(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024004462
(43)【公開日】2024-01-16
(54)【発明の名称】ロールプレイング形式の会話コンテンツを提供する方法、装置、およびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
G09B 19/06 20060101AFI20240109BHJP
G10L 19/00 20130101ALI20240109BHJP
G09B 5/04 20060101ALI20240109BHJP
G09B 19/04 20060101ALI20240109BHJP
【FI】
G09B19/06
G10L19/00 312E
G09B5/04
G09B19/04
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023092351
(22)【出願日】2023-06-05
(31)【優先権主張番号】10-2022-0078880
(32)【優先日】2022-06-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】505205812
【氏名又は名称】ネイバー コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】NAVER Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】イ,スア
(72)【発明者】
【氏名】キム,ソミ
(72)【発明者】
【氏名】キム,ジョンファン
(72)【発明者】
【氏名】ソ,ヒェスン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ドンウン
(72)【発明者】
【氏名】ソン,ジヒェ
(72)【発明者】
【氏名】周 ▲イエン▼臣
(72)【発明者】
【氏名】金 ▲ローン▼日
【テーマコード(参考)】
2C028
【Fターム(参考)】
2C028AA03
2C028BA01
2C028BA02
2C028BB04
2C028BC05
2C028BD01
(57)【要約】
【課題】ロールプレイング形式の会話コンテンツを提供する方法、装置、およびコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】会話学習サービス方法は、参加者の出身国や民族、または地域を表す訛りごとに参加者が発話するオーディオを訛りの発音コンテンツとして登録する段階、および2つ以上の文章で構成された会話文を、文章と対応する発音コンテンツを利用したロールプレイング形式で提供する段階を含む。
【選択図】
図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ装置で実行される会話学習サービス方法であって、
前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、
当該会話学習サービス方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサが、参加者の出身国や民族、または地域を表す訛ごとに前記参加者が発話するオーディオを前記訛りの発音コンテンツとして登録する段階、および
前記少なくとも1つのプロセッサが、2つ以上の文章で構成された会話文を、前記文章と対応する前記発音コンテンツを利用したロールプレイング(role-playing)形式で提供する段階
を含む、会話学習サービス方法。
【請求項2】
前記ロールプレイング形式で提供する段階は、
学習者が選択した特定のタイトルの会話文を、前記学習者が選択した特定の訛りの発音コンテンツを利用したロールプレイング形式で提供すること
を特徴とする、請求項1に記載の会話学習サービス方法。
【請求項3】
前記ロールプレイング形式で提供する段階は、
前記会話文の文章順に従って割り当てられた文章に対して、前記発音コンテンツを再生するための第1役割インタフェースと、学習者の発話音声を録音するための第2役割インタフェースを提供する段階
を含む、請求項1に記載の会話学習サービス方法。
【請求項4】
前記ロールプレイング形式で提供する段階は、
前記会話文の文章順に従って割り当てられた文章に対して、第1訛りの発音コンテンツを再生するための第1役割インタフェースと、前記第1訛りとは異なる第2訛りの発音コンテンツを再生するための第2役割インタフェースを提供する段階
を含む、請求項1に記載の会話学習サービス方法。
【請求項5】
当該会話学習サービス方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記発話音声を前記学習者に該当する訛りの発音コンテンツとして登録する段階
をさらに含む、請求項3に記載の会話学習サービス方法。
【請求項6】
前記第1役割インタフェースには、前記発音コンテンツを登録した前記参加者のプロフィール情報が含まれ、
前記第2役割インタフェースには、前記学習者のプロフィール情報が含まれること
を特徴とする、請求項3に記載の会話学習サービス方法。
【請求項7】
前記第2役割インタフェースは、前記発話音声に対する感情トーン(tone)を設定するためのインタフェースが含まれること
を特徴とする、請求項3に記載の会話学習サービス方法。
【請求項8】
前記第2役割インタフェースには、前記会話文の文章とは異なる他の文章を入力するためのインタフェースが含まれ、
当該会話学習サービス方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記他の文章を前記会話文の文章で構成された会話ツリーに追加し、前記会話ツリーに基づいて新規会話文を生成する段階
をさらに含む、請求項3に記載の会話学習サービス方法。
【請求項9】
前記第1役割インタフェースと前記第2役割インタフェースを提供する段階は、
前記参加者のプロフィール情報と前記学習者のプロフィール情報のうち、現時点の順番に該当するプロフィール情報を強調して表示する段階
を含む、請求項6に記載の会話学習サービス方法。
【請求項10】
前記ロールプレイング形式で提供する段階は、
前記発音コンテンツの再生または前記発話音声の録音が完了した文章をメッセージ吹き出しによって順に表示する段階
をさらに含む、請求項3に記載の会話学習サービス方法。
【請求項11】
前記ロールプレイング形式で提供する段階は、
前記発音コンテンツの再生または前記発話音声の録音が完了した文章を単位として、発音再生のためのインタフェースと肯定反応入力のためのインタフェースのうちの少なくとも1つを提供する段階
をさらに含む、請求項3に記載の会話学習サービス方法。
【請求項12】
前記ロールプレイング形式で提供する段階は、
リアルタイム接続状態と前記学習者との関係のうちの少なくとも1つに基づいて、ロールプレイングの相手として選択可能な参加者リストを提供する段階
を含む、請求項3に記載の会話学習サービス方法。
【請求項13】
前記ロールプレイング形式で提供する段階は、
学習タイトルとして選択可能なタイトルリストを提供する段階、および
前記タイトルリストから選択された特定のタイトルの会話文を、学習者の言語学習のためのコンテンツとして提供する段階
を含む、請求項1に記載の会話学習サービス方法。
【請求項14】
前記タイトルリストを提供する段階は、
前記タイトルリストに含まれる各タイトルごとにタイトル情報を表示する段階
を含み、
前記タイトル情報は、該当のタイトルに属する会話文の録音に参加した少なくとも1つの参加者のプロフィール情報を含むこと
を特徴とする、請求項13に記載の会話学習サービス方法。
【請求項15】
前記タイトル情報は、該当のタイトルと関連するオブジェクト、該当のタイトルに属する会話文数、該当のタイトルに属する会話文の録音に参加した参加者数のうちの少なくとも1つを含むこと
を特徴とする、請求項14に記載の会話学習サービス方法。
【請求項16】
前記タイトル情報は、該当のタイトルに属する会話文に対する前記学習者の履歴情報を含むこと
を特徴とする、請求項14に記載の会話学習サービス方法。
【請求項17】
請求項1~16のうちのいずれか一項に記載の会話学習サービス方法をコンピュータ装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
【請求項18】
コンピュータ装置であって、
メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
参加者の出身国や民族、または地域を表す訛りごとに前記参加者が発話するオーディオを前記訛りの発音コンテンツとして登録する過程、および
2つ以上の文章で構成された会話文を、前記文章と対応する前記発音コンテンツを利用したロールプレイング形式で提供する過程
を処理する、コンピュータ装置。
【請求項19】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
学習者が選択した特定のタイトルの会話文を、前記学習者が選択した特定の訛りの発音コンテンツを利用したロールプレイング形式で提供すること
を特徴とする、請求項18に記載のコンピュータ装置。
【請求項20】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記会話文の文章順に従って割り当てられた文章に対して、前記発音コンテンツを再生するための第1役割インタフェースと、学習者の発話音声を録音するための第2役割インタフェースを提供するか、または
前記会話文の文章順に従って割り当てられた文章に対して、第1訛りの発音コンテンツを再生するための第1役割インタフェースと、前記第1訛りとは異なる第2訛りの発音コンテンツを再生するための第2役割インタフェースを提供すること
を特徴とする、請求項18に記載のコンピュータ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、言語学習のための会話文を提供する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
英語教育をはじめとする言語教育のほとんどは、講師が教室で教育内容を伝達するオフライン方式が採択されてきたが、近年はインターネットを利用したオンライン教育方式が広がり始めている。
【0003】
オンライン教育方式には、講師が講義を行う過程をインターネットで受講者に配信する動画講義方式、電子黒板と音声を利用した方式、画像チャットのためのVCS(ビデオ会議システム、Video Conference System)方式などがある。
【0004】
オンライン教育方式の一例として、特許文献1(登録日2008年3月18日)には、インターネットを利用して単語や文章の発音を正確に学習することができる、代表単語発音を利用した英語発音学習方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国登録特許第10-0816378号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
訛り(accent)ごとに、該当の訛りのユーザによって録音された発音コンテンツをデータベース(DB)として構成し、これを利用した会話学習プラットフォームを提供する。
【0007】
ユーザが選択したタイトルの会話文に対する発音コンテンツをロールプレイング方式で録音したり聞いたりすることができるサービスを提供する。
【0008】
ユーザが選択した訛りの実際のユーザがロールプレイング会話の相手役として出演することで、実際の対話形式でユーザ経験を提供する。
【0009】
フリートーキング(free talking)参加によって会話ツリーを確張することで、多様なシナリオの会話文を生成する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
コンピュータ装置で実行される会話学習サービス方法であって、前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記会話学習サービス方法は、前記少なくとも1つのプロセッサが、参加者の出身国や民族、または地域を表す訛りごとに前記参加者が発話するオーディオを前記訛りの発音コンテンツとして登録する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサが、2つ以上の文章で構成された会話文を、前記文章と対応する前記発音コンテンツを利用したロールプレイング(role-playing)形式で提供する段階を含む、会話学習サービス方法を提供する。
【0011】
一側面によると、前記ロールプレイング形式で提供する段階は、学習者が選択した特定のタイトルの会話文を、前記学習者が選択した特定の訛りの発音コンテンツを利用したロールプレイング形式で提供してよい。
【0012】
他の側面によると、前記ロールプレイング形式で提供する段階は、前記会話文の文章順に従って割り当てられた文章に対して、前記発音コンテンツを再生するための第1役割インタフェースと、学習者の発話音声を録音するための第2役割インタフェースを提供する段階を含んでよい。
【0013】
また他の側面によると、前記ロールプレイング形式で提供する段階は、前記会話文の文章順に従って割り当てられた文章に対して、第1訛りの発音コンテンツを再生するための第1役割インタフェースと、前記第1訛りとは異なる第2訛りの発音コンテンツを再生するための第2役割インタフェースを提供する段階を含んでよい。
【0014】
また他の側面によると、前記会話学習サービス方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記発話音声を、前記学習者に該当する訛りの発音コンテンツとして登録する段階をさらに含んでよい。
【0015】
また他の側面によると、前記第1役割インタフェースには、前記発音コンテンツを登録した前記参加者のプロフィール情報が含まれ、前記第2役割インタフェースには、前記学習者のプロフィール情報が含まれてよい。
【0016】
また他の側面によると、前記第2役割インタフェースには、前記発話音声に対する感情トーン(tone)を設定するためのインタフェースが含まれてよい。
【0017】
また他の側面によると、前記第2役割インタフェースには、前記会話文の文章とは異なる文章を入力するためのインタフェースが含まれ、前記会話学習サービス方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記他の文章を前記会話文の文章で構成された会話ツリーに追加し、前記会話ツリーに基づいて新規会話文を生成する段階をさらに含んでよい。
【0018】
また他の側面によると、前記第1役割インタフェースと前記第2役割インタフェースを提供する段階は、前記参加者のプロフィール情報と前記学習者のプロフィール情報のうちで現在の順番に該当するプロフィール情報を強調して表示する段階を含んでよい。
【0019】
また他の側面によると、前記ロールプレイング形式で提供する段階は、前記発音コンテンツの再生または前記発話音声の録音が完了した文章をメッセージ吹き出しによって順に表示する段階をさらに含んでよい。
【0020】
また他の側面によると、前記ロールプレイング形式で提供する段階は、前記発音コンテンツの再生または前記発話音声の録音が完了した文章を単位として、発音再生のためのインタフェースと肯定反応入力のためのインタフェースのうちの少なくとも1つを提供する段階をさらに含んでよい。
【0021】
また他の側面によると、前記ロールプレイング形式で提供する段階は、リアルタイム接続状態と前記学習者との関係のうちの少なくとも1つに基づいて、ロールプレイングの相手として選択可能な参加者リストを提供する段階を含んでよい。
【0022】
また他の側面によると、前記ロールプレイング形式で提供する段階は、学習タイトルによって選択可能なタイトルリストを提供する段階、および前記タイトルリストから選択された特定のタイトルの会話文を学習者の言語学習のためのコンテンツとして提供する段階を含んでよい。
【0023】
また他の側面によると、前記タイトルリストを提供する段階は、前記タイトルリストに含まれる各タイトルごとにタイトル情報を表示する段階を含み、前記タイトル情報は、該当のタイトルに属する会話文の録音に参加した少なくとも1つの参加者のプロフィール情報を含んでよい。
【0024】
また他の側面によると、前記タイトル情報は、該当のタイトルと関連するオブジェクト、該当のタイトルに属する会話文数、該当のタイトルに属する会話文の録音に参加した参加者数のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0025】
さらに他の側面によると、前記タイトル情報は、該当のタイトルに属する会話文に対する前記学習者の履歴情報を含んでよい。
【0026】
前記会話学習サービス方法をコンピュータ装置に実行させるためのコンピュータプログラムを提供する。
【0027】
コンピュータ装置であって、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、参加者の出身国や民族、または地域を表す訛りごとに前記参加者が発話するオーディオを、前記訛りの発音コンテンツとして登録する過程、および2つ以上の文章で構成された会話文を、前記文章と対応する前記発音コンテンツを利用したロールプレイング形式で提供する過程を処理する、コンピュータ装置を提供する。
【発明の効果】
【0028】
本発明の実施形態によると、訛りごとに、該当の訛りのユーザによって録音された訛りの発音コンテンツをデータベースとして構成し、これを利用した会話学習プラットフォームを提供することができる。
【0029】
本発明の実施形態によると、ユーザが選択したタイトルの会話文に対する発音コンテンツをロールプレイング方式で録音したり聞いたりすることが可能なサービスを提供することができる。
【0030】
本発明の実施形態によると、ユーザが選択した訛りの実際のユーザがロールプレイング会話の相手役として出演することで、実際の対話形式でユーザ経験を提供することができる。
【0031】
本発明の実施形態によると、フリートーキングの参加によって会話ツリーを確張することで、言語学習のためのコンテンツとして多様なシナリオの会話文を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【
図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
【
図2】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。
【
図3】本発明の一実施形態における、訛りごとに発音を収集するためのオーディオ参加サービスを提供する方法の一例を示したフローチャートである。
【
図4】本発明の一実施形態における、学習参加者の訛りを設定するサービス画面を示した例示図である。
【
図5】本発明の一実施形態における、発音コンテンツを登録するサービス画面を示した例示図である。
【
図6】本発明の一実施形態における、発音コンテンツを登録するサービス画面を示した例示図である。
【
図7】本発明の一実施形態における、発音コンテンツを登録するサービス画面を示した例示図である。
【
図8】本発明の一実施形態における、発音コンテンツを表示するサービス画面を示した例示図である。
【
図9】本発明の一実施形態における、個人プロフィール画面を示した例示図である。
【
図10】本発明の一実施形態における、言語学習のための会話文をロールプレイング形式で提供する方法の一例を示したフローチャートである。
【
図11】本発明の一実施形態における、言語学習タイトルを選択するサービス画面を示した例示図である。
【
図12】本発明の一実施形態における、言語学習タイトルを選択するサービス画面を示した例示図である。
【
図13】本発明の一実施形態における、ロールプレイング会話学習過程を説明するための例示図である。
【
図14】本発明の一実施形態における、ロールプレイング会話学習過程を説明するための例示図である。
【
図15】本発明の一実施形態における、ロールプレイング会話学習過程を説明するための例示図である。
【
図16】本発明の一実施形態における、ロールプレイング会話学習過程を説明するための例示図である。
【
図17】本発明の一実施形態における、ロールプレイング会話学習過程を説明するための例示図である。
【
図18】本発明の一実施形態における、ロールプレイング会話学習過程を説明するための例示図である。
【
図19】本発明の一実施形態における、会話ツリー拡張過程を説明するめの例示図である。
【
図20】本発明の一実施形態における、会話ツリー拡張過程を説明するめの例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0034】
本発明の実施形態は、言語学習のための会話文を提供する技術に関する。
【0035】
本明細書で具体的に開示される事項を含む実施形態は、言語学習のための会話文を、実際に対話するロールプレイング形式で提供することができる。
【0036】
本発明の実施形態に係る会話学習サービスシステムは、少なくとも1つのコンピュータ装置によって実現されてよく、本発明の実施形態に係る会話学習サービス方法は、会話学習サービスシステムに含まれる少なくとも1つのコンピュータ装置によって実行されてよい。このとき、コンピュータ装置においては、本発明の一実施形態に係るコンピュータプログラムがインストールされて実行されてよく、コンピュータ装置は、実行されたコンピュータプログラムの制御に従って本発明の実施形態に係る会話学習サービス方法を実行してよい。上述したコンピュータプログラムは、コンピュータ装置と結合して会話学習サービス方法をコンピュータに実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0037】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような
図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が
図1のように限定されることはない。また、
図1のネットワーク環境は、本実施形態に適用可能な環境の一例に過ぎず、本実施形態に適用可能な環境が
図1のネットワーク環境に限定されることはない。
【0038】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータ装置によって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットなどがある。一例として、
図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することができる多様な物理的なコンピュータ装置のうちの1つを意味してよい。
【0039】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0040】
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140にサービス(一例として、会話学習サービスなど)を提供するシステムであってよい。
【0041】
図2は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。上述した複数の電子機器110、120、130、140それぞれやサーバ150、160それぞれは、
図2に示したコンピュータ装置200によって実現されてよい。
【0042】
このようなコンピュータ装置200は、
図2に示すように、メモリ210、プロセッサ220、通信インタフェース230、および入力/出力インタフェース240を含んでよい。メモリ210は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROMやディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ210とは区分される別の永続的記録装置としてコンピュータ装置200に含まれてもよい。また、メモリ210には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコードが記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ210とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からメモリ210にロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信インタフェース230を通じてメモリ210にロードされてもよい。例えば、ソフトウェア構成要素は、ネットワーク170を介して受信されるファイルによってインストールされるコンピュータプログラムに基づいてコンピュータ装置200のメモリ210にロードされてよい。
【0043】
プロセッサ220は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ210または通信インタフェース230によって、プロセッサ220に提供されてよい。例えば、プロセッサ220は、メモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードに従って受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0044】
通信インタフェース230は、ネットワーク170を介してコンピュータ装置200が他の装置(一例として、上述した記録装置)と互いに通信するための機能を提供してよい。一例として、コンピュータ装置200のプロセッサ220がメモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードに従って生成した要求や命令、データ、ファイルなどが、通信インタフェース230の制御に従ってネットワーク170を介して他の装置に伝達されてよい。これとは逆に、他の装置からの信号や命令、データ、ファイルなどが、ネットワーク170を経てコンピュータ装置200の通信インタフェース230を通じてコンピュータ装置200に受信されてよい。通信インタフェース230を通じて受信された信号や命令、データなどは、プロセッサ220やメモリ210に伝達されてよく、ファイルなどは、コンピュータ装置200がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0045】
入力/出力インタフェース240は、入力/出力装置250とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、マイク、キーボード、またはマウスなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース240は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置250は、コンピュータ装置200と1つの装置で構成されてもよい。
【0046】
また、他の実施形態において、コンピュータ装置200は、
図2の構成要素よりも少ないか多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、コンピュータ装置200は、上述した入力/出力装置250のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。
【0047】
以下では、ロールプレイング形式の会話コンテンツを提供する方法および装置の具体的な実施形態について説明する。
【0048】
本実施形態に係るコンピュータ装置200は、クライアントを対象に、クライアント上にインストールされた専用アプリケーションやコンピュータ装置200と関連するウェブ/モバイルサイトへの接続によって会話学習サービスを提供してよい。コンピュータ装置200には、コンピュータによって実現された会話学習サービスシステムが構成されてよい。一例として、会話学習サービスシステムは、独立的に動作するプログラム形態で実現されてもよいし、特定のアプリケーションのイン-アプリ(in-app)形態で構成されて前記特定のアプリケーション上で動作が可能となるように実現されてもよい。
【0049】
コンピュータ装置200のプロセッサ220は、以下の会話学習サービス方法を実行するための構成要素によって実現されてよい。実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、選択的にプロセッサ220に含まれても除外されてもよい。また、実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、プロセッサ220の機能の表現のために分離されても併合されてもよい。
【0050】
このようなプロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、以下の会話学習サービス方法に含まれる段階を実行するようにコンピュータ装置200を制御してよい。例えば、プロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、メモリ210が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも1つのプログラムのコードとによる命令(instruction)を実行するように実現されてよい。
【0051】
ここで、プロセッサ220の構成要素は、コンピュータ装置200に記録されたプログラムコードが提供する命令に従ってプロセッサ220によって実行される、互いに異なる機能(different functions)の表現であってよい。
【0052】
プロセッサ220は、コンピュータ装置200の制御と関連する命令がロードされたメモリ210から必要な命令を読み取ってよい。この場合、読み取られた命令は、プロセッサ220が以下で説明する段階を実行するように制御するための命令を含んでよい。
【0053】
以下で説明する段階は、図に示したものとは異なる順序で実行されてもよいし、段階のうちの一部が省略されたり追加の過程がさらに含まれたりしてもよい。
【0054】
本発明に係る会話学習サービスは、オーディオ参加によって各言語の多様な訛りごとに発音コンテンツを収集および提供するオーディオ参加サービスに含まれる機能として実現されてよい。
【0055】
図3は、本発明の一実施形態における、訛りごとに発音を収集するためのオーディオ参加サービスを提供する方法の一例を示したフローチャートである。
【0056】
図3を参照すると、段階310において、プロセッサ220は、学習参加者それぞれに対して、参加者設定によって参加者の訛り情報を設定してよい。訛り情報とは、参加者の出身国や民族、または地域で使用する言語情報を意味するものであって、一例として、プロセッサ220は、母国語のように参加者が主に使用する言語を訛り情報として設定してよい。本実施形態では、同じ言語であっても出身国または地域によって訛りが異なるという点を考慮した上で、同じ単語や文章に対して訛りごとに発音を収集する。このために、プロセッサ220は、発音の収集に参加する学習参加者の訛り情報として、該当の参加者が主に使用する母国語を設定してよい。
【0057】
段階320において、プロセッサ220は、与えられたサンプルに対して参加者が発話するオーディオを録音して発音コンテンツを生成してよい。プロセッサ220は、辞書データベースを活用して、辞書上の単語(word)や慣用句(idiom)、文章(sentence)などをランダムに選定してサンプルとして提供してよい。プロセッサ220は、サンプルに対する参加者のオーディオ録音に当該参加者の訛り情報をタグ付けして記録することにより、当該訛りの発音コンテンツを生成してよい。このとき、プロセッサ220は、参加者の発音コンテンツに当該参加者のデモ情報(例えば、年齢、性別、職業など)をタグ付けして記録および管理してよい。プロセッサ220は、参加者の発音コンテンツに対して、デモ情報はもちろん、サンプルとして提供された原本テキストや原本テキストのタイプ(単語、慣用句、文章など)、参加者が指定したトーン情報やタイトル情報もともにタグ付けしてよい。発音コンテンツにタグ付けされた情報は、発音コンテンツを選別して提供するためのフィルタ条件として活用されてよい。また、プロセッサ220は、参加者のオーディオ録音を検収し、検収結果によって発音コンテンツをフィルタリングしてよい。プロセッサ220は、参加者オーディオに対する音声認識の結果、ノイズの大きさのような音質評価結果などに基づいて発音コンテンツをフィルタリングしてよい。
【0058】
段階330において、プロセッサ220は、訛りを基準にして発音コンテンツを提供してよい。一例として、プロセッサ220は、特定の訛りが選択される場合、当該訛りの発音コンテンツで構成された再生リストを提供してよい。他の例として、プロセッサ220は、単語、慣用句、文章などのサンプルタイプをフィルタ条件として活用し、特定のサンプルタイプの発音コンテンツで構成された再生リストを提供してよい。また他の例として、プロセッサ220は、学習参加者の年齢、性別、職業などのデモ情報をフィルタ条件として活用し、特定のデモの発音コンテンツで構成された再生リストを提供してよい。さらに他の例として、プロセッサ220は、トーン情報やタイトル情報をフィルタ条件として活用し、当該トーンやタイトルの発音コンテンツで構成された再生リストを提供してよい。このとき、プロセッサ220は、コンテンツ生成時間、再生累積回数、肯定反応(例えば、「いいね」など)累積回数、共有累積回数などを基準にして発音コンテンツ再生リストを整列してよい。
【0059】
プロセッサ220は、オーディオ参加サービス上の画面に発音コンテンツを表示することはもちろん、オーディオ参加サービスとの連動が可能な他のプラットフォーム、例えば、言語辞書と言語学習サービスを提供する辞書プラットフォームのサービス領域に発音コンテンツを表示してもよい。プロセッサ220は、辞書プラットフォーム内の言語辞書や言語学習と連携して発音コンテンツを表示してよく、このとき、発音コンテンツの再生や肯定反応、共有などの関連データに対して辞書プラットフォームとの同期化を支援してよい。
【0060】
図4は、本発明の一実施形態における、学習参加者の訛りを設定するサービス画面を示した例示図である。
図4は、サービス利用者を学習参加者として登録するための設定画面400を示している。
【0061】
図4を参照すると、設定画面400には、学習参加者の訛り情報を設定するための「訛り」インタフェース410が含まれてよい。実施形態によっては、設定画面400には、発音収集のためのオーディオ録音に参加するためのターゲット言語を直接設定するインタフェースが含まれてよい。例えば、ユーザAがカナダ出身であると仮定するとき、ユーザAの訛り情報はカナダに設定してよく、オーディオ録音に参加するターゲット言語は英語に設定してよい。
【0062】
設定画面400には、プッシュ通知(push notification)の受信許容を設定するための「プッシュ通知」インタフェース420が含まれてよい。プッシュ通知では、学習参加者の発音コンテンツと関連する周期的な情報として、例えば、学習参加者が生成した発音コンテンツの再生累積回数、肯定反応累積回数などのユーザ反応情報を提供してよい。「プッシュ通知」インタフェース420は、情報タイプによって通知の受信許容を選択的に設定するためのインタフェースで構成されてよい。
【0063】
図5および
図6は、本発明の一実施形態における、発音コンテンツを登録するサービス画面を示した例示図である。
図5および
図6は、発音登録画面500を示している。
【0064】
図5を参照すると、プロセッサ220は、発音登録画面500に、発音収集のためのサンプル510を提供してよい。サンプル510はセット単位で提供されてよく、例えば、単語、慣用句、文章などに該当する10個のサンプルを一セットとして提供してよい。
【0065】
発音登録画面500には、サンプル510を音読して参加者オーディオを録音するための「録音」インタフェース520が含まれてよい。プロセッサ220は、セット構成されたサンプル510を順に提供しながら参加者オーディオを録音してよい。
【0066】
このとき、プロセッサ220は、参加者オーディオの録音に先立ち、ボイストーン(tone)情報を設定してよい。
図6を参照すると、プロセッサ220は、発音登録画面500で、設定可能なトーンリスト(例えば、Default、Happy、Angry、Sad、Frustrated、Scaredなど)610を提供してよい。録音時には声トーンを指定してから録音を行ってよく、例えば、サンプル510が嬉しい内容である場合は、トーンリスト610から「Happy」を選択して録音を行ってよい。参加者オーディオの録音のためのトーンは、参加者がトーンリスト610で直接設定することはもちろん、サンプル510の内容によって適したトーンを推薦することも可能である。
【0067】
プロセッサ220は、タイトル分野ごとに発音コンテンツを収集するために、参加者が指定したタイトル分野のサンプル510を提供してよい。プロセッサ220は、参加者オーディオの録音に先立ち、指定可能なタイトルリストを発音登録画面500で提供してよく、タイトルリストから選択されたタイトルのサンプル510を提供して該当の発音コンテンツを収集してよい。
【0068】
プロセッサ220は、サンプル510に含まれる単語に対して辞書(dictionary)情報を提供してよい。プロセッサ220は、サンプル510から特定の単語が選択される場合、ポップアップなどのインタフェースを利用して当該単語の意味や発音などを含む辞書情報を表示してよい。
【0069】
プロセッサ220は、辞書情報を提供する以外にも、サンプル510に対して少なくとも1つの翻訳文を提供することも可能である。参加者の要請に従って、参加者が指定した言語あるいは事前に定められた少なくとも1つの言語でサンプル510を翻訳した翻訳結果を提供してよい。
【0070】
プロセッサ220は、参加者が「録音」インタフェース520を利用してサンプル510に対するオーディオ録音を完了させれば、
図7に示すように、発音登録画面500において、録音されたオーディオを再生するための「再生」インタフェース710、オーディオを再度録音するための「リトライ」インタフェース720、および録音されたオーディオをアップロードするための「アップロード」インタフェース730を活性化してよい。
【0071】
参加者が「アップロード」インタフェース730を利用しながら録音したオーディオに対するアップロードを要請する場合、プロセッサ220は、当該参加者オーディオを受信してオーディオを検収してよい。
【0072】
プロセッサ220は、オーディオ検収の結果、参加者オーディオから抽出されたテキストとサンプル510の原本テキストの一致率が極めて低かったり、参加者オーディオに極めて多くのノイズが混ざったりしている場合、発音登録画面500上のポップアップを利用してサンプル510に対するオーディオ録音を参加者に再要請してよい。
【0073】
プロセッサ220は、発音登録画面500における参加者とのインタラクションにより、サンプル510に対する参加者オーディオを発音コンテンツとして収集および登録することができる。
【0074】
図8は、本発明の一実施形態における、発音コンテンツを表示するサービス画面を示した例示図である。
図8は、オーディオ参加サービスの自体表示領域であるオーディオ参加サービス画面800を示している。
【0075】
図8に示すように、プロセッサ220は、オーディオ参加サービス画面800に発音コンテンツリスト810を表示してよい。
【0076】
プロセッサ220は、発音コンテンツリスト810を、発音コンテンツを生成した学習参加者の訛り820ごとに区分して表示してよい。
【0077】
プロセッサ220は、発音コンテンツリスト810を、コンテンツ生成時間、再生累積回数、肯定反応累積回数、共有累積回数などに基づいて整列して表示してよい。
【0078】
プロセッサ220は、サンプルタイプ(単語、慣用句、文章など)やデモ(年齢、性別、職業など)、トーン情報、タイトル情報などを検索フィルタとして利用して発音コンテンツリスト810に対する詳細検索を提供してよい。
【0079】
プロセッサ220は、発音コンテンツリスト810に対する全体再生を支援してもよいし、発音コンテンツそれぞれに対する選択的な個別再生を支援してもよい。
【0080】
プロセッサ220は、発音コンテンツリスト810とともに、発音コンテンツリスト810に含まれる発音コンテンツそれぞれに対して、肯定反応(例えば、「いいね」)を入力するためのインタフェース、共有のためのインタフェース、学習参加者のプロフィール画面にアクセスするためのインタフェースなどを提供してよい。
【0081】
プロセッサ220は、発音コンテンツリスト810とともに、発音コンテンツリスト810に含まれる発音コンテンツそれぞれの再生累積回数、肯定反応累積回数、共有累積回数などを表示してよい。
【0082】
プロセッサ220は、コンテンツリスト810に含まれる発音コンテンツそれぞれに対して、録音時に設定された声トーン情報やタイトル情報をともに表示してよい。
【0083】
プロセッサ220は、通知の受信を許容した学習参加者を対象に、当該学習参加者の発音コンテンツに対するユーザ反応(例えば、再生累積回数、肯定反応累積回数など)に基づいてプッシュ通知を提供してよい。一例として、プロセッサ220は、学習参加者の発音コンテンツに対するユーザ反応を一単位として収集し、収集された結果に対するプッシュ通知を一日に一度提供してよい。
【0084】
さらに、プロセッサ220は、登録機能によって学習参加者が登録設定した他の参加者の発音コンテンツを提供してよい。一例として、プロセッサ220は、オーディオ参加サービスを利用するユーザの間にフォロー(follow)基盤の登録関係を支援してよい。例えば、参加者Aが参加者Bを登録していると仮定するとき、参加者Bが新規発音コンテンツを登録すれば、参加者Bの新規コンテンツに対する通知が参加者Aに提供されるようにしてよい。プロセッサ220は、参加者を対象に、参加者が登録している他の参加者の新規コンテンツフィード(feed)を提供してよい。
【0085】
プロセッサ220は、プッシュ通知によって、持続的な動機付けとサービスへの再訪問を誘導することができる。
【0086】
図9は、本発明の一実施形態における、個人プロフィール画面を示した例示図である。
【0087】
図9を参照すると、プロセッサ220は、個人プロフィール画面900に、学習参加者としての活動情報910を表示してよい。活動情報910は、保有している発音コンテンツの件数、全体発音コンテンツの総再生累積回数、および全体発音コンテンツの総肯定反応累積回数などを含んでよく、それぞれの履歴に対するランキングを含んでよい。
【0088】
プロセッサ220は、個人プロフィール画面900に、学習参加者が生成した発音コンテンツリスト920を表示してよい。
【0089】
プロセッサ220は、発音コンテンツリスト920を、コンテンツ生成時間、再生累積回数、肯定反応累積回数、共有累積回数などを基準にして整列して表示してよい。
【0090】
プロセッサ220は、発音コンテンツリスト920とともに、発音コンテンツリスト920に含まれる発音コンテンツそれぞれに対して、再生累積回数、肯定反応累積回数、共有累積回数などを表示してよい。
【0091】
プロセッサ220は、個人プロフィール画面900を通じて学習参加者の活動履歴を提供することにより、個人の動機付けを強化することができる。
【0092】
個人プロフィール画面900には、活動情報910と発音コンテンツリスト920の他にも、写真、紹介文、ハッシュタグなどによって学習参加者をアピールするための空間が含まれてよい。
【0093】
図10は、本発明の一実施形態における、言語学習のための会話文をロールプレイング形式で提供する方法の一例を示したフローチャートである。
【0094】
図10を参照すると、段階1010において、プロセッサ220は、オーディオ参加サービスによって発音コンテンツが登録された文章を利用して、タイトルごとに会話文を構成してよい。会話文とは、定められたタイトルのシナリオを2人以上のユーザが互いにやり取りする、2つ以上の文章で構成された文章セットを意味してよい。発音コンテンツは、生成過程において、原本テキスト文章、訛り、タイトル、トーン情報、登録日時情報などがタグ付けされて記録および管理されてよい。プロセッサ220は、各言語の多様な訛りごとに発音コンテンツを収集してデータベースを構築してよく、このようなデータベース上の発音コンテンツが登録された文章を活用して、各タイトルに対して当該タイトルの文章で構成された会話文を生成してよい。プロセッサ220は、1つのタイトルと関連して発音コンテンツが登録された文章を組み合わせて当該タイトルの会話文を生成するが、このとき、言語モデルを利用することで、言語的により自然なシナリオの会話文を生成してよい。空港訪問、学校生活、ホテル予約照会、近況トーク、レストランメニューなどのように言語学習のための多様な状況を仮定して多様な会話タイトルが指定されてよく、タイトルごとに当該タイトルの文章を一定の順に組み合わせた会話文を生成してよい。実施形態によっては、タイトルごとに正解文章セットで構成された会話文が事前に定義されてもよい。言い換えれば、プロセッサ220は、オーディオ参加サービスによって発音コンテンツを登録することができる文章を利用してタイトルごとに会話文を構成することも可能であるし、発音コンテンツとは関係なく、テキスト基盤のコンテンツで会話学習サービスを提供することも可能である。さらに、プロセッサ220は、各タイトルに対するフリートーキング参加によって会話ツリーを生成した後、会話ツリーによって多様なシナリオの会話文を生成してよい。フリートーキング参加による会話ツリーの拡張については、以下でさらに詳しく説明する。
【0095】
段階1020において、プロセッサ220は、学習参加者が言語学習タイトルとして特定のタイトルを選択することにより、当該タイトルの会話文を、参加者同士が実際に対話するロールプレイング形式で提供してよい。このとき、プロセッサ220は、学習しようとする特定の訛りの選択を学習参加者から受けてよく、選択された訛りをもつ少なくとも1つの他の参加者(以下、「相手参加者」とする)を会話文に対する相手役に指定してよい。言い換えれば、プロセッサ220は、会話文に含まれる文章に対して、学習参加者が選択した訛りの発音コンテンツを登録した相手参加者を相手役として提供してよい。学習参加者が直接選択した相手参加者を相手役として提供することも可能である。プロセッサ220は、学習参加者と相手参加者がそれぞれ役割を担って、会話文に含まれる文章を一文ずつ発話する方式の経験を提供してよい。プロセッサ220は、相手参加者に与えられた文章の場合は、当該文章に対して相手参加者が登録した発音コンテンツを再生してよい。一方、学習参加者に与えられた文章に対してはリアルタイム発話を要求し、学習参加者が発話するオーディオを録音するオーディオ録音モードを実行してよい。会話文の文章順に従って割り当てられた各文章に対して、相手参加者の発音コンテンツを再生する過程と学習参加者の実際の発話音声を録音する過程を繰り返す方式によって、実際に対話をやり取りする経験を提供する。学習参加者は、会話文の一役割に割り当てられた文章を発話して録音してよい。会話文に含まれる文章のうちで参加者が実際に録音した発音コンテンツがない文章の場合は、TTS(text to speech)によって発音を再生してよい。
【0096】
段階1030において、プロセッサ220は、会話文に含まれる文章のうちで学習参加者に割り当てられた各文章に対し、学習参加者によるオーディオ録音を当該参加者が使用する訛りの発音コンテンツとして生成および登録してよい。同じように、学習参加者が生成した発音コンテンツに、原本テキスト文章や訛り、タイトルなどをタグ付けして記録してよい。プロセッサ220は、学習参加者のオーディオ録音を訛りごとにデータベースに蓄積して会話文に対する再生モードを提供してよく、他の参加者の相手役の出演に活用してもよい。プロセッサ220は、学習参加者のオーディオ録音モードによるロールプレイングが完了した後、学習参加者の発音コンテンツが含まれる再生モードによって会話文に対するロールプレイングを提供してよい。言い換えれば、再生モードでは、会話文の文章順に従って割り当てられた各文章に対して相手参加者と学習参加者の発音コンテンツを順に再生しながら、実際に対話をやり取りする経験を実現することができる。
【0097】
本実施形態は、言語拡張が容易な構造を含むことができ、訛りごとに発音を収集するためのオーディオ参加サービスを各言語ごとに実現し、オーディオ参加サービスによって収集された発音コンテンツに基づいて会話学習サービスのためのコンテンツ、すなわち、会話文の言語に代えて、韓国語、中国語、日本語などのような主要言語へのサービスに拡張することができる。
【0098】
図11および
図12は、本発明の一実施形態における、言語学習タイトルを選択するサービス画面を示した例示図である。
【0099】
図11は、会話学習メイン画面1100を示している。
【0100】
図11を参照すると、会話学習メイン画面1100には、学習参加者の最近状態情報1110、会話学習が可能なタイトルリスト1120などが含まれてよい。
【0101】
プロセッサ220は、学習参加者が最近学習した会話文のタイトルを、最近状態情報1110として表示してよい。例えば、学習参加者が一セットの会話文録音を完了した場合、最近状態情報1110として学習参加者のニックネームと最近言語学習タイトルが表示されてよい。最近状態情報1110上のニックネームが選択される場合、個人プロフィール画面900または活動情報910で構成されたミニプロフィール画面(図示せず)が表示されてよい。
【0102】
学習参加者は、タイトルリスト1120から学習を所望する状況のカテゴリを選択してよい。タイトルリスト1120は、少なくとも1つの会話文で構成されて言語学習可能なタイトルで構成されてよく、各タイトルにタイトル情報1121が表示されてよい。
【0103】
図12を参照すると、タイトル情報1121は、該当のタイトルに対する仮想空間の概念として多様な情報を含んでよい。例えば、タイトル情報1121には、タイトルと関連するオブジェクト1201、タイトル内の会話文数1202、会話文録音に参加した全体参加者数1203、会話文録音に最近参加した参加者プロフィール情報(例えば、プロフィールイメージ、訛りに関するイメージなど)1204、言語学習を始めるための開始ボタン1205などが含まれてよい。該当のタイトルの会話文録音に参加した全体参加者のうち、ここ最近の参加者(例えば、3人)のプロフィールに基づいて参加者プロフィール情報1204をリアルタイムで更新して表示してよい。
【0104】
オブジェクト1201には、タイトルに該当する状況や空間などを表現するためのデザイン要素として、例えば、旅行の場合には空港、飛行機、スーツケース、パスポートなどのイメージが、遊びの場合にはポップコーン、風船、メリーゴーランドなどのイメージが、学校生活の場合には学校、鉛筆、本、博士帽などのイメージが活用されてよい。
【0105】
会話文録音に参加した履歴のあるタイトルに対しては、学習参加者の参加情報1206が表示されてよく、参加情報1206には、学習参加者の録音行動と聞き取り行動に対する情報として、例えば、学習参加者が録音に参加した会話文の数、会話文に含まれる文章に対して学習参加者が録音した発音コンテンツの総再生累積回数、学習参加者が会話文を再生した回数などが含まれてよい。学習参加者の録音行動は、(1)学習参加者がどのようなコンテンツ(個別文章)を録音したか、(2)(1)の録音ファイル(発音コンテンツ)が何回再生されたか、(3)(1)の録音ファイルが何回「いいね」をもらったか、(4)学習参加者が各タイトルで録音した会話文セットはいくつあるか、(5)学習参加者が各タイトルで録音したファイルが何回再生されたかなどを含んでよく、学習参加者の聞き取り行動は、(6)学習参加者がどのような会話文を聞いたか、(7)学習参加者が(6)の会話文を何回聞いたか、(8)学習参加者が各タイトルで会話文を何回聞いたかなどを含んでよい。会話文録音に参加した履歴のあるタイトルの場合、参加情報1206に基づいて、タイトルを単位として学習参加者が言語学習に参加した会話文数や全体再生数などを表示してよい。
【0106】
図13~
図18は、本発明の一実施形態における、ロールプレイング会話学習過程を説明するための例示図である。
【0107】
プロセッサ220は、学習参加者がタイトルリスト1120から特定のタイトルの開始ボタン1205を入力する場合、
図13に示すように、ロールプレイング会話画面1300を提供してよい。
【0108】
図13を参照すると、ロールプレイング会話画面1300には、タイトル情報1301、モードボタン1302、コンテンツスクロール領域1303、参加者プロフィール領域1304、原本テキスト領域1305、ツール領域1306、プログレスバー1307などが含まれてよい。
【0109】
タイトル情報1301には、現在の会話文のタイトル、すなわち、学習参加者が選択した言語学習タイトルが表示されてよい。
【0110】
モードボタン1302は、オーディオ録音モードと再生モードのトグルボタンに該当するものであり、デフォルト状態ではオーディオ録音モードで提供され、同じ会話文に対してモード変更が可能である。
【0111】
コンテンツスクロール領域1303は、ロールプレイング会話を案内するガイドメッセージと、録音/再生が完了した文章を含むコンテンツメッセージが表示される領域である。コンテンツスクロール領域1303は、学習参加者と相手参加者が対話をやり取りする経験のためにチャットルームインタフェースと類似するように構成されてよく、録音/再生が完了した文章がメッセージ吹き出しで表示されてよい。
【0112】
参加者プロフィール領域1304には、学習参加者と相手参加者のプロフィール情報(例えば、プロフィールイメージと訛りに関するイメージ)が表示されてよく、例えば、左側には相手参加者のプロフィールが、右側には学習参加者のプロフィールが表示されてよい。
【0113】
原本テキスト領域1305には、会話文に含まれる文章のうち、現時点の録音または再生時点の原本テキスト文章が表示されてよい。
【0114】
ツール領域1306には、モードによってオーディオ録音ツールまたは再生ツールが表示されてよい。
【0115】
プログレスバー1307は、会話文の録音/再生時に動作するものであり、録音/再生による会話の進度を示してよい。
【0116】
図14を参照すると、プロセッサ220は、会話文に含まれる文章のうち、学習参加者と相手参加者に割り当てられる文章を原本テキスト領域1305に順に表示してよい。オーディオ録音モードの場合、相手参加者の順番にはツール領域1306に再生ツールが表示されてよく、学習参加者の順番にはツール領域1306にオーディオ録音ツールが表示されてよい。
【0117】
学習参加者の順番では、ツール領域1306に、オーディオ録音ツールとともに感情トーンを設定するための感情設定ボタン1407がさらに含まれてよい。学習参加者が感情設定ボタン1407を入力する場合、
図6に示すような設定可能なトーンリスト610を提供してよい。
【0118】
プロセッサ220は、参加者プロフィール領域1304にプロフィール情報を表示するにあたり、イメージの大きさやハイライトなどのようなディスプレイ要素を利用して、現在の順番に該当する参加者のプロフィール情報を相手よりも強調して表示してよい。参加者プロフィール領域1304にはロールプレイング会話に参加する発話者のプロフィールイメージを表示してよく、自分の順番となったときには、プロフィールイメージの大きさを変化させたり、プロフィールイメージの枠に強調効果を与えたりするなどの躍動感のあるモーションを提供してよい。
【0119】
プロセッサ220は、音声認識技術によって学習参加者のオーディオ録音から抽出されたテキストと原本テキスト文章を比較し、この一致率が事前に定められた閾値以上であるかどうかを判断してよい。プロセッサ220は、音声認識によって抽出されたテキストと原本テキストの一致率が閾値以上の場合、学習参加者のオーディオ録音を当該文章に対する発音コンテンツとして記録してよい。一方、プロセッサ220は、音声認識によって抽出されたテキストと原本テキストの一致率が閾値未満の場合、学習参加者にオーディオ録音を再要請してよい。
【0120】
プロセッサ220は、学習参加者によるオーディオ録音を当該参加者が使用する訛りの発音コンテンツとして登録し、訛りごとにデータベースに蓄積してよい。学習参加者のオーディオ録音は、訛りごとにデータベースに蓄積されて会話文に対する再生モード時に活用されてよく、他の参加者の相手役の出演として活用されてもよい。学習参加者がロールプレイング会話によって録音した発音コンテンツは、学習参加者のマイページ領域、例えば、個人プロフィール画面900の発音コンテンツリスト920から確認することが可能である。
【0121】
プロセッサ220は、訛りごとのデータベース上の発音コンテンツを利用し、訛りを基準として多様な組み合わせの会話文を提供してよく、学習参加者が所望する組み合わせの訛りによってロールプレイング会話(再生モード)を実現してよい。学習参加者と相手参加者が会話文の役割を1つずつ担いながらロールプレイング会話を進めることにより、会話文の文章順に割り当てられた文章に対して、相手参加者の発音コンテンツを再生するための役割インタフェースと学習参加者の発話音声を録音するための役割インタフェースを提供することができる。さらに、学習参加者が所望する訛りの組み合わせとして互いに異なる訛りの相手参加者が役割を1つずつ担いながらロールプレイング会話を進めることもできる。言い換えれば、学習参加者が直接出演するのではなく、学習参加者が所望する組み合わせを選択する方式によって、例えば、アメリカ訛りのユーザをA役割に、韓国訛りのユーザをB役割に指定して会話文を再生することができる。
【0122】
プロセッサ220は、会話文で再生/録音が完了した文章を、コンテンツスクロール領域1303上にメッセージ吹き出しで表示してよい。再生/録音が行われた会話内容ステックが順に蓄積されて表示されてよい。
【0123】
上述では、2人が参加するロールプレイング会話について説明しているが、3人以上の多数の人物がそれぞれ役割を担って会話に参加する経験を提供することも可能である。
【0124】
プロセッサ220は、ユーザがロールプレイング会話のために相手参加者を選択するためのユーザリストを提供するにあたり、会話文の文章に対する発音コンテンツを保有するユーザをリストで提供してよい。このとき、プロセッサ220は、各ユーザのログイン状態を確認した後、リアルタイム接続状態のユーザと他のユーザと区別してユーザリストを提供してよい。また、プロセッサ220は、学習参加者と関係が設定されたユーザのうちで会話文の文章に対する発音コンテンツを保有するユーザリストを提供してよい。例えば、学習参加者が友達リストから相手役割に希望する友達をロールプレイング会話画面1300に招待する形態で相手参加者を指定してよい。実施形態によっては、学習参加者が特定の参加者のプロフィールページから参加者の発音コンテンツや自己紹介などの情報を確認できるようにしてよく、このような過程において学習参加者が会話経験を所望する場合、該当の参加者が既に登録してある会話録音に進んで参加する形態のサービスを提供することも可能である。
【0125】
プロセッサ220は、1つのタイトルに対して複数の会話文を順に提供することによって同一のタイトルに対する多様な状況を学習できるようにする環境のロールプレイング会話を提供する。例えば、
図15に示すように、学習参加者が言語学習タイトルとして「スクールライフ」を選択した場合、「スクールライフ」の下位タイトルとして<テスト難易度>、<ランチメニュー>、<エッセイトピック>など多様な状況の会話文を順に提供してよい。
【0126】
図16を参照すると、コンテンツスクロール領域1303に順に表示された会話内容において文章単位で当該文章の発音コンテンツを再生するための再生ボタン1601が活性化されてよい。相手参加者に割り当てられた文章の場合には再生ボタン1601が表示され、学習参加者によって録音された文章の場合には、再生ボタン1601とともにオーディオを再録音するためのリトライボタン1602が表示されてよい。
【0127】
プロセッサ220は、一セットの会話文録音が完了すれば、ロールプレイング会話画面1300上に、同じタイトルの他の会話文録音に進むための次の会話文ボタン1603、先立って録音した会話文を参加者間で役割を変えて録音を進めるための役割変更ボタン1604などを活性化させて表示してよい。
【0128】
プロセッサ220は、一セットの会話文録音が完了すれば、コンテンツスクロール領域1303上の最後のメッセージ吹き出しに続いて、当該会話文に含まれた全体文章の発音コンテンツを再生するための会話文再生ボタン1605が含まれたガイドメッセージを表示してよい。
【0129】
プロセッサ220は、一セットの会話文録音が完了した後、学習参加者が会話文再生ボタン1605を選択する場合に当該会話文に対する再生モードを実行することにより、
図17に示すように、コンテンツスクロール領域1303に順に表示された会話内容を自動スクロールしながら文章単位で最初の文章から順に各文章の発音コンテンツを再生してよい。言い換えれば、再生モードでは、会話文の文章順に割り当てられた各文章に対して、相手参加者と学習参加者の発音コンテンツを順に再生しながら実際の対話をやり取りする経験を実現することができる。
【0130】
プロセッサ220は、再生モード時にも同じように、参加者プロフィール領域1304にプロフィール情報を表示するにあたり、現時点の順番に該当する参加者のプロフィール情報を相手プロフィールよりも強調して表示してよい。
【0131】
図18を参照すると、プロセッサ220は、一セットの会話文録音が完了すれば、コンテンツスクロール領域1303に順に表示された会話内容において、文章単位で当該文章の発音コンテンツを再生するための再生ボタン1801、肯定反応(例えば、「いいね」)を入力するためのフィードバックボタン1802などを活性化して表示してよい。
【0132】
プロセッサ220は、コンテンツスクロール領域1303に順に表示された会話内容において、文章単位で発音コンテンツに対する総再生累積回数や総肯定反応累積回数などを表示してよい。
【0133】
会話文の文章単位での再生およびフィードバックが可能であり、これによる総再生累積回数や総肯定反応累積回数などは学習参加者個人の活動情報に合算され、各履歴に対するランキングやリワードの決定に活用されてよい。
【0134】
プロセッサ220は、学習参加者が参加した会話ロールプレイング過程をビデオやオーディオなどのようなマルチメディア形態の算出物として記録および共有してよい。一例として、プロセッサ220は、ロールプレイング会話画面1300で一セットの会話文録音が完了すれば、ロールプレイング会話画面1300上に当該会話ロールプレイング過程をダウンロードするためのインタフェースを提供してよい。他の例として、プロセッサ220は、個人プロフィール画面900において学習参加者が参加した会話リストを提供してよく、リストに含まれる会話それぞれに対して、当該会話ロールプレイング過程をダウンロードするためのインタフェースを提供してよい。プロセッサ220は、学習参加者が参加した会話ロールプレイング過程に対してダウンロードが要請されたとき、この過程をマルチメディア形態で配信(expert)し、学習参加者と関連する記録空間に記録したり、学習参加者が選択した他のプラットフォームで共有したりできるようにしてよい。会話ロールプレイング過程の記録および共有時には、ウォーターマーク、音声、QRコード(登録商標)などを活用してサービスの出処を含ませてよい。
【0135】
図19および
図20は、本発明の一実施形態における、会話ツリー拡張過程を説明するための例示図である。
【0136】
プロセッサ220は、ロールプレイング会話に参加する過程において、学習参加者のフリートーキングによってデータベース(オーディオ参加サービスによる訛りデータベース、会話学習サービスによる会話コンテンツデータベースなど)を拡張してよい。
図19を参照すると、オーディオ録音モードの場合、相手参加者の順番では、割り当てられた文章に対して相手参加者の訛りで登録された発音コンテンツを再生し、学習参加者の順番では、原本テキスト領域1305の代わりに学習参加者が追加しようとする文章を入力するための文章入力欄1901を活性化して表示してよい。学習参加者は、文章入力欄1901に文章を入力した後に当該文章を発話してオーディオ録音を進めてよい。実施形態によっては、学習参加者が文章を発話した後、これをSTT(speech to text)技術を活用してテキストに変換する方式も適用可能である。プロセッサ220は、基本会話文に学習参加者が新規文章を追加したり基本会話文の文章の代わりに他の内容を発話したりするためのインタフェースを通じて、対話を自由にやり取りすることが可能な言語学習環境を提供することができる。
【0137】
プロセッサ220は、各タイトルに対して基本会話文を構成して提供することができ、これにより、フリートーキング参加によって追加された文章に基づいて新規会話文を生成してよい。
図20を参照すると、プロセッサ220は、基本会話文2010を利用したロールプレイング会話参加過程において学習参加者が新規文章を追加するためのインタフェースを提供することにより、基本会話文2010の文章で構成された会話ツリーを放射形に拡張することができる。学習参加者は、基本会話文2010を変形させながら文章を直接追加して録音を進めてよい。プロセッサ220は、学習参加者のフリートーキングの参加によって追加された文章を土台としながら、多様なシナリオの新規会話文2020を生成することができる。
【0138】
このように、本発明の実施形態によると、訛りごとに、該当の訛りのユーザが録音した発音コンテンツをデータベースとして構成し、これを利用した会話学習プラットフォームを提供することができる。特に、本発明の実施形態によると、ユーザが選択したタイトルの会話文に対する発音コンテンツをロールプレイング方式で録音したり聞いたりすることが可能なサービスを提供することができる。本発明の実施形態によると、ユーザが選択した訛りの実際のユーザをロールプレイング会話が相手役として出演し、実際に対話する形式のユーザ経験を提供することができる。本発明の実施形態によると、フリートーキング参加によって会話ツリーを確張し、言語学習のためのコンテンツとして多様なシナリオの会話文を生成することができる。
【0139】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者であれば、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0140】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0141】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。ここで、媒体は、コンピュータ実行可能なプログラムを継続して記録するものであっても、実行またはダウンロードのために一時記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接接続する媒体に限定されることはなく、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令が記録されるように構成されたものであってよい。また、媒体の他の例として、アプリケーションを配布するアプリケーションストアやその他の多様なソフトウェアを供給または配布するサイト、サーバなどで管理する記録媒体または格納媒体が挙げられる。
【0142】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0143】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0144】
110、120、130、140:電子機器
150、160:サーバ
170:ネットワーク