(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024043588
(43)【公開日】2024-04-01
(54)【発明の名称】メッセンジャーサービスでメッセージの表示を制限するための装置及び方法。
(51)【国際特許分類】
H04L 51/21 20220101AFI20240325BHJP
G06Q 50/00 20240101ALI20240325BHJP
H04L 51/04 20220101ALI20240325BHJP
【FI】
H04L51/21
G06Q50/00 300
H04L51/04
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023151067
(22)【出願日】2023-09-19
(31)【優先権主張番号】10-2022-0118207
(32)【優先日】2022-09-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】515291063
【氏名又は名称】株式会社カカオ
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】ユン・デウォン
(72)【発明者】
【氏名】シム・キヨン
(72)【発明者】
【氏名】コ・ウンジュン
(72)【発明者】
【氏名】イ・ドゥウォン
(72)【発明者】
【氏名】イ・ジソン
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC12
(57)【要約】 (修正有)
【課題】メッセンジャーサービスでメッセージの表示を制限するための装置及び方法を提供する。
【解決手段】ユーザー端末がメッセンジャーサービスでメッセージを表示する方法は、ユーザー端末がサーバーからメッセージを受信するステップと、前記メッセージから抽出されたテキスト情報が予め設定された条件を満たす場合、サーバーから前記メッセージに対する隠し命令を受信するステップと、前記隠し命令に基づいてメッセンジャーサービスのチャットルームに前記メッセージに対応する隠しメッセージを表示するステップと、を含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザー端末がメッセンジャーサービスでメッセージを表示する方法であって、
サーバーから前記メッセージを受信するステップと、
前記メッセージから抽出されたテキスト情報が予め設定された条件を満たす場合、前記サーバーから前記メッセージに対する隠し命令を受信するステップと、
前記隠し命令に基づいて、前記メッセンジャーサービスのチャットルームに前記メッセージに対応する隠しメッセージを表示するステップと、を含む、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法において、
前記隠し命令を受信するステップの前に行われる、前記メッセージを前記チャットルームに表示するステップを含み、
前記隠しメッセージを表示するステップでは、前記隠しメッセージは前記メッセージを代替して表示される、方法。
【請求項3】
請求項2に記載の方法において、
前記メッセージに対応するプッシュメッセージを表示するステップと、
前記隠し命令に基づいて前記プッシュメッセージを前記隠しメッセージに対応する隠しプッシュメッセージに代替して表示するステップと、をさらに含む、方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法において、
前記隠しメッセージを表示するステップの後に行われる、前記サーバーから前記メッセージに従属される回答メッセージを受信するステップ(ただし、前記回答メッセージは他のユーザー端末により生成される。)と、
前記回答メッセージを前記メッセージと一緒に表示するステップと、を含む、方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法において、
前記隠しメッセージに対する表示インタラクションを獲得するステップと、
前記表示インタラクションに対応して前記隠しメッセージを前記メッセージに代替して表示するステップと、をさらに含む、方法。
【請求項6】
請求項1に記載の方法において、
前記隠しメッセージを表示するステップは、前記ユーザー端末が前記メッセンジャーサービスで前記隠しメッセージの表示設定を承認したかどうかによって行われる、方法。
【請求項7】
請求項1に記載の方法において、
前記隠しメッセージを表示するステップは、
前記テキスト情報の中の前記予め設定された条件に対応する制限テキストを識別するステップと、
前記メッセージの中の前記制限テキストを除外したテキストを表示するステップと、を含む、方法。
【請求項8】
メッセンジャーサービスでメッセージを制限して表示するユーザー端末であって、
メモリと、
前記メモリと連結されて、前記メモリに含まれた命令を実行するように構成されたプロセッサと、を有し、
前記プロセッサは、請求項1~7の何れか1つに記載の方法の各ステップを実行するように構成される、ユーザー端末。
【請求項9】
サーバーがメッセンジャーサービスでメッセージの表示を制限する方法であって、
第2ユーザー端末から前記メッセージを受信するステップと、
第1ユーザー端末に前記メッセージを伝送するステップと、
前記メッセージから抽出されたテキスト情報が予め設定された条件を満たしているかどうかを決定するステップと、
前記テキスト情報が前記予め設定された条件を満たす場合、前記メッセージに対応する隠し命令を前記第1ユーザー端末に伝送するステップと、を含む、方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法において、
前記メッセージを伝送するステップは、前記テキスト情報が前記予め設定された条件を満たす場合に行われる、方法。
【請求項11】
請求項10に記載の方法において、
前記メッセージを伝送するステップは、
前記第1ユーザー端末からメッセージ伝送の要請を獲得することに対応して行われる、方法。
【請求項12】
請求項9に記載の方法において、
前記メッセージから抽出されたテキスト情報が予め設定された条件を満たしているかどうかを決定するステップは、前記メッセージに対応するチャットルームの制限設定が活性化されたかどうかによって行われる、方法。
【請求項13】
請求項9に記載の方法において、
前記メッセージから抽出されたテキスト情報が予め設定された条件を満たしているかどうかを決定するステップは、前記テキスト情報が予め設定されたキーワードを含むかどうかを決定するステップを含む、方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法において、
前記テキスト情報が予め設定されたキーワードを含むかどうかを決定するステップは、前記テキスト情報の中の前記予め設定されたキーワードにマッチングされる制限テキストを決定するステップを含み、
前記隠し命令は、前記第2ユーザー端末が前記メッセージの中の前記制限テキストを除外したテキストを表示するようにする命令である、方法。
【請求項15】
請求項9に記載の方法において、
前記テキスト情報が前記予め設定された条件を満たすかどうかに対する決定が臨界時間の内に完了されたかどうかを識別するステップをさらに含み、
前記メッセージを伝送するステップは、前記テキスト情報が前記予め設定された条件を満たすという決定がされ、及び/又は前記臨界時間までに前記決定がされなかった場合に行われる、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はメッセンジャーサービスに関するもので、より詳しくはメッセンジャーサービスでユーザーにより提供されたメッセージを制限して表示するための技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
インターネットの使用が普及し、無線通信技術の発達に伴い、インターネットの使用年齢層が児童層にまで広がり、自由に考えや意見を表現できる様々な手段が登場するようになった。特に、スマートフォンのような無線端末機が普遍化するにつれ、時間と場所に対する制限なしに様々な人と対話できるメッセンジャーサービスが広く提供されている。
【0003】
ただし、このようなメッセンジャーサービスを通じて一部のユーザーが悪口や俗語などの有害単語を含むメッセージを伝送する場合、相手の不快感を引き起こす可能性があるにもかかわらずこれを制限するための適切な措置がなされていない。これを解決するためにメッセンジャーサービスのサーバーがすべてのメッセージをサーバーに保存、フィルタリングまたは管理する方案があるが、これは資源及びセキュリティの問題が存在するだけでなく、遅延時間の発生によってリアルタイムメッセージ伝送を期待するユーザーの不便を招く問題がある。
【0004】
これにより上述した問題点を解決でき、有害単語の表示を制限できる効果的な方法に対する要求が増大している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】大韓民国公開特許公報第10-2022-0065531号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明はメッセンジャーサービスで有害単語が含まれたメッセージの表示を制限し、サービス利用者の満足度を向上させることに目的がある。
【0007】
また、本発明はメッセンジャーサービスで有害単語が含まれたメッセージの表示を制限するにあたって発生しうる遅延時間を一定水準以下に制御してサービス利用者の満足度を向上させることに目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施例によるユーザー端末がメッセンジャーサービスでメッセージを表示する方法は、サーバーから前記メッセージを受信するステップと、前記メッセージから抽出されたテキスト情報が予め設定された条件を満たす場合、前記サーバーから前記メッセージに対する隠し命令を受信するステップと、前記隠し命令に基づいて前記メッセンジャーサービスのチャットルームに前記メッセージに対応する隠しメッセージを表示するステップと、を含む。
【0009】
また、前記隠し命令を受信するステップの前に行われる、前記メッセージを前記チャットルームに表示するステップを含み、前記隠しメッセージを表示するステップでは、前記隠しメッセージは前記メッセージを代替して表示されることができる。
【0010】
また、前記メッセージに対応するプッシュメッセージを表示するステップと、前記隠し命令に基づいて前記プッシュメッセージを前記隠しメッセージに対応する隠しプッシュメッセージに代替して表示するステップと、をさらに含む。
【0011】
また、前記隠しメッセージを表示するステップの後に行われる、前記サーバーから前記メッセージに従属される回答メッセージを受信するステップ(ただし、前記回答メッセージは他のユーザー端末により生成される。)と、前記回答メッセージを前記メッセージと一緒に表示するステップと、を含む。
【0012】
また、前記隠しメッセージに対する表示インタラクションを獲得するステップと、前記表示インタラクションに対応して前記隠しメッセージを前記メッセージに代替し表示するステップと、をさらに含む。
【0013】
また、前記隠しメッセージを表示するステップは、前記ユーザー端末が前記メッセンジャーサービスで前記隠しメッセージの表示設定を承認したかどうかによって行われることができる。
【0014】
また、前記隠しメッセージを表示するステップは、前記テキスト情報の中の前記予め設定された条件に対応する制限テキストを識別するステップと、前記メッセージの中の前記制限テキストを除外したテキストを表示するステップと、を含む。
【0015】
本発明の一実施例によりメッセンジャーサービスでメッセージを表示するユーザー端末は、メモリと、前記メモリと連結されて、前記メモリに含まれた命令を実行するように構成されたプロセッサと、を有し、前記プロセッサは、上記の各ステップを実行するように構成されることができる。具体的には、前記プロセッサは、サーバーから前記メッセージを受信するステップと、前記メッセージから抽出されたテキスト情報が予め設定された条件を満たす場合、前記サーバーから前記メッセージに対する隠し命令を受信するステップと、前記隠し命令に基づいて前記メッセンジャーサービスのチャットルームに前記メッセージに対応する隠しメッセージを表示するステップと、を実行するように構成されることができる。
【0016】
本発明の一実施例によるコンピュータープログラムはハードウェアと結合されて上述した方法を実行させるために媒体に保存されることができる。
【0017】
本発明の一実施例によるサーバーがメッセンジャーサービスでメッセージの表示を制限する方法は、第2ユーザー端末から前記メッセージを受信するステップと、第1ユーザー端末に前記メッセージを伝送するステップと、前記メッセージから抽出されたテキスト情報が予め設定された条件を満たしているかどうかを決定するステップと、前記テキスト情報が前記予め設定された条件を満たす場合、前記メッセージに対応する隠し命令を前記第1ユーザー端末に伝送するステップと、を含む。
【0018】
また、前記メッセージを伝送するステップは、前記テキスト情報が前記予め設定された条件を満たす場合に行われることができる。
【0019】
また、前記メッセージを伝送するステップは、前記第1ユーザー端末からメッセージ伝送の要請を獲得することに対応して行われることができる。
【0020】
また、前記メッセージから抽出されたテキスト情報が予め設定された条件を満たしているかどうかを決定するステップは、前記メッセージに対応するチャットルームの制限設定が活性化されたかどうかによって行われることができる。
【0021】
また、前記メッセージから抽出されたテキスト情報が予め設定された条件を満たしているかどうかを決定するステップは、前記テキスト情報が予め設定されたキーワードを含むかどうかを決定するステップを含む。
【0022】
また、前記テキスト情報が予め設定されたキーワードを含むかどうかを決定するステップは、前記テキスト情報の中の前記予め設定されたキーワードにマッチングされる制限テキストを決定するステップを含み、前記隠し命令は、前記第2ユーザー端末が前記メッセージの中の前記制限テキストを除外したテキストを表示するようにする命令であることができる。
【0023】
また、前記テキスト情報が前記予め設定された条件を満たすかどうかに対する決定が臨界時間の内に完了されたかどうかを識別するステップをさらに含み、前記メッセージを伝送するステップは、前記テキスト情報が前記予め設定された条件を満たすという決定がされ、及び/又は前記臨界時間まで前記決定がされなかった場合に行われることができる。
【0024】
本発明の一実施例による、メッセンジャーサービスでメッセージの表示を制限するサーバーは、メモリと、前記メモリと連結されて、前記メモリに含まれた命令を実行するように構成されるプロセッサと、を有し、前記プロセッサは、第2ユーザー端末から前記メッセージを受信するステップと、前記メッセージを第1ユーザー端末に伝送するステップと、前記メッセージから抽出されたテキスト情報が予め設定された条件を満たす場合、前記メッセージに対応する隠し命令を第1ユーザー端末に伝送するステップと、を実行するように構成されることができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明はメッセンジャーサービスで有害単語が含まれたメッセージの表示を制限し、サービス利用者の満足感を向上させることができるという長所がある。
【0026】
また、本発明はメッセンジャーサービスで有害単語が含まれたメッセージの表示を制限するにあたって発生することができる遅延時間を一定水準以下に制御してサービス利用者の満足感を向上させることができるという長所がある。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】本発明の一実施例によるネットワーク環境の例を図示した図面である。
【
図2】本発明の一実施例による第1ユーザー端末の動作に関するフローチャートである。
【
図3】本発明の一実施例による第2ユーザー端末でメッセージを入力する第1画面及び隠しメッセージを表示する第2画面を例示したものである。
【
図4】本発明の一実施例による第1ユーザー端末及び第2ユーザー端末が同期方式に沿ってメッセージを表示する画面を例示したものである。
【
図5】本発明の一実施例による第1ユーザー端末及び第2ユーザー端末が非同期方式に沿ってメッセージを表示する画面を例示したものである。
【
図6】本発明の一実施例による第1ユーザー端末が隠しメッセージ及び原本メッセージを表示する画面を例示したものである。
【
図7】本発明の一実施例による第1ユーザー端末が隠しメッセージ及び原本メッセージを表示する他の画面を例示したものである。
【
図8】本発明の一実施例による第1ユーザー端末がプッシュ(push)メッセージを表示する他の画面を例示したものである。
【
図9】本発明の一実施例による第1ユーザー端末がチャットルームに進入する画面を例示したものである。
【
図10】本発明の一実施例による同期方式による装置の間の動作に関するフローチャートである。
【
図11】本発明の一実施例による同期方式による装置の間の動作に関する他のフローチャートである。
【
図12】本発明の一実施例による非同期方式による装置の間の動作に関するフローチャートである。
【
図13】本発明の一実施例によるハイブリッド方式による装置の間の動作に対するフローチャートである。
【
図14】本発明の一実施例によるサーバーの動作に対するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、添付された図面を参考に、本明細書に開示された実施例を詳しく説明し、図面符号に関係なく同一又は類似の構成要素は同一な参照番号を付与し、これに対する重複される説明は省略するようにする。また、本明細書に開示された実施例を説明するのにおいて関連される公知技術に対する具体的な説明が本明細書に開示された実施例の要旨を不明瞭にすると判断される場合、その詳しい説明を省略する。
【0029】
第1、第2などのような序数を含む用語は様々な構成要素を説明するのに用いることができるが、上記の構成要素は上記の用語により限定されない。上記の用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的にのみ用いられる。
【0030】
単数の表現は文脈上明白に異なる意味を持たない限り、複数の表現を含む。
【0031】
本出願で、説明される各ステップは特別な因果関係により羅列された順序に従って行われるべきである場合を除いて、羅列された順序と関係なく行われることができる。
【0032】
本出願で、「含む」または「有する」などの用語は明細書上に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、一つまたはそれ以上の他の特徴若しくは数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加可能性を予め排除しないものと理解するべきである。
【0033】
以下、添付された図面を参考にし、本発明について説明する。
【0034】
図1は本発明の一実施例によるネットワーク環境の例を図示した図面である。
【0035】
図1に図示された本発明の一実施例によるネットワーク環境はサーバー10、第1ユーザー端末20及び第2ユーザー端末30を含むことができる。
【0036】
サーバー10はメッセンジャーサービスをユーザー端末に提供する装置である。第1ユーザー端末20及び第2ユーザー端末30に例示されるユーザー端末はサーバー10が提供するメッセンジャーサービスを用いる装置である。
【0037】
メッセンジャーサービスは複数のユーザーがサーバー10により提供されるプラットホームを通じてお互いの間にメッセージを送信または受信することができるようにするサービスであることができる。ここで、メッセージは、文字(text)、写真、動画、音声ファイル、エモーティコンなど伝送可能なデータをすべて含む意味に理解できる。
【0038】
ネットワークは通信方式が制限されなく、ネットワークが含むことができる。通信網(一例に、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を活用する通信方式だけではなく近距離無線通信も含むことができる。
【0039】
サーバー10は命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供するコンピューター装置または複数のコンピューター装置で具現することができる。サーバー10はユーザー端末とネットワークを通じて通信し、情報を送受信できるサーバー10であることができる。
【0040】
サーバー10はプロセッサ11、メモリ12及び通信部13を含むことができる。
【0041】
プロセッサ11はメモリ及び通信部13の全般的な動作を制御し、ユーザー端末にメッセンジャーサービスを提供することができる。
【0042】
メモリ12は保存媒体として機能を行い、サーバー10で駆動される複数の応用プログラム、サーバー10の動作のためのデータ及び命令を保存することができる。一実施例に、メモリ12にはメッセンジャーサービスと関連されるアプリケーションが保存されることができる。
【0043】
このようなメモリ12はハードウェアとして、ROM、RAM、フラッシュドライブ、ハードドライブなどのような様々な保存機器の形態で備えられ、及び/又はウェブストレージ(webstorage)の形態で備えることができる。
【0044】
通信部13はネットワークを通じて、ユーザー端末と有線・無線方式で通信することができる。
【0045】
本発明のサーバー10は第1ユーザー端末20からメッセージを受信し、メッセージを第2ユーザー端末30に伝送して、メッセージからテキスト情報を抽出して、テキスト情報が予め設定された条件を満たすかどうかの可否を決定し、テキスト情報が予め設定された条件を満たす場合、第2ユーザー端末にメッセージに対する隠し命令を伝送する。
【0046】
ここで、メッセージは第1ユーザーが第1ユーザー端末20を通じてメッセンジャーサービスのチャットルームに入力したメッセージであることができる。メッセージが入力されるチャットルームは第1ユーザー及び第2ユーザーが参加しているチャットルームであることができる。メッセージは少なくとも一つのテキスト情報を含むことができる。
【0047】
ここで、テキスト情報は第1ユーザー端末の入力装置から獲得される少なくとも一つの文字情報であることができる。テキスト情報はメッセージの少なくとも一部を構成することができる。例えば、メッセージが文章及びエモーティコンを含む場合、該当のメッセージのテキスト情報はエモーティコンを除外した文章であることができる。
【0048】
また、テキスト情報はそのものまたはその組み合わせにより、メッセージに少なくとも一つの意味を有することができる。ここで、少なくとも一つの意味は相手に不快感を与える悪口、俗語及び不適切な表現など(以下、「制限表現」)を含むことができる。
【0049】
ここで、予め設定された条件はテキスト情報に制限表現が含まれているか否かを決定するための条件であることができる。より詳しくは、サーバー10は予め保存された制限表現のリストまたは制限表現をフィルタリングするためのマッチングアルゴリズム(以下、「辞書情報」)などに基づいてテキスト情報に制限表現が存在するかどうかを判断することができる。サーバー10は辞書情報とテキスト情報を単純比較しマッチングの可否を判断し、及び/又は予め定められた類似の判断基準に基づいて辞書情報とテキスト情報の間の類似度を判断することができる。類似度が臨界値以上であるか否かによりサーバー10はテキスト情報に制限表現が含まれているかどうかを決定することができる。
【0050】
ここで、隠し命令は第1ユーザー端末20により生成されたメッセージをメッセンジャーサービスのチャットルームに隠しメッセージに変換して表示するように制御する命令であることができる。ここで、隠しメッセージはメッセージの一部または全部が表示されない他のメッセージであることができる。サーバー10が隠し命令を第2ユーザー端末30に伝送する場合、第2ユーザー端末30はチャットルームにメッセージに対応する隠しメッセージを表示することができる。チャットルームにメッセージが既に表示されている場合、隠しメッセージは既に表示されているメッセージを代替し表示することができる。
【0051】
ここで、サーバー10が第2ユーザー端末30にメッセージを伝送する動作と、テキスト情報が予め設定された条件を満たすかどうかを決定する動作は順番に関係なく行われることができる。
【0052】
第1ユーザー端末20はサーバー10から原本メッセージまたは隠し命令を受信し、ユーザーから表示入力を獲得する端末装置である。第1ユーザー端末20は通信部21、入力部22、出力部23、メモリ24及びプロセッサ25を含むことができる。
【0053】
通信部21はサーバー10または他の端末と有線・無線方式に通信することができる。
【0054】
入力部22はユーザーの操作及び入力行為により様々な情報の入力を受けることができる。このような入力部はタッチスクリーンモジュール、キーボード、マウス、ボタン、カメラ、スタイラス及びマイクロフォンなどになることができる。
【0055】
第1ユーザー端末20は入力部22を通じてユーザーのインタラクションの入力を受けることができる。インタラクションとはユーザーが入力部22を操作し、ユーザーの選択または意図などが反映された情報を第1ユーザー端末20に入力することを意味する。例えば、インタラクションはタッチスクリーンのタッチ、マウスのクリック、キーボードのタイピング、マイクロフォンの音の入力、カメラのイメージの撮影、動作センサーの動作の認識などになることができる。
【0056】
出力部23は様々な情報の出力ができる。出力部23はディスプレイ装置、スピーカー、振動発生装置及び触覚発生装置などになることができる。場合によって、出力部23はユーザー端末と有線または無線通信(例えば、ブルートゥース(登録商標)などの近距離無線通信)で連結され、信号の伝達を受けて出力する装置(例えば、ブルートゥース(登録商標)イヤホン)であることができる。
【0057】
メモリ24は保存媒体として機能を行って、ユーザー端末で駆動される複数の応用プログラム、第1ユーザー端末20の動作のためのデータ及び命令語を保存することができる。このようなメモリはハードウェアとして、ROM、RAM、フラッシュドライブ、ハードドライブなどのような様々な保存機器の形態で備えられ、及び/又はウェブストレージ(webstorage)の形態で備えることができる。一実施例に、メモリ24にはメッセンジャーサービスと関連されるアプリケーション(以下、「アプリケーション」)が保存されることができる。
【0058】
プロセッサ25は通信部21、入力部22、出力部23及びメモリ24の全般的な動作を制御してアプリケーションを実行することができる。
【0059】
本発明の第1ユーザー端末20はサーバー10からメッセージを受信し、メッセージから抽出されたテキスト情報が予め設定された条件を満たす場合、サーバー10からメッセージに対する隠し命令を受信し、隠し命令に基づいてメッセンジャーサービスのチャットルームにメッセージに対応する隠しメッセージを表示する。
【0060】
第2ユーザー端末30は本発明で第2ユーザーに対応する端末装置であり、第1ユーザー端末20と同一又は類似の端末装置である。第2ユーザーは第1ユーザーと同一なチャットルームに参加したユーザーである。第2ユーザー端末30は通信部31、入力部32、出力部33、メモリ34及びプロセッサ35を含むことができる。第2ユーザー端末30が含む各細部構成は第1ユーザー端末20が含む各細部構成と実質的に同一な機能を行う。第2ユーザー端末30はサーバー10から第1ユーザー端末20により生成されたメッセージを受信及び表示することができる。
【0061】
図2は本発明の一実施例による第1ユーザー端末20の動作に対するフローチャートである。
【0062】
図2の各ステップ(段階)は特別な因果関係により羅列された順番に従って行わなければならない場合を除外し、羅列された順番と関係なく行うことができる。しかし、以下では説明の便宜のために上述した各ステップが羅列された順番により行われることを仮定して説明するようにする。
【0063】
ステップS110で、第1ユーザー端末20はサーバー10からメッセージを受信する。
【0064】
メッセージは第2ユーザーが第2ユーザー端末30を通じて、メッセンジャーサービスのチャットルームに入力したテキスト情報を含むメッセージであることができる。ここで、チャットルームは第1ユーザーが参加したチャットルームであることができる。以下で、メッセージは隠しメッセージと区分するために原本メッセージと呼ばれることができる。
【0065】
ステップS120で、第1ユーザー端末20はメッセージから抽出されたテキスト情報が予め設定された条件に該当する場合、サーバー10からメッセージに対する隠し命令を受信する。
【0066】
隠し命令は原本メッセージを制限し表示するようにするための制御命令であることができる。隠し命令により第1ユーザー端末20は原本メッセージを初めから表示しなく原本メッセージに対する隠しメッセージを表示し、及び/又は原本メッセージを一応表示した後に隠しメッセージに代替することができる。
【0067】
原本メッセージからテキスト情報を抽出する動作または抽出されたテキスト情報が予め設定された条件に該当するかどうかを決定する動作はサーバー10により行われることができる。ステップS110及びステップS120が行われる順番は本発明の実施例により異なることができる。
【0068】
本発明の第1実施例によれば、ステップS120でテキスト情報が予め設定された条件に該当するかどうかに対するサーバー10の判断の後にステップS110が行われることができる。例えば、メッセージのテキスト情報が予め設定された条件に該当する場合、サーバー10は第1ユーザー端末20に隠し命令と一緒にメッセージを伝送することができる。逆に、メッセージのテキスト情報が予め設定された条件に該当しない場合、サーバー10は第1ユーザー端末20に隠し命令の伝送なしにメッセージを伝送することができる。
【0069】
したがって、本発明の第1実施例によれば、第1ユーザー端末20はメッセージのテキスト情報が予め設定された条件を満たすかどうかに対する判断の後にメッセージを受信することができる。また、テキスト情報が予め設定された条件を満たす場合、隠し命令を一緒に受信することができる。第1実施例を「同期方式」と呼ぶことができる。第1実施例に関する詳しい説明は以下の
図10を参考にして後述するようにする。
【0070】
本発明の第2実施例によれば、ステップS120でテキスト情報が予め設定された条件に該当するかどうかに対するサーバー10の判断の前でもステップS110の動作が行われることができる。
【0071】
例えば、サーバー10は第2ユーザー端末30からメッセージを獲得すれば、ステップS120の遂行または完了の可否と関係なく該当のメッセージを第1ユーザー端末20に伝送することができる。この後、ステップS120により該当のメッセージに含まれたテキスト情報が予め設定された条件を満たす場合、第1ユーザー端末20に隠し命令を伝送することができる。
【0072】
したがって、本発明の第2実施例によれば、第1ユーザー端末20がサーバー10から受信したメッセージをメッセンジャーサービスのチャットルームに先に表示し、この後、サーバー10から隠し命令を獲得することに対応しメッセージを隠しメッセージに代替する後続動作を行うことができる。第2実施例を「非同期方式」と呼ぶことができる。第2実施例に対する詳しい説明は以下
図11及び
図12お参考にして後述するようにする。
【0073】
本発明の第3実施例によれば、ステップS130で第1ユーザー端末20が表示した隠しメッセージに対する入力を獲得することに対応して、ステップS110が行われることができる。より詳しくは、後述するステップS130により第1ユーザー端末20は隠しメッセージを表示し、サーバー10から原本メッセージは受信しないことができる。この後、第1ユーザー端末20で原本メッセージの獲得のためのトリガ条件が満たされれば、ステップS110が行われることができる。第3実施例は「同期方式」の場合にのみ適用することができる。第3実施例に対する詳しい説明は以下
図11を参考にして後述するようにする。
【0074】
ステップS130で、第1ユーザー端末20は隠し命令に基づいて、メッセンジャーサービスのチャットルームにメッセージに対応する隠しメッセージを表示する。
【0075】
メッセージに対応する隠しメッセージを表示する動作は、該当のメッセージがチャットルームで既に表示されたかどうかによって異なるように行われることができる。詳しくは該当のメッセージがチャットルームに既に表示されている場合、ステップS130の動作は該当のメッセージを隠しメッセージに代替し表示する動作を含むことができる。該当のメッセージが初めからチャットルームに表示されない場合、ステップS130の動作は隠しメッセージを単純に表示する動作で行われることができる。
【0076】
該当のメッセージが既にチャットルームに表示されている場合とは、該当のチャットルームに参加した少なくとも一つのユーザーの端末装置に該当のメッセージが伝送された場合を意味し、第1ユーザー端末20の画面に単純に「伝送中」である状態に表示された場合を意味するものではないこともある。
【0077】
隠しメッセージにはメッセージに他人の不快感を誘発することができる「制限表現」が含まれており、表示を制限したことを意味する説明文句が含まれることができる。
【0078】
図3は本発明の一実施例による第2ユーザー端末30でメッセージを入力する第1画面300a及び隠しメッセージを表示する第2画面300bを例示したものである。
【0079】
第1画面300a及び第2画面300bは第2ユーザー端末30に表示されるメッセンジャーサービスのチャットルームに対する画面である。チャットルームは第1ユーザー及び第2ユーザーが参加したチャットルームであることができる。望ましくは、チャットルームは該当のチャットルームの開設者により管理され、複数のユーザーが参加できる公開チャットルームでありうる。
【0080】
第2ユーザーは第2ユーザー端末30を通じて第1画面300aにメッセージ310を入力することができる。メッセージ310は少なくとも一つのテキスト情報を含むことができる。
図3を参照すると、第1画面300aに入力されたメッセージ310に含まれたテキスト情報は制限表現(「くそ」)を含むことができる。サーバー10は第2ユーザーが第2ユーザー端末30を通じてチャットルームにメッセージを入力してサーバー10に伝送すれば、入力されたメッセージに含まれたテキスト情報が予め設定された条件を満たすかどうかを判断することができる。詳しくは、サーバー10はメッセージ310に含まれたテキスト情報の中の制限表現が存在するかどうかを判断することができる。例えば、メッセージ310に含まれた少なくとも一つのテキスト情報の中の隠し命令に対応する「くそ」を識別することができる。
【0081】
サーバー10がメッセージ310に含まれたテキスト情報が予め設定された条件を満たすと判断する場合、サーバー10はメッセージ310を隠しメッセージ330に代替し表示するように隠し命令を提供することができる。ここで、サーバー10から提供される隠し命令はチャットルームに含まれたすべてのユーザーのユーザー端末に伝送されることができる。例えば、サーバー10は隠し命令を第1ユーザー端末20及び第2ユーザー端末30に伝送することができる。
【0082】
図3を参照すると、第2ユーザー端末30はサーバー10から提供を受けた隠し命令に基づいて隠しメッセージ330をチャットルームに表示することができる。
【0083】
図4は本発明の一実施例による第1ユーザー端末20及び第2ユーザー端末30が同期方式によってメッセージを表示する画面を例示したものである。
【0084】
図4を参照すると、第2ユーザーがメッセージを入力した後、第2ユーザー端末30には第2-1画面410a及び第2―2画面410bが表示されて、第1ユーザー端末20には第1―1画面430a及び第1-2画面430bが表示されることができる。
【0085】
第2-1画面410aと第1-1画面430aはそれぞれ第2ユーザー端末30と第1ユーザー端末10にお互いに同一な時点に表示された画面でありうる。また、第2-2画面410bと第1-2画面430bはそれぞれ第2ユーザー端末30と第1ユーザー端末10にお互いに同一な時点に表示された画面でありうる。
【0086】
上述した同期方式によって、サーバー10は第2ユーザー端末30が伝送したメッセージに含まれたテキスト情報が予め設定された条件を満たすかどうかを判断(以下、「フィルタリング動作」)する前まで、メッセージを他のユーザー端末に伝送しないことができる。ここで、他のユーザー端末はメッセージが入力されたチャットルームに参加したユーザーとして、第2ユーザーではないユーザーの端末装置でありうる。
【0087】
サーバー10がフィルタリング動作を完了する前まで、第2ユーザー端末30が入力したメッセージは第1ユーザー端末20に伝送されていないので、第1ユーザー端末20の第1-1画面430aには該当のメッセージが表示されないことができる。また、同一な時点で第2ユーザー端末30の第2-1画面410aには該当のメッセージ411の伝送が完了されていないことを示すアイコン(例:紙飛行機)がメッセージと一緒に表示されることができる。
【0088】
その後、サーバー10のフィルタリング動作が完了されて、該当のメッセージに含まれたテキスト情報が予め設定された条件を満たす場合、サーバー10は第1ユーザー端末20及び第2ユーザー端末30に隠し命令を伝送することができる。また、サーバー10は第1ユーザー端末20に隠し命令と一緒に原本メッセージを伝送することができる。
【0089】
逆に、サーバー10のフィルタリング動作の後、該当のメッセージに含まれたテキスト情報が予め設定された条件を満たさない場合、サーバー10は第1ユーザー端末20に原本メッセージを伝送することができる。
【0090】
図4を参考にすると、フィルタリング動作によりサーバー10が隠し命令を第1ユーザー端末20及び第2ユーザー端末30に隠し命令を伝送することができ、第1ユーザー端末20及び第2ユーザー端末30は隠し命令に基づいて隠しメッセージ433、413を第1―2画面430b及び2-2画面410bに表示することができる。2-2画面410bの隠しメッセージ413は第2-1画面410aのメッセージ411を代替する形態に表示されることができる。
【0091】
このように、同期方式による場合、第1ユーザーが不快感を感じる制限表現が原本メッセージに含まれていることを知っても表示することを選択しない限り、第1ユーザー端末20は原本メッセージを表示しないことができる。
【0092】
図5は本発明の一実施例による第1ユーザー端末20及び第2ユーザー端末30が非同期方式によりメッセージを表示する画面を例示したものである。
【0093】
図5を参照すると、第2ユーザーがメッセージを入力した後、第2ユーザー端末には第2-1画面510a及び第2-2画面510bが表示されて、第1ユーザー端末には第1-1画面530a及び第1-2画面530bが表示されることができる。
【0094】
第2-1画面510aと第1-1画面530aはそれぞれ第2ユーザー端末30と第1ユーザー端末10にお互い同一な時点に表示される画面でありうる。また、第2-2画面510bと第1-2画面530bはそれぞれ第2ユーザー端末30と第1ユーザー端末10にお互い同一な時点に表示される画面でありうる。
【0095】
非同期方式によって、サーバー10はフィルタリング動作を完了する前でもメッセージを他のユーザー端末に伝送することができる。
【0096】
サーバー10がフィルタリング動作を完了する前でも第2ユーザー端末30が入力したメッセージは第1ユーザー端末に伝送されるので、第1ユーザー端末20の第1-1画面530a及び第2ユーザー端末30の第2-1画面510aには該当のメッセージ531、511が表示されることができる。
【0097】
この後、サーバー10のフィルタリング動作が完了され、該当のメッセージに含まれたテキスト情報が予め設定された条件を満たす場合、サーバー10は第1ユーザー端末20及び第2ユーザー端末30に隠し命令を伝送することができる。
【0098】
図5を参照すると、フィルタリング動作によってサーバー10が第1ユーザー端末20及び第2ユーザー端末30に隠し命令を伝送することができ、第1ユーザー端末20及び第2ユーザー端末30は隠し命令に基づいて隠しメッセージ533、513を第1―2画面530b及び第2-2画面510bに表示することができる。ここで、隠しメッセージを表示する動作は、従来に第2-1画面510b及び第2-2画面530bに表示された原本メッセージを代替し表示する動作に理解することができる。
【0099】
このように、非同期方式による場合、原本メッセージを迅速に伝送できる。ただし、原本メッセージに制限表現が含まれた場合でも、第1ユーザー端末20で一時的に原本メッセージが露出されることができる。
【0100】
図6は本発明の一実施例による第1ユーザー端末20が隠しメッセージ及び原本メッセージを表示する画面を例示したものである。
【0101】
第2ユーザーがチャットルームに入力したメッセージが予め設定された条件を満たす場合、該当のメッセージは隠しメッセージ610に代替され、第1ユーザー端末20の画面に表示されることができる。隠しメッセージ610は原本メッセージに含まれたテキスト情報の代わりに予め設定された文句を含むことができる。例えば、説明文句は原本メッセージに不適切な表現が感知されて表示を制限するという説明、原本メッセージを表示するための入力を案内する説明などに対する文句であることができる。
【0102】
第1ユーザーは第1ユーザー端末20に隠しメッセージ610と関連されたインタラクションを提供することができる。この際、インタラクションは隠しメッセージ610が表示される領域をタッチし、及び/又は指定された短縮命令に対する入力を含むことができる。
【0103】
第1ユーザー端末20はインタラクションを獲得することに対応し、隠しメッセージ610を原本メッセージ650に代替し表示することができる。具体的に、第1ユーザー端末20はインタラクションによって隠しメッセージ610と関連される予め設定された動作を行うために少なくとも一つの項目630を表示することができる。
【0104】
場合によっては、第1ユーザーのインタラクションにより表示された原本メッセージ650はチャットルームに表示された情報がリフレッシュ(refresh)される場合、再び隠しメッセージに代替されることができる。例えば、第1ユーザーが該当のチャットルームを終了してチャットルームのリストに戻った後、再びチャットルームの画面を呼び出し、及び/又はチャットルームの内で原本メッセージが表示された画面がスクロールされ、原本メッセージがもうこれ以上画面に表示されなかった後に再びスクロールされ再び表示される場合、第1ユーザーのインタラクションによって表示された原本メッセージは再び隠しメッセージに代替されることができる。
【0105】
図7は本発明の一実施例による第1ユーザー端末20が隠しメッセージ及び原本メッセージを表示する他の画面を例示したものである。
【0106】
第2ユーザー(例:スティーブ)がチャットルームに入力したメッセージに含まれたテキスト情報が予め設定された条件を満たす場合、第1ユーザー端末20はサーバー10の隠し命令により隠しメッセージ710を表示することができる。
【0107】
第1ユーザーが隠しメッセージ720に対応する原本メッセージを確認するためには
図6の実施例によって第1ユーザー端末20にインタラクションを提供することができる。
【0108】
また、該当のチャットルームに参加した他のユーザー(例:ジェニー)が自分のユーザー端末を通じて隠しメッセージ710に対応する原本メッセージを確認し、原本メッセージに対応する回答メッセージを入力することができる。この場合、第1ユーザーがインタラクションを提供しない場合でも、第1ユーザー端末20は原本メッセージが含まれた回答メッセージ730を表示することができる。
【0109】
図8は本発明の一実施例による第1ユーザー端末20がプッシュ(push)メッセージを表示する他の画面を例示したものである。
【0110】
図8を参照すると、第1ユーザー端末20がプッシュメッセージを表示する動作は非同期方式に行われることができる。
【0111】
プッシュメッセージは、第1ユーザー端末20にチャットルームの画面が表示されていない状態で第1ユーザー端末20が新規のメッセージを受信する場合に、第1ユーザー端末20の画面に表示されるお知らせメッセージであることができる。プッシュメッセージはメッセージに含まれたテキスト情報を含むことができる。第1ユーザー端末20にチャットルームの画面が表示されていない状態とは、第1ユーザー端末が有休モード(idle mode)であるか、メッセンジャーサービスと関連されたアプリケーションを実行していない場合、及び/又は該当のチャットルームに進入した状態ではない場合を含むことができる。
【0112】
第1ユーザー端末20がチャットルームの画面を表示していない状況で、第2ユーザー(例:スティーブ)が第2ユーザー端末30を通じて該当のチャットルームにメッセージを入力すると、入力されたメッセージはプッシュメッセージで第1ユーザー端末20に表示されることができる。
【0113】
例えば、第1ユーザー端末がロックモードにあり、第2ユーザーが「くそ、傘持って来ていないのに...」というテキスト情報を含むメッセージをチャットルームに入力する場合、第1ユーザー端末20のロック画面には第2ユーザーが入力したメッセージがプッシュメッセージ810で表示されることができる。第1ユーザーはプッシュメッセージ810を通じてチャットルームに進入しなくても第2ユーザーが入力したメッセージを確認することができる。
【0114】
サーバー10は第2ユーザーが入力したメッセージを第1ユーザー端末20に伝送(以下、「伝送動作」)して、該当のメッセージに含まれたテキスト情報が予め設定された条件を満たすかどうかを判断(以下、「フィルタリング動作」)することができる。非同期状態で、サーバー10は伝送動作とフィルタリング動作を独立に行うことができる。
【0115】
フィルタリング動作によって該当のメッセージに含まれたテキスト情報が予め設定された条件を満たすことに決定されると、サーバー10は第1ユーザー端末20に隠し命令を伝送することができる。
【0116】
第1ユーザー端末20は隠し命令に応答し、プッシュメッセージ810を代替する隠しプッシュメッセージ830を表示することができる。隠しプッシュメッセージ830は隠しメッセージに対応されることがありうる。第1ユーザー端末20は隠しプッシュメッセージ830を表示してすでに表示されたプッシュメッセージ810を回収することができる。
【0117】
したがって、第1ユーザー端末20はプッシュメッセージ810を回収する前までのみ表示し、回収された後にはプッシュメッセージ810の代わりに隠しプッシュメッセージ830が表示されるようになる。
【0118】
図9は本発明の一実施例による第1ユーザー端末20がチャットルームに進入する画面を例示したものである。
【0119】
図9を参照すると、チャットルームは複数のユーザーが参加できるように公開されたクループチャットルームであることができる。第1ユーザーは参加したいグループチャットルームを決定し、第1ユーザー端末20に参加インタラクションを提供してクループチャットルームに進入することができる。例えば、第1ユーザーは第1ユーザー端末20に表示されたチャットルームの説明画面900aで参加インターフェース910に対する参加インタラクションを提供することができる。第1ユーザー端末20は第1ユーザーの参加インタラクションに対応し該当のグループチャットルームの制限表現の設定に従って第1ユーザーの同意を求める画面930を表示することができる。
【0120】
ここで、制限表現の設定は該当のクループチャットルームで表示または表示の予定であるメッセージに含まれたテキスト情報が予め設定された条件を満たす場合、隠しメッセージに代替して表示するようにするための設定でありうる。
【0121】
制限表現の設定はグループチャットルームに対する設定であるので、グループチャットルームの開設者または外部の入力に基づいて、グループチャットルームの制限表現の設定が活性化または非活性化されることができる。
図9を参照すると、同意を求める画面930は該当のグループチャットルームの制限表現の設定が活性化される場合に表示されることができる。
【0122】
第1ユーザーは同意を求める画面930で「同意し参加」インターフェースに対するインタラクションを提供することによって該当のグループチャットルームに進入することができる。
【0123】
第1ユーザーがクループチャットルームに参加すると、第1ユーザーが参加した後の時点からサーバー10が該当のグループチャットルームの参加者の端末装置から獲得したメッセージが該当のグループチャットルームの画面900bに表示されることができる。また、第1ユーザー端末20は該当のグループチャットルームの進入に従って、グループチャットルームの画面900bに制限表現の設定に対する説明文句を表示することができる。説明文句はクループチャットルームの参加者が入力したメッセージに制限表現が含まれる場合、隠しメッセージに代替し表示することができることを案内する文句であることができる。
【0124】
図10から
図13までは本発明の一実施例によるネットワーク環境を構成する装置の間の動作に関するフローチャートである。装置の間の動作は同期方式、非同期方式及びハイブリッド(hybrid)方式によって異なるように行われることができる。
【0125】
同意方式とは、サーバー10が第1ユーザー端末20から受信したメッセージを解析し、解析結果に従って第1ユーザー端末20にメッセージと関連される情報を伝送する方式でありうる。
【0126】
非同期方式とは、サーバー10が解析結果を待たなく、第2ユーザー端末30から受信したメッセージを第2ユーザー端末30に伝達し、その後解析結果に従って後続情報を第1ユーザー端末20に伝送する方式でありうる。
【0127】
ハイブリッド方式とは、サーバー10が予め定められた臨界時間の内に解析結果が算出されないと、第2ユーザー端末30から受信したメッセージを一応第1ユーザー端末20に伝達し、予め定められた臨界時間の内に解析結果が算出されれば解析結果に従って第1ユーザー端末20にメッセージと関連される情報を伝送する方式でありうる。
【0128】
図10は本発明の一実施例による同期方式による装置の間の動作に対するフローチャートである。
【0129】
図10を参照すると、第2ユーザー端末30はサーバー10に原本メッセージを伝送1010し、サーバー10は原本メッセージを解析1020することができる。サーバー10の解析動作は原本メッセージに含まれたテキスト情報が予め設定された条件を満たすかどうかを決定する動作を含むことができる。
【0130】
サーバー10が解析動作に従って原本メッセージのテキスト情報が予め設定された条件を満たすものと判断されると、原本メッセージ及び隠し命令を第1ユーザー端末20に伝送1030し、該当の条件を満たさないものと判断すると、原本メッセージを第1ユーザー端末に伝送(未図示)することができる。
【0131】
第1ユーザー端末20は原本メッセージを受信したが、原本メッセージを表示しなく、受信した隠し命令に基づいて原本メッセージに対応する隠しメッセージのみを表示1040することができる。この後、第1ユーザー端末20が第1ユーザーから原本メッセージに対する表示を要請する表示入力を獲得1050すれば、第1ユーザー端末20は隠しメッセージを原本メッセージに転換1060して表示することができる。
【0132】
図10を参照すると、同期方式による場合、第2ユーザー端末30が原本メッセージkを伝送した時点から第1ユーザー端末20に原本メッセージと関連されたメッセージ(例:隠しメッセージ)が表示される時点まではt11の時間が所要されることができる。ここで、t11はサーバー10が原本メッセージを解析するのに所要される時間を含む時間でありうる。
【0133】
また、サーバー10が第1ユーザー端末20に隠し命令だけでなく、原本メッセージも一緒に伝送1030する場合、サーバーは第2ユーザー端末30から受信した原本メッセージをp1の時間保存することができる。
【0134】
図11は本発明の一実施例による同期方式による装置の間の動作に対する他のフローチャートである。
【0135】
図11を参照すると、第2ユーザー端末30はサーバー10に原本メッセージを伝送1110し、サーバー10は原本メッセージを解析1120することができる。サーバー10の解析動作は原本メッセージに含まれたテキスト情報が予め設定された条件をみたすかどうかを決定する動作を含むことができる。
【0136】
サーバー10が解析動作に従って原本メッセージのテキスト情報が予め設定された条件を満たすものと判断すれば、隠し命令を第1ユーザー端末20に伝送1030する。ここで、
図10を参考にして説明したものとことなく、原本メッセージは伝送せず、ただ隠し命令だけを伝送する。そして、該当の条件を満たさないものと判断すれば、原本メッセージを第1ユーザー端末に伝送(未図示)することができる。
【0137】
第1ユーザー端末20は受信した隠し命令に基づいて原本メッセージに対応する隠しメッセージを表示1140することができる。この後、第1ユーザー端末20が第1ユーザーから原本メッセージに対する表示を要請する表示入力を獲得1150すれば、サーバー10に原本メッセージを要請1160することができる。
【0138】
この後、サーバー10が原本メッセージの要請に応答し原本メッセージを第1ユーザー端末20に伝送1170すれば、第1ユーザー端末20は隠しメッセージを原本メッセージに転換1180して表示することができる。
【0139】
図11を参照すると、同期方式による場合、第2ユーザー端末30が原本メッセージを伝送した時点から第1ユーザー端末20に原本メッセージと関連されるメッセージ(例:隠しメッセージ)が表示される時点まではt12の時間が所要されることができる。ここで、t12はサーバー10が原本メッセージを解析するのに所要される時間を含む時間でありうる。
【0140】
また、サーバー10が第1ユーザー端末20に原本メッセージは伝送せず隠し命令のみを伝送1130する場合、サーバー10は第2ユーザー端末30から受信した原本メッセージをp2の時間保存することができる。この場合、
図10の同期方式より
図11の同期方式で、サーバー10が原本メッセージを保存しなければならない時間が長くなりうる(p1<p2)。
【0141】
図12は非同期方式による装置の間の動作に対するフローチャートである。
【0142】
図12を参照すると、第2ユーザー端末30はサーバー10に原本メッセージを伝送1210し、サーバー10は受信した原本メッセージを第1ユーザー端末20に伝送1220して解析することができる。サーバー10の伝送1220する動作は解析1230する動作に先行してまたは同時に行われることができる。解析動作は原本メッセージに含まれたテキスト情報が予め設定された条件を満たすかどうかを決定する動作を含むことができる。
【0143】
第1ユーザー端末20は受信した原本メッセージを表示1240することができる。
図12には第1ユーザー端末200が原本メッセージを表示1240することが、サーバー10がメッセージを解析1230することの後に行われるように図示されているが、第1ユーザー端末20が原本メッセージを表示1240することが、サーバー10がメッセージを解析1230することの前に行われることもできる。
【0144】
サーバー10が解析動作に従って、原本メッセージのテキスト情報が予め設定された条件を満たすものと判断すれば、隠し命令を第1ユーザー端末20に伝送1250し、予め設定された条件を満たさないものと判断すれば、手続きを終了したリ、予め設定された条件を満たさないとの結果を第1ユーザー端末20に伝達することができる。
【0145】
第1ユーザー端末20はサーバー10から受信した隠し命令に基づいて表示された原本メッセージを隠しメッセージに転換1260して表示することができる。この後、第1ユーザー端末20が第1ユーザーから原本メッセージに対する表示を要請する表示入力を獲得1270すれば、隠しメッセージを原本メッセージに再び転換1280して表示することができる。
【0146】
図12を参照すると、非同期方式による場合、第2ユーザー端末30が原本メッセージを伝送した時点から第1ユーザー端末20に原本メッセージと関連されるメッセージ(例:原本メッセージ)が表示される時点まではt2の時間が所要されることができる。ここで、t2はサーバー10が原本メッセージを解析するのに所要される時間とは関連の無い時間でありうる。
【0147】
図13は本発明の一実施例によるハイブリッド方式による装置の間の動作に対するフローチャートである。
【0148】
図13を参照すると、第2ユーザー端末30はサーバー10に原本メッセージを伝送1310し、サーバー10は原本メッセージを解析1330することができる。サーバー10の解析動作は原本メッセージに含まれたテキスト情報が予め設定された条件を満たすかどうかを決定する動作を含むことができる。
【0149】
サーバー10が解析動作に従って、原本メッセージのテキスト情報が予め設定された条件(以下、「隠し条件」)を満たすと判断すれば、原本メッセージ及び隠し命令を第1ユーザー端末20に伝送し、原本メッセージが隠し条件を満たさないものと判断すれば、原本メッセージを第1ユーザー端末に伝送(未図示)することができる。
【0150】
ここで、原本メッセージ及び隠し命令を第1ユーザー端末20に伝送する動作は後述するように一緒に行われ、及び/又は予め定められた基準に従い順次に行うことができる。
【0151】
サーバー10はメッセージの解析による結果が臨界時間Tの内に算出されるかどうかを決定1350することができる。結果算出が臨界時間Tの内に行われ、原本メッセージが隠し条件を満たす場合、サーバー10は第1ユーザー端末20に原本メッセージ及び隠し命令を伝送1351することができる。
【0152】
第1ユーザー端末20は原本メッセージを表示しなく、受信した隠し命令に基づいて原本メッセージに対応する隠しメッセージを表示1353することができる。この後、第1ユーザー端末20が第1ユーザーから原本メッセージに対する表示を要請する表示入力を獲得1370すれば、第1ユーザー端末20は原本メッセージを表示1390することができる。
【0153】
結果算出が臨界時間Tに到達するまで行われない場合、サーバー10は原本メッセージを第1ユーザー端末20に伝送し、第1ユーザー端末20はサーバー10から受信した原本メッセージを表示1354することができる。この後、臨界時間Tを経過し算出した結果により原本メッセージが隠し条件を満たす場合、サーバー10は第1ユーザー端末20に原本メッセージに対する隠し命令を伝送1356し、第1ユーザー端末20はサーバー10から受信した隠し命令に基づいて表示された原本メッセージを隠しメッセージに転換1358して表示することができる。この後、第1ユーザー端末20が第1ユーザーから原本メッセージに対する表示を要請する表示入力を獲得1370すれば、隠しメッセージを原本メッセージに転換1390して表示することができる。
【0154】
臨界時間Tはメッセンジャーサービスのチャットルームを用いるユーザーが利用に不便を感じるほどの遅延時間によって決定されることができる。ハイブリッド方式によれば、サーバー10はユーザーが遅延を体感できる程度の臨界時間に関する情報を先に獲得し、該当の臨界時間の前にメッセージの解析動作が完了される場合には同期方式を従い、該当の臨界時間に到達するまでメッセージの解析動作が完了しなければ、原本メッセージを優先伝送する非同期方式に従うことができる。
【0155】
したがって、ハイブリッド方式は同期方式と非同期方式を臨界時間Tを基準に切り替えることにより、他人に不快感を与えかねない制限表現が一時的に表示される非同期方式の問題点と、遅延時間によって利用の不便をもたらす同期方式の問題点を相互補完することができる。
【0156】
図14は本発明の一実施例によるサーバー10の動作に対するフローチャートである。
【0157】
図14のサーバー10は臨界時間を基準に同期方式または非同期方式を選択的に行うハイブリッド方式に動作することができる。
【0158】
ステップS210で、サーバー10は第2ユーザー端末30からメッセージを受信する。
【0159】
上のステップS210は
図2のステップS110に相応するステップとして理解されたい。
【0160】
ステップS220で、サーバー10はメッセージからテキスト情報を抽出し、抽出されたテキスト情報が予め設定された条件を満たすかどうかを解析する。
【0161】
ここで、予め設定された条件はテキスト情報に制限表現が含まれたかどうかを決定するための条件であることができる。より詳しくは、サーバー10は予め保存された制限表現のリストまたは制限表現をフィルタリングするためのマッチングアルゴリズム(以下、「辞書情報」)などに基づいて、テキスト情報に制限表現が存在するかどうかを判断することができる。
【0162】
ステップS230で、サーバー10はステップS220のメッセージの解析動作が臨界時間の内に完了されたかどうかを確認する。
【0163】
臨界時間はメッセンジャーサービスのチャットルームを用いるユーザーが利用に不便を感じる程度の遅延時間によって決定されることができる。例えば、臨界時間がT(sec)である場合、サーバー10はメッセージの解析を開示した後、その結果がT(sec)内に獲得されたかどうかを判断することができる。メッセージの解析を開示した後T(sec)が経過しても解析結果を獲得できなかった場合、サーバー10はメッセージの解析動作が臨界時間の内に完了されていないことを確認することができる。メッセージの解析を開示した後T(sec)に到達する前に解析結果を獲得した場合、サーバー10はメッセージの解析動作が臨界時間の内に完了されたことを確認することができる。
【0164】
サーバー10は臨界時間s内にメッセージの解析動作が完了すれば、ステップS250の動作を行い、完了しなければステップS240の動作を行う。
【0165】
ステップS240で、サーバー10は第1ユーザー端末20にメッセージを伝送する。この際、伝送されるメッセージは第2ユーザー端末30がサーバー10に伝送したメッセージであることができる。第1ユーザー端末20はサーバー10から受信したメッセージを表示することができる。
【0166】
サーバー10は第1ユーザー端末20にメッセージを伝送した後、メッセージの解析結果を獲得することができる。サーバー10がメッセージの解析結果を獲得すれば、サーバー10はステップS241を行うことができる。
【0167】
ステップS241で、サーバー10はメッセージの解析結果に基づいて、メッセージに含まれたテキストメッセージが予め設定された条件(以下、「隠し条件」)を満たすかどうかを判断する。サーバー10はメッセージが隠し条件を満たしていれば、ステップS243を行い、隠し条件を満たしていなければ手続きを終了する。
【0168】
ステップS243で、サーバー10は第1ユーザー端末20に隠し命令を伝送する。
【0169】
第1ユーザー端末20はサーバー10から受信した隠し命令に基づいて、表示されたメッセージを隠しメッセージに代替することができる。
【0170】
ステップS250で、サーバー10は臨界時間の内に獲得した解析結果によって、メッセージが隠し条件を満足するかどうかを判断する。サーバー10はメッセージが隠し条件を満たしていれば、ステップS251を行い、隠し条件を満たしていなければステップS253を行う。
【0171】
ステップS251で、サーバー10は第1ユーザー端末20にメッセージ及び隠し命令を伝送することができる。第1ユーザー端末20は受信した隠し命令に基づいてメッセージに対応する隠しメッセージを表示することができる。
【0172】
ステップS253で、サーバー10は第1ユーザー端末20にメッセージを伝送することができる。第1ユーザー端末は受信したメッセージを表示することができる。
【0173】
本発明の各実施例に開示された技術的な特徴は該当の実施例にのみ限定されるものではなく、お互いに両立不可能でない以上、各実施例に開示された技術的な特徴はお互いに異なる実施例に併合され適用できる。
【0174】
したがって、各実施例ではそれぞれの技術的な特徴を中心に説明するが、各技術的な特徴がお互いに両立不可能でない以上、お互い併合され適用できる。
【0175】
本発明は上述した実施例及び添付した図面に限定されるものではなく、本発明が属する分野で通常の知識を有するものの観点で様々な修正及び変形が可能である。したがって本発明の範囲は本明細書の請求範囲だけでなく、この請求範囲と均等なものによって定められるべきである。
【符号の説明】
【0176】
10:サーバー
20:第1ユーザー端末
30:第2ユーザー端末