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特開2024-46457情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
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  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024046457
(43)【公開日】2024-04-03
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0207 20230101AFI20240327BHJP
   G06Q 50/12 20120101ALI20240327BHJP
   G06Q 20/08 20120101ALI20240327BHJP
【FI】
G06Q30/02 320
G06Q50/12
G06Q20/08 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022151861
(22)【出願日】2022-09-22
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
(71)【出願人】
【識別番号】518135412
【氏名又は名称】株式会社リクルート
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100139066
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】村山 大河
【テーマコード(参考)】
5L049
5L055
【Fターム(参考)】
5L049BB07
5L049CC24
5L055AA22
(57)【要約】
【課題】注文処理と決済処理に加え、集客や囲い込みを達成可能な情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】店舗に設置されたコード情報を読み取る読取部と、前記コード情報に基づいて、前記店舗が所定の決済方法に対応すると判断された場合に、前記店舗のメニュー情報を表示制御し、かつ、ユーザに対して第1特典が付与されたことを表示制御する制御部と、前記メニュー情報に基づく注文の決済処理を、前記所定の決済方法で実行することを、決済サーバに対して要求する決済処理部と、を備える、情報処理装置。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
店舗に設置されたコード情報を読み取る読取部と、
前記コード情報に基づいて、前記店舗が所定の決済方法に対応すると判断された場合に、前記店舗のメニュー情報を表示制御し、かつ、ユーザに対して第1特典が付与されたことを表示制御する制御部と、
前記メニュー情報に基づく注文の決済処理を、前記所定の決済方法で実行することを、決済サーバに対して要求する決済処理部と、を備える、
情報処理装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記メニュー情報を表示制御する際、前記店舗の通常メニュー情報とは異なる専用メニュー情報を表示制御する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記コード情報が所定の決済方法に対応しない場合、通常メニュー情報を表示制御する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記コード情報または前記コード情報が示す第1アドレスの情報を、前記第1アドレスとは異なる、前記決済サーバの第2アドレスに、送信する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記決済処理が前記所定の決済方法で実行された場合に、前記ユーザに対して第2特典が付与されたことを表示制御する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第1特典が、前記決済処理で利用可能な特典である、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記決済処理において利用可能なクーポンを表示制御する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
情報処理装置が、
店舗に設置されたコード情報を読み取る読取ステップと、
前記コード情報に基づいて、前記店舗が所定の決済方法に対応すると判断された場合に、前記店舗のメニュー情報を表示制御し、かつ、ユーザに対して第1特典が付与されたことを表示制御する表示制御ステップと、
前記メニュー情報に基づく注文の決済処理を、前記所定の決済方法で実行することを、決済サーバに対して要求する決済処理ステップと、を実行する、
情報処理方法。
【請求項9】
情報処理装置に、
店舗に設置されたコード情報を読み取る読取ステップと、
前記コード情報に基づいて、前記店舗が所定の決済方法に対応すると判断された場合に、前記店舗のメニュー情報を表示制御し、かつ、ユーザに対して第1特典が付与されたことを表示制御する表示制御ステップと、
前記メニュー情報に基づく注文の決済処理を、前記所定の決済方法で実行することを、決済サーバに対して要求する決済処理ステップと、を実行させる、
プログラム。
【請求項10】
店舗に設置されたコード情報または前記コード情報が示す情報をユーザ端末から受信する送受信部と、
前記コード情報に基づいて、前記店舗が所定の決済方法に対応すると判断された場合に、ユーザに対して第1特典を付与し、前記ユーザに対して前記第1特典が付与されたことを通知する特典付与部と、
前記店舗のメニュー情報に基づく注文の決済処理を、前記所定の決済方法で実行する決済処理部と、を備える、
情報処理装置。
【請求項11】
前記コード情報に基づいて、前記店舗が所定の決済方法に対応すると判断された場合に、前記店舗の通常メニュー情報とは異なる専用メニュー情報に関する情報を、前記ユーザ端末に送信する選択部を備える、
請求項10に記載の情報処理装置。
【請求項12】
情報処理装置が、
店舗に設置されたコード情報または前記コード情報が示す情報をユーザ端末から受信する受信ステップと、
前記コード情報に基づいて、前記店舗が所定の決済方法に対応すると判断された場合に、ユーザに対して第1特典を付与し、前記ユーザに対して前記第1特典が付与されたことを通知する特典付与ステップと、
前記店舗のメニュー情報に基づく注文の決済処理を、前記所定の決済方法で実行する決済処理ステップと、を実行する、
情報処理装置。
【請求項13】
情報処理装置に、
店舗に設置されたコード情報または前記コード情報が示す情報をユーザ端末から受信する受信ステップと、
前記コード情報に基づいて、前記店舗が所定の決済方法に対応すると判断された場合に、ユーザに対して第1特典を付与し、前記ユーザに対して前記第1特典が付与されたことを通知する特典付与ステップと、
前記店舗のメニュー情報に基づく注文の決済処理を、前記所定の決済方法で実行する決済処理ステップと、を実行させる、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯電話等を用いて決済を行うオンライン決済サービスが知られている。例えば、特許文献1には、店の各テーブル上に置かれ、システムにリンクするアドレス情報と、テーブル毎にユニークな机番号情報とが記憶された二次元コードを用いるキャッシュレス料理注文システムが開示されている。このキャッシュレス料理注文システムでは、外部のEC決済サービスを利用する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-004353号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記システムは注文処理と決済処理は可能であるが、飲食店の利用者に対して特典を付与する技術については開示がない。また、上記システムは決済処理に外部のEC決済サービスを用いるため、決済時において特典付与等がし難い。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、注文処理と決済処理に加え、集客や囲い込みを達成可能な情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様である情報処理装置は、店舗に設置されたコード情報を読み取る読取部と、前記コード情報に基づいて、前記店舗が所定の決済方法に対応すると判断された場合に、前記店舗のメニュー情報を表示制御し、かつ、ユーザに対して第1特典が付与されたことを表示制御する制御部と、前記メニュー情報に基づく注文の決済処理を、前記所定の決済方法で実行することを、サーバに対して要求する決済処理部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、注文処理と決済処理に加え、集客や囲い込みを達成可能な情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本実施形態の決済システムを示す概略図である。
図2A】本実施形態のユーザ端末の構成を示す図である。
図2B】本実施形態の決済サーバの構成を示す図である。
図2C】本実施形態の店舗端末の構成を示す図である。
図2D】本実施形態のオーダーサーバの構成を示す図である。
図3A】本実施形態の決済サーバのユーザデータの構成を示す図である。
図3B】本実施形態の決済サーバの店舗データの構成を示す図である。
図3C】本実施形態のオーダーサーバの店舗データの構成を示す図である。
図4】本実施形態における注文決済システム1が行う処理を示すシーケンス図の一例である。
図5】本実施形態における注文決済システム1が行う処理を示すシーケンス図の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0010】
1.システム
図1は、本実施形態の注文決済システムを示す概略図である。図1に示すように、本実施形態の注文決済システム1は、ユーザ端末100と、決済サーバ200と、店舗端末300と、オーダーサーバ400と、を備えてもよい。ユーザ端末100と、決済サーバ200と、店舗端末300と、オーダーサーバ400は、ネットワークNを介して接続されていてもよい。ユーザ端末100は、飲食店などの店舗の利用者(ユーザ)が使用する端末である。また、店舗端末300は、飲食店などの店舗に設置された端末である。決済サーバ200は、ユーザ端末100からの要求に応じて決済に関する処理を実行するサーバである。オーダーサーバ400は、ユーザ端末100からの要求に応じて注文に関する処理を実行するサーバであり、例えば、ユーザ端末100から注文を受け付け、注文内容を店舗端末300に送信してもよい。
【0011】
ネットワークNとしては、特に制限されないがアドホック・ネットワーク、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、ワイヤレスLAN(WLAN)、広域ネットワーク(WAN)、ワイヤレスWAN(WWAN)、大都市圏ネットワーク(MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(PSTN)の一部、携帯電話網、ISDNs、無線LANs、LTE、CDMA、ブルートゥース(登録商標)、衛星通信等であってよく、これらが組み合わせられてもよい。ネットワークは、1つまたは複数のネットワークを含むことができる。
【0012】
以下、本実施形態の情報処理装置がユーザ端末である場合を例に説明するが、本実施形態はこれに限定されるものではない。
【0013】
1.1.ユーザ端末
図2Aに、本実施形態のユーザ端末の構成を示す図を示す。図2Aに示すように、ユーザ端末100は、例えば、プロセッサ110、通信インターフェース120、入出力インターフェース130、メモリ140、ストレージ150、及びこれらの構成要素を相互接続するための1つ又は複数のバス160を含む。ユーザ端末100は、例えば、スマートフォン、携帯電話、デスクトップ、ラップトップ、タブレット、ハンドヘルドコンピュータデバイス、ウェアラブル端末等であってもよい。
【0014】
プロセッサ110は、ストレージ150に記憶されるプログラムに含まれるコード、又は、命令によって実現する処理、機能、又は、方法を実行する。図2Aに示すように、本実施形態のプロセッサ110は、読取部111、制御部112、注文処理部113、及び決済処理部114として機能してもよい。
【0015】
読取部111は、撮像装置131によって読み取られた2次元コードなどのコード情報を読み取る。コード情報は、オーダーサーバ400のストレージ450に記録された店舗のメニュー情報にアクセスするための第1アドレス(URL)を含んでいてもよい。
【0016】
以下、本実施形態では、コード情報が2次元コードである場合を例に説明するが、コード情報は2次元コードに限られるものではなく、バーコード、ARマーカー、その他任意のコードを適用してもよい。
【0017】
読取部111は、コード情報を、コード情報が示す第1アドレス(URL)とは異なる、第2アドレスに送信してもよい。ここで、第1アドレスは、オーダーサーバ400のアドレスであってもよく、第2アドレスは決済サーバ200のアドレスであってもよい。これにより、決済サーバ200の送受信部211はコード情報またはコード情報が示す情報(例えば、第1アドレス)を、ユーザ端末100から受信することができる。
【0018】
また、これに代えて、読取部111は、ストレージ150に記録された店舗データ(不図示)を参照し、コード情報またはコード情報が示す情報に基づいて店舗が所定の決済方法に対応する場合には、店舗の通常メニュー情報とは異なる専用メニュー情報に関する情報(例えば、第3アドレス)を、取得してもよい。
【0019】
制御部112は、コード情報に基づいて、店舗が所定の決済方法に対応すると判断された場合に、店舗のメニュー情報を表示制御する。制御部112は、メニュー情報を表示制御する際、店舗の通常メニュー情報とは異なる専用メニュー情報を表示制御してもよい。
【0020】
コード情報に基づく店舗が所定の決済方法に対応するか否かの上記判断は、例えば、ユーザ端末100の制御部112が行ってもよいし、決済サーバ200の選択部212が行ってもよい。例えば、決済サーバ200の送受信部211が店舗に設置されたコード情報またはコード情報が示す情報をユーザ端末から受信し、決済サーバ200の選択部212が、コード情報またはコード情報が示す情報に基づいて店舗が所定の決済方法に対応するか否かを判断し、対応する場合には、店舗の通常メニュー情報とは異なる専用メニュー情報に関する情報を、ユーザ端末100に送信してもよい。
【0021】
決済サーバ200の選択部212が送信する専用メニュー情報に関する情報は、オーダーサーバ400の第3アドレスであってもよい。その場合、ユーザ端末100の制御部112は、例えば、決済サーバ200から受信した専用メニュー情報に関する情報(第3アドレス)に基づいて、オーダーサーバ400に専用メニュー情報を要求してもよい。オーダーサーバ400の選択部411は、店舗データ451を参照し、専用メニュー情報に関する情報(第3アドレス)に基づいて、専用メニュー情報をユーザ端末100に送信してもよい。そして、制御部112は、このようにして取得した専用メニュー情報を、表示制御してもよい。
【0022】
制御部112は、決済処理において利用可能なクーポンを表示制御してもよい。なお、表示制御される専用メニューの値段は、ユーザが選択したクーポンが適用された値段であってもよい。
【0023】
また、制御部112は、コード情報が所定の決済方法に対応しない場合には、通常メニュー情報を表示制御してもよい。この時、制御部112は、コード情報(第1アドレス(URL))に基づいてオーダーサーバ400に通常メニュー情報を要求してもよい。オーダーサーバ400の選択部411は、店舗データ451を参照し、コード情報に基づいて、通常メニュー情報をユーザ端末100に送信してもよい。そして、制御部112は、このようにして取得した通常メニュー情報を、表示制御してもよい。
【0024】
ここで、「メニュー情報」とは、各店舗で提供される商品やサービスの品目を示す情報であり、例えば、飲食店であれば飲食のメニュー、美容室であれば施術のメニューであってよい。そのなかで「通常メニュー情報」とは店舗に置かれたメニューと同内容のメニューに関する情報を言う。また、「専用メニュー情報」とは、通常メニュー情報とは価格や内容の異なるメニュー情報を言う。専用メニュー情報の価格は通常メニュー情報の価格よりも安く設定されていてもよい。さらに、「専用メニュー情報に関する情報」は、オーダーサーバ400のストレージ450に記録された店舗のメニュー情報にアクセスするための第3アドレス(URL)を含んでいてもよい。
【0025】
また、制御部112は、コード情報に基づいて、店舗が所定の決済方法に対応すると判断された場合に、ユーザに対して第1特典が付与されたことを表示制御する。これにより、店舗が所定の決済方法に対応することを確認するというユーザの操作に対して、特典を付与することができる。そのため、店舗が所定の決済方法に対応することを確認するというユーザの行為をより促進でき、その後の所定の決済方法を用いた決済処理へユーザを誘導することができる。
【0026】
第1特典は決済方法で利用可能な特典であってもよい。例えば、決済サーバ200の特典付与部213は、第1特典として、店舗の電子スタンプカードにスタンプを付与してもよい。スタンプは、例えば、所定数集めることにより、特定のクーポンや商品と交換できるものであってもよい。また、電子スタンプカードは、店舗ごとに用意されていてもよい。
【0027】
さらに、制御部112は、メニュー情報に基づく注文の決済処理が所定の決済方法で実行された場合に、ユーザに対して第2特典が付与されたことを表示制御してもよい。これにより、所定の決済方法を用いた決済処理の実行というユーザの行為をより促進できる。なお、第2特典は、決済サーバ200が提供する決済処理において使用することのできる、スタンプ、クーポン、ポイント等であってもよい。
【0028】
注文処理部113は、注文処理部113は、商品情報に基づいて注文を受け付ける。この際、注文処理部113は、ユーザの操作により注文を受け付け、受け付けた注文をオーダーサーバ400に送信してもよい。
【0029】
決済処理部114は、メニュー情報に基づく注文の決済処理を、所定の決済方法で実行することを、サーバに対して要求する。例えば、読取部111が店舗のPOSシステムが表示制御した決済用の2次元コードを読み取り、決済処理部114は、その2次元コードのコード情報に基づいて、決済サーバ200に対して決済処理を要求してもよい。また、これに代えて、決済処理部114は、2次元コードなどを表示制御し、2次元コードを読み取った店舗のPOSシステムが、決済サーバ200に対して決済処理を要求してもよい。決済処理部114は、決済処理後、決済サーバ200から、決済処理結果を受信してもよい。
【0030】
なお、決済処理部114は、2次元コードが所定の決済方法に対応していない場合、その旨を表示制御してもよい。この時、ユーザは店舗のレジで現金で決済をするか、利用可能な他の決済方法により決済を実行してもよい。
【0031】
プロセッサ110は、限定でなく例として、1又は複数の中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ(MPU、画像処理装置(GPU)、プロセッサコア、マルチプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け集積回路(FPGA)等を含み、集積回路(IC)チップ、LS)や専用回路によって各実施形態に開示されるそれぞれの、処理、機能、又は、方法を実現してもよい。
【0032】
通信インターフェース120は、ネットワークを介して他の装置と各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。例えば、通信インターフェース120は、ネットワークアダプタ等のハードウェア、各種の通信用ソフトウェア、又はこれらの組み合わせとして実装される。
【0033】
入出力インターフェース130は、ユーザ端末100に対する各種操作を入力する入力装置、及び、ユーザ端末100で処理された処理結果を出力する出力装置を含む。例えば、入出力インターフェース130は、撮像装置131のほか、キーボード、マウス、及びタッチパネル等の情報入力装置、及び表示装置132などの情報出力装置を含んでもよい。なお、ユーザ端末100は、外付けの入出力インターフェース130を接続することで、所定の入力を受け付けてもよいし、所定の出力を実行してもよい。
【0034】
メモリ140は、ストレージ150からロードしたプログラムを一時的に記憶し、プロセッサ110に対して作業領域を提供する。メモリ140には、プロセッサ110がプログラムを実行している間に生成される各種データも一時的に格納される。メモリ140は、例えば、DRAM、SRAM、DDR RAM又は他のランダムアクセス固体記憶装置などの高速ランダムアクセスメモリであってよく、これらが組み合わせられてもよい。
【0035】
ストレージ150は、プログラム、各機能部、及び各種データを記憶する。ストレージ150は、例えば、アカウントデータ151を格納してもよい。アカウントデータ151は、本実施形態の注文決済システム1におけるユーザのアカウント情報、注文履歴、決済履歴、特典情報、店舗の利用履歴などが含まれてもよい。
【0036】
また、ストレージ150は、例えば、1つ又は複数の磁気ディスク記憶装置、光ディスク記憶装置、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性固体記憶装置などの不揮発性メモリ等であってよく、これらが組み合わせられてもよい。ストレージ150の他の例としては、プロセッサ110から遠隔に設置される1つ又は複数の記憶装置を挙げることができる。
【0037】
1.2.決済サーバ
図2Bに、本実施形態の決済サーバの構成を示す図を示す。図2Bに示すように、決済サーバ200は、例えば、プロセッサ210、通信インターフェース220、入出力インターフェース230、メモリ240、ストレージ250、及びこれらの構成要素を相互接続するための1つ又は複数のバス260を含む。決済サーバ200は、例えば、デスクトップ、ラップトップ、その他コンピュータであってもよい。また、決済サーバ200は、汎用的なコンピュータであり、一台のコンピュータで構成されてもよいし、ネットワークN上に雲散する複数台のコンピュータで構成されてもよい。
【0038】
プロセッサ210は、ストレージ250に記憶されるプログラムに含まれるコード、又は、命令によって実現する処理、機能、又は、方法を実行する。図2Bに示すように、本実施形態のプロセッサ210は、送受信部211、選択部212、特典付与部213、及び決済処理部214として機能してもよい。
【0039】
送受信部211は、店舗に設置されたコード情報またはコード情報が示す情報をユーザ端末100から受信する。また、送受信部211は、第1特典が付与されたことをユーザ端末100に送信してもよい。
【0040】
選択部212は、コード情報に基づいて、前記店舗が所定の決済方法に対応すると判断された場合に、前記店舗の通常メニュー情報とは異なる専用メニュー情報に関する情報を、前記ユーザ端末に送信してもよい。また、選択部212は、店舗に設置されたコード情報が所定の決済方法に対応するか否かを判定してもよい。
【0041】
具体的には、選択部212は、店舗データ251を参照し、コード情報またはコード情報が示す情報に基づいて、所定の決済方法を利用可能か否かに関する情報をユーザ端末100に送信してもよい。また、店舗に設置されたコード情報が所定の決済方法に対応する場合、選択部212は、店舗が所定の決済方法を利用可能かであるときはその情報に代えて又は加えて、専用メニュー情報に関する情報をユーザ端末100に送信してもよい。さらに、選択部212は、コード情報が所定の決済方法に対応しない場合、その旨をユーザ端末100に送信してもよいし、通常メニュー情報に関する情報(第1アドレス)をユーザ端末100に送信してもよい。
【0042】
ここで、店舗データ251の一例を図3Aに示す。図3Aに示すように、店舗データ251には、店舗を一意に識別するための店舗ID、コード情報、所定の決済方法への対応に関する情報、専用メニューに関連する第3アドレスなどが記録されてもよい。ここで、コード情報は、コード情報が示す情報(第1アドレス)であってもよい。
【0043】
特典付与部213は、コード情報に基づいて、店舗が所定の決済方法に対応すると判断された場合に、ユーザに対して第1特典を付与する。また、特典付与部213は、ユーザに対して前記第1特典が付与されたことを通知する。さらに、特典付与部213は、決済がされた場合に、ユーザに対して第2特典を付与してもよい。
【0044】
決済処理部214は、メニュー情報に基づく注文の決済処理を、所定の決済方法で実行する。具体的には、決済処理部214は、ユーザ端末100又は店舗のPOSシステムから、店舗に設置されたコード情報に応じた所定の決済方法で決済する旨の要求を受信する。決済処理部214は、ユーザ端末100と店舗端末300に対して、決済処理が完了した旨の情報を送信してもよい。
【0045】
ここで、ユーザデータ252の一例を図3Bに示す。図3Bに示すように、ユーザデータ252には、ユーザを一意に識別するための店舗ID、ユーザ名、取得した第1得点、第2得点に関する情報、その他決済処理に必要な情報などが記録されてもよい。
【0046】
ストレージ250は、例えば、ユーザデータ252と店舗データ251を格納してもよい。ユーザデータ252は、本実施形態の注文決済システム1における各ユーザのアカウント情報、注文履歴、決済履歴、特典情報、店舗の利用履歴などを含んでもよい。また、店舗データ251は、店舗の商品情報、店舗が対応する決済方法などを含んでもよい。
【0047】
その他、プロセッサ210、通信インターフェース220、入出力インターフェース230、メモリ240、ストレージ250、及びバス260の構成は、プロセッサ110、通信インターフェース120、入出力インターフェース130、メモリ140、ストレージ150、及びバス160と、同様としてもよい。
【0048】
1.3.店舗端末
図2Cに、本実施形態の店舗端末の構成を示す図を示す。図2Cに示すように、店舗端末300は、例えば、プロセッサ310、通信インターフェース320、入出力インターフェース330、メモリ340、ストレージ350、及びこれらの構成要素を相互接続するための1つ又は複数のバス360を含む。店舗端末300は、例えば、デスクトップ、ラップトップ、その他コンピュータであってもよい。また、店舗端末300は、汎用的なコンピュータであり、一台のコンピュータで構成されてもよいし、ネットワークN上に雲散する複数台のコンピュータで構成されてもよい。
【0049】
プロセッサ310は、ストレージ350に記憶されるプログラムに含まれるコード、又は、命令によって実現する処理、機能、又は、方法を実行する。図2Cに示すように、本実施形態のプロセッサ310は、注文受付部311として機能してもよい。
【0050】
注文受付部311は、オーダーサーバ400から注文に関する情報を受信し、注文に関する情報を店舗端末300に表示制御してもよい。
【0051】
ストレージ350は、例えば、メニューデータ351や決済データ352を格納してもよい。メニューデータ351は、店舗の商品情報などを含んでもよい。決済データ352は、決済履歴を含んでいてもよい。
【0052】
その他、プロセッサ310、通信インターフェース320、入出力インターフェース330、メモリ340、ストレージ350、及びバス360の構成は、プロセッサ110、通信インターフェース120、入出力インターフェース130、メモリ140、ストレージ150、及びバス160と、同様としてもよい。
【0053】
1.4.オーダーサーバ
図2Dに、本実施形態のオーダーサーバの構成を示す図を示す。図2Dに示すように、オーダーサーバ400は、例えば、プロセッサ410、通信インターフェース420、入出力インターフェース430、メモリ440、ストレージ450、及びこれらの構成要素を相互接続するための1つ又は複数のバス460を含む。オーダーサーバ400は、例えば、デスクトップ、ラップトップ、その他コンピュータであってもよい。また、店舗端末300は、汎用的なコンピュータであり、一台のコンピュータで構成されてもよいし、ネットワークN上に雲散する複数台のコンピュータで構成されてもよい。
【0054】
プロセッサ410は、ストレージ450に記憶されるプログラムに含まれるコード、又は、命令によって実現する処理、機能、又は、方法を実行する。図2Dに示すように、本実施形態のプロセッサ410は、選択部411や注文処理部412として機能してもよい。
【0055】
選択部411は、店舗データ451を参照し、コード情報(第1アドレス)又は第3アドレスに基づいて、通常メニュー情報又は専用メニュー情報をユーザ端末100に送信してもよい。
【0056】
ここで、店舗データ451の一例を図3Cに示す。図3Cに示すように、店舗データ451には、店舗を一意に識別するための店舗ID、通常メニュー情報、専用メニュー情報などが記録されてもよい。
【0057】
注文処理部412は、ユーザ端末100から注文に関する情報を受信し、注文に関する情報を店舗端末300に表示制御してもよい。この際、注文処理部412は、注文に関する情報と合わせて、ユーザ端末100からユーザに関する情報や、店舗の席番号に関する情報を、受信してもよい。これにより、受信した注文とユーザや店の席番号とを対応付けることができる。
【0058】
ストレージ450は、例えば、店舗データ451を格納してもよい。店舗データ451は、店舗の通常メニュー情報や専用メニュー情報などを含んでもよい。
【0059】
その他、プロセッサ410、通信インターフェース420、入出力インターフェース430、メモリ440、ストレージ450、及びバス460の構成は、プロセッサ110、通信インターフェース120、入出力インターフェース130、メモリ140、ストレージ150、及びバス160と、同様としてもよい。
【0060】
1.4.動作処理
図4及び図5を参照し、本実施形態に係る情報処理装置の処理と各機能部の詳細について説明する。図4は、コード情報に基づいて、店舗が所定の決済方法に対応すると判断された場合において、本実施形態における注文決済システム1が行う処理を示すシーケンス図の一例を示す。ユーザ端末100には、決済を行うことのできるアプリケーション(以下「決済アプリ」ともいう。)が起動されているものとする。なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は、本開示の技術思想の範囲内において可能な限り変更されてよく、また、適宜、ステップの省略、置換、および追加が可能である。
【0061】
ステップS401において、ユーザは、決済アプリの機能として備えられたコード読み取り機能を用いて、2次元コードを読み取る。例えば、ユーザの操作により、ユーザ端末100の撮像装置131が店舗に設置された2次元コードを撮像することで、ユーザ端末100は、2次元コードに関する情報を読み取る。ここで、2次元コードとは、光学的検知装置が、照射した光の反射を所定の方式に基づいて電気信号に変換でき、その電気信号を対応するコンピュータコードに変換可能なものをいう。2次元コードの例としては、QRコードなどが挙げられる。2次元コードに関する情報には、例えば、当該店舗のメニュー情報を取得するためのアドレスに関する情報などが含まれている。
【0062】
ステップS402において、ユーザ端末100の制御部112は、2次元コードに関する情報を決済サーバ200に送信する。この際、2次元コードが示す第1アドレスと、決済サーバの第2アドレスとは異なっていてもよい。また、ユーザ端末100の制御部112は、アカウントデータ151を参照して、ユーザを特定する情報を2次元コードに関する情報とともに決済サーバ200に送信してもよい。
【0063】
ステップS403において、決済サーバ200の送受信部211は、店舗に設置されたコード情報またはコード情報が示す情報をユーザ端末から受信し、選択部212は、店舗データ251と2次元コードに関する情報に基づいて、店舗で利用可能な決済方法を確認する。
【0064】
そして、店舗が所定の決済方法に対応する場合には、ステップS404において、決済サーバ200の特典付与部213は、第1特典をユーザに付与する。
【0065】
第1特典は決済方法で利用可能な特典であってもよい。例えば、決済サーバ200の特典付与部213は、第1特典として、店舗の電子スタンプカードにスタンプを付与してもよい。スタンプは、例えば、所定数集めることにより、特定のクーポンや商品と交換できるものであってもよい。また、電子スタンプカードは、店舗ごとに用意されていてもよい。
【0066】
また、店舗で所定の決済方法が利用可能な場合には、ステップS405において、決済サーバ200の選択部212は、専用メニューに関する情報を取得してもよい。
【0067】
ステップS406において、決済サーバ200の特典付与部213は、第1得点の付与の通知をユーザ端末100に対して送信する。この際に、決済サーバ200の選択部212は、専用メニューに関する情報をユーザ端末100に対して送信してもよい。
【0068】
ステップS407において、ユーザ端末100の制御部112は、ユーザに対して第1特典が付与されたことを表示制御する。例えば、ユーザ端末100の制御部112は、スタンプカードに対してスタンプが押されるアニメーションを表示制御してもよい。
【0069】
また、この際に、ユーザ端末100の制御部112は、所定の決済方法を利用するか否かを選択するオブジェクトを表示制御し、ユーザからの選択を受け付けてもよい。そして、ユーザが所定の決済方法を選択した場合には、ユーザ端末100の制御部112は、決済処理において利用可能なクーポンやポイントを表示制御してもよい。ここで、利用可能なクーポンが複数ある場合には、ユーザ端末100の制御部112はそれらを選択可能に表示制御してもよい。また、ユーザ端末100の制御部112は、1つのクーポンのみを選択できるように表示制御してもよいし、複数のクーポンを選択できるように表示制御してもよい。
【0070】
なお、ユーザが所定の決済方法を選択した場合には、それ以降の処理は、後述する図5のステップS508以降と同様とすることができる。具体的には、ユーザ端末100の制御部112は、コード情報に基づいて、オーダーサーバ400へ通常メニューを要求してもよいし、決済アプリを終了して、注文専用の別のアプリケーション(以下「注文アプリ」ともいう)に遷移してもよい。
【0071】
ステップS408において、ユーザ端末100の制御部112は、受信した専用メニューに関する情報(第3アドレス)に基づいて、オーダーサーバ400へ専用メニューを要求してもよい。そして、ステップS409において、オーダーサーバ400の選択部411は、専用メニューを取得し、ステップS410において、オーダーサーバ400の選択部411は、専用メニューをユーザ端末100に送信してもよい。
【0072】
ステップS411において、ユーザ端末100の制御部112は、店舗の専用メニュー情報を表示制御してもよい。表示制御される専用メニューの値段は、ステップS407において、ユーザが選択したクーポンが適用された値段であってもよい。
【0073】
ステップS412において、ユーザ端末100の注文処理部113は、ユーザの操作に応じて、表示制御された専用メニュー情報に基づく注文を受け付け、オーダーサーバ400に送信してもよい。また、ステップS413において、オーダーサーバ400の注文処理部412は、ユーザ端末100から受信した注文情報を、店舗端末300へ送信してもよい。なお、これに代えて、ユーザ端末100の注文処理部113は、注文情報を店舗端末300に送信してもよい。
【0074】
図4に示すように注文は複数回繰り返すことができる。また、ステップS412,ステップS413における一連の注文処理は、決済アプリが実行する処理の一つであってもよく、注文アプリに遷移しないで実行してもよい。
【0075】
ステップS414において、ユーザ端末100の決済処理部114は、ユーザの操作に応じて、決済要求を受け付け、決済サーバ200に送信する。この際、ユーザ端末100の決済処理部114は、決済において利用可能なクーポンやポイントを表示制御してもよい。そして、ユーザ端末100の決済処理部114は、ユーザの操作に応じて、利用するクーポンやポイントに関する情報を、決済要求とともに決済サーバ200に送信してもよい。
【0076】
ここで、利用可能なクーポンが複数ある場合には、ユーザ端末100の決済処理部114はそれらを選択可能に表示制御してもよい。また、ユーザ端末100の決済処理部114は、1つのクーポンのみを選択できるように表示制御してもよいし、複数のクーポンを選択できるように表示制御してもよい。
【0077】
ステップS415において、決済サーバ200の決済処理部214は、決済処理を実行する。この際、決済サーバ200の決済処理部214は、ユーザを識別し、当該ユーザに対して受信した決済金額に関する情報に基づいて決済処理を実行する。決済サーバ200の決済処理部214は、例えば、決済金額がユーザに対応付けられた決済限度額以下である場合に決済処理を実行し、決済金額が決済限度額より大きい場合に決済処理を実行しないようにしてもよい。
【0078】
ステップS416において、決済サーバ200の特典付与部213は、所定の決済方法で決済がされた場合に、ユーザに対して第2特典を付与してもよい。第2特典は、スタンプ、クーポン、ポイント等であってもよい。
【0079】
ステップS417において、決済サーバ200の決済処理部214は、決済処理の結果を、ユーザ端末100と店舗端末300に送信してもよい。また、この際に、決済サーバ200の特典付与部213はユーザに対して第2特典が付与された旨の通知を、ユーザ端末100に送信してもよい。
【0080】
次に、図5に、コード情報に基づいて、店舗が所定の決済方法に対応しないと判断された場合において、本実施形態における注文決済システム1が行う処理を示すシーケンス図の一例を示す。図5に記載のステップは、店舗が所定の決済方法に対応しないと判断する点以外は、図4に記載のステップと同様とすることができる。
【0081】
ステップS501において、ユーザは、決済アプリの機能として備えられたコード読み取り機能を用いて、2次元コードを読み取り、ステップS502において、ユーザ端末100の制御部112は、2次元コードに関する情報を決済サーバ200に送信する。これらステップS501,S502は、ステップS401,402と同様とすることができる。
【0082】
ステップS503において、決済サーバ200の送受信部211は、店舗に設置されたコード情報またはコード情報が示す情報をユーザ端末から受信し、選択部212は、店舗データ251と2次元コードに関する情報に基づいて、店舗で利用可能な決済方法を確認する。
【0083】
そして、店舗が所定の決済方法に対応しないと場合には、ステップS506において、決済サーバ200の選択部212は、その旨をユーザ端末100に送信してもよいし、通常メニュー情報に関する情報(第1アドレス)をユーザ端末100に送信してもよい。
【0084】
ステップS507において、ユーザ端末100の制御部112は、店舗が所定の決済方法に対応しない旨を表示制御してもよい。そのあと、ユーザ端末100の制御部112は、コード情報に基づいて、オーダーサーバ400へ通常メニューを要求してもよいし、決済アプリを終了して、注文専用の別のアプリケーション(以下「注文アプリ」ともいう)に遷移してもよい。
【0085】
ステップS508において、ユーザ端末100の制御部112は、決済アプリの処理として、コード情報に基づいて、オーダーサーバ400へ通常メニューを要求してもよいし、決済アプリを終了して、注文専用の別のアプリケーション(以下「注文アプリ」ともいう)に遷移してもよい。
【0086】
そして、ステップS509,S510,S511において、オーダーサーバ400の選択部411は、店舗データ451を参照して通常メニューを取得し、取得した通常メニューをユーザ端末100に送信してもよい。また、ステップS511において、ユーザ端末100の制御部112は、通常メニュー情報を表示制御してもよい。
【0087】
次いで、ステップS512において、ユーザ端末100の注文処理部113は、ユーザの操作に応じて、表示制御された専用メニュー情報に基づく注文を受け付け、オーダーサーバ400に送信してもよい。また、ステップS513において、オーダーサーバ400の注文処理部412は、ユーザ端末100から受信した注文情報を、店舗端末300へ送信してもよい。
【0088】
2.情報処理方法
本実施形態のユーザ端末の情報処理方法においては、2情報処理装置が、店舗に設置されたコード情報を読み取る読取ステップと、前記コード情報に基づいて、前記店舗が所定の決済方法に対応すると判断された場合に、前記店舗のメニュー情報を表示制御し、かつ、ユーザに対して第1特典が付与されたことを表示制御する表示制御ステップと、前記メニュー情報に基づく注文の決済処理を、前記所定の決済方法で実行することを、決済サーバに対して要求する決済処理ステップと、を実行する。
【0089】
また、本実施形態の決済サーバの情報処理方法においては、情報処理装置が、店舗に設置されたコード情報または前記コード情報が示す情報をユーザ端末から受信する受信ステップと、前記コード情報に基づいて、前記店舗が所定の決済方法に対応すると判断された場合に、前記ユーザに対して第1特典を付与し、前記ユーザに対して前記第1特典が付与されたことを通知する特典付与ステップと、前記店舗のメニュー情報に基づく注文の決済処理を、前記所定の決済方法で実行する決済処理ステップと、を実行する。
【0090】
なお、本実施形態の方法の具体的態様については、上記動作処理で述べているため、ここでは詳細な説明は省略する。
【0091】
3.プログラム
本実施形態のユーザ端末のプログラムにおいては、情報処理装置に、店舗に設置されたコード情報を読み取る読取ステップと、前記コード情報に基づいて、前記店舗が所定の決済方法に対応すると判断された場合に、前記店舗のメニュー情報を表示制御し、かつ、ユーザに対して第1特典が付与されたことを表示制御する表示制御ステップと、前記メニュー情報に基づく注文の決済処理を、前記所定の決済方法で実行することを、決済サーバに対して要求する決済処理ステップと、を実行させる。
【0092】
また、本実施形態の決済サーバのプログラムにおいては、情報処理装置に、店舗に設置されたコード情報または前記コード情報が示す情報をユーザ端末から受信する受信ステップと、前記コード情報に基づいて、前記店舗が所定の決済方法に対応すると判断された場合に、前記ユーザに対して第1特典を付与し、前記ユーザに対して前記第1特典が付与されたことを通知する特典付与ステップと、前記店舗のメニュー情報に基づく注文の決済処理を、前記所定の決済方法で実行する決済処理ステップと、を実行させる。
【0093】
プログラムは、読み取り可能な記録媒体に記録された物であってもよい。なお、本実施形態のプログラムが実行する処理の具体的態様については、上記動作処理で述べているため、ここでは詳細な説明は省略する。
【産業上の利用可能性】
【0094】
本発明は、店舗の注文決済システムを構成する情報処理装置として産業上の利用可能性を有する。
【符号の説明】
【0095】
1 注文決済システム、100…ユーザ端末、110…プロセッサ、111…読取部、112…制御部、113…注文処理部、114…決済処理部、120…通信インターフェース、130…入出力インターフェース、131…撮像装置、132…表示装置、140…メモリ、150…ストレージ、151…アカウントデータ、160…バス、200…決済サーバ、210…プロセッサ、211…送受信部、212…選択部、213…特典付与部、214…決済処理部、220…通信インターフェース、230…入出力インターフェース、240…メモリ、250…ストレージ、251…店舗データ、252…ユーザデータ、260…バス、300…店舗端末、310…プロセッサ、311…注文受付部、320…通信インターフェース、330…入出力インターフェース、340…メモリ、350…ストレージ、351…メニューデータ、352…決済データ、360…バス、400…オーダーサーバ、402…ステップ、410…プロセッサ、411…選択部、412…注文処理部、420…通信インターフェース、430…入出力インターフェース、440…メモリ、450…ストレージ、451…店舗データ、460…バス。
図1
図2A
図2B
図2C
図2D
図3A
図3B
図3C
図4
図5