(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024004435
(43)【公開日】2024-01-16
(54)【発明の名称】部材連結具および部材連結方法
(51)【国際特許分類】
E04B 1/58 20060101AFI20240109BHJP
F16B 7/18 20060101ALI20240109BHJP
E04B 1/26 20060101ALI20240109BHJP
【FI】
E04B1/58 508L
F16B7/18 D
F16B7/18 E
E04B1/26 G
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022179744
(22)【出願日】2022-11-09
(31)【優先権主張番号】P 2022104019
(32)【優先日】2022-06-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】521230883
【氏名又は名称】株式会社ANKER&ZIMMER
(74)【代理人】
【識別番号】100123984
【弁理士】
【氏名又は名称】須藤 晃伸
(74)【代理人】
【識別番号】100102314
【弁理士】
【氏名又は名称】須藤 阿佐子
(74)【代理人】
【識別番号】100159178
【弁理士】
【氏名又は名称】榛葉 貴宏
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 裕太
【テーマコード(参考)】
2E125
3J039
【Fターム(参考)】
2E125AA01
2E125AB12
2E125AC23
2E125BB02
2E125BB05
2E125BB13
2E125BB22
2E125BD01
2E125BE08
2E125BF01
2E125CA01
3J039AA07
3J039AA08
3J039BB03
3J039GA04
(57)【要約】
【課題】建築に用いられる2つの部材を容易に連結することができる部材連結具および部材連結方法を提供する。
【解決手段】第1部材Aと第2部材Bとの間に介在し、第1部材Aと第2部材Bとを連結する、部材連結具であって、対向する一方の主面11に形成された凹部13と、凹部13内に形成され、第1部材Aを結合するための螺子が挿通される第1の貫通孔14と、凹部13が形成されていない領域に形成され、第2部材Bを結合する螺子または釘が挿通される第2の貫通孔15と、を有する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1部材と第2部材との間に介在し、前記第1部材と前記第2部材とを連結する部材連結具であって、
対向する一方の主面に形成された凹部と、
前記凹部内に形成され、前記第1部材を結合するための螺子が挿通される第1の貫通孔と、
前記凹部が形成されていない領域に形成され、前記第2部材を結合する螺子または釘が挿通される第2の貫通孔と、を有する、部材連結具。
【請求項2】
前記凹部は、前記第2の貫通孔が形成された周縁領域よりも、前記部材連結具の中心または重心から近い中央領域に形成される、請求項1に記載の部材連結具。
【請求項3】
前記第1の貫通孔と、前記第2の貫通孔とは、略同一の径を有する、請求項1に記載の部材連結具。
【請求項4】
厚みが10mm以下である、請求項1に記載の部材連結具。
【請求項5】
平板形状であり、前記第1部材および前記第2部材と隙間なく密着して接合される、請求項1に記載の部材連結具。
【請求項6】
前記部材連結具が屈曲する折れ部と、
前記折れ部を境とする、平板状の第1平板部および第2平板部と、を有し、
前記第1平板部および前記第2平板部の両方に、前記第1の貫通孔または前記第2の貫通孔が形成される、請求項1に記載の部材連結具。
【請求項7】
請求項1ないし6のいずれかに記載の部材連結具を用いて、前記第1部材と前記第2部材とを連結する部材連結方法であって、
前記部材連結具において、前記凹部が形成されている側の主面を第1の面、前記第1の面と反対側の主面を第2の面とした場合、
前記第1の面側から前記凹部内の前記第1の貫通孔にネジを挿通し、前記第1部材が前記第2の面と接面するように、前記部材連結具を前記第1部材と接合する第1工程と、
前記第1工程後に、前記第2の面側から前記第2の貫通孔にネジを挿通し、前記第2部材が前記第1の面と接面するように、前記部材連結具を前記第2部材と接合する第2工程とを有する、部材連結方法。
【請求項8】
前記第1部材を前記部材連結具に接合した場合に、前記第2の貫通孔が前記第1部材と重複しないように、前記部材連結具が構成または配置される、請求項7に記載の部材連結方法。
【請求項9】
前記部材連結具は、第1部材と第2部材との間に介在され、前記第2の面および前記第1の面において前記第1部材および前記第2部材とそれぞれ隙間なく密着した状態で接合される、請求項7に記載の部材連結方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、木材などの部材を連結する部材連結具および部材連結方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、木造建築において、柱や梁などの部材同士を連結具を用いて連結する技術が知られている。たとえば、特許文献1では、柱などの一方材と、梁などの他方材とを連結するために、一方材に取り付ける留置具と、他方材に取り付ける密着具とを用い、留置具にボルト31を差し込むための中孔を設け、密着具にメネジを設けるとともに、一方材には工具孔と大径を同心で加工し、ボルトを含む部品全体を内部に埋め込むことで2つの部材を連結する連結具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の連結構造では、一方材に取り付ける留置具と、他方材に取り付ける密着具の2つの連結具が必要であることに加えて、一方材および他方材にも留置具および他方材を取り付けるための加工を予め施す必要があり、部材の連結に手間やコストがかかってしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、建築に用いられる2つの部材を容易に連結することができる、部材連結具、および部材連結方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る部材連結具は、第1部材と第2部材との間に介在し、前記第1部材と前記第2部材とを連結する部材連結具であって、対向する一方の主面に形成された凹部と、前記凹部内に形成され、前記第1部材を結合するための螺子が挿通される第1の貫通孔と、前記凹部が形成されていない領域に形成され、前記第2部材を結合する螺子または釘が挿通される第2の貫通孔と、を有する。
上記部材連結具において、前記凹部は、前記第2の貫通孔が形成された周縁領域よりも、前記部材連結具の中心または重心から近い中央領域に形成される構成とすることができる。
上記部材連結具において、前記第1の貫通孔と、前記第2の貫通孔とは、略同一の径を有する構成とすることができる。
上記部材連結具において、厚みが10mm以下である構成とすることができる。
上記部材連結具において、平板形状であり、前記第1部材および前記第2部材と隙間なく密着して接合される構成とすることができる。
上記部材連結具において、前記部材連結具が屈曲する折れ部と、前記折れ部を境とする、平板状の第1平板部および第2平板部と、を有し、前記第1平板部および前記第2平板部の両方に、前記第1の貫通孔または前記第2の貫通孔が形成される構成とすることができる。
本発明に係る部材連結方法は、上記部材連結具を用いて、前記第1部材と前記第2部材とを連結する部材連結方法であって、前記部材連結具において、前記凹部が形成されている側の主面を第1の面、前記第1の面と反対側の主面を第2の面とした場合、前記第1の面側から前記凹部内の前記第1の貫通孔にネジを挿通し、前記第1部材が前記第2の面と接面するように、前記部材連結具を前記第1部材と接合する第1工程と、前記第1工程後に、前記第2の面側から前記第2の貫通孔にネジを挿通し、前記第2部材が前記第1の面と接面するように、前記部材連結具を前記第2部材と接合する第2工程とを有する。
上記部材連結方法において、前記第1部材を前記部材連結具に接合した場合に、前記第2の貫通孔が前記第1部材と重複しないように、前記部材連結具が構成または配置される構成とすることができる。
上記部材連結方法において、前記部材連結具は、第1部材と第2部材との間に介在され、前記第2の面および前記第1の面において前記第1部材および前記第2部材とそれぞれ隙間なく密着した状態で接合される構成とすることができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、建築に用いられる2つの部材を簡易に連結することができる部材連結具および部材連結方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】第1実施形態に係る部材連結具を示す図である。
【
図2】第1実施形態に係る部材連結具を用いた部材の連結方法を説明するための図である。
【
図3】第2実施形態に係る部材連結具を示す図である。
【
図4】第3実施形態に係る部材連結具を示す図である。
【
図5】第3実施形態に係る部材連結具を用いた部材の連結方法を説明するための図である。
【
図6】第3実施形態に係る部材連結具を用いた部材の連結方法を説明するための図(その2)である。
【
図7】第4実施形態に係る部材連結具を示す図である。
【
図8】第4実施形態に係る部材連結具を用いた部材の連結方法を説明するための図である。
【
図9】第5実施形態に係る部材連結具を示す図である。
【
図10】第5実施形態に係る部材連結具を用いた部材の連結方法を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、図を参照して、本発明の実施形態を説明する。本実施形態では、本発明の実施形態を、パーゴラ、テラス、カーポート、サウナ室、コワーキングスペースなどの簡易建築物の建築に用いられる2つの木材(建築資材)を連結する金属製の部材連結具を例示して説明するが、本発明に係る部材連結具が連結可能な部材は、木材に限定されず、たとえば、プラスチックなどの樹脂部材、レンガなどの石材などにも適用できる。また、本発明に係る部材連結具は、金属製に限定されず、木材、樹脂部材、石材などを用いることができる。また、本発明で連結する部材の大きさも、特に限定されないが、たとえば、長手方向断面の縦方向または幅方向の長さが30mm~3000mmの木材とすることができる。
【0010】
《第1実施形態》
図1は、第1実施形態に係る部材連結具1を示す斜視図であり、(A)は部材連結具1の平面図を示し、(B)は部材連結具1の底面図を示し、(C)は部材連結具1の平面側の斜視図を示す。また、
図2は、部材連結具1を用いた第1部材Aと第2部材との連結方法を説明するための図である。
【0011】
図1に示すように、部材連結具1は、平板状の部材であり、対向する一対の主面を有する。本実施形態では、
図1(A)に示す主面を第1の面11と称し、
図1(B)に示す主面を第2の面12と称す。
図1に示すように、部材連結具1の第1の面11には、凹部13が形成されている。本実施形態では、第1の面11に2つの凹部13が形成される構成を例示するが、凹部13の数は特に限定されず、1または3以上とすることもできる。また、凹部13内には、第1の貫通孔14が設けられている。第1の貫通孔14は、第1の面11と第2の面12とを貫通する穴であり、螺子専用の穴となる。なお、
図1に示す例では、1つの凹部13に1つの第1の貫通孔14を形成する構成を例示したが、この構成に限定されず、凹部13の面積を本実施形態よりも広くし、その中に、第1の貫通孔14を2以上形成する構成としてもよい。
【0012】
また、本実施形態では、凹部13(あるいは第1の貫通孔14)は、部材連結具1の第1の面11の中心または重心に近い中央領域に形成されており、中央領域の周囲の周縁領域には、複数の第2の貫通孔15が形成されている。第2の貫通孔15も、第1の面11と第2の面12とを貫通する穴であるが、螺子または釘専用の穴となる。なお、部材連結具1の第1の面11および第2の面12は、凹部13、第1の貫通孔14、第2の貫通孔15を除いて平坦となっている(波形の形状を有していない)。
【0013】
部材連結具1の大きさは、後述する連結方法で第1部材Aおよび第2部材Bを連結することができるものであれば、特に限定されないが、一例として、長手方向の長さを110mm、短手方向の幅を32mm、厚みを4.5mm、凹部13の直径を10mmとすることができる。特に、部材連結具1の厚みは、第1部材Aと第2部材Bとを接近した状態で連結するために、10mm以下とすることが好ましく、5mm以下とすることがより好ましい。また、凹部13の深さも、特に限定されないが、たとえば3~7mmとすることができる。
【0014】
次に、
図2に基づいて、部材連結具1を用いた第1部材Aおよび第2部材Bの連結方法について説明する。なお、第1部材Aは、たとえば横架材であり、第2部材は、たとえば柱材であるものとして説明する。
図2(A)に示すように、作業者は、まず、地面の上などの安定した場所において、第1部材Aの長手方向の一方の端面に部材連結具1を取り付ける。具体的には、作業者は、部材連結具1の主面のうち、凹部13が形成されていない第2の面12を第1部材Aの端面に接面させた状態で、凹部13内の第1の貫通孔14に、凹部13側(第1方向)から螺子を挿入して螺合させることで、第1部材Aの端面に部材連結具1を取り付ける。
【0015】
ここで、部材連結具1では、第1の貫通孔14が形成された凹部13が中央領域に形成されており、その周囲の外縁領域に第2の貫通孔15が形成されている。部材連結具1の中央領域の面積以下の端部を有する第1部材Aを用いることで、あるいは、部材連結具1の中央領域の面積を第1部材Aの端部の面積に応じて設計することで、
図2(A)に示すように、部材連結具1を第1部材Aの端面に取り付けた際に、第2の貫通孔15が形成されている外縁領域が、第1部材Aの端面と重ならない状態とすることができる。作業者は、この状態で、部材連結具1の凹部13に形成された第1の貫通孔14に、第2の面12側(第1方向側)から螺子を挿入することで、第2の貫通孔15が形成されている外縁領域が第1部材Aの端面と重ならない状態で、第1部材Aと部材連結具1とを密着した状態(より具体的には、第1部材Aの端面と部材連結具1の第2の面12とが隙間なく密着した状態)で連結することができる。
【0016】
そして、作業者は、
図2(B)に示すように、第1部材Aを取り付けた部材連結具1を、凹部13が形成された第1の面11側において、第2部材Bの側面と接面させ、第2の面12側から第2の貫通孔15に螺子または釘を挿入し、部材連結具1と第2部材Bとを連結させる。また、本実施形態では、第2の貫通孔15が形成されている外縁領域が第1部材Aの端面と重ならない状態となっているため、作業者は、第2の面12側から第2の貫通孔15に螺子または釘を挿入し、部材連結具1と第2部材Bと連結させることができる。また、
図2(B)に示すように、部材連結具1は、第1の面11に凹部13が形成されているため、凹部13内に形成された第1の貫通孔14に挿入した螺子のネジ頭は凹部13内に収容された状態となる。そのため、部材連結具1を第2部材Bに接面させた場合に、第1の貫通孔14に挿入した螺子が邪魔することなく、部材連結具1と第2部材Bとを密着した状態(より具体的には、第2部材Bの側面と部材連結具1の第1の面11とが隙間なく密着した状態)で連結させることができる。
【0017】
以上のように、第1実施形態に係る部材連結具1では、第1の面11に凹部13を有しているため、凹部13内に形成された第1の貫通孔14に挿入した螺子のネジ頭は凹部13内に収容された状態となる。これにより、
図2(B)に示すように、第1部材Aに部材連結具1を取り付けた状態で、部材連結具1を第2部材Bに接面させた場合、第1の貫通孔14に挿入した螺子が邪魔することなく、部材連結具1の第1の面11と第2部材Bの側面とを隙間なく密着させることができる。特に、本実施形態に係る部材連結具1は、厚さが10mm以下、より好ましくは5mm以下の板状部材であるため、第1部材Aと第2部材Bとが接近した状態で連結することができる。そのため、パーゴラ、テラス、カーポート、サウナ室、コワーキングスペースなどの簡易建築物を建築する際に、第1部材Aと第2部材Bとの連結部が見えてしまうような構造体であっても、第1部材Aと第2部材Bとの間の隙間を無くし、第1部材Aと第2部材Bとを強固に連結することができるとともに、連結部における見栄えを良くすることができる。さらに、本実施形態に係る部材連結具1では、螺子および/または釘だけで第1部材Aと第2部材Bとを連結することができるため、上記簡易建築物を比較的容易に建築することも可能となる。
【0018】
《第2実施形態》
次いで、本発明の第2実施形態について説明する。
図3は、第2実施形態に係る部材連結具1aを示す図であり、(A)は部材連結具1aの平面図を示し、(B)は部材連結具1aの底面図を示し、(C)は部材連結具1aの平面側の斜視図を示す。
【0019】
第1実施形態に係る部材連結具1は長方形の板状部材であったが、第2実施形態に係る部材連結具1aは正方形の板状部材であることを特徴とする。第2実施形態に係る部材連結具1aでも、第1実施形態に係る部材連結具1と同様に、平板状の部材であり、対向する一対の主面として、第1の面11aおよび第2の面12aを有する。また、
図3に示すように、部材連結具1aの第1の面11aには、凹部13が形成されており、凹部13内には、第1の貫通孔14が形成されている。さらに、第2実施形態に係る部材連結具1aでも、凹部13(あるいは第1の貫通孔14)は、部材連結具1aの第1の面11aの中心または重心に近い中央領域に形成されており、中央領域の周囲の周縁領域には、複数の第2の貫通孔15が形成されている。
【0020】
部材連結具1aの大きさは、後述する連結方法で第1部材Aおよび第2部材Bを連結することができるものであれば、特に限定されないが、一例として、長手方向の長さを110mm、短手方向の幅も110mm、厚みを4.5mm、凹部13の直径を10mmとすることができる。特に、部材連結具1の厚みは、第1部材Aと第2部材Bとを接近した状態で連結するために、10mm以下とすることが好ましく、5mm以下とすることがより好ましい。また、凹部13の深さも、特に限定されないが、たとえば3~7mmとすることができる。
【0021】
次に、第2実施形態に係る部材連結具1aを用いた第1部材Aと第2部材との連結方法について説明する。第2実施形態に係る部材連結具1aでも、第1実施形態に係る部材連結具1と同様に、第1部材Aと第2部材Bとの間に第2実施形態に係る部材連結具1aを介在させ、部材連結具1aを第1部材Aおよび第2部材Bと密着させて、第1部材Aおよび第2部材Bを連結することができる。たとえば、作業者は、部材連結具1aの主面のうち、凹部13が形成されていない側の第2の面12aを第1部材Aの端面に接面させた状態で、凹部13内の第1の貫通孔14に、凹部13側(第1方向)から螺子を挿入して螺合させることで、第1部材Aの端面と部材連結具1aの第2の面12とが密着した状態で、第1部材Aを部材連結具1aに取り付ける。なお、部材連結具1aでも、凹部13が中央領域に形成されており、その周囲の外縁領域に第2の貫通孔15が形成されているため、作業者は、第2の貫通孔15が形成されている外縁領域が第1部材Aの端面と重ならない状態で、第1部材Aと部材連結具1aとを密着した状態で接合することができる。そして、作業者は、第1部材Aを取り付けた部材連結具1aを、凹部13が形成された第1の面11側において第2部材Bの側面と接面させ、第2の面12側から第2の貫通孔15に螺子または釘を挿入し、第2部材Bと連結させる。これにより、第2部材Bの側面と部材連結具1aの第1の面11とが密着した状態で、第2部材Bを部材連結具1aに取り付けることができる。その結果、部材連結具1を介して、第1部材Aと第2部材Bとを連結することができる。
【0022】
以上のように、第2実施形態に係る部材連結具1aでも、第1実施形態に係る部材連結具1と同様に、凹部13内に形成された第1の貫通孔14に挿入した螺子のネジ頭は凹部13内に収容された状態となる。そのため、第1部材Aに部材連結具1aを取り付けた状態で、部材連結具1aを第2部材Bの端面に接面させた場合も、第1の貫通孔14に挿入した螺子が邪魔することなく、部材連結具1aの第1の面11aと第2部材Bの側面とを隙間なく密着させることができる。また、第2実施形態に係る部材連結具1aでも、第1実施形態に係る部材連結具1と同様に、厚さが10mm以下、より好ましくは5mm以下の板状部材であるため、第1部材Aと第2部材Bとが接近した状態で連結することができ、第1部材Aと第2部材Bとを強固に連結することができるとともに、連結部の隙間を少なくすることができるため、連結部における見栄えを良くすることができる。さらに、第2実施形態に係る部材連結具1aでも、第1実施形態に係る部材連結具1と同様に、螺子および/または釘だけで第1部材Aと第2部材Bとを連結することができるため、上記簡易建築物を比較的容易に建築することも可能となる。
【0023】
《第3実施形態》
次いで、本発明の第3実施形態について説明する。
図4は、第3実施形態に係る部材連結具1bを示す図であり、(A)は部材連結具1bの斜視図、(B)は部材連結具1bを(A)の反対方向から見た場合の斜視図である。第3実施形態に係る部材連結具1bは、折れ部16において略直角に屈曲しており、断面L字型の構造を有している。なお、以下においては、折れ部16の外角を形成する側(鈍角側)を外角側として説明し、折れ部16の内角を形成する側(鋭角側)を内角側として説明する。また、第3実施形態に係る部材連結具1bでは、折れ部16を境とする2つの平板状の部材をそれぞれ第1平板部17および第2平板部18として説明する。
【0024】
図4(A),(B)に示すように、第3実施形態に係る部材連結具1bでは、第1平板部17および第2平板部18の外角側の面が第1の面11bとなり、第1の面11bに、第1の貫通孔14が形成された複数の凹部13が形成されている。なお、
図4に示す例では、第1平板部17および第2平板部18に3つの凹部13がそれぞれ形成された構成を例示しているが、凹部13の数は特に限定されず、1,2または4以上とすることもできる。また、第3実施形態に係る部材連結具1bでも、第1平板部17および第2平板部18の両方において、凹部13が、部材連結具1の第1の面11の中心または重心に近い中央領域に形成されており、中央領域の周囲の周縁領域には、複数の第2の貫通孔15が形成されている。
【0025】
第3実施形態に係る部材連結具1bの大きさは、後述する連結方法で第1部材Aおよび第2部材Bを連結することができるものであれば、特に限定されないが、一例として、第1平板部17および第2平板部18がともに、長手方向の長さが110mm、短手方向の幅が32mm、厚みが4.5mm、凹部13の直径が10mmとなるように構成することができる。また、部材連結具1bの厚み(すなわち、第1平板部17および第2平板部18それぞれの厚み)は、第1部材Aと第2部材Bとを接近した状態で連結するために、10mm以下とすることが好ましく、5mm以下とすることがより好ましい。さらに、凹部13の深さも、特に限定されないが、たとえば3~7mmとすることができる。
【0026】
図5は、第3実施形態に係る部材連結具1bによる第1部材Aと第2部材Bとの連結方法を説明するための図である。作業者は、まず、
図5(A)に示すように、第1平板部17および第2平板部18の内角側の第2の面12bと、第1部材Aの端面および端部側面とをそれぞれ接面させた状態で、第1平板部17および第2平板部18の凹部13内に形成された第1の貫通孔14に、外角側の第1の面11側から螺子を挿入し、部材連結具1bと第1部材Aとを螺合する。これにより、第1部材Aと部材連結具1bとが密着した状態(より具体的には、第1部材Aの端面と部材連結具1bの第1平板部17および第2平板部18の第2の面12bとがそれぞれ隙間なく密着した状態)で、部材連結具1bと第1部材Aとを連結することができる。
【0027】
次に、作業者は、
図5(B)に示すように、第1部材Aと連結した部材連結具1bを、第1平板部17の外角側の第1の面11bにおいて、第2部材Bと接面させる。ここで、第3実施形態に係る部材連結具1bでも、第1の貫通孔14が形成された凹部13が中央領域に形成されており、その周囲の外縁領域に第2の貫通孔15が形成されているため、部材連結具1bの中央領域の面積以下の端面を有する第1部材Aを用いることで、あるいは、部材連結具1bの中央領域の面積を第1部材Aの端面の面積に応じて設計することで、作業者は、
図5(A)に示すように、第2の貫通孔15が形成されている外縁領域が第1部材Aの端面と重ならない状態で、第1部材Aと部材連結具1bとを連結させることができる。これにより、本実施形態でも、第2の貫通孔15が形成されている外縁領域が第1部材Aの端面と重ならない状態となっているため、第2の貫通孔15に螺子または釘を第1平板部17の第2の面12b側から挿入することができ、これにより、部材連結具1bと第2部材Bとを連結することができる。また、本実施形態でも、部材連結具1bは、第1平板部17の第1の面11bに凹部13が形成されているため、凹部13内に形成された第1の貫通孔14に挿入した螺子のネジ頭は凹部13内に収容された状態となり、部材連結具1bを第2部材Bに接面させた場合でも、第1の貫通孔14に挿入した螺子が邪魔することなく、部材連結具1bと第2部材Bとを密着した状態(より具体的には、第2部材Bの側面と部材連結具1bの第1平板部17の第1の面11bとを隙間なく密着した状態)で連結させることができる。
【0028】
また、第3に係る部材連結具1bでは、
図6に示すように、第1部材Aを、第2部材Bおよび第3部材Cに連結することもできる。
図6は、第3実施形態に係る部材連結具1bを用いた第1部材Aおよび第2部材Bを連結する他の方法を説明するためのである。
図6に示す例では、第1部材Aは端部が部材連結具1bの内角に合わせて尖った形状となっており、第2部材Bと第3部材Cとは略直角に配置されている。この場合、まず、部材連結具1bを、第1平板部17および第2平板部18の内角側の第2の面12において、第1部材Aの端面と密着させ、凹部13内に形成された第1の貫通孔14に、外角側の第1の面11側から螺子を挿入し、部材連結具1bと第1部材Aとを螺合する。これにより、第2の貫通孔15が形成されている外縁領域が第1部材Aの端面と重ならない状態で、第1部材Aと部材連結具1bとを密着した状態(より具体的には、第1部材Aの端面と部材連結具1bの第1平板部17および第2平板部18の第2の面12bとをそれぞれ隙間なく密着した状態)で連結することができる
【0029】
そして、
図6に示すように、部材連結具1bを第2部材Bおよび第3部材Cと接面させる。具体的には、第1平板部17の第1の面11bと第2部材Bの側面とが隙間なく密着するように接面させるとともに、第2平板部18の第1の面11bと第3部材Cの側面とが隙間なく密着するように接面させる。そして、第1平板部17および第2平板部18における第2の貫通孔15に、内角側の第2の面12b側から螺子または釘を挿入し、部材連結具1bと第2部材Bおよび第3部材Cとをそれぞれ連結する。これにより、第2部材Bおよび第3部材Cと部材連結具1bとを密着した状態(より具体的には、第2部材Bおよび第3部材Cの側面と部材連結具1bの第1の面11bとが隙間なく密着した状態)で連結することができ、その結果、第1部材Aと、第2部材Bおよび第3部材Cとを連結することができる。
【0030】
以上のように、第3実施形態に係る部材連結具1bは、折れ部16において屈曲しており、折れ部16を境とする第1平板部17および第2平板部18の両方に、凹部13(第1の貫通孔14)および第2の貫通孔15が形成されている。これにより、第3実施形態に係る部材連結具1bでも、第1,2実施形態に係る部材連結具1,1aと同様に、部材連結具1bの第2の面12bと第1部材Aの端面とを隙間なく密着させることができるとともに、部材連結具1bの第1の面11bと第2部材Bの側面とを隙間なく密着させることができる。また、第3実施形態に係る部材連結具1bでも、第1,2実施形態に係る部材連結具1,1aと同様に、厚さが10mm以下、より好ましくは5mm以下の板状部材であるため、第1部材Aと第2部材Bとが接近した状態で連結することができ、第1部材Aと第2部材Bとを強固に連結することができるとともに、連結部の隙間を少なくすることができるため、連結部における見栄えを良くすることができ、さらに、螺子および/または釘だけで第1部材Aと第2部材Bとを連結することができ、パーゴラなどの簡易建築物を比較的容易に建築することも可能となる。さらに、第3実施形態に係る部材連結具1bでは、
図6に示すように、第1部材Aと第2部材Bと第3部材Cとを連結させることもできる。
【0031】
《第4実施形態》
次いで、本発明の第4実施形態について説明する。
図7は、第4実施形態に係る部材連結具1cを示す図であり、(A)は第4実施形態に係る部材連結具1cの斜視図であり、(B)は(A)を反対方向から見た部材連結具1cの斜視図である。
図7に示すように、第4実施形態に係る部材連結具1cも、第3実施形態に係る部材連結具1bと同様に、折れ部16を介して屈曲した断面L字型の構造を有している。一方で、第4実施形態に係る部材連結具1cは、折れ部16を境とした第1平板部17に凹部13および第1の貫通孔14のみが形成されており、第2平板部18に第2の貫通孔15のみが形成されている。また、第4実施形態に係る部材連結具1cでは、第1平板部17の内角側の第1の面11cに凹部13が形成されている。なお、第4実施形態に係る部材連結具1cの大きさは、第3実施形態に係る部材連結具1cと同様とすることができる。
【0032】
次に、
図8に基づいて、第4実施形態に係る部材連結具1cを用いた第1部材Aおよび第2部材Bの連結方法について説明する。
図8は、第4実施形態に係る部材連結具1cを用いた第1部材Aと第2部材Bとの連結方法を説明するための図である。まず、作業者は、
図8(A)に示すように、部材連結具1cの第1平板部17の外角側の第2の面12が第2部材Bと接面した状態で、第1平板部17に形成した凹部13内の第1の貫通孔14に、内角側の第1の面側11からネジを挿入し、部材連結具1cと第1部材Aとを螺合させる。これにより、第2部材Bと部材連結具1cとを密着した状態(より具体的には、第2部材Bの側面と部材連結具1cの第1平板部17の第2の面12とを隙間なく密着した状態)で連結することができる。また、第4実施形態に係る部材連結具1cでは、第1平板部17には第2の貫通孔15が形成されていないため、第2の貫通孔15が第2部材Bの側面と重ならない状態で、第2部材Bと部材連結具1cとを連結することができる。
【0033】
次いで、作業者は、部材連結具1cの第1平板部17および第2平板部18の内角側の第1の面11cが第1部材Aと接面するように、部材連結具1cと第1部材Aとを接面させ、その状態で、外角側の第2の面12c側から第2の貫通孔15に螺子または釘を挿入することで、部材連結具1cと第1部材Aとを連結する。これにより、第1部材Aと部材連結具1cとを密着した状態(より具体的には、第1部材Aの端面と部材連結具1cの第1平板部17および第2平板部18の第1の面11cとを隙間なく密着した状態)で連結することができる。その結果、第1部材Aおよび第2部材Bを、第4実施形態に係る部材連結具1cで連結させることができる。
【0034】
以上のように、第4実施形態に係る部材連結具1cでは、折れ部16において屈曲しており、折れ部16を境とする第1平板部17および第2平板部18に、凹部13(第1の貫通孔14)または第2の貫通孔15が形成されている。これにより、第4実施形態に係る部材連結具1cでも、第1~3実施形態に係る部材連結具1,1a,1bと同様に、部材連結具1bの第1平板部17の第1の面11cと第1部材Aの端面とを隙間なく密着させることができるとともに、部材連結具1cの第2の面12cと第2部材Bの側面とを隙間なく密着させることができる。また、第4実施形態に係る部材連結具1cでも、第1~3実施形態に係る部材連結具1,1a,1bと同様に、全体の厚さ(あるいは第1平板部17および第2平板部18の厚さ)が10mm以下、より好ましくは5mm以下であるため、第1平板部17を介して第1部材Aと第2部材Bとが接近した状態で連結することができ、第1部材Aと第2部材Bとを強固に連結することができるとともに、連結部の隙間を少なくすることができるため、連結部における見栄えを良くすることができ、さらに、螺子および/または釘だけで第1部材Aと第2部材Bとを連結することができ、パーゴラなどの簡易建築物を比較的容易に建築することも可能となる。さらに、第4実施形態に係る部材連結具1cでは、
図8に示すように、第2の貫通孔15が第2平板部18に形成されているため、第1部材Aの端面の面積を第1平板部17の面積以上とすることもでき、第1部材Aの大きさに係わらず、より汎用的に利用することが可能となる。
【0035】
《第5実施形態》
次いで、本発明の第5実施形態について説明する。
図9は、第5実施形態に係る部材連結具1dを示す図であり、(A)は第5実施形態に係る部材連結具1dの斜視図であり、(B)は(A)を反対方向から見た部材連結具1dの斜視図である。
図5に示すように、第5実施形態に係る部材連結具1dは、2つの折れ部16a,16bを有しており、断面コの字型の構造を有している。また、以下においては、第3実施形態および第4実施形態と同様に、折れ部16a,16bの外角を形成する側(鈍角側)を外角側として説明し、折れ部16の内角を形成する側(鋭角側)を内角側として説明する。さらに、第5実施形態に係る部材連結具1dでは、折れ部16a,16bをそれぞれ境とする3つの平板状の部材をそれぞれ第1平板部17、第2平板部18、および第3平板部19として説明する。
【0036】
第5実施形態に係る部材連結具1dの大きさは、後述する連結方法で第1部材Aおよび第2部材Bを連結することができるものであれば、特に限定されないが、一例として、第1平板部17、第2平板部18および第3平板部19がともに、長手方向の長さが110mm、短手方向の幅が32mm、厚みが4.5mm、凹部13の直径が10mmとなるように構成することができる。また、部材連結具1dの厚み(すなわち、第1平板部17、第2平板部18および第3平板部19のそれぞれの厚み)は、第1部材Aと第2部材Bとを接近した状態で連結するために、10mm以下とすることが好ましく、5mm以下とすることがより好ましい。さらに、凹部13の深さも、特に限定されないが、たとえば3~7mmとすることができる。
【0037】
次に、
図10に基づいて、第5実施形態に係る部材連結具1dを用いた第1部材Aおよび第2部材Bの連結方法について説明する。
図10は、第5実施形態に係る部材連結具1dを用いた第1部材Aおよび第2部材Bの連結方法を説明するための図である。まず、作業者は、
図10(A)に示すように、部材連結具1dの第1平板部17の外角側の第2の面12dが第2部材Bと接面した状態で、第1平板部17に形成した凹部13の第1の貫通孔14に、内角側の第1の面11d側から螺子を挿入し、部材連結具1dと第2部材Bとを螺合させる。これにより、第2部材Bと部材連結具1dとが密着した状態(より具体的には、第2部材Bの側面と部材連結具1dの第1平板部17の第2の面12とが隙間なく密着した状態)で、部材連結具1bと第2部材Bとを連結することができる。
【0038】
次いで、作業者は、部材連結具1dの第1平板部17、第2平板部18および第3平板部19の内角側の第1の面11dが第1部材Aと接面した状態で、外角側の第2の面12d側から第2の貫通孔15に螺子または釘を挿入することで、部材連結具1dと第1部材Aとを連結する。ここで、第5実施形態に係る部材連結具1dでも、第1の貫通孔14は第1平板部17に形成されており、第2平板部18および第3平板部19に形成されている第2の貫通孔15が第2部材Bの側面と重ならない状態で、第2部材Bと部材連結具1dとを連結させることができる。そのため、
図10(B)に示すように、部材連結具1dを内角側の第1の面11dにおいて第1部材Aと接面させて、第2平板部18および第3平板部19に形成された第2の貫通孔15に、外角側の第2の面12d側から螺子または釘を挿入し、部材連結具1dと第1部材Aとを連結することができる。なお、本実施形態でも、部材連結具1dは、第1の面11dに凹部13が形成されているため、凹部13内に形成された第1の貫通孔14に挿入した螺子のネジ頭は凹部13内に収容された状態となり、部材連結具1dを第1部材Aに接面させた場合でも、第1の貫通孔14に挿入した螺子が邪魔することなく、部材連結具1dと第1部材Aとを密着した状態(より具体的には、第1部材Aの側面と部材連結具1dの第1の面11dとが隙間なく密着した状態)で連結させることができる。
【0039】
以上のように、第5実施形態に係る部材連結具1dでは、折れ部16a,16bを介して断面コの字状の形状を有しており、第1平板部17、第2平板部18および第3平板部19の平板状部材に分けられている。そして、第1平板部17に第2部材Bと連結するための凹部13および第1の貫通孔14が形成されており、第2平板部18および第3平板部19に第1部材Aと連結するための第2の貫通孔15が形成されている。これにより、第5実施形態に係る部材連結具1dは、第1平板部17の第2の面12dと第2部材Bとを隙間なく密着して接合することができるとともに、第1平板部17、第2平板部18および第3平板部19の第1の面11dと第1部材Aとを隙間なく密着して接合することができ、部材連結具1dを介して、第1部材Aおよび第2部材を密着した状態で連結することができる。
【0040】
以上、本発明の好ましい実施形態例について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態の記載に限定されるものではない。上記実施形態例には様々な変更・改良を加えることが可能であり、そのような変更または改良を加えた形態のものも本発明の技術的範囲に含まれる。
【0041】
たとえば、第3,4実施形態に係る部材連結具1b,1cでは、折れ部16において略直角に屈曲する構成を例示したが、この構成に限定されず、折れ部16において、鋭角または鈍角で屈曲する構成とすることができる。同様に、第5実施形態に係る部材連結具1dでは、折れ部16a,16bにおいてそれぞれ略直角に屈曲する構成を例示したが、この構成に限定されず、折れ部16a,16bにおいて、鋭角または鈍角で屈曲する構成とすることができる。
【0042】
また、第1~5実施形態に係る部材連結具1,1a~1dの大きさも、上述した実施形態に限定されず、たとえば、主面(第1の面11,11a~11dおよび第2の面12,12a~12d)の長手方向の長さを、より長くした形状とすることもできる。
【符号の説明】
【0043】
1,1a~1d…部材連結具
11,11a~11d…第1の面
12,12a~12d…第2の面
13…凹部
14…第1の貫通孔
15…第2の貫通孔
16,16a,16b…折れ部
17…第1平板部
18…第2平板部
19…第3平板部
A…第1部材
B…第2部材