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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024044663
(43)【公開日】2024-04-02
(54)【発明の名称】注文管理システムおよび注文管理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/12 20120101AFI20240326BHJP
【FI】
G06Q50/12
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022150326
(22)【出願日】2022-09-21
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和4(2022)年3月30日付けで、株式会社リクルートがウェブサイトにて、長嶋岳志が発明した注文管理システムに関する製品について公開した。
(71)【出願人】
【識別番号】518135412
【氏名又は名称】株式会社リクルート
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100139066
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】長嶋 岳志
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC24
(57)【要約】
【課題】利用客単位での注文内容や調理の進捗状況を効率的に管理できるようにする。
【解決手段】利用客から、1以上の注文商品を含む注文を受け付け、注文に伝票識別情報を付与して管理する注文受付手段と、受け付けた注文を同一の伝票識別情報が付与された注文とグルーピングし、未調理の注文商品を含む注文の情報を伝票識別情報単位で表示装置に表示する注文情報表示手段と、を備える。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用客から、1以上の注文商品を含む注文を受け付け、前記注文に伝票識別情報を付与して管理する注文受付手段と、
受け付けた注文を同一の伝票識別情報が付与された注文とグルーピングし、未調理の注文商品を含む注文の情報を伝票識別情報単位で表示装置に表示する注文情報表示手段と、を備えた注文管理システム。
【請求項2】
前記注文情報表示手段は、
同一の伝票識別情報でグルーピングされた注文を、注文受付時刻が早い順に並べて表示する、請求項1に記載の注文管理システム。
【請求項3】
前記注文受付手段は、
受け付けた注文に前記伝票識別情報とテーブル識別情報を付与して管理し、
前記注文情報表示手段は、
受け付けた注文を伝票識別情報およびテーブル識別情報の単位でグルーピングし、同一の伝票識別情報およびテーブル識別情報でグルーピングされた未調理の注文商品を含む注文の情報を、注文受付時刻が早い順に並べて表示する、請求項1に記載の注文管理システム。
【請求項4】
プロセッサが、利用客から、1以上の注文商品を含む注文を受け付け、前記注文に伝票識別情報を付与して管理する工程と、
プロセッサが、受け付けた注文を同一の伝票識別情報が付与された注文とグルーピングし、未調理の注文商品を含む注文の情報を伝票識別情報単位で表示装置に表示する工程と、を備えた注文管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、注文管理システムおよび注文管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
飲食店においては、注文から料理の提供までが円滑に進むよう、ホール側と調理場側で注文状況と調理の進捗状況の情報を共有するための仕組みが導入されている。
【0003】
例えば特許文献1には、完成した注文商品をテーブル毎に表示することで、利用客への料理の提供が遅れないようにするシステムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2021-135521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来のシステムでは、配膳の効率化が考慮されているものの、調理係が利用客単位での注文内容と調理の進捗状況を効率的に確認することができなかった。
【0006】
本発明は、利用客単位での注文内容や調理の進捗状況を効率的に管理できるようにすることを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係る注文管理システムは、利用客から、1以上の注文商品を含む注文を受け付け、前記注文に伝票識別情報を付与して管理する注文受付手段と、受け付けた注文を同一の伝票識別情報が付与された注文とグルーピングし、未調理の注文商品を含む注文の情報を伝票識別情報単位で表示装置に表示する注文情報表示手段と、を備えたものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、利用客単位での注文内容や調理の進捗状況を効率的に管理することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の実施形態に係る注文管理システム1の構成を示す図。
図2】本発明の実施形態に係る注文管理サーバ10の機能構成を示す図。
図3】本発明の実施形態に係る注文管理システム1による注文管理の流れを示すシーケンス図。
図4】本発明の実施形態に係る注文管理システム1による注文受付画面を例示する図。
図5】本発明の実施形態に係る注文管理システム1による注文受付画面を例示する図。
図6】本発明の実施形態に係る注文管理システム1による注文受付画面を例示する図。
図7】本発明の実施形態に係る注文管理システム1による店内注文画面を例示する図。
図8】本発明の実施形態に係る注文管理システム1による事前注文画面を例示する図。
図9】本発明の実施形態に係る注文管理システム1による店内注文画面を例示する図。
図10】本発明の実施形態に係る注文管理システム1による事前注文画面を例示する図。
図11】本発明の実施形態に係る注文管理システム1による事前注文に関する通知画面を例示する図。
図12】本発明の実施形態に係る注文管理システム1による事前注文に関する通知画面を例示する図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
以下に、本実施形態における用語の定義を示す。
「伝票」:会計する単位。複数回にわたる「注文」をまとめた情報。1つのテーブルのみの場合もあるが、複数のテーブルの「注文」が含まれる場合や、途中でテーブルが変わる場合もある。
「注文」:利用客と接客係との1回のやり取りで注文される注文商品をまとめた情報。
(例)ビール*2、枝豆*1
「注文商品」:「注文」に含まれる商品の種類と数量をまとめた情報。
(例)ビール*2
「店内注文」:店内で飲食する商品の注文。受け取り予定時刻は設定されない。
「事前注文」:テイクアウトの注文。注文時に受け取り予定時刻が設定される。
【0011】
図1は、本実施形態に係る注文管理システム1の構成を示す図である。図1に示すように、注文管理システム1は、注文管理サーバ(注文受付手段、注文情報表示手段)10と、注文受付端末(注文受付手段)20と、注文情報表示端末(注文情報表示手段)30を含んでいる。注文管理サーバ10と、注文受付端末20と、注文情報表示端末30は、通信ネットワークNを介して接続される。通信ネットワークNは、例えば、インターネット、LAN、専用線、電話回線、企業内ネットワーク、移動体通信網、ブルートゥース(登録商標)、WiFi(Wireless Fidelity)、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
【0012】
注文管理サーバ10は、飲食店の接客係が注文受付端末20を介して入力する利用客の注文情報を管理する。注文管理サーバ10は、汎用的なコンピュータであり、1台のコンピュータで構成されていてもよいし、通信ネットワークN上に分散する複数のコンピュータから構成されてもよい。
【0013】
注文管理サーバ10は、制御装置(プロセッサ)11と、記憶装置12を備えている。制御装置11は、ハードウェアとして、CPU、ROMやRAM等のメモリ、入力インタフェース、出力インタフェース、通信インタフェース及びこれらを結ぶバス等を備えている。制御装置11は、CPUがROM等に格納されたプログラムを実行することにより各種機能を実現する。記憶装置12は、ハードディスクドライブ等である。
【0014】
図2は、制御装置11のCPUがROM等に格納されたプログラムを実行することによって実現される機能モジュールを示すブロック図である。図2に示すように、機能モジュールには、注文受付部(注文受付手段)111、注文情報登録部(注文情報登録手段)112、注文情報表示部(注文情報表示手段)113が含まれる。
【0015】
記憶装置12には、注文管理テーブル121が記憶されている。注文管理テーブル121には、接客係が利用客から受け付けた注文の内容が登録されている。具体的には、例えば1レコード(1注文)には、注文番号、伝票番号(伝票識別情報)、テーブル番号(テーブル識別情報)、注文受付時刻、受け取り予定時刻(事前注文の場合のみ)、注文種別(「店内注文」または「事前注文」)等が付与されており、1注文の中に、1以上の商品名、数量、ステータス(調理済または未調理)等の情報が含まれている。伝票番号は、番号の他、IDなど伝票を識別可能な情報であればよい。また、テーブル番号も、番号の他、IDなど席を識別可能な情報であればよい。
【0016】
注文受付端末20は、接客係が利用客からの注文を入力する際に使用する携帯端末であり、専用端末の他、タブレット端末、スマートフォン、ノートPC(Personal Computer)など、通信ネットワークNを介して注文管理サーバ10とデータの授受が可能なあらゆる端末装置を利用することができる。図1に示すように、注文受付端末20は、プロセッサ21、各種操作ボタンやタッチパネルなどの入力装置22、液晶ディスプレイなどの表示装置23、通信ネットワークNに接続するための通信インタフェース24、ディスクドライブまたは半導体メモリ(ROM、RAMなど)などの記憶資源25を備えている。
【0017】
注文情報表示端末30は、キッチンなどに設置され、調理係が利用客から受け付けた注文の内容を確認したり、調理が完了した商品を消し込んだりするために使用する端末である。図1に示すように、注文情報表示端末30は、通信ネットワークNを介して注文管理サーバ10とのデータの授受が可能なあらゆる端末装置を利用することができる。例えば、タブレット端末やスマートフォン、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)などであってもよい。注文情報表示端末30は、プロセッサ31、各種操作ボタンやタッチパネルなどの入力装置32、液晶ディスプレイなどの表示装置33、通信ネットワークNに接続するための通信インタフェース34、ディスクドライブまたは半導体メモリ(ROM、RAMなど)などの記憶資源35を備えている。
【0018】
次に、本実施形態による注文管理方法について説明する。
図3は、注文管理システム1による注文管理の流れを示すシーケンス図である。
まず、接客係が利用客から注文を聞き取り、注文受付端末20に入力する(ステップS101)。図4~6は、注文受付端末20に表示される注文受付画面を例示する図である。注文受付画面には伝票番号Dが表示される。伝票番号は、初回の注文を受け付ける際に付与され、「店内注文」の場合にはテーブル番号を紐づけて注文管理テーブル121に登録される。「店内注文」の伝票の場合には、図4に示すように利用客の人数が表示される。店内注文の場合は、受け取り予定時刻は未設定となっている。「事前注文」の伝票の場合には、図5に示すように、受け取り予定時刻を入力し、確定ボタンB1を操作することで受け取り予定時刻が設定される。さらに、図6に例示する画面において、注文商品と数量を入力して送信ボタンB2を操作すると、注文管理サーバ10に、注文内容が送信される(ステップS102)。注文内容には、伝票番号、注文受付時刻(注文内容の送信時刻)、受け取り予定時刻(事前注文の場合のみ)、注文商品と数量の情報が含まれる。
【0019】
注文管理サーバ10は、注文内容を受信すると、注文番号を付与し、ステータスを「未調理」にして注文管理テーブル121に登録する(ステップS103)。また、注文管理サーバ10は、注文内容に受け取り予定時刻が設定されている場合には、注文種別を「事前注文」とし、受け取り予定時刻が設定されていない場合には「店内注文」として登録する。なお、注文受付時刻は、注文管理サーバ10において注文内容を受信した時刻を登録してもよい。また、注文種別が「店内注文」として登録された注文について、登録後に受け取り予定時刻を設定すると、注文種別が「事前注文」変更されるようにしてもよい。
【0020】
注文管理サーバ10は、新たな注文内容を受信すると、注文情報表示端末30の注文表示を最新の情報に更新する。注文情報表示端末30は、店内注文を表示する「店内注文画面」と事前注文を表示する「事前注文画面」を切り替えて表示することができる。
【0021】
(店内注文画面)
注文情報表示端末30において、「店内注文画面」が表示されている場合、図7に例示するような画面71が表示される。画面71には、調理種別が「店内注文」で、ステータスが「未調理」の注文商品の情報が伝票単位(図中G)でグルーピングして表示されている。伝票は、最も早い注文受付時刻の注文を含む伝票から順に左から並べて表示される。図7の例では、伝票番号D1の伝票が最も注文受付時刻が早く、注文受付時刻から98分が経過している。次に、注文受付から85分が経過している伝票番号D3の伝票が表示され、さらに、81分が経過している伝票番号D2の伝票が表示されている。
【0022】
注文管理サーバ10は、受信した注文内容の注文種別が「店内注文」の場合には(ステップS104:YES)、受信した注文商品の情報を、「店内注文画面」の同一の伝票番号の注文商品の情報と同じ領域Gに表示する(ステップS105)。図7を用いて、新たな注文を受け付けた際の「店内注文画面」の更新について説明する。新たに受信した注文72の伝票番号が「D3」、注文商品が「レバー:1点、ぼんじり:1点、ぶりかま塩焼き:1点」の場合、更新後の画面は、画面73に示すようになる。画面73に示すように、伝票番号3の85分前に受けた注文商品の下に、新たに受けた注文商品の情報が表示される。受信した注文内容の注文種別が「事前注文」の場合には(ステップS104:NO)、「店内注文画面」の注文商品の情報は更新されないが、事前注文の数を示す表示P2が更新される(図中「(3)」の表示が「(4)」になる。)(ステップS106)。
【0023】
(事前注文画面)
注文情報表示端末30において、「事前注文画面」が表示されている場合、図8に例示するような画面81が表示される。画面81には、調理種別が「事前注文」で、ステータスが「未調理」の注文商品の情報が伝票単位(図中G)で表示されている。伝票は、受け取り予定時刻Tが早い順に左から並べて表示される。図8の例では、伝票番号D4の受け取り予定時刻Tが20:30で最も早く、次に受け取り予定時刻Tが21:00の伝票番号D6が表示されている。
【0024】
注文管理サーバ10が受信した注文内容の注文種別が「店内注文」の場合には(ステップS104:YES)、「事前注文画面」の注文商品の情報は更新されないが、店内注文の数を示す表示P1が更新される(図中「(2)」の表示が「(3)」になる。)(ステップS105)。一方、受信した注文内容の注文種別が「事前注文」の場合には(ステップS104:NO)、受信した注文商品の情報を受け取り予定時刻に応じて「事前注文画面」に表示する(ステップS106)。図8を用いて、「事前注文画面」の更新について説明する。新たに受信した注文82の伝票番号が「D5」の受け取り予定時刻が20:45の場合、更新後の画面は、画面83に示すようになる。画面83に示すように、伝票D5は、受け取り予定時刻が伝票D4の次に早いため、注文商品の情報は、伝票D4とD6の間に表示される。
【0025】
注文商品の調理が完了すると、調理係は注文情報表示端末30を操作して、対象の注文商品のステータスを「調理済」にする(ステップS107)。注文管理サーバ10は、調理の進捗状況に応じて、店内注文画面、事前注文画面それぞれについて画面を更新する(ステップS108)。
【0026】
(店内注文画面)
店内注文の注文商品が調理済になった際の店内注文画面の更新について図9を用いて説明する。画面91において伝票D3の注文のうち、「注文から262分」が経過した分の注文が調理済になった場合、「注文から262分」の注文商品を画面から削除する更新処理が行われる。画面92は、更新後の画面を例示する図である。画面92に示すように、伝票D3の「注文から262分」の注文商品を削除すると、伝票D3については「注文から0分」の注文商品のみが残る。このため、注文受付時刻が早い伝票から順に並べ替えが行われ、伝票D3は伝票D2の右側(D2よりも後)に移動する。なお、図9に示すように、同じ商品が他の伝票の注文にも含まれている場合(例えば、「ソース焼きそば」と「チキン南蛮」)には、数量を「1/2」(他の伝票の分も合わせると2点)のように表示することで、調理係がまとめて調理する数を容易に判断することができる。
【0027】
(事前注文画面)
事前注文の注文商品が調理済になった際の事前注文画面の更新について図10を用いて説明する。画面101において伝票D5の注文が調理済になった場合、伝票D5の注文商品を画面から削除する更新処理が行われる。画面102は、更新後の画面を例示する図である。画面102に示すように、伝票D5の注文商品を削除すると、残りの伝票D4,D6,D7が、受け取り予定時刻の早い順に左から並べて表示される。
【0028】
(事前注文の通知情報の表示)
次に、図11,12を用いて、事前注文に関する通知情報を表示する処理について説明する。図11は、未調理で受け取り予定時刻が30分以内に到来する事前注文が登録されている場合の画面を例示する図である。画面11Aは店内注文画面、画面11Bは事前注文画面の例である。どちらの画面にもメッセージM1「30分以内に受け取り予定の事前注文があります」が表示される。メッセージM1は、該当する事前注文のステータスが調理済になるまで表示される。また、該当する事前注文の受け取り予定時刻を経過してもステータスが未調理の場合には、図12に示すように、受け取り予定を過ぎたことを通知するメッセージが表示される。
【0029】
図12は、未調理で受け取り予定時刻を過ぎている事前注文が登録されている場合の画面を例示する図である。画面12Aは店内注文画面、画面12Bは事前注文画面の例である。どちらの画面にもメッセージM2「受け取り予定を過ぎている事前注文があります」が表示される。メッセージM2は、該当する事前注文の中にある注文商品のステータスが調理済になるまで表示される。
【0030】
なお、上記の実施例においては、注文を伝票単位で管理し、注文情報表示端末30に伝票単位でまとめて注文商品を表示しているが、伝票番号の代わりにテーブル番号でグルーピングし、テーブル単位でまとめて表示するようにしてもよい。注文商品を表示する際には、最も注文受付時刻が早い未調理の注文商品があるテーブルから順に並べて表示するようにしてもよい。
【0031】
以上のように、本実施形態によれば、受け付けた注文に伝票番号を付与して管理し、同じ伝票番号が付与された注文は注文情報表示端末30にグルーピングして表示するようにした。これにより、調理係が、利用客の単位(会計の単位)で、注文受付からの経過時間毎に未調理の注文商品を確認することができる。また、伝票単位で注文を管理することにより、利用客が途中でテーブルを移動しても、移動前の注文とまとめて管理することができる。
【0032】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、上述した各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更し、又は並列に実行することができる。
【符号の説明】
【0033】
1…注文管理システム
10…注文管理サーバ
11…制御装置
12…記憶装置
20…注文受付端末
21…プロセッサ
22…入力装置
23…表示装置
24…通信インタフェース
25…記憶資源
30…注文情報表示端末
31…プロセッサ
32…入力装置
33…表示装置
34…通信インタフェース
35…記憶資源
111…注文受付部
112…注文情報登録部
113…注文情報表示部
121…注文管理テーブル
N…通信ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12