誘電パターン72、76は、ハフニウム酸化物を含み、第2の誘電パターン74は、ジルコニウム酸化物を含む。
【0034】
第2の誘電構造物80は、モールド膜40を貫通し、第3及び第4の電極56、58の間に形成され、これらの側壁に接触する。2つの第3の電極56が前記第3の電極対をなし、2つの第4の電極58が前記第4の電極対をなすので、前記第3及び第4の電極対に隣接して、3つの第2の誘電構造物80が形成される。
【0035】
一実施形態において、各第2の誘電構造物80は、例えば、ピラー形状を有する第5の誘電パターン84と、この側壁に形成され、例えば、シリンダ形状を有する第4の誘電パターン82とを含む。ここで、第4の誘電パターン82は、第3及び第4の電極56、58の側壁に接触する。
【0036】
一実施形態において、各第4及び第5の誘電パターン82、84は、例えば、ハフニウム酸化物、ジルコニウム酸化物などのような高誘電常数を有する金属酸化物を含む。一実施形態において、第4の誘電パターン82は、ジルコニウム酸化物を含み、第5の誘電パターン84は、ハフニウム酸化物を含む。他の実施形態において、第4の誘電パターン82は、ハフニウム酸化物を含み、第5の誘電パターン84は、ジルコニウム酸化物を含む。
【0037】
前記では、例示的に、第1の誘電構造物70が3つの誘電パターンを含み、第2の誘電構造物80が2つの誘電パターンを含むことと説明したが、本発明の概念は、これに限定されず、第1及び第2の誘電構造物70、80はそれぞれ、前記水平方向に沿って積層された互いに異なる数の誘電パターンを含むことができる。
【0038】
すなわち、第1の誘電構造物70は、第3の誘電パターン76、及び第3の誘電パターン76の側壁から、前記水平方向に沿って積層された1つ以上の誘電パターン(以下では、これを第8の誘電パターンと称する)を含み、第2の誘電構造物80は、第5の誘電パターン84、及び第5の誘電パターン84の側壁から、前記水平方向に沿って積層された1つ以上の誘電パターン(以下では、これを第9の誘電パターンと称する)を含み、前記第8及び第9の誘電パターンの数は、互いに異なる。
【0039】
ここで、第3及び第5の誘電パターン76、84は、互いに同一の誘電物質を含むか、又は、互いに異なる誘電物質をそれぞれ含む。一実施形態において、前記第8の誘電パターンが複数形成される場合、これらの少なくとも1つは、残りのうち、少なくとも他の1つと異なる誘電物質を含む。同様に、前記第9の誘電パターンが複数形成される場合、これらの少なくとも1つは、残りのうち、少なくとも他の1つと異なる誘電物質を含む。
【0040】
第3及び第4の層間絶縁膜90、110は、モールド膜40、第1乃至第4の電極52、54、56、58、及び第1及び第2の誘電構造物70、80上に積層され。第3及び第4のビア104、108は、第3の層間絶縁膜90を貫通して、第2及び第4の電極54、58の上面にそれぞれ接触し、第3及び第4の導電パターン124、128は、第4の層間絶縁膜110を貫通して、第3及び第4のビア104、108の上面にそれぞれ接触する。
【0041】
一実施形態において、互いに隣接する2つの第3のビア104は、第3のビア対をなし、第3の導電パターン124の両縁の底面にそれぞれ接触する。また、互いに隣接する2つの第4のビア108は、第4のビア対をなし、第4の導電パターン128の両縁の底面にそれぞれ接触する。
【0042】
各第3及び第4の層間絶縁膜90、110は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物、又は、低誘電物質を含み、各第3及び第4のビア104、108、及び各第3及び第4の導電パターン124、128は、例えば、金属、金属窒化物、金属シリサイド、不純物がドープされたポリシリコンなどを含む。
【0043】
一実施形態において、前記第1のキャパシタ構造物は、第1のキャパシタユニット、及び第2のキャパシタユニットを含み、前記第1のキャパシタユニットは、第1及び第2の電極52、54、及び第1の誘電構造物70を含み、前記第2のキャパシタユニットは、第3及び第4の電極56、58、及び第2の誘電構造物80を含む。
【0044】
前記第1のキャパシタユニットにおいて、第1の電極52は、第1のビア32及び第1の導電パターン22を介して、互いに電気的に接続され、第2の電極54は、第3のビア104及び第3の導電パターン124を介して、互いに電気的に接続される。一方、各第1の誘電構造物70は、第1及び第2の電極52、54の間に形成される。
【0045】
ここで、第1及び第3の導電パターン22、124はそれぞれ、第1及び第2の電極52、54の下及び上に形成されるので、これらはそれぞれ、第1の下部導電パターン22及び第1の上部導電パターン124と称し、同様に、第1及び第3のビア32、104もそれぞれ、第1及び第2の電極52、54の下及び上に形成されるので、これはそれぞれ、第1の下部ビア32及び第1の上部ビア104と称する。また、第1及び第2の電極52、54はそれぞれ、第1の下部電極52及び第1の上部電極54と称する。
【0046】
これにより、前記第1のキャパシタユニットは、第1の下部電極52、第1の誘電構造物70、及び第1の上部電極54から構成される第1のキャパシタと、第1の上部電極54、第1の誘電構造物70、及び第1の下部電極52から構成される第2のキャパシタと、第1の下部電極52、第1の誘電構造物70、及び第1の上部電極54から構成される第3のキャパシタとを含み、前記第1乃至第3のキャパシタは、互いに並列的に接続される。これにより、前記第1のキャパシタユニットは、前記第1乃至第3のキャパシタがそれぞれ有する電気容量の総合に該当する電気容量を有することができる。
【0047】
すなわち、前記第1のキャパシタユニットは、互いに並列的に接続された複数のキャパシタを含み、前記キャパシタが有する電気容量の総合の電気容量を有するので、全体として増加した電気容量を有することができる。図面上では、例示的に、前記第1のキャパシタユニットが、4つの電極と、これらの間に形成された3つの誘電パターンから構成された3つのキャパシタを含むことが示されているが、本発明の概念は、これに限定されるものではない。すなわち、前記第1のキャパシタユニットは、(N+1)個の電極及びN個の誘電パターンから構成されたN個のキャパシタを含み、前記キャパシタが互いに並列的に接続されることによって、増加した電気容量を有することができる。
【0048】
また、第3の電極56は、第2のビア36及び第2の導電パターン26を介して、互いに電気的に接続され、第4の電極58は、第4のビア108及び第4の導電パターン128を介して、互いに電気的に接続される。一方、各第2の誘電構造物80は、第3及び第4の電極56、58の間に形成される。
【0049】
ここで、第2及び第4の導電パターン26、128はそれぞれ、第3及び第4の電極56、58の下及び上に形成されるので、これらはそれぞれ、第2の下部導電パターン26及び第2の上部導電パターン128と称し、同様に、第2及び第4のビア36、108もそれぞれ、第3及び第4の電極56、58の下及び上に形成されるので、これらはそれぞれ、第2の下部ビア36及び第2の上部ビア108と称する。また、第3及び第4の電極56、58はそれぞれ、第2の下部電極56及び第2の上部電極58とも称する。
【0050】
これにより、前記第2のキャパシタユニットは、第2の下部電極56、第2の誘電構造物80、及び第2の上部電極58から構成される第4のキャパシタと、第2の上部電極58、第2の誘電構造物80、及び第2の下部電極56から構成される第5のキャパシタと、第2の下部電極56、第2の誘電構造物80、及び第2の上部電極58から構成される第6のキャパシタとを含み、前記第4乃至第6のキャパシタは、互いに並列的に接続される。これにより、前記第2のキャパシタユニットは、前記第4乃至第6のキャパシタがそれぞれ有する電気容量の総合に該当する電気容量を有することができる。
【0051】
すなわち、前記第2のキャパシタユニットも互いに並列的に接続された複数のキャパシタを含み、前記キャパシタが有する電気容量の総合の電気容量を有するので、全体として増加した電気容量を有することができる。図面上では、例示的に、前記第2のキャパシタユニットが、4つの電極とこれらの間に形成された3つの誘電パターンから構成された3つのキャパシタを含むことが示されているが、本発明の概念は、これに限定されるものではない。すなわち、前記第2のキャパシタユニットは、(N+1)個の電極及びN個の誘電パターンから構成されたN個のキャパシタを含み、前記キャパシタが互いに並列的に接続されることによって、増加した電気容量を有することができる。
【0052】
一方、第1の誘電構造物70は、前記水平方向に沿って順次積層された第1乃至第3の誘電パターン72、74、76を含み、第2の誘電構造物80は、前記水平方向に沿って順次積層された第4及び第5の誘電パターン82、84を含む。ここで、第1乃至第5の誘電パターン72、74、76、82、84の一部は、互いに同一の誘電物質を有してもよく、互いに異なる誘電物質を有してもよい。但し、第1及び第2の誘電構造物70、80が互いに同一の誘電パターンを有しても、これらの積層構造が互いに異なるので、結果として、全体的に互いに異なる誘電率を有することができる。
【0053】
これにより、第1の誘電構造物70を含む前記第1のキャパシタユニットと、第2の誘電構造物80を含む前記第2のキャパシタユニットとは、互いに異なる電気容量を有することができる。特に、各第1及び第2の誘電構造物70、80が含む誘電パターンの積層構造、又は、前記誘電パターンが含む誘電物質を互いに異ならせて調節することで、各第1及び第2の誘電構造物70、80の全体誘電率を調節することができ、もって、これらを含む前記第1及び第2のキャパシタユニットが、互いに異なる電気容量を有するようにすることができる。
【0054】
図面上では、例示的に、第1の誘電構造物70が3つの誘電パターンを含み、第2の誘電構造物80が2つの誘電パターンを含むと示しているが、本発明の概念は、これに限定されず、これらはそれぞれ、任意の互いに異なる数の誘電パターンを含むことができる。
【0055】
一方、第1及び第2の誘電構造物70、80は、互いに同一数の誘電パターンを含むこともでき、但し、この場合、第1及び第2の誘電構造物70、80にそれぞれ含まれた誘電パターンの少なくとも一部は、互いに異なる誘電物質を含むことで、これらの全体誘電率は、互いに異なる。
【0056】
前述したように、前記第1のキャパシタ構造物に含まれた前記第1及び第2のキャパシタユニットは、互いに異なる誘電率を有することができ、これにより、これらに同一の電圧が印加されても、これらに貯蔵される電荷量は、互いに異なる。
【0057】
さらには、一実施形態において、前記第1及び第2のキャパシタユニットにそれぞれ印加される電圧は、互いに異なる。すなわち、前記第1及び第2のキャパシタユニットにそれぞれ電気的に接続される第1及び第2の導電パターン22、26に印加される電圧を互いに異にするか、又は、第3及び第4の導電パターン124、128にそれぞれ印加される電圧を互いに異にすることで、前記第1及び第2のキャパシタユニットに互いに異なる電圧を印加することができる。これにより、前記第1及び第2のキャパシタユニット内にそれぞれ貯蔵される電荷量は、互いに異なる。
【0058】
結果として、前記第1及び第2のキャパシタユニットの誘電率を調節するか、これらに印加される電圧を調節することで、これらにそれぞれ貯蔵される電荷量を調節することができ、前記第1及び第2のキャパシタユニットを含む前記第1のキャパシタ構造物は、マルチレベルビットを具現することができる。
【0059】
図2乃至図9は、本発明の実施形態に係る第1のキャパシタ構造物の形成方法を説明するための断面図である。
【0060】
図2に示しているように、基板10上に、第1及び第2の導電パターン22、26を収容する第1の層間絶縁膜20を形成する。
【0061】
図3に示しているように、第1の層間絶縁膜20及び第1及び第2の導電パターン22、26上に、第2の層間絶縁膜30を形成した後、これを貫通して、第1及び第2の導電パターン22、26の上面にそれぞれ接触する第1及び第2のビア32、36を形成する。
【0062】
一実施形態において、2つの第1のビア32は、第1の導電パターン22の両縁の上面にそれぞれ接触しながら、互いに離隔して形成され、これらは、第1のビア対をなす。同様に、2つの第2のビア36は、第2の導電パターン26の両縁の上面にそれぞれ接触しながら、互いに離隔して形成され、これらは、第2のビア対をなす。
【0063】
図4に示しているように、第2の層間絶縁膜30及び第1及び第2のビア32、36上に、モールド膜40を形成した後、これを貫通する第1乃至第4のホール42、44、46、48を形成する。
【0064】
ここで、第1及び第3のホール42、46はそれぞれ、第1及び第2のビア32、36の上面を露出させ、第2のホール44は、第1のホール42の間に形成された第2の層間絶縁膜30部分の上面、及び第1のホール42に隣接した第2の層間絶縁膜30部分の上面を露出させ、第4のホール48は、第3のホール46の間に形成された第2の層間絶縁膜30部分の上面、及び第3のホール46に隣接した第2の層間絶縁膜30部分の上面を露出させる。
【0065】
モールド膜40は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物、又は、低誘電物質を含む。
【0066】
図5に示しているように、第1乃至第4のホール42、44、46、48内にそれぞれ、第1乃至第4の電極52、54、56、58を形成した後、モールド膜40並びに第3及び第4の電極56、58上に、第1のマスク62を形成し、これをエッチングマスクとして使用するエッチング工程を行う。
【0067】
一実施形態において、第1のマスク62は、第3及び第4の電極56、58の上面、及びこれらの間に形成されたモールド膜40部分、及び第1及び第4の電極52、58の間に形成されたモールド膜40部分の上面に形成され、第1及び第2の電極52、54の上面及びこれらの間に形成されたモールド膜40部分の上面は、露出させる。
【0068】
これにより、前記エッチング工程により、第1及び第2の電極52、54の間に形成されたモールド膜40部分が除去され、これらの間に形成された第2の層間絶縁膜30部分の上面を露出させる第1の開口65が形成される。
【0069】
第1のマスク62は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物、又は、例えばシリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含む。
【0070】
図6に示しているように、第1のマスク62を除去した後、第1の開口65内に、第1の誘電構造物70を形成する。
【0071】
一実施形態において、第1の誘電構造物70は、第1の開口65の中央部に形成された第3の誘電パターン76、第3の誘電パターン76の側壁に形成された第2の誘電パターン74、及び第2の誘電パターン74の外側壁に形成された第1の誘電パターン72を含む。
【0072】
一実施形態において、第1の誘電パターン72は、第1の開口65の側壁、第1の開口65により露出した第2の層間絶縁膜30部分の上面、第1乃至第4の電極52、54、56、58の上面、及びモールド膜40の上面に、第1の誘電膜を形成し、これを異方性エッチングすることで、第1の開口65の側壁に形成される。
【0073】
また、第2の誘電パターン74は、第1の誘電パターン72の側壁、第1の開口65により露出した第2の層間絶縁膜30部分の上面、第1乃至第4の電極52、54、56、58の上面、及びモールド膜40の上面に、第2の誘電膜を形成し、これを異方性エッチングすることで、第1の誘電パターン72の内側壁に形成される。
【0074】
一方、第3の誘電パターン76は、第1の開口65の残りの部分を満たす第3の誘電膜を、第1の開口65により露出した第2の層間絶縁膜30部分の上面、第1乃至第4の電極52、54、56、58の上面、及びモールド膜40の上面に形成し、モールド膜40の上面が露出するまで、前記第3の誘電膜を平坦化することで、第2の誘電パターン74の内側壁に形成される。
【0075】
図7に示しているように、モールド膜40、第1及び第2の電極52、54、及び第1の誘電構造物70上に、第2のマスク64を形成し、これをエッチングマスクとして使用するエッチング工程を行う。
【0076】
一実施形態において、第2のマスク64は、第1及び第2の電極52、54の上面、及びこれらの間に形成されたモールド膜40部分、及び第1及び第4の電極52、58の間に形成されたモールド膜40部分の上面に形成され、第3及び第4の電極56、58の上面、及びこれらの間に形成されたモールド膜40部分の上面は、露出させる。
【0077】
これにより、前記エッチング工程により、第3及び第4の電極56、58の間に形成されたモールド膜40部分が除去され、これらの間に形成された第2の層間絶縁膜30部分の上面を露出させる第2の開口67が形成される。
【0078】
第2のマスク64は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物、又は、例えばシリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含む。
【0079】
図8に示しているように、第2のマスク64を除去した後、第2の開口67内に、第2の誘電構造物80を形成する。
【0080】
一実施形態において、第2の誘電構造物80は、第2の開口67の中央部に形成された第5の誘電パターン84、及び第5の誘電パターン84の側壁に形成された第4の誘電パターン82を含む。
【0081】
一実施形態において、第4の誘電パターン82は、第2の開口67の側壁、第2の開口67により露出した第2の層間絶縁膜30部分の上面、第1乃至第4の電極52、54、56、58の上面、第1の誘電構造物70の上面、及びモールド膜40の上面に、第4の誘電膜を形成し、これを異方性エッチングすることで、第2の開口67の側壁に形成される。
【0082】
一方、第5の誘電パターン84は、第2の開口67の残りの部分を満たす第5の誘電膜を、第2の開口67により露出した第2の層間絶縁膜30部分の上面、第1乃至第4の電極52、54、56、58の上面、第1の誘電構造物70の上面、及びモールド膜40の上面に形成し、モールド膜40の上面が露出するまで、前記第5の誘電膜を平坦化することで、第4の誘電パターン82の内側壁に形成される。
【0083】
図9に示しているように、モールド膜40、第1乃至第4の電極52、54、56、58、及び第1及び第2の誘電構造物70、80上に、第3の層間絶縁膜90を形成した後、これを貫通して、第2及び第4の電極54、58の上面にそれぞれ接触する第3及び第4のビア104、108を形成する。
【0084】
ここで、互いに隣接する2つの第2の電極54の上面にそれぞれ接触する2つの第3のビア104は、第3のビア対をなし、互いに隣接する2つの第4の電極58の上面にそれぞれ接触する2つの第4のビア108は、第4のビア対をなす。
【0085】
再度、図1を参照すると、第3の層間絶縁膜90、及び第3及び第4のビア104、108上に、第4の層間絶縁膜110を形成した後、これを貫通して、第3及び第4のビア104、108の上面にそれぞれ接触する第3及び第4の導電パターン124、128を形成する。
【0086】
一実施形態において、第3の導電パターン124は、前記第3のビア対に含まれた第3のビア104の上面に接触し、第4の導電パターン128は、前記第4のビア対に含まれた第4のビア108の上面に接触する。ここで、第3のビア104は、第3の導電パターン124の両縁の底面にそれぞれ接触し、第4のビア108は、第4の導電パターン128の両縁の底面にそれぞれ接触する。
【0087】
前述した工程により、前記第1のキャパシタ構造物を形成することができる。
【0088】
図10は、本発明の実施形態に係る第2のキャパシタ構造物を説明するための断面図である。前記第2のキャパシタ構造物は、第3及び第4の導電パターンの代わりに、第5の導電パターンを含むことを除き、図1で説明した第1のキャパシタ構造物と同様であるので、重複した説明は、省略する。
【0089】
図10に示しているように、前記第2のキャパシタ構造物は、第4の層間絶縁膜110を貫通する第5の導電パターン120を含み、第5の導電パターン120は、第3及び第4のビア104、108の上面に共通して接触する。
【0090】
すなわち、図1で説明した第1のキャパシタ構造物に含まれた第1及び第2のキャパシタユニットは、互いに電気的に分離した第1及び第2の導電パターン22、26をそれぞれ含むだけでなく、互いに電気的に分離した第3及び第4の導電パターン124、128を含み、これにより、第3及び第4の導電パターン124、128にも、互いに異なる電圧が印加される。
【0091】
一方、図10に示されている第2のキャパシタ構造物に含まれた第1及び第2のキャパシタユニットは、互いに電気的に分離した第1及び第2の導電パターン22、26をそれぞれ含むことに対して、第5の導電パターン120を共通して含むことによって、これによって、互いに同一の電圧が印加される。しかし、前記第2のキャパシタ構造物において、第1及び第2の導電パターン22、26は、依然として、互いに電気的に分離されるので、これらに互いに異なる電圧がそれぞれ印加される。
【0092】
図11は、本発明の実施形態に係る第3のキャパシタ構造物を説明するための断面図である。前記第3のキャパシタ構造物は、第1及び第2の誘電構造物の形状を除き、図1で説明した第1のキャパシタ構造物と同様であるので、重複した説明は、省略する。
【0093】
図11に示しているように、第1の誘電構造物70に含まれた第2の誘電パターン74は、第1の誘電パターン72の側壁だけでなく、底面も覆い、また、第3の誘電パターン76も、第2の誘電パターン74の外側壁だけでなく、底面も覆う。
【0094】
同様に、第2の誘電構造物80に含まれた第5の誘電パターン84は、第4の誘電パターン82の側壁だけでなく、底面も覆う。
【0095】
図12は、本発明の実施形態に係る第4のキャパシタ構造物を説明するための断面図である。前記第4のキャパシタ構造物は、第1及び第2の誘電構造物の代わりに、第3及び第4の誘電構造物を含むことを除き、図1で説明した第1のキャパシタ構造物と同様であるので、重複した説明は、省略する。
【0096】
図12に示しているように、前記第4のキャパシタ構造物に含まれた第1及び第2のキャパシタユニットはそれぞれ、第3及び第4の誘電構造物77、87を含み、これらはそれぞれ、単一の誘電パターンを含む。
【0097】
すなわち、第3の誘電構造物77は、第6の誘電パターンを含み、第4の誘電構造物87は、第7の誘電パターンを含み、前記第6及び第7の誘電パターンは、互いに異なる誘電率を有する誘電物質をそれぞれ含む。これにより、これらを含む前記第1及び第2のキャパシタユニットは、互いに異なる電気容量を有する。
【0098】
図1で説明した第1のキャパシタ構造物に含まれた第1及び第2のキャパシタユニットはそれぞれ、複数の誘電パターンが積層された構造を有する第1及び第2の誘電構造物70、80を含むことに対して、図12で説明した第4のキャパシタ構造物に含まれた第1及び第2のキャパシタユニットはそれぞれ、単一の誘電パターンを含むが、これらが互いに異なる誘電率を有することで、互いに異なる誘電率を具現することができる。
【0099】
図13a及び図13bはそれぞれ、本発明の実施形態に係る第5のキャパシタ構造物を説明するための断面図であって、前記第5のキャパシタ構造物に含まれた第1のキャパシタユニットのみを示した図である。前記第5のキャパシタ構造物は、各第1及び第2のキャパシタユニットが含む電極の数を除き、図1で説明した第1のキャパシタ構造物と同様であるので、重複した説明は、省略する。
【0100】
図13aに示しているように、前記第5のキャパシタ構造物に含まれた第1のキャパシタユニットは、前記水平方向に配置された6つの電極、及びこれらの間にそれぞれ配置された5つの誘電構造物を含む。
【0101】
具体的に、前記第1のキャパシタユニットは、前記水平方向に交互に配置された3つの第1の電極52、及び3つの第2の電極54、すなわち、3つの第1の下部電極52、及び3つの第1の上部電極54を含み、これらの間には、5つの第1の誘電構造物70が形成される。
【0102】
これにより、前記第1のキャパシタユニットは、全5つのキャパシタを含み、これらのそれぞれの電気容量の総和に該当する全体電気容量を有する。これは、図1で説明したように、(N+1)個の電極及びN個の誘電パターンから構成されたN個のキャパシタを含む第1のキャパシタユニットにおいて、Nが5の場合の例示として示したものである。
【0103】
一方、図示してはいないが、前記第5のキャパシタ構造物に含まれた第2のキャパシタユニットも、前記水平方向に配置された6つの電極、及びこれらの間に配置された5つの誘電構造物を含む。具体的に、前記第2のキャパシタユニットは、前記水平方向に交互に配置された3つの第3の電極56、及び3つの第4の電極58、すなわち、3つの第2の下部電極56、及び3つの第2の上部電極58を含み、これらの間には、5つの第2の誘電構造物80が形成される。
【0104】
図13bに示しているように、前記第5のキャパシタ構造物に含まれた前記第1のキャパシタユニットは、図13aに示している3つの第1の上部電極54に加えて、1つの第1の上部電極54を更に含む。
【0105】
すなわち、図13aから、前記第1のキャパシタユニットは、第1の下部電極52の間、及び第1の下部電極52のうち、一側に形成された第1の下部電極52に隣接して配置された第1の上部電極54のみを含んでいるが、図13bに示した前記第1のキャパシタユニットは、第1の下部電極52のうち、他側に形成された第1の下部電極52に隣接して配置された第1の上部電極54を更に含めて、全4つの第1の上部電極54を含む。これにより、前記第1のキャパシタユニットは、全6つの第1の誘電構造物70、及び6つのキャパシタを含む。
【0106】
もちろん、前記第5のキャパシタ構造物に含まれた前記第2のキャパシタユニットも、前記第1のキャパシタユニットと同様に、全4つの第2の上部電極58を含み、これにより、全6つの第2の誘電構造物80、及び6つのキャパシタを含む。
【0107】
図14は、本発明の実施形態に係る第6のキャパシタ構造物を説明するための断面図である。
【0108】
前記第6のキャパシタ構造物は、第3及び第4の導電パターン124、128の代わりに、第5の導電パターン120を含むことを除き、図13で説明した第1のキャパシタ構造物と同様であるので、重複した説明は、省略する。
【0109】
図15は、本発明の実施形態に係る半導体装置を説明するための平面図であり、図16は、図15のA-A'線に沿う断面図である。
【0110】
前記半導体装置は、図1で説明した第1のキャパシタ構造物をDRAM装置に適用したものであって、前記第1のキャパシタ構造物に関する重複した説明は、省略する。但し、前記半導体装置は、前記第1のキャパシタ構造物の代わりに、図10図11図12図13及び図14で説明した第2乃至第6のキャパシタ構造物のいずれか1つを含むこともできる。
【0111】
後述する詳細な説明では、基板300の上面に平行な水平方向のうち、互いに直交する2つの方向をそれぞれ、第1及び第2の方向(D1、D2)と定義し、また、基板300の上面に平行であり、各第1及び第2の方向(D1、D2)と鋭角をなす方向を、第3の方向(D3)と定義する。一方、基板300上面に垂直な方向は、垂直方向に称する。
【0112】
前記半導体装置は、基板300上に形成されたアクティブパターン305、ゲート構造物360、第1のビットライン構造物595、コンタクトプラグ構造物、及び前記第1のキャパシタ構造物を含む。
【0113】
また、前記半導体装置は、素子分離パターン310、スペーサ構造物665、第4のスペーサ690、第2のキャップパターン685、第1及び第2の絶縁パターン構造物435、790、第4及び第5の絶縁パターン610、620、及び金属シリサイドパターン700を更に含む。
【0114】
アクティブパターン305はそれぞれ、第3の方向(D3)に延在し、第1及び第2の方向(D1、D2)に沿って互いに離隔して、複数形成される。アクティブパターン305の側壁は、素子分離パターン310により覆われる。アクティブパターン305は、基板300と実質的に同一の物質を含み、素子分離パターン310は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含む。
【0115】
図18を共に参照すると、ゲート構造物360は、アクティブパターン305及び素子分離パターン310の上部を貫通して、第1の方向(D1)に延在する第2のリセス内に形成される。ゲート構造物360は、前記第2のリセスの底面及び側壁に形成された第1のゲート絶縁パターン330と、前記第2のリセスの底面及び下部側壁に形成された第1のゲート絶縁パターン330部分上に形成された第1のゲート電極340と、第1のゲート電極340上に形成され、前記第2のリセスの上部を満たすゲートマスク350とを含む。
【0116】
第1のゲート絶縁パターン330は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含み、第1のゲート電極340は、金属、金属窒化物、金属シリサイドなどを含み、ゲートマスク350は、例えば、シリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含む。
【0117】
一実施形態において、ゲート構造物360は、第1の方向(D1)に沿って延在し、第2の方向(D2)に沿って、互いに離隔して、複数形成される。
【0118】
図19及び図20を共に参照すると、第1の絶縁膜構造物430を貫通して、アクティブパターン305、素子分離パターン310、及びゲート構造物360に含まれたゲートマスク350の上面を露出させる第3の開口440が形成され、第3の開口440によって、アクティブパターン305の第3の方向(D3)への中央部の上面が露出する。
【0119】
一実施形態において、第3の開口440の底面は、第3の開口440によって露出したアクティブパターン305の上面よりも広い。これにより、第3の開口440は、アクティブパターン305に隣接した素子分離パターン310の上面も共に露出させる。また、第3の開口440は、アクティブパターン305の上部、及びこれに隣接した素子分離パターン310の上部を貫通し、これにより、第3の開口440の底面は、第3の開口440が形成しないアクティブパターン305部分、すなわち、アクティブパターン305の第3の方向(D3)への各両縁部の上面よりも低い。
【0120】
第1のビットライン構造物595は、第3の開口440又は第1の絶縁パターン構造物435上において、前記垂直方向に順次積層された第7の導電パターン455と、第1のバリアパターン465と、第8の導電パターン475と、第3のマスク485と、エッチング阻止パターン565と、第1のキャップパターン585とを含む。ここで、第7の導電パターン455、第1のバリアパターン465、及び第8の導電パターン475は、導電構造物を形成し、第3のマスク485、エッチング阻止パターン565、及び第1のキャップパターン585は、絶縁構造物を形成する。
【0121】
第7の導電パターン455は、例えば、不純物がドープされたポリシリコンを含み、第1のバリアパターン465は、例えば、チタン窒化物のような金属窒化物、又は、例えばチタンシリコン窒化物のような金属シリコン窒化物を含み、第8の導電パターン475は、例えば、タングステンのような金属を含み、各第3のマスク485、エッチング阻止パターン565、及び第1のキャップパターン585は、例えば、シリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含む。
【0122】
一実施形態において、第1のビットライン構造物595は、基板300の上において、第2の方向(D2)に延在し、第1の方向(D1)に沿って、互いに離隔して複数形成される。
【0123】
第4及び第5の絶縁パターン610、620は、第3の開口440内に形成され、第1のビットライン構造物595の下部側壁に接触する。第4の絶縁パターン610は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含み、第5の絶縁パターン620は、例えば、シリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含む。
【0124】
第1の絶縁パターン構造物435は、アクティブパターン305及び素子分離パターン310上において、第1のビットライン構造物595の下に形成され、前記垂直方向に沿って順次積層された第1乃至第3の絶縁パターン405、415、425を含む。ここで、第1及び第3の絶縁パターン405、425は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含み、第2の絶縁パターン415は、例えば、シリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含む。
【0125】
前記コンタクトプラグ構造物は、アクティブパターン305及び素子分離パターン310上において、前記垂直方向に沿って順次積層された下部コンタクトプラグ675と、金属シリサイドパターン700と、上部コンタクトプラグ755とを含む。
【0126】
下部コンタクトプラグ675は、アクティブパターン305の第3の方向(D3)への各両縁部の上面に接触する。一実施形態において、下部コンタクトプラグ675は、第1のビットライン構造物595の間で、第2の方向(D2)に沿って、互いに離隔して配置され、第2の方向(D2)に互いに隣接する下部コンタクトプラグ675の間には、第2のキャップパターン685が形成される。ここで、第2のキャップパターン685は、例えば、シリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含む。
【0127】
下部コンタクトプラグ675は、例えば、不純物がドープされたポリシリコンを含み、金属シリサイドパターン700は、例えば、チタンシリサイド、コバルトシリサイド、ニッケルシリサイドなどを含む。
【0128】
上部コンタクトプラグ755は、第2の金属パターン745、及びこの下面を覆う第2のバリアパターン735を含む。第2の金属パターン745は、例えば、タングステンのような金属を含み、第2のバリアパターン735は、例えば、チタン窒化物のような金属窒化物を含む。
【0129】
一実施形態において、上部コンタクトプラグ755は、各第1及び第2の方向(D1、D2)に沿って互いに離隔して、複数形成され、上部からすると、ハニカム状又は格子状に配列される。各上部コンタクトプラグ755は、上面からすると、円形、楕円形、又は、多角形を有する。
【0130】
スペーサ構造物665は、第1のビットライン構造物595の側壁及び第3の絶縁パターン425の側壁を覆う第1のスペーサ600と、第1のスペーサ600の下部外側壁に形成されたエアスペーサ635と、エアスペーサ635の外側壁、第1の絶縁パターン構造物435の側壁、及び第4及び第5の絶縁パターン610、620の上面を覆う第3のスペーサ650とを含む。
【0131】
各第1及び第3のスペーサ600、650は、例えば、シリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含み、エアスペーサ895は、空気を含む。
【0132】
第4のスペーサ690は、第1のビットライン構造物595の上部側壁に形成された第1のスペーサ600部分の外側壁に形成され、エアスペーサ635の上端及び第3のスペーサ650の上面を覆う。第4のスペーサ690は、例えば、シリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含む。
【0133】
図30及び図31に示しているように、第2の絶縁パターン構造物790は、上部コンタクトプラグ755、第1のビットライン構造物595に含まれた前記絶縁構造物の一部、及び第1、第3及び第4のスペーサ600、650、690の一部を貫通して、上部からすると、上部コンタクトプラグ755を取り囲む第8の開口760の内壁に形成された第6の絶縁パターン770と、第6の絶縁パターン770上に形成され、第8の開口760の残りの部分を満たす第7の絶縁パターン780とを含む。ここで、エアスペーサ635の上端は、第6の絶縁パターン770により閉じられる。
【0134】
第6及び第7の絶縁パターン770、780は、例えば、シリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含む。
【0135】
前記第1のキャパシタ構造物は、前記第1及び第2のキャパシタユニットを含み、第2の層間絶縁膜30は、第6及び第7の絶縁パターン770、780、上部コンタクトプラグ755、及び第2のキャップパターン685上に形成される。
【0136】
前記第1のキャパシタユニットに含まれた第1の電極52は、上部コンタクトプラグ755、及び第2の層間絶縁膜30を貫通して、上部コンタクトプラグ755の上面に接触する第1のビア32に電気的に接続され、前記第1のキャパシタユニットに含まれた第2の電極54は、第3の層間絶縁膜90を貫通して、第2の電極54の上面に接触する第3のビア104、及び第4の層間絶縁膜110を貫通して、第3のビア104の上面に接触する第3の導電パターン124に電気的に接続される。
【0137】
また、前記第2のキャパシタユニットに含まれた第3の電極56は、上部コンタクトプラグ755、及び第2の層間絶縁膜30を貫通して、上部コンタクトプラグ755の上面に接触する第2のビア36に電気的に接続され、前記第2のキャパシタユニットに含まれた第4の電極58は、第3の層間絶縁膜90を貫通して、第4の電極58の上面に接触する第4のビア108、及び第4の層間絶縁膜110を貫通して、第4のビア108の上面に接触する第4の導電パターン128に電気的に接続される。
【0138】
図17乃至図32は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。具体的に、図17図19図22図26、及び図30は、平面図であり、図18は、図17のA-A'線及びB-B'線に沿う断面図を含み、図20図21図23図25図27図29、及び図31図32はそれぞれ、対応する平面図のA-A'線に沿う断面図である。
【0139】
前記半導体装置の製造方法は、図1乃至図6で説明した第1のキャパシタ構造物の形成方法を、DRAM装置の製造方法に適用したものであり、前記第1のキャパシタ構造物の形成方法に関する重複した説明は、省略する。
【0140】
図17及び図18に示しているように、基板300の上部を除去して、第1のリセスを形成した後、前記第1のリセスを満たす素子分離パターン310を形成する。
【0141】
基板300上に素子分離パターン310が形成されることによって、素子分離パターン310により側壁が覆われるアクティブパターン305が定義される。
【0142】
以後、基板300上に形成されたアクティブパターン305及び素子分離パターン310を部分的にエッチングして、第1の方向(D1)に延在する第2のリセスを形成した後、前記第2のリセス内に、ゲート構造物360を形成する。一実施形態において、ゲート構造物360は、第1の方向(D1)に沿って延在し、第2の方向(D2)に沿って、互いに離隔して、複数形成される。
【0143】
図19及び図20に示しているように、アクティブパターン305、素子分離パターン310、及びゲート構造物360上に、第1の絶縁膜構造物430を形成する。第1の絶縁膜構造物430は、順次積層された第1乃至第3の絶縁膜400、410、420を含む。
【0144】
以後、第1の絶縁膜構造物430をパターニングし、これをエッチングマスクとして用いて、下部のアクティブパターン305、素子分離パターン310、及びゲート構造物360に含まれたゲートマスク350を部分的にエッチングすることで、第3の開口440を形成する。一実施形態において、前記エッチング工程後、残留する第1の絶縁膜構造物430は、上部からすると、円状又は楕円状を有し、基板300上において、第1及び第2の方向(D1、D2)に沿って互いに離隔して、複数形成される。ここで、各第1の絶縁膜構造物430は、互いに隣接するアクティブパターン305の互いに対向する第3の方向(D3)への末端と前記垂直方向に重なる。
【0145】
図21に示しているように、第1の絶縁膜構造物430、及び第3の開口440によって露出したアクティブパターン305、素子分離パターン310、及びゲート構造物360上に、第6の導電膜450、第1のバリア膜460、第7の導電膜470、及び第3のマスク膜480を順次積層し、これらは、導電構造物膜を形成する。ここで、第6の導電膜450は、第3の開口440を満たす。
【0146】
図22及び図23に示しているように、前記導電構造物膜上に、エッチング阻止膜及び第1のキャッピング膜を順次積層した後、前記第1のキャッピング膜をエッチングして、第1のキャップパターン585を形成し、これをエッチングマスクとして用いて、前記エッチング阻止膜、第3のマスク膜480、第7の導電膜470、第1のバリア膜460、及び第6の導電膜450を順次エッチングする。
【0147】
一実施形態において、第1のキャップパターン585は、第2の方向(D2)にそれぞれ延在し、第1の方向(D1)に沿って互いに離隔して、複数形成される。
【0148】
前記エッチング工程を行うことによって、第3の開口440上には、順次積層された第7の導電パターン455、第1のバリアパターン465、第8の導電パターン475、第3のマスク485、エッチング阻止パターン565、及び第1のキャップパターン585が形成され、第3の開口440外の第1の絶縁膜構造物430の第2の絶縁膜410上には、順次積層された第3の絶縁パターン425、第7の導電パターン455、第1のバリアパターン465、第8の導電パターン475、第3のマスク485、エッチング阻止パターン565、及び第1のキャップパターン585が形成される。
【0149】
以下では、順次積層された第7の導電パターン455、第1のバリアパターン465、第8の導電パターン475、第3のマスク485、エッチング阻止パターン565、及び第1のキャップパターン585を、第1のビットライン構造物595と称する。ここで、第7の導電パターン455、第1のバリアパターン465、及び第8の導電パターン475は、導電構造物を形成し、第3のマスク485、エッチング阻止パターン565、及び第1のキャップパターン585は、絶縁構造物を形成する。一実施形態において、第1のビットライン構造物595は、基板300の上において、第2の方向(D2)に延在し、第1の方向(D1)に沿って互いに離隔して、複数形成される。
【0150】
図24に示しているように、第1のビットライン構造物595が形成された基板300上に、第1のスペーサ膜を形成した後、前記第1のスペーサ膜上に、第4及び第5の絶縁膜を順次形成する。
【0151】
前記第1のスペーサ膜は、第2の絶縁膜410上に形成された第1のビットライン構造物595部分の下の第3の絶縁パターン425の側壁も覆い、前記第5の絶縁膜は、第3の開口440の残りの部分を全て満たす。
【0152】
以後、エッチング工程を行い、前記第4及び第5の絶縁膜をエッチングする。一実施形態において、前記エッチング工程は、例えば、リン酸(H2PO3)、SC1及びフッ酸(HF)をエッチング液として用いる湿式エッチング工程により行われ、前記第4及び第5の絶縁膜のうち、第3の開口440内に形成された部分を除いた残りの部分は、除去される。これによって、前記第1のスペーサ膜の表面の大部分、すなわち、第3の開口440内に形成された部分以外の前記第1のスペーサ膜の部分が露出し、第3の開口440内に残留する前記第4及び第5の絶縁膜部分はそれぞれ、第4及び第5の絶縁パターン610、620を形成する。
【0153】
以後、前記露出した第1のスペーサ膜表面、及び第3の開口440内に形成された第4及び第5の絶縁パターン610、620上に、第2のスペーサ膜を形成した後、これを異方性エッチングして、第1のビットライン構造物595の側壁を覆う第2のスペーサ630を、前記第1のスペーサ膜表面、及び第4及び第5の絶縁パターン610、620上に形成する。
【0154】
以後、第1のキャップパターン585及び第2のスペーサ630をエッチングマスクとして用いるドライエッチング工程を行って、アクティブパターン305の上面を露出させる第4の開口640を形成し、第4の開口640により素子分離パターン310の上面、及びゲートマスク350の上面も露出される。
【0155】
前記ドライエッチング工程により、第1のキャップパターン585の上面及び第2の絶縁膜410の上面に形成された前記第1のスペーサ膜部分が除去され、これにより、第1のビットライン構造物595の側壁を覆う第1のスペーサ600が形成される。また、前記ドライエッチング工程において、第1及び第2の絶縁膜400、410も部分的に除去されて、第1のビットライン構造物595の下にそれぞれ、第1及び第2の絶縁パターン405、415として残留することになる。第1のビットライン構造物595の下に順次積層された第1乃至第3の絶縁パターン405、415、425は、第1の絶縁パターン構造物435を形成する。
【0156】
図25に示しているように、第1のキャップパターン585の上面、第2のスペーサ630の外側壁、第4及び第5の絶縁パターン610、620上面の一部、及び第4の開口640により露出したアクティブパターン305、素子分離パターン310、及びゲートマスク350の上面に第3のスペーサ膜を形成した後、前記第3のスペーサ膜を異方性エッチングして、第1のビットライン構造物595の側壁を覆う第3のスペーサ650を形成する。
【0157】
第1のビットライン構造物595の側壁に前記水平方向に沿って順次積層された第1乃至第3のスペーサ600、630、650は、予備スペーサ構造物660と称する。
【0158】
以後、第4の開口640を満たす犠牲膜を、基板300上に十分な高さで形成した後、第1のキャップパターン585の上面が露出するまで、その上部を平坦化して、第4の開口640内に犠牲パターン680を形成する。
【0159】
一実施形態において、犠牲パターン680は、第2の方向(D2)に延在し、第1の方向(D1)に沿って、第1のビットライン構造物595によって互いに離隔して、複数形成される。犠牲パターン680は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含む。
【0160】
図26及び図27に示しているように、第1の方向(D1)にそれぞれ延在し、第2の方向(D2)に互いに離隔した複数の第5の開口を含む第4のマスク(図示せず)を、第1のキャップパターン585、犠牲パターン680、及び予備スペーサ構造物660上に形成し、これをエッチングマスクとして用いるエッチング工程を行って、犠牲パターン680をエッチングする。
【0161】
一実施形態において、前記各第5の開口は、前記垂直方向にゲート構造物360の間領域に重なる。前記エッチング工程を行うことによって、基板300上には、第1のビットライン構造物595の間に、アクティブパターン305及び素子分離パターン310の上面を露出させる第6の開口が形成される。
【0162】
前記第4のマスクを除去した後、前記第6の開口を満たす下部コンタクトプラグ膜を十分な高さに形成し、第1のキャップパターン585、犠牲パターン680、及び予備スペーサ構造物660の上面が露出するまで、その上部を平坦化する。これにより、前記下部コンタクトプラグ膜は、第1のビットライン構造物595の間で、第2の方向(D2)に沿って互いに離隔した複数の下部コンタクトプラグ675に変わる。また、第1のビットライン構造物595の間で第2の方向(D2)に延在する犠牲パターン680が、下部コンタクトプラグ675により、第2の方向(D2)に沿って互いに離隔する複数の部分に分離される。
【0163】
以後、犠牲パターン680を除去して、第7の開口を形成した後、前記第7の開口を満たす第2のキャップパターン685を形成する。一実施形態において、第2のキャップパターン685は、前記垂直方向にゲート構造物360に重なる。
【0164】
図28に示しているように、下部コンタクトプラグ675の上部を除去して、第1のビットライン構造物595の側壁に形成された予備スペーサ構造物660の上部を露出した後、露出した予備スペーサ構造物660の第2及び第3のスペーサ630、650の上部を除去する。
【0165】
以後、下部コンタクトプラグ675の上部を更に除去する。これにより、下部コンタクトプラグ675の上面は、第2及び第3のスペーサ630、650の最上面より低くなる。
【0166】
以後、第1のビットライン構造物595、予備スペーサ構造物660、第2のキャップパターン685、及び下部コンタクトプラグ675上に、第4のスペーサ膜を形成し、これを異方性エッチングすることで、第1のビットライン構造物595の第1の方向(D1)への各両側壁に形成された予備スペーサ構造物660の上部を覆う第4のスペーサ690を形成し、これにより、下部コンタクトプラグ675の上面が露出する。
【0167】
以後、前記露出した下部コンタクトプラグ675の上面に、金属シリサイドパターン700を形成する。一実施形態において、金属シリサイドパターン700は、第1及び第2のキャップパターン585、685、第4のスペーサ690、及び下部コンタクトプラグ675上に、第1の金属膜を形成し、熱処理した後、前記第1の金属膜から未反応部分を除去することで形成される。
【0168】
図29に示しているように、第1及び第2のキャップパターン585、685、第4のスペーサ690、金属シリサイドパターン700、及び下部コンタクトプラグ675上に、第2のバリア膜730を形成した後、第2のバリア膜730上に、第1のビットライン構造物595の間の空間を満たす第2の金属膜740を形成する。
【0169】
以後、第2の金属膜740の上部に対する平坦化工程を更に行うこともできる。前記平坦化工程は、例えば、化学機械的研磨(CMP)工程、及び/又は、エッチバック工程を含む。
【0170】
図30及び図31に示しているように、第2の金属膜740及び第2のバリア膜730をパターニングすることで、上部コンタクトプラグ755を形成し、上部コンタクトプラグ755の間には、第8の開口760が形成される。
【0171】
第8の開口760は、第2の金属膜740及び第2のバリア膜730だけでなく、第1及び第2のキャップパターン585、685、予備スペーサ構造物660、及び第4のスペーサ690も部分的に除去することで形成される。
【0172】
上部コンタクトプラグ755は、第2の金属パターン745、及びこの下面を覆う第2のバリアパターン735を含む。一実施形態において、上部コンタクトプラグ755は、上部からすると、円形、楕円形、多角形、角が丸めた多角形などの形状を有し、第1及び第2の方向(D1、D2)に沿って、例えば、ハニカム状のパターンに配列される。
【0173】
一方、基板300上に順次積層された下部コンタクトプラグ675、金属シリサイドパターン700、及び上部コンタクトプラグ755は、コンタクトプラグ構造物を形成する。
【0174】
図32に示しているように、第8の開口760により露出した予備スペーサ構造物660に含まれた第2のスペーサ630を除去して、エアギャップを形成し、第8の開口760の底面及び側壁に第6の絶縁パターン770を形成した後、第8の開口760の残りの部分を満たす第7の絶縁パターン780を形成する。
【0175】
第6及び第7の絶縁パターン770、780は、第2の絶縁パターン構造物790を形成する。
【0176】
第6の絶縁パターン770により、前記エアギャップの上端が覆われ、これにより、エアスペーサ635が形成される。第1のスペーサ600、エアスペーサ635、及び第3のスペーサ650は、スペーサ構造物665を形成する。
【0177】
再度、図15及び図16を参照すると、図1乃至図6で説明した工程と同様な工程を行って、前記第1のキャパシタ構造物を形成することで、前記半導体装置の製造を完成する。
【0178】
図33及び図34は、本発明の実施形態に係る半導体装置を説明するための平面図及び断面図である。ここで、図34は、図33のB-B'線に沿う断面図である。
【0179】
前記半導体装置は、図1で説明した第1のキャパシタ構造物を、垂直チャンネルトランジスタ(VCT)DRAM装置に適用したものであって、前記第1のキャパシタ構造物に関する重複した説明は、省略する。但し、前記半導体装置は、前記第1のキャパシタ構造物の代わりに、図10図11図12図13及び図14で説明した第2乃至第6のキャパシタ構造物のいずれか1つを含むこともできる。
【0180】
以下の発明の詳細な説明では、基板800の上面に平行な水平方向のうち、互いに直交する2つの方向をそれぞれ、第1及び第2の方向(D1、D2)と定義し、また、基板800の上面に垂直な垂直方向は、第5の方向(D5)と称する。
【0181】
図33及び図34に示しているように、前記半導体装置は、基板800上に形成された第2のビットライン構造物、第2のゲート電極935、第2のゲート絶縁パターン925、チャンネル915、コンタクトプラグ970、及び前記第1のキャパシタ構造物を含む。
【0182】
また、前記半導体装置は、第8の絶縁膜810、第11及び第12の絶縁パターン940、960、及び第5乃至第8の層間絶縁パターン850、860、950、980を更に含む。
【0183】
基板800は、半導体物質、絶縁物質、導電物質などを含む。
【0184】
図35及び図36を参照すると、基板800上には、第8の絶縁膜810が形成され、前記第2のビットライン構造物は、第8の絶縁膜810上において、第1の方向(D1)に延在する。
【0185】
一実施形態において、前記第2のビットライン構造物は、第8の絶縁膜810上において、第5の方向(D5)に沿って順次積層された第9の絶縁パターン820、第2のビットライン830、及び第10の絶縁パターン840を含む。ここで、各第9の絶縁パターン820及び第2のビットライン830は、第1の方向(D1)に延在し、第10の絶縁パターン840は、第2のビットライン830上において、第1の方向(D1)に沿って互いに離隔して、複数形成される。
【0186】
前記第2のビットライン構造物は、第2の方向(D2)に沿って互いに離隔して、複数形成され、第5の層間絶縁パターン850は、第8の絶縁膜810上において、第1の方向(D1)に延在し、第2の方向(D2)に互いに隣接する前記第2のビットライン構造物の間に形成される。
【0187】
ここで、第5の層間絶縁パターン850は、第2の方向(D2)に第10の絶縁パターン840と隣接する部分の上面は、この上面と実質的に同一の高さに形成され、第2の方向(D2)に第10の絶縁パターン840と隣接しない部分の上面は、第2のビットライン830の上面と実質的に同一の高さに形成される。すなわち、第5の層間絶縁パターン850の上面の高さは、第1の方向(D1)に沿って、周期的に変わる。
【0188】
各第8の絶縁膜810及び第5の層間絶縁パターン850は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含み、第2のビットライン830は、例えば、金属、金属窒化物、金属シリサイドなどのような導電物質を含み、第9及び第10の絶縁パターン820、840は、例えば、シリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含む。
【0189】
第10の絶縁パターン840及び第5の層間絶縁パターン850上には、第2の方向(D2)に延在する第6の層間絶縁パターン860が形成される。第6の層間絶縁パターン860は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含む。以下では、第6の層間絶縁パターン860、その下に形成された第10の絶縁パターン840、及び第10の絶縁パターン840と同一の高さに形成された第5の層間絶縁パターン850の上部を、バー(bar)構造物と称する。前記バー構造物は、第2の方向(D2)に延在し、第1の方向(D1)に沿って互いに離隔して、複数形成される。
【0190】
チャンネル915は、前記バー構造物の間に形成され、第2のビットライン830及び第5の層間絶縁パターン850上において、第2の方向(D2)に沿って互いに離隔して、複数形成される。ここで、第2の方向(D2)に互いに隣接するチャンネル915の間には、第14の絶縁パターン500が形成される。第14の絶縁パターン500は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物、又は、例えば、シリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含む。
【0191】
また、チャンネル915は、第1の方向(D1)に延在する第2のビットライン830上において、第1の方向(D1)に沿って互いに離隔して、複数形成される。図面上では、各チャンネル915の第2の方向(D2)への幅が、第2のビットライン830の第2の方向(D2)への幅と同一であると示されているが、本発明の概念は、これに限定されない。
【0192】
一実施形態において、チャンネル915は、第2のビットライン830の上面、第5の層間絶縁パターン850の上面、及び前記バー構造物の側壁に形成され、一定の厚さを有する。これにより、チャンネル915は、第1の方向(D1)への断面がカップ形状を有する。
【0193】
一実施形態において、チャンネル915は、酸化物半導体物質を含む。前記酸化物半導体物質は、例えば、ZTO(zinc tin oxide)、IZO(indium zinc oxide)、ZnOx(zinc oxide)、IGZO(indium gallium zinc oxide)、IGSO(indium gallium silicon oxide)、インジウム酸化物(InOx、InO)、SnO(tin oxide)、TiOx(titanium oxide)、ZnxOyNz(zinc oxide nitride)、MgxZnyOz(magnesium zincoxide)、InxZnyOa(indium zinc oxide)、InxGayZnzOa(indium gallium zinc oxide)、ZrxInyZnzOa(zirconium indium zinc oxide)、HfxInyZnzOa(hafnium indium zinc oxide)、SnxInyZnzOa(tin indium zinc oxide)、AlxSnyInzZnaOd (aluminum tin indium zinc oxide)、SixInyZnzOa (silicon indiumzinc oxide)、ZnxSnyOz(zinc tin oxide)、AlxZnySnzOa(aluminum zinc tin oxide)、GaxZnySnzOa (gallium zinc tin oxide)、ZrxZnySnzOa (zirconium zinc tin oxide)、及びInGaSiO (indium gallium silicon oxide)のうち、少なくとも1つを含む。
【0194】
一実施形態において、チャンネル915は、非晶質状態の酸化物半導体物質を含む。一実施形態において、チャンネル915の上面は、前記バー構造物の上面よりも低い。
【0195】
第7の層間絶縁パターン950は、前記バー構造物の間において、第2のビットライン830及び第5の層間絶縁パターン850上に形成されたチャンネル915部分上に形成され、第2の方向(D2)に延在し、その底面及び側壁が、第11の絶縁パターン940により覆われる。第11の絶縁パターン940は、第1の方向(D1)への側壁がカップ形状を有し、第2のビットライン830及び第5の層間絶縁パターン850上に形成されたチャンネル915部分の上面に接触する。
【0196】
第7の層間絶縁パターン950は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含み、第11の絶縁パターン940は、例えば、シリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含む。
【0197】
前記バー構造物の一側に形成されたチャンネル915部分と第11の絶縁パターン940の間には、第2のゲート絶縁パターン925、及び第2のゲート電極935が形成される。
【0198】
第2のゲート電極935は、第11の絶縁パターン940の外側壁に接触し、第2の方向(D2)に延在し、その上面が第7の層間絶縁パターン950、及び第11の絶縁パターン940の上面と実質的に同一の高さに形成される。第2のゲート電極935は、例えば、金属、金属窒化物、金属シリサイドなどのような導電物質を含む。
【0199】
第2のゲート絶縁パターン925は、第2のゲート電極935の底面及び外側壁を覆い、第2の方向(D2)に延在する。また、第2のゲート絶縁パターン925は、前記バー構造物の一側壁に形成されたチャンネル915部分、及びその上部に形成されたコンタクトプラグ970下部の内側壁、及び第2のビットライン830及び第5の層間絶縁パターン850の上面に形成されたチャンネル915部分の上面に接触する。これにより、第2のゲート絶縁パターン925は、第1の方向(D1)への断面がL字状を有する。
【0200】
第2のゲート絶縁パターン925は、例えば、アルミニウム酸化物、ハフニウム酸化物、ジルコニウム酸化物などのような金属酸化物、又は、シリコン酸化物を含む。
【0201】
第7の層間絶縁パターン950、第11の絶縁パターン940、及び第2のゲート電極935の上には、第12の絶縁パターン960が形成され、第2の方向(D2)に延在する。ここで、第12の絶縁パターン960は、第7の層間絶縁パターン950、第11の絶縁パターン940、及び第2のゲート電極935の上面、及び第2のゲート絶縁パターン925の上部内側壁に接触する。
【0202】
一実施形態において、第12の絶縁パターン960の上面は、第2のゲート絶縁パターン925の上面と実質的に同一の高さに形成される。第12の絶縁パターン960は、例えば、シリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含む。
【0203】
コンタクトプラグ970は、第5の方向(D5)に沿って、第2のビットライン830と第2のゲート電極935が交差する各領域にいて、チャンネル915の上面に接触する。ここで、コンタクトプラグ970は、チャンネル915に隣接した第2のゲート絶縁パターン925、第6の層間絶縁パターン860、及び第12の絶縁パターン960の上面にも接触し、第2のゲート電極935の上面とは接触せず、第12の絶縁パターン960によりこれと離隔される。
【0204】
一実施形態において、コンタクトプラグ970は、チャンネル915の上面に接触する下部、及び前記下部上に形成され、前記下部よりも大きい幅を有する上部を含む。ここで、コンタクトプラグ970の下部は、第2のゲート絶縁パターン925及び第6の層間絶縁パターン860に接触し、その底面は、第2のゲート電極935の上面よりも低い。
【0205】
一実施形態において、コンタクトプラグ970は、第1及び第2の方向(D1、D2)に沿って互いに離隔して、複数形成され、上部からすると、格子状又はハニカム状に配置される。コンタクトプラグ970は、例えば、金属、金属窒化物、金属シリサイドなどのような導電物質を含む。
【0206】
第8の層間絶縁パターン980は、第6の層間絶縁パターン860、チャンネル915、第2のゲート絶縁パターン925、及び第12の絶縁パターン960上に形成され、コンタクトプラグ970の側壁を覆う。第8の層間絶縁パターン980は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含む。
【0207】
前記第1のキャパシタ構造物は、前記第1及び第2のキャパシタユニットを含み、第2の層間絶縁膜30は、第8の層間絶縁パターン980、及びコンタクトプラグ970上に形成される。
【0208】
前記第1のキャパシタユニットに含まれた第1の電極52は、コンタクトプラグ970、及び第2の層間絶縁膜30を貫通して、コンタクトプラグ970の上面に接触する第1のビア32に電気的に接続され、前記第1のキャパシタユニットに含まれた第2の電極54は、第3の層間絶縁膜90を貫通して、第2の電極54の上面に接触する第3のビア104、及び第4の層間絶縁膜110を貫通して、第3のビア104の上面に接触する第3の導電パターン124に電気的に接続される。
【0209】
また、前記第2のキャパシタユニットに含まれた第3の電極56は、コンタクトプラグ970、及び第2の層間絶縁膜30を貫通して、コンタクトプラグ970の上面に接触する第2のビア36に電気的に接続され、前記第2のキャパシタユニットに含まれた第4の電極58は、第3の層間絶縁膜90を貫通して、第4の電極58の上面に接触する第4のビア108、及び第4の層間絶縁膜110を貫通して、第4のビア108の上面に接触する第4の導電パターン128に電気的に接続される。
【0210】
前記半導体装置において、第2のビットライン830とコンタクトプラグ970の間に形成されたチャンネル915内において、第5の方向(D5)、すなわち、垂直方向に電流が流れ、これにより、前記半導体装置は、垂直チャンネルを有する垂直チャンネルトランジスタ(Vertical Channel Transistor:VCT)を含む。
【0211】
図35乃至図45は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。具体的に、図35図37図40図42及び図44は、平面図であり、図36は、図35のA-A'線に沿う断面図であり、図38図39図41図43及び図45は、対応する平面図のB-B'線に沿う断面図である。
【0212】
前記半導体装置の製造方法は、図1乃至図6で説明した第1のキャパシタ構造物の形成方法を、垂直チャンネルトランジスタ(VCT)DRAM装置の製造方法に適用したものであって、前記第1のキャパシタ構造物の形成方法に関する重複した説明は、省略する。
【0213】
図35及び図36に示しているように、基板800上に、第8の絶縁膜810、第9の絶縁、第2のビットライン膜、及び第10の絶縁膜を順次積層し、前記第10の絶縁膜、前記第2のビットライン膜、及び前記第9の絶縁膜をパターニングして、それぞれ、第10の絶縁パターン840、第2のビットライン830、及び第9の絶縁パターン820を形成する。
【0214】
基板800上に順次積層された第9の絶縁パターン820、第2のビットライン830、及び第10の絶縁パターン840は、第2のビットライン構造物と称する。一実施形態において、前記第2のビットライン構造物は、基板800上において、第1の方向(D1)に延在し、第2の方向(D2)に沿って互いに離隔して、複数形成される。これにより、第2の方向(D2)に互いに隣接した前記第2のビットライン構造物の間には、第8の絶縁膜810の上面を露出させる第9の開口が形成される。
【0215】
以後、前記第9の開口を満たす第5の層間絶縁膜を、前記第2のビットライン構造物及び第8の絶縁膜810上に形成し、前記第2のビットライン構造物の上面が露出するまで、前記第5の層間絶縁膜の上部を平坦化し、これにより、前記第2のビットライン構造物の間には、第1の方向(D1)に延在する第5の層間絶縁パターン850が形成される。
【0216】
一実施形態において、前記平坦化工程は、例えば、化学機械的研磨(CMP)工程及び/又は、エッチバック工程を含む。
【0217】
図37及び図38に示しているように、前記第2のビットライン構造物及び第5の層間絶縁パターン850上に、第6の層間絶縁膜を形成し、例えば、ドライエッチング工程により、前記第6の層間絶縁膜及び第10の絶縁パターン840を部分的に除去して、第2のビットライン830及び第5の層間絶縁パターン850の上面を露出させ、第2の方向(D2)に延在する第10の開口870を形成する。
【0218】
これにより、前記第6の層間絶縁膜はそれぞれ、第2の方向(D2)に延在し、第1の方向(D1)に互いに離隔した複数の第6の層間絶縁パターン860に分離される。
【0219】
図39に示しているように、第10の開口870により露出した第2のビットライン830及び第5の層間絶縁パターン850の上面、及び第6の層間絶縁パターン860の側壁及び上面に、チャンネル膜910、第2のゲート絶縁膜920、及び第2のゲート電極膜930を順次積層する。
【0220】
一実施形態において、チャンネル膜910、第2のゲート絶縁膜920、及び第2のゲート電極膜930は、例えば、原子層蒸着(ALD)工程、化学気相蒸着(CVD)工程などのような蒸着工程により形成される。
【0221】
一実施形態において、チャンネル膜910は、例えば、IGZOのような非晶質酸化物半導体物質を含むように形成され、相対的に低温で形成される。これに対して、第2のゲート絶縁膜920及び第2のゲート電極膜930は、相対的に高温で形成される。
【0222】
図40及び図41に示しているように、第2のゲート電極膜930及び第2のゲート絶縁膜920に対して、異方性エッチング工程を行い、これにより、これらはそれぞれ、第2のゲート電極935及び第2のゲート絶縁パターン925に変わり、第10の開口870の側壁に形成される。
【0223】
第2のゲート絶縁パターン925の外側壁は、チャンネル膜910の内側壁、及びチャンネル膜910の第1の方向(D1)への縁上面に接触する。一実施形態において、第2のゲート絶縁パターン925は、第1の方向(D1)への断面がL字状を有する。
【0224】
第2のゲート電極935は、第2のゲート絶縁パターン925の内側壁、及びチャンネル膜910の縁上面に形成された部分の上面に接触する。
【0225】
以後、例えば、エッチバック工程を行って、第2のゲート電極935の上部を除去する。これにより、第2のゲート電極935の上面は、第2のゲート絶縁パターン925の上面よりも低くなり、第2のゲート絶縁パターン925の上部の内側壁が露出する。一実施形態において、第2のゲート電極935の上面は、第6の層間絶縁パターン860の上面よりも低い。
【0226】
図42及び図43に示しているように、第2のゲート電極935の側壁及び上面、第2のゲート絶縁パターン925の上部内側壁及び上面、及びチャンネル膜910の上面に、第11の絶縁膜を形成し、前記第12の絶縁膜上に、第10の開口870の残りの部分を満たす第7の層間絶縁膜を形成した後、第6の層間絶縁パターン860の上面が露出するまで、前記第7の層間絶縁膜の上部、前記第11の絶縁膜の上部、第2のゲート絶縁パターン925の上部、及びチャンネル膜910の上部に対して、平坦化工程を行う。
【0227】
前記平坦化工程は、例えば、化学機械的研磨(CMP)工程及び/又はエッチバック工程を含む。
【0228】
前記平坦化工程を行うことによって、第10の開口870内には、第7の層間絶縁パターン950、及びこの底面及び側壁を覆う第11の絶縁パターン940が形成され、チャンネル膜910は、第1の方向(D1)に沿って互いに離隔した複数のチャンネル915に分離される。一実施形態において、各チャンネル915は、第2の方向(D2)に延在し、第1の方向(D1)への断面がカップ形状を有する。
【0229】
以後、第7の層間絶縁パターン950の上部、及び第11の絶縁パターン940の上部を除去して、第2のゲート電極935の上面を露出させる第3のリセスを形成した後、前記第3のリセス内に、第12の絶縁パターン960を形成する。
【0230】
第12の絶縁パターン960は、第2のゲート電極935、第7の層間絶縁パターン950、第11の絶縁パターン940、第2のゲート絶縁パターン925、チャンネル915、及び第6の層間絶縁パターン860上に、前記第3のリセスを満たす第12の絶縁膜を形成した後、第6の層間絶縁パターン860の上面が露出するまで、前記第12の絶縁膜を平坦化することで形成される。
【0231】
以後、各チャンネル915を部分的に除去して、第2のビットライン830及び第5の層間絶縁パターン850の上面を露出させる第11の開口を形成した後、前記第11の開口内に、第13の絶縁パターン500を形成する。これにより、第2の方向(D2)に延在するチャンネル915は、第2の方向(D2)に沿って互いに離隔して、複数に分離される。結果として、チャンネル915は、第1及び第2の方向(D1、D2)に沿って互いに離隔して、複数形成される。
【0232】
図44及び図45に示しているように、チャンネル915の上部を部分的に除去して、第4のリセスを形成した後、前記第4のリセスを満たすコンタクトプラグ膜を、チャンネル915、第6の層間絶縁パターン860、第2のゲート絶縁パターン925、及び第12の絶縁パターン960上に形成し、これをパターニングして、チャンネル915の上面に接触するコンタクトプラグ970を形成する。
【0233】
一実施形態において、コンタクトプラグ970は、第1及び第2の方向(D1、D2)に沿って互いに離隔して、複数形成される。
【0234】
一実施形態において、コンタクトプラグ970は、上部からすると、格子状に配置される。他の実施形態において、コンタクトプラグ970は、上部からすると、ハニカム状に配置される。
【0235】
再度、図33及び図34を参照すると、第6の層間絶縁パターン860、チャンネル915、第2のゲート絶縁パターン925、及び第12の絶縁パターン960上に、コンタクトプラグ970を覆う第8の層間絶縁膜を形成し、コンタクトプラグ970の上面が露出するまで、前記第8の層間絶縁膜上部を平坦化し、これにより、コンタクトプラグ970の側壁を覆う第8の層間絶縁パターン980が形成される。
【0236】
以後、コンタクトプラグ970及び第8の層間絶縁パターン980上に、前記第1のキャパシタ構造物を形成することで、前記半導体装置の製造を完成する。
【0237】
上述したように本発明の好適な実施形態を参照して説明したが、当該技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で、本発明を様々に修正及び変更できることを理解するだろう。
【符号の説明】
【0238】
10:基板
20、30、90、110:第1乃至第4の層間絶縁膜
22、26、124、128、120:第1乃至第5の導電パターン
32、36、104、108:第1乃至第4のビア
40:モールド膜
42、44、46、48:第1乃至第4のホール
52、54、56、58:第1乃至第4の電極
62、64、485:第1乃至第3のマスク
65、67、440、640、760、870:第1、第2、第3、第4、第8、第10の開口
70、80、77、87:第1乃至第4の誘電構造物
72、74、76、82、84:第1乃至第5の誘電パターン
300、800:基板
305:アクティブパターン
310:素子分離パターン
330、925:第1、第2のゲート絶縁パターン
340、935:第1、第2のゲート電極
350:ゲートマスク
360:ゲート構造物
400、410、420:第1乃至第3の絶縁膜
405、415、425、610、620、770、780:第1乃至第7の絶縁パターン
430:第1の絶縁膜構造物
435、790:第1、第2の絶縁パターン構造物
450、470:第6、第7の導電膜
455、475:第7、第8の導電パターン
460、730:第1、第2のバリア膜
465、735:第1、第2のバリアパターン
480:第3のマスク膜
565:エッチング阻止パターン
585、685:第1、第2のキャップパターン
595:第1のビットライン構造物
600、630、650、690:第1乃至第4のスペーサ
635:エアスペーサ
660:予備スペーサ構造物
665:スペーサ構造物
675:下部コンタクトプラグ
680:犠牲パターン
700:金属シリサイドパターン
740:第2の金属膜
745:第2の金属パターン
755:上部コンタクトプラグ
810:第8の絶縁膜
820、840、940、960:第9乃至第12の絶縁パターン
830:第2のビットライン
850、860、950、980:第5乃至第8の層間絶縁パターン
920:第2のゲート絶縁膜
930:第2のゲート電極膜
970:コンタクトプラグ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13a
図13b
図14
図15
図16
図17
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図19
図20
図21
図22
図23
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図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
図34
図35
図36
図37
図38
図39
図40
図41
図42
図43
図44
図45