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特開2024-4482情報処理方法、コンピュータプログラム及び情報処理装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024004482
(43)【公開日】2024-01-16
(54)【発明の名称】情報処理方法、コンピュータプログラム及び情報処理装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0601 20230101AFI20240109BHJP
   G06Q 50/00 20240101ALI20240109BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20240109BHJP
【FI】
G06Q30/0601 340
G06Q50/00 300
G06Q30/0601
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023104678
(22)【出願日】2023-06-27
(31)【優先権主張番号】10-2022-0079187
(32)【優先日】2022-06-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110003199
【氏名又は名称】弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】カン ウンビン
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB26
5L049BB66
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】
本発明はインスタントメッセージングサービスとNFT取引サービスを連動する方法に関する。
【解決手段】
この方法は、インスタントメッセージングアプリケーションで使用者からインスタントメッセージングサービスと異なるNFT取引サービス利用のためのリクエストに関する第1ユーザ入力を受信する段階およびNFT取引サービス利用のためのリクエストに関する情報をインスタントメッセージングサービスに関する第1外部装置に伝送する段階を含み、NFT取引サービス利用のためのリクエストに関する情報は第1外部装置からNFT取引サービスに関する第2外部装置に伝送される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置の少なくとも一つのプロセッサによって実行される、インスタントメッセージングサービスとNFT(Non-Fungible Token)取引サービスとを連動させる情報処理方法において、
インスタントメッセージングアプリケーションで使用者からインスタントメッセージングサービスと異なるNFT取引サービス利用のためのリクエストに関する第1ユーザ入力を受信する段階、および
前記NFT取引サービス利用のためのリクエストに関する情報をインスタントメッセージングサービスに関する第1外部装置に伝送する段階を含み、
前記NFT取引サービス利用のためのリクエストに関する情報は前記第1外部装置から前記NFT取引サービスに関する第2外部装置に伝送される、情報処理方法。
【請求項2】
前記NFT取引サービスは、前記インスタントメッセージングアプリケーションと異なるNFT取引アプリケーションを通じて提供される、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記第1ユーザ入力は、前記インスタントメッセージングアプリケーションの特定チャットルームを通じて受信される、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記NFT取引サービス利用のためのリクエストに関する情報は、前記使用者が前記NFT取引サービスで使う使用者アカウント情報を含む、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記第1ユーザ入力を受信する段階以前に、
前記使用者から前記インスタントメッセージングアプリケーションの特定チャットルームで前記NFT取引サービスに関するソフトウェアボットを有効化するための第2ユーザ入力を受信する段階、および
前記第2ユーザ入力を受信することに応答して、前記特定チャットルームで前記NFT取引サービスに関するソフトウェアボットを有効化する段階をさらに含む、請求項4に記載の情報処理方法。
【請求項6】
前記第1ユーザ入力を受信する段階は、
前記使用者から前記特定チャットルーム内で前記ソフトウェアボットに関する第1コマンドを受信する段階、および
前記使用者から前記特定チャットルーム内に特定のコンテンツをアップロードするための第3ユーザ入力を受信する段階を含み、
前記第1外部装置に伝送する段階は、
前記第1コマンドおよび前記特定のコンテンツを前記第1外部装置に伝送する段階を含み、
前記第1コマンドは前記NFT取引サービスで前記特定のコンテンツをミンティング(minting)することに関するコマンドであり、
前記特定のコンテンツは前記第1外部装置から前記第2外部装置に伝送される、請求項5に記載の情報処理方法。
【請求項7】
前記第1ユーザ入力を受信する段階は、
前記使用者から前記特定チャットルーム内で前記特定のコンテンツに関する情報を受信する段階をさらに含む、請求項6に記載の情報処理方法。
【請求項8】
前記第2外部装置によって実行された前記特定のコンテンツのミンティング結果を前記第1外部装置から受信する段階、および
前記特定のコンテンツのミンティング結果を前記特定チャットルーム内で前記ソフトウェアボットのメッセージとして出力する段階をさらに含む、請求項6に記載の情報処理方法。
【請求項9】
前記第1ユーザ入力を受信する段階は、
前記使用者から前記特定チャットルーム内で、前記ソフトウェアボットに関するコマンドであって、前記NFT取引サービスを通じてNFTを販売することに関する第2コマンドを受信する段階、および
前記使用者から販売しようとするNFTに関する情報を受信する段階を含み、
前記第1外部装置に伝送する段階は、
前記第2コマンドおよび前記販売しようとするNFTに関する情報を前記第1外部装置に伝送する段階を含み、
前記販売しようとするNFTに関する情報は、前記第1外部装置から前記第2外部装置に伝送される、請求項5に記載の情報処理方法。
【請求項10】
前記販売しようとするNFTに関する情報は、販売方式に関する情報または販売価格に関する情報のうち少なくとも一つを含む、請求項9に記載の情報処理方法。
【請求項11】
前記販売しようとするNFTに関する情報は、販売情報を掲示する前記インスタントメッセージングアプリケーションの少なくとも一つのチャットルームに対する情報をさらに含む、請求項10に記載の情報処理方法。
【請求項12】
前記販売情報を掲示する少なくとも一つのチャットルームは、前記使用者が含まれたチャットルームを含む、請求項11に記載の情報処理方法。
【請求項13】
前記販売情報を掲示する少なくとも一つのチャットルームは、予め定められたカテゴリーに関するオープンチャットルームを含む、請求項11に記載の情報処理方法。
【請求項14】
前記第2外部装置によって実行されたNFT販売結果を前記第1外部装置から受信する段階、および
前記NFT販売結果を前記特定チャットルーム内で前記ソフトウェアボットのメッセージとして出力する段階をさらに含む、請求項9に記載の情報処理方法。
【請求項15】
前記第1ユーザ入力を受信する段階は、
前記NFT取引サービスを通じて購入できる複数のNFTを前記特定チャットルームの上段部に出力する段階、および
前記使用者から前記特定チャットルーム内で前記ソフトウェアボットに関する第3コマンドを受信する段階を含み、
前記第3コマンドは、前記NFT取引サービスを通じて前記複数のNFTのうち特定のNFTを購入することに関するコマンドであり、
前記第1外部装置に伝送する段階は、
前記第3コマンドを前記第1外部装置に伝送する段階を含み、
前記第3コマンドのうち少なくとも一部および前記特定のNFTに関する情報は、前記第1外部装置から前記第2外部装置に伝送される、請求項5に記載の情報処理方法。
【請求項16】
前記第3コマンドは、購入対象および購入価格を含む、請求項15に記載の情報処理方法。
【請求項17】
前記第2外部装置によって実行されたNFT購入結果を前記第1外部装置から受信する段階、および
前記NFT購入結果を前記特定チャットルーム内で前記ソフトウェアボットのメッセージとして出力する段階をさらに含む、請求項15に記載の情報処理方法。
【請求項18】
前記第1ユーザ入力を受信する段階以前、かつ、前記ソフトウェアボットを有効化する段階以後に、
前記使用者から前記NFT取引サービス加入のためのリクエストに関する第4ユーザ入力を受信する段階、および
前記NFT取引サービス加入のためのリクエストに関する情報を前記第1外部装置に伝送する段階をさらに含み、
前記NFT取引サービス加入のためのリクエストに関する情報は前記第1外部装置から前記第2外部装置に伝送され、
前記第2外部装置は前記NFT取引サービス加入のためのリクエストに関する情報に基づいて会員加入手続きを実行する、請求項5に記載の情報処理方法。
【請求項19】
請求項1から請求項18のいずれか一項に記載の情報処理方法をコンピュータで実行するためのコンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラム。
【請求項20】
情報処理装置であって、
通信モジュール、
メモリ、
ディスプレイ、および
前記メモリと連結され、前記メモリに含まれたコンピュータ読み取り可能な少なくとも一つのプログラムを実行するように構成された少なくとも一つのプロセッサを含み、
前記少なくとも一つのプログラムは、
インスタントメッセージングアプリケーションで使用者からインスタントメッセージングサービスと異なるNFT取引サービス利用のためのリクエストに関する第1ユーザ入力を受信し、
前記NFT取引サービス利用のためのリクエストに関する情報をインスタントメッセージングサービスに関する第1外部装置に伝送するためのコマンドを含み、
前記NFT取引サービス利用のためのリクエストに関する情報は、前記第1外部装置から前記NFT取引サービスに関する第2外部装置に伝送される、情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はインスタントメッセージングサービスとNFT取引サービス連動方法およびシステムに関し、具体的には、NFT取引アプリケーションを実行していない状態で、インスタントメッセージングアプリケーション上で動作するソフトウェアボットを通じてNFT取引サービスを容易に実行できる連動方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
最近、様々なコンテンツや商品などの様々な客体に対する資産価値が生じ、これを通じて資産を管理したり投資したりする場合が増加している。特に、イメージ、動画、音ファイルのようなデジタル資産は実質的な資産価値を測定することが難しく、過去に比べて資産価値が増加して投資の対象として関心を集めている。このようなデジタル資産の価値は他人との取引対象となり得、これを取引する過程で所有権を確認して取引できる方法が要求されてきた。これを解決するために、ブロックチェーンベースのNFT(Non-Fungible Token)を利用してデジタル資産の所有権情報を検証して取引する方法が提案されている。
【0003】
また、最近NFT取引サービスがNFT取引アプリケーションの形態で発売されている。しかし、既存のNFT取引アプリケーションを使ってコンテンツのミンティング(minting:鋳造)からNFT購入および販売など、全体のプロセスを遂行するには不便な点がある。例えば、使用者はコンテンツのミンティング、NFT購入および販売などのNFT取引サービス利用のためには別途のNFT取引サービスにアクセスしなければならないという煩雑な点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】韓国公開特許第10-2022-0068687号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は前記のような問題点を解決するためのインスタントメッセージングサービスとNFT取引サービス連動方法および装置(システム)を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は方法、装置(システム)または読み取り可能保存媒体に保存されたコンピュータプログラムを含んだ様々な方式で実施され得る。
【0007】
本開示の一実施例によると、インスタントメッセージングサービスとNFT取引サービスを連動する方法は、インスタントメッセージングアプリケーションで使用者からインスタントメッセージングサービスと異なるNFT取引サービス利用のためのリクエストに関する第1ユーザ入力を受信する段階およびNFT取引サービス利用のためのリクエストに関する情報をインスタントメッセージングサービスに関する第1外部装置に伝送する段階を含み、NFT取引サービス利用のためのリクエストに関する情報は第1外部装置からNFT取引サービスに関する第2外部装置に伝送され得る。
【0008】
本開示の一実施例によると、インスタントメッセージングサービスとNFT取引サービスを連動する方法をコンピュータで実行するためにコンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラムが提供され得る。
【0009】
本開示の一実施例によると、インスタントメッセージングサービスとNFT取引サービスを連動する装置が提供される。インスタントメッセージングサービスとNFT取引サービスを連動する装置は、通信モジュール、メモリ、ディスプレイおよびメモリと連結され、メモリに含まれたコンピュータ読み取り可能な少なくとも一つのプログラムを実行するように構成された少なくとも一つのプロセッサを含み、少なくとも一つのプログラムは、インスタントメッセージングアプリケーションで使用者からインスタントメッセージングサービスと異なるNFT取引サービス利用のためのリクエストに関する第1ユーザ入力を受信し、NFT取引サービス利用のためのリクエストに関する情報をインスタントメッセージングサービスに関する第1外部装置に伝送するためのコマンドを含み、NFT取引サービス利用のためのリクエストに関する情報は第1外部装置からNFT取引サービスに関する第2外部装置に伝送され得る。
【発明の効果】
【0010】
本開示の様々な実施例によると、インスタントメッセージングアプリケーション内でNFT取引ボットを使うことによって、様々なNFT取引サービスとメッセンジャーを容易に連動することができる。すなわち、NFT取引アプリケーションを実行していない状態で、インスタントメッセージングアプリケーションの対話を通じてNFT取引を容易に実行し、その結果を確認することができる。
【0011】
本開示の様々な実施例によると、使用者はNFT取引アプリケーションを実行せずともインスタントメッセンジャーのNFT取引ボットを通じてNFT取引サービスを容易に利用することができる。また、使用者はNFT取引サービスで実行されたコンテンツのミンティング内容、NFT販売または購入内容などをインスタントメッセンジャーを通じて確認することができる。
【0012】
本開示の様々な実施例によると、使用者はインスタントメッセージングサービスでNFT取引サービスに接続せずともコンテンツを容易にミンティングすることができる。また、使用者はインスタントメッセージングサービスでミンティング結果を通じてミンティングに関する情報を容易に確認することができる。
【0013】
本開示の様々な実施例によると、使用者はインスタントメッセージングサービスでNFT取引サービスに接続せずともコンテンツを容易に販売することができる。また、チャットルームの使用者もチャットルーム内で販売中であるNFTの情報を容易に確認することができる。
【0014】
本開示の様々な実施例によると、使用者はインスタントメッセージングサービスでNFT取引サービスに接続せずともコンテンツを容易に購入することができる。また、NFT販売が競売方式で進行される場合、使用者はNFT取引サービスで進行されている競売現況をインスタントメッセージングサービスで容易に確認することができる。
【0015】
本開示の効果は以上で言及した効果に制限されず、言及されていない他の効果は請求の範囲の記載から本開示が属する技術分野で通常の知識を有する者(「当業者」という)に明確に理解され得るであろう。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本開示の実施例は、以下で説明する添付図面を参照して説明され、ここで類似する参照番号は類似する要素を示すが、これに限定されない。
図1】本開示の一実施例によりインスタントメッセージングサービスとNFT取引サービスが連動する例を示す。
図2】本開示の一実施例に係るインスタントメッセージングサービスとNFT取引サービス連動サービスを提供するために、情報処理システムと追加情報処理システムが複数のユーザ端末と通信可能であるように連結された構成を示す概要図である。
図3】本開示の一実施例に係るユーザ端末および情報処理システムの内部構成を示すブロック図である。
図4】本開示の一実施例に係るインスタントメッセージングサービスとNFT取引サービスの連動方法を説明するためのフローチャートである。
図5】本開示の一実施例によりNFT取引ボットが有効化する例を示す図面である。
図6】本開示の一実施例により使用者がチャットルームでNFT取引ボットを利用してNFT取引サービス内でコンテンツをミンティングする例を示す図面である。
図7】本開示の一実施例により使用者がチャットルームでNFT取引ボットを利用してNFT取引サービス内でNFTを販売する例を示す図面である。
図8】本開示の一実施例により使用者がチャットルームでNFT取引ボットを利用してNFT取引サービス内でNFTを購入する例を示す図面である。
図9】本開示の一実施例により使用者がチャットルームでNFT取引ボットを利用してNFT取引サービス内でNFTを購入する他の例示を示す図面である。
図10】本開示の一実施例に係るインスタントメッセージングサービスとNFT取引サービスを連動する方法の例示を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
<発明の概要>
本開示の一実施例によると、NFT取引サービスはインスタントメッセージングアプリケーションと異なるNFT取引アプリケーションを通じて提供され得る。
【0018】
本開示の一実施例によると、第1ユーザ入力はインスタントメッセージングアプリケーションの特定チャットルームを通じて受信され得る。
【0019】
本開示の一実施例によると、NFT取引サービス利用のためのリクエストに関する情報は使用者がNFT取引サービスで使う使用者アカウント情報を含むことができる。
【0020】
本開示の一実施例によると、第1ユーザ入力を受信する以前に、使用者からインスタントメッセージングアプリケーションの特定チャットルームでNFT取引サービスに関するソフトウェアボットを有効化するための第2ユーザ入力を受信する段階および第2ユーザ入力を受信することに応答して、特定チャットルームでNFT取引サービスに関するソフトウェアボットを有効化する段階をさらに含むことができる。
【0021】
本開示の一実施例によると、第1ユーザ入力を受信する段階は、使用者から特定チャットルーム内でソフトウェアボットに関する第1コマンドを受信する段階および使用者から特定チャットルーム内に特定のコンテンツをアップロードするための第3ユーザ入力を受信する段階を含み、第1外部装置に伝送する段階は、第1コマンドおよび特定のコンテンツを第1外部装置に伝送する段階を含み、第1コマンドはNFT取引サービスで特定のコンテンツをミンティング(minting)することに関するコマンドであり、特定のコンテンツは第1外部装置から第2外部装置に伝送され得る。
【0022】
本開示の一実施例によると、第1ユーザ入力を受信する段階は、使用者から特定チャットルーム内で特定のコンテンツに関する情報を受信する段階をさらに含むことができる。
【0023】
本開示の一実施例によると、第2外部装置によって実行された特定のコンテンツのミンティング結果を第1外部装置から受信する段階および特定のコンテンツのミンティング結果を特定チャットルーム内でソフトウェアボットのメッセージとして出力する段階をさらに含むことができる。
【0024】
本開示の一実施例によると、第1ユーザ入力を受信する段階は、使用者から特定チャットルーム内で、ソフトウェアボットに関するコマンドであって、NFT取引サービスを通じてNFTを販売することに関する第2コマンドを受信する段階、および使用者から販売しようとするNFTに関する情報を受信する段階を含み、第1外部装置に伝送する段階は、第2コマンドおよび販売しようとするNFTに関する情報を第1外部装置に伝送する段階を含み、販売しようとするNFTに関する情報は第1外部装置から第2外部装置に伝送され得る。
【0025】
本開示の一実施例によると、販売しようとするNFTに関する情報は、販売方式に関する情報または販売価格に関する情報のうち少なくとも一つを含むことができる。
【0026】
本開示の一実施例によると、販売しようとするNFTに関する情報は、販売情報を掲示するインスタントメッセージングアプリケーションの少なくとも一つのチャットルームに対する情報をさらに含むことができる。
【0027】
本開示の一実施例によると、販売情報を掲示する少なくとも一つのチャットルームは使用者が含まれたチャットルームを含むことができる。
【0028】
本開示の一実施例によると、販売情報を掲示する少なくとも一つのチャットルームは予め定められたカテゴリーに関するオープンチャットルームを含むことができる。
【0029】
本開示の一実施例によると、第2外部装置によって実行されたNFT販売結果を第1外部装置から受信する段階およびNFT販売結果を特定チャットルーム内でソフトウェアボットのメッセージとして出力する段階をさらに含むことができる。
【0030】
本開示の一実施例によると、第1ユーザ入力を受信する段階は、NFT取引サービスを通じて購入できる複数のNFTを特定チャットルームの上段部に出力する段階および使用者から特定チャットルーム内でソフトウェアボットに関する第3コマンドを受信する段階を含み、第3コマンドはNFT取引サービスを通じて複数のNFTのうち特定のNFTを購入することに関するコマンドであり、第1外部装置に伝送する段階は、第3コマンドを第1外部装置に伝送する段階を含み、第3コマンドのうち少なくとも一部および特定のNFTに関する情報は第1外部装置から第2外部装置に伝送され得る。
【0031】
本開示の一実施例によると、第3コマンドは購入対象および購入価格を含むことができる。
【0032】
本開示の一実施例によると、第2外部装置によって実行されたNFT購入結果を第1外部装置から受信する段階およびNFT購入結果を特定チャットルーム内でソフトウェアボットのメッセージとして出力する段階をさらに含むことができる。
【0033】
本開示の一実施例によると、第1ユーザ入力を受信する以前、そしてソフトウェアボットを有効化した以後に、使用者からNFT取引サービス加入のためのリクエストに関する第4ユーザ入力を受信する段階およびNFT取引サービス加入のためのリクエストに関する情報を第1外部装置に伝送する段階をさらに含み、NFT取引サービス加入のためのリクエストに関する情報は第1外部装置から第2外部装置に伝送され、第2外部装置はNFT取引サービス加入のためのリクエストに関する情報に基づいて会員加入手続きを実行できる。
【0034】
<発明の詳細な説明>
以下、本開示の実施のための具体的な内容を添付された図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の説明では本開示の要旨を不要に曖昧にさせ得る恐れがある場合、広く知られている機能や構成に関する具体的な説明は省略する。
【0035】
添付された図面において、同一または対応する構成要素には同一の参照符号が付与されている。また、以下の実施例の説明において、同一または対応する構成要素を重複して記述することが省略され得る。しかし、構成要素に関する記述が省略されても、そのような構成要素がある実施例に含まれないことを意図するものではない。
【0036】
開示された実施例の利点および特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付される図面とともに後述の実施例を参照することにより明らかになるであろう。しかし、本開示は以下で開示される実施例に限定されるものではなく互いに異なる様々な形態で実施されることができ、本実施例は本開示を完全なものとし、本開示は当業者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものに過ぎない。
【0037】
本明細書で使われる用語について簡略に説明し、開示された実施例について具体的に説明することにする。本明細書で使われる用語は本開示での機能を考慮しつつ、できる限り現在広く使われる一般的な用語を選択したが、これは関連分野に従事する技術者の意図または判例、新しい技術の出現などにより変わり得る。また、特定の場合は出願人が任意に選定した用語もあり、この場合、該当する発明の説明部分で詳細にその意味を記載するであろう。したがって、本開示で使われる用語は単純な用語の名称ではなく、その用語が有する意味と本開示の全般にわたった内容に基づいて定義されるべきである。
【0038】
本明細書での単数の表現は文脈上明白に単数であると特定しない限り、複数の表現を含む。また、複数の表現は文脈上明白に複数であると特定しない限り、単数の表現を含む。明細書全体で、ある部分が何らかの構成要素を含むとする時、これは特に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。
【0039】
また、明細書で使われる「モジュール」または「部」という用語はソフトウェアまたはハードウェア構成要素を意味し、「モジュール」または「部」は、ある役割を実行する。しかし、「モジュール」または「部」はソフトウェアまたはハードウェアに限定される意味ではない。「モジュール」または「部」はアドレス指定可能な保存媒体にあるように構成されてもよく、一つまたはそれ以上のプロセッサを再生させるように構成されてもよい。したがって、一例として、「モジュール」または「部」はソフトウェア構成要素、客体指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素およびタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバ、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ(配列)または変数のうち少なくとも一つを含むことができる。構成要素と「モジュール」または「部」は、その中で提供される機能をさらに少ない数の構成要素および「モジュール」または「部」に結合されたり、追加的な構成要素と「モジュール」または「部」にさらに分離されたりできる。
【0040】
本開示の一実施例によると、「モジュール」または「部」はプロセッサおよびメモリで実装され得る。「プロセッサ」は汎用プロセッサ、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、制御器、マイクロ制御器、ステートマシンなどを含むように広く解釈されるべきである。いくつかの環境で、「プロセッサ」は特定用途向け半導体(ASIC)、プログラム可能ロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(FPGA)等を指称し得る。「プロセッサ」とは、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサの組み合わせ、DSPコアと結合した一つ以上のマイクロプロセッサの組み合わせ、または任意の他のそのような構成の組み合わせのような処理デバイスの組み合わせを指称し得る。また、「メモリ」は電子情報を保存可能な任意の電子コンポーネントを含むように広く解釈されるべきである。「メモリ」はランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラム可能読み取り専用メモリ(PROM)、消去-プログラム可能読み取り専用メモリ(EPROM)、電気的に消去可能なPROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、磁気または光学データ保存装置、レジスタなどのようなプロセッサ読み取り可能媒体の様々な類型を指称し得る。プロセッサがメモリから情報を読み取ったり、メモリに情報を書き込んだりできる場合、メモリはプロセッサと電子通信状態にあると呼ばれる。プロセッサに集積されたメモリはプロセッサと電子通信状態にある。
【0041】
本開示で、「システム」はサーバー装置とクラウド装置のうち少なくとも一つの装置を含むことができるが、これに限定されるものではない。例えば、システムは一つ以上のサーバー装置で構成され得る。他の例として、システムは一つ以上のクラウド装置で構成され得る。さらに他の例として、システムはサーバー装置とクラウド装置が共に構成されて動作し得る。
【0042】
本開示で、「ディスプレイ」はコンピューティング装置に関する任意のディスプレイ装置を指称し得るが、例えば、コンピューティング装置によって制御されたりコンピューティング装置から提供された任意の情報/データを表示したりできる任意のディスプレイ装置を指称し得る。
【0043】
本開示で、「複数のAのそれぞれ」または「複数のAそれぞれ」は複数のAに含まれるすべての構成要素のそれぞれを指称するか、複数のAに含まれた一部の構成要素のそれぞれを指称し得る。
【0044】
本開示で、「使用者」はインスタントメッセージングアプリケーションを利用する使用者またはインスタントメッセージングアプリケーションの使用者アカウントを指称し得る。ここで、使用者アカウントは使用者がインスタントメッセージングアプリケーションで生成して利用するアカウントまたはこれに関するデータを示し得る。また、使用者アカウントは使用者がNFT取引アプリケーションで生成して利用するアカウントまたはこれに関するデータを示し得る。
【0045】
本開示で、「ソフトウェアボット(software bot)」は、特定イベント(例えば、NFTミンティング、NFT販売、NFT購入など)に関連して、インスタントメッセージングアプリケーション(instant messaging application)内で特定活動を自動で実行したり使用者と情報交換したりすることが可能なソフトウェアオブジェクトを指称し得る。ソフトウェアボットは、インスタントメッセージングアプリケーションでチャットグループ(例えば、チャットルーム)に参加できる仮想の使用者アカウント(以下、「ボットアカウント」)の形態で提供され得る。例えば、ソフトウェアボットは使用者とメッセージをやりとりし、受信されたメッセージに含まれた情報を認識して必要な情報を提供できる人工知能ベースのソフトウェアプログラムを利用して生成され得る。
【0046】
本開示で、「チャットルーム」は、コンピューティング装置に設置されたインスタントメッセージングアプリケーションで生成され得る、一つ以上の使用者(または使用者アカウント)が参加できる仮想の空間またはグループを指称し得る。例えば、一つ以上の使用者アカウントがチャットルームに参加または含まれて様々な形態のメッセージ、ファイルなどを互いにやりとりすることができる。また、チャットルームでは、VoIP(Voice over Internet Protocol)通話またはVoIPグループ通話機能を支援して使用者アカウント間の音声通話および/または映像通話が実行され得る。また、一つ以上の使用者アカウントだけでなく一つ以上のソフトウェアボットアカウントがチャットルームに関連し、あるいは、チャットルームに含まれ得、ソフトウェアボットアカウントはチャットルーム内で使用者アカウントと同一または類似する機能を実行することができる。ソフトウェアボットアカウントまたは使用者アカウントは一つ以上のチャットルームに関連し、あるいは、含まれ得る。また、チャットルームは使用者アカウントとソフトウェアボットアカウントのみが含まれた1:1チャットルームまたはソフトウェアボットアカウントが含まれたグループチャットルームであり得る。ここで、グループチャットルームは複数の使用者が参加できるグループチャットルームまたはチャットルーム検索やリンク等を通じて誰でも参加できるオープンチャットルームであり得る。
【0047】
本開示で、「ミンティング(minting:鋳造)」は、デジタルコンテンツに固有の一連番号を付与することを指称し得る。特に、ミンティングはイメージ、動画、音ファイルなどのデジタルコンテンツのNFTを生成することを指称し得る。ミンティングがなされた後、NFTにトークンID、メタデータ(meta data)、ミンティング日時などが記録され得る。その後、取引が発生するたびに売り手、買い手、売買日時、売買金額などの取引情報がNFTに記録され得る。本開示で、「NFT取引」はNFTに関する一連の販売、購入およびミンティングを含むことができる。
【0048】
図1は、本開示の一実施例によりインスタントメッセージングサービスとNFT取引サービスが連動する例を示す。図示された通り、第1外部装置がインスタントメッセージングサービスを提供し、第2外部装置がNFT(Non-Fungible Token)取引サービスを提供することができる。使用者はユーザ端末110でインスタントメッセージングアプリケーションを通じてインスタントメッセージングサービスを利用し、NFT取引アプリケーションを利用してNFT取引サービスを利用することができる。
【0049】
一実施例によると、使用者はユーザ端末110のチャットルームインターフェース120でソフトウェアボット(例えば、NFT取引ボット)を利用して、NFT取引アプリケーションを実行していない状態で、NFT取引サービスを利用し、NFT取引サービス処理結果を受信することができる。例えば、使用者はチャットルーム内のNFT取引ボットを利用して、NFTをミンティングすることができる。さらに、使用者はチャットルーム内のNFT取引ボットを利用して、NFTを販売または購入することができる。
【0050】
一実施例において、使用者がチャットルームにNFT取引ボットに関するコマンドを入力する場合、ユーザ端末110は該当コマンドをインスタントメッセージングサービスに関する第1外部装置130に伝送することができる。また、ユーザ端末110は該当コマンドを実行するために必要なコンテンツまたはNFTに関する情報を第1外部装置130に伝送することができる。コマンドを受信することに応答して、第1外部装置130は受信されたコマンドを実行するためにコンテンツまたはNFTに関する情報を取引サービスに関する第2外部装置140に伝送することができる。コンテンツまたはNFTに関する情報を受信することに応答して、第2外部装置140は必要な動作を実行できる。
【0051】
一実施例によると、使用者はインスタントメッセージングアプリケーションのチャットルームでNFT取引ボットが有効化(起動)した状態で、NFT取引ボットに関するコマンドを入力することによって、NFT取引サービスに関するNFT取引を利用することができる。この場合、ユーザ端末110はNFT取引サービス利用のためのリクエストに関する情報を第1外部装置130に伝送することができる。ここで、NFT取引サービス利用のためのリクエストに関する情報は使用者がNFT取引サービスで使う使用者アカウント情報(ID、パスワードなど)を含むことができる。例えば、使用者アカウント情報はNFT取引サービスを利用するために使用者の電子ウォレット連動のための情報を含むことができる。使用者がインスタントメッセージングサービスとNFT取引サービスで使う使用者アカウントは同一または異なり得る。また、NFT取引サービスの使用者アカウントがある場合、インスタントメッセージングサービスとNFT取引サービスは認証過程を通じてそれぞれの使用者アカウント情報を保存することができる。追加的に、NFT取引サービスの使用者アカウントがない場合、使用者からNFT取引サービス加入のためのリクエストに関する情報を受信することに応答して、第2外部装置140はNFT取引サービス内で使用者の会員加入手続きを実行できる。
【0052】
一実施例において、使用者はNFT取引ボットが有効化したチャットルームにNFT購入コマンド(例えば、/buy item1 15LN)124を入力することができる。ここで、NFT取引サービスを通じて購入できるNFT販売リスト122はチャットルームの上段部に出力され得る。この場合、ユーザ端末110はNFTを購入することに関する情報を第1外部装置130に伝送することができる。ここで、NFTを購入することに関する情報は購入対象(例えば、item1の識別子)および購入価格(例えば、15LN)を含むことができる。NFTを購入することに関する情報を受信することに応答して、第2外部装置140はNFT取引サービスでユーザ端末110に関する使用者アカウントでNFTを購入することができる。この場合、使用者が第2外部装置140により実行されたNFT購入が完了したことを確認できるようにチャットルームでソフトウェアボットメッセージ126が出力され得る。
【0053】
インスタントメッセージングアプリケーション内でNFT取引ボットを使うことによって、様々なNFT取引サービスとメッセンジャーを容易に連動することができる。すなわち、使用者はNFT取引アプリケーションを実行していない状態で、インスタントメッセージングアプリケーションの対話を通じてNFT取引を容易に実行し、その結果を確認することができる。
【0054】
図2は、本開示の一実施例に係るインスタントメッセージングサービスとNFT取引サービス連動サービスを提供するために、情報処理システム230と追加情報処理システム240が複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3と通信可能であるように連結された構成を示す概要図である。図示された通り、複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3はネットワーク220を通じてインスタントメッセージングサービスを提供できる情報処理システム230およびNFT取引サービスを提供できる追加情報処理システム240と連結され得る。ここで、複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3はインスタントメッセージングサービスおよびNFT取引サービスの提供を受ける使用者の端末を含むことができる。
【0055】
一実施例において、情報処理システム230はインスタントメッセージングサービス提供などに関するコンピュータ実行可能なプログラム(例えば、ダウンロード可能なアプリケーション)およびデータを保存、提供および実行できる一つ以上のサーバー装置および/またはデータベース、またはクラウドコンピューティングサービスベースの一つ以上の分散コンピューティング装置および/または分散データベースを含むことができる。また、追加情報処理システム240はNFT取引サービス提供などに関するコンピュータ実行可能なプログラム(例えば、ダウンロード可能なアプリケーション)およびデータを保存、提供および実行できる一つ以上のサーバー装置および/またはデータベース、またはクラウドコンピューティングサービスベースの一つ以上の分散コンピューティング装置および/または分散データベースを含むことができる。
【0056】
情報処理システム230により提供されるインスタントメッセージングサービスは複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3それぞれに設置されたインスタントメッセージングアプリケーション等を通じて使用者に提供され得る。追加情報処理システム240により提供されるNFT取引サービスは複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3それぞれに設置されたNFT取引アプリケーション等を通じて使用者に提供され得る。
【0057】
複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3はネットワーク220を通じて情報処理システム230および追加情報処理システム240と通信することができる。ネットワーク220は複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3と情報処理システム230および追加情報処理システム240間の通信が可能であるように構成され得る。ネットワーク220は設置環境により、例えば、イーサネット(Ethernet)、有線ホームネットワーク(Power Line Communication)、電話線通信装置およびRS-serial通信などの有線ネットワーク、移動通信網、WLAN(Wireless LAN)、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)およびZigBee(登録商標)などのような無線ネットワークまたはその組み合わせで構成され得る。通信方式は制限されず、ネットワーク220が含むことができる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網、衛星網など)を活用する通信方式だけでなく、ユーザ端末210_1、210_2、210_3間の近距離無線通信も含まれ得る。
【0058】
図2で携帯電話端末210_1、タブレット端末210_2およびPC端末210_3がユーザ端末の例として図示されたが、これに限定されず、ユーザ端末210_1、210_2、210_3は有線および/または無線通信が可能であって、インスタントメッセージングアプリケーション、NFT取引アプリケーションまたはウェブブラウザなどが設置されて実行され得る任意のコンピューティング装置であり得る。例えば、ユーザ端末は、AIスピーカー、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、コンピュータ、ノートパソコン、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットPC、ゲームコンソール(game console)、ウェアラブルデバイス(wearable device)、IoT(internet of things)デバイス、VR(virtual reality)デバイス、AR(augmented reality)デバイス、セットトップボックスなどを含むことができる。また、図2には3個のユーザ端末210_1、210_2、210_3がネットワーク220を通じて情報処理システム230および追加情報処理システム240と通信するものとして図示されているが、これに限定されず、異なる数のユーザ端末がネットワーク220を通じて情報処理システム230および追加情報処理システム240と通信するように構成されてもよい。
【0059】
図3は、本開示の一実施例に係るユーザ端末210および情報処理システム230の内部構成を示すブロック図である。ユーザ端末210はアプリケーション、ウェブブラウザなどが実行可能であり、有線/無線通信が可能な任意のコンピューティング装置を指称し得、例えば、図2の携帯電話端末210_1、タブレット端末210_2、PC端末210_3等を含むことができる。図示された通り、ユーザ端末210はメモリ312、プロセッサ314、通信モジュール316および入出力インターフェース318を含むことができる。これと同様に、情報処理システム230はメモリ332、プロセッサ334、通信モジュール336および入出力インターフェース338を含むことができる。図3に図示された通り、ユーザ端末210および情報処理システム230はそれぞれの通信モジュール316、336を利用してネットワーク220を通じて情報および/またはデータを通信できるように構成され得る。また、入出力装置320は入出力インターフェース318を通じてユーザ端末210に情報および/またはデータを入力したり、ユーザ端末210から生成された情報および/またはデータを出力したりするように構成され得る。
【0060】
メモリ312、332は非一時的な任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含むことができる。一実施例によると、メモリ312、332はROM(read only memory)、ディスクドライブ、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ(flash memory)などのような非消滅性大容量保存装置(permanent mass storage device)を含むことができる。他の例として、ROM、SSD、フラッシュメモリ、ディスクドライブなどのような非消滅性大容量保存装置はメモリとは区分される別途の永久保存装置であって、ユーザ端末210または情報処理システム230に含まれ得る。また、メモリ312、332には運営体制と少なくとも一つのプログラムコードが保存され得る。
【0061】
このようなソフトウェア構成要素はメモリ312、332とは別途のコンピュータで読み取り可能な記録媒体からローディングされ得る。このような別途のコンピュータで読み取り可能な記録媒体はこのようなユーザ端末210および情報処理システム230に直接連結可能な記録媒体を含むことができるが、例えば、フロッピードライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体を含むことができる。他の例として、ソフトウェア構成要素はコンピュータで読み取り可能な記録媒体ではなく通信モジュール316、336を通じてメモリ312、332にローディングされ得る。例えば、少なくとも一つのプログラムは開発者またはアプリケーションの設置ファイルを配布するファイル配布システムがネットワーク220を通じて提供するファイルによって設置されるコンピュータプログラムに基づいてメモリ312、332にローディングされ得る。
【0062】
プロセッサ314、334は基本的な算術、ロジックおよび入出力演算を実行することによって、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成され得る。命令はメモリ312、332または通信モジュール316、336によりプロセッサ314、334に提供され得る。例えば、プロセッサ314、334はメモリ312、332のような記録装置に保存されたプログラムコードにより受信される命令を実行するように構成され得る。
【0063】
通信モジュール316、336はネットワーク220を通じてユーザ端末210と情報処理システム230が互いに通信するための構成または機能を提供することができ、ユーザ端末210および/または情報処理システム230が他のユーザ端末または他のシステム(一例として、別途のクラウドシステムなど)と通信するための構成または機能を提供することができる。一例として、ユーザ端末210のプロセッサ314がメモリ312などのような記録装置に保存されたプログラムコードにより生成したリクエストまたはデータ(例えば、仮想空間生成リクエストなど)は通信モジュール316の制御によりネットワーク220を通じて情報処理システム230に伝達され得る。逆に、情報処理システム230のプロセッサ334の制御により提供される制御信号や命令が通信モジュール336とネットワーク220を経てユーザ端末210の通信モジュール316を通じてユーザ端末210に受信され得る。
【0064】
入出力インターフェース318は入出力装置320とのインターフェースのための手段であり得る。一例として、入力装置はオーディオセンサおよび/またはイメージセンサを含んだカメラ、キーボード、マイクロホン、マウスなどの装置を、そして出力装置はディスプレイ、スピーカー、ハプティックフィードバックデバイス(haptic feedback device)などのような装置を含むことができる。他の例として、入出力インターフェース318はタッチスクリーンなどのように入力と出力を実行するための構成または機能が一つに統合された装置とのインターフェースのための手段であり得る。図3では入出力装置320がユーザ端末210に含まれないように図示されているが、これに限定されず、ユーザ端末210と一つの装置で構成されてもよい。また、情報処理システム230の入出力インターフェース338は情報処理システム230と連結されたり情報処理システム230が含んだりすることができる入力または出力のための装置(図示されず)とのインターフェースのための手段であり得る。図3では入出力インターフェース318、338がプロセッサ314、334と別途に構成された要素として図示されたが、これに限定されず、入出力インターフェース318、338がプロセッサ314、334に含まれるように構成されてもよい。
【0065】
ユーザ端末210および情報処理システム230は図3の構成要素よりさらに多くの構成要素を含むことができる。しかし、殆どの従来技術的構成要素を明確に図示する必要性はない。一実施例において、ユーザ端末210は前述された入出力装置320のうち少なくとも一部を含むように実装され得る。また、ユーザ端末210はトランシーバー(transceiver)、GPS(Global Positioning system)モジュール、カメラ、各種センサ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含むことができる。例えば、ユーザ端末210がスマートフォンである場合、一般的にスマートフォンが含んでいる構成要素を含むことができ、例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、マイクモジュール、カメラモジュール、各種物理的なボタン、タッチパネルを利用したボタン、入出力ポート、振動のための振動器などの様々な構成要素がユーザ端末210にさらに含まれるように実装され得る。
【0066】
図3では図2の情報処理システム230のみ図示されているが、図2の追加情報処理システム240の内部構成も情報処理システム230と類似し得る。
【0067】
図4は、本開示の一実施例に係るインスタントメッセージングサービスとNFT取引サービスの連動方法を説明するためのフローチャートである。一実施例において、ユーザ端末410はインスタントメッセージングサービスに関する第1外部装置420とデータを送受信することができる。また、第1外部装置420はNFT取引サービスに関する第2外部装置430とデータを送受信することができる。
【0068】
一実施例において、ユーザ端末410はインスタントメッセージングアプリケーションのチャットルームでNFT取引ボットを有効化するためのユーザ入力を受信することができる。ユーザ入力を受信することに応答して、ユーザ端末410はチャットルーム内でNFT取引ボットを有効化することができる412。
【0069】
一実施例において、NFT取引ボットが有効化する場合、ユーザ端末410は電子ウォレット連動リクエスト414を第1外部装置420に伝送することができる。他の例示で、ユーザ端末410はNFT取引ボットが有効化し、NFT取引サービス内で電子ウォレット連動のためのリクエストに関するユーザ入力を受信することに応答して、電子ウォレット連動リクエスト414を第1外部装置420に伝送することができる。ここで、電子ウォレット連動リクエスト414は使用者がインスタントメッセージングサービスで使うアカウント情報(例えば、ID、パスワードなど)および使用者がNFT取引サービスで使う使用者アカウント情報(例えば、ID、パスワードなど)を含むことができる。電子ウォレット連動リクエスト414を受信することに応答して、第1外部装置420は電子ウォレット連動リクエスト422を第2外部装置430に伝送することができる。電子ウォレット連動リクエスト422は使用者がNFT取引サービスで使う使用者アカウント情報(例えば、ID、パスワードなど)を含むことができる。
【0070】
一実施例において、電子ウォレット連動リクエスト422を受信することに応答して、第2外部装置430はNFT取引サービス内の使用者アカウントが有効であるかを確認することができる。例えば、第2外部装置430は使用者のNFT取引サービスで使う使用者アカウント情報に基づいて、ログインを実行できる。使用者アカウントが有効な場合、第2外部装置430が有効メッセージ432を第1外部装置420に伝送し、第1外部装置420は使用者がインスタントメッセージングサービスで使うアカウント情報(例えば、ID、パスワードなど)および使用者がNFT取引サービスで使う使用者アカウント情報(例えば、ID、パスワードなど)を互いに関連させて保存させることができる。その後、第1外部装置420は電子ウォレット連動成功メッセージ424をユーザ端末410に伝送することができる。この場合、ユーザ端末410は電子ウォレットが連動したというメッセージをユーザ端末410のディスプレイ上に出力することができる。
【0071】
一実施例において、ユーザ端末410は使用者からNFT取引ボットに関するコマンドを受信することができる。ここで、使用者から受信されたコマンドはNFT取引サービスを通じてコンテンツをミンティングしたり、NFTを販売または購入したりすることに関するコマンドであり得る。その後、ユーザ端末410は受信されたコマンド416を第1外部装置420に伝送し、第1外部装置420はコマンド416に基づいて生成されたコマンド426を第2外部装置430に伝送することができる。
【0072】
一実施例において、コマンド426を受信することに応答して、第2外部装置430はNFT取引サービス内で該当命令を実行できる(434)。例えば、第2外部装置430は命令によりNFT取引サービス内でコンテンツをミンティングしたり、NFTを販売または購入したりすることができる。その後、第2外部装置430はNFT取引サービス内に命令が実行されたというメッセージ436を第1外部装置420に伝送することができる。メッセージ436を受信することに応答して、第1外部装置420はメッセージ428をユーザ端末410に伝送することができる。ユーザ端末410は命令が実行されたというメッセージをユーザ端末410のディスプレイ上に出力することができる。
【0073】
このような構成によって、使用者はNFT取引アプリケーションを実行せずともインスタントメッセンジャーのNFT取引ボットを通じてNFT取引サービスを容易に利用することができる。また、使用者はNFT取引サービスで実行されたコンテンツのミンティング内容、NFT販売または購入内容などをインスタントメッセンジャーを通じて確認することができる。
【0074】
図5は、本開示の一実施例によりNFT取引ボットを有効化する例を示す図面である。使用者は第1動作510および第2動作520を通じてNFT取引ボットを有効化することができる。第1動作510は使用者が特定チャットルーム(例えば、「NFT now」チャットルーム)でNFT取引ボットを有効化する例を示す。図示された通り、使用者は「NFT now」チャットルームのソフトウェアボット設定メニューでNFT取引ボット有効化ボタン512をタッチ入力などで選択することによって、「NFT now」チャットルームでNFT取引ボットを有効化することができる。例えば、オープンチャットルームである場合、該当オープンチャットルームの管理者がNFT取引ボットを有効化することができる。
【0075】
一実施例において、NFT取引ボットが有効化する場合、NFT取引ボットは使用者にNFT取引サービスで使う使用者アカウント情報(例えば、ID)を入力することを要請することができる。ここで、使用者のインスタントメッセージングサービスとNFT取引サービスで使う使用者アカウントは同一または異なり得る。それぞれの使用者アカウント情報は認証過程を通じてインスタントメッセージングサービスとNFT取引サービスに保存され得る。追加的に、NFT取引サービスの使用者アカウントがない場合、使用者はNFT取引サービス加入手続き等を通じて使用者アカウントを生成することができ、新しく生成されたNFT取引サービスの使用者アカウントはインスタントメッセージングサービスとNFT取引サービスに保存され得る。代案として、NFT取引ボットは使用者のNFT取引サービスで使う使用者アカウント情報を保存装置(例えば、ユーザ端末の保存所、サーバーの保存所など)から呼び出すことができる。
【0076】
第2動作520は使用者がNFT取引ボット有効化ボタン512を選択することによって、「NFT now」チャットルームでNFT取引ボットが有効化した例を示す。一実施例において、使用者がNFT取引ボット有効化ボタン512を選択するとNFT取引ボットが有効化し、NFT取引ボットが有効化したことを案内するソフトウェアボットメッセージ522がチャットルームに出力され得る。NFT取引ボットが有効化する場合、該当チャットルームに属したすべての使用者がチャットルーム内でNFT取引ボットを使うことができる。
【0077】
図6は、本開示の一実施例により使用者がチャットルームでNFT取引ボットを利用してNFT取引サービス内でコンテンツをミンティングする例を示す図面である。使用者は第1動作610および第2動作620を通じてコンテンツをミンティングすることができる。第1動作610は使用者が特定チャットルーム(例えば、「NFT now」チャットルーム)でコンテンツをミンティングするためのコマンド612を入力する例を示す。例えば、ミンティングすることに関するコマンド612は「/minting image」であり得る。コマンド612を入力した後、使用者はチャットルームにミンティングしようとするコンテンツ614をアップロードすることができる。この場合、ミンティングに関する追加情報を登録するための第1ソフトウェアボットメッセージ616がチャットルームに出力され得る。
【0078】
第2動作620は使用者が第1ソフトウェアボットメッセージ616のボタンを選択することによって、使用者がコンテンツに関する情報を入力する例を示す。一実施例において、使用者はシート622にコンテンツに関する情報を入力することができる。ここで、コンテンツに関する情報はコンテンツの名前、コンテンツの説明などを含むことができる。コンテンツに関する情報が入力された後、ユーザ端末はコマンド612、コンテンツ614およびコンテンツに関する情報をインスタントメッセージングサービスに関する第1外部装置に伝送することができる。その後、第1外部装置はコンテンツ614およびコンテンツに関する情報をNFT取引サービスに関する第2外部装置に伝送され得る。コンテンツおよびコンテンツに関する情報を受信することに応答して、第2外部装置はコンテンツをミンティングすることができる。
【0079】
一実施例において、コンテンツのミンティング結果は第2外部装置から第1外部装置を通じてユーザ端末に伝送され得る。ここで、ミンティング結果はコンテンツのミンティング成功の可否、手数料、トークンIDなどを含むことができる。図6に図示されていないが、第2外部装置によって実行されたミンティング結果は第2ソフトウェアボットメッセージとしてチャットルームに出力され得る。
【0080】
このような構成によって、使用者はインスタントメッセージングサービスでNFT取引サービスに接続せずともコンテンツを容易にミンティングすることができる。また、使用者はインスタントメッセージングサービスでミンティング結果を通じてミンティングに関する情報を容易に確認することができる。
【0081】
図7は、本開示の一実施例により使用者がチャットルームでNFT取引ボットを利用してNFT取引サービス内でNFTを販売する例を示す図面である。使用者は第1動作710、第2動作720および第3動作730を通じてNFTを販売することができる。第1動作710は使用者が特定チャットルーム(例えば、「NFT now」チャットルーム)でNFTを販売するためのコマンド712を受信する例を示す。例えば、NFTを販売するためのコマンド712は「/sell Monkey1」であり得る。この場合、販売しようとするNFT(例えば、Monkey1)に関する情報を登録するための第1ソフトウェアボットメッセージ714がチャットルームに出力され得る。
【0082】
第2動作720は使用者が第1ソフトウェアボットメッセージ714のボタンを選択することによって、使用者が販売しようとするNFTに関する情報を入力する例を示す。一実施例において、使用者はシート722に販売しようとするNFTに関する情報を入力することができる。ここで、販売しようとするNFTに関する情報は販売方式、販売価格、販売情報を掲示するインスタントメッセージングアプリケーションのチャットルームに対する情報などを含むことができる。
【0083】
一実施例において、販売方式は固定価格(fixed price)販売方式と競売価格(timed auction)販売方式を含むことができる。使用者が固定価格販売方式を選択した場合、使用者は販売価格として固定価格を入力することができる。また、使用者が競売価格販売方式を選択した場合、使用者は開始価格、競売期間、予約価格などを入力することができる。追加的に、販売情報を掲示するチャットルームに対する情報は使用者が含まれたチャットルームに対する情報または予め定められたカテゴリー(例えば、NFT、Financeなど)に関するオープンチャットルームに対する情報を含むことができる。
【0084】
第3動作730は使用者が販売情報をシート722に作成することによって、販売しようとするNFTが販売リスト734に表示される例を示す。一実施例において、販売情報を含む第2ソフトウェアボットメッセージ732が販売情報を掲示するチャットルームに出力され得る。第2ソフトウェアボットメッセージ732を選択することによって、チャットルームの使用者は販売情報を確認することができる。また、販売しようとするNFTは販売リスト734に表示されてチャットルームの上段部に出力され得る。図7に図示されていないが、第2外部装置によって実行された販売結果は第3ソフトウェアボットメッセージとしてチャットルームに出力され得る。
【0085】
このような構成によって、使用者はインスタントメッセージングサービスでNFT取引サービスに接続せずともコンテンツを容易に販売することができる。また、チャットルームの使用者もチャットルーム内で販売中であるNFTの情報を容易に確認することができる。
【0086】
図8は、本開示の一実施例により使用者がチャットルームでNFT取引ボットを利用してNFT取引サービス内でNFTを購入する例を示す図面である。図示された通り、使用者はNFT取引ボットが有効化したチャットルームにNFTを購入するためのコマンド820を入力することができる。NFT購入が完了した場合、購入が完了したことを示すソフトウェアボットメッセージ830がチャットルームに出力され得る。
【0087】
一実施例において、使用者はNFT販売リスト810に整列されているNFTのうち所望する一つを購入することに関する情報を含むコマンドを入力することができる。ここで、NFTを購入することに関する情報は購入対象および購入価格を含むことができる。例えば、使用者はNFT販売リスト810に表示されたitem1を15LNの価格で購入するために「/buy item1 15LN」をチャットルームに入力することができる。この場合、item1はNFT販売リスト810に整列された特定のNFTの識別子であり得る。他の例として、使用者がNFT販売リスト810に整列されたNFTのうちいずれか一つをタッチ入力などで選択する場合、使用者は購入対象に対する情報を確認することができ、購入価格を入力することができる。この場合、使用者が選択した購入対象と使用者が入力した購入価格に基づいて、NFT購入のためのコマンド820が自動で入力され得る。
【0088】
一実施例において、使用者が購入しようとするNFT販売方式が固定価格である場合、使用者はコマンド820を入力することによってNFTを購入することができる。この場合、使用者のコマンド820に基づいて、第2外部装置はNFT取引サービス内での使用者アカウントを利用してNFTを購入することができる。NFT購入が完了した場合、NFT購入が完了したことを示すソフトウェアボットメッセージ830がチャットルームに出力され得る。ここで、ソフトウェアボットメッセージ830は購入成功の可否、購入対象、購入価格、手数料などを含むことができる。
【0089】
図9は、本開示の一実施例により使用者がチャットルームでNFT取引ボットを利用してNFT取引サービス内でNFTを購入する他の例を示す図面である。図示された通り、使用者はNFT取引ボットが有効化したチャットルームにNFTを購入するためのコマンド910を入力することができる。該当NFT販売方式が競売価格である場合、競売結果を示すソフトウェアボットメッセージ930がチャットルームに出力され得る。
【0090】
一実施例において、使用者が購入しようとするNFT販売方式が競売価格である場合、使用者は購入対象、入札価格などを含むコマンド910を入力することによって競売に参加することができる。具体的には、使用者は販売リストに表示されたNFTを選択して購入対象に対する情報を確認することができる。追加的に、購入対象の販売方式が競売価格である場合、使用者は購入対象の開始価格、競売期間、予約価格、現在価格などを確認することができる。例えば、購入対象がMonkey1であり、競売呼び値を33LNに決定した場合、使用者は「/buy Monkey1 33LN」をチャットルームに入力することができる。他の例として、使用者はNFT販売リストに表示されたNFTのうち一つを選択し、入札価格を入力することができる。この場合、使用者が選択した購入対象と使用者が入力した入札価格に基づいて、NFT購入のためのコマンド910が自動で入力され得る。
【0091】
一実施例において、使用者が競売状況が分かるようにソフトウェアボットメッセージ920、930がチャットルームに出力され得る。NFT購入のための使用者の入力に応答して、NFTを購入することに関する情報を含む第1ソフトウェアボットメッセージ920がチャットルームに出力され得る。ここで、NFTを購入することに関する情報は購入対象、競売呼び値、競売期間などを含むことができる。また、競売期間が経過した後、使用者の競売呼び値が最高額であって最終落札された場合、NFTが最終落札されたことを示す第2ソフトウェアボットメッセージ930がチャットルームに出力され得る。
【0092】
このような構成によって、使用者はインスタントメッセージングサービスでNFT取引サービスに接続せずともコンテンツを容易に購入することができる。また、NFT販売が競売方式で進行される場合、使用者はNFT取引サービスで進行されている競売現況をインスタントメッセージングサービスで容易に確認することができる。
【0093】
図10は、本開示の一実施例に係るインスタントメッセージングサービスとNFT取引サービスを連動する方法1000の例を示すフローチャートである。一実施例において、方法1000はユーザ端末の少なくとも一つのプロセッサによって実行され得る。方法1000はプロセッサが使用者からインスタントメッセージングアプリケーションの特定チャットルームでNFT取引サービスに関するソフトウェアボットを有効化するためのユーザ入力を受信することで開始され得る(S1010)。ユーザ入力を受信することに応答して、プロセッサは特定チャットルームでNFT取引サービスに関するソフトウェアボットを有効化することができる(S1020)。
【0094】
その後、プロセッサはインスタントメッセージングアプリケーションで使用者からインスタントメッセージングサービスと異なるNFT取引サービス利用のためのリクエストに関する第1ユーザ入力を受信することができる(S1030)。ここで、ユーザ入力はインスタントメッセージングアプリケーションの特定チャットルームを通じて受信され得る。NFT取引サービスはインスタントメッセージングアプリケーションと異なるNFT取引アプリケーションを通じて提供され得る。
【0095】
ユーザ入力を受信することに応答して、プロセッサはNFT取引サービス利用のためのリクエストに関する情報をインスタントメッセージングサービスに関する第1外部装置に伝送することができる(S1040)。ここで、NFT取引サービス利用のためのリクエストに関する情報は使用者がNFT取引サービスで使う使用者アカウント情報を含むことができる。NFT取引サービス利用のためのリクエストに関する情報は第1外部装置からNFT取引サービスに関する第2外部装置に伝送され得る。
【0096】
一実施例において、プロセッサが第1ユーザ入力を受信することは、使用者から前記特定チャットルーム内でソフトウェアボットに関する第1コマンドを受信すること、そして使用者から特定チャットルーム内に特定のコンテンツをアップロードするための第3ユーザ入力を受信することを含むことができる。また、プロセッサが第1外部装置に伝送することは、第1コマンドおよび特定のコンテンツを第1外部装置に伝送することを含むことができる。ここで、第1コマンドはNFT取引サービスで特定のコンテンツをミンティング(minting)することに関するコマンドであり、特定のコンテンツは第1外部装置から第2外部装置に伝送され得る。また、プロセッサが第1ユーザ入力を受信することは、使用者から特定チャットルーム内で特定のコンテンツに関する情報を受信することをさらに含むことができる。
【0097】
一実施例において、プロセッサは第2外部装置によって実行された特定のコンテンツのミンティング結果を前記第1外部装置から受信することができる。この場合、プロセッサは特定のコンテンツのミンティング結果を特定チャットルーム内でソフトウェアボットのメッセージとして出力することができる。
【0098】
一実施例において、プロセッサが第1ユーザ入力を受信することは、使用者から特定チャットルーム内で、ソフトウェアボットに関するコマンドであって、NFT取引サービスを通じてNFTを販売することに関する第2コマンドを受信すること、そして、使用者から販売しようとするNFTに関する情報を受信することを含むことができる。また、プロセッサが第1外部装置に伝送することは、第2コマンドおよび販売しようとするNFTに関する情報を第1外部装置に伝送することを含むことができる。ここで、販売しようとするNFTに関する情報は第1外部装置から第2外部装置に伝送され得る。また、販売しようとするNFTに関する情報は、販売方式に関する情報または販売価格に関する情報のうち少なくとも一つを含むことができる。追加的に、販売しようとするNFTに関する情報は、販売情報を掲示するインスタントメッセージングアプリケーションの少なくとも一つのチャットルームに対する情報をさらに含むことができる。例えば、販売情報を掲示する少なくとも一つのチャットルームは使用者が含まれたチャットルームを含むことができる。他の例として、販売情報を掲示する少なくとも一つのチャットルームは予め定められたカテゴリーに関するオープンチャットルームを含むことができる。
【0099】
一実施例において、プロセッサは第2外部装置によって実行されたNFT販売結果を第1外部装置から受信することができる。この場合、NFT販売結果を特定チャットルーム内でソフトウェアボットのメッセージとして出力することができる。
【0100】
一実施例において、プロセッサが第1ユーザ入力を受信することは、NFT取引サービスを通じて購入できる複数のNFTを特定チャットルームの上段部に出力すること、そして使用者から特定チャットルーム内でソフトウェアボットに関する第3コマンドを受信することを含むことができる。ここで、第3コマンドはNFT取引サービスを通じて複数のNFTのうち特定のNFTを購入することに関するコマンドであり得る。プロセッサが第1外部装置に伝送することは、第3コマンドを第1外部装置に伝送することを含むことができる。この場合、第3コマンドのうち少なくとも一部および特定のNFTに関する情報は第1外部装置から第2外部装置に伝送され得る。第3コマンドは購入対象および購入価格を含むことができる。
【0101】
一実施例において、プロセッサは第2外部装置によって実行されたNFT購入結果を第1外部装置から受信することができる。この場合、プロセッサはNFT購入結果を特定チャットルーム内でソフトウェアボットのメッセージとして出力することができる。
【0102】
一実施例において、第1ユーザ入力を受信する以前、そしてソフトウェアボットを有効化した以後に、プロセッサは使用者からNFT取引サービス加入のためのリクエストに関する第4ユーザ入力を受信することができる。この場合、プロセッサはNFT取引サービス加入のためのリクエストに関する情報を第1外部装置に伝送することができる。NFT取引サービス加入のためのリクエストに関する情報は第1外部装置から第2外部装置に伝送され得る。第2外部装置は前記NFT取引サービス加入のためのリクエストに関する情報に基づいて会員加入手続きを実行できる。
【0103】
前述した方法はコンピュータで実行するためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に保存されたコンピュータプログラムに提供され得る。媒体はコンピュータで実行可能なプログラムを保存し続けたり、実行またはダウンロードのために一時的に保存したりするものであってもよい。また、媒体は単一または複数個のハードウェアが結合された形態の様々な記録手段または保存手段であり得るが、或るコンピュータシステムに直接接続される媒体に限定されず、ネットワーク上に分散存在するものであってもよい。媒体の例示としては、ハードディスク、フロッピーディスクおよび磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光記録媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気-光媒体(magneto optical medium)、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどを含んでプログラムコマンドが保存されるように構成されたものがあり得る。また、他の媒体の例示として、アプリケーションを流通するアプリストアやその他様々なソフトウェアを供給乃至流通するサイト、サーバーなどで管理する記録媒体乃至保存媒体も挙げることができる。
【0104】
本開示の方法、動作または手法は様々な手段によって実装されてもよい。例えば、このような手法はハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせで実装されてもよい。本願の開示と連係して説明された様々な例示的な論理的ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズム段階は電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両者の組み合わせで実装されてもよいことを当業者は理解できるであろう。ハードウェアおよびソフトウェアのこのような相互代替を明確に説明するために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、および段階がそれらの機能的な観点で一般的に前記にて説明された。そのような機能がハードウェアで実装されるかまたはソフトウェアで実装されるかの可否は、特定アプリケーションおよび全体システムに賦課される設計要求事項により変わる。当業者はそれぞれの特定アプリケーションのために様々な方式で説明された機能を実装してもよいが、そのような実装は本開示の範囲から逸脱させるものと解釈されてはならない。
【0105】
ハードウェアの実装において、手法の実行に利用されるプロセッシングユニットは、一つ以上のASIC、DSP、デジタル信号プロセッシングデバイス(digital signal processing devices:DSPD)、プログラム可能論理デバイス(programmable logic devices:PLD)、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(field programmable gate arrays:FPGA)、プロセッサ、制御器、マイクロ制御器、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本開示に説明された機能を実行するように設計された他の電子ユニット、コンピュータ、またはこれらの組み合わせ内で実装されてもよい。
【0106】
したがって、本開示と連係して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAや他のプログラム可能論理デバイス、離散ゲートやトランジスタロジック、離散ハードウェアコンポーネント、または本願に説明された機能を実行するように設計されたものなどの任意の組み合わせで実装されたり実行されたりしてもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代案として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、制御器、マイクロ制御器、または状態マシンであってもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連係した一つ以上のマイクロプロセッサ、または任意の他の構成の組み合わせで実装されてもよい。
【0107】
ファームウェアおよび/またはソフトウェアの実装において、手法はランダムアクセスメモリ(random access memory:RAM)、読み取り専用メモリ(read-only memory:ROM)、不揮発性RAM(non-volatile random access memory:NVRAM)、PROM(programmable read-only memory)、EPROM(erasable programmable read-only memory)、EEPROM(electrically erasable PROM)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(compact disc:CD)、磁気または光学データストレージデバイスなどのようなコンピュータ読み取り可能媒体上に保存された命令で実現されてもよい。命令は一つ以上のプロセッサによって実行可能であってもよく、プロセッサ(ら)に本開示に説明された機能の特定様態を実行させてもよい。
【0108】
ソフトウェアで実装される場合、前記手法は一つ以上の命令またはコードでコンピュータ読み取り可能な媒体上に保存されたりまたはコンピュータ読み取り可能な媒体を通じて伝送されたりしてもよい。コンピュータ読み取り可能媒体は一つの場所から他の場所にコンピュータプログラムの伝送を容易にする任意の媒体を含んでコンピュータ保存媒体および通信媒体の両者を含む。保存媒体はコンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であってもよい。非制限的な例として、このようなコンピュータ読み取り可能媒体はRAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光学ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、または所望のプログラムコードを命令またはデータ構造の形態で移送または保存するために使われ得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を含むことができる。また、任意の接続がコンピュータ読み取り可能媒体で適切に称される。
【0109】
例えば、ソフトウェアが同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、撚線、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波のような無線技術を使ってウェブサイト、サーバー、または他の遠隔ソースから伝送されると、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、撚線、デジタル加入者回線、または赤外線、無線、およびマイクロ波のような無線技術は媒体の定義内に含まれる。本願で使われたディスク(disk)とディスク(disc)は、CD、レーザーディスク、光ディスク、DVD(digital versatile disc)、フロッピーディスク、およびブルーレイディスクを含み、ここでディスク(disks)は通常磁気的にデータを再生し、反面ディスク(discs)はレーザーを利用して光学的にデータを再生する。前記の組み合わせもコンピュータ読み取り可能媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0110】
ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、移動式ディスク、CD-ROM、または公知の任意の他の形態の保存媒体内に常駐してもよい。例示的な保存媒体は、プロセッサが保存媒体から情報を読み取ったり保存媒体に情報を記録したりできるように、プロセッサに連結され得る。代案として、保存媒体はプロセッサに統合されてもよい。プロセッサと保存媒体はASIC内に存在してもよい。ASICはユーザ端末内に存在してもよい。代案として、プロセッサと保存媒体はユーザ端末で個別構成要素として存在してもよい。
【0111】
以上で説明された実施例が一つ以上の独立型コンピュータシステムで現在開示された主題の様態を活用するものとして記述されたが、本開示はこれに限定されず、ネットワークや分散コンピューティング環境のような任意のコンピューティング環境と連係して実装されてもよい。ひいては、本開示で主題の様相は複数のプロセッシングチップや装置で実装されてもよく、ストレージは複数の装置にわたって類似するように影響を受けてもよい。このような装置はPC、ネットワークサーバー、および携帯用装置を含んでもよい。
【0112】
本明細書では本開示が一部の実施例に関連して説明されたが、本開示の発明が属する技術分野の当業者が理解できる本開示の範囲を逸脱しない範囲で様々な変形および変更がなされ得る。また、そのような変形および変更は本明細書に添付された特許請求の範囲内に属するものと理解されるべきである。
【符号の説明】
【0113】
110:ユーザ端末
120:チャットルームインターフェース
122:販売リスト
124:コマンド
126:ソフトウェアボットメッセージ
130:第1外部装置
140:第2外部装置
図1
図2
図3
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図6
図7
図8
図9
図10
【外国語明細書】