(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024043891
(43)【公開日】2024-04-02
(54)【発明の名称】期限管理システム、期限管理システムの制御方法、及び情報処理装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/20 20120101AFI20240326BHJP
【FI】
G06Q50/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022149121
(22)【出願日】2022-09-20
(71)【出願人】
【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001081
【氏名又は名称】弁理士法人クシブチ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】堀井 哲也
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC34
(57)【要約】
【課題】コンテンツに対する回答の期限を管理する。
【解決手段】サーバー装置200は、パーソナルコンピューター100から、予め第1印刷物P1が送付された教材コンテンツCTに対する回答情報JRを複合機300からサーバー装置200へ送信する期限TLを示す第1期限情報TE1を受け付ける受付部211と、スマートフォン400、及び複合機300の少なくとも一方に、第1期限情報TE1に対応する第2期限情報TE2を通知する第1通知部212と、複合機300から期限TLまでに回答画像JPを受信したか否かを示す期限判定情報JDを、パーソナルコンピューター100に通知する第2通知部213と、を備え、複合機300は、回答情報JRに対応する画像を含む第2印刷物P2を読み取り、回答画像JPを生成する読取実行部314と、サーバー装置200へ回答画像JPを送信する送信部315と、を備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端末装置と、第2端末装置と、読取装置と、前記第1端末装置、前記第2端末装置、及び前記読取装置の各々と通信可能に接続される情報処理装置と、を備える期限管理システムであって、
前記情報処理装置は、
前記第1端末装置から、予め第1印刷物が送付されたコンテンツに対する回答情報を前記読取装置から前記情報処理装置へ送信する期限を示す第1期限情報を受け付ける受付部と、
前記第2端末装置、及び前記読取装置の少なくとも一方に、前記第1期限情報に対応する第2期限情報を通知する第1通知部と、
前記読取装置から前記期限までに前記回答情報に対応する画像を含む回答画像を受信したか否かを示す期限判定情報を、前記第1端末装置に通知する第2通知部と、
を備え、
前記読取装置は、
前記回答情報に対応する画像を含む第2印刷物を読み取り、前記回答画像を生成する読取実行部と、
前記情報処理装置へ前記回答画像を送信する送信部と、
を備える、期限管理システム。
【請求項2】
前記第2期限情報は、前記期限の日時情報、及び、前記期限までの期間を示す期間情報の少なくとも一方を含む、
請求項1に記載の期限管理システム。
【請求項3】
前記第1通知部は、所定のタイミングで、前記第2期限情報を通知する、
請求項1に記載の期限管理システム。
【請求項4】
前記第1通知部が前記第2端末装置へ前記第2期限情報を通知した場合には、
前記第2端末装置は、前記第2期限情報を表示し、
前記第1通知部が前記読取装置へ前記第2期限情報を通知した場合には、
前記読取装置は、前記第2期限情報を表示する、
請求項1に記載の期限管理システム。
【請求項5】
前記送信部は、前記読取実行部が前記第2印刷物の読み取りを開始した日時である開始日時を、前記情報処理装置へ送信し、
前記第2通知部は、前記開始日時に基づき、前記読取装置が前記期限までに前記回答画像を送信したか否かを判定する、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の期限管理システム。
【請求項6】
前記第2通知部は、前記読取装置が前記期限までに前記回答画像を送信していないと判定した場合に、前記読取装置が前記期限までに前記回答画像を送信していないことを示す前記期限判定情報を、前記第2端末装置に通知する、
請求項1に記載の期限管理システム。
【請求項7】
前記情報処理装置と通信可能に接続される印刷装置を更に備え、
前記第1通知部は、前記第2期限情報を前記印刷装置に通知し、
前記印刷装置は、前記第2期限情報を印刷する、
請求項1に記載の期限管理システム。
【請求項8】
前記印刷装置は、前記読取装置と一体の装置として構成される、
請求項7に記載の期限管理システム。
【請求項9】
第1端末装置と、第2端末装置と、読取装置と、前記第1端末装置、前記第2端末装置、及び前記読取装置の各々と通信可能に接続される情報処理装置と、を備える期限管理システムの制御方法であって、
前記情報処理装置は、
前記第1端末装置から、予め第1印刷物が送付されたコンテンツに対する回答情報を前記読取装置から前記情報処理装置へ送信する期限を示す第1期限情報を受け付ける受付ステップと、
前記第2端末装置、及び前記読取装置の少なくとも一方に、前記第1期限情報に対応する第2期限情報を通知する第1通知ステップと、
前記読取装置から前記期限までに前記回答情報に対応する画像を含む回答画像を受信したか否かを示す期限判定情報を、前記第1端末装置に通知する第2通知ステップと、
を実行し、
前記読取装置は、
前記回答情報に対応する画像を含む第2印刷物を読み取り、前記回答画像を生成する読取実行ステップと、
前記情報処理装置へ前記回答画像を送信する送信ステップと、
を実行する、期限管理システムの制御方法。
【請求項10】
第1端末装置、第2端末装置、及び読取装置の各々と通信可能に接続される情報処理装置であって、
前記第1端末装置から、予め第1印刷物が送付されたコンテンツに対する回答情報を前記読取装置から前記情報処理装置へ送信する期限を示す第1期限情報を受け付ける受付部と、
前記第2端末装置、及び前記読取装置の少なくとも一方に、前記第1期限情報に対応する第2期限情報を通知する第1通知部と、
前記読取装置から前記期限までに前記回答情報に対応する画像を含む回答画像を受信したか否かを示す期限判定情報を、前記第1端末装置に通知する第2通知部と、
を備える、情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、期限管理システム、期限管理システムの制御方法、及び情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、教材コンテンツを印刷するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のシステムでは、所定期限に提出が求められるテスト、学習教材等の回答の期限を管理することができない可能性があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する一態様に係る期限管理システムは、第1端末装置と、第2端末装置と、読取装置と、前記第1端末装置、前記第2端末装置、及び前記読取装置の各々と通信可能に接続される情報処理装置と、を備える期限管理システムであって、前記情報処理装置は、前記第1端末装置から、予め第1印刷物が送付されたコンテンツに対する回答情報を前記読取装置から前記情報処理装置へ送信する期限を示す第1期限情報を受け付ける受付部と、前記第2端末装置、及び前記読取装置の少なくとも一方に、前記第1期限情報に対応する第2期限情報を通知する第1通知部と、前記読取装置から前記期限までに前記回答情報に対応する画像を含む回答画像を受信したか否かを示す期限判定情報を、前記第1端末装置に通知する第2通知部と、を備え、前記読取装置は、前記回答情報に対応する画像を含む第2印刷物を読み取り、前記回答画像を生成する読取実行部と、前記情報処理装置へ前記回答画像を送信する送信部と、を備える。
【0006】
上記課題を解決する別の一態様に係る期限管理システムの制御方法は、第1端末装置と、第2端末装置と、読取装置と、前記第1端末装置、前記第2端末装置、及び前記読取装置の各々と通信可能に接続される情報処理装置と、を備える期限管理システムの制御方法であって、前記情報処理装置は、前記第1端末装置から、予め第1印刷物が送付されたコンテンツに対する回答情報を前記読取装置から前記情報処理装置へ送信する期限を示す第1期限情報を受け付ける受付ステップと、前記第2端末装置、及び前記読取装置の少なくとも一方に、前記第1期限情報に対応する第2期限情報を通知する第1通知ステップと、前記読取装置から前記期限までに前記回答情報に対応する画像を含む回答画像を受信したか否かを示す期限判定情報を、前記第1端末装置に通知する第2通知ステップと、を実行し、前記読取装置は、前記回答情報に対応する画像を含む第2印刷物を読み取り、前記回答画像を生成する読取実行ステップと、前記情報処理装置へ前記回答画像を送信する送信ステップと、を実行する。
【0007】
上記課題を解決する更に別の一態様に係る情報処理装置は、第1端末装置、第2端末装置、及び読取装置の各々と通信可能に接続される情報処理装置であって、前記第1端末装置から、予め第1印刷物が送付されたコンテンツに対する回答情報を前記読取装置から前記情報処理装置へ送信する期限を示す第1期限情報を受け付ける受付部と、前記第2端末装置、及び前記読取装置の少なくとも一方に、前記第1期限情報に対応する第2期限情報を通知する第1通知部と、前記読取装置から前記期限までに前記回答情報に対応する画像を含む回答画像を受信したか否かを示す期限判定情報を、前記第1端末装置に通知する第2通知部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本実施形態に係る期限管理システムの構成の一例を示す図。
【
図2】本実施形態に係るサーバー装置の構成の一例を示す図。
【
図3】本実施形態に係る複合機の構成の一例を示す図。
【
図5】期限管理システムの動作の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本実施形態について説明する。
【0010】
まず、
図1を参照して、本実施形態に係る期限管理システム1の構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る期限管理システム1の構成の一例を示す図である。
図1に示すように、期限管理システム1は、パーソナルコンピューター100と、サーバー装置200と、複合機300と、スマートフォン400と、を備える。
サーバー装置200は、ネットワークNWを介して、パーソナルコンピューター100、複合機300、及びスマートフォン400の各々と通信可能に接続される。ネットワークNWは、例えば、インターネットである。
本実施形態では、ネットワークNWがインターネットである場合について説明するが、これに限定されない。ネットワークNWが、例えば、LAN(Local Area Network)でもよいし、WAN(Wide Area Network)でもよい。
【0011】
複合機300は、第1複合機300Aと、第2複合機300Bとを含む。スマートフォン400は、第1スマートフォン400Aと、第2スマートフォン400Bとを含む。
図1に示すように、第1複合機300Aは、第1ユーザーUAの居室HAに配置され、第2複合機300Bは、第2ユーザーUBの居室HBに配置される。また、第1スマートフォン400Aは、第1ユーザーUAによって使用され、第2スマートフォン400Bは、第2ユーザーUBによって使用される。第1ユーザーUA、及び第2ユーザーUBの各々は、例えば、学生である。
【0012】
複合機300は、「読取装置」の一例に対応する。
また、複合機300は、「印刷装置」の一例に対応する。
本実施形態では、「読取装置」と「印刷装置」とが、複合機300として一体に構成される場合について説明するが、これに限定されない。「読取装置」と「印刷装置」とが、別体の装置として構成されてもよい。例えば、「読取装置」がスキャナーとして構成され、「印刷装置」がプリンターとして構成されてもよい。
【0013】
パーソナルコンピューター100は、教材コンテンツCTに対する回答情報JRを複合機300からサーバー装置200へ送信する期限TLを示す第1期限情報TE1をサーバー装置200へ送信する。教材コンテンツCTは、教材コンテンツCTが予め印刷され、第1印刷物P1として、第1ユーザーUA、及び第2ユーザーUBの各々に対して送付される。例えば、第1印刷物P1は、パーソナルコンピューター100からの指示に基づき、第1複合機300Aにおいて、教材コンテンツCTが予め印刷されて、第1ユーザーUAに提供される。また、第1印刷物P1は、パーソナルコンピューター100からの指示に基づき、第2複合機300Bにおいて、教材コンテンツCTが予め印刷されて、第2ユーザーUBに提供される。
教材コンテンツCTは、例えば、英語、数学等の教科の問題、又は課題である。
第1印刷物P1については、
図3を参照して更に説明する。
【0014】
本実施形態では、第1複合機300A、及び第2複合機300Bの各々が、第1印刷物P1として、所定サイズの印刷用紙に教材コンテンツCTを印刷する場合について説明する。所定サイズは、例えば、ISO(International Organization for Standardization)216で規定されるA4サイズである。すなわち、教材コンテンツCTを第1複合機300A、及び第2複合機300Bの各々で印刷することによって、第1印刷物P1として、A4サイズの印刷用紙に教材コンテンツCTが印刷される。
【0015】
また、本実施形態では、第1複合機300A、及び第2複合機300Bの各々が、ISO216で規定されるA4サイズの印刷用紙に教材コンテンツCTを印刷する場合について説明するが、これに限定されない。第1複合機300A、及び第2複合機300Bの各々が、所定サイズの印刷用紙に教材コンテンツCTを印刷すればよい。所定サイズは、例えば、ISO216で規定されるB5サイズでもよいし、ISO216で規定されるA3サイズでもよい。
【0016】
パーソナルコンピューター100は、例えば、第3ユーザーUCからの操作に応じて、第1期限情報TE1をサーバー装置200へ送信する。第1期限情報TE1は、教材コンテンツCTに対する回答情報JRを複合機300からサーバー装置200へ送信する期限TLを示す。
【0017】
パーソナルコンピューター100は、例えば、第3ユーザーUCからの操作に応じて、第1期限情報TEA1をサーバー装置200へ送信する。第1期限情報TEA1は、第1期限情報TE1の一例に対応する。第1期限情報TEA1は、教材コンテンツCTに対する回答情報JRを第1複合機300Aからサーバー装置200へ送信する期限TLを示す。換言すれば、第1期限情報TEA1は、教材コンテンツCTに対する回答情報JRを、第1ユーザーUAが第1複合機300Aからサーバー装置200へ送信する期限TLとして、第3ユーザーUCが指定する日時である。
【0018】
また、パーソナルコンピューター100は、例えば、第3ユーザーUCからの操作に応じて、第1期限情報TEB1をサーバー装置200へ送信する。第1期限情報TEB1は、第1期限情報TE1の一例に対応する。第1期限情報TEB1は、教材コンテンツCTに対する回答情報JRを第2複合機300Bからサーバー装置200へ送信する期限TLを示す。換言すれば、第1期限情報TEB1は、教材コンテンツCTに対する回答情報JRを、第2ユーザーUBが第2複合機300Bからサーバー装置200へ送信する期限TLとして、第3ユーザーUCが指定する日時である。
第3ユーザーUCは、教材コンテンツCTを第1ユーザーUA、及び第2ユーザーUBに提供するユーザーである。換言すれば、第3ユーザーUCは、教材コンテンツCTに対する回答情報JRを、第1ユーザーUA、及び第2ユーザーUBの各々に対して要求するユーザーである。第3ユーザーUCは、例えば、教師である。
回答情報JRについては、
図3を参照して更に説明する。
【0019】
教材コンテンツCTは、「コンテンツ」の一例に対応する。
第1期限情報TEA1、及び第1期限情報TEB1の各々は、「第1期限情報」の一例に対応する。本実施形態では、「第1期限情報」は、期限TLの日時を示す情報である。「日時」は、例えば、年月日、及び時刻を示す。また、「時刻」は、時分秒を示す。
本実施形態では、「コンテンツ」が教材コンテンツCTである場合について説明するが、これに限定されない。「コンテンツ」が、複合機300によって印刷され、第1ユーザーUA、及び第2ユーザーUBに対して回答を求める文書等であればよい。例えば、「コンテンツ」が、第1ユーザーUA、及び第2ユーザーUBへのアンケートであってもよい。
【0020】
パーソナルコンピューター100は、第1制御部110を備える。第1制御部110は、CPU(Central Processing Unit)等の第1プロセッサー、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の第1メモリーを備え、パーソナルコンピューター100の各部を制御する。第1メモリーは、第1制御プログラムを記憶する。また、第1メモリーが、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気的記憶装置、SSD(Solid State Drive)等の半導体記憶装置を備えてもよい。
第1制御部110では、第1プロセッサーが、第1メモリーに記憶された第1制御プログラムを読み出して処理を実行する。換言すれば、第1制御部110は、ハードウェア及びソフトウェアの協働により処理を実行する。
【0021】
第1プロセッサーは、単一のプロセッサーで構成されてもよいし、複数のプロセッサーが第1プロセッサーとして機能する構成であってもよい。
【0022】
本実施形態では、第1プロセッサーは、第1制御プログラムを実行してパーソナルコンピューター100の各部を制御するが、これに限定されない。第1制御部110が、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)を備え、ASICが、実装された機能により処理を実行してもよい。また、第1制御部110は、例えば、信号処理回路を備え、信号処理回路が、信号処理を行って処理を実行してもよい。
パーソナルコンピューター100は、「第1端末装置」の一例に対応する。
【0023】
サーバー装置200は、パーソナルコンピューター100から第1期限情報TE1を受信した場合に、複合機300、及びスマートフォン400に第1期限情報TE1に対応する第2期限情報TE2を送信することによって通知する。
【0024】
本実施形態では、サーバー装置200が、第1期限情報TE1を受信した場合に、複合機300、及びスマートフォン400に第1期限情報TE1に対応する第2期限情報TE2を送信する場合について説明するが、これに限定されない。サーバー装置200が、複合機300、及びスマートフォン400の少なくとも一方に第1期限情報TE1に対応する第2期限情報TE2を送信すればよい。
【0025】
サーバー装置200は、例えば、パーソナルコンピューター100から第1期限情報TEA1を受信した場合に、第1複合機300A、及び第1スマートフォン400Aに第1期限情報TEA1に対応する第2期限情報TEA2を送信することによって通知する。第2期限情報TEA2は、第2期限情報TE2の一例に対応する。
サーバー装置200は、例えば、パーソナルコンピューター100から第1期限情報TEB1を受信した場合に、第2複合機300B、及び第2スマートフォン400Bに第1期限情報TEB1に対応する第2期限情報TEB2を送信することによって通知する。第2期限情報TEB2は、第2期限情報TE2の一例に対応する。
【0026】
第2期限情報TE2、第2期限情報TEA2、及び第2期限情報TEB2については、
図2を参照して更に説明する。
サーバー装置200の構成については、
図2を参照して更に説明する。
サーバー装置200は、「情報処理装置」の一例に対応する。
【0027】
複合機300は、回答情報JRに対応する画像を含む第2印刷物P2を読み取り、回答画像JPを生成する。第2印刷物P2は、第1ユーザーUA、又は第2ユーザーUBが、第1印刷物P1に対して教材コンテンツCTに対する回答を記入した印刷物である。回答画像JPは、回答情報JRに対応する画像と、教材コンテンツCTに対応する画像とを含む。また、複合機300は、回答画像JPをサーバー装置200へ送信する。
また、複合機300は、第2印刷物P2の読み取りを開始した日時である開始日時TSを、サーバー装置200へ送信する。
第1印刷物P1、及び第2印刷物P2については、
図3を参照して更に説明する。
【0028】
第1複合機300Aは、第1回答情報JRAに対応する画像を含む第2印刷物P2Aを読み取り、第1回答画像JPAを生成する。第2印刷物P2Aは、第1ユーザーUAが、第1印刷物P1に対して教材コンテンツCTに対する回答を記入した印刷物である。第1回答情報JRAは、教材コンテンツCTに対する第1ユーザーUAの回答を示す。第1回答画像JPAは、第1回答情報JRAに対応する画像と、教材コンテンツCTに対応する画像とを含む。また、第1複合機300Aは、第1回答画像JPAをサーバー装置200へ送信する。
また、第1複合機300Aは、第2印刷物P2Aの読み取りを開始した日時である第1開始日時TSAを、サーバー装置200へ送信する。
第1回答情報JRAは、回答情報JRの一例に対応する。第2印刷物P2Aは、第2印刷物P2の一例に対応する。第1回答画像JPAは、回答画像JPの一例に対応する。第1開始日時TSAは、開始日時TSの一例に対応する。
第1複合機300Aの構成については、
図3を参照して更に説明する。
【0029】
第2複合機300Bは、第2回答情報JRBに対応する画像を含む第2印刷物P2Bを読み取り、第2回答画像JPBを生成する。第2印刷物P2Bは、第2ユーザーUBが、第1印刷物P1に対して教材コンテンツCTに対する回答を記入した印刷物である。第2回答情報JRBは、教材コンテンツCTに対する第2ユーザーUBの回答を示す。第2回答画像JPBは、第2回答情報JRBに対応する画像と、教材コンテンツCTに対応する画像とを含む。また、第2複合機300Bは、第2回答画像JPBをサーバー装置200へ送信する。
また、第2複合機300Bは、第2印刷物P2Bの読み取りを開始した日時である第2開始日時TSBを、サーバー装置200へ送信する。
第2回答情報JRBは、回答情報JRの一例に対応する。第2印刷物P2Bは、第2印刷物P2の一例に対応する。第2回答画像JPBは、回答画像JPの一例に対応する。第2開始日時TSBは、開始日時TSの一例に対応する。
第2複合機300Bの構成については、
図3を参照して更に説明する。
【0030】
スマートフォン400は、例えば、Wi-Fi(登録商標)等の無線通信を介して、ネットワークNWと通信可能に接続する。スマートフォン400は、第2期限情報TE2をサーバー装置200から受信する。スマートフォン400は、第1スマートフォン400A、及び第2スマートフォン400Bを含む。
【0031】
第1スマートフォン400Aは、第2期限情報TEA2をサーバー装置200から受信する。第2スマートフォン400Bは、第2期限情報TEB2をサーバー装置200から受信する。
第1スマートフォン400Aは、第2期限情報TEA2をサーバー装置200から受信した場合に、第2期限情報TEA2を示す画像を、第1スマートフォン400AのLCD(Liquid Crystal Display)に表示する。
第2スマートフォン400Bは、第2期限情報TEB2をサーバー装置200から受信した場合に、第2期限情報TEB2を示す画像を、第2スマートフォン400BのLCDに表示する。
スマートフォン400、第1スマートフォン400A、及び第2スマートフォン400Bの各々は、「第2端末装置」の一例に対応する。
【0032】
本実施形態では、第1スマートフォン400Aは、第2期限情報TEA2を受信した場合に、第2期限情報TEA2を示す画像をLCDに表示する場合について説明するが、これに限定されない。例えば、第1スマートフォン400Aは、第2期限情報TEA2として、第2期限情報TEA2を含む電子メールを受信してもよい。
また、本実施形態では、第2スマートフォン400Bは、第2期限情報TEB2を受信した場合に、第2期限情報TEB2を示す画像をLCDに表示する場合について説明するが、これに限定されない。例えば、第2スマートフォン400Bは、第2期限情報TEB2として、第2期限情報TEB2を含む電子メールを受信してもよい。
【0033】
サーバー装置200は、複合機300から開始日時TSと回答画像JPとを受信する。また、サーバー装置200は、開始日時TSと第1期限情報TE1とに基づき、期限判定情報JDを生成し、期限判定情報JDと回答画像JPとをパーソナルコンピューター100に送信する。期限判定情報JDは、複合機300から期限TLまでに回答情報JRに対応する画像を含む回答画像JPを受信したか否かを示す。
【0034】
開始日時TSは、第1開始日時TSAと第2開始日時TSBとを含む。回答画像JPは、第1回答画像JPAと、第2回答画像JPBとを含む。
サーバー装置200は、第1複合機300Aから第1開始日時TSAと第1回答画像JPAとを受信する。また、サーバー装置200は、第2複合機300Bから第2開始日時TSBと第2回答画像JPBとを受信する。
期限判定情報JDは、第1期限判定情報JDAと、第2期限判定情報JDBとを含む。第1期限判定情報JDAは、第1複合機300Aから期限TLまでに第1回答画像JPAを受信したか否かを示す。第2期限判定情報JDBは、第2複合機300Bから期限TLまでに第2回答画像JPBを受信したか否かを示す。
期限判定情報JD、第1期限判定情報JDA、及び第2期限判定情報JDBについては、
図2を参照して更に説明する。
【0035】
また、サーバー装置200は、複合機300から回答画像JPを受信した場合には、回答画像JPをパーソナルコンピューター100に送信する。回答画像JPは、第1回答画像JPAと、第2回答画像JPBとを含む。
【0036】
パーソナルコンピューター100は、サーバー装置200から期限判定情報JD、及び回答画像JPを受信する。パーソナルコンピューター100は、例えば、サーバー装置200から第1期限判定情報JDA、第1回答画像JPA、第2期限判定情報JDB、第2回答画像JPBを受信する。
パーソナルコンピューター100は、第1回答画像JPA、及び第2回答画像JPBをメモリー、例えば、HDDに記憶する。
第1期限判定情報JDAが、第1複合機300Aから期限TLまでに第1回答画像JPAを受信していないことを示す場合には、パーソナルコンピューター100は、第1ユーザーUAから期限TLまでに回答が届いていないことを示す画像をLCDに表示する。第2期限判定情報JDBが、第1複合機300Aから期限TLまでに第2回答画像JPBを受信していないことを示す場合には、パーソナルコンピューター100は、第2ユーザーUBから期限TLまでに回答が届いていないことを示す画像をLCDに表示する。
【0037】
次に、
図2を参照して、サーバー装置200の構成について説明する。
図2は、本実施形態に係るサーバー装置200の構成の一例を示す図である。
図2に示すように、サーバー装置200は、第2制御部210と、第2操作機構220と、第2表示機構230と、第2通信インターフェース240と、を備える。第2制御部210は、第2プロセッサー210A、及び第2メモリー210Bを備える。第2制御部210は、サーバー装置200の各部の動作を制御する。
また、第2制御部210には、第2操作機構220、第2表示機構230、及び第2通信インターフェース240が接続される。
【0038】
第2操作機構220は、種々のキー、ボタン等を備え、ユーザーからの操作を受け付ける。ユーザーは、例えば、サーバー装置200の管理者である。そして、第2操作機構220は、受け付けた操作に対応する操作信号を生成し、生成した操作信号を第2制御部210へ出力する。
第2表示機構230は、LCD等を備え、第2制御部210からの指示に従って、種々の画像をLCDに表示する。
第2通信インターフェース240は、コネクター及びインターフェース回路を備え、第2制御部210に接続される。本実施形態では、第2通信インターフェース240は、例えば、Ethernet(登録商標)規格に則って、パーソナルコンピューター100、複合機300、及びスマートフォン400の各々と通信するためのインターフェースである。
【0039】
第2プロセッサー210Aは、CPU、DSP(Digital Signal Processor)、マイコン等で構成される。第2プロセッサー210Aは、複数のプロセッサーにより構成されてもよいし、単一のプロセッサーで構成されてもよい。
第2プロセッサー210Aが、後述する各部の機能を実現するようにプログラムされたハードウェアであってもよい。すなわち、第2プロセッサー210Aは、第2制御プログラムPG2をハードウェア回路として搭載した構成であってもよい。この場合には、例えば、第2プロセッサー210Aは、ASIC、FPGA(Field―Programmable Gate Array)等で構成される。
以下の説明では、第2プロセッサー210Aが第2制御プログラムPG2を実行することによって、第2制御部210の各種の機能を実現する場合について説明する。
【0040】
第2メモリー210Bは、第2プロセッサー210Aが実行するプログラムや、第2プロセッサー210Aにより処理されるデータを記憶する記憶領域を有する。第2メモリー210Bは、第2プロセッサー210Aが実行する第2制御プログラムPG2、及び、サーバー装置200の動作に関する各種の画像データ、設定データ等を記憶する。
第2メモリー210Bは、プログラムやデータを不揮発的に記憶する不揮発性記憶領域を有する。第2メモリー210Bは、不揮発性記憶領域として、例えば、ROM、HDD、SSD等を備えてもよい。また、第2メモリー210Bは、揮発性記憶領域を備え、第2プロセッサー210Aが実行するプログラムや処理対象のデータを一時的に記憶するワークエリアを構成してもよい。第2メモリー210Bは、揮発性記憶領域として、例えば、RAM等を備えてもよい。
【0041】
また、
図2に示すように、第2制御部210は、受付部211、第1通知部212、第2通知部213、第2通信制御部214、及び期限記憶部215、を備える。これらの各部は、例えば、第2プロセッサー210Aが第2制御プログラムPG2を実行することによって、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現される。
【0042】
期限記憶部215は、第1期限情報TE1を記憶する。第1期限情報TE1は、第1期限情報TEA1と、第1期限情報TEB1とを含む。
第1期限情報TE1は、受付部211によってパーソナルコンピューター100から受信することによって受け付けられ、受付部211によって期限記憶部215に記憶される。
【0043】
受付部211は、パーソナルコンピューター100から第1期限情報TE1を受信することによって受け付ける。第1期限情報TE1は、第1期限情報TEA1と、第1期限情報TEB1とを含む。
本実施形態では、受付部211は、パーソナルコンピューター100から、第1期限情報TEA1、及び第1期限情報TEB1を受信することによって受け付ける。第1期限情報TEA1は、教材コンテンツCTに対する回答情報JRを第1複合機300Aからサーバー装置200へ送信する期限TLを示す。第1期限情報TEB1は、教材コンテンツCTに対する回答情報JRを第2複合機300Bからサーバー装置200へ送信する期限TLを示す。第1期限情報TEB1が示す期限TLは、例えば、第1期限情報TEA1が示す期限と同一の日時である。なお、第1期限情報TEB1が示す期限TLが、第1期限情報TEA1が示す期限とは異なる日時であってもよい。
【0044】
第1通知部212は、所定のタイミングで、複合機300、及びスマートフォン400に第1期限情報TE1に対応する第2期限情報TE2を送信することによって通知する。第2期限情報TE2は、第2期限情報TEA2と、第2期限情報TEB2とを含む。
第1通知部212は、所定のタイミングで、第1複合機300A、及び第1スマートフォン400Aに第1期限情報TEA1に対応する第2期限情報TEA2を送信することによって通知する。
第2期限情報TEA2は、期限TLの日時情報、及び、期限TLまでの期間を示す期間情報の少なくとも一方を含む。
所定のタイミングは、例えば、受付部211がパーソナルコンピューター100から第1期限情報TEA1を受け付けた第1タイミングT1を含む。第1タイミングT1では、第1通知部212は、例えば、第2期限情報TEA2として期限TLの日時情報を、第1複合機300A、及び第1スマートフォン400Aに送信する。
【0045】
本実施形態では、期限TLまでの期間が3日よりも長い第1タイミングT1で、受付部211がパーソナルコンピューター100から第1期限情報TEA1を受け付ける場合について説明する。
また、所定のタイミングは、期限TLまでの期間が3日である第2タイミングT2を含む。第2タイミングT2では、第1通知部212は、例えば、第2期限情報TEA2として、期限TLまでの期間が3日であることを示す期間情報を、第1複合機300A、及び第1スマートフォン400Aに送信する。
また、所定のタイミングは、期限TLまでの期間が1日である第3タイミングT3を含む。第3タイミングT3では、第1通知部212は、例えば、第2期限情報TEA2として、期限TLまでの期間が1日であることを示す期間情報を、第1複合機300A、及び第1スマートフォン400Aに送信する。
【0046】
本実施形態では、期限TLまでの期間が3日よりも長い第1タイミングT1で、受付部211がパーソナルコンピューター100から第1期限情報TEB1を受け付ける場合について説明する。
また、所定のタイミングは、期限TLまでの期間が3日である第2タイミングT2を含む。第2タイミングT2では、第1通知部212は、例えば、第2期限情報TEB2として、期限TLまでの期間が3日であることを示す期間情報を、第2複合機300B、及び第2スマートフォン400Bに送信する。
また、所定のタイミングは、期限TLまでの期間が1日である第3タイミングT3を含む。第3タイミングT3では、第1通知部212は、例えば、第2期限情報TEB2として、期限TLまでの期間が1日であることを示す期間情報を、第2複合機300B、及び第2スマートフォン400Bに送信する。
【0047】
本実施形態では、所定のタイミングが第1タイミングT1、第2タイミングT2、及び第3タイミングT3を含む場合について説明したが、これに限定されない。例えば、所定のタイミングが、1回又は2回のタイミングで構成されてもよい。また、例えば、所定のタイミングが4回以上のタイミングを含んでもよい。
【0048】
第2通知部213は、複合機300から開始日時TSと回答画像JPとを受信する。第2通知部213は、第1複合機300Aから第1開始日時TSAと第1回答画像JPAとを受信する。また、第2通知部213は、第2複合機300Bから第2開始日時TSBと第2回答画像JPBとを受信する。
【0049】
第2通知部213は、開始日時TSと第1期限情報TE1とに基づき、複合機300から期限TLまでに回答画像JPを受信したか否かを判定し、期限判定情報JDを生成する。
第2通知部213は、第1期限情報TEA1と第1開始日時TSAとに基づき、第1複合機300Aから期限TLまでに第1回答画像JPAを受信したか否かを判定し、第1期限判定情報JDAを生成する。第1期限判定情報JDAは、第1複合機300Aから期限TLまでに第1回答画像JPAを受信したか否かを示す。
例えば、第1開始日時TSAが、第1期限情報TEA1が示す期限TLまでの日時である場合には、第2通知部213は、以下の処理を実行する。すなわち、第2通知部213は、第1期限判定情報JDAとして、第1複合機300Aから期限TLまでに第1回答画像JPAを受信したことを示す情報を生成する。また、例えば、第1開始日時TSAが、第1期限情報TEA1が示す期限TLまでの日時ではない場合には、第2通知部213は、以下の処理を実行する。すなわち、第2通知部213は、第1期限判定情報JDAとして、第1複合機300Aから期限TLまでに第1回答画像JPAを受信していないことを示す情報を生成する。
【0050】
また、第2通知部213は、第1期限情報TEB1と第2開始日時TSBとに基づき、第2複合機300Bから期限TLまでに第2回答画像JPBを受信したか否かを判定し、第2期限判定情報JDBを生成する。第2期限判定情報JDBは、第2複合機300Bから期限TLまでに第2回答画像JPBを受信したか否かを示す。
例えば、第2開始日時TSBが、第1期限情報TEB1が示す期限TLまでの日時である場合には、第2通知部213は、以下の処理を実行する。すなわち、第2通知部213は、第2期限判定情報JDBとして、第2複合機300Bから期限TLまでに第2回答画像JPBを受信したことを示す情報を生成する。また、例えば、第2開始日時TSBが、第1期限情報TEB1が示す期限TLまでの日時ではない場合には、第2通知部213は、以下の処理を実行する。すなわち、第2期限判定情報JDBとして、第2複合機300Bから期限TLまでに第2回答画像JPBを受信していないことを示す情報を生成する。
【0051】
本実施形態では、第2通知部213が、開始日時TSと第1期限情報TE1とに基づき、複合機300から期限TLまでに回答画像JPを受信したか否かを判定し、期限判定情報JDを生成する場合について説明するが、これに限定されない。第2通知部213は、例えば、第1期限情報TE1と、回答画像JPを受信した日時とに基づき、複合機300から期限TLまでに回答画像JPを受信したか否かを判定してもよい。
例えば、回答画像JPを受信した日時が、第1期限情報TE1が示す期限TLまでの日時である場合には、第2通知部213は、以下の処理を実行する。すなわち、第2通知部213は、期限判定情報JDとして、複合機300から期限TLまでに回答画像JPを受信したことを示す情報を生成する。また、第1期限情報TE1が示す期限TLまでの日時に回答画像JPを受信していない場合には、第2通知部213は、以下の処理を実行する。すなわち、第2通知部213は、期限判定情報JDとして、複合機300から期限TLまでに回答画像JPを受信していないことを示す情報を生成する。
【0052】
また、第2通知部213は、期限判定情報JDをパーソナルコンピューター100に送信することによって通知する。期限判定情報JDは、第1期限判定情報JDAと、第2期限判定情報JDBとを含む。
第2通知部213は、例えば、第1期限判定情報JDAをパーソナルコンピューター100に送信することによって通知する。また、サーバー装置200は、例えば、第2回答画像JPBを受信したか否かを示す第2期限判定情報JDBをパーソナルコンピューター100に送信することによって通知する。
【0053】
また、複合機300から期限TLまでに回答画像JPを受信していない場合には、第2通知部213は、複合機300から期限TLまでに回答画像JPを受信していないことを、期限判定情報JDをスマートフォン400に送信することによって通知する。期限判定情報JDは、第1期限判定情報JDAと、第2期限判定情報JDBとを含む。
第2通知部213は、例えば、第1期限判定情報JDAを第1スマートフォン400Aに送信することによって通知する。また、サーバー装置200は、例えば、第2回答画像JPBを受信したか否かを示す第2期限判定情報JDBを第2スマートフォン400Bに送信することによって通知する。
【0054】
また、第2通知部213は、回答画像JPをパーソナルコンピューター100に送信する。回答画像JPは、第1回答画像JPAと第2回答画像JPBとを含む。
サーバー装置200は、例えば、第1複合機300Aから第1回答画像JPAを受信した場合には、第1回答画像JPAをパーソナルコンピューター100に送信する。また、サーバー装置200は、例えば、第2複合機300Bから第2回答画像JPBを受信した場合には、第2回答画像JPBをパーソナルコンピューター100に送信する。
【0055】
第2通信制御部214は、パーソナルコンピューター100から第1期限情報TEA1、及び第1期限情報TEB1を受信する。
また、第2通信制御部214は、所定のタイミングで、第1複合機300A、及び第1スマートフォン400Aに第2期限情報TEA2を送信する。第2通信制御部214は、所定のタイミングで、第2複合機300B、及び第2スマートフォン400Bに第2期限情報TEB2を送信する。
【0056】
第2通信制御部214は、第1複合機300Aから第1開始日時TSA、及び第1回答画像JPAを受信する。第2通信制御部214は、第2複合機300Bから第2開始日時TSB、及び第2回答画像JPBを受信する。
また、第2通信制御部214は、第1期限判定情報JDA、及び第2期限判定情報JDBをパーソナルコンピューター100へ送信する。第2通信制御部214は、第1期限判定情報JDAを第1スマートフォン400Aへ送信する。第2通信制御部214は、第2期限判定情報JDBを第2スマートフォン400Bへ送信する。第2通信制御部214は、第1回答画像JPA、及び第2回答画像JPBをパーソナルコンピューター100へ送信する。
【0057】
次に、
図3を参照して、本実施形態に係る複合機300について説明する。
図3は、本実施形態に係る複合機300の構成の一例を示す図である。複合機300は、画像読取機能と、印刷機能と、を備える。画像読取機能は、印刷用紙等の印刷媒体Mに形成された文字や画像等を読み取る機能である。印刷機能は、印刷用紙等の印刷媒体Mに、文字や画像等を印刷する機能である。
なお、
図3では、まず、第1複合機300Aについて説明する。また、第2複合機300Bの構成は、第1複合機300Aの構成と略同一であるため、以下の説明では、主に第1複合機300Aと相違する点について説明する。
図3に示すように、第1複合機300Aは、第3制御部310と、スキャナー機構320と、第3操作機構330と、第3表示機構340と、スピーカー345と、第3通信インターフェース350と、印刷機構360と、インク供給部370と、印刷媒体収容部380と、を備える。
【0058】
第3制御部310は、CPU等の第3プロセッサー310A、ROM、RAM等の第3メモリー310Bを備え、複合機300の各部を制御する。第3メモリー310Bは、第3制御プログラムPG3を記憶する。また、第3メモリー310Bが、HDD等の磁気的記憶装置、SSD等の半導体記憶装置を備えてもよい。
第3制御部310では、第3プロセッサー310Aが、第3メモリー310Bに記憶された第3制御プログラムPG3を読み出して処理を実行する。換言すれば、第3制御部310は、ハードウェア及びソフトウェアの協働により処理を実行する。
【0059】
第3プロセッサー310Aは、単一のプロセッサーで構成されてもよいし、複数のプロセッサーが第3プロセッサー310Aとして機能する構成であってもよい。
【0060】
本実施形態では、第3プロセッサー310Aは、第3制御プログラムPG3を実行して複合機300の各部を制御するが、これに限定されない。第3制御部310が、例えば、ASICを備え、ASICが、実装された機能により処理を実行してもよい。また、第3制御部310は、例えば、信号処理回路を備え、信号処理回路が、信号処理を行って処理を実行してもよい。
【0061】
スキャナー機構320は、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)、CIS(Contact Image Sensor)等のイメージセンサーを備え、印刷用紙等の印刷媒体Mに印刷された画像を読み取り、画像データを生成する。
スキャナー機構320は、画像読取機能を実行する。換言すれば、スキャナー機構320は、「読取装置」の一部を構成する。
【0062】
第3操作機構330は、第1複合機300Aに設けられた操作スイッチや、タッチパネル等の入力手段を備え、第1ユーザーUAの入力手段に対する操作を検出し、操作に対応する検出信号を第3制御部310へ出力する。第3制御部310は、第3操作機構330からの入力に基づいて、第1ユーザーUAの操作に対応する処理を実行する。
【0063】
第3表示機構340は、複数のLED(Light Emitting Diode)、表示パネル等を備え、第3制御部310の制御に従って、LEDの所定の態様での点灯、消灯及び点滅、表示パネルへの情報の表示等を実行する。
スピーカー345は、第3制御部310の制御に従って、音声を出力する。
【0064】
印刷機構360は、第3制御部310の制御に従って、インクによって、印刷用紙等の印刷媒体Mに文字、画像等を印刷する。印刷機構360は、印刷に関する構成として、印刷ヘッド361、キャリッジ362、走査モーター363、及び搬送モーター364を備える。
印刷ヘッド361は、インクジェット方式であり、インク供給部370から供給されるインクを印刷媒体Mに向けて吐出する。キャリッジ362は、印刷ヘッド361を搭載して、主走査方向Xに走査する。主走査方向Xは、副走査方向Yと交差する方向である。副走査方向Yは、印刷媒体Mの搬送方向を示す。走査モーター363は、キャリッジ362を主走査方向Xに走査させる。搬送モーター364は、印刷媒体Mを搬送方向に搬送する。
印刷機構360は、印刷機能を実行する。換言すれば、印刷機構360は、「印刷装置」の一部を構成する。
印刷機構360については、
図4を参照して更に説明する。
【0065】
インク供給部370は、インクを貯留するインクタンクを収容し、インクタンクから印刷機構360の印刷ヘッド361にインクを供給する。インク供給部370が供給するインクは、例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、及び、ブラック(K)の各色のインクである。
【0066】
印刷媒体収容部380は、印刷媒体Mを収容可能に構成される。印刷媒体Mがカット紙である場合には、印刷媒体収容部380は、収容したカット紙を搬送モーター364の搬送によって、図略の搬送路に繰り出す。印刷媒体収容部380は、印刷後の印刷媒体Mである印刷物を回収する構成を備えてもよい。印刷物を回収する構成は、カット紙を積層して載置する構成でもよい。
【0067】
次に、第1複合機300Aの第3制御部310が備える機能ブロックについて説明する。
第3制御部310は、機能ブロックとして、期限受付部311と、表示制御部312と、印刷制御部313と、読取実行部314と、送信部315と、第3通信制御部316と、操作日時記憶部317と、を備える。
第3プロセッサー310Aが第3制御プログラムPG3を実行することによって、第3プロセッサー310Aは、期限受付部311、表示制御部312、印刷制御部313、読取実行部314、送信部315、及び第3通信制御部316、として機能する。また、第3プロセッサー310Aが第3制御プログラムPG3を実行することによって、第3制御部310は、第3メモリー310Bを、操作日時記憶部317として機能させる。
また、第3制御部310は、日時を計測する計時機能を有する。また、第3制御部310は、例えば、定期的にサーバー装置200と通信することによって、計時機能の日時を調整する。
【0068】
操作日時記憶部317は、読取操作を第3操作機構330から受け付けた日時を記憶する。読取操作は、スキャナー機構320に対して印刷媒体Mに形成された画像の読取動作を指示する操作である。印刷媒体Mは、第2印刷物P2を含む。印刷媒体Mに形成された画像は、印刷媒体Mに印刷された画像、及び、印刷媒体Mにユーザーによって記入された文字等の画像を含む。読取操作は、第1ユーザーUAによって、第3操作機構330から入力される。読取操作を第3操作機構330から受け付けた日時は、読取実行部314によって操作日時記憶部317に記憶される。
【0069】
期限受付部311は、サーバー装置200から第2期限情報TEA2を受信することによって受け付ける。第2期限情報TEA2は、期限TLの日時情報、及び、期限TLまでの期間を示す期間情報の少なくとも一方を含む。
第2期限情報TEA2は、所定のタイミングでサーバー装置200から送信される。所定のタイミングは、第1タイミングT1、第2タイミングT2、及び第3タイミングT3を含む。
第1タイミングT1でサーバー装置200から送信される第2期限情報TEA2は、期限TLの日時情報を示す。第2タイミングT2でサーバー装置200から送信される第2期限情報TEA2は、期限TLまでの期間が3日であることを示す。第3タイミングT3でサーバー装置200から送信される第2期限情報TEA2は、期限TLまでの期間が1日であることを示す。
【0070】
表示制御部312は、期限受付部311がサーバー装置200から第2期限情報TEA2を受け付けた場合に、第2期限情報TEA2を第3表示機構340の表示パネルに表示する。
例えば、期限TLの日時情報を示す第2期限情報TEA2を期限受付部311が受け付けた場合には、表示制御部312は、期限TLの日時を表示パネルに表示する。また、期限TLまでの期間が3日であることを示す第2期限情報TEA2を期限受付部311が受け付けた場合には、表示制御部312は、期限TLまでの期間が3日であることを表示パネルに表示する。また、期限TLまでの期間が1日であることを示す第2期限情報TEA2を期限受付部311が受け付けた場合には、表示制御部312は、期限TLまでの期間が1日であることを表示パネルに表示する。
【0071】
印刷制御部313は、サーバー装置200から教材コンテンツCTを印刷する指示を受け付けた場合に、印刷機構360に教材コンテンツCTを印刷させ、第1印刷物P1を生成する。第1印刷物P1は、印刷用紙に教材コンテンツCTを示す画像が印刷された印刷物である。
また、印刷制御部313は、期限受付部311がサーバー装置200から第2期限情報TEA2を受け付けた場合に、第2期限情報TEA2を印刷機構360に印刷させる。
例えば、期限TLの日時情報を示す第2期限情報TEA2を期限受付部311が受け付けた場合には、印刷制御部313は、期限TLの日時を印刷する。また、期限TLまでの期間が3日であることを示す第2期限情報TEA2を期限受付部311が受け付けた場合には、印刷制御部313は、期限TLまでの期間が3日であることを印刷する。また、期限TLまでの期間が1日であることを示す第2期限情報TEA2を期限受付部311が受け付けた場合には、印刷制御部313は、期限TLまでの期間が1日であることを印刷する。
【0072】
読取実行部314は、スキャナー機構320に対して印刷媒体Mに形成された画像の読取動作を指示する操作である読取操作を第3操作機構330から受け付けた場合に、以下の処理を実行する。すなわち、読取実行部314は、読取操作を第3操作機構330から受け付けた日時を操作日時記憶部317に記憶させる。
また、読取実行部314は、スキャナー機構320に対して印刷媒体Mに印刷された画像の読取動作を実行し、読取画像を生成する。
そして、読取実行部314は、読取画像が、第2印刷物P2に対応する画像である場合に、読取画像を第1回答画像JPAであると判定する。第2印刷物P2は、第1印刷物P1に対して、第1ユーザーUAが、教材コンテンツCTに対する回答を記入した印刷物である。第1回答画像JPAは、教材コンテンツCTを示す画像と、教材コンテンツCTに対する第1ユーザーUAの回答を示す回答情報JRに対応する画像と、を含む。
読取実行部314は、例えば、読取画像が、教材コンテンツCTに対応する画像を含む場合に、読取画像を第1回答画像JPAであると判定する。そして、読取実行部314は、読取操作を第3操作機構330から受け付けた日時を、第1開始日時TSAとして決定する。
【0073】
送信部315は、第1開始日時TSAと第1回答画像JPAとをサーバー装置200へ送信する。
【0074】
第3通信制御部316は、サーバー装置200から第2期限情報TEA2を受信する。
また、第3通信制御部316は、第1開始日時TSAと第1回答画像JPAとをサーバー装置200へ送信する。
【0075】
次に、第2複合機300Bの第3制御部310が、第1複合機300Aの第3制御部310と相違する点について主に説明する。
操作日時記憶部317は、読取操作を第3操作機構330から受け付けた日時を記憶する。読取操作は、スキャナー機構320に対して印刷媒体Mに印刷された画像の読取動作を指示する操作である。読取操作は、第2ユーザーUBによって、第3操作機構330から入力される。
期限受付部311は、サーバー装置200から第2期限情報TEB2を受信することによって受け付ける。
表示制御部312は、期限受付部311がサーバー装置200から第2期限情報TEB2を受け付けた場合に、第2期限情報TEB2を第3表示機構340の表示パネルに表示する。
印刷制御部313は、期限受付部311がサーバー装置200から第2期限情報TEB2を受け付けた場合に、第2期限情報TEB2を印刷機構360に印刷させる。
【0076】
そして、読取実行部314は、読取画像が、第2印刷物P2に対応する画像である場合に、読取画像を第2回答画像JPBであると判定する。第2印刷物P2は、第1印刷物P1に対して、第2ユーザーUBが、教材コンテンツCTに対する回答を記入した印刷物である。第2回答画像JPBは、教材コンテンツCTを示す画像と、教材コンテンツCTに対する第2ユーザーUBの回答を示す回答情報JRに対応する画像と、を含む。
読取実行部314は、例えば、読取画像が、教材コンテンツCTに対応する画像を含む場合に、読取画像を第2回答画像JPBであると判定する。そして、読取実行部314は、読取操作を第3操作機構330から受け付けた日時を、第2開始日時TSBとして設定する。
送信部315は、第2開始日時TSBと第2回答画像JPBとをサーバー装置200へ送信する。
【0077】
第3通信制御部316は、サーバー装置200から第2期限情報TEB2を受信する。
また、第3通信制御部316は、第2開始日時TSBと第2回答画像JPBとをサーバー装置200へ送信する。
【0078】
次に、
図4を参照して、印刷機構360の構成について説明する。
図4は、印刷機構360の構成の一例を示す斜視図である。
図4に示すように、印刷機構360は、キャリッジ362と、走査モーター363と、紙送りローラー365と、牽引ベルト366と、ガイドレール367と、プラテン368と、印刷媒体収容部380と、を備える。
紙送りローラー365は、搬送モーター364によって駆動される。牽引ベルト366は、走査モーター363によって駆動される。ガイドレール367は、キャリッジ362を主走査方向Xに移動可能に支持する。キャリッジ362は、ガイドレール367に支持されて、走査モーター363によって、牽引ベルト366を介して主走査方向Xに駆動される。
キャリッジ362には、ヘッドユニット36Aが搭載される。
【0079】
ヘッドユニット36Aは、複数個(例えば4個)のインクカートリッジ36Bと、印刷ヘッド361と、を有する。インクカートリッジ36Bは、インク供給部370に含まれる。
複数個のインクカートリッジ36Bは、キャリッジ362に対して着脱可能である。複数個のインクカートリッジ36Bには、それぞれ異なる色のインクが収容される。例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、及び、ブラック(K)のインクが、インクカートリッジ36Bに収容される。インクカートリッジ36Bに収容されたインクは、印刷ヘッド361に供給される。
【0080】
印刷ヘッド361は、ノズル36C等を有する。ノズル36Cは、印刷ヘッド361のプラテン368と対向する面に、副走査方向Yに沿って複数個配置される。印刷ヘッド361は、ノズル36Cから印刷媒体Mに向けてインクを吐出する。
【0081】
印刷媒体Mは、印刷媒体収容部380から紙送りローラー365に巻き付けられて、プラテン368の表面に沿って、副走査方向Yへ搬送される。キャリッジ362は、走査モーター363によって駆動される牽引ベルト366に牽引されて、ガイドレール367に沿って主走査方向Xに移動する。そして、キャリッジ362に搭載された印刷ヘッド361も、主走査方向Xに移動する。
なお、主走査方向Xは、副走査方向Yに対して直交する方向である。
【0082】
このような構成を有するため、印刷機構360は、印刷ヘッド361が主走査方向Xに移動しながらノズル36Cからインクを吐出する液体吐出動作と、印刷媒体Mを副走査方向Yに搬送する搬送動作と、を交互に繰り返す。その結果、印刷機構360は、印刷媒体Mに文字、図形等の画像を印刷する。
【0083】
次に、
図5を参照して、期限管理システム1の動作について説明する。
図5は、期限管理システム1の動作の一例を示すフローチャートである。なお、
図5では、便宜上、複合機300の一例として、第1複合機300Aを記載し、スマートフォン400の一例として、第1スマートフォン400Aを記載する。換言すれば、
図5では、第2複合機300Bの記載を省略し、第2スマートフォン400Bの記載を省略する。また、
図5では、便宜上、期限管理システム1の動作の概要を記載し、期限管理システム1の動作の詳細については記載していない。
【0084】
図5に示すように、ステップS101において、パーソナルコンピューター100は、第1期限情報TEA1をサーバー装置200へ送信する。第1期限情報TEA1は、教材コンテンツCTに対する回答情報JRを、第1ユーザーUAが第1複合機300Aからサーバー装置200へ送信する期限TLとして、第3ユーザーUCが指定する日時である。
次に、ステップS103において、サーバー装置200の受付部211は、パーソナルコンピューター100から第1期限情報TEA1を受信することによって受け付ける。
次に、ステップS105において、サーバー装置200の第1通知部212は、所定のタイミングで、第1複合機300A、及び第1スマートフォン400Aに第1期限情報TEA1に対応する第2期限情報TEA2を送信することによって通知する。
【0085】
次に、ステップS107において、第1複合機300Aの期限受付部311は、サーバー装置200から第2期限情報TEA2を受信することによって受け付ける。第2期限情報TEA2は、期限TLの日時情報、及び、期限TLまでの期間を示す期間情報の少なくとも一方を含む。
次に、ステップS109において、第1スマートフォン400Aは、サーバー装置200から第2期限情報TEA2を受信することによって受け付ける。
次に、ステップS111において、第1複合機300Aの表示制御部312は、第2期限情報TEA2を第3表示機構340の表示パネルに表示し、第1複合機300Aの印刷制御部313は、第2期限情報TEA2を印刷機構360に印刷させる。
【0086】
次に、ステップS113において、第1複合機300Aの読取実行部314は、第2印刷物P2に対する読取操作を第3操作機構330から受け付けたか否かを判定する。
第2印刷物P2に対する読取操作を第3操作機構330から受け付けていないと読取実行部314が判定した場合(ステップS113;NO)には、処理が待機状態になる。第2印刷物P2に対する読取操作を第3操作機構330から受け付けたと読取実行部314が判定した場合(ステップS113;YES)には、処理がステップS115へ進む。
そして、ステップS115において、第1複合機300Aの読取実行部314は、第2印刷物P2に印刷された画像の読取動作を実行し、第1回答画像JPAを生成する。第1回答画像JPAは、教材コンテンツCTを示す画像と、教材コンテンツCTに対する第1ユーザーUAの回答を示す回答情報JRに対応する画像と、を含む。
【0087】
次に、ステップS117において、第1複合機300Aの送信部315は、第1開始日時TSAと第1回答画像JPAとをサーバー装置200へ送信する。第1開始日時TSAは、第2印刷物P2に対する読取操作を第3操作機構330から受け付けた日時を示す。
次に、ステップS119において、サーバー装置200の第2通知部213は、第1開始日時TSAと第1回答画像JPAとを受信する。そして、サーバー装置200の第2通知部213は、第1期限情報TEA1と第1開始日時TSAとに基づき、第1期限判定情報JDAを生成する。
次に、ステップS121において、サーバー装置200の第2通知部213は、第1期限判定情報JDAをパーソナルコンピューター100、及び第1スマートフォン400Aへ送信する。
次に、ステップS123において、パーソナルコンピューター100は、第1期限判定情報JDAを受信する。
次に、ステップS125において、第1スマートフォン400Aは、第1期限判定情報JDAを受信する。その後、処理が終了する。
【0088】
なお、ステップS103は、「受付ステップ」の一例に対応する。ステップS105は、「第1通知ステップ」の一例に対応する。ステップS121は、「第2通知ステップ」の一例に対応する。ステップS115は、「読取実行ステップ」の一例に対応する。ステップS117は、「送信ステップ」の一例に対応する。
【0089】
以上、
図1~
図5を参照して説明したように、本実施形態に係る期限管理システム1は、パーソナルコンピューター100と、スマートフォン400と、複合機300と、パーソナルコンピューター100、スマートフォン400及び複合機300の各々と通信可能に接続されるサーバー装置200と、を備える期限管理システム1であって、サーバー装置200は、パーソナルコンピューター100から、予め第1印刷物P1が送付された教材コンテンツCTに対する回答情報JRを複合機300からサーバー装置200へ送信する期限TLを示す第1期限情報TE1を受け付ける受付部211と、スマートフォン400、及び複合機300の少なくとも一方に、第1期限情報TE1に対応する第2期限情報TE2を通知する第1通知部212と、複合機300から期限TLまでに回答情報JRに対応する画像を含む回答画像JPを受信したか否かを示す期限判定情報JDを、パーソナルコンピューター100に通知する第2通知部213と、を備え、複合機300は、回答情報JRに対応する画像を含む第2印刷物P2を読み取り、回答画像JPを生成する読取実行部314と、サーバー装置200へ回答画像JPを送信する送信部315と、を備える。
【0090】
この構成によれば、サーバー装置200は、パーソナルコンピューター100から、教材コンテンツCTに対する回答情報JRを複合機300からサーバー装置200へ送信する期限TLを示す第1期限情報TE1を受け付ける。また、サーバー装置200は、スマートフォン400、及び複合機300の少なくとも一方に、第1期限情報TE1に対応する第2期限情報TE2を通知する。複合機300は、回答情報JRに対応する画像を含む第2印刷物P2を読み取り、回答画像JPを生成し、サーバー装置200へ回答画像JPを送信する。サーバー装置200は、複合機300から期限TLまでに回答情報JRに対応する画像を含む回答画像JPを受信したか否かを示す期限判定情報JDを、パーソナルコンピューター100に通知する。
よって、複合機300から期限TLまでに回答画像JPを受信したか否かを示す期限判定情報JDを、パーソナルコンピューター100に通知するため、パーソナルコンピューター100のユーザーは、期限TLまでに回答画像JPを受信したか否かを確認できる。したがって、パーソナルコンピューター100のユーザー、すなわち、第3ユーザーUCは、期限TLを容易に管理できる。
【0091】
また、本実施形態に係る期限管理システム1において、第2期限情報TE2は、期限TLの日時情報、及び、期限TLまでの期間を示す期間情報の少なくとも一方を含む。
【0092】
この構成によれば、第2期限情報TE2は、期限TLの日時情報、及び、期限TLまでの期間を示す期間情報の少なくとも一方を含む。
また、第2期限情報TE2は、サーバー装置200によって、スマートフォン400、及び複合機300の少なくとも一方に通知される。よって、スマートフォン400、及び複合機300のユーザーは、期限TLの日時情報、及び、期限TLまでの期間を示す期間情報の少なくとも一方を確認できる。すなわち、第1ユーザーUA、及び第2ユーザーUBは、期限TLの日時情報、及び、期限TLまでの期間を示す期間情報の少なくとも一方を確認できる。したがって、第1ユーザーUA、及び第2ユーザーUBの利便性を向上できる。例えば、第2期限情報TE2が、期限TLまでの期間を示す期間情報を含む場合には、第1ユーザーUA、及び第2ユーザーUBは、期限TLまでの期間を確認できる。その結果、第1ユーザーUA、及び第2ユーザーUBの利便性を向上できる。
【0093】
また、本実施形態に係る期限管理システム1において、第1通知部212は、所定のタイミングで、第2期限情報TE2を通知する。
【0094】
この構成によれば、所定のタイミングを適正に設定することによって、第1ユーザーUA、及び第2ユーザーUBの利便性を向上できる。例えば、回答情報JRを生成するために要する期間が、例えば、1日間である場合には、所定のタイミングを、例えば、期限TLの3日前と、期限TLの1日とに設定すればよい。このように、回答情報JRを生成するために要する期間に応じて、所定のタイミングを設定することによって、第1ユーザーUA、及び第2ユーザーUBの利便性を向上できる。
【0095】
また、本実施形態に係る期限管理システム1において、第1通知部212がスマートフォン400へ第2期限情報TE2を通知した場合には、スマートフォン400は、第2期限情報TE2を表示し、第1通知部212が複合機300へ第2期限情報TE2を通知した場合には、複合機300は、第2期限情報TE2を表示する。
【0096】
この構成によれば、スマートフォン400及び複合機300の各々は、第2期限情報TE2を表示するため、スマートフォン400及び複合機300のユーザーは、第1期限情報TE1に対応する第2期限情報TE2を確認できる。すなわち、第1ユーザーUA、及び第2ユーザーUBは、回答情報JRを複合機300からサーバー装置200へ送信する期限TLを確認できる。したがって、第1ユーザーUA、及び第2ユーザーUBの利便性を向上できる。
【0097】
また、本実施形態に係る期限管理システム1において、送信部315は、読取実行部314が第2印刷物P2の読み取りを開始した日時である開始日時TSを、サーバー装置200へ送信し、第2通知部213は、開始日時TSに基づき、複合機300が期限TLまでに回答画像JPを送信したか否かを判定する。
【0098】
この構成によれば、開始日時TSに基づき、複合機300が期限TLまでに回答画像JPを送信したか否かを判定するため、サーバー装置200の第2通知部213は、複合機300が期限TLまでに回答画像JPを送信したか否かを適正に判定できる。例えば、開始日時TSが期限TLまでの日時である場合には、第2通知部213は、複合機300が期限TLまでに回答画像JPを送信したと判定すればよい。一方、開始日時TSが期限TLまでの日時ではない場合には、第2通知部213は、複合機300が期限TLまでに回答画像JPを送信していないと判定すればよい。このようにして、第2通知部213は、複合機300が期限TLまでに回答画像JPを送信したか否かを適正に判定できる。
【0099】
また、本実施形態に係る期限管理システム1において、第2通知部213は、複合機300が期限TLまでに回答画像JPを送信していないと判定した場合に、複合機300が期限TLまでに回答画像JPを送信していないことを示す期限判定情報JDを、スマートフォン400に通知する。
【0100】
この構成によれば、複合機300が期限TLまでに回答画像JPを送信していないことを示す期限判定情報JDを、スマートフォン400に通知するため、ユーザーは、複合機300が期限TLまでに回答画像JPを送信していないことを容易に確認できる。すなわち、スマートフォン400のユーザーである第1ユーザーUA、及び第2ユーザーUBは、複合機300が期限TLまでに回答画像JPを送信していないことを容易に確認できる。したがって、第1ユーザーUA、及び第2ユーザーUBの利便性を向上できる。
【0101】
また、本実施形態に係る期限管理システム1において、複合機300は印刷機能を更に備え、第1通知部212は、第2期限情報TE2を複合機300に通知し、複合機300は、第2期限情報TE2を印刷する。
【0102】
この構成によれば、第1通知部212は、第2期限情報TE2を複合機300に通知し、複合機300は、第2期限情報TE2を印刷するため、複合機300のユーザーは、第2期限情報TE2が印刷された印刷物によって、第2期限情報TE2を確認できる。したがって、複合機300のユーザーである第1ユーザーUA、及び第2ユーザーUBの利便性を向上できる。
【0103】
また、本実施形態に係る期限管理システム1において、複合機300は、読取装置と印刷装置とが一体の装置として構成される。
【0104】
この構成によれば、複合機300は、読取装置と印刷装置とが一体の装置として構成されるため、読取装置と印刷装置とをコンパクトに配置できる。したがって、複合機300のユーザー、すなわち、第1ユーザーUA、及び第2ユーザーUBの利便性を向上できる。
【0105】
本実施形態に係る期限管理システム1の制御方法は、パーソナルコンピューター100と、スマートフォン400と、複合機300と、パーソナルコンピューター100、スマートフォン400及び複合機300の各々と通信可能に接続されるサーバー装置200と、を備える期限管理システム1の制御方法であって、サーバー装置200は、パーソナルコンピューター100から、予め第1印刷物P1が送付された教材コンテンツCTに対する回答情報JRを複合機300からサーバー装置200へ送信する期限TLを示す第1期限情報TE1を受け付ける受付ステップと、スマートフォン400、及び複合機300の少なくとも一方に、第1期限情報TE1に対応する第2期限情報TE2を通知する第1通知ステップと、複合機300から期限TLまでに回答情報JRに対応する画像を含む回答画像JPを受信したか否かを示す期限判定情報JDを、パーソナルコンピューター100に通知する第2通知ステップと、を実行し、複合機300は、回答情報JRに対応する画像を含む第2印刷物P2を読み取り、回答画像JPを生成する読取実行ステップと、サーバー装置200へ回答画像JPを送信する送信ステップと、を実行する。
【0106】
この構成によれば、本実施形態に係る期限管理システム1と同様の効果を奏する。
【0107】
本実施形態に係るサーバー装置200は、パーソナルコンピューター100、スマートフォン400及び複合機300の各々と通信可能に接続されるサーバー装置200であって、パーソナルコンピューター100から、予め第1印刷物P1が送付された教材コンテンツCTに対する回答情報JRを複合機300からサーバー装置200へ送信する期限TLを示す第1期限情報TE1を受け付ける受付部211と、スマートフォン400、及び複合機300の少なくとも一方に、第1期限情報TE1に対応する第2期限情報TE2を通知する第1通知部212と、複合機300から期限TLまでに回答情報JRに対応する画像を含む回答画像JPを受信したか否かを示す期限判定情報JDを、パーソナルコンピューター100に通知する第2通知部213と、を備える。
【0108】
この構成によれば、本実施形態に係る期限管理システム1と同様の効果を奏する。
【0109】
本実施形態は、一態様を示すものであり趣旨に逸脱しない範囲内で任意に変形および応用が可能である。
【0110】
本実施形態では、「情報処理装置」がサーバー装置200で構成される場合について説明するが、これに限定されない。「情報処理装置」が、例えば、パーソナルコンピューターで構成されてもよいし、タブレット端末で構成されてもよい。
【0111】
また、本実施形態は、「読取装置」がインクジェット方式の複合機300である場合について説明するが、これに限定されない。「読取装置」が、いわゆる、スキャナー装置でもよい。
また、本実施形態は、「印刷装置」は、「読取装置」と一体の装置、すなわち、複合機300として構成される場合について説明するが、これに限定されない。「印刷装置」は、「読取装置」と別体の装置として構成されてもよい。例えば、「印刷装置」が、いわゆる、プリンターでもよい。
また、本実施形態では、複合機300が2台の複合機、すなわち、第1複合機300A、及び第2複合機300Bを含む場合について説明するが、これに限定されない。複合機300が1台以上の複合機で構成されてもよいし、複合機300が3台以上の複合機で構成されてもよい。
【0112】
また、本実施形態では、「第1端末装置」がパーソナルコンピューター100で構成される場合について説明するが、これに限定されない。「第1端末装置」が、例えば、タブレット端末で構成されてもよいし、スマートフォンで構成されてもよい。
【0113】
また、本実施形態では、「第2端末装置」がスマートフォン400で構成される場合について説明するが、これに限定されない。「第2端末装置」が、例えば、パーソナルコンピューターで構成されてもよいし、タブレット端末で構成されてもよい。
本実施形態では、スマートフォン400が2台のスマートフォン、すなわち、第1スマートフォン400A、及び第2スマートフォン400Bで構成される場合について説明するが、これに限定されない。スマートフォン400が、1台のスマートフォンで構成されてもよいし、スマートフォン400が、3台以上のスマートフォンを含んでもよい。
【0114】
また、本実施形態では、サーバー装置200の第1通知部212は、スマートフォン400、及び複合機300に第2期限情報TE2を通知する場合について説明するが、これに限定されない。サーバー装置200の第1通知部212は、スマートフォン400、及び複合機300の少なくとも一方に第2期限情報TE2を通知すればよい。
【0115】
また、本実施形態では、サーバー装置200の第2通知部213は、複合機300から期限TLまでに回答画像JPを受信していない場合に、期限判定情報JDをスマートフォン400に通知するが、これに限定されない。複合機300から期限TLまでに回答画像JPを受信した場合にも、サーバー装置200の第2通知部213は、期限判定情報JDをスマートフォン400に通知してもよい。
【0116】
本実施形態は、サーバー装置200が備える第2プロセッサー210Aが第2制御プログラムPG2を実行することによって実現される制御方法について説明するが、この制御方法を実現するために第2プロセッサー210Aが実行する第2制御プログラムPG2を、コンピューターで読み取り可能に記録した記録媒体、或いは、この第2制御プログラムPG2を伝送する伝送媒体の態様で構成することも可能である。
上記記録媒体は、磁気的、光学的記録媒体又は半導体メモリーデバイスを用いることができる。記録媒体には、フレキシブルディスク、HDD、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、Blu-ray(登録商標)Disc、光磁気ディスク、フラッシュメモリー、カード型記録媒体等の可搬型の、或いは固定式の記録媒体が挙げられる。
上記記録媒体は、サーバー装置200が備える内部記憶装置であるRAM、ROM、HDD等の不揮発性記憶装置でもよい。
【0117】
サーバー装置200の第2制御部210の機能は、1又は複数のプロセッサー、又は、半導体チップにより実現してもよい。第2制御部210が、SoC(System―on―a―Chip)やMCU(Micro Control Unit)、FPGA等の副処理装置(co―processor)を更に備える構成であってもよい。第2制御部210は、CPU及び副処理装置の双方を協働させるか、あるいは双方のうちの一方を選択的に用いて各種の制御を行ってもよい。
【0118】
本実施形態は、複合機300が備える第3プロセッサー310Aが第3制御プログラムPG3を実行することによって実現される制御方法について説明するが、この制御方法を実現するために第3プロセッサー310Aが実行する第3制御プログラムPG3を、コンピューターで読み取り可能に記録した記録媒体、或いは、この第3制御プログラムPG3を伝送する伝送媒体の態様で構成することも可能である。
上記記録媒体は、磁気的、光学的記録媒体又は半導体メモリーデバイスを用いることができる。記録媒体には、フレキシブルディスク、HDD、CD-ROM、DVD、Blu-ray(登録商標)Disc、光磁気ディスク、フラッシュメモリー、カード型記録媒体等の可搬型の、或いは固定式の記録媒体が挙げられる。
上記記録媒体は、複合機300が備える内部記憶装置であるRAM、ROM、HDD等の不揮発性記憶装置でもよい。
【0119】
複合機300の第3制御部310の機能は、1又は複数のプロセッサー、又は、半導体チップにより実現してもよい。第3制御部310が、SoCやMCU、FPGA等の副処理装置を更に備える構成であってもよい。第3制御部310は、CPU及び副処理装置の双方を協働させるか、あるいは双方のうちの一方を選択的に用いて各種の制御を行ってもよい。
【0120】
図5のフローチャートの処理単位は、サーバー装置200の第2制御部210、及び、複合機300の第3制御部310の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、限定されることはない。フローチャートの処理単位は、処理内容に応じて、更に多くの処理単位に分割してもよい。1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割してもよい。処理の順番は、趣旨に支障のない範囲で適宜に入れ換えてもよい。
【0121】
図2及び
図3に示した各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に限定されない。必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも可能である。上述した実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部は、ハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアでもよい。その他、サーバー装置200及び複合機300の他の各部の具体的な細部構成も、趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
【符号の説明】
【0122】
1…期限管理システム、100…パーソナルコンピューター(第1端末装置)、110…第1制御部、200…サーバー装置(情報処理装置)、210…第2制御部、211…受付部、212…第1通知部、213…第2通知部、214…第2通信制御部、215…期限記憶部、300…複合機(読取装置、印刷装置)、300A…第1複合機、300B…第2複合機、310…第3制御部、311…期限受付部、312…表示制御部、313…印刷制御部、314…読取実行部、315…送信部、316…第3通信制御部、317…操作日時記憶部、320…スキャナー機構(読取装置の一部)、360…印刷機構(印刷装置の一部)、400…スマートフォン(第2端末装置)、400A…第1スマートフォン、400B…第2スマートフォン、CT…教材コンテンツ(コンテンツ)、JD…期限判定情報、JDA…第1期限判定情報、JDB…第2期限判定情報、JP…回答画像、JPA…第1回答画像、JPB…第2回答画像、JR…回答情報、JRA…第1回答情報、JRB…第2回答情報、P1…第1印刷物、P2、P2A、P2B…第2印刷物、TE…期限情報、TE1、TEA1、TEB1…第1期限情報、TE2、TEA2、TEB2…第2期限情報、TL…期限、TS…開始日時、TSA…第1開始日時、TSB…第2開始日時、UA…第1ユーザー、UB…第2ユーザー、UC…第3ユーザー。