IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 凸版印刷株式会社の特許一覧

特開2024-46354連絡網システム、連絡網システムにおけるユーザ管理方法、及びプログラム
<>
  • 特開-連絡網システム、連絡網システムにおけるユーザ管理方法、及びプログラム 図1
  • 特開-連絡網システム、連絡網システムにおけるユーザ管理方法、及びプログラム 図2
  • 特開-連絡網システム、連絡網システムにおけるユーザ管理方法、及びプログラム 図3
  • 特開-連絡網システム、連絡網システムにおけるユーザ管理方法、及びプログラム 図4
  • 特開-連絡網システム、連絡網システムにおけるユーザ管理方法、及びプログラム 図5
  • 特開-連絡網システム、連絡網システムにおけるユーザ管理方法、及びプログラム 図6
  • 特開-連絡網システム、連絡網システムにおけるユーザ管理方法、及びプログラム 図7
  • 特開-連絡網システム、連絡網システムにおけるユーザ管理方法、及びプログラム 図8
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024046354
(43)【公開日】2024-04-03
(54)【発明の名称】連絡網システム、連絡網システムにおけるユーザ管理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/109 20230101AFI20240327BHJP
【FI】
G06Q10/10 340
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022151680
(22)【出願日】2022-09-22
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 〔1〕ウェブサイトの掲載日(公開日) 令和4年3月24日 ウェブサイトのアドレス <https://www.toppan.co.jp/news/2022/03/newsrelease220324_1.html > <資 料> 凸版印刷株式会社 サービス提供開始発表 ウェブページ 〔2〕発行日(公開日) 令和4年3月24日 刊行物 顧客向け説明資料 『Web連絡網アプリ「OurCone(アワコネ)」サービス資料』 『Web連絡網アプリ「OurCone(アワコネ)」詳細ご紹介』 『Web連絡網アプリ「OurCone(アワコネ)」サービス仕様書』 〔3〕発行日(公開日) 令和4年3月25日 刊行物 日本外食新聞 令和4年3月25日版 11ページ <電子版URL:https://gaishoku.co.jp/publications > 株式会社外食産業新聞社 発行 <資 料> 日本外食新聞 令和4年3月25日版 11ページ 〔4〕ウェブサイトの掲載日(公開日) 令和4年3月30日 ウェブサイトのアドレス <https://news.mynavi.jp/techplus/kikaku/20220330-2305654/ > <資 料> マイナビニュース TECH+インタビュー記事 〔5〕発行日(公開日) 令和4年3月30日 刊行物 日経MJ(流通新聞) 令和4年3月30日版 16ページ <電子版URL:https://www.nikkei.com/ > 株式会社日本経済新聞社 発行 <資 料> 日経MJ(流通新聞) 令和4年3月30日版 16ページ
(71)【出願人】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】TOPPANホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100139686
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 史朗
(74)【代理人】
【識別番号】100169764
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 雄一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100147267
【弁理士】
【氏名又は名称】大槻 真紀子
(72)【発明者】
【氏名】武隈 奈央
(72)【発明者】
【氏名】長倉 広季
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA12
(57)【要約】
【課題】連絡網システムが適切に運用されるようにする。
【解決手段】1の団体に属するユーザがネットワーク端末を用いて前記ユーザ間で連絡の授受を行うようにされた連絡網システムとして、前記1の団体に属するユーザごとに対応するユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部と、前記1の団体に属するユーザを、連絡の送受信範囲として規定される1以上の連絡グループと、前記連絡グループの上位において、前記連絡グループを管理する権限を有する管理グループとのうちの少なくともいずれか1つに属させるようにして、前記ユーザ情報を管理するユーザ管理部とを備えて連絡網システムを構成する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1の団体に属するユーザがネットワーク端末を用いて前記ユーザ間で連絡の授受を行うようにされた連絡網システムであって、
前記1の団体に属するユーザごとに対応するユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部と、
前記1の団体に属するユーザを、連絡の送受信範囲として規定される1以上の連絡グループと、前記連絡グループの上位において、前記連絡グループを管理する権限を有する管理グループとのうちの少なくともいずれか1つに属させるようにして、前記ユーザ情報を管理するユーザ管理部と
を備える連絡網システム。
【請求項2】
前記ユーザ管理部は、
1つの連絡グループにおいて、さらに1以上の下層の連絡グループを設定し、前記1の団体に属するものとして登録されたユーザを、下層の連絡グループのうちの1以上のいずれかに属させるようにして前記ユーザ情報を管理可能とされる
請求項1に記載の連絡網システム。
【請求項3】
前記ユーザ管理部は、
前記連絡グループに属するユーザのうちから、対応の連絡グループを管理する権限として、対応の連絡グループへのユーザの登録に関する管理が可能な管理ユーザを設定するように前記ユーザ情報を管理可能とされる
請求項1または2に記載の連絡網システム。
【請求項4】
1つの連絡グループにおいて、前記管理ユーザと前記管理ユーザではないユーザとの間での連絡情報の送受信を許容し、前記管理ユーザではないユーザ同士の直接的な連絡情報の送受信を禁止するように制御する通信制御部を備える
請求項3に記載の連絡網システム。
【請求項5】
前記管理グループに属するユーザのユーザアカウントによるネットワーク端末からのログインに応じて、前記ネットワーク端末にて、連絡グループ管理のための管理画面を表示させ、前記連絡グループに属するユーザのユーザアカウントによるネットワーク端末からのログインに応じて、前記ネットワーク端末にて、前記連絡グループにおいて連絡情報の授受の関連する操作が行われる連絡網操作画面を表示させる画面提供部をさらに備える
請求項1または2に記載の連絡網システム。
【請求項6】
1の団体に属するユーザがネットワーク端末を用いて前記ユーザ間で連絡の授受を行うようにされた連絡網システムにおけるユーザ管理方法であって、
前記1の団体に属するユーザごとに対応するユーザ情報をユーザ情報記憶部に記憶させ、前記1の団体に属するユーザを、連絡の送受信範囲として規定される1以上の連絡グループと、前記連絡グループの上位において、前記連絡グループを管理する権限を有する管理グループとのうちの少なくともいずれか1つに属させるようにして、前記ユーザ情報を管理するユーザ管理ステップ
を含むユーザ管理方法。
【請求項7】
1の団体に属するユーザがネットワーク端末を用いて前記ユーザ間で連絡の授受を行うようにされた連絡網システムにおけるコンピュータを、
前記1の団体に属するユーザごとに対応するユーザ情報をユーザ情報記憶部に記憶させ、前記1の団体に属するユーザを、連絡の送受信範囲として規定される1以上の連絡グループと、前記連絡グループの上位において、前記連絡グループを管理する権限を有する管理グループとのうちの少なくともいずれか1つに属させるようにして、前記ユーザ情報を管理するユーザ管理部
として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、連絡網システム、連絡網システムにおけるユーザ管理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
加入者のそれぞれが所有するコンピュータシステムの間で回線網を通じてメッセージの受け渡しを行うようにされた連絡網システムの技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平4-167847号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
連絡網システムとしては、連絡情報の誤送信等による安易な情報漏洩等のトラブルが生じることがないように適切に運用されることが好ましい。
【0005】
本発明は、連絡網システムが適切に運用されるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決する本発明の一態様は、1の団体に属するユーザがネットワーク端末を用いて前記ユーザ間で連絡の授受を行うようにされた連絡網システムであって、前記1の団体に属するユーザごとに対応するユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部と、前記1の団体に属するユーザを、連絡の送受信範囲として規定される1以上の連絡グループと、前記連絡グループの上位において、前記連絡グループを管理する権限を有する管理グループとのうちの少なくともいずれか1つに属させるようにして、前記ユーザ情報を管理するユーザ管理部とを備える連絡網システムである。
【0007】
本発明の一態様は、1の団体に属するユーザがネットワーク端末を用いて前記ユーザ間で連絡の授受を行うようにされた連絡網システムにおけるユーザ管理方法であって、前記1の団体に属するユーザごとに対応するユーザ情報をユーザ情報記憶部に記憶させ、前記1の団体に属するユーザを、連絡の送受信範囲として規定される1以上の連絡グループと、前記連絡グループの上位において、前記連絡グループを管理する権限を有する管理グループとのうちの少なくともいずれか1つに属させるようにして、前記ユーザ情報を管理するユーザ管理ステップを含むユーザ管理方法である。
【0008】
本発明の一態様は、1の団体に属するユーザがネットワーク端末を用いて前記ユーザ間で連絡の授受を行うようにされた連絡網システムにおけるコンピュータを、前記1の団体に属するユーザごとに対応するユーザ情報をユーザ情報記憶部に記憶させ、前記1の団体に属するユーザを、連絡の送受信範囲として規定される1以上の連絡グループと、前記連絡グループの上位において、前記連絡グループを管理する権限を有する管理グループとのうちの少なくともいずれか1つに属させるようにして、前記ユーザ情報を管理するユーザ管理部として機能させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、連絡網システムが適切に運用されるようになるとの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本実施形態に係る連絡網システムの全体的な構成例を示す図である。
図2】本実施形態に係るユーザの管理態様例を示す図である。
図3】本実施形態に係る連絡網管理サーバの機能構成例を示す図である。
図4】本実施形態に係る団体管理情報のデータベース構造例を示す図である。
図5】本実施形態に係るユーザインターフェース画面の態様例を示す図である。
図6】本実施形態に係るユーザインターフェース画面の態様例を示す図である。
図7】本実施形態に係るユーザインターフェース画面の態様例を示す図である。
図8】本実施形態に係るユーザインターフェース画面の態様例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
<実施形態>
図1は、本実施形態の連絡網システムの全体的な構成例を示している。同図の連絡網管理システムは、連絡網管理サーバ100を、1以上のサービス利用団体OGとを含む。連絡網管理サーバ100は、サービス利用団体OGのそれぞれに連絡網サービスを提供するサーバである。連絡網管理サーバ100は、連絡網サービスを提供する業者(連絡網サービス業者)によって運用される。
連絡網管理サーバ100は、サービス利用団体OGのユーザが利用する管理端末200やメンバ端末300からのログインに応じた連絡網サービス利用のためのユーザインターフェース画面を提供する。
なお、ログインにあたっては、ユーザアカウントのほか、ワンタイムパスワードを用いた認証が行われてよい。
【0012】
1つのサービス利用団体OGは、連絡網サービス業者と連絡網サービスの提供を受けるための契約を締結した企業等であってよい。
サービス利用団体OGは、当該サービス利用団体OGの構成員(ユーザ)が利用するネットワーク端末として、1以上の管理端末200と、1以上のメンバ端末300とを含む。
【0013】
管理端末200は、サービス利用団体OGに属するユーザのうちで団体管理者としての権限を有する者として登録されたユーザが使用するネットワーク端末である。
【0014】
メンバ端末300は、連絡網利用メンバとしてのユーザが利用するネットワーク端末である。連絡網利用メンバは、サービス利用団体OGに属するユーザのうち、団体管理者としての権限を有さず、連絡網サービスを利用して連絡情報の授受を行うユーザである。
なお、以降において「連絡網利用メンバ」について、単に「メンバ」とも記載する場合がある。
【0015】
図2は、本実施形態の連絡網システムのもとでの1つのサービス利用団体OGに対応するユーザの管理態様例を示している。
本実施形態の連絡網システムでは、最上位においてサービス管理部SVが設けられる。サービス管理部SVは、連絡網管理サーバ100を運用する連絡網サービス業者が対応する。サービス管理部SVには、1以上のサービス管理者Ad-svが属する。
サービス管理者Ad-svは、連絡網サービス業者に属する人員のうちから選択されてよい。
サービス管理部SVは、配下の1以上のサービス利用団体OGを統括的に管理する。
【0016】
サービス管理部SVの管理下にある1つのサービス利用団体OGにおいては、以下のようなグループ構造によってユーザの管理が行われる。
サービス利用団体OGにおいて、最上位層に管理グループG0が設けられる。管理グループG0は、連絡網サービスの提供を受けるための契約を行った契約主体に対応する。
管理グループG0は、対応のサービス利用団体OGにおいて、当該サービス利用団体OGにおける連絡網利用メンバを統括して管理する。
管理グループG0には、対応のサービス利用団体OGに属するユーザのうちから選定された所定の1以上のユーザが、団体管理者Ad0として属するようにされる。
【0017】
サービス利用団体OGにおいて、管理グループG0階層下には、1以上の管理対象グループG1が設けられる。
本実施形態の連絡網システムにおいて、1のサービス利用団体OGに属する連絡網利用メンバは、管理対象グループG1のいずれかのうちの少なくとも1つに属するように管理される。この場合において、1の連絡網利用メンバは、複数の管理対象グループG1に属するように管理されてよい。
1つの管理対象グループG1においては、1つの1次グループG1-1が設けられ、当該1次グループの配下に1以上の2次グループG1-2が設けられる。1つの管理対象グループG1と当該管理対象グループG1内の1次グループG1-1とで属する連絡網利用メンバは共通となる。
【0018】
1つの1次グループG1-1においては、対応の管理対象グループG1に属する連絡網利用メンバのうちから指定された1以上のメンバが1次管理者Ad1として存在するように管理される。
【0019】
管理対象グループG1において、1次グループG1-1の次の下層には、1以上の2次グループG1-2が設けられる。具体的には、1以上の2次グループG1-2は、1次グループG1-1に包含されるようにして設けられる。この場合において、2次グループG1-2には、それぞれ、対応の1次グループG1-1に属する連絡網利用メンバのうちのいずれかが属するようにされる。1の連絡網利用メンバは、自己が属する1次グループG1-1における複数の2次グループG1-2に属することもできる。また、1の連絡網利用メンバは、2次グループG1-2には属さずに1次グループG1-1に属するようにされてもよい。同図では、1次管理者Ad1が2次グループG1-2には属さずに1次グループG1-1に属する連絡網利用メンバの例として示されている。1次グループG1-1と2次グループG1-2の関係等によっては、1次管理者Ad1も1以上の2次グループG1-2のいずれかに属してよい。
【0020】
1つの2次グループG1-2においては、当該2次グループG1-2に属する連絡網利用メンバのうちから指定された1以上のメンバが、2次管理者Ad2として存在するように管理されてよい。この場合において、或る2次グループG1-2の2次管理者Ad2が、対応の1次グループG1-1の1次管理者Ad1と同一人物となる場合があってよい。2次グループG1-2については、2次管理者Ad2は存在していてもよいし、存在していなくともよい。
【0021】
サービス利用団体OGを構成する管理グループG0、1次グループG1-1、2次グループG1-2の階層のうち、1次グループG1-1と2次グループG1-2との階層については、連絡網を利用する連絡網利用メンバにより構成される階層であることから、「メンバ階層」とも記載する。
【0022】
また、1次グループG1-1に属するメンバ(階層下の2次グループG1-2にも属していてよい)のうちで、1次管理者Ad1と2次管理者Ad2とのいずれにも指定(登録)されていないメンバについては、「一般メンバ」と記載する場合がある。
【0023】
同図のユーザ管理構造によれば、連絡網サービス運用者のサービス管理部SVの階層下で、1以上のサービス利用団体OGが管理され、各サービス利用団体OGにおいては、管理グループG0、1次グループG1-1、2次グループG1-2の階層構造により管理される。
以下に、サービス管理部SV、管理グループG0、1次グループG1-1、2次グループG1-2の各管理者(サービス管理者Ad-sv、団体管理者Ad0、1次管理者Ad1、2次管理者Ad2)、及び一般メンバのそれぞれに対して規定された権限について説明する。
【0024】
サービス管理部SVのサービス管理者Ad-svは、連絡網サービス運用者と契約を締結した各サービス利用団体OGの連絡網サービスの利用に関する管理を統括して行う。
具体的に、サービス管理部SVのサービス管理者Ad-svは、サービス利用団体OGからの申し出に応じて、管理グループG0における団体管理者Ad0を設定する権限を有する。また、サービス管理者Ad-svは、配下の各サービス利用団体OGにおける1次グループG1-1と2次グループG1-2とについての登録、登録削除、及び登録編集を行う権限を有する。また、サービス管理者Ad-svは、1次グループG1-1と2次グループG1-2とに対応するメンバの登録、登録削除、及び登録編集を行うこと権限を有する。
【0025】
管理グループG0における団体管理者Ad0は、同じサービス利用団体OGに属する他のユーザのうちから、1以上の団体管理者Ad0を設定する権限を有する。
また、団体管理者Ad0は、配下の1次グループG1-1、2次グループG1-2を管理する権限を有する。
具体的に、団体管理者Ad0は、配下の1次グループG1-1、2次グループG1-2自体の登録、登録削除、及び登録編集を行うことができる。
また、団体管理者Ad0は、配下の1次グループG1-1、2次グループG1-2のそれぞれに属させるメンバの登録、登録削除、及び登録編集を行うことができる。
また、団体管理者Ad0は、配下の1次グループG1-1における1次管理者Ad1の登録、登録削除、及び登録編集を行うことができる。また、団体管理者Ad0は、配下の2次グループG1-2における2次管理者Ad2の登録、登録削除、及び登録編集を行うことができる。
また、団体管理者Ad0は、配下の1次グループG1-1及び2次グループG1-2にて送受信される連絡情報を閲覧することもできる。
【0026】
団体管理者Ad0としてのユーザは、上記のように階層下の1次グループG1-1、2次グループG1-2を管理するにあたり、管理端末200を利用する。団体管理者Ad0として登録されているユーザが管理端末200により連絡網サービスにログインした場合には、ユーザインターフェース画面として、団体管理者Ad0向けのユーザインターフェース画面が表示される。団体管理者Ad0向けのユーザインターフェース画面は、階層下の1次グループG1-1、2次グループG1-2を管理する操作が可能とされた管理画面である。団体管理者Ad0は、管理画面を操作することで、自己に付与された権限に応じた各種管理を行うことができる。
団体管理者Ad0は、配下の1次グループG1-1及び階層下の2次グループG1-2における各メンバについて登録されたユーザ情報を閲覧することができる。
【0027】
このような管理画面は、例えば機能が多く、正確な操作が求められることから、例えばパーソナルコンピュータのブラウザでの表示に限定され、例えばスマートフォンやタブレット端末に対応するブラウザでの表示は不可なようにされてよい。また、スマートフォンやタブレット端末等でのブラウザについてパーソナルコンピュータ対応のウェブページの表示を設定することにより、スマートフォンやタブレット端末によっても、管理画面の表示が可能なようにされてよい。
また、管理画面としてのユーザインターフェース画面の表示は、管理端末200に導入されているウェブブラウザまたは連絡網アプリケーションが、連絡網管理サーバ100が提供する連絡網サービスのサイトにアクセスすることにより表示されてよい。
【0028】
1次グループG1-1における1次管理者Ad1は、対応の1次グループG1-1と、その配下の2次グループG1-2を管理する権限を有する。
具体的に、1次管理者Ad1は、対応の1次グループG1-1における他の1次管理者Ad1の登録、登録削除、及び登録編集を行うことができる。
また、1次管理者Ad1は、配下の2次グループG1-2自体の登録、登録削除、及び登録編集を行うことができる。また、1次管理者Ad1は、配下の2次グループG1-2に属させるメンバの登録、登録削除、及び登録編集を行うことができる。また、1次管理者Ad1は、配下の2次グループG1-2における2次管理者Ad2の登録、登録削除、及び登録編集を行うことができる。
1次管理者Ad1は、対応の1次グループG1-1及び配下の2次グループG1-2における各メンバについて登録されたユーザ情報を閲覧することができる。
【0029】
2次グループG1-2における2次管理者Ad2は、対応の2次グループG1-2を管理する権限を有する。
具体的に、2次管理者Ad2は、対応の2次グループG1-2における他の2次管理者Ad2の登録、登録削除、及び登録編集を行うことができる。また、2次管理者Ad2は、対応の2次グループG1-2に属させるメンバの登録、登録削除、及び登録編集を行うことができる。
2次管理者Ad2は、対応の2次グループG1-2における各メンバについて登録されたユーザ情報を閲覧することができる。
【0030】
1次グループG1-1及び2次グループG1-2を含むメンバ階層に属するメンバは、連絡網システムを利用した連絡情報の授受を行うことができる。
【0031】
ただし、DM(ダイレクトメッセージ)に関しては、管理者としての権限を有する者(団体管理者Ad0、1次管理者Ad1、2次管理者Ad2)が作成し、自己の管理下のメンバに送信することが可能とされている。一方、管理者としての権限を有さない一般メンバは、自己がDMを作成して他のメンバに送信することはできない。一般メンバは、例えば管理者との間では、相互にDMを送受信するようにしてやりとりすることができる。この場合、一般メンバ同士でDMをやりとりすることはできない。
【0032】
また、団体管理者Ad0は、管理端末200にて表示させた管理画面にて、配下のメンバの連絡先を閲覧可能とされる。また、1次管理者Ad1、2次管理者Ad2は、自己のメンバ端末300にて表示させた連絡網利用画面にて、自己が属するのと同じグループ(1次グループG1-1または2次グループG1-2)に属するメンバごとの連絡先を閲覧可能とされる。
一方、管理者としての権限を有さない一般メンバは、自己のメンバ端末300の連絡網利用画面にて、他のメンバの連絡先を表示させることはできない。
このように、一般メンバに関して、他のメンバとのDMのやりとりや他のメンバの連絡先の閲覧の制限などがかけられることで、不用意な情報の漏洩を有効に抑止できる。
【0033】
メンバ階層に属するメンバは、連絡網システムを利用するにあたり、自己が所持するメンバ端末300により連絡網システムにログインする。連絡網システムにログインしたことに応じて、メンバ端末300には、連絡網サービスに対応するユーザインターフェース画面として、連絡網の利用に対応する連絡網利用画面を表示する。メンバは連絡網利用画面を操作することで、連絡情報の作成や送信を行い、送信された連絡情報の受信、閲覧を行うことができる。
このような連絡網利用画面に対する操作が行われるメンバ端末300は、メンバ各自が携帯し、業務中において必要に応じていつでも私用できるようにすることが求められる。そこで、メンバ端末300としては、スマートフォン、タブレット端末等の携帯性を有するネットワーク端末を使用することができる。また、メンバ端末300として、パーソナルコンピュータを使用することも可能とされてよい。連絡網利用画面としてのユーザインターフェース画面の表示は、メンバ端末300に導入されているウェブブラウザまたは連絡網アプリケーションが、連絡網管理サーバ100が提供する連絡網サービスのサイトにアクセスすることにより表示されてよい。
【0034】
具体的に、1つのサービス利用団体OGは、例えば各地に複数の営業所や店舗を展開する企業であってよい。この場合において、管理グループG0は、本社や本部が対応し、1次グループG1-1は、各地の営業所や店舗が対応し、2次グループG1-2は営業所や店舗における各部署や部門等であってよい。また、例えば大規模な企業等では、各地のグループ会社ごとに管理グループG0が設けられてもよい。
【0035】
図3は、連絡網管理サーバ100の機能構成例を示している。同図の連絡網管理サーバ100としての機能は、ハードウェアとしての連絡網管理サーバ100が備えるCPU、GPU等がプログラムを実行することにより実現される。
【0036】
同図の連絡網管理サーバ100は、通信部101、制御部102、及び記憶部103を備える。
【0037】
通信部101は、ネットワーク経由で管理端末200やメンバ端末300等のネットワーク端末と通信を行う。
【0038】
制御部102は、連絡網管理サーバ100における各種の制御を実行する。制御部102は、ユーザ管理部121、通信制御部122、及び画面提供部123を備える。
ユーザ管理部121は、連絡網サービスの利用者として契約しているサービス利用団体OGごとに属するユーザを管理する。ユーザ管理部121は、ユーザを管理するにあたり、団体管理情報記憶部131が記憶する団体管理情報におけるユーザ情報を管理するようにされてよい。
【0039】
通信制御部122は、サービス利用団体OGにおけるユーザごとの権限に応じた通信が行われるように制御する。
【0040】
画面提供部123は、ネットワーク端末(管理端末200、メンバ端末300)からのアクセスに応じたユーザインターフェース画面を提供する。
連絡網管理サーバ100は、アクセス(ログイン)にあたって使用されたユーザアカウントが団体管理者Ad0としての資格を有するユーザのものであった場合には、ログイン元のネットワーク端末が管理端末200であるものとして扱う。これに対して、連絡網管理サーバ100は、アクセス(ログイン)にあたって使用されたユーザアカウントが団体管理者Ad0以外のメンバとしてのユーザのものであった場合には、ログイン元のネットワーク端末がメンバ端末300であるものとして扱う。
画面提供部123は、アクセス元のネットワーク端末が管理端末200である場合には、管理端末200のブラウザにて管理画面としてのユーザインターフェース画面を表示させる。また、画面提供部123は、アクセス元のネットワーク端末がメンバ端末300である場合には、メンバ端末300のブラウザにて連絡網利用画面としてのユーザインターフェース画面を表示させる。
【0041】
記憶部103は、連絡網管理サーバ100に対応する各種の情報を記憶する。記憶部103は、団体管理情報記憶部131、及び連絡情報ログ記憶部132を備える。
【0042】
団体管理情報記憶部131は、本実施形態の連絡網サービスの利用者として契約したことで、サービス管理部SVの管理下にあるサービス利用団体OGごとの団体管理情報を記憶する。1つのサービス利用団体OGに対応する団体管理情報は、対応のサービス利用団体OGにおけるグループ構成とユーザとを管理するデータベースとしての情報である。
【0043】
連絡情報ログ記憶部132は、メンバ間で授受された連絡情報のログ(履歴)を記憶する。
【0044】
図4は、1のサービス利用団体OGに対応する団体管理情報としてのデータベース構造例を示すER図である。
団体管理情報は、管理グループエンティティET1、団体管理者エンティティET2、1次グループエンティティET11、1次グループメンバエンティティET12、2次グループエンティティET21、及び2次グループメンバエンティティET22とを含む。
【0045】
管理グループエンティティET1は、対応のサービス利用団体OGにおいて設けられた管理グループに関する情報を格納する。同図の管理グループエンティティET1は、管理グループID、管理者ユーザIDリスト、表示許可ユーザIDリスト、団体名、1次グループ数、メールアドレス、削除フラグ、サービスID、作成日時、及び更新日時の領域を含む。
管理グループIDの領域は、対応の管理グループに付与された識別子である管理グループIDを格納される。管理グループは、管理グループIDにより一意に識別される。
管理者ユーザIDリストの領域は、管理者ユーザIDリストを格納する。管理者ユーザIDリストは、対応の管理グループに属するものとして設定された団体管理者としてのユーザのユーザIDのリストである。
表示許可ユーザIDリストの領域は、表示許可ユーザIDリストを格納する。表示許可ユーザIDリストは、対応の管理グループに対応する管理画面をネットワーク端末に表示させることが許可されたユーザのユーザIDのリストである。
団体名の領域は、対応の管理グループを有する団体の名称(団体名)を格納する。
1次グループ数の領域は、対応の管理グループの階層下において登録された1次グループG1-1の数(1次グループ数)を格納する。
メールアドレスの領域は、対応の管理グループに付与されたメールアドレスを格納する。
削除フラグの領域は、対応の管理グループが削除されたか否かを示す削除フラグを格納する。
サービスIDの領域は、サービスIDを格納する。
作成日時の領域は、対応の管理グループエンティティET1が作成された日時(作成日時)を格納する。
更新日時の領域は、対応の管理グループエンティティET1が更新された日時(作成日時)を格納する。
【0046】
管理グループエンティティET1は、管理グループIDもしくは管理者ユーザIDリストを外部キーとして、1以上の団体管理者エンティティET2と対応付けられる。1つの団体管理者エンティティET2は、1人の団体管理者Ad0に関する情報を格納する。管理グループエンティティET1に対応付けられる団体管理者エンティティET2の数は、対応の管理グループG0において登録された団体管理者Ad0に対応する。
【0047】
同図の団体管理者エンティティET2は、ユーザID、管理グループID、名前、メールアドレス、作成日時、及び更新日時の領域を含む。
ユーザIDの領域は、対応の団体管理者Ad0としてのユーザを一意に示すユーザIDを格納する。
管理グループIDの領域は、対応の団体管理者Ad0が属する管理グループG0を一意に示す管理グループIDを格納する。
名前の領域は、対応の団体管理者Ad0の名前を格納する。
メールアドレスの領域は、対応の団体管理者Ad0のメールアドレスを格納する。
作成日時の領域は、対応の団体管理者エンティティET2が作成された日時(作成日時)を格納する。
更新日時の領域は、対応の団体管理者エンティティET2が更新された日時(更新日時)を格納する。
【0048】
1次グループエンティティET11は、1次グループG1-1ごとに対応して設けられ、対応の1次グループG1-1に関する情報を格納する。
同図に示されるように、1つの1次グループG1-1に対応する1次グループエンティティET11は、1次グループID、管理者ユーザIDリスト、表示許可ユーザIDリスト、管理グループID、1次グループ名、パスコード使用フラグ、パスコード、2次グループ数、メンバ数、休止メンバ数、状態、作成日時、及び更新日時の領域を含む。
【0049】
1次グループIDの領域は、対応の1次グループG1-1を一意に示す1次グループIDを格納する。
管理者ユーザIDリストの領域は、対応の1次グループG1-1に対応して登録された1次管理者Ad1のユーザIDのリスト(管理者ユーザIDリスト)を格納する。
表示許可ユーザIDリストの領域は、対応の1次グループG1-1に対応するユーザインターフェース画面の表示が許可されたユーザのリスト(表示許可ユーザIDリスト)を格納する。
管理グループIDの領域は、対応の1次グループG1-1を上位層にて管理する管理グループG0を示す管理グループIDを格納する。
1次グループ名の領域は、対応の1次グループG1-1に付された名称(1次グループ名)を格納する。
パスコード使用フラグの領域は、パスコードの使用の有無を示すパスコード使用フラグを格納する。
パスコードの領域は、パスコードを格納する。
2次グループ数の領域は、対応の1次グループG1-1の階層下において設定されている2次グループG1-2の数(2次グループ数)を格納する。
メンバ数の領域は、対応の1次グループG1-1に属するメンバ数を格納する。
休止メンバ数の領域は、対応の1次グループG1-1に属するメンバのうち休止中のメンバの数(休止メンバ数)を格納する。
状態の領域は、対応の1次グループG1-1に関する状態(ステータス)を示す情報を格納する。
作成日時の領域は、対応の1次グループエンティティET11が作成された日時(作成日時)を格納する。
更新日時の領域は、対応の1次グループエンティティET11が更新された日時(更新日時)を格納する。
【0050】
1次グループエンティティET11は、例えば1次グループIDを外部キーとして、1以上の1次グループメンバエンティティET12と対応付けられる。1つの1次グループメンバエンティティET12は、対応の1次グループに属するメンバ(1次グループメンバ)に関する情報を格納する。
1つの1次グループエンティティET11に対応付けられる1次グループメンバエンティティET12の数は、対応の1次グループG1-1に属するものとして登録されたメンバ(ユーザ)の数に対応する。
【0051】
同図に示されるように、1のメンバに対応する1次グループメンバエンティティET12は、1次グループメンバID、管理者ユーザIDリスト、表示許可ユーザIDリスト、ユーザID、1次グループID、メンバ名、メールアドレス、権限、メンバコード、所属2次グループ数、所属2次グループ情報、バッジ情報、メール通知フラグ、プッシュ通知フラグ、規約同意日時、サービスID、作成日時、更新日時の領域を含む。
【0052】
1次グループメンバIDの領域は、対応の1次グループメンバとしてのユーザに付与された識別子である1次グループメンバIDを格納する。
管理者ユーザIDリストの領域は、対応の1次グループG1-1に対応して登録された1次管理者Ad1のユーザIDのリスト(管理者ユーザIDリスト)を格納する。
表示許可ユーザIDリストの領域は、対応の1次グループG1-1に対応するユーザインターフェース画面の表示が許可されたユーザのリスト(表示許可ユーザIDリスト)を格納する。
ユーザIDの領域は、対応の1次グループメンバとしてのユーザに付与されているユーザIDを格納する。
1次グループIDの領域は、対応の1次グループG1-1の1次グループIDを格納する。
メンバ名の領域は、対応の1次グループメンバに付与された名称(メンバ名)を格納する。
メールアドレスの領域は、対応の1次グループメンバのメールアドレスを格納する。
権限の領域は、対応の1次グループメンバに付与された権限を示す情報(権限情報)を格納する。権限情報は、対応の1次グループメンバが1次管理者Ad1、2次管理者Ad2、一般メンバのいずれに区分されるのかを示す。また、権限情報は、1次管理者Ad1、2次管理者Ad2、一般メンバの区分ごとに対応して、対応の1次グループメンバに付与される具体的な権限の内容を示してよい。
メンバコードの領域は、メンバコードを格納する。
所属2次グループ数の領域は、対応の1次グループG1-1の階層下に所属する2次グループG1-2の数(所属2次グループ数)を格納する。
所属2次グループ情報の領域は、対応の1次グループG1-1の階層下に所属する2次グループG1-2に関する所定情報(所属2次グループ情報)を格納する。
バッジ情報の領域は、バッジに関する情報(バッジ情報)を格納する。
メール通知フラグの領域は、メール通知のオン・オフを示すメール通知フラグを格納する。
プッシュ通知フラグの領域は、プッシュ通知のオン・オフを示すプッシュ通知フラグを格納する。
規約同意日時の領域は、1次グループメンバとして連絡網サービスを利用するための規約に同意した日時(規約同意日時)を格納する。
サービスIDの領域は、サービスIDを格納する。
作成日時の領域は、対応の1次グループメンバエンティティET12が作成された日時(作成日時)を格納する。
更新日時の領域は、対応の1次グループメンバエンティティET12が更新された日時(更新日時)を格納する。
【0053】
2次グループエンティティET21は、2次グループG1-2ごとに対応して設けられ、対応の2次グループG1-2に関する情報を格納する。
同図に示されるように、1つの2次グループG1-2に対応する2次グループエンティティET21は、2次グループID、管理者ユーザIDリスト、表示許可ユーザIDリスト、1次グループID、全メンバフラグ、2次グループ名、メンバ数、サービスID、作成日時、及び更新日時の領域を含む。
【0054】
2次グループIDの領域は、対応の2次グループG1-2を一意に示す識別子である2次グループIDを格納する。
管理者ユーザIDリストの領域は、対応の2次グループG1-2に対応して登録された2次管理者Ad2のユーザIDのリスト(管理者ユーザIDリスト)を格納する。
表示許可ユーザIDリストの領域は、対応の2次グループG1-2に対応するユーザインターフェース画面の表示が許可されたユーザのリスト(表示許可ユーザIDリスト)を格納する。
1次グループIDの領域は、対応の2次グループG1-2を配下におく上位の1次グループG1-1の1次グループIDを格納する。
全メンバフラグの領域は、全メンバフラグを格納する。
2次グループ名の領域は、対応の2次グループG1-2に付与された名称(2次グループ名)を格納する。
メンバ数の領域は、対応の2次グループG1-2に属するメンバの数(メンバ数)を格納する。
サービスIDの領域は、サービスIDを格納する。
作成日時の領域は、対応の2次グループエンティティET21が作成された日時(作成日時)を格納する。
更新日時の領域は、対応の2次グループエンティティET21が更新された日時(更新日時)を格納する。
【0055】
2次グループメンバエンティティET22は、2次グループG1-2に属するメンバ(2次グループメンバ)ごとに対応して設けられ、対応の2次グループメンバに関する情報を格納する。
2次グループメンバエンティティET22は、例えば2次グループIDをキーとして、対応の2次グループG1-2の2次グループエンティティET21と対応付けられる。また、2次グループメンバエンティティET22は、1次グループメンバIDをキーとして、同じユーザの1次グループメンバエンティティET12とも対応付けられる。
【0056】
同図の2次グループメンバエンティティET22は、2次グループメンバID、1次グループメンバID、2次グループID、管理者ユーザIDリスト、リーダーズIDリスト、メンバ名、メールアドレス、メンバコード、2次グループ通知フラグ、2次グループ情報の受信ボックス表示、作成日時、及び更新日時の領域を含む。
【0057】
2次グループメンバIDの領域は、対応の2次グループメンバとしてのユーザを一意に示す2次グループメンバIDを格納する。
1次グループメンバIDの領域は、対応の2次グループメンバに付与されている1次グループメンバIDを格納する。2次グループメンバは、対応の2次グループG1-2を配下とする1次グループG1-1にも属していることから、自己が属する1次グループG1-1において1次グループメンバIDが付与されている。
2次グループIDの領域は、対応の2次グループメンバが属する2次グループG1-2の2次グループIDを格納する。
管理者ユーザIDリストの領域は、対応の2次グループメンバが属する2次グループG1-2に対応して登録された2次管理者Ad2のユーザIDのリスト(管理者ユーザIDリスト)を格納する。
リーダーズIDリストの領域は、リーダーズIDリストを格納する。
メンバ名の領域は、対応の2次グループメンバとしてのユーザに付したメンバ名を格納する。
メールアドレスの領域は、対応の2次グループメンバのメールアドレスを格納する。
メンバコードの領域は、対応の2次グループメンバのメンバコードを格納する。
2次グループ通知フラグは、2次グループに対応する通知のオン・オフを示す2次グループ通知フラグを格納する。
2次グループ情報の受信ボックス表示の領域は、2次グループ情報の受信ボックス表示のオン・オフを示すフラグを格納する。
作成日時の領域は、対応の2次グループメンバエンティティET22が作成された日時(作成日時)を格納する。
更新日時の領域は、対応の2次グループメンバエンティティET22が更新された日時(更新日時)を格納する。
【0058】
同図の団体管理情報の構造のもとでは、管理グループエンティティET1、1次グループエンティティET11、2次グループエンティティET21が、対応のサービス利用団体OGにおける管理グループ、1次グループG1-1、及び2次グループG1-2によるグループ構成を示すグループ管理情報となる。
また、団体管理者エンティティET2、1次グループメンバエンティティET12、及び2次グループメンバエンティティET22が、対応のサービス利用団体OGにおけるユーザを管理するユーザ情報となる。すなわち、このようなユーザ情報を含む団体管理情報を記憶する団体管理情報記憶部131は、ユーザ情報記憶部の一例である。
【0059】
前述のように、管理グループG0に属する団体管理者Ad0は、管理端末200により連絡網管理システムにログインし、管理端末200にて表示させた管理画面を操作することで、配下のグループ(1次グループG1-1、2次グループG1-2)のメンバを登録することができる。
そこで、図5を参照して、本実施形態の連絡網システムにおいて、管理グループG0に属する団体管理者Ad0が、グループメンバの登録に関して行う操作手順例について説明する。ここでは、団体管理者Ad0が1次グループメンバを登録する場合を例に挙げるが、団体管理者Ad0が2次グループメンバを登録する際の操作手順も、以下の説明に準じて可能なようにされてよい。
【0060】
1次グループメンバを新規登録するにあたり、団体管理者Ad0は、自分の管理端末200を操作して連絡網システムにログインさせる。団体管理者Ad0は、ログインした管理端末200の表示部に、これより新規にメンバを登録する対象となる1次グループG1-1の1次グループメンバ一覧画面を表示させる。
【0061】
図5(A)は、1次グループメンバ一覧画面の一例を示している。同図の1次グループメンバ一覧画面は、団体管理者Ad0によるログインに対応して管理端末200にて表示される管理画面の1つである。このように団体管理者Ad0としての権限に応じた管理端末200での管理画面の表示の制限に関する制御は、連絡網管理サーバ100にける画面提供部123が行う。
【0062】
図5(A)の1次グループメンバ一覧画面においては、対応の1次グループメンバを検索する検索エリアAR1が設けられている。
1次グループメンバ一覧画面において、検索エリアAR1の下に、メンバーリストエリアAR2が配置される。メンバーリストエリアAR2においては、対応の1次グループG1-1に属する1次グループメンバのリスト項目が上から下にかけて配置される。
【0063】
図5(A)の1次グループメンバ一覧画面には、追加ボタンBT1が配置されている。団体管理者Ad0は、追加ボタンBT1を操作する。追加ボタンBT1操作されたことに応じて、管理端末200の表示部には図5(B)のメンバ登録画面が表示される。
団体管理者Ad0は、表示されたメンバ登録画面に対して、必要事項を入力する操作を行う。具体的に、同図のメンバ登録画面の場合には、新規登録対象のメンバのメールアドレス、メンバ名、権限、メンバコードを入力するようにされている。権限については、予め用意された選択肢のうちから選択する操作が可能とされている。同図においては、権限として、「管理者(1次管理者Ad1)」が選択された例が示されている。
団体管理者Ad0は、必要事項を入力し終えると、メンバ登録画面に配置された登録ボタンBT2を操作する。
【0064】
登録ボタンBT2が操作されたことに応じて、管理端末200は、連絡網管理サーバ100に対して、メンバ登録要求を送信する。メンバ登録要求には、登録対象の1次グループを示す1次グループIDと、図5(B)のメンバ登録画面に対して入力された事項の情報とが含まれる。
【0065】
連絡網管理サーバ100において、ユーザ管理部121は、メンバ登録要求の受信に応じて、1次グループメンバの新規登録を実行する。具体的に、ユーザ管理部121は、新規登録対象の1次グループメンバに対応する1次グループメンバエンティティET12を生成する。生成された1次グループメンバエンティティET12の権限の情報は、図5(B)のメンバ登録画面に対する団体管理者Ad0の操作により選択された権限として1次管理者Ad1であることを示す。
また、ユーザ管理部121は、1次グループメンバエンティティET12の生成に応じて、対応の1次グループエンティティET11におけるメンバ数等の関連する情報の更新を行う。
このようにして団体管理情報の更新が行われることで、1のユーザが1次グループメンバとして新規に登録される。
【0066】
次に、図6を参照して、本実施形態の連絡網システムにおいて、1次グループG1-1の1次管理者Ad1が、グループメンバの登録に関して行う操作手順例について説明する。ここでは、1次グループメンバを登録する場合を例に挙げるが、1次管理者Ad1もしくは2次管理者Ad2が2次グループメンバを登録する際の操作手順も、以下の説明に準じて可能なようにされてよい。
【0067】
1次グループメンバを新規に登録することのできる権限は、団体管理者Ad0と対応の1次グループG1-1の1次管理者Ad1のいずれかとなる。ここでは、対応の1次グループG1-1の1次管理者Ad1が、1次グループメンバを新規登録する場合を例に挙げる。
【0068】
1次グループメンバを新規登録するにあたり、1次管理者Ad1は、自分のメンバ端末300を操作して連絡網システムにログインさせる。1次管理者Ad1は、ログインしたメンバ端末300の表示部に、ユーザインターフェース画面として、自分が1次管理者Ad1として管理する1次グループG1-1の1次グループメンバ一覧画面を表示させる。
【0069】
1次グループメンバ一覧画面は、例えば、1次グループG1-1を関する1次管理者Ad1としてのユーザ(メンバ)のログインに対応して表示可能とされ、一般メンバのログインに対応しては表示されないユーザインターフェース画面である。つまり、1次グループメンバ一覧画面は、1次管理者Ad1が、1次グループG1-1を管理する権限を有していることに対応して表示されるユーザインターフェース画面である。
このようなメンバの権限に応じたメンバ端末300でのユーザインターフェース画面の表示の制限に関する制御は、連絡網管理サーバ100にける画面提供部123が行う。
【0070】
図6(A)は、1次グループメンバ一覧画面の一例を示している。同図の1次グループメンバ一覧画面の最上段においては、対応の1次グループメンバを検索する検索エリアAR10が設けられている。
1次グループメンバ一覧画面において、検索エリアAR10の下に、メンバーリストエリアAR20が配置される。メンバーリストエリアAR20においては、対応の1次グループG1-1に属する1次グループメンバのリスト項目が上から下にかけて配置される。また、同図のメンバーリストエリアAR20においては、1次グループメンバのうち、1次管理者Ad1であるメンバが上位に配置されるようになっている。
【0071】
また、図6(A)の1次グループメンバ一覧画面には追加ボタンBT10が配置されている。1次管理者Ad1は、追加ボタンBT10を操作する。追加ボタンBT10が操作されたことに応じて、メンバ端末300の表示部には図6(B)のメンバ登録画面が表示される。
1次管理者Ad1は、表示されたメンバ登録画面に対して、必要事項を入力する操作を行う。具体的に、同図のメンバ登録画面の場合には、新規登録対象のメンバのメールアドレス、メンバ名、権限、メンバコードを入力するようにされている。権限については、予め用意された選択肢のうちから選択する操作が可能とされている。
1次管理者Ad1は、必要事項を入力し終えると、メンバ登録画面に配置された登録ボタンBT20を操作する。
【0072】
登録ボタンBT20が操作されたことに応じて、メンバ端末300は、連絡網管理サーバ100に対して、メンバ登録要求を送信する。メンバ登録要求には、登録対象の1次グループを示す1次グループIDと、図6(B)のメンバ登録画面に対して入力された事項の情報都が含まれる。
【0073】
連絡網管理サーバ100において、ユーザ管理部121は、メンバ登録要求の受信に応じて、1次グループメンバの新規登録を実行する。具体的に、ユーザ管理部121は、新規登録対象の1次グループメンバに対応する1次グループメンバエンティティET12を生成する。生成された1次グループメンバエンティティET12の権限の情報には、図6(B)のメンバ登録画面に対する1次管理者Ad1の操作により選択された権限が示される。
また、ユーザ管理部121は、1次グループメンバエンティティET12の生成に応じて、対応の1次グループエンティティET11におけるメンバ数等の関連する情報の更新を行う。
このようにして、1次管理者Ad1がメンバ端末300を操作することによっても、1のユーザを1次グループメンバとして登録することができる。
【0074】
次に、図7を参照して、1つのグループにおける連絡の授受に対応してメンバが行う操作手順例について説明する。同図では、或る1次グループG1-1の1次管理者Ad1が、同じ1次グループG1-1に属するメンバに対して連絡を行う場合を例に挙げる。
また、同図では、連絡として、1次管理者Ad1が、各メンバに所定の日におけるシフト可能な時間帯の回答を求めるアンケートを作成し、作成したアンケートを対応の1次グループG1-1の各メンバに対して一斉に送信する場合を例に挙げる。
【0075】
この場合、1次管理者Ad1は、自分のメンバ端末300の表示部にて、連絡網利用画面(ユーザインターフェース画面)として連絡作成画面を表示させる。
図7(A)は、連絡作成画面の一例を示している。同図の連絡作成画面においては、宛先、件名、本文を入力する欄が設けられている。また、同図の連絡作成画面は、アンケートを作成する操作が可能とされている。また、同図の連絡作成画面は、添付ファイルを添付する操作も可能とされている。
【0076】
1次管理者Ad1は、自己が属する1次グループG1-1を越えてメンバに連絡情報を送信することができないように権限が設定されてよい。この場合の1次管理者Ad1は、連絡作成画面に対する操作により、自己が属する1次グループG1-1に属する全メンバを宛先として指定する。
また、1次管理者Ad1は、件名と本文とを入力する操作を行う。また、1次管理者Ad1は、アンケートを作成する操作を行う。1次管理者Ad1は、作成したアンケートの送信を指示する操作を行う。
【0077】
アンケートの送信を指示する操作が行われたことに応じて、1次管理者Ad1のメンバ端末300は連絡実行要求を連絡網管理サーバ100に送信する。連絡実行要求には、送信元のユーザのユーザID、図7(A)の連絡作成画面に対する操作により入力された宛先、件名、本文、アンケートの情報等が含まれる。
【0078】
連絡網管理サーバ100において通信制御部122は、受信した連絡実行要求に含まれる件名、本文、アンケートの情報等によりアンケートを含む連絡情報を生成する。通信制御部122は、生成した連絡情報を、受信した連絡実行要求に含まれる宛先ごとに一斉に送信する。ここでの送信の処理は、例えば連絡網管理サーバ100にて構築されたメールサーバを構築し、当該メールサーバに割り当てられた記憶部103の記憶領域にて、送信対象とされた連絡情報を記憶させることによって行われてよい。
【0079】
上記のように連絡情報が送信されたことに応じて、連絡網管理サーバ100の通信制御部122は、宛先ごとに対応するメンバのメンバ端末300にて、連絡情報が送信されたことの通知が行われるように制御する。連絡情報が送信されたことの通知は、例えばプッシュ通知により行われてもよい。
通知を受けたメンバは、自己のメンバ端末300にて受信ボックスとしての通信網利用画面(ユーザインターフェース画面)を表示させる。
【0080】
図7(B)は、メンバ端末300にて表示された受信ボックスの一例を示している。同図の受信ボックスにおいては、対応のメンバが受信した連絡情報の一覧が示されている。受信ボックスにおける連絡情報の一覧は、メンバが未読とされた連絡情報のリスト項目が優先して上段から配置されるようになっている。
【0081】
受信ボックスにおける連絡情報のリスト項目に対して例えばタップ操作を行うことにより、対応の連絡情報の詳細が示される連絡情報画面が表示される。
図7(C)は、図7(B)における最上段のリスト項目を操作したことに応じて表示された連絡情報画面の一例を示している。同図の連絡情報画面においては、宛先、件名、本文とともに、アンケートの内容が表示されている。メンバは、アンケートとして提示された選択肢のうちからいずれかを選択し、送信操作を行うことができる。送信操作が行われたことに応じて、メンバ端末300から連絡網管理サーバ100にアンケートの回答が送信される。連絡網管理サーバ100は、受信したアンケートの回答を記憶する。また、連絡網管理サーバ100は、受信したアンケートの回答を集計する処理を行ってもよい。
【0082】
アンケートの連絡情報を送信した1次管理者Ad1は、メンバによるアンケートの回答状況を確認する際には、連絡網利用画面(ユーザインターフェース画面)として、送信結果画面を自己のメンバ端末300に表示させる。
図8(A)は、送信結果画面の一態様例を示している。同図の送信結果画面は、1次管理者Ad1が送信したアンケートの連絡情報の送信結果を示す。
送信結果画面においては、送信した連絡情報がアンケートであったことに応じて、アンケート結果確認ボタンBT40が配置されている。1次管理者Ad1は、アンケート結果を確認しようとする際には、アンケート結果確認ボタンBT40を操作する。
【0083】
アンケート結果確認ボタンBT40が操作されたことに応じて、メンバ端末300の表示部には、アンケート結果確認画面が表示される。
図8(B)は、アンケート結果確認画面の一例を示している。同図のアンケート結果確認画面においては、アンケートに対して回答したメンバの数、アンケートに対して未回答のメンバの数、メンバごとの具体的な回答内容(シフトが可能な時間帯)等が提示されている。
【0084】
また、図8(A)の送信結果画面における既読情報エリアAR40を操作した場合には、メンバ端末300の表示部にて既読メンバ一覧画面が表示される。
図8(C)は、既読メンバ一覧画面の一例を示している。既読メンバ一覧画面においては、アンケートの連絡情報を既読しているメンバのリストが提示される。
【0085】
また、1次管理者Ad1は、図8(A)の送信結果画面に対する操作により、アンケートに回答していないメンバを対象にリマインドを行うことができる。リマインドを行う場合、1次管理者Ad1は、送信結果画面に配置されたリマインドボタンBT50を操作する。
リマインドボタンBT50が操作されたことに応じて、メンバ端末300の表示部には、リマインド操作画面が表示される。
【0086】
図8(D)はリマインド操作画面の一例を示している。同図のリマインド操作画面は、リマインドの送信先として、未読メンバと未回答メンバとの一方または双方を選択可能とされている。同図においては、チェックボックスを利用して未読メンバと未回答メンバとのそれぞれを個別にリマインドの送信先として指定できるようになっている。リマインドの送信先を指定すると、1次管理者Ad1は、リマインド操作画面におけるリマインド送信ボタンBT60を操作する。
【0087】
リマインド送信ボタンBT60が操作されたことに応じて、メンバ端末300は、リマインド要求を連絡網管理サーバ100に送信する。リマインド要求には、対応のアンケートの連絡情報を示す連絡情報IDと、リマインド操作画面に対する操作によって指定されたリマインドの送信先を示す情報が含まれる。
連絡網管理サーバ100は、受信したリマインド要求において示されるリマインドの送信先に該当するメンバを特定し、特定したメンバにリマインドを送信する。
【0088】
なお、上記実施形態においては、管理グループG0の階層下において、1次グループG1-1、2次グループG1-2の2階層によりグループを設定する例を示した。しかしながら、管理グループG0の階層下において、設定されるグループの階層数は3以上であってよい。
【0089】
なお、本実施形態の階層構造によるユーザの管理と、階層ごとにおけるユーザの権限付与の構成は、連絡網システム以外のシステムにも適用されてよい。
【0090】
なお、本実施形態の連絡網管理サーバ100としての機能は、複数の装置に分散され、分散された複数の装置がネットワーク経由の通信を介して連携することにより実現されてよい。
【0091】
なお、上述の連絡網管理サーバ100、管理端末200、及びメンバ端末300等としての機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述の連絡網管理サーバ100、管理端末200、及びメンバ端末300等としての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0092】
<付記>
(1)本実施形態の一態様は、1の団体に属するユーザがネットワーク端末を用いて前記ユーザ間で連絡の授受を行うようにされた連絡網システムであって、前記1の団体に属するユーザごとに対応するユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部と、前記1の団体に属するユーザを、連絡の送受信範囲として規定される1以上の連絡グループと、前記連絡グループの上位において、前記連絡グループを管理する権限を有する管理グループとのうちの少なくともいずれか1つに属させるようにして、前記ユーザ情報を管理するユーザ管理部とを備える連絡網システムである。
【0093】
(2)本実施形態の一態様は、(1)に記載の連絡網システムであって、前記ユーザ管理部は、1つの連絡グループにおいて、さらに1以上の下層の連絡グループを設定し、前記1の団体に属するものとして登録されたユーザを、下層の連絡グループのうちの1以上のいずれかに属させるようにして前記ユーザ情報を管理可能とされる。
【0094】
(3)本実施形態の一態様は、(1)または(2)に記載の連絡網システムであって、前記ユーザ管理部は、前記連絡グループに属するユーザのうちから、対応の連絡グループを管理する権限として、対応の連絡グループへのユーザの登録に関する管理が可能な管理ユーザを設定するように前記ユーザ情報を管理可能とされる。
【0095】
(4)本実施形態の一態様は、(3)に記載の連絡網システムであって、1つの連絡グループにおいて、前記管理ユーザと前記管理ユーザではないユーザとの間での連絡情報の送受信を許容し、前記管理ユーザではないユーザ同士の直接的な連絡情報の送受信を禁止するように制御する通信制御部を備える。
【0096】
(5)本実施形態の一態様は、(1)から(4)の1つに記載の連絡網システムであって、前記管理グループに属するユーザのユーザアカウントによるネットワーク端末からのログインに応じて、前記ネットワーク端末にて、連絡グループ管理のための管理画面を表示させ、前記連絡グループに属するユーザのユーザアカウントによるネットワーク端末からのログインに応じて、前記ネットワーク端末にて、前記連絡グループにおいて連絡情報の授受の関連する操作が行われる連絡網操作画面を表示させる画面提供部をさらに備える。
【0097】
(6)本実施形態の一態様は、1の団体に属するユーザがネットワーク端末を用いて前記ユーザ間で連絡の授受を行うようにされた連絡網システムにおけるユーザ管理方法であって、前記1の団体に属するユーザごとに対応するユーザ情報をユーザ情報記憶部に記憶させ、前記1の団体に属するユーザを、連絡の送受信範囲として規定される1以上の連絡グループと、前記連絡グループの上位において、前記連絡グループを管理する権限を有する管理グループとのうちの少なくともいずれか1つに属させるようにして、前記ユーザ情報を管理するユーザ管理ステップを含むユーザ管理方法である。
【0098】
(7)本実施形態の一態様は、1の団体に属するユーザがネットワーク端末を用いて前記ユーザ間で連絡の授受を行うようにされた連絡網システムにおけるコンピュータを、前記1の団体に属するユーザごとに対応するユーザ情報をユーザ情報記憶部に記憶させ、前記1の団体に属するユーザを、連絡の送受信範囲として規定される1以上の連絡グループと、前記連絡グループの上位において、前記連絡グループを管理する権限を有する管理グループとのうちの少なくともいずれか1つに属させるようにして、前記ユーザ情報を管理するユーザ管理部として機能させるためのプログラムである。
【符号の説明】
【0099】
100 連絡網管理サーバ、101 通信部、102 制御部、103 記憶部、121 ユーザ管理部、122 通信制御部、123 画面提供部、131 団体管理情報記憶部、132 連絡情報ログ記憶部、200 管理端末、300 メンバ端末
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8