IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ コバックス株式会社の特許一覧

<>
  • 特開-非接触型操作機器用の保護ボックス 図1
  • 特開-非接触型操作機器用の保護ボックス 図2
  • 特開-非接触型操作機器用の保護ボックス 図3
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024044951
(43)【公開日】2024-04-02
(54)【発明の名称】非接触型操作機器用の保護ボックス
(51)【国際特許分類】
   H05K 5/03 20060101AFI20240326BHJP
   H05K 5/02 20060101ALI20240326BHJP
   A45C 11/00 20060101ALI20240326BHJP
【FI】
H05K5/03 B
H05K5/02 L
A45C11/00 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022163549
(22)【出願日】2022-09-21
(71)【出願人】
【識別番号】505034393
【氏名又は名称】コバックス株式会社
(72)【発明者】
【氏名】小橋 雅彦
【テーマコード(参考)】
3B045
4E360
【Fターム(参考)】
3B045BA21
3B045CA01
4E360AB08
4E360AB12
4E360BA08
4E360BA15
4E360BB02
4E360BB12
4E360BB23
4E360BC01
4E360BD02
4E360BD05
4E360EA11
4E360EA18
4E360EA21
4E360EC11
4E360FA02
4E360FA20
4E360GA46
4E360GB99
4E360GC02
4E360GC08
4E360GC12
4E360GC14
(57)【要約】
【課題】保護ボックス内収納の非接触型機器の表示確認、操作時は必ず保護ボックスの蓋(扉)を開く操作をおこなう必要がある。蓋(扉)を開くことで保護ボックスの為のボックスであるにもかかわらず、非接触型機器が外部からの影響を受けること、操作の都度、蓋(扉)を開ける必要がある。
そこで本発明は上述の問題点を解消するものであって、保護ボックスの蓋を開けることなく非接触型操作機器の状態表示を確認し、ボックス外部より操作を可能にしたものを提供する。
【解決手段】保護ボックス(1)に薄厚の可視可能シート(1b)を窓(1e)に設け、非接触型操作機器(2)をボックス内部に配置取り付ける。窓(1e)の近くに非接触型操作機器(2)を配置することで外部操作が可能となる。表示も確認可能である。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
非接触型操作機器(2)を取付けるボックス本体(1f)と蓋(1a)で構成され、蓋(1a)は可視可能シート(1b)を貼った窓(1e)を備え、窓(1e)を通して外側から非接触型操作機器(2)の表示確認、操作を可能にする非接触型操作機器の保護ボックス。
【請求項2】
前記ボックス本体(1f)は金属材等を使用し強靭なもので構成し、非接触型操作機器(2)を保護するとともに防滴構造にし、風雨にも耐えるようにしたことを特徴とする請求項1記載の非接触型操作機器の保護ボックス。
【請求項3】
前記窓(1e)は、非接触型操作機器(2)を近づけて配置され非接触型操作機器(2)の操作をボックス本体の外部より可能としたことを特徴とする請求項1に記載の非接触型操作機器の保護ボックス。
【請求項4】
前記窓(1e)の可視可能シート(1b)は非接触型操作機器(2)の非接触操作ボタン(2b)に接触するか、可視可能シート(1b)と非接触操作ボタン(2b)との距離(W)を1cm以下に配置し、可視可能シート(1b)は弾力性をもたせ、非接触型機器(2)の操作をボックスの外部より非接触又は接触押下のどちらの操作も可能としたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の非接触型操作機器の保護ボックス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は非接触型操作機器を耐候、耐衝撃の為に設置運用する為の保護ボックスに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、保護ボックス内へ収納の非接触型機器使用時はボックスに蓋(扉)を設けそれを開き操作をおこなっている。蓋(扉)を開くことで非接触型機器が外部からの影響を受けること、操作の都度蓋(扉)を開けるのが面倒である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
保護ボックスに収納した非接触型機器を使用する時は、ボックスに蓋(扉)を設けそれを開き操作する必要があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
非接触型操作機器(2)を取付けるボックス本体(1f)と蓋(1a)で構成され、内部が可視可能シート(1b)を貼った窓(1e)を備え、窓(1e)を通して外側から非接触型操作機器(2)の表示確認、操作を可能にする非接触型操作機器の保護ボックスである。
【0005】
ボックス本体(1f)は金属材等を使用し強靭なもので構成し、非接触型操作機器(2)を保護するとともに防滴構造にし、風雨にも耐えるものにしたのを特徴とする非接触型操作機器の保護ボックスである。
【0006】
窓(1e)は、非接触型操作機器(2)を近づけて配置され、非接触型機器(2)の操作がボックス本体の外部より可能としたことを特徴とする非接触型操作機器の保護ボックスである。
【0007】
窓(1e)の可視可能シート(1b)は、非接触型操作機器(2)の非接触操作ボタン(2b)に接触するか、可視可能シート(1b)と非接触操作ボタン(2b)との距離(w)を1cm以下に配置し、可視可能シート(1b)は弾力性をもたせ、非接触型操作機器(2)の操作をボックスの外部より非接触又は接触押下のどちらの操作も可能とすることを特徴とする非接触型機器の保護ボックスである。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る保護ボックスによれば、非接触型操作機器(2)の運用操作を保護ボックスの蓋(1a)(扉)を開くことなく可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】保護ボックスの蓋(扉)を開き内部に非接触型操作機器(非接触カードリーダ)を配置した図である。
図2】保護ボックスの内部に非接触型操作機器(非接触カードリーダ)を配置した正面図である。
図3】保護ボックスの側面の断面図である。非接触型操作機器(非接触カードリーダ)を保護ボックスの蓋)にある窓部分の近くに配置した様子を部分拡大図とともに明示している。
【発明を実施するための形態】
【0010】
【実施例0011】
図1は、本発明に係る保護ボックスとして非接触型操作機器(非接触カードリーダ)(2)を収納した構成を示す。
【0012】
保護ボックス(1)はボックス本体(1f)と蓋固定器具(A)と蓋(1a)を備える。
蓋固定器具(A)は蓋固定器具1(1c)と蓋固定器具2(1d)で構成される。蓋固定器具1(1c)は、蓋(1a)(扉)がボックス本体(1f)に対して閉じられた状態を保つための吸着力ないし保持力を有する器具であり、蓋固定器具2(1d)は、蓋(1a)(扉)をボックス本体(1f)に対して保持しつつ開閉を可能とするヒンジである。
蓋(1a)は窓(1e)に可視可能シート(1b)を取付けている。可視可能シート(1b)のフィルムは例えば、素材が透明のポリカーボネートシート(0.5mm)であり、耐候性、防雨性を有し弾力性を有した材料である。
【0013】
図2に示すように、非接触型操作機器(2)は、表示部(2a)、非接触操作ボタン(2b)と非接触リーダーユニット(2c)を有する。可視可能シート(1b)の側に、ほぼ面一に配置される。
非接触操作ボタン(2b)は、例えば静電容量検知式、光学検知式センサを使用することで非接触、接触いずれであってもボックスの外側より操作を可能にする。
非接触リーダーユニット(2c)は例えば周波数HF帯規格のものでありボックス外からカードの照合距離は数cmである。
【0014】
図3に示すように、蓋(1a)(扉)の可視可能シート(1b)と接触もしくは距離w(例えば数mm)離れた場所に非接触型操作機器(2)を配置し、蓋(1a)の外側から操作ボタン(2b)が機能する。また操作感性を考慮し間接的接触操作、非接触操作のいずれの方法でも操作を可能にする。
【0015】
図2のように、窓(1e)より非接触型操作機器(2)を目視確認することができ、表示部(2a)の状態を確認し非接触型操作機器(2)の操作を可能とする。
【0016】
また、可視可能シート(1b)は弾力性があり、非接触操作ボタン(2b)を指先で押すことも可能である。
【0017】
上述の内容より蓋(1a)(扉)は初期設置、メンテナンス時のみに開けられる構造でも運用に支障はない。
【産業上の利用可能性】
【0018】
非接触型操作機器(2)を固定設置して運用する折に外部からの保護の為にボックスを設けるが、保護ボックスの蓋(1a)を開けることなく内部の非接触型機器(2)の操作運用を可能にする保護ボックスを提供する。
【符号の説明】
【0019】
1 :保護ボックス
1a :蓋
1b :可視可能シート
1c :蓋固定器具1
1d :蓋固定器具2
1e :窓
1f :ボックス本体
A :蓋固定器具
w :可視可能シートと非接触操作ボタンの距離
2 :非接触型操作機器(非接触カードリーダ)
2a :表示部
2b :非接触操作ボタン
2c :非接触リーダーユニット
図1
図2
図3