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特開2024-44516ショッピング管理装置およびショッピング管理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024044516
(43)【公開日】2024-04-02
(54)【発明の名称】ショッピング管理装置およびショッピング管理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0201 20230101AFI20240326BHJP
   G06F 3/0482 20130101ALI20240326BHJP
   G06F 3/04842 20220101ALI20240326BHJP
   G06T 19/00 20110101ALI20240326BHJP
【FI】
G06Q30/0201
G06F3/0482
G06F3/04842
G06T19/00 600
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022150078
(22)【出願日】2022-09-21
(71)【出願人】
【識別番号】000005326
【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100077665
【弁理士】
【氏名又は名称】千葉 剛宏
(74)【代理人】
【識別番号】100116676
【弁理士】
【氏名又は名称】宮寺 利幸
(74)【代理人】
【識別番号】100191134
【弁理士】
【氏名又は名称】千馬 隆之
(74)【代理人】
【識別番号】100136548
【弁理士】
【氏名又は名称】仲宗根 康晴
(74)【代理人】
【識別番号】100136641
【弁理士】
【氏名又は名称】坂井 志郎
(74)【代理人】
【識別番号】100180448
【弁理士】
【氏名又は名称】関口 亨祐
(72)【発明者】
【氏名】小林 健一
【テーマコード(参考)】
5B050
5E555
5L049
【Fターム(参考)】
5B050BA13
5B050DA01
5B050EA19
5B050FA02
5B050FA05
5E555AA25
5E555AA56
5E555BA02
5E555BA06
5E555BA38
5E555BB02
5E555BB06
5E555BB38
5E555BC04
5E555BC17
5E555CA24
5E555CA42
5E555CB02
5E555CB45
5E555CB74
5E555CC03
5E555CC22
5E555DA01
5E555DB16
5E555DB39
5E555DB41
5E555DB51
5E555DB53
5E555DC09
5E555DC13
5E555DC61
5E555DD07
5E555EA02
5E555EA05
5E555EA07
5E555EA11
5E555FA00
5L049BB04
(57)【要約】      (修正有)
【課題】店舗における商品の陳列状態が把握され得る店舗画像と、前記商品の売り上げに関する売上情報とを利用者端末に提供するショッピング管理装置およびショッピング管理方法を提供する。
【解決手段】ショッピング管理装置と、利用者端末と、店舗端末とが、利用者端末とネットワークを介して送受信可能に接続されるショッピングシステムにおいて、ショッピング管理装置1は、店舗における商品の陳列状態が把握出来る店舗画像と、商品の売り上げに関する売上情報とを利用者端末へ提供する情報提供部112を備える。利用者端末は、売上情報が重畳された店舗画像を利用者端末に備えられた表示部に表示する表示制御部を備える。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者の端末である利用者端末とネットワークを介して送受信可能に接続されるショッピング管理装置であって、
店舗における商品の陳列状態が把握され得る店舗画像と、前記商品の売り上げに関する売上情報とを前記利用者端末に提供する情報提供部を備え、
前記利用者端末は、前記売上情報が重畳された前記店舗画像を前記利用者端末に備えられた表示部に表示する表示制御部を備える、ショッピング管理装置。
【請求項2】
請求項1に記載のショッピング管理装置において、
前記表示制御部は、前記商品が表示される位置に応じた位置に前記売上情報を表示する、ショッピング管理装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のショッピング管理装置において、
前記店舗画像は、前記店舗を撮影することにより得られる画像である、ショッピング管理装置。
【請求項4】
請求項1に記載のショッピング管理装置において、
前記売上情報は、前記商品の売上数を示すヒートマップを用いて表示される、ショッピング管理装置。
【請求項5】
請求項1に記載のショッピング管理装置において、
前記売上情報は、前記商品のリアルタイムにおける売上数を示す情報を含む、ショッピング管理装置。
【請求項6】
請求項1に記載のショッピング管理装置において、
前記表示制御部は、前記利用者の知人であると共に、前記商品を購入した前記知人を示す情報を表示し得る、ショッピング管理装置。
【請求項7】
請求項3に記載のショッピング管理装置において、
前記情報提供部は、過去の前記店舗画像である過去店舗画像を前記利用者端末に提供可能であり、
前記表示制御部は、前記過去店舗画像を表示し得る、ショッピング管理装置。
【請求項8】
請求項7に記載のショッピング管理装置において、
前記情報提供部は、過去の前記売上情報である過去売上情報を前記利用者端末に提供可能であり、
前記表示制御部は、前記過去売上情報が重畳された前記過去店舗画像を表示し得る、ショッピング管理装置。
【請求項9】
店舗における商品の陳列状態が把握され得る店舗画像と、前記商品の売り上げに関する売上情報と、を利用者の端末である利用者端末にネットワークを介して提供する情報提供ステップと、
前記売上情報が重畳された前記店舗画像を前記利用者端末に備えられた表示部に表示する表示制御ステップと、を有する、ショッピング管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ショッピング管理装置およびショッピング管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、店頭で陳列されている商品を電子商取引により販売する店頭商品ECシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-51804号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近時では、より良好なショッピングシステムが待望されている。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によるショッピング管理装置は、利用者の端末である利用者端末とネットワークを介して送受信可能に接続されるショッピング管理装置であって、店舗における商品の陳列状態が把握され得る店舗画像と、前記商品の売り上げに関する売上情報とを前記利用者端末に提供する情報提供部を備え、前記利用者端末は、前記売上情報が重畳された前記店舗画像を前記利用者端末に備えられた表示部に表示する表示制御部を備える。
【0007】
また、本発明の他の態様によるショッピング管理方法は、店舗における商品の陳列状態が把握され得る店舗画像と、前記商品の売り上げに関する売上情報と、を利用者の端末である利用者端末にネットワークを介して提供する情報提供ステップと、前記売上情報が重畳された前記店舗画像を前記利用者端末に備えられた表示部に表示する表示制御ステップと、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、良好なショッピングシステムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、一実施形態によるショッピングシステムの構成を示す概念図である。
図2図2は、一実施形態によるショッピング管理装置の構成を示すブロック図である。
図3図3は、利用者端末の構成を示すブロック図である。
図4図4は、店舗端末の構成を示すブロック図である。
図5図5は、利用者端末に表示されるショッピング画面の例を示す図である。
図6図6は、利用者端末に表示されるショッピング画面の例を示す図である。
図7図7は、利用者端末に表示されるショッピング画面の例を示す図である。
図8図8は、一実施形態によるショッピング管理装置の動作の例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[一実施形態]
一実施形態によるショッピング管理装置およびショッピング管理方法について図1図8を用いて説明する。図1は、本実施形態によるショッピングシステムの構成を示す概念図である。
【0011】
本実施形態によるショッピングシステム10は、例えば、ショッピング管理装置1と、利用者端末3と、店舗端末5とによって構成され得る。ショッピング管理装置1は、ショッピングシステム10の管理を司る。利用者端末(ユーザ端末)3は、利用者(ユーザ)によって用いられる端末である。店舗端末5は、店舗90(図5参照)に備えられる端末である。ショッピング管理装置1と利用者端末3とは、ネットワーク7を介して送受信可能に接続され得る。ショッピング管理装置1と店舗端末5とは、ネットワーク7を介して送受信可能に接続され得る。利用者端末3と店舗端末5とは、ネットワーク7を介して送受信可能に接続され得る。
【0012】
図2は、本実施形態によるショッピング管理装置の構成を示すブロック図である。図2に示すように、ショッピング管理装置(サーバ装置)1には、演算部11と、記憶部13と、通信部15とが備えられ得る。ショッピング管理装置1には、これらの構成要素以外の構成要素も備えられ得るが、ここでは説明を省略する。ショッピング管理装置1は、ショッピングシステム10を用いて提供されるショッピングサービスを運営する運営者によって管理され得る。
【0013】
演算部11は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサ(processor)によって構成され得る。即ち、演算部11は、処理回路(processing circuitry)によって構成され得る。演算部11には、制御部111と、情報提供部112とが備えられ得る。制御部111は、ショッピング管理装置1の全体の制御を司る。制御部111と、情報提供部112とは、記憶部13に記憶されているプログラムが、演算部11によって実行されることにより実現され得る。演算部11には、これらの構成要素以外の構成要素も備えられ得るが、ここでは説明を省略する。
【0014】
制御部111、情報提供部112の少なくとも一部が、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の集積回路によって実現されてもよい。また、制御部111、情報提供部112の少なくとも一部が、ディスクリートデバイスを含む電子回路によって構成されてもよい。
【0015】
記憶部13は、不図示の揮発性メモリと、不図示の不揮発性メモリとを備え得る。揮発性メモリとしては、例えばRAM(Random Access Memory)等が挙げられ得る。揮発性メモリは、プロセッサのワーキングメモリとして使用され、処理又は演算に必要なデータ等を一時的に記憶する。不揮発性メモリとしては、例えばROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が挙げられ得る。不揮発性メモリは、保存用のメモリとして使用され、プログラム、テーブル、マップ等を記憶する。記憶部13の少なくとも一部が、上述したようなプロセッサ、集積回路等に備えられていてもよい。また、記憶部13には、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等が更に備えられ得る。記憶部13には、本実施形態によるショッピング管理方法をコンピュータに実行させるためのアプリケーションプログラムが予めインストールされる。記憶部13の少なくとも一部が、ショッピング管理装置1とは別個に設けられた不図示のストレージによって構成されてもよい。
【0016】
通信部15には、例えば、不図示の通信モジュールが備えられている。通信部15は、ネットワーク7を介して、利用者端末3に備えられた通信部39との間で通信を行い得る。また、通信部15は、ネットワーク7を介して、店舗端末5に備えられた通信部56との間で通信を行い得る。
【0017】
図3は、利用者端末の構成を示すブロック図である。図3に示すように、利用者端末3には、演算部31と、記憶部33と、操作部35と、表示部37と、通信部39とが備えられ得る。利用者端末3には、これらの構成要素以外の構成要素も備えられ得るが、ここでは説明を省略する。利用者端末3としては、例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display)等が挙げられ得るが、これに限定されない。ここでは、利用者端末3がスマートフォンである場合を例に説明する。利用者端末3は、ショッピングシステム10によって提供されるショッピングサービスを利用する利用者によって操作され得る。
【0018】
演算部31は、CPU、GPU等のプロセッサによって構成され得る。即ち、演算部31は、処理回路によって構成され得る。演算部31には、制御部311と、表示制御部312とが備えられ得る。なお、演算部31には、これらの構成要素以外の構成要素も備えられ得るが、ここでは説明を省略する。
【0019】
制御部311は、利用者端末3の全体の制御を司る。表示制御部312は、表示部37の表示の制御を司る。制御部311と、表示制御部312とは、記憶部33に記憶されているプログラムが演算部31によって実行されることにより実現され得る。なお、制御部311、表示制御部312の少なくとも一部が、ASIC、FPGA等の集積回路によって実現されるようにしてもよい。また、制御部311、表示制御部312の少なくとも一部が、ディスクリートデバイスを含む電子回路によって構成されるようにしてもよい。
【0020】
記憶部33は、不図示の揮発性メモリと、不図示の不揮発性メモリとを備え得る。記憶部33には、HDD、SSD等が更に備えられ得る。記憶部33には、知人情報記憶部331が備えられ得る。知人情報記憶部331は、例えば、利用者端末3を操作する利用者の知人に関する情報である知人情報を記憶し得る。知人情報としては、当該知人の氏名、当該知人の電話番号、当該知人のメールアドレス、当該知人の住所等が含まれ得るが、これに限定されない。利用者端末3に備えられるアドレス帳に記憶される情報が、知人情報として用いられ得る。
【0021】
操作部35は、利用者が利用者端末3に対して操作入力を行う際に用いられ得る。操作部35としては、キーボード、マウス等が挙げられ得るが、これに限定されない。
【0022】
表示部37には、不図示の表示素子が備えられている。表示素子としては、例えば、液晶表示素子、有機エレクトロルミネッセンス表示素子等が用いられ得る。なお、このような表示素子が備えられた不図示のタッチパネルによって、操作部35と表示部37とが構成されてもよい。
【0023】
通信部39には、例えば、不図示の通信モジュールが備えられている。通信部39は、ネットワーク7を介して、ショッピング管理装置1に備えられた通信部15との間で通信を行い得る。
【0024】
図4は、店舗端末の構成を示すブロック図である。店舗端末5には、演算部51と、記憶部52と、操作部53と、表示部54と、撮像部55と、通信部56とが備えられ得る。店舗端末5には、これらの構成要素以外の構成要素も備えられ得るが、ここでは説明を省略する。店舗端末5は、例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、360度カメラ等によって構成され得るが、これに限定されない。ここでは、店舗端末5がスマートフォンである場合を例に説明する。店舗端末5は、店舗90の店員等によって操作され得るが、これに限定されない。
【0025】
演算部51は、CPU、GPU等のプロセッサ、即ち、処理回路によって構成され得る。演算部51には、制御部511と、表示制御部512とが備えられ得る。なお、演算部51には、これらの構成要素以外の構成要素も備えられ得るが、ここでは説明を省略する。
【0026】
制御部511は、店舗端末5の全体の制御を司る。表示制御部512は、表示部54の表示の制御を司る。制御部511と、表示制御部512とは、記憶部52に記憶されているプログラムが演算部51によって実行されることにより実現され得る。なお、制御部511、表示制御部512の少なくとも一部が、ASIC、FPGA等の集積回路によって実現されるようにしてもよい。また、制御部511、表示制御部512の少なくとも一部が、ディスクリートデバイスを含む電子回路によって構成されるようにしてもよい。
【0027】
記憶部52は、不図示の揮発性メモリと、不図示の不揮発性メモリとを備え得る。記憶部52には、HDD、SSD等が更に備えられ得る。
【0028】
操作部53は、店舗90の店員等が店舗端末5に対して操作入力を行う際に用いられ得る。操作部53としては、キーボード、マウス等が挙げられ得るが、これに限定されない。
【0029】
表示部54には、不図示の表示素子が備えられている。表示素子としては、例えば、液晶表示素子、有機エレクトロルミネッセンス表示素子等が用いられ得る。なお、このような表示素子が備えられた不図示のタッチパネルによって、操作部53と表示部54とが構成されてもよい。
【0030】
撮像部55には、例えば、不図示のカメラモジュールが備えられている。撮像部55は、店舗90における商品92の陳列状態等を店員等が撮影する際に用いられ得る。
【0031】
通信部56には、例えば、不図示の通信モジュールが備えられている。通信部56は、ネットワーク7を介して、ショッピング管理装置1に備えられた通信部15との間で通信を行い得る。
【0032】
上述したように、ショッピング管理装置1には、情報提供部112が備えられ得る。情報提供部112は、利用者端末3にショッピング画面95(図5参照)を表示するための情報を利用者端末3に供給し得る。ショッピング画面95には、店舗画像91(図5参照)と売上情報94(図5参照)とが含まれ得る。ショッピング管理装置1は、店舗画像91と売上情報94とを利用者端末3に提供し得る。情報提供部112は、売上情報94が重畳された店舗画像91を利用者端末3に供給し得るが、これに限定されない。ここでは、売上情報94が重畳された店舗画像91がショッピング管理装置1から利用者端末3に供給される場合を例に説明する。
【0033】
図5は、利用者端末に表示されるショッピング画面の例を示す図である。店舗画像91に重畳される売上情報94が売上数である場合の例が、図5には示されている。
【0034】
ショッピング画面95は、利用者端末3に備えられた表示部37に表示され得る。ショッピング画面95は、当該店舗90におけるショッピングを開始するための操作が利用者によって行われることにより、表示部37に表示され得る。ショッピング画面95には、店舗画像91が表示され得る。店舗画像91には、売上情報94が重畳され得る。売上情報94は、商品92が表示される表示位置93に重畳され得る。即ち、商品92が表示される位置に応じた位置に売上情報94が重畳され得る。
【0035】
店舗画像91は、利用者によるショッピングが行われる店舗90の画像である。商品92が店舗90内に陳列されている状態が、店舗画像91に示されている。店舗90における商品92の陳列状態が当該店舗画像91によって把握され得る。このように、店舗画像91は、店舗90における商品92の陳列状態が把握され得る画像である。店舗画像91は、店舗端末5から供給され得るが、これに限定されない。店舗画像91は、店舗端末5から供給されるリアルタイムの画像であるが、これに限定されない。店舗画像91は、店舗端末5に備えられた撮像部55によって店舗90を撮影することにより得られる画像であるが、これに限定されない。即ち、店舗画像91は、現実の店舗90である実店舗を撮影することにより得られる画像であるが、これに限定されない。
【0036】
売上情報94は、商品92の売り上げに関する情報である。売上情報94には、商品92の売上数を示す情報が含まれ得る。商品92の売上数は、例えば、商品92のリアルタイムにおける売上数が挙げられ得るが、これに限定されない。商品92の売上数は、予め決められた期間における売上数であってもよい。また、商品92の売上数は、累計売上数であってもよい。売上情報94は、商品92に関する情報と紐付けられた状態で記憶部13に記憶され得る。商品92に関する情報には、当該商品92の名称、価格、外観等を示す情報が含まれ得る。当該商品92に関する商品情報は、店舗90における商品92の陳列位置を示す情報と紐付けられた状態で記憶部13に記憶されていてもよい。
【0037】
制御部111は、店舗画像91に表示される商品92を識別し得る。上述したように、商品92の外観を示す情報が、商品92に関する情報と紐付けられている。このため、制御部111は、店舗画像91に表示される商品92を識別し得る。店舗画像91に表示される商品92を識別し得るため、制御部111は、店舗画像91のうちのどの位置にどの商品92が陳列されているかを把握し得る。店舗画像91のうちのどの位置にどの商品92が陳列されているかを把握し得るため、制御部111は、店舗画像91に表示される商品92の位置に応じた位置に売上情報94を重畳し得る。
【0038】
図6は、利用者端末に表示されるショッピング画面の例を示す図である。店舗画像91に重畳される売上情報94がヒートマップを用いて表される場合の例が図6には示されている。
【0039】
図6に示す例において、商品92の売上数の大小がヒートマップを用いて表示されている。ヒートマップは、個々の値を、色、又は、色の濃淡によって示すものである。例えば、売上数が比較的多い商品92の表示位置93に比較的濃い色の表示が重畳される。即ち、売上数が比較的多い商品92の位置に応じた位置に比較的濃い色の表示が重畳される。これにより、当該商品92の売上数が比較的多いことが利用者によって把握され得る。また、売上数が比較的少ない商品92の表示位置93に比較的淡い色の表示が重畳される。即ち、売上数が比較的少ない商品92の位置に応じた位置に比較的淡い色の表示が重畳される。これにより、当該商品92の売上数が比較的少ないことが利用者によって把握され得る。このように、売上情報94がヒートマップを用いて表示されてもよい。
【0040】
購入された商品92の位置に応じた位置に、当該商品92が購入されたことを示す不図示の情報が表示されてもよい。このような情報としては、例えば、お金を模した不図示のマーク等が挙げられ得るが、これに限定されない。
【0041】
なお、売上数とヒートマップとが組み合わせられた売上情報94が、店舗画像91に重畳されてもよい。
【0042】
図7は、利用者端末に表示されるショッピング画面の例を示す図である。
【0043】
図7に示すように、表示制御部312は、利用者の知人によって商品92が購入されたことを示す情報96を表示部37に表示し得る。即ち、表示制御部312は、商品92を購入した知人を示す情報96を表示部37に表示し得る。商品92を購入した知人を示す情報96は、例えば、ショッピング管理装置1に備えられた制御部111によって生成され得る。制御部111は、商品92を購入した購入者を示す情報と、利用者の知人に関する情報である知人情報とに基づいて、商品92を購入した知人を示す情報96を生成し得る。知人情報は、利用者端末3からショッピング管理装置1に予め提供され得るが、これに限定されない。
【0044】
ショッピング画面95に表示された商品92を選択するための操作が利用者によって行われることによって、当該商品92が選択される。商品92が利用者によって選択されると、選択された商品92を発注するための不図示の発注受付画面が、利用者端末3に備えられた表示部37に表示される。商品92を発注するための操作が発注受付画面に対して利用者により行われることにより、商品92を発注するための発注情報が生成される。こうして生成される発注情報は、利用者端末3からショッピング管理装置1に供給される。
【0045】
制御部111は、利用者によって選択された商品92を受注する処理である受注処理を行い得る。制御部111は、利用者端末3から供給される発注情報に基づいて、受注処理を行い得る。発注情報には、利用者によって発注された商品92を特定するための情報、利用者によって発注された商品92の個数を示す情報等が含まれ得るが、これに限定されない。
【0046】
図8は、本実施形態によるショッピング管理装置の動作を示すフローチャートである。
【0047】
ステップS1において、ショッピング管理装置1に備えられた情報提供部112が、店舗画像91と売上情報94とを利用者端末3に提供する。この後、ステップS2に遷移する。
【0048】
ステップS2において、利用者端末3に備えられた表示制御部312が、売上情報94が重畳された店舗画像91を、利用者端末3に備えられた表示部37に表示する。この後、ステップS3に遷移する。
【0049】
ステップS3において、ショッピング管理装置1に備えられた制御部111は、利用者端末3から供給される発注情報に基づいて受注処理を行う。こうして、図8に示す処理が完了する。
【0050】
このように、本実施形態によれば、店舗画像91が利用者端末3の表示部37に表示される。このため、本実施形態によれば、臨場感のあるショッピングを利用者に対して提供し得る。しかも、本実施形態によれば、店舗画像91に売上情報94が重畳表示され得る。このため、本実施形態によれば、利用者の購買意欲を向上させ得る。このように、本実施形態によれば、良好なショッピングシステム10を提供し得る。
【0051】
[変形実施形態]
本発明は、上述した実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を取り得る。
【0052】
例えば、上記実施形態では、売上情報94が重畳された店舗画像91がショッピング管理装置1から利用者端末3に提供される場合を例に説明したが、これに限定されない。売上情報94と店舗画像91とが別個にショッピング管理装置1から利用者端末3に提供されてもよい。即ち、売上情報94を店舗画像91に重畳させる処理が利用者端末3によって行われてもよい。
【0053】
また、上記実施形態では、店舗画像91が、現実の店舗90である実店舗を撮影することにより得られる画像である場合を例に説明したが、これに限定されない。店舗画像91は、実店舗を模した仮想の店舗の画像であってもよい。
【0054】
また、上記実施形態では、リアルタイムで取得される店舗画像91を利用者端末3に表示する場合を例に説明したが、これに限定されない。過去の店舗画像91である過去店舗画像が利用者端末3に備えられた表示部37に提供されてもよい。過去店舗画像は、店舗端末5からショッピング管理装置1に予め供給され得るが、これに限定されない。店舗端末5からショッピング管理装置1に予め供給された過去店舗画像は、ショッピング管理装置1に備えられた記憶部13に予め記憶され得るが、これに限定されない。利用者端末3に備えられた表示制御部312は、過去店舗画像を表示部37に表示し得る。過去の売上情報である過去売上情報が、過去店舗画像に重畳されてもよい。過去の売上情報は、ショッピング管理装置1に備えられた記憶部13に予め記憶され得るが、これに限定されない。過去店舗画像は、過去店舗画像を表示するための操作が利用者によって行われることにより、表示部37に表示され得る。過去店舗画像を表示するための操作としては、例えば、表示される過去店舗画像を複数の過去店舗画像のうちから選択する操作等が挙げられ得るが、これに限定されない。
【0055】
上述した実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
【0056】
(付記1)
利用者の端末である利用者端末(3)とネットワーク(7)を介して送受信可能に接続されるショッピング管理装置(1)であって、店舗(90)における商品(92)の陳列状態が把握され得る店舗画像(91)と、前記商品の売り上げに関する売上情報(94)とを前記利用者端末に提供する情報提供部(112)を備え、前記利用者端末は、前記売上情報が重畳された前記店舗画像を前記利用者端末に備えられた表示部(37)に表示する表示制御部(312)を備える。このような構成によれば、店舗画像が利用者端末の表示部に表示される。このため、このような構成によれば、臨場感のあるショッピングを利用者に対して提供し得る。しかも、このような構成によれば、店舗画像に売上情報が重畳表示され得る。このため、このような構成によれば、利用者の購買意欲を向上させ得る。このように、本実施形態によれば、良好なショッピングシステムを提供し得る。
【0057】
(付記2)
付記1に記載のショッピング管理装置において、前記表示制御部は、前記商品が表示される位置に応じた位置に前記売上情報を表示する。このような構成によれば、商品に関する売上情報が利用者に的確に把握され得る。
【0058】
(付記3)
付記1又は2に記載のショッピング管理装置において、前記店舗画像は、前記店舗を撮影することにより得られる画像である。このような構成によれば、臨場感のあるショッピングを利用者に提供し得る。
【0059】
(付記4)
付記1に記載のショッピング管理装置において、前記売上情報は、前記商品の売上数を示すヒートマップを用いて表示される。このような構成によれば、売上情報が利用者に直感的に把握され得る。
【0060】
(付記5)
付記1に記載のショッピング管理装置において、前記売上情報は、前記商品のリアルタイムにおける売上数を示す情報を含む。
【0061】
(付記6)
付記1に記載のショッピング管理装置において、前記表示制御部は、前記利用者の知人であると共に、前記商品を購入した前記知人を示す情報を表示し得る。このような構成によれば、当該商品が知人によって購入されたことを利用者が把握し得る。
【0062】
(付記7)
付記3に記載のショッピング管理装置において、前記情報提供部は、過去の前記店舗画像である過去店舗画像を前記利用者端末に提供可能であり、前記表示制御部は、前記過去店舗画像を表示し得る。このような構成によれば、過去店舗画像を利用者に提供し得る。
【0063】
(付記8)
付記7に記載のショッピング管理装置において、前記情報提供部は、過去の前記売上情報である過去売上情報を前記利用者端末に提供可能であり、前記表示制御部は、前記過去売上情報が重畳された前記過去店舗画像を表示し得る。このような構成によれば、過去の売上情報を利用者に提供し得る。
【0064】
(付記9)
ショッピング管理方法は、店舗における商品の陳列状態が把握され得る店舗画像と、前記商品の売り上げに関する売上情報と、を利用者の端末である利用者端末にネットワークを介して提供する情報提供ステップ(S1)と、前記売上情報が重畳された前記店舗画像を前記利用者端末に備えられた表示部に表示する表示制御ステップ(S2)と、を有する。
【0065】
なお、本発明は、上述した開示に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得る。
【符号の説明】
【0066】
1:ショッピング管理装置 3:利用者端末
5:店舗端末 7:ネットワーク
10:ショッピングシステム 11、31、51:演算部
13、33、52:記憶部 15、39、56:通信部
35、53:操作部 37、54:表示部
55:撮像部 90:店舗
91:店舗画像 92:商品
93:表示位置 94:売上情報
95:ショッピング画面 96:情報
111、311、511:制御部 112:情報提供部
312、512:表示制御部 331:知人情報記憶部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8