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▶ 佐伯 嘉則の特許一覧

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  • 特開-弾性材一体コルセット 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024044952
(43)【公開日】2024-04-02
(54)【発明の名称】弾性材一体コルセット
(51)【国際特許分類】
   A61F 5/02 20060101AFI20240326BHJP
   A41C 1/02 20060101ALI20240326BHJP
【FI】
A61F5/02 K
A41C1/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022163550
(22)【出願日】2022-09-20
(71)【出願人】
【識別番号】511129317
【氏名又は名称】佐伯 嘉則
(72)【発明者】
【氏名】佐伯 嘉則
【テーマコード(参考)】
3B131
4C098
【Fターム(参考)】
3B131AA01
3B131AB11
3B131CA23
3B131CA41
4C098BB05
4C098BC02
4C098BC15
(57)【要約】
【課題】コルセットの特徴である腰部を含む胴囲一周全体を覆って、狭くなる身体の動作範囲と装着の手間を改善することにある。
【解決手段】腰椎を固体バー101により身体の前方に向けて加圧しながら、同時に骨盤を右側固体バー201と左側固体バー202により身体の後方に向けて加圧するかたちで、身体の前と後に弾性体の10kgから60kgの力で押すことに特化して、作用機序の構造を単純化する。これにより必要な骨への効率的な加圧固定による正姿勢の維持が可能で、少ない操作で脱着することができる。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一部弾性体の固体バーによって、腰椎を身体の前方に押し、骨盤を身体の後方に押すことにより、腰部を前後から挟み込み固定することを特徴とする一体型コルセット。
【請求項2】
前記弾性体材が、ゴム又は金属バネ又は樹脂によって構成され、金属又は樹脂又はゴムで構成される固体バーと、一体型と成ったことを特徴とする請求項1に記載のコルセット。
【請求項3】
前記固体バーの後部バー部分が腰椎に当たるように、両側の前部バーの穴の窪み部分が両側上前腸骨棘に当たるように装着することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコルセット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、腰部コルセットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、下記特許文献1~13に開示されるように、腰部を含む胴囲を帯状物で巻いて覆う構造のコルセットが知られている。これらのコルセットは腰部を広範囲に動かなくするため、身体の動作範囲が狭くなる制約が掛かり、装着にも手間が掛かる不都合が生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2018-123449号公報
【特許文献2】特開2018-109243号公報
【特許文献3】特開2016-054793号公報
【特許文献4】特開2012-130388号公報
【特許文献5】特開2011-063915号公報
【特許文献6】特開2009-160027号公報
【特許文献7】特開2007-231494号公報
【特許文献8】特開2006-207075号公報
【特許文献9】特開2004-351167号公報
【特許文献10】特開2004-209050号公報
【特許文献11】特開2004-181057号公報
【特許文献12】特開2003-024356号公報
【特許文献13】特開2000-288004号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、狭くなってしまった腰部身体の動作範囲を広くすると共に、装着を簡便にすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、腰椎を前方に向けて加圧しながら同時に骨盤を後方に向けて加圧するかたちで身体の前と後に弾性体の10kgから60kgの力で押すことに特化した、作用機序の構造を単純化することを特徴とするコルセットである。
【発明の効果】
【0006】
本発明のコルセットによれば、必要な骨への効率的な加圧固定による正姿勢の維持が可能で、少ない操作で脱着することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の一実施例のコルセットを示す正面図である。
図2】本発明の一実施例のコルセットを示す背面図である。
図3】本発明の一実施例のコルセットを示す平面図である。
図4】本発明の一実施例のコルセットを示す底面図である。
図5】本発明の一実施例のコルセットを示す右側面図である。
図6】本発明の一実施例のコルセットを示す左側面図である。
図7】本発明の一実施例のコルセットを示す正面、平面及び右側面を表す斜視図である。
図8】本発明の一実施例のコルセットを示す背面、底面及び左側面を表す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施例を、図を参照して説明する。
【実施例0009】
本実施例1では、図に記載の固体バー101の内側を腰椎に当たるように身体の背中側に合わせる。
【0010】
固体バー201を弾性体301の弾力による力に抵抗して開きながら、空洞部201aを骨盤右側の上前腸骨棘にはめ込むように当てる。
【0011】
固体バー202を弾性体302の弾力による力に抵抗して開きながら、空洞部202aを骨盤左側の上前腸骨棘にはめ込むように当てることで装着する。
【実施例0012】
次に、本発明の実施例2のコルセットについて説明する。
本実施例2のコルセットも基本的には前記実施例1と同様である。
【0013】
本実施例2のコルセットは、固体バー201の空洞部201aと固体バー202の空洞部202aの両空洞を利用して、ベルトを取り付ける。
【0014】
前記実施例1のコルセット装着時、固体バー空洞部201aに取り付けたベルトと固体バー空洞部202aに取り付けたベルトを繋げて、身体胴体を横に一回りさせる。この対応によりコルセットの不慮の逸脱を防ぐ。
【符号の説明】
【0015】
1 弾性材一体コルセット
101 背面側固体バー
201 右側固体バー
201a 右側固体バー空洞部
202 左側固体バー
202a 左側固体バー空洞部
301 右側弾性材部分
302 左側弾性材部分
401 弾性体による身体の前方に向かう加圧方向
402 弾性体による身体の後方に向かう加圧方向
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8