(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024046361
(43)【公開日】2024-04-03
(54)【発明の名称】電子機器、電子機器の制御方法及び制御プログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 9/4401 20180101AFI20240327BHJP
【FI】
G06F9/4401
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022151690
(22)【出願日】2022-09-22
(71)【出願人】
【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100199565
【弁理士】
【氏名又は名称】飯野 茂
(74)【代理人】
【識別番号】100209048
【弁理士】
【氏名又は名称】森川 元嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100212705
【弁理士】
【氏名又は名称】矢頭 尚之
(74)【代理人】
【識別番号】100219542
【弁理士】
【氏名又は名称】大宅 郁治
(74)【代理人】
【識別番号】100162570
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 早苗
(72)【発明者】
【氏名】小澤 健夫
【テーマコード(参考)】
5B376
【Fターム(参考)】
5B376AE15
(57)【要約】
【課題】電源投入後における操作性の向上が図られた電子機器、電子機器の制御方法及び制御プログラムを提供すること。
【解決手段】電子機器は、外部の通信機器と通信する通信部と、表示部と、電源投入後の初期設定動作中に、通信部を介して通信機器より情報を受信した場合には、初期設定動作の終了後に表示部に表示される表示内容を受信された情報に基づいて制御する制御部とを備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部の通信機器と通信する通信部と、
表示部と、
電源投入後の初期設定動作中に、前記通信部を介して前記通信機器より情報を受信した場合には、前記初期設定動作の終了後に前記表示部に表示される表示内容を前記受信された情報に基づいて制御する制御部と、
を具備する電子機器。
【請求項2】
前記情報は、前記表示部に表示されるべき表示内容を示す情報を含む請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
コンテンツデータを記憶する記憶部をさらに具備し、
前記制御部は、前記コンテンツデータの起動指示を含む前記情報を受けた場合に、前記コンテンツデータへのショートカットを前記表示部に表示する請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記制御部は、前記電子機器の追加のコンテンツデータのダウンロードの指示を含む前記情報を受けた場合に、前記ダウンロードを要求するためのショートカットを前記表示部に表示する請求項1に記載の電子機器。
【請求項5】
前記コンテンツデータは、学習のための教材データに含まれる請求項3又は4に記載の電子機器。
【請求項6】
前記情報は、前記電子機器によって作成された条件に基づいて前記通信機器から送信される請求項1に記載の電子機器。
【請求項7】
表示部を備える電子機器が実行する制御方法であって
電子機器の電源投入後の初期設定動作中に、通信部を介して通信機器より情報を受信した場合には、前記初期設定動作の終了後に表示部に表示される表示内容を前記受信された情報に基づいて制御するステップ、
を含む電子機器の制御方法。
【請求項8】
電子機器の電源投入後の初期設定動作中に、通信部を介して通信機器より情報を受信した場合には、前記初期設定動作の終了後に表示部に表示される表示内容を前記受信された情報に基づいて制御する手順、
をプロセッサに実行させるための電子機器の制御プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本実施形態は、電子機器、電子機器の制御方法及び制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
電子辞書等の電子機器は、各種のコンテンツを記憶している。コンテンツを選択するためのインターフェイスとして、メインメニューに表示されたコンテンツの一覧の中からユーザが所望のコンテンツを選択するものが知られている。メインメニューに表示させるコンテンツをユーザの操作履歴に応じて変更する技術も知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
メインメニューに表示させるコンテンツをユーザの操作履歴に応じて変更する場合であっても、例えば一度電子機器がリセットされた場合は、購入当初の画面が初期画面として表示されることになる。これでは、必ずしもユーザにとっては使い勝手の良い仕様とは言えない。
【0005】
実施形態は、電源投入後における操作性の向上が図られた電子機器、電子機器の制御方法及び制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の電子機器は、外部の通信機器と通信する通信部と、表示部と、電源投入後の初期設定動作中に、通信部を介して通信機器より情報を受信した場合には、初期設定動作の終了後に表示部に表示される表示内容を受信された情報に基づいて制御する制御部とを備える。
【発明の効果】
【0007】
実施形態は、電源投入後における操作性の向上が図られた電子機器、電子機器の制御方法及び制御プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、実施形態に係るシステムの構成の一例を示す図である。
【
図2】
図2は、電子辞書及び時計の詳細な構成を示す図である。
【
図3】
図3は、電子辞書におけるスケジュールデータの作成処理を示すフローチャートである。
【
図4】
図4は、英和辞書コンテンツにおける英単語の検索結果の表示画面の一例を示す図である。
【
図5】
図5は、テストコンテンツの作成結果の表示画面の一例を示す図である。
【
図6】
図6は、スケジュール作成画面の一例を示す図である。
【
図7】
図7は、時計におけるスケジュールデータの登録処理を示すフローチャートである。
【
図8】
図8は、時計における通知処理を示すフローチャートである。
【
図11】
図11は、時計におけるタッチ入力の一例を示す図である。
【
図12】
図12は、電子辞書の初期設定動作時の処理を示すフローチャートである。
【
図13】
図13は、通常のメニュー表示の一例を示す図である。
【
図14】
図14は、ショートカット付きのメニュー表示の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係るシステム1の構成の一例を示す図である。システム1は、電子辞書10と、通信機器20とを含む。電子辞書10と通信機器20とは、例えば無線によって通信可能に接続される。また、システム1は、サーバ30を含んでいてもよい。サーバ30は、ネットワーク40を介して電子辞書10及び通信機器20と通信可能に接続される。ネットワーク40は、例えばインターネットである。
【0010】
以下、電子辞書10及び通信機器20についてさらに説明する。
図2は、電子辞書10及び通信機器20の詳細な構成を示す図である。
【0011】
電子辞書10は、通信機器20からみた場合の外部の電子機器に相当し、プロセッサ11と、ROM12と、RAM13と、ストレージ14と、入力装置15と、表示装置16と、通信装置17aと、通信装置17bとを有する。これらの各々は、システムバスを介して互いに接続されている。電子辞書10は、電子辞書アプリケーションがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC)、タブレット端末、スマートフォン等の電子機器であってもよい。
【0012】
プロセッサ11は、電子辞書10の各種動作を制御するプロセッサである。プロセッサ11は、CPU(Central Processing Unit)等を含む集積回路であってよい。プロセッサ11として、CPU以外のプロセッサ、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、GPU(Graphic Processing unit)等が用いられてもよい。プロセッサ11は、電子辞書制御プログラム141及びスケジュール作成プログラム142に従って処理を実行することによって制御部として動作する。
【0013】
ROM12は、電子辞書10の起動プログラム等を記録している。RAM13は、プロセッサ11等のための主記憶装置である。
【0014】
ストレージ14は、記憶部として動作し得る。ストレージ14には、プロセッサ11で用いられる電子辞書制御プログラム141、スケジュール作成プログラム142等の各種プログラム、パラメータ等が記憶されている。プロセッサ11は、入力装置15からの入力信号等に応じて各種プログラムを実行することで電子辞書10の動作を制御する。電子辞書制御プログラム141は、ユーザの指示に基づいて電子辞書10に収録されている教材データ143に対する各種の処理を実行する等の電子辞書の全体の制御のためのプログラムである。電子辞書制御プログラム141は、例えば、教材データ143に含まれるコンテンツを表示装置16に表示する処理、表示されたコンテンツに対するユーザからの指示に対して応答を返す処理を実行するためのプログラムであり得る。また、電子辞書制御プログラム141は、通信機器20からの通知に従って各種の処理を実行するプログラムでもあり得る。スケジュール作成プログラム142は、コンテンツの起動に関わるスケジュールデータを作成するためのプログラムである。スケジュールデータは、起動の対象となるコンテンツを特定するための情報、スケジュールされたコンテンツの起動条件の情報を含み得る。コンテンツを特定するための情報は、コンテンツ毎に割り当てられるID等である。起動条件の情報は、起動日時の情報、起動場所の情報、ユーザによって指定された通信機器20の特定のアプリケーションの起動回数等である。
【0015】
教材データ143は、辞書データ、参考書データ、問題集データ、テストデータといったユーザの学習のために利用される各種のコンテンツのためのデータである。例えば、辞書データは、国語辞典、英和辞典といった単語等の語句と、その意味等が関連付けられて記憶されたデータである。参考書データは、教科書の解説等が記憶されたデータである。問題集データは、各種の教科の問題と、その解答及び解説とが関連付けられて記憶されたデータである。テストデータは、各種のテストを実施するためのデータである。テストは、問題集データを参照して実施されてもよい。教材データ143は、サーバ30等からダウンロードされることによって追加されてもよい。
【0016】
入力装置15は、入力キー、後述の表示装置の画面に設けられた透明のタッチパネル等を含む。また、入力装置15は、マイクロホン等の音声入力装置を含んでいてもよい。入力装置15を介したユーザ操作に応じて、そのユーザ操作の内容を示す信号がプロセッサ11に入力される。
【0017】
表示装置16は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等である。表示装置16は、電子辞書10に一体的に設けられていてもよいし、電子辞書10とは別に設けられていてもよい。表示装置16には、各種の画像が表示される。
【0018】
通信装置17aは、通信機器20と通信するための回路を含む。通信装置17aは、例えばBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)といった近距離通信のための回路を含む。
【0019】
通信装置17bは、例えばサーバ30とネットワーク40を介して通信するための回路を含む。通信装置17bは、Wi-Fi(登録商標)通信回路といった回路を含む。
【0020】
通信機器20は、プロセッサ21と、ROM22と、RAM23と、ストレージ24と、計時回路25と、測位モジュール26と、入力装置27と、表示装置28と、通信装置29aと、通信装置29bとを有するスマートウォッチにウェアラブルな通信機器である。これらの各々は、システムバスを介して互いに接続されている。また、通信機器20は、無線通信デバイスを備えるタブレット端末、スマートフォン等の電子機器であってもよい。
【0021】
プロセッサ21は、通信機器20の各種動作を制御するプロセッサである。プロセッサ21は、CPU等を含む集積回路であってよい。プロセッサ21として、CPU以外のプロセッサ、例えば、ASIC、FPGA、GPU等が用いられてもよい。プロセッサ21は、時計制御プログラム241及び通知プログラム242に従って処理を実行することによって制御部として動作する。
【0022】
ROM22は、プロセッサ21等の動作に用いられる情報を記録している。RAM23は、プロセッサ21等の動作のための主記憶装置である。
【0023】
ストレージ24には、プロセッサ21で用いられる時計制御プログラム241、通知プログラム242等の各種プログラム、パラメータ等が記憶されている。プロセッサ21は、各種プログラムを実行することで通信機器20の動作を制御する。時計制御プログラム241は、計時回路25の制御、表示装置28の制御といった通信機器20の全体の制御のためのプログラムである。通知プログラム242は、電子辞書10において作成されたスケジュールデータ243に基づき、表示装置28に各種のユーザへの通知を表示する処理を実行するためのプログラムである。スケジュールデータ243は、電子辞書10において作成されるスケジュールデータである。
【0024】
計時回路25は、時刻を計り、計った時刻をユーザが視認できるように提示する回路である。計時回路25は、例えば水晶振動子を用いて時間を計る。計時回路25は、正確な時刻を計ることができるものであれば特に限定されない。また、時刻を提示するための構成も長針と短針とを用いたアナログ方式であってもよいし、表示装置28を用いたデジタル方式であってもよい。また、計時回路25は、通知のためのアラーム音等を再生するための回路を備えていてよい。この場合、計時回路25は、通知部として動作し得る。
【0025】
測位モジュール26は、衛星測位システムを利用した位置検出を行う。測位モジュール26は、GPS衛星等といった航法衛星から送信された電波の情報に基づいて、通信機器20の現在位置に関する情報を生成する。
【0026】
入力装置27は、通信機器20の各種の操作をするための各種の操作部を含む装置である。入力装置27は、入力装置27の操作がされると、操作された装置に応じた信号がプロセッサ21に入力される。入力装置27は、ボタン、ダイヤル、タッチパネル等を含む。
【0027】
表示装置28は、通知部として動作し得る。表示装置28は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等である。表示装置28には、各種の画像が表示される。前述したように、表示装置28は、計時回路25によって計られた時刻を表示するように構成されていてもよい。
【0028】
通信装置29aは、電子辞書10と通信するための回路を含む。すなわち、通信装置29aは、通信装置17aと同じ通信のための回路を含む。例えば、通信装置17aがBLE通信回路を含むのであれば、通信装置29aもBLE通信回路を含む。
【0029】
通信装置29bは、サーバ30とネットワーク40を介して通信するための回路を含む。通信装置29bは、Wi-Fi通信回路といった回路を含む。
【0030】
次に、システム1の動作を説明する。実施形態では、電子辞書10に関する各種のユーザに対する通知が通信機器20を用いて行われる。通信機器20は、例えば、電子辞書10において予め作成されるスケジュールデータに基づいて、電子辞書10において作成された教材データ143に含まれるコンテンツの起動日時が到来したことをユーザに通知する。この他、通信機器20は、サーバ30からの通知に基づいて、電子辞書10の新着のコンテンツ又はユーザに対するおすすめのコンテンツがあることをユーザに通知する。
【0031】
図3は、電子辞書10におけるスケジュールデータの作成処理を示すフローチャートである。
図3の処理は、コンテンツの表示後に開始される。ここで、以下では、電子辞書10の電源がオンされることによって、電子辞書10と通信機器20との通信接続が確立されるものとして説明がされる。
【0032】
ステップS1において、電子辞書10のプロセッサ11は、スケジュールデータを作成するか否かを判定する。ステップS1では、例えばユーザからのスケジュールデータの作成指示を受けたときに、スケジュールデータを作成する判定される。ステップS1において、スケジュールデータを作成すると判定されたときには、処理はステップS2に移行する。ステップS1において、スケジュールデータを作成すると判定されていないときには、処理はステップS4に移行する。
【0033】
ステップS2において、プロセッサ11は、スケジュールデータを作成する。前述したように、スケジュールデータは、起動の対象となるコンテンツを特定するための情報と、コンテンツの起動の条件の情報とを含む。コンテンツの起動の条件は、プロセッサ11によって自動的に決められてもよいし、ユーザからの入力に基づいて決められてもよい。
【0034】
ステップS3において、プロセッサ11は、スケジュールデータを通信機器20に送信する。その後、処理はステップS1に戻る。
【0035】
ステップS4において、プロセッサ11は、スケジュールデータの作成処理を終了するか否かを判定する。例えば、ユーザからのスケジュールデータの作成終了指示を受けたときに、スケジュールデータの作成処理を終了すると判定される。ステップS4において、スケジュールデータの作成処理を終了すると判定されていないときには、処理はステップS1に戻る。ステップS4において、スケジュールデータの作成処理を終了すると判定されたときには、
図3の処理は終了する。
【0036】
以下、スケジュールデータの作成処理の具体例を説明する。実施形態では、例えば、メニュー画面から選択された辞書コンテンツにおけるユーザによる検索結果に基づいてテストコンテンツが作成される。そして、テストコンテンツに対してスケジュールデータが作成され得る。
図4は、英和辞書コンテンツにおける英単語の検索結果の表示画面の一例を示す図である。
図4の表示画面では、英単語"clear"の検索結果が表示されている。一例の検索結果の表示画面では、検索された英単語の情報1601が表示される。英単語の情報1601は、検索した英単語の見出し語の表示欄1601aと、検索した英単語の日本語の意味の表示欄1601bとを含む。さらに、一例の検索結果の表示画面では、テスト作成ボタン1602と、再検索ボタン1603とが表示される。テスト作成ボタン1602は、テスト作成の指示をする際にユーザによって選択されるボタンである。再検索ボタン1603は、別の英単語の検索の際にユーザによって選択されるボタンである。
【0037】
図4の表示画面の表示中にテスト作成ボタン1602が選択された場合にプロセッサ11は、テストコンテンツを作成する。例えば、プロセッサ11は、意味の表示欄1601bに表示される情報を問題として抽出し、検索した英単語の見出し語の表示欄1601aに表示される情報を解答として抽出することによってテストコンテンツを作成する。プロセッサ11は、作成したテストコンテンツに、個々のテストコンテンツを識別するための情報、例えばIDを割り当てる。
【0038】
テストコンテンツの作成後、プロセッサ11は、例えば
図5に示すようなテストコンテンツの作成結果の表示画面を表示する。一例の作成結果の表示画面では、作成されたテストの問題及び解答1604が表示される。さらに、一例の作成結果の表示画面では、スケジュール作成ボタン1605及び終了ボタン1606が表示される。スケジュール作成ボタン1605は、作成されたテストコンテンツに関する起動条件の作成の指示をする際にユーザによって選択されるボタンである。終了ボタン1606は、テストコンテンツの作成結果の表示終了の際にユーザによって選択されるボタンである。
【0039】
図5の表示画面の表示中にスケジュール作成ボタン1605が選択された場合にプロセッサ11は、スケジュールデータを作成する。例えば、プロセッサ11は、
図6に示すようなスケジュールデータの作成画面を表示する。一例のスケジュールデータの作成画面では、現在のテストコンテンツの起動条件の設定の表示欄1607が表示される。さらに、一例のスケジュールデータの作成画面では、入力/編集ボタン1608、自動設定ボタン1609及び登録/終了ボタン1610が表示される。入力/編集ボタン1608は、起動条件を手動で入力する又は入力された起動条件を編集する際にユーザによって選択されるボタンである。自動設定ボタン1609は、自動で起動条件を設定させる際にユーザによって選択されるボタンである。登録/終了ボタン1610は、スケジュールデータを通信機器20に登録する際又はスケジュールデータの作成を終了する際にユーザによって選択されるボタンである。
【0040】
図6の表示画面の表示中に入力/編集ボタン1608が選択された場合には、プロセッサ11は、その後のユーザの入力に応じて表示欄1607の内容を更新する。
【0041】
また、
図6の表示画面の表示中に自動設定ボタン1609が選択された場合には、プロセッサ11は、予め定められたルールに基づいて起動条件を設定し、設定した内容で表示欄1607の内容を更新する。例えば、起動条件が起動日時であるとき、起動日時は、1週間毎といった一定期間毎に設定され得る。起動日時の設定ルールは、ユーザの復習効果を高めるために、忘却特性等が考慮された間隔に基づいて設定されてもよい。
【0042】
起動条件の設定がされているときに登録/終了ボタン1610が選択された場合には、プロセッサ11は、設定された起動条件を含むスケジュールデータを通信機器20に送信する。その後、
図5の表示画面に戻る。
【0043】
ここで、スケジュールデータの作成のための表示画面は、コンテンツ毎に適宜に設定されるものであって、
図4から
図6で示したものに限定されるものではない。また、スケジュールデータは、テストコンテンツ以外のコンテンツに対して作成されてよい。例えば、スケジュールデータは、英和辞書コンテンツを利用して英単語の学習をした際にその復習のために作成される、数学の問題集を利用して学習した際にその復習のために作成されるといったように、電子辞書10の教材データ143に含まれる各種のコンテンツに対して作成され得る。さらには、
図4から
図6で示した例では、コンテンツの起動日時が設定されるとされている。一方で、前述したように、スケジュールデータは、起動場所、ユーザによって指定された通信機器20の特定のアプリケーションの起動回数等の起動日時以外の各種のコンテンツの起動条件の情報を含み得る。
【0044】
図7は、通信機器20におけるスケジュールデータの登録処理を示すフローチャートである。
図7の処理は、通信機器20が待機中であるときも含めて定期的に行われる。
図7の処理とは、別に通信機器20についての各種の処理が実施されてよい。
【0045】
ステップS101において、通信機器20のプロセッサ21は、電子辞書10からスケジュールデータを受信したか否かを判定する。ステップS101において、電子辞書10からスケジュールデータを受信していないと判定されたときには、
図7の処理は終了する。ステップS101において、電子辞書10からスケジュールデータを受信したと判定されたときには、処理はステップS102に移行する。
【0046】
ステップS102において、プロセッサ21は、受信したスケジュールデータをスケジュールデータ243としてストレージ24に登録する。その後、
図7の処理は終了する。
【0047】
図8は、通信機器20における通知処理を示すフローチャートである。通知処理は、通信機器20が待機中であるときも含めて定期的に行われる。
図8の処理とは別に通信機器20についての各種の処理が実施されてよい。
【0048】
ステップS201において、通信機器20のプロセッサ21は、スケジュールデータ243を参照して、何れかのコンテンツの起動条件が満たされたか否かを判定する。例えば、起動条件が起動日時であれば、何れかの起動日時が到来したときに、コンテンツの起動条件が満たされたと判定される。また、例えば、起動条件が起動場所であれば、測位モジュール26によって計測される通信機器20の現在の場所又は通信装置29bで通信可能な通信範囲によって特定される通信機器20の現在の場所が起動場所であるときに、コンテンツの起動条件が満たされたと判定される。実際には、起動日時の数分前といった時刻が到来したとき、起動場所に到着した後の所定時間が経過したときにコンテンツの起動条件が満たされたと判定されてよい。ステップS201において、何れかのコンテンツの起動条件が満たされたと判定されたときには、処理はステップS202に移行する。ステップS201において、何れかのコンテンツの起動条件が満たされたと判定されていないときには、処理はステップS203に移行する。
【0049】
ステップS202において、プロセッサ21は、表示装置28に対して通知表示1を行う。その後、処理はステップS205に移行する。通知表示1は、起動条件が満たされた電子辞書10のコンテンツの起動をユーザに対して促すための表示である。プロセッサ21は、通知表示1をするとともに、計時回路25によってアラーム音等を鳴らしてもよい。
【0050】
図9A及び
図9Bは、通知表示1の一例を示す図である。
図9Aは、テストコンテンツの起動日時が到来したときの通知表示1の一例を示し、
図9Bは、テストコンテンツ以外の起動日時が到来したときの通知表示1の一例を示している。
【0051】
図9A及び
図9Bに示すように、通知表示1では、コンテンツの起動日時が到来したことを示す通知2801が表示される。
【0052】
また、通知表示1では、起動日時が到来したコンテンツを起動するか否かをユーザに対して問い合わせるための通知2802が表示される。通知2802は、例えば起動日時が到来したコンテンツを表すアイコンと、そのアイコンのコンテンツを起動するか否かを問い合わせるためのメッセージを含む。コンテンツを表すアイコンは、コンテンツを表す文字等であってもよい。また、メッセージは、コンテンツの種類毎に設定されてもよいし、コンテンツの種類によらずに共通であってもよい。
図9Aと
図9Bとでは、コンテンツの種類によって異なるメッセージが表示される例が示されている。
【0053】
また、通知表示1では、起動ボタン2803及びキャンセルボタン2804も表示される。起動ボタン2803は、コンテンツの起動の実行を指示する際にユーザによって選択されるボタンである。キャンセルボタン2804は、コンテンツの起動の実行のキャンセルの指示をする際にユーザによって選択されるボタンである。
【0054】
ステップS203において、プロセッサ21は、電子辞書10に関わるサーバ30からの通知があるか否かを判定する。サーバ30は、例えば電子辞書10にインストールできる新たな教材データが追加された場合、過去にインストールされた教材データに対する差分のデータが追加された場合等に通信機器20に対してその旨を通知する。サーバ30は、例えばユーザによって過去に検索された単語をより詳細に解説した辞書コンテンツ、ユーザによって過去に検索された単語に関連するテストを含むコンテンツ、検索できなかった見出し語の情報を含む辞書コンテンツ、同じクラスの人や学習進捗状況の近い人がダウンロードしたコンテンツといった各種のコンテンツを含む教材データがあるときに通信機器20に対して通知を実施してよい。ステップS203において、電子辞書10に関わるサーバ30からの通知があると判定されたときには、処理はステップS204に移行する。ステップS203において、電子辞書10に関わるサーバ30からの通知があると判定されていないときには、処理はステップS201に戻る。ここで、ステップS203の判定は、必ずしもサーバ30からの通知があるか否かの判定である必要はない。ステップS203の判定に代えて又は追加されて、サーバ30以外の各種の外部機器からの通知があるか否かの判定が実施されてもよい。
【0055】
ステップS204において、プロセッサ21は、表示装置28に対して通知表示2を行う。その後、処理はステップS205に移行する。通知表示2は、サーバ30からの通知をユーザに対して報せるための表示である。プロセッサ21は、通知表示2をするとともに、計時回路25によってアラーム音等を鳴らしてもよい。
【0056】
図10は、通知表示2の一例を示す図である。通知表示2では、コンテンツの起動日時が到来したことを示す通知は表示されない。一方で、通知表示2では、新着コンテンツをダウンロードするか否かといった、サーバ30からの通知に応じた通知2805が表示される。通知2805は、例えば追加された新着コンテンツを表すアイコンと、そのアイコンのコンテンツをダウンロードするか否かを問い合わせるためのメッセージを含む。コンテンツを表すアイコンは、コンテンツを表す文字等であってもよい。また、メッセージは、サーバ30からの通知に応じて変更され得る。
【0057】
また、通知表示2では、ダウンロードボタン2806及びキャンセルボタン2807も表示される。ダウンロードボタン2806は、コンテンツのダウンロードの実行を指示する際にユーザによって選択されるボタンである。キャンセルボタン2807は、コンテンツのダウンロードの実行のキャンセルの指示をする際にユーザによって選択されるボタンである。
【0058】
ステップS205において、プロセッサ21は、ユーザによる実行の指示がされたか否かを判定する。例えば、通知表示1が表示されている間に起動ボタン2803が選択された場合又は通知表示2が表示されている間にダウンロードボタン2806が選択された場合に、ユーザによる実行の指示がされたと判定される。ステップS205において、ユーザによる実行の指示がされたと判定されたときには、処理はステップS210に移行する。ステップS205において、ユーザによる実行の指示がされたと判定されていないときには、処理はステップS206に移行する。
【0059】
ステップS206において、プロセッサ21は、ユーザによる実行のキャンセルの指示がされたか否かを判定する。例えば、通知表示1が表示されている間にキャンセルボタン2804が選択された場合又は通知表示2が表示されている間にキャンセルボタン2807が選択された場合に、ユーザによる実行のキャンセルの指示がされたと判定される。ステップS206において、ユーザによる実行のキャンセルの指示がされたと判定されたときには、処理はステップS207に移行する。ステップS206において、ユーザによる実行のキャンセルの指示がされたと判定されていないときには、処理はステップS208に移行する。
【0060】
ステップS207において、プロセッサ21は、通知表示1又は通知表示2を終了する。その後、処理はステップS201に戻る。
【0061】
ステップS208において、プロセッサ21は、タッチ入力があるか否かを判定する。実施形態では、ユーザは、
図11に示すように、通知表示1が表示されている間に入力装置27のタッチパネルを利用して、時刻271を入力し得る。または、ユーザは、通知表示1が表示されている間に入力装置27のタッチパネルを利用して、ページ番号を入力し得る。プロセッサ21は、このようなタッチパネルを利用した時刻の入力又はページ番号の入力を認識したときに、タッチ入力があると判定する。ステップS208において、タッチ入力があると判定されたときには、処理はステップS209に移行する。ステップS208において、タッチ入力があると判定されていないときには、処理はステップS205に戻る。
【0062】
ステップS209において、プロセッサ21は、タッチ入力に応じてスケジュールデータ又はコンテンツ情報を修正する。その後、処理はステップS205に戻る。例えば、時刻271が入力されたときには、プロセッサ21は、入力された時刻によってスケジュールデータの起動日時の情報を更新する。以降、プロセッサ21は、更新された起動日時に従ってステップS201の判定を実施する。また、例えば、ページ番号が入力されたときには、プロセッサ21は、コンテンツ情報にページ番号の情報を追加する。コンテンツ情報についての詳細は後で説明される。ここで、スケジュールデータ又はコンテンツ情報の修正のための入力は、必ずしもタッチ入力に限るものではない。
【0063】
ステップS210において、プロセッサ21は、現在、電子辞書10との通信接続が確立しているか否かを判定する。具体的には通信機器20から応答を要求する無線信号を電子辞書10へ送信し、この信号に対する電子辞書10から送信されるべき応答信号(ACK)の受信を検出したか否かで判断する(つまり、電子辞書10からの応答信号(ACK)が受信できなかったと判定した場合、それは電子辞書10は電源オン状態ではなかったと判断できる。)。そして、ステップS210において、電子辞書10との通信接続が確立していると判定されていないときには、処理はステップS211に移行する。ステップS210において、電子辞書10との通信接続が確立していると判定されたときには、処理はステップS212に移行する。
【0064】
ステップS211において、プロセッサ21は、ユーザに対して電子辞書10の電源をオンするように促す通知を表示装置28に表示する。その後、処理はステップS210に戻る。なお、通知の表示後、所定期間が経過しても電子辞書10の通信接続が確立していないと判定されたときには、処理がタイムアウトされてもよい。
【0065】
ステップS212において、プロセッサ21は、電子辞書10に対してコンテンツ情報を送信する。その後、プロセッサ21は、通知表示1又は通知表示2を終了する。そして、処理はステップS201に戻る。コンテンツ情報は、電子辞書10において実行されるべき処理を特定するための情報を含む。実行されるべき処理は、起動条件が満たされたコンテンツの起動の処理、新着コンテンツのダウンロードの処理といった処理を含む。また、電子辞書10において実行されるべき処理が起動条件が満たされたコンテンツの起動の処理である場合、コンテンツ情報は、起動対象のコンテンツを特定するための情報をさらに含む。起動対象のコンテンツを特定するための情報は、コンテンツ毎に割り当てられるID等である。さらに、ユーザのタッチ入力によってページ番号が入力された場合、コンテンツ情報は、ページ番号の情報を含む。
【0066】
図12は、電子辞書10の初期設定動作時の処理を示すフローチャートである。
図12の処理は、電子辞書10の電源がオフされているときに定期的に開始される。
【0067】
ステップS301において、電子辞書10のプロセッサ11は、電子辞書10の電源がオンされたか否かを判定する。例えば、通知表示1又は通知表示2を見たユーザが実行の指示をした際に電子辞書10の電源がオンされていないときには、通信機器20の表示装置28に電子辞書10の電源をオンするように促す通知が表示される。ユーザは、この通知を見て電子辞書10の電源をオンする。このとき、ステップS301において、電子辞書10の電源がオンされたと判定される。ステップS301において、電子辞書10の電源がオンされたと判定されていないときには、
図12の処理は終了する。ステップS301において、電子辞書10の電源がオンされたと判定されたときには、処理はステップS302に移行する。
【0068】
ステップS302において、プロセッサ11は、電子辞書10の起動のための初期設定動作を実施する。初期設定動作は、システムのエラーチェック、電子辞書10のレジスタ設定値を初期化する処理、通信機器20との通信接続を確立するための処理等を含む。つまり、実施形態では、初期化動作中に電子辞書10と通信機器20との通信接続が確立する。そして、初期設定動作中に、電子辞書10は、通信機器20からのコンテンツ情報を受信し得る。
【0069】
ステップS303において、プロセッサ11は、初期設定動作が完了したか否かを判定する。ステップS303において、初期設定動作が完了したと判定されるまで、ステップS303の判定は継続される。ステップS303において、初期設定動作が完了したと判定されたときには、処理はステップS304に移行する。
【0070】
ステップS304において、プロセッサ11は、初期設定動作中にコンテンツ情報を受信していたか否かを判定する。ステップS304において、コンテンツ情報を受信していたと判定されていないときには、処理はステップS305に移行する。ステップS304において、コンテンツ情報を受信していたと判定されたときには、処理はステップS306に移行する。
【0071】
ステップS305において、プロセッサ11は、通常のメニュー表示を行う。
図13は、通常のメニュー表示の一例を示す図である。一例の通常のメニュー表示では、ストレージ14に記憶されている教材データ143に含まれる各コンテンツを表すアイコン1611が表示される。通常のメニュー表示の後、プロセッサ11は、ユーザ操作に応じた処理を実行する。例えば、ユーザは、アイコン1611の中から、自身が利用したいコンテンツのアイコンを選択し得る。これを受けて、プロセッサ11は、選択されたアイコンに対応したコンテンツを起動する。
【0072】
ステップS306において、プロセッサ11は、コンテンツ情報に基づくショートカット付きのメニュー表示を行う。
図14は、ショートカット付きのメニュー表示の一例を示す図である。
図14は、起動条件が満たされたコンテンツの起動の処理の情報をコンテンツ情報が含む場合のショートカット付きのメニュー表示の一例を示している。一例のショートカット付きのメニュー表示では、ストレージ14に記憶されている教材データ143に含まれる各コンテンツを表すアイコン1611に加えて、通信機器20からのコンテンツ情報によって特定されるコンテンツへのショートカット1612が表示される。ショートカット付きのメニュー表示の後、プロセッサ11は、ユーザ操作に応じた処理を実行する。例えば、ユーザは、アイコン1611の中から、自身が利用したいコンテンツのアイコンを選択し得る。アイコンの選択を受けて、プロセッサ11は、選択されたアイコンに対応したコンテンツを起動する。また、ユーザは、ショートカット1612を選択することで、通信機器20によって通知されたコンテンツを直接起動し得る。ショートカットの選択を受けて、プロセッサ11は、選択されたショートカットに対応したコンテンツを起動する。このとき、コンテンツ情報にページ番号の情報が追加されているときには、プロセッサ11は、選択されたショートカットに対応したコンテンツを起動するとともに、起動したコンテンツのページをユーザによって指定されたページ番号に遷移させる。さらに、
図14では示されていないが、新着コンテンツのダウンロードの処理の情報をコンテンツ情報が含む場合もショートカット1612と類似のショートカットが表示される。このショートカットが選択された場合、プロセッサ11は、例えばサーバ30に対して新着コンテンツのダウンロード要求をする。このとき、ユーザに対してIDとパスワードの入力が求められてもよい。
【0073】
以上説明したように本実施形態によれば、ユーザによって作成されたコンテンツの起動条件が満たされた場合等の通知が電子機器としての電子辞書10ではなく、通信機器としての通信機器20によって実施される。このため、電子辞書10の電源がオフされているときであっても通知が行われる。したがって、電子辞書10の消費電力が抑えられる。ここで、前述した実施形態では、電子辞書10の初期設定動作中に通信機器20からのコンテンツ情報が受信された場合の処理が示されている。これに対し、電子辞書10において通常のメニュー表示がされた場合にも、通信機器20からのコンテンツ情報が受信された場合において
図14で示したショートカットが表示されてよい。
【0074】
また、通信機器20からのコンテンツ情報は、電子辞書10の電源投入後の初期設定動作中においても受信される。そして、受信されたコンテンツ情報に従って、メニュー表示の表示内容が制御される。具体的には、通信機器20から通知されたコンテンツへのショートカットが表示される。これにより、起動すべきコンテンツが深い階層のコンテンツに対するユーザの起動の手間が軽減される。したがって、特に電源投入後の電子辞書10の操作性が向上する。
【0075】
以上のように本実施形態によれば、電子辞書10の消費電力を抑えつつ、ユーザの記憶の強化のための学習が効率よく行われ得る。
【0076】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【符号の説明】
【0077】
1 システム、10 電子辞書、11 プロセッサ、12 ROM、13 RAM、14 ストレージ、15 入力装置、16 表示装置、17a 通信装置、17b 通信装置、20 通信機器、21 プロセッサ、22 ROM、23 RAM、24 ストレージ、25 計時回路、26 測位モジュール、27 入力装置、28 表示装置、29a 通信装置、29b 通信装置、30 サーバ、40 ネットワーク、141 電子辞書制御プログラム、142 スケジュール作成プログラム、143 教材データ、241 時計制御プログラム、242 通知プログラム、243 スケジュールデータ。