(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024045806
(43)【公開日】2024-04-03
(54)【発明の名称】プログラム、方法、情報処理装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0645 20230101AFI20240327BHJP
【FI】
G06Q30/06 350
【審査請求】未請求
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022150791
(22)【出願日】2022-09-22
(71)【出願人】
【識別番号】518268466
【氏名又は名称】GOOPASS株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002815
【氏名又は名称】IPTech弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】高坂 勲
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB68
(57)【要約】
【課題】本開示の目的は、撮影機材の貸し出しサービスにおいて、ユーザの信用度を評価する仕組みを取り入れることである。
【解決手段】コンピュータを動作させるためのプログラムであって、コンピュータは、撮影機材を貸し出しするサービスをユーザに提供するためのものであり、プログラムは、コンピュータのプロセッサに、撮影機材の貸し出しを受けていた第1のユーザが、当該撮影機材を返却することに応じて、当該撮影機材の返却について評価した評価結果の情報を取得するステップと、評価結果の情報に基づいて、第1のユーザを評価するステップと、を実行させる、プログラム。
【選択図】
図13
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータを動作させるためのプログラムであって、
前記コンピュータは、撮影機材を貸し出しするサービスをユーザに提供するためのものであり、
前記プログラムは、前記コンピュータのプロセッサに、
前記撮影機材の貸し出しを受けていた第1のユーザが、当該撮影機材を返却することに応じて、当該撮影機材の返却について評価した評価結果の情報を取得するステップと、
前記評価結果の情報に基づいて、前記第1のユーザを評価するステップと、を実行させる、プログラム。
【請求項2】
前記評価するステップにおいて、
前記返却された撮影機材の状態の情報、
前記撮影機材の返却をするために前記撮影機材を梱包した梱包状態の情報、
前記撮影機材を返却するスケジュールの情報、
からなる群の少なくともいずれかに基づき、前記返却について評価することにより、前記第1のユーザを評価する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記評価するステップにおいて、
前記撮影機材を前記撮影機材の返却期限までに、前記第1のユーザが前記撮影機材を返却するための手続を行っていることを示す情報を受け付けることに基づいて、前記第1のユーザを評価する、請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記取得するステップにおいて、前記サービスを運営する事業者と、前記ユーザとのコミュニケーションに基づき評価された前記ユーザの人柄に関する情報を取得し、
前記評価するステップにおいて、
前記第1のユーザの前記人柄に関する情報に基づき、前記第1のユーザを評価する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項5】
前記取得するステップにおいて、前記サービスを利用する前記ユーザが撮影を行った結果の発信状況の情報、前記ユーザが属する団体の情報、または、前記撮影を行う他のユーザとの交流状況の情報の少なくともいずれかに基づき評価された前記ユーザの行動に関する情報を取得し、
前記評価するステップにおいて、
前記第1のユーザの前記行動に関する情報に基づき、前記第1のユーザを評価する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項6】
前記サービスは、サブスクリプション型サービスを複数提供しており、前記サブスクリプション型サービスは、各プランのサービス内容が異なる複数のプランを、ユーザに対して選択可能に提供しており、前記サブスクリプション型サービスの前記プランに応じて貸し出し可能な前記撮影機材の範囲が定まるものであり、
前記評価するステップにおいて、
前記サービスにおける前記第1のユーザの前記サブスクリプション型サービスの前記プランの情報に基づき、前記第1のユーザを評価する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項7】
前記評価するステップにおいて、
前記サービスにおける前記第1のユーザの前記プランの継続期間の情報、または、前記サービスにおける前記第1のユーザの撮影機材の貸し出し履歴の情報に基づき、前記第1のユーザを評価する、請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記サブスクリプション型サービスの前記プランは、前記第1のユーザの本人確認を要するプランが複数含まれており、
前記本人確認を要するプランにおいて、本人確認の手順として規定されている要件が複数段階あり、各プランにおいて前記段階のいずれかの手順により本人確認を行うものであり、
前記評価するステップにおいて、
前記サービスにおける前記第1のユーザの前記サブスクリプション型サービスの前記プランが本人確認を要するプランの場合に、前記本人確認の手順の段階に応じて、前記第1のユーザを評価する、請求項6に記載のプログラム。
【請求項9】
前記サービスにおける前記第1のユーザの前記サブスクリプション型サービスの前記プランの情報に基づいて、特定の前記プランに加入しているユーザについては、前記サービスより前記ユーザの本人確認を行うために、SNSのアカウントの情報の入力を受け付けて、記憶部において記憶させており、
前記評価するステップにおいて、
前記サービスにおける前記第1のユーザのSNSのアカウントの情報に基づき、前記第1のユーザを評価する、請求項8に記載のプログラム。
【請求項10】
前記取得するステップにおいて、前記サービスを運営する事業者が開催する撮影会イベントの出席情報、もしくは、前記撮影会イベントにて用いられた撮影機材の使用状況の情報に基づき評価された前記ユーザの行動に関する情報を取得し、
前記評価するステップにおいて、
前記第1のユーザの前記行動に関する情報に基づき、前記第1のユーザを評価する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項11】
前記第1のユーザの評価に基づいて、前記サービスで提供されている特定の撮影機材の貸し出しを前記第1のユーザから受け付けて、前記特定の撮影機材を前記第1のユーザに貸し出すステップをさらに実行させる、請求項1に記載のプログラム。
【請求項12】
前記評価するステップにおいて、前記第1のユーザの評価に基づいて、前記サービスにおける利用料を変動させる、請求項1に記載のプログラム。
【請求項13】
前記第1のユーザの評価に基づいて、特定の撮影会イベントへの参加の機会を前記第1のユーザに提供し、前記第1のユーザから前記特定の撮影会イベントへの参加の申し込みを受け付けるステップをさらに実行させる、請求項1に記載のプログラム。
【請求項14】
前記評価するステップにおいて、前記第1のユーザの評価の情報を、前記サービスとは異なるサービスを行う事業者に提供することで、前記第1のユーザの評価に基づいて、前記第1のユーザに対し、前記異なるサービスを行う事業者での特典を提供する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項15】
前記取得するステップにおいて、撮影機材を貸し出している第2のユーザが存在する場合、前記第1のユーザと前記第2のユーザにおけるユーザ間で評価するためのメッセージを入力する操作、もしくは、前記第1のユーザと前記第2のユーザにおけるユーザ間で評価するための操作を受け付け、前記第1のユーザ、および、前記第2のユーザの画面に前記メッセージ、もしくは、前記評価をするための操作を受け付けた評価に関する情報を提示する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項16】
コンピュータを動作させるための方法であって、
前記コンピュータは、撮影機材を貸し出しするサービスをユーザに提供するためのものであり、
前記方法は、前記コンピュータのプロセッサに、
前記撮影機材の貸し出しを受けていた第1のユーザが、当該撮影機材を返却することに応じて、当該撮影機材の返却について評価した評価結果の情報を取得するステップと、
前記評価結果の情報に基づいて、前記第1のユーザを評価するステップと、を実行させる、方法。
【請求項17】
制御部を備える情報処理装置であって、
前記情報処理装置は、撮影機材を貸し出しするサービスをユーザに提供するためのものであり、
前記撮影機材の貸し出しを受けていた第1のユーザが、当該撮影機材を返却することに応じて、当該撮影機材の返却について評価した評価結果の情報を取得するステップと、
前記評価結果の情報に基づいて、前記第1のユーザを評価するステップと、を実行させる、情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム、方法、情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、物品を一時的に貸し出しするレンタルサービスが提供されている。レンタルサービスは、物品を一時的に使用する必要がある場合に利用されている。例えば、通常は自動車を利用していないが、引っ越しの場合に一時的に自動車を利用したい場合、自動車のレンタルサービスであるレンタカーを利用して自動車の貸与を受けるようなことが行われている。
【0003】
下記の特開2020-060961号公報(特許文献1)には、外部と通信可能な移動体の貸し出しを管理するレンタル管理装置であって、端末を所持するユーザの信用を数値化した信用度を含む信用度情報、前記移動体の位置情報、および前記端末の位置情報を取得して、前記ユーザの前記信用度情報に含まれる前記信用度が規定値以上、かつ前記端末の位置が含まれる所定領域内に前記移動体が存在する場合に、前記所定領域内に存在する少なくとも1台の前記移動体の貸し出しを許可する許可情報を前記端末に送信する管理制御部を備え、所定領域は、移動体による所定のサービスを提供可能なあらかじめ設定された閉領域、または、端末の位置情報に基づいて管理制御部が設定する領域であることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1には、移動体の貸し出し後にユーザの信用度が評価されることが記載されている。そして、当該評価は移動体の状態情報および第三者が移動体に対して行った評価情報によって算出することが記載されている。しかし、上記の特許文献1では評価の対象は移動体に限定されている。従って、移動体ではない物品の貸し出しを行う場合のユーザの信用度の評価については十分な議論の余地がある。
【0006】
本開示の目的は、撮影機材の貸し出しサービスにおいて、ユーザの信用度を評価する仕組みを取り入れることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に示す一実施形態は、コンピュータを動作させるためのプログラムであって、前記コンピュータは、撮影機材を貸し出しするサービスをユーザに提供するためのものであり、前記プログラムは、前記コンピュータのプロセッサに、前記撮影機材の貸し出しを受けていた第1のユーザが、当該撮影機材を返却することに応じて、当該撮影機材の返却について評価した評価結果の情報を取得するステップと、前記評価結果の情報に基づいて、前記第1のユーザを評価するステップと、を実行させる、プログラムである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によると、撮影機材の貸し出しサービスにおいて、ユーザの信用度を評価する仕組みを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、実施形態のレンタルサービスシステム1の全体構成の例を示すブロック図である。
【
図2】
図2は、運営側端末装置10の機能的な構成を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、サーバ20の機能的な構成を示すブロック図である。
【
図4】
図4は、ユーザデータベース2021のデータ構造を示す図である。
【
図5】
図5は、レンタルサービス利用履歴データベース2022のデータ構造を示す図である。
【
図6】
図6は、物品返却チェックデータベース2023のデータ構造を示す図である。
【
図7】
図7は、お問い合わせ履歴データベース2024のデータ構造を示す図である。
【
図8】
図8は、契約プランデータベース2025のデータ構造を示す図である。
【
図9】
図9は、レンタル物品データベース2026のデータ構造を示す図である。
【
図10】
図10は、撮影会イベントデータベース2027のデータ構造を示す図である。
【
図11】
図11は、ユーザ間メッセージデータベース2028のデータ構造を示す図である。
【
図12】
図12は、ユーザ間評価データベース2029のデータ構造を示す図である。
【
図13】
図13は、物品が返却された後に、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値の判定が行われる処理の流れを示す図である。
【
図14】
図14は、物品の返却チェックについて、運営側のユーザから入力を受け付ける画面を示す図である。
【
図15】
図15は、第1のユーザと第2のユーザにおけるユーザ間において、第1のユーザから第2のユーザに対するメッセージの入力を受け付ける画面を示す図である。
【
図16】
図16は、第1のユーザと第2のユーザにおけるユーザ間において、第1のユーザから第2のユーザに対する評価の入力を受け付ける画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に説明するのは、本開示の実施形態である。本開示の実施形態の説明は、図面を参照しつつ説明を行う。また、本開示の実施形態の説明は、同一の部品に同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。従って、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0011】
<レンタルサービスの概要>
レンタルサービスとは、物品を一時的に貸し出しするサービスのことである。レンタルサービスは、物品を一時的に使用する必要がある場合に利用されている。レンタルサービスで貸し出しされる物品とは、例えば、家電製品、カメラ、ファッション用品、移動体等である。移動体は、例えば車両であり、より具体的には電動式等で動作する二輪車等を含む。また、レンタルサービスで貸し出しされる物品は、メーカー、ブランド、性能、ランク等が異なる物品が複数用意されている。
レンタルサービスは、レンタルサービスの利用者から会員登録を受け付け、会員となったレンタルサービスの利用者から物品の貸し出しの申し込みを受け付ける。次に、レンタルサービスは、レンタルサービスの利用者から貸し出しの申し込みを受け付けたことに応じて、レンタルサービスの利用者に対して物品を貸し出す。例えば、レンタルサービスは、物品の貸し出しの申し込みを受け付けることに応じて、レンタルサービスの運営が管理する拠点から物品の発送処理が行う。レンタルサービスの利用者のもとに物品が届いた後、レンタルサービスの利用者は、物品を利用する。そして、物品を利用した後、レンタルサービスの利用者は、レンタルサービスの指定する箇所等へ物品を返却する。
【0012】
本実施形態のレンタルサービスは、撮影機材のレンタルを行うレンタルサービスを説明する。撮影機材とは、カメラ、交換レンズ、三脚、ドローン、カメラに関する周辺機器等のことを示す。
【0013】
<サブスクリプション型サービスの概要>
サブスクリプション型サービスとは、定められた料金を支払うことで、サービス、製品等を一定期間利用することができるサービスのことである。
本実施形態におけるサブスクリプション型サービスは、定められた定額料金を支払うことで、サブスクリプション型サービスの利用者が物品をレンタルすることができるレンタルサービスである。サブスクリプション型サービスの利用者は、サブスクリプション型サービスにおいて、物品を複数レンタルすることも可能である。
また、本実施形態におけるサブスクリプション型サービスは、利用者から会員登録を受け付け、会員となった利用者から物品の貸し出しの申し込みを受け付ける。サブスクリプション型サービスのため、利用者は、所定の期間ごとに定額(例えば、月額)の料金を支払う。すなわち、このサブスクリプション型サービスは、定額制で物品のレンタルを何度でも行うことが可能なサービスである。
本実施形態におけるサブスクリプション型サービスは、サブスクリプション型サービスの利用者から会員登録を受け付け、会員となったレンタルサービスの利用者から物品の貸し出しの申し込みを受け付ける。次に、サブスクリプション型サービスは、サブスクリプション型サービスの利用者から貸し出しの申し込みを受け付けたことに応じて、サブスクリプション型サービスの利用者に対して物品を貸し出す。例えば、サブスクリプション型サービスは、物品の貸し出しの申し込みを受け付けることに応じて、サブスクリプション型サービスの運営が管理する拠点から物品の発送処理が行う。サブスクリプション型サービスの利用者のもとに物品が届いた後、サブスクリプション型サービスの利用者は、物品を利用する。そして、物品を利用した後、サブスクリプション型サービスの利用者は、サブスクリプション型サービスの指定する箇所等へ物品を返却する。
なお、サブスクリプション型サービスには、物品をレンタルできる期間が定められていることもある。
【0014】
本実施形態のサブスクリプション型サービスは、撮影機材のレンタルを行うサブスクリプション型サービスを説明する。撮影機材とは、カメラ、交換レンズ、三脚、ドローン、カメラに関する周辺機器等のことを示す。
【0015】
本実施形態のサブスクリプション型サービスでは、サービス内容が異なる複数の契約プランが存在する。本実施形態のサブスクリプション型サービスは、サービスの利用者からいずれかの契約プランの加入を受け付けることとしている。
複数の契約プランは、所定の期間(例えば、一ヶ月)ごとの定額の料金により、プランが分かれている。所定の期間は、自動更新可能としてもよい。
なお、契約プランに応じて、複数の契約プランは、サブスクリプション型サービスの利用者がレンタルすることが可能な物品が定められている。
【0016】
<第1の実施形態の概要>
本開示の一実施形態は、制御部と、記憶部とを備える情報処理装置であって、物品のレンタルサービスをレンタルサービスの利用者に提供するためのものである。
本実施形態において、レンタルサービスの利用者は、PC(personal computer)もしくはスマートフォンを操作し、レンタルサービスシステム1を利用する。
以下の説明では、運営側端末装置10がサーバ20へアクセスすることにより、サーバ20は、運営側端末装置10で画面を生成するための情報を応答する。運営側端末装置10は、サーバ20から受信した情報に基づいて画面を生成し表示する。
【0017】
<1.1 システム全体の構成図>
図1は、実施形態のレンタルサービスシステム1の全体構成の例を示すブロック図である。
図1に示すように、レンタルサービスシステム1は、運営側端末装置10と、サービス利用者側端末装置30と、サーバ20とを含み、これらの装置がネットワーク80によって互いに通信可能に接続されている。
【0018】
図1の例では、運営側のユーザが使用する運営側端末装置10を示している。運営側端末装置10は、例えば、PCである。運営側端末装置10とは、レンタルサービスシステム1を運営している運営側の端末装置である。以下、運営とは、レンタルサービスシステム1を運営している事業者のことを指す。例えば、運営側端末装置10は、運営側のユーザからレンタルサービスシステム1の状況を確認するとき等に使用する。
【0019】
運営側端末装置10は、プログラムを実行することにより、プログラムに応じたシステムを操作する環境を運営側のユーザに対して提供する。運営側端末装置10は、プログラムを読み込んで実行することにより、運営側端末装置10と、サービス利用者側端末装置30と、サーバ20とを通信接続する。そして、運営側端末装置10は、レンタルサービスシステム1に関連するデータを、運営側端末装置10とサービス利用者側端末装置30とサーバ20との間で送受信する。
【0020】
サーバ20は、レンタルサービスシステム1に必要なデータを、適宜、運営側端末装置10へ送信することで、運営側端末装置10でのレンタルサービスシステム1の状況を可視化させる。サーバ20は、レンタルサービスシステム1に関連する各種データを管理する。サーバ20は、運営側端末装置10と通信し、レンタルサービスシステム1の利用状況に応じて、画像、ファイル、テキストデータ等を運営側端末装置10へ送信する。
【0021】
例えば、サーバ20は、レンタルサービスシステム1に関連するユーザの情報、レンタルサービスシステム1に使用する物品の情報等その他の各種データを管理する。
【0022】
運営側端末装置10は、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、記憶部16と、プロセッサ19とを備える。
【0023】
通信IF12は、運営側端末装置10が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。
【0024】
入力装置13は、運営側のユーザからの入力操作を受け付けるための装置(例えば、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス、キーボード等)である。
【0025】
出力装置14は、運営側のユーザに対して情報を提示するための装置(ディスプレイ、スピーカー等)である。
【0026】
メモリ15は、プログラム、および、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
【0027】
記憶部16は、データを保存するためのものであり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)である。
【0028】
プロセッサ19は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
【0029】
サーバ20は、レンタルサービスシステム1に関連する情報を管理する装置である。
【0030】
サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。
【0031】
通信IF22は、サーバ20が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。
【0032】
入出力IF23は、運営側端末装置10、または、サービス利用者側端末装置30からの入力操作を受け付けるための入力装置として機能する。また、入出力IF23は、運営側端末装置10、または、サービス利用者側端末装置30に対し、情報を提示するための出力装置とのインタフェースとして機能する。
【0033】
メモリ25は、プログラム、および、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものである。メモリ25は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
【0034】
ストレージ26は、データを保存するためのものである。ストレージ26は、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)である。
【0035】
プロセッサ29は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
【0036】
サービス利用者側端末装置30は、通信IF(Interface)32と、入力装置33と、出力装置34と、メモリ35と、記憶部36と、プロセッサ39とを備える。サービス利用者側端末装置30とは、レンタルサービスシステム1のサービス利用者の端末装置のことを示す。
【0037】
通信IF32は、サービス利用者側端末装置30が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。
【0038】
入力装置33は、レンタルサービスの利用者からの入力操作を受け付けるための装置(例えば、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス、キーボード等)である。
【0039】
出力装置34は、レンタルサービスの利用者に対して情報を提示するための装置(ディスプレイ、スピーカー等)である。
【0040】
メモリ35は、プログラム、および、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものである。メモリ35は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
【0041】
記憶部36は、データを保存するためのものである。記憶部36は、例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)である。
【0042】
プロセッサ39は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
【0043】
<1.2 運営側端末装置10の機能的な構成>
図2は、運営側端末装置10の機能的な構成を示すブロック図である。運営側端末装置10は、アンテナ111と、第1無線通信部121と、プロセッサ19と、操作受付部130と、記憶部16と、メモリ15と、ディスプレイ132と、音声処理部140と、マイク141と、スピーカー142とを含む。
【0044】
アンテナ111は、運営側端末装置10が発する信号を電波として空間へ放射する。また、アンテナ111は、空間から電波を受信して受信信号を第1無線通信部121へ与える。
【0045】
第1無線通信部121は、運営側端末装置10が他の通信機器と通信するため、アンテナ111等を介して信号を送受信するための変復調処理等を行う。第1無線通信部121は、チューナー、高周波回路等を含む無線通信用の通信モジュールであり、運営側端末装置10が送受信する無線信号の変復調、周波数変換を行い、受信信号をプロセッサ19へ与える。
【0046】
プロセッサ19は、記憶部16に記憶されるプログラムを読み込んで実行することにより、運営側端末装置10の動作を制御する。プロセッサ19は、例えばアプリケーションプロセッサによって実現される。
【0047】
操作受付部130は、運営側のユーザの入力操作を受け付けるための機構を有する。例えば、操作受付部130は、マウス、タッチパッド、タッチパネル等のポインティングデバイス、キーボード、コントローラ、運営側のユーザの身体の動きを入力操作としてセンシングする撮影手段等として実現される。例えば、操作受付部130は、運営側のユーザの身体の動きとして、手等の身体の部位の動き、運営側のユーザの顔の表情等をセンシングすることにより、これら身体の部位等の動きを入力操作として受け付ける。操作受付部130は、タッチパネル等に対して運営側のユーザが指を接触させる等により入力操作を受け付けた座標に基づいて、運営側のユーザの操作がフリック操作であるか、タップ操作であるか、ドラッグ操作であるか等の操作の種別を判定する。
【0048】
記憶部16は、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)等により構成され、運営側端末装置10が使用するプログラム、および、運営側端末装置10がサーバ20から受信する各種データ等を記憶する。
【0049】
ディスプレイ132は、プロセッサ19の制御に応じて、画像、動画、テキスト等のデータを表示する。ディスプレイ132は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electroluminescence)等の表示装置によって実現される。
【0050】
音声処理部140は、音声信号の変復調を行う。音声処理部140は、マイク141から与えられる信号を変調して、変調後の信号をプロセッサ19へ与える。また、音声処理部140は、音声信号をスピーカー142へ与える。
【0051】
マイク141は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部140へ与える。
【0052】
スピーカー142は、音声処理部140から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を運営側端末装置10の外部へ出力する。
【0053】
記憶部16は、ユーザ情報161と、レンタルサービス利用履歴情報162と、物品返却チェック情報163と、お問い合わせ履歴情報164と、契約プラン情報165と、レンタル物品情報166と、撮影会イベント情報167と、ユーザ間メッセージ情報168と、ユーザ間評価情報169を記憶する。
ユーザ情報161は、レンタルサービスシステム1における各レンタルサービスの利用者の情報を保持するためのものである。
レンタルサービス利用履歴情報162は、レンタルサービスシステム1における各レンタルサービスの利用者のレンタルサービスの利用履歴の情報を保持するためのものである。
物品返却チェック情報163は、レンタルサービスシステム1における各物品の返却後にかかるチェック情報を保持するためのものである。
お問い合わせ履歴情報164は、レンタルサービスシステム1における各レンタルサービスの利用者のお問い合わせ履歴の情報を保持するためのものである。
契約プラン情報165は、レンタルサービスシステム1における契約プランの情報を保持するためのものである。
レンタル物品情報166は、レンタルサービスシステム1におけるレンタル物品の情報を保持するためのものである。
撮影会イベント情報167は、レンタルサービスシステム1に関連して、撮影会イベントの情報を保持するためのものである。
ユーザ間メッセージ情報168は、レンタルサービスシステム1に関連して、レンタルサービスの利用者間におけるメッセージの情報を保持するためのものである。
ユーザ間評価情報169は、レンタルサービスシステム1に関連して、レンタルサービスの利用者間における評価の情報を保持するためのものである。
【0054】
プロセッサ19がプログラムに従って動作することにより、入力操作受付部191、送受信部192、データ処理部193、報知制御部194としての機能を発揮する。
入力操作受付部191は、操作受付部130等の入力装置に対する運営側のユーザの入力操作を受け付ける処理を行う。入力操作受付部191は、操作受付部130が例えばタッチデバイスである場合、タッチデバイスに対して運営側のユーザが指等を接触させた座標の情報に基づき、運営側のユーザの操作がフリック操作であるか、ドラッグ操作であるか等の操作の種別を判定する。
送受信部192は、運営側端末装置10がサーバ20等の外部の装置と通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。
データ処理部193は、運営側端末装置10から入力を受け付けたデータに対し、プログラムに従って演算を行い、演算結果をメモリ等に出力する処理を行う。
報知制御部194は、情報を運営側のユーザに提示する処理として、表示画像をディスプレイ132に表示させる処理、音声をスピーカー142に出力させる処理、振動をバイブレータ等に発生させる処理等を行う。
【0055】
<1.3 サーバ20の機能的な構成>
図3は、サーバ20の機能的な構成を示す図である。
図3に示すように、サーバ20は、通信部201と、記憶部202と、制御部203としての機能を発揮する。
【0056】
通信部201は、サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
【0057】
記憶部202は、ユーザデータベース2021と、レンタルサービス利用履歴データベース2022と、物品返却チェックデータベース2023と、お問い合わせ履歴データベース2024と、契約プランデータベース2025と、レンタル物品データベース2026と、撮影会イベントデータベース2027と、ユーザ間メッセージデータベース2028と、ユーザ間評価データベース2029等の各種データベースを記憶する。
【0058】
ユーザデータベース2021は、レンタルサービスシステム1における各レンタルサービスの利用者の情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0059】
レンタルサービス利用履歴データベース2022は、レンタルサービスシステム1における各レンタルサービスの利用者のレンタルサービスの利用履歴の情報を管理するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0060】
物品返却チェックデータベース2023は、レンタルサービスシステム1における各物品の返却後にかかるチェック情報を管理するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0061】
お問い合わせ履歴データベース2024は、レンタルサービスシステム1における各レンタルサービスの利用者のお問い合わせ履歴の情報を管理するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0062】
契約プランデータベース2025は、レンタルサービスシステム1における契約プランの情報を管理するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0063】
レンタル物品データベース2026は、レンタルサービスシステム1におけるレンタル物品の情報を管理するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0064】
撮影会イベントデータベース2027は、レンタルサービスシステム1に関連して、撮影会イベントの情報を管理するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0065】
ユーザ間メッセージデータベース2028は、レンタルサービスシステム1に関連して、レンタルサービスの利用者間におけるメッセージの情報を管理するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0066】
ユーザ間評価データベース2029は、レンタルサービスシステム1に関連して、レンタルサービスの利用者間における評価の情報を管理するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0067】
制御部203は、プロセッサ29が記憶部202に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部203は、プログラムに従って動作することにより、受信制御モジュール2031、送信制御モジュール2032、ユーザの情報取得モジュール2033、レンタルサービス利用履歴の情報取得モジュール2034、物品返却チェックの情報取得モジュール2035として示す機能を発揮する。
【0068】
受信制御モジュール2031は、サーバ20が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。
【0069】
送信制御モジュール2032は、サーバ20が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。
【0070】
ユーザの情報取得モジュール2033は、レンタルサービスシステム1おいて、ユーザに関する情報を管理するための一連の処理を行うものである。
【0071】
レンタルサービス利用履歴の情報取得モジュール2034は、レンタルサービスシステム1において、レンタルサービスの利用履歴にかかる情報を管理するための一連の処理を行うものである。
【0072】
物品返却チェックの情報取得モジュール2035は、レンタルサービスシステム1において、レンタルサービスの各物品の返却後にかかるチェック情報を管理するための一連の処理を行うものである。
【0073】
【0074】
図4は、ユーザデータベース2021のデータ構造を示す図である。ユーザデータベース2021は、レンタルサービスシステム1における各レンタルサービスの利用者の情報を保持するためのデータベースである。
図4のユーザデータベース2021の各レコードは、項目「ユーザID」と、項目「ユーザ名」と、項目「メールアドレス」と、項目「氏名」と、項目「住所」と、項目「電話番号」と、項目「ユーザ評価」と、項目「SNSアカウント」と、項目「所属するコミュニティ」と、項目「契約プランID」と、項目「契約プラン登録日」と、を含む。
【0075】
項目「ユーザID」は、レンタルサービスシステム1について、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、項目「ユーザID」は、レンタルサービスシステム1において、各ユーザを管理する際に必要となるユーザに対して一意なIDのことである。
レンタルサービスにおいてレンタルサービスの利用者のアカウントを発行する際に、サービス利用者側端末装置30は、レンタルサービスの利用者からメールアドレスの登録の入力を受け付ける。サーバ20は、メールアドレスの登録により、ユーザIDを発行する。
【0076】
項目「ユーザ名」は、レンタルサービスの利用者がレンタルサービスを利用する際に使用するユーザの名前の情報を示す。項目「ユーザ名」は、レンタルサービスの利用者の本名でなくともよい。
【0077】
項目「メールアドレス」は、レンタルサービスの利用者がレンタルサービスを利用する際に使用するメールアドレスの情報を示す。レンタルサービスにおいてレンタルサービスの利用者のアカウントを発行する際に、サービス利用者側端末装置30は、レンタルサービスの利用者からメールアドレスの登録の入力を受け付ける。サーバ20は、メールアドレスの登録により、ユーザIDを発行する。
レンタルサービスの利用者は、例えば、メールアドレスをレンタルサービスのログイン時に使用する。
【0078】
項目「氏名」は、レンタルサービスの利用者の氏名の情報を示す。
レンタルサービスの契約プランの中には、レンタルサービスの利用者に対して運営から本人確認を要するプランが存在する。契約プランに応じて、本人確認の手順、要件等は異なる。契約プランの中には、例えば、レンタルサービスの利用者からのお名前・住所・電話番号などのお客様情報の登録を求める契約プランがある。なお、契約プランの本人確認は、
図8でも詳細を説明している。
上記に記した本人確認の際等に、サービス利用者側端末装置30は、レンタルサービスの利用者から氏名の情報の入力を受け付ける。そして、サーバ20は、当該入力に応じて、ユーザデータベース2021の項目「氏名」を更新する。
【0079】
項目「住所」は、レンタルサービスの利用者の住所の情報を示す。
レンタルサービスの契約プランの中には、レンタルサービスの利用者に対して運営から本人確認を要するプランが存在する。契約プランに応じて、本人確認の手順、要件等は異なる。契約プランの中には、例えば、レンタルサービスの利用者からのお名前・住所・電話番号などのお客様情報の登録を求める契約プランがある。なお、契約プランの本人確認は、
図8でも詳細を説明している。
上記に記した本人確認の際等に、サービス利用者側端末装置30は、レンタルサービスの利用者から住所の情報の入力を受け付ける。そして、サーバ20は、当該入力に応じて、ユーザデータベース2021の項目「住所」を更新する。
【0080】
項目「電話番号」は、レンタルサービスの利用者の電話番号の情報を示す。
レンタルサービスの契約プランの中には、レンタルサービスの利用者に対して運営から本人確認を要するプランが存在する。契約プランに応じて、本人確認の手順、要件等は異なる。契約プランの中には、例えば、レンタルサービスの利用者からのお名前・住所・電話番号などのお客様情報の登録を求める契約プランがある。なお、契約プランの本人確認は、
図8でも詳細を説明している。
上記に記した本人確認の際等に、サービス利用者側端末装置30は、レンタルサービスの利用者から電話番号の情報の入力を受け付ける。そして、サーバ20は、当該入力に応じて、ユーザデータベース2021の項目「電話番号」を更新する。
【0081】
項目「ユーザ評価」は、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値の情報を示す。レンタルサービスの利用者の信用度の評価値は、複数段階に設定してもよい。
レンタルサービスの利用者の信用度の評価値は、例えば、物品返却チェックデータベース2023等の各項目をパラメータ化し、パラメータ化した各項目について、重み付けを行うといった方法を用いてもよい。そして、サーバ20は、物品返却チェックデータベース2023等の項目「電源」を重視するように特定の項目を重視して、重み付けを行ってもよい。
また、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値は、物品返却チェックデータベース2023に限らず、レンタルサービス利用履歴データベース2022等のレンタルサービスの利用者に関する各種データベースの情報を用いて判定してもよい。レンタルサービスの利用者の信用度の評価値は、レンタルサービスの利用者に関する各種データベースの情報を上記のようにパラメータ化したものを用いて判定してもよい。
なお、後述する
図13に記載するように、サーバ20がレンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定した後、サーバ20は、ユーザデータベース2021の項目「ユーザ評価」を更新する。
【0082】
項目「SNSアカウント」は、レンタルサービスの利用者のSNSアカウントの情報を示す。
レンタルサービスの契約プランの中には、レンタルサービスの利用者に対して運営から本人確認を要するプランが存在する。契約プランに応じて、本人確認の手順、要件等は異なる。契約プランの中には、本人確認の手順において、レンタルサービスの利用者からレンタルサービスの利用者のSNSのアカウントの情報の提供を求めるものもある。SNSは、例えば、Twitter(登録商標)、Instagram(登録商標)等である。なお、契約プランの本人確認は、
図8でも詳細を説明している。
上記に記した本人確認の際等に、サービス利用者側端末装置30は、レンタルサービスの利用者からレンタルサービスの利用者のSNSのアカウントの情報の入力を受け付ける。そして、レンタルサービスの利用者からレンタルサービスの利用者のSNSのアカウントの情報の入力を受け付けることに応じて、サーバ20は、ユーザデータベース2021の項目「SNSアカウント」を更新する。
【0083】
項目「所属するコミュニティ」は、レンタルサービスの利用者が所属する撮影等に関するコミュニティの情報を示す。
レンタルサービスには、レンタルサービスの利用者に関する情報を登録するページが存在する。項目「所属するコミュニティ」は、例えば、レンタルサービスの利用者に関する情報を登録するページにおいて、レンタルサービスの利用者から入力を受け付けた所属するコミュニティの情報を参照してもよい。
【0084】
項目「契約プランID」は、レンタルサービスシステム1について、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、項目「契約プランID」は、レンタルサービスシステム1において、各契約プランを管理する際に必要となる契約プランに対して一意なIDのことである。契約プランとは、上記に説明したサブスクリプション型サービスにおける契約プランのことである。各契約プランは、
図8でも詳細な説明を行う。
【0085】
項目「契約プラン登録日」は、レンタルサービスの利用者が契約プランに登録した日時の情報を示す。例えば、レンタルサービスの利用者からいずれかの契約プランに対して登録する操作を受け付けたことに応じて、サーバ20は、項目「契約プラン登録日」の値を更新する。
【0086】
図5は、レンタルサービス利用履歴データベース2022のデータ構造を示す図である。
図5のレンタルサービス利用履歴データベース2022の各レコードは、項目「レンタルサービス利用ID」と、項目「物品ID」と、項目「ユーザID」と、項目「貸し出し日」と、項目「返却日」と、項目「発送日時」と、項目「発送番号」と、を含む。レンタルサービス利用履歴データベース2022は、レンタルサービスシステム1における各レンタルサービスの利用者のレンタルサービスの利用履歴の情報を管理するためのデータベースである。
【0087】
項目「レンタルサービス利用ID」は、レンタルサービスシステム1について、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、項目「レンタルサービス利用ID」は、レンタルサービスシステム1において、レンタルサービスの利用履歴を管理する際に必要となる一意なIDのことである。
【0088】
項目「物品ID」は、レンタルサービスシステム1について、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、項目「物品ID」は、レンタルサービスシステム1において、レンタルサービスの物品を管理する際に必要となる物品に対して一意なIDのことである。
【0089】
項目「ユーザID」は、レンタルサービスシステム1について、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、項目「ユーザID」は、レンタルサービスシステム1において、各レンタルサービスの利用者を管理する際に必要となるレンタルサービスの利用者に対して一意なIDのことである。
【0090】
項目「貸し出し日」は、レンタルサービスの利用者から物品の貸し出しを受け付けた際の日時の情報を示す。例えば、レンタルサービスの利用者から物品の貸し出しを受け付けたことに応じて、サーバ20は、項目「貸し出し日」の値を更新する。
【0091】
項目「返却日」は、レンタルサービスの利用者から物品が返却された際の日時の情報を示す。
以下に説明するのは、項目「返却日」の値がどのように更新されるのかの一例である。
まず、レンタルサービスの利用者は、レンタルサービスの物品を利用した後、物品を返却するための発送作業を行う。次に、レンタルサービスの利用者からレンタルサービスの物品が発送される。次に、運営が物品を管理する倉庫に、レンタルサービスの利用者から発送されたレンタルサービスの物品が到着する。そして、運営側のユーザは、到着したレンタルサービスの物品について、物品の損壊の有無等の物品に関するチェックを行う。このとき、運営側のユーザは、物品の損壊の有無等の物品に関するチェックを行う際に、物品の返却日に関する情報の入力を行ってもよい。そして、サーバ20は、運営側のユーザから受け付けた物品の返却日に関する情報の入力に応じて、項目「返却日」の値を更新する。
なお、物品の返却日に関する情報は、以下に記述する項目「発送番号」の情報を活用して、郵便サービス等とAPI連携を行って、物品の返却日に関する情報を取得するようにしてもよい。
【0092】
項目「発送日時」は、レンタルサービスの利用者からレンタルサービスの物品が発送された日時の情報を示す。
以下に説明するのは、項目「発送日時」の値がどのように更新されるのかの一例である。
まず、レンタルサービスの利用者は、レンタルサービスの物品を利用した後、物品を返却するための発送作業を行う。次に、レンタルサービスの利用者からレンタルサービスの物品が発送される。次に、運営が物品を管理する倉庫に、レンタルサービスの利用者から発送されたレンタルサービスの物品が到着する。そして、運営側のユーザは、到着したレンタルサービスの物品について、物品の損壊の有無等の物品に関するチェックを行う。このとき、運営側のユーザは、物品の損壊の有無等の物品に関するチェックを行う際に、レンタルサービスの利用者から物品が発送された日時に関する情報の入力を行ってもよい。そして、サーバ20は、運営側のユーザから受け付けた物品が発送された日時に関する情報の入力に応じて、項目「発送日時」の値を更新する。
なお、物品が発送された日時に関する情報は、以下に記述する項目「発送番号」の情報を活用して、郵便サービス等とAPI連携を行って、物品が発送された日時に関する情報を取得するようにしてもよい。
【0093】
項目「発送番号」は、レンタルサービスの利用者からレンタルサービスの物品が発送された際における物品の発送番号の情報を示す。例えば、物品の発送番号は、物品の返却に配送サービスを用いた場合に発行される配送に関する識別番号のことである。
以下に説明するのは、項目「発送番号」の値がどのように更新されるのかの一例である。
まず、レンタルサービスは、何らかの配送に関するトラブルが発生した時のために、配送等に関する入力フォームを設けているとする。何らかの配送に関するトラブルが発生した際、運営側は、レンタルサービスの利用者から配送に関する情報の入力を受け付ける。配送に関する情報は、例えば、発送番号、配送サービスの名称等である。そして、レンタルサービスの利用者から受け付けた配送に関する情報の入力に応じて、サーバ20は、項目「発送番号」の値を更新する。
【0094】
図6は、物品返却チェックデータベース2023のデータ構造を示す図である。物品返却チェックデータベース2023は、レンタルサービスシステム1における各物品の返却後にかかるチェック情報を管理するためのデータベースである。
図6の物品返却チェックデータベース2023は、項目「レンタルサービス利用ID」と、項目「チェック日時」と、項目「物品ID」と、項目「ユーザID」と、項目「電源」と、項目「汚れ」と、項目「破損」と、項目「梱包」と、を含む。
【0095】
項目「レンタルサービス利用ID」は、レンタルサービスシステム1について、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、項目「レンタルサービス利用ID」は、レンタルサービスシステム1において、レンタルサービスの利用履歴を管理する際に必要となる一意なIDのことである。
【0096】
項目「チェック日時」は、運営側のユーザがレンタルサービスの物品をチェックした日時の情報を示す。
以下に説明するのは、項目「チェック日時」の値がどのように更新されるのかの一例である。
まず、レンタルサービスの利用者は、レンタルサービスの物品を利用した後、物品を返却するための発送作業を行う。次に、レンタルサービスの利用者からレンタルサービスの物品が発送される。次に、運営が物品を管理する倉庫に、レンタルサービスの利用者から発送されたレンタルサービスの物品が到着する。そして、運営側のユーザは、到着したレンタルサービスの物品について、物品の損壊の有無等の物品に関するチェックを行う。このとき、運営側のユーザは、物品の損壊の有無等の物品に関するチェックを行う際に、運営側のユーザがチェックを行った日時に関する情報の入力を行ってもよい。そして、サーバ20は、運営側のユーザがチェックを行った日時の情報の入力に応じて、項目「チェック日時」の値を更新する。
【0097】
項目「物品ID」は、レンタルサービスシステム1について、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、項目「物品ID」は、レンタルサービスシステム1において、レンタルサービスの物品を管理する際に必要となる物品に対して一意なIDのことである。
【0098】
項目「ユーザID」は、レンタルサービスシステム1について、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、項目「ユーザID」は、レンタルサービスシステム1において、各レンタルサービスの利用者を管理する際に必要となるレンタルサービスの利用者に対して一意なIDのことである。
【0099】
項目「電源」は、物品の返却後に、物品の電源が正常に動作するか否か等の情報を示す。
以下に説明するのは、項目「電源」の値がどのように更新されるのかの一例である。
まず、レンタルサービスの利用者は、レンタルサービスの物品を利用した後、物品を返却するための発送作業を行う。次に、レンタルサービスの利用者からレンタルサービスの物品が発送される。次に、運営が物品を管理する倉庫に、レンタルサービスの利用者から発送されたレンタルサービスの物品が到着する。そして、運営側のユーザは、到着したレンタルサービスの物品について、物品の損壊の有無等の物品に関するチェックを行う。このとき、運営側のユーザは、物品の損壊の有無等の物品に関するチェックを行う際に、物品の電源に関する情報の入力を行ってもよい。物品の電源に関する情報の入力は、例えば、「問題なし」、「電源が入らない」等である。そして、サーバ20は、物品の電源に関する情報の入力に応じて、項目「電源」の値を更新する。
なお、レンタルサービスシステム1は、運営側のユーザから物品の電源に関する情報の入力を受け付けるにあたり、ドロップダウンリストのように、複数の選択肢から選択を受け付けてもよい。
【0100】
項目「汚れ」は、物品の返却後に、物品の汚れの程度を段階的に評価した結果を示す。
以下に説明するのは、項目「汚れ」の値がどのように更新されるのかの一例である。
まず、レンタルサービスの利用者は、レンタルサービスの物品を利用した後、物品を返却するための発送作業を行う。次に、レンタルサービスの利用者からレンタルサービスの物品が発送される。次に、運営が物品を管理する倉庫に、レンタルサービスの利用者から発送されたレンタルサービスの物品が到着する。そして、運営側のユーザは、到着したレンタルサービスの物品について、物品の損壊の有無等の物品に関するチェックを行う。このとき、運営側のユーザは、物品の損壊の有無等の物品に関するチェックを行う際に、物品の汚れに関する情報の入力を行ってもよい。物品の汚れに関する情報の入力は、例えば、「問題なし」、「非常に汚れている」等である。そして、サーバ20は、物品の汚れに関する情報の入力に応じて、項目「汚れ」の値を更新する。
なお、レンタルサービスシステム1は、運営側のユーザから物品の汚れに関する情報の入力を受け付けるにあたり、ドロップダウンリストのように、複数の選択肢から選択を受け付けてもよい。
【0101】
項目「破損」は、物品の返却後に、物品が破損している程度を段階的に評価した結果を示す。
以下に説明するのは、項目「破損」の値がどのように更新されるのかの一例である。
まず、レンタルサービスの利用者は、レンタルサービスの物品を利用した後、物品を返却するための発送作業を行う。次に、レンタルサービスの利用者からレンタルサービスの物品が発送される。次に、運営が物品を管理する倉庫に、レンタルサービスの利用者から発送されたレンタルサービスの物品が到着する。そして、運営側のユーザは、到着したレンタルサービスの物品について、物品の損壊の有無等の物品に関するチェックを行う。このとき、運営側のユーザは、物品の損壊の有無等の物品に関するチェックを行う際に、物品の破損に関する情報の入力を行ってもよい。物品の破損に関する情報の入力は、例えば、「問題なし」、「一部破損あり」等である。そして、サーバ20は、物品の破損に関する情報の入力に応じて、項目「破損」の値を更新する。
なお、レンタルサービスシステム1は、運営側のユーザから物品の破損に関する情報の入力を受け付けるにあたり、ドロップダウンリストのように、複数の選択肢から選択を受け付けてもよい。
【0102】
項目「梱包」は、物品の返却後に、物品の梱包の破損の度合いを段階的に評価した結果を示す。
以下に説明するのは、項目「梱包」の値がどのように更新されるのかの一例である。
まず、レンタルサービスの利用者は、レンタルサービスの物品を利用した後、物品を返却するための発送作業を行う。レンタルサービスの利用者は、物品の発送作業にあたり、物品をダンボール等で梱包する。また、レンタルサービスの利用者は、運営側から指定された梱包の要件に従う必要がある。運営側から指定された梱包の要件は、例えば、物品が抜けもれなく入っているか、梱包が頑丈にされているか等である。次に、レンタルサービスの利用者からレンタルサービスの物品が発送される。次に、運営が物品を管理する倉庫に、レンタルサービスの利用者から発送されたレンタルサービスの物品が到着する。そして、運営側のユーザは、到着したレンタルサービスの物品について、物品の損壊の有無等の物品に関するチェックを行う。このとき、運営側のユーザは、物品の損壊の有無等の物品に関するチェックを行う際に、物品の梱包に関する情報の入力を行ってもよい。物品の梱包に関する情報の入力は、例えば、「問題なし」、「物品の抜け漏れあり」等である。そして、サーバ20は、物品の梱包に関する情報の入力に応じて、項目「梱包」の値を更新する。
なお、レンタルサービスシステム1は、運営側のユーザから物品の梱包に関する情報の入力を受け付けるにあたり、ドロップダウンリストのように、複数の選択肢から選択を受け付けてもよい。
【0103】
図7は、お問い合わせ履歴データベース2024のデータ構造を示す図である。お問い合わせ履歴データベース2024は、レンタルサービスシステム1における各レンタルサービスの利用者のレンタルサービスに関するお問い合わせの情報を管理するためのデータベースである。お問い合わせとは、運営と各レンタルサービスの利用者との間でメッセージのやり取りを行うものである。
図7のお問い合わせ履歴データベース2024は、項目「お問い合わせID」と、項目「ユーザID」と、項目「物品ID」と、項目「メッセージ内容」と、項目「お問い合わせ日時」と、を含む。
【0104】
項目「お問い合わせID」は、レンタルサービスシステム1について、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、項目「お問い合わせID」は、レンタルサービスシステム1において、お問い合わせを管理する際に必要となるお問い合わせに対して一意なIDのことである。
【0105】
項目「ユーザID」は、レンタルサービスシステム1について、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、項目「ユーザID」は、レンタルサービスシステム1において、各レンタルサービスの利用者を管理する際に必要となるレンタルサービスの利用者に対して一意なIDのことである。
【0106】
項目「物品ID」は、レンタルサービスシステム1について、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、項目「物品ID」は、レンタルサービスシステム1において、レンタルサービスの物品を管理する際に必要となる物品に対して一意なIDのことである。項目「物品ID」は、どの物品に対するお問い合わせなのかを示すために、レンタルサービスの利用者からお問い合わせの情報に応じて、項目「物品ID」の情報を更新する。
【0107】
項目「メッセージ内容」は、レンタルサービスの利用者のお問い合わせのメッセージ内容の情報を示す。
以下に説明するのは、項目「メッセージ内容」の値がどのように更新されるのかの一例である。
まず、レンタルサービスは、レンタルサービスに関するお問い合わせをレンタルサービスの利用者から受け付けるためのお問い合わせの入力フォームを設けているとする。運営側に何らかのお問い合わせを行いたい場合、レンタルサービスの利用者は、お問い合わせの入力フォームにお問い合わせ内容の入力を行う。お問い合わせ内容は、例えば、契約プランに関する質問等である。そして、レンタルサービスの利用者から受け付けたお問い合わせ内容の入力に応じて、サーバ20は、項目「メッセージ内容」の値を更新する。
【0108】
項目「お問い合わせ日時」は、レンタルサービスの利用者からお問い合わせの入力を受け付けた日時の情報を示す。
以下に説明するのは、項目「お問い合わせ日時」の値がどのように更新されるのかの一例である。
まず、レンタルサービスは、レンタルサービスに関するお問い合わせをレンタルサービスの利用者から受け付けるためのお問い合わせの入力フォームを設けているとする。運営側に何らかのお問い合わせを行いたい場合、レンタルサービスの利用者は、お問い合わせの入力フォームにお問い合わせ内容の入力を行う。お問い合わせ内容は、例えば、契約プランに関する質問等である。そして、レンタルサービスの利用者からお問い合わせ内容の入力を受け付けた日時に応じて、サーバ20は、項目「お問い合わせ日時」の値を更新する。
【0109】
図8は、契約プランデータベース2025のデータ構造を示す図である。契約プランデータベース2025は、レンタルサービスシステム1における契約プランの情報を管理するためのデータベースである。
図8の契約プランデータベース2025は、項目「契約プランID」と、項目「契約プラン名」と、項目「月額料金」と、項目「本人確認」と、を含む。
【0110】
項目「契約プランID」は、レンタルサービスシステム1について、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、項目「契約プランID」は、レンタルサービスシステム1において、各契約プランを管理する際に必要となる契約プランに対して一意なIDのことである。契約プランとは、上記に説明したサブスクリプション型サービスにおける契約プランのことである。
【0111】
項目「契約プラン名」は、各契約プランに応じた契約プランの名称の情報を示す。
【0112】
項目「月額料金」は、各契約プランの月額料金の情報を示す。月額料金が高い契約プランほど、レンタルサービスの利用者がレンタルすることができる物品の種類等は多くなる。
【0113】
項目「本人確認」は、各契約プランにおいて、運営側からレンタルサービスの利用者に対する本人確認の要件の情報を示す。レンタルサービスの契約プランの中には、レンタルサービスの利用者に対して運営から本人確認を要するプランが存在する。本人確認の手順、要件等は、契約プランに応じて異なる。なお、月額料金が高い契約プランほど、本人確認の手順が厳格になり、より多くの本人確認の手順を要する。
また、契約プランの中には、本人確認において、レンタルサービスの利用者からレンタルサービスの利用者のSNSのアカウントの情報の提供を求めるものもある。
【0114】
図9は、レンタル物品データベース2026のデータ構造を示す図である。レンタル物品データベース2026は、レンタルサービスシステム1におけるレンタル物品の情報を管理するためのデータベースである。
図9のレンタル物品データベース2026は、項目「物品ID」と、項目「物品大カテゴリ」と、項目「物品中カテゴリ」と、項目「物品名」と、項目「メーカー」と、項目「レンタル対象契約プラン」と、項目「ステータス」と、を含む。
【0115】
項目「物品ID」は、レンタルサービスシステム1について、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、項目「物品ID」は、レンタルサービスシステム1において、レンタルサービスの物品を管理する際に必要となる物品に対して一意なIDのことである。
【0116】
項目「物品大カテゴリ」は、レンタルサービスの物品にかかる大分類の情報を示す。項目「物品大カテゴリ」は、例えば、カメラ、交換レンズ、ドローン等である。
【0117】
項目「物品中カテゴリ」は、レンタルサービスの物品にかかる中分類の情報を示す。大分類をさらに細かく分類したものが中分類である。項目「物品中カテゴリ」は、例えば、一眼レフ、単焦点レンズ等である。
【0118】
項目「物品名」は、レンタルサービスの物品の名称の情報を示す。
【0119】
項目「メーカー」は、レンタルサービスの物品の製造元であるメーカーの情報を示す。
【0120】
項目「レンタル対象契約プラン」は、レンタルサービスの物品がどの契約プランで貸し出し可能であるかの情報を示す。
上記にも説明した通り、契約プランに応じて、レンタルサービスの利用者がレンタルすることが可能な物品が定められている。そのため、レンタルサービスシステム1にて、レンタルサービスの物品がどの契約プランでレンタルすることが可能であるかの情報が設定されている。
例えば、項目「レンタル対象契約プラン」にLv8-Lv10と記載されている物品は、レンタルサービスの利用者の契約プランがLv8、Lv9、Lv10のいずれかである場合に、レンタルサービスの利用者に物品を貸し出し可能であることを意味する。つまり、項目「レンタル対象契約プラン」にLv8-Lv10と記載されているものは、レンタルサービスの利用者が加入している契約プランがLv7であった場合には、物品を貸し出しすることができない。
また、レンタルサービスでは、物品について、貸し出しに必要な契約プランの最低限の水準が設定されている場合もある。例えば、レンタルサービスの利用者の加入している契約プランが「Lv2以上」からレンタル可能といったものである。
【0121】
項目「ステータス」は、レンタルサービスの物品の貸し出しにかかるステータスの情報を示す。項目「ステータス」が「貸し出し中」の場合、物品は、レンタルサービスの利用者に貸し出し中であることを示す。また、項目「ステータス」が「貸し出し可能」の場合、物品は、レンタルサービスの利用者に貸し出し可能であることを示す。
【0122】
図10は、撮影会イベントデータベース2027のデータ構造を示す図である。撮影会イベントデータベース2027は、レンタルサービスシステム1に関連して、撮影会イベントの情報を管理するためのデータベースである。
図10の撮影会イベントデータベース2027は、項目「撮影会イベントID」と、項目「ユーザID」と、項目「参加申し込み日」と、項目「当日参加の有無」と、項目「撮影機材」と、を含む。
【0123】
項目「撮影会イベントID」は、レンタルサービスシステム1に関連して、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、項目「撮影会イベントID」は、レンタルサービスシステム1において、各撮影会イベントを管理する際に必要となる撮影会イベントに対して一意なIDのことである。撮影会イベントは、レンタルサービスシステム1を運営する事業者が開催するものでもよいし、レンタルサービスシステム1が運営する事業者と提携している事業者が開催するものでもよい。
【0124】
項目「ユーザID」は、レンタルサービスシステム1について、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、項目「ユーザID」は、レンタルサービスシステム1において、各レンタルサービスの利用者を管理する際に必要となるレンタルサービスの利用者に対して一意なIDのことである。
【0125】
項目「参加申し込み日」は、特定の撮影会イベントについて、レンタルサービスの利用者が参加申し込みを完了した日時の情報を示す。
以下に説明するのは、項目「参加申し込み日」の値がどのように更新されるのかの一例である。
まず、レンタルサービスシステム1を運営する事業者は、撮影会イベントへの参加をレンタルサービスの利用者から受け付けるための撮影会イベントに関する入力フォームを設けているとする。撮影会イベントに参加したい場合、レンタルサービスの利用者は、撮影会イベントに関する入力フォームに撮影会イベントに関する入力を行う。撮影会イベントに関する入力は、例えば、どの時間帯の撮影会イベントに参加の申し込みをするか等である。そして、レンタルサービスの利用者から撮影会イベントに関する入力を受け付けた日時に応じて、サーバ20は、項目「参加申し込み日」の値を更新する。
【0126】
項目「当日参加の有無」は、レンタルサービスの利用者が特定の撮影会イベントに当日参加したか否かの情報を示す。
以下に説明するのは、項目「当日参加の有無」の値がどのように更新されるのかの一例である。
まず、レンタルサービスシステム1を運営する事業者は、撮影会イベントを開催する事業者からレンタルサービスの利用者の撮影会イベントの出席に関する情報の入力を受け付けるための入力フォームを設けているとする。次に、撮影会イベントを開催する事業者は、撮影会イベントの開催日に、参加申し込みをしていたレンタルサービスの利用者が撮影会イベントに参加していたか否かの出席状況の確認を行う。次に、撮影会のイベントを開催する事業者は、出席状況の確認を行った情報に基づいて、レンタルサービスの利用者の撮影会イベントの出席に関する情報の入力を受け付けるための入力フォームに入力を行う。そして、レンタルサービスの利用者の撮影会イベントの出席に関する情報の入力を受け付けるための入力フォームに入力を受け付けたことに応じて、サーバ20は、項目「当日参加の有無」の値を更新する。
【0127】
項目「撮影機材」は、レンタルサービスの利用者が特定の撮影会イベントに参加したときに使用していた撮影機材の情報を示す。
以下に説明するのは、項目「撮影機材」の値がどのように更新されるのかの一例である。
前提として、レンタルサービスシステム1を運営する事業者は、撮影会イベントに参加したレンタルサービスの利用者から撮影会イベントに関する情報の入力を受け付けるためのアンケートを用意しているとする。撮影会イベントに関する情報の入力は、例えば、撮影会イベントに参加したレンタルサービスの利用者がどんな撮影機材を撮影会イベントに持ってきたか、撮影会イベントの感想等である。まず、撮影会イベントに参加したレンタルサービスの利用者は、アンケートに入力を行う。そして、アンケートの入力を受け付けたこと応じて、サーバ20は、項目「撮影機材」の値を更新する。
【0128】
図11は、ユーザ間メッセージデータベース2028のデータ構造を示す図である。ユーザ間メッセージデータベース2028は、レンタルサービスシステム1に関連して、レンタルサービスの利用者間におけるメッセージの情報を管理するためのデータベースである。
図11のユーザ間メッセージデータベース2028は、項目「ユーザ間メッセージID」と、項目「ユーザID」と、項目「どのユーザに対して」と、項目「メッセージ内容」と、項目「メッセージ日時」と、を含む。
図10までの説明では、運営とレンタルサービスの利用者のやり取りが主であったが、レンタルサービスの利用者間のやり取りも行われるものとしてもよい。レンタルサービスの利用者間のやり取りは、例えば、運営が開催する撮影会イベントにおいて知り合ったレンタルサービスの利用者同士が交流するとき等である。
なお、レンタルサービスの利用者間のやり取りは、
図15でも説明を行っている。
【0129】
項目「ユーザ間メッセージID」は、レンタルサービスシステム1に関連して、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、項目「ユーザ間メッセージID」は、レンタルサービスシステム1において、各ユーザ間メッセージを管理する際に必要となるユーザ間メッセージに対して一意なIDのことである。
【0130】
項目「ユーザID」は、レンタルサービスシステム1について、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、項目「ユーザID」は、レンタルサービスシステム1において、各レンタルサービスの利用者を管理する際に必要となるレンタルサービスの利用者に対して一意なIDのことである。
【0131】
項目「どのユーザに対して」は、レンタルサービスの利用者がどのレンタルサービスの利用者に対してのメッセージを送付したのか、メッセージの送付先のレンタルサービスの利用者のユーザIDの情報を示す。
【0132】
項目「メッセージ内容」は、メッセージの送付先のレンタルサービスの利用者に対して、メッセージの差出元であるレンタルサービスの利用者から入力を受け付けたメッセージの内容の情報を示す。
以下に説明するのは、項目「メッセージ内容」の値がどのように更新されるのかの一例である。
まず、レンタルサービスの利用者は、メッセージの送付先のレンタルサービスの利用者に対して、メッセージの入力を行う。メッセージは、例えば、撮影に関する情報交換等である。そして、レンタルサービスの利用者から受け付けたメッセージの入力に応じて、サーバ20は、項目「メッセージ内容」の値を更新する。
【0133】
項目「メッセージ日時」は、メッセージの送付先のレンタルサービスの利用者に対して、メッセージの差出元であるレンタルサービスの利用者からメッセージの入力を受け付けた日時の情報を示す。
以下に説明するのは、項目「メッセージ日時」の値がどのように更新されるのかの一例である。
まず、メッセージの差出元であるレンタルサービスの利用者は、メッセージの送付先のレンタルサービスの利用者に対して、メッセージの入力を行う。そして、メッセージの差出元であるレンタルサービスの利用者からメッセージの入力を受け付けた日時に応じて、サーバ20は、項目「メッセージ日時」の値を更新する。
【0134】
図12は、ユーザ間評価データベース2029のデータ構造を示す図である。ユーザ間評価データベース2029は、レンタルサービスシステム1に関連して、レンタルサービスの利用者間における評価の情報を管理するためのデータベースである。
図12のユーザ間評価データベース2029は、項目「ユーザ間評価ID」と、項目「ユーザID」と、項目「どのユーザに対して」と、項目「評価」と、項目「評価日時」と、を含む。
図10までの説明では、運営側がレンタルサービスの利用者の評価を行っていたが、レンタルサービスの利用者間で評価を行うこととしてもよい。例えば、レンタルサービス内で交流したレンタルサービスの利用者同士が、互いの評価をする場合等である。
なお、レンタルサービスの利用者間の評価は、
図16でも説明を行っている。
【0135】
項目「ユーザ間評価ID」は、レンタルサービスシステム1に関連して、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、項目「ユーザ間評価ID」は、レンタルサービスシステム1において、各レンタルサービスの利用者間のメッセージを管理する際に必要となるユーザ間評価に対して一意なIDのことである。
【0136】
項目「ユーザID」は、レンタルサービスシステム1について、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、項目「ユーザID」は、レンタルサービスシステム1において、各レンタルサービスの利用者を管理する際に必要となるレンタルサービスの利用者に対して一意なIDのことである。
【0137】
項目「どのユーザに対して」は、レンタルサービスの利用者がどのレンタルサービスの利用者に対しての評価をしたのかの情報を示す。具体的には、項目「どのユーザに対して」は、評価をされる側のレンタルサービスの利用者のユーザIDの情報を示す。
【0138】
項目「評価」は、評価をされる側のレンタルサービスの利用者に対して、評価を行う側のレンタルサービスの利用者から入力を受け付けた評価の情報を示す。
以下に説明するのは、項目「評価」の値がどのように更新されるのかの一例である。
まず、評価を行う側のレンタルサービスの利用者は、評価をされる側のレンタルサービスの利用者に対して、評価の入力を行う。そして、評価を行う側のレンタルサービスの利用者から評価の入力を受け付けたことに応じて、サーバ20は、項目「評価」の値を更新する。
なお、評価を行う側のレンタルサービスの利用者からの評価の入力は、ドロップダウンリストのように、複数の選択段階の評価の選択肢から選択を受け付けてもよい。
【0139】
項目「評価日時」は、評価をされる側のレンタルサービスの利用者に対して、評価を行う側のレンタルサービスの利用者から評価の入力を受け付けた日時の情報を示す。
以下に説明するのは、項目「評価日時」の値がどのように更新されるのかの一例である。
まず、評価を行う側のレンタルサービスの利用者は、評価をされる側のレンタルサービスの利用者に対して、評価の入力を行う。そして、評価を行う側のレンタルサービスの利用者から評価の入力を受け付けた日時に応じて、サーバ20は、項目「評価日時」の値を更新する。
【0140】
<第1の実施形態の動作>
次に説明するのは、レンタルサービスシステム1を構成する各装置の動作についてである。
【0141】
図13は、物品が返却された後に、レンタルサービスの利用者の信用度の評価の判定が行われる処理の流れを示す図である。
【0142】
ステップS13011において、運営側端末装置10は、サービス利用者から撮影機材が返却されたことに応じて、運営側のユーザから撮影機材の返却日の入力を受け付ける。
以下に説明するのは、運営側のユーザからどのように返却日の入力を受け付けるかの一例である。
まず、レンタルサービスの利用者は、レンタルサービスの物品を利用した後、物品を返却するための発送作業を行う。次に、レンタルサービスの利用者からレンタルサービスの物品が発送される。次に、運営が物品を管理する倉庫に、レンタルサービスの利用者から発送されたレンタルサービスの物品が到着する。そして、運営側のユーザは、到着したレンタルサービスの物品について、物品の損壊の有無等の物品に関するチェックを行う。このとき、運営側のユーザは、物品の損壊の有無等の物品に関するチェックを行う際に、物品の返却日に関する情報の入力を行ってもよい。
【0143】
ステップS13021において、サーバ20は、運営側のユーザから撮影機材の返却日の入力を受け付けたことに応じて、レンタルサービス利用履歴データベース2022の項目「返却日」の値を更新する。
以下に説明するのは、項目「返却日」の値がどのように更新されるのかの一例である。
まず、レンタルサービスの利用者は、レンタルサービスの物品を利用した後、物品を返却するための発送作業を行う。次に、レンタルサービスの利用者からレンタルサービスの物品が発送される。次に、運営が物品を管理する倉庫に、レンタルサービスの利用者から発送されたレンタルサービスの物品が到着する。そして、運営側のユーザは、到着したレンタルサービスの物品について、物品の損壊の有無等の物品に関するチェックを行う。このとき、運営側のユーザは、物品の損壊の有無等の物品に関するチェックを行う際に、物品の返却日に関する情報の入力を行ってもよい。そして、サーバ20は、運営側のユーザから受け付けた物品の返却日に関する情報の入力に応じて、項目「返却日」の値を更新する。
【0144】
ステップS13012において、運営側端末装置10は、運営側のユーザから撮影機材の返却にかかるチェックの入力を受け付ける。
以下に説明するのは、運営側のユーザからどのように返却にかかるチェックの入力を受け付けるのかの一例を説明する。
まず、レンタルサービスの利用者は、レンタルサービスの物品を利用した後、物品を返却するための発送作業を行う。次に、レンタルサービスの利用者からレンタルサービスの物品が発送される。次に、運営が物品を管理する倉庫に、レンタルサービスの利用者から発送されたレンタルサービスの物品が到着する。そして、運営側のユーザは、到着したレンタルサービスの物品について、物品の損壊の有無等の物品に関するチェックを行う。このとき、運営側のユーザは、物品の損壊の有無等の物品に関するチェックを行う際に、物品の電源に関する情報、物品の汚れに関する情報、物品の破損に関する情報、物品の梱包に関する情報等の入力を行ってもよい。物品の電源に関する情報の入力は、例えば、「問題なし」、「電源が入らない」等である。
【0145】
ステップS13022において、運営側のユーザから撮影機材の返却にかかるチェックの入力を受け付けたことに基づいて、サーバ20は、物品返却チェックデータベース2023の各項目の値を更新する。
以下に説明するのは、物品返却チェックデータベース2023の各項目の値がどのように更新されるのかの一例である。
まず、レンタルサービスの利用者は、レンタルサービスの物品を利用した後、物品を返却するための発送作業を行う。次に、レンタルサービスの利用者からレンタルサービスの物品が発送される。次に、運営が物品を管理する倉庫に、レンタルサービスの利用者から発送されたレンタルサービスの物品が到着する。そして、運営側のユーザは、到着したレンタルサービスの物品について、物品の損壊の有無等の物品に関するチェックを行う。このとき、運営側のユーザは、物品の損壊の有無等の物品に関するチェックを行う際に、物品の電源に関する情報、物品の汚れに関する情報、物品の破損に関する情報、物品の梱包に関する情報等の入力を行ってもよい。物品の電源に関する情報の入力は、例えば、「問題なし」、「電源が入らない」等である。そして、サーバ20は、物品の電源に関する情報の入力に応じて、項目「電源」の値を更新する。同様に、運営側のユーザから物品に関するチェックにおける各項目の入力を受け付けたことに応じて、サーバ20は、各項目の値を更新する。
【0146】
ステップS13023において、物品返却チェックデータベース2023の各項目の値を更新したことに応じて、サーバ20は、サービス利用者の信用度の評価値を判定する。
以下に説明するのは、サービス利用者の信用度の評価値をどのように判定するのかの一例である。
レンタルサービスの利用者の信用度の評価値は、例えば、物品返却チェックデータベース2023等の各項目をパラメータ化し、パラメータ化した各項目について、重み付けを行うといった方法を用いてもよい。そして、サーバ20は、物品返却チェックデータベース2023等の項目「電源」を重視するように特定の項目を重視して、重み付けを行ってもよい。
また、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値は、物品返却チェックデータベース2023に限らず、お問い合わせ履歴データベース2024等のレンタルサービスの利用者に関する各種データベースの情報を用いて判定してもよい。レンタルサービスの利用者の信用度の評価値は、各種データベースの情報を上記のようにパラメータ化したものを用いて判定してもよい。
なお、サーバ20がレンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定した後、サーバ20は、ユーザデータベース2021の項目「ユーザ評価」の値を更新する。
【0147】
<画面例>
図14は、物品の返却チェックについて、運営側のユーザから入力を受け付ける画面を示す図である。レンタルサービスでは、レンタルサービスの利用者がレンタルサービスの物品を利用した後、レンタルサービスの利用者が運営から指定された場所へレンタルサービスの物品を返却する。物品の返却後、運営側端末装置10は、運営側のユーザから返却された物品について、損壊の有無の確認等のチェックの入力を受け付ける。チェック項目は、例えば、電源、汚れ、破損、梱包等に関する項目がある。
なお、撮影機材の返却にかかるチェックは、
図6の説明においても詳細を記している。
【0148】
まず、運営側端末装置10は、物品の返却チェックについて、運営側のユーザから入力を受け付ける画面を提示する。次に、運営側端末装置10は、物品の返却チェックにかかる情報の入力を運営側のユーザから受け付ける。そして、サーバ20は、運営側のユーザから物品の返却チェックにかかる情報の入力を受け付けたことに応じて、物品返却チェックデータベース2023の各項目を更新する。
【0149】
具体的には、運営側端末装置10は、ダイアログ画面1400に以下の情報を提示する。
・領域1401は、物品の返却チェックにかかる情報を運営側のユーザから入力を受け付ける領域である。
・領域1402は、物品に関する情報を表示する領域である。例えば、領域1402は、物品名、物品のメーカー等の情報を表示する。
・ボタン1403は、領域1401にて運営側のユーザから入力を受け付けた物品返却チェックに関する情報をサーバ20へ送信するためのボタンである。
【0150】
図15は、第1のユーザと第2のユーザにおけるユーザ間において、第1のユーザから第2のユーザに対するメッセージの入力を受け付ける画面を示す図である。なお、第1のユーザ、第2のユーザはともにレンタルサービスの利用者である。以下、第1のユーザは、第2のユーザに対するメッセージの入力を送信する側として説明する。また、第2のユーザは、第1のユーザからのメッセージの入力を受け取る側として説明する。
【0151】
まず、サービス利用者側端末装置30は、第1のユーザから第2のユーザに対するメッセージの入力を受け付ける画面を提示する。次に、サービス利用者側端末装置30は、第1のユーザから第2のユーザに対するメッセージの入力を受け付ける。そして、サーバ20は、第1のユーザから第2のユーザに対するメッセージの入力を受け付けることに応じて、ユーザ間メッセージデータベース2028を更新する。
【0152】
具体的には、サービス利用者側端末装置30は、ダイアログ画面1500に以下の情報を提示する。
・領域1501は、第1のユーザから第2のユーザに対するメッセージの入力を受け付ける領域である。
・領域1502は、第2のユーザに関する情報を表示する領域である。例えば、領域1502は、第2のユーザのユーザ名等の情報を表示する。
・ボタン1503は、領域1501にて第1のユーザから入力を受け付けたメッセージに関する情報をサーバ20へ送信するためのボタンである。
【0153】
サーバ20がユーザ間メッセージデータベース2028を更新した後、第2のユーザのサービス利用者側端末装置30は、第2のユーザのサービス利用者側端末装置30の画面に、第1のユーザから第2のユーザに対して送られたメッセージの情報を提示する。
【0154】
なお、ユーザ間メッセージデータベース2028の情報は、サーバ20がユーザの信用度の評価値を判定する際に使用してもよいものとする。詳細は、変形例(1)レンタルサービスの利用者の信用度の評価値の判定方法で説明を行う。
【0155】
図16は、第1のユーザと第2のユーザにおけるユーザ間において、第1のユーザから第2のユーザに対する評価の入力を受け付ける画面を示す図である。
【0156】
まず、サービス利用者側端末装置30は、第1のユーザから第2のユーザに対する評価の入力を受け付ける画面を提示する。次に、サービス利用者側端末装置30は、第1のユーザから第2のユーザに対する評価の入力を受け付ける。そして、サーバ20は、第1のユーザから第2のユーザに対する評価の入力を受け付けることに応じて、ユーザ間評価データベース2029を更新する。
【0157】
具体的には、サービス利用者側端末装置30は、ダイアログ画面1600に以下の情報を提示する。
・領域1601は、第1のユーザから第2のユーザに対する評価の入力を受け付ける領域である。
・領域1602は、第2のユーザに関する情報を表示する領域である。例えば、領域1602は、第2のユーザのユーザ名等の情報を表示する。
・ボタン1603は、領域1601にて第1のユーザから第2のユーザに対する評価の入力を受け付けた情報をサーバ20へ送信するためのボタンである。
【0158】
サーバ20がユーザ間評価データベース2029を更新した後、第2のユーザのサービス利用者側端末装置30は、第2のユーザのサービス利用者側端末装置30の画面に、第1のユーザから第2のユーザに対する評価の情報を提示する。
【0159】
なお、ユーザ間評価データベース2029の情報は、サーバ20がユーザの信用度の評価値を判定する際に使用してもよいものとする。
【0160】
<変形例>
(1)レンタルサービスの利用者の信用度の評価値の判定方法
レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定する方法について、上記で説明した以外にも下記のような例が考えられる。
【0161】
・運営側のユーザとレンタルサービスの利用者との間におけるコミュニケーションの情報に基づいて、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を評価する方法:
サーバ20は、運営側のユーザとレンタルサービスの利用者との間におけるコミュニケーションの情報に基づいて、レンタルサービスの利用者の信用度を評価してもよい。運営側のユーザとレンタルサービスの利用者との間におけるコミュニケーションの情報は、例えば、お問い合わせ履歴データベース2024に記憶されている項目の「メッセージ内容」等の情報である。
以下の説明では、サーバ20が、お問い合わせ履歴データベース2024に記憶されている項目「メッセージ内容」の情報からどのようにレンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定するのか、一例を説明する。
まず、サーバ20は、お問い合わせ履歴データベース2024の項目「メッセージ内容」を参照する。サーバ20は、お問い合わせ履歴データベース2024の項目「メッセージ内容」を参照することで、レンタルサービスの利用者からどのようなメッセージの入力を受け付けたかを参照できる。次に、サーバ20は、お問い合わせ履歴データベース2024の項目「メッセージ内容」に特定のキーワードが入っているかの有無を判定する。特定のキーワードは、例えば、「ありがとうございます」等のお礼の文言である。そして、サーバ20は、お問い合わせ履歴データベース2024の項目「メッセージ内容」に特定のキーワードが入っている場合、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を高く判定する。
なお、サーバ20は、お礼の文言の記載以外にも、公序良俗に反する表現を用いた発言を使用しているか等のレンタルサービスの利用者の人柄に関する情報をレンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定する際の要素としてもよい。
運営側のユーザとレンタルサービスの利用者との間におけるコミュニケーションの情報は、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定するほかにも、レンタルサービスの利用者の撮影機材の盗難防止等にも活用できると考えられる。
【0162】
・撮影に関するレンタルサービスの利用者の発信状況の情報に基づいて、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を評価する方法:
サーバ20は、撮影に関するレンタルサービスの利用者の発信状況の情報に基づいて、レンタルサービスの利用者の信用度を評価してもよい。撮影に関するレンタルサービスの利用者の発信状況の情報は、例えば、ユーザデータベース2021の情報等である。
以下の説明では、サーバ20が、ユーザデータベース2021に記憶されている情報からどのようにレンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定するのか、一例を説明する。
まず、運営側のユーザは、ユーザデータベース2021に記憶されている項目「SNSアカウント」を参照する。運営側のユーザは、ユーザデータベース2021に記憶されている項目「SNSアカウント」を参照することで、レンタルサービス利用者のSNSアカウントの情報を参照できる。次に、運営側のユーザは、レンタルサービスの利用者のSNSアカウント情報に基づいて、レンタルサービスの利用者のSNSアカウントを確認する。そして、運営側のユーザは、レンタルサービスの利用者のSNSアカウントを確認し、撮影に関する発信状況を確認する。撮影機に関する撮影状況は、例えば、特定の撮影機材で撮影された写真の投稿等である。
以下の説明では、サーバ20が、撮影に関するレンタルサービスの利用者の発信状況の情報からどのようにレンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定するのか、一例を説明する。
まず、運営側のユーザは、上記の撮影に関するレンタルサービスの利用者の発信状況の情報を取得する方法に基づいて、レンタルサービスの利用者のSNSアカウントにおける撮影に関する発信状況を確認する。次に、運営側端末装置10は、レンタルサービスの利用者のSNSアカウントにおける撮影に関する発信状況に基づいて、運営側で設置されている入力フォームに運営側のユーザから入力を受け付ける。運営側で設置されている入力フォームは、例えば、レンタルサービスの利用者がSNSアカウントにおいて、撮影に関して活発な活動をしているか等の情報を入力できるものとする。そして、サーバ20は、運営側で設置されている入力フォームに対して運営側のユーザから入力を受け付けたことに応じて、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定する。なお、サーバ20は、撮影に関して活発な活動をしているか以外にも、公序良俗に反する表現を用いた発言をしているか等のレンタルサービスの利用者の行動、人柄に関する情報を信用度の評価値を判定する際の要素としてもよい。
【0163】
・レンタルサービスの利用者が所属するコミュニティの情報に基づいて、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定する方法:
サーバ20は、レンタルサービスの利用者が所属するコミュニティの情報に基づいて、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定してもよい。レンタルサービスの利用者が所属するコミュニティの情報は、例えば、ユーザデータベース2021に記憶されている項目「所属するコミュニティ」等の情報である。
以下の説明では、サーバ20が、ユーザデータベース2021に記憶されている項目「所属するコミュニティ」の情報からどのようにレンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定するのか、一例を説明する。
まず、サーバ20は、ユーザデータベース2021に記憶されている項目「所属するコミュニティ」を参照する。次に、サーバ20は、項目「所属するコミュニティ」の情報に基づいてレンタルサービス利用者の信用度の評価値を判定する。例えば、サーバ20は、項目「所属するコミュニティ」がプロの写真家のみが会員であるコミュニティであった場合、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を高く判定してもよい。なぜなら、レンタルサービスの利用者がプロの写真家のみが会員であるコミュニティに所属している場合、仕事として撮影機材を活用している等の可能性があり、撮影機材を良好な状態で使用する可能性が高いと考えられるからである。
また、サーバ20は、レンタルサービスの利用者が所属するコミュニティに加入する経緯として、誰かからの直接の紹介があったか等のレンタルサービスの利用者の人物に関する情報を信用度の評価値を判定する際の要素としてもよい。
【0164】
・レンタルサービスの利用者と他のレンタルサービスの利用者との交流状況の情報に基づいて、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定する方法:
サーバ20は、レンタルサービスの利用者と他のレンタルサービスの利用者との交流状況の情報に基づいて、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定してもよい。レンタルサービスの利用者と他のレンタルサービスの利用者との交流状況の情報は、例えば、ユーザ間メッセージデータベース2028に記憶されている項目「メッセージ内容」等である。
以下の説明では、サーバ20が、ユーザ間メッセージデータベース2028に記憶されている項目「メッセージ内容」の情報からどのようにレンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定するのか、一例を説明する。
まず、サーバ20は、ユーザ間メッセージデータベース2028の項目「メッセージ内容」を参照する。サーバ20は、ユーザ間メッセージデータベース2028の項目「メッセージ内容」を参照することで、レンタルサービスの利用者からどのようなメッセージの入力を受け付けたかを参照できる。次に、サーバ20は、ユーザ間メッセージデータベース2028の項目「メッセージ内容」に特定のキーワードが入っているかの有無を判定する。特定のキーワードは、例えば、「ありがとうございます」等のお礼の文言である。そして、サーバ20は、ユーザ間メッセージデータベース2028の項目「メッセージ内容」に特定のキーワードが入っている場合、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を高く判定する要素としてもよい。
なお、サーバ20は、お礼の文言の記載以外にも、敬語を使用しているか、乱暴な表現を使用しているか等のレンタルサービスの利用者の人柄に関する情報をレンタルサービスの信用度の評価値を判定する際の要素としてもよい。
【0165】
・レンタルサービスの利用者が加入している契約プランの情報に基づいて、レンタルサービスの利用者の信用度を評価する方法:
サーバ20は、レンタルサービスの利用者が加入している契約プランの情報に基づいて、レンタルサービスの利用者の信用度を評価してもよい。レンタルサービスの利用者が加入している契約プランの情報は、ユーザデータベース2021等に記憶されている。なお、各契約プランの詳細は、契約プランデータベース2025でも説明を行っている。
以下の説明では、サーバ20が、ユーザデータベース2021に記憶されている契約プランの情報からどのようにレンタルサービスの利用者の信用度を評価するのか、一例を説明する。
まず、サーバ20は、ユーザデータベース2021に記憶されている項目「契約プランID」の情報を取得する。サーバ20は、ユーザデータベース2021に記憶されている項目「契約プランID」を参照することで、レンタルサービスの利用者がどの契約プランに加入しているかの情報を参照できる。次に、サーバ20は、取得した項目「契約プランID」が特定の契約プランであるかを判定する。そして、サーバ20は、取得した項目「契約プランID」が特定の契約プランであるかを判定した後に、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定する。例えば、サーバ20は、項目「契約プランID」の値がLv10であれば、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を高く判定してもよい。なぜなら、レンタルサービスの利用者が高額な契約プランに加入している場合は、撮影機材を使った撮影を愛好している、業務として撮影機材を活用している等の可能性があり、撮影機材を良好な状態で使用する可能性が高いと考えられるからである。
【0166】
・レンタルサービスの利用者が加入している契約プランの継続期間の情報に基づいて、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定する方法:
サーバ20は、レンタルサービスの利用者が加入している契約プランの継続期間の情報に基づいて、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定してもよい。レンタルサービスの利用者が加入している契約プランの継続期間の情報は、例えば、ユーザデータベース2021の情報等を参照する。
以下の説明では、サーバ20が、ユーザデータベース2021に記憶されている情報からどのようにレンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定するのか、一例を説明する。
まず、サーバ20は、ユーザデータベース2021に記憶されている項目「契約プラン登録日」の情報を取得する。次に、サーバ20は、取得した「契約プラン登録日」の情報と、取得を行った当日との間の日時の差分を計算する。こうすることで、サーバ20は、レンタルサービスの利用者がどのくらいの期間、継続して契約プランに登録しているかを計算することができる。そして、サーバ20は、レンタルサービスの利用者がどのくらいの期間、継続して契約プランに登録しているかの情報に基づいて、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定する。例えば、サーバ20は、レンタルサービスの利用者が05年以上継続して契約プランに登録している場合、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を高く判定してもよい。なぜなら、レンタルサービスの利用者が長期間契約プランに加入している場合は、撮影機材を使った撮影を愛好している、レンタルサービスを愛用している等の可能性があり、撮影機材を良好な状態で使用する可能性が高いと考えられるからである。
【0167】
・レンタルサービスの利用者の撮影機材の貸し出し履歴の情報に基づいて、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定する方法:
サーバ20は、レンタルサービスの利用者の撮影機材の貸し出し履歴の情報に基づいて、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定してもよい。レンタルサービスの利用者の撮影機材の貸し出し履歴の情報は、例えば、レンタルサービス利用履歴データベース2022等に記憶されている。
以下の説明では、サーバ20が、レンタルサービス利用履歴データベース2022に記憶されている情報からどのようにレンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定するのか、一例を説明する。
まず、サーバ20は、レンタルサービス利用履歴データベース2022を参照する。サーバ20は、レンタルサービス利用履歴データベース2022を参照することで、レンタルサービスの利用者の撮影機材の貸し出し履歴の情報を参照することができる。次に、サーバ20は、あるレンタルサービスの利用者が、レンタルサービスの利用者の貸し出し履歴の頻度が他のレンタルサービスの利用者に比べて一定以上高いかを判断する。そして、サーバ20は、あるレンタルサービスの利用者が、レンタルサービスの利用者の貸し出し履歴の頻度が他のレンタルサービスの利用者に比べて一定以上高いかの情報に基づいて、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定する。サーバ20は、あるレンタルサービスの利用者が、レンタルサービスの利用者の貸し出し履歴の頻度が他のレンタルサービスの利用者に比べて一定以上高い場合、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を高く判定してもよい。なぜなら、レンタルサービスの利用者の貸し出し履歴の頻度が他のレンタルサービスの利用者に比べて一定以上高いと判断された場合は、サービスを愛用している等の可能性があり、撮影機材を良好な状態で使用する可能性が高いと考えられるからである。
また、サーバ20は、レンタルサービスの利用者の貸し出し履歴の頻度以外にも、貸し出しを受け付けた撮影機材の組み合わせ等の貸し出しをする際の行動に関する情報をレンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定する際の要素としてもよい。
【0168】
・各契約プランの本人確認の情報に応じて、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定する方法:
サーバ20は、各契約プランの本人確認に関する情報に応じて、レンタルサービスの利用者の信用度を評価してもよい。各契約プランの本人確認に関する情報は、例えば、ユーザデータベース2021等に記憶されている。
以下の説明では、サーバ20が、ユーザデータベース2021に記憶されている情報からどのようにレンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定するのか、一例を説明する。
まず、サーバ20は、ユーザデータベース2021を参照する。サーバ20は、ユーザデータベース2021を参照することで、各契約プランの本人確認の際に、レンタルサービスの利用者から入力を受け付けた情報を参照することができる。次に、サーバ20は、ユーザデータベース2021に記憶されている各契約プランの本人確認の情報に応じて、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定する。例えば、サーバ20は、特定の契約プランにおいて情報の提供を求めている、レンタルサービス利用者のSNSのアカウントの情報が登録されている場合、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を高く評価してもよい。なぜなら、レンタルサービス利用者がレンタルサービスにSNSのアカウントの情報を登録する作業をしているということは、これからも契約プランに登録し、サービスを使用し続けていく可能性が高いと考えられるからである。
【0169】
・レンタルサービスを運営する事業者が開催する撮影会イベントの出席情報に基づいて、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定する方法:
サーバ20は、レンタルサービスを運営する事業者が開催する撮影会イベントの出席情報に基づいて、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を評価してもよい。レンタルサービスを運営する事業者が開催する撮影会イベントの出席情報は、例えば、撮影会イベントデータベース2027等である。
以下の説明では、サーバ20が、撮影会イベントデータベース2027に記憶されている情報からどのようにレンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定するのか、一例を説明する。
まず、サーバ20は、撮影会イベントデータベース2027を参照する。サーバ20は、撮影会イベントデータベース2027を参照することで、レンタルサービスを運営する事業者が開催する撮影会イベントの出席情報の情報等を参照することができる。次に、サーバ20は、撮影会イベントデータベース2027の項目「当日参加の有無」を参照する。次に、サーバ20は、撮影会イベントデータベース2027の項目「当日参加の有無」を参照した後、撮影会イベントデータベース2027の項目「当日参加の有無」が特定の値であるかを判定する。そして、サーバ20は、撮影会イベントデータベース2027の項目「当日参加の有無」が特定の値であるかを判定した後、判定した結果に基づいて、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定する。項目「当日参加の有無」は、レンタルサービスの利用者から特定の撮影会イベントの当日にキャンセルの連絡を受け付けた、または、キャンセルの連絡なくイベントへの参加の記録もなかった場合、項目の値はYESとなる。例えば、項目「当日参加の有無」の値がYESであった場合、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を低く判定してもよい。なぜなら、キャンセルの連絡なくイベントへの参加の記録もなかった場合は、今後のイベントにおいてレンタルサービスの利用者が同様の行動を取る可能性が高い。そのため、ユーザの信用度は高いとはあまり考えられないからである。
【0170】
・レンタルサービスを運営する事業者が開催する撮影会イベントにて、参加したレンタルサービスの利用者が用いていた撮影機材の使用状況の情報に基づいて、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定する方法:
サーバ20は、レンタルサービスを運営する事業者が開催する撮影会イベントにて、参加したレンタルサービスの利用者が用いていた撮影機材の使用状況の情報に基づいて、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定してもよい。参加したレンタルサービスの利用者が用いていた撮影機材の情報は、撮影会イベントデータベース2027の項目「撮影機材」に記憶されている。
以下の説明では、サーバ20が、撮影会イベントデータベース2027の項目「撮影機材」に記憶されている情報からどのようにレンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定するのか、一例を説明する。
まず、サーバ20は、撮影会イベントデータベース2027の項目「撮影機材」を参照する。サーバ20は、撮影会イベントデータベース2027の項目「撮影機材」を参照することで、レンタルサービスを運営する事業者が開催する撮影会イベントにて、参加したレンタルサービスの利用者が用いていた撮影機材の情報を参照することができる。次に、サーバ20は、撮影会イベントデータベース2027の項目「撮影機材」の情報に基づいて、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を判定する。例えば、サーバ20は、撮影会イベントデータベース2027の項目「撮影機材」に非常に高価な撮影機材が記憶されていた場合、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を高く判定してもよい。なぜなら、項目「撮影機材」に非常に高価な撮影機材が記憶されていた場合、撮影機材を使った撮影を愛好している等の可能性があり、撮影機材を良好な状態で使用する可能性が高いと考えられるからである。
【0171】
(2)レンタルサービスの利用者の信用度の評価値の活用方法
レンタルサービスの利用者の信用度の評価値を活用する方法は、下記のような例が考えられる。
【0172】
・レンタルサービスの利用者の信用度の評価値に基づいて、レンタルサービスにおいて特定の撮影機材の貸し出しを受け付け、レンタルサービスの利用者に貸し出す方法:
レンタルサービスを運営する事業者は、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値に基づいて、レンタルサービスにおいて特定の撮影機材の貸し出しを受け付け、レンタルサービスの利用者に貸し出してもよい。レンタルサービスを運営する事業者は、例えば、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値が一定以上であれば、特定の撮影機材の貸し出しを受け付けて、レンタルサービスの利用者に貸し出してもよい。特定の撮影機材は、例えば、高額な撮影機材等である。
また、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値が一定以上であれば、レンタルサービスを運営する事業者は、撮影機材の購入時のローン利率の低減等を行ってもよい。
また、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値が一定以上であれば、レンタルサービスを運営する事業者は、撮影機材を貸し出しするにあたり、レンタルサービスの利用者の保険料を低減する等を行ってもよい。
【0173】
・レンタルサービスの利用者の信用度の評価値に基づいて、レンタルサービスにおける利用料を変動させる方法:
レンタルサービスを運営する事業者は、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値に基づいて、レンタルサービスにおける利用料を変動させてもよい。例えば、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値が高いほど、レンタルサービスを運営する事業者は、レンタルサービスの利用者の利用料を下げてもよい。
【0174】
・レンタルサービスの利用者の信用度の評価値に基づいて、特定の撮影会イベントへの参加の機会をレンタルサービスの利用者に提供し、レンタルサービスの利用者から特定の撮影会イベントへの参加の申し込みを受け付ける方法:
レンタルサービスを運営する事業者は、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値に基づいて、特定の撮影会イベントへの参加の機会をレンタルサービスの利用者に提供してもよい。そして、レンタルサービスを運営する事業者は、レンタルサービスの利用者から特定の撮影会イベントへの参加の申し込みを受け付けてもよい。例えば、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値が高い場合、レンタルサービスを運営する事業者は、特定の撮影会イベントに対する参加受け付けをレンタルサービスの利用者から優先的に受け付けてもよい。
また、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値が高い場合、レンタルサービスを運営する事業者は、レンタルサービスの利用者が特定の撮影会イベントに参加するコストを下げることをしてもよい。例えば、レンタルサービスを運営する事業者は、特定の撮影会イベントに関するレンタルサービスの利用者の交通費、宿泊費用を一部負担してもよい。
また、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値が高い場合、レンタルサービスを運営する事業者は、一般向けに入場できない撮影箇所の立ち入り許可するイベントの参加受け付けをレンタルサービスの利用者から優先的に受け付けてもよい。
【0175】
・レンタルサービスの利用者の信用度の評価値の情報を、レンタルサービスシステム1とは異なるサービスを行う事業者に提供する方法:
レンタルサービスを運営する事業者は、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値の情報を、レンタルサービスシステム1とは異なるサービスを行う事業者に提供してもよい。
レンタルサービスシステム1とは異なるサービスを行う事業者は、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値に基づいて、レンタルサービスの利用者に対し、レンタルサービスシステム1とは異なるサービスでの特典を提供してもよい。
例えば、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値が高い場合、レンタルサービスシステム1とは異なるサービスを行う事業者は、レンタルサービスの利用者から限定の物品の事前予約を優先的に受け付けてもよい。
また、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値が高い場合、レンタルサービスシステム1とは異なるサービスを行う事業者は、レンタルサービスの利用者に対して限定の物品の先行入荷情報をメール等で配信してもよい。
また、レンタルサービスの利用者の信用度の評価値が高い場合、レンタルサービスシステム1とは異なるサービスを行う事業者は、レンタルサービスの利用者に対して撮影機材の新製品を試せる等を行ってもよい。
(3)レンタルサービスシステム1におけるレンタルの態様
上記の例では、ユーザが
図8に示される契約プランを1つ以上(例えば、2つ契約することもありえる)選択したうえで、一定期間ごとに利用料金を支払うことにより(月額料金)、契約プランで定められている範囲の撮影機材を入れ替えつつレンタルする例について説明した。例えば、1つの契約プランにおいて1つの撮影機材をレンタル可能とし、ユーザが、都度、契約プランでレンタルできる撮影機材を返却しつつ別の撮影機材を借りることができる。
この他に、レンタルサービスシステム1におけるレンタルの態様として、ユーザに対し、物品をレンタル可能な期間と料金を提示したうえで(例えば、7泊8日でXXX円等)、ユーザがレンタルを申し込むことが可能としてもよい。
【0176】
以上、本開示のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態、その変形は、発明の範囲、要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
【0177】
<付記>
以下に説明するのは、上記の各実施形態で説明した事項を付記したものである。
(付記1)
コンピュータ(20)を動作させるためのプログラムであって、コンピュータ(20)は、撮影機材を貸し出しするサービスをユーザに提供するためのものであり、プログラムは、コンピュータ(20)のプロセッサ(29)に、撮影機材の貸し出しを受けていた第1のユーザが、当該撮影機材を返却することに応じて、当該撮影機材の返却について評価した評価結果の情報を取得するステップ(S13022)と、評価結果の情報に基づいて、第1のユーザを評価するステップ(S13023)と、を実行させる、プログラム。
【0178】
(付記2)
評価するステップにおいて、返却された撮影機材の状態の情報、撮影機材の返却をするために撮影機材を梱包した梱包状態の情報、撮影機材を返却するスケジュールの情報、からなる群の少なくともいずれかに基づき、返却について評価することにより、第1のユーザを評価する(S13023)、(付記1)に記載のプログラム。
【0179】
(付記3)
評価するステップにおいて、撮影機材を撮影機材の返却期限までに、第1のユーザが撮影機材を返却するための手続を行っていることを示す情報を受け付けることに基づいて、第1のユーザを評価する(S13023)、(付記2)に記載のプログラム。
【0180】
(付記4)
取得するステップにおいて、サービスを運営する事業者と、ユーザとのコミュニケーションに基づき評価されたユーザの人柄に関する情報を取得し、評価するステップにおいて、第1のユーザの人柄に関する情報に基づき、第1のユーザを評価する、(付記1)に記載のプログラム。
【0181】
(付記5)
取得するステップにおいて、サービスを利用するユーザが撮影を行った結果の発信状況の情報、ユーザが属する団体の情報、または、撮影を行う他のユーザとの交流状況の情報の少なくともいずれかに基づき評価されたユーザの行動に関する情報を取得し、評価するステップにおいて、第1のユーザの行動に関する情報に基づき、第1のユーザを評価する、(付記1)に記載のプログラム。
【0182】
(付記6)
サービスは、サブスクリプション型サービスを複数提供しており、サブスクリプション型サービスは、各プランのサービス内容が異なる複数のプランを、ユーザに対して選択可能に提供しており、サブスクリプション型サービスのプランに応じて貸し出し可能な撮影機材の範囲が定まるものであり、評価するステップにおいて、サービスにおける第1のユーザのサブスクリプション型サービスのプランの情報に基づき、第1のユーザを評価する、(付記1)に記載のプログラム。
【0183】
(付記7)
評価するステップにおいて、サービスにおける第1のユーザのプランの継続期間の情報、または、サービスにおける第1のユーザの撮影機材の貸し出し履歴の情報に基づき、第1のユーザを評価する、(付記6)に記載のプログラム。
【0184】
(付記8)
サブスクリプション型サービスのプランは、第1のユーザの本人確認を要するプランが複数含まれており、本人確認を要するプランにおいて、本人確認の手順として規定されている要件が複数段階あり、各プランにおいて段階のいずれかの手順により本人確認を行うものであり、評価するステップにおいて、サービスにおける第1のユーザのサブスクリプション型サービスのプランが本人確認を要するプランの場合に、本人確認の手順の段階に応じて、第1のユーザを評価する、(付記6)に記載のプログラム。
【0185】
(付記9)
サービスにおける第1のユーザのサブスクリプション型サービスのプランの情報に基づいて、特定のプランに加入しているユーザについては、サービスよりユーザの本人確認を行うために、SNSのアカウントの情報の入力を受け付けて、記憶部において記憶させており、評価するステップにおいて、サービスにおける第1のユーザのSNSのアカウントの情報に基づき、第1のユーザを評価する、(付記8)に記載のプログラム。
【0186】
(付記10)
取得するステップにおいて、サービスを運営する事業者が開催する撮影会イベントの出席情報、もしくは、撮影会イベントにて用いられた撮影機材の使用状況の情報に基づき評価されたユーザの行動に関する情報を取得し、評価するステップにおいて、第1のユーザの行動に関する情報に基づき、第1のユーザを評価する、(付記1)に記載のプログラム。
【0187】
(付記11)
第1のユーザの評価(S13023)に基づいて、サービスで提供されている特定の撮影機材の貸し出しを第1のユーザから受け付けて、特定の撮影機材を第1のユーザに貸し出すステップをさらに実行させる、(付記1)に記載のプログラム。
【0188】
(付記12)
評価するステップ(S13023)において、第1のユーザの評価に基づいて、サービスにおける利用料を変動させる、(付記1)に記載のプログラム。
【0189】
(付記13)
第1のユーザの評価(S13023)に基づいて、特定の撮影会イベントへの参加の機会を第1のユーザに提供し、第1のユーザから特定の撮影会イベントへの参加の申し込みを受け付けるステップをさらに実行させる、(付記1)に記載のプログラム。
【0190】
(付記14)
評価するステップ(S13023)において、第1のユーザの評価の情報を、サービスとは異なるサービスを行う事業者に提供することで、第1のユーザの評価に基づいて、第1のユーザに対し、異なるサービスを行う事業者での特典を提供する、(付記1)に記載のプログラム。
【0191】
(付記15)
取得するステップにおいて、撮影機材を貸し出している第2のユーザが存在する場合、第1のユーザと第2のユーザにおけるユーザ間で評価するためのメッセージを入力する操作(1501)、もしくは、第1のユーザと第2のユーザにおけるユーザ間で評価するための操作(1601)を受け付け、第1のユーザ、および、第2のユーザの画面にメッセージ、もしくは、評価をするための操作を受け付けた評価に関する情報を提示する、(付記1)に記載のプログラム。
【0192】
(付記16)
コンピュータ(20)を動作させるための方法であって、コンピュータ(20)は、撮影機材を貸し出しするサービスをユーザに提供するためのものであり、方法は、コンピュータ(20)のプロセッサ(29)に、撮影機材の貸し出しを受けていた第1のユーザが、当該撮影機材を返却することに応じて、当該撮影機材の返却について評価した評価結果の情報を取得するステップ(S13022)と、評価結果の情報に基づいて、第1のユーザを評価するステップ(S13023)と、を実行させる、方法。
【0193】
(付記17)
制御部(29)を備える情報処理装置(20)であって、情報処理装置は、撮影機材を貸し出しするサービスをユーザに提供するためのものであり、撮影機材の貸し出しを受けていた第1のユーザが、当該撮影機材を返却することに応じて、当該撮影機材の返却について評価した評価結果の情報を取得するステップ(S13022)と、評価結果の情報に基づいて、第1のユーザを評価するステップ(S13023)と、を実行させる、情報処理装置。
【符号の説明】
【0194】
1:レンタルサービスシステム、10:運営側端末装置、12:通信IF、13:入力装置、14:出力装置、15:メモリ、16:記憶部、19:プロセッサ、20:サーバ、22:通信IF、23:入出力IF、25:メモリ、26:ストレージ、29:プロセッサ、30:サービス利用者側端末装置、32:通信IF、33:入力装置、34:出力装置、35:メモリ、36:記憶部、39:プロセッサ、80:ネットワーク、111:アンテナ、121:第1無線通信部、130:操作受付部、132:ディスプレイ、140:音声処理部、141:マイク、142:スピーカー、161:ユーザ情報、162:レンタルサービス利用履歴情報、163:物品返却チェック情報、164:お問い合わせ履歴情報、165:契約プラン情報、166:レンタル物品情報、167:撮影会イベント情報、168:ユーザ間メッセージ情報、169:ユーザ間評価情報、191:入力操作受付部、192:送受信部、193:データ処理部、194:報知制御部、201:通信部、202:記憶部、203:制御部、2021:ユーザデータベース、2022:レンタルサービス利用履歴データベース、2023:物品返却チェックデータベース、2024:お問い合わせ履歴データベース、2025:契約プランデータベース、2026:レンタル物品データベース、2027:撮影会イベントデータベース、2028:ユーザ間メッセージデータベース、2029:ユーザ間評価データベース、2031:受信制御モジュール、2032:送信制御モジュール、2033:ユーザの情報取得モジュール、2034:レンタルサービス利用履歴の情報取得モジュール、2035:物品返却チェックの情報取得モジュール