IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社humorousの特許一覧

特開2024-44149発光ユニットおよび、発光ユニットの演出方法
<>
  • 特開-発光ユニットおよび、発光ユニットの演出方法 図1
  • 特開-発光ユニットおよび、発光ユニットの演出方法 図2
  • 特開-発光ユニットおよび、発光ユニットの演出方法 図3
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024044149
(43)【公開日】2024-04-02
(54)【発明の名称】発光ユニットおよび、発光ユニットの演出方法
(51)【国際特許分類】
   E01F 9/615 20160101AFI20240326BHJP
【FI】
E01F9/615
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022149524
(22)【出願日】2022-09-20
(71)【出願人】
【識別番号】522177455
【氏名又は名称】株式会社humorous
(74)【代理人】
【識別番号】100138221
【弁理士】
【氏名又は名称】影山 剛士
(74)【代理人】
【識別番号】100177987
【弁理士】
【氏名又は名称】河野上 真緒
(72)【発明者】
【氏名】田村 勇気
【テーマコード(参考)】
2D064
【Fターム(参考)】
2D064AA11
2D064CA01
2D064DA12
2D064DA17
2D064EA01
2D064EB31
(57)【要約】      (修正有)
【課題】運転者または歩行者の注意を喚起し、交通事故を防止させ、また、暗闇を安全に歩行し、通行における快適性や防犯性を求める方法を提供することを目的とする。
【解決手段】発光ユニット及び演出方法であって、歩道または歩道に隣接して設置される対象物に備えられる、電力を必要としない発光部材で構成される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
歩道または歩道に隣接して設置される対象物に備えられる、電力を必要としない発光部材で構成される発光ユニット。
【請求項2】
請求項1に記載の発光ユニットであって、
相互に隣接する複数の対象物に備えられることを特徴とする発光ユニット。
【請求項3】
請求項1に記載の発光ユニットであって、
レンチキュラー加工を施した発光ユニット。
【請求項4】
請求項1に記載の発光ユニットであって、畜光剤、蛍光塗料及び反射材のいずれかを備える発光ユニット。
【請求項5】
請求項1に記載の発光ユニットであって、プラスチック材及び石材で構成される発光ユニット。
【請求項6】
電力を必要としない発光部材で構成される発光ユニットを歩道または歩道に隣接して設置される複数の対象物に備え、
前記発光ユニットを発光させる発光ユニットによる演出方法。



























【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、道路または歩道に設置される発光ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
昨今、交通事故や事件の発生しやすい夜間等であっても歩行者または運転者に歩道や車道を識別させるために、歩道、車道、側道等に敷設され、発光する標識等のユニットが考案されている。
【0003】
例えば、特許文献1において、暗所における視認性を高めるための標識柱が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2014-020050
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示の技術は、標識柱本体の周辺部に発光性の払拭部材を備えるものの、運転者向けに視認性を高める目的に考案された技術であって、暗所を歩行する歩行者において視認性を高めるものとはいえない。
【0006】
そこで、本発明は、特に、夜間の子供等の歩行者の注意を喚起し、防犯及び交通事故を防止させる方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様における発光ユニットであって、歩道または歩道に隣接して設置される対象物に備えられる、電力を必要としない部材で構成される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、特に、夜間の子供等の歩行者の注意を喚起し、防犯及び交通事故を防止させる方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の第一実施形態に係る、発光ユニットの設置方法の一例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本発明の必須の構成要素であるとは限らない。
【0011】
<構成>
図1は、本発明の第一実施形態に係る、発光ユニットの設置方法の一例を説明する図である。
【0012】
図1において、学校の近隣等、特に子どもが歩行する歩道、自動車等の車両が走行する車道に隣接するように、電柱等の対象物が設置されている。電柱等の対象物は、歩道または車道の脇に複数、相互に一定の距離を置いて設置されることが通常である。
【0013】
本実施形態において、電柱等の対象物の、主に子ども等の人の視線の略高さの位置に、発光ユニット1が貼付される。発光ユニット1は、例えば、PVC(ポリ塩化ビニール)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)等のプラスチック部材で構成される。また、発光ユニット1は、電柱等の周辺部が湾曲した面に貼付されるために、強度があり、かつ、弾力性のある部材で構成されることが望ましい。また、発光ユニット1は、畜光性のある石材で構成されることもできる。
【0014】
また、発光ユニット1は、上記部材に、蛍光塗料または蛍光スプレーを表面に塗布したり、蓄光材または反射材を貼付けたりすることができ、これにより、発光ユニット1が発光することができる。特に、発光ユニット1を、電力を使用しない上記蛍光材や蓄光材等の素材で構成させることにより、電力を消費することなく、継続的に設置することができる。
【0015】
また、発光ユニット1は、レンチキュラーなど表面上の加工を施すことができる。これにより、発光ユニット1の表面に魚や海等をモチーフにしたイラストやデザインを施した場合、発光しながら、見る者の視線位置により異なるイラストの表現を実現することができ、子ども等の見る目を引くことができる。オリジナルの柄や模様などのユニバーサルデザインを採用し、一定の輝度を保つ照明装置としての役割を果たすこともできる。
【0016】
また、発光ユニット1は、相互に隣接する複数の対象物の各々に設置することができる。特に暗い夜道において、一つの対象物に本実施形態の発光ユニット1を設置しただけでは、夜道を照らすだけの十分な光を確保できないため、相互に隣接する複数の対象物、または、対象物について所定間隔を置いて、発光ユニット1を設置することもできる。
【0017】
以上のように、歩道または隣接する対象物に本実施形態の発光ユニットを備えることで、子ども等の歩行者が防犯面及び交通事項の面において安全に歩行できるよう、暗所の夜道に対して光を提供することができる。
【0018】
以上、発明に係る実施形態について説明したが、これらは形状や使用する素材などその他の様々な形態で実施することが可能であり、種々の省略、置換および変更を行って実施することが出来る。これらの実施形態および変形例ならびに省略、置換および変更を行ったものは、特許請求の範囲の技術的範囲とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0019】
1 発光ユニット
図1
図2
図3
【手続補正書】
【提出日】2022-10-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
図1】本発明の第一実施形態に係る、発光ユニットの設置方法の一例を説明する図である。
図2】本発明の第一実施形態に係る、発光ユニットの一例を説明する図である。
図3】本発明の第一実施形態に係る、発光ユニットの他の一例を説明する図である。